このページでは田川誠一衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○田川誠一君 私は、新自由クラブを代表して、総理の所信表明に対して質問をいたします。 すでに指摘をされましたように、今度の所信表明は、当面解決を迫られている行政改革、エネルギー、教育など重要な課題について、何ら具体的な政策が示されておりません。一国の総理大臣の国政に臨む所信とは余りにもほど遠いものであったことを、はなはだ残念に思っております。 さて、福田さんは所信表明の中で、「今回の参議院選挙で示された国民の期待と願望を正しく、謙虚に受けとめる」と述べています。しかし、福田総理が参議院選挙の際行った数々の発言の中には、所信表明で述べたとはまるで反対の聞き捨てできない内容が含まれておりますの……
○田川委員 新自由クラブを代表して意見を述べます。 政府の統一見解については新自由クラブとしてもこれを認めるわけにはいきません。 政府が予算提案権を理由に国会の修正権を大幅に縮小しようとする意図は、憲法に示された国の唯一の立法機関としての権限に行政府が大きな制限を加えることになります。このことは与党とか野党とかという立場を離れて、立法府の一員として見逃すことのできないゆゆしい重大問題であります。 政府見解に対する反対の理由は、まず、政府の言うように、「国会の予算修正は、内閣の予算提案権を侵害しない範囲」であるとするようになったならば、国会の予算修正権が事実上奪われてしまうことになるからで……
○田川委員 総理に対して、補正予算、それに関連して五十二年度の予算案に対する基本的な考え方をお伺いいたします。 五十一年度の補正予算は、前の内閣が昨年十一月に出されました不況対策を補強しようとする第二弾だと言われておりますけれども、その内容は、ロッキード事件などの政局の混迷から出おくれた財政需要を修復する程度のものにすぎないんではないかと私どもは見ているわけです。私どもは御承知のように、年度内に一兆円減税を行って、思い切った景気浮揚対策をやるべきであると主張しております。ですから、この補正予算の景気対策に対する効果というものは余り期待しておりませんし、この補正予算の内容にも大変不満であります……
○田川委員 いままでの予算修正の法律論争を聞いておりまして、これは国会の機能の根本に触れる重大問題であると思います。しかし、いまこの時期にこの問題に決着をつけるということは、総理のお考えをお聞きしまして、水かけ論になってなかなか困難だと思います。そこで、いまこれを解決していく道は、予算修正という前提に立って良識ある予算修正の慣行を実際に積み立てていく、これ以外に方法はないのじゃないでしょうか。ですから、私はきょう実は意見だけ申し上げまして質問をするのをやめようと思ったのですけれども、先ほどいろいろな方の意見を聞いておりまして、二、三お聞きしたい点がございます。 その一つは、提案権を損なわない……
○田川委員 参議院の選挙が七月に行われますが、もうそろそろ準備が盛んに行われているようでございます。この参議院の選挙を前に控えて、私は政府に対していろいろ御注意を申し上げたいこともございます。 大蔵大臣はいまいいですからどうぞ後で……。ちょっと休んでいてください。 企業ぐるみ選挙という言葉がもう古くから使われておりますが、この企業ぐるみ選挙が非常に活発に行われたのは第一回参議院選挙、もうずいぶん前のことでございますが、この企業ぐるみ選挙が当初はずいぶん効果があった。私どもが調べてみますと、たとえば企業を代表する候補者、そういう方々が立候補するだけで相当の集票能力を示してきた。全国区の高位の……
○田川委員 私は、長い間――外務省が来ていない。外務省は要求してあったんですよ。(「休憩、休憩」と呼び、その他発言する者あり)
【次の発言】 最初に、時間におくれたことを非常に遺憾に思います。気をつけてください。
外務省にぜひ聞いていただきたいと思います。長い間外国に居住しておりまして、日本へ二十年ぶりあるいは三十年ぶりに帰ってきた人たちに対する政府の対応の仕方について、少し質問をしたいと思います。
外務省で数字をとっていらっしゃると思いますが、日本と中国との外交関係が開かれてから五年になりますが、中国に長い間とどまっていなければならなかった人々、そういう人たちが国交正常化によって最近かな……
○田川委員 時間がありませんから簡単に質問をいたします。 まず、外務大臣にお伺いしたいのは、日中平和友好条約ができまして、日中間の懸案事項はほとんど片づいたわけですが、御承知のように長い間の戦争状態、不正常な状態、両国間のそういう不幸な関係が長く続いておりました関係で、中国に残留をしている日本人がずいぶんたくさんいるはずであります。まだはっきりした数字はわからないと思いますけれども、わかっていたら教えていただきたい、恐らくわからないと思います。推定で四千人、五千人あるいは一万人もいるのではないかという話も聞いております。その中国に残留している日本人の中で国籍のあいまいな人がかなりいるのではな……
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