このページでは石橋政嗣衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○石橋政嗣君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員綱島正興君は、去る五月二十八日逝去されました。まことに痛惜の念にたえません。 しかし、私には、正直なところ、郷土長崎のことばで語りかける綱島さんの声が、いまだに聞こえるように思われてなりません。そしてまた、豪快に笑っている姿が、まだそこに見えるような気がしてはならないのです。とにかく綱島さんは、からだや声が大きかったばかりでなく、あらゆる意味で大きな存在でした。 ここに、ありし日の綱島先生の面影をしのびながら、私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表し、つつしんで哀悼のことばを申し述べたいと存じます。(拍手) 綱島さんは、明……
○石橋政嗣君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました太平洋諸島信託統治地域に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定について、反対の討論を行なわんとするものであります。 私たちは、本件を承認することに好意的な立場をとっていたのでありますが、外務委員長の納得することのできない議事運営と、本協定の問題点について、さらに十分審議を尽くすことの必要性にかんがみ、本議場において採決することをやめ、直ちに外務委員会に差し戻し、審議を尽くした後、あらためて成規の手続を経て本会議に上程されるよう、まず、最初に要求するものであります。(拍手)この要求がいれられない限り、賛成するわけにはま……
○石橋委員 敗戦後二十年いまだにアメリカによって占領されております沖繩の祖国復帰の問題について、私は、全国民の一致結束のもとに超党派的に取り上げなければならない問題はほかにないんじゃないかと思っております。しかしながら、それは残念ながらいまのところ簡単にはできそうにないわけでありますが、とにかくお互いに努力をする必要があろうと思うのです。そこで、きょうはせっかくそうそうたる閣僚三人も出てきていただいておるわけでございますから、私もいたずらに水かけ論、実りなき議論といったような批判を受けたくございません。実のあるような議論をいたしたいと実は思っております。そのために、わが党の基本的な立場というも……
○石橋委員 私も社会党の調査団に加わりまして、佐賀県、長崎県、おもな被災地をほとんど見て回ったわけです。いまさらのように災害の大きなことを確認し、一日も早くあたたかい手を差し伸べなくてはならないのではないかという義務感を新たに感じたわけですが、それと同時に、何といいますか、ほんとうにこれでいいのだろうかという気持ちにとらわれておるわけです。というのは、災害が起きるたびに、私たちはお見舞いを兼ねて調査に行きます。そうして地元の被災者のいわゆる陳情というものを聞きます。ところが、被災者の言っておることはいつも同じことなんですね。私たちがそれに対して応待して答える返事までが同じになってしまっておるの……
○石橋委員 最初に、核兵器拡散防止条約の問題についてお尋ねをいたしてみたいと思います。 この問題は、ベトナムの戦争、中国の文化革命とともに、当面の世界情勢の中におきまして、非常に大きな関心を集めておりますいわば焦点になっておる問題だと考えております。二月の二十一日からジュネーブにおきまして、十八カ国のジュネーブ軍縮委員会というのが開かれて討議が行なわれておるわけですが、伝えられるところによりますと、五月の九日まで休会するということでございます。とにかく非常に重大な内容を含んだ、今後の日本なり世界に大きな影響を及ぼす問題だと理解しておるわけであります。日本はこの十八カ国の軍縮委員会の構成メンバ……
○石橋委員 本日恵庭裁判の判決が下ったわけでございますが、あれほど憲法九条について違憲か合憲かという議論が戦わされたにもかかわらず、最終判決においてこれの判定を避けたことは、残念だと思います。 そこで、なぜ判決の際に合憲、違憲という判定を避けたのだろうかということを考えてみますと、あまりにも既成事実としてでき上がっております自衛隊というものが大き過ぎる、これに対して違憲という判決を下した場合の及ぼす影響が大きいということを考えて避けたのではないかと私は思うのです。それがなければ、当然皆さん方の期待されるようなものが出るはずだ、私はこのように思います。 一つだけお伺いしておきたいのでございま……
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