赤城宗徳 衆議院議員
28期国会発言一覧

赤城宗徳[衆]在籍期 : 25期-26期-27期-|28期|-29期-30期-31期-32期-33期-35期-36期-37期-38期
赤城宗徳[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは赤城宗徳衆議院議員の28期(1958/05/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は28期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院28期)

赤城宗徳[衆]本会議発言(全期間)
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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 衆議院本会議 第7号(1959/11/14、28期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(赤城宗徳君) 機種決定がグラマンから一転してロッキードに移ったのじゃないかという御質問であります。機種決定に至るいきさつ等につきましては、総理から申し上げましたので、省略さしていただきます。ただ、淡谷議員は、ほとんど検討もせずに大急ぎで決定したのはどういうわけか、こういうお尋ねでございます。この点につきましては、ちょっと誤解がおありではないかと思います。確かに、最後に決定しました防衛庁議あるいは国防会議の時間は六時間か七時間だと思います。しかし、その前に、ことしの六月十五日に白紙に還元いたしましてから、源田調査団を出しましたのは八月八日であります。帰ってくるまで七十五日、報告を出す……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 衆議院本会議 第5号(1960/02/03、28期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(赤城宗徳君) 防衛費につきましては、この席から総理がしばしば申し上げておりますように、国防会議において決定しました方針に従って進めております。すなわち、国力、国情に応じて必要最小限度に漸増するという方針であります。従いまして、安保条約の改正によりまして急増するということはありません。  それから、今御指摘のように、三十五年度の予算が戦後防衛庁予算としては最大だということでありますが、これは私から見れば逆だと思います。戦後最小であります。三十年度に国民総所得に対して二%であります。その次に一・八%、一・七%、ずっと下がってきまして、三十五年度、ことしの予算は、一・四%であります。(拍……

第34回国会 衆議院本会議 第13号(1960/03/18、28期、自由民主党)【政府役職:防衛庁長官】

○国務大臣(赤城宗徳君) このたびの事故に対しましては、まことに遺憾でございまして、犠牲者に対しまして心からお悔やみ申し上げます。  御質問の第一でありますが、飛行場を民間から取り上げておるのじゃないか、こういうことでありますが、そういうことは全然ございません。  第二に、飛行場を都心から外の方に移したらいいではないか。これはごもっともでございまして、そういうふうに移したいと考えておりますが、何しろ、日本の地理的状況や経済的の関係で、それを十分にやるというわけにいかないのは、まことに遺憾でございます。そこで、現在の状況といたしましては、共用もやむを得ない、こう考えております。ただ、このたびの事……

赤城宗徳[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院28期)

赤城宗徳[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第29回国会(1958/06/10〜1958/07/08)

第29回国会 議院運営委員会 第2号(1958/06/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城説明員 ごあいさつを申し上げます。このたび内閣官房長官に就任いたしました赤城宗徳でございます。万年至らないづくしでありますので、各位の御指導と御鞭撻をお願いいたしまして、ごあいさつにかえる次第であります。  なお、官房副長官に松本俊一君と鈴木俊一君が就任いたしました。
【次の発言】 ただいまお話しのように、日本と中共との漁業関係、貿易問題、あるいはまた国内の経済に対しての所見、こういう点につきまして、この際、内閣としても一般国民に声明する必要があるのではないか。御同感であります。そういうことでありますので、実は総理の所信表明の中にもぜひそういうことを盛って、国会を通じて国民に政府の所信を……

第29回国会 議院運営委員会 第7号(1958/06/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 国会の同意を求める人事、あるいは国会の議決による人事等につきまして、前もって議運の方へ打ち合せをするようにというようなことを、私もかねがね聞いておったのであります。それで、できるだけそういうことにしたい、こう努めております。たまたま、言いわけをするわけではありませんが、選考の途中において、私の方に話が届かない前に、各省の選考等で人事が漏れるような事態がありますので、私といたしましても、閣議の席上におきましても、あるいは事務次官の会議等におきましても、そういうことのないように注意を喚起いたしておるわけであります。なお、このたびお願いする人事の中で、米価審議会の委員のことについてお……

第29回国会 議院運営委員会 第13号(1958/07/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 従来、最も関係がよくわかっておった省の方から内選考をいたしまして私の方に持ってきて、それを国会の方に、同意を求めるべく出しておったのであります。そのうちにおきまして、今御指摘のように出席率が非常に悪い、あるいは適当でないんじゃないかというような御意見も拝聴いたしたわけでございます。従来も検討はいたしておったのでありますが、そういう手抜かりが私の方にもあったと存じます。でありますので、人事の点につきましては、各省の方から選考したものにつきましても、私の方におきましてなお一そう慎重にこれを精査といいますか、検討いたしまして、国会の方に提出したい、こう考えております。

第29回国会 文教委員会 第9号(1958/09/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城説明員 勤務評定につきましては、私どもの考えとして、勤務評定そのものはあらゆる社会に行わるべきものだ、ことに公務員は国民に対する奉仕者であるという立場にあるので、公務員は国家公務員であると地方公務員であるとを問わず勤務評定を受けるべきである、こういう建前に立つておるわけであります。そこで、もちろん法律上にもきめてありますが、法律上にきめてあることを離れても、勤務評定は国家公務員は受けるべきだ、また勤務評定を実施すべきである。なおさら法律にあるのですから、これを施行するという方針において変りはないのであります。お話のように、九月十五日を契機として、その分析についていろいろ考え方に違いがある……


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第30回国会(1958/09/29〜1958/12/07)

第30回国会 議院運営委員会 第3号(1958/10/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 第三十回国会に提出いたしました法律案、及び提出予定の法律案、条約等につきまして申し上げたいと思います。お手元に御配付いたしておりますのは、二十六日現在のものでありますが、今日現在のところを申し上げたいと思います。  すでに御配付の中の、憲法調査会法の一部改正案、これは提出済みであります。それから、一般職の職員の給与に関する法律等の一部改正案、これも提出済みであります。私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部改正案、これも提出済みであります。下請代金支払遅延等防止法の一部改正案、これも提出済みであります。その次の、風俗営業取締法の一部改正案、これはすでに閣議の決定を経ま……

第30回国会 議院運営委員会 第6号(1958/10/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 お話のように国会議員の国会内における言論に対しましては、あらゆる面から強く保障されているわけであります。でありますので、公務員あるいは公務員に準ずる者が、これに対して誹謗的な批判をするというよもうなことは、厳に慎しむべきことだと私も考えております。特に国会議員でもないのでありますから、その内容等を直接聞いておるわけでもない。その内容等をきわめないで、これに批判を下すということは慎しむべきことだ、こう考えておりますので、この事件につきましても、当局に対して、私といたしましても、厳重に戒告をいたした次第であります。
【次の発言】 私の方といたしましては、先ほど申し上げましたような考……

第30回国会 議院運営委員会 第7号(1958/10/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 ただいまのお言葉でありますが、私、官房長官をいたしておりますけれども、私も議員の一人でありますので、議員としての発言に対してとやかく言われたり、あるいは特に公務員がこれを誹謗するというようなことは、許すべからざることであります。こういうふうに考えております。
【次の発言】 昨日の本会議で、成田君の御質問に対して、総理がNBCのブラウン記者のフル・テキストを見てから検討する、こういうお答えをしたわけであります。ところが、今お話のように、その前にテキストが社会党の方へ松本副長官から渡つておるじやないか、これは非常な食言じやないかということであります。そのことにつきまして私の承知して……

第30回国会 決算委員会 第3号(1958/10/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 私が官房長官になつてからまだ国勢会議を聞きませんので、その人は出るか出ないかわかりませんが、私が就任する前にも、そういう構成メンバーでない者をはべらすといいますか、会議に出すということはないと私は信じております。
【次の発言】 これは追つて調査をしてお答えしたいと思いますけれども、私は正当な人であるならば懇談会等で話を聞くことはあり得ると思います。どういう人か、私今突然米まして、その人の様子もわかりません。よく調査して、後刻お答えしたいと思います。
【次の発言】 国防会議として講演を聞くということは私はないと思います。あるいはまた懇談会等において話を聞いた場合があるかもしれませ……

第30回国会 内閣委員会 第1号(1958/10/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 憲法調査会法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  御承知の通り憲法調査会は昨年八月発足を見たのでありますが、本年に入ってその調査審議は広範な事項について細部にわたって行われ、また会議もひんぱんに開催されるに至り、今後ますますその回数の増加することが見込まれるのであります。これに伴いまして憲法調査会事務局における諸般の事務も増大しておりますので、これらの事務を円滑に処理するため、現在局長のほか七人である事務局職員の定員を改め、新たに事務官五人を増員することといたしたいのであります。  以上がこの法律案を提出いたしました理由であります。何とぞよろしく御審議の上、す……

第30回国会 内閣委員会 第8号(1958/10/31、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 だんだんお話を承わりましたが、憲法調査会は憲法を改正するという目標のもとに置かれていないことは御承知の通りであります。ただ今お話のように、岸総理個人としては改正論者であるけれども、しかし憲法改正の問題は、憲法調査会等の結論を得なければ自分できめるべき問題ではない、こういうふうに言っておられますので、前申し上げましたように憲法調査会は憲法改正という目的ではない。しかしどういう結論が出るか、これは結論は将来のことにわたっておりますので、私どもが予測できませんけれども、改正を目的としておることでないことは、憲法調査会の設置された当時から変っておりません。それから安保条約のお話が出まし……

第30回国会 予算委員会 第3号(1958/10/30、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 ただいま防衛庁長官からお答えしましたが、外国の情報等をとっておるということでありましたが、内閣調査室は、御承知の通り、重要政策に関連する情報の収集、調査、こういうことをしておりますので、そこにおいて情報等を収集しておる、こういう仕事をしております。
【次の発言】 内閣調査室から練馬に派遣されている職員は四人ございます。うち一人は病気のため長期欠勤中であります。その氏名は内閣調査官渡辺愛三、これは長期欠勤中です。内閣事務官小林博、同じく井上伸次、同じく曲輪昇一、以上であります。
【次の発言】 機種の決定は私どもの所掌ではありませんけれども、今お話のように、機種の決定については相当……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 科学技術振興対策特別委員会 第8号(1959/03/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 今お話しのように、原子炉の安全性については十分検討の上設置することに相なるわけでありますから、損害というものはあまりないという見通しのもとに設置することだと存じます。しかしながら、まだ未開発のものでもありますし、不測の災害が生ずることも考えなければなりません。従って、今お話しのように、民間保険もつけるわけですが、災害が生じた場合には非常に大きな災害に相なろうかと思います。でありますので、民間保険の限度を越したものについては、国家がこれを補償するという責任を当然感じておるわけであります。従って、その具体的内容等について、あるいは立法措置を講ずるというものについての法的な問題、そう……

第31回国会 議院運営委員会 第4号(1958/12/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 再々お話がありましたが、やはり官僚というのは、今の言葉で言えば公務員でありますが、国民の奉仕長ということになっておりますので、旧来の官僚政治に堕することは、まことにこれはいけないことだ、私どもといたしましても、そういう弊に陥らないようにかねがね注意はいたしておったのでありますが、御指摘のような案件もちょいちょい出てきておるのは、まことに遺憾であります。決議その他を尊重することは当然でありまして、その決議の趣旨に沿って、各省各大臣あるいは下の事務官僚におきましても、極力努力して実現をはかる、こうすべきことは当然だと思います。ただ決議そのものが、予算の都合上やいろいろな状態で、直ち……

第31回国会 議院運営委員会 第11号(1959/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 今お話のように、補正予算をあとから出した根拠は、財政法の二十九条に基いたものであります。  それから第二に、そういう慣例がないということでありますが、その通りであります。ただ、戦前はそういう例が非常に多うございました。戦後には、本予算の成立以前に出したことはあります。まだ審議中であります。しかし、衆議院の審議中に出した例はないようであります。  それから、いきさつでありますが、一般予算が閣議で決定いたしましたのは、一月二十三日であります。その日に国会へ提出いたしました。そこで、国際通貨基金及び国際復興開発銀行への出資の問題でありますが、これは三十三年の十月にニューデリーで総務会……

第31回国会 決算委員会 第15号(1959/03/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 グラマンに四月十二日に内定するにつきましては、防衛担当当局が相当検討した上に次のような問題を提供されたようです。すなわち機種は六つの機種の性能その他についての比較の検討表、こういうものを基礎として提案されたということが一つ、それからその性能比較の結果グラマンが日本の防衛上適当であろうという資料、それから生産計画と経済的な面から見ての比較、こういう書類が提出されて、それを基礎として国防会議できめた。こういうふうに考えております。
【次の発言】 お話のように、まだできてない飛行機の種類も、六つの中に四つくらいあったのかと思います。そういうことでありますので、これを日本の防衛上適当な……

第31回国会 内閣委員会 第2号(1958/12/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 ただいま議題となりました憲法調査会法の一部を改正する法律案の提案理由を御説明いたします。  御承知の通り憲法調査会は昨年八月発足を見たのでありますが、本年度に入ってその調査審議は広範な事項について細部にわたって行われ、また会議もひんぱんに開催されるに至り、今後ますますその回数の増加することが見込まれるのであります。これに伴い憲法調査会事務局における諸般の事務も増大しておりますので、これらの事務を円滑に処理するため、現在局長のほか七人である事務局職員の定員を改め、新たに事務官五人を増員することといたしたいのであります。  以上がこの法律案を提出いたしました理由であります。なおこの……

第31回国会 内閣委員会 第6号(1959/02/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 皇太子殿下の御結婚について、妃選定の経緯から始めて皇室会議の開催、納采の儀等今日に至るまでの経過、さらに今後行わるべき結婚の諸儀式の概要等について申し上げたいと思います。  まず最初に、御結婚についてとられた方針と経過でありますが、宮内庁においては数年前から天皇、皇后両陛下並びに皇太子殿下のおぼしめしを伺い、皇室の伝統と将来皇太子妃の国内及び国際間における御活動が繁多かつ重要となることを考え、御本人の健康、学業、人格、容姿等万般について優秀であることはもとより、血統、親族関係等について支障のないことを期して調査を続けてきたのでありまして、その間宮内庁長官から内閣総理大臣に時宜連……

第31回国会 予算委員会 第11号(1959/02/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 事実も知りませんし、私も出席した事実もありませんから、それを認めていることもありません。

第31回国会 予算委員会 第14号(1959/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 先ほど農林大臣から御答弁申し上げましたように、被買収者の中で――先ほどお話がありましたが、自作農として農業に精進するということに対してわれわれは賛成をしておるのでありますが、自作農になり得なかったような小地主の生活状況、こういうものを社会的な見解から調査してみたいということでありますから、一言にして申し上げれば調査費ということであります。


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 内閣委員会 第2号(1959/07/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 赤城宗徳でございます。私このたび防衛庁長官に就任することに相なりました。申し上げるまでもなく自衛隊は、わが国の平和と独立を守り、わが国を直接侵略及び間接侵略から防衛することを主たる任務とする重責をになっているのでありまして、私といたしましてもいよいよその責任の重大なることを痛感しておる次第でございます。今後当委員会におきましては何かと御指導、御鞭撻を賜わることが多かろうと存じておりますので、この機会に少しく時間をいただきまして、防衛庁の業務につきごく概略ながら御説明申し上げまして、一そうの御理解と御協力を得たいと存じます。  今日の世界情勢につきましては、すでに御承知の通り各国……

第32回国会 内閣委員会 第4号(1959/09/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 ただいまお話のようなことがあるかと思いますけれども、防衛庁といたしましては、米側から返還になった飛行基地等を、防衛庁の権利として当然防衛庁が使用すべきだという考えは持っておりません。返還になったものにつきまして民間側で使うか、あるいはまた防衛庁で必要とするかということ、あらためて検討の上できめる方針になっておりまして、返還になったから直ちにそれが防衛庁で、自衛隊で使うという権利を持っておるような考えは持たしていないと思いますし、そういうことではないのであります。ただ新しい飛行基地等を作る場合に、耕地やその他をとることが農民やその他に非常に迷惑をかけることがありますので、返ったも……


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第33回国会(1959/10/26〜1959/12/27)

第33回国会 決算委員会 第4号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 飛行機の機種が決定して、その国内生産の会社をどこにするか、こういう指定は、法律によって、通産大臣が防衛庁長官に協議してきめることになっております。そういう事情でありますから、通産大臣が指定をきめたわけであります。  しかし、その協議は受けておりますが、その協議につきましては、次のようなことでございます。全部を話すと長くなりますが、次の戦闘機の製造にあたっては、きわめて高水準の技術と膨大な製造設備を必要とする。従いまして、この生産態勢の決定にあたりましては、技術、労務、工場、施設等の点から見まして、ジェット航空機の製造の経験を有する新三菱重工業、川崎航空機工業、富士重工業の三社の……

第33回国会 決算委員会 第5号(1959/11/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 航空自衛隊の次期戦闘機の決定につきましてのいきさつ及びその理由を御説明申し上げます。  航空自衛隊の次期戦闘機の機種の決定につきましては、昭和三十三年四月十二日の国防会議において、今後の計画を進行せしむる諸条件を整備するため、一応F11F―1F(98J―11)を採用することに内定せられたところでありますが、その後F104は開発せられ、西ドイツ等においてこれが採用せられた状況にかんがみ、昭和三十四年六月十五日の国防会議において、前記内定を白紙に還元し、あらためて調査団を派遣する等、さらに慎重に検討の上決定することとなり、防衛庁といたしましては、この決定に基づきまして、航空幕僚長源……

第33回国会 決算委員会 第7号(1959/12/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 ただいま御指摘のように、防衛庁に批難事項が多いのは、全く私どもといたしましても監督が不十分であったと考えております。額の点におきましても、相当な額であることも私ども了承しておりまして、この点も非常に遺憾に存じております。そういう点におきまして、やはり国費を使っておりますことでもありますし、ぜひこういうことをなくしたい。こういうふうに鋭意努め督励をいたしておるわけでございます。  それから、批難事項以外でありますが、たとえば繰越額とか不用額等も非常に多いではないかということで、こういう方面なども鋭意改善を加えまして、この点は非常に減ってきております。しかし、批難事項等にいたしまし……

第33回国会 決算委員会 第10号(1959/12/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 最終的にはまだ決定いたしません。というのは、私どもも折衝を続けて、価格をできるだけ国民のためにも安くしたいという折衝を続けております。同時にもう一つ、アメリカとの全体としての費用分担の取りきめをしなくてはなりません。アメリカ側から来てもらって、対米折衝を始めようと思っています。それにつきましては、書類を出して折衝に入ろう。書類を出すのに価格が漫然としていてはこれは困りますので、われわれが今までつめた中間的な価格でございます、それを出しまして、折衝の過程におきまして、分担を折衝すると同時に、アメリカ側にもたたいてもらうし、こっちでも価格を合理化するということを続けたいと思います。……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第3号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 経過を申し上げますと、一番多く自衛隊の出ておりましたときは、一万一千六百名であります。今は一万五百名だけ出ております。まだ災害の復旧作業等が続いておるのに、自衛隊が引き揚げるのではないか、こういうお話でございますが、そういうことは考えておりません。実は自衛隊が手がけた個所の堤防決壊を埋めていく作業、潮どめ等の作業も非常に進んでおります。一番大きな作業は、私の方では尾西作戦と言っておるのですが、名古屋の旧街道で潮どめしておる、この方に主力を注いでおりますが、これは大体十一月七日に終了するような見込みで現地とも打ち合わせております。そういうことで非常に進んでおります。一つの大隊だけ……

第33回国会 災害地対策特別委員会 第6号(1959/11/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お答え申し上げます。  名古屋の市長がどういうふうな態度であったかということにつきましては、私は報告を受けておりません。ただ、災害当時自衛隊としてどういう活動をしておったかということにつきましては、調査がありますので、申し上げておきたいと思います。  台風十五号が接近するに伴いまして、第十混成団が、二十六日の朝、全部隊に災害派遣準備命令を出したのであります。同時に、県庁に、無電を持っております連絡班を派遣する一方、中部管区警察局及び名古屋気象台に連絡員を派遣しまして、要請があったら直ちに出動できる、こういう態勢を整えておったのであります。二十六日に、二十三時五分、守山警察から日……

第33回国会 内閣委員会 第1号(1959/11/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 私の所管ではなくて、お話の通り航空局の所管でありますが、一般に私どもが乗っておるときによくデンジャー・エリアというものがありまして、そこへは避けて飛ぶ、航空管制上そういうふうにしているようであります。
【次の発言】 よく調べてみますけれども、そこに演習場があるということでなくて、自衛隊の飛行機といえどもその中に入らぬようにという管制ではないかと思います。
【次の発言】 事務当局からお答えいたします。
【次の発言】 内閣で、農林次官から防衛庁の次長あてに書類があったということについて、そういうことはなかったというふうに答弁したことについて今不確かなんでございます。事実は今経理局長……

第33回国会 内閣委員会 第2号(1959/11/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 かねがねほかの委員会でも質問があったのでありますが、サイドワインダーがいつ到着するか、これにつきましては私は十月末か十一月の初めごろに予想されている、こういうことを申し上げておったわけであります。たまたま今御指摘の委員会におきまして私が答弁いたしたことも、所有権が移るのはこちらへ到着してからなので、こちらへ到着したときがわかりませんと、いつこちらで受け入れるかということは不明だ、こういう意味におきまして所有権の移る時期を申し上げたのであります。  それから御質問のときにすでに到着しておったじゃないか、こういうことであります。確かに御質問のときには到着しておったというのは、あとで……

第33回国会 内閣委員会 第3号(1959/11/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 風邪の気味で欠席しておりますので、きょう出席できません。
【次の発言】 私のところへはまだ辞意の表明はありませんが、今井次官のところへは辞意の表明があったというふうに聞いております。
【次の発言】 いろいろ考えられる筋もありますが、本人から聞いたわけでもありませんので、どういうことかということは今わかりません。
【次の発言】 それに関連しておるであろうということは私も考えております。
【次の発言】 他の委員会でも申し上げましたが、機種決定につきましてはいろいろ問題もありましたし、防衛庁としても慎重を期して検討を続けてきたわけであります。そのときどきによりまして、そのときに集まっ……

第33回国会 内閣委員会 第4号(1959/11/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 航空自衛隊の次期戦闘機を決定するに至りましたいきさつ並びにその理由を御説明申し上げます。  航空自衛隊の次期戦闘機の機種決定につきましては、昭和三十三年四月十二日の国防会議におきまして、今後の計画を進行せしむる諸条件を整備するため、一応F11F―1F(98J―11)を採用することに内定せられたところでありますが、その後104は開発せられ、西独等においてこれが採用せられました状況にかんがみ、昭和三十四年六月十五日の国防会議において、前記内定を白紙に還元し、あらためて調査団を派遣する等、さらに慎重に検討の上決定することとなり、防衛庁といたしましてはこの決定に基づいて、航空幕僚長源田……

第33回国会 内閣委員会 第5号(1959/11/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 日米安全保障条約が改定されないでも、現在におきましても自衛力を増強するということを期待されておりますることは御承知の通りであります。しからば安全保障条約が改定された場合に、おのおのの能力に応じて自衛方を維持、発展することが、お話のように強制されたり、義務ということを意味しておるわけではございません。ただ私どもが防衛を担当している立場から考えますならば、アメリカに日本を守らせる義務をはっきりさせるというのに、ただそれにばかり依頼して、みずからがみずからの国を守る努力をしないということは、日本の独立国としての務めではない、こう考えますので、義務とか強制はせられませんけれども、自衛力……

第33回国会 内閣委員会 第6号(1959/11/24、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 先ほど防衛局長から申し上げましたように、三百機を大体二百機程度に変更しようということで進めてきておったわけでございます。そこでおおむね二百機ということでありました。ですから私が源田調査団の報告によりませんと空幕としてほんとうに必要な数というものはわからぬということを申し上げておったのでありますが、大体二百機、こういうふうに押えておるのであります。でありますから、源田調査団が帰ってきてから機数はどれくらい必要とするかということを私が聞いたときにも、機数は二百機、ほかに訓練機二十一機、こういう報告であったのであります。しかし防衛庁といたしましては、やはり戦闘機そのものは百八十機、訓……

第33回国会 内閣委員会 第7号(1959/12/03、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 戦闘機の価格の問題につきましては、昨年じゅもいろいろ数字が出たのでございます。あるいはまたことしの六月の国防会議の調査によりましても、各機種の価格が出まして、ロッキードにつきましては百七万四千ドル、こういうような価格が出ておるのであります。今度国防会議におきましても、私どもは直接ではありませんが、各機種についての価格について十分な調査をやったのであります。その調査に基づいて日本の国力、国情に応じて、こういうような点から機数も減らしまして、そうしてまた価格の点もできるだけ安い価格で、こういう進め方をいたしておるのであります。直接会社からとったのでありませんが、私どもはこの点におき……

第33回国会 内閣委員会 第9号(1959/12/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お話のように被害は少なかったかもしれませんが、場合によっては大きな被害を与える危険があったと思います。お話の通りだと思います。そういう点で私どもも非常に困ったことだと遺憾に思っております。調達庁といたしましてもこのことにつきましては非常に遺憾でありますので、アメリカとも交渉して、損害及びこれからもそういうことがないように交渉を進めておるわけでございます。ただ被害の調査その他についてアメリカ軍から聞いたかどうかという問題でありますが、その前にやはり調達庁としては、こちらで十二分に調べてその材料をもって米軍と折衝に当たる、こういう準備をいたしておったので、御指摘のように幾らかおくれ……

第33回国会 内閣委員会 第10号(1959/12/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お尋ねの最初にありました明日国防会議で決定するのではないかということでありますが、国防会議で決定ということでは今のところはありません。というのは、アメリカでも費用分担の関係がありますので、ある程度の予定価格をきめて、その予定価格に従ってアメリカの政府からこちらへ来てもらいまして費用分担の話をする、及びその予定価格をなお減らしていこう、こういうことで国防会議の懇談会を開いてオファーの了承を得る、こういうことで実は了承を得ておるわけでございます。  それから御質問の中心であります機種の決定あるいは価格の決定はどこでするのかということでありますが、最終的の価格の決定は、御承知のように……

第33回国会 内閣委員会 第12号(1959/12/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 価格の決定はそう急いでいるわけではありません。予算ができてから契約して、価格を決定するのは来年の秋ごろになると思います。今価格で問題になってきますのは、お話の通りアメリカ当局と費用の分担を決定する前提としての見積り価格の問題でございます。その問題につきましては、一機百十五万ドルを割るというふうにこの間申し上げましたが、その前提でアメリカ政府当局に日本へ来てもらう招請状を出したわけでございます。これが来月の十日前後に来ることになっております。十日前後にアメリカの当局が日本に参ります。そこで日本側の負担と米側負担との折衝をいたしますが、価格をどの程度にまでしぼれるかということをその……

第33回国会 予算委員会 第2号(1959/11/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 御承知のように第一次防衛計画というものがありまして、三十五年度が三カ年の終期であります。この防衛計画は事情によって繰り延べたものもあるし、達成されないものもあるわけであります。そういうことで、三十五年度の計画を変更しなければならないようになった。同時に防衛計画はある程度長期にわたるものでありますから、三十五年度の計画変更とにらみ合わして、大体四十年度あたりまでの防衛計画を立てたい、こういうことで事務的に作業を続けておるわけでございます。しかし、これはまだ最終的な結論に達しません。最終的の結論に達しますならば国防会議に諮りたいと思っておる次第でありますが、まだ最終結論に達しており……

第33回国会 予算委員会 第3号(1959/11/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 御承知のように軍関係のレーダー・サイトはアメリカ軍から日本の方へ引き渡しを受けましてこの気象観測の方も引き渡しを受けるような事態になれば非常にけっこうだと思って話はしておりますが、なかなかむずかしそうです。そこでそれならば自衛隊の方でそういう飛行機や何かを持ってやったらどうかということの御意見と思いますが、今のところ重複することと、いろいろ関係があります。そういうことで実は気象庁ともそういうことは検討いたしておりますが、今直ちにということはちょっとむずかしいように感じております。

第33回国会 予算委員会 第5号(1959/11/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お答えいたします。三十五年度の防衛費として概算要求いたしております額は一千六百九十八億であります。それから次期戦闘機種が決定して、四十年までに百八十機及び訓練機二十機を整備することになっております。来年度どのくらいの予算を要求しておるか、こういう御質問でございます。これは決定いたしませんでしたから一千六百九十八億の中には入っておりません。これから追加要求する予定でございます初年度といたしましては、私どもとしては三、四十億程度と思っております。しかしこれは財政上の都合もありますので、大蔵当局とよく検討した上で要求いたしたいと思っております。私どもの考えでは、まだ額の点においては違……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 運輸委員会 第17号(1960/04/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 運輸大臣から御答弁申し上げたこととは存じておりますが、お尋ねでありますので申し上げたいと思います。  運輸大臣も防衛庁長官も同じ大臣でありますので、指揮監督という形はちょっとまずい関係であります。そこで法制同等でもいろいろ検討いたしまして、統制という言葉が適当だということで統制という言葉を使うことにしたのであります。  この意義を申し上げますと、権限の委任をした官庁が、委任をした業務に関し、委任を受けた官庁を指揮監督することは通常行なわれていることでありますが、指揮監督というこの用語は上下の関係にある行政機関相互問に通常用いられるものでありまして、今回の航空法の改正による委任業……

第34回国会 内閣委員会 第2号(1960/02/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 ただいま議題となりました防衛庁設置法の一部を改正する法律案及び自衛隊法の一部を改正する法律案の提案の理由及び内容の概要について御説明申し上げます。  最初に、防衛庁設置法の一部を改正する法律案について申し上げます。  政府は国力、国情に応じて防衛力を整備する必要があることを認め、防衛庁の職員の定員を八千四百五人増加し、現在の定員二十五万四千七百九十九人を二十六万三千二百四人に改めることといたしました。この八千四百五人の増加分のうち、七千四百十六人が自衛官で、残りの九百八十九人が自衛官以外の職員であります。自衛官の増加分は、そのおもなるものについて申し上げますと、陸上自衛隊につい……

第34回国会 内閣委員会 第3号(1960/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 昭和三十五年度防衛本庁予算につきまして、その概要を御説明いたします。  昭和三十五年度の防衛本庁の歳出予算の総額は千四百八十五億五千二百万円でありまして、これを昭和三十四年度の歳出予算額千三百六十億四千万円、当初予算でありますが、それに比べますと、百二十五億千二百万円の増加となっております。このほか国庫債務負担行為として、航空機の購入について七百四十一億五百万円、器材の整備について百三十四億七千万円、施設の整備について十八億八千七百万円、弾薬の購入について七億二千九百万円、艦船の建造について十六億七千百万円、計九百十八億六千四百万円を計上し、さらに継続費として昭和三十五年度甲型……

第34回国会 内閣委員会 第4号(1960/02/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 防衛庁の予算についての考え方に二つあると思うのです。防衛庁関係費は九億しか増してない。国民の側から見れば、いわゆるタックス・ぺーヤーというか、税金を払う方から見れば、防衛庁の関係では九億しか増してないということであります。しかし今御説明申し上げましたように防衛庁の内部では、防衛関係費だけでなく、防衛庁費では百二十五億増している。この百二十五億増したものは、これは国民の税金から百二十五億よけいに負担するということではありませんので、九億だけ負担するという関係なんであります。でありますから、御説のように伊勢湾台風もあるので、私どもも民生安定や災害復旧、国土建設の方へなるたけ予算を増……

第34回国会 内閣委員会 第7号(1960/02/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 ただいまお話の霧島演習場における火災事故につきましては、私の方でも報告を受けています。損害の程度等につきましてはただいま検討中でありますが、お話のように二月の十三日、場所としては宮崎県の霧島演習場、実施部隊としては十二連隊の第三大隊、状況としては今お話のように、三・五インチのロケット・ランチャーによる対戦車榴弾射撃演習を射程三百五十メートルで森林地帯を避けて落下させるように演習を行なっておったのですが、ちょうど十二時三十分ごろに枯れ草に引火したものと推定される火災が発生しました。隊員三百名が地元の消防団、青年団等の応援を得まして消火に努めた結果、十六時ごろ鎮火した、こういう報告……

第34回国会 内閣委員会 第26号(1960/04/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 統幕の権限の強化の問題でありますが、この法案を提案するに至ります前に相当検討を加えておったのであります。御承知のように二、三年来の問題であったわけでございます。今統合幕僚会議が設けられておりますが、統合幕僚会議におきまして、各幕と申しますか、各幕僚長から出動時における命令等を長官に直接補佐をするという形になっておることは御承知の通りであります。あるいはまた指揮統率という点におきましても、各幕が、陸上自衛隊、海上自衛隊、航空自衛隊、それぞれ指揮統率をするわけでありまして、統合幕僚会議はそれに対して調整するというような機能だけを持っておったわけであります。出動時におけるこういう命令……

第34回国会 内閣委員会 第27号(1960/04/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 今のお話のように、私の方で映画会社へ何も協力する義務があるわけでもなし、そういう必要はないわけでございます。でございますから、私の方でも協力したからといって、それをたてにとって、私の方の意思に沿わなければならぬというような弾圧的なことを下す気持もありません。また会社の方でもそれを受けて、その通りにする筋合いのものでもなかろうと思います。今度のことにつきましては私は、よく事情を承知していませんが、今の質疑応答の中でいろいろ感じてはおりますけれども、お話の通り私どもあえて協力する必要も――必要といいますか、協力しなくてはならぬということもありません。従って協力した場合におきましても……

第34回国会 内閣委員会 第39号(1960/05/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 安保条約の各条について、解明されたと思う点があったら述べてみろ、こういうことでありますが、解明されたと見るか見ないかというのは、これは立場の相違もあると思います。しかし私どもは、安保条約そのものが従来の安保条約から見まして、日本の立場上相当日本のためによくなっている。よく言われておりますようなアメリカのためにやっているということでなくて、日本のためによくなっている、こういうように私は考えておるものであります。そこで安保条約を改正しなければならぬという基本的ないろいろな問題があろうかと思います。しかし昨日も帆足委員に安保委員会で御答弁申し上げたのでありますが、質問する方、追究する……

第34回国会 内閣委員会 第40号(1960/05/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 骨格といたしましては、私もそういうふうに了解しております。
【次の発言】 今の分析の通りに私ども考えています。私どもが考えていますのは、第二次世界大戦前と第二次世界大戦後における世界の情勢というものは、よほど変わっている。その変わっているのは、第二次大戦までは何といいますか、仮想敵国を設けて相手方を屈服せしめる、こういうことが主眼であったと思います。しかし再び世界大戦というものを起こしたくない、こういう関係から国際連合が成立いたしまして、侵略戦争の放棄あるいは武力の不行使、こういうことが原則になっていると思うのであります。しかしながら世界の現状が国際連合に一任するといいますか、……

第34回国会 内閣委員会 第41号(1960/05/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 国が独立しております立場から見ますならば、個人に正当防衛権がありますように、国に自衛の権利があるということは必然的なことだと考えております。そこで、憲法が制定されましたが、国に自衛権があるということは憲法以前の問題だと言うと少し言い過ぎかもしれませんが、かりに憲法があってもなくても自衛権というものは独立国として存在しておるのだ、こういうふうな立場に立っておるわけであります。そこで憲法との関係でありますが、御承知のように憲法第九条に、日本においては陸海空軍というものは持たない、しかしそれは国際紛争を解決する手段としてであるという第二項の規定もあります。この点から見まして、第九条は……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第7号(1960/03/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 大体は知っておりました。
【次の発言】 形式を三つに分けて、どれをとるかというような交渉をしていたようには私は聞いていません。いろいろ考えて、だんだんに進めてきた、その大体のことを承知しておるということであります。
【次の発言】 別に私の方で承知しておりません。
【次の発言】 第七艦隊の行動等について、私の方に別に打ち合わせばありません。ですから、私の方では承知しておりません。在日米軍が移動したというようなことについては、承知しているところもあります。
【次の発言】 台湾へ移駐しました。
【次の発言】 演習であるというふうに聞いておりました。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第8号(1960/03/16、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 先ほどからお話がありましたように、全面戦争の起きる可能性というのは非常に少ない、こういうふうに私ども見ております。しかしながら再々お話がありましたように、世界の国防というものは、好まないところでありますが力の均衡というような形で、相手方をたたきつけるということよりも、戦争の抑制力として働いておる、こういうのが現状であると思います。そういう点から見まして、日本も世界戦争は起きないというふうに見てはおりますが、これを起こさないということに対する抑制力の一半をになっていくべきだ、こういうふうに考えております。でありますから、世界戦争は起きないという見方をしておりますが、もしもそういう……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第11号(1960/04/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 駐在官は送っております。しかし、その演習に立ち会ったか立ち会わないか、その報告は受けておりません。
【次の発言】 承知しています。
【次の発言】 できれば世界の航空図も作りたいのですが、近くのところだけやっております。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第12号(1960/04/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お尋ねでありますが、第三条は、日本の自衛力をどの程度まで維持し、あるいは発展させるかということを約束している条文でございません。具体的には、日本の国力、国情に応じて自衛力を維持、発展させる。というのは、日本の自主的な考え方から、限度はきめていくわけであります。しからば、その限度はどの程度であるかということで、今例として、ICBM等の原水爆、こういうものを撃ち込まれるのに対しては、日本も核武装をして対抗すべきじゃないかというお尋ねがあったのでありますが、私どもの見通しといたしまして、日本に対して、ICBMとか、あるいはIRBMとかを撃ち込むという原子戦的な侵略は、これは予想されま……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第15号(1960/04/08、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お話を聞いてますと、アメリカ軍は依然として帝国主義戦争を企図しておる、こういう前提のもとにお話されておるように私は感じます。申すまでもなく、帝国主義というのは、資本主義が極度に発達して、国内だけで間に合わない、他国を侵略して戦争をする、こういうことが帝国主義の行き方だと思います。お話を聞いていますと、アメリカはそういう形で戦争を遂行するために日本を利用し、日本を基地としておるのではないか、こういうような観点からの御質問だと思います。しかし、私はそれは全然間違っておると思います。戦争をするために、ソ連にいたしましても、あるいはアメリカにしても、軍備はしてきたでしょうけれども、現在……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第16号(1960/04/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 先ほど総理から御答弁申し上げましたように、緊急性があるから安保条約を改正するといいますか、新安保でいくということよりも、前にあった安保条約に対しまして、不合理な点をこの際是正していく、こういう方針で今審議をお願いしているわけであります。従って、防衛関係から見ましても、今日本の自衛力で足らない分を、アメリカによって守ってもらわなければならないという緊急性は感じておりません。条約目的から見まして、とにかく日本の平和と安全を守っていく、再々申し上げておりまするように、抑制力としての考え方を私ども強く持っているわけでございます。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第17号(1960/04/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 国際情勢や諸外国の様子によって違うと思いますが、原則として、今、世界で、自分の国だけで完全に防衛ができるという国は、アメリカ、ソ連くらいしかないと思います。ほかの国は、完全に自分の国だけで、どういう事態に処しても防衛できるというようなことは、困難だろうと思います。しかし、そういう点におきまして、日本は日本なりに防衛体制を整えていくのに、どのような計画を持ち、どれくらいの年限を必要とするか、非常にむずかしい問題でございます。情勢等によりまして、なかなか的確には申し上げられませんが、現在第  一次防衛計画を立てまして、三十五年度が終期になっております。三十六年度から四十年度にかけて……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第18号(1960/04/14、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 そのままに受け取って下さってけっこうでございます。
【次の発言】 いつからもアジア侵略の決意を固めたことはありません。
【次の発言】 アジア全域ではありません。日本の近辺のアジア等を含めて航空図を作っております。これは侵略の意図ではございません。日本の近辺の航空の情勢を知っておく必要がありますので、調査をしております。
【次の発言】 近辺といっても、どこからどこまでというわけにいきませんから、近辺を少し出ておるところもありましょうけれども、目的が、決して侵略というような目的ではございません。それは念のため申し上げておきます。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第19号(1960/04/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 私が飛鳥田委員の質問にお答えしないようでございますが、御納得をいただいたか、いただかないかは別といたしまして、全部質問にお答えしておるわけでございます。また、防衛庁の方で記者合会見をして、発表した点もあるようでございますが、別に私は、変わったことのように気がついておりません。
【次の発言】 きのう申し上げましたように、入手したものを基礎として地図を作っておる、こういうことを申し上げておるわけであります。その入手は、けさ申し上げますように、ICAOの地図等を入手して、それを基礎として作っておる、こういうことでございます。でありまするから、アメリカからということは、そのICAOの地……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第20号(1960/04/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 空対地の攻撃の演習をしているということは承知しております。
【次の発言】 戦闘作戦行動のために日本の施設・区域等を使用する場合には、事前協議の対象になっていますから、向こうから、戦闘作戦行動に出る場合には、事前協議として申し出があるはずであります。
【次の発言】 岩国の海兵隊でも、あるいは厚木の海軍の飛行隊でも、日本の基地を作戦用として使用する場合には、事前協議の対象に当然なるわけでございます。
【次の発言】 在日米軍の指揮下には入っておりません。
【次の発言】 法律的に報告を受ける権利は持っていませんが、連絡は受けています。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第23号(1960/04/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 立川へ韓国軍が国連の資格で入ってきたという事実はございません。
【次の発言】 それは承知しております。
【次の発言】 調査の上答弁いたします。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第24号(1960/04/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 在日米軍ということではありません。
【次の発言】 初めからでございます。
【次の発言】 安保条約ができてからと思います。在日米軍というような観念は、安保条約ができてからですから、そのときからでございます。
【次の発言】 私の申し上げたことがはっきりしないようでありますから……。
【次の発言】 在日米軍のことで、先ほどの御質問に対してお答えいたしましたことが、はっきりしないようですから、再度申し上げます。  在日米軍というのは、編成上日本におる在日米軍の指揮下にあるものを、私どもは在日米軍と、こう言っておるのであります。第七艦隊は、日本に駐留しておるアメリカ軍の指揮下にありません……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第25号(1960/04/28、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 問題は、戦闘作戦行動に出るという場合には、戦闘任務を与えられて出るかどうか、こういうことに基本があります。そういうことを勘案して見ていくわけであります。
【次の発言】 これは事前協議でそういうところをただしていきます。
【次の発言】 交換公文がありますから、戦闘任務を帯びて出るという場合には、これは事前協議の主題となって協議に入るわけであります。それを、協議しないでもぐっていくというか、もぐっていっちゃうようなことであれば、これは条約の、あるいは交換公文の趣旨に反するわけであります。
【次の発言】 これは、こういう場合に立ち至る前に、そういう事態がありますならば、第四条において……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第26号(1960/05/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 これは予想でありますから、はっきりしたことは申し上げられませんが、日本にたとえば中距離弾道弾等を撃ち込む、こういう核の威力のあるものを撃ち込むというようなことになりますならば、これは全面戦争に発展することは免れまい、こういうふうに考えております。そうしてまた一方、世界的な情勢からいいましても、全面戦争ということはまず起こらない、こういうことが世界的な見方といいますか、定説的になっておるのは、御承知の通りであります。でありますので、日本に対してそういうような威力のある核攻撃を加えてくる、それが全面戦争に発展していく、その全面戦争は、世界的に見ましても起き得ないということであります……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第28号(1960/05/04、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 アメリカのこの発表と日本のと違っている点につきまして申し上げます。アメリカの方では、今御指摘のように、対日軍事援助引き渡し額として五億六百五十七万一千ドル、邦貨にして一千八百二十四億円を渡したということになっております。防衛庁の受領実額は、邦貨にいたしまして四千四百二十三億一千五百万で、相当の差があります。その理由は、第一に、防衛庁の供与品受領状況調には、日米艦艇貸与協定及び日米船舶貸借協定に基づく艦艇の貸与供与分五百九十二億九千九百万円を含めております。これは当然差し引かなければならない額だと思います。貸与の分を含めております。第二には、アメリカの国防省発表の引渡額には、米極……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第30号(1960/05/07、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 今御指摘のような計画で三カ年の計画を立てたのでありますが、達成を三十五年度末にいたすというわけには参りません。  その状況を申し上げます。陸上自衛隊につきまして申し上げますと、自衛官は今御指摘のように十八万を目標としておったのでありますが、三十四年度末におきましては十七万でございます。三十五年度末になりますと、本年の予算でもお願いしておりますので、十七万一千五百人、こういうことに相なります。艦艇はこれも今御指摘のように十二万四千トンの目標でありましたが、昭和三十四年度におきましては十万八千九百五十一トン、三十五年度になりますと十一万五千八百四十七トンの見込みでありますから、これ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第31号(1960/05/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 数日来、ただいまお話しのようなことがありましたので、米空軍に確かめたことを申し上げておきます。私の方から米空軍に対しまして、昨年厚木におけるU2事件のときの米空軍の発表と、今度のU2事件に関するワシントンの発表、これは新聞、ラジオ等によったのでありますが、その間に多少差異があるように感ずるけれども、現段階において、在日米軍の公式発表は、昨日厚木において新聞記者会見において発表した通りであるかということを聞き合わせ、なお、追加することがあったならば知らしてほしいという質問をしました。ところが、米空軍当局の方からは、日本におるU2機の使命その他については、昨日厚木の新聞記者会見にお……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第32号(1960/05/10、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 一般の、防衛庁関係でない人を調べるということは、人権じゅうりんだとかなんとか言われますから、慎重に扱っていますが、防衛庁関係の者だけには、さっそく調査をいたしました。防大助教授山田和英、こういう人を昨日指摘されましたので、呼んで聞いてみました。その結果を申し上げます。  当日、すなわち九月二十四日ですが、午後、日本グライダークラブ、これは山田所属であります、及び新日本グライダー研究会、これは清水所属でありますが、練習をしておったわけでございます。そうして、練習しているところへ、飛んできたものがありましたので、珍しいグライダーが来る、こう言う者があって、上空を見ていると、一千フィ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第33号(1960/05/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 レーダー・サイトを譲り受けたのは、昭和三十三年の五月ころと記憶しております。その前は、アメリカの方でレーダー・サイトを管理しておりました。ですから、今のU2等についてキャッチすることになったのも、日本に移譲されてからであります。今二十一カ所日本に移譲されております。
【次の発言】 レーダーでキャッチしたのがいついつかという、はっきりした資料はただいま持っておりません。自衛隊のレーダー・サイトでは、このレーダー・サイトに写ったものをとらえた場合通知を受け、米国の飛行機であることが判明しておった、こういうことだけで、いつ幾日という正確な記録といいますか、数字は今持っておりません。

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第34号(1960/05/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 戦闘作戦行動と密接不可分な関係にある補給は、事前協議の対象になると思います。例を申し上げまするならば、日本から空挺降下部隊等が発進いたします。その戦場に対して直接武器弾薬を投下するような、戦闘を直接支援するような行動、これは戦闘作戦行動に入る、戦闘作戦行動と密接不可分な補給になるので、事前協議の対象になる、こういうふうに思います。
【次の発言】 戦闘作戦行動として日本の基地から発進することが事前協議の主題になっているわけであります。でありますので、今申し上げました例は直接不可分の補給でございますが、しかし、その補給は、戦闘作戦行動と一体不可分でありますからこれに含まれている、こ……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第35号(1960/05/17、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 U2機につきましては、私どもといたしましても、今度の事件にかんがみまして調査をいたしております。NASAに所属している気象観測機であり、そういう目的にのみ日本において使用する、こういう保証がありますので、私どもは、アメリカ政府のその保証で、それ以上につきましては、今後の事態をよく見きわめた上において考えるべきことだ、こう考えます。現在の段階においては、今の保証をもって私はやっていく、こういうつもりでおります。
【次の発言】  実は、けさほど参議院の運輸委員会に私どもと気象庁も呼ばれまして、日本おいて高層の気象観測をしておるその資料を米軍から受けているか、こういう質問がありました……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第36号(1960/05/18、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 先ほど防衛局長からも御答弁申し上げましたが、通常日米合同演習といわれるものに二種類あったわけであります。その一つは、両方、すなわち、日本及びアメリカが並立した指揮権のもとで同時に訓練を行なって、その効果を高めたということ、もう一つは、日本にいろいろ訓練をするのに不足しているものがあります。そこで、潜水艦艇を動かすのに、それの貸与を受けるということがありましたが、今の並立した指揮権と違って、日本の方と同時に演習訓練を行なった、すなわち、アメリカ軍が自己の訓練を自衛隊の訓練とあわせて行なった、こういう二種類があったのであります、実態からいいますと、合同演習といいましても、日本の自衛……

第34回国会 日米安全保障条約等特別委員会 第37号(1960/05/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 事前協議との関係につきましては、なお申し上げる機会があると思います。  第七艦隊が入港するということにつきまして、正式の通知を受ける権利もないし、向こうも義務もないということも、御答弁申し上げた通りであります。事実上、海幕を通じて、必要がある場合には私の方までその報告をすることになっております。今北富士、東富士へ沖縄の第三海兵隊が参って演習をするということにつきましては、正式に調達庁の方へ報告があったことは昨日答弁した通りであります。入港をいつしたかということにつきましては、私のところまで報告を受けておりませんが、これはどこからということでありまするならば、沼津から上がって演習……

第34回国会 予算委員会 第2号(1960/02/05、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 今おあげになりました機種について、それぞれ一長一短のありますことは、御説の通りであります。ただ日本の地利的条件、防空の組織、こういう点から考えまして、いろんな点がありますが、速力、上昇力あるいは余剰能力、また価額の点もありますが、そういう点からロッキードF1〇4Cを日本型に改造して採用するということが最も適当だ、こういう結論に達したわけであります。この間におきまして、国民の疑惑とかいろいろな議論がされたことは御説の通りであります。そういう議論あるいは疑惑がありますので、これは先ほど総理が御答弁申し上げましたように、今、しろうと論議とか、あるいはまた机上において論議するとか、ある……

第34回国会 予算委員会 第3号(1960/02/06、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 総理が答弁した通りでございます。
【次の発言】 お答えいたします。世界の軍備といいますか国防、これはかつては相手方を侵略し、相手方を占領する、こういう構想のもとに行なわれておったと思います。しかし御承知のように、核兵器とか誘導兵器の発達によりまして、この軍備というものの性格が世界の大戦を抑制するといいますか、世界大戦を起こさない抑制力としての軍備に変わった、こういうふうに私は観念しております。そういう点におきまして、世界的に大国が戦争の抑制力を持って今戦争を抑止して、平和でいこうということになっておりますが、日本の自衛隊も小さい力ではありますが、力なりに戦争を抑制するといいます……

第34回国会 予算委員会 第5号(1960/02/09、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 今お話になりましたが、ペントミック隊というのは、御承知のように核に対するアメリカで編成した部隊であります。日本でこのようなことは全然考えておりません。第七混成団につきましては、装備の近代化、効率化をはかる、こういう意図を持ちまして、その方向を進めておるわけであります。でありますので、三十五年度に考えておりますことは、自動無反動砲とか、装甲車とか、自動迫撃砲、こういうものを装備しまして近代化をはかる、こういうことでありまして、核に対する防衛、こういうようなことは全然考えておりません。新聞等にちょっとペントミック隊に似たようなものだ、こういうようなことが出ていましたが、そういうもの……

第34回国会 予算委員会 第7号(1960/02/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 御承知のように、沖縄島民の福祉のためにとることのできる措置を合衆国と検討する、こういうことになっております。でありますので、今のような場合が生じたときには、アメリカの方でそういうことをするかどうかという問題が一つありましょう。あるいはまた引き揚げ等の場合に、赤十字船等がこれに当たるということもあろうかと思います。こういう場合にはもちろん自衛隊としては参加しませんが、場合によっては海上自衛隊が護衛をするという場合もあり得るかと思います。これは具体的にそういう場合に検討いたしたい、こう考えております。
【次の発言】 海上自衛隊が海上護衛をするのは自衛隊法七十六条による自衛出動とは違……

第34回国会 予算委員会 第8号(1960/02/12、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 まだ所管を受けておりません。この問題につきましては、大蔵大臣から答弁いたしましたように、地元においてほしいという向きもあります。あるいはまた、私の方から言っているんじゃないですけれども、外部の方で、防衛庁でこれは保管すべきだという議論もあります。目下検討中でありますが、所管がえはいたしておりません。
【次の発言】 そういうものを含めての施設費にはなっておりません。
【次の発言】 やる意思があるかどうかは勘案の上で決定いたします。
【次の発言】 かつて日本のために――あとからどうかは知りませんが、その当時におきまして非常に尽くした人だと私は思います。そういうものでもあり、美術品で……

第34回国会 予算委員会 第9号(1960/02/13、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 ただいまお尋ねがありましたが、自衛隊において建設隊を編成する予定を持っておりますが、これは国鉄の労組を弾圧するとか、そういうようなものに介入するとかいう意思は、全然持っておりません。部隊として編成する人員は約百二十名ぐらいであります。今四十名ばかりを訓練に出しております。今お話のように戦前は鉄道連隊というものがありまして、満州その他においても相当活躍したけれども、内地においてそういう機能を持とうということは考えておりません。目的といたしましては、災害等におきまして、局部的な鉄道等の災害があったときに協力するとか、自衛隊の任務として治安の維持、公共の秩序を維持する、こういうことが……

第34回国会 予算委員会 第10号(1960/02/15、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 お話の通り、第三条によって防衛力を維持発展させる、こういう約束になっております。しかしその中身はやはり言われていますように、それぞれの能力に応じて、こういう意味を含んでおるわけであります。でありますから、維持発展はすることにいたしますが、具体的にどの程度の防衛力を維持しあるいは発展させるか、これは日本の自主的な判断によって、国力、国情に応じて維持発展していく、こういうことに相なっておるわけであります。
【次の発言】 ロッキード関係の直接の国庫債務負担は、本年六百九十八億であります。そのほかに関連器材が十七億あります。これを三十六年度以後において予算化していく計画はどれくらいにな……

第34回国会 予算委員会 第12号(1960/02/19、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 そういう事実があります。
【次の発言】 大体太平洋の地域の諸国の空軍がフィリピンのクラーク・フィールドで共同研究をしたい、主催はSEATOの主催ではございません、米第十三空軍とフィリピンの空軍の主催で太平洋関係の諸国の空軍の共同研究をしたいから日本も参加しないか、こういうことでございます。
【次の発言】 予算の関係やらその他整備その他の関係、いろいろ勘案いたしまして、防衛庁としては航空自衛隊は参加しない、こういう態度を決定いたしました。
【次の発言】 オブザーバーを含めて、参加しない、こういうことでございます。
【次の発言】 昨年もオブザーバー四人を派遣した程度でございます。で……

第34回国会 予算委員会 第13号(1960/02/20、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 安保条約の武力攻撃を受けたときというのは、武力攻撃を受けるおそれのあるのは含んでおりません。
【次の発言】 おそれある場合とは、急迫した危険があると客観的にも明白な場合、こういうふうに考えております。
【次の発言】 ボタンを押すか押さぬかという問題はありますけれども、それを私の方でキャッチして、押すであろうというときには、それはおそれがある場合であります。
【次の発言】 御質問は、出動と武力攻撃に対処することを混同されておるようです。出動したからといって武力攻撃に直ちに対処するわけではありません。出動の命令が、総理大臣及び議会の承認を経て出る。だから武力に対処するか対処しないか……

第34回国会 予算委員会 第14号(1960/02/22、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 第一次計画の概要も御説明申し上げましょうか。達成状況だけですか。
【次の発言】 陸上自衛隊につきましては、編成がえ等も含んでおりましたが、人員にいたしますと、第一次計画におきましては陸上自衛官十八万人をもって六管区隊、四混成団を基幹とする部隊を編成する予定でありました。三十五年度の予算が御審議が進みまするならば、自衛官といたしましては十七万一千五百人、こういう達成状況でございます。  海上自衛隊におきましては、艦艇の編成、艦艇を作っていく目標が十二万四千トンが第一次計画の目標であります。三十五年度末における達成状況は十一万六千トンに相なります。  海上自衛隊の航空機は、目標は二……

第34回国会 予算委員会 第15号(1960/02/23、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 申し上げるまでもなく、局地戦争ということは、全面戦争に対応する言葉だと思います。地域的に限定され、あるいは当事国も限定されておる戦争でありますが、その戦争の様相は、場合によって種々異なる様相をとると思われます。兵器としては、一般に通常兵器をもってする戦争である、こういうふうに考えております。しかし今お話のように、状況によっては戦術核兵器の使用も絶無とは言えないかと思います。しかし一般的には、通常兵器をもってする、局地に限定され、当事国も限定されている戦争、こういうものに巻き込まれない、またこういうものを抑制しようという意味を、安保条約において持っておるものと私どもは解しておりま……

第34回国会 予算委員会 第17号(1960/03/01、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 自衛隊法七十六条によりまして、自衛隊の出動の条件をきめております。それは武力行使が現実にあった場合及び武力行使のおそれがある場合、こういうふうにきめてあるわけであります。でありますから、総理大臣が防衛出動を命ずる場合には、おそれある場合にも命じられるわけであります。おそれある場合に命ぜられた自衛隊は、現実に武力行使がなければ武力行使に対抗することはいたさないわけであります。それは八十八条に載っております。ですから、自衛隊が出動する場合は、日本自体で出動する場合、それがあるわけです。おそれがある場合にも出動を命ぜられるわけであります。     (「ボタンを押すおそれがある場合にも……

第34回国会 予算委員会 第18号(1960/03/02、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 パイロットが不足しておるからF86を偵察機に回す、そういう事実はありません。偵察機でもパイロットは必要であります。(笑声)これは予定の計画に基づきまして、三十五年度の予算で十八機、三億六千万円になりますが、これで偵察機に改装する、こういう予算を提出しておるわけでございます。
【次の発言】 器材整備の費用として国庫債務の負担の中に三億六千万円組んであります。
【次の発言】 供与されたものの型が古い方のものであります。
【次の発言】 型は古いのですけれども、偵察機として十分使えるのであります。
【次の発言】 現在でも統合幕僚会議という組織がございます。別に今度統合幕僚会議を設けるわ……


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第31回国会(1958/12/10〜1959/05/02)

第31回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 外務省関係等の報償費等につきましては相当ふえております。報償費はふえております。それから内閣の報償費ですが、これも幾分ふえております。今突然の質問でありましたので、今数字を持っておりませんから、追って調査の上御報告いたします。
【次の発言】 お話の中で岸総理が機密費を非常によけいに予算を取れということに熱意を持っておる、これは間違いでございまして、総理が機密費をよけいに取れというような命令を私が受けたこともありませんし、そういうことはありません。  それから報償費でありますが、御承知の通り今の報償費は終戦前の機密費と違いまして、すべて会計検査院の検査を受けることになっております……

第31回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1959/02/27、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 ただいまのお話ごもっともだと思います。科学技術庁を省にするかどうかということにつきましてはお話ごもっともでありますが、行政機構全般との見合いからなお検討いたします。なお、現在科学技術庁の専任の大臣がおりません。内閣改造の際にも、実は総理の方でも、専任大臣を置きたいということでありましたが、いろいろな関係から今置いてありませんけれども、それには最も適任である高碕通産大臣が兼任された方が一番適当だということで、今兼任されているようなことなのでありますが、専任大臣を置きたいという意向は総理も持っておるようであります。
【次の発言】 ただいまお話のように、占領後におきましては、行政協定……

第31回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1959/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城政府委員 同和関係者の実態等につきましては、今お話の通りだというふうに私も承知しております。そこで同和関係の問題につきましては、戦前内務省等においてもこの問題に重大な関心を持って、一体として生活ができるようにという方向をもって検討しておったのでありますが、今お話がありましたように、内閣といたしましても非常に重大な問題と考えます。というのは、同じく日本人でありながら、とかく差別的な考えを持っておられるということは、これは徹底的にやめなければならぬ問題だと思います。問題は、生活環境が非常に悪い。今お話のように都会等においても雇用面などにおいて非常に不利な立場にある。あるいはまた地方農村等にお……


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第32回国会(1959/06/22〜1959/07/03)

第32回国会 決算委員会閉会中審査小委員会 第2号(1959/08/11、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 次期戦闘機選定の経過等につきまして、現在までの事情を申し述べたいと思います。  本委員会におきましても再々問題になりましたように、次期戦闘機種選定につきましては、私どもといたしまして、さらに慎重なる検討を加えようということにいたしたわけでありますが、その前の経過といたしまして、防衛庁といたしましては、わが国の地理的条件等を考えまして、将来の防空体制のあり方及び防空兵器体系につきまして検討してきたのであります。一昨年以来、次期戦闘機の候補となりました各機種につきまして、調査団を派遣する等の方法によりまして、おのおのの機種の正確な資料を収集し、その性能、運用、兵器体系、生産等の各方……


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第34回国会(1959/12/29〜1960/07/15)

第34回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1960/02/25、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 経理局長から御答弁申し上げます。
【次の発言】 当時、これを乗りこなすだけのパイロットの養成が、日本でできておらなかったのであります。そういう関係で、アメリカ当局としても、遊ばしておくということに対して論議が出まして、一応返してほしい、こういう申し入れがありましたので、返したわけであります。
【次の発言】 昨年の一月ごろと記憶しております。
【次の発言】 関係の装備局長がもう少しでこちらに来ますから、それからお答えしてよろしゅうございますか――。それまでちょっとお待ち願いたいと思います。
【次の発言】 三十三年度に九機、三十四年度六十八機、三十五年度四十三機、これは第三次です。……

第34回国会 予算委員会第一分科会 第3号(1960/02/26、28期、自由民主党)【政府役職】

○赤城国務大臣 間違いございません。ただ、出しました資料の中で、もちろん御承知だと思いますが、単座機百八十機の平均単価が百十二万八千五百九十五ドルになっていますが、その下の内訳でノック・ダウン機と百六十機と別々にしてみればということになっていますので、その点御了承願います。
【次の発言】 予算書には千円以下は切り捨てますけれども、それ以上は、予算書に出ておるものと思ってます。
【次の発言】 さようでございます。
【次の発言】 西ドイツやカナダに気がねしているわけではないのです。いろいろ価格の折衝中に、特に低めた要素がその中に入っておりますので、これがあまりはっきりしますと、西ドイツ、カナダの方……



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データ更新日:2023/02/05

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