このページでは森山欽司衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(森山欽司君) 阿部議員にお答えをいたします。 先ほど来の御質疑を聞いておりますと、原子力の平和利用と軍事的な利用というものを、その利用の目的だけではなくて、原子力発電というものと原子爆弾を何か混同してお考えのようでございますが、そういう素朴な議論はいかがかと思われます。(発言する者あり) 私から申し上げるまでもないことでございますが、原子力の軍事利用は、核分裂によるエネルギーを瞬間的に利用する方法でございますし、それから原子力発電は、核分裂によるところのエネルギーを自由に抑制された形で利用するということでございまして、原子力発電所が何か大爆発を起こすなんということは全くございま……
○森山国務大臣 科学技術庁の長官に就任いたしました森山欽司でございます。 わが国は、いま皆さま御案内のとおり、重大な時期に差しかかっておりまして、このような時期に科学技術庁の長官を拝命いたしましたことは、その職責の重大さに身が引き締まる思いをいたしておるところであります。科学技術庁の長官としてこの委員会に出席いたしますことは初めてでありますので、この機会をおかりいたしまして、一言、科学技術振興に取り組む私の考え方の一端を申し上げ、ごあいさつにかえさせていただきます。 言い古されたことばでありますが、国土狭く資源に乏しいわが国が、今後国民生活の向上をはかっていくためには、人間の英知すなわち科……
○森山国務大臣 第七十二回国会にあたりまして、科学技術庁長官としての所信を申し述べさせていただきます。 昨年十月の中東戦争に端を発した石油危機は、世界各国に深刻な影響を与えました。わが国の経済及び国民生活もきわめて大きな影響を受け、いまや、その安定は、最大の国民的課題となっております。わが国にとって戦後最大ともいうべきこの難局を乗り切ることは、当面の最大の政治目標であり・政府をあげて、日夜、この問題の解決に努力を傾注しているところであります。このような困難な時期に際会して、科学技術の持つ重要性があらためて再認識されつつあるのであります。エネルギー源の多様化と資源の有効利用は、短期的観点からも……
○森山国務大臣 委員長よりお話がございましたので、本年二月十一日から十三日までの三日間、主要石油消費国十三カ国が中心となりまして行なわれましたワシントン・エネルギー会議について、ごく簡単に御報告申し上げたいと思います。 当面のエネルギー問題、特に石油問題を中心として、EC九カ国並びに日本、カナダ、それからノルウエー、米国の十三カ国、それにEC並びにOECDの二機関が参加をして開催されました。会議の全般の結果の大要は、すでに新聞に報道されて皆さま御案内のとおりでございますが、その中で当委員会に関係あるRアンドDといわれる研究開発問題につきましては、他の石油の経済面並びに政治面の問題とは異なりま……
○森山国務大臣 この前の科学技術特別委員会で申し上げましたが、今回の事態はまことに遺憾な事態でございます。そしてこの善後措置につきまして、鋭意努力をいたしておるわけでございますが、その進捗状況につきましては、科学技術庁原子力局のほうから、外務省アメリカ局のほうに、随時連絡をいたしておる次第でございます。 原子力潜水艦の寄港に対する体制が当面未整備な状態、不備がある状態については残念しごくでございますが、私どもの立場から原潜の入港について云々するということは、まあ俗にいえば、言えた義理ではございませんから、私どもはこの対策の進行状態について外務省のほうにお話をしておるということでございます。私……
○森山国務大臣 原子力産業会議にぜひ出てくれということでございまして、去年は政務次官が出たということでありますが、ことしはぜひ出てこい、こういうことでございまして、まあ私もいろ意見があるから、あまり物議をかもすようなことを言いたくないからということで、遠慮を申し上げたのだが、ぜひにということでございました。格別原稿など持たないでお話をいたしたわけであります。 そのお話いたしましたゆえんは、ちょうど三月の五日が着任百日目でございました。それで、いろいろな話題のとり方もありますけれども、その百日間に、科学技術庁長官としていろいろぶつかった問題についての若干の問題を取り上げて、お話をいたしたわけで……
○森山国務大臣 原子力開発利用長期計画は、昭和四十七年六月改定されたものでありますが、その後、石油危機など、諸情勢に変化があり、原子力開発利用をめぐる環境が大きく変化をしております。現在、総合エネルギー調査会でも、このような情勢変化を踏まえて、長期的なエネルギー需給計画の見直しに入っていると聞いておりますが、原子力委員会といたしましても、将来の原子力発電の開発規模の見当をつけて、具体的な政策の立案に役立てることが必要と考えられましたので、この問題の権威である稲葉原子力委員に、昨年十二月以来試案の作成をお願いしてきたところであります。 約三カ月にわたる検討の結果を、第一次私案ということでまとめ……
○森山国務大臣 昨日、私から発言いたしましたことは、今後はこの私案を一つのたたき台として、より現実的な案を作成していく方向にやっていきたい。それは稲葉先生のお考えでもあり、私もそうあってしかるべきであるということでございます。 第一次私案という形で、いろいろお考えのようでございましたから、私は第二次私案ぐらいになっているのかと思いましたが、第一次私案という形でございました。いずれにしましても、単なる評論ではございませんで、昭和五十年度予算あるいは将来の原子力開発の方向づけの基礎となるべきものとして、あの案を私どもは尊重していかなければならないというふうに考えております。羅針盤も何もなくて船が……
○森山国務大臣 来年は昭和五十年であります。昭和七十五年が西暦紀元二〇〇〇年でありますから、二十世紀余すところあと二十五年、四半世紀ということに相なります。私どもは、当面の原子力発電の立て直しとか、あるいは分析研の再建問題とか、その他いろいろな問題、重要ではありますが、目先の問題に真剣に取り組んでいかなければならないこと、もとよりでございますが、同時に、政府の科学技術行政あるいはエネルギー対策、長い将来のことも考えた施策をやっていかなければならないわけでございますから、残されました二十世紀の最後の四半世紀に、かねてから問題になっております核融合の仕上げをしなければならぬ。先ほど来、核融合がどう……
○森山国務大臣 伊藤委員御指摘のとおり、ライフサイエンスということばは耳新しいことばでございます。このことばの意味につきましては、政府委員のほうからお答えをさせていただきたいと思いますが、科学技術庁といたしましては、科学技術庁が取り組んでおる、いわば先端的な学問、技術という意味では、最も新しい分野に属するわけでございます。それで、この分野を伸ばすために、専門のセンターなどを一つ設けて、ぜひ推進してほしいという各方面からの御要望があったことは事実でございますが、四十九年度は、とりあえず理化学研究所の中に、このため一部門を設けて、将来のセンターへの布石ともいうべきものといたしたわけでございますが、……
○森山国務大臣 小宮山委員から、安全性の問題には特に力を入れて進むようにというお話でございます。まことにそのとおりであると考えております。私は、科学技術庁長官就任面後より今日まで、この安全性の推進のためには特に留意いたしまして、御案内のとおり、昭和四十九年度の予算につきましては、従来の予算要求に加うるに、年末に新たなる追加要求を行なって、昭和四十八年度における安全性に関しての予算は、債務負担行為をまぜまして七十億円ございましたが、四十九年度は百五十億円、総需要抑制で、公共事業費のごときは、金額面で四十九年度は四十八年度並み、内容は四十七年度並みというときに、安全性の予算は実に倍額に増加をいたし……
○森山国務大臣 伊豆半島沖の地震につきましては、梅雨季を前に控えておりますから、政府部内の各官庁で、それぞれ人を出して、応急的な措置並びに調査を現在やっておるわけでございます。その総体的なことは、いま中央防災会議の方からお話がございました。科学技術庁の場合も、地震直後、防災センターの職員を調査のために派遣して、災害の実情を把握し、現在、余震観測を湯ケ島で行なっており、また一名職員が、この地震による崩壊状態もいま調査中であるわけでございます。この当面の政府部内におきます応急的な対策ないし調査が一段落したあとで、科学技術庁といたしましては、政府部内の専門家からなる調査団を派遣して、抜本的かつ組織的……
○森山国務大臣 必ずしも好ましい事態ではございませんから、できるだけ早く解決に努力をいたしたいと思っております。本問題について私がコメント申し上げておりますことは、前々から申し上げますように、極力慰留したい、その線に沿って努力をしている次第でございます。
【次の発言】 私からお答えすべき立場にあるかどうか存じません。別に格別そういう条件とかなんか、そういうようなことを考えておるわけではございません。要は、お互いに気持ちよくやれるような委員会にしなければならぬということで努力をしておることだと、私は思っております。
【次の発言】 先ほど申し上げましたように、この問題、円満に解決すべく、極力努力を……
○森山国務大臣 科学技術庁の昭和四十六年度決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、昭和四十六年度の当初歳出予算額は七百九億二十三万円余でありましたが、これに予算補正追加額一億八千二百六十八万円、予算補正修正減少額七億五千四万円余、予算移替増加額四千九百八十二万円余、予算移替減少額十四億三千九百七万円余、前年度からの繰越額一億一千百四十一万円余、予備費使用額七千三百五十万円余を増減いたしますと、昭和四十六年度歳出予算現額は六百九十一億二千八百五十四万円余となります。この予算現額に対し、支出済歳出額六百七十九億六千四百六十一万円余、翌年度への繰越額六億三百三十二万円余、不用額五億……
○森山国務大臣 ただいまお話しのように、もう少ししっかり監督ができるような体制をつくる必要があるということについては、同感でございますから、これの効率的な運営について十分今後検討してまいりたいと思っております。
【次の発言】 科学技術庁の人をふやすということも一つの考え方でありましょうが、全国的に分散配置されて数多くあるわけでございますから、この監督の仕事を地方に委譲するというのも一つの方法だとも考えております。
【次の発言】 そこで、先ほど申し上げましたように、地方委譲という方向で効率的な運営を考えていきたい、こういうことであります。
○森山国務大臣 ただいまお話がございましたが、先ほど中曽根通産大臣からお話がありましたように、石油危機以後におけるわが国のエネルギー問題、特に電力の問題に関連をいたしまして、いろいろな方面から多角的にエネルギーを求めるということの必要がございますから、そのことは否定いたしません。水力も見直す必要があろうと思いますし、また石炭についても従来の方式ばかりでなく、新しい方式で、できるならばそういうやり方も考えていかなければならないことはもとよりでございます。しかし、そういうエネルギーの多角的利用を考えましても、本命は原子力ということでやっていかなければならないわが国の情勢であるということについては十……
○森山国務大臣 今回の法律は、すでに通産大臣から御説明があったと思いますが、原子力発電のみならず、火力、水力、新たに開発した発電の開発利益、この開発利益は、まずもってこれを使用する側の町場の工場や、あるいはそこに住んでいる人たちのところにいくわけでありますが、そういった開発利益がやはり地元にも戻ってこなければいかぬという意味で、開発利益の還元という意味で今回の法律はできておるわけでございます。したがって、そういう意味におきましては、たとえば原子力発電の場合におけるところの安全性の問題とはかかわりはございません。したがって、原子力発電に何か危険があるから、それで心配している人のほっぺたを札っぴら……
○森山国務大臣 原子力の安全性につきまして、先ほど来るるお話がございましたが、すでにこの委員会で前に申し上げましたし、飛行機の安全性との関係につきましては中曽根大臣からお話がございましたから、私はあえてここに繰り返しません。 ただいま御質疑のございました地震との関係でございますが、わが国の場合、この原子炉の建設につきましては、わが国の特別の事情等を勘案していろいろくふうをこらしておることは申すまでもございませんが、特に地震につきましては、ただいまお話がございましたように、関東大震災の三倍ぐらいの地震があっても耐え得るような、それだけの強度を持たして原子力発電所はつくっておる。だから、あの小松……
○森山国務大臣 きょう午前中に参考人をお呼びになったそうでありますが、私はそのお話を伺っておりませんので、それに言及してお答えはできないのでございますが、この顔ぶれを拝見いたしますと必ずしも反対の方々ばかりではないと、私はそういうふうに思います。いまの御質疑の要旨は安全性の問題だと思うのでございますが、これについての私の考え方を申し上げたいと思います。 まず結論的に申し上げますならば、今日わが国の原子力発電の基本になっております軽水炉発電は、社会通念的には心配ないというふうに私は考えておるわけでございます。それはどういう点かということでございますが、御案内のとおり、わが国の原子力発電は平和利……
○森山国務大臣 内海委員御指摘のごとく、この電源開発のための特別立法、あるいは特別会計法の設置、あるいは周辺地区の整備法、世にいわゆる電源三法の中で、実質上はその半ば以上が原子力と相なるわけでございますが、これは内海委員の仰せのとおり、地元に対して開発利益を還元するということでございまして、これだけでもって当面緊急性を持つ原子力発電の立て直しということに十分でないことは、申すまでもございません。何と申しましても、大前提といたしまして、安全性の確保ということについて心配のない体制ができておらなければならないし、また、そのことを国民に対して理解をしてもらわなければならない。まさに私はそのとおりであ……
○森山国務大臣 科学技術庁設置法の一部を改正する法律案につきまして、提案理由及び要旨を御説明申し上げます。 原子力の開発利用は、わが国のエネルギー資源を確保するため大きな役割りを果たすものであり、政府としては、着実にその推進をはかってきたところであります。 一方において、石油の安定確保がきわめて困難となり、国民生活に深刻な影響を与えている今日、原子力の開発利用の推進に従来以上に一そうの努力を傾注する責務を痛感いたしております。 原子力の開発利用にあたっては、安全性の確保が大前提であることは、もちろんでありまして、政府としては、従来から安全性の確保に大いに努力をしてきたところでありますが、……
○森山国務大臣 エネルギー危機を支服して、長期にわたるエネルギーの安定供給を確保するために、原子力発電がきわめて重要であることは、御説のとおりでございます。 政府におきましても、かねてから原子力委員会におきまして、昭和六十年六千万キロワット、昭和五十五年三千二百万キロワット、五十五年には全発電設備の一八%、昭和六十年には二五%という予定でやってまいったわけでありますが、およそその半分の千六百万キロワット弱のところで目下計画がとまっておるような状況でございます。 ごく簡単に申し上げますけれども、現在稼働しておるものは五基、百八十万キロワットでございますし、年度内に二基追加されまして四百万キロ……
○森山国務大臣 原子力潜水艦の入港の問題は、日米安全保障条約に基づくもので、科学技術庁の所管しております原子力基本法の対象となるものではございません。しかしながら、日米安全保障条約に基づく協定によりまして、この放射能の測定について科学技術庁及び地方団体が担当をして、万全を期しておる次第であります。
【次の発言】 万全の体制をとるべく努力をいたしておる次第であります。
【次の発言】 原子力潜水艦の安全性につきましては、心配のないような監視体制をとっております。
【次の発言】 重要なことでございますから、事務当局をして説明いたさせます。
【次の発言】 不破先生のたいへん御熱意のある御検討に対して、……
○森山国務大臣 去る一月二十九日、本予算委員会におきまして、不破委員から御指摘のありました、昭和四十七年度における原子力軍艦寄港時の放射能調査問題につきまして、今日まで明らかになりましたところと、その対策について報告をいたしたいと存じます。なお、今後とも引き続き必要事項について調査を進め、所要の対策を講じてまいりたいと思います。 同日、委員会終了後、直ちに日本分析化学研究所に対し、放射能分析の専門家二名を含む五名による予備的立ち入り検査を行ない、また、翌一月三十日には、専門家七名を含む二十八名による立ち入り検査を行ないましたところ、原子力軍艦寄港地で採取された試料の機器分析に関しては、実際の……
○森山国務大臣 原子力基本法によりますと、原子力の研究、利用、開発を平和目的に限るとされております。そして、平和目的ということの中に核爆発ということも、これは法文上は平和利用ならば禁止されてないという解釈も可能でございますけれども、先ほど御引用がございましたように、当時の三木外務大臣が御発言されましたように、平和の目的と軍事目的の区別が非常にむずかしいという段階でございますから、これは好ましいことではございませんし、かつまた、わが国として、そういう装置を開発するということはいたさないという方針になっております。
【次の発言】 ただいまお話しのように、核爆発装置を用いて運河を海外において開さくす……
○森山国務大臣 核防条約につきましては、すでに署名を終わっております。そして署名の際に、政府から、将来批准に際しまして考慮しなければならない事項につきまして、軍縮、軍事管理問題あるいは核の管理協定、保障協定の問題等、それらの問題についてさらに検討を進めてやろうという基本方針でございます。 新聞記者の会見で、たまたまこれについてどう思うかというお話がございました。かねてから、核防条約はきわめて重要な問題でございますから、私は、この結論が出るまでの間にいろいろな意見を持っておったけれども、特に今回私が閣僚として入った以上は、役所の立場においても、さらにこの問題を検討しなければならないのであるから……
○森山国務大臣 民間で第二船の研究会をやったということは聞いております。
【次の発言】 新聞で、原子力第二船をつくろうという集まりがあったということを聞きまして、具体的にどこの関係者であったか、私、記憶いたしておりません。いまさっそく調査させます。
【次の発言】 私の知っている範囲内におきましては、この第二船の問題を民間の団体で検討しているということは、新聞記事で読みましたが、政府の仕事として、この問題に取り組んでいるとは聞いておりません。
【次の発言】 科学技術庁としては関係しておりません。第一船の「むつ」問題がまだ解決しておりませんし、第二船の問題までまだ頭が回らない状況でございます。
○森山国務大臣 ただいまお話のございましたスウェーデンのオーゲスタ原子力発電所が、約三・五キロ離れたファレスタ団地、約九千戸の団地に暖房用の熱を供給する目的で、スウェーデンで最初の原子力発電所として試験研究的な意味をもってこれが建設されましたことは私ども承知しております。私はまだ行ったことはございません。しかし、原子力の利用が、原子力発電ばかりでなく、このように国民生活全体にいろいろ活用されることは、まことに望ましいことであると思います。 御指摘のスウェーデンにおける原子力の冷暖房が、その意味できわめて注目すべきものであり、またスウェーデンにおいて一つの試みと言われましたが、かなり好ましい結……
○森山国務大臣 閣議がございまして、遅参をいたしましたことをおわび申し上げます。 冒頭からのお話を全部承ったわけではございませんが、今回の「むつ」の出力上昇試験にわざわざ御乗船をいただきまして、今回の事態について、十分現地においていろいろ御検討を願いましたことについて、またそのことについて御報告を願いましたことにつきまして、深く敬意を表する次第であります。 初めからお伺いはいたしておりませんが、今回の事態につきましてお話がありましたことで私の考えを申し上げたいと思いますが、まず第一番に、情報が、大臣である私の耳に入りましたのは二日の午後一時ごろでございました。すでに前日の夕方五時過ぎに問題……
○森山国務大臣 まず、御答弁いたします前に、先般入院をいたしまして、委員各位の格別の御厚情をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。また前回委員会に、そのゆえをもって欠席のやむなきに至りましたことにつきまして、この機会におわびを申し上げます。 ただいま生田局長から話がありました事項に関連をいたしまして、本日の閣議で、田中内閣総理大臣から次のような発言がございました。今回の原子力船「むつ」の問題の経緯にかんがみて、原因を技術面ばかりでなく行政面からも客観的に究明して、国民の納得を得る必要がある。それから次に、今後の原子力行政の基本的なあり方をあらためて早急に検討する必要があることが痛感される……
○森山国務大臣 これは石野先生御案内のとおり、原子力委員会の長期計画、昭和五十五年三千二百万キロワット、昭和六十年六千万キロワットの発電と、もうすでに長期計画ができておるのが現状でございます。もっとも実際にはいま動いておりますのは五基、百八十万キロワット、しかし本年度じゅうに二基できますから七基で三百万キロワットちょっとというようなことに相なろうかと思っております。 いずれにいたしましても、すでに原子力委員会におきましては、そういう長期計画を持っており、また国といたしましてもそういうことを考えて電力政策を立てておる、そういうように了解いたしております。
○森山国務大臣 先生にいろいろ御心配していただきましてまことにありがたいのでございますが、御説のとおり非常にむずかしい問題がありまして、分析研で問題になりましたようなことを再び繰り返してはたいへんでございます。そういう意味で、労働組合ばかりでなく理事者、それから技術者のグループ、一般職員もいろいろな方々がそれぞれのお立場で心配もしていただいておりますし、また御協力もしていただいておる。また御理解を得てない面についてはできるだけ説得をといいますか、わかっていただくように努力をしておる、また努力をせにゃならぬという点については全くその点は同感でございます。 ただ、先般、労働組合という形で問題を提……
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