このページでは小川平二衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(小川平二君) 昭和五十二年度の地方財政計画の概要並びに地方税法の一部を改正する法律案及び地方交付税法の一部を改正する法律案の趣旨について御説明申し上げます。 昭和五十二年度の地方財政につきましては、昭和五十一年度に引き続いて厳しい状況にありますが、国と同一の基調により、歳入面におきましては中小所得者の地方税負担の軽減に意を用いる一方、地方税源の充実強化を図り、財源不足を補てんするための措置をとること等により地方財源の確保を図るものとし、歳出面におきましては景気の着実な回復に資するため、住民生活向上の基盤となる公共事業等の推進及び社会福祉施策の充実等に重点的に財源の配分を行うほか所……
○国務大臣(小川平二君) お答えいたします。 地方公務員の給与は、その水準におきましても、あるいは制度運用の面にも問題がございます。これを適正化するということは、地方財政の運営を健全ならしめるという観点から非常に大事な仕事でございますから、自治省は、今日まで、法律の定めまする給与決定原則に基づきまして、個々の地方公共団体の財政事情を勘案しつつ、指導に努めてまいったのでございます。 五十年度、五十一年度におきまして相当多数の地方公共団体が適正化の努力をいたしております。その成果は一応評価すべきものがございますが、まだ問題が残っておりまするから、今後も引き続いて、住民の納得し、理解する給与を確……
○国務大臣(小川平二君) お答えいたします。 法人事業税の外形標準導入の問題につきましては、この税が、本来、企業の事業活動と地方公共団体の与える行政サービスとの間の応益関係に着目して課する物税でございますから、外形標準をとることが望ましい、同時に、そのことが都道府県に対して安定した税収を与えるゆえんであろう、こう考えて、自治省といたしましては、この実現を強く希望いたしておるわけでございます。 これを実行いたしまする際には、税法の改正によって統一的な形で実行することが望ましい、かように考えて、税制調査会の御審議を煩わしたわけでございますが、税制調査会からは、先ほど先生が引用なさり、大蔵大臣が……
○小川国務大臣 このたび自治大臣兼国家公安委員長を命ぜられました小川平二でございます。何とぞよろしくお願いを申し上げます。 委員各位には、平素から地方自治発展のため、また警察行政に格別の御尽力をいただき、厚く御礼申し上げます。 さて、経済社会の急激な変化の中で地方自治は制度確立以来はや三十年になろうとしておりますが、最近の地方行財政をめぐる諸情勢はなお厳しいものがございます。私は、国民の期待にこたえ、地方自治の基盤をさらに堅固なものとし、住民福祉の着実な向上をはかっていきまするために、地方行財政制度を見直し、さらに行政効率を高めるべく、従来以上に長期的展望に立った地方行財政の計画的運営の体……
○小川国務大臣 昭和四十九年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和四十九年度の歳出予算現額は八百二十四億三千八百二十五万四千八百五十二円でありまして、支出済歳出額は八百億三千九百十六万二千百六十円であります。 この差額二十三億九千九百九万二千六百九十二円のうち、翌年度へ繰り越した額は十七億七千六百六十五万八千八百九十七円でありまして、これは財政の執行の繰り延べ措置として、歳出予算の執行の調整をしたこと等により、年度内に支出を完了することができなかったものであります。 また、不用となった額は六億二千二百四十三万三千七百九十五円であります。これは退職者が少……
○小川国務大臣 ただいま御決議がありました事項のうち、北海道開発庁関係の地域開発に係る事項につきましては、この種の事業が長期、かつ、巨額の投資を要する事業であることにかんがみ、御決議の趣旨を踏まえ、今後とも、その円滑な推進について極力努力を傾けてまいる所存であります。
【次の発言】 ただいま御決議のありました北富士演習場における国の支払う賃借料の性格は、防衛庁長官の発言のとおりのものでありますので、その使途は山梨県において決められるべきものであると考えます。しかし、複雑な問題があると思われますので、当事者間で十分な解明が行われますよう関係者に伝達すべく努力をいたします。
○小川国務大臣 私は、昨年暮れ、国家公安委員会委員長を命ぜられました小川平二でございます。 本委員会の開催に当たり、一言ごあいさつ申し上げますとともに、所信の一端を申し述べて一層の御指導を賜わりたいと存じます。 委員各位には、平素から交通問題について多大の御尽力をいただいておりまして、まことに感謝にたえません。 御承知のように、わが国の交通事故による死傷者は、関係機関を初め国民各層の方々の懸命の努力により、昭和四十六年以来六年間連続して減少し、特に、昨年の交通事故による死者は九千七百三十四人にとどまり、昭和三十三年以来十八年ぶりに一万人を下回ったのであります。 しかしながら、年間の交通……
○小川国務大臣 お答えいたします。 警察といたしましては、総合交通体系の中で自動車交通と人間社会の調和を求める、かような目的のもとに民間団体の協力も得まして、今日までの事故の分析に基づき、また今日までの交通安全対策の成果を踏まえまして、二つの目標を設定いたしておるわけでございます。 第一は、歩行者、自転車利用者の保護を重点に、今日出てきております事故減少の傾向を長きにわたって定着をさせたい。ことに死者につきましては、ピークでございます昭和四十五年の半分にこれを抑えたい、これは第一の目標でございます。 第二は、申すまでもないことでございますが、安全な住みよい環境を確保しなければならない。 ……
○小川国務大臣 ごあいさつを申し上げさしていただきます。 このたび自治大臣に就任いたしました小川平二でございます。どうぞよろしくお願いをいたします。 選挙の関係につきましては、平素から委員各位の御高配にあずかり厚く御礼申し上げます。 申すまでもなく、選挙は民主政治の基盤をなすものであります。民主政治の健全な発展のためには、常に国民の政治意識の涵養に努めますとともに、公正かつ明るい選挙の実現に積極的に努力してまいらなければならないと存じます。 私といたしましては、責任の重要さを痛感いたしまして、今後、最大限の努力を傾注してまいる所存でありますので、何とぞ御指導、御協力のほどよろしくお願い……
○小川国務大臣 審議に先立ちまして、この機会に、昨年十二月五日に執行されしまた第三十四回衆議院議員総選挙及び最高裁判所裁判官国民審査の結果の概要について御報告申し上げます。 御承知のとおり、過般の総選挙は十一月十五日公示され、十二月五日に執行されたのであります。 まず、投票の状況について申し上げますと、選挙当日の有権者総数七千七百九十二万人のうち五千七百二十三万人が投票し、投票率は七三・四五%でありまして、前回の投票率七一・七六%を一・六九%上回ったわけであります。これは今回の総選挙に対する有権者の関心が高かったこと、全国的に好天に恵まれたことのほか、政府、都道府県市町村の選挙管理委員会、……
○小川国務大臣 大都市に近接いたしまする地方公共団体の選挙に際しての実情というのは、恐らく仰せのとおりであろうと存じます。お話はよく理解できるわけです。ただいまこれを制度の運用によって解決をいたしておるわけでございますが、運用そのものについて何らかの基準を設けるべきではないかという御意見かと存じます。ただ、この点は場所によりまして、それぞれ実態が異なるわけでございましょうから、運用についての一律な基準を設けるということ、これはもう少し研究をさせていただきませんと、この場でお約束はいたしかねるわけでございます。 いずれにいたしましても、地方公共団体に御迷惑のかからないような措置をその都度とって……
○小川国務大臣 委員各位には、平素から地方自治発展のため、また警察行政に格段の御尽力をいただき厚くお礼申し上げます。 この機会に、所管行政の当面しまする諸問題について所信の一端を申し上げ、各位の深い御理解と格段の御協力を賜りたいと存じます。 さて、本年は、新憲法のもとに新たな地方自治制度がスタートしてから三十周年に当たる意義深い年であります。この間、わが国の経済、社会の急激な変動の中にあって住民の価値観、地域構造等地方自治を取り巻く環境は大きく変貌を遂げましたが、地方自治は紆余曲折を経ながらも国民の間に着実に浸透し、それとともに国民の地方自治に対する期待がますます高まっているのであります。……
○小川国務大臣 ただいまお言葉にございました市長会の提言、私もすでに一読をいたしまして貴重な指針と心得て念頭に置いておる次第でございます。 ただいまこの行政調査会の答申を引用なさったわけでございますが、住民に密着した行政は住民の身近なところでその監視のもとに執行される、これが望ましいことは当然でございまするから、基礎的な地方公共団体でありまする市町村にあとう限り責任と権限をおろしていきたい、こういう方針でこれからも努力をいたしてまいりたいと存じます。 モデル地区のことについていろいろお教えをいただきました。縦割り行政の弊害を是正するということも非常に大事なことでございますから、これまたそう……
○小川国務大臣 これはまことに不行き届きのことでございまして、さようなおしかりをいただいて本当に恐縮をいたしております。当然の配慮を欠いておった、申しわけないことであります。すでに準備できておると思いますので、至急配付を申し上げます。
【次の発言】 私もまことに不敏非才の者でございますが、いろいろ御鞭撻を受けつつ、おぼろげながら物事がわかりかけてきたという状況でございます。御指摘のとおりでございまして、じっくり腰を据えて、願わくは勉強したいと思っておりまするので、福田内閣がつぶれませんようにひとつ……。
【次の発言】 これは国会の御決議の趣旨を実現いたしますために、私も就任以来及ばずながら努力……
○小川国務大臣 お答えいたします。
この問題につきましては総理大臣がしばしば表明をしております見解と私も同じ考え方を持っておるわけでございまして、景気浮揚に対して公共事業の方が効果としてより直接的である、かように考えております。
【次の発言】 特にそういう発言を閣議の席でしたということはございませんが、今回の予算の相当の部分が地方自治ということになっておりますので、ただいまお言葉にありましたような意味で、景気刺激には大いに役立つと信じております。
【次の発言】 税制調査会は各界の学識経験者の方々を構成メンバーといたします総理大臣の諮問機関でございまして、税制の基本問題について御審議を願うわけ……
○小川国務大臣 昨日の質疑応答を通じまして、政府の考え方をお耳に入れたわけでございますが、まだ掘り下げが足りない、もっと真剣に検討せよというお言葉でございます。御趣旨を体しまして、もちろんさらに検討の余地が残っておるものについては真剣に研究をいたすつもりでございますが、税収の見方等についてたとえば甘過ぎやしないかというおしかりをいただいておるわけで、それらの点につきましては今後もさらに引き続いて研究をいたしてまいるつもりでございます。
【次の発言】 地方公共団体の一般財政源が逐年低下してきておるということは否定できないことだと存じます。根本的には不況による税収の落ち込みがかような結果をもたらし……
○小川国務大臣 きわめて適切な御発言、御指摘をいただいたわけでございますから、そのような趣旨で関係省庁と研究をいたしたいと存じます。
【次の発言】 御指摘のありましたような犯罪は、お言葉のとおり未然に防止をするということが最も肝要でございます。空港における防止の対策につきましては、空港の当局に絶えず協力をいたしまして、担当者の訓練等につきましても警察として絶えず積極的な協力をいたしておるわけでございます。最近の状況にかんがみまして、これからも一層努力を続けてまいりたいと考えております。
【次の発言】 警察官の職務に協力を援助する方々は、申すまでもなくそういう義務がないにもかかわらず、公共のため……
○小川国務大臣 この点に関しましてはお言葉にありますようにすでに何回か私の考えをお耳に入れておるわけでございますが、ただいまの制度の改正の点について繰り返して申しますれば、法律は単純に「制度の改正」と規定をいたしておるわけで、格別限定的な字句を上にかぶせておるわけでございませんから、必ずしもこれは恒久的な制度たることを必要としない、こう理解をしておるわけでございます。こういう経済の変動期で財政の見通しも的確につけにくい時期において、さしあたって当該年度の対策として交付税を大幅に増額するという特別の措置をとることもまた制度と言い得る、どういう制度をとるかということについては法律は相当広い選択の余……
○小川国務大臣 確かに、仰せのとおり、これは非常にむずかしい問題だと考えておりますが、財政の均衡を取り戻しますためには、たとえ困難であろうとも、国民の御理解御協力を得まして、相当程度の税負担をお願いする以外に解決の方法がない、こう考えておるわけであります。
【次の発言】 ある時期におきまして勇断を持って税財政制度の文字どおり抜本的な改正をしなければならないと存じております。ただ、そのための条件が今日なお整っておらないと私どもは考えるわけでございます。まず第一に景気を立て直し、経済を安定成長の軌道に乗せることが必要である。経済の前途あるいは財政の前途というものを相当正確に展望し得る時期においてで……
○小川国務大臣 適法であるか違法であるかという問題は、それが法律の趣旨から見て望ましいかそうでないかという問題とは、これは別でございましょう。労使の交渉という過程を経て、地方議会が議決をしたということ、疑いもなくこれは違法ではございますまいが、それが望ましいことであるかないかということになりますれば、この点については、先ほど来公務員部長がお耳に入れたとおりでございます。
【次の発言】 これはやはり今日の給与体系の基本であります職務給の原則という観点から考えまして、問題があるのじゃなかろうかと存じまするし、今日の任用制度を乱すということ、ひいては公務員の士気ということにもつながる問題じゃなかろう……
○小川国務大臣 地方行財政制度の改善、充実ということには絶えず心がけて今日に至ったわけでございますが、ここへ来まして、経済の状況も大きな曲がり角に立っておるわけでございます。日本の経済が安定路線に乗りました際に、抜本的な改正を要する問題がいろいろあると存じます。交付税率の引き上げということもその一つだと心得ておるわけでございます。五十二年度予算の編成に際しまして、この問題を提起いたしまして、大蔵省と長い間にわたって折衝を続けたわけでございますが、折衝を通じまして、今日のような経済の転換期にこのことを実行するということはなかなか困難である、また適当でもないという結論を得ましたので、これにかかわる……
○小川国務大臣 実際問題といたしまして、この縁故債の額、種類、あるいは消化の方法等に応じて手数料が徴収されておるということは事実でございますが、これは申すまでもなく地方公共団体の財政を圧迫することになるわけでございます。したがいまして、今後これは大蔵省に要請を申し上げまして是正に努めてまいりたい、そうしなければいけないと考えております。 その総額について計算をしておらなかったということ、これは申しわけないことでございますが、個々のケースによりまして手数料も区々でありまするため、今日までそのような作業をいたしておりませんでしたが、そういう御発言がありましたのを機会に、今後ひとつ総額がどのぐらい……
○小川国務大臣 自治省といたしましては、五十二年度の地方財政対策として交付税の五%引き上げを要求いたしまして努力を続けたわけでございます。そのために、まことに異例のことでございますが、大蔵省の予算原案内示後になってもまだ妥結を見ないという状況に立ち至ったわけでございますが、この折衝の過程で、今日の財政経済の状況下においては交付税率を変更することが困難だ、こういう判断に到達をいたしたのでございます。そこで、これにかわる措置といたしまして臨時特例交付金の繰り入れ、あるいは交付税の増額という制度の改正をもって対処することになったわけでございます。最終的に話が妥結いたしましたのは十八日でございます。
○小川国務大臣 交付税率の引き上げにつきましては、今日まで繰り返して答弁を申し上げましたように、これが最も望ましいことであると考えておるわけでございますが、今日の状況のもとにおいては抜本的な改善を行うということははなはだ困難でもあり、また適当でもない、かような判断を持っておるわけでございます。
【次の発言】 公営企業は住民の日常生活に密着したサービスを行っておるわけでございまするから、この運営が健全になされまするために必要な資金の確保はもとより、あとう限りの配慮をしていかなければならない、かように考えております。
【次の発言】 地下鉄は大都市におきまする基幹的な大量輸送手段としてその果たす役割……
○小川国務大臣 仰せのような意味でございます。
【次の発言】 児童福祉法の解釈につきまして主管官庁である厚生省の意見の開陳があったわけでございます。これに対していろいろの点から反論をなさったわけでございますが、法律の解釈はいかようにもあれ、この問題が地方公共団体の財政を圧迫する大きな要因になっておりますことは申すまでもございませんから、自治省といたしましては、これから先もすべての認可保育所に対しましで、施設整備費を国庫負担の対象にしてほしい、こういう要請を厚生省に対して続けるつもりでございます。
【次の発言】 ただいま議題となりました昭和四十三年度以後における地方公務員等共済組合法の年金の額の……
○小川国務大臣 各種公的年金制度を通じてその責任官庁を明確にすべきであるという御指摘があったと承っております。その点につきましては、今後関係方面と相談し、検討することといたします。
【次の発言】 ただいまの附帯決議につきましては、その趣旨を尊重して善処してまいりたいと存じます。
【次の発言】 ただいま議題となりました銃砲刀剣類所持等取締法の一部を改正する法律案につきまして、その提案理由及び内容の概略を御説明いたします。
この法律案は、最近における暴力団等による拳銃等の不法所持及び使用の実情にかんがみ、これらの拳銃等の供給源を封ずるため、販売を目的とした模擬銃器の所持を禁止するとともに、拳銃等……
○小川国務大臣 特別公務員暴行陵虐致死罪という非常に長い名前の罪名でございます。
【次の発言】 この罪名が世間に与えます印象は、警察官が職権を乱用して無辜の良民を陵虐し、暴行して死に至らしめた、そのような容疑が濃厚であるという判断を検察が持っておるに違いない、かような印象を与えると存じます。こういうことは、第一線で日夜、生命の危険を顧みずに、国民生活の安全のために職務の遂行に当たっている警察官の士気に与える影響ということを考えますときに、非常に遺憾に存じます。
解剖さえ行われておらない段階で、いかなる判断、いかなる配慮によるものか私は存じませんけれども、まことに釈然たらざる思いをいたしており……
○小川国務大臣 中途から出席をいたしましたが、本日の御質疑の全体の趣旨につきましては、かねて通告をいただいております。御期待の方向で閣僚の一人として努力をする所存でございます。
【次の発言】 お言葉のように、交付税算定の方法、近年財政の実態を捕捉する上において相当精緻なものになってきてはおると思いますが、まだそれでもなかなか完全にこれを把握するということにはなっておらないと思いまするし、もっともっとこれを精緻精密なものにせよという要望も今日なおあるわけでございまするから、さような意味で、地方公共団体の財政にある程度のゆとりを見てやるという必要は今日なお存在するのじゃなかろうか、かように考えてお……
○小川国務大臣 憲法の保障しております集会、結社の権利あるいは勤労者が団体行動をする権利というものは、これはもとより尊重さるべきものだと信じておりますが、今回の場合は福島県の当局が公の施設を適切に管理する。 こういう立場に立って意思決定をいたしておるわけでございましょうから、これは必ずしも憲法の保障する権利そのものを否定するものではない、このように考えておるわけでございます。 また政府が断固たる措置をとれという仰せでございますが、これはやはりそれぞれの地方公共団体が、法律あるいは条例に基づいて自主的に施設の使用の可否を判断すべきものでございますから、自治省としてこれに介入をするということは必……
○小川国務大臣 お答えいたします。 国、地方を通じまする行政全体のうちで、その多くが地方公共団体を通じて実施されておるわけでございます。国民の税負担という点から申しますれば、国が七、地方が三ということでございますが、現実の行政の実施に伴う支出という点ではこの数字が逆になっておることは御高承のとおりであります。これから国民の福祉を高める、あるいはおくれた社会資本の整備をする、とりわけ当面の大きな問題でございます景気を浮揚するという上において、地方公共団体の果たす役割りというものは非常に大きいと存じます。公共事業をてこに景気の浮揚を図ると申しましても、地方自治体がついてくることができないというこ……
○小川国務大臣 お答えいたします。 救急病院の病床、ベッドにつきましては、特別交付税で十分の配慮をいたしております。
○小川国務大臣 お答えいたします。 御高承のとおり、改正された政治資金規正法におきましては、政府から補助金を受けておる企業、その他列記されております企業から献金を受けることが選挙に関係あると否とを問わず禁止されておるわけでございます。 ただいま御指摘の問題につきましては、法律の趣旨に照らしましてひとつ慎重に検討をさせていただきます。
○小川国務大臣 お答えいたします。
これは昭和五十一年五月の外務省領事課の調べでございますが、現にその時点で海外に永住しておる人が二十五万九千百十一人、それから長期滞在者十三万七千五百六人、合計いたしまして三十九万六千六百十七人、これらの方々が投票権を行使できないものと理解をいたします。
【次の発言】 これはまことに恐縮でございますが、私どもでは把握をいたしておりません。
【次の発言】 お答えいたします
選挙人名簿に登録される要件といたしまして、いまお言葉にありましたような居住要件、その地域に居住をしておるということが要件になっておるわけでございますが、これもまた、いま仰せられました参議院……
○小川国務大臣 お答えいたします。 今日の地方財政の実情は、お言葉のとおり地方交付税法六条の三の二項が想定しております事態であると存じます。 そこで、交付税の税率引き上げでございますが、ただいまの時期はいわば一つの転換期と申しますか過渡期であって、経済の帰趨も見定めがたい時期でございます。交付税の税率変更ということは、要するに長期的な財源配分の問題でございますから、かような時期にこれを実行するということが困難でございますので、御高承のような措置をとったわけでございますが、五千百七十五億、これは交付税率を三・六%引き上げましたのと効果において少しも異ならない措置だと信じております。そういう措……
○小川国務大臣 お答えいたします。
ただいまこの席で初めて承ったことでありますので、ひとつ慎重に検討いたしたいと思います。
【次の発言】 お答えいたします。
高等学校施設の整備事業につきましては地方交付税並びに地方債で措置いたしておりますけれども、生徒が急増しておる事態に対応いたしまするために、地方財政計画の中に特に高等学校整備事業という項目、まあ平たく申せば別枠でございますが、これを設けまして財源の拡充を図っておるところでございます。これに伴いまする起債の償還費につきましては、その都度公債費として歳出に計上いたしまして地方財政計画で調整をいたしておりますから、このために地方財政が圧迫を受……
○小川国務大臣 お答えいたします。
金大中事件の捜査につきましては、今日まで捜査に支障を来さない限りで国会に御報告をしておると聞いております。この件の捜査は、ただいま容疑者が日本におらない、あるいはまた外交的にはこの問題がすでに決着をしておるという悪条件のもとでありますが、なお継続をいたしておる、かように承知をいたしております。
【次の発言】 お答えします。
長沼答申が述べておりまする趣旨は、御高承のとおり現行の公営競技はこれを存続せしめる。ただし、これ以上奨励はしない。よって生ずる弊害を是正する。その弊害是正の面におきまして、自治省として行っております措置でございますが、第一には、許可な……
○小川国務大臣 お答えいたします。 ただいまの地方財政の状況は、交付税法の六条の三の二項に規定しておりまするそういう事態がまさにあらわれておるものと存じますから、法律の規定に従って交付税率を引き上げるか、あるいは行財政制度の改正を行うべき事態でございます。 そのうち交付税率の問題について御質問があったわけでございますが、交付税率を引き上げるということは、国と地方の長期的な財源配分の問題につながるわけでございます。財源の配分を長期にわたって固定するということになるわけでございます。今日は経済の転換期であり、一つの過渡期でございます。経済の帰趨もなかなか見定めがたい時期でありますので、かような……
○小川国務大臣 お答えいたします。
個々の事業の内容に関しましては、それぞれ主管の大臣から御答弁を申し上げるべきだと存じます。
【次の発言】 お答えします。
公営競技は、第一に地方財政に寄与すること、同時に関連産業等の振興、こういう目的を持って地方公共団体が開催いたしておるわけであります。したがいまして、基本的には地方公共団体に帰属すべきものでございます。実際もそのようになっておるわけでございますが、もう一つの関連産業等の振興を図るという目的のために資金を供給するという仕事は、これは地方公共団体がやりますのには必ずしも適しておりません、効率的でございませんから。それぞれの法律で設置されまし……
○小川国務大臣 その点は仰せのとおりでございまして、かねてこの委員会におきまして当時の自治大臣が仰せのとおりに表明をいたしておる、こう承知いたしております。
【次の発言】 ただいま地方財政が直面をしております事態は、まさしく交付税法の六条の三の二項に該当する事態だと存じますから、したがいまして、法律の規定に従って交付税率の改正をするか、行財政制度を改めるか、いずれかを実行しなければならない、こう考えております。
【次の発言】 お答えいたします。
ただいま引用なさいました担当閣僚等の発言につきましては、この場で承ったわけでございますが、その中にも出てまいりますように、交付税の引き上げあるいは制……
○小川国務大臣 お答えいたします。 警察は、正当な労働運動に対しましては厳正中立な態度をとる、そういう基本的な態度を堅持いたしておると思います。しかし、それが正当性の限度を超えて違法にわたるという場合は、これを取り締まるというのが警察の当然の職責であろうと思っております。報告によりますれば、当時多数の労働組合員が動員されて、スクラムを組んで、平穏、公然に入場しようとする受験者を実力で阻止した。これは平和的な説得の限度を超えておる違法行為であるから逮捕をした1何も逮捕しなくてもよかったではないかという御質問を私は多賀谷議員その他の方から受けたわけでございますが、現に違法行為が存在をしておるのに……
○小川国務大臣 いま御質問の点につきまして、法律の解釈を申し上げますが、政治資金規正法の第四条三項に寄付について規定をしております。「金銭、物品その他の財産上の利益の供与又は交付で、党費又は会費その他債務の履行としてされるもの以外のものをいう。」、こうなっておるわけで、ここに申しまする「財産上の利益」というのは、金銭、物品に限らず、また有体物、無体物のいかんは問わない、こういうことになっておるわけでございますので、労務につきましても寄付の対象となり得る、このように理解すべきものだと思います。
【次の発言】 いわゆる企業ぐるみの選挙の事態というものについて特別に研究はしたことがございませんが、相……
○小川国務大臣 お答えいたします。
当然徴収することができると解しております。
【次の発言】 お答えいたします。
その具体的な事例について承知いたしておりませんが、筋論といたしまして直ちに徴収することになると思います。
【次の発言】 仰せのとおりでございます。
【次の発言】 お答えいたします。
地方議会におきましては、いま御指摘のような地方自治法の条文がございまして、これによって公共団体の長の予算提出権と議会の修正権との調整が図られて今日に至っておるわけでございます。したがいまして、この原則そのものは今後とも堅持さるべきだと思っておりますが、具体的な予算の議決に際しましてどの程度の修正を……
○小川国務大臣 消防庁といたしましては、何よりもまず火を出さないこと、出た場合には初期に消火をするということに重点を置いておりまするが、いよいよ大きな火災になりました場合は、当然避難の場所が必要でございます。それは地域住民がよく知っておる場所であることが必要でございましょうから、通常、市町村の区域内に設定されるということが最も望ましいと存じまするけれども、状況いかんによっては、市町村の行政区域を超えて避難場所を設けることも必要でございますから、そのような場合には地方公共団体相互の間で協議をしてもらう、こういう指導をいたしておるわけでございます。
○小川国務大臣 お答えいたします。
各種公的年金改定の時期を二カ月繰り上げることに御決定になりましたので、地方公務員共済も四月から改定が実施できますように、早速法案の準備にかかっております。財源としておよそ百億円が必要でございますが、長期共済組合の積立金の範囲内で賄えると承知しております。
【次の発言】 少し細かい話になりますので、政府委員から答弁申し上げます。
【次の発言】 交付税の総額につきましては、政府の予算案が決定した時点で地方公共団体にこれを示しておりますので、地方公共団体はこれを基礎に予算を編成いたしておるわけでございます。そこで、今後年度の途中で補正予算を組む必要が生じた時点、……
○小川国務大臣 住民の福祉という観点から、地方公共団体が締結しました契約が遵守されないということはまことに遺憾なことでございます。自治省としても重大な関心を抱かないわけにまいりませんから、電力行政、原子力行政の主管官庁に対しまして善処を要望いたしまするし、今回の件に限らず、重ねてこのような事態が起こりませんように注意を喚起するつもりでございます。
【次の発言】 お答えします。
刑法の改正をいたしまする場合に、これをより実効あらしめるために収賄罪で執行猶予中の者に対しても公民権を停止すべきではないか、こういう意見が自民党の党内で出ております。非常に明確な具体的な形で問題が提起されておるわけでご……
○小川国務大臣 警察といたしましては、関係機関と協力いたしまして、航空機犯罪の予防、検挙に努力をしてきておるところでございます。昨日のように相次いで二件もこの種の事件が起こったという事態にかんがみまして、これから先も、空港における安全検査の強化あるいはまたガードマンの訓練、教養というような点について警察が協力をいたしてきておりますが、今後もこれを徹底する、あるいはまた職務質問の徹底というようなことに一層努力をいたしまして、この種事犯の絶滅を期したい、こう考えております。
【次の発言】 再建促進法の二十四条二項は、国と地方の財政秩序を保持するため、同時にまた、地方財政の健全性を維持するという目的……
○小川国務大臣 昭和五十年度の警察庁関係の歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 昭和五十年度の歳出予算現額は、九百十二億六百三十一万三千八百九十七円でありまして、支出済歳出額は、九百八億一千五百三十六万三千百八十九円であります。 この差額三億九千九十五万七百八円のうち翌年度へ繰り起した額は三億四千七百三十六万二千百十一円でありまして、これは警察庁庁舎等の施設新築の際に環境問題等について地元住民及び関係機関との調整が難航したこと等により、年度内に支出を完了することができなかったものであります。 また、不用となった額は四千三百五十八万八千五百九十七円であります。これは職員に欠……
○小川国務大臣 この機会に、第十一回参議院議員通常選挙の結果の概要について御報告申し上げます。 御承知のとおり、過般の通常選挙は、六月十七日に公示され、七月十日に執行されました。この選挙における改選議員数は、定数どおり全国区五十人、地方区七十六人の合計百二十六人でありまして、任期三年のいわゆる補欠議員の選挙は行われておりません。また、選挙当日の有権者数は約七千八百三十二万人で、前回の通常選挙より約二百九十七万人増加しております。 投票の状況について申し上げますと、投票当日の天候は、一部で雨のほかは全国的に曇りでありましたが、その投票率は六八・五%でありまして、前回の通常選挙には及ばなかった……
○小川国務大臣 ただいま議題となりました地方交付税法等の一部を改正する法律案の提案理由とその要旨について御説明申し上げます。 今回の補正予算において昭和五十一年分所得税の特別減税による所得税の減収が歳入に計上されたことに伴いまして、地方交付税においても、当初予算計上額に対して九百六十億円の落ち込みを生ずることとなりました。 しかし、現下の地方財政は、すでに決定された地方交付税の総額を減額できるような状況ではありませんので、昭和五十二年度分の地方交付税については、交付税及び譲与税配付金特別会計における借入金を九百六十億円増額することにより当初予算に計上された地方交付税の総額を確保することとし……
○小川国務大臣 申し上げるまでもなく原則はこれを守っていただきたい、こう考えております。
【次の発言】 今回の集団コレラ、これはお言葉のとおり、防疫史上余り前例のない事態であると承知しております。
地方財政のはなはだ窮迫した状況のもとで、関係地方団体からは補助率の引き上げあるいは補助対象の拡大ということについて非常に強い要望に接しておるわけでございますが、自治省といたしましては、こういう要望に対しまする関係省、厚生省の対応をしばらく見きわめてみたい。自治省といたしましては、特別交付税であとう限りの配慮をするつもりでございます。
特別立法の動きがあるということも承知いたしておりますが、少しく……
○小川国務大臣 大阪府の財政運営の実態に関連をしていろいろ御指摘をいただいておりますが、今後も財政需要が的確に反映されまするように、算定方法の改善には努めてまいりたいと存じます。
【次の発言】 応急措置であっても、もっと簡素な方法によるべきではなかったかと仰せられる意味は、臨時特例交付金を受け入れるべきだったという御指摘であろうかと思いますが、これにつきましては、先ほど来申し上げておりまするように、地方公共団体の立場といたしましては、今回のような措置をとりましても今年度の財政運営に支障を生じるわけではございませんから、どちらでもよろしいわけでございましょう。一面において国の財政の都合も実際問題……
○小川国務大臣 先ほど来お耳に入れておりますように、実定法に根拠を持たざる措置によって拘束中の者を釈放したわけでございますから、これは明らかに現行法規の違反でございますが、法理と申しますかあるいは理法と申しますか、そういう観点からは、いわゆる緊急避難の問題として、政府のとった措置は支持することができる措置だと考えております。実際問題としても、政府がとりました措置と全く異なる対応というものはあり得なかったと私は信じておるわけです。この措置そのものにつきましては、今国会でも御批判、批判的な御発言というものはなかったと思うのです。必ずこれは追認していただける措置であるに違いないとその時点で政府として……
○小川国務大臣 ただいまの時点で、きわめて的確に来年度の地方財政に見込まれます財源不足の数字を申し上げることは困難でございますが、一つの手がかりといたしまして、例の中期収支試算等から大ざっぱな判断をいたしましても、まことに遺憾なことでございますが、本年度同様恐らく二兆円を超える財源不足が生じるのではなかろうかと考えております。
【次の発言】 お答えいたします。御質問の趣旨を取り違えておったものですから……。
相当程度の自然減が本年度の税収に生ずるのではなかろうかということが言われておりますけれども、この点につきましてはまだ大蔵省から正式の報告を受けておりません。さような状況に立ち至りました場……
○小川国務大臣 町村合併によりまして各種の施設が整備充実される、あるいは小規模の町村では享受することのできなかったような行政サービスを受けることができる、これは一般的に申しまして、町村合併のメリットと言うべきでございましょう。本日は、各省の所管の事項の幾つかを、具体例をお引きになって、これらはいずれも合併に伴って出てきたデメリットである、自治省としても十分なアフターケアの努力をせよと、こういうおしかりであったと存じます。私が初めてきょう、実は不勉強で、承った問題もございますが、商工会の問題につきましては、実は私、商工会法が制定されまする際に、自由民主党の商工部会長でありましたので、直接立法に参……
○小川国務大臣 日本赤軍の実態並びに国外、国内における支援組織、現に調査をいたしておりまする警察の当局からお耳に入れます。
【次の発言】 ただいま捜査の衝に当たっております警察の当局が参っておりますから、もとよりこれは秘密にすべき何事もございませんので、ありのままを御報告いたさせます。
○小川国務大臣 地方財政の現状について十分御認識をいただいておること、まことに心強くありがたく存じております。 申すまでもないことでありますけれども、地方公共団体といたしましては、乱開発を避けて計画的な町づくりをしなければならない。関連する公共施設を整備いたしまするために、急激なまた非常に巨額な財政負担が生ずるということでは、お言葉にありましたとおり財政がパンクしてしまいまするから、そこでいわばやむを得ざる自己防衛の手段として、多くの都市が宅地開発要綱というようなものを定めまして、開発業者から一定の寄付金を徴しておるというのが実情でございます。 自治省におきましても、先ほど大蔵大臣が述べま……
○小川国務大臣 確かに御指摘のように関連の公共施設を整備いたしますための財政需要に迅速に対応できないということが一つの問題点だと存じます。したがって、地方公共団体の財政負担を軽からしめるための各省の施策というものを総合的に実行してほしい、これはかねてから願っておるところでございます。
○小川国務大臣 国民健康保険が現在まことに深刻な状況に立ち至っておりますことは御指摘のとおりでございます。 現在の国民健康保険の決算の状況でございますが、実質収支から繰出金、繰入金等を差し引きいたしましたいわゆる再差し引き収支が五十年度で二百二十七億円、五十一年度になりますと、これが四百九十一億円という数字になっておるわけでございます。それからまた、保険税の方は五十年度で一世帯当たりの市町村民税が二万五千七百円でありますのに対して三万九千七百十六円。もうこれは負担力の限界に来ておると言わざるを得ないまことに深刻な姿になっておるわけでございます。 この問題につきましては、制度の抜本的な改正と……
○小川国務大臣 非常に適切な御注意をいただいたと存じます。収益金の配分の基準に改定を加えずにまいりましたのは、物価が上昇しておるにもかかわらず、宝くじの単位を百円とずっと据え置いてきたというような事情にもよるわけでございますが、近年に至って発売の金額が著増しておることでございますから、この機会に経費の見直しを行いまして、御指摘のありましたように経費率を圧縮する、反面賞金の率あるいは地方公共団体の収益率を高める、こういう方向で検討をいたすこととします。 なお、五〇%と法律で決まっておるのに四五%ではないかという御指摘がございました。四五%のうち二%が協会へいくわけでございます。あとの一%は当せ……
○小川国務大臣 北海道の計画は地方公共団体としての北海道のいわば行政指針とも申すべきものでございましょうから、国の計画とは性格に若干の相違があると存じまするけれども、北海道の方で計画を策定いたしました段階で、国の方に内容の説明があるはずでございまするから、そのときに計画の内容等についても十分聴取いたしまして、取り入れるべきものは取り入れていく、こういうことになると存じます。
【次の発言】 先ほど来監理官からお耳に入れているのではなかろうかと存じまするが、フレームについてはまだ決定をいたしておりませんけれども、方向においてはこれはほぼ一致するものと期待をいたしております。
○小川国務大臣 昭和五十二年度の自治省関係歳入歳出予算につきまして、概要を御説明申し上げます。 第一に、一般会計予算でありますが、歳入は二千九百万円、歳出は五兆八百四十九億四千六百万円を計上しております。 歳出予算額は、前年度の予算額四兆六百六十三億八千八百万円と比較し、一兆百八十五億五千八百万円の増額となっております。 また、この歳出予算額の組織別の額を申し上げますと、自治本省五兆七百十四億九千百万円、消防庁百三十四億五千五百万円となっております。 以下、主要な事項について、委員各位のお許しを得まして説明を省略させていただきたいと存じます。 よろしくお願いをいたします。
○小川国務大臣 新しい地方自治制度が発足して三十年になるわけでございますが、その間、住民の理解と協力によりまして、制度としてほぼ定着をしているのではなかろうか。これからも、ただいまの御発言の御趣旨には全く同感でございます。地方公共団体の行政、財政の自主性、自律性を強めていくという方向で努力をしてまいりたい、このように考えております。
【次の発言】 地方行政の第一線で長く活動なさった、そういう体験によって裏づけられた御発言として傾聴いたすわけでございますが、現在やっております事業、補助事業、いずれも国といたしましても関心を持ち、責任を持たざるを得ない事業ではなかろうか、こう考えるわけでございまし……
○小川国務大臣 警察官の拳銃使用につきましては、警察官職務執行法の七条におきまして、きわめて厳格にその要件が規定されておるわけでございます。また実際の犯人の逮捕に際しましても、あとう限り犯人に危害を加えないということを基本方針にいたしておるわけでございます。この基本方針というものは、いかなる事態が生じましょうとも変更はないわけでございます。これからもそういう方針で指導、教養に努めてまいるつもりでございます。
【次の発言】 警察といたしましては、人命はあくまで尊重しなければならない、同時に法秩序はあくまで維持しなければならない、この両立させることのきわめてむずかしい二つの要請に二つながらこたえて……
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