このページでは有田喜一衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(有田喜一君) 新戦闘機ファントムに対するお尋ねでございましたが、防衛庁におきましては、この選定にあたりまして、あくまでも防衛的、技術的良心に基づいてなしたのでありまして、まず海外資料収集班を派遣いたしまして、九つの機種を考えたのであります。それを慎重に検討いたしました結果、アメリカのF4E、すなわちファントム、そうしてCL0112型、そしてフランスのミラージュFlC、この三つを候補といたしまして、この三つの機種につきまして、さらに慎重に考えまして、調査団を海外に派遣いたしまして、いろいろの角度から研究、調査いたしました。その研究成果に基づきまして、総合的な評価を行なったのでありまし……
○国務大臣(有田喜一君) 法律案の趣旨説明に先立ちまして、去る二月八日、金沢市において発生いたしました自衛隊機F104Jの墜落事故について申し上げます。 今回の事故により、地元住民の方々のとうとい生命、財産に多大の被害を与え、また、各方面に御迷惑をおかけ申したことは、まことに遺憾にたえないところであります。ことに、不幸にして、とうとい生命を失われた四名の方々に対しましては、ここにつつしんで哀悼の意を表し、その御冥福を心からお祈りいたしますとともに、負傷された方々が一日も早く御全快されるよう祈念してやみません。 ここに、被害を受けられた方々にはもちろんのこと、広く国民の皆さまに対し、深くおわ……
○国務大臣(有田喜一君) いわゆる基地に関する障害を紛争処理法案の対象の外にした理由はどうか、また紛争処理のための処理法案にかわる法律をいつごろにつくるのか、こういうようなお尋ねでございましたが、御承知のとおり、自衛隊及び在日米軍の行為並びにその施設は一般の産業活動とは根本的に違いまして、その規制及び施設の設置、変更等は、第三者機関の判断にゆだねることは許されない性格を持っております。ことに、調停、裁定等を行なうものは、文書、物件の提出、立ち入り検査等を行なわなければ公正な処理ができない場合があるのでありますが、一般の企業とは異なりまして、防衛施設にはそのようなことが不適当であります。 この……
○国務大臣(有田喜一君) 日本周辺に行なわれておる各種の偵察行動の現状及びソ連が海外で行なっておる偵察行動の実情についてのお尋ねでございますが、日本周辺海域におきましては、絶えず何らかの形での偵察行動が行なわれている模様でありまして、特に宗谷、津軽、対馬の三海峡をはじめ日本沿岸の各海域におきまして、情報収集船等各種のソ連艦艇が絶えず遊よくしておりまして、演習等に従事しておるわが自衛艦にソ連艦隊が近接してこれを追尾する事例等がしばしばあります。また、ソ連偵察機が太平洋沿岸を南下して、三陸沿岸または関東沖合いに達する、いわゆる東京急行、あるいは日本海沿岸を南下して、対馬海峡付近に達した後反転したり……
○国務大臣(有田喜一君) 米国の内務長官のマリアナ諸島などが西太平洋における新しい防衛線の一部になり得るとの言明についてのお尋ねでございますが、その言明の真相、背景というようなものが明らかでありませんので、これに論評をすることは差し控えたいのでありますが、それがわが国の沖繩に関する防衛計画に直接影響を持つものとは考えられません。 また、沖繩返還に伴う防衛計画は目下検討中でありまして、残存する米兵力がどういう程度になるかということが、いまからの問題でありますので、これをいま具体的に申すわけにはまいりません。 また、四次防はどうなるか、もちろん日本もここまで国力ができたのでございますから、みず……
○国務大臣(有田喜一君) わが国の防衛力は、日米安全保障体制を堅持しつつ、国力、国情に応じて今日まで漸進的に防衛力の整備を進めてきたのでありまして、本年度も皆さんの御協賛を得まして、防衛予算は四千八百三十億円という巨額にのぼったのでありまするけれども、しかし、全体の予算のうちの割合を見ますと、わずか七・二%にすぎない。世界の国々を見まして、総予算の一割に満たないなんというのはほとんどありません。また、国民総生産との割合を見ましても、今回の予算は〇・八四%、国民総生産との割合が一%以下なんというのは、これまたほとんどありません。こういうことを考えますと、日本の国はここまで国力が伸びてきたのでござ……
○国務大臣(有田喜一君) 本年の六月二十二日に米上院外交委員会が公表したといわれる資料によりますと、アメリカは、GB、VX、HD、BZ、CN、CS及びDMの七つの種類の化学剤を保有しておるといわれておりますが、わが日本におきましては、四百六部隊とか、あるいは朝霞の技術研究所でBC兵器でも開発しておるのじゃないかというようなお尋ねがありましたが、そういうものはやっておりませんということをはっきり申し上げます。 なお、わが陸上自衛隊の化学学校におきまして、現有の放射機を催涙剤に利用する実験を行なったことはありますが、三次防技術研究開発計画にはエアロゾール散布機及び化学剤の噴霧機等の開発は計画され……
○有田国務大臣 私も、このたびの内閣改造にあたりまして、防衛庁長官を拝命いたしました有田喜一でございます。たいへん微力の者でございますけれども、委員各位の御支援のもとにこの大任を果たしたいと思っておりますから、どうかよろしくお願いします。なお、委員長並びに各位の一そうの御鞭撻と御指導を重ねてお願い申し上げます。どうぞよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。
この改正案は、このたび提出されました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて、……
○有田国務大臣 私もこの間練馬の部隊を初めて視察しました。そのときに君たちがいろいろと希望するところはたくさんあると思うが、一番長官に対して希望するところは何かと、こういう質問を投げた。そのときに師団長が言うのにはまず住宅の問題です。それを聞きまして、いろいろと数字上の説明も聞きました。それから私はもうここら辺におる経理局長はじめ関係のものに住宅、ことにおっしゃるような曹の階級とか、せっかく結婚しましても、その新婚夫婦が入れなくて困っておる、そういう実情を見たときに、自衛隊の士気高揚の意味においても早く住宅問題を解決しなければならぬのだろうということを事務当局にもその場において申したのですが、……
○有田国務大臣 日本に沖繩が復帰すれば当然日本が防衛の責任に当たらなくちゃならぬことはもちろんであります。しかしながら、やはり日米安保条約、日本並びに日本を含む極東の安全ということを踏まえつつ、私は安保条約を基調としながら防衛の有効なる対策を立てなくちゃならぬと思っております。しかしまた、何といいましてもいまから交渉をするわけでございますから、その結果によって防衛体制はいろいろと弾力性を持ってやらなくちゃならぬ。その復帰のあとはそのときの条件によりまして善処していく覚悟であります。
【次の発言】 先ほど言いましたように、日米安保条約というものを基調としながらということを申しましたね。したがいま……
○有田国務大臣 防衛庁が人事院と違う系統でやっていることは田中さん御指摘のとおり。自衛官は特別職になっておりますので、そういう特別の体系になっておるわけです。しかし、民間へ入るときの基準と申しますか、そういうことにつきましては、大体人事院でやっていると同じような基準によってやっているわけでございますが、特にわれわれは注意しなくちゃならぬことは、防衛庁は監督機関じゃございませんけれども、いろいろと注文をやっておりますから、会社に入るときの注意としましては、いわゆる役員またはこれに相当する地位、同じく顧問とか、嘱託といいましても、重役会議に入るようなそういう役員や顧問は避けておりまして、そうして内……
○有田国務大臣 昭和四十二年度における防衛庁関係歳出の決算につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、防衛本庁の経費について御説明申し上げます。 当初の歳出予算額は、三千五百七十五億一千二百万円余でありまして、これに昭和四十二年八月以降政府職員の給与を改善するための予算補正追加額九十一億八千八百万円余、高空における放射能塵の研究等のため、科学技術庁から移しかえを受けた額五百万円余、建築交換のため、大蔵省所管大蔵本省から移しかえを受けた額四千七百万円余、南極地域観測事業のため、文部省所管文部本省から移しかえを受けた額三億六千五百万円余及び前年度からの繰り越し額十九億四百万円余を加え、既……
○有田国務大臣 石野さんのようなお考え方もあるかと思います。しかし文部省のやっております学校のいろいろな助成は、一つの基準があってやっておるわけですね。ところが私のほうになれば、そういう基地があるために特別の被害を出しておる。でありますからせっかく周辺対策として私のほうは力一ぱいやっておるわけでありますから、文部省でやらないものを私のほうでやるわけでありますから、いまのあり方でいいのじゃないか、私はいまさように考えております。
【次の発言】 教育のことはもちろん文部省が中心でやらなければならないと思います。しかし、石野さんと私のほうで立場が違うのかもしれませんが、私どもは基地というものはいわゆ……
○有田国務大臣 閣議でこの公害紛争処理法案が出ましたときは、五十条でございましたか、いわゆる基地公害は別の法律の定むるところによる、こういういまの原案が閣議で出ました。したがいまして、その決定によって、そのとおりにこの国会に上程されておるわけです。そこで、法律の条項をここに持っておりませんが、別な法律の定むるところによるというその法律は、法制局の解釈によりますと、いわゆる防衛施設周辺整備法、これがそれに該当する、こういうことであります。総理が御答弁になったのは、周辺整備法等のものがあるから、それによって運用していくのだから、別に新しく法律を出す考えはない、こういうように答弁されたわけであります……
○有田国務大臣 沖繩が返還されますと、第一義的には日本の領土となるわけでございますから、自衛隊が国土防衛の責任を持たなくちゃならぬことは当然だと思いますけれども、それから先具体的にどうなるかということは、まだそういう折衝とかいう段階に入っていませんから、ナイキハーキュリーズがうちのほうにかわってくるのだとか、そのままいくとかいうようなことは、まだ何も具体的には話を進めておりません。
【次の発言】 先ほど言いましたように、まだ具体的にどうのという段階にはなっておりません。ただ、日本のいまの本土と同じように、一義的にはわが自衛隊が沖繩を守るという責任がございますから、これは当然だと思います。したが……
○有田国務大臣 ……(発言する者多く、聴取不能)提案理由……(聴取不能)七千七百……(聴取不能)必要な人員であります。……(聴取不能)自衛隊……(聴取不能) 慎重御審議の上御賛成くださるようお願い申し上げます。
○有田国務大臣 米ソの核戦力の動向はどういうものだ、こういうお尋ねのようでございますが、米ソはすでに大威力の核兵器から、また持ち運びのできるような小型の核兵器に至るまで使用目的に応じて各種の核兵器を持っております。またミサイル基地の強化、かたく守ることですが、ミサイル基地の堅固化、あるいはまた水中開発、水中から発射するミサイル装備の原子力潜水艦の増強など、核の非脆弱性も強化されております。米ソの核兵器の開発は、今後相手方の核攻撃に対する防御手段の向上をはかりつつある。またその相手方の防御網を突破してその目標を確実に破壊する能力の増大、こういうように互いに追いかけ合うような方向に努力なされておる……
○有田国務大臣 昨日質疑中の、いまお尋ねの昭和四十年統合年度戦略見積もりという文書は、さっそく調べましたところが、確かにありました。文書はありました。しかし、御質疑の中で指摘されたような事実はありませんでした。なお、この文書は極秘の文書でございまして、事柄の性質上提出いたすことができないことは御了承願いたい、かように思います。
【次の発言】 その文書をはっきり調べました。その文書の中には御指摘のようなことはありません。それが一番はっきりしておると思います。
【次の発言】 楢崎さんもよく御存じと思いますけれども、われわれが防衛をやっておりますと、おのずからそこに秘密というものが出てくるんですよ。……
○有田国務大臣 つとめて大きな声で御答弁させていただくつもりでおります。
【次の発言】 水戸の射爆場の移転の問題は、ずっと前からの懸案でございまして、私も何とかして射爆場を他に移転さすべく鋭意努力をいま払っておる段階でございます。
【次の発言】 そのことは、三沢のほうへ行くということは、それも一つの考え方じゃないかということをこの前に言ったかと思いますけれども、現段階においては、さようなことはいま考えておりません。
【次の発言】 文字どおり既定方針によっていきたいと、こういう考えで、三沢ということはいま考えておりません。
【次の発言】 これは前々くらいになりますか、松野防衛長官のときに、新島に……
○有田国務大臣 治安に対する自衛隊の任務は、御承知のとおりあるわけです。でありますから、われわれといたしましては、与えられた任務としまして、万一の備えとして、その訓練なりをやることは当然のことと私は思っております。
【次の発言】 武器輸出の問題については、まだそういうことについて検討もしていなければ、関係各省とも協議もしておりません。
それからもう一つの教範の問題、これは御承知のとおりで、教範はやめる。それでいま指揮官心得というものを事務当局が検討中でありまして、私のところで検討するという段階になっていない。それを、この法案も通してもらったりして、私のあれにおちついたときに慎重に検討したい、……
○有田国務大臣 米軍基地に対する私どもの方針といたしましては、前提としまして、日本並びに極東の安全のために必要だというものはどうしても置かなくちゃならぬ。しかしお説のように、比較的利用度の少ないものとかあるいは遊休的なものとか、その他いろいろな条件によりまして、あるいは単に返還でなくて移転しなければならぬ場合もあります。いまのグランドハイツの問題は、汚水の問題も私はよく聞いております。御承知でしょうが、いま一応の処理をやっておりますけれども、それじゃ不十分だろう。そこで予算もとってありますから、それに対して基本的に根本的に抜本的な処理をしたい、こういう考えでいま臨んでおりますが、詳細につきまし……
○有田国務大臣 きわめて大事なことであります。人命尊重、言うまでもない。ことに二十五万の自衛隊員を統率する意味におきましても、人事管理の重要性というものはよくわかります。ただいま人事局長から数字の間違いがあったということは御指摘のとおりまことに遺憾だと思います。今後一そう事務当局を鞭撻いたしまして事故の誤りなきを期して、人事管理の万全を期していきたい、かように考えております。
【次の発言】 医官の非常に不足しておることはまことに遺憾に存じます。そこで、いま衛生局長が申しましたようにいろいろな対策を講じております。しかし私は、やはり抜本的な対策を講じないと、いまのやり方は、いいことはいいけれども……
○有田国務大臣 在日米軍基地、いわゆる基地、これにつきましては、私どもといたしましては、日本並びに極東の安全のために必要なものだ、こういうやはり前提があるわけです。したがいまして、その基地の機能を阻害しないようにということは一つ考えなければならぬ。しかしながら、その後の情勢の変化によりまして比較的利用度の少ないものもあります。その他いろいろな原因がございまして、基地周辺の人々も非常にお困りのことはよくわかっておりますが、先ほど言いましたような、その基地の日本並びに極東の安全のために必要であるという、その機能を阻害しないようにという前提に立ちまして、いろいろと折衝を重ねておるのですが、御承知のと……
○有田国務大臣 新聞には憶測記事でしょうがいろいろなことが書いてあります。実は私のほうも迷惑しておるわけなんですが、私は水戸射爆場というものを何とか早く移転しなくちゃならぬ、この気持ちはただいまも持っております。といって、ここで申したように、いま三沢にそれを持っていくというようなことは毛頭考えておりません。また新島につきましてはこれはいままでの距離の関係なんかいろいろな制約がありまして、とりあえず新島ということに一応はなっておったのでございますけれども、これは方向その他の関係でなかなかむずかしい問題がある。それでそういう条件なんかをひとつ緩和しなくちゃあの工事は進まぬということを、この間の安保……
○有田国務大臣 これは白紙で描く場合と既成事実のあるという前提の上に対処する場合とやや趣を異にすると思います。しかし、ともかく毒ガスの問題は人命に関する重要な問題ですから、これはひとつわれわれも協力して、そういうものがかりにあるとすれば、これを早く排除するということが先決じゃないか、かように思うわけであります。
【次の発言】 これはひとつ政府全体の問題としまして、それぞれの所管がありますけれども、関係各省庁よく相談しまして――おそらくそういうことは、いよいよやるとなればわが自衛隊が処理能力はあるのじゃないかと思いますので、ひとつよく相談しまして、私どもとしてはそういうものかあるかないかというこ……
○有田国務大臣 これは外交上差しつかえないという範囲なら、そういう前提がありますから、やはり、いま交渉しておりますから、それに影響があるということならば、私としても差し控えたいと思います。仰せのように、外交上影響のないという前提ならば答えるのにやぶさかでない。
【次の発言】 四次防の防衛整備計画は、御承知のとおり、再来年じゅうにはきめなければならぬ。しかし、作業に相当手間取る関係もありますので、近く一応いわゆる長官指示といいますか、そういうものは幕僚長のほうに出してみたいと思っておりますが、まだ頭の中で構想を描きつつある段階でありまして、具体的にはまだ指示はいたしておりません。
○有田国務大臣 アメリカの核戦力のことにつきましては、これは残念ながら私のほうではつまびらかにすることはできない。ただ、公表されたいろいろな資料なんかによってそんたくいたしますと、いまの極東に対する核抑止力は、おっしゃるとおり本土のICBM、それから太平洋のポラリス、それからグアムのB52、それから沖繩の核基地の四つの組み合わせによってこの抑止力ができておるような――ただメースBというのが沖繩の主力になっておるようでございますが、おっしゃるようにメースBはだんだんと古くさくなっておるというようにも聞いております。しかし、また一方においては、しばらくの間はまだメースBを現役部隊として残置しようと……
○有田国務大臣 来年度は防衛予算が多いというお話でございますが、来年度総予算のうちに占めておる防衛費の割合は、わずか七分一厘八毛程度なんですよ。前年度は七分二厘五毛だったが、総体からいえば、割合は減っておるような実情なんです。 それから、先ほどお話のありました、防衛庁の予算において国庫債務負担行為あるいは継続費が非常に多いということでございますが、なるほど御指摘のとおりでありますが、この防衛費につきましては、三次防によりまして、すでに五カ年間の一応のワクが設定されております。そればかりじゃなくて、防衛装備は性格的に調達取得に相当の期間を要するものが多い。また、計画的な生産を必要とするものもあ……
○有田国務大臣 本土におきまするところの米軍基地は、もちろん日本の安全のために大事なものであります。また、沖繩における軍事基地も、日本における安全の上において大事なものである。ただ、距離的の関係もあります。したがいまして、直接の場合もありますが、また、支援部隊としての問題もあります。そういうのであって、本質的には相違はありません。
【次の発言】 その安全、防衛という点には本質的には相違はありません。しかし、中身は、これは相当違う面があるということは当然であります。
【次の発言】 お答えします。
計画は御指摘のとおりであります。予算に来年度計上しておる分も先ほど来言われる三十四機でございますが……
○有田国務大臣 御知承のとおり、わが自衛隊は国土の防衛に当たることはもちろんでございまするが、治安出動の任務も持っておるわけです。したがいまして、平素そういう備えとしまして訓練をやっておることは事実でございますが、最近の学生騒動といいますか、ああいう事態を見ますと、石を投げたり、いままでと相当様子の変わったやり方をやっておりますから、したがいまして、私たちの訓練も、いま直ちにそんな出動なんということは考えておりませんけれども、平素の備えとしまして、いまお尋ねの防石たてとか、そういうような備えをやっておることは事実でございますが、その数量と金額につきましては、政府委員をして答弁をさせます。
○有田国務大臣 王子野戦病院はお互いに検討するということで、あの中に含まれております。
【次の発言】 王子病院の移転の問題につきましては、政府としては、移転するという方針を立てて、その移転先につきましていま米軍と鋭意折衝しておるところなんです。そこで、いまやや具体的になりますが、わがほうとしましては、米軍の持っておるいまの基地内に移転せよ、こういうことで話がほとんど煮詰まりつつあるところなんですよ。その煮詰まりつつあるときに、まだ最後の煮詰まりがしておりませんから、いまこういう所だということは、ちょっと発表しきれない状態にありますから、その点は御了承願いたい。
○有田国務大臣 仰せのとおり、水戸射爆場の問題は、ずいぶん長い間の問題です。私も東海村の原子力研究所をつくるときから、その問題は知っておるわけでございまして、しばしば科学技術特別委員会におきましても移転の決議が行なわれた、これもよく知っております。 そこで、防衛庁といたしましては、何とかこれを移転しなくちゃならぬというので、御存じでございまし、ようが、米軍と話し合いをしまして、そしてそれにかわる施設を新島にかくかくでやってくれるならばひとつ行こう、こういうことになりました。そこで新島の問題となってくるのですが、残念なるかな、新島の地元ではこれに反対されるし、またあそこは非常に漁業の盛んなとこ……
○有田国務大臣 お答え申し上げます。 実は第六航空団飛行隊所属のF104Jが、本日午前十一時十七分に百里を離陸して、本属部隊である小松のほうに帰投中だったのです。そしてレーダーの誘導を受けてだんだん近寄っておったのですが、ちょうど約千メートル上空におきまして雷が非常にひどかったようでございます。それによって推力が減退いたしまして、そして操縦不能となりまして、パイロットは脱出をしたようでございますが、それが墜落いたしまして、おっしゃるように、金沢市の泉本町に落ちまして、地上の民家が火災になりましてたいへん御迷惑をかけた。そこで、その情報が伝わりますや直ちに陸上自衛隊一個中隊を災害派遣といたしま……
○有田国務大臣 去る二月八日金沢市において発生いたしました自衛隊機F104の墜落事故について、その概要を御報告申し上げます。 今回の事故は、その航空機の墜落場所が金沢市の住宅地域であったために、その被害は相当大きく、死者四名、負傷者十七名、家屋の全焼十四戸、半焼四戸、小破七戸、屋根等の破損約二十五戸を数えまして、当地域の住民の方々の生命財産に多大の被害を与えたことは、まことに遺憾にたえないところであります。被害を受けられた方々に対してはもちろんのこと、広く国民の皆さんに対して深くおわびを申し上げる次第でございます。とりわけ、不幸にしてとうとい生命を失われた四名の方々に対しては、つつしんで哀悼……
○有田国務大臣 わが自衛隊は、核は持たない、こういういま立場におります。したがいまして、ナイキハーキュリーズは、あれは両用でございますが、核つきになれば、私のほうはそれは引き継ぎません。
【次の発言】 法制局長官の言ったとおりだと考えております。
【次の発言】 このときは自民党も社会党も一緒になって共同研究して、そうして御承知のとおりのような議員立法としていったのでありますから、よくその事情はわかっております。
【次の発言】 法制局長官の言いましたように、日本はあくまで平和利用をやる。したがいまして、つくったりあるいはみずからが所有するということはあくまで平和でいこう、こういうように、(楢崎委……
○有田国務大臣 レーダーが瞬間とまったことは事実なんです。しかし、それは雷が落ちましたときに、あそこは北陸電力の供給区域ですが、停電しちゃったんですね。そこで、レーダーが動かなくなった。しかし、御承知のとおり、レーダーには自家発電の用意がしてありますから、そこで自家発電をやりまして――すぐやったんですが、このレーダーは少しも故障が起きていませんで、停電であったんですから、したがいまして、この事故とは――レーダーが間違っておったからこの事故が起きたんじゃなくて、あの事故が起きた瞬間に停電で一時とまった、こういうことでございます。
【次の発言】 先ほど言いましたように、落雷によって飛行機は墜落した……
○有田国務大臣 沖繩が返還されますと、言うまでもなく日本の国土となるわけでございますから、小笠原の返還のときのように、わが自衛隊が沖繩を守っていくという体制はつくらなければならぬ。したがいまして、沖繩の陸上の守り、あるいはまた哨戒その他海上の守り、また空の守り、これは整えていかなければならぬと考えておりますが、しかし、この返還の態様によりまして多少異なるところもあるかと思いますので、いまそういうことを検討はしておりますけれども、かくかくになりますということは、いま言えない段階であります。
【次の発言】 検討といいましても、研究しておるということでございますから、いまこういうようなことでという具……
○有田国務大臣 これは核のないものでございますから、休養なりあるいはその他の目的を持ってきた場合は、入港を拒むわけにはいかないと思います。
【次の発言】 この問題は私の所管外の問題ですけれども、さようなことでありますので、私の聞いておるのは、御承知のとおり、これは他のレーダーのほうから放射線がたくさん出た、こういうふうに聞いておりますが、私の所管外でございますから……。
【次の発言】 兵器というものは使用の目的、そういうものによっていろいろと変わりますけれども、メースBは射程距離から言いますとたしか二千何キロだと思いますが――二千メートルですか、ちょっとあれは忘れましたが、それでそういう射程距……
○有田国務大臣 正木さん御承知のとおりに、いまの自衛隊の任務といたしまして、そういう任務ば課されてない。もし平和機構のそういうものがあるとなれば、それはやっぱり任務を変えたいわゆるシビリアンの人として行かなくちゃならぬ。こう身分を変えなくちゃならぬ。それはしかし仮定ですから、こうしますというわけではありませんけれども、法律のたてまえはそういうことになっております。
【次の発言】 そういう事実はありますけれども、それは外務省の人間として行っておると、こういうことでございます。
【次の発言】 兵器の問題は、使用の目的とか方法いろいろ考えられます。したがいまして一がいにこうだということを断定は下され……
○有田国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁職員給与法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この改正案は、このたび提出されました一般職の職員の給与に関する法律等の一部を改正する法律案の例に準じて、防衛庁職員の俸給の改定等を行なうほか、あわせて自衛官の退職手当の算定に関する特例を昭和四十年八月三十一日以前に退職した者にも適用する改正を行なうものであります。 すなわち、第一条においては、参事官等及び自衛官の俸給を一般職の国家公務員の俸給の改定の例に準じて改定し、防衛大学校の学生の学生手当及び自衛官の営外手当の額を従前の例にならい改定し、また、……
○有田国務大臣 昭和四十四年度防衛庁予算案につきまして、その概要を御説明いたします。 まず、(組織)防衛本庁について申し上げます。 昭和四十四年度の防衛本庁の歳出予算要求の総額は四千五百三十六億九千七百五十三万六千円でありまして、これを昭和四十三年度の歳出予算額三千九百六十九億三千九百三十九万五千円に比べますと、五百六十七億五千八百十四万一千円の増加となっております。 このほか、継続費として、昭和四十四年度甲型警備艦建造費で五十一億四千三百三十三万六千円、昭和四十四年度乙型警備艦建造費で三十六億五千九十二万七千円、昭和四十四年度潜水艦建造費で六十七億一千三百二十六万四千円、合わせて百五十……
○有田国務大臣 麻生さんの御質問、御趣旨よくわかりますけれども、これは単に王子病院ばかりじゃございませんで、いままで一般に基地の移転の場合に、移転先の地元の理解と協力を得られないままにそれをどこへやるというと、いままでの例だとほとんど失敗してしまっておるのです。そこで私は慎重な態度をとっておるのでございますが、これを円滑に処理するために、事前に明らかにすることを差し控えさしていただきたいのです。この間予算委員会に対しても私は答弁したのですが、他意あってそういうものをあかさないというのではなくて、この問題を円滑に処理したい、また私といたしましても、まだまだ関係方面に話もしたりしなくちゃならぬ面が……
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