このページでは赤城宗徳衆議院議員の32期(1969/12/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は32期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(赤城宗徳君) 農業問題の御質問に対してお答えいたします。 わが国の農業は、アメリカなどと違いまして、アメリカのような輸出産業ではございません、自給農業であります。しかし、農産物の貿易等を通じまして日本農業も国際化の渦中に入ってきております。したがって、国内農業におきましては、生産性の向上につとめて、国際競争力に耐え得るよう体質改善につとめるとともに、国内の需要をまかなうことを基本としております。しかし、国内生産では需要を満たし得ないものにつきましては、国内農業に悪影響を与えないよう配慮しつつ、需要の動向に即しまして、輸入政策の弾力的運用によって対処していきたい、こう思います。(拍……
○国務大臣(赤城宗徳君) 地方競馬全国協会の益金の配分方針及び交付する団体の選択方針等についてお答え申し上げます。 地方競馬全国協会は、競馬法第二十三条の二十二の規定に基づきまして、馬の改良増殖及びその他畜産の振興に資するための事業につきまして、その経費を補助しております。 同協会の定める補助実施要綱に基づきまして、農業協同組合等の畜産関係団体を対象といたしまして、事業の緊急性、公益性及び裏業の効果について考慮しまして適正なものを選定いたしております。(拍手)
○国務大臣(赤城宗徳君) 農水産物に対するPCB汚染の実態と対策について御答弁申し上げます。 最近、滋賀県の草津市におきまして、かなり高濃度の土壌汚染が報告されておりますが、これにつきましては、現地改善対策試験を実施いたしておりまして、土壌と作物のPCB含有量の関係、除去方法等につきまして、具体的な検討を昭和四十七年度におきまして行なうことを予定いたしまして、目下滋賀県と打ち合わせ中であります。 なお、農産物及び畜産物等につきましても、汚染実態と汚染機構の解明のために調査研究を実施すべく目下検討中でございます。 なお、水産物のPCB汚染につきましては、東京湾、駿河湾、琵琶湖、大阪湾等にお……
○国務大臣(赤城宗徳君) 昭和四十六年度林業の動向に関する年次報告及び昭和四十七年度において講じようとする林業施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十六年度林業の動向に関する年次報告について申し上げます。 わが国林業は、資源的な制約、生産基盤の整備のおくれ等の構造的要因に加え、昭和四十五年秋以降の景気後退の中にあって、木材需要の停滞、木材価格の低迷等きわめてきびしい事態に直面しております。 木材の需給の動向を見ますと、その需要は、昭和四十五年には一億立方メートルに達しましたが、国産材の供給は前年に引き続き減少し、一方、外材の進出は、わが国林業、林産業に一そう大きな……
○国務大臣(赤城宗徳君) 昭和四十六年度農業の動向に関する年次報告及び昭和四十七年度において講じようとする農業施策につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十六年度農業の動向に関する年次報告について申し上げます。 わが国の農業は、内には、長期を要する構造改善の過程において米の過剰、物価問題等に面面し、外には、経済の国際化に早急な対応を迫られるなど、きわめてきびしい局面に立ち至っているのであります。 このような情勢のもとにおいて、農業の他産業に対する比較生産性の格差は、前年度に引き続き拡大しております。これは、農業の生産が米の生産調整の実施等により前年度よりわずかに低下し、……
○赤城国務大臣 このたび、はからずも農林大臣を拝命いたしまして、農林行政を担当することになりましたので、この機会に一言所信を申し述べたいと存じます。 私は、常々農業及び農村の健全な発展なくしては、経済の成長と社会の健全な進展を期することができないと考えております。このたび、農政の責任者となるにあたり、この考えのもとに農政の推進に最善の努力を尽くす覚悟でありますので、何とぞ委員各位の御理解ある御協力をお願い申し上げます。 申すまでもなく、今日の農業は、内外のきわめてきびしい環境のもとに置かれております。すなわち、内には長期を要する構造改善の過程において米の生産過剰、物価、公害等の問題があり、……
○赤城国務大臣 国際関係やあるいは国内のいろいろの要素から、残存品目の自由化というものが迫られておるといいますか、きめるというような段階にきております。本来からいえば、それぞれ農業に重大な関係のあるものですから、相当国内体制が整ってからという気持ちは持っていますが、現在の段階におきましては、残存品目のうち、七つとはきまっておりませんが、その程度のものの自由化をせざるを得ない段階にきております。私といたしましても、影響の――みんな影響ありますが、できるだけ影響の少ないものを検討して出してみたい、こういうことで、いま検討中でございます。
【次の発言】 いまお話しの点はそれぞれもっともな点が多いので……
○赤城国務大臣 このたび、アメリカ及びカナダとの経済閣僚会議に出てまいりましたので、その経過等を御報告申し上げます。 今回の日米及び日加の閣僚会議におきまして、問題は円の切り上げ問題あるいはアメリカの課徴金の撤廃問題あるいは繊維問題等が本会議等において問題になったのでありますが、そのほかに自由化の問題が議題になりました。そしてまたその自由化の問題につきまして、資本の自由化とともに物の自由化、こういう問題を強く要請されたのであります。でありますので、アメリカ等においてもロジャーズ国務長官の冒頭演説の中のあとのほうに、日本の自由化が非常におくれておる、また、自由化品目等につきましても品目を明示し……
○赤城国務大臣 ただいま角屋さんが述べたようなこと等について訪ソするつもりでございます。 実は日ソ関係には、根本的ないろいろな問題もございまするし、いまのお話のように、根本的でなくても、やや根本的な貿易問題とかあるいはシベリア開発の問題とか、こういう問題があります。ありますが、今度訪ソする目的は、いまお話しのように、サケ・マスの漁業問題あるいはカニの問題、昨年等はこちらでそういうふうに予想しなかったニシンの問題なども出ましたが、そういう漁業の問題。交渉の問題につきましても、政治的といいますか、大局的にあらかじめ問題の話し合いというものを済ましておきませんと、実際に漁業委員会などが開かれた場合……
○赤城国務大臣 一般に貿易の自由化ということが世界の趨勢でもございます。また日本の経済も成長した今日、やはり大局的から見まして自由化の方向に進める、こういう態度をとっております。 そこで、グレープジュースでございますが、――フルーツです。グレープフルーツにつきまして、いつまでは自由化しないというような公約は、私はしてないのじゃないかと思いますが、そういう引き継ぎはございませんでした。ただ、そういう意図を持っておったということはうかがわれます。 それからもう一つ、グレープフルーツを自由化する場合に、温州ミカンを相互的に、アメリカのほうの禁止しておるのを解禁する州を拡大させたい、取引のようなこ……
○赤城国務大臣 市場を通じ、あるいは業者を通じまして、そういうことをしないように厳重に警告し、また監視をしております。
【次の発言】 従来もやっておりましたけれども、今度のような場合には厳重にやっておるわけでございます。
【次の発言】 これまでやって効果がないということではございません。効果を相当出しています。しかし、効果がなかった面は、先ほど総理が言いましたように、野菜等の需給の調整が十分にいかなかったという面で、買い占めとか、そういうことが出てきたのでございます。でありますので、厳重警告等を発しまして、買い占めとかそういうことがないように、あるいはまた不足しているものにつきまして、どうして……
○赤城国務大臣 十月十五日の作況指数でありますが、九三になります。前には九五でありましたが、九三、こういうことになります。
【次の発言】 御承知のように、米の管理は国でやっていますが、自主流通米というものもございます。でございますので、この不作予想によって米の値段が上がるかもしれません。上がる予想のほうが強いかもしれません。しかし現在のところでは、こういう状況で米の値段が上がっているという――少し上がっています。少し上がっていますが、たいへん上がっているという状況ではございません。
【次の発言】 御指摘のように、本年度の予想は七十九万トン昨年より減る予想でございます。でございますので、自主流通……
○赤城国務大臣 前半のお尋ねに対しましては申し上げる必要はないと思いますので、結論的な問題を答弁いたします。 生産調整をこういう凶作の年にもやるのかどうか、こういうことでございます。私は根本的に農産物の需給の調整をとるということは一番大きな問題だと思います。ことしはまことに不作の年でありますが、米の生産は恒常的にふえてきております。そういう意味におきまして生産調整は続けてやる、こういうことでございます。ただ、生産調整につきましての数量の考え方等については、なお検討しなければならぬ問題が残っておると思います。 それから需給の計画でございますが、いま御説のとおり、四十七年度の需給はことしの凶作……
○赤城国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、食糧事務所の設置に関し承認を求めるの件の提案理由につきまして御説明申し上げます。 この案件は、沖繩食糧事務所を那覇市に設置することについて国会の御承認を求めようとするものであります。 食糧庁におきましては、主要食糧の国家管理を適切に実施するため、都道府県ごとに地方支分部局として食糧事務所を設置しております。沖繩県におきましても、本土と同様に食糧事務所を設置して、本土産米及び輸入麦の受け入れ、保管及び売却並びに沖繩産米を含む米麦の需給調整その他食糧管理の業務を適切に実施する必要があります。 以上の理由により……
○赤城国務大臣 農林省所管の昭和四十四年度歳入歳出決算について概略を御説明申し上げます。 まず、歳入につきましては、収納済み歳入額は、一般会計において六百四十五億九千九十八万円余、食糧管理特別会計各勘定合計において五兆七千五百二十七億九千三百五万円余、国有林野事業特別会計各勘定合計において千七百五十六億九千百九十二万円余、農業共済再保険特別会計各勘定合計外六特別会計の総合計において千八十八億二千八百四十万円余となっております。 次に、歳出についてでありますが、支出済み歳出額は、一般会計において八千四百八十九億三千六十七万円余、食糧管理特別会計各勘定合計において五兆七千四百五十一億八千九百七……
○赤城国務大臣 確かに御指摘のとおり、基本的考え方でございますので、具体性を欠くおそれの答弁を申し上げましたが、そこは基本的な考え方でございますから御了承願います。 それからまた昨年の決議等につきましては、どこかの委員会で申し上げましたが、森林等の林業生産基盤の拡充、これはもうどんどんやっております。しかし、森林の公益的機能に配した適正な森林施策の実施、私は、この点も森林政策というものは公益優先だと思っております。でございますので、公益的機能に配して適正な森林政策の実施もしております。 外材輸入の適正化、これにつきましても、外材が五五%にもなっていますから、秩序ある輸入というようなことに意……
○赤城国務大臣 農林省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 わが国の農業及び農政は、最近の内外の諸情勢の激しい変化の中にあって、種々の重要な課題に当面しております。 すなわち、内には高度化、多様化しつつある国民食糧需要の変化に対応し、農業生産をこれに適合させ、食料需給のバランスをとるよう農業生産の再編成を急速に進める必要がありますし、食料品の価格安定等に対する国民全般の強い要請にかんがみまして、農畜水産物の流通及び消費者保護に関する行政を強力に推進することが一段と必要となっております。また、外には、経済の国際化の進展等に対応して、わが国……
○赤城国務大臣 いまお話しのような種々むずかしい問題がございますけれども、生産者米価につきましてはずっと据え置いたわけでございます。ところが、物価の問題やらあるいは公共料金の値上げというような問題も、いい悪いはとにかく、実現しております。そういう中において、生産者、農民のつくる米も政府で買い上げる以上は一つの商品でございます。それだけは、もうどんなに労働賃金が上がっておっても、あるいは物価が上昇しても据え置くんだというのは、公平の観念からいってもとるべき態度じゃない、こういうように考えておるものですから、再々私が言っていますことは、少なくとも押えるというようないままでの態度というものは改めたら……
○赤城国務大臣 いろいろな事件が新聞などで出ておること、私も見、聞き、まことに遺憾と思っております。 そこで、林業の根本方針といいますか、やはり私は、非常に俗的に言いますならば、公益的機能を森林そのものが持っているわけであります。そこでまた、森林というのは、私はほんとうは国有的性格、国のものとしての性格を持っていると思います。でございますから、俗的に言えば、ただこれを保存するという意味ではなくて、よりいいものにして国の財産として保存していく、また国の財産として適当にこれを保存する。だから木を保存するだけではなくて、よりよく保存するということですから、樹齢が来たもの、これは切ることも必要であり……
○赤城国務大臣 私も技術面はしろうとですが、技術が大事なことはよく承知しております。外国の技術者も非常に多いんだそうですが、外国でも、いま話を聞いたばかりなんですが、ソ連なんかは非常に少ないそうです。ミカンの苗木を持って、グルジヤまで日本の前の園芸試験場長の梶浦君が行ってきたんです。きのう帰ってきたんですが、ところが農業の技術陣営が非常に少なくて、技術の点を聞いても何もわからない。そういうことはあまり大っぴらに言えないかもしれませんが、言っていました。これがソ連の農業がなかなか伸びてないで、農林大臣は始終かえられてばかりいるんですが、そういう原因だろうと私も話したばかりなんです。そういう意味で……
○赤城国務大臣 農業協同組合合併助成法の一部を改正する法律案につきましては、政府としてはやむを得ないものと考えます。
【次の発言】 私が農林大臣に就任いたしましてから約八カ月を経過いたしましたが、農業及びこれをめぐる内外の諸情勢がまことに容易でない時期でもあり、その職責のきわめて重大であることを痛感いたしている次第でございます。
私は、常々農業の健全な発展なくしては日本経済の調和ある発展はなく、また、健全な農村と農民を育てていくことは、わが国経済社会の土台を形成確保する上で重要なことであると考えております。新しい年の農政の推進にあたりましてもさらに決意を新たにして従来にも増した努力を傾けてま……
○赤城国務大臣 生産調整の根本的な考え方をちょっと申し上げたいと思うのですが、私は食糧の生産をしている農民、農村、これも食糧の全体から見れば、供給と需要との調整というものがこれは必要だと思うのです。そういう意味におきまして、これは農業者ばかりじゃございません、何の工業生産でも、生産過剰とか、こういうものになっては、それは生産しても豊作貧乏みたいに安くなるというような――食糧管理していますからそういうことはありませんが、経済の傾向としては、生産過剰になれば、その分だけは安くなって、結局豊作貧乏みたいになる。こういうことですから、やはり供給と需要のバランスをとる、これはほんとうは農民自身がやるべき……
○赤城国務大臣 漁港法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 漁港は、漁業生産の基盤であり、かつ、水産物流通の拠点でありますことから、水産業の発達をはかるためには、漁港の整備を推進することが不可欠の要件であることは、御承知のとおりであります。このため、政府におきましては、昭和四十四年に国会の御承認を受けました第四次漁港整備計画に基づきましてその整備を推進しているところであります。 しかしながら、最近、漁獲量が増大するとともに漁船の大型化がはかられており、また、水産物の流通の改善が要請されておりまして、これに対処するためには、漁港の整備を促進する……
○赤城国務大臣 御指摘のように、農村等に対して全体的には都市化が進行しておるような傾向もありますから、その農村のよさといいますか、農業の自然環境とか、農村生活というものがだんだん脅かされているというような、そういう傾向がございます。でございますので、ことしの予算等におきましても、農業政策をやっていく上において、一つの目的として、農業全体の、農村全体の環境というものをよくしていくという方向は一つの方向として、政策として取り上げておるわけでございます。そういう意味におきまして、この土地改良などにおきましても、公共用地とか工場用地とか、こういうものが現在虫食い的に出ておりますので、そういうのを整理し……
○赤城国務大臣 ことしの日ソ漁業交渉の私の印象でございますが、一つは、国交関係の変化といいますか、世界情勢あるいはアジアの情勢、こういうものから見まして、日ソ関係の外交的といいますか、非常にムードがいいような状況にある背景が日ソ漁業の交渉にも反映しておると思います。きのう報告を受けたので、新聞にも出ていますが、最後のサケ・マス、カニなどが妥結にくる前に、ソ連の副首相の筆頭であるマズロフ氏などが私のほうの日本の代表に会いにきておる。こういうのはちょっと珍しいことでございます。そういう点からいいまして、国際的な緊張緩和のムード、これが日ソ関係には非常にいい方面に反映している。これが漁業交渉がわりあ……
○赤城国務大臣 ただいま議題となりました地方自治法第百五十六条第六項の規定に基づき、輸出品検査所の支所の設置に関し承認を求めるの件の提案理由につきまして御説明を申し上げます。 この案件は、東京輸出品検査所仙台支所を仙台市に設置することについて国会の御承認を求めようとするものであります。 東北地方各県は、リンゴ、種ガキ等の輸出農林水産物の主要生産地であり、近年同地域における輸出体制は港湾施設の整備と相まって輸送経費の節減等から同地域の港から直接輸出を行なう傾向が強まっております。かような点から同地域において恒常的に輸出検査を実施する機関の設置に対する要請が高まっているのであります。 また、……
○赤城国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その御趣旨を十分尊重いたしまして、慎重に対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 農林漁業団体職員共済組合法等の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
農林漁業団体職員共済組合制度は、農林漁業団体職員の福利厚生の向上と農林漁業団体の事業の円滑な運営に資するための制度として実施され、その給付内容も逐年改善を見てまいりました。
しかしながら、年金財政の状況を見ますと、給与水準の変動、制度改正等により所要財源率について相当程度の増高を見るに至っておりますが、現行の掛け金率は、他の共済組合制度に比べ……
○赤城国務大臣 内輪の話をするというようなことはちょっとどうかと思うのですが、実は国鉄の運賃値上げについても、バスの値上げ等についても、物価対策協議会とかで原案がきまってしまったころに持ち出して提示した。だから、私はあとで文句を言ったのです。結果的には責任を負わなくちゃならないのに、火事場どろぼうみたいなときにちょっと出して、それでもうきまったようなことをされては困ると私は閣議でも文句を言ったんですが、そういうようなかっこうで国鉄の運賃を上げる案が出てしまったので、内輪話ですが、この農林物資の運賃については、私も政調会長なんかもやっておるころからずっと押えて、上げちゃいかぬというようなことをや……
○赤城国務大臣 財源調整でも、あるいは国の負担といいますか、補助率等につきましても、従来、決議の線に沿うて要求しておったのですが、財政の都合や何かでけられたのはまことに残念でした。ようやくことしは、国の補助率は二〇%までいかなかったですが、とにかく突っぱったわけです。予算要求等においては十分この年金制度の趣旨に沿い、いろいろな御要望等にも合ったような要求をしてその実現をはかりたいと思います。
【次の発言】 私もそういうふうに主張して、そういうふうにさせたいと思うのですが、これはもう御承知のように、いきさつがあり、この年金をつくるときに、これは私が前に大臣のとき厚生年金から分離してこっちへ持って……
○赤城国務大臣 ただいま局長の答弁のような見通しを持っておりますし、その見通しのもとで、充実の中でこの点も十分考えていきたい、こう考えております。
【次の発言】 私もいまの御所見のとおりだと思います。大体、農業に対して、国全体として、それから国際的にもそういうことでございますが、非常に軽視するというか、重きを置かなくなってきている情勢であります。これではやはり国のためにならぬと思います。どうしても農業というものがやはり国の中心であり、農民がりっぱに健全に、生活的にも思想的にも育っていかなければ国はもたないと思います。そういう意味で、農業政策はいままではほんとうに防衛的で、降りかかる火の粉を払う……
○赤城国務大臣 ただいまの委員長提案の修正案につきましては、政府としては、施行期日に関する部分を除き、必ずしも適当ではないと考えております。
また、角屋堅次郎委員外二名提案の修正案及び津川武一委員提案の修正案につきましては、政府としては賛成しがたいところであります。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、誠意をもって努力をいたします。(拍手)
【次の発言】 農業災害補償法及び農業共済基金法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
農業災害補償制度につきましては、制度創設以来、農業経営の安定のため多大の寄与をしてまいった……
○赤城国務大臣 いろいろ林野関係で不祥事件が出ておりますことは、まことに遺憾でございます。いまお話しのように、この一般世間より隔離されているところで、何というか、事務をとっているというような関係でもあろうかと思いますが、それにしても全体として非常に正義感に対して鈍感で弛緩していると思います。いまの秩父の事件なども、三代の営林署長が同じようなことをやっているというようなことは、悪いことになれっこになっている、こういうことで非常に弛緩した気分になっていると思います。これは少し気分を立て直して綱紀を粛正していかなければ、国民の財産の国有林をあずかっている人として、まことに責任を果たしておらないという……
○赤城国務大臣 農業経営全体というものが、農家から見れば、結局は対象になるわけですから、そういうようなのが望ましいことと思いますが、いまのところ、なかなかこの保険設計というか、これは非常に技術的にむずかしい面もございますので、品目別ということでいって、検討する時期に検討する。いまが時期だと田中さんおっしゃいますけれども、私のほうでは、もう少し品目別でやってみて、価格のいろいろの欠陥とか、総合的にやったほうが得だとか、いいとか、こういうことを検討してみませんと、いまどうという話を申し上げる段階ではない。私のほうではそういうことでございます。
○赤城国務大臣 ただいまの附帯決議につきましては、その決議の趣旨を尊重いたしまして、十分検討の上善処いたしてまいりたいと存じます。
【次の発言】 私は、再々申し上げておるのでございますが、国有林は国民の財産であり、それを農林省、林野庁は信託を受けてその運営をすべきものだ。でございますから、この国有林につきましては、善良なる管理者として、いまお話がありましたように、公益的な環境保全ということでなくて、環境保全をさらに強化する、こういうような考え方でいかなくちゃならぬ、また林野庁の職員は信託を受けておるのでございまするから、その責任を十分遂行するようにやっていかなくちゃならぬ、こう思っておるのでご……
○赤城国務大臣 御指摘のような発言、しばしばいたしました。抑制するという立場はいけないということで、逆を言えば、ある程度上げなければならないのではないかというようなことにとられておるわけでございますが、どういう段階できまっていくかということにつきましては、まだ作業に入っておりませんし、政府部内でのいろいろな相談にも入っておりません。しかし、方式としては、いままでの生産者補償方式というような方式、これを変えて、そして――それを変えるということが、とかく押えるために変えるというふうにとられますから、なかなか方式としてもほかにいい方法が、いま差し迫っておるときに考えつかないようなことがございますから……
○赤城国務大臣 事務当局から答弁いたさせます。
○赤城国務大臣 お話しのように、畜産の畜産産業としての体質改善はむずかしいじゃないか、こういうお話がありますが、その例として卵の例をとられましたが、確かに、飼料の輸入は非常に多いのでございます。飼料に依存しておるところがありますけれども、その自給面からいいまするならば、卵類なんかはほとんど自給製品というか、産んだもので自給できておるようになっておりますし、あるいは畜産でも、豚肉あるいは鶏、こういうものは自給に近いようになってきております。その中で、非常に骨を折らなくちゃならないのは牛肉のようなものでございます。でございますので、えさの点につきましては、多角化といいますか、輸入などを多角化する、……
○赤城国務大臣 経済事情や諸物価、いろいろな事情もありますので、米価を決定する際には、弾力的に慎重に検討いたしたい、こう思っていますし、いま時期ではございませんが、決定するときには、そういうようにしたいと思います。
【次の発言】 国際的あるいは国内的に私は農業というものを見ていますが、国際的に見ますと、日本の農業は、自給自足というか、その方向に進めようという農業であります。アメリカのような農業は、農業そのものが輸出産業みたいになっておる。でありまするから、貿易をする以上は、私は、自由化というのは、これは原則だと思います。お互いに、お互いの国の間であまり障壁を設けないでいくということ。しかし、農……
○赤城国務大臣 御承知のとおり、私は、根本的に考えれば森林というものは公共用のものだと思います。公共的でなければならない。私の考えからいえば、森林というのは国有であるのが原則であると思います。しかし、民有もありますが……。でありますので、森林は公共用、公用あるいは公益用に活用するということは、経営上の問題もありますが、大いに考えなくてはならぬ問題だと思います。でありますので、いまのような例もございますが、そういう方面に私は活用すべきだと思いますが、墓園等につきましては、これが公園的なものか、あるいは墓地的なものかというようなことで、技術的にいろいろ問題を含んでおるようでありますが、とにかく公共……
○赤城国務大臣 いまお話しのように、農業基本法の目標としたことが必ずしもよくいってはおりません、中にはいっている面もございます。たとえば生産性を向上するということで労働の生産性などはこれは非常に進んではおるわけであります。しかし自立経営農家をたくさんつくっていくとか、こういう面はとても目標のとおりにいっておりません。それから農業の状況が御指摘のようにだいぶ変わっております。内外いろいろ険しい問題も起きておりまして基本法の目標どおりになかなかいっておらないということは御指摘のとおりでございます。なおまた……
【次の発言】 全く御指摘のとおりでございます。でありますので、農業においても第一種、第二……
○赤城国務大臣 第一は、物統令の米の適用廃止を延ばすのか、方針どおり四月にやるのかということでございますが、これはずっといろいろ検討した結果四月ということにいたしたので、延ばすつもりはございませんから、四月に物統令の消費者米価の関係をはずす、こういう方針でございます。 第二に生産者米価の問題でございますが、先ほどから話も聞いていますし、いままでの話も聞いていますが、物価の問題というと、大体国民のふところから取り上げるほうの物価の問題です。生産者米価は国民のふところから取り上げるものじゃなくて、国民のほうへ出すものでございます。でございますから、生産者米価の問題につきましては、大体食管の赤字の……
○赤城国務大臣 この総合開発によりまして、農林関係、特に漁業関係に影響を受けることは御指摘のとおりであります。 第一は水産資源の減少という影響がございます。魚族の産卵場とか稚魚などの生息場の喪失、こういう水産資源の減少、こういう影響、第二は漁港その他の諸施設が、水位が低下しますから機能障害を生ずる、こういう二つの点が予想されます。 これに対しましてどういう対策を講ずるかということでございますが、当面の対策としましては、被害について十分な補償措置を講ずる。それとともに、その影響を最小限にとどめるために、種苗の生産とか放流等の水産資源維持対策事業を実施する、こういうことにしたいと思います。長い……
○赤城国務大臣 まあ何といいますか、価格の問題は罰則だけでいくべきもんじゃない、やはり需給関係のバランスがとれて価格が安定するということが、やはり基本だと思います。そういう点から考えまして、物統令は価格の点で罰則を設けている、こういうのでございますけれども、最近の米の事情から言いまするならば、需給も大体安定をするように米の供給が多くなってきておる、こういうことになってきていますから、そういうことならば、罰則でいくよりも、需給の面で消費者にも選択の自由を与えて――供給が豊富になってきていますから、良質米とかあるいは何といいますか、生活の程度に応じて米の選択をする自由を与えたほうがいいんじゃないか……
○赤城国務大臣 昭和四十七年度農林関係予算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 最初に、各位の御協力を得て御審議をいただくにあたりまして、予算の裏づけとなっております農林水産施策の基本方針について申し上げます。 まず、農業についてであります。私は、常々農業の健全な発展なくしては日本経済の調和ある発展はなく、また、健全な農村と農民を育てていくことはわが国経済社会の土台を形成確保する上できわめて重要であると考えております。しかしながら最近におけるわが国農業とこれをめぐる内外の諸情勢を見ますと、対外的には円の切り上げや農産物の輸入の自由化などへの対応を要請されており、また、国内的に見まし……
○赤城国務大臣 数年後の農村はどうなるか、またどう導くかということは、私も苦しんでおるといいますか、なかなか説明つかぬような状況でございますが、まあ一言で言えば、いまもお話がありましたように、農業あるいは農村というものをなくすというような方向へ持っていったら、これは日本の民族といいますか、日本の経済も民族も滅びるということでございまするから、最小限度とは言わないが、いまの農業というものを育成していくというか、していかなければならぬと思います。幸いに自然を保護するといいますか、こういう機運が高まっていますから、都市も自然都市といいますか、都市の中に自然というものを残していくような形でなければいけ……
○赤城国務大臣 土地改良等における幹線道路、これは大きなものと小さなものとあると思うのです。小さなものはやはり農業関係者が主として使う。しかし農道でも大きな道路、こういうものは県道、国道と近いようなもの、同じようなものですから、そういうものはお考えのようなほうが合理的だと私は思います。これは道路、水路の大きなものは十分折衝、検討してみましょう。
それから第二段の償還年限を延長しろ、これは当然延長したいと思って、くふうをこらしているわけです。それで考え方、方針には私も賛成ですが、具体的にはまだそこまで踏み切るまでにいっていません。
【次の発言】 転作の作物に変わっているところも相当あります。し……
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