このページでは森山欽司衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○森山欽司君 このたび、永年在職議員として院議をもって表彰の御決議をいただきましたことは、身に余る光栄であります。 思えば、私たちの年代の者は太平洋戦争の犠牲となること最も大きく、あの戦争でたくさんの友人を失いました。命長らえた私は、若くして散った友人たちの分まで働かねばならない責務があると痛感いたしました。 そして、あの惨たんたる敗戦の大混乱から祖国を再建しなければという一途な気持ち、いまから思いますと、青年の客気とも言うべきものに駆られて、あえて政治の世界に飛び込みました。以来、戦後、政治の幾変遷に遭遇し、また、私自身も山あり谷あり、紆余曲折を経て今日に至りました。 在職二十五年の本……
○国務大臣(森山欽司君) 昭和四十二年度以後における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 まず、公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給しております退職年金等につきまして、別途、本国会で御審議いただいております恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置に準じ、年金額を引き上げることといたしております。また、公共企業体の共済組合の年金制度の現状にかんがみ、退職年金等の支給開始年齢の引き上げ、高額所得者に対する退職年金の支給制限、退職一……
○国務大臣(森山欽司君) 国鉄の現状は、皆様御承知のとおり、民間企業体で申せば破産、倒産というような状況にあるわけであります。昭和五十四年度の損益勘定によりますと、実質赤字は一兆二千億円を超えております。赤字八千億円に政府の補助を三千億円、そういう状況であります。国民一人頭一万円以上の負担をしょっておるというのが現状でございます。累積赤字は六兆二千億円、それに対する利子は五千五百億円、プラス昭和五十年にたな上げされました二兆五千億に対する利子分を含めますと七千二百億円になっておりまして、毎日二十億円の利子を国鉄は支払っているというような状況にございます。そして、この国鉄の企業経営としての能率は……
○森山国務大臣 私は、去る七日の新内閣の発足に際しまして、運輸大臣を拝命いたしました森山欽司でございます。 今国会におきまして運輸委員会が開かれるこの機会に、一言就任のごあいさつを申し上げ、皆様の御理解と御支援をお願いいたします。 いまさら申し上げるまでもなく、運輸は、国の経済活動と国民の日常生活に重大な関係がありますので、国民のニーズに合わせて行政を行っていくべきものと考えております。 現在、運輸省には、国鉄再建、新東京国際空港の問題、造船不況対策など、解決を迫られている困難な問題が山積しており、責任の重大さに身の引き締まる思いでありますが、私は、これらの問題を慎重に検討するとともに、……
○森山国務大臣 第八十七回国会に当たりまして、当面の運輸行政の諸問題に関し所信の一端を申し述べ、各位の御理解と御支援をお願いいたしたいと存じます。 初めに、今後の運輸行政の進むべき方向について、簡単に申し上げます。 運輸は、いつの時代においても、国民生活と経済活動の基盤として必要不可欠なものであります。運輸行政の使命は、このような運輸の役割りを十分に発揮せしめ、国民生活の安定と向上に貢献していくことにありますが、近年におけるわが国経済社会の著しい変化に伴い、輸送サービスに対する国民の要請はきわめて多様化しつつあり、これに適切に対処することが運輸行政にとっての大きな課題となっております。 ……
○森山国務大臣 一昨年の暮れの「国鉄再建の基本方針」は、この委員会におきましての、一昨年の十月二十八日の「国鉄再建の基本方向」というものの上に立って策定された閣議了解であろうと思っております。ですから基本的な方向は、おおむね各党の合意の上にこれでやろうじゃないかということになったわけでございまして、それによりますれば、昭和五十年代中に収支相償うような方向に持っていくという目標で昭和五十五年度から本格的に実現していこう、五十三年、五十四年中にその基本的な方向を決めていくのだということになっております。いままでも国鉄再建にはいろいろな計画があったようでありますが、何回かそのまま計画倒れに終わってし……
○森山国務大臣 関谷委員からお話しのとおり、国際協調の重要性につきましては全く同感でございまして、この国際協調は、相互理解に深く根差さなければ実効を期することはむずかしいと思います。個人と個人の直接のコミュニケーションを可能とする国際観光の果たす役割りはきわめて大きくなってきております。政府といたしましては、このような国際観光に関する基本的な認識のもとに、次の三点を重点施策として推進をしてまいりたいと思います。 第一に、円高状況下において訪日外客が伸び悩んでいる状況にかんがみ、外客誘致の促進を一層図る必要があります。このため、今後とも、国際観光振興会を通じて海外観光宣伝活動を強化するとともに……
○森山国務大臣 ただいま国際観光振興会法の一部を改正する法律案につきまして、慎重御審議の上御可決をいただきまして、まことにありがとうございました。
私といたしましても、本委員会における審議を伺いましたし、また、ただいま附帯決議をいただきましたので、その附帯決議の内容を十分尊重いたしまして、日本人海外観光旅行の円滑化に全力を尽くす所存でございます。ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました外航船舶建造融資利子補給臨時措置法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。
わが国外航海運は、貿易物資の安定輸送をその使命としており、貿易物資の輸出入に……
○森山国務大臣 ただいまは、船舶整備公団法の一部を改正する法律案につきまして、慎重御審議の結果、御可決をいただき、まことにありがとうございました。 私といたしましても、本委員会における審議の内容を尊重いたしまして、船舶整備公団の適正な業務の運営と内航海運の体質改善等に全力を尽くす所存でございます。ありがとうございました。(拍手)
○森山国務大臣 去る三月二十日午後九時四十分ごろ、日本鉄道建設公団において工事中の上越新幹線大清水トンネルの大宮側より約七キロメートルの坑内において火災事故が発生し、十六名の死者を出すに至りました。 火災事故の原因は、現在のところ大型削岩作業台を解体中のガス切断器の火花が付近の油類に引火したためではないかと見られておりますが、関係機関においてなお調査中であります。 日ごろより、工事中の安全確保につきましてはいろいろ指導してきたところでありますが、このたび不幸にしてこのような事故の発生を見ましたことはきわめて遺憾に存ずる次第でありまして、謹んでおわびを申し上げます。 運輸省といたしましては……
○森山国務大臣 いまのお答えに入ります前に、佐野委員のお許しを得まして、当面のストの問題について御報告をいたしたいと思います。 午前十時二十分に、国労、動労、全動労は電話によってスト中止指令を出しました。立ち上がりは十三時以降をめどといたしておりますが、夕方ラッシュ時には正常運転になるだろうという段階でございます。 なお、こちらに参ります直前、午前十時から、私鉄労使を運輸省に招致いたしまして、速やかに互譲の精神をもって事態の収拾を図るように要請をいたしました。 ことしは、全委員の諸君御承知のとおり、でき得るならば、私鉄におきましても、国鉄におきましても、ストを回避しての春闘ということで微……
○森山国務大臣 去る三月二十日の上越新幹線大清水トンネル坑内における火災事故にかんがみ、日本国有鉄道総裁及び日本鉄道建設公団総裁に対し、直ちにトンネル工事の安全面について総点検を実施するよう指示したところ、四月二十日、両総裁から報告書の提出がありました。 その概要につきましては、お手元の資料のとおりでございますが、国鉄については、三月二十七日から四月三日までの間に、工事中のトンネル三十カ所、鉄道建設公団においては、三月二十七日から四月七日までの間に、工事中のトンネル二十六カ所に対しそれぞれ本社課長等を派遣し、災害防止設備、機器の取り扱い、点検状況及び異常時の即応体制について点検を行いました。……
○森山国務大臣 船員雇用対策として、緊急臨時措置的対策、それはいま御審議をいただいております船員の雇用の促進に関する特別措置法等の不況対策法令の整備、これに伴う予算措置及び業務体制の整備などがありまして、先ほど来御質疑のごとくいろいろ問題がございますが、それぞれ所要の対策を進めております。 そこで、長期的対策としましては、先ほど船員局長から話がありましたように、安定した船員職場の確保のために長期的視野に立った施策が必要だ、国際的な海運、漁業の情勢を踏まえて、それら急速な近代化の動向に対応して船員の職場の長期安定を図る必要がある。特に新しい船員制度の確立については、船員の資質の向上についての国……
○森山国務大臣 ただいま議題となりました新東京国際空港公団法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 新東京国際空港は、長期にわたっての航空輸送需要に対応し、将来における主要な国際航空路線の用に供することができる空港として、新東京国際空港公団において、その建設を鋭意進めてまいりましたところでありますが、関係各方面の御協力を得て昨年五月二十日開港に至り、現在、ほぼ順調に運営されております。 今後とも、地元の理解と協力のもとに、日本を代表する国際空港としての新東京国際空港の整備、拡充を行ってまいる所存であります。 ところで、新東京国際空港の運営につきましては、新東京国……
○森山国務大臣 新東京国際空港は、関係各方面の御協力を得まして、御承知のとおり昨年の五月二十日に開港されまして、現在までほぼ順調に運営をされております。
今回の法改正の趣旨は、新東京国際空港の運営については、公団の行う業務、空港関連事業者の行う業務、この二つありますが、その事業が一体となって進められることが必要であると考えまして、公団がこれらの事業に対して投資をすることによってこれらの事業の適正な遂行を確保して、空港の円滑かつ効率的な運営を確保することを目的といたしておるわけであります。
【次の発言】 はい、聞いております。
【次の発言】 地図でいろいろな固有名詞がありますから、まず航空局長……
○森山国務大臣 成田、大阪、また羽田、いろいろございます。
【次の発言】 入り口も、正面玄関もあればその隣の通用口のようなものもありますし、場合によっては通用口を使うこともあるわけでございますから。まあしかし、常識的には成田、そういうように考えております。
【次の発言】 国賓とか公賓、これに準ずるものの専用特別機の乗り入れにつきましては、昭和五十二年十月に外務省から、諸般の接遇上の見地から成田開港後も羽田空港を使用することが望ましいとしてその受け入れ方の依頼がございまして、運輸省といたしましては、これを受けて、一件ごとに外務省から文書をもって依頼があったものについて、特段の支障のない限り航空法……
○森山国務大臣 昭和五十一年度の運輸省所管一般会計及び特別会計の決算につきまして、その大要を御説明申し上げます。 まず、一般会計について申し上げます。 第一に、運輸省主管の歳入でありますが、歳入予算額十一億七千九百七十七万円余に対し、収納済歳入額は二十一億百九十三万円余であり、差し引き九億二千二百十六万円余の増加となっております。 第二に、運輸省所管一般会計の歳出でありますが、歳出予算現額八千七百四十五億四千九百六十九万円余に対し、支出済歳出額は八千五百六十八億四千八百八十一万円余でありまして、その差額百七十七億八十七万円余のうち、翌年度へ繰り越しました額は九十五億三千三百五万円余であり……
○森山国務大臣 運輸省における交通安全対策に関し所信を申し述べます。 運輸省といたしましては、人命の尊重が何ものにも優先するという認識のもとに、従来から陸海空各々の交通機関の安全の確保に努めてきたところであります。 幸いにして、交通事故による死傷者数は漸減の傾向にあり、特に、道路交通事故による死者の数は、二年連続で九千人を下回る水準まで減少しました。このことは、関係者の一致協力した努力のたまものであり、その貴重な成果であると考えております。 今後とも、交通事故の未然防止という観点から、鉄道、港湾、空港等の交通施設についてその安全性を高めるよう所要の整備を行い、車両、船舶、航空機等の安全基……
○森山国務大臣 大清水トンネル火災事故の報告をいたします。 三月二十日、午後九時四十分ごろ、日本鉄道建設公団において工事中の上越新幹線大清水トンネルの大宮側より約七キロメートルの坑内において出火、延焼し、作業員及び救助員のうち二名が死亡し、いまなお十四名が坑内に残されております。 運輸省としては事故の重大性にかんがみ、政務次官を現地に派遣し、被災者の早期救済と事故現場の復旧に万全を期した次第であります。 原因は、現在のところ、大型削岩作業台を解体中のガス切断機の火花が付近の油類に引火したものではないかと見られておりますが、関係機関においてなお調査中であります。その原因の探求につきましては……
○森山国務大臣 ただいま議題となりました昭和四十二年度以後における公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給する年金の額の改定に関する法律及び公共企業体職員等共済組合法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 この法律案は、公共企業体職員等共済組合法に規定する共済組合が支給しております退職年金等につきまして、別途、本国会で御審議いただいております恩給法等の一部を改正する法律案による恩給の額の改定措置に準じ、年金額を引き上げることとするほか、公共企業体の共済組合の年金制度の現状にかんがみ、退職年金等の支給開始年齢の引き上げ、高額所得者に対する退職年金の支給制限、……
○森山国務大臣 あります。
【次の発言】 千歳空港の拡張計画が閣議で了承されましたのは、昭和四十一年七月二十二日であります。その内容は、千歳空港は原則として防衛庁関係と民間関係とを分離する方向で検討する。関係大臣は、運輸大臣中村寅太、防衛庁長官松野頼三、北海道開発庁長官福田篤泰。その次に、この整備計画が公にされたのは航空法第三十八条に基づく告示で、昭和四十八年十月三十日であります。空港用地を買収した期日、取得費用、面積等につきましては、これは昭和五十年度より買収しておりますが、この予算は総理府北海道開発庁に一般会計分が、運輸省に空港整備特別会計分がそれぞれ計上されておりまして、大蔵省から実施承……
○森山国務大臣 調査の結果を航空局長より報告いたさせます。
【次の発言】 私の担当の国鉄運賃、私鉄運賃、ローカルでありまして全国的ではありませんがバス料金、それからタクシー料金、これは六大都市、その経過報告をちょっといたしますが、国鉄は千九百億というふうに武藤委員からお話がありましたが、千六百五十億、五月の二十日から。他の公共料金の値上げ等も勘案し、私どもの気持ちとしては五月の連休時期を外したい、どういうこともありまして、千六百五十億であります。
それから私鉄運賃の値上げは、昨年の十二月二十日という当初の事務的予定でありましたが、年末年始を避けて一月八日から実施をいたしまして、今年度は大体五……
○森山国務大臣 細かい数字でありますから、航空局長からお答えさせます。
【次の発言】 昨年の十二月、道交法を改正いたしまして、酔っぱらい運転とか暴走族の取り締まりとか、それとあわせてこの過積みの禁止という問題がやかましくなって、先ほどお話しのようないろいろな問題が出てきたことは事実であります。それで、これをこのままにほうっておけるかという問題は確かにあります。しかし、先ほど建設大臣からお話がありましたように、舗装及び橋梁等を保全するための道路構造令、車両制限令で車両の総重量が決められておる。また、私の方の運輸省の関係でも、道路運送車両の保安基準で、車両の安全性を確保する見地から車両の総重量とい……
○森山国務大臣 運輸省における五十三年度緊急輸入の達成見込み及び五十四年度の計画について申し上げます。 民間航空機については、当初二十二機、約六億八千五百万ドルが計画されておりましたが、その後三機、約一億三千万ドルが追加され、合計二十五機となって、約八億一千五百万ドル、すべて確定契約が締結をされております。これらの飛行機の輸入時期は、五十四年度引き渡し二十三機、七億七千七百万ドル、五十五年度引き渡し二機、ここで合計二十五機になりますが、三千八百万ドル。また仕組み船につきましては、海運企業全体で昭和五十三年度中に三十九隻、約六億五千万ドル前後の買い戻しが検討されておりますが、現時点におきまする……
○森山国務大臣 御承知のとおり、新幹線、東海道新幹線それから山陽新幹線、これができて、昭和四十五年に新幹線整備法という法律ができて、そういうことの趣旨は、やはり地域格差の是正ということであろうと思います。また、その要望が非常に地方によって強いわけでありますから、その中で整備新幹線について去年の十月、これは新幹線整備関係閣僚会議というところでやろうとなった。しかし、よくその内容を検討いたしますと、国の財政事情及び国鉄の財政事情等勘案して、所要の公的助成及び財源措置等の前提を十分検討してやろう。とにかく国の財政事情は、特に昭和五十四年度の予算編成過程でも御承知のとおり、なかなか容易でもありませんし……
○森山国務大臣 日商岩井の副社長という肩書きとか、それから松野代議士の女婿という肩書きはわかりません。しかし、海部という者と塚田という者の両名が、ただいまお話のありました点についてはそのとおりであります。
【次の発言】 御説のとおりであります。
【次の発言】 松本航空局長は刑事局長と違った答弁をすることを差し控えたということでありますが、お話しのとおり検察庁の方に書類は渡しました。
○森山国務大臣 一昨年の暮れの国鉄再建の基本方針によりまして、これは衆議院運輸委員会の各党の方々の御相談の結果を反映した閣議了解事項でありますが、めどといたしまして、昭和五十年代に収支相償うようにする、五十五年度の予算から本格的にこれに取り組む、その方針は五十四年には固めなければならぬ、こういうことでございます。その一環としまして、国鉄、だけではどうにもならぬ問題がいろいろありますが、そのうちの一つが地方ローカル線の問題の処理、そういう問題についてめどをつけ、他方、国鉄の経営努力によって、あるいは労使の協力によっていまの国鉄を再建させる、そういう大きな――いま年間実質一兆二千億円ぐらいの赤字を……
○森山国務大臣 ただいま基本的なことは大蔵大臣から話がありました。おおむねそういう線でございます。 御承知のとおり、国鉄は昭和五十四年度、助成金、補給金その他入れますと、広い意味の赤字が一兆二千億円ぐらいになるわけでありますから、これは何とか立て直さなければいかぬ。御承知のとおり、一昨年の十二月に国鉄再建の基本方針というものができ上がりました。これは閣議了解でありますが、そのもとになっておるものは運輸委員会における各党のお考えの上に立って、この閣議了解ができたというようなこと。それによりますれば、昭和五十年代に収支相償うように持っていきたい。五十五年から本格的に取り組もう。それには五十四年度……
○森山国務大臣 いわゆる横堀要塞、昨年二回にわたって大問題が起きたわけであります。あの上に航空法に違反する長い鉄塔を立てて、その鉄塔の撤去、それをめぐって二回にわたって大騒動があったわけでございますが、それを、警察が押さえたものをこのたび返還されることになったということであります。返還されてから後どうするかということでありますが、これは、成田の情勢がもうそういう前のような事態が二度と起きないような状態にあれば私ども心配いたしませんが、まだ依然として過激派の活動が残っておるということだけは否定できないと思います。したがって、そういう心配が残っておる限りは、そのときになってからでは困るわけでありま……
○森山国務大臣 整備五線の当面の方針を立てますに際しまして、この一月の二十三日に環境影響の評価の指針、アセスメントの指針を決めまして、これを国鉄並びに鉄建公団の方に通達をいたしました。 この指針におきまして、トンネルを掘削する場合は、水資源等についてトンネル周辺の詳細な現地調査を行って、その結果により所要の対策を検討させることにしておりますが、お話がございましたように、大清水トンネル付近等にいろいろな問題があった経過も十分考慮いたしまして、運輸省といたしましては、今後とも沿線地域の環境保全について十分留意して、遺憾なきを期するように国鉄を指導してまいりたい、そういうつもりでございます。
○森山国務大臣 先ほど来、LPガスの運送の問題で非常に多角的な貴重な御質疑、御意見がございまして、関係各省からいろいろお答えをいたしました。いずれも前向きの御答弁であったと思っております。
特に中心になりますLPG運賃の収受の問題は、御承知のとおり非常に重要なことでございますから、今後ともこの荷主、業界の理解と協力を得て、トラック運送業者を強力に指導してまいりたい、そういう心づもりでございます。
【次の発言】 成田空港は御承知のとおり当面四千メーターの滑走路、それに付随する誘導路、エプロン、ターミナルで開港いたしました。しかし、国際空港としてはまだ十分な設備ではございませんで、平行滑走路ある……
○森山国務大臣 きょうは私がどういうお答えをしたらいいか、まあありのままの話だけ御報告をいたしておきます。これは閣議の発言でございますが、ここに率直に物を申し上げてもそう差し支えないことをしゃべったと私は思っているのです。 それはちょうど二十日の日に閣議がございまして、閣議の始まる前に日米経済関係の閣僚会議が行われました。これは前にも日米経済関係閣僚会議というのはあったのですが、その二十日の日のは、当面の日米経済関係閣僚の会合とかいうので、少し表現が違っておるわけでありまして、日米経済関係だけでございますれば、当面のインバランス、東京ラウンドの問題以外にも範囲があるわけであります。恐らくイン……
○森山国務大臣 造船の下請業者が建設工事に応札しても、新規参入だという理由でなかなか落札しにくいという状況にあることは想像されますが、地方公共団体では別枠をつくって特に配慮をしておるというところもあります。運輸省といたしましては、地方海運局が地方公共団体と共催しております造船業不況対策協議会等の場を通じて地方公共団体に働きかけることによって、できるだけ下請業者の事業量の確保に努めてまいりたいと考えております。 それから、解撤事業のことにつきましては、最近解撤船体が上がったということでありますが、これはスクラップが上がったから上がったのでありまして、解撤船の船価が上昇すれば直ちに解撤事業の実施……
○森山国務大臣 日本航空からの報告によりますと、同社は昭和三十年ごろから、航空機の購入契約はすべて直接メーカーとの間で結んでおって、契約を締結するまでの交渉等もすべてメーカーとの間で直接行ってきており、航空機メーカーの代理店である商社が関係したことは全くなかったということであります。 なお、本件について再度事務方が問い合わせましたところ、同社からは同様の報告を受けており、また私自身も日本航空の最高責任者に会いまして、この事実を確かめたところ、全部直接契約、中間に商社なし、こういうことであります。
○森山国務大臣 ただいまお話を承っておりまして、緊急輸入の問題と航空機を五十四年度合計二十五機、その場合の金利の問題と、それから航空機リースの場合の金利の問題とは別の問題でありますので、後ほどこの緊急輸入に対する金利の問題は航空局長から答弁をいたさせます。 それから、仕組み船の問題は前回、二月七日でありますが、現時点における進捗状況は、運輸省から輸銀に対して推薦済みのものが二十五隻、約三億七千二百万ドルになっている。それが現在は三十一隻、約四億八千五百万ドルになっておるわけでございまして、この金利の問題も、これは緊急輸入の金利の問題でございまして、先ほど来お話しの航空機リースの金利の問題とは……
○森山国務大臣 自民党の医療基本問題調査会の正副会長会議で、当面、齋藤自民党幹事長と武見日本医師会長との間の合意事項のうち、政管保険と組合健保の間の財政調整の問題を取り上げていくものと聞いておりますが、同会議で、御指摘のような公共企業体の関係、公務員の関係の組合まで含めてというふうな方針が決まったとは聞いておりません。
【次の発言】 いまの段階ではそこまでしか聞いておりませんが、それ以上に財政調整の問題が進んでいったといたしますれば、その段階で改めて考えたい、こう思います。
○森山国務大臣 昭和五十四年度の運輸省関係の予算について御説明申し上げます。 まず一般会計について申し上げますと、歳入予算総額は、二十二億一千七十六万円であり、歳出予算総額は、他省所管計上分一千百九十五億一千二百三万八千円を含め一兆四千三百八十七億二千六百万一千円でありまして、これを前年度予算額と比較いたしますと、比率で一五・五%の増加になっております。 次に、特別会計について申し上げます。 自動車損害賠償責任再保険特別会計につきましては、歳入歳出予算額一兆三千八百九十四億五百万円余、港湾整備特別会計につきましては、歳入歳出予算額三千百六十五億七千二百万円余、自動車検査登録特別会計につき……
○森山国務大臣 下地島飛行場等について私が聞いておりましたことは、沖繩県が訓練用、非公共用飛行場として本土復帰した四十七年度から国の一〇〇%の補助を受けて関連施設の建設を進めてきたのでありますが、昭和五十三年に至って沖繩県から財政的、技術的理由から飛行場の公共化について打診があった、それからこれと別に、南西航空が那覇−下地線の開設について積極的な動きを示してきた、だから運輸省としては、沖繩県から県議会の議決があって正式に第三種空港として公共飛行場の申請がされた場合はこれを認めるという方針であり、それでいいかというふうに大臣である私に事務方から話があった、それは結構ではないかというふうに私は考え……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。