このページでは竹本孫一衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○竹本孫一君 私は、民社党を代表して、ただいま趣旨説明のありました自動車重量法案について、佐藤総理並びに関係大臣に若干の質問をいたしたいと思います。 およそ税金は、国民の負担と犠牲を要求するもので、すべての新税は悪税であると言った学者もあるくらいでございます。シャウプ税制創設のシャウプ博士は、わが国税庁のある高官に、あなたはパブリック・エネミー・ナンバーワン、公衆の敵第一号であるという呼びかけをされたこともあるそうであります。したがいまして、新税の創設は、この国民大衆の敵意と反感と恨みを買わないように、きわめて慎重でなければならず、断じて思いつきであってはならないのであります。 しかるに、……
○竹本孫一君 私は、民社党を代表して、ただいま御報告のありました国際通貨調整の問題について質問をいたしたいと思います。(拍手) 以下、論点を三つに整理して申し上げます。 第一点は、佐藤内閣の無計画、無反省の政治責任についてであります。 池田内閣の姿勢を批判しつつ、人間尊重を掲げて登場された佐藤内閣は、最近まで、池田内閣以上の高度成長で、年々、GNPは大体一三%、予算は二〇%、貿易は二、三〇%、通貨でも毎年二〇%ずつ膨張してまいりました。この設備投資主導型の高度成長というのは、すなわち、財界指導型の無計画な、分裂的、過熱的成長でありまして、消費者物価の上昇とインフレの進行、及び輸出ドライブ……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております国税通則法の一部を改正する法律案につきまして賛成の意を表するものであります。(拍手) この法律案の骨子は、従来の協議団方式による矛盾と不徹底を是正いたしまして、税務上の争訟に関する裁決の公正を期するため、国税の不服申し立て制度について幾多の改善措置を講じようというものであります。したがいまして、改正案自体は、一つの大きな前進であると私どもは評価をいたしております。特に今回の改正案は、第六十一回国会における各党のみごとな協力のもとに行なわれた本委員会の修正を全面的に取り入れており、第一回目の提案に示されたものよりも権利救済……
○竹本委員 空港整備特別会計法案を政府が提出するねらいというものは、これから需要がますますふえてくる航空輸送に対して、空港を整備する大いに積極的な姿勢とかまえを見せよう、こういうことであろうと思うのであります。 そこで、橋本さんが運輸大臣で、あるときに運輸委員会においてこういうことを言いました。数十年先を見越した超大型空港にしなければならぬというようなことを言ったことがある。数十年先は別といたしまして、まず第一に伺いたいことは、これから日本の貨物、旅客の航空輸送需要は、十年先にはいまの何倍くらいになるだろうかという想定を持っておられるかどうか、この点をお伺いいたします。
○竹本委員 私は、民社党を代表して、ただいま議題となりました昭和四十五年度の税制改正に関する暫定措置法案について、反対の意向を表明するものであります。 まず第一に、この法律案のうち、所得税に関する部分は、近く審議を行なう所得税法の一部改正案の内容を、四月分について全く同様なものを出したということでございまして、所得税法の改正について国会の意思がここで決定をすれば、後に来たるべき本法の審議権がそれだけ制約されるという疑いが生ずるのであります。特にわれわれが考えなければならぬことは、税法というものは国民の負担に関する重大な問題であり、およそまた議会政治というものがこの租税の問題を中心に発展してき……
○竹本委員 国際通貨基金及び国際復興開発銀行――世銀、第二世銀と、この三つの機関はそれぞれの分野がはっきりしているはずだと思うのですけれども、大体どういうふうに分野が区分されておるか、並びにそれが現実の運用の面において、初め期待されたような分野を厳格に守っておるか、その点についてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 ありがとうございました。
そこで、この提案理由説明を見ますと「昭和二十七年八月、わが国が国際通貨基金及び国際復興開発銀行に加盟して以来、この二つの国際機関がわが国経済の発展に寄与するとともに、世界経済の成長と安定に多大の貢献をいたしてまいりましたことは、申すまでもないところであ……
○竹本委員 私は最初にまず、わが国の現在、開発銀行も含めての長期資金の融通といいますか、供給はどういうふうになっておるかということについて伺っておきたいと思います。
【次の発言】 開発銀行は国策銀行として、これらの長期資金供給の面においてどういう分野を受け持ち、どういうシェアになっておるか、また今後はなろうとしておるか、この辺をお聞きいたします。
【次の発言】 八%ということでございますけれども、私は二〇%くらいにしたいという考えを持っております。もちろん政策当局として、あまりにもイデオロギッシュに考えるということは慎まなければならぬということもよくわかります。しかし、開発銀行が受け持っておる……
○竹本委員 最初に、最近世界の保護貿易の風潮というのが非常に台頭してきておると思うのですけれども、大蔵省としてはそうした流れを具体的にどういうふうにつかんでおられるか、まずそれを伺いたいと思います。
【次の発言】 いまの御答弁の中でもうかがわれるように、特にアメリカの議会、業界のほうが非常に保護主義的な動きをしておるというふうに私も受け取っておるわけですけれども、アメリカは繊維の自主規制の問題でもわかりますようにいろいろな手を打って、さきにピアノの問題についてもそういう手を打ってまいりましたけれども、アメリカは、たとえば日本の品物がどんどん出ていくという場合に、それを防ぐ法的な措置といったもの……
○竹本委員 大体論じ尽くされましたので、きわめて簡単に横田参考人に二つほど伺いたいと思います。 特別措置の問題ではありませんけれども、例の貸し倒れ引き当て金の問題ですけれども、これが四十四年九月末で大体六千五百三十億円くらいあるようであります。そのうちに法人税法の第五十二条による引き当て率千分の十五、これが大体五千億円、あとは統一経理基準による行政指導で千分の三というのがある。問題は、これが六千五百三十億円いまあるというんだけれども、非常な勢いでふえている。あっという間に大体倍になったということでありますが、そこで伺いたい点の一つは、これがほんとうに制度の本来の目的のように活用されておるので……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法律案並びに租税特別措置法の一部を改正する法律案に対する修正案につきまして、前者に対しては反対の、後者に対しては賛成の意向を表明するものであります。 四十五年度の税制改正に盛られた所得税の減税規模は、初年度約二千四百六十億円、平年度約三千五十億円で、政府・与党は、これをわが国史上最高の減税であると言っておられますけれども、八兆円近い予算規模で一兆三千億円をこえる自然増収がありながら、この程度の減税では、史上最高を誇るに足る実質的大幅減税であるとは申せません。しかも、当委員会における政府側の説明によれば、このうち約五百三十億……
○竹本委員 すでに各方面、各分野からの議論が尽くされておるようでございますが、私は簡単に一、二の問題を伺いたいと思います。 まず第一は、今回の事件は中小企業に対して与えたショックが非常に大きかったと私は思います。御承知のように中小企業金融の面においては、中小企業の皆さんたいへん苦しい立場に立っておりますので、われわれには百万円あるいは三百万円借りるのにもこんなに苦しいきびしい条件がつくのに一方ではそういう大きな金がどんどん流れておるかというようなことで、非常な不信感も持つでしょうし、大きなショックを受けておると思いますが、いろいろとお話がございましたけれども、この中小企業に対して与えたショッ……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、予算の一番重大な問題である二、三の問題を重点的に質問いたしたいと思います。 まず、佐藤総理は、総理大臣として長い間おつとめになり、大臣もレコードとしては百三十四名おつくりになったというお話でございますが、その間数々の業績をあげられたと思います。野党でありましても、その点われわれは率直に評価をいたすものであります。ことに外交問題につきましては、沖繩の問題をはじめ、数々の困難な問題に取り組んでいかれた御努力に対しては、敬意を払いたいと思うのであります。しかしながら、まだ残された問題が幾つかあります。特に総理も内政 の年とことしは規定をされておりますよ……
○竹本委員 私はきわめて簡単に二つ三つ伺いたいと思いますが、最初に企業の長期資金の調達の場としての公社債市場の正常化ということがいわれるけれども、それはどういう意味であるのか、また政府はそのためにどういう努力をしておられるのであるか、このことを聞きたいと思います。
【次の発言】 いろいろ御説明がありましたけれども、結局売るほうも買うほうも、いわゆるプライスメカニズムで、営利原則といいますか、利潤原則といいますか、大体においてそういう立場に立って取引ができるということですね。
【次の発言】 そういうことになりますと、いまのように新規の発行債とそれから従来出しておるものとの間に価格差があるというこ……
○竹本委員 私はまず最初に二つの点を伺いたいのです。 一つは、預金者保護、非常にけっこうなことでございますけれども、預金者保護のためには、同僚議員からいろいろ御意見が出、質問もありましたように、内部的な体制を強化確立するということが根本だと思うのです。保険の事故ができてしまってからではもうおそいので、そういうことがないようにしなければならぬ。これは政務次官にもちょっと基本的な考え方でひとつ御意見を承っておきたいのですけれども、たとえば今度の商法の改正でも、取締役がしっかりしなければならぬ、取締役が粉飾決算だとか何だとか問題を起こさないように、ぴしっと内部的に自主的に体制を強化していかなければ……
○竹本委員 時間がありませんけれどもいろいろ聞きたいので、答弁は簡単に、明瞭にひとつお願いしたいと思います。よろしく御了承願います。
第一に理財局長に聞くことになるのですが、いま問題になっている農地は国有財産であるか。
【次の発言】 それは行政財産であるか、普通財産であるか。
【次の発言】 普通財産の売り渡しということになれば、その原則に従っておおむね時価でいくことが相当と思われるけれども、その点はどうですか。
【次の発言】 そうしますと、問題の農地は国有財産である、普通財産である。また、会計法の規定から見ても他に特別な制約がなければ時価で大体いくものが常識的である、普通である、こう理解して……
○竹本委員 私は、きわめて簡単に三つばかりお伺いをしたいと思います。 一つは、七五年になれば四千億ドルのGNP生産ができ、一%分ということになれば四十億ドルの援助をしようということになるわけでございますが、その援助あるいは協力の問題について、従来ややもすれば、こちらからいえば思いつきであるし、相手さんのほうからいえば言ってきた国、あるいは押しの強い国が得で、ほんとうの意味でアジアの経済建設のために基本線に沿ったものであるかどうかということについては、私、若干疑問があるというふうに思えますが、そういうことのないようにするためには、やはりアジアの中の日本として、アジア全体の福祉を中心とした経済開……
○竹本委員 私は簡単に輸出入銀行法の改正の質問をいたしたいと思います。
まず最初にスカルノ債権、スカルノ債務の問題が爼上にのぼっておるわけでございますけれども、スハルト政権になってからインドネシアの経済情勢はどの程度改善をされておるかということについてお伺いしたいと思います。
【次の発言】 物価の問題等の御説明がありましたけれども、現段階におけるインドネシアの対外債務の総額、それからもう少し具体的に国際収支、それから外貨の保有高を結論だけお伺いしたい。
【次の発言】 大臣が参議院のほうへ行かれるそうでありますから、その前に一つだけ伺っておきたい。
一九七五年ごろになると日本のGNPが四千億……
○竹本委員 まず、相続税について若干お伺いをいたしたいと思います。
最初に、相続税の遺産にかかる基礎控除及び贈与税の基礎控除を引き上げたらどうかという問題についてであります。相続税の遺産にかかる基礎控除は四十一年以来、贈与税の基礎控除のほうは三十九年以来引き上げが行なわれていないように思いますが、最近の物価の上昇等も考えて、これを引き上げる考えはないか、またないとすれば、ないという理由はどういうわけであるか、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 相続は、七十万人死にまして相続税の対象になるものが三%であるという。だからこの問題については、社会的な公平の立場からもあまり力を入れる必要はないの……
○竹本委員 今回の関税の改正につきましては、輸入の自由化に備える措置とかあるいは物価対策、公害対策、さらには特恵関税といったような数多くの政策目標が打ち立てられておるようでありますけれども、本日は時間の関係もありますので、そのうち若干のものについて重点的に御質問したいと思います。 まず最初に、経済の国際化や自由化の問題に対しまして今度の関税改正がどの程度の寄与と貢献をなし得るものであるか。したがってその結果、日本の関税の平均の率は国際社会において、どの程度のレベルに達するものであるか。時間がありませんからあわせて聞きますが、同時に先進国のケネディラウンドの実施状況はどういうふうになっておるか……
○竹本委員 われわれは本委員会において、ただいま毎日のように所得税、法人税、特別措置法、いわゆる三法について論議を重ねておるわけであります。毎日ではなくて、実はこれは毎年やっているわけですね。毎年大体ポイントはそう変わるわけでもないんだけれども、数字は変わるでしょう。しかし毎年毎年こういう論議をしておるということに私は一つの矛盾を感ずる。小林前法務大臣は、野党の質問の内容がつまらないから眠たくなるんだと言うんだけれども、質問の内容にも関係があると思うけれども、同じポイントを毎年同じように繰り返せばだれだって眠くなると思うが、こういう審議のあり方、法案の提出のあり方について、中川政務次官はどうい……
○竹本委員 いま、税法を簡単に明瞭にひとつ書いてもらいたいという要望が出ましたが、ずいぶん昔の話でございますが、矢野恒太さんが所得担税論というのを言ったことがあると思うのです。はっきり論旨を覚えませんが、大体のところは、税法が複雑怪奇であるし、それから――これはあとで御質問したいのですけれども、いまわれわれが毎年毎年、法人税だ、所得税だといろいろ改正を論じておりますが、そういうめんどうなことをやめて簡単明瞭にしたらどうか。大体国の支出というものは全体の、今日でいうGNPの一割、したがって所得担税論で、所得税はあらゆる源泉において一割かけたらどうか。そうすると、それでその当時の計算では大体収支ま……
○竹本委員 主として租税特別措置法についてお伺いいたしたいと思いますが、先ほど来平林委員からも、全般について総点検をやるべき時期ではないかという御提言がありました。租税特別措置法全体については、主税局長としてはどういうあり方を今後考えていこうとしておられるのか、子の基本的な考えをまずお伺いをいたしたい。 あわせて、時間を節約する意味で一緒に申しますけれども、租税特別措置法の期限を付する問題ですけれども、現在期限を付してない問題がどのくらいあるか、その件名、その内容等を例示的でけっこうですが一応出してもらいたいし、それについてまたどういうお考えであるかもあわせで伺いたい。 それから三番目にな……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました三法律案に対して反対の意向を表明するものであります。 まず、所得税法の改正案について申し上げます。 昭和四十六年度の税制改正に盛られた所得税の減税額は千六百六十六億円で、物価調整減税に相当する七百四十億円を差し引いてみると幾らでもありません。はなはだ不徹底であります。 政府は、四十六年度の減税規模を小幅にとどめた理由としては、四十三年に税調が答申をしたいわゆる長期答申の内容を、その後の二カ年間でほとんど完全に実現し、いまやわが国の課税最低限は先進国と肩を並べるまでになったという点を指摘されておりますけれども、わが国の一人……
○竹本委員 最初に、イオン交換膜製塩法というので、今度一つの近代化をやろうというのですけれども、それは生産コストの面ではどのくらいの切り下げができるか。そのほか、イオン交換膜製塩法というのはどういうメリットがあるか。
【次の発言】 トン七千円というのは十五万トンの規模でさえあれば直ちにできるかどうかということが一つ。
それから、専売公社の今度の新しい計画では、その十五万トンのものを幾ら備えつけるつもりであるか。それに対する資金はどのくらい要るのであるか。それに対して公の援助はどのくらいであるのか。
【次の発言】 私が伺いたいのは、四十六年度だけでなくて全体としてどのくらいかかるかということと……
○竹本委員 私は簡単に二、三の点について伺いたいのですが、最初に印象を申しますと、いまの政府には農政というものははたしてあるのかどうかということに非常に疑問を持つということであります。次には、もしかりにあるとしても、それはたいへん思いつき農政ではないか、行き当たりばったりではないかという感じを非常に強く持つ。特に食管の問題等を見ておりますと、自由経済的な発想、あるいは資本主義的な発想、それから社会主義的な発想といえるかどうか、そういうようなものが全く雑然と共存したり混乱したりしておるというふうな感じをぼくは非常に強く持つ。 そこでどういうふうに考えるのか。それぞれの党の立場もあるでしょうから……
○竹本委員 大臣の時間の制約があるようですから、簡単に一、二伺います。そのあとで局長にちょっと伺いたいと思うのですけれども、一つは、SDRが創設されて、そのときの期待からいくと、国際通貨不安というものはこれで一応解決ができるような体制になるのではないかというふうに期待しておったわけです。しかるに今回のような問題が起こると、そのSDRとの関係において今度のマルクの問題は大臣はどういうふうに受けとめておられるか、その辺を伺いたいのです。
【次の発言】 関連いたしますが、アメリカのドルが最近過剰ドルだということをよく言う、よく聞くわけですけれども、その点についてはいかがですか。――ドルが、アメリカの……
○竹本委員 同僚委員から、この問題につきましてはすでに各分野、各方面から論議が進められておりますので、私は少し角度を変えて、最初にお伺いをいたしたいと思います。 主税局長にひとつお伺いしますが、われわれ野党は大体において新税というものに対しては常に批判的である。新税すべて悪税であるともいえませんけれども、おおむね新税というものはあまりいい税ではない。考えてみますと、議会政治の起こりというものは大体私は税金から出てきておると思うのです。いまさら歴史の勉強をする必要はありませんけれども、イギリスの議会政治というものは、かつて私は読みましたときに、なかなかうまいこと書いてある。代表なければ租税なし……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、二、三の現下の重要な問題について質問をいたしたいと思います。 本日は、主として経済問題にしぼって物価の問題、特に管理価格の問題並びに資本自由化にいかに備えるかという問題について御質問をいたしたいと思いますが、その前に、新聞でけさ非常に大きく報道されております南ベトナム軍のラオスの進攻、二万人の人が進攻したという問題について一言だけ総理のお考えを承っておきたいと思うのであります。 言うまでもなく、この事件はアジアの平和と安定にも重大な関係がございますし、場合によってはまた沖繩の早期返還にも何らかの影響があるのではないかとわれわれも心配をするわけでご……
○竹本委員 先ほど新大蔵大臣の所信表明がありました。これに関連して一、二点を申し上げてみたいと思います。 先ほど藤井委員からもいろいろ御発言もありましたけれども、所信表明を承りまして、いろいろ現下当面する問題についてお考えが一応述べてあるわけでございます。これは私の希望でありますが、ちょうど内閣のどの演説もそうでありますけれども、中心的な政治課題として何に取り組まれるかというバックボーンと申しますか、一番重点を置かれる政治課題というものがひとつはっきりしないような点に若干の遺憾な点があると思っております。 それからもう一つは、もちろん大蔵省として取り組まなければならぬ問題が数々ありますが、……
○竹本委員 私は、ただいま両参考人が申し述べられておる時期の問題について批評する立場でも判決を下す立場でもありませんが、しかし、現実問題として考えれば、先ほどのおことばにもありましたように、国民が疑心暗鬼、円不安で経済機能あるいは輸出が麻痺しようとしておる。それから世界の国は、いま日本がどういう態度に出るかということを非常に注目しておる。ぐずぐずしておれば誤解を招くだけだ、また混乱を多くするだけだという現実判断に立って、これは早急に結論を出すべきだという私は意見です。 鶴田参考人にお伺いをしたいのですけれども、私はいまの時期の問題についても大体あなたと同じように見ておる。あるいはできればもっ……
○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、現下の外交、経済の問題の重要なるものについて質問をいたしたいと思います。 日銀総裁においでをいただいて、時間の制約もあるようでございますから、きわめて簡単に初めに総裁にお伺いをいたしたいと思います。 御承知のように、最近日本の経済特にその景気は不景気の様相がだいぶ深刻化してまいっております。五月の鉱工業の生産も前月に比べまして四・七%落ちる、あるいは景気の先行きを見る指標になる機械の受注というものを見ましても、特に製造業におきましては、五月には前月に比して九・九%も落ちておる。このままでまいりますならば、今年度の設備投資、日本の景気を引っぱっていく……
○竹本委員 簡単にお尋ねをいたしますから、御答弁も簡潔にお願いをいたしておきます。 第一は、沖繩の援助の問題でございますけれども、変動相場制をとったために、物価が上がって国民生活がひどく破壊されておる。沖繩政府の予算も、大きな影響を受けて、事業費の落ち込みが相当大きい。いろいろ沖繩が最近の情勢で困っておるようですけれども、それに対して今度はまたわが国の財政事情から、大蔵省のほうにおいては対沖繩の援助をいままでの円建てからドル建てに変更しようというようなお考えがあるということもうわさをされておるのですけれども、はたしてそうであるか。私は、沖繩援助が全体でどのくらいであって、残りがどのくらいであ……
○竹本委員 千六百五十億の減税の問題につきまして、先ほど来同僚議員からだいぶ鋭い質問なり意見が出ております。私も全く同感でございまして、租税公平の原則からいってもあるいはまた景気浮揚という立場から考えましても、下層の低所得者のほうに厚くせなければならぬというのに、今回の税改革はその低所得者層に対して、先ほど来千六百万人の話とかあるいは二百万円以下の大衆層の問題とかいろいろ論議が出ました。さらにまた税金を納めていない人たちの負担をどうして軽減するかという問題もあるわけでございます。 先ほど来御意見も出ておりますが、もう一度確認的に私としてお伺いしたいのは、四十七年度の税制改正というものを、今度……
○竹本委員 私は、国際通貨調整の問題は非常にむずかしい問題でありますから、しかも最終的には多国間調整でやらなければならない問題でありますから、これは一回で全部解決するということは、大臣が言われるように非常に困難だと思います。したがって、第一次調整、第二次調整、金との結びつきを考えたものと考えないものとあっていいと思うのです。しかし、そういう形にしろ、結論的には、日本の経済の実情からいっても、アメリカの内部事情からいっても、ヨーロッパの実情からいっても、どうしてもこれは年内に解決をしてもらわなければ困る、かように考えておりますので、前回もそのことを申し上げたのでありますが、承りますと、最後に一言……
○竹本委員 最初に、政治的問題にもなりますけれども、事務的なレベルで御答弁願っておきたいのですけれども、沖繩の返還の時期の問題ですが、大体、この間私もアメリカに行きまして、向こうの感触ではほとんど圧倒的に七月ということになっております。日本の国内では四月ということに期待が多い。おそらく一月の佐藤・ニクソン会談のときに煮詰められるだろうと思うのですけれども、事務レベルでお伺いをしたいのだけれども、四月の返還には間に合うような態勢であるのか、あるいは事務レベルは何を目標にして一応作業を進めておられるか、それは四月目標に間に合うのか、また間に合わせる上において一番事務的に困難な事務処理の問題はどうい……
○竹本委員 私は最初に、大蔵委員会における審議のあり方というものについて要望を申し上げ、また大臣のお考えも承っておきたいと思います。 一つは、本委員会には、第六十八国会におきましては、先ほどの所信表明において御説明がありましたが、「大蔵省関係の法律案は、租税、関税に関するもの八件、特別会計の統合等に関するもの三件を含め、合計十六件」であるという御説明がございました。最後に、「何とぞよろしく御審議のほどをお願いする次第であります。」ということで大臣は結ばれたわけであります。この大臣の所信表明は、一番最初には、「最近における内外経済情勢の大きな変化にかんがみ、」ということがうたい出してある。 ……
○竹本委員 いま松尾さんからデノミの問題が出ましたが、私もデノミをやってどれだけのメリットがあるかということについては、非常な疑問を持っております。そして内閣の姿勢からいえば、いわゆる末期現象とよくいわれているんだが、そういう末期にこういう大きな問題を投げて経済界を混乱させないように、慎重な態度をとってもらいたいということを要望いたしておきます。 それから本論に入りまして、まず伺いたいのは、先ほど質問も出ましたけれども、来年から新しい国際ラウンドに入るのだということで大体の合意ができたようであります。もともと日本ラウンドと言っておったものが、いつの間にかアメリカだ、ECだということになって、……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました租税特別措置法の一部を改正する法律案並びにその修正案に対しまして、反対の意向を表明するものであります。 政府は、国際的または国内的な経済社会情勢に対応いたしまして、従来の生産第一主義、輸出第一主義から国民福祉政策への転換をうたい、今回の租税特別措置法の改正につきましても、その趣旨に沿った対策を掲げておりますけれども、その内容を見てまいりますと、遺憾ながら不十分であると言わなければなりません。 まず第一に、福祉政策として目ぼしいものの一つである民間住宅建設のための住宅取得控除の制度の創設でありますが、これにしても借入金の利子……
○竹本委員 最初に法制局に、少しこまかい議論になって恐縮だけれども、一、二伺ってみたいと思います。
今回の法律の第一条の目的、これは先日もちょっと指摘がありましたが、順序が「産業の開発及び経済社会の発展」、文字についてはあとでまたこまかく聞きますが、「及び」でつないだ場合に、前に書くのとうしろに書くのによってどれだけの違いがあるか。これだけ聞きたい。
【次の発言】 いやいや、違いはどこにあるか、それだけ聞けばいいのだ。
【次の発言】 A及びBといった場合には、AもBもウエートは全く同じということですか。それから、同じとすればなぜ前にやってみたりあとにやってみたりするのか、その根拠は……。
○竹本委員 簡単明瞭に御答弁を願います。
開発銀行の発展の歴史の中で、それぞれの段階において融資先の重点があると思うのですね。その段階ごとの重点の変遷はどうであったか、そのことについてお答えいただきたい。
【次の発言】 その場合、いろいろ段階があるわけですけれども、たとえば公害なら公害、その他重点を置いた場合には補完、奨励というような意味でやるということですけれども、開発の必要資金におけるシェアはどの程度までめんどうを見ておるのか、一般的でいいです。
【次の発言】 いまの三・九というのは、たとえば公害なら公害で必要な資金の三・九の基準の出し方を答えてください。何の何に対して三・九ですか。
○竹本委員 私は、総理、最初に要望をちょっと申し上げたいのですけれども、それは最近の動きを見ておりまして、行政が政治に優先しておる、事務が政治に優先しておるという傾向があるようにも感ぜられます。先ほど大蔵大臣いろいろおっしゃられましたけれども、私は、通貨交渉の場合もあるいはたとえば一つの三百六十円レートを守るという問題も、これは事務的良心からいえばもっともだと思うのです。しかし政治的に判断をすれば、それが何日間もてるか、半月ももてないようなものを三百六十円レートをあたかも死守するかのごとき姿勢で取り組んでみて途中で失敗してやめてみる。そのために日銀はいま四千五百八億円赤字が出たのがいいか悪いか……
○竹本委員 私は付加価値税について東畑先生に簡単にお考えを承りたいと思います。 これは、具体的日程にのぼっておりますが、大体フランスが非常に参考になるように言われるのだけれども、御承知のように、フランスの場合には間接税中心でいまでもありますし、しかもそれが累積的な間接税をやって、前段階控除式ということでなかったために、いま取り入れられておる付加価値税というのは、むしろ間接税の従来の間違った点というよりも行き過ぎた点あるいは困った点を改正する一つの方法として取り上げられておる。そういうものと、日本のように新たに全然白紙にそういう問題を取り入れるということについては、フランスの場合と日本の場合は……
○竹本委員 私、きわめて根本的なことを二、三伺いたいと思うのですけれども、四十七年度の税制の改正がこれから通過しようというところでございますから、四十八年度の税制の改革の方針を論ずるのはちょっと早過ぎると思いますけれども、四十七年度も四十八年度も含めて、これからの税制改革は、税調でも取り上げるわけでしょうけれども、一体どういう方向に持っていこうとしておられるのか。たとえばよくいわれるように、企業課税を重くするとか、あるいは一般消費税を導入するとか、あるいは所得税の大幅減税をやろうとかいうようなこともいわれておりますし、また国債の依存度は今後どういうふうにすべきかといった問題も、いろいろあろうと……
○竹本委員 アジア開発銀行の出資の額が増額されまして、今度三億ドルに相当する金額の範囲で出資をするということになりましたが、いままで二億ドル、合わせて五億ドル、それは出資国としては何番目になるのですか、どのくらいのウエートですか。
【次の発言】 資本額全体の二割というわけですね。二十七億ドルの五億ドルというと、大体そうですね。そうするとアメリカはいま大体幾らやっていますか。
【次の発言】 この出資との関係で、借り入れ金はいまアジア開発は全部で幾らあって、日本は円貨債ですか、二回ぐらいやったですね。そのウエートは……。
【次の発言】 日本の海外援助、GNPの一%をやろうという場合よく議論が出ます……
○竹本委員 いろいろ論議が尽くされたようでありますけれども、二、三の点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。 一つは、先ほどもこの委員会のあり方についての問題が一つ出ましたが、それとも関連いたしますが、私は委員会というよりも経済政策そのものの策定のあり方について少し意見があるのです。たとえば今回の七項目、それから前回の八項目、緊急対策というのが出ました。これは一つは、今回の七項目につきましてもどろなわ式であるという批評が新聞や雑誌にも現に出ておると思いますけれども、確かにどろなわ式ではないかと思うのです。特にどろなわの相手も国際関係で、前回もそうであったかと思いますが、OECDの会議が……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、外交問題、経済問題について、基本的な問題だけを御質問いたしたいと思います。 総理よく御存じのように、日本はよく経済大国といわれております。確かにそのとおりで、かりに経済の大きさというものを鉄鋼の生産で考えるといたしましても、われわれの日本が、いま一億二千万トン前後の生産をしておるアメリカ、ソ連に次ぎまして八千八百五十五万トン、まあ大体九千万トンというところで第三位であります。経済大国日本といわれるのもその意味において決して偶然ではありません。 そこで外交の問題にまず触れたいわけでございますが、これだけの経済大国になった日本は、これからどういう外交……
○竹本委員 最初に私は、大臣にちょっと要望をいたしておきたいと思います。 それは、ここにも書いてありますけれども、今日の時局を、内外にわたってきびしい試練に直面しておる時期だ、こういうふうに書いてある。そのきびしい試練に直面しておるというのは、どういう試練に直面しておるのか。どういうふうに取り組もうかということについて、国会なり政治家はまっ正面から取り組まなければならぬ、きびしい試練であればあるほど。そういう意味からいっても、国民的規模におけるコンセンサスと協力というものがなければならぬ、かように私は思うわけです。ところが田中内閣は、できたときにも御承知のように国会で所信の表明を野党が要望し……
○竹本委員 大臣に主としてお伺いしたいのですけれども、午前中にも堀委員からいろいろ御質問が出たようでございますけれども、私なりに一通り御質問いたしたい。 問題は円の再切り上げの問題ですが、私はこの問題に触れることが適切であるかどうかということについてはずいぶん考えておりました。実は先般、一週間ぐらい前でございますが、中小企業団体中央会の全国大会が新潟でありまして、それに出席をいたしましたところが、非常に大きなスローガンとして、円再切り上げ反対と書いてある。中小企業に与える打撃の大きいことを考えますと、当然なことだと思います。しかし、私そこにすわってじっと大会を見ながらいろいろ考えたのでござい……
○竹本委員 円の問題をめぐる二、三の問題について御質問いたします。 最初にドルの問題ですが、円が切り上げになるという問題につきましては、ならざるを得ないであろうといういろいろの議論が出ておりますが、一つは、国内対策が十分でないか、不徹底であるか、時期おくれであるか、そういうような問題がいろいろ論議されたと思います。しかし、同時に、われわれの頭の中には、円はそうであるが、ドルのほうもどんどん下がっていくのだ、ドルが下がれば必然的に円は上がっていくのだ、そのドルがなぜ下がるかといえば、いわく、ベトナムインフレである、いわく、海外投資であるというように、いろいろとわれわれはドルが弱くなるマイナスの……
○竹本委員 政府の希望的観測や楽観的な予測にもかかわらず、われわれは、円対策は非常にむずかしいだけでなく、もうほとんど不可能に近いと判断をしております。特に今回出された法案の程度のものでは問題にならないというふうに私は考えておりますが、特に二、三点を要点だけ申し上げて御意見を承りたい。 第一は、対米姿勢の問題でございますけれども、アメリカは、円の切り上げということからいえば、ドルの切り下げになるわけですね。そのドルは、ドルであるからドルであるということばがありますけれども、ドルは一国通貨、アメリカのドルは国際基軸通貨のドルであるから、いかなる場合においてもドルである姿は変えない。文句があるな……
○竹本分科員 私はボクシングの問題について、特にボクサーの健康管理の問題、プロボクシング自身の一般的な規制の問題について御質問いたし たいと思います。 御承知のように、日本におけるボクシング熱も非常に高まってまいりまして、いまでは世界チャンピオンが二名おるとか、東洋チャンピオンが三名おるとかといったようなことで、たいへん盛んになってまいりました。ジムも、聞くところでは百二十あるということであります。この間まではファイティング・原田とか海老原とか、いろいろ世界的な有名な人もおりました。いまではテレビでも、日本テレビ、フジテレビ、TBS等を見ると、週に一回は放送しておるし、しかも、世界タイトル……
○竹本分科員 私はいろいろ伺いたい点がありますけれども、官房副長官まだお見えになりませんが、山中長官なら何でもお答えできるはずですから、そういうことでひとつ二、三の問題をお伺いいたしたいと思います。 まずその一つは、現在内閣においては情報の収集についてどういう機能を持ち、構想を持っておられるかということであります。特に内閣の調査室と総理府の広報室と二つありまして、そのほかに報道室というのがあるわけでございますけれども、情報宣伝というようなものは、本来一元化しなければならないものであるという点が一つの問題点ではないか。特に私は、政治というものは情報が一番大事だ、ことに日本のこれからの七〇年代に……
○竹本分科員 私は、二つばかりの問題にしぼって、厚生大臣並びに厚生省の御意見を承りたいと思います。
内田さんが厚生大臣になられてから、非常にがんばっておられるので、大いに敬意を表しておりますが、一番大事な部門でございますので、さらに大いに努力をしていただきたいと願っております。
一つの問題は、看護婦の問題でございますが、現在における看護関係に従事しておる人がどのくらいおって、そして、よく看護婦の不足が叫ばれますけれども、どういうふうに不足しておるのか。その辺をひとつ伺いたい。
【次の発言】 いまの数字の中には、病院のほかに開業医等における不足も入っておりますか。
○竹本分科員 私は二つの点について御質問をいたしたいと思います。一つはただいま御質問がありました再生資源取り扱い業の問題でございますが、通産省は、昨年の春以来この問題の研究に着手して、すでに調査の中間報告をまとめておられるようであります。くず鉄や故紙の集荷等の価格調整の必要を認め、かつ指導しておられる、そういう立場で私が伺いたいのは、末端の集荷機能に対してこれからどういうふうに指導していかれるかという問題であります。中間報告にもありますように中間集荷機能であるいわゆる立て場業者というものが大体一万五千軒、そのもとで働く、買い集める人が七万六千人、こういうふうにやっておられますし、また国民金融公……
○竹本分科員 私は簡単に二つの問題について特に要望を申し上げたいと思います。一つは通勤手当の問題、一つは関税の問題であります。 通勤手当につきましては、御承知のように、所得税法で一般の通勤者について、通常必要であると認められる部分については非課税ということになっておるわけであります。問題は、今日交通機関も発達したと申しますか、あるいは住宅事情が非常にむずかしくなってまいったと申しますか、諸般のいろいろな関係から、従来の考え方だけでは間に合わないのではないかという感じを私は持っておるわけでございます。一般の交通機関、自転車、原動機つき、それぞれ現行法ではどうなっておりますか、まずひとつお伺いい……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、現下の重大問題である公害の問題について、若干の質問をいたしたいと思います。
まず最初に、総理大臣にお伺いいたしたいのでありますけれども、総理、四選をされまして、おめでとうと申すべきか、御苦労さまと申すべきか、たいへんなことだと思いますが、この四選の過程の中で、これだけはやっておきたいということが二つなり三つなりあるはずだと思います。そのことをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 総理から明確な重点をお示しいただけるかと思いましたけれども、いままでの姿勢に事新しくつけ加えるものはないかのようなお話でございました。私は、その意味では非常にこれ……
○竹本委員 最初に今野先生にちょっとお伺いしたいと思います。 それは、私がずっと前に読んだ本で、いま著者も忘れてしまったのですけれども、金本位制が論ぜられたあとを受けてですけれども、もうこれから先は金本位制ではだめだということから説き起こしまして、結論は、経済の発展というものは輸送、交通というものが決定的な条件をなすのだ、したがって将来、つまらない、あるいは無原則なインフレを押えるためには、経済の実態を一番あらわすものは輸送であるから輸送本位制にしろ。アメリカの書物でございましたけれども、そういうものを読んだことがある。 自来、私は輸送という問題について目を少し開かしてもらったわけでござい……
○竹本分科員 私は、昨年の三月十七日でありましたか、予算委員会分科会におきまして、印刷工業並びに再生資源の取り扱いにつきまして、産業政策の面から御質問をいたしました。その双方につきまして、宮澤通産大臣及び関係当局の局長さんから、きわめて前向きな政策実施のお約束をいただいたわけであります。それから約一年経過いたしまして、双方の業界をめぐる経済環境にもいろいろの変化がありました。そこで、きょうは昨年の分科会の継続といった形で二、三の問題について御質問を申し上げてみたいと思うわけであります。 第一に、中小企業一般の構造改善事業についてお伺いいたしたいと思います。政府の御努力によりまして、この関係の……
○竹本分科員 私は外務大臣に地位協定の問題についてお尋ねをしたいと思います。 念のためにポイントを若干御説明をいたしますが、現在LSTが動いているのが大体二十一隻くらいあるようでございますが、それに乗り組み員として乗っておる人が大体千百名おる。その千百名の人たちに所得税や住民税をかけるかかけないかという問題を中心にしていろいろ承ったり調査をしてみると、それぞれの省で意見がばらばらに違っておる。これは日本の政府としてたいへん重大な問題でありますので、実は内々にも協議し相談もしてまいりましたけれども、さっぱり進展を見ないということでやむを得ず本委員会において外務大臣も御出席をいただいておることで……
○竹本小委員 時間の制約があるようですから、私はまとめて四つ伺いますから、簡単でけっこうですから御答弁を願いたいと思います。 第一は、為替銀行のドル売りの額はどれくらいと見ておられるかということです。 それから二番目は、日銀のドルの買いささえというものは、買いささえが最後まで成功するという見通しがあるときにだけ私は正しいと思うのです。ところが今度のように、ちょっとやってみてもうさっぱりだめになるというようなことであっては、その間に、先ほど堀委員から御意見も出ましたように、為替銀行の損失を肩がわりするというような効果はあったかもしれない。しかしそれはまた国民にそれだけの損失を与えるということ……
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