堀昌雄 衆議院議員
30期国会発言一覧

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堀昌雄[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは堀昌雄衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院30期)

堀昌雄[衆]本会議発言(全期間)
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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 衆議院本会議 第8号(1964/02/18、30期、日本社会党)

○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました租税特別措置法の一部を改正する法律案について、総理大臣以下関係大臣に質問をいたします。  最初に、われわれの考え方を申し上げます。  大体、租税が国会において法定されることになっておりますのは、租税が国民生活にきわめて重大な影響を持っておるからにほかなりません。その租税が公平に行なわれるのであれば、国民の義務として国民がこれに応ずるのは当然でありますけれども、公平が乱されるとするならば、その額のいかんにかかわらず、国民にとっては大きな負担となることは明らかであります。(拍手)かつて戦時中に、乏しきを憂えず、ひとしからざるを憂う……

第46回国会 衆議院本会議 第20号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案に反対の理由を申し述べます。(拍手)  本案は、わが国が国際通貨基金協定八条国へ移行するのに伴い、加盟国の義務として、国際収支上の理由で経常取引の支払いについて為替制限をしてはならないこととなるので改正を行なうのでありますけれども、これまでIMF八条国に移行いたしました国が、その移行直前に、国際収支の不安をもとにして公定歩合の引き上げを行なった国は、その例がございません。(拍手)このことはわが国の現在の外貨準備のきわめて不安定な状態を物語っておるのでありまして、わが国の現在の外貨……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 衆議院本会議 第17号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました証券取引法の一部改正について、総理大臣以下関係各大臣に質問をいたします。  まず最初に、この法案提出の背景について触れておきたいと思います。  最近の証券市場は、皆さまも御承知のように、まことに瀕死の重体でございます。昨十一日には、旧ダウ平均株価は千百六十四円六十三銭にまで低下いたしました。出来高は、この三月に入りまして平均約五千万株程度でございます。昭和三十五年以来四年半にわたって維持されておりましたこの旧ダウ千二百円というベースは、昨年一年間は、日本銀行の一千九百億円にのぼる膨大な信用の供与による日本共同証券の買い出動に……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 衆議院本会議 第26号(1966/03/11、30期、日本社会党)

○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明の行なわれた外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案につき、総理、大蔵、通産、経企、外務の各大臣にお尋ねをいたします。  ただいま大蔵大臣が申しておりましたように、この法律には三つの問題点がございます。一つは、アジア開銀に対する出資の問題であり、一つは、残額をインベントリーから一般会計に繰り入れる問題であり、一つは、韓国のオープンアカウントの整理でございます。私は、本日は、この中で特にアジア開銀に関連をいたしまして、現在の日本の海外経済協力の問題について少し政府の見解をただしておきたいと思います。  実は、昨日、私どもの同僚の武藤議員……

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委員会発言一覧(衆議院30期)

堀昌雄[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第45回国会(1963/12/04〜1963/12/18)

第45回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○堀委員 自治大臣にお伺いいたします。今回の総選挙に関する問題もいろいろございますけれども、これらにつきましてはまだ法務省の担当者が入っておりませんから、その他の問題からお伺いをいたします。  第二次選挙制度審議会は十一月下旬をもって委員が任期満了となりまして、現在は選挙制度審議会は空白の状態になっております。そこで自治大臣としては、第三次選挙制度審議会を大体いつごろから発足をさせることを考えておられるか、最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 年度が改まるというと、来年の四月からということでございますか。
【次の発言】 前回の選挙制度審議会の最終のときには、私ども選挙がありまし……

第45回国会 大蔵委員会 第2号(1963/12/13、30期、日本社会党)

○堀委員 少し専門的な問題でありますからお答えは銀行局長でけっこうです。  最初にお伺いをいたしますけれども、最近の手形交換における不渡りの実情をちょっとお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 きょうは十二月の十三日ですから、十一月の資料は当然ありますね。
【次の発言】 そうすると、十月のこの〇・九二というのは全国ですか、東京ですか。
【次の発言】 この〇・九二というのは件数ではどういうことで、大体資本金別に見るとどの程度のところに集中しておるか。
【次の発言】 手形交換が不渡りになるということが、現在の企業の全体の動きに非常にはっきり私はあらわれていると思うので、件数さえわかっていたらい……

第45回国会 大蔵委員会 第3号(1963/12/14、30期、日本社会党)

○堀委員 昨日来この砂糖消費税の問題についてはだいぶ論議をしてまいりましたけれども、きわめて政治的な問題が残っておりますので、きょうは大蔵大臣、農林大臣の御出席をいただいて政府としての今後の方針を明らかにしていただきたい、こう考えるわけであります。  私どもは、いま社会党から議員立法といたしまして砂糖消費税二十一円を撤廃する法案を提案いたしておるわけであります。御承知のように現在非常に砂糖は高くなりまして、これまででも日本の砂糖の価格は世界で最も高い、こういうことになっていたわけでありますけれども、最近の原糖の値上がりに伴いまして異常な高騰を示しておることについては、両大臣ともすでに御承知のと……

第45回国会 大蔵委員会 第4号(1963/12/17、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま提案者の説明もありましたが、最近全体として金融は引き締まり状況を加えておりまして、コールもだんだんと高くなって、現在公定歩合が昨年に比べれば二厘も低いにもかかわらず、年越しのコールは昨年を上回ろうという情勢にあるわけであります。このことは特に企業形態として金融その他に十分な力を持たない中小企業には大きな影響を与えることが予想されるわけでありまして、その点については、特に政府関係機関において、民間のこれらの金融の補完をなすべきであるというふうな考え方に基づいて、現在行なわれておるものもありますけれども、さらに情勢に応じては提案にありますような財政資金によってこれらの中小企業が金……

第45回国会 大蔵委員会 第5号(1963/12/18、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま、現在の情勢についてお伺いをいたしましたけれども、当面いろいろな問題が非常に山積をいたしておりますので、それらの問題について、逐次日銀総裁のお考えを承りたいと思います。  今度の金融引き締めが行なわれるに至りました経過については、ただいまお話のありましたように、国際収支の問題と、物価の問題というものがその主たる原因となっておりますけれども、特に開放経済を前に控えての国際収支の問題というものは、私どもも非常に安心できない情勢下にあると思っております。これまでの景気循環の幅というものはかなり長い周期を持って行なわれておりましたけれども、今回の場合は引き締めを終わって、再び引き締め……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1964/04/03、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して簡単に……。大臣は御就任早々ですから経過等つまびらかでないと思いますが、実は法律は具体的な選挙区の区割り等に関しては発言をすべきでないという趣旨だとわれわれは了解をしておるわけです。そこへ出されました答申のあり方、この答申が出されましたときは一名減、十九名増というかっこうで出されております。これは少し経過がございまして、第一次の選挙制度審議会におきましては、このアンバランスの是正というのは少なくとも文字どおりに増減をもって同数であるべきだ、十名ふやせば十名減らせということで、最終的にそれがきっちりいくのはむづかしいのではないかということを私が設問いたしましたときには、それは最……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○堀委員 二点だけお伺いをいたしたいと思います。  第一点は、公職選挙法十三条では、「衆議院議員の選挙区及び各選挙区において選挙すべき議員の数は、別表第一で定める。」となっています。それで別表がございまして、そのあとに「本表は、この法律施行の日から五年ごとに、直近に行なわれた国勢調査の結果によって、更正するのを例とする。」こういう法律になっているわけであります。今回は昭和三十五年度の国勢調査をもとにいたしまして、選挙制度審議会が今回のような答申をいたしました。そういたしますと、この法律によるところの「直近に行なわれた国勢調査の結果によって、更正するのを例とする。」ということになりますと、昭和四……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1964/04/22、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣はまだ御就任日が浅いわけでありますけれども、この公職選挙の問題というのは、実は日本の政治、民主主義の一番基盤をなしておる非常に重要な問題を扱うのでありますので、いろいろ過去等にも経緯がございますから、それらの問題を含めて、ひとつ本日は少し本質的な問題についてお尋ねをいたしておきたいと思います。  最初に、今回の国会に、現在すでに提案をされておりますところの、別表の一部改正になると思うのでありますが、選挙法の区割りの、定数の問題がかけられております。さらにもう一つ今後法案が予定をされておるように聞いておるわけでございます。そこでお伺いをいたしたいのでありますが、選挙法の改正というも……

第46回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第15号(1964/10/01、30期、日本社会党)

○堀委員 新聞紙でしか私ども承知をいたしておりませんけれども、過般、建設省の官房長及び前建設省事務次官であって現在同僚議員であります山本代議士等についてのいろいろな問題が、新聞紙上で報道されておりますので、本日は警察庁と法務省のほうで、この問題の現在までにおける経過の概要をひとつ御報告いただきたいと思います。
【次の発言】 いま法務省のほうで起訴されておる点についての概要がございましたが、この違反がわかってきた経緯というのは、一体どういうところに端緒があって、そしてこういう国家公務員法違反あるいは公職選挙法違反の事実がわかるようになったのか、その端緒のほうをちょっと警察庁のほうから御報告をいた……

第46回国会 社会労働委員会 第55号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○堀委員 最近兵庫県の地方最低賃金審議会におきまして、労働者委員全員の反対の中で業者間協定に基づくところの最低賃金の取り扱いの決定が行なわれるという事案がございました。これは尼崎市における関西電力兵庫火力事務所の下請をいたしております兵庫県電気事業関連産業の関係の者、それから尼崎市の機械金属製品製造業の団体であります尼崎中小企業振興会に関連をする団体、尼崎製鉄株式会社の下請でありますところの鉄鋼業関連産業の関係の業者及び日立機電工業の下請であります機械製造業関連産業の関係の団体、この四つの団体の申請によって出されておりました業者間協定に基づく取り扱いについて、地方最低賃金審議会が答申をしたわけ……

第46回国会 商工委員会 第41号(1964/05/08、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま森委員のお尋ねになっておりました繊維機械の廃棄のところを少し詳しくお伺いいたしたいと思います。  いまのお話で、この法律案は、廃棄をたてまえとしておるのではなくて、格納されておるものを生かすときに廃棄というものが結果として起こるというふうに私は理解をいたしております。そこで、いまも森委員のお話のように、なるほど格納されておる機械の中には十分使用にたえるものもあるだろうと思います。また、そうでなくても、やはりこれは私有財産であるには相違ないわけでありますから、財産であるものを完全にスクラップするということについては、多少何らかのメリットがなければ、ただそういう機械を復活する、あ……

第46回国会 大蔵委員会 第2号(1964/02/04、30期、日本社会党)

○堀委員 実は順序としては国立公衆衛生院のほうからお伺いするつもりでおりましたけれども、まだ出席がないようでありますから、とりあえず公衆衛生局長のほうでお答えをいただきたいと思います。  この間米国公衆衛生局のほうで、一般にいま新聞紙上その他で取り上げられておりますところの喫煙と健康に関する諮問委員会の報告書というものが問題になっておるわけでありますけれども、この報告の結論と――それから特にその結論はアメリカの結論でありますから、日本の場合にこの結論はどういう形で受け取られるか、この二点についてお伺いをいたします。
【次の発言】 いまのお話で、大体最初にお話しになったように、確かにこれはスモー……

第46回国会 大蔵委員会 第3号(1964/02/06、30期、日本社会党)

○堀委員 最初にちょっと資料要求をいたしますから、お願いをいたします。  為替局でありますけれども、戦後、外国からの借り入れ金、各種外債、その他、資本取引のかっこうで日本に入ってまいりましたととろの外貨の状況と、昭和三十九年度以後毎年それの利子として出ていくもの、償還として出ていくもの、あるいは外債の償還を含め、そういうかっこうで出ていく姿を、過去のものと同時に昭和四十九年までの十カ年間について、ひとつ資料として御提出を願います。
【次の発言】 それでは、本日はただいままで各種の問題が出てまいりましたが、残っておりますのは、実は資本市場の問題についてはまだ論議が残されておりますので、私は主とし……

第46回国会 大蔵委員会 第11号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○堀委員 本日は、所得税法について少し根本的な問題の論議をいたしたいと思います。  所得税法の中で現在の所得税の負担の状態を見ますと、最も大きな負担というのは給与所得であります。そこで、今回も給与所得控除の改正が提案をされておるわけでありますけれども、まず第一に給与所得控除というものの基本的な概念といいますか、ここがはっきりしないと今後の給与所得の控除をする場合にもいろいろと問題が出てくる、こういうふうに考えます。そこで、本年度の給与所得控除を提案するにあたって、給与所得控除というものは一体何なのか、どういう理由でそれが行なわれるのかということを第一としてお伺いをいたします。

第46回国会 大蔵委員会 第12号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○堀委員 実は昨日主税局長との間で所得税法に関する問題を具体的に少し論議をいたしました。しかしこの問題の中には政策的な判断を必要とするものが非常に多いわけでありますから、そこでこれから大蔵大臣に主として所得税法関係としてお伺いをいたします。  昨年の予算委員会におきまして、昨年度御承知のように基礎控除、配偶者控除、扶養者控除等の関係で税制調査会の答申が守られなかった事実がございます。少なくとも本年度においてばこれらの分は最低減税をしてもらいたいということについては、大臣のほうで御確約をいただいて、それは本年度実現を見ました。しかし、ずっと所得税全体の問題を詳しく見ておりますと、いろいろな点に問……

第46回国会 大蔵委員会 第16号(1964/03/06、30期、日本社会党)

○堀委員 実は三日の日に大蔵大臣が記者会見をされました際の発言をもとにいたしまして、三日の証券市場は二十四円六十二銭という旧ダウの暴騰を来たしたという事実がございます。この問題を中心に三十分間ちょっとお伺いをいたしますけれども、まず最初に、この前の委員会でも私ちょっと申し上げましたときに、ここで言ったこと以外はどうも信用してもらっては困るというような意味の御発言がございましたけれども、私は本日は少し念のために新聞記者諸君に会いまして、その発言の内容を確かめました。ですからきょうは私はここでそういうことは言わなかったということは、これは通らないということをひとつ確認をさしていただいて、少し論議を……

第46回国会 大蔵委員会 第17号(1964/03/10、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。いまの差額徴収問題というのは、私ずっと話を聞いておりましてどうも非常に取り扱いが不公平だと思います。そこで主税局長、営利を目的としない団体が、しかし純粋に営利を目的とした行為をする場合に、その営利を目的とした行為部分に対しては課税をするということはできないですか。営利を目的としない、さっきのどこかの大学病院に例をとって考えてもいいけれども、そこで一般室の総室なるものが少なくとも八〇%ある、そして個室と称するものが二〇%くらいだ、一〇%だというのならまあ社会通念上ある程度やむを得ないという問題もあるけれども、実際はどうもこのごろは逆になっている傾向が非常に多い。そうなりますと……

第46回国会 大蔵委員会 第18号(1964/03/11、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連して。いま資料を要求されておりますから、あわせて私の資料をそれについてお願いをしておきたいのは、諸外国の交際費の特例は、一体どういうことになっておるのか。現在、それは泉さんの言うように、これはもう経費なんだからといって無制限に認めておるのか、あるいは何らかの制限は当然あるのじゃないか。とにかく日本ほど飲み食いをして女性のはべるところなどというものは、世界にないわけですから、おそらくこういうことは私は日本の特異的現象じゃないかと思いますから、ひとつ諸外国の、主要資本主義諸国のいまの交際費の取り扱いについて、資料として御提出を願います。

第46回国会 大蔵委員会 第19号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○堀委員 本日まで、衆議院の本会議あるいは予算委員会等において、歩積みの問題と両建ての問題については政府も公取委員長も厳重にこれを取り締まるというか改善をするという発言をしておられるわけであります。ただ、この歩積みと両建ての問題が国会の論議になってからすでに十年近くを経過いたしておりますけれども、何回もそういう答弁がありながら内容においてはほとんど改善されていないというのが現在の実情だと存じます。そこで、本日は少し詰めた論議といたしまして、当委員会はこれらの問題の主管委員会でありますから、大蔵大臣及び公正取引委員長のおのおのの立場において、今後一体いつになればこの問題が常識的に解消されたものと……

第46回国会 大蔵委員会 第20号(1964/03/13、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいまいろいろと参考人からお話を承りまして、実は私どもも承知をしていなかった問題が二、三出てまいりましたので、参考人のほうでどの程度御承知であるかわからない点もあるかもわかりませんから、ちょっと政府側のほうにその問題の所在を明らかにする点をお尋ねをしておきたいと思います。  ただいま阿部参考人がお述べになりました中で、これらの医療法人の中に医師でない者を主体として設立をされておる医療法人がかなりあるようなふうに承りました。そこで一体医師でない者を主体として医療法人がつくられて、そうしてそこに管理者としての医師を雇って行なわれておるような医療法人というのは現在どの程度にあるのか、厚生……

第46回国会 大蔵委員会 第21号(1964/03/17、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣のいまの御発言の中にちょっと問題があると思います。  それは、私どもは公定歩合の操作というものはまさにその時期時期における調節機能であるから、これはもっと気軽にタイムリーに行なえる性格のものであるべきである。ところが、池田さんを筆頭とするあなた方の考え方は、公定歩合操作というものが何か金利水準一般に本質的な影響を与えるかのようにおそれて、これまで累次にわたって行なわれた公定歩合操作というものは常にタイミングがおくれておるわけです。それがいまのお話を聞いておると、われわれの考えておる原則論のほうをいまはおっしゃるけれども、しかし実質的に皆さんがやっておられることは、公定歩合を上げる……

第46回国会 大蔵委員会 第22号(1964/03/18、30期、日本社会党)

○堀委員 最初に物品税の問題からお伺いをいたします。  今回提案をされております物品税の取り扱いにつきましては、アンサンブル式レコード演奏装置、パッケージ型クーラー、自動車用冷房装置、こういうような物品の軽減税率の適用期間の延長が提案をされておるわけでありますけれども、物品税の取り扱いに対する考え方が、私は最近やや政府側においては変わってきておるのではないかという感じがしてなりません。そのことは、これらのアンサンブル式レコード演奏装置にしても、パッケージ型クーラーにしても、自動車用の冷房装置にしても、実は国民大衆の側からすれば、その使用頻度なるものはきわめて少ない。言うならば、まだ例外的な器具……

第46回国会 大蔵委員会 第23号(1964/03/19、30期、日本社会党)

○堀委員 私はこれから関税定率法、相続税、揮発油税について質問をいたします。  最初に関税定点率法につきましては、すでにただいま論議がたくさん行なわれましたので、ちょっとこれに関連をした部分だけを伺っておきたいのですが、実は牛肉――これは冷凍その他なま肉の関税率は変更になりましたが、かん詰めの肉はどういうことになっておりますか。
【次の発言】 そうすると肉の水煮というかボイルしたというか、そういうものを含めて二五%、こう理解していいわけですね。
【次の発言】 そこで、先ほど牛肉は関税割り当てになっておるという答弁が農林省からありました。いまかん詰めの肉の取り扱いはどうなっておりますか。

第46回国会 大蔵委員会 第25号(1964/03/25、30期、日本社会党)

○堀委員 少し出入りをしておりまして、一部重複をするところがあるかもしれませんが、御了承いただきたいと思います。  先ほど大蔵大臣は、有償二億ドルの韓国に対する借款の条件は、年利三分五厘、七年据え置き、二十年償還ということになるというお話しでございました。海外経済協力基金、これは担当は企画庁のようでありますが、大蔵省でわかる範囲で答えていただきたいと思うのですが、どうもこれまではそういう例がないと思うのですが、これまでの貸し付けの例をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 昭和五十一年というのは、貸し付けてから期間何年ですか。
【次の発言】 大体一般的な金利は、これまで輸出案件について四ない……

第46回国会 大蔵委員会 第26号(1964/03/26、30期、日本社会党)

○堀委員 二点だけお伺いをいたします。第一点は証券対策の問題でございますが、山際総裁は現在の株の価格は一体これでいいのかどうか、現在の株価がこういう状態にある背景は一体何なのか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 いまおっしゃるとおり、私は株価というものは取引上における公正な取引のあり方できまるということが原則だと思います。ところが実は最近御承知のように共同証券というものができて、日本銀行から三森さんがこの社長になられております。過般の公定歩合操作の際には、共同証券は相当多額の買い出動をいたしておりまして、これまで公定歩合が引き上げられて、それが株価に反映をしなかった例はございません……

第46回国会 大蔵委員会 第27号(1964/03/27、30期、日本社会党)

○堀委員 いまの答弁を聞いておりましてちょっと不安がありますので、少し確認をしておきたいと思うのですが、実はいま、次長は収入がふえることは大いにふやせばよろしい、それは収入が自然にふえるのなら私もふやしていいと思うのです。しかし、実は私自身過去に非常に苦い経験があります。私は昭和十六年大阪大学を卒業したのですが、私どもが学生でありました昭和十三年、十四年、十五年当時、大阪大学では、特に医学部の病院収入に関してでありますけれども、ポリクリの、要するに学生用の患者というものは激減をいたしまして、そして私どもは十人ないし十五人に一人しか――患者が十五人じゃないですよ、患者一人に対して学生が十五人もか……

第46回国会 大蔵委員会 第28号(1964/03/31、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、日本社会党を代表して反対の討論をいたします。  いよいよ明日から、IMF八条国に移行をするわけでありますけれども、実はこのIMF八条国移行につきまして、日本ほど不十分な条件でIMF八条国に移行する国はこれまで例がございません。現在国際流動性の問題につきましては、十八回IMF総会におきましてあるいはパリ・クラブにおきましていろいろと検討が進められております。この検討のあり方は、一つにはIMFの流通性をさらに高めるためにIMFのワクの中で問題を処理しようという考え方とあるいはパリ・ク……

第46回国会 大蔵委員会 第30号(1964/04/02、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま銀行協会並びに相互銀行協会のほうから、最近の歩積み、両建てを中心としての金融情勢について御報告がございました。そこで本日は、主としてこの問題にしぼってお尋ねをしたいと思います。  銀行と相互銀行につきましては、一律に論議をいたします点には、いささかそのパターンが違うと申しますか、中小企業金融の面におきますいろいろな性格の相違がございますので、個々に分けてお伺いをいたしたいと思います。  最初に、銀行協会のほうにお伺いをいたしますけれども、実は最近の中小企業向け金融が、中小企業庁が出しております年次報告によりますと、中小企業向けの金融の貸し出しの割合がだんだんと下がってまいって……

第46回国会 大蔵委員会 第31号(1964/04/08、30期、日本社会党)

○堀委員 最初に、本日は証券全体の問題についてお伺いをいたしますけれども、特に最近問題になっております二部の市場の問題について、最初少し全般的にお伺いいたします。  二部市場は、三十六年の十月に開設をされまして以来、一時は非常に高騰して、株不足等のために異常な状態を呈しておりましたけれども、その後だんだんと低迷をして、昨日はダウで百五十円二十七銭、修正九十六円七十八銭というたいへん低い状態になってまいっております。  そこで、この二部市場で新聞等を見ましても、値つきのつかない株が過半数に達しておるというような状態で、これではどうも流通市場としての役割を果たせないのではないか。こう出合いがないと……

第46回国会 大蔵委員会 第34号(1964/04/15、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。いまおっしゃった六百円の初任給基準の引き上げという問題でちょっとお伺いいたしますけれども、いまの公社予算で見ると、基準内給与はちゃんと予算にきまっておりますね。そうするとあの予算の中にいまの六百円というのは入っているのでしょうか入ってないのでしょうか。
【次の発言】 主計局に伺いますけれども、いまの公社の総裁の答弁で、公社の給与の予算の中に入っていないけれども、企業努力によって生み出したらその六百円ベースアップできるという法律的根拠をちょっとお答え願いたい。
【次の発言】 ちょっとそれはおかしいのじゃないですか。その給与総額はあそこにちゃんと予算で計上されておるんでしょう。……

第46回国会 大蔵委員会 第37号(1964/04/24、30期、日本社会党)

○堀委員 実はここに書いてあることば二割の有益費を入れてやる、そのことはその使用している者の都合だと思います。何もその土地の価格あるいは建物の価格を上げるために、評価を上げるために二割の有益費をそこへ投入したのではなくて、使用している者の便宜上、自分の使用している目的にかなうために何らかのそこに措置をしたのであって、だからその売り払いのときにその二割のものについては控除するという、その点については私は問題がない。しかしそれによって五割以上の評価が上がるということは、それはまた五割以上の評価の上がり方に問題がある。その二割以上の有益費を投下したことによって上がったのがはたしてどれだけであって、自……

第46回国会 大蔵委員会 第39号(1964/05/07、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。いまの一つだけでいいですから、どういう時期にどういう形で出したのか、予算が初めからなかったのかあったのか、今回のような例と同じようなのかどうか、そこをひとつ具体的に答弁をしてもらわないと、そういう例がありましたというだけではわからない。ひとつ具体的に答弁してください。一つだけでいいです。
【次の発言】 それは目的がちょっと違うでしょう。いまのは交付公債か何かを出す法案であって、その公債発行に伴う事務費がたまたま計上がされていなかった。要するに今回のは出資をするという金自体に問題があるのであって、出資をする金自体が予算にないものを予算支出を目的とした法案があったかどうかという……

第46回国会 大蔵委員会 第41号(1964/05/13、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。いま給与課長は実態調査をして、実態調査をしてという話ですが、実態調査もいいんですけれども、その実態調査の前に、私、理論的な問題がちょっとあるのです。その理論的な問題ということは、昭和二十三年か四年ごろに、定員が非常に縮小されて、定員外職員をやめさせろという取り扱いが行なわれた、ところが実際には人手が要るんだということで、農林省は定員外職員を使ったという経緯がありますね。本来的には定員であってもいいものを、当時の国の政策のために定員外職員というものを使った。そういう国の側の要請に基づいた非常勤職員というものが実は存在をした、こういう問題が一つありますね。この非常勤職員が、ある……

第46回国会 大蔵委員会 第42号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○堀委員 新聞紙上に伝えるところによりますと、政府では、近く、基準価格の廃止、それから小売り免許の基準の取り扱いについて何らかの措置がされるというふうに承っておりますが、ひとつ簡単に、基準価格の廃止と小売り免許基準の取り扱いについて伺いたいと思います。
【次の発言】 実はこの基準価格の廃止の問題も、小売り免許基準の問題も、大体は一つの目的に集約されてくるのではないかと私は思います。  そこでちょっとさきに伺いたいのは、基準価格を廃止しようという目的、これは一体何なのかを伺いたいと思います。
【次の発言】 まさに私もそのとおりだと思います。要するに、いま資本主義の世の中ですから、――資本主義の世……

第46回国会 大蔵委員会 第44号(1964/05/26、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。これまでずっと事業費だと言うのですが、ここに皆さんのほうから、事業費が大部分で、労務厚生費と調査費と非常勤職員手当というのが一部分だ、こういう資料が出ているのです。そうするとこういう支出区分というのは、常用、定期、月雇い、日雇いという業務区分に応じて、何かこれは関連があるのか。そういう区分に関連なくここから出ておるのか、その点をお伺いします。
【次の発言】 いまの答弁、医療職が非常勤職員の手当から出ておる、これはいいと思いますね。ところがいまの炊事手というものの中には、労務厚生費で払ってみたり事業費で払ってみたりということですね。そうするとどういうのを労務厚生費で払うという……

第46回国会 大蔵委員会 第45号(1964/05/27、30期、日本社会党)

○堀委員 非常勤職員の問題は、先般来だいぶいろいろな角度から論じてこられたのでありますけれども、私は少し、原則的な部分についてお伺いをしておきたいと思います。  いろいろと資料を拝見いたしておりますと、非常勤職員にもいろいろな形のものがあるということが、少しはっきりしてまいりました。その中で、どうも私が見て共通しておるような感じがいたしますのは、厚生福祉施設の職員というものが一般的に常勤的非常勤職員として、あるいは建設省において、あるいは郵政省においてあるように、実は資料をいただいておるわけです。そうすると二つの省にまたがって厚生福祉施設の職員、たとえば寮母その他、こういうふうな表現になってお……

第46回国会 大蔵委員会 第46号(1964/05/29、30期、日本社会党)

○堀委員 実はこの間この問題の論議をいたしております際に、常勤的非常勤職員の問題については、昭和三十六年に行政管理庁の方針のもとに定員化が行なわれて、その中で福利厚生施設に勤務をしておる者につきましては、定員化から除外をされておるということを大蔵省給与課長のほうから答弁をいたしましたので、ちょっとこの問題について少し論議をいたしておきたいと思います。  まず最初に行政管理庁にお伺いをいたしますけれども、国家行政組織法第十九条の「各行政機関の所掌事務を遂行するために恒常的に置く必要がある職に充てるべき常勤の職員の定員は、法律でこれを定める。」こういうふうになっておりますね。そこで「各行政機関の所……

第46回国会 大蔵委員会 第51号(1964/06/10、30期、日本社会党)

○堀委員 時間が十分ありませんので、少しはしょってやりますから、答弁のほうも少し能率的にお願いをしたいと思います。  最初にお伺いをいたしますのは、大蔵省設置法に基づきまして保険審議会というものがございます。この保険審議会の委員の名前は私もわかっておりますけれども、この保険審議会の委員の任命のしかたその他については、一体どういうルールによってやっておるのか、ちょっと最初に伺いたいと思います。
【次の発言】 いや、それはわかっておるのです。ただ委員が何名かありますけれども、これは一体学識経験者が何名とか、そういう関係で何かあなた方のほうでルールをきめて委嘱をしておるのだろうと思いますが、そのルー……

第46回国会 大蔵委員会 第52号(1964/06/12、30期、日本社会党)

○堀委員 公認会計七特例試験等に関する法律案についてお伺いをいたします。  まず最初にお伺いをいたしたいのは、この公認会計士の制度が設けられて、すでにかなりの時間がたつわけでありますけれども、この公認会計士が設けられて、それによって設けられていなかった以前と著しく何かプラスになった点というのはどういう点があるのかをひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 公認会計士の制度がなかったときとできたときとで何かそういう点で目に見えた差がありますか。公認会計士の制度がなくてもやはり監査の制度はあったと思いますから、おそらくその当時でも会社はいろいろな経理上の問題についてごまかしていいという……

第46回国会 大蔵委員会 第53号(1964/06/16、30期、日本社会党)

○堀委員 公認会計士の代表の方にお伺いをいたします。  公認会計士の今後のあるべき制度の問題につきましては、私金曜日に約三時間にわたりまして当委員会において論議をいたしましたので、私の真意は追って会議録等によってごらんをいただきたいと思います。  そこで、現在のこの第三次試験のあり方につきましては、私もやはり何らか改善がされるべきであるという判断に立っております。そこでその改善につきまして私どもは次のような考え方に基づいて改善をしよう、こういうふうな考え方をいましておるわけでありますが、それについて公認会計士の代表の立場でお答えをいただきたいと思います。  まず第一点は、現在の法律では筆記試験……

第46回国会 大蔵委員会 第55号(1964/06/19、30期、日本社会党)

○堀委員 本日お手元に配られております前回の委員会で私の要求をいたしました生命保険における解約の中で、解約返戻金がない契約につきまして、その金額を調べてもらいましたものが出てまいりましたが、私が予測をいたしましたように、年間に百六十二億九千四百万円という多額の保険料、件数にして二百二十一万四千件という広範な人たちが失っておるわけであります。もちろんこの中にはいろいろな予測せざる条件のために解約になったものもあろうかと私は思います。しかしこれほど多額なものが、これほど広範な件数が、こういう状態になっておるということは、これは予測をされざるものはごくわずかであって、明らかに募集のあり方に適正を欠い……

第46回国会 大蔵委員会 第56号(1964/06/25、30期、日本社会党)

○堀委員 実はただいま大蔵省のほうから御報告がありました公益法人の行なう医療保険業の調べにつきまして、前回厚生省側が私どもにいろいろと約束をしておられた点があるわけです。この調査範囲が非常に狭いのですが、厚生省のほうでは少なくとも国会が終了するまでに現在のこの差額徴収のあり方については全国的な調査を行なって御報告をいたしますということを私はここで確認をしておるのですが、全国的な調査を完了いたしましたか。
【次の発言】 きょうあすにはできるというのなら、あしたもう一ぺん委員会を開いていただいて報告をいただきますけれども、ともかくここではわずかなものが出されておるわけですが、私は、なるほどこういう……

第46回国会 大蔵委員会 第58号(1964/07/03、30期、日本社会党)

○堀委員 全般的な問題なんですけれども、実はいろいろ課税上の問題を考えておりますと、法人というのはいろいろな面でかなり個人とは優遇される点が税法上にあるわけです。一般論といたしまして、そこでたとえば最近は農民の皆さんが、農業というのも御承知のようにこれは個人所得になる形のものですから、それを法人化することによって合理的に経費を算出をしてもらいたいという動きが実はあるわけですね。いま皆さん方のお話を伺っていて感じますことは、確かに別に同情してもらったりいろいろしてもらいたくないけれども、制度上どうも納得がいかない。それの問題点は、やはり経費の問題もありますが、たとえばまあ池部さんのお話を聞いてお……

第46回国会 大蔵委員会 第59号(1964/07/14、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいまの銀行の合併問題、いま佐藤委員のほうで一般的に御質問がありましたが、私もう少し詰めて具体的な点をお伺いしたい。  まず最初に、いま原田委員もお触れになりましたけれども、私は先月の二十五日の歩積み、両建て預金の問題のときに討論をいたしました。そこで討論の中で触れておりました要点の一つは、最近の都市銀行の中小企業向け貸し出しがだんだん低下しつつある。例をすでにあげまして、三十七年の三月に、一千万円以下の中小企業に対する貸し出し比率は二四・七%あったものが、三十九年の三月の末には二〇・一%に低下をしている。このことは単に都市銀行だけでなく地方銀行もやや低下をしておりますが、しかしウ……

第46回国会 大蔵委員会 第60号(1964/08/11、30期、日本社会党)

○堀委員 大蔵省のどなたに答えていただいてもけっこうですが、実はこの一〇%の預金利子の分離課税が五%になりましたのは昭和三十八年四月一日からだと記憶をいたしております。そこでお伺いをしたいのは、都市勤労者世帯の総理府が調べております家計調査で調べてみますと、大体貯蓄率は昭和三十六年まではずっと貯蓄率が上昇しておったのですが、三十六年をピークとして三十七年、三十八年と漸減をしておりますね。そこで実はいまの分離課税の一〇%から五%になったということは、貯蓄の問題としては何ら効果をあげていなかった、私はこう判断をしておるのですが、その点をひとつ具体的に都市勤労者世帯における三十六年のピークからの下り……

第46回国会 大蔵委員会 第61号(1964/09/15、30期、日本社会党)

○堀委員 先ほど同僚の武藤委員がかなり詳しく酒のお米の問題について論議をなさいました。実は私昭和三十五年以来、三十六年、三十七年と三回続けて酒米の価格の問題をやってまいりました。主計局次長もお急ぎのようでありますから、最初に一番問題の酒の価格に触れたいと思います。  昭和三十六年の十月二十七日の当委員会におきまして、当時の法制局の第一部長でありました山内さんに食管法の中で米の価格の決定の問題についてお伺いをしたわけですが、そのときに山内さんはこう答えております。「私どもの、食糧管理法の四条二項の解釈といたしましては、やはり最初に申し上げるのは、「前項ノ場合二於ケル政府ノ売渡ノ価格ハ」と、こうき……

第46回国会 大蔵委員会 第62号(1964/09/28、30期、日本社会党)

○堀委員 午前中すでに証券市場対策についてだいぶ論議がございました。この中で、私が本年の四月に大臣との質疑の中で免許制の問題を含む証取法の改正について論議をいたしましたが、本日も来たる通常国会にこの問題を含めて証取法の改正が行なわれるという大臣の御発言がございました。そこで実はこの問題を私が取り上げまして以来いろんな方面での反響がありましたけれども、どうも業者の皆さんを含めて私どもの真意が少し伝わっていないところがある。登録制と免許制はそうたいして変化がないではないかというような問題もあったようでありますから、私は、今日のこの状態に至った証券市場の問題の中には業者の体質改善というものを含めてい……

第46回国会 大蔵委員会 第63号(1964/10/29、30期、日本社会党)

○堀委員 時間が参議院で約束がありますから、ちょっと予定を変更して時間内で終わるようにしたいと思うのですが、この間山際日銀総裁との間で大蔵大臣は懇談をなすって、証券対策等について何か二、三話し合いをなすった結果を新聞紙上で私拝見をいたしました。あの要点をちょっと簡単に伺っておきたい。
【次の発言】 大体私どもが新聞紙上で拝見をしておりました内容とほとんど同じであります。私はやはりこれは金融引き締めの解除のスタートだと理解をいたします。なるほど時期的に年末という問題が一つきますから、年末金融というのは――このあとでおそらく皆さんいろいろ御議論が出ると思いますけれども、特に日本のいろいろな過去の慣……

第46回国会 内閣委員会 第32号(1964/05/14、30期、日本社会党)

○堀委員 最初の村山委員の質問をずっと聞いておりませんでしたので、やや重復するところがあるかもしれませんが、ひとつお許しを願いたいと思います。  この大蔵省設置法の中で、証券局の新設というのが、特に大蔵省の機構の上では非常に目新しい問題でございます。そこで提案理由の説明を拝見いたしますと、たいへんけっこうなことが書いてあるわけでありますけれども、実は私、大蔵省の証券行政をずっと見ておりますと、率直に言って、一貫性が実はどうも不十分である、これが第一点。二つ目は、一体証券行政をどういう方向へ持っていこうかという目標というか、青写真というか、どうもそういうものに欠けていて、当面の行政行政がその時点……


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第47回国会(1964/11/09〜1964/12/18)

第47回国会 大蔵委員会 第1号(1964/12/12、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま大臣もお触れになりましたけれども、本日税制調査会から「「今後におけるわが国の社会、経済の進展に即応する基本的な租税制度のあり方」についての答申」というのが総理大臣あてに出されております。ここにも書いてありますように、これは単なる単年度の問題ではなくて、基本的な租税制度のあり方でありますから、その点私この答申というものは最近の税調の答申の中で非常に重要な答申だと考えておるわけでありますが、先ほどすでに佐藤委員の質問にお答えになって、分離課税の問題について少しお触れになっておりますので、私きょうはこの問題を中心に少し前段で論議をさしていただきたいと思います。  この答申の二十四ペ……

第47回国会 大蔵委員会 第4号(1964/12/18、30期、日本社会党)

○堀委員 本日は、金融証券に御関係の多数の皆さんの御出席をいただきまして、非常に低迷いたしております現在の資本市場の問題について二、三お伺いをいたしたいと思います。  最初にいま中山興銀頭取もお触れになりましたが、いま私たちが当委員会においてかなり論議をいたしております問題の一つは、共同証券の性格の問題でございます。いま佐々木日銀副総裁も、不安動揺の防止のためにはさらに一段と進めた措置をとる必要もあるかもしらぬ、こういうふうなお話がございましたけれども、現状でも私どもは普通の証券会社の性格とは異なることは了解をいたしておりますけれども、しかし現実に共同証券が行なっておられる株式の買い入れの状態……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 建設委員会 第8号(1965/03/12、30期、日本社会党)

○堀委員 二月二十三日の予算委員会の第五分科会におきまして、私は、芦屋市にあります芦有開発株式会社が申請をいたしました、土地収用法に基づく土地収用の件について論議をいたしました。当委員会におきまして、その後の案件につきまして、具体的な事案をつまびらかにしながら、この問題についての問題点を少し明らかにして、今後の、もっぱら営利を目的とする企業体が行なう土地収用のあり方について、政府の見解をただしていきたい、こう考える次第でございます。  最初に、兵庫県が、実はこの土地収用の事業認定をする権限を持っておるわけでございますので、まず県の側から、この、いま私が申し述べました「土第一九七八号の一」という……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1965/02/11、30期、日本社会党)

○堀委員 資料要求をひとつお願いをいたします。   一つは政治資金に関する問題でございますが、自治省が出しております政治資金規正法に基づく届け出によりまして出ております資料が官報にございますけれども、この官報に出ておりますのは、三十六年の前期、後期、三十七年の前期、後期、三十八年の前期、後期、三十九年の前期、これだけをまず第一に御提出をいただきたいと思います。  二番目は、この三十六年前期から三十九年の前期に至る間で、今度は年別にくくっていただいてけっこうでありますが、三十六年、三十七年、三十八年、三十九年は半年でありますが、年別の基準の上で企業別に年間百万円以上を政治資金規正法に基づく寄付を……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第6号(1965/04/06、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連して。いまの山下委員のお答えは、この法案については私どもさようだと思うのですが、島上委員の質問の趣旨であるところの住民登録と選挙の登録と同一にあらしめたいという点は、これは可及的すみやかにやるべき問題であって、それが事務的なりいろいろな問題があって障害があるならば、その障害をやはりここで明らかにしていきながら、各省がそのセクトにとらわれることなく、可及的すみやかにやることがきわめて必要だ、当面この改正案が必要でありますが、同時に、可及的すみやかにこの問題は要請をされておる、こういうふうに思いますが、ちょっと山下委員の御答弁がその点はっきりしておりませんでしたから、あわせて……

第48回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第7号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○堀委員 総理に、選挙法の問題についてお伺いをいたすわけでありますが、まず最初に、昨日総理は自由民主党の中央政治大学院の開校式に臨まれて、新聞の伝えるところによりますと、民主主義の危機について大いに警鐘を乱打された、こういうふうに新聞は伝えております。私もその点民主主義の危機ということについては同感でございますが、昨日のお話の中で、選挙の腐敗の問題についてはお触れになったのかどうか、ちょっとその点を最初にお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 新聞の伝えるところでは、国費、県費の浪費の問題であるとか、汚職の問題であるとか、いろいろな点について政府としての問題点についてはお触れになっておる……

第48回国会 産業公害対策特別委員会 第4号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○堀委員 いまの一酸化炭素の問題は、二〇%も空気中にある状態が続くということになりますと、かつて北満のほうで克山病というような、一酸化炭業を長期に吸飲しておる場合の心臓疾患があったわけですが、現在の交通巡査の場合、心臓その他の精密検査等では特に異常はないのでございましょうか。
【次の発言】 実はここにロスアンゼルスの許容基準等が書かれておるわけでございますけれども、私も詳しくはよく知らないのですが、ロスアンゼルスではいま自動車の排気ガスについても、マフラーの中から措置をして、排気ガスを出さないような措置をとらしておるというふうに何かちょっと本で読んだことがあるのでございますけれども、これもやは……

第48回国会 産業公害対策特別委員会 第9号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣のおいでになる時間があまりありませんから、実は中心の議題ではないのでありますけれども、ちょっとだめを押しておきたいことがありますのは、この公告防止事業団法を見ますと、理事長が一名。理事が三名以内、監事が一名、役員として認められるものは大体五名と思いますが、これまで政府がつくる事業団、公社、公団、いろんなものを政府がつくりますが、つくると、大体共管になっているから、通産と厚生の退職をした人がここへ適宜入って理事長になり理事になるのではないか、こういう感じがいたします。そこで、この事業団というのはそういうことがないのかどうか。形式的にはちょいちょい、最初だけはそうでない人がいくけれど……

第48回国会 大蔵委員会 第1号(1965/01/29、30期、日本社会党)

○堀委員 時間が三十五分しかありません。そこで、問題は四点ございますので、大臣の御答弁もできるだけ簡略にひとつお願いをしたいと思います。伺う問題は、先に申し上げておきます。第一は証券問題で、増資調整の再開の問題でございます。二番目は、国鉄の特別利用債の日銀の適格担保取り扱いについての問題でございます。あわせて公社債の金利の問題等について触れます。最後に、投資信託について時間があれば触れていきたい、こう考えますので、ひとつ簡単にお答えを願います。  最初の増資調整の問題でありますけれども、これはすでに前臨時国会等でも少し議論をいたしましたが、増資調整懇談会というものが設けられて、大蔵省、日銀、経……

第48回国会 大蔵委員会 第7号(1965/02/12、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま副総裁のほうから適格担保債についての現在までの状況についてお話がございました。実は先回の大蔵委員会で私この国鉄特別利用債について問題にいたしたわけでありますけれども、非常に多額の六百八十八億というような特別利用債というものが出されるということは、わが国の起債市場においても例のないことだと考えておるわけであります。すでに四兆四千億も実は適格債があるわけで、その中で実際に日銀の担保に使われておるのは七千五百億しかないといういまのお話でもわかりますけれども、金融の筋としてはやはり公募――公募と申しましても現在の公募必ずしもほんとうの公募かどうかということには疑問がありますけれども、……

第48回国会 大蔵委員会 第9号(1965/02/18、30期、日本社会党)

○堀委員 本日は、昨年の六月十二日の公認会計士法の一部改正の際に論議をいたしました公認会計士の監査の諸問題についてしぼって論議をしたいと思います。  そこでまず事務当局のほうに、最初にいまはっきり申し上げておきたいし、あわせて大臣にひとつ確認をしていただきたいのは、国会の論議の中で、大臣が検討を約束したり、いろいろ約束をしたことは、事務当局はその段階において必ず検討をすべきであるし、報告しますと言ったものは報告をすべきでありますが、検討もあまりされてないようだし、報告も実はあまり出てないのが多いのです。これはやはり事務当局段階では、大臣がここで正式に答えたことについては、大臣からの命がなくとも……

第48回国会 大蔵委員会 第13号(1965/02/26、30期、日本社会党)

○堀委員 国税庁長官、初めて当委員会に出席をしていただきまして、ただいまから国税に関する諸問題について質疑を行ないます。特にひとつ国税庁長官として、これからの徴税行政について、あなたのものの考え方といいますか、これから行なわれようという心がまえについて、最初にちょっとお伺いをしておきたいと思います。
【次の発言】 まあ大きな機構で、人がかわったからそのあくる日から方針が変わるということでないことは私もよくわかります。しかしお互いに人間なんですから、木村さんはやはり木村さんとしての持ち味といいますか、機構を動かすのはやはり人間でありますから、その長たる者がかわったときにはあなたが何から何まで木村……

第48回国会 大蔵委員会 第16号(1965/03/05、30期、日本社会党)

○堀委員 会計法の一部を改正する法律案につきまして、少しお伺いをいたします。  この法律案件自体は支払いを受ける人たちの便宜をはかる趣旨内容でありますから、この点については参議院においても論議をされておりますけれども、考え方として大いに私ども賛成でございます。ただこれがこういう処理をされるようになりましたもとは、臨時行政調査会の答申に基づいてこれが行なわれることになったという経過があるようでございます。  そこで、参議院で鳩山主計同次長がお答えになっておる中で二、三お伺いをいたしたいと思うのでありますけれども、その中で、「私どもの事務当局といたしまして、これはこういう事項は非常に賛成で大いにや……

第48回国会 大蔵委員会 第17号(1965/03/09、30期、日本社会党)

○堀委員 実は去る六日に神戸地方裁裁判所の姫路支部に対して、山陽特殊製鋼が会社更生法の適用を申請いたしました。同社の負債総学は約五百億円とこういわれている。戦後最大の負債額を持っております会社が更生法の適用を申請いたしておるわけでありますけれども、これについて政府は、日本銀行を含めて連鎖倒産防止に対する対策の指示がされておる、こういうふうに聞いておりますけれども、抽象的なことしか伝えられておりませんので、下請の会社がいま山陽特殊製鋼の手形を持っておる場合、あるいはまだ手形すらももらわないで売り掛け金の形になっている場合のこれらの債権はすべて凍結されて、計画案が提起をされてそれから処理をされると……

第48回国会 大蔵委員会 第18号(1965/03/10、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、物品税法の一部を改正する法律案に反対の討論をいたします。  私どもは、すでにこれまでの国会におきまして、たびたび物品税法の改正につきまして提案をしてまいっております。  特に税法というものは、本来的には一体だれのためにあるのかといいますならば、一面的には国家的な利益といいますか、国家の歳入としての面がありますけれども、一面的にはそれを負担するところの国民大衆の側に関連を持っておるわけでございます。そこで私どもは、現在の物品税法の中で特に大衆が日常に消費をいたします物に対しても、非常に多くの物品税の負担をかけておりながら、特定の物品については免税点の……

第48回国会 大蔵委員会 第20号(1965/03/16、30期、日本社会党)

○堀委員 中村参考人に最初にお伺いをいたしますが、今度利子も御承知のように分離課税、一〇%に上がりましたが、残されております。今度は配当は、源泉選択の分離課税と、五万円までの確定申告不要という制度が取り入れられることになりました。私どもは実は分離課税全部反対でございます。分離課税全部反対でありますが、特に配当課税に反対してきたのは、利子と配当はやや性格を異にするという点、一日の差があるという考え方なんです。利子というのは、預金をした者に対しては定額の利子しかないわけですが、株式というのはキャピタルゲインがあるのですね。しかしそのキャピタルゲインは現在税法上では税がかからない。それからある程度の……

第48回国会 大蔵委員会 第21号(1965/03/17、30期、日本社会党)

○堀委員 だいぶ時間が過ぎてまいりましたけれども、私は当面する酒類行政の問題点を明らかにしていただきたいと思います。  まず最初に、最近清酒が値上げをされました。大体二月一日ごろから最近までぼつぼつとさみだれのごとく清酒の値上げが行なわれて今日に至っておるわけであります。  そこで国税庁にお伺いをいたしますけれども、今度のこの清酒の値上げというのはどこに一体原因があって、どういう必要に基づいて値上げが行なわれたのかを最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いまのお話で確かに米も値上がりになりましたし、人件費等も上がったと思いますが、コストの値上がりというのは、そういうことになりますと、生……

第48回国会 大蔵委員会 第23号(1965/03/23、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連して。いまの答弁なんですけれども、私は政務次官のおっしゃるとおりに行なわれておればいいと思うのですが、事実そうではないのですね。私はちょっと行政官庁としてはそこに行き過ぎがあるのではないかという感じがしますのは、法律の解釈というものはまず立法者である私どもが立法をしておるわけですから、それを一方的に官庁がそれを解釈をして、通達で処理をするというのは、これはやはりいまの政務次官のおっしゃる原則から見ておかしいと私は思うのです。だからそうなれば、私は最初名答弁だと言ったのは、要するに租税は法律によらざれば取ってはいけないというのが原則で、外ワクはきちっときめられているわけです……

第48回国会 大蔵委員会 第24号(1965/03/24、30期、日本社会党)

○堀委員 それでは伺いますが、この罰則を適用した例をひとつ出してください。過去十年間の罰則適用の例をひとつ出してください。
【次の発言】 それでちょっと伺っておきたいのですが、自署押印ということですね。あなたのほうでこれは法律用語で書いているのですからね。捺印はわかりますよ。あなたのほうで自署であるかどうかは、どうやって判定するのですか。罰則までつけておいて、それが自署であるかどうか、判定できる何か基準があるのですか。判定できないでしょう。どうやって判定するのですか。捺印はいいけれども、自署であるかどうか、自筆であるかどうかが判定できないのに、罰則をつけるというのはおかしいでしょう。そういうあ……

第48回国会 大蔵委員会 第27号(1965/03/30、30期、日本社会党)

○堀委員 私は地方交付税の件について少し質問をいたしますが、これは国の問題でもありますし、地方の問題でもあるわけですが、警察官の給与上のアンバランスの問題というのが実はかなり目立っておるように思うわけであります。  そこで自治省のほうにお伺いをいたしますが、交付団体と不交付団体とありますからどこまで自治省で把握しておられるかわかりませんけれども、給与で一番高いのは、私は東京都の警視庁にいる警察官だと思います。低いほうは、長崎県あたりが比較的低いほうだと思うのですけれども、たとえば、三十才ぐらい、四十才ぐらい、五十才ぐらいと見当をつけて、どのくらい差があるか、御説明いただきたい。

第48回国会 大蔵委員会 第28号(1965/03/31、30期、日本社会党)

○堀委員 今回の財政法の改正は、一つは剰余金の繰り入れを二分の一から五分の一に減らすという問題でありますが、あとの一つは財政制度審議会の改正の問題でございます。この財政制度審議会はこれまでも置かれておりますけれども、今度この委員が十二名から二十五名になるということと、特に特別委員とあるのが臨時委員に変わるということと、この二つを中心にしてお伺いをいたしたいと思います。  今度これまでの十二名を二十五名にしたいという積極的な理由は一体どういうところにあるのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまのお答えの中で、これまではどうだったかわかりませんが、今後本格的な活動を期待するという……

第48回国会 大蔵委員会 第29号(1965/04/07、30期、日本社会党)

○堀委員 先般、当委員会から吉田委員長、金子理事等とともに姫路に参りまして、山陽特殊製鋼の実情について調査をいたしました。ただいま金子委員から御報告がございましたように、この問題の中には、実は現在の日本における金融上の諸問題が集約的にあらわれておるというふうに考えるわけでございます。またもう一つは、現在の設備投資の行き過ぎ、それから下請関係の取り扱いに対する問題点、いろいろな角度で現在問題が非常に集約的に出ておりまして、私たちは、この山陽特殊製鋼の倒産問題というものをこまかく分析をし、さらにその分析の上に立って批判をすべきことは批判をし、正すべきことは正していくということが、政府なり関係者のと……

第48回国会 大蔵委員会 第30号(1965/04/13、30期、日本社会党)

○堀委員 関連。いまの質問を聞いておりますと、税金を取るということは、国民の側からするならば、非常に重大な問題なんです。その税金を取る土台になるもののいろいろな状態がこれほど不明確では、ちょっと審議を進行するわけには私はいかないと思うのです。しかし、あなた方のほうで、現状で正確な資料が出せるのか出せないのか。出せなければ、この法案は出し直してもらわないと困る。出せるのであれば、一体いつまでに出せるのか。きょうじゅうに出せるのか。出せるまでこの審議はストップしていただきたいと思います。  だから、通産省側で、少なくともいまの只松君の要求したそれらの資料について、責任の持てる正確な資料が出せるのか……

第48回国会 大蔵委員会 第31号(1965/04/14、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、今度の免許制の問題の一番中心は何といいましても職能分離の問題にあると思っております。なぜそれでは私が昨年職能分離を中心とした免許制の論議をしたかといえば、過去における日本の特に四大証券の行き過ぎたいろいろな問題を是正するためには、どうしても職能分離とあわせて免許制の問題というものが非常に重要な問題点であった、こう私は考えております。証取審議会の答申も非常に弾力的な答申がされております。しかし、現状はまさにデパート方式ですから、これを分離していきますのには確かに経過的な措置が必要でありますけれども、この意図しておりますところは、やはり私どもはその弊害が完全に除去される範囲までは分……

第48回国会 大蔵委員会 第35号(1965/04/27、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいまの佐藤委員の質問に対しての大臣の御答弁が、ややちょっと明確を欠くような点もありますので、私は大体三点ばかりだけ確認をしておきたいと思います。  昨年の四月八日の日に、私当委員会におきまして、今後のあるべき証券会社、取引所その他資本市場全体の問題について論議をいたしました。そのときに大臣おおむね私と同意見だという御答弁がありまして、今日提案されております法案というものは、大体そのときの骨子がおおむね盛られておるように私も理解いたしております。ただここで問題になりますのは、現在の証券界全体の問題とあるべき姿をいかにして結びつけていくかというところが実は一番大きな問題であります。た……

第48回国会 大蔵委員会 第36号(1965/04/28、30期、日本社会党)

○堀委員 最初に、三和銀行さんに御出席をいただいておりますので、三和銀行のほうにお尋ねをいたしますが、三和銀行は六億円吹原産業のほうに融資をしておる。この経過を、時間もございませんので、ひとつ簡単にお答えをいただきたい。
【次の発言】 いまの融資の問題は二、三問題があると思います。今度の問題は二つありまして、一つは銀行の実際にお貸しになっておる融資の問題、一つは銀行の自己あて小切手なり通知預金証書の問題でございます。三和銀行については、ただ融資だけでございますから、先にこの点だけしぼって申し上げておきますが、大和銀行からもお話がありましたが、生鮮食料品の冷蔵庫をつくること、たいへんけっこうであ……

第48回国会 大蔵委員会 第37号(1965/05/11、30期、日本社会党)

○堀委員 本日は当面の金融政策について、大臣の御所見を少しお伺いをいたしたいと思います。それが第一点であります。  第二点は、最近の税収見通し、経済見通し等を土台としての今後の財源のあり方、この問題を第二点で伺いたいと思います。  金融政策の中では、最初にお伺いをいたしたいのは、全国銀行協会連合会が四月二十日に二年定期の創設を大蔵省に要望したと新聞その他で伝えられております。そこで、全国銀行協会が二年定期の新設を大蔵省に申請してきました理由なりその背景というような問題について、ちょっと最初に銀行局長から少し御報告をいただきたいと思います。

第48回国会 大蔵委員会 第38号(1965/05/12、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま議題になっております国有の会議場施設の管理の委託等に関する特別措置法案の問題であります。  この法律を見ておりますと、国が京都市に国際会議等の会議場を設置をしてそれを地方自治体に貸し付けることができるという特例を設けよう、さらにその特例がまた貸しになることについては政令で書く、こういうことになっております。実はこれは根本的に少し問題がある点もありますので、少し解明をしておかなければならないと思いますけれども、これまで国が新たに土地を取得し、新たに建物を建てて総計数十億円の費用を出したものが、そのまま国が使用することなく地方自治体、またはその地方自治体がまたその他の第三者に転貸……

第48回国会 大蔵委員会 第40号(1965/05/19、30期、日本社会党)

○堀委員 先ほど平林委員が質問をいたしておりました点について少し重ねてお伺いをいたしますけれども、「日本専売公社製造たばこ予定原価」という中に、ずっと品名別、定価、製造原価、販売費及び管理費、総原価計、地方消費税、小売手数料等とありまして、最後に差額という欄がございますね、この差額というのは一体何でしょうか。
【次の発言】 純利益というのは、もちろん公社としての純利益ということでしょうか。これと専売納付金との関係はどういうふうになりますか。
【次の発言】 そうすると、厳密にいうならば、たばこの間接税相当額というのはわからないわけですね。

第48回国会 大蔵委員会 第41号(1965/05/26、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣にお伺いをいたしますが、証券取引法というのは一体何を保護するために書いた法律でございましょうか。
【次の発言】 いや、いま大臣は拒否する権能がないように解釈をしたとおっしゃいますけれども、証券取引法が目的としておるところは、投資家の保護であります。投資衣の保護のためにいまの法律条項が設けられて、目論見書その他重要の部分については報告をしなさい、こうなっておるのです。その重要な部分が事実と相違をするおそれがあるにもかかわらず、それを大蔵省が受け取って、認めたということは、私はその範囲においては大蔵省責任がある、投資家保護に徹してないという責任が大蔵省にあると思うのです。私は、これま……

第48回国会 大蔵委員会 第43号(1965/06/07、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま新任の大蔵大臣が所信表明を行なわれました。伺っておりますとたいへんけっこうな所信表明でございまして、おっしゃるとおりのことができるならば、私どもも日本の国民のためにたいへんしあわせである、このように考えるわけであります。ただ、しかしこれを伺っております中では、表現が非常に抽象的でございまして、いろいろな表現が、表現としては理解できますけれども、内容の具体的な問題については、いろいろと相互間に矛盾のある点も感じられるわけでございます。そこで本日は最初の委員会でもございますし、時間が不十分ではありますけれども、少し基本的な問題についてお伺いをいたしたいと思います。  お伺いをいた……

第48回国会 大蔵委員会 第44号(1965/07/09、30期、日本社会党)

○堀委員 だいぶ長い間証券問題が非常に不況を続けておりましたし、いろいろと論議をすることが必ずしも適切でないという場合もありましたので、今日までこの問題についてあまり論議をしてまいりませんでしたけれども、大体、全体の様子を見ておりますと、ようやく問題は非常に深刻な状態になってきて、今後の見通しについても必ずしも明確でないという状態になってまいりましたので、本日は少し時間をかけて資本市場の諸問題についての根本的な論議を少しさせていただくことによって、本日大臣は御出席ではございませんけれども、次官並びに事務当局において今後の御検討を進められるための一つの素材を提供するというような気持ちで、ひとつ問……

第48回国会 内閣委員会 第29号(1965/04/08、30期、日本社会党)

○堀委員 大蔵省設置法の一部改正に関しまして、私は、きょう二点ばかり問題点を指摘をし、それについての大臣の見解を伺っておきたいと思います。  まず最初は、保険部設置についての問題でありますけれども、私ども大蔵委員会で、生命保険、損害保険等の問題について、これまでいろいろと議論をしてまいりました。その中で、実は保険審議会の委員の構成の問題についてかつて私議論をいたしましたが、その中で、いま生命保険の問題として一番重要なのは、保険審議会でも取り上げていただきましたけれども、契約の失効の問題であります。この契約の失効の問題はどこにあるかというと、保険外務員の問題に関係がございます。そこでこの外務員た……

第48回国会 予算委員会 第16号(1965/03/01、30期、日本社会党)

○堀委員 委員部のほうに大蔵省から資料が参っておると思いますから、委員長ひとつ各委員及び新聞記者の諸君に資料をお配り願いたいと思います。あわせてこれもひとつ皆さんにお配りをいただきたいと思います。  きょうは三月一日でありまして、いよいよ確定申告の時期になってまいったわけであります。御承知のように、三月十五日が事業税その他についての確定申告の日時でありますけれども、そこで、この所得税の仕組みについて、最初に少し大臣にお答えできる範囲でお尋ねをいたします。  現在の所得税は、所得税法第二条で、所得のある者は全部課税をする、全部の所得に課税をするというのが所得税法の原則だと思いますが、大臣どうです……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1965/08/09、30期、日本社会党)

○堀委員 いまごあいさつの中にもございましたけれども、大臣お急ぎのようでありますから、二点だけちょっと政治的な問題についてお伺いをいたします。  第一点は、最近新聞紙上で拝見をしたことでありますけれども、いまの選挙区制の問題について、大臣は少なくとも来年の春ぐらいまでに成案を得て、臨時国会か何かでそれを法案として、次の総選挙はひとつその新しい区制によってやるんだ、こういうふうにおっしゃっているように新聞で承りましたが、大臣のこれに対するお考えをはっきりさせていただきたいと思います。
【次の発言】 実はこれまで私も選挙制度審議会の第一次、第二次の委員をしておりましたけれども、区制を改めるというと……

第49回国会 産業公害対策特別委員会 第2号(1965/08/06、30期、日本社会党)

○堀委員 本日は伊丹国際空港における騒音の問題と、それから最近この空港の東西の位置にジッェト旅客機用の燃料タンクを新設をするということに対する、この二点の問題について、運輸省、運輸大臣にお伺いをいたします。  実は最近私ども地元の関係者から、伊丹国際空港の南西端にジェット燃料の燃料タンクが新設をされるというふうに報告を受けました。その場所は神津小学校という小学校の直前にありまして、また、その部分にはかなり住宅が多く、県道を越えた部分にも住宅がかなり建っておるわけであります。そこでこの問題について、これは行政財産の中にそういう民間の施設をつくるのでありますから、運輸省側として、その場所に設置をす……

第49回国会 産業公害対策特別委員会 第3号(1965/10/04、30期、日本社会党)

○堀委員 この間委員長と御一緒に調査をいたしました中で、私非常に基本的な問題があると思います。それは四日市の視察に際して、三重県知事及び四日市の市長等からいろいろと国に対する要請がありまして、私どもも現在公害が発生しておる問題については、国としても十分な配慮を行なわなければならぬというふうに考えますけれども、片面でそういう要請がありながら、依然として海岸地の埋め立てがさらに行なわれているというような事実があるわけでございます。これでは、海岸を埋め立てたら、そのあとには必ず公害をもたらす産業が来るというのが現在の実情でございます。埋め立て地に主として参ります工業は、大体火力発電所、鉄鋼業、石油精……

第49回国会 大蔵委員会 第4号(1965/08/10、30期、日本社会党)

○堀委員 私はいま有馬委員がお尋ねをしてまいりました今回の小林議員の地位利用に関する問題について、そのことはそのこととして、公社のあり方の問題について少しお伺いをいたしたいと思います。  最初に御報告をいただきたいのですが、さっきお話がございましたこの百五十三名の逮捕者の起訴が十六名でございますか、それで現在なお拘置中の者が五十二名、こういうことでありましたがこれの職階別の内訳をちょっとお答えいただきたいのです。
【次の発言】 ちょっと、いまのお答え少し抽象的なのですが、私きのう実は公職選挙法改正特別委員会で聞きましたところでは、本社の課長の逮捕が三名、任意出頭が二名、支社、支局ですかの長の任……

第49回国会 大蔵委員会 第6号(1965/08/18、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま最近の経済全体の情勢についてのお話がございました。私が本日お伺いをいたしますのは、最初に、現在の現状分析の上に立っての日本経済の今後の見通しの問題をまずお伺いいたしまして、二番目には、そういう問題に関連をいたしまして、いま非常に論議の中心となっております公債問題についての日本銀行としてのお考えをお伺いし、三番目には、その問題にやはり関連をいたしまして、今後の金利及び日本銀行としての金融調節機能の問題についてお伺いをいたし、最後に、証券金融についてお伺いをいたしたい、大体こういう項目についてこれからお伺いをいたしたます。  一番最初に、現在の現状分析については、ただいま総裁のお……

第49回国会 大蔵委員会 第7号(1965/09/02、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣は平岡さんの質問を多少ひがみじゃないかとおっしゃるのですが、われわれが多少ひがまざるを得ない現実が少しあるのです。それはどういう問題かと申しますと、現在非常に経済が不況だといわれておりまして、企業の収益が上がっていない、こうなっておるわけですね。大体去年の九月決算、三月決算ともに、要するに増収減益だというかっこうになっております。これの中身を点検してみるならば、増収で減益になった分というのは、前期比で見るならば、税法によって償却が厚くなったことによって減益になっているわけです。その減益になった分というのは、自己資本に、内部留保に回っておるわけですね。ところが、内部留保にそれを回し……

第49回国会 大蔵委員会 第8号(1965/09/30、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと一言関連して言いますと、いま有馬委員が指摘をしたようにレッテルがちゃんと張ってあれば実はまだいいのです。レッテルがAビール、びんはBビールということであればいいんですが、要するに消費者の側はAのビールがほしいと思って注文をすると、ビールびんのレッテルというのは、ビールを大量に冷やすときには氷水で冷やすのですが、冷蔵庫では間に合わないから、大きなオスタップの中に氷と水を入れて冷やすとレッテルがはがれて出てくる。そうすると、このビールは何のビールかというと、びんの名前しかわからない。これは外国人に言わせると、だましてビールを飲ませるじゃないかということになるわけです。日本人はそこ……

第49回国会 大蔵委員会 第9号(1965/10/04、30期、日本社会党)

○堀委員 最初に、関税局長にお伺いをいたします。実は具体的な案件が最近一つございまして、関税のあり方について私もやや問題があると思いますので、本日は少しその問題について触れておきたいと思います。  具体的な案件と申しますのは、ことしの春ソ連のイルクーツクで平和友好のための青年学生の友好祭が行なわれまして、そこへわが国から青年学生の代表者が二百名ばかり参加して平和友好祭の行事が行なわれたわけであります。その行事の際に、ソ連のあっせんをする当局のほうからカラーフィルムの贈与を受けまして、そのカラーフィルムでこちらの団員がその友好祭における日本の団員の状況の撮影をいたしまして、そしてフィルムにして持……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第3号(1966/04/05、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣に、今度の新しい改正選挙法の運用上の問題を含めまして、ひとつお伺いをいたしたいと思います。  制度というものが改められますと、相当行政上手落ちのない処置がとられないと、特にこの選挙人名簿の取り扱いについては、はからざるいろいろな脱漏その他が起き得ることだと思います。いま私、自治省の事務当局が非常に熱心に資料をそろえて出していただいておるものを少し拝見してみましても、この前の参議院選挙の前に法律の改正をいたしましたために、それが周知徹底をしていなくて、参議院選挙における選挙権の行使に不自由な状態をした人が相当にあることがここでわかったわけでありますが、今度の基本選挙人名簿の改正を末……

第51回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第5号(1966/04/12、30期、日本社会党)

○堀委員 最初にちょっとお伺いをしておきたいのは、こういう事案の処分については、起訴、それから起訴猶予、不起訴と、こういう処分があると思いますけれども、その起訴及び不起訴、起訴猶予の取り扱いの区分について、これは事務的なことでありますから、刑事局長のほうからお答え願います。
【次の発言】 そういたしますと、今回の事案は、一般的に国民が受け取ります感じとしては、不起訴というと、何か犯罪容疑はないものであるという部分に該当するような理解のしかたが一般に行なわれておるわけでありまして、普通常識的には、何か起訴猶予というものが、犯罪容疑はあるけれども、公判が維持できないという判断、この判断は検察庁の判……

第51回国会 大蔵委員会 第4号(1965/12/24、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、昨日予算委員会で佐藤総理と公債問題について論議をいたしました中で、総理は、財政法第四条については少なくとも今回の特例のこの措置と見合うような形の改正は自分の在任中はしないということを約束していただいたわけです。私がやはりいま一番心配しておりますことは、四十二年度の財政経済全体の状況でございます。四十一律度は御承知のようにこれまた七千億円の公債を発行するわけでありますから、要するに財政規模は一五%伸ばそうと思えば伸ばすことはできます。しかし、これを財政法四条のワクできっちり締めておる限りは、今度はその対策で伸ばすのには限界がございます。公共事業のワクが、きのう確認をしたところでは……

第51回国会 大蔵委員会 第11号(1966/02/18、30期、日本社会党)

○堀委員 本日は、金融の問題について大臣に少しお伺いをしておきたいと思いますが、ちょっと時間もございませんから、私も簡単にお伺いをいたしますので、大臣のほうもできるだけ時間を節約して御答弁をいただきたいのですが、いまの日本の経済、景気の現状、これをひとつ簡単に、どんなふうに見ていらっしゃるかをちょっとお答え願いたいと思います。
【次の発言】 何といいますか、非常に長期的にはそうでございます。しかし、いまの二月の経済状態といいますか、景気の状態といいますか、短期的に、もう一つ具体的にいえば、いよいよ三月決算がそろそろ始まってくるわけですが、今度の三月決算というのは九月比でどのくらいと大臣は見てい……

第51回国会 大蔵委員会 第13号(1966/02/23、30期、日本社会党)

○堀委員 実は、いま小林議員の質問の中にありました問題で、あとの当委員会での法案の審議に必要だと思いますので、ひとつ資料要求をお願いしたいのです。  本年度の公共事業費で、国及び地方に対する補助分とあると思うのですけれども、国の場合は、これは国だけで済みますからよろしいが、地方に関係のある公共事業費については、現在は実際の単価が、実は皆さんのほうの定めておる単価よりは高いのです。そこで、それの三分の一補助ということで出しますと、残り三分の二を地方が持った上に、その三分の一の中の単価によって埋められない部分をさらに地方が持つわけです。結局、国が公共事業費として地方へ配分したものに見合うその残りの……

第51回国会 大蔵委員会 第18号(1966/03/08、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連。いまの総裁の御答弁は、審査は慎重にすると言われるが、その会社の経営その他に関して、労使双方が適正な条件が生まれてこないような企業、そして、あまりに常識の範囲を越えて会社側が労働者に対して圧力を加えるようなことがもしあるとするならば、これは企業として適正な発展ができない、今後とも融資基準上の問題としてもこれは考慮に値する問題につながると思うのです。だから、私は、労使の問題は労使がやればよろしいと思います。思いますけれども、そこにはおのずから良識の範囲があるべきであって、不当に労働者を押えつける、労働組合を圧迫するようなやり方をとる企業は順調に企業が発展できると私ども考えら……

第51回国会 大蔵委員会 第19号(1966/03/09、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、きょうは開発銀行の融資というものが、はたして開発銀行法第一条の定めたような融資が行なわれておるのかどうか、第十八条に規定をするような本来の目的に使用されておるかどうかについて、少し疑義のある具体的なケースがありますので、これを中心にしながら、現状における開発銀行の融資態度、及び今後のそうした事業に対する貸し出しの問題について、少しお伺いをいたしたいと思います。  最初にちょっと確認をしておきたいのですけれども、開発銀行法第一条は、私が申し上げるまでもなく、「日本開発銀行は、長期資金の供給を行うことにより経済の再建及び産業の開発を促進するため、一般の金融機関が行う金融を補完し、又……

第51回国会 大蔵委員会 第21号(1966/03/16、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連して。  いま三十万円まで基礎控除を置いたら、二千七百億ですか、減収になるというが、それは確かに上まですらっと持っていってしまうと二千七百億円くらい減税になります。ところが、それを大体二百万円超くらいのところで、そのところからだんだんカーブが消えていく、こういうふうにもし考えるとするならば、というのは、いまの問題というのは、低所得の者が非常にたくさん課税対象になっておるということが問題なんで、だから高額所得者のほうは、生計費に相当余裕のある収入があるわけですから、その分は担税能力ありと見るならば、そこまで減税する必要はない。であるから、趣旨として、われわれがいまそういう問……

第51回国会 大蔵委員会 第24号(1966/03/22、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、自由民主党、日本社会党、民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案をされました所得税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議の提案の理由を申し上げます。  最初に案文を朗読いたします。     所得税法の一部を改正する法律案に対する附帯決議  政府は、今後も引続き減税につとめると共に、最近の経済事情の推移を考慮して、各税にわたる減税殊に所得税の減税(課税最低限の引上げ、税率の緩和、退職所得等の控除の引上げ)に対し、積極的に努力すべきである。以上であります。  最近、諸物価の高騰その他経済事情は、働く一般の国民に対しては大きな負担を与えておるわけでありまして、これに対しまして、政……

第51回国会 大蔵委員会 第25号(1966/03/23、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連して。  いま問題になっておる自己資本比率が上がってきた場合九十六億円ですね。これは積算の基礎は一体どういうことによって九十六億円出したのか。一体、現状でそういうメリットがあったら増資が実際にはできるのか。そういう増資のあり方いかんによっては非常にアンバランスな問題が起きるんじゃないかと思うのです。たとえば、いまは世銀借款等によって、当然自分のほうの意思でなくてもある程度の借り入れ比率によって増資をしなければならぬところもあるわけですね。そうして、そういうふうに非常に増資ができるところとできないところという企業の問題があるとすると、本来ならできないところにメリットを与えて……

第51回国会 大蔵委員会 第26号(1966/03/24、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと一言だけ。いまの主税局長の答弁の中で、やはりちょっと考えを変えておいてもらわなければいかぬ点があるのです。それは交際費という形で支出をされたものは実は消えてしまうんですね。だから、本来なら、そういう場合には価格の競争がなければいけないんですよ。まず私のほうはこれだけ安いんです。――資本主義社会というものは、よりよき物をより安くということが資本主義社会の競争の原則ですから、価格のほうを固定して、交際費のかっこうで日本的な――それは外国にもコミッションがありますが、この情実因縁関係を通じて販売を拡張しようというやり方は、企業としては近代的ではない。だから、交際費を減らしたら、その……

第51回国会 大蔵委員会 第27号(1966/03/29、30期、日本社会党)

○堀委員 いま武藤委員の質問で、いろいろ税制に関する問題については明らかになってまいりましたけれども、この税制上の措置は、最低所得税を負担しておる者に対しては減免の効果があるわけですけれども、所得税を負担をしていない人にとっては、実はこの法律は何ら恩恵の及ばないことになるわけですね。  そこで、ちょっとお伺いをしたいのは、本年度において所得税の納税世帯と非納税世帯とに分けて、大体非納税世帯というのの所得金額の状態、要するに、非納税世帯といえども、扶養家族が多ければかなり金額は高くなるわけですしするわけですが、本年度における非納税世帯の所得階層分布というものの資料がありましたら――納税世帯のほう……

第51回国会 大蔵委員会 第29号(1966/04/01、30期、日本社会党)

○堀委員 一昨年来、証券市場の不況に際しまして、日本銀行が本来の業務のあり方としての貸し出し以外の方法をもって、あるいは、通常の業務でありますけれども、ふだん行なっていないやり方等によって貸し出しをいたしましたその貸し出しの日時、金額、相手先、主として証券保有組合及び日本共同証券に対する資金の供給につきまして、当委員会に資料として日本銀行から提出をしてもらいたいと思いますので、よろしくお願いをいたします。

第51回国会 大蔵委員会 第31号(1966/04/13、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま金融全般についてのお話がございましたけれども、私は、本日は証券に対する日本銀行の金融諸問題あるいは証券金融の問題、これを第一点としてお伺いをいたしたいと思います。第二点は、いま最後にお触れになりました諸外国の金利の情勢に伴うところの相対的な金利幅の縮小からくる円シフト、及び国内の景気回復に伴う民間の資金需要というものからくるところの金融面におけるタイトになるという側面、それからもたらされる今後の国債その他の発行を含めての金利の諸情勢というものについて、お伺いいたしたいと思います。  最初の問題は、いまもすでにお触れになりましたけれども、政府の施策に基づきまして、昨年の七月を底……

第51回国会 大蔵委員会 第32号(1966/04/15、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連してお尋ねします。  保険業法施行規則第十九条は「保険会社が其ノ財産ヲ利用スルニハ総資産ニ対シ左ノ割合ヲ超ユルコトヲ得ズ但シ特別ノ事情ニ依リ大蔵大臣ノ認可ヲ受ケタル場合ハ此ノ限ニ在ラズ」こうなっているわけですね。それで、株式の保有十分の三となっている以上は、いまの質問に対しては、一体その特別の事情とは何ぞやということを答弁しておかなければ、質問に答えたことにならないわけだ。いまの答弁で、最低が二〇%で平均三三%なら、四〇%をこえているところもあり得るわけだから、三〇%をこえたものについては、特別の事情によって大蔵大臣が認めていなければならぬはずだ。施行規則にだって、「左ノ……

第51回国会 大蔵委員会 第33号(1966/04/19、30期、日本社会党)

○堀委員 大臣にお伺いをいたしますけれども、この前の本会議でのわが党の細谷議員の質問に答えて、特別地方債の千二百億円というものは元利とも財政上の処置をする、こういうふうな御答弁があるわけですけれども、この地方債について元利とも財政上の処置をするということは、具体的にはどういう処置になるのでしょうか。
【次の発言】 私もこまかい具体策を伺うつもりはないのですが、いまのお話はちょっと抽象的に過ぎる感じがするのです。地方財政と国の財政を分けて考えて、今度の千二百億円というものの性格が、言うなれば、七千三百億円の建設国債に見合う地方負担分だ、こういう感触で私も理解をしておるわけですけれども、そうします……

第51回国会 大蔵委員会 第34号(1966/04/20、30期、日本社会党)

○堀委員 政府にお伺いをいたしますけれども、この間保険審議会の工藤さん及び料率算定会の村瀬さんにお越しをいただいて少し論議をいたしましたけれども、私は、いまのこの地震保険もさることながら、この間横山委員の指摘のありましたように、どうも現在の損害保険の各種料率というものが、担保力をできるだけ早くつけたいということのほうに比重がかかり過ぎて、やや料率全体が少し高いのではないのか、こういうふうな感じがいたしてなりません。やはり担保力をふやしていくためには、当然多数の者が保険に加入をするということが担保力をふやしていくことになるので、そのためには保険料を高くして、それが担保力を早くふやす方法であるのか……

第51回国会 大蔵委員会 第36号(1966/04/26、30期、日本社会党)

○堀委員 地震保険に関する法律案に対する附帯決議の案文を朗読いたします。    地震保険に関する法律案に対する附帯決議案  政府は、保険事業の現状にかんがみ、次の諸点を検討し速やかに措置すべきである。  一、地震保険のてん補範囲に分損を加えること。  二、保険料を一層低率とすること、殊に地震保険について考えること。  三、保険事業に関する税制について再検討を行ない一般企業との均衡を考慮すること。  四、火災共済協同組合が、可及的速やかに地震保険業務を営み得るよう適切な行政指導をはかること。  五、地震保険については施行後の推移を考慮し適切な運用改善をはかること。 過ぐる新潟地震のありましたあと……

第51回国会 大蔵委員会 第37号(1966/04/27、30期、日本社会党)

○堀委員 関連。  四十三年四月から確かに免許制というのは一般的に行なわれるわけですけれども、御承知のように、いま新山一問題というような問題が提起されておるわけですね。新山一というものがもし設立されれば、これは免許制による第一号の免許会社です。そうすると、新山一は免許制だから監査が要らないけれども、その他の証券会社は全部監査は要るのだ。ですからこの問題は、大臣、この立法の当初の趣旨も、監査をしてならぬということでないと私は思うのですね。あなた方が監査の問題のディスクロージャーのあり方については、これまでの金融機関のいろいろなあり方として必要がない、こう認めたのは、当分の間それを必要としないとい……

第51回国会 大蔵委員会 第43号(1966/05/24、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連。  いまの給与課長の話ですと、厚生年金にはそういう式のことはない、こういうことですね。  そこで伺いたいのは、厚生年金の場合に、いまのように本人の意思でなくて断続的な勤務になっているのは年金通算がどうなっておるのか。要するに、いまの問題というのは、定員法という一つの問題があるがために、その制度のために、実際は常用すべき者が、その制度の結果としてこういうことが起きておることですから、この問題がもし本人の側に問題があって――さっきあなたがそこで答弁されたように、短期のものをそういうふうにしていくと、掛け捨てになったりして非常に被保険者にも気の毒である、そういう角度から見るな……

第51回国会 大蔵委員会 第45号(1966/05/27、30期、日本社会党)

○堀委員 関連。  いま三公社のほうの短期給付の給付率について、山田委員の質問に対して、専売公社及び電電公社は七〇%、国鉄六〇%という話がありましたが、国家公務員共済組合はどうなっておるのか、地方公務員共済組合はどうなっておるのか、ちょっと政府のほうからお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの答弁では、私の伺っていることは全然わからないのです。要するに、いま国家公務員共済組合であっても、本人の場合には全額費用は負担をされておるわけでありますが、家族は五〇%の負担になっておるのか、いまの電電その他のように七〇%、六〇%のような付加給付があるのか、その点をお伺いしておるのですから、そ……

第51回国会 大蔵委員会 第46号(1966/05/31、30期、日本社会党)

○堀委員 私もちょっと一言だけ……。  いまの議論をずっと私ども見ておりますと、実は、社会保険としての考えの問題ではなくて、法律の技術的な、制度の転換がもたらした盲点だと私は思っておるのです。だから、社会保険のものの考え方としては、当然そういうものが断絶されないような処置をとるべきであるにもかかわらず、要するに、恩給法と新法と施行令というものが段階的な処置をされたために、私どもからいえば、政府の側に落ち度があったという感じがするのです。そういうもののない形で引き継げるような遡及した処置をとるべきであるし、それをその時点で配慮せずに移行したという移行形態の犠牲者なんだから、これは単にいまの共済組……

第51回国会 大蔵委員会 第47号(1966/06/01、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。  皆さん非常に理論的にものをやっていらっしゃるのですが、この間も私ちょっと言ったのですけれども、共済制度というようなものは、ともかく相互扶助が基本にあって、みんなで助けていこうという考えだと思うのです。困っている人の場合には助けてあげましょう、共済というのはそういう字でしょう。これは本来がともに助けるという意味だろうと思うのです。そうしてみると、その六万円をはじくときには、もし私が政府なら、今度六万円にする人たちはいまどういう生活をしているのか、これを一ぺん調査をするのが私は前段ではないかと思うのです。そうして、その生活の調査をしてみて、六万円でまあまあこれまでより引き上……

第51回国会 大蔵委員会 第48号(1966/06/07、30期、日本社会党)

○堀委員 厚生大臣にお伺いをいたします。  現在、北海道地区に限って、冬季の間社会保険の医療給付に加えて暖房料というものが設けられておりますけれども、私は実はこの暖房料が北海道だけに設けられておるという点についてはいかがなものであろうかという論議を先般当委員会でいたしたわけでございます。御承知のように、現在医療を行ないます場合には、一般的に申しまして、内科の診療は患者を上半身裸にしなければ診療はできません。日本の現在の冬季の温度は、病気である患者の上体を裸にして診療するのに適当なほどの温度のあるところというのは、ほとんど日本国中ないのではないかと私は思います。ですから、実は暖房ということは、診……

第51回国会 大蔵委員会 第51号(1966/06/21、30期、日本社会党)

○堀委員 ちょっと関連して。あとで私も質問をするのですが、ここだけもう問題が出ていますから伺いますが、五十六条の二は「銀行が理事、代理、役員又は使用人」とこうなっておる。総裁と副総裁というのはこの中で何ですか。
【次の発言】 ちょっといまの答弁、こじつけの感じがするのですが、五十五条は「銀行の総務、理事、代理、役員及び使用人」とあって、総務から始まって理事へいって、総裁、副総裁が下のほうの役員の中へ入るなどというのは、協定のたてまえから見てもおかしいじゃないですか。ここの五十五条の「銀行員の免除及び特権」は「銀行の総務、理事、代理、役員及び使用人は、」とあって、次にこう書いてあるのです。それで……

第51回国会 大蔵委員会 第52号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。  具体的には兵庫県の芦屋と有馬を結ぶところに芦有開発株式会社という利益を目的とする会社がある。これが開発銀行をペテンにかけて金を借りた、そうして芦屋から有馬をつなぐ道路をつけている。その道路を事業認定をした際に、それにインターチェンジが要るのだということで、他人の土地に対して土地収用をかけて、現在これは係争中なんです。私はこれを当委員会で二回ほどやったことがありまして、具体的にこういう利益を目的とした民間会社が道路の関係の法律のもとに土地収用をやっている。だから、土地収用ができるのは、私どもはこれまでは公的な機関のみと、こう考えておったところが、これはもうそういうことで、……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第13号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○堀議員 ただいま議題となりました物価安定緊急措置法案の提案理由を御説明いたします。  今日、国民がひとしく望んでおりますのは、物価の安定であるといっても過言ではありません。ここ五、六年、物価の上昇は著しく、消費者物価指数は、三十五年を一〇〇といたしまして、四十一年三月には一四〇・二と四〇%もの騰貴を示し、国民生活に著しい悪影響を与えているのであります。  三十九年度は、公共料金一年ストップ政策の影響によりまして、対前年度上昇率は四・八%と、三十八年度の六・六%上昇に比べまして、やや下落を示しましたが、四十年度は再び七・四%と急上昇し、その結果、さきに総理府統計局が発表しました家計調査によりま……

第51回国会 物価問題等に関する特別委員会 第16号(1966/06/22、30期、日本社会党)

○堀議員 現在の物価のいろいろな問題を考えますときに、中心になります国の行政機構の問題というのを調べてみますと、一般的に申して、生産者の利益を代表すると思われる省庁が非常に多いのでありますけれども、残念ながら、純粋に消費者の利益を代表する省庁というのは、実は現在の内閣の仕組みの中にはありません。そこで、現在は経済企画庁がその任に当たっておられる、こういうことでありますけれども、現在の法制の仕組みからいいますと、経済企画庁はいろいろと意見をお述べになりますけれども、いろいろな物価問題についての決定権は、ほとんど各省庁にまかされていて、それについて意見を述べるという範囲のきわめて消極的な存在になっ……

第51回国会 予算委員会 第3号(1965/12/23、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、本日この予算委員会におきまして、いま非常に論議の中心になっておりますところの国債発行の問題を中心といたしまして、経済の見通し、財政のあり方、減税の問題、物価その他金融等についていろいろな問題をお伺いいたしたいと思いますが、最初に総理にひとつお答えを願っておきたいことは、最近、御承知のように、ことしの七月までは沈滞し切っておりました証券市場は、七月における政府の経済施策の発表とともに、異常な状態でやや投機化をしてまいっておりまして、 先般はついに大蔵省では、それに対する規制処置を省令をもって講じるという段階に至ったわけでありますけれども、このことは、政府の皆さん方がインフレにはな……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 大蔵委員会 第1号(1966/07/15、30期、日本社会党)

○堀委員 関連して。  この間の総理の答弁を私聞いていて、何をお答えいただいたのか、実はよくわからなかったのです。  私は、前段の、小林議員が一体なぜ離党したのか、それについてちょいと先に答えていただきたいと思います。というのは、離党という問題と復党という問題は表と裏ですから、離党するにはするだけの何らかの理由がなければ離党するはずがないのですから、なぜ離党したのか、それをちょっと先に答えていただきたい。
【次の発言】 いまのお話の中で、別にことばじりをとらえて申すのではないのですが、自分のところまでこなかったからというおことばがちょっと一つあったわけですね。私はその問題は別として考えても、お……

第52回国会 大蔵委員会 第2号(1966/07/19、30期、日本社会党)

○堀委員 最初に、ちょっと主税局長に伺いますが、今年度あるいは来年度、わかるほうでいいですが、利子と配当の租税特別措置による減収というのは幾らになりますか。
【次の発言】 実は私どもは、いまの租税特別措置法の中で一番どうも不公平に国民が感じておりますのは、利子及び配当の分離課税の問題だろうと思います。これはいま主税局長の答弁がございましたように、利子及び配当及び税率の部分を含めますと、約六百億くらいに大体なっておると思います。配当の問題は、実は株式の状態がかんばしくないから、そこで直ちに利子との権衡をとる意味で、配当の分離課税をしたのだ、こういうことになっておりますけれども、分離課税をしまして……

第52回国会 大蔵委員会 第3号(1966/07/22、30期、日本社会党)

○堀委員 関連。  大臣にお伺いをいたします。私どもは、ともかく行政というものはルールに従ってやるものだと思っているのです。ルールをきめると、そこでショートサーキットにやるということは、片方で正規のルールがあるときに、その正規のルールを守っていては間に合わないとか、守ることが適当でないとか、何かそういうことがなければ、いたずらに私は恣意的な処置がされるべきではないと思うのであります。ですから、この問題は、田口事務官が親切に、その問題は財務局に苦情処理機関が設けてあるから、そこへ書類を持っていきなさいと言った。そこまでは適切な処置なんですよ。いいですか。私どもは、ここでこういう問題の処置をするた……

第52回国会 大蔵委員会 第4号(1966/07/25、30期、日本社会党)

○堀委員 ただいま議題になっております外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案について、最初に少しお伺いをいたします。  この法律案によって、かねて資金としてたくわえられておりましたインベントリーファイナンスは今度ゼロになることになります。そうして、四十一年度の一般財源のために百七億円を繰り入れる、こういうことになってまいったわけでありますが、私ども、最近の財政の状態を見ておりますと、大体あっちこっちにいろいろとありましたものは全部本年度をもって使い切った、こういうふうな感じがいたしておるわけでございます。この点について、本年度が国債の発行を行なったとともに、これまでの貯金を全部食いつぶし……

第52回国会 大蔵委員会 第6号(1966/08/24、30期、日本社会党)

○堀委員 最近の新聞紙上をにぎわしております金融上の一つの問題として、長期金利の引き下げという問題が非常にいろいろな角度から報道されておりますが、これについては、大蔵大臣は再任早々にこの意向を表明しておいでになりますが、大蔵大臣のその長期金利引き下げについての目的といいますか、真意は一体どういうところにあるのか、最初にそれをお伺いしたい。
【次の発言】 私は当委員会でずいぶん長い間論議をしておる中に、まず金融の正常化という問題が一つあるわけでございます。  金融の正常化というのは、長く題目としては言い古されてきておるけれども、実は実行が非常に行なわれていないというのが現在の実情だろうと私は思う……

第52回国会 大蔵委員会 第8号(1966/10/19、30期、日本社会党)

○堀委員 まず最初に、官房長官にお伺いをいたしますが、新聞の伝えるところによりますと、あなたは、十五日の午後、総理のところへおいでになって、消費者米価の値上げの取り扱いにつきましてお話しになった結果、総理は、一月の米価の値上げは見送りたい、こういうふうにおっしゃったということが新聞に伝えられておりますので、官房長官からその点をひとつ明確にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、いまのお話を裏返して伺いますと、消費者米価は一月から上がり得るというふうに理解いたしますが、よろしいですね。
【次の発言】 一体、一国の総理大臣が、補正予算をこの十一月に提出をしようというこの段階にき……

第52回国会 大蔵委員会 第9号(1966/11/08、30期、日本社会党)

○堀委員 実は、これまでの経緯について、午前中の理事会では十分私から委員長に申し上げてあります。委員長も十分御了承になっておることだと思うのです。日程が詰まる詰まらぬの問題は、私どもはここへ一時間出てこい、二時間出てこいと言っておるのではありません。総理の口から、自民党の総裁としての責任のある者が、及び総理大臣として、名前を借用されて、それで自分は知らぬで済むなどということは、いまの状態で通るか通らぬかは――政治姿勢を正すという総理としては、ここへ出てくるのが当然じゃないですか。委員長、当然と思われるかどうか、それをお答えいただきたいのです。

第52回国会 文教委員会 第2号(1966/10/17、30期、日本社会党)

○堀委員 実は私、ずいぶん久しぶりに当委員会に参りまして、本日質問をさしていただくのですが、さっき有田文部大臣のお話の中で、私のちょっと納得のできない点が一、二点あります。川崎委員との質疑応答の中なんですが、文部大臣は、教職員の待遇改善のために考えなければならぬと、きょうのごあいさつにもあるわけですね。ですから文部大臣としては、完全実施に一生懸命努力した、こういうようにお話しになっておるわけです。これは努力をなすったと私思いますが、具体的にちょっと伺っておきたいのは、ことしの概算要求の中で義務教育費国庫負担法に伴うところの予算の要求をやっておいでになるけれども、その際、昨年も実は値上げ分の十一……


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第46回国会(1963/12/20〜1964/06/26)

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1964/02/07、30期、日本社会党)

○堀小委員 私、実はブラジルに行って一番痛切に感じたのは、やっぱり日本で見ていますとブラジルというのは何かはるかかなたの国で、どうも無縁の国のような感じが実はしているわけです。日本人は行っているけれども無縁の国のような感じがしている。しかし行ってみるとやはり五十万のコロニアとその子孫がいるわけですし、企業もさっきのお話のようにかなり進出をしている。私は一番痛切に感じたのは、リオデジャネイロ空港におりて町へ入ったらとたんにフォルクスワーゲンの車が洪水のように走っているわけですね。一体フォルクスワーゲンがどうしてこんなに多いのですかといって外務省の方に聞いたら、いやこれはブラジルの国産車であります……

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1964/02/13、30期、日本社会党)

○堀小委員 関連して。いまの銀行の店舗の増設の問題ですが、基準がないようですけれども、具体的には何か点数表があって、その一番から何十番かずらっと並べて、いいことですけれども、その点数が非常にものをいうように私理解しているのですが、そこの取り扱い方が、私はいまの全国銀行、相互銀行、信用金庫といったワク別にそういう順位、点数を比べるのなら合理的だと思うのですが、どうも実情を拝見すると、信用金庫、相互銀行、銀行全部ひっくるめて点数でランクがついているように、最近のことじゃないけれども、ちょっとそういう理解をしたことがあるわけです。そこで最近はどうなのかということをちょっと一回聞いておきたい。

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○堀小委員 ただいままでの歩積み、両建ての議論は、原則論という点についてはわれわれも同感の点が非常にあるわけですけれども、さらに進んで、それじゃ三〇%とかいろいろな数が出てきておる土台は一体どういうことになっておるのか。それから都市銀行、地方銀行、相互銀行、信用金庫、いまの金融機関は大まかに分けて四つのジャンルに分かれると思うのですが、その各ジャンル別に歩積みなり両建てなりの現在の姿というのを一体どの程度に銀行局は把握しておるのか、その点をジャンル別に、そうしてたとえば都市銀行について言うならば、一行一行聞く必要はありませんけれども、それを多いもの、中くらいのもの、少ないものというのを、大体多……

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第4号(1964/04/16、30期、日本社会党)

○堀小委員 最初に銀行局長にお伺いをいたしますが、十三日から、銀行局におきましては日本銀行と共同で各金融機関に対して立ち入り検査を行なって、この歩積み、両建てについての調査を始められておると思いますが、この調査の状況を最初にちょっとお答えいただきたいと思います。
【次の発言】 そこで実は私この前の委員会で要望いたしましたし、聞くところによると閣議においても総理その他もこの特別調査についてぜひやれということで今日行なうことになったと思います。いま伺いました銀行調査のあり方でありますけれども、三十九行ございますが、この中で都内と地方と区別は一体どういう形になっておりますか。

第46回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第5号(1964/05/22、30期、日本社会党)

○堀小委員 最初に銀行局のほうから少しお伺いしておきたいと思います。  これは非常に簡単な資料でありまして、実は私、今度はかなり精密な資料を御提出いただけるというふうに期待しておりましたけれども、前回の資料と並べてみると、まさに前回の検査と同じスタイルになっているわけです。しかし、この前と今度とはこの問題の取り上げる角度がだいぶ違っておるというふうに考えております。ということは、前回ももちろん当委員会においていろいろ議論がありましたけれども、今度ほどいろいろな角度から問題にした経過での検査ではなかったわけであります。この資料だけでは非常に不十分だと思いますので、ちょっと二、三の問題についてお伺……

第46回国会 大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/03/12、30期、日本社会党)

○堀委員 この間大蔵委員会でも触れた点でありますが、早急にとかいうようなことでは、われわれは信用できません。だからこれは期限を切っていただきたい。いまから一年以内に公的病院は全部それらの差額徴収部分を廃止する、これを答弁してもらいたい。それができなければ、大蔵省は今後一年間に全部準備を整えて、来年の本日から全国の公的医療機関に対して一斉に課税をする。一年間猶予を与えますから、やれますかどうですか厚生省答えてください。
【次の発言】 私はいまの医務局長の答弁、納得しません。そこでこれはいろいろ問題がありますから、少し具体的に詰めておきますけれども、基礎ベッドが一体全体の中の何割までは適正であると……

第46回国会 逓信委員会大蔵委員会社会労働委員会連合審査会 第1号(1964/04/23、30期、日本社会党)

○堀委員 最初に法制局に少し基本的な問題についてお伺いをいたします。  予算総則に定めておる給与あるいは予算の中にあります給与というものの法律的な解釈をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 そうすると、ただいまの給与という概念の範囲と、公労法第八条第一号の「賃金その他の給与」という、この給与の範囲との差があるのかどうか、予算総則等に定める給与ということばの持つ意味と、この公労法第八条第一号の給与ということばの持つ意味とは、どういうふうな関係にあるかをお答えいただきたい。
【次の発言】 ただいまのもう一回確認をいたします。  そうすると、給与総額でいう給与とこの八条一号の給与とは差がある……

第46回国会 予算委員会第一分科会 第7号(1964/02/25、30期、日本社会党)

○堀分科員 実は先般、たばこと肺ガンという問題について大蔵委員会で論議をいたしましたときに、広告宣伝費の問題について資料が不十分でありましたので、本日は本年度予算を含めてこの専売公社の宣伝費の問題を少し伺いたいと思います。  そこでまず最初にお伺いをいたしますが、昭和三十九年度におけるところの専売公社の役務費の中に含まれておるところの宣伝費は一体幾らであるか、報償費よりこれまでも大体五千万円内外のものが組みかえて宣伝費に使用されておるけれども、その報償費からの組みかえ分は一体幾らであるか、総計昭和三十九年度に予定しておる宣伝費はこれからのもので幾らなのかということのほかに、米葉資金から振りかえ……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1964/02/20、30期、日本社会党)

○堀分科員 それでは国鉄の側にお伺いをいたしますが、皆さんのほうから出した一種の通達といいますか、申し入れに対して、国鉄関係の業者がそれを実行しない場合には、国鉄は一体どうしますか。
【次の発言】 私は昨年の二月二十六日の当分科会において、特急の食堂及び弁当の販売等の諸問題、それから特急内部の暖冷房、換気等の問題について実は論議をいたしました。そのときの、当時の副総裁の答弁は、「ただいま御指摘のございました点につきましても、とくと食堂会社を督励いたしまして、御趣旨に沿うように指導いたしたいと思います。」そういうふうにはっきり答えておられるわけです。ところが、私それから約一年ずっと特急に乗って東……

第46回国会 予算委員会第四分科会 第8号(1964/02/26、30期、日本社会党)

○堀分科員 本日は電電公社の関係の問題と郵政省の予算の関係の問題について少しお尋ねをいたしたいと思います。最初に電電公社の問題からお伺いをいたしますが、総論として公社の総裁にお尋ねをいたします。  公社が公文書によって一つの見解を発表した場合に、公社は、その公文書による見解については責任をはっきりととられますか。そのことからちょっとお伺いをしたいと思います。
【次の発言】 そこで実は電電公社が臨時行政調査会からの照会に応じて、臨時行政調査会に対して報告をされている文書がございます。その中で少し確認をいたしたいと思いますけれども、「給与総額制度」という問題に対する報告でありますが、「予算上の給与……

第46回国会 予算委員会第二分科会 第3号(1964/02/19、30期、日本社会党)

○堀分科員 私のほうから政府側に要望いたします。時間が三十分ですから、答弁は簡潔、率直にひとつお願いをいたしたいと思います。  本日お伺いいたしますのは、すでに本年度の参議院の予算委員会においても林塩委員からお尋ねもありましたし、昨年の予算委員会の分科会においても、参議院で林さんからお尋ねがあった看護婦の深夜作業に関する手当の問題でございます。  そこで、まず最初に厚生大臣にお伺いをいたしますが、これまで厚生君側の答弁は、ひとつできるだけ看護婦の深夜勤務については手当を増額するように努力したいという答弁がしょっちゅうされておりますが、私ちっとも成果があがっていないと思う。そこで一体厚生大臣は、……


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第48回国会(1964/12/21〜1965/06/01)

第48回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1965/05/17、30期、日本社会党)

○堀小委員 ちょっといまのに関連して。いまのお話の点なんですけれども、上場会社の三分の二、が適用されるとなると、これまたセレクトをしないと、これが一斉に手をあげれば一ケ月五百億とかいうことになるのじゃないかと思うのです。だから結局原則は私もそういうことでいいのじゃないかと思いますけれども、その次の段階で、経団連でお考えになっている月二百億程度にしぼっていくということになると、そのしぼるためにはそれでは一体何でしぼるかということになるところに、また細目的なルールというものが要るようになるのじゃないかと思うのですが、その点についてはどういうお考えでしょうか。

第48回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1965/02/23、30期、日本社会党)

○堀分科員 私は建設関係の問題で質疑をいたしますのは、国会議員を七年やっておりますがきょうが初めてでございます。こういう場違いの問題を取り上げるに至りましたのは、私なりに理解しがたい問題があるものですから、事案はきわめて具体的な事案でありますけれども、その事案の背景にありますものは、法律の問題を含めて検討を要する問題があると判断をいたしましたので、本日質疑をいたすわけであります。  問題は土地収用の問題でありますけれども、最初に事務当局にお答えいただいてけっこうです。  土地収用法というのは、昭和二十六年六月九日に立法をされておるわけですが、土地収用法が立法をされた当時にすでに有料の観光道路が……

第48回国会 予算委員会第五分科会 第3号(1965/02/24、30期、日本社会党)

○堀分科員 いま局舎の問題が出ておりましたから、先に私も局舎の問題について少しお伺いしたいと思います。  いま郵務局長ですかがお答えになったのはよくわからないのですが、昭和四十年度の郵便局舎の建設予算は、三十九年度の七十一億五千八百六十七万三千円に対比するものは幾らになるのか、ちょっとお答えをいただきたい。
【次の発言】 その中で普通局は幾らで、普通局の中の新増築分は幾らになるか、ちょっとお答えを願います。
【次の発言】 いまの七十億というのは、昨年度の四十七億八千六百万円に見合うものでありますか。実はそれは土地買収その他が含まれると、ちょっと計算がわからなくなりますので、昨年度は、私が持って……

第48回国会 予算委員会第三分科会 第4号(1965/02/25、30期、日本社会党)

○堀分科員 本日は医療費の問題をお伺いをするわけでありますけれども、現在の健康保険というものの実際の状態が、少し詳しく分析をされておらなければ、私はそれに対する対策というものが正しく打ち出されない、こう考えるわけであります。  そこで、最初にちょっとお伺いをいたしますけれども、健康保険全体につきまして、最近の受診率の動きを御説明いただきたいと思います。事務当局でけっこうです。
【次の発言】 受診率だけでいいです。
【次の発言】 治療日数のほうは、やはり同じように、どういうふうな経過になっておるかをお伺いいたします。
【次の発言】 いろいろと健康保険の制度は各種の保険が組み合っておりますから、全……


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第49回国会(1965/07/22〜1965/08/11)

第49回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1965/08/04、30期、日本社会党)

○堀小委員 最初に、金融制度調査会の堀さんのほうにお伺いをいたしますけれども、ここにも述べられておりますように必ずしも十分ではない。その点は私もそういう感じがしておるのでありますけれども、実は今後、この問題は金融制度調査会としてはどういうふうになさるのか。この共同準則運用委員会が設けられて、そこでいろいろと、今後の経過については、新たな段階に応じていろんな問題がやはりそこに提起されたり、また、それがそこでコンクリートになったものはまた共同準則の中に入ってくるとか、何かそんなことが起きてくるんではないだろうか。ただ準則は準則でこれだけ、運用は運用で別だということではなく、だんだんこれが発展を――……


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第51回国会(1965/12/20〜1966/06/27)

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1966/05/11、30期、日本社会党)

○堀小委員 最初に、資本市場研究会という、高橋亀吉さんが委員長をしていらっしゃる会がございますね。実はここが「資本市場の在り方」という報告をお出しになっておるのを私拝見しておるのですが、ここの中には代表的な証券会社の幹部の方も委員として名前を連ねていらっしゃいますね。野村証券では副社長の北裏さん、それから当時山一証券で専務をしておられた中島さん、大和証券の投信委託の社長をしておられた西村さん、それから日興証券の社長の湊さん、それからあと玉塚証券の関口さん、日東証券の土屋さん、これもやはり業者の方がお入りになった委員会で答申が出ておりますね。この答申はこれだけの業者の皆さんが参加をされてお出しに……

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第2号(1966/05/25、30期、日本社会党)

○堀小委員 きょうこうやってお越しをいただいて、私どもは少し詰めた議論をさしていただくつもりでおります。詰めた議論をさしていただくということは、客観的ないろいろな指標、データに基づいて、先ほども三森さんがお話しになったんですけれども、需給のアンバランスが適正化をするような目的でおやりになった、こういうことですから、現状が需給のアンバランスが適正化をしておるかしていないかということが、放出をすべきかどうかということ、目的が達成されたかどうかということのきめ手になると思います。  そこで、前段としてお伺いをしておきたいことは、私は、昭和三十九年の三月でありましたか、当時の山際日銀総裁にお越しを願っ……

第51回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第3号(1966/06/24、30期、日本社会党)

○堀小委員 今度の放出株の問題で、何ですか、非常にうっとうしい状況になっているのですけれども、私は、どうもこれだけが何かうっとうしい状況になっている最大の要因で、ほかには要因がないかのようにいわれておる点に疑問が実は非常にある。しかし、ここは時間がありませんから議論をいたしませんが、こういうことが言われておるようですね。株の放出が行なわれると、その金は日本銀行に入ってしまう、要するに、それだけオペレーションをやったと同じ効果になってくる。確かに実際はそういうことになると思うのです。しかし、それはそれだけ還流すれば、市中の資金状態をにらんで、日本銀行としては、現在の公債発行下におけるところのある……

第51回国会 法務委員会大蔵委員会連合審査会 第1号(1966/04/22、30期、日本社会党)

○堀委員 私は、この商法の一部改正に関する法律案について質問をいたします前に、最初に法務大臣にお伺いをしたいのですのですけれども、今度のこの商法の改正というのは一体だれのためにされるのか、それからちょっとお伺いをしたい。
【次の発言】 大臣も御承知のように、昨年の七月まで証券市場が非常に低迷をいたしました。そのために実は多数の株主が多くの被害を受けた事実があるわけであります。その善意なる株主、そういう人たち、その中にはいろいろ問題がありましょうけれども、そういうときに、その人たちに被害を与えた側というのは、それではどこかというと、ある意味ではやはり発行会社である企業の側と証券会社側の適切でない……

第51回国会 予算委員会第五分科会 第2号(1966/02/25、30期、日本社会党)

○堀分科員 きょう私は、郵政省所管の問題と、電電公社の所管の問題について、お伺いをいたします。  最初に、郵政省のほうから始めさしていただきます。実は、ときおり私ども新聞で承知をしておりますけれども、郵便貯金なりその他為替等の関係で、横領といいますか、いろいろな業務上の犯罪が、郵政省の所管で起きておることを、私どもも承知をいたしておりますが、それにつきまして、実は少し予算との関係で伺っておきたいのであります。為替、貯金の犯罪によって、資料をいただいておるのですが、国というのですか、郵政省として、損害を与えられておる部分がかなりございます。それをざっと見ますと、発覚という形で、皆さんのほうの資料……

第51回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1966/03/01、30期、日本社会党)

○堀分科員 私は、本日は重症身体障害者に対する対策の問題と、ガンの対策の問題と、医療費の中での請求簡素化と、それから技術料の適正評価、これだけをちょっと伺いたいと思うのです。  最初に、重症身体障害者の問題なんですが、ずっと私この問題を調べておりまして、現在多少不況にはなっておりますけれども、国民生活全体としては、かなり生活の内容は改善をされてきまして、一般的にいえば物価高で生活が苦しいとはいいながらも、ささやかなしあわせの暮らしをしておる国民が大多数だと思いますが、この重症身体障害児をかかえておる親の場合には、これはもうまことに不幸のどん底にあるという状態が間々見られて、このためにあるいは一……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第4号(1966/02/28、30期、日本社会党)

○堀分科員 公取委員長すぐ参りますね。時間がありませんから先に始めます。  本日はすでに問題は解決をいたしておりますけれども、粗鋼減産に関して住友金属の問題というのは昨年の暮れかなり大きな問題になりました。問題は一応落ちつきましたけれども、あの問題の中にはかなり重要な問題点があると私は思います。そこで大臣があの問題をどういう角度でお考えになっておるか、ちょっとそれを最初にお答えしていただきたい。
【次の発言】 いま大臣はそういうふうな角度でとらえていらっしゃるのですが、実は私はこの問題をちょっと――もちろんそういうことがあったと思うのですが、問題の中心は、私は鉄鋼の輸出のあり方の問題があの問題……

第51回国会 予算委員会第四分科会 第6号(1966/03/02、30期、日本社会党)

○堀分科員 本日は、現在の経済の状態から推測をして、将来の問題についての日本経済の姿を少し議論させていただき、同時に、先般から問題になっております電信電話公社の電話料金の値上げの問題と中期経済計画との関連ということについて、最後に消費者物価の問題についてお伺いしたい、こう思っております。  最初に、私、この前の予算委員会で御質問をいたしましたときに、大体今後の経済見通しとしては七%前後の経済成長というものを当分期待をしたい、こういうふうな御答弁があったと思うのですが、現在の時点での来年度見通しは大体七・五%の伸びという、これまではそういうのが入っていなかったのですが、今度は皆さんのほうのお出し……


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第52回国会(1966/07/11〜1966/07/30)

第52回国会 大蔵委員会金融及び証券に関する小委員会 第1号(1966/07/21、30期、日本社会党)

○堀小委員 最初に、私ども前回当委員会で歩積み・再建ての解消について決議をいたしまして、二年間大蔵省の指導によりまして一応自粛対象と目される部分がなくなりましたことは、諸金融機関とされましてもいろいろと努力をしていただいた結果だと思いまして、その点については私どもも一応満足の意を表したいと思います。  ただ、今後の問題について少し二、三お伺いをしておきたいと思うのでありますが、これまでの取り扱いは、実は都市銀行から信用金庫に至るまで一律のルールによって処置をしていただいてきたわけであります。しかし、今日の時点にまいりますと、これからは都市銀行と信用金庫というふうに非常に大きな格差のある金融機関……



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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。