長谷川峻 衆議院議員
33期国会発言一覧

長谷川峻[衆]在籍期 : 26期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期
長谷川峻[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは長谷川峻衆議院議員の33期(1972/12/10〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は33期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院33期)

長谷川峻[衆]本会議発言(全期間)
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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 衆議院本会議 第19号(1974/03/22、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) 雇用保険法案について、その趣旨を御説明いたします。  現行失業保険法は、第二次大戦直後の経済混乱を背景に深刻な失業問題に対処するため、昭和二十二年に公布、施行されて以来、わが国の雇用失業対策の柱として、重要な役割りを果たしてまいりました。しかしながら、この間に、わが国の雇用失業情勢は、若年層を中心に急速に労働力不足の傾向が進むなど、基本的変化を遂げるに至っております。今後におきましても、長期的に見て、若年労働力を中心に労働力の不足基調は続くものと予想され、このような状況を背景に、質的な意味での完全雇用の実現が課題となっております。  他方、その中にあって、わが国の人口……

第72回国会 衆議院本会議 第25号(1974/04/11、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。  出かせぎ労働者対策の第一は、基本的に、できるだけ地元で働けるような雇用の機会をつくることだと思います。現に、出かせぎ者に対しましては、職業安定所を通じての就労経路の正常化と雇用契約の明確化をするように指導しております。就労前の健康診断、技能講習、就労地では、福祉施設、相談所の設置をするよう施策を進めております。特に重要なことは、就労している建設現場での災害、賃金不払いがありますので、これを防止、改善するよう、元請業者を含めまして、強力に監督、指導してやっているところであります。(拍手)

第72回国会 衆議院本会議 第30号(1974/05/14、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の承認を求めるの件(鉄道労働組合関係)外十四件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  昭和四十九年二月以降、公共企業体等関係労働組合は、昭和四十九年四月一日以降の賃金引き上げに関する要求を各公共企業体等当局に対し提出し、団体交渉を重ねましたが、解決が困難な事態となり、四月六日から九日にかけて関係組合または当局の申請により公共企業体等労働委員会の調停段階に入り、さらに四月十三日同委員会の決議により仲裁手続に移行し、同委員会は、五月九日、日本国有鉄道当局と鉄道労働組合、国鉄労働……

第72回国会 衆議院本会議 第33号(1974/05/23、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) 最近の経済成長につれまして、中小企業労働者の賃金あるいは労働時間も改善されてまいりましたけれども、なお大企業労働者との格差を縮めるために、積極的に諸施策を講ずる必要があると思います。  このため、基本的には中小企業の生産性向上の条件整備が必要でありますが、労働省といたしましては、従来から、労務管理の近代化の促進と、実効ある最低賃金制の推進、長時間労働の是正や週休二日制の普及などを中心として、時間短縮等の指導を行なってまいりました。  一方、福祉施設につきましては、企業内で施設に恵まれない中小企業労働者のために、勤労者総合福祉センターあるいは「勤労者いこいの村」等の建設……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 衆議院本会議 第3号(1974/12/16、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。  最近の経済情勢の中に、一番弱いパートタイマーあるいは日雇い、臨時労働者、こういう雇用情勢の不安の方々に対しましては、その事業主に対してかねてから指導を行なって、常用化の援護措置等、実施を推奨しておりますが、いまから先もなおこの制度を推進してまいりたいと思います。  さらに、雇用不安と失業増の解消のために緊急立法をすべきじゃないかという御質問がありましたが、おっしゃるとおり、景気の停滞に伴いまして、有効求人倍率は十月から求職者が超過に転じまして、失業も増勢を強めているところであります。  こういう情勢に対しまして、政府といたしましては、失業保険法あ……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 衆議院本会議 第30号(1975/06/24、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川俊君) ただいま議題となりました公共企業体等労働関係法第十六条第二項の規定に基づき、国会の承認を求めるの件(鉄道労働組合関係)外八件につきまして、一括して提案理由を御説明申し上げます。  昭和五十年二月以降、公共企業体等関係労働組合は、昭和五十年四月一日以降の賃金引き上げに関する要求を各公共企業体等当局に対し提出し、団体交渉を重ねましたが、解決が困難な事態となり、五月二日から七日にかけて、関係組合または当局の申請により公共企業体等労働委員会の調停段階に入り、さらに、五月十日同委員会の決議により仲裁手続に移行し、同委員会は、六月九日、日本国有鉄道当局と鉄道労働組合、国鉄労働組合……

第75回国会 衆議院本会議 第31号(1975/06/26、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) お答えします。  白ろう病については、ただいま農林大臣からも答弁がありましたが、チェーンソーの対策が第一番だと思って、従来もやってまいりましたが、ことしの三月からは、外国から輸入する輸入業者、さらにはまた、国内の業者の諸君に新しい機器を開発してもらう等々、あるいはまた健康診断、巡回診療、認定等々、総合的に、いままで以上に熱心にやってまいる、こういう考えであります。(拍手)


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 衆議院本会議 第5号(1975/09/19、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) お答えいたします。  雇用問題、多岐にわたっての御質問でありましたが、先ほど副総理から話のありました第四次景気政策によって、その雇用、失業情勢の改善を待つと同時に、いまやっておりますことは、第一は、やはり高年齢者を重点に機動的な職業紹介と職業訓練をやること。第二番目には、お話のように、心身障害者あるいは寡婦、さらにまた高年齢者等、一度離職しますとなかなか再就職のむずかしい方々、こういう方々の離職のないように事業主に対して指導を強化すること。さらに、最近問題として関心をいただいております。来年の春大学卒業生の求人などが、大企業を中心にして、中止あるいは削減が見られており……

第76回国会 衆議院本会議 第7号(1975/10/18、33期、自由民主党)【政府役職:労働大臣】

○国務大臣(長谷川峻君) 雇用関係についての御質問でありますが、一番先に失業の定義についてのお話がありましたけれども、これは関係法令とか、いろんな統計上使い方がまちまちでありまして、そのときそのときに用例に応じて使うことでありますが、一般的に私たちは、労働の意思と能力を持ちながら職場から離れている者、そういう人々を失業者と、こういうふうに考えておりまして、現在、八月で、失業者で雇用保険の支給を受けている者は八十七万となっております。  さらに、総理から中高年齢問題につきましては御答弁ありましたが、最近のような厳しい雇用情勢になりますと、中高年齢者と心身障害者が最もしわ寄せを受けるおそれがありま……

長谷川峻[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院33期)

長谷川峻[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 外務委員会 第20号(1974/04/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まさにおっしゃるように、日本は高度経済成長しながらも、一方国内における労働者の地位向上、そしてそれが国際的に認識されるようにということからしましてILOの当初からの常任理事国となっておりまして、国内法を整備しつつ、そしてまた世界に恥ずかしくないという態度におきまして去年も条約一本批准を願ったわけでありますが、本年もそういうふうにしてやっていく、この姿勢をとりつつ、一方は、労働外交というものが大事でございますから、おもなる国にレーバーアタッシェを置いて日本の実情さらにまた諸外国の労働事情なども聴取しながら参考にしておるわけでございます。

第72回国会 決算委員会 第2号(1974/02/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労働省所管の昭和四十六年度決算について、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。  歳出予算現額は一千四百二十二億七千百四十三万円余でありまして、その内訳は、歳出予算額一千三百十五億七千九百五十七万円余で、予備費使用額百六億九千百八十五万円余となっております。  この歳出予算現額に対しまして、支出済歳出額一千四百億二千三百八十七万円余、不用額二十二億四千七百五十六万円余で決算を結了いたしました。  支出済歳出額のおもなるものについて申し上げますと、失業保険費負担金及び失業対策事業費等であります。  これらの経費は、失業保険法に基づく失業……

第72回国会 社会労働委員会 第1号(1973/12/06、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 このたび労働行政を担当することになりました長谷川峻であります。  第七十二通常国会にあたり、一言ごあいさつを申し上げ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  私は、今後の労働行政を進めるにあたりまして、国民福祉の優先を基本とし、すべての労働者がその能力を十分に発揮し、家族とともに安心して明るく豊かな生活を送れるようにすることを目標として、実効ある対策を勇断をもって推進したいと考えております。  具体的には、国民の大多数を占める勤労者の将来にわたる生活の安定をはかるための勤労者財産形成政策の拡充強化、ゆとりある生活のための週休二日制の普及促進、定年延長の促進等の高年齢対策を……

第72回国会 社会労働委員会 第3号(1973/12/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  山本委員がおっしゃるとおり、十三日に身体障害者雇用審議会の勝木会長から答申書をいただきました。私自身も地方においてはこういう方々の職場における働き、あるいはいろいろな問題についての悩みを訴えられる一人でございますから、あらためてこの答申を尊重いたしまして、できるだけこれが盛られているものを実現するように努力したい、こういうふうに考えております。
【次の発言】 質疑の応答を通じまして、具体的な数字を持っていないというところに――ただいま来ておるようですから、お聞きいただきたいと思います。
【次の発言】 山本委員のおっしゃる気持ちはよく私も理解できるのですけ……

第72回国会 社会労働委員会 第5号(1974/02/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 第七十二通常国会が再開されるにあたり、当面の労働行政について、一言所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  昨年秋のアラブ産油国の石油生産制限に始まる石油危機により、石油・電力の消費規制が実施に移されるなど、当面、国民生活や国民経済に少なからぬ制約が加えられるに至っております。このような情勢を背景として、今後、労働面においても、種々問題の出てくることが懸念されます。  もとより、このような事態に直面して、政府としては文字どおり総力をあげて問題の解決に取り組んでいるところでありまして、労働省といたしましても、この際、経済の変動に伴う労働面への影響を最小限にとど……

第72回国会 社会労働委員会 第7号(1974/02/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まさに最近の経済情勢は、私たち勤労者を守る立場にある者としますと非常に憂慮しているところであります。一部残業時間の短縮なども伝えられておりますが、御心配いただいております失業の問題につきましては、私は非常に日本の雇用関係というのがそういう意味ではありがたい立場にある。よその国を見ますと、最近のアメリカが五・二%の失業率というときに、日本のほうは十二月で求人倍率が一・七、それから一月でもなおかつ一・七なんです。そういう環境に恵まれていることを将来ともに持続していこうというかまえでおりますことを、まず一番先に御報告申し上げます。

第72回国会 社会労働委員会 第8号(1974/02/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 それぞれ解釈はおありだと思います。しかし私は、昨年の石油危機が起こってからもそうですけれども、ああいう大きな国の大変化になるときは、財界との懇談会、さらにまたマスコミとの懇談会、労働四団体との懇談会などもやるべきじゃなかろうかと実は思いもし、提案もしたことでございました。しかし、御承知のとおり年末の予算編成等々ございまして、それができませんでした。そこで、このたび財界との懇談会、マスコミとの懇談会、そして多少時間がずれましたけれども、労働四団体と総理並びに各、ほとんど全閣僚が出ての懇談の場を設けたわけであります。  それぞれの方々が主張される問題は、私が予算委員会の席上等々で……

第72回国会 社会労働委員会 第10号(1974/03/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先生おっしゃるように、年末に、三日間お働きいただきながら、それをひとつ収入の中に入れてもらいたいということで、従来の慣行で特別な措置をしたようなかっこうでございます。そしてそれが確実に手に入るようにということは、私が心から考えておったことでございますが、いまのように一つ一つのケースになりますと、私も実態がわかりませんが、これはたしか職安じゃなくして町村が主体になって事業の推進あるいはまた事務的なことを交渉してもらった、こう思っておるわけです。
【次の発言】 従来の経過は先生ほど存じ上げておりませんけれども、ただいま御承知のとおり地方あるいは業種別に約二千九百万ほどが最賃にみな……

第72回国会 社会労働委員会 第11号(1974/03/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現行失業保険法は、第二次大戦直後の経済混乱を背景に深刻な失業問題に対処するため昭和二十二年に公布、施行されて以来、わが国の雇用失業対策の柱として重要な役割りを果たしてまいりました。しかしながら、この間に、わが国の雇用失業情勢は、若年者を中心に急速に労働力不足の傾向が進むなど基本的変化を遂げるに至っております。今後におきましても、長期的に見て、若年労働力を中心に労働力の不足基調は続くものと予想され、このような状況を背景に質……

第72回国会 社会労働委員会 第13号(1974/04/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  いまや国民の大部分を占めるに至っている勤労者とその家族の生活の動向は、わが国経済社会の将来に深く関連する問題でありますが、勤労者生活の現状を見ますと、賃金水準は近年における経済成長に伴って年々大幅に改善されてきているものの、貯蓄や住宅等の資産の保有の面ではなおいまだ相当の立ちおくれが見られるところであります。  このような勤労者生活の実情にかんがみ、勤労者の財産形成を促進してその生活の一そうの安定をはかるため、昭和四十六年に勤労者財産形成促進法が……

第72回国会 社会労働委員会 第15号(1974/04/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 阿部先生の御質問をお伺いするうちに、自分の地方の山の中で、雪の中を歩いている、こういう人々をいま思い出しておるわけです。そして、その中には、何と二十年、三十年やって、まじめにやっておるということで県の表彰を受けている方もあります。そういう方々の、法律上というか給与上の実態というものをただいまお伺いして、胸を打たれているものであります。
【次の発言】 実情についてはただいま先生の質疑を通じてわかったわけであります。私としますと、ほんとうに一生懸命、しかも大事な郵便物――私のうちは貧乏でしたから、私のおやじも請負をやったのです。ことに電報は、夜中にちょうちんをさげて大きな山を越え……

第72回国会 社会労働委員会 第16号(1974/04/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 このたびの予定されるゼネスト、そういう前からスト権の問題については各種委員会において段々の御議論あることは承知しております。そしてまた先生がおっしゃるような経過なども存じ上げておりますが、何さま公共部門の労働者に対する基本権の問題ことに三公社五現業の職員の争議権の問題は、御承知のとおり国民生活、国民経済に重大な影響を及ぼすものばかりでなくて、三公社五現業の経営形態のあり方などを見て検討すべき多くの問題を含んでいるために非常にむずかしい問題であることは御承知のとおりであります。この問題は非常に複雑な経過をたどって今日に至っていることも御理解のとおりでございますが、ことに昨年の九……

第72回国会 社会労働委員会 第17号(1974/04/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 失対賃金は緊急失業対策法の賃金決定の原則によりまして、御存じのように生計費や物価と直接リンクするものではありませんが、昨年の十月には、諸情勢にかんがみまして、年度途中において異例の改定措置を講じました。また、昨年の十二月と今年三月の二回にわたりまして、生活保護世帯に対する一時金の支給にあわせまして、失対就労者にも就労日数増の特別措置を講じた次第でございます。私としましては、失対就労者の生活実態等につきましては重大な関心を持っておりますので、事態の推移に即して、すみやかに適切な措置を講ずるよう配慮したいと思っております。

第72回国会 社会労働委員会 第18号(1974/04/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました作業環境測定法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  作業環境の測定は、有害な業務を行なう作業場につきその空気環境その他の状態を正確に把握し、労働者の健康にとって適正な作業環境を確保するために行なうものでありまして、労働衛生対策の基礎となる重要なものであります。このため、労働安全衛生法では、一定の有害作業場について定期に作業環境の測定を行なうことを事業者に義務づけているところであります。  ところで、作業環境の測定は、作業環境中の微量の有害物について行なうものでありますので、そのための十分な知識と技術を持った者が行なう必要が……

第72回国会 社会労働委員会 第19号(1974/04/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いま答弁がありましたように、一組合十四万、まさにアルバイト料としても金額が少ないと思います。この法案が通過した暁においては、そういうことで事務を円滑に処理するように助成あるいは奨励策というものを格段の措置を明年度予算には考えてみたい、こう思っています。
【次の発言】 加藤委員がこの一時金を出すことについても、非常に理解といいますか、現場に即した理解のあるお考えで、私も敬意を払うものであります。一方、いまの単価の問題にいたしましても、われわれ東北の地方は、ときに三省に対して設定料の値上げというものをお願いなどもしているわけであります。そういう立場をとっている者からしますと 御審……

第72回国会 社会労働委員会 第22号(1974/05/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 一番ありがたいことは、就職の口がいまの日本で非常にあるということだと思います。私も職安などにも参りますけれども、代議士、私たちもだいぶ就職頼まれますけれども、これは特殊のケースだと思うのです。しかし、私がいま職安に行ってみまして、自分が希望するような条件それから地域、こういうものを申し入れしますと、いまの求人の需給状況からして、十分か十五分のうちに全部オンラインで回答が三つも四つも返ってくるわけですよ。その中から選んで、そういうところにとにかく話に行ける。自分の条件に合わなきゃ、また戻ってくる。別なカードに行ける。私も学生時代、飯田橋の職安に立ったことがあるけれども、このごろ……

第72回国会 社会労働委員会 第23号(1974/05/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま局長が答弁しましたように、いろんな審議会を通じて御議論願い、そしてまたこの国会に法案を提出しましてから今日まで、各委員の皆さん方に非常に御熱心な御審議をいただいたわけであります。それだけにまた、いかにこういう情勢においてこの雇用保険法案というものが大事なものであるかということで具体的な御指摘等々があって、私は非常に参考になったわけであります。  さて、その中で具体的にどうこうといいますと、全部逐一いま記憶しているわけじゃありませんが、給付日数の問題あるいは給付率の問題あるいはまた出かせぎ者の一時金の問題、さらにまた受給資格の問題等々に熱心に、特に集中されて御議論があっ……

第72回国会 社会労働委員会 第24号(1974/05/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  政府は昭和三十二年以来公労委の仲裁裁定を完全に実施してきたところでありまして、今回の仲裁裁定につきましても、公労法第三十五条の精神を尊重し、かつ健全な労働慣行の確立をはかるために、裁定どおり実施する方針で臨んでおります。  人事院勧告につきましても、最近においては勧告どおり実施されており、私といたしましても、この方針を堅持すべきものであると考えております。
【次の発言】 御承知のとおり、今回の仲裁裁定はこれまでにない大幅なものであります。三公社五現業平均、定昇込み二万七千六百九十一円、二九・二二%でありまして、公共企業体等においては、既定予算では実施不可……

第72回国会 社会労働委員会 第27号(1974/05/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先ほどからの質疑応答を拝見していると、いろいろ、何さま具体的な会社の問題でありますから、解雇されたという話もあれば、解雇予定者であるという、知らせたという話もあり、一つ一つの問題については労働省としても具体的にいま調査できないことは御存じのとおり。しかも、やはりそういうふうに複雑になればなるほど、やはり具体的な事案が不当労働行為に該当するかどうかというのは、やはり独立専門機関である労働委員会にお願いしていることでありますが、一般的に申しまして、やはりこういう大事なときに労使が協調しながらやってもらいたいという、その間に無用な摩擦、そして、将来の企業の運営に影響のないということ……

第72回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1974/02/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 このたび労働行政を担当することになりました長谷川でございます。  第七十二回通常国会にあたり、石炭鉱業に関する当面の労働問題について一言所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  石炭鉱業を取り巻く情勢には、依然としてきびしいものがあり、政府としては、昭和四十八年度から、いわゆる第五次石炭対策を実施しているところであります。  一方、中東紛争を契機とする石油供給削減等に伴い、今後のわが国のエネルギー政策についての再検討が必要とされる事態に立ち至り、石炭鉱業審議会は、御承知のごとく、昭和四十八年十二月エネルギー情勢の激変に伴う石炭対策について中間報告を提出いたし……

第72回国会 石炭対策特別委員会 第4号(1974/02/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いま直接その統計、それだという感じはありませんけれども、金属関係をあげていろいろな統計を見ていると、低いという感じを私は持っておりました。
【次の発言】 いまおっしゃった金属関係から見て私は低いという感じ方を持っておるわけです。また、先生おっしゃるように、賃金は労使関係だ、こういうこともわかっております。私のほうの最賃関係では金属と大体同じ程度のものを出しているのじゃないかと思います。ただその場合に、今度は労使関係で中小炭鉱の場合には多少条件が違うというふうな感じ方を持っております。
【次の発言】 これは労使関係のことでございまして、私は、ほかのいままでの数字から見て低いなと……

第72回国会 石炭対策特別委員会 第10号(1974/05/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいまの新石炭政策の確立に関する御決議につきましては、その趣旨を十分尊重いたしまして、今後の労働行政の推進につとめてまいる所存であります。(拍手)

第72回国会 予算委員会 第3号(1973/12/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  財形貯蓄が始まって一年半で、二百四十万の勤労者が、おっしゃるとおり千二百億も貯金しておるのです。まだ始まって一年半でして、いまから先、この物価高、それにいかに合わせていくかということが、私たちが貯金した方々を守る問題です。まさにこの内閣が物価問題に取り組んでいる一番大事なことです。そしていまから先、それを税法上の優遇措置とかいろんなことを考えて、そして必ず家を持たれるように、当初約束をしたことをやれるように、この内閣でやっていこうと思っておりますから、御了解願います。

第72回国会 予算委員会 第4号(1973/12/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 石油危機の問題については、この内閣が全力投球して解決すべくがんばっているところであります。それが経済混乱を招かないゆえんだ、こう思っております。  そして、ただいま御質問されたようなことになりますと、雇用面につきましては、御承知のとおり、ただいまは若年労働者の場合には一人に対して十人、二十人の求人があるし、また経済企画庁の発表によりましても、一人に対して二人の求人がある、こういうことで、非常に需給関係が逼迫している時期でありますから、急にそういう事態はないであろうと思いますが、御心配のようなことにつきましては、今後の情勢を的確に判断いたしまして、事態の推移に対応して適当な手段……

第72回国会 予算委員会 第5号(1973/12/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えします。  ただいま、石油危機には内閣があげて善処しようとしておりますが、いま労働力の需給が逼迫しているときですから、直ちに御懸念されるようなことはなかろうと期待はしておりますが、各企業のいろいろな動きなどを見ながら、言われているような問題に対しては万全の対策をとろうと思っております。
【次の発言】 一時帰休の問題とかレイオフの問題、そういう問題についても、いろいろと情勢を見ながら、そうした不安のないようにやろうと思っております。
【次の発言】 万般について調査などをしておりますが、失業保険制度の改正等も考えながら、手当てをしております。

第72回国会 予算委員会 第7号(1974/01/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  労組が、田中委員のおっしゃるように、異常な物価高を背景にしてオーバーな賃上げを要求されて動いております。そして伝えるところによれば、日本列島を麻痺させる、こういう話などもありますので、私たちは、実は非常に憂慮しながら懸念をしているところであります。  しかしながら、田中委員御承知のとおり、賃金決定には政府は介入をするものではございません。従来もしておりません。そういうことからしますと、ただいまここで論ぜられましたように、まさに第二の国難ともいうようなこういう姿を、労使の方々がほんとうに御認識いただいて、広い国民的視野に立って、ひとつ知恵のある解決策、公正……

第72回国会 予算委員会 第9号(1974/02/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 多賀谷委員おっしゃるように、鉄鋼、造船、そういうところにおいて、親会社と、あるいはそういう労働者の方々の災害等々の率はおっしゃるとおりでございます。  いま、そこで一つ調べたのをここに御参考に申し上げますけれども、この日雇い労働者とかそういう方々がだんだん少なくなっている。いま勤労者が三千五百万おりますけれども、その率は、昭和三十六年度の八・三%が四十七年度は五・六%。そうして、こういう臨時の長い方々がどうしてそういうことになっているかということをアンケートをとったことがあるのです。  そうしますと、最近は家事などの都合で臨時、日雇いでいたい、こういう者が三六・二%、それから……

第72回国会 予算委員会 第10号(1974/02/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 私も出かせぎ地帯の一人でございますが、やっかい者じゃありません。ほんとうにあなたのおっしゃるとおり一生懸命働いてきた人だ。労働省はそういう人々を守るほうの、働く人を守るほうでございまして、いまあなたのおっしゃるようなことをやる気もありませんし、現にやってもおりません。御理解いただきたい。
【次の発言】 非常に暗い話を出されておりまして、私は先ほども昼、政府委員室にいる間に、大ぜいの方々とこの問題についていろいろお話し合いをしておったのです。そこでひょっと気がついたことは、ぜひこれは皆さんにお聞きいただきたいと思います。  十二月の求人倍率、日本は一・七倍、十一月が二・四倍でし……

第72回国会 予算委員会 第15号(1974/02/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 安宅委員御承知のとおり、強制労働をやっちゃいかぬということは、わが国ではILOで批准しております。  ただ、ただいまお聞きしました馬山自由地域、これはよその国のことでございますが、そういうことが行なわれたとするなら、非常に遺憾なことでございまして、労働省といたしましては、最近よその国でいろいろな問題が起こりますので、ことに進出企業などがそういう事件を起こさないように、しかも、韓国に対しましては明年度予算に、ソウルにレーバーアタッシェをつくって指導してまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 時間の都合上、韓国だけ申し上げます。  外国人の研修生は、これは法務省の入国管理……

第72回国会 予算委員会 第18号(1974/02/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 失対就労者の問題については、私も特別に関心を持っておりまして、年末には三日分働いてもらうようにいたしましたりしまして、厚生大臣と同じように熱意をもって真剣に考えてまいりたい、こう思っております。

第72回国会 予算委員会 第19号(1974/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 多賀谷委員のお話を承りながら、私も昭和の初年に北九州におって、福岡の鉱山監督の役所に出入りしながら、斤先掘り、タヌキ掘りあるいは炭じん爆発の山、そんなところを歩きながら、若松築港の貯炭というものは日本のエネルギーの中心であるという記事を書き、そして、いまあらためてあなたの言う経過を聞いて非常に勉強したところであります。  いずれにしましても、こういうエネルギー危機のときに、二千二百五十万トン、こういう数字が出ました。これに対しては、やはり石炭労働者に魅力ある職場にしたいというのが私たちの願いでございます。おっしゃるとおり、鉄鋼業、製造業というところと比べると、石炭労働者の賃金……

第72回国会 予算委員会 第20号(1974/02/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えします。  数字については、あなたのおっしゃるとおりです。そこで、一人当たりが大体二十九万円、こういう形になっております。  問題は、社内預金は労使の間の話し合い、そして私のほうは預金者を守るという立場でして、昭和四十年に企業倒産したために、その社内預金がパアになった、それをあとでとうとう返させる、こういうふうな形でございまして、私は、労使の間において、あまり利子が上がったり下がったりということのないようにしながら、安定した貯蓄をするという話し合いが進むことはいいのじゃないか。私のほうは、預金者の保護と、そしてこれだけ進んだものを急に禁止する、定着したものを禁止するとい……

第72回国会 予算委員会 第21号(1974/02/23、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 この国会に雇用保険法を提出して御審議願う、こういうことでございますが、けさの新聞の社説などを拝見しましても、やはりこういう時期であるから、石油危機等々、あるいはまた雇用について不安なときでもあるから、改悪反対ということでなくて、審議の間に慎重な御審議を願ったらいいんじゃないかという社説などもございます。いま反対の決議をしたという町村は、私の記憶では二カ町村ぐらいだと聞いておりまして、あとは要望のように思いますので、御審議の間に、だんだんとひとつ御議論いただくならばしあわせだと思います。
【次の発言】 労働省としましては、いままで各界各層、あるいはまた権威者の方々への諮問、答申……


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第73回国会(1974/07/24〜1974/07/31)

第73回国会 社会労働委員会 第2号(1974/09/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 新幹線は非常に大型の予算を使いつつ、また最近、災害のあることなども聞いておりますから、私は先日、東北新幹線のトルネル現場を自分のほうから視察したわけであります。  いずれにいたしましても、こういう労働者の諸君の命を守るのが私たちの仕事であり、また、そういう幾らも災害が重なってなおかつ働くというふうなことはあり得ないことですから、いまお話しのようなことなども含みながら、大きな災害の防止並びにまた人命の尊重、こういうことにせっかく労働省として努力してまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 こういう新幹線のような超大規模建設工事というものは、私のほうではそれを労働省として指……

第73回国会 社会労働委員会 第4号(1974/10/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 最近、原子力問題等々は非常に大事なことでもございますし、また委員会のたびに労働省がそういう問題についても御質問を関連して受けているわけであります。従来の経過は経過としていろいろ込み入ったものもあると思いますが、それぞれまた答申が出ることと思いますので、その答申を早めてもらうような感じ方と、もう一つは、やはりこういう大事なときですから、御趣旨に沿う、お話にあるような意味などを含みながら、答申の出たときには積極的な御協力を惜しまない、こういう姿勢であることだけ申し上げておきます。
【次の発言】 労働者の災害についての非常な御理解、私も感ずるものがあります。そこで、お話のありました……


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第74回国会(1974/12/09〜1974/12/25)

第74回国会 社会労働委員会 第1号(1974/12/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 また社会労働委員会に戻ってまいりました。短い臨時国会の間でありますが、ただいまの社会情勢に対して、非常にきびしい問題と思っておりますので、重要法案等についても御審議、御迷惑をおかけすることと思いますが、何ぶんよろしくお願いいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいま議題となりました雇用保険法案及び雇用保険法の施行に伴う関係法律の整備等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  現行失業保険法は、施行以来、我が国の雇用失業対策の柱として重要な役割りを果たしてまいりましたが、この間に、我が国の雇用失業情勢は、基本的変化を遂げるとともに、いわゆる……

第74回国会 社会労働委員会 第2号(1974/12/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 通常国会で御指摘いただきました事項につきましては、国会で答弁いたしましたとおり、責任をもって対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 新たに当然適用される零細事業所に雇用される被保険者は、法施行後六カ月を経過しなければ受給資格を得ることができないため、最近の雇用・失業情勢から見まして、御指摘のようなケースも起こると考えております。これに対しては、職業転換給付金制度を充実して、その活用により対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 給付日数の延長制度を実効あるものとするために、最近の雇用情勢を十分勘案して御提示の方法で対処してまいりたい、こう思っております。

第74回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1974/12/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 再び労働行政を担当することになりました長谷川であります。  石炭鉱業に関する当面の労働問題について一言申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  初めに、このたびの三井石炭鉱業砂川鉱業所における災害につきましてはまことに遺憾であり、罹災者の方々並びに御家族の皆さまに対しまして心からお見舞申し上げるものであります。  労働省といたしましては、罹災者の災害補償、遺家族の就職援護に遺憾なきを期すとともに、かかる災害が再び発生することがないよう一そう努力する所存であります。  石炭対策につきましては、昨年来のエネルギー情勢の変化に伴い、石炭鉱業審議会において現在検討が進めら……

第74回国会 予算委員会 第2号(1974/12/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いまのような事件が最近非常にふえておりますので、労働省としては、地方の監督署長、そういう諸君を督励して、各事業所にそんなことのないようにやっていると同時に、ただいまお話のありました賃金債権につきましては、強力な先取り特権を付与してはどうか、あるいはまた国が保証するような制度を設けるべきではないかというような議論があることも承知しております。しかし、この問題につきましては、賃金不払いの実態の分析とか、公租公課や、その他私法上の債権との関係、あるいは事業主責任と国の責任との関係で、非常に検討する問題は多くありますので、今後十分に検討してまいりたい、こう思っております。

第74回国会 予算委員会 第3号(1974/12/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 同様な考えをもって進みたいと思っています。
【次の発言】 小林委員御案内のように、仲裁裁定において、これは第三者機関である公労委が、労使双方の要請を受けまして、慎重に審議の上に、公正に判断されて、ゼロ裁定ということになったわけであります。
【次の発言】 委員長の見解は、三公社五現業における期末手当の基本的なあり方について、労使間で十分検討することを示唆しているのです。この問題は、御趣旨のように労働省が働きかけるという問題じゃありませんで、それぞれの主務省庁があることですから、労働省だけで先行することは適当でないと思っております。制約があるものに対しましては、まず当事者能力が認……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 決算委員会 第7号(1975/05/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労働省所管の昭和四十七年度決算について、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。  歳出予算現額は一千五百四十四億九百万円余でありまして、その内訳は、歳出予算額一千五百二十九億七百三十五万円余、予備費使用額十五億百六十四万円余となっております。  この歳出予算現額に対しまして、支出済歳出額一千四百九十億七千六百十八万円余、翌年度繰越額五百五十万円、不用額五十三億二千七百三十二万円余で決算を結了いたしました。  支出済歳出額の主なものについて申し上げますと、失業保険費負担金及び失業対策事業費等であります。  これらの経費は、失業保険法に基……

第75回国会 決算委員会 第17号(1975/06/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労働保険料の適正な徴収につきましては、労働保険の事業運営の円滑を期するため、従来から、徴収不足等の事態が生ずることのないよう努力してきたところでありますが、一部に徴収不足等がありましたことはまことに遺憾であります。ただいまの御決議の趣旨を十分踏まえまして、今後は事業主に対する関係法令の周知徹底と指導を積極的に行うとともに、未申告事業場の把握、保険料算定基礎調査の実施等を強化し、徴収不足等の解消に一層努めてまいりたいと存じます。

第75回国会 公害対策並びに環境保全特別委員会 第22号(1975/09/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  先日の日本化工の小松川工場を御視察いただきまして、いろいろ、いま御注意などをいただいておるわけでありますが、私も、おっしゃるとおり日本が工業国になって、こういう問題についておくれをとっているということは、よく存じているわけであります。いずれにいたしましても、労働省は労働者を守る立場でございましたから、三十二年ぐらいから、こういう問題についてやっていることを、事務当局からお答えさせたい、こう思います。
【次の発言】 私も小松川工場を、早速、行って視察をしたわけであります。先ほど課長から御答弁申し上げましたとおり、働く諸君を守る立場ですから、時間的にはおくれ……

第75回国会 社会労働委員会 第2号(1975/02/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、当面の労働行政について所信を申し上げ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  世界経済は、インフレと不況の中でかつてない試練に直面しておりますが、わが国もその例外ではなく、戦後初めて実質経済成長率がマイナスになるという景気停滞のもとで労働情勢は厳しさを加え、失業の増大、賃金の不払い等の問題が生じているところがあり、また、物価の動向も鎮静化しつつありますが、なお楽観を許さない情勢にあります。  このような事態に対し、政府は総力を結集して問題の解決に取り組んでおりますが、これらの諸問題は、いずれも勤労者の生活に密接に関連する問題でありますだけに……

第75回国会 社会労働委員会 第4号(1975/02/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました勤労者財産形成促進法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  いまや国民の大部分を占めるに至っている勤労者とその家族の生活の動向は、わが国経済社会の将来に深く関連する問題でありますが、勤労者生活の現状を見ますと、賃金水準は近年改善されてきているものの、貯蓄や住宅等の資産保有の面では、なおいまだ相当の立ちおくれが見られるところであります。  このような勤労者生活の実情にかんがみ、勤労者の財産形成を促進してその生活の一層の安定を図るため、昭和四十六年に勤労者財産形成促進法が制定され、勤労者財産形成貯蓄について税……

第75回国会 社会労働委員会 第6号(1975/03/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 勤労者が家を持つということは気持ちが落ちつくことでありますし、福祉の充実として一番最後の問題、こう思いましてこういう改正案などを出して前進をしている、こう思いますが、従来とも審議会の中にはいろいろな権威者がおりまして、その意見の中から私たちは提案をしておりますので、いまから先もそういうことを理解しながら、しっかりと研究しながら一層の拡充を図ってまいりたい、こう思います。
【次の発言】 家を建てるということは、だれにとっても一生の大事業でございます。本当に個人勤労者であろうとだれであろうと、家を建てることは一生かかってようやくできるということでございまして、財産形成制度を設けて……

第75回国会 社会労働委員会 第7号(1975/03/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 御案内のように、三十四年以来政府は仲裁裁定を完全に実施してきたところでありまして、私としても今後その方針に沿うて臨みたい、こう思っております。
【次の発言】 田邊先生は、委員であるという立場でそういうことを言うたのはいかがなものかという御疑問でございまして、私もやはりそういうところにいささか世の中に批判なり何なりが出てきているというふうに感じられるわけでございます。考え方はそれぞれの自由でございますけれども、与える影響は労使双方にとって相当な影響力があるのじゃなかろうかというふうな感じ方を持っております。
【次の発言】 最近では、公労委に持ち込まれる以前の自主交渉の段階で、や……

第75回国会 社会労働委員会 第8号(1975/03/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まあ御承知のように、この雇用保険法の中の雇用調整給付金というものを一月一日から急いで実施したということも、雇用者の安定ということ、しかも非常に不況なときですから、それをやったわけです。  西脇の話が出ましたが、西脇の市長さんがこの雇用調整給付金を早く実施するように、大学の後輩でもありますし、よく私のところに来た。その中に、実施された後で全繊の諸君などからは、おかげさまで一月にだれも首を切られないで済んだ、経営者に向かって首を切らないように、雇用調整給付金が出るからがんばってくれと言ってがんばらした結果が、首を切らないで済んだと言ってお礼なども言われたことですが、それが逆に首切……

第75回国会 社会労働委員会 第10号(1975/03/25、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 おっしゃるとおり中小企業の方々を保護というか助成申し上げることですから、いろいろないまのお話などを参考にしながら前向きの姿勢に、どういうところにやっていくかということも考えてみたい、こう思っております。
【次の発言】 御指摘のようなことなども非常に肝に銘じまして、いろいろいい方に検討してまいりたい、こう思っております。
【次の発言】 サービス業等について範囲の拡大をすべきではないかという御指摘の点につきましては、これからこれらの業種における退職金制度の普及状況や中小企業に関する諸法律の関連等を勘案いたしまして、中小企業退職金共済審議会の御意見を聞いて、今後慎重に検討してまいり……

第75回国会 社会労働委員会 第11号(1975/03/26、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  わが国の最低賃金は、御案内のように、現在地域別、産業別に推進されているところでありまして、民間労働者のほとんど全部に当たる三千二百万以上の労働者に対してその適用が及んでいるところであります。  また、最低賃金の金額につきましては、その実効性を確保するよう、賃金、物価動向に対応して改定を行っているところでありまして、最低賃金の金額を昭和四十九年度決定分について見ますと、産業別最低賃金では千八百円台から二千百円台が多くて、地域別最低賃金では千三百円台から千七百円台となっているのが現状であります。
【次の発言】 御案内のように、わが国の社会、経済情勢は近年非常……

第75回国会 社会労働委員会 第12号(1975/04/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました作業環境測定法案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  作業環境の測定は、有害な業務を行う作業場につきその空気環境その他の状態を正確に把握し、労働者の健康にとって適正な作業環境を確保するために行うものでありまして、労働衛生対策の基礎となる重要なものであります。このため、労働安全衛生法では、一定の有害作業場について定期に作業環境の測定を行うことを事業者に義務づけているところであります。  ところで、作業環境の測定は、作業環境中の微量の有害物について行うものであり、そのための十分な知識と特殊な技術とが必要であります。  このため、……

第75回国会 社会労働委員会 第17号(1975/05/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いま先生のおっしゃったお話、新聞かれこれでは聞いて知ってもおります。  そこでいま三公社の話が出ましたけれども、やはり近代的労使関係というのは、これは悪いままにしておいてはいかぬということで、それぞれ組合なり当局がいろいろ話し合って逐次いい方向に向かっておるというお話がありましたが、私もそれを願っている一人であります。また、いま先生がおっしゃったように、処分が行われた場合にストが大きく行われるだろうという新聞記事なども知っておりますから、そういうことのないようなことを願っておるという形でございます。
【次の発言】 三木総理大臣が、御承知のように対話と協調という話を国民に申し上……

第75回国会 社会労働委員会 第19号(1975/06/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 三公社五現業の労使関係につきましては、従来は労使間の諸問題を話し合いで合理的に解決することができませんで、そのために、しばしば違法ストが行われるなど多くの問題点が指摘されておりますが、先日の本委員会においても各当局から説明があったとおり、三公五現当局は、現在、労使間の諸問題については粘り強い話し合いによって解決するという姿勢で対処しておりまして、組合側もこれにこたえるという形で、労使関係は漸次正常化の方向に進みつつあると考えております。政府といたしましては、労使がさらにこのような努力を積み重ねることを期待して、その成果に注目しているところであります。

第75回国会 社会労働委員会 第21号(1975/06/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先生初め、ほかの先生方もメキシコの国際婦人年の大会の方に御出席になるという、そういう御努力に対して一番先に敬意を払います。またこういう機会に、いろいろと質疑を通じまして日本の婦人の地位の向上というものについてお話しいただきますことは、私たちも非常な激励をされるところであります。  人事院の所管でございますけれども、何といっても、いま日本には働く婦人が千二百万と承知しております。そういう方々の地位を高めていくということが大事な仕事であります。また、やらせればできる、こういうこともはっきりしているわけでございまして、そういう機会をいろんな場所においてつくることが婦人年に対する私た……

第75回国会 社会労働委員会 第22号(1975/06/17、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 私もいろいろなものを心配の余り見ておりますが、こういうインフレの場合に一番影響を受けるのは、御承知のとおり非常に弱い階層と言われる方々であります。そうした問題については、政府もあるいはまた国会の議論も社会的公正を堅持するということで出ておるわけでありまして、それにいたしましても、いろいろな問題が出ましたけれども、やはりここはどうしても物価を安定させることが一番大事なことじゃなかろうか。その間にも、おっしゃるように世界全体が大変なときでございますから、そういう中においての調和のとれたいろんな施策をするというところにお互いの苦心がある、こう思っております。

第75回国会 社会労働委員会 第25号(1975/07/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 今回の制度検討につきましては、現在の失対事業に就労している失業者に関しまして緊急失業対策法第四条に基づき調査検討を進めるものでありまして、検討に当たりましては、中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法成立の際の本委員会における附帯決議の趣旨に沿って失対事業を継続実施することを前提として進めております。したがいまして、就労者の年齢や体力を理由に現行事業から排除することは考えておりません。  また、今後の失対事業のあり方につきましては、就労者の年齢、生活、就労等の実態などを十分考慮いたしまして、事業運営の改善とこれに応じた適正な賃金水準の確保を図るよう検討を進めてまいっていると……

第75回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1975/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 石炭鉱業に関する当面の労働問題について、一言所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  最近の石炭政策をめぐる情勢は、御承知のごとく、昨年十月、新総合エネルギー政策のもとにおける石炭政策はいかにあるべきかについて、通商産業大臣より石炭鉱業審議会に諮問がなされ、現在、その審議が進められているところでありますが、石炭対策の推進に当たりましては、基本的には、石炭鉱業が、長期的かつ国民経済的視野に立った総合エネルギー政策の中で、経営基盤の確立とあわせて雇用の面でも、また、作業環境の面でも改善、整備が図られ、将来にわたって魅力ある職場となることが必要であると考えておりま……

第75回国会 石炭対策特別委員会 第7号(1975/06/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いままで事務当局からも説明させましたけれども、いまから先はますます離職者問題が大事なときでございますから、いろいろな御議論があるやに聞いておりますけれども、労働省としては、いまから先もずっと続けていくという姿勢で、問題を見ているということを御理解いただきたい。
【次の発言】 私は前に北九州におりまして、筑豊炭鉱を若いときずっと歩いたこともあるのです。こういうふうに変化するエネルギーの中において、しかも石炭が新しく見直されている時代でございますから、やはり経営基盤の確保とか魅力ある職場にする、あるいは安全の問題、こういう問題を、一通産省だけにあらず労働省もともどもにやって、そう……

第75回国会 石炭対策特別委員会 第11号(1975/07/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えします。  このたびの答申を私もずっと拝見しながら、また前回、皆さんから労働省は答申に当たってしっかりと相談にあずかるようにというお話などもありましたので、できてきたこの答申をよく読んでいるわけでありまして、おっしゃるような御懸念がないように、私たちは何といたしましても二千万トン程度というものを確保するためには、魅力のある職場、そのためには保安も大事でございますし、安全も大事ですし、さらにまた環境整備、こういう考えで、この中に盛られたものを従来以上に御心配のないような形で推進してまいりたい、こう思っているわけであります。

第75回国会 予算委員会 第2号(1975/01/30、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えします。  昨年の十二月の二十五日に御通過いただいた雇用保険法で、中小企業、そういう方々が休業された場合の三分の二の補償をしているということによって、一応の手当てもしております。  それから社内預金の方は、これは労使で協約して大変入っておりますが、こういう不況のときに、もし社内預金が不正なことに使われてはかないませんから、労働基準局を通じて再三検討しておりますが、いまのところ、社内預金を払えないというふうな情勢であるところは一つもありません。仮に会社更生法の場合には、これが最優先する債権である、こういうふうな解釈をとっておりますから、御理解をいただきます。

第75回国会 予算委員会 第3号(1975/01/31、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 御心配の国鉄、郵政の問題、この三公社五現業のストの問題等々、ひとしく心配しているところであります。いわんや民間の方にレイオフのあるとき、こういう諸君が、公共性あるにかかわらず国民に迷惑をかけていることは、私たちも非常に残念で、労使に会うたびに、その関係の改善について話をしているわけであります。一方また、この秋スト権の解決を見るその機会に、経営形態のあり方も含めて検討しているということも、御理解いただきたいと思います。  なお、先ほど来小平さんから、労働界のことについて段々御心配がありましたが、私はナショナルセンター千二、三百万の労働組合の組織というものは、政治、経済、文化に非……

第75回国会 予算委員会 第4号(1975/02/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 具体的にお答えいたします。  わが国の定年制は、四十八年度において、規模三十人以上の企業では六七%実施しております。特に企業規模の大きいものほど定年制を施行しておりまして、大企業、五千人以上のところは一〇〇%、中小企業、三百人から九百九十人が九四%、小企業、三十人から九十九人が五五%です。最近、定年制引き上げの傾向も見られておりまして、四十五年度は、五十五歳定年の事業所が五八%の過半数でありましたけれども、四十八年度においては、六十歳定年をとる企業も増加しております。  外国の話が出ましたから、御参考に申し上げますと、外国の場合は、先ほどからおっしゃるように、労働者が公的年金……

第75回国会 予算委員会 第5号(1975/02/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  私は、日本の今日を支えているのは、働く諸君の勤労の汗の上に立つと思っておるのでありまして、いまのような表現は変わった表現だ、こう思っております。
【次の発言】 内容をよく読んでおりませんからわかりませんけれども、私は、教育者の場合に、単純にただ搾取されるようなレーバー、そういうふうな考え方には同意いたしません。
【次の発言】 労働基準法の労働法規は、公務員である教職員に対する適用除外の場合を除きまして、教育に従事する者に対しても適用されておりまして、言いかえれば、教職員もその限りにおいては労働基準法等の労働法規上の労働者であります。

第75回国会 予算委員会 第6号(1975/02/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えします。昨年、非破壊検査関係において労働者が被曝し障害を受けた事故は、水島、長崎、大分等で明らかになっておりますが、これらの事故は、素手で放射性物質を取り扱ったもの、そういうことでして、被曝量は数百レム以上と推定されております。さらにまた、原子力発電所関係では、最近、許容線量を超える被曝があったことは聞いておりません。民間の研究所におきましては、近年障害につながるような異常な被曝はないと、私は報告を受けております。
【次の発言】 お答えします。  被曝の場合に、私も専門家じゃありませんけれども、どの三カ月をとっても三レム以下でなければならない、こういう規定のあることは御……

第75回国会 予算委員会 第7号(1975/02/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 交通遺児のお母さんだけにあらずして、一般の寡婦の方々が勤め先を求めているということは、おっしゃるとおりでございます。そこで、全国の職安を通じて就職の促進なども図っておりますが、五十年度からは、寡婦の方を雇い入れる事業主に対しては、月九千円ずつ一年間出して雇用奨励をする、こういうふうにしております。

第75回国会 予算委員会 第10号(1975/02/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  もしそういうケースがありましたら、私の方に具体的なものをおっしゃっていただけば、早速基準局関係で調べます。これは大事なことですから、違法なことをやっていたら徹底的に分析もし注意もしますし、不幸なことのないようにしたいと思っています。

第75回国会 予算委員会 第11号(1975/02/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労働省といたしましては、同和問題の解決に特に重要な就職の機会均等、職業選択の自由にかかわる施策を担当しておりますので、御指摘のとおり、次官通達の趣旨に沿うて十分に配慮して各出先機関を強く指導しておるところでありまして、昭和五十年度の予算におきましても、雇用対策上の予算は七十数%増加を見て実施しているところであります。

第75回国会 予算委員会 第12号(1975/02/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 安里先生が海洋博のことを大変御心配ですが、私も本土復帰に非常に関心を持っておった者として、私自身も海洋博に行こうと思って、三年くらい前から積み立てまでしております。  そこで、ただいま駐留軍の離職者の問題等々ございましたが、御承知のとおり、駐留軍の離職者は、家族持ちが多くて中高年者が多いということ、それから長期間にわたって一般企業と異なる環境できわめて細分化された仕事に従事している、こういう特殊事情がございますので、昨年の十月に労働省は沖繩駐留軍関係離職者等総合職業相談所を開設いたしまして、本省から専門的知識を持つ就職促進指導官数名が参りまして、きめ細かい職業相談と職業指導に……

第75回国会 予算委員会 第13号(1975/02/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  昨年、賃金改定期のときにそういう話がありまして、私は社会労働委員会において、その問題について労働省内部において勉強いたしましょう、こう申し上げたことが一つ。それから、おっしゃるとおり、二月十何日でしたか、官邸において、私と官房長官ともどもに、労働四団体の方々から全国一律最低賃金の問題についての要請書を受け取ったことであります。  そこで、昨年から私は、賃金の実態とか、あるいは賃金格差の実態を中心に、諸外国の事例をひとつ勉強しようと思いまして、そちこちの国々にいろんな事例等についての資料を実は求めて、いま入手しているところであります。いままでわかったところ……

第75回国会 予算委員会 第15号(1975/02/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 社会福祉施設における労働者の労働条件については、労働時間、休憩、休日等に、遵法水準から見て非常に縁遠いものがありますので、きめ細かい監督指導をしてまいったところであります。具体的な数字その他については、政府委員から答弁させます。
【次の発言】 ただいまお答えしたような状況でもあります。しかしながら、その確保につきましては、国と地方の公共団体の財政的援助と深い関係がありますので、厚生省等の行政機関に対して配慮を要望しながら、昨年九月には厚生省等に対して文書をもってその改善方を要望申し上げ、また厚生省は、本年度予算においてそれに手当てをされたというふうに聞いております。

第75回国会 予算委員会 第16号(1975/02/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 副総理と先生との応答の中にありますように、政府は賃金交渉には介入しない、ただしかし、先ほどから先生おっしゃるように、いままでの惰性での賃金闘争が行われます。そこで昨年の八月からいままでの高度経済成長一〇%以上を続けたものが、ことしからマイナス成長になる。そうすれば、その企業に働いている人々は実態的にわかるわけです。ですから、私は惰性というものをここで変えて、ものをひとつ正しく見て、お互いの仲間から職場を離れる者を出さないようにしようじゃないか、そうしていまの職場を確保させながら、そうしてお互いの生活を充実させる、そこには心の転換もあるでしょう、あるいは消費者諸君の賢い選択もあ……

第75回国会 予算委員会 第17号(1975/02/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 そのとおりでございます。
【次の発言】 お答えいたします。  下請会社における臨時工を含めて、事業者は、管理区域内に随時立ち入る者については、被曝線量を測定して、その結果を記録するように義務づけられております。いまの手帳の問題は、私の方でどういうふうになっておりますか、追跡調査をしたい、こう思っております。
【次の発言】 ただいま総理府総務長官が発表したような数字もありますし、また労働省で精査しましても、一月の失業率は一・八%、そして八十三万、こういう数字が出ておりまして、これがそのままずっと拡大するということも心配しておりますが、ときには季節的要因もあるのです。毎年のことで……

第75回国会 予算委員会 第18号(1975/02/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 おっしゃるように、石母田議員からこの前お話がありました。当日職安局長がおりませんので、帰ってまいりましてから、直接本人に真意を確かめましたところ、悪用とか乱用を容認するという趣旨ではございませんのでして、御承知のように、雇用調整交付金制度、この趣旨は失業の防止を図ることにあります。そういうことからしますと、現下の厳しい雇用情勢の中において、一人でも失業者を少なくするために、この制度の、法の趣旨に沿って積極的に活用してもらいたい、そういう期待をした発言であったということに私は承りまして、そのとおりである、まさに労働省の姿勢もそのとおりだ、こういうことで本人からの話を理解している……

第75回国会 予算委員会 第19号(1975/02/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま病院内部の話をお伺いしたのですけれども、治療目的で精神病院が患者を屋外で働かせる、あるいは事業主に委託して作業に従事させる、そういう場合は、原則として労働基準法は適用されないのであります。しかしいまお話のようなことがあった。私の場合には、申告なり投書なりいろいろな問題がないと、なかなかこういう実態がわからないわけです。そしてまた、労働者として事業所と契約したということになりますと、これは労働者としていろいろ権利が生ずるわけでして、そういう実態がわかった場合には権利を守るようにしたい。しかし、その治療の問題の場合には、私の方にはわからない、こういうことを御理解いただきた……

第75回国会 予算委員会 第20号(1975/03/01、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 小林進委員の、作業療法を受けている精神病患者がいるのではないか、その中には労働基準法上の労働者がいるのではないかという御質問に対しまして、私は、治療目的で精神病院で患者を屋外で働かせ、あるいは事業主に委託して作業に従事させる場合は、原則として労働基準法の適用はされませんけれども、労働者として事業所と契約したということになると、労働者としてのいろいろの権利が生じます、そういう実態がわかった場合には権利を守りますということを御答弁申し上げたのであります。私の答弁が一般論を強調したというふうなことで先生の御理解を得なかったと思いますが、その真意は、実態に応じて使用従属関係の有無を判……

第75回国会 予算委員会 第21号(1975/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 不況とインフレ克服、さらに雇用不安、こういう中で私たちは苦労しておるわけでありますが、しかしその間、やはり世界がインフレをいかに抑えるかということが非常に大事な命題で、御承知のように、わが国は、総需要抑制、その中において物価を安定して、消費者物価も三月末一五%が確保できる、こういう中において、やはり失業者をなくするために、御承知のとおり、雇用調整給付金というものによって約三百五十万人目をカバーしておりまして、一方四月一日から雇用保険法が完全実施できますから、そちらの方でまた援護措置を講じつつ、いままでの目的に沿っていきたい、こう思っております。

第75回国会 予算委員会 第23号(1975/06/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  賃金は、労使の間に政府が介入しないことは、勝間田先生おわかりのとおりでございます。政府は、三月末消費者物価一四・二%、そのベルトを締めるのに懸命でございました。そして、それは国民の非常な御理解を得て達成したわけであります。このたびのあなたのおっしゃった賃金の水準というものは、私は、物価安定というものに対しながら、労使の間に、こういう大事なときでございますから、話し合いによってそういう結果が生まれたもの、こう思っているわけであります。  個人消費が五四・数%という話がありますが、こういうときば企業というものは本当に購買力を増すためにも工夫しなければならぬ。……


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第76回国会(1975/09/11〜1975/12/25)

第76回国会 社会労働委員会 第3号(1975/11/18、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労災保険というものは、先生御存じのように労働者を守るために非常に大事なことだと私は思うのです。たとえばせんだって三菱重工の爆破事件があったときは、これはいずれ労災にみんなああいう被害者の方々が入ってくるのじゃなかろうかと思いまして、私なども、その現場まで歩いて行きまして、その日のうちに見まして、そして中央労働基準監督署にそういう書類が来た場合の手配などもいたしたようなことでございますが、いずれにいたしましても、労働者の安全、そしてまた将来の健康、こういうことから、いままでも一生懸命やりましたけれども、こうした先生の御指摘などをまた一つの契機にいたしまして、全体を、おくれている……

第76回国会 社会労働委員会 第5号(1975/12/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 だんだん総理大臣から御答弁がありましたが、やはり将来ともに健全な労使関係をどう確立していくかというところに邁進しなければならぬ、こう思っております。
【次の発言】 総理も国会で何遍も申し上げましたし、私もそういう信念に変わりありませんが、そういう意味からしましても、違法ストというものはやめてもらいたいという念願をしておったわけであります。

第76回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1975/11/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 私も去年の秋でしたか、飯塚の山野の総訓の分校を見に行ったのです。そうしますと、そういう諸君がブロック建築、大工の訓練をしている。年を聞くといずれも五十一、二なんです。私は思わず、あなたのおっしゃるように、いまいろいろな援護手当てもしていますし、訓練手当も出してもいるし、こういうときには諸君は元気を出して、いまブロック建築で一般に就職すると相当な金になるし、大工さんならそうなるのだから、ひとつ元気を出してやってくれと言って、思わず肩をたたいてやってきたのですが、いろいろな広域的な問題等々で援護措置は講じて、三年間ということでやってきているわけですね。ですから、先生のおっしゃるよ……

第76回国会 予算委員会 第2号(1975/10/21、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  合意五項目の中には、当事者、組合の方々、こういう諸君がそれぞれ専門懇等で意見を述べるように、私もまた社会労働委員会でもそういうふうにお答えしているわけであります。いまのような意見もそれぞれ述べられた、あるいは述べられるもの少なかったものがあったかもしらぬが、そういう意見が表明されている、こう思っております。
【次の発言】 手続といたしますと、政府の方で専門懇を開いておりまして、こういう、いまも申されたような方々がいろいろ意見を述べているわけです、組合の方々も。そういう意見を集約しまして、そういう結論の中から関係閣僚、ここいらでもいろいろまた決断を下す、こ……

第76回国会 予算委員会 第3号(1975/10/22、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  スタグフレーションと雇用不安というのが大変な問題でございます。しかも、先生がおっしゃるように、完全雇用というものは、近代国家としては、これは基本的理念でございます。それに向かって邁進をいたします。  また、いま雇用対策基本計画という、四十八年に計画されたものを見直す場合には、特別に身体障害者、高年齢者の方々の問題について重点を置きたい。いまでもなおかつ、全国の職業安定機関を総動員して、こういうときにこそ一生懸命お手伝いすべきだ、こういう姿勢でやっております。

第76回国会 予算委員会 第6号(1975/10/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 おっしゃるように、スト、処分、そういう繰り返しというものはやめたいというのが、これはもう国民全体の願いでもあり、また、私たちとしますと、労使の正常な関係というものをつくることが何よりのことだ、こう思っております。そういうことからしまして、長い経過がありましたけれども、幸いにして専門懇がいま非常に精力的に研究いただいておりますから、その結論を踏まえながら、関係閣僚協においてもその意見を尊重して結論を出す、こういう形だろう、こう思っております。
【次の発言】 いろいろな問題を踏まえながら、私は、専門懇の皆さん方に勉強してもらっておる、それを期待しております。

第76回国会 予算委員会 第7号(1975/10/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まさに私たちも心配していることでございます。そういう意味からいたしましても、公共職業機関、そういうものを通じて、一方には建設省、運輸省、農林省、そういう各関係機関などによって、今度の総合景気政策、そういうものに、発注の場合に事前に把握しながら就労の機会を得たいということで、熱心にいま進めているところであります。
【次の発言】 お答えします。  御案内のように、十月八日に職業安定局長の名前をもって各都道府県に通達を出しましたことは、公共事業の発注機関との密接な連絡によって、発注状況を事前に把握して積極的な求人開拓をしっかりやれ、こういうことであります。そしてまたきのうも、全国の……

第76回国会 予算委員会 第8号(1975/10/29、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 塩化ビニールの問題については、四十四年から私の方はずっと手当てしておりまして、今度ああいう事故が起こりましたから、車速そういう労災をかけること。それから、いままで勤めた人、下請、こういうものも全部洗って万全の策をやります。


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 運輸委員会 第15号(1976/06/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先日の閣議で、運輸大臣から、ボーナスに対して非常に苦しい立場にある報告がありました。私も数年前まではこの委員会で皆さんと一緒におりましたから、多少国鉄の問題はわかってもおりますが、何せ、三公社五現業のうち国鉄だけがまだボーナスが払えない。そして、労使の間で話し合いを続けている。話し合いを続けるにいたしましても、法案のめどが一体どうなるかということが大事な問題じゃなかろうかと思いますし、国鉄再建と労働者諸君の生活の安定が第一で、ボーナスは自分の月給の中に繰り入れられていると私は思いますから、そういう意味からしますというと、臨時国会を召集して国鉄再建を考えて、こういうことが何遍と……

第77回国会 決算委員会 第7号(1976/05/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労働省所管の昭和四十八年度決算について、その概要を御説明申し上げます。  まず、一般会計の歳出決算について申し上げます。  歳出予算現額は一千七百八十四億六百五十七万円余でありまして、その内訳は、歳出予算額一千七百八十四億百七万円余、前年度繰越額五百五十万円となっております。  この歳出予算現額に対しまして、支出済歳出額一千七百五十三億六百四万円余、翌年度繰越額八千五百八万円余、不用額三十億一千五百四十四万円余で決算を結了いたしました。  支出済歳出額の主なものについて申し上げますと、失業保険費負担金及び失業対策事業費等であります。  これらの経費は、失業保険法に基づく失業保……

第77回国会 社会労働委員会 第1号(1976/02/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 社会労働委員会の御審議に先立ち、当面の労働行政についての所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  現在、主要先進諸国の最大の政治課題は、物価の抑制を堅持しつつ、いかにして雇用の安定を図るかにあり、わが国もその例外ではありません。インフレなき経済社会の建設が今後目指すべき目標であり、その中では完全雇用の維持に最も力点を置いた政策運営が行われるべきだと考えております。  また、高度成長から安定成長への時代の大きな転換の流れの中にあって、最も重要なことは、経済社会の担い手である労働者の福祉の充実と向上に一段と力を注いでいくことであり、そのことは同時に、わが国経済社……

第77回国会 社会労働委員会 第2号(1976/03/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先生も地方をお歩きになっておりますし、私なんかも地方にたまに参りますし、また人の話も聞きますが、大体において求人倍率が〇・五二だったのが先日〇・五八というふうに多少は上向いている。そして、業種によって違いがありますけれども、一般的傾向とすれば希望が持てる姿になりつつあります。ただ、その中において、第四次不況対策などは何か浸透は非常に遅いという感じを私は持ちます。これがもう少し推進されなければならぬのではないかと思いまして、関係閣僚会議などでは私の方からも、とにかくこの内閣が今度の予算で上げていることは景気浮揚と雇用の安定の二つ。その景気の浮揚の姿が一番見えるのは雇用安定、雇用……

第77回国会 社会労働委員会 第5号(1976/05/10、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました建設労働者の雇用の改善等に関する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  わが国の建設業は、国民経済に大きな比重を占めておりますが、雇用面につきましては、出かせぎをめぐる問題を初めとして、数々の問題点が指摘され、早急に対策を講ずることが必要とされており、第七十四回臨時国会における雇用保険法案の御審議に際し、衆議院及び参議院の社会労働委員会でその旨の附帯決議をいただいているところであります。  また、昨年には、関係審議会からも建設労働者の雇用改善対策の強化に関する建議等が政府に提出されております。  政府といたしましては、こ……

第77回国会 社会労働委員会 第6号(1976/05/11、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いま川俣委員が御質問された山形県最上川水利事業における爆発事故、けさも安倍農林大臣から閣議の席上において御報告がありました。私なども、きのうから新聞、テレビをずっと見ているわけですが、これは東北農政局の直轄工事じゃないですか、発注者は東北農政局です、おっしゃるように大林組です、そして九名がとにかく遺体となってようやく収容ができたということで、私は、非常に残念なことだと思っております。  労働省からは、事故が起こってからという意味じゃありませんが、新聞報道によりましても、その四、五日前に監督署が行って事故を起こさないように指導しているというニュースも流れておりましたし、さらにま……

第77回国会 社会労働委員会 第12号(1976/05/19、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 ただいま議題となりました身体障害者雇用促進法及び中高年齢者等の雇用の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。  身体障害者及び中高年齢者につきましては、先般来の不況の中で、その雇用の確保が大きな問題となっているところであり、また、今後におけるわが国の経済情勢と労働力の高齢化等を考慮いたしますと、これらの対策を抜本的に強化することが必要であります。  まず、身体障害者の雇用対策の拡充強化につきまして御説明申し上げます。  身体障害者の雇用対策につきましては、身体障害者雇用促進法による雇用率制度を中心として、その雇……

第77回国会 社会労働委員会 第13号(1976/05/20、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 八木さんと局長の応答の中にだんだん問題が明確になってきたと思いますが、私もそういう地方の実態などもわかっておりますから、実態に即しながら対処してまいりたい、こう思います。
【次の発言】 義務づけたことは、いま八木さんの御質問にもあったように、年々これはふえていきますね、労災問題もあるでしょうし、交通事故もありましょうし、薬害の問題もありましょうし、長生きしておるというふうなこともありますから年々歳々ふえていく、こういうときに、やはりいままでのような任意規定で一・三、一・七というふうなこと、達成はしつつありますけれども、さらにふえていくことを見れば、国民全体で義務づけてやってい……

第77回国会 石炭対策特別委員会 第2号(1976/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 石炭鉱業に関する当面の労働問題について、一言所信を申し述べ、各位の御理解と御協力を得たいと存じます。  初めに、昨年は石炭鉱山における災害が相次ぎ、多数の犠牲者を出しましたことはまことに遺憾であり、被災者の方々並びに御家族の皆様に対しまして心からお見舞い申し上げます。  労働省といたしましては、被災された方々に対する災害補償、遺家族の方々の就職援護につきまして、最善の努力をいたしますとともに、かかる災害が再び発生することがないよう、通商産業省と十分連携を保ちつつ万全を期してまいる所存であります。  さて、今後における石炭対策の基本的方向につきましては、昨年七月の石炭鉱業審議会……

第77回国会 石炭対策特別委員会 第3号(1976/05/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 去年、大分お話がありまして、その際に私の立場を申し上げて、ことしの予算を組んだわけですが、五十二年度からという話でございますが、私は、この地方の、こういうものの該当者の数などを、ずっとフォローしておるわけです。これは多賀谷さん、皆さんの方がお詳しいと思いますが、労働省の立場からしますと、これは、いますぐ直ちに、この二つの事業は打ち切るべきじゃない、こういう構えで、いまから先も政策を推進してまいりたい、こう私は、いま感じております。
【次の発言】 私も地方を歩いてみますと、昔は失対道路なんというのは九七%ぐらいは全部、国の方から来ているので、ほとんど町村は持ち出しはなかった。で……

第77回国会 予算委員会 第5号(1976/02/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えします。  いろいろ公労法改正で完全実施等をやってきたりして、そういう労使関係をよくするように努めてきたことは承知しております。
【次の発言】 お答えします。  私もこの意見書は何遍となく読んでおります。もちろんそれぞれの方々の意見が入っていますから気に食わないところもあるでしょう。また新しい提言もあると私は思う。こういうものをやはり参考にしながら、ただいま総理がお答えしたような形において将来に向かって労働基本権の問題について研究していく、こういうことが必要だろう、こう思っております。  具体的な問題につきましては……。

第77回国会 予算委員会 第6号(1976/02/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 皆さんから御心配いただきました雇用調整給付金が昨年百四十二億円で発足いたしましたが、こういう情勢にかんがみまして、五十年度一年間の予算五百四十八億円、こういうことで、お役に立っていると思っております。  一方、再々延長の話がありましたが、これはすでに御承知のとおり一月から再々延長しているものもあります。そういうことでございます。  ただ、七十五日の問題は、やはり雇用調整給付金の支給限度日数あるいは指定業種の延長の場合を含めまして、この制度が短期的、応急的な対策であること、あるいはまた過去における在庫調整などの実態やら雇用保険の失業給付日数との均衡を考えまして、慎重に検討して決……

第77回国会 予算委員会 第8号(1976/02/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 労働者の放射線被曝の問題につきましては、先生から時折御質問がありますが、四十六年度以降における補償状況に見ますというと、非破壊検査関係従事労働者八名、医療関係従事労働者六名、合計十四名に補償をしております。なお原子力発電所従業員からは、現在までのところ放射線被曝による疾病についての労災保険への給付請求はございません。そしてまた、御心配になっているいまの検査状況につきましては、昨年の十月ぐらいからまた各事業所に通達を出し、そして多いところは一年に三回くらいずつ事業所を検査して最近の安全衛生法あるいは特化則、そういう法律、法令に違反しないように厳重に勧告をしているところでございま……

第77回国会 予算委員会 第11号(1976/02/12、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 午前中からの参考人の話を聞いておりましても、非常に雇用問題が大事であるということをみんな御認識いただき、また今度の予算というものが景気の浮揚と雇用の安定ということをねらっておるわけであります。  そこで、いま出ました消費の着実な増加というものが所得の増加をもたらすということもありますけれども、私はやはり物価の安定と雇用の不安の除去がそれ以上重要である、こういうふうに考えております。仮にいま一番心配していることは、賃上げが雇用不安を激化させるんじゃなかろうかということだとか、逆にそういうことがあると国民の消費態度をかえって慎重にするということもある、ひいてはまた景気の回復にも影……

第77回国会 予算委員会 第12号(1976/02/13、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 小林委員御存じのように、西ドイツはコンサート方式と言って、政労使三者でハーモニーをとりながらやっております。そういう中に勤労者の財産形成、これはもう十数年前でございます。わが国は、それにあやかる意味ではありませんが、ここ三、四年前から、そしてまた昨年の国会でも、まだまだ不十分ではございますが、そういう方向に向かって発足もし、また実施もし、それをいまから拡大する、こういうことで私の方も政労使ともどもにそういう姿に向かっていこう、こう思っております。
【次の発言】 あなたの御質問の中にも、地方銀行、相互銀行、信用金庫、そういうところは大体問題が片づいた、こういうお話がありました。……

第77回国会 予算委員会 第13号(1976/02/14、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 繊維につきましては、数年前に対米繊維輸出規制、そうしてまたその織機の廃棄等々があって、その際もいろんな対策で、その経験がありましたから、御案内のように、このたびの不況に当たっては雇用調整給付金で労使ともどものお話がありまして、これが非常に役に立っているんじゃなかろうか。いまから先の問題は、いずれにいたしましても失業というものを出さないようにしなければなりませんから、構造改善は民間で非常に熱心に、繊維の場合に行われている話も私はいろいろ聞くわけです。そういう中から私の方はできるだけのことはやっていこう。造船の場合でもそうでございます。いま手持ちがあると言いましても、下請関係が非……

第77回国会 予算委員会 第18号(1976/02/27、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 私からもお答えしておきます。  労働省と経営者と労働組合が中心になりまして、日本では多国籍企業研究会というのをやっております。そして、東南アジアその他に三者構成でずっと視察して、日本自体のコードをひとつつくろうということで、数日前もやったことでございます。こうした事件が起こったときでありますから、数日前の会議で、さらにお互いの姿勢というものと、あるいはOECDあたりのコードというものを参考にしながら、三者構成でしっかりやろうというふうなことでやっていることも御理解いただきたいと思います。
【次の発言】 行管の勧告は、労働省に対してはありません。しかしながら、先ほど先生おっしゃ……

第77回国会 予算委員会 第19号(1976/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まあいまの一番問題は、何といっても景気の浮揚と雇用の安定でございます。そうしたときに、こういう長引く不景気の中では、おっしゃるとおり中小企業の方々が一番先に痛手をこうむる、そういうことでございますし、そのためにこそ、私たちが毎日こういう御議論をお伺いし、また全国のいろいろな統計なども見、職安の話なども聞いておるわけであります。  そこで、何といたしましても、労働基準法なりあるいはまた雇用保険法、持っておる法律をフルに活用しましてやっていくということが一番大事じゃなかろうかと思いますし、さらに今度の国会でお願いしたいことは、企業倒産によって賃金が未払いのままになる、そういう問題……

第77回国会 予算委員会 第21号(1976/03/02、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 総理と同じ意見です。
【次の発言】 坂口先生がそういう現場まで調査の上での立論、非常に傾聴に値すると思っております。  そこで、私の方もこれは投げやりにしているのではございませんで、先ほど局長が答弁しましたように、ソ連でそういう論文が出た後、早速七四年に情報の収集とか作業環境の実態の把握とか、あるいはまた特殊健康診断とか追跡調査等をやってきたわけであります。  なおいまの問題につきましては、クロロプレンの吸入毒性研究、これはオランダで実施しているということも聞いておりますので、私の方はそういう問題を改めてオランダあたりに照会し、職業がん対策専門家会議に依頼してそういう情報の収……

第77回国会 予算委員会 第22号(1976/03/03、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 勤労者の生活安定にはいろいろな条件がありますが、その中に住宅は大事なものなんだ。こういう面で西ドイツの労使関係は非常に正常と申しますか円滑だと私は思う。そうしたことからしまして、西ドイツの財産形成というのは、私もいろいろなところで研究をし、また昨年もここでその改善策について御審議をいただいたわけでありまして、これは労使で話し合っていることでございますから、いま初めてその話は聞いたことでして、非常な関心を持って持ち家制度というものを私の方は推進しておるときですから、どういうところにネックがあるか、いまから先研究してみたい、こう思っております。

第77回国会 予算委員会 第23号(1976/03/04、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 局長から御説明申し上げましたように、塩ビの問題等々については、できるだけのことをやっておったつもりでございます。また、経営者さらにはまた組合の諸君、こういう方々の協力を得まして、まずそういう者を出さないことに重点を置き、さらにまた、国会においていろいろな安全衛生法の諸改正などを行って、しかも先ほどから申されたように、労働基準監督官は立ち入り検査までするという形をやっておりますが、どういたしましてもいまからはやはり予防、それをやりつつ、そしてまた補償ということまで五十一年度の労働行政の最重点として取り組んでまいりたい、こう思っております。  ただいまのような事例も、いま御説明申……

第77回国会 予算委員会 第24号(1976/03/05、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 先ほど企画庁長官から御答弁がありましたように、景気は上向きになっているのが楽しみでございまして、現に残業時間がふえておるというようなこと、第四次の景気刺激策が浸透すること、さらにはまた皆さんに御審議をお願いしているこの予算の通過によって、上半期にそういうことが実行されますと雇用の関係も非常によくなるのではないか。こういうふうに期待しておりまして、一月が百五万でございますが、ずっと季節調整しまして、三月ぐらいは百二十五万ぐらいじゃなかろうか、こういうふうなことでございます。  もう一つ御心配いただきました大学卒業生の就職問題につきましては、昨年この国会で大変御心配いただきました……

第77回国会 予算委員会 第27号(1976/04/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 いまは雇用安定と景気浮揚ということでやっております。一方、失業の問題は非常に大事なことでございますから、一つ一つの問題について、まず失業者が出ないように懸命にやっているわけであります。さらにまた、先生がおっしゃったそういう問題などにつきましても役所の中で研究もし、あるいは労働四団体からこういう雇用の大事なときの要求、要請などもありますから、具体的に審議会等にかけたりして研究しているわけであります。
【次の発言】 小平さん御理解のように、日本ではめちゃくちゃに人の首は切れないことになっております。おっしゃるように一カ月前の予告期間あるいは労使の話し合いということでございまして、……


長谷川峻[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期

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各種会議発言一覧(衆議院33期)

長谷川峻[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
26期-28期-29期-30期-31期-32期-|33期|-34期-35期-36期-37期-38期-39期
第72回国会(1973/12/01〜1974/06/03)

第72回国会 社会労働委員会地方行政委員会農林水産委員会建設委員会連合審査会 第1号(1974/05/08、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 まさに安田先生のおっしゃるとおり、大きな問題をかかえているわけであります。ただ一方、日本の雇用率というのが、非常に需給逼迫しておりまして、従来ですと、昨年などは春闘が二〇%のとき中小企業は二一%、ことしも大手が三〇%のとき中小企業は三二、三%というふうな、それは人手が足りないものだから、それだけ上げなければ、率は上がるけれども、大体ベースが低いから、金額はそう上がっていない。しかし私は、そういう意味での日本全体の雇用というものを、質と量と合わせて考える。  もう一つ、御承知のとおり農林水産に雇用保険でかぶせるというのも、私たちが将来の農林水産ということを考える一つのメリットが……

第72回国会 商工委員会物価問題等に関する特別委員会地方行政委員会外務委員会大蔵委員会社会労働委員会農林水産委員会運輸委員会建設委員会科学技術振興対策特別委員会石炭対策特別委員会公害対策並びに環境保全特別委員会連合審査会 第1号(1973/12/15、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 お答えいたします。  まさに、石油危機からくるそういう予想されそうなことに対しては、私たちの立場としますと、万全の対策を立てたいと思って、各役所全部を通じて話として出てくるものがどういうふうに具体的にあらわれているか、情報を収集しているところであります。まあ、いますぐ直ちにたいしたことはないのではないか。御承知のとおり、いま求人が二・三倍ぐらいある。非常に需給が逼迫しておりますから、それはなかろうと思いますものの、不安はございます。  そこでこれは、玉置議員御承知のとおり、昭和三十六年あるいは四十六年の不況のときに、すでに労働省としてはいろいろ対策を練りました。ドル・ショック……

第72回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1974/03/09、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 昭和四十九年度一般会計及び特別会計予算中労働省所管分について、その概要を御説明申し上げます。  労働省所管の一般会計の歳出予算額は、一千九百九十三億七千六百二十七万二千円で、これを前年度当初予算額一千六百八十八億一千七百八十六万七千円に比較いたしますと、三百五億五千八百四十万五千円の増加となっております。  次に、労働保険特別会計について御説明申し上げます。  この会計は、労災勘定、失業勘定及び徴収勘定に区分されておりますので、勘定ごとに歳入歳出予定額を申し上げます。  労災勘定は、歳入歳出予定額とも五千四百七十五億二千四百七十三万七千円で、これを前年度予算額四千二百七十七億……


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第75回国会(1974/12/27〜1975/07/04)

第75回国会 予算委員会第三分科会 第1号(1975/02/24、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 昭和五十年度一般会計及び特別会計予算中労働省所管分について、その概要を御説明申し上げます。  労働省所管の一般会計の歳出予算額は、二千五百二十八億百三十五万六千円で、これを前年度当初予算額一千九百九十三億七千六百二十七万二千円と比較いたしますと、五百三十四億二千五百八万四千円の増加となっております。  次に、労働保険特別会計について御説明申し上げます。  この会計は、労災勘定、雇用勘定、徴収勘定に区分されておりますので、勘定ごとに歳入歳出予定額を申し上げます。  労災勘定は、歳入歳出予定額とも七千七百三億四千五百九十四万円で、これを前年度予算額五千四百七十五億二千四百七十三万……

第75回国会 予算委員会第三分科会 第5号(1975/02/28、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 最近の景気停滞に伴いまして、失業は増加しておりまして、完全失業者は、昨年十二月において八十三万人となっております。なお、その他の問題については政府委員から答弁させます。
【次の発言】 どこの国でもこのインフレ克服のためにいろいろな手当てをしているわけでして、まず私たちがいまやっていることは、国会でもずっと申し上げているように、物価抑制、そのために総需要抑制をやっております。消費者物価を三月末に一五%というのは、これは必ず実現するというかっこうになっております。  そこで、よその国の例を見ますと、よその国も大変で、御参考に申し上げますと、アメリカが八・二%の失業率でして七百五十……


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第77回国会(1975/12/27〜1976/05/24)

第77回国会 予算委員会第三分科会 第2号(1976/04/07、33期、自由民主党)【政府役職】

○長谷川国務大臣 昭和五十一年度一般会計及び特別会計予算中労働省所管分について、その概要を御説明申し上げます。  労働省の一般会計の歳出予算額は三千四百十二億九千七百二万八千円で、これを前年度当初予算額二千五百二十八億百三十五万六千円と比較いたしますと八百八十四億九千五百六十七万二千円の増加となっております。  次に、労働保険特別会計について御説明申し上げます。  この会計は、労災勘定、雇用勘定、徴収勘定に区分されておりますので、勘定ごとに歳入歳出予定額を申し上げます。  労災勘定は、歳入歳出予定額とも九千百五億一千七百七十五万一千円で、これを前年度予算額七千七百三億四千五百九十四万円と比較い……



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データ更新日:2023/02/05

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