このページでは堀昌雄衆議院議員の29期(1960/11/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は29期国会活動統計で確認できます。
○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表して、ただいま説明されました選挙制度審議会設置法案について質問をいたします。 わが憲法は、その前文において、「日本国民は、正當に選挙された国會における代表者を通じて行動し、」という言葉で始められております。民主主義政治の基本は、すなわち、ここに求められるべきで、何よりも、まず第一に、選挙が正当に行われるのでなければなりません。このことは、およそ政治に関心を持つすべての国民にとって、しごくあたりまえの常識でありますが、では、現在の選挙がはたして国民の常識通りに正当に行なわれているかと尋ねられるならば、何人も、おそらく、いなと答えることでありましょう。(拍手)法……
○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました副議長久保田鶴松君の不信任決議に反対の討論をいたします。(拍手) まず、第一に、ただいま自由民主党を代表して鈴木君の述べられました不信任の理由は、まことに根拠薄弱、何人も、これをもって不信任の理由とすることを認めるわけにはいかないと思います。(拍手)これは、ただに、この議場におられる皆さんだけが納得をすればそれで済むというような、軽々たる問題ではありません。いやしくも、一議院における副議長を不信任するにあたっては、ひとしく、日本国民のすべてがその理由を納得するだけのものがなければ、国民の権威を無視することになることは明ら……
○堀昌雄君 私は、ただいま議題になりました酒税法等の一部を改正する法律案、物品税法案について、日本社会党を代表して反対の討論をいたします。 皆さんも御承知のように、最近の物価の値上がりはまことに目ざましいものがございます。昨年一年間を通じまして一番値上がりをいたしましたのは野菜でございますが、統計で見ましても一年間に二割三分の値上がりをいたしております。大根一本が五十円も六十円もするというのが現在の姿でございます。さらに魚介類におきましても一割二分も上がっておるのでありまして、これらの物価騰貴が一体今の政界に対してどのような反応を示しておるかということは、毎日新聞の世論調査によってもきわめて……
○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表して、公職選挙法等の一部を改正する法律案に対する社会党提出修正案の提案の趣旨説明を行ないます。(拍手) 七月一日に予定されておる参議院選挙を前に、今国民が最も大きな関心を持って見詰めておりますのは・この公職選挙法改正の行方であります。一昨年行なわれた第二十九回総選挙は、解散前の臨時国会で、公明選挙実現のための決議を行なったにもかかわらず、選挙犯罪は、件数において七割、人員において六割も激増を示し、検挙された者は、三万二千七百六十八人に達しまさに未曾有の汚れた選挙となったのでございます。このような汚れた選挙が行なわれたことに対しては、国民各層は強い憤りを覚え、……
○堀昌雄君 ただいま議題となりました国民金融公庫法の一部を改正する法律案について審議の際、留保された少数意見について、提出者外七名を代表して報告をいたします。 ただいま委員長の報告にもありましたが、この法案の趣旨は、国民金融公庫の業務の円滑な運営をはかり、経営基盤の一そうの強化に資するためと、このようになっておりますけれども、この法案の本旨といたしておりますところは、農地被買収者に対して二十億円を、国民金融公庫から年金利六分五厘をもって貸し出しをするということが法案の実体でございまして、ここに掲げられておることとは縁もゆかりもない内容を持っておるわけでございます。(拍手) そこで、まず第一……
○堀委員 大臣にちょっと伺っておきたいのですが、これまで、いろいろ選挙法改正の問題について、ルールがあったと思うのです。今のこのルールのままで選挙法の改正を提案されるのか、そのメカニズムの中で、何らかもう少し別途の、委員会といいますか、調査会というか、審議会というか、何かわかりませんけれども、そういう原案が出てくるまでの過程において、新たなる何らかの構想を持ってこれに臨まれるのか、この点をちょっと伺っておきたいと思います。
【次の発言】 もう一つは、時期の問題を伺っておきたいのですが、私どもは、この前の公職選挙法の特別委員会でいろいろと論議をいたしました。ほぼ、いろいろな点で考えもまとまってお……
○堀委員 大臣がまだなかなかお見えにならぬようですから、ちょっとそれまで村上財務調査官に少し講義をしていただきたい。よろしくお願いいたします。
実はきょうのいろいろなあとの問題に関連のありますことで少し伺っておきたいのは、一昨日以来本会議でも論議がされております問題との関係もございますが、米国経済の最近の実情について、四半期別のデータを、一つ年率で、設備投資、在庫投資、個人消費、その中でも耐久消費というようなものについて、おわかりになっておる範囲で承りたい。
【次の発言】 一番肝心な耐久消費財の部分にお触れにならなかったのですが、これは今お手元にございませんか。
○堀委員 今の佐藤さんの質問に関連して私一つ主税局長に伺いたいのですが、たばこの小売店は御承知のように入ってくるものがはっきりしておるし、利益率もはっきりしておる。収入はきわめて明確なことになっておる。そこで、現在の租税の体系から見ますと、勤労者の方に対しては勤労控除というものがある。この勤労控除の性格はもちろんいろいろな意味があると思いますけれども、一般的な考え方から見ると、所得が非常にはっきり出ておるという点について、他との権衡を多少維持していきたいという配慮も私はなきにしもあらずだろう、こういうように考えておるのであります。それは理由はいろいろとつけようがございましょうけれども、そういう……
○堀委員 輸出入銀行の問題を伺います前に、建設省、運輸省等からもお見えになっておりますから、この方は簡単ですから、この問題だけを先に処理して、輸銀の問題を伺いたい。 実は本日ちょっと伺っておきたいと思いますのは私どもの地元の尼崎というのは、御承知のように日本の中で地盤沈下の著しいところでございます。この地盤沈下が何によって起こっておるかと申しますと、これは工業用水を井戸水によってくみ上げるために地盤沈下が起きておるというのが、大体定説になって参っておりまして、工業用水道を敷設することによりまして、最近敷設されました地域、工業用水をあまりくみ上げない地域におきましては、地盤沈下がだいぶ少なくな……
○堀委員 本日は、いよいよ三十五酒造年度が始まることになりまして、酒米の割当がおおむね国税庁でも終わられたようでありまして、聞くところによりますと、大体暫定価格として石当たり一万二千円ということで今扱っておられるようでありますが、この酒米の価格と業務用の米の価格と一般の配給米の価格が三本立になっておるようでありまして、これにつきましては、昭和二十四年八月二十五日の当委員会において論議がされておるわけでございます。そこで、私実はこの八月二十五日の委員会の記録をずっと読んで調べてみたのでございますが、どうも政府側の答弁に納得のいかない点が多々ございますし、私もこの問題を少し調べて感じましたことは、……
○堀委員 総理大臣に、だいぶもう島上さんからお尋ねになっておりますから、簡単に要点だけ伺います。
今までお話しになった中で私が納得できませんのは、この選挙の腐敗、違反というものは、選挙に立候補する側、運動をする側にその責任があるのか、そういうことによって引き起こされた違反に関連をしておる国民の側にその責任があるのか、一体いずれにその責任があるのかを一つはっきり考えていただかなければならないと思います。どちらに主たる責任があるのか、伺いたいと思います。
【次の発言】 おっしゃる通りであると思いますが、そうすると、今の御答弁の中に、来年度の予算で公明選挙の推進のための費用をふやしたから、そうする……
○堀委員 本日議題になりました選挙制度審議会設置法でありますけれども、これまでの調査会と特に異なる点を一つ具体的に御説明いただきたいと思います。
【次の発言】 いずれも諮問機関でありますから、この前の調査会でも、この第二条に掲げるようなことは、諮問をすればできたと思いますけれども、その点はいかがでございましょうか。
【次の発言】 そういたしますと、この法案の中でこの前の選挙制度調査会と異なるのは、私は、政府みずからがこういう法案を作って、政府自身をある程度逆に規制をするといいますか、コントロールする意味でできた法案というような感じがしてくるわけでありますけれども、この前の調査会でも、諮問機関で……
○堀議員 今御質問になりました点は、私どもとしては、まず、一体この選挙のあり方はいかにあるべきかという基本問題に関連をして参りますが、憲法は、その前文に国の主権が国民にあることを認めると同時に、正当に選挙された代表者をもってなるところの国会において、その権威が行使されるということになっておるわけであります。その正当に選挙されるというこの言葉が、正しく今の選挙の法律の中に盛り込まれておるか、同時に、その法律と実態との間がどのようになっておるかというところにきわめて問題があるのでございまして、実は、今回提案いたしましたこの改正の諸点につきましては、これは、必ずしもわれわれだけがこれを念願しておるわ……
○堀委員 今の点、重大なことですので、ちょっと関連して確認をしたいと思います。
一体犯意があるとか、故意があるとかないとかという判断はだれがするのですか。この法規では規定によって取り締まれ、こういうことにあるのですから、判断をするものがどこかに出てくるはずだと思いますが、一体その判断はだれがするのですか。
【次の発言】 最終的には裁判官がしますが、この事実があるというふうに認められる場合に、原則的に――この場合、もしわれわれが告発をしなければ検察庁が黙っているというような場合、だれが見ても常識的にこういうことに該当すると思う場合に、その犯意があるとか、故意があるとかないとかということを調べな……
○堀委員 ただいま議題になっております工場立地の調査等に関する法案につきまして一つ伺いたいと思います。 大体この改正案の主体をなしておりますものは、新たに工場を設置する場合に、その地域における設置が適当かどうかということを調査し、場合によっては勧告ができるということのようでありますが、あとで企画庁の計画局長が来られましたら、いろんな基本的な問題について伺いたいと思いますが、まずこの法案との関連で伺っておきたいことは、今後に予想せられる工場の新設については、既設の土地に新設をする場合と、新たに土地造成を行なって、そこに新設する場合とが予想せられると思います。そこでこの法案をこのままで拝見をいた……
○堀委員 最初に佐藤参考人にお伺いをいたします。 ただいまのお話の中で大体先生のお考えはわかるのでありますが、実は私は今の工場立地の問題には非常に基本的な問題があると思います。その基本的な問題と申しますのは、地方自治体が非常に工場を誘致したいのでございますが、現在の税制と関係があるわけでございます。今固定資産税というものが地方自治体にとりましては大きな収入源になっておりますので、その固定資産税を何か大幅に受け取りたいということになりますと、工場を誘致するということがきわめて手っ取り早い手段になりますので、その点で、ややもすると無理な状態でありながらもその財源を求めるという観点から工場の誘致と……
○堀委員 私は、昨日の本会議で、勝間田同僚議員から水田大蔵大臣に対して、金利問題についてはどうかという質問がなされたのに対して、実は大臣はお答えがなかったわけです。そこで、本日は、最近の金利の利下げ問題について、少し詳しく伺いたいと思いますが、最近の金利の引き下げというものは、一体主たる目的は何かということから伺いたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、金利の今度の問題について、いろいろと新聞その他にも出ておりますが、本来的な資本主義のルールからいくならば、金融が緩慢になっておるときに金利を下げるというのは常識だと思うのですが、今回は非常に政策的に問題が取り扱われたように感じておるわ……
○堀委員 昨日お話が半分くらいで終わりましたので、引き続きやらしていただきますが、きのう私が伺って少しはっきりわかりましたことは、郵便貯金の金利を下げたいということは、金利水準という面からの必要性があるということが一点と、それから、郵便貯金特別会計の赤字があるので、その赤字補てんという意味を含めて下げるのだ、こういうお話が二つあったわけです。今度の利下げ問題というのは、私が最初に伺ったように、本質的にはわが国の産業の競争力を高めるということから金利水準を下げるという意味で今回行なわれたということは、その関連は明らかだと思います。郵便貯金特別会計法の赤字があるから下げたんだということは、それは補……
○堀委員 ちょっと資料の要求を一つお願いしたい。それは、現在公務員の宿舎が相当たくさんある。政府の関係しておる公務員宿舎、これは現在各省庁別に割り当てられておると思うのですが、もととしては大蔵省が予算を組んでやることですから、一つ各省庁に対して資料要求を出して調査していただきたい。大体これは等級別に宿舎が作られておる。五等級用とか、何か俸給の等級別に宿舎が作られておる。ところが、どうも私が少し拝見しておるところでは、五等級用の宿舎に二等級の者が入る。三等級の者が入る。要するに毎年度下級者のために相当たくさんに建築はされておるにかかわらず、実態としては下級者が入れないで、上級者が相当に入っておる……
○堀委員 税法に関して二、三お伺いをいたしたいと思います。
最初には、青色申告の問題について少し原則的なことをお伺いしたいと思います。その原則的なことを伺うというのは、一番最初に、ちょっと基本的な問題から確認をして参りたいと思うのですが、税の取り扱いを税務署、国税局、国税庁という行政機関が取り扱う場合には、私は、やはり行政機関ですから、税法の定める範囲において当然行なわれるものだと理解をしておるわけですが、この点についてちょっとお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、その次に、現在とられております納税の制度は申告納税制度ということになっておると思いますが、この申告納税制……
○堀委員 最初に日銀総裁にお伺いをいたします。 ただいまお話を伺っておりました中で、今度公定歩合を一厘お下げになったことによって、公定歩合操作の弾力的な措置を行ない得る余地を残すことになった、こういうふうに承ったわけでありますが、私は、過去数年間の日本の金融情勢の経過を見ておりますと、日本銀行は、この公定歩合の上がり下がりに関係なく、常に窓口規制を強力に行なって資金の需要を押えつつ指導をしてこられた、こういうふうに見受けておるわけであります。そうしますと、今の日銀のとっておられるこの窓口規制のウエートと、金利の引き下げによる弾力的な処置の余地というものとの関係は、一体いずれがウエートが高いの……
○堀委員 関連をしまして、私、公社債投信のことについてだけ、ちょっとお伺いをしたいのでございますが、公社債投信の問題は、証券業界でお考えになって、大蔵省に対して接触をお持ちになった時期というのは大体いつごろでございましょうか。
〔委員長退席、鴨田委員長代理着
席〕
【次の発言】 実はこの公社債投信は一月に設けられることになっておった。ところが、一月は御承知のように政府が金利を下げようという政策のスタートをした時期でありまして、これがちょうど重なって参った。そこで、最近の形勢を見ておりますと、ある新聞では、銀行筋の方が東京は今大空襲中だというようなことが出ておる。社債投資信託で空襲されて……
○堀委員 本日は国民貯蓄組合利子所得に対する分離課税等の問題について伺うわけでありますが、ちょっとその前に、土曜日の朝刊に、水田大蔵大臣は、二十四日でございますかの閣議において、今問題になっております医療費の引き上げ問題について、今度の一〇%の医療費の引き上げは、自分が単価で上げることに賛成のように伝えられておるが、それは誤りで、厚生省の言うように点数合理化によるべきであると考えておるということの了承を閣議に求められたということが、一斉に伝えられております。このことの真意といいますか、それが事実そのままであるのか。この際その部分についてあるいは訂正される部分があるならば、はっきりとお答えを伺っ……
○堀委員 国立病院の特別会計にガン・センターを包含したいという法案が提案されております。これに関連して、二、三お伺いいたしたいと思います。 どうも私最近いろいろな施設の状態を見ておりますと、とかく東京に各種のものが集中するという傾向が非常に著しくて――もちろんそれは東京にあることが便利であるということも、私は一つの条件としてあり得ると思うのでありますが、各種機関が東京に集中する傾向が著し過ぎるように思うのであります。今回のこの問題は、旧海軍医学校の施設を転用してガン・センターをお作りになるということで、その施設があるからそこへ作るんだというふうに理解されるわけであります。これはガン・センター……
○堀委員 私は、今までおっしゃった中で、三点ばかりお伺いをしておきたいと思います。 第一は、負担の公平化ということが税制の一番中心だとおっしゃるのであります。私、このたびの予算委員会におきまして、この問題には触れたのでありますけれども、国民の負担の公平化を考える場合には、その実態が明らかになっておらなければ、どうして公平化をはかることができるか、私はこういうふうに思います。ところが、現在日本の所得階層を分析するところの資料というものは、大体農民については農家経済調査というのがございます。主税局に求めまして、税金に対する、要するに上の方だけの所得階層の数の数字はございます。あるいは総理府が持っ……
○堀委員 実は大蔵大臣の御出席をお願いしましたが、予算委員会の関係で御出席が願えないようでありますから、一つ政務次官に、本来ならば池田総理の出席を求めて伺わなければならぬほどの重大問題でありますので、十分責任のある御回答をいただきたい。 昨日の建設大臣のお話によりましても、今度の道路整備五カ年計画につきましては、二兆一千億円は財政計画がすでにあるので、これについてはガソリン税の増徴は今後はやらない方針だということを、ここではっきりなさったわけであります。そういたしますと、残っておりますのは、大体一般会計から入ってくるということで処理されると思うのでありますが、あと一つ最近の状況で見ております……
○堀委員 ただいま議題になっております関税定率法関係の問題につきまして、最初に法制局の方に少しその基本的な問題をお伺いして、それから問題の中に入って参りたいと思うのであります。
御承知のように、憲法八十四条で租税法定主義というものが書かれておるわけでありますが、この法定主義という、ここに書かれております憲法の目的とするところは一体どういうところにあるのか、一つ法制局の方からお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 今おっしゃるのはその通りでありますが、その目的としておる意味でございますね。何を目的としてこういうふうに憲法に書かれておるのかということを、一つ伺いたいのであります。
○堀委員 高いところと安いところと、一番安い目方の重い分と、上限下限と、モードはどこにあるかということを伺わないと、全体を平均したって、要するに平均という問題のかかり方自体がわからないと思います。だから、その点をもう少し詳しく伺いたい。
【次の発言】 関連して。
今伺った中でも、私ちょっと理解できないのは、前段の方で市価二万円程度で売られるものは輸入価格が五千七百二十円だとおっしゃいましたね。それで、あと安いものというので、紡毛製品の方で市価一万三千円くらいで売られるものは四千五百七十五円だとおっしゃったわけですから、この間にはわずかに千二百円しか輸入価格として差がないわけです。しかし、実際……
○堀委員 このいただいた資料で見ますと、第二次合理化計画から合理化完成後までで、ガス源別の生産費というものは著しく変わってくるようになっております。そこで、この合理化が完成したときには、なるほどこういうことになると思うのですが、現在の時点では今大体どういう――そうですね、構成比だけでけっこうですから、現在はどういう構成比になっておるか。
【次の発言】 先ほどもお話がありましたが、大体合理化完成時は四十二ドルくらいを目標にしておる、こういうお話でありますが、この肥料の貿易の自由化は一体どういうふうな段取りになっておりますか。
【次の発言】 四十二ドルに国内の生産額がなって、なおかつ外国の――こち……
○堀委員 国民年金特別会計法案につきまして、この国民年金特別会計法案の母法になっております国民年金の取り扱いの問題を少し承っておきたいと思います。
現在、無拠出年金といいますか、福祉年金につきましては所得制限が行なわれておるようでありますが、この所得制限を認定する取り扱いは、現在年収十三万円、学齢児童一人当たり一万五千円の加算をしたものを所得制限として考えるということになっておるようでありますが、そういうものの認定の仕方はどういうことになっておるのか、お聞きいたしたい。
【次の発言】 そこで、今の所得制限と関連してくる問題でありますが、全部支給と一部支給停止と全部支給停止と、こういうケースが……
○堀委員 関連して。
今のお話を聞いてちょっとわかったのですが、その通達ですね、これはまだこの通り今やっているのですか。この通達の取り扱いについては一々書面で当局に連絡しろとか、こまかく規定していますね。現在もその通りに生きていますか。
【次の発言】 これが出た当時というのは、昭和二十六年で、経済状態として見ると、昭和二十六年というのは、非常にインフレーション、物価が上がってきた時期の最終段階だと思います。以後安定してきているのですね、一般的な傾向としては。そうすると、これが出た時期というのは、過去におけるインフレーションの過程の中でいろいろな問題があって、それに対応して出たものだというふう……
○堀委員 最初に、ちょっと、恩給局が入っておられると思いますから、恩給局の方にお伺いいたします。 今度、恩給法の改正が行なわれることになっておると思うのでありますが、その中で、海外引揚者について、初めから外国政府の職員であった者が引き揚げ後公務員になりました場合には、これは通算されるのか、あるいは、たとえば満州国における開拓義勇軍というか、こういうところ、あるいは協和会等の政府機関と同様な状態のところに、当時の国内の政治的な要請に基づいて内地の公務員であった者が赴任をして、そうして戦後引き揚げをしてまた再び公務員に復活をした場合に、これらのものも通算をされるのかどうか、恩給側の取り扱いをちょ……
○堀委員 ただいま議題となりました大阪港及び堺港の開発に関する外貨債の発行に関する件に関しまして、大蔵大臣に少しお伺いをいたします。 最近の設備投資の増高は新聞紙上でも伝えられておりますように異常な高度な状態が続いておるのでありますが、この大阪湾における開発計画もやはりこの設備投資の増高の一環として理解しなければならない問題だと思うのであります。そこで、現在の設備投資の状況その他につきましては、私は実は企画庁長官の出席を要求いたしましたけれども、きょうは他の方に所用があって出られないということでございますので、この問題につきましては一部二十五日の委員会に譲りたいと思いますけれども、当面一番私……
○堀委員 本日伺いますのは、大阪湾、堺港及び大阪南港の開発をするので、その資金としてドイツからマルク債として約一億マルク借款をしたいということに伴う法案でありますけれども、それの土台となります大阪周辺の開発という問題と日本の今後の経済及び当面したいろいろな設備投資との関連について、少しお伺いをいたします。 まず第一に、企画庁長官に伺いますが、皆さんの方でお出しになった国民所得倍増計画というものと、それから、現在の経済の状態というものとを、今の時点で大体どういうふうに考えておられるか、それを最初にちょっとお伺いしておきたいと思います。
○堀委員 私はただいまから、かねて池田首相が所得倍増に関していろいろと発言しておられる中で、大体所得格差の問題はどうなるかということについて、当委員会で十二月十四日に愛知委員にこう答えておられます。「私は倍増ということは、これは格差解消への有力な手段と考えておりまして、倍増するということは格差を少なくしていこうということの一つの手段と申しますか、こういうふうに考えておるのであります。」こういうふうにお答えになっております。その後の審議の経過を見ましても、私ども社会党は、成長政策というものは所得格差が広がるものであるという考えに対して、常に所得格差は縮まるのだという答弁がなされておるわけでありま……
○堀委員 自治大臣にお伺いをいたしますが、現在当委員会において附帯決議をつけまして成立をいたしました選挙制度審議会の審議が行なわれておるわけでありますが、ちょっとこれに関して二、三自治大臣の見解を承っておきたいと思います。 第一に、私どもは、この審議会に特別委員として参加をさせていただいておりますが、総理大臣の最初か二回目でしたかの総会で行なわれておる発言が、私どもとしてはやや当院における附帯決議の趣旨に反しておるのではないかという疑いが感じられておるわけであります。おそらく自治大臣もその席に御出席でございましょうから、その辺の事情を一つつまびらかにしていただきたいということを大臣にお伺いし……
○堀委員 私この間伺ったら警察庁は御答弁できなかったので、あらためて伺っておきますが、三十五年に行なわれた総選挙で逃亡者が九十名か幾らかあって、指名手配をしてあるのが六十人くらい出てきた。一体それは逮捕したのか、自首したのか、どういう内訳だったかということをちょっと伺っておきたいと思うのです。
【次の発言】 六十八名の中で、十七名は入院ですから除くわけですね。そうすると五十名余りですね。五十名の五ないし六割なのですか、六十八名の五ないし六割なのですか。これをはっきりしておきたいと思うのです。
【次の発言】 これは、私は今後の問題として非常に重要だと思いますので、少し詳しい格好でお調べを願いたい……
○堀委員 法律解釈でちょっと微妙なところがありますから、法制局のだれか一つ出てきていただきたい。
【次の発言】 法制局にちょっと伺いますけれども、公職選挙法三十五条以降、三十七条「投票管理者、」三十八条「投票立会人」、三十九条「投票所」こういうような規定がありますが、その規定を十分に満たしていないような条件のもとに行なわれた選挙は有効か無効か。
【次の発言】 ちょっと立会人のところを読みますと、第三十八条「市町村の選挙管理委員会は、各選挙ごとに、各投票区における選挙人名簿に登録された者の中から、本人の承諾を得て、三人以上五人以下の投票立会人を選任し、その選挙の期日前三日までに、本人に通知しなけ……
○堀委員 ただいま総裁から現状につきましてのお話がございましたけれども、私は、まず今の経済情勢――私出身が医者でございますから、これはやはり経済全体が病気にかかった、こういう状態で判断をいたします。そうしますと、われわれ医者の常識からいたしますと、一番肝心なことは、この病気の根本的な原因が何かということをはっきり突きとめませんと、それに対する的確な治療方針というものは出て参らないわけでございますので、今ちょっと抽象的にはお触れになりましたが、現在のこの状態の一番根本的な原因は、総裁はどういうものだというふうにお考えになっておるか、そのことについてお考え々承りたいと思います。
○堀委員 きょうは通商局長と調整局長がお見えになっておりますので、次会はちょっと御出席が無理かと思いますから、この関連の問題だけをちょっと私伺っておきたいと思います。 外貨の割当の下期の予算をお組みになった点でちょっと私気になりますのは、貨物輸入の内容につきましては大体一・六%ぐらいの伸びしか見てない。非常にしぼった格好で外貨予算が組まれておりますね。この外貨予算を組む土台になったのは、おそらく鉱工業生産が趨勢見通しで一八・五%になるのだということが、この輸入貨物の土台になったのじゃないかと思うのですが、この輸入貨物の外貨割当予算の基礎は大体どこにありますか。
○堀委員 時間がありませんから、少し簡単にやらせていただきます。
この前の大蔵大臣の財政演説の中でちょっと二つばかり気になることがあるのですが、国際収支の問題について、「やがては、困難な事態に直面することも予想されるに至ったのであります。」とこうお述べになっております。この困難な事態ということは一体どういう事態ですか、具体的に一つ……。
【次の発言】 それは抽象的にはそうだということはわかりますが、具体的にはどういうことですか。
【次の発言】 それでは政府が予定されておった設備投資は一体幾らですか。
【次の発言】 実はさっき安井君の質問に答えられて、経済見通しはだんだんおそくなるほど確実にな……
○堀委員 農林省の方にお伺いをいたします。
今度、農業近代化の資金が新たな利子補給によって行なわれるということになりましたけれども、一体政府は、これまでは近代化に対してどのような財政上の負担をしておりましたのか、これまでの経緯のあらましをちょっと承っておきたいと思います。
【次の発言】 今お話になりました農林漁業金融公庫なんですが、実はこれの貸し出しの状態をちょっと調べてみるとだんだんと何か昭和二十六年ごろに比べて先細りというか、最近だんだん減ってきているような感じが私の資料では出ておるわけですが、共同利用施設の問題についてそうなんですし、あるいは主務大臣指定施設の問題について見ても、パーセ……
○堀委員 まず一番最初に、実は本年度酒米が増配をされるように大体国税庁の方で方針を決定されておるようでありますが、その決定に基づきまして、業者の人たちがこの酒米を購入するにつきまして、金融上の問題で実は非常に困惑をしておるという現状があるわけでございます。
そこで、ちょっと最初に国税庁の方にお伺いをいたしますが、昨年度と今年度との酒造米の割当について、少し弾力の部分がありますから詳しく個々の業者についてはわからないかと思いますが、一応、最高限としては、大体昨年度と今年度の伸び率はどのくらいになるのか、ちょっとお伺いいたします。
【次の発言】 そこで、実は私どもがおりますのは兵庫県でありますけ……
○堀委員 前回の委員会でお願いをしておりましたことに対する大蔵省側の見解として今承りましたけれども、おっしゃる発言の中にはいろいろと含みがございまして、私どもとして、どの程度までにそれを把握できるかという点について多少の問題がございますので、後刻大臣がお見えになった際に、あらためてこの件につきましては大蔵大臣としての御見解を承ることといたしたいと思います。 食糧庁長官がまだ入っておりませんようですから、その前にちょっと酒税の減税とそれに伴う価格の問題について、少しお伺いをしておきたいと思います。大体税制調査会から発表されております資料によりますと、本年度は、私どもがかねて要望いたしておりまし……
○堀委員 時間が八分ばかりしかありません。この前に私は十二分やらしてもらって、臨時国会以来都合二十分しかやらないというようなことで、大蔵大臣と論議をかわすことはできませんが、次会に一つ大臣が委員会の権威を高めるためにゆっくりと御出席いただくという前提のもとに、簡単に一つ伺います。 きょう一番私が伺いたかったことは、先ほど石村さんがお触れになった例の八幡、東芝等の増資繰り延べに関して大蔵大臣が直接これらの社長と話し合った中で、そのあとの融資のめんどうを見るという話が出たという点なんです。日銀法ですか、大蔵省の銀行法ですか、こういういろいろな問題で見ますと、どうも私は今の金融行政というものが一体……
○堀委員 私は総理に少し基本的な問題についてお伺いをいたしたいと思います。 それはまず第一に、今回いろいろと問題になりました背景には、民主主義というものを一体どういうふうに理解をするか、選挙というものを政治家の側で見た場合、国民の側で見た場合には、これはどういう形になっておるか。ここが私は今回の問題の取り扱いにきわめて重大な問題だと感じます。 そこで総理に第一にお伺いをいたしたいことは、今、新聞論調その他ラジオ、テレビ、あらゆる言論機関を通じて非常に非難が集中をいたしております点を総理は一体どういうふうにお考えになっておるか、承りたいと思います。
○堀委員 午前中、林委員の御質問にも出ておりましたけれども、自治大臣にお伺いをいたしたいのは、百九十九条の玉の第二項で、後援会に対する供応接待等の問題でございます。実は選挙制度審議会の答申はこの問題について「選挙に関する寄付及び政治資金の規正の合理化」という項目がございまして、その第二項には、後援団体等が行なう寄附の禁止」というのがございます。この中には明らかに「当該選挙に関し」と書かれておるわけでございます。三番目が「後援団体の総会等においてする饗応接待等の禁止」、こういうことになっておりますが、この項については「当該選挙に関し」という字は入っていないのでございます。その四番目には「公職の候……
○堀委員 ただいま池田総理がお答えになりました中で、私実はもう一回重ねて伺っておきたいことがございますが、その前にちょっと自治大臣に確認をいたしたいと思います。 三月十四日の当委員会におきまして安井自治大臣が、わが方の質問に対してこういうお答えをしておられます。今度の政府案の提案の経過でありますけれども、「党といろいろな折衝をした、こういうお話でございますが、これもやりました。これは政党内閣でございますから、私ども法案を提案します場合に、やはり党内のいろいろな政策上の観点あるいは党の機関の御意見を伺う、これは私は当然やらなければならぬ義務だと心得ております。」「そうしてまた、党内におきまして……
○堀委員 この間の委員会におきまして、横山委員の質問に対して宮川理財局長が、今非常に問題になっております証券買いオペの問題あるいは日証金に対する公社債担保金融の問題について、公社債の流通市場の育成のためにやりたい、こういうことを実は発言をしたように思います。そこでこの問題は、理財局として一体どういうふうにそれをやれば流通市場が育成されるのか伺いたい。
【次の発言】 ちょっとわからない点がたくさんありますが、まず現状の金融の情勢では本格的な流通というのは無理だという話ですね。一体どうして無理なんですか、具体的に言って下さい。
【次の発言】 そうすると、あとからきょうは金融全般について話をいたしま……
○堀委員 ちょっと先に、今そのメンバーがおられるところで聞いておきたいのですが、羽柴さんのさっきのお答えで、昭和三十六年一―三月の在庫投資は一兆二千億くらいだというお話がありました。四半期別統計の一―三月ではたしか一兆五千億幾らになっていたのですが、それはその後修正があったのですか。
【次の発言】 どこまでわかっていますか。
【次の発言】 ちょっとついでに今後議論する必要があると思いますから資料をお願いしたいのですが、さっきの三千五百億ですかの在庫投資、これは年率平均しての問題だと思うのですが、結局在庫なんかを議論するときに、年率だけの平均では議論にならないと思うのです。だから一―三月は幾ら、……
○堀委員 今までのお答えの中で、ちょっと二点ほどだけお伺いをしておきたいと思います。
第一点は、公社債のオペレーションの問題であります。先ほど伺ったところでは、総裁は、これは証券対策や公社債の流通対策ではない、こういうふうにお答えになりましたように伺いましたが、その点をもう一回確認させていただきたいと思います。
【次の発言】 金融の調整をどういうふうにやるかということの具体的な結果としての現われは、何でごらんになりますか。
【次の発言】 異常な金利商は、先ほどから総裁もお話しになっておりますように、現在自由に動くのはコールだけでございますから、コールの異常高騰ということと第一点は理解をいたし……
○堀委員 本日は、日銀からもおいでをいただきまして、実は過般総裁においでいただいたとき以来、御承知のように現在の経済状況についていろいろと問題点がたくさんあることが明らかにされたわけでありますが、その中の在庫投資、設備投資及びこれに関連する金融のいろいろな諸条件の問題について、本日は、企画庁、それから大蔵省、日銀及び通産省の御意見を少し承りたいと思っているのです。
まず第一に、これは企画庁にお伺いするのがいいと思いますが、二月中旬の輸出入信用状の開設の状況をちょっと伺いたいのです。
【次の発言】 ちょっと日銀に伺いたいのですが、きょう政策委員会が――きのうでございますか。
○堀委員 大蔵省側に資料の要求をお願いいたします。 現在政府が委嘱をしております各委員会の委員に出しております報酬、あるいは日当、あるいは実費弁償等について、全部の委員会と現在の支給の状態を一覧表にして出していただきたい、これが第一点。 それから、当国会に参考人として御出席を願う人たちのやはり同様の、日当であるか交通費であるか何かわかりませんが、差し上げておるもの、要するに公務員以外で政府がそういう形で支払っておるもののすべてについて、一つ資料として要求をいたします。
○堀委員 国民貯蓄組合の減免のことで少し伺っておきたいと思います。 今度大蔵省で貯蓄資料をいただいた中で、国民貯蓄組合あっせん、貯蓄利子の免税について、昭和三十五年は特別措置として大体百億円落ちておる。三十六年百二十億円、三十七年百五十億円が落ちるという資料をいただいたわけです。そこで、この落ちていく落ち方を見ますと、その以前は資料がありませんからわかりませんが、三十五年から三十六年に対しては二〇%、三十六年から三十七年に対しましては約二四、五%になります。こういう年率でこの落ちる分がふえていくわけですが、一体これに該当する貯蓄の増加というものはどういう格好で伸びておるのか、これが出てきた経……
○堀委員 輸出入銀行の今回の法律改正の二点は、一つは出資金の増額の問題であり、一つは借り入れ制度に関する引き上げの問題でありますけれども、出資金の増額については、現在の輸出振興の建前からいって、今回の増額はある程度やむを得ないかと思うのでありますが、一体借入金の限度額を引き上げなければならない現在における積極的な理由は何か、承りたいと思います。
【次の発言】 そこでちょっと輸銀の方にお伺いをしたいのですが、最近当初計画と実績の資金計画の相違というものが原資計としてどのくらいの相違があるのかお聞かせ願いたい。
【次の発言】 三十六年度はまだわからないということでありますが、三十五年度は実績として……
○堀委員 最初にちょっとお伺いをいたしたいのは、皆さんの方でお出しになった第一次答申の経過の説明の中に出ておるのですが、百八ページに四十表としまして、大法人、中小法人の税負担に対する租税特別措置の影響調(試算)というのがございます。この試算のとり方が、実は大法人と称するものが資本金一千万円以上、それから中小法人というのが資本金一千万円未満、こういう格好になっておりますが、これは大法人と中小法人という分け方としては、現実にちょっとそぐわないのではないか。これはその前後に皆さんの方でお出しになっておる資料を見ましても、実際に大法人として問題が考えられるのは、資本金でいうと一億円以上と以下のところぐ……
○堀委員 本日は酒税法の改正の問題の中で、特にみりんの関係の問題だけについて少しお伺いをいたしておきたいと思います。
最初にお伺いをいたしたいのは、このたびの税制改正によりまして、みりん甲類というのは本みりんと直り、みりん乙類というのは本直しということに名称が変わっておるようでありますが、これはなぜこういう名称の変更が行なわれることになったのかお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで私しろうとでよくわかりませんが、みりんというのなら、普通われわれみりんと言うておるのですが、ここに本みりんというのがあって、その次に本直しとありますが、これは一体どういうことでいう名前がついておるのか、……
○堀委員 きょうは本質的なことをちょっとお伺いしたいのですが、今佐藤さんがみりんの話をしておいでになりましたから、引き続いて、この前みりん業者のシェアの変化をお伺いしておきましたから、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 絶対量はふえておるとおっしゃいますが、そのふえておる絶対量というのは、大手が入っての絶対量でございましょう。今の中小といいますか、二一%のシェアに該当する業者の絶対量がこういうふうにふえているのですか。
【次の発言】 実は、私どこで見たかちょっと覚えておりませんが、本みりんだけについて見るならば、総体の絶対量が今の伸び率よりは著しく伸びておると思います。というのは、……
○堀委員 関連して。ちょっと今の発言に、主税局長から租税法定主義の行き過ぎだと思うという発言があった。そのあとのところはどうだったか知りませんが、その点についてもう一回ちょっと……。
【次の発言】 行き過ぎとおっしゃったかどうか、そこはわからない。そこの私の受けた感じは、やはり租税法定主義であるからまずいのだという感じに受け取れたのですが、しかし今のあなたのお話だけ聞くと、政令に書こうと、法定にしようと、そのことは現実には同じじゃないか。出したときの時点と、品物が出てくる時点というものは、常に品物があとになるでしょうからね。それは法定主義であるからという言葉が出たところが、私はちょっとひっかか……
○堀委員 ちょっと関連して……。届かないことについて反証をあげられますか。届いているものなら反証をあげられるけれども、郵便は発送した、しかし私は受け取っていないのです。受け取っていない郵便物はどこへ行ったかわからない。その場合に、一体われわれはどうやって届きませんという反証を出すのですか。ちょっとそこを聞きたい。
【次の発言】 今あなたは「推定」というのは「みなす」と違うのだという、どこが違うかと言ったら、反証をあげれば「推定」は取り消しますということが「みなす」と違うという、しかし反証が事実上あげられないでしょう。反証があげられない「推定」は「みなす」と同一じゃないですか。
○堀委員 最初に、きょうは大臣がおいでになりませんから、天野さんを一つ大臣と見立てて、そちらも次官という答弁でなく大臣になりかわったお気持で御答弁をいただきたいということを、第一にお願いしておきます。 それから第二に、これは銀行局長を含めて大蔵省の関係者皆さんにお願いをいたしておきますけれども、私が本日論議をいたしますことは、ある一つの金融機関の問題であるとか、そういうことで論議をいたすわけではございません。そこで、実は私、昨日少し調査をしてみようと思いまして、本日論議をする金融機関の方に来ていただいて話を聞こうと思いましたら、黙して語らず、そして新聞の切り抜きだけを持って参りまして、私ども……
○堀委員 先ほどのお話の中で、「必要避けることのできない」というのは語感の問題としてはそれほどシビアに考える必要はないのではないかというような御意見がございましたけれども、そこで私は法律の用語の解釈の問題になると思います。結局法律の用語が、「必要」という言葉が一つあり、次に「避けることのできない」という用語が一つございます場合には、二つの要素がここに含まれておるのじゃないか。まず前段としては、必要であるということ、これが一つでございます。それからもう一つは、避けることができない。もし今お話になったような語感の感じといたしますと、必要であるという点についてはみな論議のないところでありますが、避け……
○堀委員 最初に法律の問題の論議をいたしたいと思いましたが、法制局がまだ見えませんので、過去における財政法二十九条に関して、問題となりました案件の実体の問題に触れて、少し主計局の当局の今後に対する考え方を少し伺っておきたいと思います。 午前中の武藤委員の質問に対して法規課長の方から二、三お答えがございましたけれども、今度の改正というものは、財政法の中を流れております現在の考え方にやや根本的と言っていいほどの変更を加える余地がある、その端緒となると申しますか、私はそういう意味で今回の財政法の改正は重要な意義があると考えております。これまで予算その他の問題につきまして、きょうの午前中の論議を伺っ……
○堀委員 ただいま議題となっております財政法の改正の問題につきましては、一部では私どもの側で、予算委員会においてこの補正予算の取り扱いについて適正でない。補正予算の取り扱いの適正でないということとあわせて、この問題が財政法違反ではないか。この二つの問題についての論議を重ねて参ったわけでありますけれども、政府の側では、この問題については政策として適当であるし、さらに財政法違反ではない、こういう考え方のようでございました。ところが過ぐる予算委員会において大蔵大臣が、自今、この財政法を改正してそういうことの異議の起こらないようにするまでは、このような補正予算の取り扱いをしません、こういう約束をいたし……
○堀委員 関連して。運輸大臣にちょっとお伺いいたしておきますけれども、先ほどの御答弁で、本年度は造船利子補給のたな上げの問題は起きてこない、いろいろ吟味をするとか、来年度からそういうことを期待したいというようなお話がございました。来年度に期待をされておる造船利子補給のたな上げの額は、運輸省としてはどのぐらいを期待しておいでになりますか。
【次の発言】 ちょっと開銀にお尋ねいたしたいと思いますが、開銀の方から産投会計に入ります入り方は、開銀の決算が三月と九月でございますから、その三月と九月だけしか産投会計に繰り入れられることはないと思いますが、いかがでしょうか。
○堀委員 ちょっとだけ、先ほどの横路さんが時間を急いでおられてはっきりしなかった点がありますので、外務大臣にお伺いをいたします。
阿波丸の協定の了解事項の中で、借款と信用の問題でございますが、外務大臣は、何か国会の答弁でこうなっておる、こういうお答えがございましたけれども、そうしますと、ガリオア・エロアは、その文章の中の借款に該当しておるのか、信用に該当しておるのか、いずれに該当しておるのかをお答えいただきたい。
【次の発言】 そうすると、これはあなた方の方が適当に解釈するということだと思いますが、しかし私どもは、それでは今後そういうことで、常に信用というものは、クレジットというものは金額等……
○堀委員 だいぶ長いこといろいろとむずかしい話が出たわけでありますけれども、わからないところの論議は、これは相互に、何といいますか、むずかしいところを探し出すだけであって、あまりこの論議に益はないと私は思います。そこで、よくわかっておる範囲の中だけで、少しこの問題の中で問題のある点を指摘をいたしたいと思います。 まず、私も実は先ほどの春日さんのお話に非常に同感の点があるわけです。その同感の点の一番多いところは何かというと、やはり政府が二重払いでないということを強く主張するために、いろいろなメカニズムを考えておられる。実はその問題は、なぜそれではそういうことにこだわらなければならなかったかとい……
○堀委員 今度問題になっておりますこの法律案につきましては、外国船舶の問題は、これまでは船籍等の関係で問題が処理されておったのであろうと思いますが、今度は相手国にある企業が運航する船舶にかかる所得について非課税とする、こういうことに何か改められているようであります。
そこでお伺いをいたしますけれども、現在日本の船で船籍が外国に置かれている船がどうも相当あるように思います。たとえば日本の企業が実際に持っている船で、課税上か何かの関係で、船籍をギリシャであるとかその他の外国に船籍を置いてある、これの実情を一つ伺いたい。
【次の発言】 実はこの間横浜税関をわれわれ視察に参りましたときに、その沖につ……
○堀委員 実はこのIMFの問題につきましては、前回のIMFの総会における論議を少し承りたいと思いまして、大蔵大臣の出席を得たいと思ったのでありますけれども、まず最初に、ちょっと具体的な問題でお伺いをいたしたいと思います。
為替局長にお伺いをいたしますが、英語でラージというのでありますが、これは日本語では普通はどういうふうに訳すのでしょうか。
【次の発言】 実は私がこの問題を伺ったのは、IMFの協定では、第六条の第一項に、ラージ・オア・サステインド、こういうふうな言葉が使われておるわけです。ところが邦文に訳してあるのを見ると、「巨額な又は持続的な」こういうふうに訳してあるのです。なるほどラージ……
○堀委員 今金融問題その他でいろいろと藤山長官お答えを願って、同感なところが多いわけですが、問題を少ししぼって考えてみたいと思います。 経済の見通しの問題でございますけれども、これは私この前も予算委員会の分科会でも長官に伺いました、それから一般質問のときにも伺いましたけれども、どうも私の予想通り生産はなかなか下がりません。設備投資は三兆七千五百億とおっしゃっておったものが、どうやら四兆に近くなっておるのではないかというような感じがいたします。そこでこの設備投資がこのように高い原因ですね。この前佐藤通産大臣は、生産の面には問題があるが、しかし在庫率等もだんだんふえてきておるから、その面で早晩下……
○堀委員 先月の二十一日に経済閣僚懇談会で、今後の経済運営の基本的態度についてといういわゆる統一見解なるものが決定をせられて発表せられておりますが、どうも私どもこれを拝見して、何がここに述べられておるのか実は真意の把握に苦しむものが非常に多いわけでございます。 きょうは実はこの統一見解の一方の旗がしらである水田大蔵大臣に、この統一見解についての水田さんの御見解を伺い、あわせて実は企画庁長官にその反対の御意見を伺うつもりでおりましたが、残念ながらきょう夜でないと東京にお帰りにならないということなので、どうも片手落ちになって大蔵大臣の一方的発言に終始する点は遺憾な点がありますが、少しこの問題につ……
○堀委員 政府の方から発言を求められておるようでありますから、先に政務次官から、本問題についての御発言を伺って、それに関して、そのあとで、両参考人から御意見を伺いたいと思います。
【次の発言】 今の天野さんのお話の中で、最後におっしゃった点ですが、業者が自主的にやるべきだということについては、昭和三十五年三月二十五日、当時の大蔵大臣であった佐藤さんが私の質問に答えて、やはり自主的にやるのがいいんだ、しかしただ映倫だけでは強制権がないから、そこでそういうふうな強制権的な部分については、税関等で処理するのが適当ではないかという御答弁があったわけです。その後事実はそういうふうになっておりませんが、今……
○堀委員 議題になっております大蔵省設置法の一部改正でございますけれども、との問題を拝見いたしますと、一つは証券部の設置の問題、一つは造幣局の内部の問題、一つは大蔵省の定員の問題と、主たるものは三つあるようでございます。大臣あとで御用があるようでございますから、先に大まかな問題だけをちょっと大臣にお伺いをいたします。 提案理由の説明を拝見いたしますと、要するに、証券の問題が非常に大きな問題になりつつあるので、理財局に証券部を設けて、「明確なる責任体制のもとに合理的かつ強力な証券行政の運営をはかり、もって広範な投資者層の保護の徹底と証券市場の育成の万全を期するものであります。」こういうふうに述……
○堀委員 最初に、自治大臣にお伺いをいたします。
今年度の予算では、参議院選挙の費用として二十四億二千四百万円余りのものが計上されておりますけれども、この予算の中には、先般政府が、答申をされ、国会に提案をされました選挙法改正についての費用は織り込まれておるのかどうか、お伺い申し上げます。
【次の発言】 一応のものということは、具体的にはどういう部分について考えておられるのか、特に三十四年に行なわれました参議院通常選挙のときは十七億余りも計上されておりましたのが、今回約七億円増加しておるわけです。その主要なる増加項目は、一体何ですか。
○堀委員 ただいま大蔵大臣から所信の表明のようなものがございましたが、きわめて抽象的な言葉で、実は田中さんの真意がどこまでこの中に盛られておるのか、はかりがたい点があるわけであります。 そこで、ただいまから少し具体的に今後の問題についてお伺いをいたしたいと思いますが、最初にお伺いをいたしますのは、ようやく予算編成等の時期に向かうときでございますので、来年度の予算編成については、ただいま簡単にお触れになりましたけれども、その財源等の問題については、これまでの予算編成とは異なって、かなり問題があろうかと考えております。これについては、大蔵事務当局としても何らかの意思表示があったかに新聞等で見てお……
○堀委員 建設大臣は時間が一時間ぐらいでというお話でございますから、まず建設大臣からお伺いをいたしたいと思います。 この前の衆議院本会議におきまして、同僚議員の質問に住宅の問題が出ました。そこで建設大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、公営住宅、公庫住宅、公団住宅と、このように政府の費用の入っておりますものがありますが、これらについての大臣のお考えを承りたいと思います。 公営住宅が必要であるということは、これはもう当然でありますけれども、現在公営住宅の中にはいわゆる公営住宅と住宅金融公庫の融資によるところの住宅と公団住宅と三通りのものがあります。そこでこれらについて、公営住宅というのは政……
○堀委員 日銀総裁にお伺いいたします。 ちょっと今の佐藤委員の御質問の中で私もう少し明らかにしていただきたい点がありますので、最初にそれから伺いますけれども、貯蓄の増強ということはもちろん日本の現状で必要であろうと思いますが、現在の貯蓄のふえ方というものは私はそんなに不十分な状態ではないと考えております。そこで最近の貯蓄のふえ方について、これでは非常に少ないというふうにお考えなのか。投資との関連で少ないということでございますならば、それは投資が少し行き過ぎておるからの問題であろうかと思いますので、現状の段階で、私は資料等を見ましても著しく貯蓄が低くなっておるとは考えませんが、その点についてお……
○堀委員 今大臣から、政府では概念的な申し合わせばあるけれども、というお答えがありましたが、政府の概念的な申し合わせの内容をちょっとお聞かせ願いたい。
【次の発言】 そういたしますと、その点が二つあると思うのですが、調査会の結論が今の自由民主党が何か決定をされておる党議に反した場合には、今の政府の概念的申し合わせ事項というのはどうなりますか。要するに、調査会の方は補償はすべきでない、自民党の党議は補償をすべきだ。そうすると、今の大臣のお答えによると、調査会の答申を待って自由民主党の党議を尊重するということになりますと、一体調査会の答申はただ待つだけであって、尊重の方は党議の方を尊重、こういうこ……
○堀委員 実は九月の上旬以来甲類しょうちゅうが、たしか宝酒造が最初であったと思いますけれども、三十円ずつの値上げを実施をいたしております。この甲類しょうちゅうの値上げの経過について国税庁の方で事実関係を一つお話をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうすると、今のお話を伺うと、甲類しょうちゅうの値上げは国税庁は承認をした、三十円幅で値上げをすることを承認をしたということですか。
【次の発言】 それはわかりましたが、承認したかしないのか、黙認しておるのか関知しないのか、取り扱いはこの三つのうちのどれか一つになると思うのですね。だから承認をしたのならば、これは二十八円は承認したけれども三十円と……
○堀委員 本日は大臣に減税の問題と金融行政、証券行政、主としてこの三つの問題を伺う予定でございますけれども、実は先般の当委員会で村山主税局長が同僚の横山委員の質問に答えておられる中から少し確認をいたしておきたいと思うことがございます。最近の消費者物価の値上がりを見ますと、ことしの一月から六月までの消費者物価の値上がりを各月の対前期割合でとりまして、その平均を見ると、総合指数で八・九%ぐらい上がっております。そのうち食糧費分だけを見ますと、たしか九・八くらい上がっている。生計費指数としては約一四・五%程度上がっておるのではなかろうか、こういうふうにこの前の委員会で答えておられるわけであります。そ……
○堀委員 ちょっと関連。理財局長に伺いますが、今の問題は、分離課税にする、所得のあり方によっては現在は税額控除がありますから、所得の低いところについては分離をした場合にはかえって損をする場合も私は起こるのじゃないかと思うのですが、現在の税制の中で所得金額は一体どこまで税額控除が有効に働いて、どこから先が分離になった方が有利になるのか分岐点があると思うのです。ちょっとそれを伺っておきたいと思います。
【次の発言】 今の話がはっきりしないと、抽象論としては私は意味がないと思うのです。ということは、今佐藤委員は大衆のそういう投資家の負担をなるたけ軽減をしたい、こういう御趣旨で発言がされておるわけです……
○堀委員 最初に自治大臣にお伺いをいたしたいのは、実は選挙制度審議会は、たしか六月十五日に前回の委員の任期が終了いたしまして、最近新聞紙上で拝見をいたしますと、十一月の下旬に新たな委員の任命が行なわれたようであります。この新たな委員の任命の経過については、すでに自治大臣は、八月二十四日における参議院の公選委員会においても大臣としての見解を表明しておられるわけでありますが、非常におそくなって発令されておりますが、その間の経緯について一つお伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 ちょっとお伺いをいたしたいのは、今のお話の中で五、六名の人が最終的にきまらなかった、こういうお話がありました。今度の……
○堀委員 このたび行なわれます地方選挙に際して、現行法の中で、特にポスターの数について、著しく、不適当だと考えられておる事項がありますので、二、三申し上げますと、まず第一は、指定都市におけるポスターの枚数は、現在では、公職の候補者一人について四千五百枚となっております。ところが、たとえば大阪市のごときは、衆議院の選挙区が二区ありまして、非常に広範囲な市でありながら四千五百枚、衆議院の場合は二区でありますから、ここに二万四千のポスターが張られるという地域でありますから、これは指定都市としての一例でありますけれども、著しくポスターの枚数が少ないと思います。 その次に、それに関連しても今度御承知の……
○堀委員 関連。今の刑事局長の御答弁を伺っていてやはり疑義がありますのは、この問題の規定は、今おっしゃるように事実的な影響力の問題と法的影響力の問題と区別される。そこで、ここで自治省がただ「単に」と書いてありますけれども、後援団体の結成に関与し、その役員となり、その結成をする後援団体の構成員が法的に市の職員であったり、あるいはその他法的にその当該公職の理事者と上下の関係を伴うものが除外されているということであれば、これはおっしゃるように、事実的な影響力以外の何ものでもないと思います。しかしここには不特定多数のものをさしてあるだけであって、そういう除外例がない。この通達では要するに「市町村長が単……
○堀委員 実は、本日は、今回の地方選挙で非常にたくさんの選挙違反が出ました問題について、まず前段では、これは自治大臣とか法務大臣にお答えを願う筋のものでもないかと思いますから、そこで私は一方的に質問をいたしまして、この回答は追って総理大臣に御出席をいただいてお答えをいただければいいと思います。ただしかし、問題の経過がありますから、あとで事実関係について明らかにする部分については担当の大臣の御答弁をいただく、こういうふうに考えております。 まず、今度の問題について一番重要なことは何かと申しますと、国民がその健全な常識に基づいて判断をするときに、政治上に非常に間違ったことが起きておる、こういうふ……
○堀委員 お急ぎのようでありますから、企画庁長官からお伺いをいたします。 私が本日の最初の質問にあたりまして、企画庁長官の御出席をお願いいたしましたのは、歳入問題のいろいろな見積もりにつきましては、その土台が経済見通し等にあるというふうにこれまでも伺っておりますので、政府の統一された経済見通しというものの論議を先に少しさしておいていただいて、歳入等の問題について大蔵大臣にお伺いをいたしたいと思います。 そこで、まず最初にお伺いをいたしたいのでありますけれども、今年度、三十八年度の見通しということで、企画庁からお出しになっております国民総生産は、二十兆三千九百億円ということになりまして、三十……
○堀委員 最初にちょっと法制局の方に、法律の解釈についてお伺いいたします。 国有財産法第十八条に処分等の制限という項がありまして、「行政財産は、その用途又は目的を妨げない限度において使用又は収益をさせる場合を除く外、これを貸し付け、交換し、売り払い、譲与し、若しくは出資の目的とし、又はこれに私権を設定することができない。」こういうふうに書かれておりますけれども、ここの中の、「その用途又は目的を妨げない限度において使用又は収益をさせる場合」というこの表現が、どうも非常に何かすらっとわかりにくいようです。一つこの解釈をお聞きいたします。
○堀委員 ちょっと関連して。今の話を聞いておりまして、私選挙法の方の専門でずいぶん前から調べておるのですが、今の税制上ちょっと問題が私はあると思うのです。それはさっきの所得の百分の二・五ですか、それから資本金の千分の二・五というこのやり方は、今資本金の大きな会社はどんどんふえてきておるわけですね。百億、二百億という資本金になってくれば、要するに膨大になれば実にまた膨大な寄付金を認めるということになって、どうもその間が一律に資本金なり所得の格好で行なわれておるところに問題がある。だから、それはもしそういうことであるならば、大きくなればそれと同じ比率で寄付や贈与を認めるという考えは、私はちょっとい……
○堀委員 最初にちょっと資料の要求をいたします。資金運用部資金について、これが出て参りますときの金利、各財政投融資項目について項目別に出ておると思いますが、それを金利の観点から分類を一回していただきたい。それから今度は利子として払う方ですね、利子として払う側から、要するに二分五厘、三分五厘、四分五厘、特利という格好になるのじゃないかと思うのですが、あとで論議の中でわかると思いますが、そういう部分について昭和三十七年度――過年度のものでないと無理だろうと思いますが、三十七年度がもし現状で無理ならば、三十六年度について十二月までが可能ならば十二月までと、三十六年度の一年分について資料をいただきたい……
○堀委員 先ほど同僚の佐藤委員が少し御質問になりましたが、酒類の問題について、大臣に基本的なお考えを少しお尋ねをいたしたいと思います。 最初にお断わりをいたしておきますけれども、お約束の時間が実は二十分しかありません。私が一分しゃべって大臣に十分ずつしゃべられたら、二間しかできませんので、簡明直截に、説明はけっこうですから、こうするとかああするとか、イエスとかノーとかということで、一つ質疑を合理的に進めさせたいと思いますので、特にお含みを願って質問に入りたいと思います。 まず最初に、今一番問題になっておりますのは、私が昨年の十月十二日でございましたか、取り上げました基準価格という制度の問題……
○堀委員 ちょっと外務省の問題から先にやりたいのですが、まだ入りませんから、さっき広瀬君もやりましたし、私も前から今度の産投会計法で納得のできない点が一つだけありますから、大臣にお伺いをいたします。 今度の改正の問題について、私どもが一番重要だと思っておりますのは、これまで産投会計法の一部改正ということで、昭和三十一年以来ですか、資金への繰り入れ、その他については附則で処理をしてきたのが、今度は予算によって処理がされて、言うなれば大蔵委員会では産投会計の論議をこれからはどうせやりますけれども、法案の関係としてはやれなくなるという問題があるわけです。実はこれまでもそうでありますが、今度の国会に……
○堀委員 本日議題になっております外貨債の政府保証の問題につきまして、二、三お尋ねをいたします。
まず最初にお伺いをいたしたいのは、昨年大阪市及び大阪府でありましたか、同様にマルク債としてたしか一万ドル相当額を保証したと思うのでありますが、この大阪湾臨地帯の埋め立ての現在の状況等わかっておりましたら、少しお話を承りたいと思います。
【次の発言】 これも大阪港、堺港の整備計画ということになっておるようですけれども、事実上は港湾の問題よりは埋め立ての方に比重がかかっておる。大阪港については私はあまりつまびらかにしておりませんが、堺についてはもちろん港湾もありますけれども、その主体はどうも土地の造……
○堀委員 開発銀行にお伺いをいたします。
実は、本日資料として出していただきました利益金の内訳でありますけれども、利益金は法定準備と納付金とに分かれておると思いまして、実はそこのところを知りたいのでこの資料をお願いしたのでありますが、ちょっと私の方の連絡が申し上げようが悪かったので出ておりませんけれども、利益金の中に占める納付金の予定額と決算額を、三十三年度の分からずっとお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 実は、この間産投会計の歳入の論議をいたしましたときに、少しこれを調べてみますと、納付金が、三十四年、三十五年、三十六年につきましては、当初の予定額に比べて決算額が非常に著しく違……
○堀委員 前回、予算委員会の第一分科会におきまして、たばこ専売法違反の問題につきまして少し論議をいたしましたけれども、時間が十分にございませんでしたので、本日は、これからこの問題を取り上げさしていただきます。 最初に、法制局長官にお伺いをいたします。 たばこ専売法第七十九条に、「国税犯則取締法の規定は、この法律の違反事件に準用する。この場合においては、この法律の違反事件は、間接国税の犯則事件とする。」こういうふうにございます。そこで、国税犯則取締法十三条を準用規定で読みかえると一体どうなるのか、ちょっとお答えを願いたいと思います。
○堀委員 最初に中山参考人にお伺いいたします。 ただいまお話を聞いておりまして、私どもも中山参考人の御意見に全く賛成な部分がほとんどでございます。特に私が今のお話を聞いておりまして気がつきました点は、皆さんが税制調査会で作業をなさいましたときには、自然増収は二千億ないし二千三百億というふうに示されておって、その中で作業をなさいました結果、所得税の減税につきましては初年度三百九十三億、平年度四百六十二億というものを、最小限度としてお考えになったというふうに理解をいたしました。ところが先ほどのお話もございましたように、三千百三十一億に余る自然増収が見込まれてきておるという現状でございますから、今……
○堀委員 私は少し問題をしぼってお伺いをいたします。
今お話が出ておりましたけれども、今回、税制調査会が一〇%の利子分離課税を答申されておりましたにかかわらず、五%にこれを下げられました直接の理由――全体の理由は先ほど伺いましたが、直接の理由を一つお伺いをいたしたい。
【次の発言】 非常に抽象的でして、一体この利子の課税を五%に減らすことによって直接に起きてくるとお考えになることですね、たとえばこれは貯蓄の増強に対してプラスになるとか、そういう面で一つお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 それでは、少し具体的な問題に入りますので、ちょっと確認をさしていただきますが、総理は政府の統計……
○堀委員 今の話ですけれども、おそらく坪野さんがその問題に関連をしてお話があったから、実は税務署長が決定をしたのではないかという感じが私お話を聞きながらするのです。そうすると、そうでない人が行ったら、おそらくそれは実はできないのではないだろうか。今局長が、常識的に判断をすればそれはいいはずだ、こういうことでありますが、どうも私いろいろな税の取り扱いを見ていて感じることは、やはりしょっちゅうここの委員会で論議になるのですけれども、税務署の人たちがやはりまだ少し特権的な意識が強くて、常識的な判断でなら当然こうだと考えられることを、各種税法あるいは通達類があるからと称して、自分たちの意見をどうも押し……
○堀委員 まだ大臣の出席がございませんので、その前にちょっと、最近一つの問題にぶつかりまして税法上の取り扱いとして私少し疑義を感ずるものがございますので、この点少し明らかにして、今後の税制調査会における検討の御参考に供していただきたいと思います。 事実はこういう問題でございます。私が知っておりますある小さな事業所でありますが、ここは従業員が四名しかおりませんために現在健康保険の適用がございません。そこに若い女のタイピストが一名おるわけでありますが、このタイピストが国民健康保険の被保険者として今度国民健康保険の保険料を支払うことになりました。ところがその保険料の通知が非常に高いので驚きましてい……
○堀委員 最初に国立病院についてちょっと伺いたいのですが、一体国立病院は何のために設けられておるのか、国立病院が設けられておる趣旨を、一つ厚生省の方から承りたいと思います。
【次の発言】 今の国立病院の沿革としては軍の病院だったようですが、現在においては、今お話を聞きますと適正医療を普及するための一つのモデル病院という方向を考えておるということであります。実は私、考え方はそれで非常にいいと思うのですが、現実がはたしてそういう方向にいきつつあるかどうかという点に、それは沿革もありますから十分でない点があろうかと思うのです。そこで、まずあなたが今ここでおっしゃった適正医療の普及なり、最高の医療水準……
○堀委員 最初にたばこの問題から少し論議をさしていただきます。
専売公社のほうにお伺いをいたしますが、三月二十九日に公示第四号によって、現在の歩率は現行どおり大体やるという趣旨のものが出されたように思いますが、これの趣旨についてちょっとお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 その意図されるところは、そうするとまず第一点は現状のままで当分いくということ、第二点はいまお話しになりました改定をする場合に計算上の便宜から年計算を月計算に改めた、以上の二点というように承知をしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 前回、予算委員会その他でもずっと論議をさせていただいてまいりましたが、一応その……
○堀委員 さっきの前半の問題で瓜生次長の話では、当該制止をした人は配置がえになったという御答弁がありましたが、一体こういうことが起きるのはその当人に問題があるのか、ふだんそういうような指導を行なわれておる上長者に問題があるのか、そこのところをちょっと伺っておきたい。そういう制止をするようにふだん何か指示がされておらなければ、そんなことしないのじゃないかと私は思うのです。だから、そういうことをしたときに、その当該制止をした者ももちろんそれは適当でなかったと私も思いますけれども、その人間だけを配置がえして、あとは私どもはそういうことについては何にも知りませんという態度であるならば、私はその処置のし……
○堀委員 実は二十一日の内閣委員会において、大蔵大臣は、本年度の経済成長率について大蔵省の試算に基づいて、少し経企庁の見通しを修正する必要があるのではないかという趣の発言をしておられるようであります。まだ会議録が出ておりませんから、その具体的な内容はつまびらかにいたしませんけれども、新聞で伝えるところによりますと、実質でGNPは七・二%に上昇をするようでありますというような発言をしておられますけれども、この発言をされた真意は一体何であるかを、あまり回りくどくなく、簡明率直にひとつお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 実は新年度予算が施行されましてまだ一カ月半しかならないわけですから、……
○堀委員 どうも質問が小間切れになるようでやりにくいのですが、私は、実は本日から向こう三回にわたって、と申しますのは、本日の委員会、来週の十三日には証券関係の参考人にお越しいただいて、その次の週にもう一回大臣に御出席を願って、証券界の皆さんの御意見、あるいはわれわれの質疑をもとにして、今後の対策を含めて、向こう三回にわたって証券関係の問題を取り上げたいと思います。 私が、今回この時期に、証券の問題を取り上げるに至りました経緯を簡単に申し上げますと、私ども直接証券の問題についていろいろな実情を知ることが比較的少ないわけでありますが、最近、投資家の人たちが証券会社との間にトラブルが起こります問題……
○堀委員 まず最初に、この外国保険事業者に関する法律の一部を改正する法律案自体についてちょっとお伺いをいたします。
今度の改正の第三条第四項に、「当該申込みを行なう時までに、大蔵省令の定めるところにより、大蔵大臣の許可を受けなければならない。」こうあるのです。この大蔵省令というのは、一体どういうことを書こうという予定ですか。
【次の発言】 その次に、どうも表現がよくわからないのが、同じページの二、「当該保険契約の締結に代えて、保険業法又はこの法律に基づき免許を受けた保険事業者との間において当該契約と同等又は有利な条件で保険契約を締結することが容易である」これはどういうことをいっておるのか、少……
○堀委員 最初に生命保険の問題について少しお伺いをいたしたいと思います。 本日の新聞によりますと、生命保険の三十七年度の決算につきましては、一般貸し付けが六千四百億円、証券投資が二千六百億円、不動産千億円などがおもなもので、一般貸し付けの純増分が千三百億円とある、こういうふうに出ておるわけでございます。 実は、これまで当委員会におきましては、あまり保険の問題等がまともに取り上げられたことがないものでございますから、私ども論議をする機会が少なかったのでございますけれども、今後は少しこれらの問題についても論議をさせていただきたいと思っておりますが、実はいま生命保険の問題で私が一番気になっており……
○堀委員 ただいま協会の福田会長からお話のございました事故防止対策についてという問題でございますが、実は最近二、三の事例が私の手元に参りまして、これを少し調査いたしております中で、現在の証券取引法自体にも不十分な点があるのではないか、それから皆さんが自主的にお定めになっております事故防止対策についても、必ずしもそれが強制力を持っておりませんから、どこまで実施をしておられるものかについても疑問がございます。さらに業者の方のお話を聞いてみますと、管理上の部分に、趣旨は大蔵省としては投資家保護を目的といたしておると思いますけれども、結果としては非常に証券業の皆さんに事務的な量の部分がふえることによっ……
○堀委員 徳安総務長官に最初にお伺いをいたしますが、内閣総理大臣官房審議室において設けられておりました農地被買収者問題調査会の答申の内容にありますところの、各種の調査事項については、信憑性があるものとして取り上げたいと思いますが、その点について総務長官の御見解を伺いたいと思います。
【次の発言】 この審議会が設けられまして、三十五年十二月二十一日に第一回の会議を開いて、答申が三十七年五月二十二日でありますから、約一年半にわたって調査が進められておると思うのです。ですから、決してそういう短期間の調査とは思いませんが、長官は短期間の調査だというふうにお考えですか。
○堀委員 明治三十二年発行の英貨公債の償還に関する問題でございますけれども、実はこの国会の会期末になりまして、突然としてこの法律案が提案をされて、早急に審議してもらいたいという政府側の要望であります。この公債については、ことしの十二月三十一日に満期が到来するということは事前にわかっておったことでありますけれども、この問題について英国政府側といろいろ交渉されて、何か最近急にまとまったというふうに提案の説明がされているわけでありますので、これらの交渉の経過の概要についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま大臣がお話しになった点で、私どもも外貨が必要な際でもありますから、なるたけ償還しないで……
○堀委員 最初に、経済企画庁長官に、物価の問題で少しお伺いをいたします。皆さんの方で御発表になっております昭和三十八年度の消費者物価の上昇率は、二・八%ということになっておりますけれども、一体この二・八%をお出しになった基礎といいますか、その根拠は何かを一つ伺いたいと思います。
【次の発言】 それではお伺いをいたしますが今個人消費をもとにして相関式でお出しになったということで、昭和三十八年度の個人消費の伸びは一〇%というふうにお出しになっておりますが、実は昭和三十七年度におきましても、個人消費の伸びが八・四%と見られたときに、同じように二・八%の上昇を見込んでおられたわけです。一体それではどっ……
○堀委員 委員長にお伺いをいたしますが、きょうは参考人の方から、今回のあれに関する考え方を先に述べるのではございませんでしょうか。
【次の発言】 NHKの方にお伺いをいたします。今回私どもはテレビ放送及びラジオ放送によりまして、公営を拡充するという意味におきまして、これらを利用するということを実行する段階にまいっておりますけれども、テレビジョンの放送というのは今回が初めてでありますから、そこで、テレビジョンで放送いたしまして、現在どうしても見られない地域というものが日本全体の中でどのぐらいのエリアにわたってあるのか、特にそのエリアが多い地域、たとえば東京の放送局のエリアの中ではどのぐらいのパー……
○堀小委員 先ほどのいろいろなお話の中にすでに出ているのですが、どうも私はよくわからない点が金融の問題にあるのです。第一に、最初に伺っておきたいのは、われわれ新聞を見ますと、コールのところが、公定レート一ぱいのものしか出ておらないのですね。しかし、いろいろな面を見ると、コールは非常に異常高だということが常にいわれておる。そうすると、このコールの問題でちょっと伺いたいことは、異常高ということは、結果としては一種のやみ取引ですか、どうなのかよくわかりませんが、そういうコールの部分的に商いものがあるということは、どうもよくわからないのですね。全体が上がってこなければ、コールに出てくる金と――もちろん……
○堀小委員 私は、横山さんのお話とはちょっと角度が違うのですが、最近新聞にも出ていますが、脱税の勧めというのですか、合法的脱税の勧めとかいうものが週刊誌に出ているというので、問題になっております。私、これについては、こういう関係のものを一括して一回委員会に御提出を願いたいと思うのですが、一体今の世の中で合法的脱税ができるというのは、制度に問題があるのか、取り扱いに問題があるのか、これが私どうも納得ができない点が一つあるわけです。今の銀行の調査については、私は率直に言うと、どうも制度の問題といいますか、貯蓄もいろいろ問題のある部分があるだろう。と申しますのは、今度私もとの大蔵委員会の方で質問をさ……
○堀小委員 前回いろいろと国税庁の方からお話を承っておるわけですが、大法人のための調査のスタッフが今度設けられ、詳しく調査をなさるということで、私も大へんけっこうだと思うのですが、実はその前に、この前いただいた資料の別表の一で、昭和三十四年度に一億円以上の資本金の会社で査察が行なわれて、申告所得の総計が四億八千五百万円余りに対し調査所得額は七億四千二百万円余りというのが三件も出ておるわけですが、これの実情というのは、大体どういう業種の会社であって、この金額、約五〇%の増が出たのは一体何に基づくものであるかという点を、会社の名前はいいですから、ちょっと承りたいと思います。
○堀小委員 過日この小委員会に「物品税法違反者に対する処分状況調」というのを御提出を願いまして、これを拝見したわけでありますが、よくわからない点がありますので、最初にちょっとこの資料についてお伺いをいたします。
「無申告犯」と書いてありますのは、これは当然申告すべきものを申告しなかったという点でわかります。「ほ脱犯」というのは、ある正当でない申告をしたことによって起こっておる脱税だと思うのですが、次の「秩序犯」と響いてあるのは一体どういうものを意味するのか。
【次の発言】 取り扱い上に違反したということになると、具体的に一つ例をあげて言っていただきたいのですが、記帳が抜けていたら、それは脱税……
○堀小委員 この前からお願いをいたしておりました大資本の大口査察といいますか、その問題についてお願いをいたしておきましたけれども、御報告がいただけるような段階にきておりましたらば、一つお願いいたしたいと思います。
【次の発言】 この増差の中には、さっきの価格変動準備金その他は入ってないのですか。
【次の発言】 そうすると合計して三億二千万くらいになっちゃうのじゃないですか。
【次の発言】 三十四年度の問題で、お伺いしたのがまだ残っておると思いますが、一応区切ってということだと思いますから、ちょっとこれに関連して伺いますけれども、三十四年度の製紙、金属製品、一般機械類、この三つをそろえて実はここ……
○堀委員 お話を承って、大へん簡明、率直、明快でよろしいわけでしょうけれども、ちょっと私、納得のできないところが二、三点ございますから……。 今の小汀さんの話では、憲法なんというものはあまり問題にしないで、義理人情でやりたいのだ、道徳心でやりたいのだ、こういうようなお話のようですけれども、全部取っ払ってしまいまして、その場合における基準ですね。あなたは全部取っ払って好きなことをやらしたら、あれはおかしいじゃないかということになるとおっしゃったのですが、取っ払ったとき、その基準というものは何になるか。今は一応法律がありますから、法律にはずれたことをすればよくないということが一つの基準になります……
○堀委員 私は、まず最初に一つの問題について、公述人の皆さんにお一人ずつお答えをいただきたいと思います。 連座制と高級公務員の問題は、もう昨日以来論議が集中いたしておりますから、その問題は離れまして、現在選挙に非常に金がかかっておるということは、もう公述人の皆さんすべてお認めになると思うのです。そこで、金がかかるということになると、御承知のように、自分の金であまり選挙は行なわれていないと思います。戦前は井戸塀というような言葉があって、自分の金、資産を使い果たして井戸とへいが残ったというのが清廉潔白なる政治家の道であったという言い伝えがございます。実は私もこういうところに出るときに、おやじにだ……
○堀小委員 今と同じようなことが続きますが、私、少し具体的に伺っておきたいと思います。現在府県の金庫になっておる相互銀行とか信用金庫がありましょうか。
【次の発言】 府県には相互銀行、信用金庫で金庫を預かっておるものは一つもないのですね。そうすると現在一つもないのに、そういうような今度の答申が出るというようなことは、それじゃどういうことでしょうか。府県の場合には銀行を金庫とするのを例とするということになるのですね。現状で、なければ、そのないものをどうするかは府県の自主的な判断があって、ないのだと思うのですが、それをわざわざそこにそういう答申をしなければならない積極的な理由はないと思います。
○堀小委員 今いろいろなお話がありましたから、ちょっと私準備をしてきておるものがありますけれども、今のお話の方を先にちょっと伺って、それから準備したものに入りたいと思います。 証券部長の方に伺いますけれども、公社債投信は最近は個人になってきた、ところが個人になりながら依然として解約が百億くらいある、最初一口当たり二十四万円であったものが一万円になってきておる、そうすると、今の解約の姿はほとんど個人になっておるわけですか、大口のものが解約をして新規のものは小口だけがふえておるのか、結果としてそういうことにならないとこの数が出てこないと思うのですが、そのことは一体どういうことを意味しているのか、……
○堀小委員 最初に、矢津参考人にお伺いいたしたいのでございますが、この宙法の規定の中で、さっき先世がおっしゃいました新株引受権を全部現存の株主に了える場合、それから与えない場合、与えない場合に第三君に引受権を付与する場合、公募の場合、こういうふうに御税明いただいたのでございますが、価額が公正であるかどうかという点については、引受権を令部与えた場合には、法律的には価額は大体どこへ参りましても問題は起こらない、こういうお話がございましたけれども、理論的に全部引き受けました場合はさようになろうかと思うのであります。要するに五十円の額面といたしまして、これは例でありますが、時価が四十五円の親株の株価に……
○堀小委員 ちょっと関連して。今のことと直接触れておりませんが、この間税制改正が行なわれてから、ちょっと私よくわからない点がありますので、二、三伺っておきます。 びん代の処理が、私あちこちで聞いてみますと、小売店によっていろいろと違いがあるような感じがいたします。そこでビールのびんを持っていった場合に、大びんは一体これを幾らとして回収することになっておるのか、小びんは一体幾らに回収することになっておるのか。ビールは、特にこれまで慣行としてびん付、びん抜きという格好が小売店において行なわれておりますので、これは一体どういう指導をされておるのかをちょっと伺っておきたいと思います。
○堀分科員 本日は経済企画庁長官と通産大臣にお越しを願って、少しお尋ねをしたいと思いましたけれども、通産大臣はおいでにならないようでありますから、その部分については、予算委員会一般質問に譲らざるを得ないかと思うのでありますが、企画庁の長官もまだ見えないようでありますから、先に少し始めることにいたしましょう。 昭和三十七年度の経済見通しの中で、昭和三十六年度、実績見込みについての設備投資の部分は、九月二十六日ですか、企画庁の発表がありましたときも三兆七千五百億円、十二月に発表がありましたときも三兆七千五百億円、一月の発表も三兆七千五甘億円で、その他の部分については、いずれも九月以来多少の異同が……
○堀小委員 銀行局長にお伺いをいたします。時間があれですから簡単にお答えいただいてけっこうです。
昨日、日銀といろいろお話し合いをされた中で、相互銀行、信用金庫に日銀の準備預金制度をつくる、これは将来日銀貸し出しを認めるということになるという前提があるのかないのか、その点をちょっと……。
【次の発言】 そうすると、方向としては個別はわかるのですが、現在はまだ相互銀行、信用金庫は日本銀行との間にそういう貸し出しについての道が開けてないと思うのですが、今後は開けるという方向にあるというように考えてよろしいのですか。
【次の発言】 そこで、実は私これから少し勉強してみないと、きょう伺えない点もある……
○堀委員 農林大臣に、時間が十分ないようですから、初めにお伺いをいたします。
このたび提案をされております農業近代化資金助成法の一部改正については、これまでの系統金融のワクを広げて、一般的な金融機関よりの借り入れの道を開くということになっておりますが、これは一体いつから実施をされるのか承っておきたいと思います。
【次の発言】 この中に地方銀行その他一般の政令その他で定められると思いますが、現在考えられておる政令で定めようとする対象はどういうものでございましょうか。
【次の発言】 この農業近代化資金が与えられる場合は、期間的には大体どのくらいを目途にしておられるわけでありますか。
○堀分科員 まず最初に、専売公社の総裁にお伺いをいたします。 本日私が論議をいたしますことについては、大蔵大臣はよくお聞きを願って、そうして最終的には一つ大蔵大臣の政治的な判断をはっきりお伺いをしたいと思いますので、最初のうちは直接は大蔵大臣に伺いませんけれども、そういう心がまえでお願いをいたします。 専売公社の総裁にお伺いをいたしますけれども、たばこ専売法三十四条の三項に「小売人は、第一項の小売定価によらなければ、製造たばこを販売してはならない。」こういうふうにございます。そうしてこれについては、行政処分としての違反した者に対する取消し及び罰則等がついておりますけれども、この問題は私は法……
○堀分科員 今工業用水道の話が出ましたから、私は関連してちょっと伺っておきたいと思いますが、実は私も地盤沈下地帯の最右翼の尼崎におります。今のように補助率が新規事業よりは下がってきたわけでございます。しかし全体を見ると、補助率がもっと多いところもありますね。今度の予算折衝の中でいろいろ見ておりますと、もう少し多いところがある。何かそこは港湾事業等が含まれているとかなんとかいうような主計局の説明も聞きましたが、九州の補助率の多いところ、あれをあなたの方ではどういうように考えておりますか。
【次の発言】 そこで、さっきのお話で、これが非常に私は問題があると思います。四大工業地帯が現実に非常に地盤沈……
○堀分科員 答弁が簡単でございましたら、三十分以内で終わります。 きょう私がお伺いをいたしたいことは、私住まいが尼崎でございますので、一カ月の間何回か特急で東京と大阪の間を往復いたしております。そこで、今私が特急についていろいろと感じております諸問題をここで申し上げて、改善を一つお願いしたいことと、あわせてこの経験をもとにして、東海道新幹線の各種車両等の問題について一つ配慮をしてもらいたいということが、本日の質疑の要点でございます。そこで、まず最初に、公正取引委員会も来ていただいておりますから、この問題から始めます。実は特急ができまして、あの特急は御承知のように窓があきませんので、当初は食事……
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