このページでは堀昌雄衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○堀昌雄君 私は、ただいま報告のありました円平価の切り上げについて、日本社会党を代表して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 最初に、十九日に発表をされました政府声明及び総理の記者会見の談話についてお伺いをいたしたいと思うのであります。 そもそも、今度の円の切り上げ問題というのは、確かに、アメリカの経済に対処をするあり方に問題があったことに原因を求めることができるのでありますけれども、しかし、それだけではなくて、日本経済の運営のあり方にこれまで誤りがなかったかどうかという点をここで明らかにしておかなければ、またこのような重大な事件を繰り返すことになるおそれがあると考えるわけであります。……
○堀昌雄君 私は、日本社会党を代表して、田中総理の所信についてお尋ねをいたします。 質問はすべて田中総理にいたします。総理の答弁を補足される必要があると感じられた閣僚は、補足してお答えをいただいてけっこうであります。 まず最初に、私は、昨日田中総理がわが党の成田委員長あるいは自民党の機内さんにお答えになった答弁の中で、問題の点についてお尋ねをいたします。 ただいま総理は、春日さんの質問に答えて、前言を訂正されましたが、ちょっと私は昨日の御答弁をもう一ぺん読み上げておきたいと思います。 「百四十も国があるのです。その中で、緊張をしておるところの国は別でございますが、全く緊張をしておらない……
○堀委員 ただいま、この間の総選挙についての報告がございましたけれども、この間の総選挙は、その前に公職選挙法の改正がありまして、新しい運動方法が取り入れられて初めて行なわれた選挙であります。実はこの前の選挙で始まりましたものの中には、一つは御承知のテレビ放送の問題がございます。もう一つは、かねて選挙制度審議会で論じられておりましたことを受けて、言論、文書の自由化を一歩進めることとなったわけでありますけれども、この言論、文書の中の文書の問題でありますが、実は今度政党の文書活動を認めるということになったわけであります。この間の審議会でも私発言をしたわけでありますけれども、この政党の選挙活動を認める……
○堀委員 先般、第六次選挙制度審議会が総理大臣に答申を行なわれたのでありますけれども、本日は、まず前段で、この第六次選挙制度審議会の答申と、それに関連して選挙制度審議会のあり方の問題について、少し自治大臣にお尋ねをいたしたいと思うのであります。 そこで、答申の問題につきましてはすでに皆さんも御承知だと思いますけれども、ちょっと答申文をまず最初に読み上げておきたいと思います。 参議院議員の選挙 制度その他選挙制度一般の改善に関し、別紙のとおり答申する。 昭和四十五年五月十九日 選挙制度審議会会長 高橋 雄豺 内閣総理大臣 佐藤 榮作殿 参議院議員の選挙制度その……
○堀委員 ただいま自治省のほうで報告が簡単にございましたけれども、この間政治資金の届け出の大要が新聞紙上にも発表されました。その発表に基づいて各紙でいろいろな社説その他も出ておったわけでありますけれども、残念ながら現在の政治資金規制の問題は、この問題がクローズアップをされてから、内容はどうも望ましくないほうへだんだん発展していきつつあるというふうな感じがしてしかたがありません。いま選挙部長の報告でも、昭和四十三年には全体に対する寄付の割合が三九%であったけれども、四十四年は二八%に下がってきておる。年々実は寄付の部分が下がる。そのことは何を意味しているかというと、公開をされるところが減ってきて……
○堀委員 二つの問題を伺いたいと思います。一つはいまお話しになった問題に関連をする問題でありまして、一つは選挙制度審議会のあり方についての問題であります。 最初の問題は、三人の参考人がお答えになった中で、おっしゃっていることは大体一つだと思うのです。一つだということは、現行の選挙区制度というのは政党本位の選挙運動をする仕組みとしては実はうまくないわけです。そこで、さっきお話がありましたように、政党活動がある程度自由になりましたけれども、その結果非常にメリットがあったのは、実は単一の候補者を出していられるところは、これはたいへんメリットがあるのですが、複数候補者のところはなかなかそういうふうに……
○堀委員 最初に警察庁にお伺いをいたします。 前運輸省自動車局長でありました黒住氏が、運輸省の関係の部局に対してあいさつ状を出しております点について、警告第一号としての処置がとられておるということでありますが、これは単に警告だけの範囲で済ませるものかどうか、公職選挙法に該当する部分があると私は感じておるのでありますが、これらについての警察庁側の見解を承りたいと思います。 あわせて、すでに厚生省を退職いたしておりますが、前厚生省児童家庭局長の渥美節夫氏が、やはり十月の一日に仙台市で開かれた宮城県と県身体障害者福祉協議会主催の大会で略歴のパンフ等を配っておる。いずれも高級公務員がその関連した範……
○堀委員 先回の当委員会におきまして、来年の参議院の選挙に立候補を予定されておる高級官僚の出身者である人たちの事前運動の問題について取り上げたわけでありますけれども、本日は、これらの問題についての取り締まりの問題あるいは官庁側におけるこういう問題に関連した綱紀上の粛正の問題等について、各大臣の御出席をいただいて、これを少し明らかにすると同時に、けじめをつけていただきたいというふうに思いまして、次の質問をいたしたいと思います。 まず最初に、先般私はここで前運輸省自動車局長でありました黒住氏の仙台における事前運動の問題を取り上げたわけでありますが、その後十月十七日の新聞によりますと、運輸省の現在……
○堀委員 最初に、藤井参考人にお伺いをいたします。 けさほど参考人が最初にお述べになったことがたいへん尾を引いておりまして、そのつど問題になって恐縮でありますが、実はこの公害問題というのは、国民の側から見ますと最近特に関心が高まったわけでありますが、全然公害のないところに公害の企業が来る場合には、ないところに来るんだから、これはうんと減らしてもらいたいというのがおそらくその地域の住民の要望だろうと思います。公害の非常に過密になっておりますところでは、これまた減らしてもらわないと全体の水準が下がらないということですから、その点では、私はどうも、いま藤井参考人がおっしゃいましたように、過疎地帯と……
○堀委員 本日は、この情報処理振興事業協会等に関する法律案についてお伺いをいたします。最初からの質疑のすべてを見ておりませんので、多少重複するところがあるかもわかりませんが、まず最初に、行政管理庁長官にお伺いをいたします。
現在、政府関係の機関で電子計算機関係の問題を主として総括的に取り扱っておられるのが行政管理庁だと承知をいたしておりますが、現在の電子計算機関係について行政管理庁として取り組んでおられる実態について、簡単にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 さらに、いまお話を聞いておりますと、四十三年八月三十日の閣議決定で行なわれたということでありますが、具体的に行政管理庁とし……
○堀委員 資料要求について……。 きょう配付になりました「不服申立ておよび訴訟の件数について」でございますが、これについてもう少し詳しい資料をちょうだいしたいわけであります。異議申し立ては、これは更正決定に基づいて異議申し立てが行なわれておるのだと思います。ただし、これは直税と間税と一緒に入っていると思いますから、直税、間税、その他、皆さんのほうで分けていただいて、更正を一体全国的に幾らやって、それに基づいて異議申し立てが一体どういうふうに来ているのかということがわかるような資料が第一点。 二番目は、いまの、これはちょっと時間がかかるかもしれないけれども、発生件数といわれておるものは、大体……
○堀委員 本論に入る前に、ちょっと、主税局長と、厚生省の医務局の次長が入っておられるはずでありますから、どうも私はふしぎな行政があるという感じがしておることをひとつ最初に申し上げたいわけです。
ちょっと最初に政務次官に伺いますけれども、大蔵省の行政というのは、やはり一つの国家的なある要請がある場合には、そういう国家的要請に基づいて大蔵省の行政もあるべきだ、私はそう思うのですが、政務次官、どうですか。
【次の発言】 そこで、最初に厚生省のほうに聞きますが、いま、御承知のように、医療行政の中で一番大きな問題は、看護婦が足りないということが日常の医療行政で非常に重要な問題になっておるわけです。これ……
○堀委員 前回、私が「審査請求事案の所得階級別処理区分表」というのを請求いたしまして、大蔵省のほうから提出をされております。 そこで、この問題に入る前に、私実は少し調べておりまして、大蔵省の資料といいますか、報告そのものの中に、どうも適切を欠いておる点に一つ気がついたわけであります。ですからこの資料に入る前に、まずその問題を一つ取り上げておきたいと思うわけです。 そこで、ちょっと最初にお伺いをしておきたいことは、皆さんが今度お出しになっております訴訟事件に関する資料なんでありますけれども、「訴訟事件件数表」というのが出されておりまして、まず直税関係でお伺いをいたしたいわけであります。 こ……
○堀委員 本日は、暫定法の中の関税に関する部分について少し伺っておきたいと思います。 今度の暫定法、今度変わったわけではありませんけれども、これまでもそうなっていたわけでありますが、暫定法第七条の二のガス事業法の項でありますけれども、「その原料として使用した揮発油につき、関税納付済み原油等の負担する関税のうち一キロリットルにつき五百三十円に相当する額を基準として政令で定める率により算出した金額に相当する関税を、」還付する、こうなっているわけですが、この五百三十円というのは、何が五百三十円というのをもたらしておるのかをちょっと伺います。
○堀委員 最初に主税局長に伺いますけれども、今度の暫定措置法案をずっとこう見てみますと、主税局の提案をしておる部分についてはおおむね、四月三十日に延期をしても国民としてはその暫定措置法によって法律が延期をされたことによる実害といいますか、課税上の損失というものはないように感じておるのですが、その点について、もし多少国民の側に実損を与えるようなものが残っておるかどうか、ちょっと主税局側として最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 ですから、言うなれば暫定措置によって一カ月間現行法を引き延ばし、さらに新法を、今度は改正案を出してくる。改正案のほうがおおむね減税になるものが多い。物品税……
○堀委員 空港整備特別会計を設置をするということでありますけれども、すでに御承知のように、現在特別会計というものは非常にたくさんあります。ですから、特別会計にしたならば非常に何かメリットがある、空港整備をすることについて、これまでの問題の取り扱いよりも整備が促進をされるというメリットが特にあるのかどうか、その点を最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 受益者負担はこれまでも行なっておったわけですね。これからも受益者負担をふやすことは、現行法のたてまえであっても受益者負担をふやせない理由は私はないと思うのです。それならば、現行法で受益者負担がある、そのことはある意味では、その空港整……
○堀委員 私、実はことしの補正予算の総括質問で、福田大蔵大臣といろいろと論議をかわしたいと思っておりましたら、残念ながら大蔵大臣御病気でありまして、佐藤代理によって処理をいたしました。そこで、その際少し大臣に伺っておきたいと思った予算上の問題がございますので、最初に少しその予算上の問題に触れておきたいと思います。 ただいまから私がいろいろ申しますことは、党の中で調整をしたことではありませんで、私がそういう意見を持っておることは、党内の皆さんも承知をしておられるわけでありますが、個人的発言でありますので、その点はひとつ前提を置いておきたいわけであります。 大蔵省事務当局に伺いますが、ことしの……
○堀委員 きょうは最初にIMF関係のものをやりまして、次回に経済協力の問題をまた別個に取り上げる予定でありますが、さっきからの阿部委員の質問に関連して、ちょっと私見を述べながらいまの問題に触れておきたいと思うのです。 私は、いま東南アジア諸国で起こっておる現状は、一面的にいうと日本の沖繩で起きておる現状と非常に共通性があると思っています。そのことは広くいえば、日本とアメリカとの関係における過去におけるいろいろな問題に非常に関係があると思うのです。私は、アメリカの文明というものは確かに新しい文明でありますが、同時にそのアメリカ文明の中の一つの欠陥というのは、やはり物質万能主義的発想というものが……
○堀委員 最近の日本の海外経済協力、特に発展途上国に対する経済協力というのは、これは経済協力というべきか、わが国の援助規模の拡大とか、こう書いてありますが、たいへん目ざましく大きくなりつつある。大きくなることは私はけっこうだと思うんですけれども、大きくなり方が少し早過ぎるのではないかという感じがちょっとする部分も指摘をしておきたいと思います。それは結局どういうことかといえば、各種の投資にしても、その他の問題が、あとで触れますけれども、多分にどうも、特に東南アジア諸国の現在のナショナリズムとぶち当たっている。こちら側は競争原則に立って大いに向こうに物を売り、あるいは向こうから物を買っているのだ、……
○堀委員 最初に政務次官にお伺いをいたしますが、日本経済というのは現在どういう状態にあるとお考えになりますか。
【次の発言】 おっしゃったこと、そのとおりでありますし、日本経済というのはいまお話にありましたように、戦後の荒廃から立ち直って、今日では、戦前はもちろんのこと、現在の資本主義社会においては、工業生産その他においてはアメリカに次いで二番目だというたいへんな発展を遂げておるということは、国民ひとしくこれを認めるところだと思います。そうすると、実は経済の再建を必要とするかという問題が一つ出てくるのですが、私はもう今日、経済の再建を何らかの目的とするような問題はすでに過去のものになってきてお……
○堀委員 利率等の表示の年利建て移行に関する法律案について質問をいたします。 最初に、この利率等の表示が年利建てになりました経緯がありますけれども、私も実は、日本銀行の総裁が山際さんでありましたころから、公定歩合が一厘の操作によることは実態的にもどうも影響が小さ過ぎる、その他諸外国との関連から見ても、当然年利建てに移行すべきではないかという提案をしてまいったこともありますが、ようやく今回すべての点で利率が年利建てになったことは、私は、国民の側からすればたいへん喜ばしいことだと思うのであります。本来、日歩建ての金利というのは、金融機関側が金利計算をやるための便益上にはよろしいわけでありますけれ……
○堀委員 いま、補助貨幣の国民に対する信頼度を保証するといいますか担保するために回収準備資金がある、こういうお答えがあったですね。そこで、これは吉野さんに伺う性格のものかどうか、ちょっとよくわからないのですが、日本銀行券というのが今日四兆円ばかりも流通しておりますね。これに対する何か担保といいますか、そういうものは日銀は何らかの形で保有をしておられるのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、最近一年間に約一兆円近くも日銀券の発行はふえておりますね。そうしますと、年間に一兆円もの保証物件の増加というものがあるのでございましょうか。その点をちょっと……。
○堀委員 実は私は、これまで当委員会において、物品税の基本問題、いろいろな税の中における不均衡、不公平の問題等がつまびらかにされる機会が非常に少なかったというふうに感じておるのであります。そこで、今回物品税の改正がありますので、原則から各項目にわたってひとつ精細なる物品税についての論議を行なっておきたいと思います。ついては大体四時間の質疑時間が必要なんでありますけれども、本日、承るところによりますと、本会議もあり、民社党の竹本委員の御都合もあるので、私はいまから一時間半、とりあえず一時半までやらせていただいて、自余は七日の日に残りの物品税をやり、関税定率法の改正をやらしていただくということで、……
○堀委員 実は前回の質問でかなり具体的に現在の物品税のあり方を順次洗ってきたわけでありますけれども、きょうは引き続きその問題の処理をいたしたいのですが、いまとりあえず大臣の時間が約十八分くらいだということですから、少しやって、残余はその後、あしたの午前中にでも引き続きやらしていただくということにさしていただこうと思うのでありますが、非常に象徴的な点だけ少し問題提起をしておきたいのであります。 現在の物品税を、ずっとここを全部調べてみますと、非課税物品という中に、物品税を課税する基本的なものの考え方、要するに一般的な消費物品、まあ便益的なもの、さらに奢侈的なものと、こういうふうな段階に分けたり……
○堀委員 きのうの続きの部分をやりたいと思っておるのですが、農林省畜産局長がまだ入っておりませんから、その他の案件を先にやってからきのうの続きをやっていくことにしたいと思います。
そこで、ちょっと最初にお伺いをしますが、今度小型乗用車の関税の引き下げをすることになっていますけれども、この小型乗用車のいまのKRによる最終税率というのは一体幾らになりますか。
【次の発言】 それでは、今度二〇%になるのじゃないですか。
【次の発言】 その経緯はともかく、KRの最終が三〇%なのに今度二〇%になったというのは、ではどういうことですか。
【次の発言】 主税局長、入っていますか。――実はいま自動車の関税を……
○堀委員 今度の税制改正にあたりまして、税制調査会の皆さんのいろいろなお骨折りなり、大蔵省の事務当局が法人税なり利子・配当所得についてたいへん前向きの作業をしてまいりましたことに、最初に敬意を表したいと思うのであります。残念ながら、事務当局なり調査会の皆さんのいろいろなお考えが自由民主党によってねじ曲げられて、今日の提案になりましたことはまことに遺憾でございます。しかし、今後も、国民の願う、あるべき税制に向かって、ひとつ東畑会長を先頭に、ますます御研さんをお願いいたしたい、かようにお願いをいたしたいと思うのであります。 今日、日本がたいへんな成長の段階にまいっておりますときに、これから一九七……
○堀委員 最初に大蔵大臣にお伺いをいたしますが、租税特別措置法というのは何のために設けられる税制でございますか。
【次の発言】 大体税法というのは、いまお話しのように所得税法なり法人税法があって、政策的に性別の配慮をするということは、その基本税法に対してプラスのときもマイナスのときもそういう配慮ということばは使えるのでしょうか。
【次の発言】 実は、きょう私は主として法人関係の税制の問題と、あわせて税制全般上の問題とをちょっと論議をさせていただこうと思っておるのですが、今度の租税特別措置法の中には、実は当然法人税法に書いて問題がないと思われるものが租税特別措置の中に書かれておるものがあります。……
○堀委員 ただいま議題となりました修正案について、提案の趣旨及びその内容を御説明申し上げます。 修正案の案文はお手元にお配りいたしてありますので、朗読は省略させていただきます。 修正部分は、大きく分けますと、利子・配当課税等の特例に関する部分と法人税率の特例に関する部分の二つであります。 まず第一に、利子・配当課税等の特例に関する部分でありますが、政府案では、これらの所得に対する現行の特別措置を総合課税の原則に復帰させることを基本的な方向としつつも、配当控除率については四十六年以降二年間、その他のものについては同じく五年間、なお経過的な特別措置を講ずることといたしております。しかし、あら……
○堀委員 本日は一九七〇年代における公共企業体の賃金のあるべき姿という問題について、これからしばらく論議をいたしたいと思うのであります。
まず最初に運輸大臣にお伺いをいたしたいのでありますが、今度政府は新経済社会発展計画というのを閣議で承認をいたしました。
これは少なくとも閣議で承認をした以上、政府の一つの考え方としてこれを確認するということでよろしいと思いますが、運輸大臣、いかがでしょうか。
【次の発言】 この中では、昭和四十五年度から五十年度にわたって消費者物価は大体四・四%ぐらい、一人当たり雇用者所得の名目を一二・一%程度と見込む、こうなっておるわけですね。過去においては、昭和三十八年……
○堀委員 清酒製造業の安定に関する特別措置法案という議題でありますけれども、大臣、清酒製造業は現在は一体安定しておると思われますか、安定していないと思われますか。
【次の発言】 どういう点が現在安定していないのでしょうか。
【次の発言】 私は、現在が安定していないというのは、これはなかなかたいへんなことだと思うのです。私は、一応安定しておると思うのです。なぜかといえば、一応安定しておるから、酒税は確実にほとんど一〇〇%取れておるのじゃないか。ですから、私はその安定というものを、法律的にこの大蔵委員会で考える場合には、少なくとも酒税が一〇〇%収納されて、ほぼそうたいして滞納がないという状態は、こ……
○堀委員 関連して。労働省という役所は一体何のために置かれている役所なんでしょうか。それを藤井さんから最初に承りたいのです。
【次の発言】 いまの原則は労働者の福祉を考えるということですね。そうすると、まずあなた方のいまのお話を聞いておりますと、労働省としての主体性が全然感じられないわけですよ。労働省として婦人の問題を考えるときには、企業の問題はさることながら、労働省としては一つの原則がなければ問題を判断するわけにはいかないと私は思うのですね。
そこで私は、藤井さんに直接伺いたいのですが、労働省の都合であなたの勤務時間が朝の六時半から二時までになった。あなたも家庭を持っていらっしゃる御婦人だ……
○堀委員 いま広瀬委員がお尋ねをしておりましたが、私はちょっと逆に、裏側の話になってまいりますけれども、先ほどからのお話のように二つあって、一つは経済成長の伸びぐあい、これが非常に重大だ。私は当委員会なり商工委員会を通じて、最近における日本の高度成長は民間設備投資の行き過ぎによって非常に大きくドライブされている、ここを何とかしなければならぬということを申してきましたけれども、実はなかなかそれがうまくいかない。 ちょっと私が伺いたいのは、金融引き締めが民間設備投資に一体どういうふうに作用するかという点であります。というのは、実は現在支払いをしておりますものは昨年度の工事ベースのものの支払いをし……
○堀委員 関連……。いまの問題は、大臣の御答弁は非常にはっきりしておりまして、私は大臣の御答弁で十分であったと思うのであります。これができましたときに、これのそもそもの主導者といいますか、提唱者でありました、当時興業銀行の頭取の中山素平さんをこの当委員会にお招きをいたしまして、そしてこの問題について私いろいろ質問をしました中で、中山さんとの間にはお約束がございます。この共同証券が本来の目的を果たしたあとでは解散をいたしますねと、こう私がだめを押してございますが、本来の目的を達しましたら解散をいたしますということが、はっきり当委員会において発言がされておるのでありますから、私は当然、当時の一番中……
○堀委員 この間から新聞紙上をにぎわしておりますところの金融機関の不祥事件については、すでに私が本年の六月十二日の委員会で、最近の情勢について問題点を少し明らかにするとともに、大蔵省に善処を要望いたしまして、それを受けて七月十六日には銀行局長から各銀行に対して通達が発せられておるというふうにわれわれも承知をいたしておりましたが、この通達が出された直後に、大臣も御承知のような、富士銀行におけるたいへん多額な、私どもも金融を担当いたしておりますけれども、かつて例のないような大口な不正事件が発生をしたということであります。 最初に、事務当局から簡単にひとつ経過を報告をしていただきたいと思います。
○堀委員 最初に伺いたいのは、この事件が起きまして大蔵省にこれを御報告をなさいましたのはいつでございましたでしょうか。
【次の発言】 その前日にトムソンに一億円の融資がなされたというふうに伝えられておりますけれども、この事実はいかがでございましょうか。
【次の発言】 内容はそれでけっこうなんですが、その事実についてのあとの詳しい経緯は書面でちょうだいして、ただ事実があったかなかったかだけお答えいただければけっこうだと思います。
【次の発言】 いまの点は書面でまたちょうだいをすればけっこうだと思います。
その次に、さっきも藤井委員からもお話がありましたが、実損六億円という話でございます。十九億……
○堀委員 最初に麒麟麦酒の高橋社長にお伺いをいたします。
麒麟麦酒が二十四日に値上げをされましたときには、生産者蔵出し価格だけの引き上げを行なっておられます。朝日麦酒及びあとの二社はいずれも末端価格までを公表しておられるわけであります。値上げの様態が異なっておりますが、こういう様態の異なる値上げ方針をとられたのはどういう理由によるのか、お答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 国税庁にちょっとお伺いをいたしますけれども、いまのお話ですと、他の三社は末端価格を明示しなかったということでありますが、届け出がされた実態は、末端価格は明示されておりましたかどうですか、簡単にお答えください。
○堀委員 ただいま広瀬委員が伺っておりましたことの引き続きになるわけでありますけれども、まず最初に、来年度の予算編成に対する基本的な問題を少し伺いたいと思います。 いま確かに、おっしゃるように、来年度の景気というものの見通しはたいへん困難だと思います。まあミクロ的には少し問題があろうかと思いますが、マクロとすればあまりそう落ち込むようなことにならないのではないか、私はそう感じておるわけであります。そうなりますと、おそらく予算というのは本年と同じような形で中立予算というようなことになるのではないかと思います。これはまだ少し見通しがはっきりしていないという点もありましょうが、大体さっきお話しのよ……
○堀委員 私は、昨年も予算委員会の総括質問で、総理との間に、幾つかの問題について問題提起をいたしましたし、それについては実は残念ながら、実行されたものもありますけれども、実行されないものがかなりあるわけであります。 これはあとで実はゆっくり申し上げることにして、きょうの朝の新聞が伝えておりますように、消費者物価ぐんと上昇ということで、一月の全国の前年比が七・八%になったということを伝えております。同時に東京都の区部では、二月分で、これが八・二%にやはり前年比がなっておる。異常な物価上昇がここのところ続いております。私はきょうの質問については、金融、財政あるいは経済成長、社会保障と、いろんな問……
○堀委員 最初に、内閣法制局にお伺いをいたします。 今度の選挙法改正の最も重要な部分は、政党活動に関する部分がこの法律改正の中で一番重要な部分であります。けさほども丹羽委員から、これらの問題について質疑がございました。 そこで、実は公職選挙法には第五条の二第三項で、初めてこの法律の中で「政党」という文字が出てくるわけであります。中央選挙管理会の構成の問題でありますが、「前項の指名に当っては、同一の政党その他の団体に属する者が、三人以上とならないようにしなければならない。」これは、公職選挙法の条文中最初に政党ということばが出てくるわけでありますけれども、実は公職選挙法そのものをずっと読みます……
○堀委員 私は、社会党、公明党、民社党、共産党を代表して、ただいま趣旨説明の行なわれました地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の中に適正でない点があるので、直ちに修正されることを望みます。
【次の発言】 私は、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党及び日本共産党を代表いたしまして、修正案の趣旨を御説明申し上げます。
まず、案文を朗読いたします。
地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案に対する修正案
地方公共団体の議会の議員及び長の選挙期日等の臨時特例に関する法律案の一部を次のように修正する。
附則第二項後段を削る。
地……
○堀委員 きょうお招きいたしましたのは、先ほど委員長から申しましたように、今回のビールの値上げの問題を、四社の生産者の社長を呼んでお話を伺いましたところ、流通側の強い要望にこたえたのだという点が一つの大きなファクターになっておったわけであります。そこで、私どもとしても、これは単にビールだけではございませんけれども、酒類の価格決定というものが、実は自由価格ということになっておりますけれども、必ずしも完全な自由価格でないことは皆さん御承知のとおりでありますし、特にビールのような寡占状態にあるものの価格決定については、私どもとしてはやはり国民の納得の上でこういう値上げが行なわれることが望ましい、こう……
○堀委員 本日は時間が十分にございませんけれども、まず最初に、昭和四十五年度の経済の実績見込みといいますか、今日時点における問題と、いよいよ予算も年内編成という方針がきまったようでありますから、当然これに伴って昭和四十六年度の経済見通しというものももう数日中には確定をするという段階に来ておると思いますので、最初にちょっとこれらの問題についてお伺いをいたしたいと思います。 経済企画庁長官にお伺いをいたしますけれども、今日時点で昭和四十五年度の経済の実績見込みという点について、もちろんこまかい端数までは必要はございませんけれども、大体の成長のぐあい、主たる要素別に、それとあわせて今日時点で見通さ……
○堀委員 自治大臣にお伺いをいたします。 私が、この四十三年の参議院の通常選挙が終わりましたあとの衆議院の特別国会におきまして、この前の参議院選挙における参議院議員の地方区の定数が非常にアンバランスであるという問題を本会議で取り上げまして、佐藤総理もこれに対して、全くもっともである、次の通常選挙までにはこれを改めたい、ついては第六次の審議会をすみやかに発足させてこの問題の処理をしたいという答弁がありました。それをもとにして第六次の審議会も発足し、第六次審議会は、御承知のように定数是正の答申をいたしておるわけでありますが、新聞紙の伝え見るところによれば、自民党政府は、今回は定数是正は見送りと決……
○堀委員 ただいま補足説明がありまして、昭和四十三年に改定をしてから、三年間ですか、そのまま放置をされて、その間には実は衆議院選挙も行なわれておるわけでありますけれども、ただいまの引き上げで、大体十五億円ということになっておるようですが、この間実は毎年費用は上がってきておる。これは地方自治体としては、前の基準で行なっておるわけでしょうから、問題が二つあると思うのですが、一つは基準ですね、基準と実際の支出との差額というのは全国で大体――まあこの間の選挙というのは、四十四年の暮れの総選挙が主たるもので、あとは補欠選挙その他もあったと思いますけれども、この四十四年の暮れの総選挙の際における地方自治体……
○堀委員 本件につきましては、自由民主党、日本社会党、公明党、民社党、四党委員の協議に基づく試案を各委員のお手元に配付してあります。 四党を代表して私からその趣旨の御説明を申し上げます。 御承知のとおり、昨年末発足しました第七次選挙制度審議会におきましては、衆参両院議員の選挙区制、選挙方法、政党のあり方などの基本的問題についての具体的改善策並びに議員の定数問題等、幾多の重要問題の審議が期待されております。 本案の内容は、かかる重要問題の審議をになう審議会委員の使命の重要性にかんがみ、現行一年の委員の任期を二年と改めることにより、本審議会の計画的かつ十分なる審議を促進し、もって諸問題の解決……
○堀委員 最初に自治大臣にお伺いをいたしますが、いよいよきょうから統一地方選挙が始まりました。東京都知事選挙を皮切りに、全国における知事選挙が本日から告示をされておるわけであります。私どもは、当委員会としていろいろと政治活動の問題その他についても法案の整備その他をやってまいりまして、できるだけ公正な選挙が行なわれることを期待しておるわけでありますけれども、本日少し問題を提起させていただきますが、必ずしも私どもの願いに沿っているようには見受けられないのはまことに遺憾であります。 まず最初に自治大臣にお伺いをいたしたいのは、これから約一カ月間にわたる統一地方選挙が行なわれるにあたりまして、自治大……
○堀委員 過ぐる地方選挙は日本の選挙史上で非常に残念な事態が幾つか起こっておりますけれども、特に第六次選挙制度審議会の答申でも私たちが触れておりました選挙の管理の公正の問題という点について、どうも今回の選挙では、その点が非常に不明確である選挙管理が行なわれたような感じがいたしてなりません。 第一点は、青森県の鯵ヶ沢町における二人町長問題という問題が一つあります。大臣の時間が非常に制約されておりますが、この鯵ヶ沢町の選挙管理委員会の処置がはたしてこのままで正当なのかどうか、自治大臣はこれをどういうふうに判断をしておられるのか、最初にお答えをいただきたいと思います。
○堀委員 大臣にちょっと最初にお伺いをいたしたいのですが、この書きものをいただいたのでも、去る日の大蔵大臣演説でもございましたが、「昨年は、超高度成長から安定成長への転換の年でありました。そして、本年こそは、この転換に伴う困難を乗りこえて、安定成長路線の定着を図り、息の長い繁栄に向かって、」と、こう書いておられます。さっきお話を聞いておりましたら――私も正確を期したいのでもう一回伺いたいのでありますけれども、超高度成長だと五年くらいでGNPが倍になる。これでは輸送なり資源の関係なり、いろいろな問題でネックが起こる。そうすると安定成長ということで十年で倍くらいになるということであってほしい、こう……
○堀委員 最初に澁谷参考人にお伺いをいたします。 十条製紙社長という立場よりも経団連常任理事というお立場を含めてひとつ伺いたいのでありますけれども、さっき鈴木先生が、増資とそれから借り入れが並んでいて、借り入れのほうがどうしても優先していくのはコストが安いからだ、こういうお話がありました。経済行為として見ますれば税制なりいろんな面から確かにそうでありますが、それでもなおかつ増資が行なわれるというのは一体どういう場合でございましょう。私どもは、どうも一般的に増資は限界資金供給を必要とする場合に起こっておるのではないか、こういう感じがしておりますが、要するに企業側として不利な増資、そういう経済条……
○堀委員 最初に政務次官に一つ要望を申し上げたいのでありますが、実は法案の審議をいたします場合に、私どもとしては、その法案に盛り込まれておりますことをできるだけ正確に勉強をして当委員会で論議をいたしたいと思うのであります。ところが、御承知のように当委員会は非常に法案がたくさんありまして、実はそれが一カ月くらい前に提案されておれば、私ども十分その法案の条項について勉強する時間があるのでありますが、御承知のように、二、三日に一本ずつ上げてくれというようなことになってきますと、われわれは時間を効率的に使わなければならない。ところが、全文書きかえの改正案でありますと読めばわかるのでありますが、実はそう……
○堀委員 話は全然違うのでありますが、さっき土屋参考人もお述べになりましたけれども、現在都市銀行上位、中位、下位、地銀、相銀、信金と分けて、最近時における預貸率はどうなっておるか、ちょっと銀行局答えてください。
【次の発言】 一言だけ、土屋参考人と黒川参考人に伺いたいのでありますけれども、この制度を見ておりますと、預貸率が一〇〇%をこえておる金融機関がある。本来ならばこれは実は預金保険の対象にすでになっていなければならないのでありますが、都市銀行は日本銀行との関係で、預貸率が一〇〇をこえてもなお実はつぶれないというのがいまの金融状態でございます。預金保険の発想の中で、金融正常化というものがどう……
○堀委員 最初に、日銀副総裁はお時間の都合もありましょうから、日銀副総裁に関する部分から質問をさせていただき、そのあとで政府に対する質問をまとめて行なうようにいたしたいと思います。 まず最初に、十三日にアメリカの公定歩合の引き下げが再びまた、再びと申しますか、また行なわれたわけであります。この前佐々木総裁に御出席いただきました際にも、アメリカの最近の情勢を見れば近いうちにまた公定歩合の引き下げがあるだろうと思う、こういうふうに私の考えを述べたのに対して、総裁もそういうことがあり得るだろう、こういうお話でございました。その際、それでは日本の公定歩合はどうなるだろうか、こういう問題については国内……
○堀委員 最初に、法制局長官に少しお伺いをいたしたいと思います。
憲法第四十一条の、「國會は、國権の最高機關であって、國の唯一の立法機關である。」、これは具体的にはどういうことをさしておるのか。まず、憲法四十一条の長官の解釈をひとつ伺いたいと思います。
【次の発言】 その次に憲法七十六条「すべて司法権は、最高裁判所及び法律の定めるところにより設置する下級裁判所に属する。特別裁判所は、これを設置することができない。行政機關は、終審として裁判を行ふことができない。すべて裁判官は、その良心に從ひ獨立してその職権を行ひ、この憲法及び法律にのみ拘束される。」、こうありますね。ですから、要するに最高裁判……
○堀委員 時間が限られておりますので、一問だけお伺いをしたいと思うのであります。 すでに先ほども出ておりますけれども、今後わが国は、昭和七十五年を目途としてGNPの一%の海外経済協力を行なう、こういうことを政府は方針として決定をいたしておるわけであります。今後の経済協力のあり方というものは、政府べースのものとそれから民間ベースのもの、そうしてその様態も、インドネシアにありますような商品援助のようなもの、プロジェクトの援助、技術協力と多岐にわたっておるわけでありますけれども、簡単にちょっと一%といいましてもたいへん大きな額に達するわけでありますし、今日そういうことを発表するためには、もう少しバ……
○堀委員 IDAに関する法律に関連いたしまして、ちょっと当面する国際金融上の諸問題について、大臣の御見解を少し承りたいと思います。 最近、御承知のように累次にわたるアメリカの公定歩合の引き下げがございまして、私どもからはやや異常な感がするほどの短期間に反復して行なわれた公定歩合の引き下げというものは、これはやはりいろいろな意味で国際金融上に影響を与えずにはおかない、こういう感じがいたしておるわけであります。そのことと同時に、またアメリカがこのような短期間にこのような形をとらなければならなくなった問題点、このほうにも実はまた非常に問題があるのではないか、こう考えておるわけであります。ですから、……
○堀委員 事実関係といいますか、論議をいたしますべースが著しく異なる条件になりましたので、ちょっとほかも合わせていまの問題についてお伺いをしておきたいわけでありますけれども、いまのキューバの問題を私が例示いたしましたのは、要するに一DAなりそういうところが、一昨日申し上げたように、その国の体制のいかんによって排除をされたりするようなことは望ましくない。私たちの低開発国援助というのは、少なくとも人道的な見地に立って、人類の貧困を少なくともこの地球上から取り除くために、先進国として当然の責務を果たすということに基づいておるわけでありますから、そういう意味では、資本主義国である、社会主義国であるとい……
○堀委員 文化庁に最初に伺って、お帰りをいただくために、まず入場税法第九条からひとつやることにしたいと思います。 入場税法第九条、非課税「文化財保護法の規定により助成の措置を講ぜられた文化財のみを公開する場所、国立劇場が国立劇場法第一条に規定する伝統芸能のみを公開する場所」、あと学生、生徒の問題がありますが、これは直接関係ありませから省きまして、これ「への入場については、入場税を課さない。」 ちょっと文化庁にお聞きをしますが、「文化財保護法の規定により助成の措置を講ぜられた文化財のみを公開する場所、」というのは、一体これ、どこでしょうか。文化庁、御存じですか。わからなければ主税局でもいいで……
○堀委員 今回の相続税の法律案は、一昨年の予算委員会、昨年の予算委員会におきまして論議をいたしてまいりましたものが、ここに、やや不十分ではありますけれども、形を整えてまいりましたことについては賛成をいたしたいと存じます。 ここで、この前の予算委員会でも申しておりますけれども、私の基本的な考え方は、夫から妻へ、要するに水平的に相続が行なわれるものは、やがてはまた妻からその子供へということで垂直的な相続が行なわれるわけでありますから、できるだけ水平的相続というものの課税は少なくして、そのかわり垂直に移動するときには、これは当然ある程度相続税を十分に取るべきである。こういう考え方に基づいて実はこの……
○堀委員 実は審議会の会長としてお伺いをいたしたいのは、非常に膨大な審議が実はきわめて短時間のうちに審議会を通過をしておる、この点でございます。それで私は、どうも各種の審議会というものが、ややもしますと審議会という形式だけをとりまして、中身がどうもないところが多いと思いますが、ちょっと資料で見ましても、昨年の十月でございますか、ぐらいからスタートをして、数回の審議会の経過でこれだけ膨大なものがさらさらっと通ってきておるというのは、やや中身の議論が十分に行なわれていないのではないか。中身の議論を行なうに足る資料を大蔵省が十分出して、審議会の皆さんの御意見が十分この答申の中に反映できていないのでは……
○堀委員 まず最初に、いま沖繩で非常に重要な問題になっております沖繩における関税の取り扱いについて、少しお伺いをいたしたいと思います。 この問題は、大臣も御承知のように、これまで関税がしかれていなかった国が新たに日本に復帰をいたしますために、本来ならば、復帰と同時に日本の関税が適用されるということになるのが当然だと思うのでありますけれども、実は関税がなくて一種の消費税だけで県民が暮らしておりますところへ、突然にもし関税が日本並みに行なわれるということになりますならば、これはやはり沖繩県民の日常生活にも、沖繩の経済活動の上にも大きな影響が生じることはもう自明の理でございます。 そこで、この問……
○堀委員 ちょっと関連して。自治省に伺いますが、いま地方自治体は、健康保険料を委託して徴収しておるところがかなりあるように思うのですね。健康保険税は違いますけれども、保険料については自治体そのものが徴収をしないで、委託して徴収しておるところがかなりあるようです。いまの場合、税と料は違うといえば違うのですが、本来的には地方自治体の固有の業務であるわけ外すけれども、ここはどでしょうね。自治省は、払ういう徴収の委託という問題はどういうふうに踏まえて考えておるのか。
【次の発言】 いま、国と地方の関係を見ますと、地方自治体は国の業務をずいぶん委託されていますね。地方自治体の業務を国に委託しているものと……
○堀委員 ただいま広瀬委員のほうから、医師の租税特別措置の問題の御提案がありました。私が実はこうしてこの議席におりますのは、まさにこの問題に端を発して議員になったという経緯もありますし、長く大蔵委員として税制を担当しておりますけれども、今日までこの問題について実は発言をしたことはありませんので、これは御質問ではなくて、ちょっと発言を先にしておきたいと思うのでありますが、私は大蔵委員として税制を専門的にやっております中で、この医師の租税特別措置の問題というのは決して税制上好ましい法律だと思っておりません。その幾つかの理由をあげますと、いま東畑調査会長がおっしゃいましたように、包括的に実は問題が処……
○堀委員 最初に、予算委員会で少し議論いたしましたことで詰まっておりません点がありますので、お伺いをいたしたいと思います。 この前の予算委員会の総括質問の際に、福田大蔵大臣は、七〇年代においては国民所得に対する負担率というものが現在の一九%台から二一、二%台ですか、二、三%ふえていくだろうという御答弁がございました。確かにこれから財政需要というものはいろいろな角度からふえるであろと思います。ふえるであろうと思いますけれども、私はそこに大蔵大臣とやや見解の違う点があるのであります。財政需要にこたえる財源というのはすべて租税負担でいいかどうかという点についてはやや意見が違いますけれども、それは後……
○堀委員 きょうは税制上の問題でありますけれども、ちょっとやや角度の違うことをひとつ論議をしておきたいと思います。 税というものは本来きわめて形式的に処理されるという仕組みになっておるわけでありますけれども、その形式的な処理ということが実体との間で、国民常識的に見てきわめて不当と感じられるような問題が最近生じておるわけであります。 この問題は、東京都周辺その他の新しく開発が行なわれておる地域で現在起きておる問題でありますけれども、耕作者がある地域に自分の耕作地を持っておる。たまたまその町なり村に新しく企業が進出をして――それは企業であるかないかは別でありますが、まあ私が承知をしておる案件は……
○堀委員 国有財産一般をちょっと最初に少し伺いたいのでありますけれども、現在国有財産の中で普通財産がありますね。この普通財産は、国有財産法の第六条ですかで、大蔵大臣が所管をするということになっておるけれども、資料を拝見すると、普通財産の中に、総理府、農林省がかなりたくさんの普通財産を依然として持っている。これは第八条の中に、政令によって定むるもの及び引き継ぎを適当と認めない普通財産で政令に定めるものは、当該諸官庁がそれを所管し、または売り払うことができるというふうな書き方がしてある。そこで今度はその政令をちょっと読んでみると、政令には「交換に供するため用途廃止をするもの」、これは時間的には短時……
○堀委員 本日は、公共企業体等の給与の問題について少しお伺いをいたしますが、最初に法制局にお伺いをいたします。
財政法二十二条で予算総則の内容というのがきめてありますが、第二十二条「予算総則には、歳入歳出予算、継続費、繰越明許費及び国庫債務負担行為に関する総括的規定を設ける」と、こういうふうにまず第一点あります。この総括的規定と現在の予算総則に書かれておりますところの「給与総額等」とはどういう関連にあるのか。法制局から御答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 そうしますと、「設ける外、左の事項に関する規定を設けるものとする。」こうありまして、一、二、三、四、五までははっきり明定されてあ……
○堀委員 食糧庁長官に、さっきのモチ米の輸入の話の点、ちょっと確かめておきたいのですが、あなたのさっきの答弁によりますと、モチ米の生産というのは大体きまっておる。ふえない。そうすると、在庫がある程度減ってくると価格の高騰という問題が起きるおそれがあるから、そこで在庫をふやす意味で輸入した、こういうことのようですが、四十五年度はそれでいいのですが、四十六年度も同じ情勢がきたらそういうことになりますか。
【次の発言】 そうすると、それは努力目標ですから、必要があれば輸入するということもあり得るということですね。
【次の発言】 実は皆さんが国会に出されておる、農業基本法による「四十六年度において講じ……
○堀委員 最初に国際金隔局長にお伺いをいたしますが、一番近い時点での外貨準備はいま幾らでありますか。
【次の発言】 もう一つ局長にお伺いをいたしますが、いま国際収支の中での基礎収支の状態ですね。私、最近における基礎収支の状態というのは、いま先進国の中でどうも日本が一番基礎収支がよくなりつつある、こういうふうに見ているのです。ドイツを上回って日本の基礎収支のほうがいい、こう見ておりますが、その点はちょっとドイツとの対比で答えていただきたいと思います。
【次の発言】 計数的にあわせて答えてください――じゃあ、ちょっとあとでそれを聞きますから……。
大臣、お聞きのように、いま貿易収支、非常に大幅な……
○堀委員 関連。主税局長はこれまで、道路を使用するというか、走行する権利を与える車検にかかわる登録税、こういう表現をとっておるわけです。ところが、トラックに載せるとか載せないとかいう実態の話は、法律論議の前では意味がないのです。法律論というのはきわめて形式的なものですから。ですから、その点をまず明らかにしておかなければいかぬ。あなたは場所によっては法律論で、法律的には形式的にはこうでございますというのがあなたの定義ですよ。しかし、あなたがいま言うトラックの上に載せるとか載せないというのは実態論で、これと話が違うのです。そこで、道路を使用して走行する権利を与えるのが車検だから、この間の連合審査の……
○堀委員 最初に大蔵大臣にお伺いをいたします。
すでにお答えをいただいたのを承っておりますけれども、ちょっと質問の体をなすためにあらためてもう一回お伺いをいたしたいのでありますが、このたびの自動車重量税を設けられるに至った原因は一体何であったか。ちょっともう一回その点を伺いたいと思います。
【次の発言】 この前私が、他の委員の質問で伺ったところでは、第六次道路整備五カ年計画の財源を点検をされる際に財源上約三千億の不足額が生じる、この三千億の不足額を埋めることが自動車重量税の一つの重要なもとだ、こういうふうなお答えがあったように思うのでありますが、その点はいかがでございましょうか。
○堀委員 関連して。ちょっと大蔵省に伺いますが、そういう関係機関の職員の給与の現在の水準というのは、公務員と全く同じ水準にあるのでしょうか。
【次の発言】 公務員の賃金を横に見てやる場合には、もしそれが比率だけであるならば問題は少ないと思うのですけれども、いまのお話のように根っこの大きいところへもってきて小さいものをぶつけていくとすれば、相対的には、最初は一三%あったかもしれないですが、だんだんこれはなくなってしまうという問題になるんじゃないかという気がするのです。いまのあなた方の議論を聞いておると、どうしても公務員ベースにひとつリンクさせたいということらしいが、要するにリンクをさせるさせ方で……
○堀委員 最初にちょっと委員長にお願いをしておきたいのでありますけれども、私、実は二月八日の予算委員会の総括質問におきましてたばこの有害表示の問題を取り上げて、大蔵大臣との間に、ひとつこの問題の結論はこの国会中に出していただきたい、こういうふうな実はお願いをしておったわけでありますが、御承知のように当委員会、非常に重要法案が山積いたしておりまして、十分この論議をさしていただく時間がありませんでした。きょうも各種の都合で大臣のお時間もとれないようでありますので、いずれ近い機会にひとつ大臣のほうでも時間を差し繰っていただいて、一日、ひとつこのたばこの有害表示の問題について十分国会における論議をさせ……
○堀委員 私は、逓信委員会では、この前電電公社の問題について論議をさしていただきましたが、NHKの予算については今回が初めてでございます。きょうは、私がもっぱら大蔵委員会等におりましての財政的の見地から、特にNHKの将来を踏まえた展望の中でのいろいろな問題点を少し指摘をして、NHKの皆さんの善処を要望いたしますとともに、郵政大臣にもいろいろと御配慮を願いたいと考えるわけであります。 まず最初にお伺いをいたしたいのは、現在NHKは事業収入の伸びはきわめて順調にふえておりますが、これをささえておりますものは、カラーテレビが次第に普及をしておる、こういうことに関係があると思います。しかしカラーテレ……
○堀委員 通産大臣が十一時までというお約束でございますので、最初に通産大臣に二点だけお伺いをしておきたいと思います。 実は、昨年の四月十五日に、商工委員会におきまして情報処理振興事業協会等に関する法律案の審議をいたしました際に、大臣がお答えになっております問題について、一年たっておりますので、ひとつ伺っておきたいと思いますのは、あの審議の際、こういうお答えが一つございました。「この法律案の、つまり堀委員が厳密な意味での立法事項でないではないかと言われる部分――いろんな部分からなっておりますけれども、いま問題になっております条文は、私どもが、プログラムというものをこれから価値ある財産――その内……
○堀委員 ちょっとあわせてひとつ。その範囲を定めたということでありますから、事務当局から答弁をいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの問題は大臣から御釈明がありましたから了解をいたします。
引き続き、前回残っております問題の一つは、電話計算に関する二十一秒七円という問題について、一体回線使用料はどうなるのかということについてお答えがございませんで、追って調査をして答えたいということでありましたから、この点についてひとつお答えをお願いいたします。
【次の発言】 いまのお答えを聞いておりますと、三十三銭というのは二十一秒七円から計算されたものですから、電子計算機の使用料と回線の使用料との合……
○堀委員 昨年の予算委員会に引き続きまして、本年も予算委員会で論議をさしていただくわけでありますが、昨年ここで取り上げました問題の中で、二年越しではございましたけれども、妻の座の税制の問題については、本年度税制改正の中で取り入れていただきました。私もこの点については満足をいたしております。 さらに、もう一つ、昨年看護婦の准看護婦学校、養成所における勤労学生控除の問題を取り上げましたが、これも本年度に解決を見ましたことは、看護婦対策のおりからたいへんけっこうだと思っておりますが、最初に、もう一つだけ、政府も努力をいたしておられるようでありますけれども、ここでどうしてももっと抜本的に考え直さなけ……
○堀委員 ちょっと、いま奥野さんのおっしゃったことに一件だけ関連して、私、ちょっと見解の違う点がありますので申し上げておきたいと思うのです。 統一地方選挙を何かうしろへずらして、参議院選挙と一緒の時期にしたらどうかとおっしゃるのですが、選挙というものはおのおの性格の違う選挙ですから、地方選挙は地方選挙としての性格がありますから、それは、ある時期にある程度一緒にやっても、これは私は差しつかえないと思いますが、国の選挙と地方選挙が重なるというようなことは、それでなくても選挙管理上もたいへんな問題が起きるし、同時に選挙民の側にも著しい混乱が起こるおそれがある。一体どの選挙がどれだか―大体いまの統一……
○堀委員 実は、先回の委員会は七月の二十日でありますか、それから約一カ月半あまり経過をいたしておりますから、警察庁で、特にあのときに非常にここで取り上げられました、黒住派の選挙違反のその後の経過を少し御報告をいただきたいと思います。
【次の発言】 じゃ、とりあえずそのことをあれして、ちょっと資料を取り寄せてください。
【次の発言】 選挙違反は、確かに警察庁としては総括的にまとめられておるのでしょうが、参議院選挙のための本部か何かが設けられておるわけだと思うのですがね。そうすると、もちろん、その一般的な参議院選挙の違反の例も必要だと思いますけれども、やはりそういう特殊的な選挙違反が起きておるもの……
○堀委員 大臣はさっき、いまたいへんな不況だとおっしゃったのですが、事務当局、一体大臣が言っておる不況というのは、GNPの実質で年率いまどのくらいだと見ておられるか、事務当局の答弁を求めます。
【次の発言】 実は昭和四十六年度の政府の経済見通しを構成比で見ますと、個人消費支出は五〇・八%だったわけです。この前の四十年、四十一年ごろは個人消費支出は五六・六、五五ぐらいで、いまに比べて構成比の中で五%実は違うわけですね、当時は。ことし春闘の中で政府は、ことしは少し不況だ、不況だといいながら、公労協の賃金をはじめとして伸び率をうんと低く押えたのですね。政府は、この非常に下がってきておるときに、一体何……
○堀委員 最初に、ただいま実は藤井委員に御答弁になった大蔵大臣の答弁に、少し事実と相違をするというか、筋が通らないというか、その点がありますから、その点をちょっと最初に確かめておきたいと思います。
大蔵省事務当局にお伺いをいたしますが、大体いま日本の一カ月の輸出入契約ですね、貿易取引の一カ月の輸出入合わせての平均的なドル建てでの金額というのは幾らですか。
【次の発言】 そうすると輸出入合わせて約三十三億ドルと、こういうことになりますね。八月の十七日から八月の二十七日までの十日間、この間における輸出入契約というのは一体幾らありましたか。
○堀委員 最初に鶴田参考人にお伺いをいたしますが、私はこの前の大蔵委員会でも言ったのですが、今度の問題に対する日本側の受けとめ方に非常に問題があると、各閣僚及び日本銀行総裁にお伺いしたわけですけれども、私は今度のニクソン声明というのは、まず主要な点はアメリカの国内政策だと判断をしておるわけです。その国内政策、雇用政策、インフレ対策、あわせてそれに関連をして課徴金、その最終的にそれらの問題を含めた通貨調整、こういう順序だと私は認識をしておるのですが、残念ながら日本の閣僚というのは通貨問題が主要な課題だと、こう受けとめておる。私はここに発想の非常な間違いがある、こう思っておるわけです。それが第一点……
○堀委員 私は、沖繩の協定の委員会で、先回楢崎委員のあとで、実は請求権の問題あるいは資産承継、その他沖繩県民の権利に関する問題についてお伺いをする予定でおりましたところが、私どもの予想もしないような事態が起こりまして、せっかく私は沖繩の県民の立場に立って、この国会の中で、少なくとも二十六年間にわたるしいたげられた県民の気持ちになってひとつこの問題を取り上げたいと考えておりましたけれども、残念なことには発言ができなかったわけであります。御承知のように、琉球政府におきましては、すでにこの間総理もお触れになっておりましたけれども、沖繩の復帰に伴う沖繩県民の対米請求権処理の特別措置等に関する法律という……
○堀委員 いま西村長官のお話を伺っておりますと、まことにおかしな問題が、公の場でますますはっきりしてまいりました。
その第一は、あなたは記憶がはっきりしないと、こう言っておられますね。防衛庁は、すでにこの前も楢崎委員も指摘をしておりますように、それらの会見については、テープにとって文書に残してあるというのが慣例ではないのですか。あなたはそれを見なかったのですか、それじゃ。どうなんですか。そこからひとつ始めてください。
【次の発言】 なるほど、それはテープはまた次に入れれば消えるでしょう。しかし、実はこの前、倉石さんが発言をされたときの問題も、同じように懇談というか、雑談の中での発言であったわ……
○堀委員 いま総理が、私が首を振っておったから、堀君も了解をしたのだろうと、こうおっしゃっておりますので、ちょっとこれは正確にしておきませんと、問題がきわめて重要なところでありますから、会議録によって総理の御発言をもう一ぺん確認をしますと、「先ほど来各大臣の意見を徴された後でありますから、ただいまの建議の趣旨、これは十分尊重すること、これはもう政府の当然のことであります。ただいま、おくれてもいいと言われますが、できるだけ早目にこういう問題は片づけること、これが望ましいことだ、かように思いますから、十分結論を通常国会までには得られるようにいたしたいものだ、かように考えます。」これが総理の御答弁で……
○堀委員 大蔵大臣にお伺いをいたします。
この臨時国会に、補正予算に伴って、今回千六百五十億円の所得税減税案を提案されました。その主たる目的は一体何か、お伺いをいたします。
【次の発言】 いまおっしゃったことを所得税に関してだけ申し上げると、不況対策として、可処分所得の増加が個人消費をふやして、個人消費をふやすことが需要を増加することになるから景気対策として有効である、こういう判断に基づいて所得税減税を行なった、こういうことですね。そこのところだけもう一ぺんちょっとお答えいただきます。
【次の発言】 私は前回も触れたわけですが、可処分所得をこの際ふやす方法は、いま大臣がおっしゃったようにほか……
○堀委員 先般、所得税法について質問をいたしましたときに、事務当局のほうに資料を要求したわけでありますけれども、ひとつ事務当局からお答えをいただきたいのでありますが、最低税率が一〇%以下を適用されておりますところの課税所得、要するに三十万円以下の納税者の人員は大体どのぐらいになりますか。この間も申し上げたように、この部分の階層に当たる人たちは、今回もそうでありますが、常に税率改正その他のときには、言うなれば死角のようなところに入っていて、影響がいつも受けられない、こういう立場になっておるわけであります。その点を含めて、一体どのぐらいの人数の人たちがこの部分に該当をしておるか、お答えをいただきた……
○堀委員 本日は、皆さん医学を専門としていらっしゃる学者の皆さんにお越しをいただいて、私どもがすでに国会で取り上げておりますたばこと有害の問題について伺いたいわけでありますが、私も昭和十六年に大阪大学の医学部を出た医師でございますので、医師の立場として、さらに政治家の立場として、ことしの二月におきます予算委員会の総括質問で、福田大蔵大臣とこの問題のやりとりをいたしました。それに基づいて、実は本日午後大蔵大臣に入っていただいてこの締めくくりをしたいと考えているわけでございますが、そういう意味で、きょうは実はお越しをいただきました先生方からは、医学的な科学者としての立場でのひとつ御答弁をいただきた……
○堀委員 ちょっと議事進行について発言。 私、この委員会にさっき途中からちょっと来たわけですけれども、ずっとこういう状態で実際審議が行なわれているわけですね。重大だと思うのです、実は。最初のときはいたのでしょう。しかし、私が入って来たのは十時五十分ですよ。そういうように、わがほうもよくないけれども、全体が非常にふまじめだと思うのですね。ついては、これは重要な関係法案でありますから、あとの審議については、私どもも安定を守るために努力をいたしますが、途中で消えるようなことがないようにひとつ要望させていただきます。
○堀委員 国民金融公庫の総裁にお伺いをいたしますが、吉瀬さんもちょっとそこにおってください、あなたは直接ではないですけれども。
最近の資金の貸し出しの量は、昨年の六月とことしの六月を見ると、約一九%くらいふえておりますね。そこで、貸し出し金額もさることながら、おそらく件数としても相当に伸びておるのではないかと思いますが、最近の件数の伸びぐあい、この一、二年の経過を伺いたいのです。
【次の発言】 そのくらいでいいです。
そこで、人員はどのくらい増加しておりますか。
【次の発言】 これは、主計局はおそらく平井さんの担当だろうと思うのですが、ちょっと私いまの関連で伺うものだから、吉瀬さんの直接の……
○堀委員 建設委員会、これで二回目だと思うのであります。きょうは、たいへん地元に関係する問題ばかりで恐縮でございますけれども、お許しをいただいて、ひとつ建設大臣の御見解を承りたいと思います。 最初の第一点は、私が居住いたしております尼崎市とその東側の大阪府の豊中市との間に猪名川という河川がございます。この河川は非常に紆余曲折をしておりまして、しばしば水害をもたらすということで、この部分については昭和四十年から四十五年の間に、工費十四億五百万円をかけて、建設省所管によりまして、川がまっすぐに改修されまして、そこで旧河川敷がその西側に残ることになりました。この旧河川敷の公有地を尼崎市は北のほうに……
○堀委員 法務大臣にお伺いをいたしますが憲法九十九条には、「天皇又は攝政及び國務大臣、國會議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負ふ。」、このようにございます。御承知のことだと思いますが、これについての法務大臣の御見解をひとつ承りたいと思います。
【次の発言】 そこで、私どもの日本国憲法の前文は、「日本國民は、正當に選擧された國會における代表者を通じて行動し、」ということばで始まっております。ここで法務大臣は、「正當に選挙された國會における代表者」、この正当に選挙されるということばはどのような意味を持っておるとお考えになっておるか、お答えをいただきたいと思います。
○堀委員 公正取引委員長に先ほどからずっと御答弁をいただいておりますので、最初に公正取引委員長の案件だけを進めたいと思います。 実は、公正取引委員長も御承知だと思いますけれども、現在鉄鋼の各社は不況カルテルが正式に認められておる段階で、これは六月三十日まででございますか、だと思うのでありますが、最近私、新聞紙上で見ておりますと、不況カルテルの中で生産制限が行なわれてきて、その生産制限によっていわゆる市中価格はかなり上昇をしてきた。その市中価格が上昇してきたのをてこにして、いわゆる造船、自動車等の大量のひもつき契約のあるところの価格の引き上げが実は鉄鋼各社で行なわれておるように新聞で承知してお……
○堀委員 実は、きょうから私、租税特別措置法の質問をさしていただくわけですけれども、大蔵省が提出をいたしております資料が、これは衆議院の予算委員会に提出をしておるのでありますが、過去においてもきわめて問題がある資料があったので、昭和四十四年の予算委員会で、私はその租税特別措置減収額というものはきわめて不明確である、幾ら推計であっても問題があるというふうに実は指摘がしてあるわけでございますが、今日私この減収額をずらっと分析をしてみまして、まことにどうもずさんきわまる減収額で、ですから、きょう議論をしております中で、著しく減収額に見込み違いがある場合には、一ぺんこれらの減収額を洗い直して再提出をし……
○堀委員 まず最初に、この法律を読んでみますと、この法律は、ただ航空機燃料からこの税金を取るということが書いてあるだけですね。ところが説明によると、この航空機燃料税の税収は空港特会に入れるのだという説明があるわけですね。そういうのは一体何でしょうか、政府部内の取りきめなんですか。その理由は公式にはどういうことになっているのでしょうか。
【次の発言】 そうすると、ちょっとさっき小林委員のお話にもありましたが、一体そういう特定財源という取り扱いと、それからもう一つははっきりした目的税とあるのですが、これはどういう点で片方は特定財源という形で会計法の中に規定をし、片方はそのものずばりで目的税の形を書……
○堀委員 ちょっと関連。いま局長が前段で答えられた、今度輸出割り増し償却を廃止をしたから、それのある程度の見合いとして、船舶の特別償却を五分の一から三分の一にしたと言われるのですが、輸出割り増し償却に関連しておるというならば、そのものが輸出業でなければおかしいのですから、造船会社の話というなら、私は輸出割り増し償却をなくしたために、それにかわる何らかのフェーバーを与えようというならわかるのだが、ここには十二として、「政令で定める海上運送業を営む法人」「当該事業の経営の合理化に資するものとして政令で定める船舶」、こうあるわけですから、輸出割り増し償却には無関係ですね、このこと自体は。だから、それ……
○堀委員 きょうはまず最初に、電子計算機関係の租税特別措置の問題を取り上げたいと思います。
最初に、少し通産省に電子計算機関係の背景となっておる情勢をお伺いをいたしたいと思います。
昭和四十六年の電算機の生産量はわかっておりますでしょうね、歴年としての昭和四十六年の電算機の生産量。
【次の発言】 四十五年度はどうでしょうか。
【次の発言】 この中に、皆さんのほうの区分では大、中、小、超小型と、こういう区分になっているんでしょうが、実際の税制上の問題としては大蔵省令で定める十二万ビット以上ということになっておるようでありますが、この二千六百九十七億円の中で十二万ビット以上の総額というのは幾ら……
○堀委員 いまの七〇%に引き上げた結果がよくわからないということですね。これは否認割合をずんずん上げてきたわけですよ。過去のデータを一ぺんずっと、どこで否認割合を幾らに上げたときにはその影響はその前に対してどうだったのか、過年度にさかのぼって少し具体的に言ってもらえば、いま初めて六〇から七〇に上げたわけじゃないのですから、過去からずっとそうやって引き上げてきたのをトレースをしてみれば、あまり引き上げたことは実際には影響していないというのが私の分析なんですが、否認割合のスタートのところから一ぺんずっと述べてください。
【次の発言】 ちょっと私、いま手元に資料を持っておりませんから、いまの三十七年……
○堀委員 この間から同僚委員の質問の中にも、現在行なわれております租特法の二十六条でありますが、社会保険診療報酬に対する課税の取り扱いについてだいぶ論議がされておりますし、この際、坊先生がおいでにならぬのは非常に残念でありますけれども、私は社会保険診療報酬の問題を含めて、医業課税の問題についての基本的な問題を少しお伺いをしておきたいと思うのであります。 社会保険診療報酬の特例が設けられましたについては、実は経緯があるわけでございます。その経緯をちょっと簡単に申し上げておきますと、昭和二十六年に、日本医師会が診療報酬の改定、単価の引き上げを厚生省に要求をいたしました。その結果単価は引き上げられ……
○堀委員 最初に、法制局にお伺いをいたします。 財政法第十条に、国費分担法律主義という項目があります。「国の特定の事務のために要する費用について、国以外の者にその全部又は一部を負担させるには、法律に基かなければならない。」こういうふうに財政法第十条はなっておるわけですね。きょう私が少し問題にしたいと思うのは、特別会計の歳出の問題について少し論議をしておきたいと思っておるわけであります。そこで、財政法第十条による「国の特定の事務のために要する費用について、国以外の者にその全部又は一部を負担させるには、法律に基かなければならない。」という意味は、本来は何をここで規定しようとしておるのかをちょっと……
○堀委員 最初に、空港整備特別会計の予算上の問題でありますけれども、少し疑点がありますのでちょっとお伺いをしておきたいと思います。 昭和四十七年の空港整備特別会計の歳入の部でありますが、着陸料等収入というのが六十八億二百二十四万円ということになって、四十六年の八十三億三千五百五十五万四千円に比べて十五億三千三百三十一万四千円の減になっておりますね。四十五年の予算要求は六十四億三千二百九万二千円で、四十五年決算は七十二億一千十五万七千円、こういうふうに三年間しかまだとってはいないわけですが、その説明には、最近までの収納実績等を勘案し、何々年の空港施設の使用見込み件数を基礎として算出をした、こう……
○堀委員 沖繩開発金融公庫について、すでに昨年質疑が行なわれておりますけれども、本日重ねて私は、この法律の表面上の形式と実際に運営をする中身の問題との関係で、少しお伺いをしておきたいと思うのであります。 この法律は、第一条で、「沖繩振興開発金融公庫は、沖繩における産業の開発を促進するため、長期資金を供給して、一般の金融機関が行なう金融を補完し、又は奨励するとともに、沖繩の国民大衆、住宅を必要とする者、農林漁業者、中小企業者、病院その他の医療施設を開設する者、環境衛生関係の営業者等に対する資金で、一般の金融機関が融通することを困難とするものを融通し、もって沖繩における経済の振興及び社会の開発に……
○堀委員 ただいま提案になりました日本開発銀行法の改正案でありますが、昨年でございましたか一昨年でございましたか、開銀法を当委員会にはかりましたときに、私ども経済の再建の問題はすでに終わっているのではないかということで、少なくとも第一条の目的については、当面の情勢に見合った目的に改めるべきであるという問題提起を当委員会でいたしました。そこで今日、いま提案がなされたわけでありますけれども、私は、今度の第一条に対する改正の部分でありますけれども、いささかこれでは不十分ではないかという感じがいたしておるわけであります。すでにいま提案説明の中でも政務次官が読み上げられましたように、「昭和二十六年設立以……
○堀委員 委員長の御要望もございますから、いろいろ実は取り残しておる問題もたくさんあるのでございますけれども、少しはしょりまして、要点だけを質問することにいたしたいと思います。前回出席を求めておりまして、質疑途中で議題が変更されましたので、質疑は残りましたほうを先に処置したいと思います。 開発銀行にお伺いをいたしますけれども、開発銀行の業務の範囲という中に、開発資金にかかる社債の応募、返済資金の貸し付け及び返済資金調達のための社債の応募または開発資金にかかる債権の譲り受け、こういう業務の範囲が法律の十八条で規定をされておるわけでありますが、この開発資金にかかる社債の応募というのは過去において……
○堀委員 本日は、私がかねて当委員会でも問題を提起いたしていましたこの準備預金制度について、今回金融制度調査会の答申もあって、これまでの限度一〇%を二〇%に引き上げることによってようやく準備預金としての金融操作の効果を期待できるところに参ったという点につきましてはたいへんけっこうだというふうに思っております。あわせて、この準備預金制度を改正するにあたって、その他当面必要とする諸問題についても改正が行なわれておるわけでありまして、これらについてはおおむね適当だ、こう考えておるわけでありますけれども、この法律の中身として一点だけお伺いをしておきたいと思いますのは、非居住者勘定の取り扱いの問題であり……
○堀委員 本日は、午前中大臣の御出席がありませんので、私は、法律関係の案件だけにつきましてと、それから石油ガス税だけきょうは質問させていただいて、残余の問題につきましては大臣の出席を得て質問をさせていただきます。 最初に、今回提案になっております所得税法第二条三十一号の問題であります。今回の三十一号の改正は、これまでの法律にかえて「寡婦 次に掲げる者で老年者に該当しないものをいう。イ夫と死別し、若しくは夫と離婚した後婚姻をしていない者又は夫の生死の明らかでない者で政令で定めるもののうち、扶養親族その他その者と生計を一にする親族で政令で定めるものを有するもの」ロとして「イに掲げる者のほか、夫と……
○堀委員 大蔵大臣は、前回私が当委員会で開発銀行に関する質問をいたしましたことは事務当局から御報告を受けておいでになると思いますけれども、この際ちょっと私は開発銀行の退職者あるいは出向者等の関係について少し申し上げておきたいと思うのです。 今度の開発銀行法の改正の中で、実は出資ができるということに法律が改められることになりました。この問題について私は、先般政務次官に、出資ができるという場合にはおおむね人を派遣するということになるのではないか、そのようなことが出資をするということで道が開かれることは適切でないので、この際出資をした当該企業に対して開発銀行としては天下るようなかっこうで人を出さな……
○堀委員 最初に、石油ガス税に関する問題を少しお伺いをいたしたいと思います。昭和四十一年でありましたか、当委員会で石油ガス税法が修正をして決定をいたしました。そのときに、当時修正案の提案者でありました山中貞則委員が触れておることでありますけれども、この石油ガス税を取りますについて、その納税義務者をどうするかという問題について、実は石油ガス、プロパンガスというものが国民の燃料用消費として大きな部分を占めております関係上、これを蔵出し税等のような処置をすることはたいへん複雑になるという関係もありまして、この石油ガス税を取る目的が、ガソリン税との権衡の問題にあったわけでありますから、要するに目的は自……
○堀委員 まず最初に、アジア開発銀行の融資先あるいは日本の経済協力の協力先の問題でありますけれども、大蔵省からいただいた資料によりますと、国別融資実績(契約ベース)で一番大きいのは緯国の一億三千二百七十万ドルで、二番目が中華民国の台湾で、これが一億三十九万ドルでありますか、その次がシンガポールですか、こうなっておるわけであります。 そこで、私、本日特に伺っておきたいのは、韓国経済の今後の見通しを一体政府はどういうふうに見ておるのかということをちょっと伺っておきたいのです。台湾のほうは、いろいろな経済指標その他を見ましても、かなり正常な形で経済全体が運営をされておる。それに伴って、あるいは中国……
○堀委員 本日は、たばこ耕作組合法の改正に関連をいたしまして、たばこの製造、販売及び取り締まり等の関係について少しお伺いをいたしたいと思います。 最初に、ちょっとここへも並べましたから、お伺いをいたしたいわけでありますけれども、専売公社で、たばこを発売される場合に、商品名なりそのスタイルというのは何か基準があって定められておることになっておるのですか。商品名それから商品の内容、表装のスタイル、これらはどういう手続――というとたいへん大げさでありますけれども、手続を経て決定をし、発売されるようになるのか、最初にお伺いしたいと思います。
○堀委員 関連して。いま広瀬委員の問題提起は、少し整理をしてこういうふうに理解をしてもらったほうがいいのではないかと思うのです。年金を受け取っておる人が、その他の仕事があって収入がふえておるために所得税その他が適用になる、こういうことについての問題ですが、要するに、その他の稼得分というものは、もう時期的に限界があると思うのです。要するに、公務員だったら大体五十五歳ですか、いまかりに五十五歳でやめたとすれば、大体精一ぱい働いて六十五歳くらいまでではないか。なかなか六十五歳以上の人を雇用しておるというようなところはそうないと思いますので、十年間だ、こうなるわけですね。そこで、その場合にその人が、い……
○堀委員 一昨日、わが党の山口鶴男委員が少しお伺いしたのでありますけれども、ちょっと答弁その他の点で私どもとしては明確を欠いた感がありますので、重ねてこの問題について、私の考え方を申し上げて、大蔵政務次官のこれに対するお答えをいただきたいと思うのであります。 今回の沖繩の本土復帰に伴いまして、沖繩におけるこれまでのいろいろな制度というものは必ずしも本土と同じ水準にあるわけでございませんので、大蔵関係の諸法律におきましても、あるいは税制の面その他各種の面におきまして、大体五年間を目途とした経過措置によって、漸次本土の諸状態に並べる、こういう取り扱いをとっておることは御承知のとおりであります。と……
○堀委員 ちょっと関連。いまのお話で私わからないところが少しあるのです。いま主計局の次長は、予算上としては百八十億だけ原資が足らない、こういう答弁がありました。具体的に過去にさかのぼって少しお伺いしたいのですが、私が当委員会でやかましく申し上げて、少なくとも五%分だけは給与費として計上されるように二年前からなったのですね。その前、五%の給与費を予算上計上しなかったときにはベースアップの原資というのはゼロだったわけです。ゼロであったときに、予算上ベースアップによってその与えられておった予算から支出した額というのは、私は百八十億なんてものじゃなかったと思うのです。だから、四十三年、四年、五年の予算……
○堀委員 最初に、最近三月の中旬でありますが、長年の懸案でありました山陽新幹線が岡山まで開通いたしました。この山陽新幹線が大阪駅を出ましてから六甲トンネルに入りますまでの間については、公害、特に振動、騒音等に対する公害問題について、地域の住民の非常に大きな関心がこれに集まっておりまして、御承知のような新幹線の測量等の立ち入りを断わるというような経緯が続出をして、用地の測量ないし買収等の手続もかなり時間がかかっておったことは、国鉄当局としては十分御承知になっておることだと思います。当時私は、これまでの在来の東海道新幹線における騒音なり振動の問題から見て、どうしてもこの新幹線を密集市街地を通す場合……
○堀委員 昨年の三月十八日の当委員会におきまして、私は初めてNHK予算について質問をいたしたわけでありますが、当日の委員会で問題の提起をいたしておきましたものが、この一年間に一体どのような措置をされたかについて、最初に伺っておきたいと思います。 昨年問題を提起いたしましたのは、一つは、基地周辺のテレビ受信障害に対する国の減免措置で、ひとつ増額をしてもらいなさい。二番目は、空港周辺の住民に対する減免措置をNHKが負担しておるのは適当でないから、これも何らかの方法による解決を求めたい。三番目は、NHKの役員の退任慰労金について、一般常識より見てやや適切でないように思うので、これに適切な措置を講じ……
○堀委員 ただいまの議題の質問に入ります前に、皆さんも御承知のように、現在、公共企業体に属する職員が組織しております労働組合では、賃金の引き上げについての要求を企業側に出しておりまして、それに対して二十四日に有額回答が行なわれたわけでありますけれども、実は私、当委員会ではなくて、大蔵委員会で長年にわたって毎年この公労協の賃金の問題を論議してまいりました。これまではいろいろな経過はありましたけれども、何らかの形で前進をするか、場合によっては多少足踏み的なところもあったわけですけれども、うしろ向きに事態が動いたというのは、実はこれまではなかったわけであります。ところが残念ながらこの間の二十四日の回……
○堀委員 最初に、大蔵大臣がいま所信をお述べになりました。このお述べになりました所信の中で、特に伺いながら今後の財政金融政策上重要な問題について、二、三伺っておきたいと思います。 そこで、「現下の経済情勢と対外経済政策」という部分におきまして、「したがって、当面は、なお、景気や物価水準の動向を慎重に見守りながら、本年度予算の円滑な執行に力を注ぎ、経済を安定成長路線に乗せてまいりたい所存であります。」と、こういうふうに実は先ほどお話しになりました。そこで、経済安定成長路線という抽象的なことばがここで使われておるわけでありますけれども、これは大体現在の昭和四十七年度の政府の経済見通し実質七・七%……
○堀委員 関連して、ちょっと先に主税局長にいまの土地税制でお伺いしたいのですが、これまで皆さんいろいろ税制をやってきましたね。地価抑制に効果があったとあなたは思っておりますか、そこをちょっと最初に伺っておきたい。
【次の発言】 そこで、いまあなたも保有税に踏み込まなければ土地税制というものは生きてこない、こう言われたわけですが、その保有税のほうは、御承知のように、当委員会でも固定資産税を含めてかってだいぶ議論をした。ところが固定資産税の取り方とかいろいろな関係で、わが党を含めてということを言っておかなければいけませんけれども、固定資産税問題というものは一向に進行していないというのが現状だと思い……
○堀委員 本日は、佐々木日銀総裁、通産大臣にもお越しをいただきまして、当面非常に重要な課題であります通貨問題を中心にしながら、あわせて補正予算その他関連することについてお伺いをいたしたいと思います。 そこで、まず通貨問題に入ります前に、通貨問題とやや似た性格を持っております金融政策の一つである公定歩合の問題について、少し日銀総裁にお伺いをいたしたいと思うのであります。 実は、公定歩合の操作というのは、その国の経済の運営状態に応じて、必要があれば金融をゆるめる、必要があれば金融を引き締めるということによって経済の運営を正常化ならしめるという一つの政策手段だと、私、公定歩合操作というものは考え……
○堀委員 本法律案に関連をいたしまして、最初に、現在行なわれております補正予算、あわせて四十八年度の予算の編成について少し論議をいたしておきたいと思います。
実は論議をいたしますのは電電公社の要員の問題でありますけれども、今回の補正予算が組まれまして、電話数として二十万個の電話を補正で増加をする、こういうことに補正予算はなっておるようでありますけれども、これに見合う人員の増加は一体どういうことになっておるのか、最初にお答えをいただきたいと思います。
【次の発言】 いまの政務次官のお話を聞いておりますと、たいへん楽観的でございますけれども、ちょっと最初に伺っておきたいのは、電電公社が概算要求で……
○堀小委員 実は、昭和四十二年だったと思いますけれども、当小委員会で、あるべき金融制度についてという議論を始めまして、一年間、各種の論議をさせていただきました。それを受けて金融制度調査会では今日各種の検討を進められて、おおむねこの六月ごろでありますか、答申がされるように聞いておるのであります。当委員会としては、この間やや空白の時期もあったようでありますけれども、昭和四十二年に当委員会で論議をいたしましたときと今日とでは、経済的な諸条件の見通しについて非常に変更があるといいますか、相違が出てまいっておることでもありますので、ひとつ小委員長においても、この当面する経済情勢というものと、これから見込……
○堀小委員 ただいま御報告がありましたように、歩積み・両建て預金の問題は当金融小委員会においていろいろと論議をいたしまして、決議が出まして以来大幅に改善をされてまいりまして、当初の状態に比べますと中小企業の負担はかなり軽減をされてきたということは、大蔵省及び公正取引委員会の努力にまつところもあり、その点については正しく評価をしていきたいと思います。 ただこの問題については、それでは一体拘束預金というのはどこまで下げられるのかどうかという問題が実は一つあろうかと思います。そこで一つこれを例示として現在の大蔵省の資料によりますと、この拘束預金の問題は特に中小企業の問題が大きいわけでありますから、……
○堀小委員 いま銀行局長の御説明がありましたきょう御提出をいただいた資料でありますけれども、実はこの資料を拝見しておりますと、この三つの資料はいずれもいろいろと問題を含んでおるという感じが第一にいたします。 そこで、最初の資料で見てまいりますと、信用金庫の場合に大きな山がありますのは三つであります。東京と大阪と、少し下がって北九州というのが信用金庫の場合の地域的なピークになっております。次に相互銀行と地方銀行につきましては、ピークが東北地方と近畿と、そして北九州、こういうふうになっておるわけでありまして、この関係をずっとそれなりに考えてみますと、東京、大阪あるいは北九州で信用金庫のピークが高……
○堀小委員 いまのお話、大要については私どもも同感の点が多いわけでございますけれども、最初に私、実は当委員会で国際金融その他の国際的な諸問題の論議をいたしますときに、東京銀行の月報がたいへん参考になっておりますことを申し上げて、さらにひとつ東京銀行月報を充実をさせていただいて、私ども国際金融を国会の場で取り上げる者の参考にもなりますけれども、あわせて国際金融に関心のある関係の向きがよりこれを利用されて、今後の国際化時代に対応できるように、ひとつ原頭取に今後も格別の御配慮をいただきたい。たいへん役に立っておりますが、よりひとつ一そうの充実をお願いをしたいとまず思います。 いまいろいろお話しのあ……
○堀小委員 ただいまお述べになりました御所見については後段で触れさせていただくことといたしまして、本日は全国銀行協会会長の代理として横田頭取御出席だと思いますので、当初に、前回の委員会において私ども問題を提起をいたしておりますし、前回の小委員会においても銀行局長より経過その他について報告を受けております銀行の不祥事件の問題について、最初に少しお伺いをしておきたいと思います。これは本日の議題ではございませんけれども、この際、特に全国銀行協会会長代理として御出席をいただいておりますのでお伺いをいたしたいと思うのであります。 いま御所見をお述べになりました中にも、金融は適正な競争を通じて行なわれる……
○堀小委員 ただいまお話を承りましたけれども、金融制度調査会の進行の中で、当時相互銀行協会副会長でありました加藤さんが御出席になりまして公述をされたものの中で、適正な競争のできる環境の整備ということについてお触れになっておるわけであります。いま法十条、十三条等の、他の金融機関とやや異にする法的な規制のあるということも、おそらくこの環境の整備の中の一環としてお考えになっておることだと思いますし、いまお触れになった中期預金についての専門金融機関に対する特例的な措置ということ等がこれに関係すると思いますけれども、それ以外に何か、適正な競争のできる環境の整備ということについてお考えになっておることがあ……
○堀小委員 ただいまお話を承りまして、まず、お話しの問題に触れます前に、井上頭取は金融制度調査会の委員として御参加をいただいておりましたし、きょうはそういう意味では個別な都市銀行の問題というのではなくて、金融制度調査会の今度の答申の主要な問題点について私が少し――書かれておりますことはそのまま字づらで読めばそのとおりわかるわけでありますけれども、そのことばの中にいろいろと解釈のしようと申しますか、問題を含んでおる点があるかと思うのであります。 今度の答申を含めて、いまいろいろな金融機関の問題を調べて感じております点は、金融機関の経済性と公共性との関係ということだと思うのであります。突き詰めて……
○堀小委員 私は、最初のほうで証券局長が御報告のありました免許制移行後の現在の証券の問題について、ここらで少し新たな角度から証券業の問題を検討しておく必要のある時期に来ておるのではないかという点についてお尋ねをしたいと思います。 まず、それに先立ちまして、先ほどお話がございましたが、この九月期に証券業の決算が出てまいることになっておると思いますが、先ほどの御報告でもありましたように、この三月期までの仮決算のときと九月期の四月―九月との関係というのは、同じ九月決算という形で一本の報告が出ておりましょうけれども、相当に開きがある。ほとんど本期、九月期決算の主たる部分というのは、昨年の十月―三月期……
○堀小委員 四十五年度の予算の中には大体前向きのものとうしろ向きのものとがあると思うのですが、最近の一般会計に占める農林関係予算の比率は少しずつ上がってきておる。私は農林関係予算が上がるということは少しもかまわないですけれども、上がる中身がだんだんうしろ向きがふえていく。これでは私、予算の効率化という問題についてちょっと問題があるのではないだろうか。たとえば、ことしの例の生産調整費のようなものは、しかしことしだけで終わり得る性格のものではないと思われる。来年も再来年もこんなものを出していくなんということになったら、一体これはどういうことなんだろうか。ものをつくるために助成をするというのなら話が……
○堀小委員 本日は国鉄財政問題について、いま広瀬委員のお話がありましたが、私は、確かに国鉄に対するいろいろな取り扱いについて考え方を少し変えなければならない問題もあると思うのでありますが、国鉄自身ももう少し姿勢を改めるべき問題が一つあるということをきょう指摘をしたいと思います。 私は、国鉄も企業でありますから、企業会計というものが少なくとも収益になるためには投資をするということでなければならないし、その投資源については国なり地方自治体なりもおのおのある程度協力をして、投資を促進しながら収益をあげさせるということにならなければならない、こう思っておるのです。その投資のあり方は、少なくとも収益が……
○堀小委員 ちょっと関連して。実は私、昨年とことしの予算委員会で、妻の座を優遇する税制について佐藤総理といろいろ論議をいたしまして、本年度税制にこれらが織り込まれるものだと思っておりましたけれども、残念ながら今年度の税制にはそれが取り上げてなかったわけでございます。そこで、重ねて本年度の予算委員会で佐藤総理との間に、この妻の座の税制、特に贈与税と相続税でございますけれども、これについて論議をいたしました。総理といたしましても、これは税制調査会におはかりをして四十六年度にはぜひ実現をする、こういうお約束を実はいただいておるわけでございます。 私の考え方といたしましては、実は贈与、相続の問題につ……
○堀委員 俵公述人にお伺いをいたします。 お話を聞いておりまして、私たいへん適切な御指摘があって、私どもたいへんいい公述をしていただいたと思うのでありますけれども、ちょっと残念ながらその数がやや正確を欠いておりますので、せっかくのお話でございますので、ちょっと私それの点だけは正確を期しておいたほうがいいのじゃないかと思うので、少しそれについて申し上げておきたいと思うのです。 先ほど幼稚園の保育料のお話が出まして、私、幾らであるかそれはわかりません。ただそのときに、同年の子供の中で幼稚園に行っておりますのが八〇%ある、こうおっしゃったのですが、実際には四十四年五月一日の文部省の調査によります……
○堀分科員 私は、昨年の、当分科会ではありませんけれども、運輸に関係する分科会で、国道沿いにたくさんありますところのドライブインの酒類の提供問題を取り上げました。これはさっそく閣議で検討をされて、昭和四十四年五月八日に「交通対策本部決定」ということで実は文書になって行なわれておるのでありますが、実はこれを取り上げましたもとは、キリスト教の団体である婦人矯風会という皆さん方が非常に丁寧にいろいろ調べて――この方たちは本来できるだけ禁酒をしたいということだろうと思いますが、しかしとりあえずは運転者は禁酒をすべきではないか。禁酒といっても、運転をするときは酒を飲まないで運転をするべきだという考えに基……
○堀分科員 郵政大臣に、最初に少し公共放送の問題についてお伺いしておきたいと思います。 私は、NHKというのが公共放送として果たしております役割りは、相当大きなものがあると思うのであります。御承知のように、いま国民は確定申告を三月十五日まで、日曜日でございますから十六日になりますが、全国民がいま各税務署でしておるわけでございますけれども、この間、実は税務署の視察にまいりまして感じましたことで特に申し上げたいのは、いま国民のうち非常に多数のものが給与所得を受けております。この給与所得を受けております納税者というのは、御承知のように、源泉徴収を各事業所で受けておりますから、一般的には確定申告の必……
○堀分科員 最初に、消防庁の長官にお伺いをいたしますけれども、いま市の常勤の職員による消防があると思うのですが、全国的に、町以下は非常勤職員による消防しかいないんじゃないかと思うのですが、その点はどうでしょうか。
【次の発言】 私きょう取り上げる案件について調査に参りましたときに、その非常勤の消防団員は一体給料を幾らもらっているのですか、こう聞いてみました。そうしたら、千二百円です、こういう答えなんです。一カ月千二百円ですね、こう言いましたら、年千二百円だ、こう言うのです。一体、いまごろ、給与というか、何の名称で支給されておるのかわかりませんが、一年間に千二百円か何かの報酬を支払っておる、それ……
○堀分科員 通産大臣にお伺いをいたしますけれども、製造工業の一般的な状態としては、生産量がふえてくればおおむね価格は安くなるというのが、私はいまの世の中の通例的なものだ、こう思いますけれども、大臣はいかがお考えでしょうか。
【次の発言】 そこで、実は昨年の鉄鋼の卸売り価格というものは、全体の卸売り価格の中におきましても、たいへん上昇部分が大きくなっておるようでありまして、一月から十二月の卸売り物価の総平均の上昇に占める上昇寄与率は、鉄鋼の場合は三四・八%、非常に大きなウエートを占めておるのであります。一般的な価格について、ちょっと通産省にお答えをいただきたいのですけれども、まあ平均しまして、最……
○堀委員 委員長、議事進行について発言……。 本日は定例日でない日に委員会を開いて公聴会を行なわれまして、せっかくこれだけの公述人の御出席をいただいておりますのに、審議の促進を求めておる自民党が、過半数の、半分の定員を満たさずして審議を行なっておるということは、私は公述人の皆さんに対してたいへん申しわけない。自由民主党はすみやかに定足数をそろえて、審議を再開されるまで休憩されることを望みます。
○堀分科員 本日は交通安全対策の問題について、総理府総務長官と警察庁に少しお伺いをいたしたいと思います。 交通安全対策というものがいま非常に重要な課題になっておりますけれども、どうも私はこの取り組みが少し部分的に過ぎるのではないのか。といいますのは、確かにいろいろなこまかい対策が非常に重要でありますけれども、基本的にはどうも日本の自動車の増加数と道路の整備状況といいますか、これのアンバランスが一番ベースになる重要な問題ではないか。いろいろと問題がありますけれども、この問題を解決しないで、周辺の問題だけを処理しておっても、どうしてもなかなか避けられない問題がある、私はこういうふうな感じがしてな……
○堀分科員 本日は、電電公社に、すでに昭和四十一年二月二十五日、予算委員会の当分科会において論議をいたしました案件について、重ねて御質問をいたしたいと思います。 ちょっと会議録を読み上げて、前回との関連を明らかにしておきたいと思います。 そこで実は非常に重大な問題が起きつつあるのです。ちょっとここに私、具体的な例を申し上げますが、一九六五年、去年ですね。十二月の十四日の午後二時ごろに、吹田電話局の区域内で発生したプール要員の事故の問題があるのです。これは場所は阪急電車の正雀駅の構内です。犠牲者は吹田局のプール要員。四十年四月一日採用の者二名。そのうち一名は即死です。一名は二カ月以上の重傷……
○堀分科員 最初に、二月八日の予算委員会の総括質疑におきまして、佐藤総理との間に論議をさせていただきました献血対策の問題を取り上げたいと思います。 内田厚生大臣にお伺いをいたしますが、先週は二日にわたって実は物価対策の特別委員会が行なわれまして、いま国民の関心事というのは、公害の問題もありますが、あわせて物価の問題というものにきわめて大きな関心を国民が寄せていることは御承知のとおりであります。そこで私は二月八日に現在の保存血液の価格の問題について予算委員会の総括で取り上げたのでありますが、後の関係もありますので、この予算委員会の総括で申し上げたことを記録にとどめる意味をもって、もう一回ちょっ……
○堀分科員 いま御答弁をいただきまして四月一日実施ということになりましたが、御承知のようにすでに値上げが告示されておることでもありますので、末端における混乱を避けるために、十分な時間をおいて事務的処置を完了せられるように要望いたしておきます。ちょっとそれについての御答弁だけいただいて、これで終わります。
【次の発言】 終わります。
○堀分科員 本日は、かつて私商工委員会におりましたときにたいへん論議をさしていただきました新日本製鉄ができました以後の問題について、少し通産大臣と公正取引委員会にお伺いをいたしたいと思います。
最初に、通産大臣にお伺いをしたいのでありますけれども、資本主義体制下における企業、特に製造業というものがあるべき姿というのは一体どういう形が望ましいとお考えですか。
【次の発言】 私も全くそう考えます。同時に、企業というものは少なくとも資本主義体制下では自己責任を全うして処理をする性格のものであります。自己責任を全うするためには、その企業は自分たちの生産に関しては少なくとも本来はフリーハンドである、こ……
○堀分科員 私は国会に出て十三年になるのでありますが、防衛の問題というのを取り上げるのはきょうが初めてであります。そういう意味では、防衛については全くしろうとでありますけれども、私も実は第二次大戦中に、昭和十六年に大学を卒業したものですから、海軍の軍医として終戦まで海軍におりました経緯もあり、中曽根長官もたしか当時海軍においでになったように伺っておりますので、そういう私の過去における経験と、私が主として担当してやっております経済問題との関連で、一体日本の防衛というものがいまのような発想のもとでできるかどうかという点について、きょうは防衛庁長官と少し政治的な論議をいたしたい、かように考えておるわ……
○堀小委員 最初に国際金融局にちょっとお伺いをしておきますけれども、今度の為銀の海外短期資産負債残高が八月中に十億九千万ドル前後悪化した、このことは結局、要するに為銀が外銀から取り入れておった残高をふやしたということじゃないですかね。ちょっとそれを答えてください。
【次の発言】 原さんにお伺いをいたしますが、私、いまお話しになっております、為銀を信頼して、リスクをある意味で日銀なり政府もかぶってもらいたい、こういうお話だと思うのですが、私も実はこの間、九月一日の委員会で、政府に対して、抽象的ではありましたけれども、この状態ではもう輸出がストップをする、何とかひとつ調整の手段を日銀も政府も考えて……
○堀委員 最初に厚生大臣にお伺いをいたします。
昭和四十七年一月二十二日に、中央社会保険医療協議会は、厚生大臣に対し建議書を提案いたしておりますが、これは十分お読みをいただいたでございましょうか。
【次の発言】 この内容をちょっと私読み上げてみますと、第一の「診療報酬の改定」で「診療報酬は、国民の経済力を勘案しつつ、診療報酬の適正化とあわせて賃金・物価の変動に対応させるとともに、技術料は、医学の進歩に即応して評価すべきものである。」これが第一項に書かれております。
第二項の「薬価調査」の項の中に「厚生省は責任をもって従来ほぼ年に一回行なわれてきた薬価調査を毎年四月を調査月として実施するとと……
○堀分科員 本日は、郵政省所管の問題を少し論議をさしていただきたいと思います。 最初に、いま大臣もお触れになりましたけれども、昭和四十五年十二月七日、郵政審議会が郵政大臣に対して答申をしておられるわけであります。その中で、いま大臣もお触れになりましたが、「一定の時刻までに引き受けられた郵便物は、所定の日時には確実に配達されるようにすべきであって、標準送達速度を確立することが望ましい。」こういう答申が実はされておるわけでございます。このことは都市における郵便の遅配の問題に関連して答申がされたと思うのですが、この答申は四十五年の十二月七日に行なわれておりますから、当然四十六年度中に一応何らかの成……
○堀分科員 昨年の二月二十二日の日に厚生省のこの分科会がございまして、そこで私幾つかの問題を取り上げましたけれども、最初に取り上げました献血に関する問題は、昨年も本年も十分な措置がとられて、私もたいへんけっこうだと思っております。その次に取り上げました問題は、寝たきり老人の公費負担の問題を取り上げて、善処方を要望いたしました。当時の内田厚生大臣は、自分の考えもあなたの考えも同じだから、ひとつその線で進めたい、こういうことでございましたけれども、この寝たきり老人に対する公費負担のあり方は、昭和四十七年度はいかようになりましたか。事務当局でけっこうですが、ちょっとお答えをいただきたいと思います。
○堀分科員 昨年のニクソン声明以来、御承知のような通貨調整問題を含めて、昭和四十六年度は当初の見通しに反して経済の情勢はたいへん落ち込んだ姿になって今日に引き続いておるわけでありますけれども、いま経済企画庁では、この昭和四十六年度第四・四半期における経済成長の年率、いわゆる瞬間風速はどのくらいだと見ておりますか。
【次の発言】 政府の四十六年度の実績見込みは四・三%というふうになっておりますね。そうすると、いま第四・四半期を伺ったのですが、いまのあれで四・五%ということならば、その前にかなり落ち込みの時期があったということでないと姿が整わないと思うのでありますが、第一クォータからいまのような形……
○堀分科員 最初に、現在第六次選挙制度審議会で選挙区制等について審議が進められておるようでありますが、どうやら大体大詰めに来つつあるように承知をいたしておるわけでありますけれども、自治大臣は――私、一昨日新聞をちょっと見ておりますと、自民党の赤澤さんが総理にお会いになって、選挙区制の問題について何かお話しになった。ところが、これは赤澤さんの口を通じての新聞の報道のようでありますから、正確のほどはわかりませんけれども、総理は、答申が出れば秋にひとつ臨時国会を開いて、政治資金規正法とあわせて区制を一緒に取り上げてやりたいのだというふうな意を漏らされたというふうに新聞は報道しておるわけですね。自治大……
○堀分科員 いま先ほどまで、大蔵委員会で、租税特別措置に関する論議をいたしておったわけでありますが、昭和四十七年度について、大蔵省が予算委員会に提出をいたしております資料に基づきますと、「貯蓄の奨励等」という項目がございますが、その中でも、少額貯蓄の利子の非課税と、それから利子所得の分離課税及び税率の軽減という二項目によりまして、昭和四十七年度の平年分の減収額を九百七十億円というふうに大蔵省は見込みを立てて、当予算委員会に提出をいたしておるわけであります。 そこで、大蔵大臣にお伺いしたいのでありますけれども、税の公平をそこないながらも、こういうような非課税措置、あるいは税の減免その他を行なっ……
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