このページでは竹本孫一衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○竹本孫一君 私は、民社党を代表して、ただいま提案されております私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正する法律案に対し、若干の基本的質問を行い、三木総理並びに関係大臣の所見を伺いたいと思います。 第一点は、独占禁止法改正の前提である現在の資本主義経済体制を、政府はいかに認識しておるかという問題であります。 かつて、偉大な経済学者のシュンペーターは、資本主義を論じまして、「静態的な封建経済はなお封建経済であり、静態的な社会主義もまた社会主義経済であり得るだろう。けれども、静態的な資本主義経済は形容矛盾にほかならない」と言いまして、資本主義のダイナミズムを強調して、活力を失っ……
○竹本孫一君 私は、民社党を代表して、政府の財政経済演説につき、総理並びに関係大臣に対して若干の質問を行わんとするものであります。 率直に申しまして、私どもは、三木内閣に大きくいま失望をいたしております。三木総理の進歩的なポーズと、対話と協調の精神に期待をいたしまして、私どもは好意を持ってその施策を見守ってきましたが、いまや、それは後退に次ぐに後退、ついに臨時国会における対決と強行採決になりました。世論の支持率も二三%、当初の半分になりましたのも、決して偶然ではありません。 福田副総理の物価安定作戦は一応の成果を得たようでありますけれども、今日の不況と倒産、雇用不安をもってすれば、副作用が……
○竹本委員 二、三の点について御質問をいたしたいと思います。 最初は、ことしの日本の経済に関する大きな問題の一つは、円の再切り上げ問題があると思うのです。それに関連をいたしまして、ベトナムの和平が実現しつつある、あるいは実現したということでございますけれども、アメリカは、一九六九年が一番多かったと思いますが、年間にベトナム関係で二百七十億ドルくらい使った。これが和平によってあるいは難民救済あるいは復興援助というようなことで、やはり相当の負担が出ることも事実でしょうけれども、激しかったころの戦争の経費の負担ということに比べれば、ずいぶんアメリカの経済的な負担というものは減るだろうと思うのです。……
○竹本委員 最初に、有価証券取引税法の一部改正について、きわめて簡単に二、三の質問をいたします。 まず最初に、これは政務次官にお伺いしたほうがいいのかもしれませんが、最近株価経営ということばがある。要するに株でもうけることが会社経営の中心にだんだんなろうとしておる。正常な事業経営による収入というよりも、土地や株による投機的な利益で会社の経営をやるということに重点を移して、それを何だか一部では株価経営というのだそうですけれども、そういう傾向が望ましくないことは当然でありますけれども、それに対して政府としては経営倫理を高揚するという方法でコントロールしようとしておるのか、あるいは別な適当な法的な……
○竹本委員 私は二つだけ、まあ質問というよりも要望を兼ねて質問をいたしたいと思います。 一つは、土地税制の強化や有価証券に対する課税が、われわれからいえばいろいろ不満、不十分の点があると思いますけれども、だんだん強化せられていく。そういうことになりますと、今度はキャピタルゲインを新しく書画骨とうに求めるというような傾向が大きく出てくると思うんです。そういう意味で、これに対する対策といいますか対処の方法はどういうことを考えておられるか。 あわせてお伺いをいたしますけれども、昭和二十五年に税制改正で所得税の補完税として考えられた富裕税というものがあるんです。これはその後三年ぐらいでやめてしまっ……
○竹本委員 最初にまず、最近の株の投機は何兆円ぐらいかという問題と、それから、最近株式市場に流れ込んだ資金はどのぐらいか、数字を承りたいと思います。
【次の発言】 次にお伺いしたいことは、先ほど来いろいろ問題になっております株式市場の黒い操作とかいったような問題がありますときに、証券取引審議会というのがあるはずですけれども、これは緊急にこういう問題にもぼくは取り組むべきだと思うけれども、いろいろ承っておりますと、証券取引審議会というのは、有価証券の発行や売買その他の取引ということについて、その重要事項については調査審議をするということになっておるけれども、四十六年、四十七年は一回ずつ開いただけ……
○竹本委員 最初に、財政投融資計画というふうに簡単にいっておるわけだけれども、ことに今回そういう法改正をやるという場合に、財投計画とは何かという定義と範囲と、それから今回それをピックアップして対象にして論ずるものと、その辺の関係をひとつ伺いたい。
【次の発言】 次に、今度こういう新しい法律をつくるということになったわけですけれども、資源配分的機能の重要性にかんがみ、その適正かつ効果的な実施に資するのだということですけれども、そういう見地からいえば、財投がウエートを持ってきた時期から、こういう法律を必要としたのではないか。要するに、裏からいえば、二つの点からきょうは質問したいのですが、おそ過ぎて……
○竹本委員 関税定率法等の一部改正の法律案について御質問をいたしたいと思います。 しかしながら、本法案の内容を見ますと、タコの特恵税率が五%になるとか、魚のかん詰めが一五%のものが九%になるとか、コーヒー、紅茶が三〇%が二五%の税率に変わるといったような問題が中心でございますので、私はこの機会に、関税定率あるいは関税政策の前にあるものと申しますか、考えるべき問題、そういう問題について少し意見を述べてみようと思うのです。 このことは、局長に申し上げる、質問をするということは、私、必ずしも適当でないと思っておるのです。多分に政治的な問題であります。しかしながら大臣に聞いてみても、あるいは総理に……
○竹本委員 まず東畑先生に二つほどお尋ねいたしたいと思います。 一つは、今日の税は、御承知のように所得税、法人税が中心になっておりますが、そうした直接税中心の考え方に対しまして、もうこれでは負担感が大き過ぎて困るといったような考えから、付加価値税その他間接税に重点を移行していこうという有力な意見もあります。しかし私は、所得税というものは最も近代的な税制、税体系であって、やはりこれが中心になっておるということは、それだけ税体系が近代化しておるということであって、そう簡単に修正したり変更したりすべきではない。確かに税負担の問題、負担感の問題もありますけれども、それは一方からいえば、税を通じて政治……
○竹本委員 最初に私は、要望を一つ申し上げておきたいのでありますが、先ほど来、未成年者に対する控除なり税負担の免除といったことについて、同僚議員からいろいろと意見が出ておりますから、私は結論だけでございますが、民社党は、四十三年以来このことを主張してまいりまして、四十四年の党大会においては、党の政策としてこれを決定いたしております。と申しますのは、われわれの関係の全繊同盟あたりは、多くはみな中学校を出てそのまま工場に入ってきた人が多いわけですし、こういう人はまことにお気の毒だということもありまして、未成年者控除の制度を設けるようにということを主張をしてまいったわけでございます。もちろん、これに……
○竹本委員 所得税に関していろいろ論議が行なわれたわけでございますが、昨日でしたか総理大臣が本委員会に見えまして御意見を述べられた中で、付加価値税につきましては、物価が上がっておる今日の段階において、そしてまた大衆の十分な理解がなかなか得られないような情勢の中で、直ちにこれを実行するということはむずかしいというような御意見を述べられたと思うのです。私は所得税の位置づけという問題から、この問題に特別の関心を持っておるわけでございますが、所得税はやはり収入の大宗であって、所得税中心主義ということばがいいかどうか知りませんけれども、所得税に重点を置いていくということは、一方において負担感が多過ぎると……
○竹本委員 最初に私は、事業主報酬の問題について少しお伺いをいたしたいと思います。 この問題につきましては、中小企業の経営の近代化をどうしてもはからなければならないが、中小企業庁、通産省がそうした指導をされておるだけではなくて、税制の面からもその近代化を促進するようにしてもらいたいということが一つ。それからもう一つは、中小企業の経営者というものは、本来的に二重人格である、一人二役である、その所得は、一方において資産所得であるという点もありますけれども、他面においては勤労者として、あるいは勤労者以上に汗水流して働いておるという面がある、その勤労性所得については、勤労性所得であるという事実に着目……
○竹本委員 私は、二つの点について簡単にお伺いをいたしたいと思います。 時間がありませんので結論だけでけっこうですが、まず第一点は、固定相場制には、いつ、いかなる条件のもとに帰るお考えであるかということであります。 きょうの新聞で見ますと、ルクセンブルクにおいて開かれたECの閣僚理事会で、ソームズ副委員長は、「通貨情勢はドルの再切下げなども含めて揺れ動いたが、それでも貿易自由化の必要性は少しも変っていないし、新国際ラウンドを始めるのに格好の時期であることにも変りはない」こういうふうに述べております。しかし、そうした情勢に進めていくためには、当面通貨の問題が片づかなければならないと思います。……
○竹本委員 私は、まず法人税についてお伺いをしたいと思います。たいへんおそくなっておりますので、大臣の御答弁は結論だけでけっこうですから、簡潔に御答弁していただきたい。 一つは、これはむしろ希望に近いのですが、法人税の実効税率についてであります。これにつきましては四五・〇四%ということが大蔵省でよく言われておるわけですけれども、来年になればいよいよ法人税の引き上げも具体的日程にのぼろうということになっているわけでございますから、法人税が、実際に今日の税負担が法人に関して幾らであるかということは、お互いの間で明確な基準がなければいかぬ、データがなければいかぬと思うのです。ところが政府は、四五・……
○竹本委員 最初に入場税のほうから簡単に一、二の質問をいたしたいと思います。 入場税は、比較的少額な価格による大衆的な娯楽に対する課税でありまして、一つには、それが大衆負担になるということであります。のみならず、映画、演劇、演芸、音楽、スポーツ、見せものといったようなものの芸術的な価値の高い催しもの、または健全娯楽と見られるような催しものに対して入場税の課税を行なうということは、文化国家の理念、あるいは人間性回復といま叫ばれておりますが、そうした時代的な要請に対して逆行するものであるというふうに考えられることは、申すまでもありません。また、すでにこの点につきましては同僚議員からきびしく追及も……
○竹本委員 余農債務残存元本九千三百万ドル、ガリオア債務残存元本が一億一千二百万ドルということでございますが、これは一体どういう性格の債務であるかという点と、それから最初の債務の総額がそれぞれ一億あるいは四億九千万ドルということに確定をしておるわけですけれども、どういうきめ方をしてそうなったものであるか、この二つの点について伺いたい。
【次の発言】 いまの特にガリオアの場合、信用供与になった部分と、その他のものはまあグラントということになったのだろうと思いますが、それを振り分ける場合の基準は何であったか。ただ大体の政治取引で簡単にきめたものであるか。その根拠についてはどういうことでありますか。
○竹本委員 私は、中小企業を守っていかなければならないという立場に立って、相互銀行あるいは信用金庫、信用組合といったようなものはさらに積極的にその機能を拡大強化すべきであるという考え方に立っておりますが、そうした立場で、両参考人に、簡単に二、三の質問を申し上げたいと思います。 第一は、相互銀行についてでございますが、先ほども御説明がございましたけれども、相互銀行の中小企業の融資先の件数といったものは一二、三%である、融資金額は一八%前後である、いずれも二〇%に足りないということであります。そこで、考えてみるのに、中小企業専門の金融機関であるといっておられるし、われわれもそれを期待しておるわけ……
○竹本委員 最初に大臣に、三月期決算等を見てますとすべて増益増収ということになっているようですが、その中でも銀行の利益というものが非常に大きい。私は従来大蔵省の銀行行政には、銀行局長もいられるから申し上げるが、はなはだ不満が多い。そういう意味から申し上げるのですけれども、銀行の利益は少し大き過ぎはしないかという点についてまずお伺いします。
【次の発言】 結局私は、大蔵省としては、銀行の利益というものが、まあお客さんの金を預かって右から左へ回すだけだ、これが汗水流して苦労して戦っておるそういう製造工業の利益の何倍もある、あるいは想像もできないほど多いということについて、基準を持っていないんじゃな……
○竹本委員 両参考人お疲れのところだけれども、二、三の質問をひとつさしていただきたいと思います。 まず第一は、銀行は少しもうけ過ぎはしないかということなんですが、言いにくいことかもしれませんけれども、一応お尋ねしてみたい。と申しますのは、配当については一〇%あるいは一二%ということに大体自粛をしているといいますか、これはやはり銀行の公的な性格を十分考慮してそういうことになっているのだろうと思うのです。 かつて電力の国営をやろうとしたときに、国営電力はどのくらいの利益をあげたらいいだろうかということで、当時企画院であったか、議論をしたことがありますが、その席である先輩が、こういう会社は利益を……
○竹本委員 私は、三つの問題を質問したいと思います。一つは物価問題、一つは輸入のワクの問題、一つは共同フロートの問題であります。 まず第一の物価問題については、大臣に特に大きな決意を持って対処していただいて、この際オーバーキルという問題をあまり心配しないで、思い切った物価を押える措置を講じてもらいたいということであります。インフレ、物価騰貴がたいへん大きな問題になっておりますし、これは個人としてはその生活の苦しみが非常に拡大される重大な問題でありますが、政治的な立場で考えてみましても、福祉国家建設の基盤をゆるがす大きな問題である。あるいは日本経済の根底をひっくり返す重大な問題である。私はたび……
○竹本委員 三つほどお伺いをいたしたいと思いますが、第一は、いまの荒木さんの御質問にも関連をいたしますが、アメリカの金の放出の問題についてであります。
それに入る前にまずお伺いをいたしたいのですけれども、対米スワップの拡大によりまして、一応ドルを安定させようという御努力をいただいたのでありますけれども、これを与える前提は何であったか、それから返済条件はどんなものであるかということについてお伺いをいたします。
【次の発言】 返済の条件については公表しないという国際的な約束になっておる、こういうことですか。
【次の発言】 もう一回お伺いしますけれども、三カ月でやるか繰り延べるか、その他条件はいろ……
○竹本委員 私は二つほどお尋ねをいたします。時間もおそいようですから、簡潔に御答弁をいただければありがたいと思います。 一つは、対韓経済協力をこの辺で見直すべきではないかという問題の関連、もう一つは、銀行のあり方についてやはり本格的に検討をし直すべきではないか、あわせて銀行法の改正等も取り上げるべき段階に来ておるではないかという二つの点であります。 まず第一の対韓国問題、現在きびしく問い直されているようでありますけれども、この問題について私どもの基本的な考え方を最初に申し上げますけれども、われわれは世界すべての国と友好親善で行きたい、かように念願をいたしまして、大臣もよく御承知のように、日……
○竹本委員 時間がありませんから質問に対する答えは結論だけにしていただきたいということを要望しておきます。
まず第一は、昭和四十五年をべースにして卸売り物価、消費者物価指数をとっておるようでございますが、その最近のものは幾らであるか。
【次の発言】 いまの消費者物価の指数は幾らですか。
【次の発言】 経済企画庁としては、国民がいま一番聞きたいことは物価の値上がりというものがどこまで続くのか、どの辺まで上がるのだろうかということが一つ。それからいつごろから下がるであろうかということが一つ。これについて結論だけでいいです、あなたの説明はちょっと長過ぎるから、結論だけ言ってください。
○竹本委員 いま一番重大な問題は、同僚の皆さんからも御指摘があったように、インフレの問題であると思いますが、インフレをもっぱら推進しておる田中内閣に向かってインフレをやめろということを言うのは、馬の耳に念仏みたいなもので、あまりどうも意味がないと思うのですけれども、大蔵大臣は非常な良識の持ち主でありますから、その点に敬意を表して、二、三十分御質問をいたしたいと思います。 中東の石油の問題はまことに困った重大な問題でありますが、ある意味でいえば、田中内閣にとっては天佑神助というべきものであろうと思うのです。なぜ天佑というかといえば、田中内閣のインふれの責任というものが、石油をきっかけとした物不……
○竹本委員 きょうは、緊急の問題としての、円の再切り上げを含む重要なる通貨危機の問題での特別審議であります。政府のいままでの答弁を承っておりますと、円の切り上げあるいはドルの危機というものは、何だかきわめて突然に降ってわいたような御答弁でございますけれども、これははなはだ遺憾である。現に私は、前の大蔵大臣の植木さんに、大蔵委員会においてではありますけれども、前後三回にわたって、円の再切り上げは必ずやらなければならないようになると思うがどうだということを聞いております。そして、まじめな植木さんは、主観的には円の再切り上げはないように、重大なる決意と熱意をもって当たりますと、こういう答弁をされた。……
○竹本委員 参考人には本日は御苦労さまでございます。 きわめて簡単に二、三の問題を御質問いたしたいと思いますが、まず横田参考人にお伺いいたしたいのでありますが、問題は預金金利の問題であります。 わが国の金利というものは、最近の動きを見ておりますと、不当に低い。たとえば、英国は三カ月ものの定期で一二・三%、フランスも大体それに近い、西ドイツはむしろ一五%に近い。こういうような高い金利を出しておる。それに比べまして日本の金利は少し低過ぎると思いますが、それについての参考人の感想を伺いたい。 時間がありませんから、まとめて申し上げます。 それから次には、今日のような激しいインフレ段階におきま……
○竹本委員 私は、最初にちょっと、三月に近づきまして、納税の時期ですから、税金の問題で、一つだけ簡単にお願いを兼ねてお伺いしておきたい。 それは、最近金融の引き締めの結果、中小企業の滞納が非常に多くなっていると思うのですね。新聞で一つ見たのですけれども、これは下谷の税務署管内での四月、五月の決済期を迎えた会社についてですけれども、所得がふえたけれども、手形をたくさんかかえ込んでおるとか、その他決済資金が要るとかいうような事情で、延納の手続をとった者、また滞納をしておる者、特に滞納については、前年の十倍になっておるという。これは下谷税務署だけかどうかわかりませんが、おそらく一般的な傾向だろうと……
○竹本委員 きょうはいろいろお尋ねをしたいのですけれども、最初に、先ほど理事会で出ました問題、どうも答弁がはっきりしなかったので、銀行局長にお伺いをしたいのです。 この割増金付の貯蓄という問題について、これはわれわれの考えからいえば刑法百八十七条にひっかかるような問題だというふうにまで思うわけだけれども、そういう問題については同僚議員から十分論議がありましたので、私はこれはもうやめます。ただ、先ほども理事会で出た問題で、これは銀行の二重構造みたいなものを強くしはしないかとか、あるいは割増金というか富くじというかをやる範囲が小さい場合には、非常に小さい物的な基礎の上に立っている機関は苦しい立場……
○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、本法案に反対の意思を表明したいと思います。 第一に、発想の転換という問題でありますけれども、発想の転換ということがいわれてからすでに久しいものがあります。しかしながら、発想の転換とは一体何であろうか。私は政治の質を変えることだと思います。生活の質ということがよくいわれますけれども、同様な意味において、政治の質を変革しなければならぬと思います。 今日は、大臣もよく言われるように、すべてが投機的であり、エゴイズムであり、狂乱状態であります。こうした精神状況をほんとうの意味で正常に戻す、そういう発想の転換、政治の質の変革が必要であろうと思います。そういう……
○竹本委員 最初に、初歩的なところからお伺いいたしますが、印紙税というものは、取引税とどういうふうな違いがあるのか。それから、印紙税の本質とはどんなものかという点について、局長からひとつ――。
【次の発言】 いま御説明がありましたように、取引があって文書を作成した場合に、その文書を作成したいという時点で税をかける。ではその場合に、文書を作成しない場合は全然課税がないだろう。また、文書を作成しても、印紙を張らないでおってもなかなかわからないという場合はそのままであるという点から見て、印紙税というのは本質的に不完全というか、あるいは不公平というか、そういうきらいはないか。また、そういう問題があると……
○竹本委員 最初に、国民生活関連物資にかかる弾力関税制度というものについて、二、三伺ってみたいと思いますが、これがいままではどういうふうに運用されてきておりますか、その点伺いたい。
【次の発言】 豚肉とかそれから砂糖、こういうものについて、もう少しいわゆる弾力的運用があってしかるべきでなかったか、こう思いますけれども、その点はどうですか。
【次の発言】 今回の拡充については、構想はどんなものですか。
【次の発言】 これは政務次官と局長と両方に伺いたいのですが、私は関税制度というものをうまく、それこそ弾力的に運用をして、一つは国内物価の引き下げに積極的に役立たせる。それからもう一つは、私はいつも……
○竹本委員 最初に、一つだけ関税局長にちょっと伺いたいのですが、関税定率法の第十二条のところですけれども、「食料品、衣料品その他の国民生活との関連性が高い貨物」とこう書いてある。「その他の国民生活との関連性が高い貨物」とはどういうものを予想し、考えておられるか。
それから、いま問題になっている油なんというものは、これに入るのか入らぬのか。
その二つだけ簡単に結論を伺いたい。
【次の発言】 大臣、いまの経済の国際的な秩序というものは、われわれもそれを希望しておりますけれども、自由貿易の拡大ということを前提にしておる、またその方向にわれわれ日本も努力しなければならぬと思いますが、そういうように……
○竹本委員 税法の改正を審議している過程でございますが、言うまでもなく、租税には税法としては公平の原則が貫かれなければならないと思います。さらに、税を取っておる、徴税の事務を担当しておられる皆さんの立場に即していえば、どこまでもあたたかく親切な態度でやってもらわなければならないし、また、しかしながら同時に、ある場合には非常にきびしくやっていただかなければならぬというふうに思います。 最近の国民世論の動き等にかんがみますと、いわゆる臨時の大きなもうけがあった。それに対して、税金は十分取ってもらいたいというような声が非常に多いのでありますが、私が見るところによれば、現在、会社というものが大体百三……
○竹本委員 簡単に二、三の問題をお伺いいたしたいと思います。 まず第一は、景気の見通しの問題であります。福田大蔵大臣の短期決戦、われわれは多くを期待しておるわけでございますが、幸いにして景気が次第に鎮静しつつあるということがいわれておる。私は、これで普通に進んでまいるならば、四−六期、四−六月のの間は、鎮静というよりも、落ち込みといいますか、一番きびしい事態になるのではないかと思っておるわけです。 その理由は、いわゆる短期決戦、金融引き締めといった政府の努力が次第に下部にまで浸透してくるであろうということが第一。次には、財政も四−六期になれば揚げ超になるだろうという点もあります。さらに、最……
○竹本委員 東畑参考人には、毎年どうも御苦労さまでございます。すでに同僚委員から大部分の問題は言われましたが、少し角度を変えながら、二、三の点だけお伺いをいたしたいと思います。 第一点は、税制調査会のみならず、すべて調査会というものは、政府から諮問された場合に、それに答申をする、いわゆる非常に受け身の、パッシブな形だと思うのですけれども、従来、税制調査会が独自の立場において政府のほうに積極的に建議、提案をされた例があるかどうか。 それから次には、いま懸案事項の処理等についても、いろいろ御議論がございましたけれども、もし積極的に出すというような例があり、また今後もやろうという場合に、東畑会長……
○竹本委員 私は簡単に二、三の問題についてお伺いいたします。 第一点は、自己資本の充実という問題を中心に、少なくとも外国並みの自己資本比率に持っていくために、五カ年計画ぐらい立てておやりになるお考えはないかということであります。 もう一つは、うらはらになりますけれども、過剰流動性、総理もたいへん熱心に吸い上げることをお考えになっておるようでございますが、これまた、ただ貸し出し金を回収しろということだけ言ってもなかなか具体的な指示になりませんので、やはりどの程度までは五年なら五年のうちに回収しろというところの目標を、具体的に設定する必要があるのではないかという点であります。 御承知のように……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となりました会社臨時特別税法関係四案に反対の討論を行ないます。 第一に、税法の限界について申し上げたいと思います。今日、百三十万の会社が利潤を求めて自由に行動しておる。これに対して政治や行政が介入しないことがむしろ資本主義の原則であります。そこには人々の創意くふうを生かすというメリットもありますが、同時に、悪徳業者の横行、生産の無政府状態といったようなデメリットもあり、民社党が常々混合経済を主張しているゆえんもまたここにあります。 最近における一連の悪徳業法、荒かせぎ等は国民の憤激を買うものでありまして、それは主として経済倫理の退廃、……
○竹本委員 二、三の問題についてお伺いをいたしますが、最初に韓国に対する援助の問題について、政府では近々その効果を測定するために民間に委嘱をして調査団を派遣しようというような考えがあると承っておるわけですけれども、はたしてそういう調査団派遣のプランがあるのかどうか。また、その場合にはやはり経済的効果以外に政治的な問題が重要でございますから、それ以外の効果についても見なければならぬと思いますけれども、どうであろうか。また、そういう計画が外務省のイニシアのもとに行なわれるのかあるいは大蔵省のイニシアのもとに行なわれるのであるか、そういう点についてちょっとお伺いしたいと思います。
○竹本委員 佐々木さんには今回は全銀協の会長に御就任になりまして、たいへん御苦労さまでございますが、ひとつ新鮮な感覚で大いに活動していただくように御期待を申し上げておきます。 時間もだいぶたっておりますので簡単にお伺いしたいのだが、いまの目減りの問題は、御承知のように、私も関係がありますが、全繊維同盟では大阪の地方裁判所に訴えております。裁判でどういう判決が出るかということと別に、やはり姿勢の問題として、この問題には積極的に取り組まなければならぬ。取り組み方の困難なことはいま佐々木会長の御説明のありましたとおりで、そのことはよく私どももわかります。しかしながら、根本は総需要の抑制であり、物価……
○竹本委員 再開に臨みまして、先ほど来の、ある意味においては生産性がないが、しかし実際は議会政治の基本的な問題に関連をする問題でございましたので、一口申し上げておきたいと思います。 要するに、民主主義というものは手続が一番大事だと思うのですね。国家国民のために、あるいは人民大衆のためにということはどんな独裁者でも言っているので、問題は、庶民のためにということでレールを敷いてルールができておる。それを機関を無視したり、手続を省いたりすることが一番大きな問題であろうというふうに私は思います。そういう意味において、今回の問題が、あるいは税調にかけるべくしてかけなかったとか、あるいはすでに法律が成立……
○竹本委員 私は民社党を代表いたしまして、以下三点申し述べて、反対の討論にいたしたいと思います。 第一点は、目的税あるいは特別会計を設けるについて、少し安易過ぎはしないかという点であります。われわれ民社党は、周辺整備に関しましては、その基本的な考えには賛成をするものであります。しかしながら、その特別税、あるいは特別会計を安易に設けるということでなくて、これは一般会計の中から大きな財政的な背景の中で、これにより積極的に取り組むべきであると思いますし、そうした意味において、現在十ある目的税をさらにふやそう、四十一ある特別会計をさらにふやそうといったような安易の考え方に反対であります。 第二点と……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、現下のインフレ、物価の問題を中心に、若干の質問をいたしたいと思います。 今回の内閣改造は、この物価問題に取り組む政府の決意をあらわそうとした一つの英断であったと思います。安定路線を主張しておられる福田さんに蔵相の要職を与えられたことは、これは田中さんとして一つの決断であったろうと思います。同時に、経済の破局、インフレの爆発、もしくは恒常的な物価騰貴というものを非常に心配されて、従来の行きがかりや思惑を捨てて入閣をされた福田さん、これも一つの英断であったろうと思います。その意味において、私はお二人の決断に対しては、これを評価するものであります。 た……
○竹本委員 いろいろお尋ねしたいことがありますけれども、重複を避けまして、私は二つ三つの点について御質問いたしたいと思います。 物価が二〇%以上上がれば民主主義が破壊されるということを言った人がありますけれども、確かに二〇%以上物価が上昇するということになれば、これはわれわれの国民生活の安定を確保するという上においてまことに重大な問題であろうと思います。現にイタリアのルモール内閣は、卸売り物価が四四%も上がるといったような世界一のインフレの前に一度は瓦解をいたしました。カナダがこの間選挙をやりまして勝ちましたけれども、一一%程度であったから予想を裏切って政府が勝利することができた。イギリスが……
○竹本委員 本年度のノーベル経済学賞をもらったスウェーデンのミュルダール博士、彼は私どもとは基本的にも共通する面を持っておる学者であり、私も尊敬いたしておりますけれども、そのミュルダール博士が最近の世界の経済の現状を歎き、あるいは心配をしながら、政治家たちの認識というのはあまりにも現状認識が甘い、彼らは大体において一時しのぎのお化粧でごまかしておるというような批判をしております。大体これも当たっておると私は思うのですけれども、そのミュルダール博士が、最近、八日の日でございますかに行なわれましたアメリカの大統領フォード氏の新しい経済政策についても批評をしております。フォード大統領は御承知のように……
○竹本委員 時間がありませんので簡単に申し上げます。 大蔵大臣もお読みになったことはあろうと思うのですけれども、ジェームズ・ブライスの「近代政治論」というのにたしかあったと思うのですが、デモクラシーというものは最後は金で腐ってしまって命取りになってしまうのだというようなことがあったと思うのです。日本のいまの政治状況を見ておりますと、まさしくそういう状況で、田中さんの金脈問題もその一つであるというふうに私は思います。いずれにいたしましても、選挙に金がかかり過ぎる。また派閥の維持運営に金がかかり過ぎる。特に総裁選挙にも金がかかり過ぎる。考えてみれば田中金脈問題というのは、総裁選挙に立つためのもの……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、当面の政治、外交、経済の問題について、建設的野党の立場から、いろいろ質問をしてみたいと思います。 田中金権政治が致命的に行き詰まりまして、自民党分裂の危機を前にして、三木政権ができました。われわれは、もちろん政権たらい回しには反対でありますが、野党のあり方にも問題があることを反省いたしておる次第であります。 さて、民社党は、三木内閣の発足以来、三木総理の政治改革への異常な意欲的な取り組みを評価いたしまして、しばらくその実績を見守りたいと思っておる次第であります。ただにわれわれだけではありません。日本の国民は、いま日本の政治の致命的な腐敗と行き詰ま……
○竹本委員 いろいろと伺いたいこともあるのですけれども、第一は要望にとどめておきます。 それは、先ほど武藤委員からもきわめて理路整然と述べられましたが、不況対策に対して本格的に取り組めという問題であります。しかしながら、これは私は政策を転換しろという意味ではなくて、やはり総需要抑制は総需要抑制の基本線として貫きながら、同時に二正面作戦を展開しなければならぬのではないか。厳粛な事実としてインフレがありデフレがあるのですから、政策はやはり両面に対応するものでなければならぬ。そういう意味で、私は十月十八日の委員会で十月八日のフォードの演説を引用しながら、大臣にも詳しく、二正面作戦をとらなければなら……
○竹本委員 二、三の問題についてお伺いいたします。 まず第一は、週休二日制の問題ですけれども、単に銀行の二日制の問題だけでなくて、いろいろ大きな問題が次々にこれはあるのではないかと思いますが、大臣に一般的な考え方についてお伺いをいたしたいと思うのです。 方向としては、週休二日制ということは、世界の事実を見てもわかりますように、だれも反対はないだろうと思います。ところが問題は、それをどういうふうに矛盾やフリクションなく受け入れるかということが問題であろうと思います。中小企業の立場、あるいは団地の婦人の立場、あるいは外国為替業務といったような問題、いろいろと環境を整備するというか、前提条件を整……
○竹本委員 どうも御苦労さまです。三点ほど簡単にお伺いいたします。 第一は、不景気の株高という問題について森永総裁はどういう感想を持っておられるかということであります。 すなわち、一つは、もちろん外人の買いもありますから全部とは言えないわけだけれども、国内に金融引き締めがまだ足りない、金がまだ余っておるという結果こういうことになると見るべきであるか、あるいは見ておられるか。 第二には、いまや国際的に見ても、また国内的に見ても、政策の転換は必至であるということで、転換を期待するというか、催促するというか、先取りしておると見るか、いずれにいたしましても、政策転換を前提にした株高であると見るべ……
○竹本委員 きょうはひとついろいろと伺ってみたいと思うのですが、最初に私の三木内閣に対する見方をちょっと申し上げて、森政務次官からも御意見を聞きたいと思うのです。 それは、田中内閣崩壊の後を受けて三木内閣ができまして、三木内閣にわれわれはある程度の期待も持っておるわけでございますけれども、その三木内閣が現実に政治を担当しておる過程の中においては、ばらばらが非常に目立つということであります。だから、新聞等においては、批判的な意味で、総理も二人おるではないか、総裁も二人おるではないか、大蔵大臣も二人おるではないか、幹事長も二人おるではないかといったような批判もある。私は、政治で一番大事なものは先……
○竹本委員 私は、三、四点御質問をいたしますが、結論だけきわめて簡単にお答えをいただければありがたいと思います。 第一点は、中央、地方の徴税を一本化したらどうかという問題であります。 三木内閣でいろいろ政界の浄化に御努力をいただいていることもよくわかっておりますが、そういうクリーンの問題にしても、あるいは経済の合理化や再編成の問題にしても、中央だけがやっても何にもなりませんし、地方だけがやってもどうにもならぬ。中央、地方がそれぞれともにやらなければならぬし、また中央、地方を通じてやらなければならぬ問題もあろうと思うのですね。 税の場合には、徴税のコストなんかを考えてみましても、地方の徴税……
○竹本委員 参考人の御三方、きょうは大変御苦労さまでした。櫻田参考人を中心に、きわめて簡単に、二つばかりお伺いいたします。 その前に、櫻田さんが最近いろいろと労作を発表していらっしゃるのを拝見させていただいておりますが、特に、石油の確保の量を二億五千万キロリッターに一応抑えて、それを中心に日本経済の総合計画というものを立てたらどうか、そしてまた、ある程度、石油だけではなくて、消費抑制についても真剣に取り組まなければならぬではないかという御提言がありましたけれども、私はこの点は非常に高く評価をいたしております。最近いろいろの経済論策を私も目を通しておりますけれども、このくらいまとまって御提案を……
○竹本委員 私は、たばこ、酒の問題、特に地方財政の充実あるいは自主財源の強化といったような見地からいろいろ聞いてみたいと思うのでございますが、まず最初に、今回のこのたばこ、酒の増税で、国の収入は幾ら増収を見込んでおるか、同時に地方は幾らを見込んでおるか、それをひとつ伺います。
【次の発言】 たばこの値上げ、酒もそうですけれども、値上げの場合に消費がどの程度減るという見通しで計算ができておるかという点はどうですか。
【次の発言】 一般的な問題になりますけれども、どれだけ減収になるかならないかという問題を判断するについて、四十三年度なら四十三年度の前例があるとか、いろいろ議論はあるわけですけれども……
○竹本委員 週休二日の問題につきましては、これが世界の趨勢である。三木さんもこれには前向きに賛成の意を表明された。全国的に見ましても、実質的にもうこれを実行しておるものが企業の大体半分になっている。特に最近におきましては、都市銀行等においては、土曜日は相手の会社が休んでおるために残っておっても仕事もやれたいといったような事情もある。こういう問題につきまして同僚の委員からいろいろとお話がありましたから、時間もありませんし、私は繰り返しません。のみならず、私は前回この問題を取り上げまして大蔵大臣からもお考えを篤と承っておりますので、きょうはもうきわめて簡単に一、二の問題を伺っておきたいと思います。……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております二つの法案並びにこれに関連する二つの修正案に対して、反対の討論を行います。 五つの理由を挙げたいのでありますが、第一は、政府が物価政策、これを一番優先すると言いながら、今度安易な財源対策に出て、公共料金、酒やたばこを値上げするということは、財源対策としては一つの方法かもしれませんけれども、物価を抑制するというみずからの政策に反し、またそれを国民に対して要求するみずからの道義的基盤を失うということであります。 政治において一番大切なものは国民の信頼であり、その政府、政治家の道義的な基盤であると思いますけれども、みずから料……
○竹本委員 先ほど来いろいろ御論議が重ねられておるのでございますけれども、まず第一に、この特別預金といいますか、新しい考えを打ち出して実践に移すことが遅過ぎたというわれわれの印象を非常に残念に思いますので、一口申し上げます。 銀行局長は財政金融が専門で国際政治史の方は余りお得意でないかもしれぬが、国際政治史の中にはツー・レイト・ジョンソンという言葉がある。これはジョンソンがアフリカに駆けつけたときに余り遅かったのでツー・レイト・ジョンソンというあだ名をもらったのですが、今度のこの措置はいろいろと検討にむずかしい要素があることも私よくわかりますし、また先ほど来指摘されたように大蔵省が怠慢な問題……
○竹本委員 私はきょうは一つ提言をして、大臣のお考えを承りたいと思います。 問題は、中高年の独身婦人に対する所得控除の制度を新たに考えてもらいたい、こういうことでございます。 中高年の独身婦人に対する所得控除ということを私が申し上げるのは、御承知のように、ことしは国際婦人年でもありますし、わが国の婦人の地位というものは、いろいろ問題が指摘されておりますように決して高いものではありませんし、特に中高年の独身の婦人の社会的な立場というものは非常に弱いものである。そういう意味でこの問題を取り上げてみたい、また大蔵省としても是非検討をしてもらいたい、こういう意味であります。 私自身、今日の政治は……
○竹本委員 最初に、景気の見通しについて大臣にちょっと伺いたいのですけれども、景気が上向いてくるということの期待はずいぶん前からあるわけですけれども、私はこれはなかなか困難であるというふうに考えております。その理由は、時間がないから特に申し上げませんけれども、この間ニューズウィークを読んでおりましたら、日本の経済はいまトンネルの終わりのところへ立っておる、しかし、これから先の景気がどうなるであろうかということについては余り楽観できない、理由はツーリトル、あるいはツーレイトと書いてある。要するに、手の打ち方が小出しで、そうしてツーレイト、遅過ぎる、こう書いてありましたが、トンネルのたとえも、その……
○竹本委員 時間が余りありませんから、ひとつ簡単に、明瞭に願います。 年末金融のことにつきましては、特に中小企業の立場から格段の御配慮があることと思いますし、先ほど御議論も出ましたので、遺憾なきよう要望を申し上げておきます。 第一の質問は、景気回復の見通しの問題でございますが、これも結論だけお伺いしたいのですけれども、第四次の効果というものが出るのもこれからであろうと思いますし、われわれもある程度これに期待をするわけですけれども、すでに一部では、通産省の中にも第五次対策が必要であるというような意見も出ておるようでございますが、結論として、大蔵大臣は第五次不況対策を絶対に必要でないと見ておら……
○竹本委員 私は、質問の初めに国会の解散の問題について、政治家としての大平さん、大蔵大臣としての大平さんの御意見を簡単に承りたいのです。 と申しますのは、ストの最中に国会解散論が出て、まあともかくもストが終わりましてその空気は遠ざかった、こういうような記事が新聞には出ておる。しかし私は、あの混乱の最中に、やっつけるような意味で解散をぶち食らわすというような発想はいささか感情的であるというふうに思います。しかしストが一応収拾したいまだから、改めてこの問題を考えたい。 私は理由が三つもしくは四つあるのです。第一は、ストの問題についての本当の意味の決着を国民的規模においてつけるべきである。それか……
○竹本委員 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案されております租税特別措置法の一部改正法律案に次の三点から反対の討論をいたします。 第一は、租税民主主義の貫徹に関する問題であります。 イギリスにおいては、代表がなければ租税なしということわざがあるそうでございますけれども、言うまでもありませんが、租税負担を国民の了解を得てやるということが議会政治の起こりであります。そういう意味において予算や税法の審議というものは民主主義の議会のもとにおいては最重要の課題である、かように考えております。しかるに今度の国会におきましては、予算は暫定予算、そしてまた法案については日切れ法案の名のもとにほと……
○竹本委員 私は当面の問題について三つ四つお伺いしたいと思います。 まず第一は、ロッキード事件が国民、特に納税者に与えたショックといいますか、影響についてであります。 日本はショックを受けることが非常に多くて、ニクソンショックあり、ドルショックあり、オイルショックあり、今度はロッキードショックということになって、ショック専門のようですけれども、今回のロッキード事件の国民に与えたショックは一番深刻ではないかと私は思います。税金を納めるのがばからしくなった、これでは税金は納められない。これがお互い庶民に接した場合に聞く一番大きな声ではないか、こういうふうに思います。大臣はこの問題が納税者の心理……
○竹本委員 今日の大蔵当局はいろいろ御苦心があると思いますけれども、税の自然増収がたくさんあって困りはしなかった、非常に幸いしたときと、最近のように自然減収で赤字公債というようなことで、税の収入がきわめて不安定である、見通しがなかなか困難である、こういう事態につきまして、私は改めて十分論議したいと思うのですが、最近、大蔵省がやや長期の見通しとして財政収支試算というものを示された。これは私、非常に高く評価しているのでありまして、後でまた事務当局にもいろいろと伺いたいと思いますが、そういう財政の収支の試算をすることも必要である。同時に、財政の収支の試算が計画的に確実に見通されるためには、経済のいわ……
○竹本委員 参考人には本当に長時間御苦労さまでございます。 きょうは参考人の各位から明快な御答弁をいろいろいただいた関係で非常に参考になりまして、お礼を申し上げたいと思います。 私は、重複を避けまして、二、三の点を御質問いたします。 中村参考人にまずお伺いいたしたいのですが、一つは民主主義社会というものは個人のイニシアを尊重する、自由を尊重する、そこに非常に特色があるわけでございますけれども、同時にそれは個人の責任というものをやはり厳しく追及しなければならぬ。私はだから民主主義社会には民主主義らしき新しいモラル、新しい倫理というものがなければならぬ、当然のことでございますけれども、そう思……
○竹本委員 私は、財政特例法についていろいろお伺いいたしたい点がありますが、その大部分は同僚の委員によって質問され、あるいは答弁をされております。われわれ民社党といたしましては、赤字国債のこの特例法に関しましては、まず第一に、ポイントだけ申し上げるわけですけれども、こういう三割赤字国債に依存しなければならないような羽目に陥った、あるいは陥れたという政治責任の問題。それから第二には、そういう情勢に直面をいたしまして歳入をどういうふうにしてふやしていくべきであるか。大蔵大臣は余り積極的でありませんが、歳出を根本的に見直すべきではないかというその歳入歳出両面にわたる再検討の問題。そして第三番目に、や……
○竹本委員 輸出入銀行につきましては、私どもは非常に大きな期待を持っておるわけですが、今回は貸付保証限度枠の引き上げというものが行われるわけですが、きょうは基本的な問題について二、三意見も申し上げながら、主として総裁のお考えを承りたいと思います。 ます第一は、世界貿易が去年はマイナス六%ぐらいであった。ことしは非常に大きく回復するように期待をいたしておる向きが多いのですけれども、今回の限度枠の引き上げについては、世界の貿易というのはどの程度伸びるということ、それは五十一年度だけではなくて、これから何年間かの間どの程度、どういうふうに伸びるということを前提にしてはじき出されたものであるか。貿易……
○竹本委員 きわめて簡単に二、三の問題を伺ってみたいと思います。 第一は、法人税、所得税の時効の問題ですけれども、御承知のように今度のロッキード事件については国税庁の職員の皆さんが非常に真剣に取り組んでおる、このことは国民も高く評価しておると思うのです。今度の事件で、これは国税の問題だけではありませんけれども、時効、時効と言って時効のことをみんな非常に気にする。そういうところでちょっと考えてみたのですけれども、所得税、法人税等が一応一二年あるいは特別な場合に五年。まあ法的な安定ということを考えると、余り長いということも問題でありますから、一応の期間三年なり五年なりというものがあればいいではな……
○竹本委員 参考人の各位には大変遅くまで御苦労さんでございます。国会というところは基本的人権を余り尊重しないところですから、お許しをいただきます。 私は三点だけお伺いをいたしたいと思っております。 第一は景気回復、不景気の問題と関連いたしまして、この問題。第二は銀行法改正についてということでお伺いをしたいし、第三は付加価値税を中心にしてちょっとお伺いをいたしたいということであります。 まず第一に、景気の回復の問題でございますけれども、御承知のように景気は大体二年間トンネルの中へ入りまして、やっと今度の経済企画庁の報告で底離れができそうだということでございますが、どうしてこんなにいつまでも……
○竹本委員 私は三つほどお伺いいたします。 第一は、デノミネーションの問題、第二は中期割引国債の問題、第三は物価調整減税等の問題であります。 まず第一にデノミネーションの問題です。 これは大臣よく御承知のように、やるべきか、やるべきでないかと言えば、やるべき問題である。当然なことでございまして、日本の威信のためにも、あるいは計算を簡素化するためにも、あるいはお金を大事にするという意味からもメリットもありますし、当然やるべきことだと思います。しかしながら、いまそれがやれる状態であるかということをまじめに考えてみると、当分できはしない。ところが、委員会等において、毎年のことでございますけれど……
○竹本委員 赤字公債の発行はわれわれ反対であることは申すまでもないのですが、これをどうしても認めなければならないような財政経済事情にあるということで、私どもは、特に民社党としては、八月いっぱいに特例法も通り、何とか準備ができなければ話がスムーズにいかないのではないかと、いささか心配をしておったわけでございますが、十月のきょうということに大体なりそうです。
そこで、まず事務当局に、これがおくれたためにいかなる困難というか、無理をしたかという点について、御苦労のほどをひとつ簡単にお聞きしたい。
【次の発言】 やはりものにはシーズン、時期がありますが、九月とか十月とかというのは公債発行、金融が緩ん……
○竹本分科員 私は、防衛施設周辺の土地の問題について若干の質問をいたしたいと思います。特に、その周辺の土地を国に提供した、その土地提供者の譲渡益に対する税金の問題が中心でありますけれども、これは単に大蔵省の問題ということでなくて、一体、防衛施設庁としては、その周辺の土地の所有者、特に中小企業の業者等の立場に対してどれだけの理解を持っておられるかということを中心にお伺いいたしたいと思うのであります。 御承知のように、今日の税制では、個人または法人がその所有地を防衛施設の用地として買収してもらった。そして代金を受け取ったときは、その代金でこれにかわる代替資産を獲得する。その場合に、前の土地を売っ……
○竹本分科員 私は中小企業の問題を中心に二、三お伺いをいたしたいと思います。 大臣もよく御存じのことと思いますけれども、最近における中小企業は、内外において非常に困難な条件が山積をいたしております。あるいは労働力の問題もありますし、自由化の問題も、開発途上国の追い上げの問題もありますし、特に最近におきましては、円切り問題もあれば、また商品投機に関する規制の法律をつくろうという問題も前面に出てきておるように、原材料の入手というものが非常に困難になりまして、中小企業の苦しさというものは一段と深刻さを増してきておると思うのであります。そうした点におきまして、大臣は、現在中小企業の原材料入手難という……
○竹本分科員 私は、最初に経済見通しの発表の形式の問題ですけれども、要望をかねてちょっとお伺いしてみたいと思います。 日本の政府が発表する白書がいろいろたくさんありますし、あまりたくさんあるので、白書の白書が必要であるという人さえおるぐらいにたくさんある。しかしその大部分は、みんな過去を振り向いている、うしろ向きの白書である。その中で前向きのものといえば経済見通しではないか、こういうふうに思うわけですが、そういう意味で、経済見通しというのは非常に大事で、これをたよりにして国の経済全体が動いているといっても過言ではない、かように思うわけです。ところが残念なことには、いまもいろいろ御議論がありま……
○竹本小委員 それでは、一つは銀行法の改正についてでありますけれども、いままで諮問に対する姿勢の問題を中心にいろいろと同僚議員からも質問があったところでありますが、最近における銀行の姿勢というものが社会的ないろいろ厳しい批判を受けておる。 一つは、目減りの問題で目減り補償ということだったけれども、いつの間にかわけのわからないものになっておる。実際は四十八年、四十九年の厳しいインフレ過程における目減りをどう補償するかということが問題だったのだけれども、これから一〇%の福祉定期預金をつくるというようなことでごまかしておる。 それからもう一つの問題は、いわゆるもうけ過ぎの問題で、最近は経済が不景……
○竹本小委員 参考人、御苦労さまでございます。 どうもいつも佐々木さんに苦言を呈することが多くて恐縮なんですけれども、本当は大いにほめたたえたいと思うのだけれども中間報告を読んでみると余りそういうところがないのですね。そういう意味で要望事項を中心に申し上げます。 第一は、七つの検討項目を挙げられておるそのうちの一つの項目の、しかも中間報告であるということでございますから、これに余り大きな期待を持ったり、理論的にかれこれ言うのもどうかと思う点、確かにあります。しかし、全体のにおいというか香りというか、意欲というものは紙一枚の中にも出るものですね。そういう意味から言って、この中間報告を受けた私……
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