このページでは広瀬秀吉衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○広瀬秀吉君 私は、ただいま議題となりました国債整理基金特別会計法の一部を改正する法律案に対しまして、日本社会党を代表して反対の討論を行なわんとするものでございます。(拍手) まず、最近の国債発行状況を見ますと、政府が昭和四十年度において、無計画、放漫な高度経済成長政策の失敗によって招来された経済不況、税収不足に見舞われて、健全財政を維持することができなくなった結果、いわゆる赤字公債二千億円を発行いたしまして、画期的な公債に依存する財政への道を開きまして、続いて昭和四十一年度には、建設公債の名のもとに七千三百億を予定し、六千七百五十億の発行実績を数えまして、今年度はさらに好況局面を迎えて、公……
○広瀬秀吉君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま提出されました大蔵大臣水田三喜男君に対する不信任決議案に対し、賛成の討論を行なわんとするものであります。(拍手) 以下、数点について不信任の理由を申し述べたいと存じます。 まず、第一の不信任理由は、大蔵大臣水田三喜男君が、わが国の経済、財政、金融政策等において最も重要なる部門を担当する大臣として、その基本的政策表現である予算において、真に国民大衆の福祉の向上、人間尊重の基本理念を忘れて、適確な経済見通しを持つこともなく、いたずらに大企業、独占資本の利益を追求する立場をとり、健全財政を投げ捨てて、景気中立型予算と称しながら大型インフレ……
○広瀬秀吉君 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、総理大臣及び関係各大臣に質問をいたしまして、誠意ある明確な御答弁を求めるものであります。 まず最初に、今回の税制改正を数字的に見ますと、千五十億の所得税の減税、これに対して、間接税の増税千五十億で、差し引きゼロだ。租税特別措置法の改正案をながめてみましても、特別措置の改廃によって、整理によって四十一億円増だ。そして全くそれと同じ額だけ、今度は新しく輸出振興の名において、あるいはその他の名目をもって、四十一億円減税をはかる、これも差し引きゼロだ。そこで政府は、今度の減税は実……
○広瀬秀吉君 私は、日本社会党を代表して、ただいま趣旨説明のありました所得税法の一部を改正する法律案について、総理大臣及び大蔵大臣に質問をいたし、その所信をたださんとするものであります。 まず最初に、総理にお尋ねいたしたいのであります。 四十三年度、昨年度は、財政硬直の一大キャンペーンのもとに、所得減税は一千五十億、一方、酒、たばこ、物品税の増税千五十億であり、まさに減税ゼロ、所得減税をすら受けられない低所得層に対しては、実質増税であったことを想起していただきたいのであります。しかも、消費者物価一%上昇につき必要とされる物価調整減税は七十億といわれますから、五・二%の物価上昇によって三百五……
○広瀬(秀)委員 関連して、ひとつ主税局長にお伺いをいたしたいのですが、税制上は、中小企業を一億円以上の資本金ということで線を引いておるとおっしゃったわけです。中小企業基本法では五千万円という一つの基準があるわけです。現在そういう中小企業というものをどうとらえるかということについて基本法ができているのに、なぜ税制だけ一億円以上にするのか、そういう現在の法体系にそぐわない数字をなぜとるのか。こういう点は、いま広沢議員が追及したように、中小企業に対するメリットが、租税特別措置法で非常に少ないということをカムフラージュするためにそういうことをやっているのじゃないか、それ以外にはとりようがないわけです……
○広瀬(秀)委員 交付税及び譲与税配付金特別会計法の一部を改正する法律案に関連して、地方の税財政の問題について若干質問をいたしたいと思います。 四十二年度の地方財政計画書を見ますと、先ほど阿部委員の質問に対しても、歳入の構成比を見てみますと地方税が四〇・三%になっておる、これは昨年の三八・一%が四〇・三%に変わっておる、こういうことで、漸次地方財政の姿というものが改善をされておるのだ、こういうような趣旨の答弁があったわけでありますが、長い間、地方自治というのは財政面で三割自治だということばが非常に使われてまいったわけですが、いま地方税の割合が四〇・三%になっておるということで、自治省としては……
○広瀬(秀)委員 地方財政が、実質財源が非常に貧弱だ、こういうことで、もっと地方税財源を強化しなければならない、こういうふうに言われておるわけでありますが、ことしの地方財政計画を見ましても、たばこ消費税を上げたという程度のことであって、見るべき改善というようなものもないじゃないか、こういうような状況が一つあると思うのです。 そういう中で、私どもが一つ危惧を抱く問題は、地方財政の中で占める地方債というものが非常にウエートを増してきている。比率をとってみますと必ずしもそうでないように出ておりますけれども、金額的に非常に増大の一途をたどっておる。現在、ことしの場合でも、地方債の総額は六千六百九億円……
○広瀬(秀)委員 石油ガス税法の一部改正に関連をする諸問題について若干質問をいたしたいと思います。 最初に、四日間戦争といわれた今回の中東の戦乱をめぐりまして、今日、産業の発展のために、経済の発展のためにも実に重要な地位を占めている石油の需給関係というものが、やはり三日ないし四日ぐらいで戦争は終わっているけれども、非常に不安をかもしだしたというような事情は先刻御承知のとおりでございます。このような非常に不安定の状況にある日本の石油の供給の確保、石油に対する安全保障の問題、こういうような問題が非常に心配されたわけでありますが、これからの需給の見通しと申しますか、使用量がどういうぐあいにふえてい……
○広瀬(秀)委員 旧令共済組合関係の年金改定の法律案及び公企体の年金改定の両法律案に関連をいたしまして、若干質問をいたしたいと思います。 非常に時間もおそくなっておりますので、きょうは煮詰めた質問ができないと思いますので、不十分なところは次回に譲りたいと思います。 まず最初に、非常に簡単な問題なんですが、現実の取り扱いとしては非常に不合理が出ている短期給付の問題をひとつお伺いしたいと思います。 夫婦共かせぎの場合の被扶養者認定の問題をめぐって、これは実例をあげますと、夫が国家公務員である、それで奥さんがまた働いておって、公共企業体の職員あるいは民間の職員である、あるいは地方公務員である、……
○広瀬(秀)委員 専売公社法の一部改正について御質問をいたしたいと思います。時間がないものですから、公社のほうでも、ひとつ答弁を簡にして要を得てやっていただきたいと思います。 たなおろし資産が最近非常に急速にふえておる、こういうことで今回のような措置も必要になってきたわけであります。当然のことですけれども、ただ、そのたなおろし資産がどういうわけでふえてきたかということについて若干の疑問もあるわけであります。たとえば、昭和三十九年度は国内産葉が歴史始まって以来の豊作だったというにもかかわらず、したがって基準在庫量というようなものがほぼ満ぱい以上に達した、そういう段階で、四十年度に対前年比数量で……
○広瀬(秀)委員 旧令共済、公企体共済の一部改正に関する質問をいたしたいと思います。 最初に、国鉄の厚生局長にお伺いいたします。退職一時金の問題ですが、国家公務員の共済組合法によれば、二十日から五百十五日、こういうことになっているわけです。公企体の場合は二十日から四百八十日、こういうことで、両者の間に最長期の場合三十五日の差があるわけでありますが、これは一体どういう理由であるか。そして、私どもとしては、やはり同一に、少なくとも四百八十日という公企体の退職一時金の限度額を国家公務員共済組合法並みに引き上げるべきである、こういう考えを当然に持っておるわけでありますが、その点に対して、これを直す意……
○広瀬(秀)委員 国家公務員の共済組合法あるいは公企体共済組合法、さらにまた地方公務員共済組合法、健康保険の関係、そういうものの中で、共かせぎの場合の被扶養者の認定、この問題について前回質問をいたしたわけでありますが、それぞれの共済組合法なりあるいは健康保険法なりということで、被扶養者は、主としてその組合員の収入によって生計を維持している者だ、こういうたてまえになっておるから、いわゆる被扶養者が実際にありながら、どちらからも認定を受けないで宙ぶらりんになってしまう、現実にいわゆる共済組合の医療給付を受けられない、こういうような不都合は出ないはずだ、こういう抽象的答弁があったわけであります。そこ……
○広瀬(秀)委員 いま村山委員からも前段で、今日まで行なわれてきました税関貨物取扱人法の兼業の問題と関係をいたしまして、将来の方向をどうするのだという立場でいろいろ質問をいたしたわけでありますが、いずれにいたしましても、貿易が非常に大きな規模になっている、通関輸出入貨物も多様化をしているし、スピードアップが望まれる、あるいはまた、いろいろ技術開発の急テンポに伴って新製品なんかもどんどん輸出の項目に加わってくる、こういうふうなことで、いわゆる税関の伝統といわれるものではとてもさばけない状況にきているだろうと思うのです。そういう状況を反映して、通関業務というものを近代化しよう、あるいはスピードアッ……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣にお伺いをいたしますが、大蔵大臣は、予算委員会の公債に関する質問の中でわが党の委員に対して答えられているのですが、公債発行は、昭和四十一年度からいわゆる建設公債だというようなことで、公共投資、社会資本の充実ということで公債発行政策に踏み切った、公債発行政策に踏み切ったからには、すぐにこれをやめるわけにはいかぬ、大体何年か、四、五年ぐらいは続くだろう、こういうような四、五年という表現も使って答弁をされているわけでありますが、大体、どうしてそういうように四、五年先までこれをずるずると続けなければならないのか。公債発行を打ち切ることのできる四、五年先というのは、一体どういう……
○広瀬(秀)委員 日銀総裁にお伺いいたします。 いま堀委員からいろいろ公定歩合の引き上げの問題をめぐってあったわけでありますが、最後の答えで、今後もう一厘上げるというようなことがあるのかないのかということを伺いたかったわけでありますが、大体いけるという目算だという御返事があったわけであります。総裁はことしの四、五月ごろはこの問題についてはまだ非常に慎重な、いわば中立的な立場をとられた。七月から八月にかけては急激に、特に諸外国の景気の情勢が予想外に悪いぞということで、非常に警戒警報を発せられた。そういうようなことからいえば、おそらく大かたの予想は九月――これは私も大蔵大臣に尋ねたわけであります……
○広瀬(秀)委員 まず最初に、公務員給与関係について大蔵大臣及び関係大臣に質問をいたしたいわけです。 八月十五日に勧告が行なわれましてからもう二カ月余りたっておるわけであります。大蔵省は、財源の見通しが十月中旬以降にならぬと立たない、こういうことで一体この処理をどうするのかということについていまだにめどが立っていない、こういうようなきわめて遺憾な状況にあるわけであります。したがって、公務員諸君も、争議権剥奪の代償として設けられた人事院勧告が尊重されない、完全実施されない、こういうようなことから、ことしは非常に大きな不満を持って、二十六日には職場大会なども開いて、抗議の意思を表明しようというよ……
○広瀬(秀)委員 LPGの保安の確保及び取引の適正化に関する法律案について、若干御質問をいたしたいと思うわけであります。
まず、このLPGが非常に驚異的なスピードで消費が伸びてきた、これはやはりそれだけの理由というものがあったと思うのであります。その伸びた理由というものと、今日どのくらいの家庭がLPGを家庭燃料として使用しているか。この数字を最近のもので明らかにいたしてもらいたいと思うのです。大ざっぱにいえば、大体千三百万戸くらいというようなことも言われておりますが、一番最近において調べた数字を出していただきたいと思います。
【次の発言】 いま四十二年の年の半ばで千三百六十三万戸に普及をして……
○広瀬(秀)委員 まず、次官にお伺いをいたしたいのです。 これは十二月七日の新聞に出たわけでありますが、「たばこ値上げぜひ必要、大蔵省主張」という見出しで日経に出た。ちょうどその前日に昭和四十三年産葉の収納価格問題を審議するたばこ耕作審議会が開かれて、ちょうどその重要な審議が行なわれている最中にこういう記事が出たわけであります。それで、益金率が最近の専売公社は減る一方である、こういうようなことから、来年はひとつたばこを上げたい、こういう論理のようであります。もし益金率の改善が行なわれなければ民営移管も考えている。大ざっぱにいえばこういう記事の内容になっているわけでありますが、一体これは大蔵省……
○広瀬(秀)委員 柏木局長に三点ばかりお伺いしたいのです。 第一点は、ポンド切り下げという事態が、日本の国際収支――五億九千万ドルあるいは六億ドルくらいの赤字が出るだろう、こういう予測がされておるわけでありますが、その中でどのくらい、日本の国際収支の赤字をふやすのに寄与したか、そういうものが数字的にわかっていたら、それをお示しをいただきたい。 それから、ポンド切り下げの当時に、イギリス経済の実勢あるいは国際収支の状況、貿易の状況、そういうようなものからいって、一四・三%というのは低過ぎたんじゃないかというのが当時の全般的な見方であったわけですが、その後イギリス経済は、ほんとにあれだけのこと……
○広瀬(秀)委員 官房長官に伺っておきたいのですが、さっき安宅委員の質問に答えて、政治資金規正法案はなぜおくれたのだということに対して、各方面の意見を聞かなければならないからというようなことを言われたわけでありますが、これは選挙制度審議会の答申を受けた。そこでは、世論を代表する人たちを集めて、世論を聞かれたはずですね。そうして、それを受けて、前にも本院に政府案が出たわけですよ。だから、そういうことをする必要があるだろうかということの疑問があるわけです。各方面の意見を聞くというのは、一体どこなんですか。それは主として党内調整ということのようですが、そのことと、そのほか、各方面というと、財界あたり……
○広瀬(秀)委員 経済援助資金特別会計法、余剰農産物資金融通特別会計法、これを廃止して今度産業投資特別会計、産投会計に引き継ごうというわけであります。 そこで、まず最初に御質問いたしたいのは、この経済、援助資金のほうは、その成り立ちからいって、アメリカの小麦等の農産物を輸入したその等価額を日本銀行に設けたアメリカ合衆国政府の特別勧定に積み立てる、その積み立てられた返納金のうちから、経済的措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定、こういうものに基づいてできているわけでありますが、その中で、「資金は、工業を助成し、その他本邦の経済力の増強に資するため、政令で定めるところにより、運用又は使用……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣がきょうはせっかくお見えですので、法案の質問と関連をしながら、若干当面の問題について大臣にお伺いをいたしたいと思います。 経済援助資金特別会計、余剰農産物資金融通特別会計、こういうものを今度は廃止をして産投会計に繰り入れる、こういう問題、あるいはまた、開銀法の一部改正する法律案等をいま審議をいたしているわけでありますが、産投と非常に密接な関係のある輸銀の問題がきのうから論議をされてきておるわけであります。これは今度の予算編成にあたりましても、通産大臣と大蔵大臣との間に輸銀の金利をどうするかという問題をめぐってたいへん攻防戦があったと報道されておる問題でありますが、き……
○広瀬(秀)委員 大蔵大臣に質問いたしますが、昭和四十三年度の経済見通しで、国際収支関係で約二億五千万ドルないし三億ドルぐらいの赤字という予想が立てられておりますが、輸出、輸入の関係では、輸出が大体百二十四億ドルくらいですか、ある程度の幅を持って今回は予想を立てておられるわけですが、それに対して百一億ドルの輸入、こういうことで見込みを立てておられるわけであります。一体この輸出、特に輸出関係の目標額が、はたして今日のきびしい国際情勢の中で達成されるであろうかどうか、このことをまずお聞かせいただきたいわけであります。 その一つは、アメリカの景気が一体六八年度はどうなるか。大体七%ぐらいは伸びるん……
○広瀬(秀)委員 関連でちょっとお聞きしたいのですが、いま手元に資料を持ってきていないのですが、先週か十日ぐらい前だと思いますが、輸銀の金を借りて日本の企業が、これは民間借款の系列の中でとらえられるのか、あるいは独自の立場で輸銀から借りて、いわゆる企業進出というような形で出たか、その点資料が手元にないものですからわからないのですが、いずれにしても輸銀の金を利用して海外に企業進出をして事業をやって、それでほとんど欠損でどうにもならぬ、輸銀から貸した相当額は全部きれいに負債になってしまった、こういうようなものが二十数社。そうして大蔵省も見るに見かねて、そういう不健全な企業は引き揚げろということを言……
○広瀬(秀)委員 所得税法及び法人税法の一部改正について質問をいたしたいと思います。 まず、昭和四十三年度の自然増収が九千四百七十六億だ。その見通しの根拠になった経済見通しは、総生産が実質で一二・一%、鉱工業生産も実質九%、こういうことであろうと思うのですが、その後、この経済見通しが出された後におけるポンドショック以来の国際経済環境の悪化というようなことから、国際収支の年度末の見通しも、おそらく二億五千万とか三億ドルとかいうような赤字ではなくて、もっと相当な赤字幅が見込まれるようなことになりかねない、こういうきびしい情勢が出てまいったし、最近の金市場の停止あるいはドル防衛、ドルの不安、危機、……
○広瀬(秀)委員 租税特別措置法の一部改正及び物品税法等の一部改正案について御質問いたしたいと思います。 まず、租税特別措置法の問題ですが、この問題については、もう本委員会においてしばしば論議をされ、論議は尽くされていると思うわけでありますが、その焦点は何といっても、この租税特別措置法が税の公平の原則というものを非常に乱している。そういう面が非常に強いものであるということ。さらに政策減税だといわれるが、その政策効果がきわめてあいまいではないか。これだけはっきり減税してやって、こういう成果があがりましたということが、政策当局自身も説明がどうしてもつかない。こういうあいまいさがある。 さらにもう……
○広瀬(秀)委員 酒税及びたばこ定価法の改正について質問をいたしたいと思います。 まず最初に、酒税の関係について質問をいたしますが、政府提案の原案によりますと、酒税を四百五十億円増税をする、しかもこれを四月一日から実施をするということになっているわけでございますが、審議も今日もうすでに四月に入っておりまして、まだ質問が始まったばかりというようなことでございまして、一体大蔵省として、この酒税法の改正を依然として四月からやられるつもりなのか、どこまで時期を延ばすつもりなのか。そういうことで、官房長官が五月もやむを得ないというような意味にとれる発言を記者会見でしたというようなこともあって、その点で……
○広瀬(秀)委員 一昨日に引き続いて、製造たばこ定価法の値上げに関連をする質問をいたしたいと思います。 それで前回、私は、この定価改正によっていわゆる増税になるものが五百五十億だといわれておるけれども、その増税分がどの階層に、五百五十億のうち少なくとも所得税減税を受け得ない階層にどのくらいかぶるであろうか、こういう資料を要求したわけでありますが、手元に出されてまいりましたものを見ますと、私の要求の趣旨からはたいへんほど遠いものしか得られなかったわけであります。専売公社もだいぶ苦労をされていろいろやられたことは認めるわけでありますが、非常に不十分だと思います。この点について、この表についてでき……
○広瀬(秀)委員 国立病院特別会計法の一部を改正する法律案に関連する諸問題について質問をいたしたいと思います。
最初に、政務次官にお伺いいたしますが、今回、一般会計で処理をしてまいりました国立療養所の会計を特別会計に移行をするわけでありますが、一体その理由は何なのか。一般会計でいままで支障なくやってきたものを国立病院特別会計に移行しなければならない積極的な理由、こういうものをまずお伺いいたしたいと思います。
【次の発言】 一応の説明がなされたわけでありますが、私が伺っているのは、いまおっしゃったようなことの中で弾力条項などというのは若干問題があるにしても、一般会計ではどうしてもできないという……
○広瀬(秀)委員 いわゆる中小企業関係の金融二法に対して若干質問をいたしたいと思います。 まず最初に、中小企業庁おいでになりましたのでお聞きをいたしたいのです。四十二年度中の中小企業の倒産状況でございますが、新聞の報ずるところによりますと、八千二百六十九件くらいだろうということになったわけですが、おそらく三月が入ってない数字じゃなかったかと思うのです。三月を入れますと、約九千件をこえた、こういう数字が東京商工興信所あるいは帝国興信所、両方の調べによりましても――前者の調べでは九千百七十件、後者の調べでは九千二百三十二件、こういうようなたいへんな記録破りの数字が出ておるわけであります。負債金額……
○広瀬(秀)委員 国有林野事業特別会計法の一部改正の問題に関連をして、若干の質問をいたしたいと思います。 昭和四十二年度の林業の動向に関する年次報告書の付表の三ページを見ますと、国民所得総額、第一次産業、第二次産業、第三次産業、こういうようなぐあいにして国民所得の推移が出ておるわけでありますが、この伸び率を見ますと、国民所得総額では三十六年、三十七年、それから四十一年までずっと出ておりますが、一八・五、一一七、一六・一、一三・〇、一〇・八、一六・八とこういうように出ておりますが、林業という欄を見ますと、三十六年はたいへん伸び率がよくて一二三・六、三十七年は九三・七とこれは減少をする。三十八年……
○広瀬(秀)委員 共済関係の二法案について質問をいたしたいと思います。 もうすでに共済組合法の改正案のかかるたびに問題になり、本大蔵委員会においてもしばしば附帯決議等も付しましてその善処を強く要求をしてきた問題は、いわゆる年金のスライドの問題であります。そのことが法律上も、国家公務員共済組合法の第一条の二の改正ということで、いわゆる調整スライド規定と俗にいわれるものが入ったわけでありますが、それにもかかわらず、具体化はされない、一向に制度的な前進がはかられないという現状にあるわけであります。特に昨年のこの委員会におきましては、もうそういうことではいけない、このスライド問題を解決するために責任……
○広瀬(秀)委員 昨日に引き続いて、共済二法案について質問いたしたいわけです。 きのうはちょうど恩給審議会の答申に関連しての質問をいたしたところで、恩給局関係がお見えにならなかった、定足数にも達しないということで、そこで中止になっておるわけでありますが、この恩給審議会の答申でいわゆるスライド――物価値上げあるいは賃金水準の上昇、こういうような中で恩給年金の実質価値を保全するためにどうすべきかというような問題について、その「調整規定の運用に関する意見」という第一の部門で、審議会は「五パーセント以上消費者物価が上昇した場合にはそれに応じて恩給年額を改定すべきものとし、将来におけるその実効性を確保……
○広瀬(秀)委員 前回の委員会で質問をいたしまして、その答弁がなされないままに定足数不足で散会になっているわけですが、その答弁をまず恩給局から伺って、それからだんだんに質問をいたしたいと思います。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 政務次官にお伺いしたいわけですが、国家公務員の共済組合関係については、やはり主管と申しますか、これは大蔵省だと思います。公共企業体関係は運輸省が便宜担当しておるけれども、つまるところは国家公務員との関係もあるし、また、財源問題等をめぐってもかなり大蔵省のかかわるところが大きい、こういうような点からいいまして、この公務員関係、公企体職員関係の共済組合法におけるス……
○広瀬(秀)委員 大臣にお伺いいたします。 まず最初に、来年度の予算編成に関して、大体今年度よりも一兆一千億ないし一兆二千億くらいの自然増収が税において見込めるのではないか、こういうようなことが新聞等に出ておるわけであります。そして義務的いわゆる当然増といいますか、そういうものが大体七千億程度ある。残ったものの半分は公債の減額、あと半分は大体減税に回したいということになりますと、減税規模というものもおおよそ国民にもわかるような気がするわけでありますが、その問題について明年度の減税規模というのは大体どの程度の額になるのかということを、幅のある何千億から何千億の間というようなことでけっこうですか……
○広瀬(秀)委員 ガス事業法の一部改正の件について若干質問をいたしたいと思います。 液化石油ガスの保安の確保及び取引の適正化に関する法律、いわゆるLPG新法制定の際にも当委員会に出向きまして質問をさしていただいたわけでありますが、通産省から出た資料を拝見いたしましても、四十三年度から実施をされた結果、LPガスの事故件数の推移という数字を見ましても、たいへん事故件数が減っているということで、この法律の効果と申しますかそういうものが出ているということがわかるわけであります。四十二年の百九十三件から四十三年の百二十三件に激減をしたということが出ておるわけでありますが、これと同時に、この新法施行によ……
○広瀬(秀)委員 ただいまの只松委員の質問に対しまして大蔵大臣は、直接税と間接税の比率の問題で、これは戦前とほぼ完全な、数字的にも似通った形でそれがもろに逆転をしておるということを踏まえて、間接税の比率を上げていく方向というようなことも考えられる時期に来ておるんではないか、こういう趣旨の御発言があったわけであります。直接税が非常に、六三・七ですか、というような状況になっておるということで、そういうことがやはり国民大衆の重税感というようなものに結びついている、こういう御趣旨の発言をなさったわけであります。 その際、戦前は大体六五%が間接税で、直接税は三五%ぐらいだった、こういうことでありますが……
○広瀬(秀)委員 最初に、若干IMF体制についてのごく簡単な数字からお聞きしたいのです。
これは大臣でなくてもけっこうです。IMFの加盟国はいま何カ国でしょうか。
【次の発言】 いわゆるソ連圏と申しますか、共産圏といいますか、そういうものに属すと思われる国で入っておるところはありますか。
【次の発言】 SDRが創設されるというにはいろいろ背景があったと思いますが、その中でやはり一番大きい問題は、いわゆる国際流動性不足という問題だろうと思います。これについては流動性ジレンマというようなことばもあったわけでありますが、いわゆるドル、ポンドのキーカレンシーの諸国が国際収支が均衡すると国際流動性が不……
○広瀬(秀)委員 入場税の問題は、本委員会においても毎国会といっていいくらいにずっと取り上げられてきたわけでありますが、どうしても入場税法の一、二、三条あたりのところで、たとえば課税範囲の問題、あるいは主催者あるいは興行場、こういうような定義等、どうも入場税を取られている現実の場面で、こういうものは予定したものと違うではないかというものにまで入場税がかかっているという問題を、私どもどうしても疑問を持たざるを得ない点があるのです。 それは、ある地区の一つの小さな町、人口二万くらいの町で、地区労働組合というのがある。そこで青年労働者、婦人労働者、若い人たちが、地区労の中に青婦人部というものを設け……
○広瀬(秀)委員 国有財産関係の法律案に対して、関連する諸問題について質問いたしたいと思います。 まず最初に、国有財産台帳があるわけですが、この台帳記載の価格は取得価格を原則としておるわけで、それは大体五年ごとに評価を修正していく、再評価をし直していくというたてまえになっておるわけですが、特にその中で、土地の場合に、今日土地の値上がりというものが非常に大きな社会問題にもなり、また経済問題でもある。また、物価問題の中でも非常に重要な問題だといわれているわけです。それで、きょうの読売新聞に、消費者物価が二十一年から十一倍何ぼかに値上がりしている。株の値段ですら、二十四年を基準にしまして大体十八・……
○広瀬(秀)委員 ただいま委員長から言われました議題に関して、前に質問をいたしたわけでありますが、きょうはその中で関連の問題として公務員宿舎関係について質問をいたしたいと思うわけです。
前回の答弁によりますと、大体二十五万ぐらいの公務員宿舎が設置されているという答えがあったわけでありますが、この特別会計設置後における建設の計画というもの、この特別会計あるいはそれ以外の一般会計、そういうようなものを合わせましてこの建設の整備計画というものがどういうようになっているか、この点を数字で明らかにしていただきたいと思うわけです。
【次の発言】 予定どおりの建設が促進されることが必要だろうと思います。
……
○広瀬(秀)委員 参議院の予算委員会で、総理、たいへんお疲れのことと思いますが、大蔵委員会に総理がおいでになるのは、大体一年に一ぺん程度でございますので、この委員会に関係する諸問題について、論争はできませんが、政治の最高の責任者としてそのお考えを聞いておきたい、こういう問題について御質問をいたしたいと思いますので、ひとつ率直にお考えを答弁していただきたいと思います。 まず最初に、中国貿易の問題についてお伺いをいたしますが、四十四年度の世界経済のかげり現象というようなものも、下期あたりにはあらわれるのではないかというようなこともございます。大蔵省は非常に強気で、予算の繰り延べ措置も撤回をされて……
○広瀬(秀)委員 これはまた大臣が来てから議論しなければならない問題ですが、「昭和四十四年度租税特別措置減収額の見積り概要」、これがおくればせながら本委員会に主税局から提出をされたわけです。まあこれであっても、いままでよりは少しは前進したと思うのですが、私は、租税特別措置の問題について、これも税法であるという立場から、去年からこの問題を取り上げて問題にしておるわけですけれども、いつも本委員会に、項目別に大体このくらいの減収見込みである、そういうものは提出される。しかし、はたしてそれがこの法律によって――法律を毎年改正をしておるけれども、この法律によって、はたしてこの減収額というものが見積もりと……
○広瀬(秀)委員 関連して二、三御質問をいたします。
新聞紙上をだいぶ騒がせました重要機械の免税の問題があるわけですが、一体なぜこういうような醜い汚職がこの関税を減免するということを通じて通産省において起きたのか、この原因についてどのようにお考えになり、どう対処をされておるのか。こういうことの発生する余地のないように、やはり制度をきちっとつくっておかなければいけないと思うのですが、そのことについて、通産省、それから関税局長、両方にお尋ねをいたしたいと思います。
【次の発言】 通産省からもたいへん長い答弁があったわけなんですが、これは大蔵省にも通産省にも両方に申し上げておきたいんだけれども、重……
○広瀬(秀)議員 私は、提案者を代表いたしまして、国税審判法案につき、提案の理由及びその内容の概要を御説明申し上げます。 戦後二十数年を経た今日、納税者の税金に対する不平と不満は依然として非常に多いのが現状であり、また、その不平不満を内容的に見ましてもきわめて切実なものがあることは、周知のとおりであります。 ところが、このような納税者の不平不満に対処すべき現行の権利救済制度は、その不平不満、すなわち、租税事案を正当に解決するにはあまりにも不備であり、かつ、欠陥の多いものであることは、つとに指摘されてきたところであります。 すなわち、現行の租税事案にかかる権利救済制度のもとにおきましては、……
○広瀬(秀)委員 関連。 ちょっとワンポイントずれた形なんですが、関連して質問をいたしたいのですけれども、先ほど主税局長言われましたように、また午前の答弁でもございましたように、行政不服審査法の規定というものは大体この国税通則法に今度は取り入れた、こういうことであります。これはやはり、いまの罰則の問題をめぐって行政不服審査法には物件の提出要求をすることもできる、あるいは検証、あるいは証拠書類等の提出、参考人の陳述及び鑑定の要求とかいう、こういう条項が全部あるわけであります。そういうものに対して何らの罰則規定も実は不服審査法にはないわけですね。そういうようなもので、取り入れた取り入れたと言って……
○広瀬(秀)議員 ただいま議題となりました国家公務員等退職手当法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由並びにその概要について御説明申し上げます。 日本国有鉄道、日本専売公社、日本電信電話公社が、いわゆる三公社として発足いたしまして、その職員は、国家公務員法、一般職の公務員の給与に関する法律などの適用を離れ、賃金をはじめとする労働諸条件については労使の団体交渉により決定するという公共企業体等労働関係法の適用を受け、もって企業の民主的、自主的経営の実をあげ、公社の福祉に資することと相なりまして、すでに二十年に及んでいるところであります。 この間、恩給制度につきましてもそれぞれ公共企業体職……
○広瀬(秀)委員 ただいまの租税条約に伴う税法上の特例に関する法律案について、若干質問をいたしたいと思います。 まず最初に、いままで各条約は、相手国との間に締結をされた段階において個別に特例法を出してきたわけであります。それが今度はもう十五の多きに達したというようなことがあり、また、OECDにおいて租税条約に伴うそれぞれの措置等についていわばモデルができた。また、それぞれの特例法が非常に定型化されてきたというようなことで、今回これを一本の特例法にまとめよう、こういうことが税制の簡素化という道にも通ずる。こういう点は私どもも理解ができるし、わかるわけでありますが、そうなりますと、ここでこの問題……
○広瀬(秀)委員 国税通則法の一部改正について若干の質問をいたしたいと思います。 まず最初に、国税庁長官にお伺いしたいのですが、国税庁統計年報書の昭和四十二度版が出ているわけですが、その中で、四十二度の滞納件数が三百五十一万八千九百九十六件、税額にして二千七百七十一億三千三百万、こういう数字になっております。特に昭和四十三年では、これは五月二十二日の新聞にも出ているわけですが、「国税滞納一千億円、大口ばかりふえる傾向」こういう新聞記事も出ておるわけであります。絶対額はかなりふえている、あるいは件数もふえている。しかし、二十九年当時を比較すれば、比率としてはかえって減少しているんだというような……
○広瀬(秀)議員 お答えを申し上げたいと思います。 ただいま渡辺委員からわが社会党の法案に対しまして非常に評価をなさった御意見を承りまして、私ども提案者として非常に喜びにたえないところであります。 そこで、審判請求をどこへ出すかという問題についての御質問でございましたが、私どもは、国税庁長官のした処分に対する審判の請求は中央国税審判庁に対して行なう、国税局長、税務署長、税関長、または登録免許税に関する登記、登録機関のした処分に対する審判の請求は所轄の地方国税審判庁に対して行なう、かようにいたしておるわけであります。ただし、その処分が形式的には税務署長のした処分ではあるけれども、処分書に、そ……
○広瀬(秀)委員 国税庁長官に、最初に税務調査の問題で若干質問をしてみたいと思います。これは東京税理士会でアンケート調査をやった結果なのでありますが、現況調査、事後調査、循環調査、事前調査、こういうように分けまして、事前通知があったかなかったか、それから調査内容はどういうことであったか、それからその結果どういうことになったかというようなことなどを内容とするものです。 いま私が問題にしようとするのは、税理士法第二条におけるいわゆる税務代理人、これと関係をして、こういう調査の段階で代理人である税理士に対する通知というものについてどういうお考えを持っておるのか。このことはやはり税務に非常に暗い、商……
○広瀬(秀)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、ただいま議題となりました国税通則法の一部を改正する法律案について、原案反対の討論を行なわんとするものであります。 そもそも今日、民主国家における税法の運用にあたって最も重要なことは、租税正義の実現ということであり、租税法律主義の原則も、租税公平の原則というも、いずれもこの国民の抱く通念をよりよく実現する手段、方法であるということが言えましょう。納税は、国民にとって憲法の定める義務であり、租税は、近代国家における財政をまかなう根幹的財源であります。しかし、他面において、租税は、国民から公権力により、強制的にその富を奪うという側面、国民の財産……
○広瀬(秀)委員 ただいま上程されました共済関係の二法案に対して、関連する諸問題について質問をいたしたいと思います。 まず最初に質問したいことは、共済組合の長期給付、年金制度の問題を論ずる際に最も重要な問題は、今日、高度経済成長下において、特に消費者物価を中心にした諸物価の値上がりというものが毎年続いている、こういう状況。さらに国家公務員あるいは公企体職員等の賃金のベースアップが年々行なわれる。そういう中で、いわゆる給与水準というものがきわめて上昇しておる。さらに生活水準もそれに見合ってかなりの上昇を見つつある。こういう中で年金受給者、いわゆる定額所得者、こういう人たちは、何らかの形で賃金水……
○広瀬(秀)委員 政務次官にお伺いをいたします。
この共済組合における年金制度というのは、社会保障の一環である、こういう御見解を持たれますか。
【次の発言】 そこで、これは間違いなく私どもやはり社会保障制度の一環であるという見解を持つわけであります。そういった場合に、社会保障としての年金の性格があるということになれば、この前の質問でも取り上げましたように、これは税制上単なる所得――第一線を退いて年金で生活をするというような人と、一般の現に現役として賃金を稼得しているというような人と若干違う面があるのではないかという考えが出てきて当然いい問題だと思うのです。年金を国から支給をされてそれで生活を……
○広瀬(秀)委員 自治大臣非常にお忙しくて、この委員会に二十分しかおられないということですので、質問のいわば体系のようなものから考えますと順序が逆になるわけですが、専売制度の関係について自治大臣のお考えを聞きたい何点かがあるわけであります。 それと申しますのは、十年ないし二十年を展望した長期ビジョンに基づいて中期計画を策定された、そういう作業がいま専売で進んでいるわけでありますが、その前提になるものはたばこ消費税制度を一元化して、今日の専売納付金という制度をやがて廃止をして一元化してしまう、こういうようなことが財政制度審議会なりあるいはその他公社の諮問委員会等の答申を受けて、そういうものの方……
○広瀬(秀)委員 関連して一つお伺いいたしますが、公企体共済関係になると思うのですが、過去勤務債務をいろいろ見てまいりますと、いわゆる軍人軍属の期間の通算であるとか、あるいは外国特殊法人、外国政府等に対する在勤期間の通算であるとか、そういうようなものなどが入っておるし、また恩給公務員期間というようなものもそのまま共済組合に引き継がれて債務を負担している。そういうものに対して、この前も問題にいたしました整理資源、こういうものを公務員関係については修正実額交付という形でそのつど計算の上で出している。こういうことになっているわけですけれども、公企体にはそれを出していないわけですね。この点お聞きいたし……
○広瀬(秀)委員 時間が非常に制約されておりますので簡単に質問をいたしますし、また詰めた議論ができるところまでなかなかいかないと思いますので、大臣もひとつ率直な見解を簡単に示していただきたい、このように思うわけであります。 まず最初に、予算の問題についてお伺いをいたしたいのであります。今日、申すまでもなく総合予算主義だ、こういうことでありますが、私どもは、追加補正の要因としてとりあえず公務員賃金の問題を一体どうなさるおつもりか。それから前に米価据え置きをされた段階で稲作対策特別事業費が二百二十五億あるわけであります。さらに災害対策費、これらがことしの予算の予備費九百億ではとうていまかない切れ……
○広瀬(秀)委員 ただいま議題となりました共済関係両法律案に対しまして附帯決議を提出いたしたいと存じます。 この附帯決議は、自由民主党、日本社会党、民社党、公明党を代表して提案の説明をいたしたいと存じます。 附帯決議の案文は、お手元に配付いたしておりますので、朗読を省略させていただきまして、ごく骨子だけ申し上げたいと思います。 まず第一点は、公的年金のスライド制についての要望の問題でございます。 第二の点は、公的年金の最低保障額をさらに引き上げよという問題であります。 第三の点は、外国政府等の職員期間の通算についての問題点でございます。 第四の点は、共済組合の給付に要する国の費用負……
○広瀬(秀)小委員 私は、ことしの予算関係で、財政投融資の問題でありますが、これは予算の付属書として参考程度に国会に示されたわけです。この問題は、予算総額の約半分近い数字が最近では計上されて、これだけ膨大な、しかも国民の零細な資金がこの原資になっておるにもかかわらずこの使用が一切政府にまかされている。こういう問題こそ、今日財政民主主義といいますか、そういう根本原則からいえば国会の議決を要するようにしていかなければ、公債を抱いた財政という形になって、景気調整機能とかなんとかいいますけれども、こういう問題が政府のほしいままにやられているというようなことは、日本の財政制度全般に対する一つの大きな盲点……
○広瀬(秀)小委員 一番最初に、長官から非常に過小申告だというような御発言があったわけですけれども、おふろ屋さんの場合、時代の進展といいますか、サウナぶろだとかトルコぶろだとか、あるいは個人の住宅でやはりふろくらいはつけたいというような、そういう時代の流れ、そういうようなことから、総体的にはむしろ斜陽的な傾向というものもあるし、そういう面も一つあるのじゃないかということ、それから、さっきお客さんの数取り調査を別にやったわけじゃないというお話もあったのですが、では、過小申告であるという基礎はどういうところにあるのか。これは青色申告をきちんとやったような人との同じような条件下における比較というよう……
○広瀬(秀)分科員 農林大臣にお伺いしたいのですが、農業の体質改善、構造改善、こういうものと関連をしながら、各地において土地改良事業が進められておるわけでありまして、ことしも前年度対比で約百億の予算面での増額もあるわけであります。今日まで行なった土地改良事業によってどれだけ農家所得が増大をしたとか、あるいはどれだけ新規の農地が造成されたとか、また、排水の関係やあるいは河川改修というような問題ともからんで農地が減少する場合もあるわけでありますが、そういうようなものの、いわば差し引き勘定といいますか、どういうメリットがどういうぐあいに出ているか、こういうような問題について全般的に、また、全般的にお……
○広瀬(秀)分科員 液化石油ガスの保安問題、取引の適正化問題等について質疑をいたしたいわけでありますが、その前に、開会時間を大臣の都合で三十分以上延ばしたことに対して、一体これはどういうわけなのか、ひとつ大臣の考えをこの際承っておきたいと思うのです。これは国会軽視ではないか。聞くと、記者会見をやっておられたそうでありますが、記者会見はどういう重要な内容か知りませんけれども、国会開会中に、それも三十分も食い込んでおるということを承知しながら、これは昼休みでもやれたのではないか。この点について一体大臣がどうお考えなのか、この点をまず明らかにしてからでないと質問できないと思うのです。
○広瀬(秀)分科員 都市計画区画整理の問題について質問をいたしたいと思いますが、今日、都市計画あるいは土地区画整理事業を実施した個所において、そのあと始末の問題が全国的に非常に停滞をしておくれておる、こういう問題が非常に多いわけでありますが、換地指定の問題あるいは町名地番の変更の問題とか清算金を徴収する面、支払う面あるいは登記の事務、そういうようなものは全くおくれている。こういう問題に対して、建設当局としてどういうように指導をし、どういうように促進をされるか、この点について、まず全般的なお考えをお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 たとえば、私の出身の宇都宮に例をとりますと、昭和二十一年……
○広瀬(秀)小委員 一つだけお伺いしたいのですが、公債をかかえて資金の流れが変わってきたというようなことも、金融再編成の一つの大きなファクターにもなっているというお話があったわけですけれども、いま国債が非常に値下がりをしているわけですね。それで、先ほども市中銀行の引き受けだというお話がありましたが、かなりの高率で市中銀行でシンジケート機関をつくって消化をされておるわけでありますが、四十八銭の手数料をいただいても、なおかつ十二銭台を割れば、これはキャピタルロスが大きく出てくるだろうと思うのですけれども、いまや五銭とか、あるいは九十八円の大台を割るかもしれぬというような情勢まである。もちろん、この……
○広瀬(秀)小委員 職員二十三名増員の経費が四百八十一万円、これは採用の時期と関連があるんだろうと思いますが、平年度でどれくらいになるのですか。
【次の発言】 もう一つ、納入出版物代償交付金、これをちょっと説明してください、大体見当はつきますけれども。
【次の発言】 ちょっと聞きたいのですが、大体休まなくてはならぬ時期のめどは何月ごろということになっておりますか。
【次の発言】 ひとつ要望しておきますが、そういう若干の時期的なズレなんかは工事の関係ですからあると思いますが、図書館を利用する議員にとって非常に大きい問題ですから、大体いつごろの時期になる、それから、どの期間は新聞雑誌の類だとか、い……
○広瀬(秀)分科員 東北自動車道の問題について、建設大臣並びに関係局長にお伺いをいたしたいと思います。
まず最初に、この東北自動車道は、最終的に何年までに完成を目標にされておるか。それからまた、栃木県関係、東京から宇都宮までが第一期工事とされておるようでありますが、これの完成の目標年次というようなものについてちょっとお知らせをいただきたいと思います。
【次の発言】 岩槻―宇都宮間はどのくらいですか。
【次の発言】 いま栃木県でも県会が開催中なんですが、この工事が予定よりも非常にずれ込んでいるということがかなり問題になっておるわけでありますが、予定よりどのくらいずれ込んでおるのですか。
○広瀬(秀)分科員 大臣にまずお伺いしますが、三月十二日に物価安定推進会議が公共料金の安定及び牛乳価格の安定について見解をまとめて、総理大臣にたしかきょう正式に中山会長から答申が出されていると思うのでありますが、その中で非常に重要な問題が指摘されておるわけであります。国鉄経営が今日非常な危機的状態にあるということから、運賃値上げの問題ともからんで、経営再建特別委員会の強力なやつを早くつくるべきだ、こういうものが出ておるわけであります。これについて運輸大臣として、国鉄経営を何とかして改善をしなければならないという見地において、この問題をどう受けとめられ、どう対処されようとされますか。
○広瀬(秀)分科員 私は、きょうは東北縦貫道建設に伴って、関連して起こります農業問題等についてお伺いいたしたいわけであります。 最初に農林省にお伺いをいたしますが、縦貫道が非常に大事なものであることには変わりはないわけでありますし、私どもも基本的に東北自動車道に対して賛成の立場をとったわけでありますが、しかしその中で農業が非常に無視されるような形というものが出てくる、あるいはまた農業に生活を依拠している農民の立場というものが比較的軽視をされて押し通るのでないか、私はこういう不安を持つわけであります。まず、その一つの例が、たとえば栃木県に矢板というところがあるわけでありますが、これはたしか四十……
○広瀬(秀)委員 運輸大臣がまだ来ておりませんので、若干数字の問題について聞きたいと思いますが、その前に、今度の国鉄運賃法の改正を、まず閣議決定をしてしまったあとで公聴会をやられて国民の意思を聞いたという、こういうべらぼうなことが行なわれている。これは今度の国鉄運賃の基本的性格を物語るものだと思うのですが、その中でほんとうに家庭の主婦なんかが、これ以上物価が上げられてはたいへんだ、国鉄運賃が上がれば必ず物価に響いてくるということで、家計のやりくりももうつかなくなりますよということを涙ながらに訴えたということが、漏れ伝えられておるわけであります。しかもそういう庶民、国民大衆の気持ちというものを聞……
○広瀬(秀)小委員 いま国会図書館は一般に開放して閲覧させておるわけでしょう。
【次の発言】 これらの利用状況というのは、いまどうなっておるのですか。
○広瀬(秀)分科員 運輸大臣、国鉄総裁に対しまして、主として国鉄の経営問題と赤字線廃止の方針との関係等について御質問をいたしたいと思うわけであります。
国鉄経営が赤字が非常に累積して苦しい状況にあるということは、今日ではもはや全国民の常識になりつつあるわけでありますが、こういう赤字というものが一体どうして急速に――急速にといっても、かなり長い時間かかったわけでありますが、そういう状況に落ち込んだのか、その点についての総裁のお考えと、それから運輸大臣のお考えをまずお聞きいたしたいと思います。
【次の発言】 いま総裁からるる御説明があったわけでありますが、要するに、新しい設備投資をしなければなら……
○広瀬(秀)分科員 私は東北縦貫道建設の問題、さらに八ツ場ダムの建設の問題、河川敷の問題、三つの問題について建設大臣並びに関係局長にお伺いをいたしたいと思うのです。 いま柴田委員から中国地区の縦貫道の問題についていろいろ御質問があったわけでありますが、東北縦貫道も第一期工事分といいますか、岩槻―鹿沼間というようなことで予定されておるわけであります。その後いろいろ地価の値上がり等もあったり、あるいはその他地権者との折衝の問題もあったりした面で、この建設の計画進行の状況、そういうものをもう一ぺん年次計画別に、昭和四十四年度にはどういうところまでやりたい、四十五年度にはどういうところまでやりたいと……
○広瀬(秀)分科員 私は、近く国会に提出を予定されているといわれますガス事業法の改正等をめぐって、関連する諸問題について通産大臣に質問をいたしたいと思うわけであります。 一昨年国会でLPGの保安の確保及び取引の適正化に関する法律が成立したわけでありますが、現在家庭燃料あるいは業務用燃料、こういうようなものでLPGが家庭用燃料だけでも、あるいは業務用のものも含みますが、約千三百万戸の供給をいたしておる。いわゆる百年の歴史を持つ都市ガス事業者のそれらに対する供給は六百五十万程度というようなことだ、そういう数字が出ておるわけであります。そういう事態を踏まえて、通産大臣は、今回のガス事業法の一部改正……
○広瀬(秀)分科員 私は、いわゆる今日の過疎問題と申しますか、経済の高度成長の急速な展開以後、一方において都市化現象が急速な勢いで進む、その反面においては、この過疎現象が非常に深刻な問題になってきた、いわゆる農山漁村というようなところからどんどん人口が流出をしておるわけであります。都市における労働力不足というようなことで、今日非常に問題化されておりますが、三十年から三十四年にかけて年々雇用の増加が七・五%、三十四年から三十八年が三・六%、あるいは三十八年から四十二年は四・六%、こういうように雇用の増加が幾ぶん四十二年度あたりになって下がってきたというのは、このことはやはり労働力不足の一番大きい……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。