このページでは竹本孫一衆議院議員の30期(1963/11/21〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は30期国会活動統計で確認できます。
○竹本孫一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提案にかかる昭和三十九年度一般会計予算外二件並びに社会党の組み替え動議に対しまして、反対の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 第一に、政府今回の予算の基礎となり前提となっております九・七%の経済成長率が当てにならないことであります。 政府は、九%ならば自然増収は六千五百億円ぐらいになるだろう、九・七%であるから六千八百二十六億円の自然増収が期待されるということで、これをあらゆる施策の前提、またいわゆる二千億減税の基礎といたしておるのであります。しかしながら、この九・七%の数字に、はたしてどれだけの期待と信頼を持つことができまし……
○竹本孫一君 私は、民主社会党を代表いたしまして、中小企業の倒産等当面の経済危機の諸問題について、政府のお考えをただしたいと思います。 池田内閣の高度成長政策をある外国人が批評いたしまして、「日本の政府はとまることを知らない馬に乗って走っているようである」と言ったのであります。全くそのとおりで、毎年実質九%に及ぶその高度成長政策の失敗は、昨年からきわめて顕著になってまいりました。それを象徴的に示すものは、物価高と株の暴落と中小企業の倒産であります。物価は、昭和三十九年度においても四・八%の上昇を示し、株は四千億円のてこ入れをしてもなお千二百円の大台を守ることができないのであります。中小企業の……
○竹本孫一君 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案に対して、反対の討論を行なわんとするものであります。 戦後、日本の財政は、原則として健全財政主義を貫いてまいりましたけれども、今回の特例法によって、わが国の財政は、いま百八十度の方向転換を行なわんとしておるものであります。 この際、私の指摘したい問題の第一点は、今日の深刻な不況を招いた政府・自民党の経済財政政策の失敗であります。 不況の根本原因であります設備投資の行き過ぎは、決して民間だけの責任ではありません。日本の経済が持つ過当競争的な体質と、資本の利潤追求的な偏向を何……
○竹本委員 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました砂糖消費税法の一部を改正する法律案に反対の意見を申し述べたいと思います。 簡単に理由を申し上げます。 第一は、砂糖は大衆生活に重大な関係を持っておるという点であります。これは先ほど来十分に論議し尽くされておりますように、砂糖は趣味、嗜好の酒やたばこと違いまして、大衆生活に一番密接な関係のある必需品であります。しかも注目しなければならぬ点は、この砂糖は対所得逆進度が高いということで大衆生活、ことに貧乏な大衆一般に、この砂糖が最も必要であるという点であります。その砂糖がイギリスの大体二倍、イタリーとその高いことを競争しておる……
○竹本委員 私は、日本輸出入銀行法の一部改正に関する件について御質問申し上げたいと思います。 第一は、これは外務省や通産省だけの問題ではなくて、政治の姿勢の問題、輸出マインドの問題に関する点であります。あるアメリカの人が、日本の池田経済政策につきまして、日本の経済は、ランニング・ツー・ファースト、あまりにも早く走っておるという批判をいたしました。確かに日本の経済成長がスピード、テンポにおいて早過ぎるものがあるということは間違いありませんけれども、私は特にその方向が問題であろうと思います。日本の経済は、皆さますでに御承知のように、輸出に対する努力と輸入の努力とどっちが多いか、これは重大な問題で……
○竹本委員 きのうに引き続きまして、あと二点だけ御質問したいと思います。
一つは中小企業の輸出金融の問題についてでありますけれども、本年度の輸出の計画におきまして五十二億ドルあるいは五十四億ドル、最近では五十五億ドルの輸出が考えられておるようでございますけれども、その中において中小企業の占めるウェートはどのくらいになっておりますか。
【次の発言】 いまの三割か四割というのは直接中小企業の製品がそのまま出る場合だけの計算ではないか。まあ大企業の下請、あるいは協力工場、あるいは部分品や付属品といった形においてのウェートを考えた場合にはもっと大きくなるのではないか。いかがですか。
○竹本委員 私は、自然増収の問題についてまずお伺いをしたいと思います。 池田内閣になりましてから、国会の政治の論議の上で数字が非常にはんらんをするようになりました。大事な人の心の問題、そういうものよりも数字が尊重せられるということは、それ自身一つの問題でありますけれども、特に困りますのは、数字の魔術によって政治の論議が、強くいえばごまかされるような点があるということであります。特に財政の論議におきましては、先般来自然増収という問題が非常に中心になっておる。極端に申しますと、財政論議マイナス自然増収で、一体何が残るかということも言えるだろうと思います。さようにひんぱんに使われる自然増収というこ……
○竹本委員 時間もありませんので、簡単に二つだけ伺いたいと思います。
一つの点は法人税の軽減税率の適用限度の引き上げの問題ですが、これはもう少し引き下げることができなかったかということと、できなかった事情、それから軽減税率自体を引き下げることにはどういう御努力をなさっておるか、伺いたい。
【次の発言】 時間がありませんので議論になるような点を省きましてもう一つ伺いたいのですが、三三%の問題ですけれども、租税特別措置法があって、特定の大企業は実質的にこの税金がどうなっておるかという問題で、その三三%の比較を大きな会社について具体的に調査されたものがございますか、たとえば電力会社その他は実質的に……
○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました法人税及び租税特別措置法の改正案に対しまして、反対の意見を表明するものであります。 今回の税制改正は、政府の最重要施策の一つとして、国税において平年度千百二十九億円の大幅減税を実施するものとうたわれておりますが、その減税の内容をしさいに検討してみますと、昨年同様、本年もまた大企業に対する政策減税のために中小企業、勤労所得者に対する一般減税が多大なしわ寄せを受けておるのであります。来年度の自然増収六千八百億円に比べてみまして、また国民所得に対する租税負担率が三十九年度二二・二%に達することを考えます場合、さらに物価騰貴の趨勢を考慮……
○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、まず、ただいま議題になっております樺発油税法及び地方道路税法の一部を改正する法律案に対して、反対の意見を表明せんとするものであります。 政府の道路計画は朝令暮改で、まことに無定見きわまるものであります。すなわち、昭和二十九年度を初年度とする総事業費二千六百億円の計画から、三十三年度を基点とする一兆円の計画に、さらに三十六年度を基点とする二兆一千億円の計画へと、たびたび変更、拡大されました。今日また実施後三年口に入っておる現行五カ年計画を改定して、新たに三十九年度を初年度とする四兆一千億円の五カ年計画を策定しようとしておるのであります。このような……
○竹本委員 私は民主社会党を代表し て、ただいま議題となっております日本開発銀行法の一部を改正する法律案に対し、賛成の意見を表明せんとするものであります。(拍手) 最近におけるわが国の経済成長は、ことばの厳密な意味において成長という概念に値しないうらみがあります。すなわち成長とはバランスを保ちながら均衡のある発展をするということでありますが、御承知のごとく現内閣の高度成長経済政策の中におきまして は、大企業と中小企業、都市と農村、資本と労働、重工業と軽工業、生産部門と流通部門等々、それぞれの間に克服しがたい格差の拡大や矛盾の拡大を招来しつつあるのでありまして、これが解消は現代政治に課せら……
○竹本委員 私は簡単に二つばかりお尋ねをいたしたいと思います。 先ほど来すでに論じ尽くされておりますので、重複を避けてお尋ねをいたしたいと思いますが、第一は、国立学校に関する特別会計ができるのでありますから、やはり教育の理想と申しますか、あるいは大学の自由とか研究の伸張とかいう問題についてのビジョンなりあるいは熱意なりというものがこの法案の根本になければならぬと思います。この特別会計が取り上げられました経過についてはただいまもいろいろと御論議がございました。確かにこれは順序が逆であります。文部省自身が国立学校の内容的な伸張や充実についての理想やお考えがあって、そこから特別会計を考えようという……
○竹本委員 ただいま議題となりました外国為替及び外国貿易管理法及び外資に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、私は、民主社会党を代表して賛成の討論をいたしたいと思います。(拍手) 開放経済への移行は、好むと好まざるとにかかわらず、世界経済の大勢でありまして、わが国も、いわゆる中進国は中進国なりに、この数年来、世界各国の強い自由化要請を受けて、為替、貿易の自由化に努力を続けてまいりました。その結果、昨年の八月末には、貿易の自由化率は九二%となったわけであります。われわれが、この自由化に関連いたしまして最も大きな関心を持っております点は、第一に、わが国が西欧各国に見られない独自の経済構造……
○竹本委員 ただいま議題となりました国有財産法の一部を改正する法律案に対し、私は民主社会党を代表いたしまして賛成の愚見を表明せんとするものであります。(拍手) 最近の経済事情に顧みまして、国有財産の管理、処分はきわめて重要な意義を有するものでありますが、特に最近の土地価格の急激なる上昇により、今後は一そうその重要性を加えていくものと思います。たとえば、国有財産の総額三兆四千百九十三億円のうちに、土地は二一・一%を占め、七千二百十四億円に達し、その面積もわが国の総面積の四分の一にも相当いたしております。都市においては、最近の急速な発展と市街地の整備に即応して庁舎などの集約化や立体化が進められ、……
○竹本委員 私は予備費の問題を特に伺ってみたいと思います。 御承知のように、今度二十億円を二百億円の予備費の中から出そうということでございますけれども、本委員会におきましても、若干論議をされておるわけでございますが、私はまだ納得がいかないので少し掘り下げて伺いたいと思います。 最初に、大蔵次官もいらっしゃいますから伺いたいと思いますけれども、今度の二十億円を予備費から出すということについて、憲法八十七条あるいは財政法等の問題について大蔵当局は何らの疑問を持っておられない、全く合憲的なものだというお考えでありますか、伺いたいと思います。
○竹本委員 たいへん時間が迫ってきたようですから、私は二つの点だけ、物価スライド制の問題を中心に質問をしておきたいと思います。 今回厚生年金法の改正も取り上げられておりますが、その第二条の二に「この法律による年金たる保険給付の額は、国民の生活水準その他の諸事情に著しい変動が生じた場合には、変動後の諸事情に応ずるための調整が加えられるべきものとする。」というふうになっておるようであります。 そこで最初にお伺いいたしたい点は、既裁定年金のベースアップの問題について、これにならってやるお考えがあるかどうかということをお伺いいたしたいと思います。
○竹本委員 だいぶ論じ尽くされましたので、私は三つだけ結論的な問題について簡単に御質問をいたしたいと思います。
財務書類の監査証明に当たる人の社会的地位を高め、また監査水準の全般的な質的向上をはかるということにつきましては、非常に御苦心をなさっておりますし、御説明もだいぶいただきましたけれども、そのことと今度計理士を格上げするという問題とはどういうふうに結びつくかという問題であります。
【次の発言】 いま大臣の御説明を聞いておりますと、公認会計士の制度を拡充するというおことばがございましたけれども、拡充するということと今度の格上げの問題とは一致いたしますけれども、質的な向上という問題と計理士……
○竹本委員 私は前川参考人に、二、三のお尋ねをいたしたいと思います。 税理士の代表が本法案に反対しておられる大きな理由の一つに、国税、地方税の実務経験二十年以上、五年以上の管理的地位にあった者に無試験で税理士の資格を与えるという点にあろうと思います。そこでお伺いいたしたいのは、常識的に考えてみまして、税務官吏を二十年以上、しかも管理職に五年以上もつとめた長期勤務の経験を持っておる税務官吏が税理士の能力に欠けておるということはなかなか断定できないと思います。十分の能力を有する者であると考えるほうがわれわれ常識的だと思いますけれども、税理士今はこの点について、長期勤続の税務官吏には税理士の能力が……
○竹本委員 私は、本案に対しまして、自由民主党、民主社会党両党共同提案による附帯決議を付するよう動議を提出いたします。 附帯決議の案文を朗読をいたします。 税理士法の一部を改正する法律案に対する附帯決議 一、社会情勢の進展と税理士制度運営の経験にかんがみ、税理士の地位向上と税理士会の自主性を確保するため制度及び運営の両面にわたり、改善と検討を図かること。 二、税理士試験の執行にあたつては、試験審査会の中正、かつ、権威ある運営を確保するとともに、いたずらに暗記力のテストに偏しないよう、試験場に税法等を備えつける等の措置を講ずること。 三、税理士の税務代理権を尊重するとともに、納税者……
○竹本委員 時間がありませんので、結論的な点を二、三大蔵大臣に伺いたいと思います。金融引き締めの問題でありますけれども、これはいろいろ最近になって当初の目的が変わってきたかあるいはプラスされたように思いますけれども、私の理解するところではドル不足ということが中心であって、あるいは国際収支の問題が中心であって、これに対する一通りの見通しがつけばいまの金融引き締めというものは方向を転換すべきものであると思うのでございますけれども、金融引き締めの直接的、基本的目的というものは一体何であるか。国際競争力の強化とかあるいは過剰生産の問題とかいっておる問題は、これは別途に考えるべき問題ではないかと思います……
○竹本委員 物価の問題は、経済の問題、予算の問題を考える場合に一番大切な問題であります。したがって、私はきょうは物価に関する理論的な問題も取り上げたいと思いましたけれども、非常に時間が制約されておりますから、一、二具体的な問題を中心に意見を述べることにいたします。
まず最初にお伺いしたいのでございますけれども、消費者物価はことしは相当上がるというのが一般の心配でございますけれども、政府のほうでは去年の消費者物価が大体どれだけ上がって、ことしはどれだけ上がる見通しであるかをお伺いしたいと思います。
【次の発言】 その場合に、いわゆる公共料金が一年のストップの期限がきれた場合、それはどの程度に上……
○竹本委員 時間がありませんので、きわめて簡単に日銀副総裁に二、三の点を伺いたいと思います。 私は今日の情勢の中では、日銀は非常に苦しいような困難な立場に立っておると思うのであります、それは先ほど来融資ルールの問題が出ておりますけれども、私どもはそれも非常に大切なことであるけれども、金融全体を正常化するといったような問題になりますと、何と申しましても一番大事な財政のルールがはっきり確立されなければならぬ。それから先ほど来お話のありました産業秩序、産業ルール、さらには企業経営のルールまで確立されなければ、すべてはうまくいかない。そういう中で、極端に申しますと政府のだらしのない点や行き過ぎた点は……
○竹本委員 私は二つの点についてお伺いをいたしたいと思います。 その第一は、加入者引き受けの電話債券の問題でございます。先般もちょっと日銀の佐々木副総裁に伺いましたけれども、はっきりいたしませんので、あらためて伺いたいと思います。 まず最初に、加入者引き受けの電話債券の発行残高が、大体において五千二百七十八億円、こういう巨額に達しておりまして、公募債を含めた電信電話債券の総額の八割八分、九割に近い額を占めておる。これは電信電話公社の建設資金の確保には、多大の寄与、貢献をなしておる。しかもこれは登録債券ではなくて、本券は各方面、各分野に散布せられておると思うのでございますけれども、この点は事……
○竹本委員 私は二、三の点について簡単に質問をいたしたいと思います。 第一は物価調整減税の問題についてであります。先ほど来いろいろと論議が重ねられておりますが、特に調整の限度の問題に関しまして、大事なのは物価の問題でございますけれども、政府は、四・五%、こういうことでございますが、政府の物価の見通しが当たったことはあまりありません。私どもは大体七%くらいはことしは上がるだろう、こう見ておりますが、一体大蔵省としては四・五%、もしくはその近くに物価の上昇は押えられるものとお考えであるか、あるいはわれわれの考えるように、これだけの公共料金その他の引き上げがあって、一つの値上がりムードができてくれ……
○竹本委員 私は民主社会党を代表して、ただいま議題となりました税法関係四法律案並びに二つの修正案につきまして、前者に対しましては反対、後者に対しましては賛成の意見を表明するものであります。 まず反対の理由を順次申し上げます。 第一に、今回の税制改正による減税の程度では、とうてい諸物価の高騰に追いつくことはできず、一般勤労者、中小所得者並びに中小企業者の負担は一向に軽減されないことであります。政府は、今回の所得税法の改正によって平年度九百二十二億円、初年度八百二億円の減税を行ない、また諸控除の引き上げによって、たとえば標準世帯である夫婦及び子供三人の給与所得者の場合、課税最低限度は四十八万五……
○竹本委員 財政法の一部改正案について質問をしたいと思いますが、私は基本的にまず第一に私の考えを申し上げますが、いろいろ意見の相違もあるかもしれませんけれども、私どもは高度成長経済政策というものは失敗であるという考え方を持っております。しかもその高度成長経済は何をてこにして失敗の道をたどったか、こういう問題になりますと、私いろいろ検討いたしましたけれども、やはり財政需要というものがすべての経済の成長の推進力になっており、誘導的なてこになっておるというように考えるのであります。したがいまして、財政の膨張ということは、日本の経済を今日の悲局あるいは破局に立ち至らしめた一番大きな原因である。さらにま……
○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、ただいま議題となりました財政法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対しまして、反対の意見を表明いたすものであります。 反対の理由の第一は、今回の改正は、わが国財政制度における健全均衡主義を著しく後退せしめるという点であります。すなわち財政法第六条において一般会計の決算上の剰余金のうち、二分の一を下らない金額を翌々年度までに公債または借り入れ金の償還財源に充てなければならないと規定したのは、過去における苦い経験にかんがみて、戦後公債の整理を強く推進して財政の健全化を貫こうとした決意のあらわれであります。 財政法第六条は、第四条、第五条と不可分一体の……
○竹本委員 経済が最も不景気で困っておるときに、そうしてまた財政の専門家である福田さんが大蔵大臣として登場されましたので、国民の期待が非常に大きいと思いますが、ぜひ御健闘をお願いするという意味で三つほどお伺いをいたしたいと思います。現在の経済の不況というものをどういうふうに性格を見るかということは非常に重大な問題でありますけれども、非常に理論的な面がありますので、そういうところは避けまして端的にお伺いをいたしたいと思います。 その第一点でありますが、経済のひずみを直すというような考え方、あるいは高度成長のスピードをスローダウンしなければならないというような考え方、私はこういう考え方では現在の……
○竹本議員 会社更生法の一部を改正する法律案を提案するにつきまして、その理由を御説明いたします。 最近、御承知のように証券取引の第一部上場の銘柄である有名会社にして、会社更生法の適用を受けるものが続出いたしまして、これが経済上はもとより、広く社会上の問題として、大きな波紋を投げかけております。その理由は、申すまでもなく、その会社が多数の下請中小企業に発注契約等を結んでおり、その会社の倒産によって、多数の下請企業の連鎖倒産、もしくは大きな被害をもたらしているからであります。すでに政府も、本国会における答弁におきまして、また閣議の審議の過程におきまして、現行の会社更生法に不備な点があるから、これ……
○竹本委員 私は、第一に、日本の政治の姿勢の問題についてお伺いをいたしたいと思います。 池田政治を批判されましたときに、佐藤首相が、今日の政治は政治不在である、あるいは人間不在であるということを非常に強く強調せられました。私ども非常に賛成であります。そこで、きょうは、最初にその政治の姿勢についてお伺いをいたしたいと思うのであります。 たまたまある外国人が日本の政治を批判いたしまして、非常にうまい批判をいたしておると思うであります。こういうふうに言っております。今日の日本人は、心理的に、哲学的に、根なし草のようである、過去に結びつきを持たず、未来に対しても無関心で、まるで現在に酔っぱらってい……
○竹本委員 私は、時間もありませんので、簡単に二つ三つの点をお伺いいたしたいと思います。 先ほど来いろいろ議論が出ておりましたので、結論的な点だけでよろしいのですけれども、オッソラ委員会の結論でありますけれども、大体これは私の理解しておるところでは、三つの結論といいますか、答案が出ておると思うのです。一つはIMFの機能を強化するという線、それからもう一つはフランスの考え方、それからもう一つは英国のモードリング案、こういうふうに理解しておりますが、今回のこの法案等につきましては、言うまでもなく、IMFの機能拡大強化の路線につながっておると思うのですけれども、政府としては他の二つの考え方をどうい……
○竹本委員 ただいま議題となりました、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律の一部を改正する法律案に対し、私は民主社会党を代表して、反対の討論を行なわんとするものであります。 この法律案は、いわゆるIMF及び世界銀行に対し、政府はそれぞれ二億二千五百万ドルまたは一億六百六十万ドルの追加出資をすることができることとしようとするものでありますが、国際流動性の増強には、わが国も協力することが必要でありますので、この大筋については異論はありません。 ただ問題は、この追加出資の払い込み財源であります。その一部は前回の増資のときと同様に、日銀保有の金でいまだ再評価を行なっていな……
○竹本委員 私は、時間の関係がありますから、きわめて簡単に一、二の点だけ伺いたいと思います。
その一つは景気の問題でございますが、政府がいろいろ放送をされておりますし、九月から景気がよくなる、十月、十一月説もある、秋という説もあり、あるいは来年という説もあります。国民もいろいろ迷っているだろうと思うのでありますが、この際福田大蔵大臣としての景気回復の見通しについての時期的な点を端的にお伺いいたしたい。
【次の発言】 これからということになりますと、非常にばく然としておりますし、しかもつま先上がりということばの内容もばく然としておりますので、はっきりいたしませんが、まあこれからはつま先上がりに……
○竹本委員 私は、民主社会党を代表して、政府提出の昭和四十年度補正予算(第1号)案について、反対の態度を表明したいと思います。 私ども民社党は、政府案の歳出補正の唯一の内容であります国際通貨基金及び国際復興開発銀行に対する出資増額約二百十五億円につきましては、もとより異論はありません。しかしながら、その財源となる政府案の歳入補正を見ますと、私どもはりつ然とせざるを得ないのであります。今回政府案が補正財源としておるのは、日銀保有の金の帳簿価格の再評価並びにインベントリーの一部の取りくずしであります。これは財政法上はまことに合法的でありますが、租税の自然増収とは違う、いわば財布の底をはたいても一……
○竹本委員 私は、本日は特に沖縄の船籍、船の問題について大臣にお伺いをいたしたいと思います。
まず最初にお伺いしたいことは、沖縄の船はD旗を掲げておるが、インドにおいてもフィリピンにおいてもインドネシアにおいても、あるいは国籍の不明な船として、あるいは極端な場合には海賊船として、最近におきましてはヤシどろぼうと間違えられて、ある場合には拿捕された、ある場合には銃撃をされておりますが、大臣はその事実を御存じでございますか、お伺いをいたしたいと思います。
【次の発言】 そこで、D旗の犠牲になって死亡した人もありますし、重傷を負った人もおるようでございますが、どの程度のものであるか、私数字をつまび……
○竹本委員 私は簡単に、アジア開発銀行とアジアの問題、開発の問題、銀行の問題等に分けてお伺いをいたしたいと思います。
第三条によりますと、加盟国のことが書いてあるわけでございますし、先ほどまた、三十一カ国が参加を予定しておるというふうなお話でございましたし、スイスが入れば三十二カ国になるというようなお話がありました。それらの範囲から考えまして、特に幼稚な質問になりますけれども、アジア開発銀行といって東南アジア開発銀行といわない、あるいはそういうものでなかった理由はどんなものであるか、伺いたいと思います。
【次の発言】 私が聞いているのは、問題は、エカフェがそういう範囲であり、それを受け継いだ……
○竹本委員 私は、インドネシアの三千万ドルの援助の問題を中心に若干の質問をしたいと思います。 最近アジア外交が積極的に取り組まれたような形で、その方向としてはわれわれ賛成でありますが、しかし先ほどのアジア開銀の場合でも今回のインドネシア緊急経済協力の問題の場合でも取り組み方がきわめて慎重を欠いておるように思います。経済開発の場合にもはたしてそれの効果があるのか、へたをすれば政治的な逆効果になりはしないかという立場で、われわれは政府のなさっておることにいろいろ心配を持っておるわけであります。特に今回のインドネシアの緊急経済協力の問題にいたしましても、援助の量、方式、時期、それらの問題につきまし……
○竹本委員 私はこの際財政法の特例法についていろいろとお伺いをいたしたいと思いますが、この法案の出し方等につきましても、われわれ野党として見ておりますと、非常にイージーゴーイングな大蔵当局の態度ではないかということを残念に思っております。そういう意味におきまして、財政法の特例法に触れる前に、若干財政のあり方や景気の見通し等についても政府のお考えを承っておきたいと思うのであります。 最近におきまして、大蔵大臣は財政の景気調整力というものを相当高く評価しておられるようであります。この際あらためて伺っておきたいと思うのでございますけれども、政府は財政の、日本経済の景気の動きに対して持っている影響力……
○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま上程されております昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案に対して、反対討論を行なわんとするものであります。 戦後、日本の財政は、原則として健全財政主義を貫いてきたのでありますが、今回の一般会計赤字補てん国債によって、わが国の財政はいま百八十度の方向転換をいたそうとしておるのであります。 この際、私どもは次の五つの点を指摘したいと思います。 第一点は、かような深刻な不況を招いた政府、自民党の経済政策、財政政策の失敗に対する点であります。日本経済が持つ過当競争的な体質と資本の利潤追求的な偏向を何ら変革することなくして政府は……
○竹本委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました税法関係三法案につきまして、所得税及び法人税の改正法案には反対、また、相続税改正案につきましては賛成の討論を行なわんとするものであります。 所得税、法人税二法案に反対する理由は、第一に、中小所得者を中心とする所得税負担の大幅軽減をはかるということは、その大衆購買力を造成して、不況を克服する上からも、また、大衆の負担を軽減して社会福祉の増進をはかる上からも、きわめて適切妥当な手段でありまして、政府もしきりにその軽減を強調せられておりますが、事実は、百万円から三百万円の所得層の負担軽減に力が入り、百万円以下の所得層については物価の値上が……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました二つの法律案につきまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対しましては反対、物品税法の一部を改正する法律案につきましては賛成の討論を行なわんとするものであります。 まず、反対の理由を申し上げます。 第一に、特別措置そのものについては、根本的に再検討をすることが必要であると思われます。租税特別措置は、申すまでもなく、特定の政策目的を実現するための誘因手段として租税の軽減免除を行なうものであり、したがって、基本税制において考えられている租税負担公平の原則を大なり小なり犠牲にしなければならぬという性格を宿命的に持っておるも……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま御提案になっております昭和四十一年度の予算案等につきまして質問をいたしたいと思います。 まず最初に、総理にお伺いいたしたいと思います。 私は、主としてきょうは経済問題に重点をしぼって御質問をいたしたいと思いますが、佐藤内閣になりましてから、この経済政策の一つの指導理念といいますか、中心的なスローガンとして、安定成長ということをたびたび述べておられるわけであります。一応私どもその安定成長ということばは理解できるようでもありますけれども、よく考えてみると、実は安定と成長ということは必ずしも一致しない。一致する面もありますけれども、一致しない面……
○竹本委員 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提案の昭和四十一年度予算関係三案並びに社会党提案のこれが編成がえを求めるの動議にそれぞれ反対し、民社党提案の動議に賛成をいたす立場から討論を行なわんとするものであります。 現下の日本経済は、まことに多事多難であります。不況はすでに戦後最長の十八カ月を経過してもいまだにその回復の目途が立たず、物価は上昇の一途をたどり、昨年は実に七・六%、平常時では最高の上昇を記録したのであります。かくして国民生活の向上はいまや完全にストップして、それどころか、昨年は一昨年に比較して実質消費が〇・三%も減少するというような最悪の事態を招いたのであります。 思……
○竹本委員 最初に委員会の運営について希望を申し述べておきますけれども、理事の間で話した時間の約束自体どういうふうにするつもりでやっておられますか。
【次の発言】 外務大臣に、私は時間の関係もありますので、きわめて簡単にお伺いをいたしたいと思います。
それはベトナムの問題について、日本政府は慎重にということをよく言われるのだけれども、もう少し積極的に動いていただきたい、こういう立場で簡単な御質問をいたしたいと思います。
最初に、イギリスのウィルソン首相が訪ソされました。これを外務大臣はどういうふうな感じを持って受け取っておられるかを承りたいと思います。
○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、政治姿勢の問題についての論議がまだ非常に不十分であると思いますので、その点を中心に、二、三付帯的な問題についても論議をしてまいりたいと思います。 もちろん、私は政策論議をやりたいと思っておりましたけれども、今日のこの情勢の中で経済政策、金融政策を幾ら論議いたしてみましても、たいして意味がないというような判断に立ちまして、最初に少し政治姿勢の問題について官房長官以下二、三の方に御質問をしたいと思います。 私が一番不満に思います点は、今日総理大臣もお見えになりまして、またいろいろと各大臣からも御答弁がありましたけれども、何だかきわめて事務的なお話し合い……
○竹本分科員 私は消費者を守るという立場から一、二の質問をしたいと思います。 消費者は王さまであるということが言われておりますけれでも、実は今日消費者ほど国の法によってその立場を守られていないものはないと思うのであります。 私どもは、今日政府でも福祉国家の建設ということを言っておられますけれども、その福祉国家を建設する過程において一番最初に注意をしなければならぬものは、一番守られていない消費者を守るということだろうと思います。あるいは一般庶民を守ると言ってもよろしゅございますけれども、この法によって守られていない裸の王さま、あるいは裸の主権者、これをいかに守っていくかということは、福祉国家建……
○竹本分科員 最初に櫻内通産大臣にお伺いをいたしたいと思います。 最近自民党におきましても、福祉国家の建設を言われますし、また通産省におきましても、消費経済課というものができて御活動願っておるようでございますが、私は、福祉国家の建設ということは、いまの政治の最大の課題であると思います。その中で比較的にいままで保護せられていない立場に立っておるものは消費者であります。この消費者保護ということは、福祉国家建設への一番大きな課題の一つであるというふうに私考えておるのでございますけれども、まず最初に、その消費者保護のために通産大臣としていかなるお考え、御熱意を持っていらっしゃいますか、その点を簡単に……
○竹本委員 私は、木下先生に三、四の点についてお尋ねをいたしたいと思います。 まず最初に、デフレギャップを先生はどの程度に見ておられるかということを伺いたいと思います。なおそれに関連をいたしまして、今回の政府の予算の編成に臨みまして、不況の克服と物価高の抑制という問題は、二つの問題ではなくして一つの問題である、問題の根本は社会的なアンバランスにあるということを非常に強調をせられました。私どもは全く同感でございますが、そういう意味から言えば、第二の問題でございますが、先生の御指摘になりました七兆七千七百億円の一般会計その他を入れましての純計は、昨年の一四・五%の増加に比べて、ことしは一三・四%……
○竹本分科員 私は文部大臣に、学生のみならず一般のスポーツの振興についてどういうお考えを持っておられるか、また、どの程度の予算措置をとられておるか、ごく大きなラインだけでけっこうでありますが、お伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 スポーツの中で、きょうは特にボクシングの問題について私は若干伺いたいと思うのであります。特に、プロフェッショナルなボクシングにおきましては、税の収入あるいは外貨の獲得といったような面も含めまして、非常に最近各方面から奨励をされておるというような形だと思いますが、その関係で、世界のタイトルマッチ等も数多く日本で開催されるようになりました。これは一応喜ぶべきことだと……
○竹本分科員 私は、第一に政策の重点、第二に予算の繰り上げ使用の問題、第三には中小企業近代化促進法の問題、この三つの点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。 最初の政策の重点化の問題でございますが、これは政府委員の方から御答弁いただければけっこうなんですけれども、現在通産省には内部の部局が幾つあるか、外局が幾つあるか、これをちょっとお伺いいたします。それから概算でけっこうですが、課が全体で幾つくらいあるか、それだけ伺いたい。 同時に、大臣にお尋ねいたしたいことは、昔の大政治家であります野田卯太郎――野田大塊先生が大臣になられたときに、こういうことを言われたということを聞いて感心をいた……
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