板川正吾 衆議院議員
30期国会発言一覧

板川正吾[衆]在籍期 : 28期-29期-|30期|-31期-33期-34期
板川正吾[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは板川正吾衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

板川正吾[衆]本会議発言(全期間)
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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 衆議院本会議 第10号(1964/12/17、30期、日本社会党)

○板川正吾君 私は、ただいま議題となりました中小企業危機打開に関する決議案に対し、自由民主党、日本社会党及び民主社会党の三党を代表して賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手)  御承知のとおり、中小企業は、わが国の産業分野の中で、生産、流通、雇用等、国民経済のあらゆる領域にわたりその基礎を形成し、生産においては全生産額の五〇%、雇用においては全労働者の八〇%、貿易においては輸出総額の五〇%を占め、わが国の社会経済上きわめて重要な役割りを果たしているのでありますが、中小企業の賃金、生産性等は大企業に比較して依然として低く、大きな格差があるのであります。  このような産業構造の二重化を解……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 衆議院本会議 第10号(1965/11/10、30期、日本社会党)

○板川正吾君 私は、日本社会党を代表して、通産大臣三木武夫君の不信任案について、若干角度を変えて賛成の討論をいたしたいと存じます。(拍手)  まず、討論に入ります前に、議長さんに要望いたします。討論時間がわずか五分という制限は、議員が国民から負託された発言権を封殺することでありまして、それは言論弾圧であり、議会政治の自殺であり、民主政治の破壊でありまするから、どうか議長の良識と権限において時間制限を解いていただきたいと思うのであります。そうして、少なくても一時間程度の討論時間を与えてくださるよう、あらかじめお願い申し上げておきます。(拍手)  ただいま自民党の澁谷議員から、不信任案の理由がよく……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第45号(1966/04/26、30期、日本社会党)

○板川正吾君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員青木正先生は、去る四月十二日、病のため、埼玉県鴻巣市の山崎病院において逝去されました。先生は、人一倍すぐれて健康な方でありましたので、御病気と伺っても必ずや御回復を見るものと信じておりました私どもは、思いがけない計報に接し、大きな衝撃を受けたのであります。まことに痛惜の念にたえません。  私は、ここに、各位の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手)  青木先生は、明治三十一年十二月、埼玉県北埼玉郡川里村の旧家にお生まれになりました。不動岡中学から東京農業大学に学び、大正九年に卒業の後……

板川正吾[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院30期)

板川正吾[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第45回国会(1963/12/04〜1963/12/18)

第45回国会 商工委員会 第2号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○板川委員 委員を代表しまして、逢澤前委員長に謝意を表したいと思います。  逢澤委員長には、三十七年七月から三十八年十月まで一年三カ月間にわたりまして、当商工委員会の委員長として重任を果たされてまいりました。この間、四十一回、四十二回、四十三回と、三つの会期を無事に商工委員長としての重責を果たして退任されるに至りましたことは、まことに惜しい限りであります。  逢澤委員長が任期中の大きな案件といいますと、何といいましても中小企業基本法の制定であります。この中小企業基本法は、多年中小企業者の要望であったのでありますが、これが四十三回国会の混乱の中に、ともかく野党の意見も十分取り入れられて成立を見た……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 オリンピック東京大会準備促進特別委員会 第2号(1964/01/27、30期、日本社会党)

○板川委員 大蔵省のいまの説明によると、人の面やそういったものについて十分対処するといいますが、税関の官吏の態度もひとつ十分に教育をしてもらいたいと思います。どこでもそうですけれども、その国の印象の第一は、入国の際の税関吏の態度です。この態度が悪いと、その国の印象がいつになってもこびりついておる。そこで、特に日本に入国するときの羽田空港の税関の態度が非常に悪いというのは定評があるのですから、別に外人だからといって卑下する必要はありませんけれども、しかし、ことばのよくわからない異国へ来た人たちに対して親切にするという意味において、態度も、それから税関を通過するときの扱い方も、便利にわかりいいよう……

第46回国会 運輸委員会 第47号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○板川委員 時間の関係で五分間だけ質問をいたします。  鉄監局長に伺いますが、最近建設公団で武蔵野線、特に東線の着工について発表がありました。この武蔵野線の工事計画の概要といいますか、そういう点をお知らせ願いたいと思います。
【次の発言】 着工線編入に三十二年四月になっております。自来七年ほど編入にはなったが工事はしておらなかった。今回の発表によると、常磐線北小金から与野に至る三十三キロの路線というふうにルートも大体きまったという発表があったわけです。そこでこの区間は電化複線でおやりになるのですか、これはわかりませんか。
【次の発言】 電化複線ということになると、もちろん相当の工事費もかかりま……

第46回国会 外務委員会 第33号(1964/06/26、30期、日本社会党)

○板川委員 大体高瀬委員が質問をされましたから、簡単に二、三点だけお伺いいたしたいのであります。  私も二年ほど前に機会を得ましてクウェートを訪れたことがあります。その際に、クウェート人の対日感情というものは、まあ親戚の者を迎えるような気持ちで、対日感情というのはあの地域では非常にいいのですね。日本の商品が至るところにありますし、また、石油の利権を欧米諸国に与えないで、サウジアラビアと一緒になってわざわざ日本に与えた、こういう非常に親日的な国です。その国の代表が四月においでになったときに日本政府の取り扱いがどうも冷たかった、こういうことで、いま高瀬委員が言われたような事実に基づいて問題が起こっ……

第46回国会 商工委員会 第2号(1964/01/31、30期、日本社会党)

○板川委員 ちょっと委員長、要望しておきたいのです。公取関係で独禁法の一部改正が出たのですが、この機会にひとつ公取で取り扱っております下請関係の諸資料と、それから問題になっておりました歩積み、両建てに対する実情調査の結果の資料、それから管理価格に対する最近の資料等を、この機会にまとめて委員会に出していただきたいと思います。ちょうどわれわれのほうも委員がかわりまして、従来の資料を持っていない人もありますから、この際ひとつ総括的な資料をそろえて出していただきたいということを要望します。

第46回国会 商工委員会 第3号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○板川委員 まだ定足に達しないようですから、定足を調べた上でやっていただきたいと思います。
【次の発言】 議員提案による電源開発促進法の一部を改正する法律案について、質疑をいたしたいと思います。  電発法の一部改正は、政府も同じ電源開発促進法の一部を改正する法律案の提案を用意しております。それからまた電気事業法の附則の中に、電源開発法の一部改正がやはり予定されておるようであります。ここで議員立法を審議することはいいのでありますが、しかし、これを審議して採決するということになった場合に、あとから政府提案が二件ほど出ますが、一事不再議ということになりませんか。それに抵触することになりませんか。この……

第46回国会 商工委員会 第4号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○板川委員 過般行なわれました大臣の産業政策の重点所信表明に関しまして、時間がございませんから、十分ほどで二、三点お伺いいたしたいと思います。  まず第一に伺いたいことは、総理が総選挙を前にしまして、所得倍増計画のひずみを直す必要がある。特に中小企業と農業については、革命的な近代化をはかる、こういうテレビの記者会見で国民に言明をして約束をいたしました。そのとき、革命的ということばを私はあまり好かないが、いいとは思いませんが、とにかく革命的な気持ちでやる、こういう言明をしておった。大臣も御承知だろうと思います。そこで今度の大臣の諸政策、本年度やっていこうという重点的政策というものをばらばらと見ま……

第46回国会 商工委員会 第8号(1964/02/14、30期、日本社会党)

○板川委員 石油資源探鉱促進臨時措置法を廃止する法律案について、若干の質疑をいたしたいと思います。  国内の石油資源開発については、三つの法律があると思う。石油及び可燃性天然ガス資源開発法、それから本法の石油資源探鉱促進臨時措置法、それと石油資源開発株式会社法、この三つの法律があると思いますが、この三法の関係をひとつ説明していただきたいと思います。
【次の発言】 本法が、地域を定めて石油を目的とする試掘権について調整をしようということで、当時は帝石あるいは民間、あるいはそういうたくさんな鉱区を設定しておったところがあったが、その後国策会社の石油資源開発株式会社、これができて主要なる鉱区を手中に……

第46回国会 商工委員会 第9号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○板川委員 私は、電源開発促進法に関する改正提案に関連しまして、電源開発株式会社の直接の監督者である通産大臣に、二、三伺ってみたいと思う。  第一は、この電源開発促進法というものと電発の実態というものが、どうも最初から今日までずっと、法律の方向と実態というものが食い違っておるように感じてなりません。私ども、電源開発促進法が議員提案で出たときの事情が実はつまびらかではないものですから、大臣は当時関係しておられたようですけれども、そこでお伺いしたいのでありますが、法の方向と実悪とが食い違っておるためにいろいろの疑念がわいてくると思うのです。たとえば、法律では、電源開発株式会社の目的は電気の供結を増……

第46回国会 商工委員会 第11号(1964/02/21、30期、日本社会党)

○板川委員 公正取引委員会、すなわち独禁法を運用する公取の使命というのが社会的に非常に注目をされてきて、特に池田内閣の所得倍増政策というのが高物価をもたらして、この物価政策ということを基盤として所得倍増政策が大きな批判を受けるようになった。その高物価の原因を探求いたしますと、管理価格なりあるいはカルテル価格なりというものがあらゆる産業の価格の形成の基盤にありまして、物価の硬直状態をもたらしておる、こういうことになっておると思うのであります。そうした国民の消費生活を守るという意味で、公正取引委員会の任務というのが重要になったというように思うのであります。そこで公正取引委員会を強化するということは……

第46回国会 商工委員会 第12号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○板川議員 私は、日本社会党提出の市場支配的事業者の経済力濫用の防止に関する法律案につきまして、提案者を代表し、その提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  御承知のように、日本経済の最も特徴的な現象は、高度経済成長策によって、産業構造の重化学工業化が進み、さらにIMF八条国移行、OECD加入等の開放体制を迎えて、大資本を中心として、資本と生産の集中、系列化がきわめて強化されてきたということであります。  もちろん、過小な規模の企業が多数乱立し、過当競争の弊害も一部に見られるところでありますが、これらの現象は、主として中小企業の側面について言えることがあって、資本面でも、生産面でも、独占的な大……

第46回国会 商工委員会 第13号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○板川委員 総務長官に伺いますが、総務長官の任務は、官房長官と二本の柱で総理を補佐するということになるわけですが、この国民経済上における公正取引委員会の任務というものについて、総務長官はどういうふうな御認識をされておるのですか。その点をまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 抽象的にはそういうことですが、政府が物価政策というものを非常に重要視して――もともと所得倍増計画の中には、物価に対する項目がなかった。所得倍増政策は、名目所得を倍増しても意味がないということを、私は商工委員会で当時の池田さんに質問したことがあるのですが、物価を上げないで所得を倍増するのだ、こういうふうな言明をしてお……

第46回国会 商工委員会 第14号(1964/02/28、30期、日本社会党)

○板川委員 総理に伺いますが、総理は総選挙を前にして新聞記者会見をして、中小企業、農業の革命的な近代化をはかる、こういうことを発言をされた。そのときに総理は、どうもわしは革命ということばはあんまり好きじゃないが、何かいいことばはありませんかということを言いながらも、少なくとも革命的な中小企業の近代化をはかるということを過般の総選挙の前に国民に公約したのであります。私どもは、それはおくればせであろうと、中小企業、農業に対して革命的な施策を打ち出すということは大いに歓迎するところでありますから、期待しておったのです。ところが今回の通常国会に出されました中小企業の六つの法案の中には、何ら革命的な対策……

第46回国会 商工委員会 第16号(1964/03/04、30期、日本社会党)

○板川委員 一点だけ独禁法に関連しまして御質問申し上げます。  現在不当表示防止法が行なわれて、特に都市中心における土地の販売等について不当表示が盛んに行なわれておるということで、この委員会でも再三議論になってまいったのでありますが、不当表示の現在の公取における扱い件数といいましょうか、あるいはその後どういう状況で不当表示が改善されてきたか、一つだけ伺っておきたいと思います。
【次の発言】 時間がございませんから、私簡単に問題を提起して、ひとつ善処を求めたいと思います。  それは、ここにこういう表示がございます。しばしば電車等に掲示されるものですが、あとでよくこれを見ていただきたいと思います。……

第46回国会 商工委員会 第22号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○板川委員 時間の関係がありますから、一言だけ伺います。  山田商店街連合会会長に伺いますが、今度予算で商店街造成について政府資金が二億五千万予算化されました。これは五カ所、三カ年計画で商店街振興組合をつくる、こういうことになっております。これは同額を府県で負担をしますと、五カ所、五億円という形になる。それとまた同額をたとえば出資によってやったとすれば、これは十億円という形になると思うのですが、そうしますと、先ほどちょっと伺っておりますと、十億、十五億という予算規模で商店街振興組合をつくっておるという予算等の報告もございました。また一面、いままでの商店街振興組合ですと、一組合百八十五万円程度で……

第46回国会 商工委員会 第23号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○板川委員 私は日本社会党を代表いたしまして、中小企業信用保険法及び中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案に対する修正案には賛成、中小企業指導法の一部を改正する法律案、中小企業信用保険法及び中小企業信用保険公庫法の一部を改正する法律案の修正部分を除く原案並びに商工組合中央金庫法の一部を改正する法律、案の三案にはいずれも反対の意を表明するものでありまして、以下反対の理由を明らかにいたしたいと存じます。  御承知のように、国の財政運営の基本原則は、憲法によって明確に定められております。すなわち、憲法第八十三条には、「國の財政を處理する權限は、國會の議決に基づいて、これを行使しなければならない……

第46回国会 商工委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○板川委員 関連して。あなたの議論を聞いていると、三十銭でも一時しのぎとしてそれで助かる者も場合によってはあるじゃないか、だからそういうことを考えると、そういう高利貸し制度も一がいにこれを禁止することはできない、したがって三十銭でもやむを得ないというふうに聞こえるのですが、しかし考え方の角度を変えれば、私はそういう考え方は通らないと思うのです。それはなぜかと言うと、いまのあなたの議論を今度歩積み、両建ての議論に置きかえてみたらいいと思うのです。歩積み、両建て、なるほど歩積みしても、両建てでたくさん取られても、それで借りられていれば中小企業の助かる者があるじゃないか、またそれで助かるからこそ歩積……

第46回国会 商工委員会 第28号(1964/04/01、30期、日本社会党)

○板川委員 それでは大臣に一言だけ伺いたいのですが、田中委員のいままでの質問に、どうも大臣の答弁があやふやで、実はわれわれ聞いておって話がわからぬのですが、それを要約しますと、今度の東発の倒産のあおりで、自己の責任でなくて取り引き中小企業者が倒産した場合、特に無担保債権者に対する対策はどうか、こういう質問をしたのです。ところが大臣は、法律の範囲でやるほかはないんだ、こういう趣旨である。一体法律の範囲内でどういうことをやるんだか、それを明らかにしてもらいたいと思うのです。金融的に、税制的に、こういう場合にどういうような方法で政府として救済し得るものか、法律的にどういう方法があるのか。いま銀行局長……

第46回国会 商工委員会 第30号(1964/04/07、30期、日本社会党)

○板川委員 大臣に一言だけお伺いいたしたいのですが、前回の委員会で、始関委員の質問に答えまして、鉱床補てん準備金というものは検討に値するというような大臣の答弁でしたけれども、鉱床補てん準備金制度をつくれということは、前に本委員会で可決をされた決議の中にもその趣旨があるのであります。これは日本の鉱業の安定的な発展のためにぜひ、その場の答弁のがれというだけではなくて、真剣にひとつ検討していただきたいということを、院の決定でもありますから要望いたしておきます。  それとやや関連した考え方なんでありますが、いま沢田委員が申されましたように、最近非鉄金属関係は非常にいわゆる好況であります。好況といっては……

第46回国会 商工委員会 第31号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○板川委員 大臣に伺いますが、池田内閣が所得倍増計画のひずみを直す、こういうことで中小企業と農業の政策に重点を置くんだということを選挙のときに公約をし、また昨年、前国会において中小企業基本法を通したときにもそうした趣旨を大臣もるる述べられておりますが、今後中小企業と農業に政策の重点を置いていくというこの池田内閣の方針には、今日においても変わりはございませんか。
【次の発言】 そこで農林省の保険課長に簡単に伺いますが、農民の場合、お百姓をしておって自己の責任でなくて災害を受けた場合に、たとえば風水害あるいは虫の害あるいは寒冷害あるいは価格の暴落、こういった自分の責任ではないその場合に受ける損害、……

第46回国会 商工委員会 第35号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○板川委員 これはあとで資料でももらいたいと思っておりますが、保険料を相当下げられるのではないかな、こうわれわれは思っておるわけです。ところが大臣の答弁によると、まあ局長の答弁もあわせて考えると、このところそうもうかっていない、それで前にかけたものがいつ赤字になる可能性を持つかもしれぬからいまちょっと待とう、こういうわけですが、この保険種別ごとに、もうかっているものと、もうかっていないものがあるのですね。たとえば普通保険の場合には非常にもうかっておって、またある保険の場合には赤字が多い。まあ普通保険が一番包括的な保険ですから、もうかっている点はなるべく下げて、そして危険率の高いのは、保険料を見……

第46回国会 商工委員会 第38号(1964/04/28、30期、日本社会党)

○板川委員 繊維工業設備等臨時措置法案の審議に入ります前に、ひとつ政府の繊維産業に対する政策というような点を大臣に伺いたいと思うのであります。  まず第一点は、わが国の経済の中における繊維産業の占むる位置を政府はどういうような評価をしているか、こういう点を伺いたいと思います。御承知と思いますが、この繊維産業はわが国の輸出の中で相当な比率を占めております。一九五〇年、昭和二十五年ですが、このときの総輸出が七億七千万ドルに対しまして、三億八千万ドルを繊維品で占めております。当時五〇%であった。五五年、昭和三十年になりますと輸出の三七%、昭和三十五年、六〇年になりますと三〇%、六一年、三十六年が二七……

第46回国会 商工委員会 第39号(1964/05/06、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人に伺いますが、まず第一に、紡績協会の田和参考人に伺いたいと思います。  今度の新法が通りますと、二対一ならば格納紡機が解除できるわけですね。そうしますと、一番多いのは綿業関係と梳毛関係ですが、個々の実態としては、二対一なら解除できるのだから、新法が通ったとたんに大部分が解除の方向に向かうだろうか、待っていましたとばかり二台廃棄して一台を稼働させるという状態になるだろうか。この間、埼玉県のほうの現地を視察したのですが、そこの経営者は、解除されて動かすとすれば、いま人手もなかなか十分ではないから、人手の要らないような、ある程度の機械の合理化したものを入れる、そのためには、二対一で……

第46回国会 商工委員会 第40号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○板川議員 補足いたしますが、私どもが提案理由の中で申し上げました「最大五社で市場の五〇%以上を占めている業種」として説明しておりますのは、こういうような寡占体制が行なわれておるという意味で申し上げておるのであります。これは提案理由をよく読んでいただけばわかるのですが、ただその占拠率が高いものについては、すべて値上がりか現行維持というが、しかしそれが下がっておるではないか、こうおっしゃっておるのであります。なるほどそれは部分的に見ればそういうものもございます。しかしいま田中議員からも説明しましたように、別の例をあげることもできるのであります。たとえばナイロン短繊維は、市場支配率が二社で一〇〇%……

第46回国会 商工委員会 第43号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○板川委員 大臣に一点、ダブっている点もありますが、簡単にお伺いいたします。  この法律は、御承知のように登録制を行なうことによって、品質の向上をはかり、輸出を振興するという点に目的がある。いま加賀田委員が言われましたように、この五年間の実績を見ますと、問題の多い双眼鏡の場合、政府の資料によっても生産はさしてふえていない。三十二年と三十六年を比較しますと、総体の生産は一〇〇対九〇で、逆に一割減っております。それから輸出の数量におきましても、三十二年を一〇〇としますと、三十六年が九〇でありまして、一割減っております。輸出金額はとんとんであります。しかし、三十八年を見ますと、三十二年から見ると生産……

第46回国会 商工委員会 第44号(1964/05/15、30期、日本社会党)

○板川委員 今回レモンの自由化が突如として行なわれた。特にわれわれが遺憾とするのは、福田通産大臣の発言でその自由化がきまった、こういうふうな報道もなされております。通産大臣がイニシアをとって突如としてこの自由化を行なったというふうにわれわれ聞いておるのです。とにかく問題があるからいままで自由化をしなかった、その問題のある品目を自由化する場合には、当然のことですが、ある程度業界に与える影響等を考慮すべきじゃないか、こう思っておるのでありますが、どういうような気持ちでこの自由化を突如として行なったのか。
【次の発言】 値段を考慮すると、消費者の立場を考えると自由化したほうがいいだろう、こういうこと……

第46回国会 商工委員会 第47号(1964/05/21、30期、日本社会党)

○板川委員 議事進行。昨日参考人ということがきまったので、読んでこなかったといえば、まあそういうこともあり得るかと思う。ですからこれはひとつ国会を尊重してもらう意味で、よく読んでいただいて、後刻もう一ぺん来ていただいて質問をするということにしてもらいたいと思うのです。
【次の発言】 それでは簡単に一点だけ伺いますが、金成社長は大山電機株式会社という会社の重役をやっておられて、やめられたのはいつですか。この点をまず伺いたい。
【次の発言】 大山電機株式会社というのが螢光灯の製造をやっておられて、最近倒産をした、こういう事実がございますか。

第46回国会 商工委員会 第48号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人に二、三伺いたいと思いますが、電子工業というのがわが国に最も適した産業だという御説、われわれもごもっともだと思います。スイスにおける時計産業のように、電子工業がわが国の代表的な産業になる適格性を持っておるのじゃないか、こう思うのでありまして、われわれもこの電子工業の今後の発展を期待しておるわけであります。  そこで、この機会に二、三伺いますが、まずこれからの産業が発展するのには、研究体制というのが重要だろうと思います。なるほど家庭電器的なものについては世界の一等水準を行っておりますが、産業用機械等におきましては、御承知のようにまだまだおくれておる。これは非常に新しい技術の開発……

第46回国会 商工委員会 第54号(1964/06/05、30期、日本社会党)

○板川委員 時間がありませんから簡単に。まず第一に木川田参考人に伺います。  第一点は、広域的な運営を強化する必要がある、それは個別私企業的な欠陥を補うものである、こうおっしゃる。それも従来の相互融通というよりも、開発の広域的な運用、一例をあげて、東北と東京と電発、この三者が一体となって開発の単一計画をつくるんだ、そうすると、このコストの中で四割を占める資本費というのが節約になって、安い電力を供給する責任を果たせる、こうおっしゃったのであります。その見通しとして、東北、東京、電発等の開発の広域的な運営によって、十年間約二千億程度の利益が生み出されるのではないか、こうおっしゃったのですが、私は、……

第46回国会 商工委員会 第55号(1964/06/09、30期、日本社会党)

○板川委員 総理を呼んで電気事業のあり方について伺いたいと思ったのですが、多忙のようでありますから、担当の経済企画庁長官に、まずこの電気事業の企業の体制のあり方という点をひとつお尋ねをいたしたいと思います。  宮澤長官は三十七年八月、東北電力の料金値上げの際に、これは値上げしてもやはり東北電力は一時的なものであって、いまの体制でいけばまた再値上げをせざるを得なくなるんじゃないか、したがって電力企業の一社化とは言わないまでも、とにかく東北電力の矛盾を解消するためには、東京電力と合併することが望ましいんじゃないか、合併はのがれ得ないだろう、こういう趣旨の発言をされておるのであります。また、池田総理……

第46回国会 商工委員会 第57号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○板川委員 議事進行についてちょっと発言したいのですが、特振法の質問に入る前に、この審議の日程について理事会の打ち合わせが不十分なので、休憩の動議を出しますから、休憩をして、理事会を再開していただきたいと思います。

第46回国会 商工委員会 第58号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○板川議員 二と三の問題について補足をいたしたいと思います。  わがほうの市場支配的事業者の経済力濫用防止に関する法律、濫用防止法、これが反対者の大きな意見というのは、独禁法の大幅な法域の拡大だ、ここに問題があるという議論が多いのであります。しかし私は、この法律は決して独禁法の法域の大幅な拡大ではないと思うのです。なぜなら、いま御承知のように、独禁法では、いまの独禁法を中心とする経済法の中で独占企業における価格、これはほとんど認可制をとられております。たとえば電気にしましても、鉄道、バス料金等にいたしましても、これは認可制をとっておる。完全独占な企業体においては、この企業体の利益と公益とを加味……

第46回国会 商工委員会 第60号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○板川委員 ただいま議題となっております中小企業団体の組織に関する法律の一部を改正する法律案に対しまして、自由民主党、日本社会党、民主社会党三党共同提案による修正案につきまして、私よりその趣旨を御説明申し上げます。  修正案文はお手元に配付してあるとおりでありますから、これを省略いたします。  次に、修正について御説明申し上げます。  修正は二つの個所について行なうのであります。その一は、第十七条第五項の改正規定中、「重大な」を「著しい」に改めることであります。これは、商工組合の地区内に大企業が進出することによって、その地区内の資格事業を営む中小企業者の経営の安定に及ぼす影響の度合いを弱めたこ……

第46回国会 商工委員会 第63号(1964/07/31、30期、日本社会党)

○板川委員 去る七月十四日の夜起こりました品川の宝組倉庫の爆発事件に関しまして、殉職された十九名の消防職員及びその家族に対しまして深甚な弔意を表するとともに、事件の原因等について究明し、あわせてこの際、相次いで惹起しつつあります産業災害の予防体制という問題について関係者に若干の質疑をいたしたいと思います。  まず消防庁に伺いますが、宝組倉庫の爆発事件のてんまつについて、ひとつ報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 まず原因の究明に入る前に一般論として伺いたいのですが、昭和三十年を一〇〇としてわが国の消防予算、それから消防関係の人員、消防能力、こういったものがどういう程度に充実をされて……

第46回国会 商工委員会 第64号(1964/09/07、30期、日本社会党)

○板川委員 きょうは石油に関する問題を二点伺いたいと思います。  第一は不良ガソリンの問題と、第二はアラビア石油の外資提携の問題、この二つの点で伺いたいと思いますが、まず不良ガソリンの問題について伺います。  ついこの間、新聞報道によりますと、不良ガソリンを使った自動車が故障して、それがエンジンの故障だろうと思ったら、実はガソリンのほうに異物が混入して、それが原因であったということがわかって、社会的な注目を引いております。最近マイカー時代と言われ、乗用車が国民生活の中に入り込んできて、また農家でも自家用車が非常に使われるようになって、ガソリンというのが一部の人たちの消費財でなくて大衆の消費財、……

第46回国会 商工委員会 第65号(1964/10/09、30期、日本社会党)

○板川委員 先日、富山化学で爆発事故があり、相次いで大阪、茨木におけるLPGの充てんタンクの爆発事故、その後埼玉県幸手町におけるエアゾール製造工場の爆発事故、その他最近非常に工場、産業災害といいましょうか、特に高圧ガスを中心として爆発事故が多いのであります。そこで私はこの間富山化学あるいは幸手の爆発事故等を調査してまいりましたので、そういった点から、ひとつ政府のこれに対する対策を伺いたいと思います。  まず第一に、九月十四日に起こりました富山化学の爆発事故、これに対する状況を簡単に報告をしていただきたいと思います。それから同時に大阪の茨木におけるプロパンガスタンクの爆発事故、それから埼玉県幸手……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 商工委員会 第1号(1964/12/04、30期、日本社会党)

○板川委員 時間がございませんから参考人に先に一、二伺います。  参考人の御意見を承っておると、こういう戦後空前の倒産というのは、金融引き締め政策ばかりが原因じゃない、構造的な要因に基づいた倒産がある、こういう考え方に立っておられるようであります。それでたとえば金融引き締めを緩和したところでこの倒産の状況を解消するというわけにはいかぬだろう、だからこれに対する対策というのは総合的な対策が必要じゃないか。中小企業庁長官もそう言われたし、参考人の方々もおそらくややその説に近いのじゃないかと思うのです。しかしこの金融関係者として原因が金融引き締め政策以外にあるんだと言うことは、一種の責任を回避するよ……

第47回国会 商工委員会 第2号(1964/12/07、30期、日本社会党)

○板川委員 大臣に質問いたしますが、きょうは予算委員会あるいは石炭委員会でも法案の関係で出席をされるので、時間がございませんから、ひとつ要点だけ簡単に申し上げて質問をいたします。  まず第一に、通商産業大臣になって、中小企業問題も当然管轄下にあるわけでありますが、大臣の中小企業政策に関する基本的な態度、一体これはどういう態度で臨まれるかどうか、その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 一つまず大臣に注文があるんですがね。中小企業政策の基本的な態度として中小企業基本法がつくられております。御承知のように昨年の通常国会で成立を見たのですが、この中小企業の基本政策の基本的な方向というのは、中小企業……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 商工委員会 第3号(1965/02/12、30期、日本社会党)

○板川委員 大臣の所信表明に関連しまして、数点にわたって大臣の所信を伺いたいと思います。  まず第一に、目下非常な問題になっておりまするニチボーのビニロンプラントの中共向け輸出について、非常な紛議をかもしておるわけであります。これは日本貿易の将来について重大な問題であると思います。まず第一に、大臣からニチボーのビニロンプラント輸出の問題についての経過を、一応報告してもらいたいと思うわけであります。
【次の発言】 ニチボーのビニロンプラント輸出問題は、経過を見ますと、三十八年の五月に中国側とニチボーとの仮契約が成立をいたしました。そして許可をされたのが四十年、まあことし一月二十一日ですか、よろし……

第48回国会 商工委員会 第7号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○板川委員 この際、私、委員会の審議と運営について、大臣と委員長に注文をしたいと思うのです。  それは、いま沢田君の質問でいろいろ注文を議員として出しております。私どもは国政調査あるいは社会党の金属鉱業調査団で現地に行ったことがあるのです。確かに北鹿地帯で金属鉱物事業団の開発によって大きな鉱脈が発見された。ところがそれが、わずかなところへ鉱業権者があっちこっちにいて、一匹の地下のウナギを頭のほうから掘ったりしりのほうから掘ったりして、やがて同じところにいっちゃうんじゃないか、こういうことを考えるのです。そうして大鉱脈の場合には、その掘ったあとの鉱害等を考えると、これはやはり各社が共同して開発し……

第48回国会 商工委員会 第8号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○板川委員 私も二、三質問をいたしたいと思いますが、YS11が試作の段階が終わって量産体制に入る。したがって、これからの問題は、量産化されたYS11をいかにして販売するかということが第一点。第二は、この航空機製造会社がYS11が成功したとすれば、次はいかなる機種を開発しようとするのか、これが当面重要な問題であろうと思うのです。そういう二点を念頭に置きながら、海部委員の質問となるべくダブらないように質問いたしたいと思います。多少ダブりますが、御了承願います。  まず法律の問題ですが、今度の法改正は、販売を強化するために、資金繰りの関係があって、政府の保証債のワクを従来の二倍から十倍にする、これは……

第48回国会 商工委員会 第9号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人に伺う前に、本日の参考人を呼んで意見を聞きたいということの中に、ニチボーの関係者を呼びたい、こういう申し入れをしたわけです。本日、ニチボーの関係者が出席をされない。しかし、新聞等によると、ニチボーの社長は、二十三日には上京して総理と会っておる、こういう報道もあります。欠席した理由が、どうも事務局に聞いてもわからない。そうすると、どうも一番の当事者のニチボーは、政府に――この問題は政府の関係の事項らしいから、政府だけに話をすれば、あとは国会はどうでもいいんだというような趣旨で欠席しておるんじゃないかと思う。国会はいわゆる国権の最高機関であるということを無視しておる感じがして、ま……

第48回国会 商工委員会 第10号(1965/03/02、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人に二、三伺いますが、まず森さんにお伺いします。  この百五十機の販売の目算についてですが、森さんはいままでも技術関係より、丸紅に籍を置かれて、今度責任者になられたことについては、販売関係に重点を置くということでその重責をになったことになるわけですが、どうでしょう、いままで検討した結果、この百五十機を売れる目算については、どういう心境と申しますか、どういう自信を持っておりますか、この点についてまず伺いたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、四十六年までに百五十機、国内ローカル線九十機、輸出三十機、官庁関係三十機を生産し、売り渡しをするこの計画というものは、多少の困難がある……

第48回国会 商工委員会 第12号(1965/03/09、30期、日本社会党)

○板川委員 この際、資料を要求したいと思いますから、委員長からひとつしかるべく取り計らっていただきたいと思います。それは、山陽特殊鋼のここ十年間の会社の推移といいましょうか、動きについてひとつ資料を出していただきたい。たとえば資本あるいは資産、それから生産の状況、労働者、人員の状況、それから特殊鋼業界において占める地位、さらに収支、損益、配当、役員のメンバー、その役員のメンバーの出身、それから下請取引とその支払い状況について、負債の内容、それから公認会計士の氏名、その他参考になる資料をひとつ早急につくって出していただきたいと思います。この問題は政府の、倒産は金融がゆるめば何とかなるだろうという……

第48回国会 商工委員会 第16号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○板川委員 黒川参考人にまず伺いますが、保安協会ですか、これは一昨年法改正によって新たに出発をして、保安基準の研究、研修あるいは保安検査、こういう業務をやっておるわけです。一年間運営をしてまいったと思うのですが、その一年間の運営の体験から考えまして、現状のままではたしていいかどうか、ひとつ率直な意見を伺いたいと思うのです。それは協会の収支関係を見ますと、一億三千万何がしが支出であって、検査料その他の収入は千四百万か、約十分の一ですね。したがって、この保安協会の運営は会員の会費によってまかなわれておる。会員がお互いに応分の会費を持つことはやむを得ないと思う。安全を確保するということが自己の経済に……

第48回国会 商工委員会 第17号(1965/03/19、30期、日本社会党)

○板川委員 私は、本日二つの問題について質問したいと思います。第一点は、不良ガソリン取り締まりの問題、第二点はシェル、昭石の外資提携問題に関する件、この二つをひとつ質問いたしたいと思います。  まず第一に不良ガソリン問題を取り上げます。昨年八月に全国的に、ガソリンスタンドで販売しておるガソリンの試買をして検査をいたしました。その結果は当委員会に報告をされましたが、その後、三十九年の十一月にも同様の試買、いわゆる試みに買ってそれを検査する、そういう検査をやったと伝えられております。それから最近では、東京都で二月二十六日ですか、百六十五店にわたるいわゆる抜き取りガソリンの検査をやった、こういうこと……

第48回国会 商工委員会 第20号(1965/03/26、30期、日本社会党)

○板川委員 私は、前に通産大臣に対して、日中貿易で当面問題になっております日立造船の船舶輸出、ニチボーのプラント輸出の延べ払い扱いに対する輸銀の扱いですね。これに対して質問をしたときに、大臣は、いま少し時間を待ってほしい、いまは何ともいえぬ、こういうことで、時間をかしてほしいということで、日立の契約は、御承知のように契約期限が三月末まで延期をされております。そうして、三月末ということになると、もうすでに政府も決意をしていんじゃないか、こう思うのであります。時期としては、もう決意をしていい時期じゃないか、こう思うのでありまして、一体、日立の船舶輸出、ニチボーのプラント輸出に対する輸銀扱いの問題は……

第48回国会 商工委員会 第23号(1965/04/02、30期、日本社会党)

○板川委員 ただいま提案いたしました中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議案につきまして、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、私からその趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。      中小企業信用保険法の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)    政府は、本法施行に当り、次の諸点につき必要な措置を講ずべきである。   一、特別小口保険の小企業者一人についての保険価額の限度額を五十万円程度に引上げるよう努めること。   二、特別小口保険の対象となる小企業者の具備すべき要件を定めるにあたつては、所得税(法人の場合は法人税)及び事業税の納税に……

第48回国会 商工委員会 第26号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○板川委員 岡崎参考人にお伺いをいたします。たいへんおくれまして恐縮でございます。  前回おいでになったときから、御承知のように非常な変化がありました。日中貿易はせっかく高碕さんや岡崎さんのお骨折りで積み重ね方式がようやく軌道に乗って、これから本格的な日中貿易が行なわれようという段階になってきたとぎに、プラント輸出に関する輸銀融資を認める、認めないということで、非常に重大な危機に直面しておる、こう思うのであります。そこで、日立造船の輸銀の融資を認めないということで中国がこの契約を破棄したということが伝えられて、事実そうだろうと思うのでありますが、この中国の日立造船の船舶輸出契約の破棄、これはほ……

第48回国会 商工委員会 第31号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○板川議員 ただいま議題となりました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案について、提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  御承知のとおり中小企業問題は、今日わが国産業経済の最も重要な課題の一つであり、最近における中小企業の危機的様相は、まことに憂慮にたえないところでありますが、こうした中小企業の危機を端的に示し、中小企業が直面している各種の問題を最も集約的に包含しているのが下請企業であります。わが国の下請取引関係は、経済の二重構造のもとで、親企業が下請企業を収奪することによって自己の資本投下を節約し、雇用労働者の労働条件抑圧の効果をおさめ、下請企業を景気変動の安全弁として利用すると……

第48回国会 商工委員会 第33号(1965/05/07、30期、日本社会党)

○板川委員 独禁法の改正に関しまして公取委員長――総務長官はどうしましたか。
【次の発言】 実は、この法案の審議にあたっては総務長官に十分質疑したいと思っております。それは、今度の法律の改正は、御承知のように株式所有に関する報告の資格を一億円から五億円に改正するという点と、もう一つは公取の組織強化の二つの点が改正の要点ですから、特にその公取の組織強化については総務長官に一応伺いたいと思っておったのですが、それでは来てから質問いたしましょう。  公取委員長に伺いますが、今回の改正で、人員が全国的に十一名増加、こういうふうに強化されるという形になったのですが、一体十一名程度で公取として満足なのかど……

第48回国会 商工委員会 第37号(1965/05/18、30期、日本社会党)

○板川委員 ただいま議題となりました下請代金支払遅延等防止法の一部を改正する法律案に対する修正案について、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その趣旨を御説明申し上げます。  修正案文はお手元に配付したとおりでありますので、時間の都合もありますから、案文の朗読は省略いたします。  修正案の各項目については、すでに審議の過程において十分論議が尽くされておりますので、ごく簡単に申し上げます。  第一点は、親事業者の範囲を拡大し、いわゆるトンネル会社を親事業者として規制するものであります。  第二点は、第四条第二項第一号の、原材料等の対価と下請代金との関係に関する規定を整備し、「差し引き……

第48回国会 商工委員会 第39号(1965/05/26、30期、日本社会党)

○板川委員 本改正案についてはすでに三党において意見が一致をして、参議院商工委員長の提案という形になったのでありますから、内容について多くを質問いたしませんが、一、二質問をいたします。  ただいまの提案ですと、通産大臣の指定する有価証券という項目を入れて、それが「商工債券等も保有できるようにする」というのが提案の理由です。この「商工債券等」ということは、たとえば中小企業金融公庫債が現在発行されておりますが、公庫債も当然含まれるものと解釈していいですか。
【次の発言】 これは通産大臣が指定する有価証券ですから、通産大臣が中小企業金融公庫の公庫債も当然指定すれば問題はないわけですね。


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 商工委員会 第2号(1965/08/02、30期、日本社会党)

○板川委員 通産大臣の通商産業政策の重点についての所信と経済企画庁長官のあいさつとに関連しまして、二、三質問申し上げたいと思います。時間の関係もございますから、私は当面特に問題になっておる点について、通産大臣に新任の大臣としての所信をひとつ伺いたいと思っておるわけであります。  まずその前に、大臣の通商産業政策の重点についての所見の発表がございましたが、この中で通産大臣はこう言っております。「経済運営の基本的姿勢」の中で「わが国経済を縮小均衡的に持っていくのではなく、積極的に拡大均衡を目ざす方向をとってまいる所存であります。」こういう所信を発表されておりますが、一面また、これは経済企画庁長官に……

第49回国会 商工委員会 第3号(1965/08/05、30期、日本社会党)

○板川委員 ただいま議題となりました私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議について、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表して、その趣旨を御説明いたします。  まず、案文を朗読いたします。    私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案)  本委員会は、最近の経済情勢における公正取引委員会の重要性にかんがみ、過去再三にわたりその機構の拡充について、附帯決議を行なってきたが、なお依然として十分ではなく、今回の改正もまた若干の拡充にとどまっている。  この際政府は、公正取引委員会の機構を抜本的に拡充強化す……

第49回国会 逓信委員会 第3号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○板川委員 私は、有線放送電話施設と公社の設備の電話局との接続の関係について若干伺いたいと思うのです。  実は具体的に町名、村名をあげてお話ししたほうがわかりいいと思いますから、それをあげて申し上げますが、埼玉県の北埼玉郡に北川辺村という村がございます。この村は南は利根川に遮断され、東側は渡良瀬川に遮断されて、茨城県と県境をなしておる。その南方が利根川と渡良瀬川の合流点、北のほうは地続きで群馬県に通じている、こういう地域なんですが、実は北川辺村で村営の有線放送を農村地帯につくろうという村会の議決が行なわれたそうなんであります。そして北川辺村としては有線放送の交換施設を隣の古河局と接続してほしい……


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第50回国会(1965/10/05〜1965/12/13)

第50回国会 日本国と大韓民国との間の条約及び協定等に関する特別委員会 第5号(1965/10/28、30期、日本社会党)

○板川委員 私の八月二日の商工委員会における通産大臣に対する質問で、当面解釈が問題になっておりますから、その間の事情を一言説明をして、通産大臣にひとつはっきりとした答弁を願いたいと思うのであります。  私が質問したのは、通産大臣の新任のあいさつの中に、イデオロギーは別として、共産圏との貿易を拡大するということを言明しておったのであります。そこで、私が過去の吉田書簡の経過をるる説明いたしております。その説明の前提になりましたのは、官房長官がかつて言った、吉田書簡は関知せずという説明があり、その後総理が予算委員会において、これは関知せずというのはいかぬという否定がありました。しかし、七月の参議院選……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 商工委員会 第3号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○板川委員 大臣に一点だけ。  いま大臣が、中小企業政策が非常に重要なので、今後ひとつ通産大臣として大いに強力に中小企業の振興政策をとっていく、そういう趣旨のお話であります。しかし、通産省、中小企業庁から出てくる法案なんというのは、ほんとうの中小企業の要望するところをうたわずに、官僚の責任のがれというようなところにどうも重点があるんじゃないか。たとえば前回の国会で、御承知のように特別小口保険制度三十万というのを認めた、無担保無保証で。このときに所得制限や居住制限なんかは、これはきびし過ぎるとわれわれが盛んに主張したんですね。しかし原案の基準でやった。やってみたら一年間に百四十億の予想がわずか七……

第51回国会 商工委員会 第7号(1966/02/23、30期、日本社会党)

○板川委員 過日の当委員会において、通産大臣、経済企画庁長官、公取委員長から、所信の表明があったわけでありますが、それに関連をいたしまして若干質問をいたしたいと思います。  まず通産大臣に伺いたいのでありますが、最近、産業界には、体制問題に関して一つの混乱があると思います。その原因はどこにあるのかというと、一つは、通産省が官民協調の方式といって、いわゆる通産省カルテルという形式で産業体制を指導しようとしている方向、もう一つは、経済秩序の基本法である独禁法に基づいて、公正な競争を通じて産業体制の強化をはかれ、こういう基本的な原則を支持する者、この二つがぶつかりあって一つの混乱をもたらしておるのじ……

第51回国会 商工委員会 第11号(1966/03/04、30期、日本社会党)

○板川委員 一言、関連して伺いますが、重工業局長に伺います。輸入炭の割り当てを指示数量に見合うようにしたということですね。これは指示数量に見合う割り当てだから必要だけ割り当てたということになる。そこで伺いたいのは、その指示数量に見合う割り当てをしたというのは行政処分ですか。行政処分なら、それによって不利をこうむった者が行政処分の不服に対する裁判の救済がある。しかし、行政処分でないとすれば、救済の方法がないじゃないですか。だからその点、行政処分として行なったのですか、それともそうじゃないのか、どっちです。
【次の発言】 ちょっと関連して伺いますが、この問題の経緯を考えてみますと、まず沢田君からい……

第51回国会 商工委員会 第12号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○板川委員 独禁法の改正に関連しまして公取委員長、総務長官その他に若干伺いたいと思うのです。  まず公取委員長にお伺いいたしますが、実は公取委員長に当委員会として正式に意見を聞く機会は、まあかわりましてからこの国会が最初です。北島公取委員長が就任早々のときに新聞等の報道によって、実は私ども非常に気にかかることばがあったのであります。それは、話せる公取委員会を目ざす北島武雄氏、こういうふうに、たいへん話せるんだ、そして見出しが、独禁法は弾力的に運営するのだ、産業政策との関連を重視したいのだ、こういうような見出しがあって、新聞に報道されております。こういう新聞報道の印象から見ると、新任の北島公取委……

第51回国会 商工委員会 第13号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○板川委員 関連して。  きのうから議論になっておったのですが、協同組合の価格協定の問題で若干質問いたします。社会党は、中小企業者の組織として、協同組合によって中小企業者を組織し、協同組合によって大企業との対抗力を持ち、そして経済の民主化をはかろう、こういうたてまえに立っております。ですから協同組合を育成しようというのがわが社会党の方針であります。ですから、以下の質疑は協同組合に対するいやがらせの質問じゃない。ただし、法的な根拠が薄い場合には、これは法的な改正なりをして正々堂々とやるべきじゃないかという意味で申し上げるのですが、いろいろ公取の資料を見たり、新聞等を見ますると、事業協同組合の価格……

第51回国会 商工委員会 第14号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○板川委員 時間がないようですから、簡単に総務長官と公取委員長に伺います。  まず公取委員長にちょっと伺うのですが、前回の下請代金支払遅延等防止法の改正をしたときに、附帯決議がついております。その附帯決議の二項に「下請取引の範囲の拡張については、現在の製造委託、修理委託に限らず、運搬、土建等も、その実態に即して適用するよう速やかに検討すること。」こういう附帯決議がついております。御承知のように、いまの下請代金支払遅延等防止法というのは、製造委託、修理委託関係の下請関係者に適用されております。実際はこの運搬や土木建築、こういう関係の下請というのが経済取引の中で大きな分野を占めておると思うんですね……

第51回国会 商工委員会 第16号(1966/03/18、30期、日本社会党)

○板川委員 この機会ですから大臣に伺っておきたい点が二つほどあります。  それはけさの新聞に通産省として重大な関心々持つ二つの問題が報道されております。第一は、西独が中国へ大型の製鉄プラントを国の保証のもとに延べ払い輸出をするということを決定されたことが一つ、もう一つは、韓国の商工次官が、ソウルの日本の吉田公使を呼んで、「韓国の一次産品への輸入制限を撤廃しない限り当分日本商社の活動を禁止すると通告した」という報道、「同紙はさらにこれは金商工次官が十六日明らかにしたものだ」こう言っております。まず西独が中国の製鉄プラント輸出を国が承認して、国の保証のもとに延べ払い輸出を認めたということは、日本の……

第51回国会 商工委員会 第18号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○板川議員 ただいま議題となりました官公需の中小企業者に対する発注の確保に関する法律案の提案理由を御説明いたします。  わが国の経済が二重構造を持ち、大企業と中小企業との間に非常な格差があることは、政府みずから常に指摘しているところであります。そしてこの経済の不合理を是正することが、今後の経済政策の基本でなければならないとされているのであります。それには、国の政策が大企業に偏重することを改め、おくれた中小企業にこそ政策の重点を置くべきであります。金融、税制、その他、財政金融全般にわたる政策を、この政策方向に沿って抜本的に是正することなくして、中小企業の振興や近代化、経済の二重構造の解消などは期……

第51回国会 商工委員会 第20号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○板川委員 土地又は建物に関する計量単位の統一に伴う関係法令の整備に関する法律案に関しまして、若干の質疑をいたしたいと思います。  まず一つ、日本のメートル法採用後の経緯というものを説明していただきたいと思う。メートル法採用以来の歴史的な経過ですね。これを説明してください。
【次の発言】 計量法の単位をメートル法で統一するということは、国民的な利益といいますか、どういうような利益があるのですか。
【次の発言】 メートル法の利点を一口に言うとどういうことになりますか。
【次の発言】 欧米等の主要国でメートル法の採用状況はどういうことになっておりますか。

第51回国会 商工委員会 第21号(1966/03/30、30期、日本社会党)

○板川委員 関連して。きのうは二つほど、あなたの言ったことと私の言うこととお互いに食い違ったような点があった。  第一点は、時間の基本単位が秒であるべきものを、時が時間の法定単位だ、あれは間違いであった。  それからゴルフ場、これは例ですから言うのですが、ゴルフ場の表示もまあヤードでいいということですが、いろいろ調べてみたら、どうもこれはヤードでいいのだというのに無理があるようですね。外国の例を見たらばヨーロッパ大陸ではメートルと、それからヤードと併用しておるそうです。本場のイギリスでも大陸からのお客さんということもあるでしょう、ヤードと(メートル)、こういうことで両方立てをしておるそうです。……

第51回国会 商工委員会 第24号(1966/04/06、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人の方に一度に全部一応質問いたしますから、各人ごとに答弁していただきたいと思います。まず加賀山参考人に伺います。  資金面では本年度の予算が二十四億円。企業の負担を入れると五十一億円程度である。こういうふうになっておると思うのですが、資金面について希望が聞かれなかったのですが、その資金面に対する事業団としての希望というものがあるだろうと思うのです。それは幾らでもほしいだけということになりますが、当面どのくらい必要か。たとえばことしはこれで予算がきまってしまったが、来年は少なくともこの程度はしてもらわないと困るというようなめどがあるのじゃないか。これをひとつ遠慮なく言ってもらいた……

第51回国会 商工委員会 第25号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○板川委員 通産大臣に伺います。  第一は鉄鋼問題であります。去る三月ですか、鉄鋼業界に永野発言というのがありました。富士製鉄の永野社長が鉄鋼業法に一つの秩序をつくるべきじゃないか、それも法律に基づいた秩序づけをすべきじゃないか、こういう発言をされておりますが、この永野発言を通産大臣はどういうふうに受け取っておるか。永野氏とその後大臣は会談をして、永野氏の意見なり真意なりというものを承知しておると思うので、大臣からひとつそれに対する所見を伺っておきたいと思います。
【次の発言】 大臣は名古屋での記者会見において、鉄鋼は基幹産業だし、政府が乗り出すよりも業界が自主的に調整することが望ましい、こう……

第51回国会 商工委員会 第26号(1966/04/13、30期、日本社会党)

○板川委員 金属鉱物探鉱促進事業団法の改正に関しまして若干質疑をいたします。  政府の鉱業政策というものをひとつこの際振り返ってみたらどうか、こう思うのです。  いままでの政府の鉱業政策というものを見ますと、どうもあらゆる問題が中途はんぱなように思うのです。金属鉱物探鉱促進事業団法の事業団にしましてもそうです。海外開発の問題にしてもそうです。それから中小鉱山の助成という問題にしても、あるいは鉱業政策全般にしても、どうも振り返ってみますると、政府の政策というのは何か中途はんぱである。この中途はんぱなのは、一体どういう認識、前提の上にそういう政策であったのかという点を振り返ってみる必要があるだろう……

第51回国会 商工委員会 第27号(1966/04/15、30期、日本社会党)

○板川委員 機械工業振興臨時措置法の一部改正案に関しまして、若干の質疑をいたしたいと思います。  まず、本法の成立以来十年間経過をしたわけでありますが、この十年間の本法の運用の実績等についてひとつ報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 十年間で三十九業種にわたって基本計画を立てて、機械工業の振興をはかってきたのでありますが、この十年間の実績の中で、一体どういう機種が一番効果をあげ、順次どういう順序に効果をあげてきたか、まあ頭から十番目くらいの順序で指摘してもらいたいと思います。
【次の発言】 機振法を今後五年間さらに延長しようということでありますが、五年間延長した場合のメリットという……

第51回国会 商工委員会 第28号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人に順次伺いたいと思います。  橘さんに伺いますが、まあ機械が九五%自由化した、こう言われております。しかし自由化されたが、まだ日本の輸出力というものは非常に低い。ですから自由化されたが、まだ競争力は十分でない、こういう結論だろうと思います。この五年間延長してさらに技術の開発等をやった場合に競争力がどういう程度になるだろうか、これをひとつ機械工業全般の立場から伺いたいと思います。  それから次に遠山さんに伺いますが、ネジの関係で日本全国で三千社あるそうであります。これは私どもしろうとから言うと、ネジというのは構造にそんなに変化があるものじゃないし、規格の統一化が非常にしやすい品……

第51回国会 商工委員会 第29号(1966/04/20、30期、日本社会党)

○板川委員 新法について大臣に若干お伺いいたします。  大臣、きのう新法について参考人を呼んで意見を伺ったのです。なかなか有益な意見がございました。その中でこういう提案がされておるのですが、大臣はそれについてどういうようにお考えでしょうか。それは、日本は技術に関する理論、これはなかなか世界的水準をいくのだ、湯川さんの理論物理学にいたしましても、あるいは成瀬教授の歯車理論にいたしましても、本多教授のはがねの理論にいたしましても、その時々の世界の水準をいく理論は開発をするのだ、ところがその技術の理論を開発しても、それをなかなか応用、使ってくれるところがないんだ、これはなぜかというと、企業は非常に進……

第51回国会 商工委員会 第33号(1966/05/10、30期、日本社会党)

○板川委員 官公需の中小企業者の受注に関する法案に関しまして、大臣並びに長官に質問をいたします。技術的な問題は長官の答弁でけっこうです。  第一の質問は、政府案と先に出されておりますわが日本社会党案との根本的な違いがあればどこか、こういう点です。長官から答弁してもらいたい。
【次の発言】 本質的には差異がないという前提で、社会党案と政府案とを比較しつつ、順次質問したいと思います。  政府案では、第一に「受注の機会を確保する」という、いわば間接的な法案の表現になっております。ところが社会党案は、「発注を確保する」といって、そのものずばりになっておりますね。受注する機会を確保することが、必ずしも発……

第51回国会 商工委員会 第34号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○板川委員 委員長、その前にちょっと……。  恐縮ですが、質問に入る前に資料の要求をいたしたいと思います。  それは、この法案に関係しまして、去る三月七日に建設事務次官の名において「中小建設業の受注機会の確保について」こういう通達が流れております。これは中小企業の建設業の受注の拡大をはかるという本法案の趣旨に基づいて、建設事務次官が通達を出したわけであります。その内容は、第一は、「発注標準を厳守し、中小工事にはみだりに大手業者を指名しないようにすること。」小さい工事には大手業者を指名するなということを第一にうたっております。第二に「地元業者の活用を図るようにすること。」ということ。第三は「中小……

第51回国会 商工委員会 第35号(1966/05/13、30期、日本社会党)

○板川委員 ちょっと確認しておきたい事項があります。その前にちょっと基礎的な数字を説明願いたいのですが、資料によると、昭和三十八年度における官公需の金額が出されております。一兆三千六百二十五億円調達が行なわれておる。こういうことになっておりますが、この中で官庁別じゃない、機関別ではなくて建設関係の需要というのはどのくらいの割合を占めておるだろうか。
【次の発言】 そこで伺いたいのは、社会党案の五条には、この間も触れましたように「官公需契約につき、国等がなす契約に関する法令又は公社等の定めの規定にかかわらず、指定業種に属する事業を営む中小企業者のみの一般競争に付することができる。」いま考えてみる……

第51回国会 商工委員会 第37号(1966/05/26、30期、日本社会党)

○板川委員 ただいま議題となりました官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律案に対する修正案につきまして、自由民主党、日本社会党及び民主社会党を代表し、その趣旨を御説明申し上げます。  まず、案文を朗読いたします。    官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律案に対する修正案   官公需についての中小企業者の受注の確保に関する法律案の一部を次のように修正する。   第三条中「公正かつ効率的な」を「適正な」に改める。 以上であります。  現在、官公需の契約については、官庁の場合は会計法、予算決算及び会計令、地方公共団体の場合は地方自治法、公社、公団の場合は公庫の予算及び決算……

第51回国会 商工委員会 第38号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○板川委員 石坂協会長にお伺いをいたします。  いま前の質問者二人が触れられました、交渉を持ってない国の招請の問題であります。いまのやりとりを伺っておりますと、石坂さんは非常に消極的であり、まだこの問題を取り上げたこともないし議論になったこともない、それから経済人としては多く参加することも望ましいが、これは自分の関係よりも政府の関係であろう、あるいは日本人の一人として、政府がつき合っていない国を招請してくれというのも無理だ、こんな議論を通じてみますと、会長自身――協会長ですよ、非常に消極的な感じを持っておるという受け取りをいたします。しかし私はこの日本万国博覧会というものを、関西の財界の関係と……

第51回国会 商工委員会 第41号(1966/06/08、30期、日本社会党)

○板川委員 茅先生にお伺いいたします。先生はテーマの委員長であると同時に、万博の理事でもあるのですが、そういう点で伺いたいと思うのであります。  統一主題「人類の進歩と調和」という問題をきめて、その基本理念という文章、実はこれはわずか千五百字の中に人類の理想像をうたい、私どもまことに名文であると思います。こういう趣旨で万博が開催され、運営されるということにわれわれは満腔の協力を惜しむものではないのであります。しかし、どうもいろいろの雑音を聞きますと、必ずしもこういう精神を理解しないで、万博をもうける万博にするとか、あるいは理解と寛容という基本理念の大きな精神を逸脱したような議論もあるものですか……

第51回国会 商工委員会 第43号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○板川委員 関連。どうも石坂さんと田中委員のやりとりを聞いておりますと、石坂さんは、多数の国が参加することはわれわれの望むところだ、こうおっしゃっておる。ところがおそらく石坂さんの腹の中は、われわれが聞こうとしていることの多数という中に中国なりという国を考えていない。中国を除く多数の国の参加を希望しているという趣旨で発言しているのだろうと私は思うのです。しかしこの万国博覧会というのは私は見本市と違うと思うのですよ。見本市は商売ですから、もうけ本位です。しかし 国博覧会というのは、条約や、この日本万国博協会で発行した、また協会できめました「人類の進歩と調和」という一つの考え方に集中されて行なう行……

第51回国会 商工委員会 第44号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○板川委員 私は、日本社会党を代表して、日本万国博覧会の準備及び運営のために必要な特別措置に関する法律案に対し、賛成の討論をいたしたいと存じます。  本案は、昭和四十五年に開催される日本万国博覧会を承認し、その準備のため特別措置を規定するものでありますが、日本万国博覧会の具体的な進行はすべて今後に残されているのでありまして、その運営いかんによっては幾多の問題が予想されるのであります。そこでこの際、あらためて日本万国博覧会についてわれわれの危惧するところを明らかにし、今後の進行過程を見守りたいと思うのであります。  言うまでもなく、日本万国博覧会は国際博覧会条約に基づくものであり、その国際的並び……

第51回国会 商工委員会 第46号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○板川委員 会期末でありますので、いままで残っておりました幾つかの案件について、この際質疑をしておきたいと思います。  まず第一に、北陸電力の値上げ問題について伺いたいと思います。  去る六月十六、七、八日、北陸電力の値上げのための公聴会が現地富山で行なわれたようでありますが、公聴会の経過状況、賛否の色分け等について公益事業局長から報告をしていただきたいと思います。
【次の発言】 賛否両論がありましたが、賛成は別として、反対論の論旨を要約するとどういうことが一番主張されましたか、どういう点が反対論の中心であったかということをひとつ個条書きであげてもらいたいと思います。


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 商工委員会 第1号(1966/07/26、30期、日本社会党)

○板川委員 参考人に伺いますが、まず鉄鋼連盟の齋藤専務に伺います。  鉄鋼が当面いろいろの問題点があることは、いま参考人の鉄鋼の労働組合の三戸さんが言われたとおりだと思います。本来ならば、ひとつ鉄鋼連盟の立場から参考人の意見を聞きたかったのですが、質問に答えてということであります。  そこで簡単に伺いますが、鉄鋼の産業秩序の問題をめぐって永野構想というのが新聞で発表されておりますが、どうも永野構想というのは、新聞で見る限りでは、当初の案と最近の二社統合案と非常に変わってきていると思っておるのです。この永野構想というのは一体どういう内容で、どういう目標を持っておるのか、私は鉄鋼連盟として把握して……

第52回国会 商工委員会 第2号(1966/07/27、30期、日本社会党)

○板川委員 きょうは通産大臣の鉄鋼の操短勧告の問題、物価問題で伺いたいと思うのであります。とりあえず経済企画庁長官に最初二、三承っておきたいと思います。  粗鋼の勧告操短をめぐって、通産省は、御承知のとおり昭和四十一年七月―九月の三カ月これを操短勧告の延長、こういう方式をとりました。若干前の指示より増量を認めておりますが、基本的には操短勧告を継続した。これに対して公正取引委員会は反対の理由を表明し、さらに再度にわたって反対の意思表示をいたしております。この粗鋼の操短勧告後の実情を見ますると、これは時期のとり方によってさらにこの比率は上がりますが、軽量形鋼のごときは、昨年の六月三十日現在に比較し……

第52回国会 商工委員会 第4号(1966/10/18、30期、日本社会党)

○板川委員 ただいまは田中委員からるる追及があったのですが、台湾バナナの輸入問題に関連しまして、いわゆる黒い霧の流行語ができておるのであります。この黒い霧の中心は、大臣、通産省です。通産省がその中心なんです。ですから、私は他の議題を質問しようと思ったのでありますが、やはりこの機会に黒い霧の根源を明確にし、そして取り除くなら取り除くで、問題があればこれを出して、やはり社会の批判に当てなければいかぬ、でなければこの問題は解決しないと思うのです。そういう意味で質問をいたしたいのでありますが、当面この問題では私は問題が二つあると思う。一つは、いま田中委員が言われましたように、台湾バナナの輸入組合長の樋……

第52回国会 商工委員会 第5号(1966/11/10、30期、日本社会党)

○板川委員 台湾バナナの輸入問題について続けて質問したいと思うのですが、この問題は、われわれどうも調べれば調べるほど黒い霧が広まっていく、こう思うのです。われわれがこの問題をこうして追及するのは、バナナがたいへんもうかるからという意味で追及しているのではないのです。それからまた、この取り扱いが違法だからけしからぬという意味でもない。しかし、政治家が法網をくぐって、合法の仮面のもとにぼろいもうけをしておるというようなあり方に利用されているところに問題があるのではないか。これが問題だ。政治家というのは金がかかるから、それくらいの程度はやむを得ないんだというなら、金のかからない政治をやるべきで、金が……


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各種会議発言一覧(衆議院30期)

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第45回国会(1963/12/04〜1963/12/18)

第45回国会 商工委員会石油及び天然ガスに関する小委員会 第1号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○板川小委員 関連して一、二お伺いしますが、政府が供給計画を発表して、その供給計画について不満があるというので、出光が石油連盟を脱退したということは、ただいま報告にも明らかですが、出光が不満とする理由というのは、率直にいって何と何ですか。たとえば、いまこの三十七年下期以降ひとつの基準として採用したものに対する不満、それだけですか。それとも他にあるのですか。その出光が不満とする、そうして連盟を脱退したという理由、それからその背景等について、わかったら、それをまず伺いたい。それからまた連盟側の主張というのはどういう点ですか。両者の間の主張の相違というものを明らかにしてもらいたい。その上でわれわれも……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○板川分科員 きょうは、私は、中小企業の政策の中で非常に重要な関係を持っております下請関係について質疑をいたしたいと思います。  まず第一に、最近下請取引の改善について通産大臣、公正取引委員会あるいは大蔵大臣あるいは経済企画庁長官、こういうまあ経済閣僚が下請関係の近代化ということについて発言をされておりますが、通産、公取、大蔵、経済企画庁から、一応ひとつ下請改善の考え方を明らかにしていただきたいと思います。
【次の発言】 大蔵の関係者を呼んだのですが来てないので、時間の関係もありますから、話を進めたいと思います。  下請取引の改善ということに対して非常な関心を持っておることはいいです。しかし、……

第46回国会 予算委員会第三分科会 第7号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○板川分科員 管理価格問題につきまして、経済企画庁長官と公正取引委員長にお伺いいたします。  政府も、物価問題、物価抑制政策の一環として管理価格の引き下げ問題に取り組んでいる、こういう方針を示しておるようでありますが、管理価格引き下げに関する政府の取り組み方といいますか、考え方というものを伺いたいと思う。
【次の発言】 いわゆる寡占状態で共同行為の伴わないもので、そうして価格は硬直しておる。そうしてだれが見ても出産性が上がり、あるいは収益が上がっておると認められておるが、しかし価格が一向に下がらないという状態があるわけですが、それを不公正な取引としてこれを具体的にどういう方法をもって引き下げる……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 外務委員会商工委員会連合審査会 第1号(1964/12/16、30期、日本社会党)

○板川委員 国際博覧会に関する条約の議定書承認に関する件について二、三質問をいたします。  まず外務大臣に伺いますが、一九二八年にパリで署名された国際博覧会条約を今日まで批准をしなかった理由というものはどこにあるんですか。署名してから三十五、六年間批准をしなかったというのは、どういう理由でありますか。
【次の発言】 博覧会条約を批准しなかったのは従来具体的な日程もなかったというのですが、しかし、紀元二千六百年を記念して昭和十一年ごろ国際博覧会を日本で開こうということが国内においては一時内定しておったんじゃないでしょうか。そうすると、全然この三十六年間博覧会条約というのは日本では議題にのぼらなか……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○板川分科員 私は中部電力の料金値上げ問題について経済企画庁長官に伺いたいと思います。 物価問題は非常に重要な政策である、真剣な態度でこれと取り組んでいく、こういうことを佐藤内閣の施政方針でも言っておるわけです。また、佐藤さん個人としても、昨年の総裁選挙に際しては、池田君の政治のやり方は生産第一主義だ、人間不在の政治じゃないかという意味の主張をしておって、特に物価問題にも触れて、物価抑制政策を非常な力を入れてやるべきだという趣旨のことも述べておる。そういう佐藤内閣が、本年早々米価やあらゆる値上げ問題と取り組んでおるし、値上げをしておるのですが、その中で、問題の多い公共料金の値上げに対する佐藤内……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 運輸委員会物価問題等に関する特別委員会連合審査会 第1号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○板川委員 今回の国鉄の運賃値上げについて一ひとつ率直な国民の気持ちを代弁して、伺いたいと思います。  まず、今回の国鉄運賃の値上げの、政府から出されておる関係資料を見ますと、実はこれこれ必要だから、これこれ値上げするのだという趣旨に貫かれております。これこれ必要だから値上げをする、こういうことで貫かれておる。その改正案の提案理由、資料の、投資計画、基本問題懇談会の意見書、国有鉄道運賃制度の概要、補正予算の資料、それから鉄道運賃改訂要綱、こういったものを一べつしますと、これこれが必要だからこれだけ値上げをする、こういう趣旨に貫かれているのですね。しかし私は、国鉄の運賃値上げの提案は、必要だから……



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データ更新日:2023/02/05

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