このページでは渡部一郎衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○渡部(一)委員 私は、質問に先立ちまして委員長にまず御要望しておきたいと思います。 毎度安保特の冒頭に申し上げるわけでありますが、まず、当委員会は安全保障の問題を扱うための特別委員会として行われておりますが、特別委員会というのは妥当でない。常任委員会に早くしていただきたいし、その御努力をお願いしたいとまず思います。 第二番目には、法案審議をここではしないことになっておりまして、こういう奇怪な取り決めを私は現状にそぐわないものと思うわけでございまして、ここで十分法案審議を含めて審議をすべきだと思います。 また、この会をなるべく開かさないようにという御努力が一部で行われている御様子でござい……
○渡部(一)委員 昨夜よりアメリカの中間選挙の結果が報道されておりまして、先ほども同僚議員から二、三これに関して政府の見解を問われたところでございますが、この時点になってだんだんわかってまいりましたことは、世界じゅうのこの問題に対する批評が何となく聞こえてきているわけであります。 その一つは、今回の中間選挙において共和党が多く票をロスしたところというものはそう見当たらないけれども、ルイジアナとかカリフォルニアとか農業地帯における票のロスが非常に高い。特に農業問題に対する不信というものが極めて重厚だというふうな報道が一つ行われております。 もう一つは、ロンドンあたりから出ている話でありますが……
○渡部(一)委員 日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、私は御質問させていただきます。 この協定につきまして前提となっておりますのは、日米安保条約が日本の安全保障におきまして一定の役割を果たしているということを公明党といたしまして認識している立場であります。その存続の必要性につきましては、憲法の条項に照らしつつ合憲の範囲内におきまして安保防衛面での提携を含む日米協力関係を支持するものでござ……
○渡部(一)委員 総理御出席の外務委員会におきまして、私は日中間の諸問題に絞りましてお尋ねをしたいと存じます。 まず、両国間の目下の最大の難問であります光華寮問題につきまして、目下最高裁で係争中であり、私どもはその結論を見守っております。しかしながら、このまま推移いたします途中で、既に、中国政府の対応を見ておれば、日中平和友好条約及び日中共同声明の内容と甚だしく乖離した処置であるという反発がますます増大し、深刻な事態を引き起こす可能性があることは十分予想されるところであります。 私は、この深刻さの背景には、日本政府が日中平和友好条約、日中共同声明を誠実に遵守するか否かを問われている点がある……
○渡部(一)委員 国際緊急援助隊の派遣に関する法律案の審議に当たり、ただいまより数点にわたり御質問をいたしたいと存じます。 私は、まずこの法案の提出に際しまして、多くの既成事実を乗り越え、困難な中に調整、御努力をいただいた関係当局、なかんずく外務省を初めとする諸氏の御努力に対して深い敬意を表するものでございます。 我が国が国際社会において品位ある、そして多くの尊敬を集める立場を確保するためには、世界的な見地から国際的な協力を十分に実施するということが大切なことは言うまでもないわけでありますが、とかく従来の日本は、災害等の事態において資金は出すけれども労力を出さないというようなやり方で批判を……
○渡部(一)委員 私は、最近のフィリピン情勢並びにフィリピンに対する経済協力についてお尋ねしたいと存じます。 アキノ新政権によります国家再建と民主化への努力が進行中、最近におきまして反乱事件を生じ、甚だ動揺しているやに伺っているわけでございます。この事件を通しまして、現在のフィリピンの状況をどのように外務省としては認識しておられるのか。そして、そのような反乱の多発の要因と申しますか、騒動の原因についての基本的な分析及び認識が必要ではないかと私は考えておるわけでございます。そうでありませんと、政府がさきにお決めになりました、特別円借款四百四億円をこのたび八百億円弱というふうに急上昇させられたと……
○渡部(一)委員 外務大臣御就任後の最初の会合でございますので、お尋ねしたいことがたくさんあるわけでございます。全部お尋ねするわけにはいかぬと思いますが、私は、時間の許す限りいろいろな点につきまして政府の御方針を確認してまいりたいと存じます。 まず、十一月のことでございますが、私は国連議員連盟の一員といたしまして最初の国連本部訪問を行いました。国連本部の視察、事務総長等関係者との意見交換等を行いまして大変勉強をさせていただき、その際におきましては、外務省、また現地代表部等から大変御丁寧な御教示をいただきまして、心から感謝しているものでございます。 国際舞台における外交の多角化と申しますか、……
○渡部(一)委員 河上先生が留学生問題について御質疑でございますので、私もそれにつけ加えておきたいと存じます。 私は神戸市の出身でございますが、大量の留学生を抱えている地帯に住んでいるわけであります。おられる国籍の方々もおよそ百に近いほどの方がおられますし、外国人を振り返って見るなどという差別的な雰囲気のない町に住んでおりますため、比較的留学生問題は穏当に推移していたと思っていたわけでございますが、最近に至りまして、留学生の中で食事ができないとか家が不足しているとかという基本的問題で新聞にも報道されるようになりましたので、私どもも点検してみたところが、非常にまずい状況になっておる。今大臣は認……
○渡部(一)委員 私はきょう何点かにつき政府の施策につきましてお尋ねいたしたいと存じますが、まず最初に、国連の問題につきましてお尋ねしたいと存じます。 国連の問題につきましては、総理も所属していただいております国連議員連盟は国会の中で二百三十九名という多数を占め、各党の首脳を超党派的に網羅する団体でございますが、ここ数年、国連外交について認識をまた新たにいたしまして、この問題がただ日本の将来に対して影響性があるだけでなく、国連問題というのは外交の中の二国間外交でなく多国間外交という、これから日本が当面しなければならない一番大きなテーマを扱っているものであるとの認識から、これに対して精力的に取……
○渡部(一)委員 それでは、私は投資の奨励及び相互保護に関する日本国と中華人民共和国との間の協定につきお尋ねをしたいと存じます。 まず、このたび李鵬総理が日本にお見えになる。それで日中関係の諸問題は両者の間で常に継続的に打ち合わせをしながら建設していかなければならない多方面かつ複雑な問題が多うございますので、私はこの来訪を契機にして両国政府間のさまざまな懸案事項が解決されるように望みたいと思っております。それはあくまでも日中関係の基本関係を形成している日中友好の数々の原則が再確認される線上で行われるべきだと思っているわけであり、外務大臣もその点は同じ気持ちで処理されるものと信じております。 ……
○渡部(一)委員 まず、大臣の御就任に対しましてお祝いを申し上げたいと存じます。したがいまして、きょうの質問はお祝いの質問みたいなものでございますので、よろしくお願いいたします。 私は、当外務委員会に所属することは、御在籍の皆様方の中で一番長いものですから、多少昔の歴史を回顧して恐縮なのでございますが、外務委員会における昭和四十九年二月二十日、当時大平国務大臣と私との間で論戦が何回も繰り返されまして、いわゆる憲法の上に規定されておりまする七十三条三号に基づく国会の承認を経るべき条約の範囲について、またその他の国際的約束のうち、一定のものについて国会に報告すべきではないかという二点につき長い間……
○渡部(一)委員 それでは、私はまず日中問題につきましてお尋ねをいたしたいと思います。
ケ小平軍事委員会主席辞任の報が昨日の夕方から示されているわけでございますが、外務省としてのこの問題に対する御見解をまず承りまして、今後の影響性あるいは見通し等につきましてお尋ねをいたしたいと思っているわけでございます。
【次の発言】 先日私は、伊東正義氏の率いる日中議連の会長、副会長訪中団の一人として訪中をいたしたわけでございますが、中国に対する国際的な評価、信用はここのところ政治的にがた落ちなわけでございます。それがただ政治的な面でがた落ちというだけではなく、我が国の無償援助も第三次円借款八千百億円の執……
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