このページでは渡部一郎衆議院議員の31期(1967/01/29〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は31期国会活動統計で確認できます。
○渡部一郎君 私は、公明党を代表いたしまして、総理の所信表明に対し若干の質問をいたすものであります。 まず最初に、外交問題について伺いたい。 総理は、このたびの所信表明の中で、勇躍東南アジア諸国の歴訪を計画されておりますが、その目的については、実情の認識であるとか、友好親善であるとか、あるいは各国首脳と会うとか等をあげられておりますが、それは行動にすぎないのであって、どういうような内容を持って訪問されるかは、はなはだもって不明確であります。したがって、まずその意図をもう一回具体的に明らかにしていただきたい。 特に、南ベトナムについては、従来わが国がベトナム戦争に不介入の方針を堅持してまい……
○渡部一郎君 私は、公明党を代表いたしまして、日本海の最近の情勢に関するただいまの外務大臣の報告に関連し、総理並びに関係大臣に質問を行なうものであります。どうか国民と語る姿勢で、落ちついて御回答を賜わりたいと存じます。(拍手) 十五日の米海軍偵察機EC121撃墜事件に関して、米国政府は十九日になって、大統領から護衛つき偵察飛行の再開という対応措置を発表し、今後、同様事態が発生した場合には、無警告報復を行なうと威嚇し、さらに、日本海に空母四隻をはじめとする二十三隻の艦艇よりなる第七十一特別機動艦隊を編成、投入してきたのであります。続々と北上、対馬海峡を遊よくする米艦隊に対し、ほぼ同数のソ連艦隊……
○渡部一郎君 私は、公明党を代表して、愛知外務大臣の報告に関し、深い憂慮を込めて、若干の質問を行なうものであります。 このたびの日米交渉におきまして、愛知外務大臣は、沖繩返還に対する日本国民の総意を代表し、沖繩の即時無条件全面復帰の熱願をアメリカに十分伝えることが最も大事な問題でありました。しかしながら、ただいまの報告から判明することは、即時返還でもなければ、基地抜き返還でもない、核抜き返還という最低限度の要求さえ見通しをつけることができなかったばかりか、何一つ約束を取りつけぬ前に、いたずらに陳情と媚態の限りを尽くし、譲歩に譲歩を重ねてまいったと言うしかないのであります。このことは、沖繩県民……
○渡部一郎君 私は、公明党を代表いたしまして、先日沖繩の米軍基地において発生いたしました毒ガス問題などにつきまして、佐藤総理及び関係大臣に緊急質問をいたすものであります。 政府は、毒ガスを含む化学兵器及び生物兵器に対してどう考えておられるか。これに対しては、これらの残忍非道の兵器というものは、人類に対する許しがたき犯罪であり、人間性の否定としか考えられないものであります。従来、わが国民は、このような兵器を、平和憲法のもとに両立させることはとうてい不可能なものであり、わが国に保有されることもないと考えられておったわけであります。しかるに、これらの兵器に対する政府の所見はどのようなものでありまし……
○渡部委員 時間をさいていただきまして、まことにありがとうございます。 私は二つ伺いたい。 一つは、先ほどからの質疑全般を通じてでございますが、まず、外務大臣はアメリカの政府の方ではない、かように私は確信するのであります。したがいまして、外務大臣は興奮してこられるせいでございましょうか、質問が失礼にわたるせいでございましょうか、ときどき非常にかたくなな姿勢を示されるようでございますけれども、私は、同じ日本国民の一人として、また沖繩同胞と生まれを同じくする日本人の一人といたしまして、外務大臣は、いまさまざまな要望があげられております、ここにあげられました要望については承知した、私は日本男児、……
○渡部委員 私は、公明党を代表し、ただいま議題となりました沖繩居住者等に対する失業保険に関する特別措置法案に対し賛成するものであります。 今日まで、日本の失業保険法あるいは船員保険法の適用を受ける者が沖繩におきまして失業している場合、また、沖繩失業保険法の適用を受ける者が日本国内において失業した場合、保険給付が受けられませんでした。日本が潜在主権を持つところの沖繩に対し、むしろ一歩進んで言うならば、日本の一部である沖繩におきましてこのような差別が行なわれておったということは、まことに納得のいきかねることでございました。幸いにして、このたびこの法案によりましてこの問題が解決の一歩前進へ向かいま……
○渡部委員 このたびは委員会の皆さま方の御激励を受けまして沖繩へ行かしていただきまして、いろいろなことを観察さしていただきました。まず皆さま方にお礼を申し上げたいと存じます。 つきましては、そのいろいろな問題を見てまいりました都合上、現地の問題についてこちらで考えているのとだいぶ違うニュアンスを感ずるのであります。たとえば、いまお話しになりました下田発言のごときについても、現地においてはまことに悲惨をきわめるほどの反応が起こるということであります。こちらのほうではちょっとした遊びのような発言が、地元では重大な事項として考えられる、日本政府の全体的な動向として考えられる。沖繩の人々は、もしも返……
○渡部委員 私は、ただいま議第となっております宮古群島及び八重山群島におけるテレビジョン放送に必要な設備の譲与に関する法律案に対し、公明党を代表して賛意を表するものでございます。 この法律案ばは琉球政府にテレビジョン放送施設を譲渡し、沖繩先島地区でのテレビジョン放送の視聴を実施しようとするものでありますが、すでに沖繩本島においては昭和三十四年以来テレビ放送が実施されておりますにもかかわりませず、宮古、八重山の両群島においてはテレビ放送の視聴もできないし、そのできないという事実の上から、住民の福祉に対する立ちおくれや、あるいは近代文明を味わうべき問題が大きく懸隔を持っておるということは、まこと……
○渡部委員 一言外務大臣にお伺いさしていただきます。 沖繩の施政権の分離返還につきましてアンガー高等弁務官が意見を表明されているようであります。新聞によりますと――もしお読みにならないならばこれを差し上げますが、高等弁務官が二十七日那覇市におきまして記者会見を行なった席上、「日本と沖繩で施政権分離返還についての動きがあるが、実現はきわめて困難で、またこれが可能な方法であるということを聞いていない。基地と施政権の二つは複雑に関連しており、基地の機能を十分発揮するためには分離することには支障がある。」と述べております。私の質問は簡単ですが、これについて外務大臣の見解をお伺いしたい。
○渡部委員 今回の御調査、まことに御苦労さまでございました。
ただいま貴重な御意見を伺いましたが、日弁連の調査報告書についてはいつごろでき上がるか、それがまとまるものか、それをお伺いいたします。
【次の発言】 それではもう一つ伺いますが、現在祖国復帰運動というものが非常に行なわれて、現実の政治プログラムに組み込まなければならない段階にありますけれども、たとえば経済問題等の問題におきましては、非常に祖国への即時復帰というものは困難件を感ずるという、現場のほうの反対論というものがかなりあるわけであります。私はその辺で心配するのでありますが、皆さんがお調べになった司法制度、そういった全般的に復帰を……
○渡部委員 私は公明党を代表いたしまして、本決議案に対しまして賛成の意を表明するものであります。 沖繩問題等に関する特別委員会の本国会におけるところの審議は、まさに本国会におけるところの注目の的であったと言っても過言でないと存ずるのであります。しかしながら、この沖繩問題は、実質上アメリカの軍政下にある現在の沖繩に対して、いかにして多年の念願であった祖国復帰を達成することができるか、その重大な目的をその肩にになって審議をスタートしたのであります。しかしながら、遺憾ながら、この審議の過程を通しまして、私たちは、必ずしも審議が十分に行なわれたとは言えませんでしたし、また熱心でもなかったということを……
○渡部委員 それではさっそくお伺いをさせていただきます。私は核拡散防止条約につきまして、まず最初にお伺いしたいと思います。
ただいま曽祢さんのお話にもありましたイエス、バットのうちのバットのほうをきょうは少したくさん伺いたい、こう存ずるのでございます。
ただいまフォスター氏との会見の問題につきまして御説明がございましたけれども、ドイツのほうからおいでになりましたブラントさんとの会見の模様等につきまして、各所においてお話が出ておるようでございますが、この際まとめてあわせて御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御発言でよく了解さしていただきましたが、先日特使をお二人お出しになり……
○渡部委員 このたび大阪において万国博覧会が行なわれることとなりまして、私どもも、この条約に関してだけでなくて、万国博覧会のあり方というものについていろいろな面で感ずるところが多いのであります。したがいまして、本日は博覧会条約における改正点を含めて、本質的な問題やら今回の万博の問題等について、からめて両方をお伺いしたいと思うのであります。 第一に、万国博覧会については戦争中に一ぺん停止になったことがありましたが、この万国博覧会自体のこの条約の改正文を審議するにあたりまして、万国博覧会というものを実施することが一体どのような効果があるものであるか、私はこういう原則的な問題について明らかにされな……
○渡部委員 私はやはり中近東の問題が現在の時点で最大の問題でありますので、それについてお伺いしたいと思います。時間があまりございませんので、簡潔にお答えくださってけっこうだと思うのでございます。 まず、その原因についてでございますけれども、原因をどう見るかによって、われわれのこの問題に対する影響性も立場も全く変わってくると思うのでございます。聖書の昔にさかのぼってその原因をさかのぼることは、政治としてはよろしくないと私は思うのでございます。二千年の昔にさかのぼりますと、たいていの国々は相当な戦い、戦闘状態をやっておるわけでありますから、現実問題としてこの原因をどうお考えになるか、その取り組み……
○渡部委員 御質問をさしていただきますが、だいぶおそくなりましたし、それからいままで尊敬すべき同僚議員から多数の御質問がございましたので、私は簡明にこの問題を処理したいと思います。
この旅券法の特例に関しまして、私はしごく簡単なことから伺ってまいりたいと思うのでありますが、まずこの旅券法の対象となりますものは、この旅券を得ます場合に、これは沖繩における旅券法の対象となる人々はどういう人々であるか、それをもう一度明確にしていただきたいと思うのでございます。
【次の発言】 それでは私は申し上げるけれども、この旅券法に関しましては、沖繩側において、南方連絡事務所において旅券の発給を受けるべき人々は……
○渡部委員 いままでの数次にわたります質問によりまして、この条約についての欠陥が非常に明らかになってまいったのでありますが、私はこの条約の不備について今後の努力をお願いしたい、こういう考えでございます。 と申しますのは、核拡散防止条約あるいは部分核停条約あるいは南極条約、それからこの条約と、宇宙及び天体に関する条約あるいは核兵器に関する条約というものは、これから先大いに積み上げられていかなければならない問題でありますが、米ソ両国を柱とするこのような条約の締結というものは、きわめて不十分な妥協に終わるということは当然理解ができるのであります。したがって、欠陥のあることは明らかであるが、その欠陥……
○渡部委員 それでは国際電気通信条約及び関係議定書に関する質問を行ないたいと思います。
この条約に関しまして今回いろいろな改正点があるわけでありますが、改正の重大な要点について高島さんから御説明していただいたほうが時間的にも短くなると思いますので、改正要点について御説明を願います。
【次の発言】 主管庁会議に通常、特別、臨時、この三主管庁会議を世界主管庁会議と地域主管庁会議の二種類に分けたその理由はどこにあるのでしょうか。
【次の発言】 この条約に関してでありますが、この条約に関しましては、日本が結んだ他の条約、たとえば南米における所得に対する条約等と違いまして、沖繩に対する留保のようなもの……
○渡部委員 だいぶ時間もおそくなっておりますし、私は、端的に二点についてお伺をしておきたいと思います。率直にお答えをいただければしあわせでございます。 まず第一に、北方領土の件でございますが、今回中間的なものを日ソ両国間で討議するというふうに伺っております。この中間的なものというものは、やがて結ばれるであろう平和条約と現在の日ソ共同宣言との間の条約であるという意味なのか、それともまた時間的に中間的なものであるというのか、またあるいはこれは新たなる別の政治的な折衝の結果としての中間的なものであるというのか、その中間的なものであるという意味合いをどのようにおとりになったのか、明らかにしていただき……
○渡部委員 ただいまの北方領土の問題に関する視察に関しましての鯨岡委員の御説明につきましては、まことにその労を多とするものでありますが、肝心かなめの固有領土の範囲内の問題については、いささかいまのお話とは違う趣があったということを、私は追加して申し上げなければ、当委員会の視察が、一体何を視察してきたかわからないような実情なんじゃないか、そういう問題から私は一言つけ加えたいと思うのであります。 それは、北方の固有領土の問題は、ただいまのお話の中では、現地においては歯舞、色丹、国後、択捉と、この四諸島の中に統一されている、こういうようなお話でございました。確かにこれは、根室におきましてわれわれの……
○渡部委員 私は総理に対して御質問したいと思います。 まず、先ほどの北方領土の範囲に関する鯨岡委員の御質問に対する御回答でありますが、私は重大な国策の変更ではないか、こう思うのであります。すなわち、従来、北方領土の領域につきましては、政府から確たる御言明はございませんでした。ただ、その他の書類の中に、北方地域の範囲については政令をもって定めるということが、南方同胞援護会の法令の中にもございますし、その他の中にもございます。また、北方協会の取り扱うべき範囲内の文書の中にもございます。ところがこの法令に関しましては、「総理府設置法第三条第二号に規定する北方地域の範囲を定める政令をここに公布する。……
○渡部委員 私は、小笠原諸島の返還の問題につきまして、まずお伺いをしたいと思うものでございます。 沖縄返還の問題と小笠原返還の問題とは、重大な関連性があり、現在小笠原諸島の返還方式につきましては、沖縄返還の重大なる前提条件になるものと考えるものでございます。したがいまして、私は、小笠原諸島の返還方式、現在のあり方等につきまして、政府、内閣総理大臣並びに関係閣僚の方に御質問を申し上げたいと思うものであります。 まず、十一月の二十九日、三木・ジョンソン会談におきまして、小笠原諸島の返還に対しましては、奄美群島を返還した際に行なわれた方式をそのまま小笠原諸島の返還方式に採用しようということが確認……
○渡部委員 さっそくでありますが、ただいまの外務大臣の御発言の中から、ちょっと私の質問をさておきまして、もう少しお確めをしないと話がわからないことが多少ございますので、まず伺いたいと思います。 一つは、総裁選挙を境とせられまして、依然として内閣は自由民主党であるから、沖繩問題のような問題について、そう方針が変わることはない、そういうお話でございました。総裁の候補者の三人の方々の沖繩問題に対する態度が同じだったら、私はそのままいまの御説明で十分だと思います。ところが、三人の方が全く同じであるかというと、多少ニュアンスの差があるのではなかろうか。それは大きく国政に反映してくるのではないか。これが……
○渡部委員 だいぶ時間がおそくなりまして恐縮でございますが、私は、自治大臣も御存じのように兵庫県一区の選出でございまして、有馬の池之坊満月城の火災につきましては、火災が発生して間もなく現場に飛び込んでいきまして、現場を視察してまいりました一人であります。その立場から、最高のとうとい人命というものを守るためにはより適切な手が打たれなければならない、したがって、この問題についてただいまから質疑を試みたいと思うのであります。長時間経過しておりますので、簡にして要を得た御答弁を承りたいと存じます。 第一に、私は、先ほど社会党の尊敬すべき同僚議員が御質疑になりました際に、自治大臣も消防庁長官も、なくな……
○渡部委員 私は、公明党を代表いたしまして、本日まず質問のうち、政府の政治姿勢に関する質問をいたしたいと存じます。 第二の吹原産業事件といわれ、政界において黒い霧がまつ黒にうわさされておりますこの事件につきましては、国民に対して重大な失望と反感と疑惑を呼んでいる一大不祥事であります。したがいまして、私はまず佐藤総理にお伺いしたいのでありますが、このような不祥事件が依然として頻発をし、日本の国内において、大きな政界に対する不信を招き寄せるよすがとなるのは、一体何に原因するのであるか。少なくとも今回の事件の対象となっております相手といいますのは、佐藤総理の率いられる自民党議員が顔を出し、また政府……
○渡部委員 本日は非常に時間が少ないようでございますから、私は、きょうは議論というよりも、外務大臣のお考えについて私はまだ存じ上げていないところが多いものですから、領土問題が非常にからんでおりますので、領土関係の問題について、一つずつお伺いするのも非常に妙な話なんですけれども、一つずつお伺いしたいと思うのです、立場が少しずつ違いますから。 一つは樺太、それから千島列島、それから現在政府が北方領土として問題にしております歯舞、色丹、国後、択捉の一諸島三島に関する問題、それから今度はいわゆる台湾に関する問題、もう一つは竹島に関する問題、こういうものを一つずつ、いずれも日本の周辺地域で戦争後の処理……
○渡部委員 それでは、北方領土問題対策協会法案に関しての質疑を、前回に続きましてもう一回いたしたいと存じます。
前回きわめて不明瞭でありました、会長及び副会長の両方が代表権を持たれているという問題について、もう一回御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 それでは、「昭和二十年八月十五日において北方地域に生活の本拠を有していた者に対し必要な援護を行なうこと。」と規定されておりますが、これについて具体的にどういう必要な援護を与えられるのか、それを伺いたいと思います。
【次の発言】 この「必要な援護」というのは、その「必要な」といわれるのは、単に援護を与えているだけではなくて、今度の法案におい……
○渡部委員 ただいま毒ガスの問題に関しましてたくさんの応答が行なわれておりますが、これは、私はまず人類の生存に挑戦する最悪の兵器であると思うわけであります。そしてまた、日本の平和憲法に対する重大な背反律であると思うわけであります。 この問題を扱う前に、まず外務大臣に私は伺っておきたいのでありますが、このような人間性の否定あるいは人類に対する犯罪行為というべき毒ガスのような兵器、あるいは広く化学兵器あるいは生物兵器のようなものは、日本の平和憲法に照らしてまことにこれは両立しないものである、こういうものは断固世界から撲滅していくべきであるとお考えになるのが道義上ほんとうだと思うのでありますが、そ……
○渡部委員 質問に先立ちまして、委員長にまず御要望申し上げておきたいのですが、先ほどの理事会の打ち合わせ事項によりますと、十六時三十分が終了であります。しかしながら、一人の持ち時間は一時間という打ち合わせも両様あったわけでございます。したがいまして、私の演説はあと二十七分間という形に第一の打ち合わせでいくとなるわけでありますが、そういうことで切られますと、第二の約束がむだになるわけであります。したがいまして、十六時三十分に正確に切るのではなく、しかるべきお含みある御運営を委員長にお願いしたいと思います。
【次の発言】 それでは質問させていただきます。
まず第一に、外務大臣に対してお伺いしたい……
○渡部委員 さっそくお伺いしたいと存じます。 現在、中国問題につきまして、佐藤総理が非常に意欲的な姿勢をお示しになりましたようで、本国会の冒頭におきましても、所信表明演説におきましては、わざわざ中国問題をお入れになりまして、いままで類例のないことで、政経分離という中国側を刺激するようなことばはわざわざ削除されたとかで、非常に慎重な御発言があった。また、中国に対する門戸はこれを開放しておく、そして接触を保っていきたいというようなお話もございました。また、愛知外務大臣も同趣旨のお話がございました。私たちは、中国問題に対して非常に意欲的な政府の姿勢があらわれるかと思っておったわけでございます。 ……
○渡部委員 私は、東郷アメリカ局長が最近沖繩の返還の問題を中心として対米折衝をせられましたその労を多とするものでありますが、この際、国民の前に報告を求めたいと思います。
まず、沖繩返還の可能性についてはどの程度の印象を得られたか、また、米軍基地撤去の可能性についてはどの程度の感触を得られたか、あるいは日本国民の合意ともいうべき核抜き返還についてはどの程度の見通しを得られたか、そういったような問題について、アメリカ局長から直接御自分の判断をできる限りにおいて御報告を求めたい、こう思います。
【次の発言】 局長は、先ほど新聞の報道に関してはかなり交渉の真意を伝えるものであるというようなお話をなさ……
○渡部委員 私は、時間がありませんから率直に伺います。
ただいま沖繩に核があるというのは国際的常識であると言われました。
日本国内に核があると思っていらっしゃいますか、ないと思っていらっしゃいますか、その御判断をお伺いいたします。
【次の発言】 もし日本の本土内に核があるとしたら、安保条約の日本国内に対する適用というのは、そのまま核の持ち込みを実質的に認めるものとなると思います。これはもちろん仮定の議論でありますが、どうでありましょうか、お答え願いたいと思います。
【次の発言】 それでは、きのうの本会議で、返還後の沖繩に非核三原則を適用するということを総理及び外務大臣は述べられたわけであり……
○渡部委員 この旅券法の一部改正法律案につきまして、きょうはまず私の見解を述べます前に、具体的な事項についていろいろとお伺いしたいと思います。したがいまして、率直にお答えを願えれば幸いであります。
まず、わが国のこの旅券法の一部改正法律案の一番の問題点になっておりますのが、北朝鮮に対する一般旅券の発給の問題であろうと思います。現在の状態と、北朝鮮との間の旅券の発給に関しては、この改正案が具体的に、たとえば一人の日本人が北朝鮮のほうに入ろうとすると、その入る前とあととどういう差があるか、具体的に例を引いてお話し願いたいと思います。
【次の発言】 いま北朝鮮に入ろうとする方がいるとします。そうい……
○渡部委員 さっそくでございますが、前回委員会におきまして、日本と朝鮮の間、特に北朝鮮との間の貿易に関しまして、これが今回の旅券法において阻害されるような事態になったとしたら非常に問題である、この両国の貿易については、どういう見通しあるいはどういう経緯を持っているか、その点をお伺いしょうとして、私は金沢参事官に御質問をいたしましたところが、御回答が明確でございませんで、質問に対するお答えが中途はんぱになっております。その後、資料等もいただいておりますが、金沢参事官の口から、その問題について総括してまずお答えをいただいたほうがよろしいんじゃないかと思いますので、お願いいたします。
○渡部分科員 私は沖繩問題特別委員会の委員の一人でありますが、沖繩問題特別委員会のほうが現在時点におきましてはまだ十分な運行を示すに至っておりませんので、この席をおかりしまして、沖繩の問題について少々お伺いしたい、このように考えるものであります。
まず第一に、いわゆる日の丸の掲揚の問題について政府が非常に御尽力をなされたそうでありますが、第十二回の日米協議委員会におけるこの問題に関する取りきめの内容につきまして、御説明をお願いしたいと思います。
【次の発言】 ただいまの御発祥でございますが、新聞の報道によりますと、沖繩における日の丸の掲揚というものが非常に実現がおくれている。このおくれている……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。