渡部一郎 衆議院議員
34期国会発言一覧

渡部一郎[衆]在籍期 : 31期-32期-33期-|34期|-35期-36期-37期-38期-39期
渡部一郎[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは渡部一郎衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院34期)

渡部一郎[衆]本会議発言(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 衆議院本会議 第24号(1977/05/10、34期、公明党・国民会議)

○渡部一郎君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、ただいま議題となりました日韓大陸棚関係二協定を承認するの件に関し、重大な疑義を表明するとともに、若干の質問を行うものでございます。  まず、外務委員会の審議に際し、自民党側委員による議事運営がしばしば適正を欠いたことは、野党側の抗議をしばしば招き、これはきわめて遺憾であります。国家の基本にかかわる重要な案件が当該委員会で十分な審議もなされず、また多くの疑問点に対する納得できる政府の説明もなされないまま、出席、質疑を通告している野党側委員の出席を待つことなく、自民党側委員による一方的な質疑の打ち切り、採決の強行という暴挙を行うに至ったこと自……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 衆議院本会議 第12号(1979/03/07、34期、公明党・国民会議)

○渡部一郎君 私は、公明党・国民会議を代表して、予算委員会において政府予算が否決されたという緊急かつ重大な事態について、大平総理に質問をいたします。  昭和五十四年度政府予算案は、一月二十五日予算委員会に付託されて以来、E2C事件の解明という重大な課題を抱えつつも、わが党を初め各党委員の一ヵ月余にわたる誠心誠意の審議の結果、本日議了、討論の上否決されました。  衆議院予算委員会における否決、本会議における逆転可決というケースを迎えたのは、昭和二十三年の芦田内閣当時以来の出来事で、実に三十一年ぶりの異例の事態であります。予想されるこうした状況を考えますと、いかに重大な状況であるか、言を待たぬとこ……

第87回国会 衆議院本会議 第27号(1979/05/22、34期、公明党・国民会議)

○渡部一郎君 私は、公明党・国民会議を代表いたしまして、総理に対し、ただいまの御報告に関連し、若干の質問を行いたいと存じます。  大平首相、御就任以来、故意に、わが国にとって死活の重要性を持つ日米関係の調整を放置されまして、じんぜん日を送っておられることに対しまして、私どもは強い不満を表明してまいりました。今回の訪米、首脳会談に大きな期待を持って見ておったのでありますが、発表された共同声明については、いたずらに抽象的、羅列的であり、内容は不可解、失望を禁じ得ないものであります。  まず、共同声明は「千九百八十年代に向っての実り豊かなパートナーシップ」という表題がついておるのでありますが、この実……

渡部一郎[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院34期)

渡部一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会 第1号(1977/02/25、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 鈴木国務大臣に対する要求、質問がございますので、大臣が来られない間、その質問の部分についてまず留保させていただきたいと思います。  それでは質問をいたします。  まず、このたび十二海里領海を画定するための法案の設定が行われている模様でございますが、これははなはだ立法技術上においても困難性があり、かつわが国の権益を侵害することがはなはだ多い問題であるというふうに私は考えるものでございますが、先日の予算委員会以来いろいろと指摘をしているのでありますが、一向に統一的な見解が明示さておりませんので、予算委員会において指摘した問題点をさらに少し突っ込んでお尋ねをしたいと存じます。  ま……

第80回国会 外務委員会 第2号(1977/03/02、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 前回の外務委員会の際に、海上保安庁、防衛庁の皆さん方にお話をした問題点でございますが、わが国の法令違反であるものを含め、無害航行でない船舶に対する処置については、わが国政府の対応、すなわち関係部局のどこがこれを扱うかとか、あるいはこうした情報収集をどこが行うかとか、あるいは無害航行でない船舶に対する処置を決めるのはどういうルールによるものであるかとか、そうした問題点について結論が出ていないのではないかという立場から御質問いたしました。これに対する御答弁があいまいでありましたので、私は質問を留保してある形になっておりますので、この問題についての海上保安庁あるいは防衛庁のきちんと……

第80回国会 外務委員会 第14号(1977/04/23、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 議事進行。  先ほどからたび重なる御質問をしているわけでありますが、そのように堂々めぐりをするだけで、その問題に対し解明を行うことをせずに、言葉だけで逃げようとなさってはならないと思うのです。質問の趣旨と答弁の趣旨が全く違っておる。私は、この問題については正式に留保さしていただいて、次回会合までに政府のしかるべき統一見解を表示されることを望みます。委員長においてよろしくお計らいを願いたい。そうでなかったらこの委員会は無意味じゃないですか、こんなことをするのは。
【次の発言】 いまの御答弁についての押し問答は、主権的権利の行使に関して、本大陸棚協定における両国の主権的行使という……

第80回国会 外務委員会 第16号(1977/04/27、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 当面する外交的諸問題は、非常に件数が多いのでございますが、その中でも私たちがとりわけ心配をいたしておりますのは、日ソ交渉の行方であり、漁獲の安全保障に関するさまざまな問題点であります。しかしそれと同時に、日本の将来の外交的な機軸をつくるためには、日中交渉をこの際見通しをつけ、推し進める決意がなければならないと思います。もし、日ソ交渉が妥結するまで日中交渉をしないというような方針であるとするならば、今年の十二月三十一日までは恐らく何も決まらないでございましょうし、さらに日ソ間の漁業の恒久協定が安定的にできるということを考慮し続けるならば、日中交渉というのは完全に不可能になると言……

第80回国会 外務委員会 第17号(1977/05/13、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず、日米漁業協定の方からちょっとお伺いしたいのでありますが、この協定をつくられる基礎的なことをまず伺いたい。  それは、この漁業保存水域を決める場合にも「領海の幅が測定される基線から二百海里となるように引かれた線からなる水域をいう。」というふうに規定がされておるわけでありますが、その二百海里というのはどういうふうにはかるのか、地勢学的にお答えをいただきたい。――きょうは外務大臣なるべく答弁してください。
【次の発言】 地球は丸くなっているわけですよ。あなたのいま直線と言われているのは複雑な意味を持つのです。それは、地球のこの平らなところを接線上にいくのか、突き抜けて地球の中……

第80回国会 外務委員会 第18号(1977/05/18、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、ただいま大臣が御報告になりました日ソ漁業交渉に関してまず御質問をし、もう一つは、先日の本会議における大臣の錯誤の多い答弁についてその訂正を求める、以上二項について申し上げたいと存じます。  まず日ソ漁業についてでございますが、ただいまの御報告の中で非常にわからないポイントがたくさんあるわけであります。もちろん完全な妥結に到達する以前でありますし、また正式交渉担当者が来られていない状況でもありますし、無理もないところもあるのでございますが、ただいまの御報告の中から数ポイント簡単に御質問したいと思うのです。  まずソ日協定と日ソ協定という言い方、日本側の第二提案の中にありま……

第80回国会 外務委員会 第19号(1977/05/20、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 アメリカ合衆国の地先沖合における漁業に関する日本国政府とアメリカ合衆国政府との間の協定につきまして、先日、質疑の途中、六項目の質問につきお答えをいただいたわけでございますが、不十分のため政府側で見解を調整され、本日お答えをいただくことになっているわけでございますので、それらに対する御答弁を一括して、質問、答えを整足された上、お述べいただきますようお願いをいたします。
【次の発言】 いま六問をお答えいただいたのでありますが、多少補足させていただきます。  まず第一問は、二百海里の問題でございましたが、このジオデティックラインを使用する方法は、アメリカ、カナダ等でも用いていて正確……

第80回国会 外務委員会 第22号(1977/06/03、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 大変お疲れのところ恐縮でありますが、当協定の重要性にかんがみ、遅い時間でございますが少々御質問をさせていただきたいと存じます。  ただいま外務大臣は、モスクワに行かれまして領土問題を解決し平和条約を締結するための強い意思を表明されたようでございますが、いつごろ行かれるおつもりですか、また何を交渉に行かれるおつもりか、その辺のところを伺いたいと存じます。
【次の発言】 明年度以降の交渉が行われる前にとおっしゃいましたのは、漁業本協定交渉のことをおっしゃっているのだろうと思いますが、そうしますと、本協定交渉は恐らく十一月ごろには盛りになるだろうと思いますし、またいま参議院選挙が続……

第80回国会 外務委員会 第23号(1977/06/04、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 ただいまの「地先沖合」に対する政府統一見解につきましてまずお尋ねをいたしたいと存じます。  きのうの御質疑の途中、大分将来にわたって禍根の残りそうな御答弁が出始めましたので、きょうは統一見解を出していただいたわけでありまして、御努力を多とするものでございますが、この「地先沖合」というものは、特に指定されておりませんけれども、一般的な概念であり、領海及び領海に接続する接続水域を意味し得る概念だ、こういうふうに解釈してよろしゅうございますね。その辺を確認しておきたいと思います。
【次の発言】 この「地先沖合」という言葉は、ロシア文を見ますと、第一条において、「ソヴィエト社会主義共……

第80回国会 外務委員会 第25号(1977/06/06、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 北方四島周辺のわが国領海及び二百海里漁業専管水域、予定されている二百海里漁業専管水域の設定については、国際法上多くの難点のある問題でありまして、私はこの問題について先ごろからかなり詳細な御質問をいたしたわけでございます。ただいまの統一見解をいただきまして政府側の御意見はこうした形で確定されたものと思いますので、もう一回改めて確認をいたすわけでありますが、領海の中で施政の及んでいる領海と施政の及んでいない領海が存在するという点についてはお認めになりますか。
【次の発言】 施政の及んでいない水域においてわが国側の施政権に基づくさまざまな権利を本協定においては一方的に破棄せしめられ……

第80回国会 予算委員会 第7号(1977/02/15、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず、総理御就任になりました福田さんにお祝いを申し上げたいと存じます。  早速でございますが、外交問題につきまして何点かお伺いをいたしたいと存じます。  現在、わが国をめぐる諸情勢はきわめて流動的かつ多様でございますし、これに対する対応をしくじれば、重大な問題を惹起することは当然であり、しかも既存のルール、既存の対応を大きく変えなければならぬ問題がたくさんあると存じます。私は、本日は外交問題に対する十個の提案を含む提案をしつつ幾つかお話をお伺いしたいと存じているわけでございます。  まず第一に、日中平和友好条約の早期締結の問題でございますが、過日の公明党第五次訪中団の中国訪問……

第80回国会 予算委員会 第12号(1977/02/23、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 早速お伺いするのでございますが、先ほどの論弁の応酬に関しましてははなはだ遺憾に存じます。竹島の問題につきまして私も続けて御質問した方が御理解が早いと思いますから申し上げますが、安保条約第五条におきましてわが国の明確な施政権のもとにあるところであるかどうかの認識がなければ、この問題につきましてはわが方としては何とも言えないだろうと思います。そこで安保条約第五条をもう一回読んでみますと、「各締約国は、日本国の施政の下にある領域における、いずれか一方に対する武力攻撃が、自国の平和及び安全を危うくするものであることを認め、自国の憲法上の規定及び手続に従って共通の危険に対処するように行……


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第81回国会(1977/07/27〜1977/08/03)

第81回国会 外務委員会 第3号(1977/09/16、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は九月の七日から十四日に至る一週間にわたり第二回日中議連訪中団のメンバーとして訪中して帰ってきたところでございます。本日、午後四時半から総理とお会いをいたしまして、その感触なり事実関係なり御報告するつもりでおるわけでございますが、それに先立ち大臣にこうして委員会でお話ができてうれしく存じております。  何点かの問題につきまして、これから少々時間をかりましてお話を伺わしていただきたいと存じます。  まず、出発に先立ちまして総理とお会いしました際、すなわち九月の五日十一時からお会いしました際に、日中間の基本的な態度として総理は二項目を申され、先方への伝言を依頼されました。一つは……


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第82回国会(1977/09/29〜1977/11/25)

第82回国会 外務委員会 第3号(1977/10/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、本日、まず日米安保条約に関する事前協議の問題につき、お伺いをいたしたいと存じます。  最近におきまして、横浜におけるアメリカの偵察機の墜落事故といい、また最近報道されましたマヤゲス号事件に対するフォード前アメリカ大統領の発言といい、日米安保条約の事前協議の運用については多くの問題があるように感じられます。  そこで、日米安保条約の事前協議制度については、当委員会において十年あるいは十五年前、非常に激しい論戦が交わされたいきさつがあるのでありますが、風化しつつあると言われているこの事前協議制度はどのような性格を持ち、どのようなときに適用するものと思っておられるのか、基礎的……

第82回国会 予算委員会 第4号(1977/10/13、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私はまず、外交問題の中で最大の懸案となっております日中平和友好条約の締結の問題につき御質問をしたいと存じます。  私は、共同声明が両国の間で締結されてからここに五年を過ぎているわけであり、この締結が当初一年くらいで平和友好条約の締結に至るものと予想されていた事態を考えましても、五年の歳月は長過ぎるだけ長過ぎたと思います。しかし、両国関係はある意味で安定化し、この五年の歳月に両国間の意見の相違というものは非常に克服され、共同の理解、共通の理解というのは進みつつあるものと思いますし、両国関係の発展は次の段階へ進むところになってまいったと思うのであります。  先日、日中協会の会合に……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 外務委員会 第7号(1978/03/22、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私も、日中の問題につきまして少々お伺いしたいと存じます。  いよいよ決定的な段階に入りつつあろうとしている現時点におきまして、交渉の開始あるいはその進展のために、かなりの配慮をしながら当委員会でも議論しなければならないと私は存じます。したがいまして、私も十分の配慮を持って質問したいと存じますし、政府側の御答弁も、勘どころは勘どころとして述べられるとともに、当交渉の万遺漏なきを期していただきたいと思います。  まず最初に、逆にお伺いするのでありますが、日中交渉で一番問題のあるのは、明らかに、対ソ連関係、あるいは対アメリカ関係をどのように配慮するかというポイントだろうと思います。……

第84回国会 外務委員会 第8号(1978/03/24、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 関連して御質問させていただきたいのでありますが、この条約について私は多少疑問になっておりますところを二、三御質問したいと存じます。  まず、後ろの方から、第六十二条の規定でありますが、「締約国となるための手続」こう書いてあります。この締約国になる手続の(4)のところに「(3)の規定は、いずれかの締約国が(3)の規定に基づいてこの条約を適用する領域の事実上の状態を、他の締約国が承認し又は黙示的に容認することを意味するものと解してはならない。」とありますが、これはどういう意味でありますか。実例的にお示しをいただきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第13号(1978/04/12、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日米安保条約第六条に基づく地位協定の問題につきまして、当委員会でもしばしば見解が表明されたところでありますが、四十八年の三月十三日、予算委員会の議事録によりますると、当時大平外務大臣は、「地位協定第二十四条の解釈につきましては、先般来御説明申し上げたところでありますが、この際、政府としては、その運用につき、原則として代替の範囲を越える新築を含むことのないよう措置する所存であります。」と述べられました。これは、政府の見解と注釈が打ってございます。  この代替答弁に関する外務省の見解なるものが最近報道されており、いままでの政府見解と違って、米軍の施設費を大幅に日本側が負担すること……

第84回国会 外務委員会 第14号(1978/04/14、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 あなたは、理事会で約束された社会党の持ち時間二十分を、どうして社会党にだけ四十分もやらせるのですか。そういういいかげんな約束をしてもらっては困るよ、本当に。なぜ議事運営はちゃんとしないか。
【次の発言】 そういう約束を守らない、そしてその約束をちゃんとやらせることができないというようなやり方では、当委員会の安全の運転はできない。今後は委員長におかれては明快な委員会運営をやっていただきたいと希望します。よろしいですか。
【次の発言】 まず今回の事件に関しまして、私は、尖閣諸島に対するわが国の主張というものと、今回の事件の冷静な処理という問題とは、明快に区分して処理しなければいけ……

第84回国会 外務委員会 第17号(1978/04/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 本委員会の理事会における打ち合わせの途上、ただいま議題となっております二つの案件のうち、いわゆる日ソ漁業協定の採決に関しては、当外務委員会の伝統的な審議のあり方に関するさまざまの合意の方向と違うものがあるのではないかという不信を強く抱いておるものであります。すなわち、この協定は、漁業の分野における協力に関する日本国政府とソヴィエト社会主義共和国連邦政府との間の協定が一つと、北西太平洋における千九百七十八年のさけ・ますの漁獲の手続及び条件に関する議定書の、まさに二つの協定を論ずるものだからであります。もちろん、この二つは同時に交渉され、相補いつつ日ソ間の漁業に関する大きな分野を……

第84回国会 外務委員会 第21号(1978/05/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 五月二十三日から六月二十八日に至る約一カ月余、国連軍縮特別総会が行われるのに当たり、私ども国会の意思は、先日、国際連合軍縮特別総会に関する決議案として決定され、政府にも表示されました。  私どもは、いま人類の最大の課題として、核戦争を防止するという大きな責務を担っております。ストックホルムの平和研究所の説によれば、広島型原爆の百万発分がすでに核兵器として蓄積されているという今日、人類を何十回も殺すのに当たるような膨大な核兵器群が蓄積され、米ソ両国を中心とする核戦略体系は、質量ともにますますその度を高めているのが実情であります。私どもは政治を扱う者として、いかなる任務よりも、戦……

第84回国会 外務委員会 第24号(1978/06/14、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず最初に、いわゆる国際人権規約のA並びにBにつきまして御質問をしたいと存じます。  本日の委員会の冒頭の理事会におきまして、公明党及び共産党は、同条約についてはその審議に当たりまして本会議の趣旨説明要求を取り下げた由であります。したがいまして、残っているのは社会党だけでありますので、もしできるならば、本委員会におきまして国際人権規約A並びにBは直ちに審査に入れるものと期待をしつつ私は質問をいたすものであります。  まず、この国際人権規約A並びにBはどういうことを意図し、どういう大事なものであるか、まとめて簡略に御説明をいただきたいと思います。

第84回国会 外務委員会 第25号(1978/08/18、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は本院に席を持つ公明党・国民会議の議員といたしまして、ただいまの外務大臣の日中交渉に対する御報告を伺い、万感無量なるを覚えるのであります。  昭和十二年の日支事変にさかのぼれば、実に四十年、第二次大戦、大東亜戦争と称せられるものの終結から勘定いたしましても、実に三十二年、今日に至るまで日中問題は大きな課題としてわが国外交の主流を占めたテーマであります。外務大臣が謙虚に御指摘なさいましたように、これに対する多くの取り組みが全国民の、有識者の中から、庶民の中から行われ、日中国交正常化に関するさまざまな試みが次第次第と積み上げられてきたことは御承知のごとくであります。  その頂点……

第84回国会 地方行政委員会 第25号(1978/06/08、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 当委員会の貴重なお時間を拝借させていただきまして、公営バス事業に対する今後の方針についてお伺いしたいと存じます。  昭和五十一年度決算によれば公営バス事業は軒並み赤字であり、三十九団体中三十八団体が赤字であり、しかもその金額が例年累増するばかりである旨が報告されております。特に私の選挙区は神戸市でございまして、つとにこの問題については大きな関心を寄せてきたところでございますが、余りにも全国的な状況が悪化しつつありまするため、これに対して抜本的な対策が必要ではないかと考えるに至りましたので、政府の基本的な御方針を改めて伺いたいと存じます。  世界的にも都市バスはことごとく赤字で……


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第85回国会(1978/09/18〜1978/10/21)

第85回国会 外務委員会 第1号(1978/10/13、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日中平和友好条約の審議に当たりまして、私は、いよいよ日中が深く関係し、深く影響し合う時代に入ったと思います。その中で一番心配しておりますのが、実は留学生の問題であります。  中国に古いことわざがあるそうで、ソビエトに行った者は反ソ主義者になり、アメリカに行った者は反米主義者になり、日本に行った者は反日主義者になって帰ってくるという言葉があるそうであります。一万人の中国の学生を日本に送りたいという李副首相の日本側代表団に対する説明というものは、その意味でわれわれとして非常に心しなければならない。いままでしばしば大量の留学生を日本に導入した場合にそれが成功せず、それらの国々で問題……

第85回国会 外務委員会 第2号(1978/10/14、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は皆様方に具体的な問題でお伺いをしたいと思いますが、御答弁を伺っておりまして、多少混乱やら、それから言い過ぎやら、エラーが先ほどから続出しているように私なりには思うわけであります。将来に禍根を残すといけませんので、二、三点まず申し上げまして、御答弁の穴のところを救済措置をとりたいと私は思っているわけであります。よく御注意の上御答弁をいただきたいと思います。  まず覇権の問題でありますが、今条約によって反覇権の意思表示はわが国として行われたわけでございますが、この反覇権の項目というものは世界の条約の中で初めてわが国が盛り込んだ、言ってみれば中国から強いられて行ったというもので……

第85回国会 外務委員会 第3号(1978/10/16、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 日中平和友好条約が本委員会にかかりますことは、戦後の大きな処理の問題の中で最大の懸案の問題でありましたし、ここ十数年にわたる日本国民のコンセンサスの上に立つ国民の願望でありました。長い間の自由民主党の中におけるさまざまな意見の葛藤を乗り越えて、総理はいよいよ決断をされ、本条約を当委員会へ提出されたてとに対し、深く敬意を表したいと存じます。  私はこの条約を見ておりますと、まさに、日中問題はこれで一つの軌道には乗りました、日中条約はできましたし完成はしましたが、日中関係はこれからスタートするのだという感じを強く持つものであります。問題はこれからにありますし、どんな理想的な文章を……


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第86回国会(1978/12/06〜1978/12/12)

第86回国会 外務委員会 第2号(1978/12/20、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、大平内閣で再び外務大臣の職責を担当される園田大臣に対し、お祝いをまず申し上げたいと存じます。  さて、本日は、ロッキード事件に匹敵するような大事件になるかとうわさされておりますマクダネル・ダグラス社の疑惑の問題につきまして先ほど討議応酬が続いておるわけであります。私もこの問題につきまして、こうした不快な現象が二度と起きないように、運輸省の担当の方と法務省の方もお招きをした上で、事実関係のわかる限りをお伺いし、今後こうした問題に対する政府側の処置を伺いたい、こう思っておるわけであります。  まず大臣から、先ほど応酬にもございましたけれども、まとめて、本問題に対する政府側の……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 外務委員会 第2号(1979/02/20、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 委員長、時間どおりちゃんと守ってください、議事運営を。  歴代の自民党内閣の外交方針は、表現に差がありましても、米国との友好関係がわが国外交の基軸であると言い続けてきたわけであります。  それは、日米間の第一期、占領政策の直後の体制が継続している時代、特にアメリカの極東政策そのものが日米安保体制を中心として運用され、それに日本側が安易に取り込まれるという形で運行した時代かありました。しかし、このようなやり方は、安保の危険な側面、つまり戦争の勃発ということを防ぎ得ない、むしろ果敢に米ソ対決の枠を越えて等距離平和外交を達成すべきであると私どもは主張してきたわけであります。  とこ……

第87回国会 外務委員会 第6号(1979/04/25、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は簡単なことを二、三お伺いしたい。  いま野村委員からも質問がございましたが、この漁業協力費でございます。漁業協力費の問題について先ほど水産庁長官は、先方はコンペンセーションという言葉を使って要求が行われた旨おっしゃっておられます。ところが、農林水産大臣の御説明によると、夏におけるとった魚の長距離輸送とか、あるいは冷蔵とか、その他漁業に関するさまざまな技術というものは、わが日本の方がたくさんある。そういうものを先方にも出してあげるようにしたい旨のお話がございました。もし、漁業協力費であるならば、わが方の先方に対する漁業協力費の請求も同時に行われ、相殺されなければならない。と……

第87回国会 外務委員会 第10号(1979/05/08、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、市民的及び政治的権利に関する国際規約並びに経済的、社会的及び文化的権利に関する国際規約に関する御質問をいたすに当たりまして、まず、国際人権規約の人権及び基本的自由の尊重に関する基本的な精神は、日本国憲法を支える理念の一つであるという立場から、これを高く評価し、日本の国内法に対するさまざまな影響を考慮して、同規約において認められた諸権利の完全な実現を達成するため、規約の精神にのっとりまして今後必要な国内的措置を講ずることが必要だと存じておるわけでありまして、並びにこうした立場を日本政府がとるということが、人権及び基本的自由の国際的な水準を引き上げ、ひいては日本国の国際社会……

第87回国会 外務委員会 第13号(1979/05/30、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 私は、きょう当面する諸問題を多少御質問したいと思うのですが、まず初めに細かい問題を数点。  ASEANの諸国に対してベトナムのファン・バン・ドン首相が不可侵条約を結びたいという表明をされたということを短い電報で承っているわけでありますが、わが国のASEANに対する取り組みその他はここのところ大きく前進しているものと思われますが、こうした動きをどういうふうに評価されるか、まず局長から御答弁いただいてそれから大臣に伺いたい、こう思います。
【次の発言】 大臣のお答えになる前に、ベトナムにおいて農業あるいは一般的な生産活動は非常に落ちている、そのために食糧等についても危機的状況にあ……

第87回国会 外務委員会 第14号(1979/06/01、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 きょうは久しぶりに当委員会に総理がお越しくださいましたので、当面する諸問題についてお伺いしたいと存じます。やはり一番問題になっております懸案からお尋ねしたいと思うのです。  まず総理の外交日程でございます。この間から中国の首脳部と総理は何回かにわたってお会いになりまして、ケ小平副首相、ケ頴超全人代常務副委員長、それから廖承志中日友好協会会長、三者いずれも総理の訪中を要望されたようにお伺いするわけであります。またそれと一緒に華国鋒主席が訪日する旨の意思表示が行われたように報道等によって承っているわけであります。  申すまでもなくわが国の有力な隣国であり、私たちにとりましては歴史……


渡部一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院34期)

渡部一郎[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第80回国会(1976/12/30〜1977/06/09)

第80回国会 外務委員会多国籍企業等国際経済に関する小委員会 第2号(1977/05/26、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)小委員 ただいま貴重な御調査と御体験を御披露いただきまして、まことにありがとうございました。  早速でございますが、ただいまのお話の中で、全体的な問題にお触れになったわけでございますが、政務次官として、こうした多国籍企業の行動あるいは腐敗防止に関するさまざまな国連の動きあるいはアメリカの動きというものを現場でごらんになりまして、わが国における国内法制、わが国における外交政策上、これらに対して適当な施策を樹立する必要があるということを御認識になってお帰りになったと思うのでございますが、その辺はいかがですか。
【次の発言】 そういたしますと、政務次官はこれからなさるのかもしれませんけれ……

第80回国会 農林水産委員会内閣委員会外務委員会連合審査会 第1号(1977/04/25、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)委員 まず十二海里法案、二百海里法案が国会で成立しますと対ソ漁業交渉で具体的に申しますとどのぐらいのメリットがあるものか、そういうふうにもっぱら御説明が行われているわけでありますが、私は重大な疑いを感じざるを得ないわけでありまして、明快にひとつその辺をお示しをいただきたいと存じます。
【次の発言】 いまメリットがある――余り詳しく言うと交渉上都合が悪いのかもしれませんから私はその辺は手かげんして申し上げるつもりですが、本当にメリットが、整理した話し合いができるとおっしゃっていますが、外交論議の上からいきますとそれは余りメリットにならないのではないかと思うわけです。  外務省の方に今……

第80回国会 予算委員会第五分科会 第1号(1977/03/11、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 郵政省の電話及びテレビ業務に対する監督、指導の権限に関してまずお伺いいたしますが、これらの法的な根拠及び現在のこれらの業務に対する指導というものは、どういう形になっておるか、まずお伺いしたいと思います。
【次の発言】 さまざまな実質的な指導体制にある郵政省の皆さんでありますから、直接、率直にお伺いするのでありますが、私の居住する神戸市におきまして妙なことがわかりましたので関連してお伺いするんですが、神戸市の同一市域の中で料金が全然別体系の地域があるわけであります。  これはかねてから、統合合併の古くから行われた地域でありますから、その当時はさしたる異論もなかったものと思いま……

第80回国会 予算委員会第二分科会 第4号(1977/03/15、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 三月十九日に総理訪米に伴い外務大臣も当然御訪米になると承っておるわけでありまして、目下その仕事に忙殺されておられるのだろうと思いますが、日本国政の重大問題がたくさん発生しております折から、わが国を代表してお行きになった際どんなことを言われるか、輪郭のところをお伺いしたいと思っているわけであります。 交渉のデテールに触れるところは当然避けるつもりでございますが、率直な御解明をお願いしたい。  まず、アメリカの新政権のスタッフのある人が、米欧日の三つのエンジンで不況の世界を克服しなければならぬと述べており、そして日本に対して経済的な支出金についてはかなりのいろいろな要求というの……


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第84回国会(1977/12/19〜1978/06/16)

第84回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1978/02/27、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 沖繩県の問題を中心といたしまして、三ポイントばかり御質問したいと存じます。  まずは御担当局にお答えいただいて、最後は開発庁長官あるいは大臣にひとつ締めていただきたいと思います。  まず第一に、第二次中央卸売市場計画十カ年計画というのが五十一年三月十一日付で発表され、十三のマーケットが指定されておりますが、その後順調に進行しているかいないか。いないものがあるならば、それを挙げ、御説明をいただきたいと存じます。
【次の発言】 この整備計画の中には、現在問題になっておる神戸の中央卸売市場本場の整備計画については載っておらないようでありますが、これはどういうようになっておるか、あ……

第84回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1978/02/28、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、ここのところ毎年問題になっておりまするかぜ及びインフルエンザ様疾患の流行について御質問をいたしたいと存じます。  かぜは、インフルエンザは一見非常に軽微な症状を呈するため軽い問題として見過ごされやすい問題でございますけれども、今年の流行の様相を見ましても、決して看過すべき問題でない点がたくさんあると思われます。  そこでまず、今年のインフルエンザ様疾患の流行の状況についてお伺いをいたし、随時お話を詰めてまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。
【次の発言】 詳しい御報告はありがたいのですが、質問の時間がなくなりますから、ひとつなるべく早いところお願いいたし……


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第87回国会(1978/12/22〜1979/06/14)

第87回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1979/02/27、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、ことしは国際児童年ということもありまして、児童福祉対策について若干の質疑を行いたいと存じます。  厚生大臣は御着任以来目覚ましく御活躍中でございますが、先日の社労委員会において所信表明を行い、その中で、「本年は、国連の決議により国際児童年とされ、各国において、児童の福祉を向上するための施策を推進することが要請されております。次代の社会を担う児童の健全な育成と資質の向上を図ることの重要性は、幾ら強調しても強調し過ぎることはありません。このような考え方に立ち、来年度の最重点施策として国際児童年特別対策を取り上げ、」と言って、そして保育対策、健全育成対策など児童福祉対策の充……

第87回国会 予算委員会第四分科会 第3号(1979/03/01、34期、公明党・国民会議)

○渡部(一)分科員 私は、国際問題をここ十数年見てまいりました議員の一人として、日本の農業政策の根本に国際的な配慮がきわめて大きいという観点から大臣の御見識を承りたいと思っております。大臣が問題を非常に率直かつ簡明に整理せられておるお立場を承るにつきまして、私も率直に申し上げたいと思います。  たくさんのポイントがありますが、まず私の問題とするのは、世界的な食糧の需給の緩和基調はございますが、今後十年、二十年の中期的な時間帯を考えれば、人口の増加と相まって世界的には食糧の需給はやはりタイトにならざるを得ないのではないかと思っておるわけであります。こういう点について大臣はどういう御認識か、簡明に……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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