稲葉修 衆議院議員
33期国会発言一覧

稲葉修[衆]在籍期 : 24期-26期-27期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-37期-38期
稲葉修[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは稲葉修衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

稲葉修[衆]本会議発言(全期間)
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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第11号(1974/02/07、33期、自由民主党)

○稻葉修君 ただいま議題となりました学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法案について、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案の要旨の第一は、この法律は、学校教育が次代をになう青少年の人間形成の基本をなすものであることにかんがみ、義務教育諸学校の教育職員の給与について特別の措置を定めることにより、すぐれた人材を確保し、もって学校教育の水準の維持向上に資することを目的とすること。  第二は、義務教育諸学校の教育職員の給与については、一般の公務員の給与水準に比較して必要な優遇措置が講じられなければならないこととし、この趣旨にの……

第72回国会 衆議院本会議 第18号(1974/03/19、33期、自由民主党)

○稻葉修君 ただいま議題となりました学校教育法の一部を改正する法律案について、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案の要旨は、  第一に、小学校、中学校、高等学校、盲、聾、養護学校及び幼稚園には、独立の職として教頭を置くことを法律上明確に規定すること。  第二に、教頭の職務は、校長を助け、校務を整理し、及び児童生徒の教育をつかさどるとともに、校長に事故があるときはその職務を代理し、校長が欠けたときはその職務を行なうこととすること。  第三に、小学校、中学校、高等学校及び盲、聾、養護学校等における講師、養護助教諭、実習助手及び寮母の設置及び職務内容について規定すること……

第72回国会 衆議院本会議 第25号(1974/04/11、33期、自由民主党)

○稻葉修君 ただいま議題となりました国立学校設置法の一部を改正する法律案について、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案の要旨は、  第一に、浜松医科大学、滋賀医科大学及び宮崎医科大学を新設し、広島大学に総合科学部を設置すること。  第二に、東京商船大学及び神戸商船大学に大学院を設置すること。  第三に、新潟大学及び信州大学に、それぞれ医療技術短期大学部を併設すること。  第四に、富山大学に和漢薬研究所を附置するとともに、北海道大学の結核研究所の名称を免疫科学研究所に改めること。  第五に、徳山工業高等専門学校及び八代工業高等専門学校を新設するとともに、仙台電波高等……

第72回国会 衆議院本会議 第30号(1974/05/14、33期、自由民主党)

○稻葉修君 ただいま議題となりました法律案につきまして、文教委員会における審査の経過及び結果を御報告申し上げます。  本案の要旨の第一は、公立の小学校、中学校及び高等学校並びに特殊教育諸学校の学級規模と教職員の配置の適正化をはかるため、これらの学校の学級編制及び教職員定数の標準を改善することであります。  第二は、学校栄養職員の職務及び資格を定めるとともに、市町村立の義務教育諸学校等の学校栄養職員の給与費等を都道府県の負担とし、その二分の一を国庫負担とすることであります。  第三は、この法律は、昭和四十九年四月一日から施行することとし、この法律の施行に必要な経過措置を定めることであります。  ……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第29号(1975/06/20、33期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(稻葉修君) 総理大臣から憲法上の問題についてはお答えになりました。私の法務大臣としての所管に関する点について、和田さんの御質問にお答えしたいと思います。  和田さんの御質問は、同種同内容の法律の解釈に関しては、一般的に最高裁判所の憲法解釈にすべて下級裁判所が拘束される旨の、そういう趣旨の立法をする可能性はどうか、してはどうかという御趣旨のようですが、現行の裁判所法第四条には、「上級審の裁判所の裁判における判断は、その事件について下級審の裁判所を拘束する。」こういう同種同内容の解釈に関し、上級審の裁判に関する判断が、下級審の判断を拘束するという立法措置がどうであろうかということになり……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 衆議院本会議 第4号(1976/01/27、33期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(稻葉修君) いわゆる日共リンチ事件に関し、現段階で判明している点についてお答えいたします。  御質問は三点にわたりますから、まず第一に、事実関係についての御質問に対して申し上げます。  御質問の事件に関し、当時、東京刑事地方裁判所において審理がなされ、宮本氏に対し、治安維持法違反、監禁、監禁致死、死体遺棄等の罪名で昭和十九年十二月五日に有罪判決が下され、右判決は、昭和二十年五月四日上告棄却により確定し、これに基づいて刑の執行がなされた事実はあります。  この判決によれば、昭和八年十二月下旬、宮本氏らは、当時の日本共産党中央委員であった小畑達夫氏ほか一名にスパイの容疑があるとして、こ……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 衆議院本会議 第5号(1976/09/28、33期、自由民主党)【政府役職:法務大臣】

○国務大臣(稻葉修君) 金子満広氏の質問に対してお答えをいたします。  いわゆる灰色高官名の公表問題については、総理大臣からも答弁をされましたが、この際、法務大臣の考えを明らかにしたいと思います。  灰色高官という言葉ですが、議長裁定にいう政治的道義的責任の所在を灰色責任というふうに私理解しますがね、あなたもそういうふうに理解して質問されておるようですから。その追及を目的として調査、審議を進めている国会の判断と責任においてその定義や基準やその公表はなされるべきものだと思います。その権限を持っている人が決めて公表するのだと私は思います。私ども法務、検察当局としては、刑事責任の追及の職務は持ってお……

稲葉修[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

稲葉修[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 文教委員会 第1号(1973/12/07、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、一言ごあいさつ申し上げます。  このたび皆さまの御推挙によりまして、私が文教委員長の重責をになうことになりました。本委員会の使命は重大であり、その責任の大きさを痛感いたしております。  委員会の運営につきましてはふなれでございますが、委員各位の御指導、御協力を得まして、円満かつ適正なる委員会運営を行ないたいと存じますので、よろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 この際、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により、委員長にお……

第72回国会 文教委員会 第2号(1973/12/20、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、一言申し上げます。  日本社会党、日本共産党・革新共同及び公明党三党の理事から、先刻委員長に対し、理事会にも委員会にも出席しないこと、及びたとえ明日に委員会を延期しても出席し得ない旨の申し入れがございました。しかし、繰り返し理事会及び委員会への出席を委員長から懇請しましたが、いまだに御出席がありませんので、この際、やむを得ず委員会を開会いたします。(拍手)  内閣提出、第七十一回国会閣法第六六号、学校教育の水準の維持向上のための義務教育諸学校の教育職員の人材確保に関する特別措置法案を議題といたします。

第72回国会 文教委員会 第3号(1974/02/01、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、理事辞任の件についておはかりいたします。  理事長谷川正三君より理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、辞任を許可することに決しました。  次に、理事の補欠選任の件についておはかりいたします。  ただいまの理事辞任に伴い、理事一名が欠員になりましたので、これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、嶋崎譲君を理事に指名いたします。  次回は、来たる六日開会し、文部大臣より所……

第72回国会 文教委員会 第4号(1974/02/06、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  文教行政の基本施策に関し、文部大臣より発言を求められておりますので、これを許します。奥野文部大臣。
【次の発言】 次に、昭和四十九年度文部省所管予算の概要につきまして説明を聴取いたします。藤波文部政務次官。
【次の発言】 以上で説明は終わりました。  次回は来たる八日開会することとし、本日はこれにて散会いたします。    午後一時一分散会

第72回国会 文教委員会 第5号(1974/02/13、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、参考人出頭要求の件についておはかりいたします。  文教行政の基本施策に関する件、特に最近の学校給食用物資の供給に関する問題について、日本学校給食会理事長河上邦治君を本日参考人として出席を求め、意見を聴取いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。深谷隆司君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。松永光君。

第72回国会 文教委員会 第6号(1974/02/15、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、これを許します。栗田翠君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。山原健二郎君。
【次の発言】 午後一時に開会することとし、この際、休憩いたします。    午前十一時五十九分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  文教行政の基本施策に関する件について、質疑を続行いたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。高橋繁君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。木島喜兵衛君。

第72回国会 文教委員会 第7号(1974/02/20、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  先国会より継続審査となっております内閣提出、学校教育法の一部を改正する法律案を議題といたします。
【次の発言】 本案につきましては、第七十一回国会におきましてすでに趣旨説明を聴取いたしておりますので、これを省略したいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。
【次の発言】 これより質疑に入ります。  質疑の申し出がありますので、これを許します。山崎拓君。
【次の発言】 ちょっとお待ちください。  山崎拓君に申し上げますが、ただいまのあなたの発言中、この本委員会が━━━━に入っているような、そういう……

第72回国会 文教委員会 第8号(1974/02/22、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  一言申し上げます。先刻来、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党所属各委員に出席の要請をいたし続けてまいりましたが、いまだに御出席がありません。この際、やむを得ず委員会を開会いたします。  本会議開会が一時でありますので、本会議散会後再開することとし、この際、休憩いたします。    午後零時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  一言申し上げます。  先刻来、日本社会党、日本共産党・革新共同及び公明党の所属委員に出席を要請しておりますが、いまだに御出席になりませんので、この際、やむを得ず委員会を再開いたします。  内……

第72回国会 文教委員会 第9号(1974/02/25、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  一言申し上げます。日本社会党、日本共産党・革新共同及び公明党所属の委員に出席の要請をいたしましたが、いまだに御出席がありませんので、やむを得ず委員会を開催いたします。  この際、西岡武夫君より発言を求められておりますので、これを許します。西岡武夫君。
【次の発言】 ただいまの西岡君の動議に賛成の諸君の起立を求めます。
【次の発言】 起立総員。よって、西岡武夫君の動議のとおり決しました。  手続をいたさせますので、このまましばらくお待ち願います。     …………………………………
【次の発言】 この際、西岡武夫君、受田新吉君、塩崎潤君より発言を求められ……

第72回国会 文教委員会 第10号(1974/02/27、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  一言申し上げます。先刻来、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の所属委員に出席を要請しておりますが、いまだに御出席がありませんので、この際、やむを得ず委員会を開会いたします。  去る二十二日、委員交代を三時間にわたって議長が許可しなかったため、質疑通告者の発言が結果として封ぜられましたことはきわめて遺憾であります。委員の発言の自由にも関する重大事でありますので、二十五日の本委員会の趣旨にのっとり、委員長の職責において、これが責任の所在を明らかにするため、衆議院議長に対しその旨の文書を事務総長を通じて提出してまいりました。念のためその文書を……

第72回国会 文教委員会 第11号(1974/03/01、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  一言申し上げます。先刻来、日本社会党、日本共産党・革新共同及び公明党の所属委員に出席を要請いたしましたが、いまだに御出席がありませんので、この際、まことにやむを得ず委員会を開会いたします。  冒頭御報告申し上げることがございます。  去る二十二日委員会で起きた重大事件について、二十七日委員長から議長に要望書を提出しましたが、昨二十八日午後議長とお目にかかり、話し合いをいたしました。その内容を要約すれば、  一、委員差しかえの手続については、いろいろ行き違いのため、委員会の議事が長時間中断するのやむなきに至ったことは、まことに遺憾である。  二、今後、委……

第72回国会 文教委員会 第13号(1974/03/08、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の通告がありますので、これを許します。上田茂行君。
【次の発言】 次に、文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 山原健二郎君。
【次の発言】 速記をちょっととめてください。
【次の発言】 速記を始め。
【次の発言】 理事会ではかるかどうかはまだ決定いたしません。
【次の発言】 委員長に解決方法がありますから、理事会にはかる必要はありません。
【次の発言】 山原君のいまのことばにつきましては、その文言は……

第72回国会 文教委員会 第14号(1974/03/13、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後八時散会

第72回国会 文教委員会 第15号(1974/03/15、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。栗田翠君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。山原健二郎君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。    午後八時一分散会

第72回国会 文教委員会 第16号(1974/03/22、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。安里積千代君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。    午前十一時五十二分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。有島重武君。
【次の発言】 質問者の御要求はごもっともでございますから、文部省はなるべくすみやかに調べて、正確な数字を出すことを委員長からも要望いたします。

第72回国会 文教委員会 第17号(1974/03/27、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。有島重武君。
【次の発言】 関連質疑の申し出がありますので、これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  午後二時に再開することとし、この際、休憩いたします。    午後零時三十一分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。有島重武君。
【次の発言】 嶋崎君、委員長からその統一資料を出すように言いましたところ、承知い……

第72回国会 文教委員会 第18号(1974/04/03、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。有島重武君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。    午後一時八分休憩

第72回国会 文教委員会 第19号(1974/04/10、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  国立学校設置法の一部を改正する法律案を議題といたします。  国立学校設置法の一部を改正する法律案に対する本委員会における審議の中で問題となりました医科大学の参与の件について、奥野文部大臣より発言を求められておりますので、これを許します。奥野文部大臣。
【次の発言】 ちょっと速記をとめて。
【次の発言】 速記を始めて。  本案に対する質疑はありませんか。――別にないようでありますから、本案に対する質疑はこれにて終了いたしました。
【次の発言】 この際、本案に対し、森喜朗君外四名より、自由民主党、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の五党共同……

第72回国会 文教委員会 第20号(1974/04/12、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松永光君
【次の発言】 小林信一君。
【次の発言】 山原健二郎君。
【次の発言】 午後二時に再開することとし、この際、休憩いたします。    午後一時八分休憩
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。上田茂行君。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれ……

第72回国会 文教委員会 第21号(1974/04/17、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、一言申し上げます。先刻来、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の委員に対し、定例日でもありますので出席を願いたい旨要請いたしましたが、いまだに御出席がありませんので、この際、やむを得ず委員会を開会いたします。  文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。松永光君。
【次の発言】 内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、これを許します。塩崎潤君。

第72回国会 文教委員会 第22号(1974/04/19、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、一言申し上げます。先刻来、日本社会党、日本共産党・革新共同、公明党及び民社党の委員に出席を要請、いたしましたが、いまだに御出席がありませんので、この際、やむを得ず委員会を開会いたします。  去る四月十二日内閣委員会で起こった事案について、本院議長が、各党国会対策委員長らとともに目下精力的に事態収拾のため努力をしておりますので、この際、お集まりの委員各位に対し、委員長としてまことに申しわけなく、まことに遺憾千万ですが、今後の委員会運営の円滑化をも配慮し、暫時休憩いたします。    午前十一時三十八分休憩

第72回国会 文教委員会 第23号(1974/04/24、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  文化功労者年金法の一部を改正する法律案及び昭和四十四年度以後における私立学校教職員共済組合からの年金の額の改定に関する法律等の一部を改正する法律案の両案を議題とし、順次提案理由の説明を聴取いたします。奥野文部大臣。
【次の発言】 これにて両案の提案理由の説明は終了いたしました。
【次の発言】 内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。塩崎潤君。
【次の発言】 ただいまの点については、理事諸君とよく相談して、適当な機会に御返答申し上……

第72回国会 文教委員会 第24号(1974/04/26、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案を議題といたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。栗田翠君。
【次の発言】 休憩前に引き続き会議を開きます。  内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案を議題とし、質疑を続行いたします。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。湯山勇君。
【次の発言】 湯山勇君。――西岡君、着席したまえ。
【次の発言】 次回は公報をもってお知らせすることとし、本日はこれにて散会いたします。 ……

第72回国会 文教委員会 第25号(1974/05/08、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案並びに先国会より継続審査となっております木島喜兵衞君外七名提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案、及び木島喜兵衞君外七名提出、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。
【次の発言】 以上各案のうち、木島喜兵衞君外七名提出の両案につきましては、第七十一回国会においてすでに趣旨説明を聴取いたしておりますので、これを省略したいと存じますが、……

第72回国会 文教委員会 第26号(1974/05/10、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案並びに木島喜兵衞君外七名提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律の一部を改正する法律案及び木島喜兵衞君外七名提出、公立高等学校の設置、適正配置及び教職員定数の標準等に関する法律の一部を改正する法律案の各案を一括して議題といたします。  別に質疑の申し出もありませんので、これにて内閣提出、公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律案に対する質疑は終了いたしました。

第72回国会 文教委員会 第27号(1974/05/15、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、理事辞任の件についておはかりいたします。  理事小林信一君より、理事辞任の申し出があります。これを許可するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、辞任を許可するに決しました。  次に、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  ただいまの理事辞任に伴い、理事一名が欠員になりましたので、これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。それでは、嶋崎譲君を理事に指名いたします。

第72回国会 文教委員会 第28号(1974/05/17、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、小委員会設置に関する件についておはかりいたします。  先ほどの理事会の協議により、文化財保護に関する調査のため、小委員十三名よりなる文化財保護に関する小委員会を設置いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  なお、小委員及び小委員長の選任につきましては、委員長より指名いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは小委員に    上田 茂行君   塩崎  潤君    楢橋  進君   羽生田 進君    林  大幹君   深谷 隆司……

第72回国会 文教委員会 第29号(1974/05/22、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。山原健二郎君。
【次の発言】 この際、暫時休憩いたします。    午後零時二十九分休憩

第72回国会 文教委員会 第30号(1974/06/03、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  この際、奥野文部大臣より発言を求められておりますので、これを許します。奥野文部大臣。
【次の発言】 請願の審査を行ないます。  今国会、本委員会に付託されました請願は全部で千五百四十三件であります。  請願日程第一より第一五四三までの各請願を一括して議題といたします。  まず、審査の方法についておはかりいたします。  各請願の内容につきましては、文書表等によりすでに御承知のことでありますし、さらに先刻の理事会におきましても慎重に御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等はこれを省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 文教委員会 第1号(1974/07/31、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  請願の審査を行ないます。  今国会、本委員会に付託されました請願は全部で四件であります。  請願日程第一より第四までの各請願を一括して議題といたします。  まず、審査の方法についておはかりいたします。  各請願の内容につきましては、文書表等によりすでに御承知のことでありますし、さらに先刻の理事会におきましても慎重に御検討願いましたので、この際、紹介議員からの説明聴取等はこれを省略し、直ちに採決いたしたいと存じますが、御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、さよう決しました。  それでは採決いたします。  請願日程中、第一ないし……

第73回国会 文教委員会 第2号(1974/10/23、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  質疑の申し出がありますので、順次これを許します。嶋崎譲君。
【次の発言】 山原健二郎君。
【次の発言】 ここで私がお答えしていいかどうかわからぬけれども、いまの議論を聞いていますと、省令そのものは違法でも何でもないわけです。また、省令の運用についても、いま法制局の見解どおり、違法でも何でもないわけです。したがって、法制上の見解からすれば、幾ら既設の大学にいったって、それは違法だということは言えないでしょうけれども、適当な行政運営ではないということにはなるのでしょうな、そういうことでしょう。妥当な行……

第73回国会 文教委員会 第3号(1974/11/25、33期、自由民主党)【議会役職】

○稻葉委員長 これより会議を開きます。  まず、理事補欠選任の件についておはかりいたします。  委員異動に伴い、現在理事が一名欠員となっております。これよりその補欠選任を行ないたいと存じますが、先例により、委員長において指名するに御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。  それでは、藤波孝生君を理事に指名いたします。
【次の発言】 この際、三原文部大臣及び山崎文部政務次官から発言を求められておりますので、これを許します。三原文部大臣。
【次の発言】 山崎文部政務次官。
【次の発言】 文教行政の基本施策に関する件について調査を進めます。  先般、国立大学の施設設備整備状況に関す……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 法務委員会 第1号(1974/12/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 一言ごあいさつを申し上げます。  このたび、はからずも法務大臣に就任し、法務行政を担当いたすことになりました。  委員長はじめ委員各位におかれましては、平素、法務行政の推進のため多大の御尽力をくだされ、感謝にたえないところであります。ここにあらためて深甚の敬意と謝意を表するものであります。  私は、法務行政の使命とするところは法秩序の維持と国民の権利の保全にあると考えております。ことに、内外諸情勢が激動し、困難な問題が山積しているこの時期に際し、国民生活の安定を確保し、国家社会の平和と繁栄をはかるためには、その基盤ともいうべき法秩序が厳然と維持され、国民の権利がよく保全されてい……

第74回国会 法務委員会 第2号(1974/12/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 新潟の問題はともかくといたしまして、最後の検察事務官の処遇改善については、そういう御質問もちょうだいしましたから、さっそく、省へ帰りましたら、しかと事を運びますように努力をしてみたいと存じます。

第74回国会 法務委員会 第3号(1974/12/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 一般的に犯罪による被害者の救済のことは別にございますね。 いま議論になっております。この間も横山さんから御質問を受けました。その場合は、人殺しとかどろぼうとか、そういう対個人的な犯罪については、被害者の救済ということはわりに範囲が狭うございますから考えやすいですね。  ところが、カルテルによる犯罪の被害というものは社会全体みたいなもので、非常に被害者の範囲が広いので、また把握しにくいものですから、それについてはやはり罰則でもうんと重くして、一罰百戒という、社会的救済以外に道がないというふうに私自身は考えるわけです。先ほども刑事局長が言いましたように、経済憲法、経済憲法犯というこ……

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ただいまのはきわめて具体的な問題でありますので、法務大臣として、罰則に触れるかどうかをこの場で判断すべきではない、こう存じます。
【次の発言】 問題は具体的事案に関しますので、国会議員といえども、その発言の内容を、直ちにここで法務大臣が判断をして、二十三条の罰則を適用すべきであるかどうかの判断を下すものではない、それは検察当局の調査の結果判断すべき問題である、こう申し上げているわけです。
【次の発言】 先ほど答弁したとおりでございます。
【次の発言】 捜査当局に対しあなた方の要求があって、初めて捜査当局は動くものと存じます。


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 決算委員会 第13号(1975/06/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 昭和四十七年度法務省所管一般会計歳入、歳出決算の大要を御説明申し上げます。  まず第一に、法務省主管の歳入につきましては、歳入予算額は三百四十九億八百二十万円余であります。  これに対しまして、収納済歳入額は四百五十三億三百八十五万円余であり、予算額に比べ百三億九千五百六十四万円余の増加となっております。  この増加しました主なものは、罰金及び科料の九十五億九千三百四十五万円余、刑務所作業収入の五億六千三百六十八万円余等であります。  第二に、法務省所管の歳出につきましては、当初予算額は一千二百四十六億二千八百四十九万円余であります。これに予算補正追加額五十四億九千百十八万円余……

第75回国会 法務委員会 第1号(1975/02/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 委員の皆さんには、平素から法務行政の適切な運営につきまして、格別の御尽力をいただいておりますことを厚く御礼を申し上げたいと存じます。  この機会に法務行政に関する所信の一端を申し述べ、委員の皆さんの深い御理解と格別の御協力を賜りたいと存じます。  改めて申し上げるまでもなく、法務行政の使命とするところは、法秩序の維持と国民の権利の保全にあると考えております。ことに、内外の諸情勢が変動を続け、困難な諸問題が山積しているこの時期に際し、国家社会の平和と国民生活の安定を図るためには、その基盤とも言うべき法秩序が揺るぎなく維持され、国民の権利が正しくよく保全されていることがきわめて肝要……

第75回国会 法務委員会 第3号(1975/02/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 青柳さんの裁判所に対する御質問とその応答を伺っておりまして、私としても大変勉強になりました。ありがたいと思います。わが国の法曹人口が少のうございまして、裁判官の給源にも限度がありますが、ただいまの書記官の過労等についてのお話はよくわかりました。今後裁判所の要求される事務官、書記官等の増員につきましては、窓口となって、予算要求の責任者である大臣としても大いに努力をして、少しでも御期待に沿えるように近づけていきたい。強く御質問に感銘いたしました。努力をする覚悟でございます。
【次の発言】 大変むずかしい御質問でございますね。私は、裁判官に対する国民の尊敬の念だとか、それから裁判官の……

第75回国会 法務委員会 第4号(1975/02/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 何しろ、弁護士会といい裁判所といい、法務省といい大蔵省といい、既得権の堅持というか、権利思想の非常に発達した団体の競合する官衙でございますので、これのあっせん促進ということは非常に骨の折れることでございますけれども、法務省にも責任なしといたしませんので、横山先生の気をもまれることもよくわかりますし、法務委員会の理事懇談会の御決定もあることでございますから、これはいつまでも放置するわけにいかぬなあ、何とかひとつ微力ながらあっせんの労をとらなければいかぬかなという感じを持つ次第でございます。一生懸命にやってみます。
【次の発言】 長年、歴代の法務大臣、ここにもおられますし、小島さん……

第75回国会 法務委員会 第5号(1975/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 どっちの方ですか。横山先生が私にお聞きになりたいというのは、規則の点で大法廷に移したのがどういう意味かとか、その点ですか。それとも、違憲の判決が出た場合は効力がどうなるかということですか。――これはどうも困ったな。それは私は議員としては意見がありますけれども、法務大臣としてそういうことを申し上げると、不覊独立の裁判の権威について部外者が云々したことになりまして、事はきわめて重要ですから御返答はできませんですな。
【次の発言】 刑法二百条でしたかの違憲判決につきましては、法制審議会ですでに意見もあり、刑法から削除すべきだというようなこともございます。ただ、その刑法改正を――その部……

第75回国会 法務委員会 第6号(1975/02/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 沖本さんの御意見というか、御質問といいますか、全く同感でございまして、関係局とよく打ち合わせをいたしまして万遺憾なきを期し、先生の御要望にこたえてまいりたい、こう存じます。

第75回国会 法務委員会 第7号(1975/02/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 横山さんのお尋ねになる、何をどう考えるかということはよくわかりませんけれども、一応お答えして、間違っておりましたら、おれはそんなこと聞いているんじゃないということでしたらまた聞いてください。  代用監獄の適正な運用、運営は、後のいろいろな訴追だとかの適正にも非常に響くわけでありますから、代用監獄のりっぱな運営をしてもらわぬと、それを信じて検察官が不適正な、間違った訴追をしたり、弊害が非常に多いことですから、私は、先ほど御指摘になったような事実は、法務大臣としても責任を持って直していかにゃいかぬな、監督をしていかにゃいかぬな、法務省としても警察とよく緊密に連絡して、おかしな取り調……

第75回国会 法務委員会 第8号(1975/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御指摘の三法の一本化、一元化、新時代にふさわしいりっぱな一元化の法律をつくることについては、ただいま作業を進めておるところでございます。
【次の発言】 経験はございませんです。
【次の発言】 就任しまして間もなく、法務省内の各局長の所管事項の説明を聴取して勉強してきたつもりでございますが、恐らく局長からはそういうことについての説明があったのだろうと思いますが、それをいま覚えておりませんところを見ますと、私の関心が薄かったことを痛感いたしますね、いまお話を承りまして。ですから、帰りましてもう一度局長からいろいろ事情を聞き、私として、それはこうしたらいい、もう少しやったらいいじゃな……

第75回国会 法務委員会 第11号(1975/03/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 それはきわめて簡単な話し合いをいたしました。念のためにメモしておこうということにいたしまして、それは、独禁法の改正に当たっては、憲法、民法、商法と刑法、基本的な法秩序に衝突しない範囲内においてなさるべきものである。文字どおりそうではないかもしれませんけれども、そうしてそれをメモして、私と総理府総務長官と同じものを取り交わして持っておるのです。
【次の発言】 ちょっと正確に、ここにありますから。  昭和五十年二月二十七日法務省大臣室において、総理府総務長官と会談後に取り交わしたメモ、「独禁法改正案については、憲法のもとに、刑法、商法など基本的な諸法制によって定められている国民の権……

第75回国会 法務委員会 第12号(1975/03/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 非常にむずかしい問題でありますけれども、裁判の独立、司法権が正義に基づいて裁判を決定する、それを実際に執行する行政権で裁判の結果を変更するということですから、司法権の独立を侵害するのではないかという議論をときどき私どもも聞きます。ですけれども、正義と、やはり当該社会、国家――民主国家、共和国であろうと君主国であろうと、君主国の場合は君主の愛ということになっておりますね、正義と愛の接点でそこを調整するのが恩赦制度の歴史的な所産であるというふうに思いますので、しかも、司法権の独立を一方に規定してあると同時に、必ず憲法に恩赦をすることができる規定を置いておりますものですから、憲法自体……

第75回国会 法務委員会 第16号(1975/03/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 大臣訓令による被疑者補償規程の再検討、改定を急ぎたいと思うのでございます。横山さんおっしゃったような、この大臣訓令を出したのは、どの大臣だか知らないけれども、よほどずるいやつか、国会対策上のごまかしをやるやつかというようなお話は、そうではないと思うのですな。そんな悪意はないと思います。ただ要件その他で、おっしゃるとおり何だかあいまい、ずさんなように私も質疑応答を聞いておって感じますので、被疑者補償規程の再検討、改定を急がなければならぬなと思うのでございます。しかも、同じ穴のムジナというわけではないけれども、同一利害関係人でございますから、その辺のところで公正を欠くんじゃないか。……

第75回国会 法務委員会 第17号(1975/04/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 被疑者の人権擁護というたてまえから、貧困なるがゆえに四十八時間の被疑者段階の取り調べ中は弁護人をつけられないという点……(稲葉(誠)委員「四十八時間だけじゃないんだ、二十三日もあるんだから」と呼ぶ)検察当局へ送ってからも二十三日間、それは立ち会いのことですね。(稲葉(誠)委員「両方」と呼ぶ)少なくとも調書をとる段階では弁護人の立ち会いを認めてはどうかとか、それから……(稲葉(誠)委員「全体の国選です」と呼ぶ)国選弁護人を被疑者の段階でもつけたらどうか。後の方は、憲法三十七条を窮屈に読むか広く読むかという問題にもかかってまいりまして、検討を要すべき問題でございます。きわめて専門的……

第75回国会 法務委員会 第18号(1975/04/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ただいま可決されました附帯決議につきましては、その趣旨を十分に尊重いたしまして、その実現に努力してまいりたいと存じます。
【次の発言】 横山さんの御質問をいただきましたので、その後、外務省に問い合わせましたところ、外務省の方でもそんなことは話題になっておりませんそうでございます。したがって、いまそういうことにつきまして何ら聞き及んでいないわけでありますし、法務大臣といたしましてはそのような協定を結ぶ考えもございません。
【次の発言】 韓国と日本との間の刑事に関する司法共助協定を結ぶという考えはありません。民事については別でございます。

第75回国会 法務委員会 第19号(1975/05/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 私の申し上げるのは、私が出たために非常に助長されて、鼓舞激励されたという誤解を与えたという点について遺憾の意を表している、こういうふうに御了解願いたいと思います。
【次の発言】 三木内閣の閣僚として、この三木内閣の、改正をしないという政治姿勢に従うことは当然でございますけれども、理論的には、この憲法を検討するといろいろな問題がある、検討すべき問題点がある、そういう意味においては、憲法は改正すべきだという国民の一人であります。国民のうちには、改正すべきでない、いや改正した方がいい、あるいは改正すべきだという両論があって、その後者の方の部類の中に私も入るというふうに御理解願いたいと……

第75回国会 法務委員会 第20号(1975/05/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 発言を許可されましたのでちょっとお許し願いたいと思うのです。(発言するものあり)発言を許可されましたのでよろしくお願いします。  昨年、法務委員会で十二月二十四日、横山委員に対する、憲法質問に対する私の答弁はこうなっているのです。肝要なところは、「憲法改正問題は国民とともに考え、国民とともに進むべきものでありますから、国民の世論が自然に一つの方向に向かって成熟した際に初めて結論を下すべきものである。まだそういう段階にはなっていないという認識です。しかし、そういう段階になるように、自由民主党の党員は綱領に準則して努力すべきものである、こういう心境でございますね。」こう答えたわけで……

第75回国会 法務委員会 第21号(1975/05/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 船舶の所有者等の責任の制限に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行商法は、船舶所有者が船舶による事故によって損害賠償の責任を負う場合等には、船舶及び運送賃等を債権者に委付して損害賠償の責任を免れることができる、いわゆる委付主義を採用しております。  このように船舶所有者の責任を一定の限度に制限する制度は、その方法にそれぞれ異なるところがあるとはいえ、世界各国に共通する制度でありますが、わが国の委付主義の制度は、委付の対象となる船舶の破損の程度等偶然の事情によって、損害のてん補される程度が著しく異なり、被害者保護の見地から合理的でないものとされ、現在わが国……

第75回国会 法務委員会 第22号(1975/06/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 参議院の法務委員会でも申し上げましたとおり、反省しております。
【次の発言】 いろいろ反省しているということで御了察を願いたいと思います。
【次の発言】 改正の実践運動をしている、そういう点は認めております。
【次の発言】 そのとおりであります。事実でありますから認めております。
【次の発言】 内閣の統一見解に従って賛成であります。
【次の発言】 三木さんの答弁は、三木内閣の閣僚である限りにおいては、改憲運動を推進する集会などに自今出席させない、こういう衆参両院の本会議での見解でありますから、それはそのとおりであります。ただ、加盟しているから、脱退せよというところまでは三木総理……

第75回国会 法務委員会 第23号(1975/06/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 経過の御質問でございますから、経過を申し上げます。  これは四十八年四月の判決でありますから私の就任以前ではありますけれども、法務省としては、尊属殺人事件の実態などを総合的に検討した結果、同条の規定を削除し、あわせて尊属傷害致死、尊属遺棄及び尊属逮捕監禁に関する諸規定をも削除することが適当であると考え、刑法の一部を改正する法律案を準備したのでありますが、この問題につきましては親子関係をめぐる道徳観が背景にあり、これらの規定を削除することによって、親に対する尊重、報恩の倫理を低下させるおそれが生ずるという意見があり、かつ判決の中でも、親に対する尊重報恩の倫理は法上の保護に値するも……

第75回国会 法務委員会 第26号(1975/06/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 専門的な知識は持ちませんけれども、私の考えを率直に申し述べさせていただきますと、航空上の交通、陸上交通、海上交通、そういう運送は非常に社会公共のためにもなる面があるわけでございますね。そして青天井賠償ということになると、とてもそういう営業をやるのけかなわぬというので公共性のある運送業務が発達しないのじゃないかというところに、この制限が設けられてきた世界的な慣習があったのではないかと私は思うのです。しかし、やはり責任は責任、さっき仰せになりましたような諸制度もずいぶん完備された今日、またこれから完備されてだんだん発展していく情勢にある人類文明、その段階が進むに従って、行く行くは損……

第75回国会 法務委員会 第27号(1975/06/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御指摘のような爆薬の製造であるとか改造ガンの製造であるとか、国内でいともたやすく製造されておる事実を私どももきわめて重視しておるわけであり、沖本委員の御指摘のとおりなんですが、第一義的には、警察当局の調査に基づき、第二義的に、検察庁が送検を受ければ厳重にこれを取り締まるという秩序維持体制に日本の現行法はなっておるわけでございますが、一方、警察権力国家になることは厳に戒めなければならないことであります。これは憲法を尊重し擁護する立場にある者として、現行憲法は明確にそういう方向を示しておるわけでありますから、いやしくも、これらの事案にかんがみて警察権力を強化し、検察権力を強化すると……

第75回国会 法務委員会 第28号(1975/06/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 起訴する前、刑事局長から報告を受けました。
【次の発言】 会議などしたこともなし、検事総長を通じての指揮権はあっても、この事件について検事総長と会ったこともありません。
【次の発言】 私は、検察庁の処置については厳正公平にやっておるものと、こういうふうに信じております。それは就任のときにも、あらゆる犯罪について厳正公平にこれに対処し、法秩序を維持せんならぬけれども、特に現下の日本のいろいろな諸情勢にかんがみて、社会情勢にかんがみて、経済事犯をしっかりやれ、暴力事犯はしっかりやれ、公害事犯というものについては仮借するところなくやれ、こういう一般的な訓示を検察当局に与えておりますか……

第75回国会 予算委員会 第2号(1975/01/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ただいま、公害罪が適用になるかどうかの点も含めまして、現地の海上保安庁と警察が、その原因、結果の因果関係を調査中でございまして、それに基づいて捜査権の発動をするわけでございます。その結果、公害罪になるという判定ができれば、もちろんそれはもうあたりまえのことです。
【次の発言】 いままでは過失責任を追及してまいりましたが、タンク等の不等沈下の事実も非常に広範にわたり明確になってまいりました。今日の社会常識としては、企業者として十分にその対策を講じなければならない段階に来ていると思うのです。それにもかかわらず、その防止を放置しておった場合に、被害が起これば、未必の故意になり得る可能……

第75回国会 予算委員会 第13号(1975/02/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 専門的な研究はしたことはありませんから、各国の法令が株式の持ち合いについて禁止規定を持っているかどうかについて存じておりません。
【次の発言】 多賀谷さん、私どもが物をしゃべっておりますのは、法務省に関係のある、ことに商法等に関係のある、そういう問題。たとえば、企業の一部譲渡であるとか、分割であるとか、あるいは処罰規定の強化であるとか、それから課徴金の問題だとか、そういういわゆる公取試案のうち、所管に関する事柄についていろいろ意見を求められておりますから、それに対して意見を申し上げている、こういうことでございます。
【次の発言】 これは、私が分割問題について所見を述べた際に、株……

第75回国会 予算委員会 第14号(1975/02/17、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 お尋ねの阪本紡績の倒産と会社更生の現在の段階の経過につきましては、きわめて専門的なことでございますので、民事局長をして答弁させますからよろしくお願いします。
【次の発言】 虚偽の広告、誇大広告は詐欺罪が構成されるかということですが、全然虚偽のもの、そんなのにだまされるということはあるだろうか、疑問でございますがね。それから、半分虚偽のものには、これはひっかかるかもしれませんね。一般論として、二百四十六条の構成要件に該当する場合もあり得ると思いますね。そういう場合はもちろん詐欺罪が成立し、そういうことになれば、七百九条の不法行為に基づく民法上の損害賠償請求もできるんでしょうが、事……

第75回国会 予算委員会 第19号(1975/02/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 寺前さんの御発言及び参考人のいまの御発言は、至極ごもっともであると拝聴いたしました。  司法試験は法務省の管轄でありますが、試験の公正を期するため、司法試験管理委員会という独立機関がこれに当たっておることは御承知のとおりです。現在まで視力障害者たる受験者に対する試験の実施方法について検討してまいりました。試験問題の点訳に関する問題であるとか、試験地及び試験場における具体的な試験の実施方法に関する問題であるとか、論文式試験において受験者に使用させる司法試験用六法の点訳に関する問題であるとか、最後に、いま参考人が強く要望されました試験時間に関する問題、これを検討してまいりました。特……

第75回国会 予算委員会 第21号(1975/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 自治大臣がお答えしたとおりでございます。


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 決算委員会 第6号(1975/12/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 昭和四十八年度法務省所管一般会計歳入歳出決算の大要を御説明申し上げます。  法務省主管の歳入につきましては、歳入予算額は五百十億二千五百一万円余であります。  これに対しまして、収納済歳入額は五百八十五億六千二百六十二万円余であり、予算額に比べ七十五億三千七百六十万円余の増加となっております。  この増加しました主なものは、罰金及び科料の六十三億三千五百六十五万円余、刑務所作業収入の十一億八千二百四十六万円余等であります。  次に、法務省所管の歳出につきましては、当初予算額は千四百五十億九千二百三十八万円余であります。これに予算補正追加額八十五億二千五百六十七万円余、予算補正修……

第76回国会 法務委員会 第1号(1975/10/31、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 船舶の所有者等の責任の制限に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  現行商法は、船舶所有者が船舶による事故によって損害賠償の責任を負う場合等には、船舶及び運送賃等を債権者に委付して損害賠償の責任を免れることができる、いわゆる委付主義を採用しております。  このように船舶所有者の責任を一定の限度に制限する制度は、その方法にそれぞれ異なるところがあるとはいえ、世界各国に共通する制度でありますが、わが国の委付主義の制度は、委付の対象となる船舶の破損の程度等偶然の事情によって、損害のてん補される程度が著しく異なり、被害者保護の見地から合理的でないものとされ、現在わが国……

第76回国会 法務委員会 第2号(1975/11/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 いまあなたのお説を伺っていると、なるほど被害者の保護には欠けるかなというような気もいたしますね。これはちょっと民事局長から、その辺の、あなたの御説に対する何か理論的な反駁があるかと思いますから……。
【次の発言】 結構でございます。そのとおりでございます。

第76回国会 法務委員会 第3号(1975/11/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 去る八月四日、いわゆるクアラルンプール事件が発生し、犯人らの要求を入れ、わが国において拘束中の被告人ら五名を釈放したことにつきましては、すでに各位御承知のとおりであります。  事件発生後、政府としても種々その対応策を協議いたしましたが、人質とされた多数人の生命の安全を確保するためには、犯人の要求を入れるもやむなしとの結論に達し、閣議においてその旨の決定が行われ、これを受けて私の命により、五名をマレーシアに護送の上、同地において釈放したものであります。  今回の釈放措置につきましては、緊急かつ異常な事態のもとにおけるまことにやむを得ない措置として、委員各位並びに国民各位の御理解も……

第76回国会 法務委員会 第4号(1975/11/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 非拘禁の、疑いをかけられたことによる損害、それも補償すべきじゃないか。私、専門的なことはよくわかりませんけれども、政治的に考えて、社会的に考えて、やはりそういうことは考えなければならぬのじゃないかという感じを持ちますが、そういうことをやるならやはりきちんと、――半分なんというのはどういうことなのか知りません、拘禁の場合の半分というそこの論理はわからないけれども、やはりやるならやる、やらぬなら拘禁に限ると、こういうふうにすべきものではなかろうかという感じを持ちますけれども、いずれにしても、そういうことを全体よく考えて法制審議会に諮問した方がいいような気がいたします。

第76回国会 法務委員会 第5号(1975/11/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 あなたと警察及び入国管理局長との質疑応答を聞いておりまして、改善、検討を要する点もあるように思います。よく相談いたします。
【次の発言】 私にも身元保証の経験があって、少し損害を払ったこともあります。額が少のうございましたからうまく払いましたが……。  それで、やはり法治国家ですから、こういう法律があることを踏まえて保証はなさるべきものだ、自分も保証すべきものだ。それ以来非常に慎重になりまして、必ず一年に一回はおれのところに来い、ことに銀行などに保証する場合は。そして、保証人自体もこの法律を活用して損害を受けないようにきちんとやったらいいんじゃないかとは思いますが、しかし、問題……

第76回国会 法務委員会 第6号(1975/12/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 私は特に水俣病公害には経歴上非常な関心を持っているわけです。昭和三十二年文部政務次官当時、九州地方の文教施設の視察に参りました際、熊本大学を訪れました。医学部長からフィルムを見せてもらいました。とにかく妙な病気が発生して、ネコが踊ったりする写真、人間も大変な状態にある。そこで、この原因究明や病気の研究を医学部にしてもらうために、帰ってから早速、当時の金でわずかでしたけれども、予備費から五十万円を支出いたして研究してもらうことにいたしました。  昨年のきょう、法務大臣に就任の際あいさつをいたしまして、全般的に犯罪の検挙はもちろん重要であるけれども、特に去年は水島の石油流出事件等が……

第76回国会 法務委員会 第7号(1975/12/17、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御質問の順番に応じてお答えを申し上げます。  尊属殺に関する刑法の一部改正についての法務省の方針でありますが、昭和四十八年四月、尊属殺人罪に関する刑法二百条の規定が違憲であるとの最高裁判所の判断が示されたことから、法務省としては、尊属殺人事件の実態などを総合的に検討した結果、同条の規定を削除し、あわせて、尊属傷害致死、尊属遺棄及び尊属逮捕監禁に関する規定も削除することが適当であると考え、刑法の一部を改正する法律案を準備したのでありますが、この考え方は現在でも基本的に変わってはおりません。  ただ、この問題については、親子関係をめぐる道徳に関連する困難な問題が背景にあり、これらの……

第76回国会 予算委員会 第3号(1975/10/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御質問はただいまのところ四点であろうかと思います。  法的措置をとった手続でございますが、およそ法治国家においては、法秩序の維持は治安の根幹につながる重大な問題であって、国家刑罰権の適正な実現を期することもその重要な機能の一つであるということは申すまでもありません。今回、犯人の不法な要求を終局的には受け入れ、実定法の定めによらずして、現に裁判中の被告人や服役中の既決囚を釈放せざるを得なかったことは、まことに遺憾であり、残念なことであったというほかはありません。  しかしながら、今回の措置は、多数の人質の生命、身体の安全を図るという人道的な見地から、緊急かつ異常な事態のもとにおい……

第76回国会 予算委員会 第4号(1975/10/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 楢崎さんも御承知のように、裁判所に係属する事件について、その公判記録を法務省が出したり、そういうことをすることはできないわけです。ですから、裁判所の方へ御要望いた、だきたい。

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/10/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御質問が抽象的なものですから、どういう犯罪が成立するかよくわかりませんので、刑事局長に答弁させます。
【次の発言】 いまこっちへ向かっておるそうですから……。  そうですね、公害を起こすことを業者が知っておって、そうしてその防止対策をしないでその操業を始めたために、公害が起きて人が死ねば、それは未必の故意とか、そういうことはあるでしょうし、障害が起きれば傷害罪ということになりましょうし、しかし、よくわかりません、私。

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ただいま外務大臣及び国家公安委員長の答弁を申し上げたとおり善処いたします。
【次の発言】 お答えいたしますが、事件はいま具体的に進められておるのであって、きょう冒頭陳述が行われて、これからどんどん厳重な捜査に進むわけでございますから、そういう途中の段階で資料を出しますことはなるべく差し控えさせていただきたいのでありますが、差し支えない範囲においては、あなたの御要望に応じて、こういう点について手心を加えているかのごとき疑問がありますならば、そういうことは絶対にありませんから、そういう点について公明正大な態度をとってまいりたい、こう思っております。


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第2号(1976/05/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 この機会に、ロッキード事件の捜査状況について要点を申し述べます。  第一は、捜索、差し押さえの実施でありますが、東京地方検察庁は、警視庁、東京国税局と緊密な連絡のもとに、去る二月二十四日、児玉譽士夫に対する所得税法違反により、同人の自宅など十一カ所の捜索、差し押さえを実施し、自後三月十三日までの間に合計約七千九百点の証拠物件を差し押さえました。  なお、二月二十四日の後に三回にわたり捜索、差し押さえを実施しておりますが、これらはいずれも補充的なものであります。  第二に、本件関係者の取り調べについてであります。  東京地方検察庁は、二月二十四日ロッキード事件捜査本部を設置して以……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第10号(1976/06/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 昨日、議院証言法違反で逮捕されましたのは、大久保利春丸紅株式会社前専務取締役、現参与、六十二歳一名であり、この関係での捜索差し押さえの場所は、大久保利春の自宅及び株式会社丸紅であります。  外為法違反で逮捕されたのは、沢雄次全日空専務取締役、五十八歳、青木久頼全日本経理部長、四十八歳、植木忠夫全日空業務部長兼国際部長、四十七歳の三名であり、この関係での捜索差し押さえの場所は、右三名の自宅及び全日本空輸株式会社であります。  沢雄次、植木忠夫及び青木久頼の三名の被疑事実は、いずれも外国為替及び外国貿易管理法違反の事実であります。  以上、御報告を申し上げます。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第12号(1976/06/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 アメリカにおける嘱託尋問が難航しているようだがというお尋ねでありますが、まあ、難航と言えば確かに難航しておりますが、最終的には証言が得られるものと私は思っておりますが、なお、詳細その経過等につきましてお尋ねでありますれば、刑事課長が来ておりますから、お答え申し上げます。
【次の発言】 そういう関連性につきまして、私、よく存じませんので、刑事課長に答弁させます。
【次の発言】 佐藤委員御指摘のとおり、嘱託尋問におけるコーチャン証言というものは、事件の捜査に非常に重要な資料でございますから、全力を尽くして、いまこの証言を得るよう努力させているところであります。本日かきのうか、本日で……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第13号(1976/07/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 問題は非常に重要性を持っておると思いますね。犯罪捜査権、刑事責任追及権と、それから国会の国政調査権とのぶつかる、その関係について、そこのそういう関係をどう見るかということが決まらなければ、なかなか明確な線は出てこないと思いますね。犯罪捜査権、刑事責任追及権は検察庁、警察庁、捜査機関が持っているわけです。法制上そうなっているわけです。国政調査権は、議長裁定にもあるように、国会はロッキード事件については道義的政治的責任追及の場としてと、こうなっておりまして、それが国会の主役であります。いまは、いいですか、いまは刑事責任を追及していっている段階ですから、いまの場合はやはり主役は検察庁……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第15号(1976/07/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 それは私にはわかりませんから。もしわかれば、刑事局長に答弁させます。
【次の発言】 捜査当局としては目下そういういろいろな筋について捜査しておるわけであります。
【次の発言】 どういう証拠物件があるかということは、捜査密行に非常に支障を来しますな。私の口からどういうことがあり、それは押収されているとかいないとか言うべき問題ではないのじゃないですか。
【次の発言】 あなた専門家ですからよく御存じですが、言えるわけはないんですね。
【次の発言】 捜査のいまの段階については、検察庁から報告を受けておりませんから、内容はよくわかりませんですね。ただ、すべて有能な人のそろっているところで……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第17号(1976/07/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 私はしばしば申し上げているとおり、憲法十四条にちゃんと法のもとに平等なんですから、官であろうと民であろうと、その間に差異を設けるなんていう精神は毛頭、ゼロゼロゼロゼロPPMもない。検察当局もその点については、一点疑いを差しはさむ余地はありません。  ただ、捜査の過程でございますから、もしそういうふうに一時国民から危惧の念を持たれてもそれはやむを得ぬが、結果としてそういうことはなかったということを明らかにするつもりであります。
【次の発言】 刑事局長がいま申し上げましたことで御理解いただけるものとは思いますがね。どうも人の名前が近ごろだんだん具体的に出てきまして、捜査当局としても……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第18号(1976/07/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 きのう逮捕して、これから調べる過程において、当然金脈問題にも触れて捜査が行われると私は思っております。
【次の発言】 ロッキード事件が勃発した当初のことでございまして、そのころ選挙区へ行って応援演説をするのに、不潔白でございますなんて演説はできないわけですよ。しかし、その後の状況で、私は、佐藤君が出たいと言っているというのだから、証人喚問に出させてやったらいいのじゃないか、こう理事さんたちにも申したことがあるのです。そうすれば、自分で申し開きをして肩の荷がおりるのじゃないか、こういうことを言うたことがあるくらいです。その当時はそんなに進展していませんでしたからね。まあ、その人の……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第19号(1976/07/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 それはこっちがあなた方に聞きたいのです。私どもは刑事責任の追及者なんで、政治責任、道義責任の追及者はあなた方なんですからね。だから、私が教えていただきたい、こういうことですな。
【次の発言】 議長裁定にあるとおり、最善の協力をするのでありますから、刑事訴訟法の立法の趣旨をも踏まえて最善の協力をするわけですから、故意に狭めたり故意にばんと広げたり、そういうことはできませんね。
【次の発言】 国会に任せると言ったって、刑事訴訟法の立法の趣旨をも踏まえて、とあるのですから、その踏まえた範囲内で国会の意思に最善の協力をするということ以外申し上げようがありませんね。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第20号(1976/08/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 あの日は、私、実は初め出ぬつもりだったのです。ところが、閣議が終わって、その次に週休二日制閣僚協議会……(「そんなのは関係ないよ」と呼ぶ者あり)いや、関係あるんだ。そういうものがあって、ぼくは強く、週休二日制は法務省は困るんだと、前から反対の意見を述べておいたのに、こんなことをきょう一日ですらっと決めるのはよろしくない、きょう初めてこれを見るんだから、もう一回検討して、この次でもいいじゃないかと言ったんだけれども、何か押し切るような形でやったから、これは官房長官いかぬ、そういう文句を言いに、急に、会合をやっているというなら、そこへ出てやってやろう。それだけの話です。それが中心で……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第21号(1976/08/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 分厚い壁にぶつかって、にっちもさっちも動かぬようには私、思えませんね。逮捕者がどんどこ、どんどこ出るということが、壁がなくてどんどん進んでいる、それが出なければ壁にぶつかっているというのではないんで、捜査というものは、じりじりじりじりといくわけですから、前総理の逮捕が二十七日で、ずいぶん日にちがたっているから捜査がちっとも進んでいないと思ったら大間違いだと私は思いますな。
【次の発言】 まず八月末には乾杯、これはずっと前、言ったのですね。それから二ます予約したのは、ずっと後になってからなんですね、そういうことになるとありがたいかなと。とにかく、やきもきしているんじゃないかと言わ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第22号(1976/08/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御在位五十年記念祝典が十一月十日にあるということは、香川の演説会のときにはまだ私、存じませんでした。  それから、十一月七日、ぴしゃりとこう言ったのではなくて、十月の一番末の日曜日か十一月の初めの日曜くらいじゃないですかねと、こういう一代議士としての所感を述べたわけでございます。
【次の発言】 私はよくわかりませんね。それからまだ、こんなになる前にも別に、そんな力のある大した人物だとは思っていませんでした。
【次の発言】 金の力もあるでしょうけれども、あの人たちとしては児玉に人間的魅力を感じておったように私は思いますね。それで私などは、組むべからざるものと鳩山さんも河野先生も組……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第23号(1976/08/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 前総理に入った五億円がどういうふうに使われたかはわかったが、それが犯罪を構成しない。犯罪は構成しないというのですから、捜査当局としてはこれ以上のことはできませんが、国会としてはまさに、何かそういうのを政治的道義的何とかと言うのじゃないでしょうか。
【次の発言】 なかなかむずかしいですが、まあ刑事事件の問題を超えた外交問題のように思いますがね。刑事事件として成り立つかどうかを検察が調べる、捜査するという対象を超えた問題ではないかと思いますけれども、正確には、それが捜査の重点だと警察当局は考えるのかどうか、その辺のところは正確に刑事局長に答弁させます。

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第24号(1976/08/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 そう思っております。
【次の発言】 私、この間起訴の日、どなたかの質問に、ユニットの一部は残っているけれどもおおむね山を越した、こういうことを言っているのですがね。
【次の発言】 いまだそういう報告を受けておりません。
【次の発言】 事件の全貌について徹底的に捜査をいたします。
【次の発言】 横路委員の御要望とか希望のいかんを問わず、ロッキード事件についての全貌につきまして徹底的に捜査をしている、そういうふうに御了解願いたいと思います。関係についての全貌でございますから。
【次の発言】 私、その知識はありませんけれども、あなたはこう数字を並べ立てて、向こうも確認しているのですか……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第25号(1976/08/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 私は、終始ロッキード事件についての真相解明については政治的介入はしない、政治的配慮などというものは一寸でもあってはいけない、こういうことをしばしば申しているとおりであります。
【次の発言】 これは言うまでもないことです。しばしば申し上げているとおり、そんなことは言うまでもないことでございますね。
【次の発言】 河野一郎さんの主宰しておった春秋会時代から、児玉それから萩原吉太郎氏、永田雅一氏、この三人が幹事役で第三金曜日の会、三金会というものがあって、そこから資金の援助を春秋会は受けておった。その後、二つに分かれて大ぜいが中曽根派ということに――中曽根派とは言わなかったけれども、……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第26号(1976/08/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 事情聴取をしたという報告は、法務大臣のところに参っておりません。
【次の発言】 ロッキード事件の捜査の現段階においては、いわゆる灰色高官の公表及び捜査状況の報告問題について言及することは時期尚早だと思います。二山を越えた、こう言いますけれども、ロッキードの山脈ですから、三山と関連しますものね。そういう意味で、今日の段階でそういうことをやることは時期尚早であるというふうに私は考えます。
【次の発言】 差し支えない範囲において協力することは、議長裁定において決められておることですから、当然でございますね。
【次の発言】 初めの方に、何か捜査をもう終わらしてしまうのじゃないかというこ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第27号(1976/09/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 率直にお話し申し上げましょう。  私のロッキード事件に関する対応の仕方は常に一貫してまいりました。厳正公平に、不遍不党に、白は白、黒は黒、善は善、悪は悪、こういうふうにやらなければ国会及び政治に対する国民の信頼は回復できない。いまや政治に対する国民の信頼は地に落ちておる。政治家として責任を感ずる。こういう気持ちでしょっちゅう演説しているのです。しかも、そうして常に選挙のことを考えますわな、各政党とも。ことに自民党の中にはああいう事件が起きましたからね。これは反三木であろうと親三木であろうと、党員全部がやはり白は白、黒は黒、こうやらなければ、そういうふうに検察当局がやりおおせなけ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第28号(1976/09/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ロッキード事件とかロッキード問題とか、そういう言葉はありますが、これは日米両国にまたがる大事件であり、難事件ですわな。で、これは山、山、山と独立にあるのではなくて、つながっている山脈のように私は思うんでございますね。根はつながっている。山脈のように思うのです。それでも、まあ捜査には山があるように私は思いましてね、いわゆる丸紅ルートとか、そういう言葉がありますな。それから全日空ルート、児玉ルートというものがある。そういう意味で正確に申せばよかったのですけれども、まあ山ということになったから、文学的表現というか、民謡的表現というか、そういう言葉を仮に使ったわけでありまして、まあルー……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第29号(1976/09/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 三木内閣の誕生した使命――三木内閣ができてからこのロッキード事件というのは起こったのですね。それから三木内閣ができたというのは、田中金脈問題などで田中前総理がおやめになりましたから、その後話し合いで三木さんを総裁にしよう、それが総理になった、こういういきさつですね。ですから、三木内閣としては、政治に対する金の支配ということをなるべく排除していこうということは一つの使命でしょう。そこにロッキード事件が起きましたから、これも一つの政治、行政に対する金銭的支配、金権的支配ということのあらわれですから、こんなものは徹底的に究明していかなければいかぬ。しかし、これだけが三木内閣の使命じゃ……

第77回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第30号(1976/09/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 そういう問題も含めて、この第三の山というものは非常に険しく高い、こういうことを私が申し上げているのは、そういうところなんです。
【次の発言】 児玉ルートの解明なくしてロッキード事件の解明はありません、そんなこと。したがって、高く険しいけれども、総力を挙げていま捜査に熱中しているところでありますから、なるべく早く、いかに高く険しいと言ったって、そんなに便々とやっているわけにいきませんから、一日も早くこれを解明するために全力を挙げておる、こういうことであります。
【次の発言】 基準が決まらなければいつでも公開できる態勢にありませんね。

第77回国会 内閣委員会 第7号(1976/05/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 法務省設置法の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  この法律案は、法務省の大臣官房に置かれている訟務部を廃止し、訟務局を設置しようとするものであります。  現在、法務大臣官房訟務部におきましては、国の利害に関係のある争訟に関する事務をつかさどることとなっておりますが、近年社会情勢の変化に伴い、この種事件はますます増加するとともに、その内容も複雑困難の度を加えてきております。このため、現状のように、官房の一部門をもってしては、この種事件を適正円滑に処理することが困難な状況となっておりますので、ここにその機構を改め、訟務行政の円滑な運営を図るため、訟務局……

第77回国会 内閣委員会 第9号(1976/05/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 旧知の仲ということは、相当親しい間柄という意味になるとすれば、そういう関係ではありません。
【次の発言】 知っているかと言うから、知らぬわけじゃない、知っている。それから、会ったことがあるかと言うから、会ったことはある、こういうお答えをしたわけですね。それが直ちに旧知の間柄で、いまも親しくつき合っているというふうに結びつくものではないでしょう。どうですか。
【次の発言】 刑事局長から報告は受けておりますが、内容につきましては刑事局長からお答えいたさせます。
【次の発言】 どういうわけで児玉がわしのところへ来たのかいま初めて知りました、あなたのその説明で。何のために来たんだろうな……

第77回国会 法務委員会 第2号(1976/03/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 委員各位には、平素から法務行政の適切な運営につき、格別の御尽力をいただき、厚く御礼を申し上げます。  この機会に法務行政に関する所信の一端を申し述べ、委員各位の深い御理解と格別の御協力を賜りたいと存じます。  改めて申し上げるまでもなく、法務行政の使命とするところは、法秩序の維持と国民の権利の保全にあると考えております。ことに、内外の諸情勢が変動を続け、困難な諸問題が山積しているこの時期に際し、国家社会の平和と国民生活の安定を図るためには、その基盤とも言うべき法秩序が揺るぎなく維持され、国民の権利がよく保全されていることがきわめて肝要と存ずるのであります。  私は、法務大臣就任……

第77回国会 法務委員会 第3号(1976/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 事実はございます。
【次の発言】 青柳委員からるる御質問があり、刑事局長がこれに答えたわけでございますが、一番国民の関心事でありますこの事件が、起訴も不起訴もわからぬで時効になったりうやむやになるということが一番いけない。わが国の民主政治の信を問われるところでありますから、そうして法務省は法秩序の維持に責任を負うている役所であります。ただ、具体的事件でありますので、すべては検事総長を信頼し、こういう大事件についてあらゆる材料を収集し、飲まず食わず眠らずというわけにはまいりませんけれども、総力を挙げて真相の究明に当たってくれるものと信じております。私、法務大臣だから言うわけではご……

第77回国会 法務委員会 第8号(1976/05/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 民法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明いたします。  民事法の分野における男女の平等及び人権の保障につきましては、理念上のみならず、実質的にも、また制度の上においても、確立されるべきものであることは申すまでもありませんが、わが国の婚姻に関する実情や人権に対する国民意識の推移等にかんがみますと、妻の法的地位及び戸籍制度については、なお改善すべき点があります。  そこで、この法律案は、妻の地位の実質的向上を図るため、離婚復氏の制度、婚姻事件に関する裁判管轄及び嫡出子出生の届け出をする者について改善を加えるとともに、国民のプライバシー保護の観点から戸籍公開の制度等……

第77回国会 法務委員会 第9号(1976/05/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 まあ、あれですね、あなたはロッキード事件に関して御質問になるんですからその方がわかりやすいと思いますが、起訴になればもうわかるんですから、それで刑事責任、また当然に政治的、道義的責任も伴って明瞭になるわけですな。ただ、不起訴という場合とか、あるいは不起訴の中にも、贈収賄の構成要件に該当しないという場合と時効になったという場合と両方あると思いますね。そういう場合に、仮に国会から一〇四に基づいてその資料要求があった場合にどっちが優先する公益かということになろうかと思います。
【次の発言】 それは言えませんね。
【次の発言】 仮に私が、あなたのお読みになったその順序の上で、この場合に……

第77回国会 法務委員会 第11号(1976/05/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 人権の侵害が興信所の行き過ぎ等によって行われており、行われるおそれがあるということは、想像にかたくありません。平穏な国民の社会生活を脅かすような行き過ぎは、営業の自由といえどもあってはならないことでありますので、まず実態をよく人権擁護局を通じて把握した上、登録制度の問題についても検討してまいりたい、こう思っております。

第77回国会 法務委員会 第13号(1976/05/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 和田さんのおっしゃったようなことについて、裁判所は公正に判断すると思いますよ。それは被告人の主張もあり、弁護団が、きちんとした人がついておって、そういうことは当然述べられ、それに対し検察庁や警察の捜査の方もいろいろ主張するでしょう。その主張の結果、裁判所が判断することでございまして、私がここで意見を申し述べる問題ではないでしょう、裁判の問題ですから。これは当然両方とも、攻撃、防御の立場から一生懸命みんなやって、そうして真犯人を追及する。それは追及して裁判所が公正な判断を下すという仕組みなんでございますから、そういう仕組みについて法務大臣が干渉がましいそんな意見を申し述べる立場で……

第77回国会 法務委員会 第15号(1976/07/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 そういうことも身柄を拘束していま調べていますから、判明すれば捜査の結果出てくる可能性はあるかと思いますが、内容の問題でございますので、どの程度申し上げたらいいか、吉田課長がもう少し突っ込んだ答弁をできるならばさせます。
【次の発言】 役に立っているという報告を受けております。
【次の発言】 具体的にどことどこが食い違っているという指摘はちょっと私よくわかりませんけれども、食い違っているというより言いようがございませんようですね。
【次の発言】 一致してはおりませんようですね。どちらが本当だかということは知りませんけれども、一致はしていない。

第77回国会 予算委員会 第2号(1976/01/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 お答えいたします。  雑誌文芸春秋に掲載された判決内容は、原木のものと内容が同じであります。制限漢字になったりしたものですから、全く同じというわけにはいきませんが、そういう点。  それからもう一つは、末尾に「本判決ハ昭和二十年十二月二十九日公布勅令第七百三十号「政治犯人等ノ資格回復ニ関スル件」第一条本文ニ依リ将来ニ向テ其ノ刑ノ言渡ヲ受ケザリシモノト看做ス」と付記されております。「将来ニ向テ其ノ刑ノ言渡ヲ受ケザリシモノト看做ス」ということの意味、法的内容等につきましては、重要なことですから、資料に基づいて解説しなければなりませんから、事務当局にひとつ――小林さんの発言がありました……

第77回国会 予算委員会 第3号(1976/01/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御質問の、法的に決着がついているかどうかという意味でございますが、決着がついていると言えばついている、ついていないと言えばついていないという、それはどういうことかと申しますと、決着がついているという意味は、判決末尾に付されておる付記にこう書いてありますから、そういう意味では、将来に向かってこの判決の効力を失うという意味で決着がついていると思います。文言は別に読まなくてもおわかりでしょうから、付記の文言は読みません。その付記の法的効果の問題に帰着すると思うのですね。将来に向かっては判決が言い渡されざるものとみなすと、こういうのですから。しかし、それによって過去に行われた東京や網走……

第77回国会 予算委員会 第7号(1976/02/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 御指摘の人物につきましては、法務省の退去強制令書発付処分が最高裁の判決によって適法性が確認されたわけであります。ただ、右処分の行われた昭和三十七年六月以来すでに十三年を経過しており、その間内外の情勢や本人をめぐる諸般の事情が変わってきていることを考え、今後の具体的措置については慎重に検討したいと考えております。
【次の発言】 おっしゃるとおりのような情勢の変化があった、こういうことでございます。
【次の発言】 安宅委員のお考えになっている人物が数名にのぼると思いますね、もっと余計かもしれませんな、人は。それらの人について、こっちは在留許可を与えた、こっちは仮釈放のままでほってお……

第77回国会 予算委員会 第9号(1976/02/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 裁判所が訴訟を進行されるそのやり方についてかれこれ申しますことは、三権分立を紛淆いたしますので、私の答弁する限りではありません。
【次の発言】 質問を聞き損ないまして、まことに恐縮でございます。
【次の発言】 どうも大変失礼いたしました。御質問の趣旨はよくわかりました。  捜査当局に問い合わせましたところ、そういう点について全くまだ関知してない、こういう段階だそうでございますので、その点は御了承願いたいと思いますが、事実を仮定して、一般論として、そういうことがあれば贈収賄罪の成立することもあるかと存じます。
【次の発言】 税法上の問題は、大蔵大臣にひとつお尋ね願いたいと思います……

第77回国会 予算委員会 第10号(1976/02/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 まず第一番に、昭和二十年五月四日の確定判決には付記があって、将来に向かってその効力を失う意味、つまり将来に向かって判決の言い渡しがなかったものとみなす、こういうことがあるんだから、一切御破算という御見解のようですが、それは、私は見解を異にいたします。確定判決があったという、一条の事実そのものは全部御破算、一件落着、こうなるのではない。これが一つのお答え。  それから、一般的に、参議院の沓脱議員の質問に対して答えていることは、いまでもそのとおり、一般論として確定判決の当否について学問的な批判をすべき立場にない。確定判決には行政機関も国民もこれに従うものである、こう思っております。

第77回国会 予算委員会 第17号(1976/02/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 総理の所信の表明がございましたが、ロッキード問題はすでに捜査当局の捜査が開始されております。当局としては国民の期待に沿うべく徹底的に究明する決意を持っておりますから、不偏不党、厳正公正に対処し、もし犯罪の事実がありとすればこれに対する適正な処理をするということを私は信じております。
【次の発言】 検討に値することだと思います。
【次の発言】 お答えします。  検察当局は、すでに嫌疑ありとして犯罪の捜査、処分をやろうとして、行っているわけです。本来検察庁は、犯罪の捜査、処分を行うことをその職責としているのですから。しかし、個々の事件の捜査や処分に関しては、すべて検事総長を信頼し、……

第77回国会 予算委員会 第19号(1976/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 その事実関係を私よくわきまえておりませんので、事務当局から答弁をさせます。
【次の発言】 ここで塩谷さんの尋問に答えた小佐野賢治氏の言葉は、普通のおつき合いをさせてもらっているというふうなことですな。普通でないつき合い、普通以上のつき合いというか、普通以上の深いつき合いであることを自分が知っておって、いや、さらっとした普通のつき合いです、こうなるのであれば――仮定の問題ですけれども、そうなるのであれば、非常に偽証の疑いが濃くなると私も思いますね、常識的に。
【次の発言】 これから起こる問題で、非常にむずかしい問題ですから、よく検討しておきます。

第77回国会 予算委員会 第21号(1976/03/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 事態の真相をあくまでも追及する構えでありますから、おっしゃったようなことも含めてあらゆる材料を集めて全力を注いで事態の究明をする、こういうことでございます。

第77回国会 予算委員会 第22号(1976/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 その七条というのは、初めていま聞かされるわけでございますが、お読みになった条文からするとお説のようなことになろうかと思いますが、なお専用的な知識に私は不十分な点がありますから、民事局長に正確な答弁をさせたいと思います。
【次の発言】 先ほどの協定七条及びただいまの補足IV項c項ですか、それを総合して考えますと、あなたの御指摘になるようなことが疑われるわけでありまして、捜査上大変にいい参考になると思います。

第77回国会 予算委員会 第23号(1976/03/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ただいまの御質問は、法務省と直接関係はないのです。総理が大統領に要求されたもので、それは公開すると言っているのですから、公開するに決まっている。
【次の発言】 いま、呼ばれた証人の偽証罪のことを、偽証にならないかなるかと言われても、それはえらい処罰規定がついているのですからね、本当によく捜査当局が捜査しなければいかぬのです。それの条件として、起訴する場合は、国会の正式な告発がなければ起訴の条件を欠くのですから、まずそういうことを私にお尋ねになる前に、そういう手続をとってきてからにしてください。
【次の発言】 警察当局の申したとおりであります。憲法や刑事訴訟法その他法規の手続に従……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 病状につきましては、刑事局長が参っておりますから、刑事局長に答弁させます。
【次の発言】 決定しているわけではありませんが、そういうことも十分あり得るというわけであります。というのは、検事等の捜査官を派米し、関係人から事情を聴取することは有力な捜査方法の一つであると考えられますから、そういうこともあり得るという答弁であります。
【次の発言】 お答えいたします。  ただいま申し上げましたとおり、検事等の捜査官を派米し、関係人から事情を聴取することは有力な捜査の一つの方法でありますが、それには米政府の了解、関係人の同意などが前提となるので、その受け入れ体制に関する諸般の準備のため、……

第77回国会 予算委員会 第27号(1976/04/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 この前も申し上げましたとおり、正式な資料の要求が委員会からございますれば、いつでも提出できるだけの資料を整えておりますから、もし法務委員会等へ提出せよと言うならそういたしますし、予算委員会へ提出せいと言えばそういたします。
【次の発言】 最後の方のアメリカの資料も入手して真相を究明せよという小平さんの御意見に私も賛成いたしまして、さように努力したいと思います。

第77回国会 予算委員会 第29号(1976/06/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 検察当局は、これまでの捜査の結果、丸紅株式会社参与大久保利春が、本年二月十七日及び三月一日、衆議院予算委員会において証人として宣誓の上行った証言について、議院証言法第六条所定の偽証の罪に該当する疑いが濃厚となり、かつ同人について逃亡及び罪証隠滅のおそれがあると思量されたため、その身柄を拘束して取り調べる必要があるとの判断に達し、去る六月二十一日、東京地方裁判所裁判官に対し、逮捕状の請求を行いました。  同裁判官は、逮捕の理由及び必要性を疎明するために検察側が提出した種々の資料を十分精査し、その結果、大久保について前記偽証の罪を犯したことを疑うに足る相当な理由があり、かつ逮捕の必……

第77回国会 予算委員会 第30号(1976/07/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 検察当局は、これまでの捜査に引き続き、去る六月二十二日沢雄次ら全日空関係者三名及び丸紅株式会社前専務大久保利春を逮捕するとともに、関係個所について捜索、差し押さえを実施し、自来これらの被疑者の身柄を拘束の上取り調べを行っているほか、多数の関係人の取り調べを続行しておりますが、その過程において、丸紅株式会社参与伊藤宏が本年二月十七日及び三月一日衆議院予算委員会において証人として宣誓の上行った証言について、議院証言法第六条所定の偽証の罪に該当する疑いが濃厚となり、かつ同人について逃亡及び罪証隠滅のおそれがあると思量されるに至ったため、その身柄を拘束して取り調べる必要があるとの判断に……

第77回国会 予算委員会 第31号(1976/07/16、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 丸紅株式会社前会長、現取締役檜山広に対しては、七月十三日外国為替及び外国貿易管理法違反により逮捕し、現在勾留の上取り調べ中であります。その被疑事実の要旨につきましては、刑事局吉田刑事課長をして説明させます。
【次の発言】 大久保の場合は特殊な事情があったので国会の告発を待たずに逮捕いたしました。その後、当予算委員会理事会等で法務大臣としていろいろ御質疑に答えてまいりましたが、やはり本筋ば偽証でいく、逮捕する場合は、国会の告発があって、これは捜査の条件ではなく、訴訟条件とば言われておっても、そういうふうな順序を踏むのが本筋ではなかろうかということでございましたので、檜山の場合は外……


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第78回国会(1976/09/16〜1976/11/04)

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第3号(1976/10/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 法務、検察当局は刑事責任を追及する役所でありますから、刑事責任追及の結果について公表いたしますが、政治的道義的責任の追及者は国会でありますから、それはこちらの方から、どういう手順でおやりになるのか、お聞きしたいくらいでございます。
【次の発言】 それはそのとおりでございますが、その意味はちょっと申し上げておきたいと思います。  それは、国会が国政調査権に基づき、検察当局が追及した結果刑事責任なし、こうした者のうち、いやそれでも政治的道義的責任は残ると国会が御判断になる、その場合に政府はこれに最善の協力をするという形でございますから、それは公表ではないのですね。公表判断権者が公表……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第4号(1976/10/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ロッキード事件の捜査処理に関する中間報告をいたします。  まず第一に、この中間報告の目的について申し上げます。  政府としては、かねてからロッキード事件全体の捜査が完了したときには、法令の許す範囲内において、できる限り事件の真相を国会を通じて国民に明らかにすることを約束してまいりました。しかし、いわゆる児玉ルートの解明がおくれておりますので、いわゆる丸紅ルートと全日空ルートの捜査がおおむね終了したこの機会に、法務大臣からロッキード事件の捜査処理について中間報告をする次第であります。  この中間報告は、この事件に寄せられた国民の関心にこたえるとともに、前国会における両院議長裁定の……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第5号(1976/10/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 政治的道義的責任の判定者は皆さんですけれども、私どもの方は法務、検察ですけれども、せっかくのお問い合わせですから、私は法務大臣の立場をしばらく離れて、一国会議員として、政治家として、皆さん方と同じような立場に立って常識的に申し上げれば、私の中間報告にも出ているとおり、「ロッキード社から流入した金員そのものの授受はあるが、証拠上職務に関する対価であることが認定できない」それで収賄罪の成立は認められないけれども、「右金員授受の趣旨がロッキード社の航空機売り込みと関連があると認められるもの」こういうのはやはり道義的政治的責任があるのではないかな、同じ政治家の立場として、自分もこんなこ……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第7号(1976/10/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 その新聞記事はうそですから、うそを書いたやつにどういう意味で書いたのかを聞いてください。私はそんなことを言っとらぬ。
【次の発言】 煙も見えず雲もなし。
【次の発言】 これは私の中間報告の二十八ページに、「簿外資金に順次組み入れて保管していたところ、そのうち合計五千七百五十万円を同四十七年十一月から同五十年九月までの間前後二十八回にわたり合計十三名の国会議員に贈っていたことが認められた。この点について右金員授受の趣旨を捜査した結果、国会議員の職務に関する対価であることが認定できないため収賄罪の成立は認められない。」これはどういうことかというような話に、晩飯のときか、そういうとき……

第78回国会 ロッキード問題に関する調査特別委員会 第8号(1976/11/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 ただいまの委員長の御提案により政治的道義的責任ありといたされました五名、すなわち、時効で不起訴になった者と、職務権限はないがトライスターの売り込みに関して金銭を受け取った者、すなわち三十ユニット関係五名につきまして、とりあえず、その人名、受け取った金額及び事実関係について口頭で資料を提供いたします。  なお、全日空のプール資金に関する十三名についてはでき得る限りの御協力をいたします。
【次の発言】 なお、全日空プール資金に関する十三名についても、基準をお決めいただければ、できるだけの協力をいたします。
【次の発言】 資料の正確を期するため、刑事局長をして説明いたさせます(「それ……

第78回国会 法務委員会 第1号(1976/10/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 去る九月十五日、三木内閣の改造に当たり、法務大臣に留任し、引き続き法務行政を担当いたすことに相なりました。  内外の諸情勢が厳しい折から、改めてその職責の重大さを痛感いたしております。私の場合には不徳を省み、特に言動に留意をいたし、誠心誠意努力をいたす所存でありますので、大竹委員長初め理事各位、委員各位の御指導と御協力を切にお願い申し上げる次第であります。
【次の発言】 ロッキード事件が国民に知らされてから八カ月かかっているわけです。そして、三月ころの話では、検察当局から八月いっぱいくらいには片がつくような報告を受けておったのです。ところが、それが九月にずれ込み、さらにもう十月……

第78回国会 法務委員会 第2号(1976/10/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 裁判官の報酬等に関する法律の一部を改正する法律案及び検察官の俸給等に関する法律の一部を改正する法律案について、その趣旨を便宜一括して説明いたします。  政府は、人事院勧告の趣旨にかんがみ、一般の政府職員の給与を改善する必要を認め、今国会に、一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案及び特別職の職員の給与に関する法律及び沖縄国際海洋博覧会政府代表の設置に関する臨時措置法の一部を改正する法律案を提出いたしました。そこで、裁判官及び検察官につきましても、一般の政府職員の例に準じて、その給与を改善する措置を講ずるため、この両法律案を提出した次第でありまして、改正の内容は、次の……

第78回国会 法務委員会 第4号(1976/10/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○稲葉国務大臣 午後にロッキード問題調査特別委員会が開かれることになっておりますから、その席上お答えを申し上げることにいたします。
【次の発言】 身分帳というようなものが、裁判官の身分を有する者でありましても、手渡されて写真を撮るというようなことははなはだ遺憾なことだ、よろしくない。  それから、きょうの矯正局長の報告は中間のものでありますから、この上さらに調査を進めなければいかぬ。しかし、今日までのところではよくそこまで調査がいったなという感じがいたしますね。
【次の発言】 漏れるべからざるものが先ほど矯正局長の報告のような経緯で漏れたことは、はなはだ遺憾である、まことに相済まぬ次第であると……

第78回国会 予算委員会 第1号(1976/09/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 児玉ルートの捜査はただいま続行中でありますから、一日も早くこれを解明して後に選挙をやった方がいいことは、それはもう常識上当然でございます。おっしゃるとおりでございます。ただ、その一生懸命に解明しつつある今日の段階で、私はいつごろまでに終わりそうだとか、終わらしてほしいとか、法務大臣の立場でこういう公の席上で申し上げますことは、間接的な指揮権の発動にもなりかねないというようなことも言われますので、時期についてここでお答えすることは差し控えますが、とにかく一生懸命にやっています。  それから、ロッキード事件というのは、従来の疑獄事件、あなたはたくさん挙げられましたけれども、これは国……

第78回国会 予算委員会 第2号(1976/10/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 そのとおりです。お説のとおり、貴見のとおりです。
【次の発言】 刑事局長からその事実、事例を御報告させます。
【次の発言】 それは確定判決で、だれでも見れるのですから、どうでしょう、提出しなくてもごらんになったらいかがでしょうか。提出せよと仰せられれば提出いたしますよ。
【次の発言】 まず第一に、昭和二十年十月四日の政治犯等の釈放に関する司令部覚書、これに基づくものではありません。刑法犯を伴うものが除外されておりますから、一〇・四覚書に基づくものではありません。  それから資格回復の点につきましては、昭和二十年十月十九日の覚書、それに基づく勅令七百三十号によって資格を回復したも……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1975/02/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 昭和五十年度法務省所管予定経費要求の内容につきまして、大要を御説明申し上げます。  昭和五十年度の予定経費要求額は二千二百七十九億三千百五十九万二千円であります。前年度予算額千七百六億八千三百四十六万四千円と比較しますと、五百七十二億四千八百十二万八千円の増額となっております。  増減の詳細は別途の資料により御承知願いたいのでありますが、その内容を大別して御説明いたしますと、第一に、人件費関係の増であります。その額は五百十八億三千五百六万五千円であります。これは、公務員給与ベースの改定等に伴う増額分、昇給等の原資としての職員基本給及び退職手当等の増額分が主なものでありますが、そ……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1976/04/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○稻葉国務大臣 昭和五十一年度法務省所管予定経費要求の内容につきまして、大要を御説明申し上げます。  昭和五十一年度の予定経費要求額は二千五百三十四億七千五百七十六万円であります。前年度補正後予算額二千三百三十一億六千七百十二万五千円と比較しますと、二百三億八百六十三万五千円の増額となっております。  なお、組織関係については、量的増加と質的複雑困難化の度を加えている国の利害に関係のある争訟事件に対処するため、大臣官房訟務部を訟務局に昇格させ、もって訟務行政の円滑な運営を図ることといたしております。  さて、予定経費の増減について、その詳細は別途の資料により御承知願いたいのでありますが、内容を……



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データ更新日:2023/02/05

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