松本七郎 衆議院議員
28期国会発言一覧

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松本七郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは松本七郎衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

松本七郎[衆]本会議発言(全期間)
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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 衆議院本会議 第3号(1958/10/01、28期、日本社会党)

○松本七郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、岸首相の施政方針演説に対し、外交政策の主要な諸点につき、首相並びに外相に質疑を行わんとするものであります。  日米安全保障条約の改訂問題、これがいよいよ具体的段階に入って参りましたことと、緊迫せる台湾海峡の事態に対して日本政府がいかなる見解と方策をもって臨むかというこの二つの問題は、日本のみならず、世界の平和に直接かかってくる問題であると同時に、岸内閣の基本的性格がきわめて端的に、具体的に現われるという点におきまして、ひとり日本国民のみならず、今や世界の注目すべき重要問題となって参っておるのであります。(拍手)  台湾の情勢は、日本国民にとって……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 衆議院本会議 第28号(1959/03/24、28期、日本社会党)

○松本七郎君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ベトナム賠償に関し、岸首相並びに関係閣僚に緊急質問を行わんとするものでございます。(拍手)  社会党は、従来から、政府がベトナム賠償交渉を南ベトナムのゴ・ディンジェム政府のみを相手に進めているのに対して、ベトナムの統一を阻害するものであり、アジアの平和に害ありとして、強く反対してきたのでございます。もし、政府がこの誤まった方針を変えることなく、賠償協定の調印を強行する場合には、北ベトナムと日本との貿易にも重大な支障を来たすばかりでなく、ひいては社会主義諸国との関係をも悪化させることになり、日本にとって大きな不利益を招くのみならず、平和のため好ま……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 衆議院本会議 第5号(1959/10/30、28期、日本社会党)

○松本七郎君 私は、日本社会党を代表し、ベトナム賠償に関して首相並びに外務大臣に質問いたします。  われわれの憂国的警告と強い反対にもかかわらず、政府はついに調印を強行し、批准を求めて参りました。ベトナム賠償は、時の経過とともに、ますますその不当性が明らかになってきております。日本社会党といたしましては、今後、予算委員会、外務委員会その他の関係委員会におきまして、確実な根拠に基づき、その不当性を暴露しつつ、微に入り細にわたり、克明にその疑惑を究明する方針でございます。(拍手)従って、ここでは、きわめて原則的な問題の若干についての質疑にとどめておきたいと思います。  まず第一は、賠償に対する基本……

松本七郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

松本七郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 外務委員会 第4号(1958/06/27、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 前会、一昨日の委員会で大西委員から沢田発言の問題が質問されたのですが、当時はまだ調査されておらないというきわめてのんきな御答弁だったのですが、ああいう重要な発言の問題を提起されたのですから、おそらくすぐ調査されたと思うのですが、その後の外務大臣としての御意見はいかがでございますか。
【次の発言】 それでその沢田さんの釈明によって、沢田発言というものを大臣としては認められるのですか。
【次の発言】 その精神と違った発言であったとして、沢田氏の釈明によって客観的に記録に残っておることと沢田さんの考えておることとは必ずしも一致してなかったというふうに大臣はその報告に基いて解釈されて……

第29回国会 外務委員会 第5号(1958/07/03、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 入国管理局がまだお見えになりませんが、せっかく井上外事部長さんに参考人としておいで願いましたから……。実は大村収容所で、十三人ばかりハンストに入っておるという事態になっておるのですが、先般井上外事部長は、例の朝鮮赤十字からの差し入れの送金を中心に現地に行かれて、向うの事情をいろいろ視察されたりして、最近の事情がおわかりだろうと思います。日赤としてのお考えなり、最近の向うの状態、それから特に今申しました朝鮮赤十字からの差し入れ金処置の問題、今後大村収容所の、特に朝鮮民主主義人民共和国に帰還したいという希望を表明しておる人たちの問題に、一体どう対処したらよいかというようなことにつ……

第29回国会 外務委員会 第6号(1958/07/04、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 時間がないので二、三簡単にお伺いしたいと思います。  この前、澤田発言の問題で、澤田さんが当委員会に来られたときに、社会党側から、韓国の政府は三十八度線以内の限定政府だ、そういう建前で交渉に臨んでいるかという確認を得ようとした。ところが澤田大使は、いや、法的に全朝鮮に支配の及ぶ正統政府だという発言をされたのです。これは非常な重大な問題なのですが、外務大臣はこの澤田発言に賛成なのかどうか。
【次の発言】 正統政府として認めていると言われますけれども、今まで長い間の外務省、特に条約局の当委員会における説明では、正統政府として認めているのではない。正統政府と認めているならば、当然在……

第29回国会 外務委員会 第8号(1958/07/11、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 先ほどからの田中さんのお話にも、日韓の会談の状況により、あるいは国会の審議の状況によってさえ、拿捕がひどくなったり弱くなったりするというお言葉がありました。それから山本さんの、収容所あるいは刑務所での生活を通じても、待遇その他が日韓会談と関係があるというようなお話があったのでありますが、私が特にお伺いしたいのは、山本さんの場合ですが、待遇状態あるいは日韓会談の進行状況、これをにらみ合せて、あなた御自身がこれは何か深い関係があるなと感知されたのか、それとも向うの官憲がはっきりとそういうことを、日韓会談がこういう状態になっておるからこうなるのだというようなことが明らかに皆さん方に……

第29回国会 外務委員会 第9号(1958/07/28、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 ただいま外務大臣から中東問題についての日本の態度、これまでとったいきさつの御説明があったわけでございますが、この中東問題は日本の外交の根本に触れる非常に重大な問題であり、特に岸内閣が今まで唱えて参りました外交三原則のかなえの軽重を問うほどの具体的な問題であったと思うのであります。そういう観点から、この問題に対する政府のとった態度を見て参りますると、非常に根本的な重要な問題について、われわれ納得できないところが多分にあるわけであります。今の御説明の中にもちょっとありましたけれども、アメリカの派兵が憲章違反であるかどうかということについてはなお疑いがある、こういうふうな言葉の端に……

第29回国会 外務委員会 第10号(1958/07/30、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 一昨日の外務大臣の答弁、それから本日の総理の答弁で、アメリカの軍事介入は適当ではない、こういう答弁が両者からなされたのでございまするが、最初に確認しておきたいのは、このことは適当ではないけれども必ずしも国連憲章違反ではない、こういう意味でございましょうか。総理大臣からはっきります確認したいのです。
【次の発言】 国際連合の警察軍が出動する場合はどういう場合か。たとえば今回のようにレバノンにアメリカ軍が出動した、それにかわって国際連合の警察軍を派遣すべきであるというこのアメリカの決議案にいうところの国連警察軍が出動するためには、アメリカの派兵が妥当であるという確認がなければ、そ……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 外務委員会 第1号(1958/10/03、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 これは国会対策、国会運営全般の問題にかかわる重要な問題だと思います。今までもこういう事件が大なり小なりたびたび起っておる。従ってこれはひとり与党のみならず社会党においても、やはり常任委員会制度というものが中心になって運営さるべき今日、予算委員会が優先されるという傾向は、すみやかに改むべきであると私どもは考えております。外交問題については、やはり外務常任委員会が中心になって論議をやるという新しい運営の仕方を今後確立するために、委員長においても格段の努力をしてもらいたいし、またわれわれも一そうその点について努力をしたいと思いますから、佐々木委員の御意見に全面的に賛成の意をここで表……

第30回国会 外務委員会 第2号(1958/10/06、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 最初に、ニュージーランドと日本との間の今日までの貿易実績をちょっと説明してもらいたいのです。
【次の発言】 去年の輸入がふえたものの内容は何が一番ふえておりますか。
【次の発言】 貿易の拡大と円滑をさらにはかっていこうというので今度の協定が結ばれたんだろうと思うのですが、第四条によって依然としてガット三十五条の援用が除外されておらないのでございまするが、これはやはり矛盾しているのじゃないかと思います。英連邦諸国は依然としてわが国に対してガット三十五条の適用を廃止しようとしておらない。その理由は一体どこにあるのでしょうか。

第30回国会 外務委員会 第5号(1958/10/17、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 この前の本会議でわが党の淺沼書記長が、安保条約改定問題について、社会党の基本方針である解消について質問したときに、総理は、この社会党の方針は非現実的である、こういう答弁をされた。答弁の中でそういうふうに言われておる。これは、私どもに言わせれば誹謗であると思う。私どもは、安保条約ができた当時の、敗戦と、それからその後の占領状態、当時の国際情勢その他から考えて、また、今日のアメリカの極東政策、対日政策、安保条約に対する態度、こういうものを詳細に検討した結果、現在アメリカがこの安保条約改定問題にどういう態度で臨んでおるか、そういうところから、今政府がやろうとしておる改定はなかなか改……

第30回国会 外務委員会 第8号(1958/10/24、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 ラオスは日本に対する賠償請求権を放棄したわけですが、今度の技術協力協定というのは、このラオスの日本に対する賠償請求権放棄の代償として結ばれたというふうに考えていいのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、この協定を最初に言い出したのは日本側なんでしょうか、どちらからこれは発案されたのですか。
【次の発言】 かりに賠償請求権を向うが放棄しないで賠償という形になるとすれば、とても十億円じゃ済まなかったであろうと思うのですが、賠償という形であった場合には、どのくらいになる予想だったのでしょうか。
【次の発言】 そういういきさつだとすれば、先方の好意に十分報いるように、この協定を誠実……

第30回国会 外務委員会 第9号(1958/10/27、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 外務大臣の御答弁を先に求めたいのですけれども、やはり順序がありますから、最初に、日英間の協定で購入されることに予定されている動力用原子炉がコールダーホール型炉であると言われておるのでございますけれども、このコールダーホールについては、科学者の間ではこの炉の経済性あるいは安全性について相当の疑問を抱いている向きもあるように聞いておるのでございますが、そういう点に一体懸念は完全になくなったのかどうか。政府が特にこの炉を選定した理由がまだ十分われわれには説明されておりませんので、まずこの点の説明からお願いしたいと思います。

第30回国会 外務委員会 第11号(1958/10/31、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 この前から質問いたしました中で、私どもが一番中心に考えなければならぬと思う点は、三木さんもこの前の答弁で言われたようにコールダーホール改良型を買うについては、その安全性なり経済性が確実に認められなければ買わないということを言われておるわけですが、この安全性ということについて、どの程度のデータがそろっておるかということです。全然見通しなしに、安全性ということについてはかいもく見当もつかないんだ、しかし将来その安全性も確実になるであろうから、それを確認した上で買うんだ、そのための協定だけは準備としてしておくんだということではこれは済まないと思う。いやしくも協定を結ぶ以上は、多少な……

第30回国会 外務委員会 第12号(1958/11/01、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 今の問題でございますが、聞くところによると、国家が補償、するという点については、原則として全面的に国家が見るということはすでに閣議で決定されておる。そのためにわざわざ輸入燃料を国有、国家管理にするということまでやられたのであるというふうに一部では伝えられておるし、また高碕通産大臣の先般の国会における答弁によれば、そういう事実はないと言って否定されておる。非常に大事な点で一体政府の方針がどうなのかという点が非常に不明確なのですが、その点をまずはっきりしていただきたい。
【次の発言】 今の御答弁は非常に重要な御答弁で、今まで非公式に佐々本局長の答弁されておりましたことと全然違う。……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 外務委員会 第3号(1959/01/30、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 昨年から安保条約の改定に政府は乗り出したわけですが、警職法その他の情勢と、それから自民党内の意見の分裂、あるいは沖縄、小笠原を含めるということについての世論の反撃等で、一時政府も安保条約改定をあきらめるのではないかというようなことさえうわさされておりましたが、結局この前の施政方針でも述べられましたように、やはりあくまでこれはやるのだということが公けに明らかにされたわけでございます。今岩本議員の質問に対しても、はっきりした日にちはわからないけれども、大体三月末には調印の運びになるように交渉を進めたいというお言葉でございましたが、新聞の報道するところによりますと、依然として自民党……

第31回国会 外務委員会 第5号(1959/02/13、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 この在外公館の名称及び位置を定める法律等の一部改正によりまして増加する人員はどのくらいの予定でしょうか。今度新設される公館別に一つ。
【次の発言】 それから予算上の措置とその総額は……。
【次の発言】 在外公館に勤務する外務関係の公務員の給与表と、それからそれぞれ該当する職務、どういう職務の者がどういう給与を受けているか、特に下級職員の現在の給与額を中心に、おわかりでしたら御説明を願います。もしすぐにわからなければ、資料ででも、あとでいいですが……。
【次の発言】 それは資料でけっこうなんですけれども、特に下級職員の現在の給与額についてはどう考えられるのですか。仕事と見合って……

第31回国会 外務委員会 第10号(1959/03/06、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 この二重課税防止の条約でございますが、この前アメリカと結び、それからスエーデンと結び、さらに二月にはパキスタン、それから今度またノルウエーということになったのですが、この条約を締結する場合、相手国の選定というか、どの国を選ぶかについて、今まで、それから今回の基準というか、どういう事情からこれと結ぶようになったのですか。
【次の発言】 一昨年から今日までの間にアメリカ、スエーデン、ノールウェー、パキスタン、それから近く調印される見込みのデンマークとかあるいは交渉予定のインド、セイロン、そういうもの以外に経済的に関係の深い国がもっとたくさんあるわけですが、その中で締結しようとして……

第31回国会 外務委員会 第11号(1959/03/10、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 きょうは条約審議を続けるわけでございますが、その中でも、日米間の小包郵便約定についてはかなり問題点があるようでございますので、これらについて十分質問をしたいと思います。  ただその前に、緊急的に二、三質問しておきたいと思いますのは、これは実はこの前の委員会で帆足議員からもちょっと触れた問題でございますが、最近、久保田大使がベトナムへ帰任されて、政府が何か賠償交渉についての訓令を与えたということが報道されております。その訓令の内容が問題なのでありますが、この前の委員会で帆足委員の、この賠償については先走ったことをやらないようにという要望に対して、外務大臣からは、決して先走りはし……

第31回国会 外務委員会 第12号(1959/03/13、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 今の議題の質問に入る前に、委員長にちょっと資料の要求をしておきます。それはこの前の予算委員会の分科会で加藤勘十さんからインドネシアの賠償にからむ不正の疑いについてのビンタン・チモール紙の報道を詳しく知らせてくれという要求を出したのに対して、前回の外務委員会で外務大臣から報告があったわけです。しかし、その報告はただ向うの報道をそのまま伝えられておるだけであって、これを今後どう扱うかについて多少資料が必要ですので、これから申し上げる資料を至急出していただきたい。それはインドネシアに限らずフィリピンそれからビルマ、なお交渉中のベトナム一切の賠償に関する物件並びに品目その数量、価格、……

第31回国会 外務委員会 第13号(1959/03/16、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 時間の関係で三人の方の御意見を中心に、まず質問させていただきたいと思います。  私どもがこの参考人の方の御意見を聞くのは、当然法律的な立場からもまた経済的な立場、政治的な立場すべてを総合して、果してこの賠償が妥当なりやいなやという判断をするためにお聞きするわけでございますから、当然これは三者それぞれの立場をばらばらに切り離して論議することはできないわけでございます。ただいま横田先生は特に法理論を中心に御意見を吐いていただいたのでありますけれども、できるだけ私どももそれぞれ専門のお立場を中心に御質問をしたいと思います。最初に結局問題になりますのは、今南北両政府がある、しかし国境……

第31回国会 外務委員会 第14号(1959/03/18、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 最初に外務省設置法ですが、これはこの前も大臣に伺ったことですが、提案理由の説明の中に、他の省庁の機構とは何ら重複するものではないということが特に強調してあるのですが、何かそういう懸念があるのでしょうか。何も懸念がなければ、こういうことを特にあれする必要はないのですが、とかくそういう部局の統合だとか新設だとかいろいろやる場合には、どうしても――特に経済協力のようなことは外務省だけのことじゃない、ほかの省との関係があることだから、重複する危惧が生ずるのが私はむしろ当然だと思うのですが、どういう点に重複のおそれがあるのか、今度出てきたものではそういう結果にはならなかったということな……

第31回国会 外務委員会 第15号(1959/03/19、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 ブラジルとの間の通商関係がだいぶむずかしい事態に直面しておるということを聞いておるのですが、特に清算取引を現金方式に改める問題を中心に、最近の事情を少し御説明願いたい。
【次の発言】 この行き詰まりの打開策はほかに何かないのですか。ただできるだけ無理して物を買うというだけで、ほかに手はないものかどうか。
【次の発言】 せっかくブラジルがガット三十五条の適用を撤回しようと言うし、ガットの譲許表を設定してみても、今日のような事態になったのではその効果がないだろうと思うのです。やはり貿易の拡大の役に立つような方策というものが並行して、もっと積極的にやらなければ、せっかくの三十五条撤……

第31回国会 外務委員会 第17号(1959/04/01、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 今社会党のことにだんだん触れられましたので、私の方も事態を明らかにして、私どもの考え方をここに明らかにして、その上で、今証人としての喚問云々に委員長がどう処置されるか、私どももむしろ聞きたいと思う。  自民党から淺沼団長の出席要求がございましたので、私どもも検討の結果、これは非常に重要な問題について話し合いをしてきているし、外務委員会として関心のあるのは当然なことだ、従って淺沼団長のみならず、全員がここに出て、そして審議に応ずることは差しつかえない、大いにやろうということをきめたわけであります。ところが今佐々木さんも言われるように、総理大臣の出席のことでございますけれども、こ……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 外務委員会 第3号(1959/08/31、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 先般閉会中委員派遣につき議長の承認を得まして、外務委員会は李承晩ラインの視察を行うことになりました。派遣委員は、小澤委員長、松本七郎、帆足計の両委員、三名であります。  一行は八月十六日東京を出発し、十七日下関に参り、同地において第七管区海上保安本部、山口県及び下関市当局並びに日韓漁業対策西日本地方連合会関係者との懇談会に出席いたし、現地事情を約四時間にわたりまして詳細に聴取し、かつ忌憚なき意見の交換をとげたのであります。この懇談会においては、渡辺七管区本部長から李承晩ライン付近に操業する小型一本釣船一千隻、これは平均トン数五トンくらいでありまして、主として対馬の北部、西部地……

第32回国会 外務委員会 第4号(1959/09/01、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 長い期間にわたる外国旅行は、まことに御苦労様でございました。ただいまその御報告を伺ったわけでございまするが、その御苦労に比して、果してそれにふさわしいだけの成果があったかどうか、これについては、すでに世評もかなり厳しく迎えておるようでございます。私どもの見るところでも、今度の外国旅行が、果して今日の国際情勢の急速なる進展、時勢の流れによく合ったものであったかどうかという点については、疑いなきを得ないわけであります。ただいま御報告のあった具体的な問題についても、今後いろいろな審議を続けていかなければならぬと思うのでございまするが、第一に私どもが少し明確にお伺いしておきたいと思い……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 外務委員会 第6号(1959/11/12、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 議事進行。この問題は先ほど質問者もちょっと触れておりましたが、私どもは今後の条約の効力にも関係する大事な事実問題だと思うのです。その効力に関係があるかどうかは、(「関係ないと言った」と呼ぶ者あり)関係ないとは言っていないのだ、この段階では、この効力問題を云々しているのではない。その前提として事実問題を取り上げているんだ。
【次の発言】 さっきも言ったように、あの段階では、まだ効力の問題を論議しているのではない、事実問題を論議しているんだということを言っているのであって、効力の問題が疑義がないと断定しているわけではない。(「関係ないと言ったよ、速記録を見ればわかる」と呼ぶ者あり……

第33回国会 外務委員会 第8号(1959/11/16、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 今の御報告の、ベトナムの国籍を取得したという返事ですが、最後の方がちょっとはっきりしなかったのですが……。
【次の発言】 そこで外務大臣はそれをどういうふうに解釈されるか。そのフランスを通じた今の返事に基づいて、トラン――これはチャンがほんとうなんだそうです、TRはCHと発音するのだそうですが、チャン・ヴァン・フーは、それでは、以前から主張されておったように、ベトナムの国籍を持っておる、従って二重国籍である、こういう解釈をされるか、その点どうですか。
【次の発言】 そうすると、この国籍問題でもう少しはっきりさせておきたいと思うのは、ベトナムの今の国籍の選択の実情から言うと、二……

第33回国会 外務委員会 第9号(1959/11/17、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 それはおかしい。外務委員会での扱いとして、きのうわざわざ留保をつけているはずだ。これはもともと問題は議運で扱った問題だから、外務委員会も同時に穗積委員から要求した。それの扱いについて委員長からの報告は一応了承しているけれども、もともとは――今のお話では全部が了承しているというお話だった。そうではない。外務委員会の扱いとしては確かに承りました、このことを私も国会対策委員会に報告します、ただしこの問題はもともと議運で問題になった点であるから、それをどうわれわれが判断するかは、まだ了承はできないということは、きのうちゃんと留保として申し上げているはずです。その点を岡田委員に対して、……

第33回国会 外務委員会 第12号(1959/11/20、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 最初に、総理大臣初め政府当局ばかりでなしに、委員長並びに特に自民党の同僚議員の方々に、私どもの今回のベトナム賠償審議にあたっての基本的な態度、今までの論議の内容から考えまして、これからさらに問題にしなければならない点について、私どもの立場をここに明確にしておく必要があると思います。と申しますのは、これまで、あるいはチャン・ヴァン・フーの国籍問題だとか、あるいは両政権の正統性、かいらい性ということがずいぶん論議されて参りました。これは表面賠償とは関係ないかのごとく見えますけれども、実は今度のベトナム賠償問題で見のがすことのできない大事な点は、政府がとっておられるサンフランシスコ……

第33回国会 外務委員会 第13号(1959/11/21、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 私は大きく分けて四点について御質問したいと思います。第一の問題については横山さんと横田先生に御答弁を願いたい。最初横山さんの御答弁をお願いして、それから横田先生の方からお答え願いたい。それから第二点については横山さんからお願いしたい。それから第三間、第四問は中川さんにお願いしたいと思います。  最初の点は、さっき横山さんもちょっと触れましたが、一九四五年のバオダイ帝擁立による独立、これが一九四五年二月一日に、日本の最高戦争指導会議で、このバオダイ帝国に対する態度が協議され、決定されておりますね。これは当時公使をしておられて、また顧問に入られたのですから、一番関係の深い点だと思……

第33回国会 外務委員会 第17号(1959/11/30、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 実は小麦協定は非常にこまかい問題が多いので、最初大臣にお伺いして、あとお忙しいでしょうからお休みを願いたいと思います。  毎年、この小麦協定は更新して幾らか内容は変わりますけれども、こうやって繰り返しておるわけでございますが、外務大臣としては、自分の担当の責任者として、毎年のことで御関心はあるいは薄いのではなかろうかと思いますが、こういった直接のいわば外交面から離れて、専門的な農林関係の問題だとかそういうものについて、毎年の更新にあたって、世界の小麦事情等の変化に応じてはたして再検討の必要性がありやなしやというようなことについて、どの程度所管大臣と話し合いをされてきておるもの……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 外務委員会 第1号(1960/02/18、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 社会党、民主社会党並びに自民党を代表いたしまして、率直に委員長歓迎のごあいさつをいたしたいと思います。  元来、外務委員会は非常に重要な問題をかかえておるからでありますけれども、一面からいえば重要な問題でしかも意見の対立があるにもかかわらず、与野党ともよく協調し、民主的な運営を委員長を中心にやって参りました。今まで立場の相違は激しいものがありましたけれども、与党自民党から出られた委員長の適切な運営で大過なく、またむしろ模範的に運営されて参ったのであります。この点、先般のベトナム賠償のときだけやや行き過ぎがあり、議長から特におきゅうをすえられたようなことになったのは、はなはだ遺……

第34回国会 外務委員会 第4号(1960/03/17、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 同僚議員からも質問する用意をいたしておりますが、私は今までのガット加入と関連して、一点だけお伺いしておきたいと思います。  それは今議題になっておる、このスイスのガット加入の問題で、日本として一体これがどれだけの実益があるかという点について、少し具体的な、実益と思われる点をあけて御説明願いたい。
【次の発言】 欧州共同市場との関係はどういうふうに見ておられますか。
【次の発言】 共同市場と自由貿易連合と、それからアメリカとの三者の関係が最近かなり微妙なものがあるように思うのですが、その状態を少し御説明願いたいと思います。

第34回国会 外務委員会 第6号(1960/03/31、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 ちょっと議事進行について。この法律案はいろいろ検討してみるとかなり問題が多いように思うのです。それで、参議院の関係もあるでしょうが、これが正式にこっちに回ってきたのがきのうです。そして政府の説明によれば、一日から実施したいという非常にお急ぎのようだけれども、どうしてこんなにせっぱ詰まって短い審議期間で審議しなければならなくなったのか。これは問題があろうがなかろうが、審議してみて問題が出ることもあるんだし、もう少しゆとりを持って提出あるいは回付されるというような配慮をしていただかないと、審議に差しつかえがある。きょうもおそらく予定した時間よりも多く質疑がかかるだろうと思うのです……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第1号(1960/02/13、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 この大切な特別委員会の委員長に小澤佐重喜氏が就任されましたにあたりまして、社会党並びに民主社会党、つまり、野党を代表して、一言ごあいさつを申し上げたいと思います。  委員長の従来の経歴、あるいは国会における御活躍、特に外務委員会における委員会の運営の仕方、これらの点について、過去の実跡を考えてみますと、私どもは、この重大な国の運命を左右する安保条約関係の諸議案の審査にあたり、不安並びに疑いを抱かざるを得ないことを遺憾に思うのでございます。と申しますのは、昨年のベトナム賠償審議に際しまして、当初は、ただいまごあいさつにありましたように、小澤委員長は、きわめて公平な運営をされたこ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第2号(1960/02/19、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 林さんが、ただいま、条約は政府のやる行政行為だということを理由に、修正を認められない論理を立てられておるようでございますが、実はそこに根本の問題があると思うのです。そこで私は、やはり総理なり、あるいは主管大臣である藤山さんが、そういう根本の問題についての考え方をはっきりしていただかないと、実は、この条約を国会にかけて審議する、政府が提出したその基本的な態度が問題なんです。私どもが、もう少しここで解明しようというのは、もちろん議案の提出の形式ですね。先ほど森島さんが指摘されたように、この形式も非常に問題があるけれども、この形式は、条約を提出して審議する基本的な態度に合わせて、こ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第3号(1960/02/23、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 ごく簡単に、一点だけお伺いしたいと思います。結局この問題は、立法府と行政府との関係、憲法でいえば、四十一条と七十三条、この関係をどう規定し、運営するかというところにかかっておるようです。そこで非常に重要な問題でございますので、いずれ国会独自で結論を出さなければならないと思いますが、それについて、三先生の非常に貴重な御意見を伺って、私ども非常に益するところがあったのでございます。  そこで、田上先生に一点お伺いしておきたいと思いますのは、先生もやはり国会の意思を尊重するという点にはお触れになりましたし、これを無視しようというのではない、この点はよくわかるのです。しかし、この憲法……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第7号(1960/03/15、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 まず、総理にお伺いいたしますが、岸さんは、昭和十六年の十二月八日早暁に日本軍が真珠湾攻撃を敢行した当時は何をしておられましたか。
【次の発言】 十二月八日付の開戦詔書に署名されたのはいつでございますか。
【次の発言】 八日ですか。
【次の発言】 先週の参議院の予算委員会における総理大臣の、新条約第五条にいう「武力攻撃」に関する答弁の言葉をそのまま借りるならば、また、昨日、自民党の安保小委員会で、非常に多くの方が出席されて、統一解釈なるものをきめられたことが、きょうの新聞でも報道されております。自民党側では、船田政調会長、賀屋外交調査会長、小澤、草葉衆参両院安保特別委員長、政府……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第11号(1960/04/01、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 前回の二十五日における委員会の事態にかんがみまして、この際、私ども野党は、特に委員長に要求並びに要望いたしたいことがあるのであります。  それは、第一は、先般の委員会における岸総理大臣の答弁の中に、聞き捨てることのできない重要な答弁がなされておる。それは、速記録に基づいて申し上げてみますと、「そういうこと」――そういうことというのは、つまり、委員長もよく御存じのように、極東の範囲、特に金門、馬祖がこれに入るか入らないかという、わが党の横路委員の何回にもわたった質問に対して、「そういうことをここで論議することは、私は適当でないと思うわけであります……。」こういう答弁をされておる……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第23号(1960/04/26、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 総理にはっきり伺っておきたいのは、今までの政府の答弁でもはっきりしているように、米軍の自衛権の発動の場合と国連の決議、国連憲章に基づいて国連軍としての行動をする場合、この二通りがあるという説明をずっとしてきているわけです。今の岡田君の質問も、アメリカ軍の自衛権発動でなしに、国連軍が行動する場合は、今総理が言われたように、それは野放図にやるのじゃないのだ、別に協定を結んで、どの程度発動させるかは、日本が自主的にその別の協定できるのだから、野放しではないのだ、こう総理は言われる。その別の協定できめるということは、今この六条にいう極東条項があろうがなかろうが、国連軍の場合にはこの六……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第24号(1960/04/27、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 外務大臣に、アメリカとの交渉過程、特に事前協議についての交渉過程、それから、アメリカと中国と結んでおる米華条約あるいは米比条約、そういうものと対比してみると、今の外務大臣の言われるような形式論理では、われわれはとうてい納得しないわけなんです。そこで、今、岡田君がこの問題を法理的に問題を展開したわけなんです。実際問題として、基地を六条によってアメリカ軍が使いたい、こういう場合に協議する。日本側がこれをノーと言った場合に、アメリカは国連憲章に基づくところの自分の自衛権を完全に行使するためには、ぜひ日本の基地を使わなければならぬ、こういう情勢に迫られておるといたします。それであるに……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 商工委員会外務委員会連合審査会 第1号(1960/03/11、28期、日本社会党)

○松本(七)委員 だいぶ長い間の所管争いで、総理まで入ってやっとこれが決定したわけですから、おそらく単なる所管争いではなかっただろうと思います。やはりできるところの経済研究所というものに、ほんとうに成果を上げさせるために、外務省は外務省がいいという、通産省は通産省の方がいいという立場でこそ争いがなされたのだろうと思う。またそうでなければ、単なる所管争いなんというそんなばかなことはないはずだ。今外務大臣のお話を伺っておると、そこのところがさっぱりわからない。われわれとしてはこうやってきまった以上は、それは各省が協力するのはあたりまえのことで、幾ら外務省と通産省が争っても、できた以上は外務省が全面……



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データ更新日:2023/02/05

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