このページでは堀昌雄衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。
○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました学校教育法等の一部を改正する法律案及び学校教育法等の一部を改正する法律の施行に伴う関係法律の整理等に関する法律案に反対の討論を行うものであります。(拍手) この改正案の目的とするところは、現在ある短期大学を自然消滅させ、その一部を専門的職業教育のための専科大学に吸収し、さらに高等学校課程を含む五年または六年の技術教育を目的とするものを作って中級技術者の養成をはかるということにあるとのことであります。 そもそも、短期大学は、昭和二十四年、第五回国会において、今回と同じく学校教育法の改正により、当分の間、修業年限二年または……
○堀委員 けさほどの大臣の御答弁の中で、道徳教育の問題についてまず最初にお伺いをしたいと思います。
大臣はけさほど道徳教育は効果をいかにしてあげるかということが問題である、このようにお話しになっております。そこで現在行われております道徳科の新設ということが効果をあげるための最善の方法であって、それ以外には方法はないとお考えになっておるかどうか、お伺いをしたい。
【次の発言】 道徳教育というものはものの考え方でございますけれども、科目を新設して知識を与えると申しますか、そのような考え方で果して道徳教育というものができるかどうかは、いろいろと異論があるところだと思うわけであります、私が考えており……
○堀委員 管理職手当の法案につきまして質疑をいたします。 まず最初に、昨日の参議院の本会議におきまして、総理大臣は、「中小校の校長が組合に入るかどうかは各校長の良識にまかす建前であるが、私は校長がその職務を中正に行うためには組合に加入しない方が望ましいと思う。」さらに湯山氏の質問に答えまして、「校長の組合加入問題は良識にまつことはもちろんだが私は私なりの見解をのべた。政府としてはこの問題を法律で規定するかどうかを現在研究している。」こういうふうに総理大臣はお答えになっておりますが、これまでこの委員会におきまして、文部大臣はさようなことは現在考えていないというようにお答えになっておられたのであ……
○堀委員 関連。実は今内藤局長がおっしゃった問題は、形式的にはそうだろうと思うのですが、もうちょっと本質的に問題があるのじゃないかと思うのです。その本質的な問題というのは、家庭の事情で長欠になっているというのは、子供のせいではなくて、親が無理解のために子供が学校へ行かれない。子供自体は学校へ行きたいのだけれども、親が働かせるために行けないという問題がある。この間もお酒飲みの親を殺したという事件が起きたりするのですが、現実にこの低所得階層の中には、親の無理解ということのために子供が非常に困難な状態に置かれておる。そうすると、ただ教育扶助をやればいいとか、あるいは生活保護の適用を受ければいいとかい……
○堀委員 亀岡法制局第一部長に少し法律についてお伺いしたいと思います。 本日朝からの審議におきましては、文部大臣は、ともかく法律があるからこれを実施すると、この一点張りでただいままでおいでになっている。そこでこの法律についてもやはりもう少し検討してみる部分があるのではないかというふうに私自身としては疑義を持っておりますので、これについて少しお伺いをいたしたいと思います。 まず第一に、地方自治法の二百八十一条に「都の区は、これを特別区という。特別区は、左に掲げる公共事務及び行政事務で、国又は都に属しないものを、法律又はこれに基く政令の定めるところにより処理する。一小学校、中学校、幼稚園及び各……
○堀委員 私も中村先生と同じように、具体的な問題については、政府委員にいろいろ伺いたいことがあるのですが、きょうは大臣にだけ、基本的な問題について伺いたいと思うわけです。 今度の法案改正の中で、やはり一番問題になり、かつ最近の医療保険行政の中で問題になっております点の中心は、医療機関という格好で指定問題が出て参りましたのが、背景にあるところの考え方だと思います。機関指定という考え方は、これは経済的な面から考えますと、私はまことにその通りだと思うわけです。経済の面からだけ見ますと、医師というものを個々に見るよりは、その経営であるところのものを機関という格好で見る、経済的な支払いであるとかその他……
○堀委員 ただいままで各委員がいろいろと御質問になりまして、文部省当局としての御意向は大体われわれもわかってきたわけでありますけれども、この専科大学というのもやはり学制の中の一つでございますので、私は現在の学制全般の問題についてちょっとお伺いしたいと思うわけでございます。私も専門家ではございませんので、詳しくはわかりませんけれども、戦後の六・三・三・四のコースの中には私いろいろと問題のある点が現在もなおあるような感じがしておるわけであります。その問題があるということは、昔と比べることがいいか悪いかは別問題でありますけれども、私どもが教育を受けておりました当時は、小学校は六年で、中学校が五年で、……
○堀委員 ちょっと、今の辻原委員の質問で問題になっております仁淀村の問題でありますけれども、新聞の伝えるところによりますと、十一月の上旬から父兄が学校を占拠して勝手に先生を雇い入れて、そして二つに分れて授業が行われているという事実があるわけです。これについて私どもは、そういうような事実は学校教育として許されているものであるとは全然考えられないわけであります。そういう問題を文部省としては承知しておられたのかどうか、すでに一カ月以上経過してそういう事態が起っておるという点について、一つお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 収拾について努力をするようにという指示をされておったということはあ……
○堀委員 文部省所管昭和三十四年度予算要求額事項別表というものをいただいておりますが、この中の一番の義務教育費国庫負担金の積算の基礎になりますものについて御提出をいただきたい。その次は二番の文教施設の義務教育諸学校施設整備という欄がございますが、この中で校舎、小学校、中学校とそれから一番下の危険校舎改築という部分につきまして額が掲示されておりますけれども、これに相当いたします学級数を一つできる範囲でけっこうですからいただきたいと思います。それから七番の教育の機会均等、四ページでありますが、ここで準要保護児童生徒教科書補助金、こうございまして、対照人員三十四年度児童生徒の二%、こういうふうに書い……
○堀委員 時間が制約されておるようでありますので、半分もやれないかと思うのですが、その前に、ちょっと私が予定した質問以外に、先ほど小牧委員と文部大臣の質疑応答の中で、ちょっと私納得のいかない点がありますので、先にそれから伺いたいと思います。 まず、先ほど文部大臣は勤務評定の問題について科学的な評価をやりたい、こういうふうにおっしゃっておる。科学的な評価というものは一体どういうものかということを伺いたいわけですが、科学的という表現は、私は少くとも客観的であるということが前提に立つものじゃないかと思う。主観的なものは少くとも科学的とは言い得ないと私は考えておる。そこであなたのおっしゃる勤務評定と……
○堀委員 文教予算の問題で少し伺いたいと思うのであります。まず最初に、この前いただいた資料によりますと、現在中学校で二部授業をやっております学校が三十二校あるということがここに書かれておるわけでありますが、一体中学校で二部授業をどうやってやっておるのかということを一つ具体的に伺いたいと思います。
【次の発言】 ちょっとその前にもう一つ伺いたいのですが、中学校の一週間の授業時間数というものは定められたものがあると思うのです。それは一年、二年、三年と多少異るかもわかりませんが、一体現在どのくらいになっておりますか。
【次の発言】 三十時間ということになりますと、週日は大体六日になっておりますが、土……
○堀委員 実は私ちょっと所用で北海道に行っておりましたところが、北海道大学の医学部の付属病院が、二月二十三日に火災によりまして外来診療病棟が焼けた。実は調べてみますと、昨年の十一月二十六日にすでに一回火災にあって、千二百坪ばかり焼けて非常に困っていて、ようやくこれを何か臨時に整備をしたところが、その施設自体がまた非常に老朽な施設であったために、またもやそこに火災が再発した。まことにこれは遺憾なことであると思うのでありますけれども、北海道大学医学部付属病院の北海道における医療研究及び教育上の重要性にかんがみて、至急にこれを整備されることが必要ではないか、こういうふうに私は考えるのでありますが、こ……
○堀昌雄君 ただいま議題となりました教育委員会法案の提案理由を御説明申し上げます。日本国憲法及び教育基本法には、学問の自由及び教育は不当な支配に服することなく、国民全体に対して直接に責任を負って行われるべきであることが明示されておりますが、このことこそ民主教育の基本的な精神とならなければならないものであります。しかしながら、昭和三十一年六月三十日に地方教育行政の組織及び運営に関する法律が施行され、これにより戦後つちかわれました民主教育は根底よりくつがえされ、ここにわが国の教育行政は一路中央集権化の道を突き進むことになりました。 まずその一例をあげますと、文部大臣と都道府県教育委員会、都道府県……
○堀委員 大臣がおかわりになっておりますので、私はこの法律について、この間は将来の予測される問題についてお話し申し上げたのでありますが、本日は本質的な問題をちょっと伺っておきたいと思います。 そこでまず第一に、大学という言葉がわが国にあるわけでありますが、昔は大学というものと専門学校という形のものがありまして、大学と専門学校はおのおのやっておる内容も違いましたし、名称も異なっておった。では当時の専門学校がみずからを卑下しておったかというと、必ずしもそうではないわけでありまして、現在大学になっております一橋高商であるとか蔵前の工専であるとかというところは地方の国立大学以上にみずからの権威を持っ……
○堀委員 御提案になりました学校安全会法案について少し伺いたいのでありますが、きょうは大臣が二時ごろまでしかおいでにならぬということでありますので、あと約一時間しかございませんので、一応ただいまからやらしていただきますけれども、残りました分については次会にやらせていただくということを御了承いただきたいと思います。
最初に伺いたいのでございますけれども、この学校安全という問題についての責任者は、一体だれであるかということを大臣にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 では学校の管理者というのは具体的にだれを指すのでしょうか。まず義務教育諸学校についてお答え願いたい。
○堀委員 前会、学校安全の責任の所在の問題について伺ったわけでありますが、本日は法制局がお見えになっておりますので、ちょっとこの問題の法律的な見解を伺いたいと思います。 まず原則的にちょっと伺いたいのは、この前、実は私が学校安全の責任という形で御質問いたしましたところが、非常にその幅が広いようで、答弁として非常に困ったというふうな話を伺ったので、基本的にある行為の最終的な責任というものが、刑法、民事訴訟法、あるいは行政上の各個の観点から個々に違うということがあり得るかどうか。大体一つの行為があって、それの責任をどこかでとるという場合には、以上の三つについて同一でなければならぬと私は思いますが……
○堀委員 この前の続きで法制局の方にお伺いをしたいと思います。前後するところが少し出てくるかもわかりませんが、この前承わったのは、ある不法行為と申しますか、そういうものが学校で起きた場合における刑法、民事、行政上の責任者について、実は行政上のところまで伺っておったはずでございますが、そこのところがお話の途中でああいうことになり、はっきりしなくなりましたので、行政上の問題のことからもう一回伺っておきたいわけですが、もし行政上の問題が起る場合には、この前はたしかその最終責任は設置者だと伺ったのですが、そこのところからもう一回あらためて伺っておきたいと思います。
○堀委員 講師の方にも大へん失礼だと思うのです。どうですか……。
【次の発言】 井手先生にちょっとお伺いをいたしたいのでございますが、私どもはしろうとでして大へんわからないことを伺うかと思いますけれども、やはり私ちょっと憲法と今度の法律の関係でお伺いをしたいわけです。先ほど先生のお話では、やはり教育の事業というものと社会教育団体というものは一応別個と申しますか、社会教育団体の中で憲法に該当する教育の事業をやる部分もあるし、それに該当しない事業をやっておる部分もある。ここに一つの仮定をいたしまして、Aという社会教育団体がやる主たる事業の中に、憲法で規制をされる教育の事業、先生の御見解に基く教育と……
○堀委員 私は本日、学校医の報酬の問題と、最近新聞紙上でいろいろと伝えられておりますところの学童の集団赤痢の問題についてお伺いをいたしたいと思います。大蔵省の関係者に出席を求めておりますけれども、まだ出席がないようでございますから、途中から始めまして、その部分はちょっとあとに送ることにいたします。 まず最初に初中局長の方にちょっと伺いたいのでありますけれども、小中学校の児童生徒の規模別の分布と申しますか、たとえば小学校を例にとってみますと、五百人までくらいが大体全体の何%くらい、千人くらいが何%、千五百人何%、二千人何%、こういうふうな分布を、今すぐはちょっと答えられないと思いますが、一つ私……
○堀委員 すでに新聞紙上などにも出まして皆さんも御承知だと思うのでありますけれども、実は学校保健法が制定されました後に、学校保健法施行規則というものが、昭和三十三年六月十三日文部省令第十八号で出されたわけでありますが、その中に健康診断の項の就学時の健康診断という項目の中で八番目に「聴力は、オージオメーターを用いて検査し、左右各別に聴力障害の有無及び障害の程度を明らかにする。」こういうふうな省令が出されたわけであります。そこでこの省令に基いていろいろな業者がオージオメーターという聴力測定の機械を作りまして、これを学校に売り込んで参ったわけでありますけれども、その売り込まれたオージオメーターの機械……
○堀委員 これまではいろいろと技術的な問題を伺って参りましたけれども、私は、本日は教育の問題について一つ大臣の率直な御真意を伺いたいと思うわけでございます。 そこで、まずただいままで櫻井委員及び辻原委員がお話になりましたいろいろの問題についての大臣の御回答で、私も大体大臣のお考えはわかって参りましたけれども、さっき櫻井委員が申し上げましたように、私昨日の十一時十五分から四十五分にわたる大臣と毎日新聞の論説委員及び石垣氏との対談を伺ったわけであります。その対談の中で私は大へんうれしいと思ったことが二つございます。 ちょっとその前に大臣に伺いたいのは、あの対談についてのお話は、やはり国民の多数……
○堀委員 私は先般来問題になっております青少年の読書指導のための資料の作成等に関する規程の問題について少し伺いたいのでございますが、その前に、ちょっと見渡しますと自民党の委員の方はお一人もいらっしゃらない。委員長はいらっしゃいますが、たといこれが休会中の委員会でございましても、これは私はもう少し自民党の方もお考えを願いたいと思うのです。私がここで申し上土げることは、単にこれは野党の立場で申し上げるとかそういうことではなくて、やはり国のいろいろな重大な問題についてまじめにこれを取り上げる態度で、決して皆さん方を追及しようとかどうとかではなく、ここで建設的な意見をわれわれは述べていきたい、こういう……
○堀委員 社会党を代表いたしまして、日本学校安全会法案に対する修正案の御説明を申し上げます。条文は皆さんのお手元に配ってありますので、それを御参考にしていただきまして、私の申し上げる要旨をお聞きいただきたいと思います。 この日本学校安全会法案は、義務教育の諸学校を中心といたしまして、高等学校、幼稚園等をこれに付加してできております共済的な法律でございますけれども、私どもはこの安全会に対する考え方といたしまして、憲法第二十六条で、「すべて国民は、法律の定めるところにより、その保護する子女に普通教育を受けさせる義務を負ふ。義務教育は、これを無償とする。」ということがはっきりとうたわれておりますよ……
○堀委員 私、ただいま横路委員がお述べになっております岐阜県における県条例の制定によりまして、教職員組合の専従者を制限するという問題について伺いたいわけでありますが、少し具体的な問題についていろいろと法制局の見解も伺って参りますので、一つ大臣にお願いしておきたいことは、いろいろな問題の中で、私はやはりこういうきめ方は違法ではないかという感じを持っておりますので、それについて大臣にも集約的な見解をお伺いしたいと思いますので、そのおつもりで一つ経過を聞いておいていただきたい。 最初に内藤局長に伺いますけれども、現在結核によって長期療養しております休職になっておる教員というものは、私が見ておりまし……
○堀委員 前会、図書目録の問題につきまして質問をさしていただいておりましたけれども、時間がございませんでしたので途中で打ち切りまして、本日引き続きやらしていただくことにいたしておりますが、前会の質問の中で、実はあとで議事録を見ましてちょっと問題がある点がございますので、一、二点それについてお尋ねをしたいと思います。 実は、宮澤政務次官は、この前お答えをいただきました中でこういうふうにおっしゃっておるわけであります。「さてそこでそれならそれが非常に厳選をしたものでなければならないかと申せば、そこのところはお答えが非常にむずかしいと思います。なぜかと申しますと、出版協会との従来の交渉の経緯等から……
○堀委員 関連して。ただいま還元融資の問題についてお話が出ておりますが、私も還元融資の点につきまして少し大臣にお伺いをいたしたいと思います。 先ほど岡本委員からもいろいろとお話が出ておりましたが、私は還元融資について、特に病院建設事業に対する問題について伺いたいと思うのであります。病院建設事業に関連をいたしまして、厚生省と日本医師会とはいろいろな面で対立をしておられましたけれども、最近幸いにして和解の状態に達しておられるように新聞報道で承っております。そこで、一体これまでそういう問題について日本医師会と厚生省が対立をしておる基本的な点はどういう点にあるというふうに厚生大臣はお考えになっておる……
○堀委員 私、初めてこの大蔵委員会に参りまして、何さましろうとなものですから、ちょっと的のはずれている質問もあるかもしれません。大体日本の経済というものを見ておりますと、一体どこまでが大蔵省の範囲なのか、通産省の範囲なのか、経済企画庁の範囲なのかということは、どうもはっきりした区分けが私にはちょっとつきかねる点もありますので、やや質問が大蔵省の所管外にわたる点があるかもしれませんけれども、その点については、お答えいただける範囲でお答えをいただけばけっこうだと思います。 その次に、これから私が当委員会で発言いたします態度でございますが、大体経済の問題というものは科学的な問題でございますから、本……
○堀委員 今の問題に関連して調査査察部長にちょっと伺いたいのですが、現在テープレコーダーというのは一体全国でどういうふうに配置されておるのですか。
【次の発言】 あとで補充をしたということでありますが、お役所のことですから、使えないものをそのままに使っておられるとは私は了解しない。なるほど精度がいいか悪いかということは、音楽の何かをやるとか、そういうことならもちろん精度に関係がありましょう。しかし、昭和二十七年というのは、東京通信工業がちゃんとテープレコーダーとして発売をしたものであって、なるほどその後の問題は別個としましても、あなた方が調査査察に行かれるときに、現在それを手で持って歩いて行っ……
○堀委員 本日は、酒税の問題の中で、いろいろと資料を見ておりますと、どうも納得のいかない問題が少しございますので、この問題はすでに昨年の十二月九日当委員会におきまして横山委員が問題として取り上げておいでになりますけれども、その会議録を拝見いたしますと、政府側の答弁に十分に納得ができない点が多々ございますので、きょうあらためて少し法律的な問題を含めて質問をいたしたい。私も実は酒についてはしろうとでございますから、あまり事情が詳しくわからない点で、あるいは見当違いのことがあるかもわかりませんが、それは御了承願うといたしまして、きょう私が伺いたい問題は、委託醸造の問題と中央保有米制度のことであります……
○堀委員 今石村さんもちょっとお触れになったのですが、神野さんは国際収支は心配がないとおっしゃっていられる。実は最近の傾向を見ると、貿易はちょっと伸びてきましたけれども、貿易外支払いは、三十三年は五億三千百万ドル、三十四年は七億一千万ドルというふうに非常にふえておる。特需の方を見ると、三十三年は四億八千二百万ドル、三十四年は四億七千百万ドルと、これは下がってきておる。要するに、貿易外の要素というものは、どうも最近の傾向は、必ずしも外貨がふえる方向にいかなくて、減る方向にいきつつあるという客観的な情勢が一つある。特に特需は、やはり世界的な軍縮というような格好の問題の中では、好むと好まざるとにかか……
○堀委員 ただいま議題となっております関税定率法の改正に関連をいたしまして、本題はあとで触れることといたしまして、過般来、当委員会におきましても、あるいは参議院の大蔵委員会におきましても、問題となっております関税定率法第二十一条に関連する問題について、少しお伺いをいたしたいと思います。 本日は、法制局にもお越しを願っていろいろと論議をいたしますが、大臣が私どもの論議を聞いていただいた中で、一つ大臣としての見解を明らかにしていただきたい、こういうふうに考えるわけであります。 まず最初に、現在輸入映画につきまして何らかの検閲類似行為が行なわれておるということは、すでに昨年の委員会におきまして、……
○堀委員 特定港湾に関する法律案に関連いたしまして二、三質問をいたします。本日は大体三つの点について質問をいたしたいと考えております。
最初に法制局の方にお伺いをいたしたいのですが、前回も委員会でちょっと質問いたしましたけれども、行政行為というものは法律に基づくことは当然でございます。その法律の解釈適用については、いろいろ内閣法制局の意見もあろうかと思いますが、もしこれが裁判となって判例が出ておれば、その判例があらゆる解釈適用の考え方に優先するものだというふうに私は考えますが、その点についての法制局のお答えを願いたいと思います。
【次の発言】 最高裁の判例はもちろん一番確定したものだと思いま……
○堀委員 ただいま提案をされております厚生保険特別会計法等の一部を改正する法律案でありますが、過去の会議録をずっと調べてみますと、数年にわたりまして提案をされておりますけれども、衆議院におきましては、かつて井堀議員がこれについて御質問になった以外には、ほとんど質問をされないままに今日に至っておるようであります。そこで、私実はこれを拝見して、どうも合点のいかないところが少しございますので、本日はこの点について少しお伺いをいたしたいと思います。まず、この提案の問題が一つございますが、これはちょっとこれだけでは問題が理解しにくいと思いますので、少しその前に、現在一般会計から厚生保険特別会計に繰り入れ……
○堀委員 実は今までのお話をずっと伺っておりまして、先ほど横山委員もちょっとお触れになりましたが、実はこの前の国際金融公社の議論が出ましたときに、当時の一萬田大蔵大臣の御答弁は、ちょうど今の佐藤大蔵大臣のおっしゃっておるのと同じような御答弁が実はされておるわけであります。主として東南アジアに対してそういう経済開発をやってもらうという意味において、われわれはこの出資をやっていきたいのだという議論をされておりましたし、先日来石野委員のお話からずっと一貫して流れておりますところも、どうもやはり東南アジア、東南アジアという言葉がよく出てくるわけです。そこで、最初に伺っておきたいのですが、一体東南アジア……
○堀委員 弁明は、次官の立場としてはやむを得ざるものだというような理解の上に立って、了承いたしますけれども、最後にお答えになりました神戸税関の処置については適当なものであったと思うとおっしゃったことにつきましては、実は私の立場としてはそれを了承するわけにいきません。次官の立場と私の立場は異なります。ですから、次官の立場において弁明されたことは了承しますけれども、後段について了承できないのと、その話が出ましたので、最近の税関行政の中にはやはりちょっと問題がある点があるという事実を、私実は今月上句に確認をして参っておりますので、その問題はいろいろと今後再調査をしていただくようにお願いをしております……
○堀委員 開発銀行の融資の問題について伺いたいのであります。最近の米国の金利の状態と、今後の見通し、これはアメリカでもわからないのでありますが、政府としては大体どういうふうに見ておられるか。政府の財務証券を中心として何か基準になるところを具体的に御説明願いたいと思います。
【次の発言】 短期証券の方は最近三ポイントくらいずつ下がってきておるというふうに伝えられておりますが、長期債で見れば私は必ずしもそうでないのじゃないかというふうに感じております。それから、アメリカ経済の見方については、おのおのの主観的な問題もありますから、論議する必要はないと思いますけれども、アメリカのことしの予算なりいろい……
○堀委員 二点ばかりお伺いいたしたいと思いますが、先に学校の身体検査の問題が簡単でございますからお伺いをいたしたい。ちょうど今入学試験の時期に当たっておりまして、全国の中学生諸君、高等学校の生徒諸君は大へんなことでございますが、この入学試験を受けます際に、学校側があらかじめ身体検査証なるものを貼付して出願させる、こういう取り扱いをしているところが相当ございます。その身体検査証なるものが保健所の診断書、または公的医療機関の診断書を要求していられる向きが実は最近だんだんとふえて参っているというのが全国的な実情でございます。文部省の皆さんは医師の診断書の問題につきましては詳しいことを御存じなかろうか……
○堀委員 選挙運動用自動車のことについて、要綱の二番目のところに「右の自動車は有蓋車に限ること。(屋根又は側壁が開放できる構造のもを除く。)。」とございますが、要するに、目的は、オープンな状態で他の人との間に特別の差が生じては困るということがこの規定の趣旨だろうと思うのです。そうすると、たとえば現在のほろ型のジープであっても、横にもちゃんとものがついているわけですし、屋根もついているということになれば、オープン・カーの場合でも、屋根がついてちゃんと横にものがついておるということならば一般の乗用車と何ら区別する必要はないわけで、特にこれを、こういうふうに規定したというのはどういう理由でしょうか。……
○堀委員 ただいま二人の委員からの質問に対しては、私どもとしては、せっかく委員会を開いていただいたにかかわらず、それに値しないような答弁しかいただけないのは非常に残念だと思います。
そこで、三十五年七月二十日の日本経済新聞に「新政策の方向と焦点」という記事が出ておりまして、水田蔵相が一問一答でお答えになっておるのがございますが、大体これは水田蔵相の御発言と確認をしてよろしゅうございますか。
【次の発言】 見ておいでにならないそうですが、会談というか懇談はなさったことだと思います。日本経済新聞がよもや大蔵大臣の発言しないことを公に一問一答の形式で発表するおそれはないと思いますので、私は、一応こ……
○堀委員 ことしの三月八日の日に、私は酒の製造に関する問題につきまして少し質問をいたしました。その際、委託醸造あるいは中央保有米の問題につきましていろいろ問題があるというふうに考え、お尋ねとあわせて少し要望をいたしたわけであります。三十五酒造年度がこの十月一日から始まるにあたりまして、国税庁当局としては、私が要望いたしました委託醸造あるいは中央保有米の制度に対して御検討をいただいておるものと考えますけれども、三十五酒造年度に対するお考えを一つ承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、ちょっと私資料をいただいた中で承りたいのですけれども、三十四BYの希望割、それから今度三十五BYにおける希望割……
○堀委員 本日は、この前の委員会で大臣がお答えになりました九%の経済成長の問題につきまして、実は、来たる臨時国会では、どうも私はきめのこまかい論議をする時間がないようでございますから、本日少し時間をいただいて、こまかくこの問題の点検を一ぺんさしていただこうというふうに思っております。 この前の委員会で、大臣は「日本の経済の伸び率というのは、世界の外国の伸び率に左右されることはない内在的な別個のものを持っておりますので、私どもは、やはり過去の実績を検討し、現状を検討して、そういう結論になったわけでございますので、細工をして特に作った数字ではございません。」「少なくとも八・五%ということはどこの……
○堀委員 三点ばかり関口先生に伺いたいのですが、実は御出席の方の中に技術の系統から御出身の方がないわけでありまして、この専科大学の問題は……。
【次の発言】 失礼いたしました。経営者の方だからそうでないと思いました。
【次の発言】 先に関口先生に伺うのでありますが、専科大学の問題は、先ほどもお話が出ておりましたし、私は委員会で申しておりますが、三つの問題はかみ合っているのです。第一点は、短期大学をどうするかという、最初に先生がお話になった問題があるわけです。もう一つは技術者をどうするかという問題がまた別個に起ってきている問題だと思うわけです。もう一つは女子教育をどうするかという問題、この三つの……
○堀分科員 企画庁長官に少し基本的な問題から先にお伺いいたしますけれども、現在日本は資本主義経済の中にあるわけですが、この資本主義経済と皆さんのいろいろお立てになる計画との関連、これを長官は一体どういうふうにお考えになっておるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 私が伺ったのは、資本主義経済と計画性とを伺っておるのです。今お話のように、私は計画経済ということでなくて、経済企画庁で新長期経済計画であるとか、こまかくいえば三十五年度に対する経済政策であるとか、いろいろとお出しになる、それとの関連ですね。今の資本主義経済との関連、もうちょっと具体的にいいますと、そういう計画がある、しかしどこかでこ……
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