このページでは伊藤茂衆議院議員の34期(1976/12/05〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は34期国会活動統計で確認できます。
○伊藤茂君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました防衛庁長官三原朝雄君の不信任決議案に対し、これに全面的に賛成する立場から、さらに、ただいまの提案では言い尽くされていない三原朝雄君の数多くの反国民的な行為、即時解任に値する数々の行為をさらに徹底的に明らかにすべきであるとの立場から、若干の質疑を行うものであります。 私は、まず第一に、いま問題となっている沖繩県の区域内の駐留軍用地等に関する特別措置法案に対する修正案、いわゆる土地強奪法案を強行採決に持ち込ませたことを初め、三原防衛庁長官のとった態度、政策が、沖繩百万県民の心と意思を完全に踏みにじっていること、そして国民を代表する国務……
○伊藤茂君 私は、日本社会党を代表して、ただいま提案されました昭和五十二年度における財政処理のための公債の発行及び専売納付金の納付の特例に関する法律案について、その主要な問題点を指摘し、福田総理並びに関係大臣の見解を伺いたいと思います。 いま、わが国の財政は、世界に例を見ない巨額の借金財政であり、その構造的危機はますます深刻なものとなっております。 五十三年度予算において十兆九千八百五十億円、形式三二%、しかも五十四年度の税収のうち、約二兆円を五十三年度に繰り入れるという異常な会計処理を行った場合であり、これを除けば約三七%もの国債比率となるのであります。まさに異例、異常な状態であります。……
○伊藤茂君 私は、日本社会党を代表し、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。(拍手) 私は、まず、本法案の審議経過を振り返って、政府、財政当局に、税制、財政の民主的改革に対する真剣さと気迫が欠如していることを指摘しなければなりません。 本法案の審議は、かつてない深刻な税財政の危機の中で行われました。また、政府の一般消費税強行の動きに関連して、税に対する国民の意識と関心もかつてなく大きく高まっている中で審議が進められたのであります。 このような中で国民が真剣に求めているものは、第一に徹底的な不公平是正であり、第二には民主主義を基礎とした税財政の再建であ……
○伊藤(茂)委員 私は都市河川の問題、特に大都市の中における河川対策についてお伺いをいたしたいと思います。具体的な問題は後ほどお伺いしたいと思いますが、まず最初に一般的な考え方をお伺いをいたしたいと思います。 言うまでもありませんが、高度成長の過程の中で、開発も宅地化も急激に進んでまいりまして、河川対策の相対的なおくれということが指摘をされてまいっております。急激に人口は流入するけれども、河川対策の方がおくれているということで、通常は考えられない大きな被害が発生をするという状況になっているわけでありまして、これから梅雨どき、さらにはやがて来る台風の季節、多くの市民が心配をしているということだ……
○伊藤(茂)委員 ただいま大臣から提案されました印紙税法の一部を改正する法律案について、その内容、その前提となる条件について幾つか御質問をいたしたいと思います。 まず最初に伺いたいと思いますが、今回の税改正について、その背景あるいは経済条件の見通しをどう考えているか。実は調べてみましたら、この前の改正は四十九年に行われているわけであります。平均二・五倍のアップということになっております。その前は四十二年、さらにその前は二十九年、前から振り返ってみますと、十三年目、七年目、今度は三年目というわけであります。何か税を取る方向に非常に急いでピッチを上げてこのような提案がなされているという感じがいた……
○伊藤(茂)委員 最初に、まず一つお伺いいたしたいと思います。 御承知のとおりに、三千億減税に関する問題が与野党の幹事長、書記長、書記局長のレベルで確認をされまして、当大蔵委員会においてその立法作業その他を行うということになっているわけでございまして、国民にとって極力いい内容で、早期にその内容が決定されるということが大変望ましいと思います。そういう扱いでございますから、その内容は別にいたしまして、与野党の確認の中で、その財源につきましては政府側で行うという取り扱いになっているわけでありますが、その点について一つだけお伺いしたいと思います。 御承知のとおりに、与野党の書記長、幹事長、書記局長……
○伊藤(茂)委員 午前中の質疑を伺いましても、財貨の王座にある金を話題としながら不景気な話といいますか、厳しい話ばかり続いているわけでありまして、私はやはり金の歴史を振り返ってみても、かつて王座を占めていた時代から今日国際的にも国内的にも金廃貨に至る、こういう経過は、言うならば日本の資本主義経済の曲折を表現したものではないだろうかという気もするわけでありまして、国際的にも国内的にも金廃貨という時代を迎えたこれから先、どのように対応していくのかということを私は主として伺いたいと思いますが、その前に直接この法案に関係をした点を二、三まずお伺いをしたいと思います。 約百トンの金を売り渡すということ……
○伊藤(茂)委員 お互いに遅くまで御苦労さまでございます。 最初大臣に伺いたいのですが、いままでの本会議あるいは予算委員会の議論の中で総理も言われておりましたが、国債は一般的に悪いとは言えない、しかし、もろ刃の剣みたいなものであって、使い方によっては危険な場合もある、言うならば毒にも薬にもなるのだというふうなことを言われているわけでございますけれども、大臣いかがでしょう、現状ですね、今日の情勢において、現在の建設国債という言葉遣いも私余り好きじゃないのですが、四条公債あるいは特例債を含めたこの状況ですね。日本の経済あるいは財政にとってもろ刃の剣あるいは毒か薬かという、どちらの方に当たっている……
○伊藤(茂)委員 大臣、何か御用事があるそうですから、二つだけお聞かせいただきたいと思いますが、アジア開銀の総会にマニラまで行かれまして大変御苦労さまでございました。 新聞報道その他で見ますと、大変積極的、意欲的な御発言をされているようですし、あるいはまた、新聞でもずいぶん特集などをされました。これはやはりアジアの経済開発などについて非常に関心が高まっているということでもあると思いますし、また、日本とのかかわり合いが非常に大きなウエートを占めているということのあらわれではないかと思います。 いらっしゃるうちに二つだけお伺いさせていただきたいのですが、一つは、いろいろ新しい提唱がなされている……
○伊藤(茂)委員 今度の国会での本大蔵委員会の討議も最後の機会になるようであります。本国会でいろいろな法案の議論をいたしましたが、国会が終わったこれから先の経済事情を考えますと、非常に多くの問題を抱えていると思います。国際経済協力の面でもあるいは景気の面でも、国民生活にとっても、先ほど主税局長の顔を見たから言うわけじゃありませんが、大幅な増税を図らなければならないというふうな努力もされるようでありまして、大変な時代だと思います。そういう中で、先般ロンドンの七カ国首脳会議がございました。大蔵大臣も御出席をされたわけでございますが、そのロンドンの会議でも、今後の国際協力の問題あるいはインフレなき成……
○伊藤(茂)委員 私は、先月九月二十七日横浜市で発生をいたしました米軍ファントム偵察機の事故に関連をしてお伺いをしたいと思います。 御承知のとおりに、九月二十七日の事故でございましたから、ほぼ一カ月が経過をいたしました。事故が起こりましたのは、私の直接の地元と言うよりも、うちのそばでございまして、私のうちの頭の上もあのような米軍機がしょっちゅう飛び回っております。あるいはまた被害者の方々、被害者と言うよりは、御承知のとおり二人の幼い命を失った遺族というふうに申し上げていいかもしれません。その方々も近くでありますし、亡くなった子供さんも含めて、いまなお重傷の状態にある方々の収容された病院もうち……
○伊藤(茂)委員 未曾有の難局というふうな中で新しい大臣に就任をされたわけでありまして、先ほども所信を伺いましたが、ぜひ御奮闘されるように心から期待いたしたいと思います。 大臣に最初にお伺いしたいのですが、先ほど山田委員の質問に二つ前向きのお答えをされました。その姿勢に敬意を表したいと思います。私どももまだ満一年の新しい議員生活ですが、やはり特にこの伯仲国会という状況の中でどう国民のメリットになるような成果を生み出していくのか、そういう議論をすることが国会でも非常に大事だと思います。そしてまた、未曾有の難局でありますから、あらゆる努力をして国民のコンセンサスを求めていくということも当然大事に……
○伊藤(茂)委員 大規模地震対策法案につきまして数点お伺いしたいと思います。 特に私の方から大都市の中における大地震対策という視点でお伺いをさせていただきたいと思います。 まず第一に伺いたいのですが、先ほど自衛隊についてのお話もございましたが、大規模な地震対策について非常に大切なことの一つは、市民の理解と参加をお願いする、また、そういう視点を重要視するということではないかと思います。市民の理解と参加があるとないとではまるで違った様相になると思いますし、いままでも必要性はあったわけですが、特にこの法案が制定された後、そういう努力を大いに大規模に展開をされるということが大事ではないだろうかと思……
○伊藤(茂)委員 一つだけ関連してお伺いいたします。 私ども昨日仙台にお伺いいたしまして、都市型地震災害の恐ろしさを改めて痛感をいたしました。これを貴重な教訓として対策をとらなければならないと思いますし、それから特に南関東、東京、横浜、川崎、これらについても住民の不安を解消するような措置をどうとっていくのかということが必要ではないかと思います。 私は当面二つあるんじゃないかと思うのですね。 一つはこれから、先般成立いたしました大地震立法に基づきまして強化地域の指定、それから強化計画という作業に入ってくるわけでありますが、そういう中で今回の経験を生かしながらトータルプランといいますか、国の……
○伊藤(茂)委員 私は、当面する証券行政について若干御質問を申し上げたいと思います。
まず最初に、総括的に大臣に伺いたいと思いますが、いま低成長時代あるいはまた非常に深刻な経済危機、難局であります。こういう中での証券行政の諸問題、いろいろと転換を求められる大きな問題があるわけであります。特にそういう中で、二、三大臣としてどういうことを重点にお考えになっているか、伺いたいと思います。
【次の発言】 幾つか大臣御指摘になりましたので、大臣の御指摘を尊重しながら質問をしてまいりたいと思います。
大臣もおっしゃいましたように、最近の証券市場の特徴の一つは、一面では設備投資が停滞をしている、また設備……
○伊藤(茂)委員 朝からの審議で、大臣も政府委員もどうも御苦労さまでございます。 私は、先ほど大臣が提案されました中で、特に租税特別措置の整理合理化の問題を中心にして御質問をしたいと思います。 先ほど来の議論にもございましたが、この租税特別措置の問題は、不公平是正の重要な焦点の一つとして数えられてまいってきておると思います。そしてこれからの財政事情を考えますと、やはり税の不公平是正ということは、まさに国民的課題としてこれに取り組んでいかなければならないという今日の状態ではないかと思います。 そういう意味でお伺いしたいと思いますが、まず最初に、今回幾つか廃止、縮減されるものがございます。ず……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表して、ただいま議題となりました租税特別措置法及び国税収納金整理資金に関する法律の一部を改正する法律案に対し、反対の立場を表明し、その理由を述べたいと思います。 いま世界にその例を見ない赤字財政、火の車予算が続いている中で、今後の税制がどうなるのか、国民は強い不安の気持ちを持って注目しているところであります。このような状況のもとで、税の不公平を徹底的に是正して文字どおり公平、民主的な税制とし、さらに、国民の合意と参加を積極的に求めながら財政再建に取り組むことが大切であることは言うまでもありません。 しかし、今回提案されましたこの法案の内容と法案審議を通……
○伊藤(茂)委員 議題となっております石油税につきまして、私は三つの柱で質問を申し上げたいと思います。 まず第一に、今回採用しようとしているこの石油新税を含めました石油関係の税体系に対する考え方の問題です。 最初に伺いますが、経過を振り返ってみますと、オイルショック以来、このような石油新税をつくり、エネルギー対策などに使うべきではないか、通産省からもそういう意見がときどきありましたし、また、地方財源として自治省からも同じような主張もあったように思います。そのたびにいままで大蔵省は反対してきたように伺うわけですが、今回変身をされた。それから経過を伺いますと、五十三年税制を審議する昨年暮れの税……
○伊藤(茂)委員 最初に伺いますが、酒は文字どおりお飲み物でございまして食品のはずですが、農林省でも厚生省でもなくて、明治の時代から大蔵省になっております。なぜ大蔵省でやっているのか、そうでなければならないのかということは、どういうことですか。
【次の発言】 財政物資と言えばむずかしい感じですが、要するに税の対象として大事であるという意味だと思います。ただ、だんだん時代が変わってきますから、これからお液に対する税制もどうあるべきかということを多面的に考えなければならぬ時代じゃないかということで、順次お伺いしたいと思います。
今度の増税の税調の答申などを見ますと、先ほど大臣の提案理由にもござい……
○伊藤(茂)委員 きょうはお忙しい中、日銀総裁おいでいただきまして、御苦労さまでございます。短い時間ですから、しぼって幾つかお伺いを申し上げたいと思います。 最初に、これはできたら大蔵大臣にお願いしたいのですが、二つお伺いしたいと思うのです。 現在の急激な円高について多面的な努力をしなければならない。国内的な努力もいろいろとやらなければなりませんし、対外的な努力の面もございます。その対外的な方に関係をしてなんですが、二つお伺いをしたいのです。 一つは、円、マルク、ドルとよく言われるわけですけれども、西ドイツマルクの場合とそれから円の場合と、アメリカの対応の仕方が大分違っているという現実が……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案されました財政特例法案につきまして、若干の点について御質問申し上げたいと思います。 この法案は、この数年来非常に大きな焦点になってまいりましたが、いま大臣の御提案の中にも「臨時異例」という言葉が出ております。まことに異常な状態ということになっていると思います。昨年までの議論の中では、財政法に照らした精神とかあり方とか歯どめの問題とかいろいろな議論があったわけでありますが、これだけ大きく国の借金が増大をしてくるということになりますと、また別の視点から議論をしなければならない、残念ながらそういう段階になっているのではないかと思います。 このような事態になりました政……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案されました法案につきまして、幾つかの点で御質問したいと思います。 いずれにしましても、国際経済における日本の比重は非常に高まっているわけであります。また国際経済の状況は、御案内のとおりにまことに多事多難な激動の状態です。こういうような中で、今回提案された内容を含め、どうしていくのか。また大臣、明日はIMF暫定委員会に出席のため出発されるということですし、その後にはまた総理がアメリカを訪問される、ボンの首脳会議もあるというようなわけでありまして、いろんな意味で国民の関心も高まっているときだろうと思います。そういう意味で御質問したいと思いますが、まず提案内容について……
○伊藤(茂)委員 この間大臣は、メキシコのIMFの暫定委員会に行かれまして、間もなくボンの首脳会議になるということで、いろいろ準備の御相談も始まっているようであります。最初に、それに関係してまとめて二つお伺いをしたいと思います。 一つは、この間のメキシコのIMF暫定委員会でのコミュニケを読みますと、いわゆる協調戦略の一般的なアウトラインで合意が得られた、また個々の国の広範な相違にも配慮をするというふうなくだりがございます。また、前専務のウィッテフェーンから提案をされた数字を見ますと、七・五%成長というようなことが出ております。これは会議からお帰りになった後、大臣もまた日銀総裁も無理だというこ……
○伊藤(茂)委員 私は、国債の管理の問題について御質問させていただきたいと思います。 夏以来何か変調を来しておりまして、当局の方でも頭の痛い問題ではないかというふうに思いますが、これからの財政運営を考えますと非常に深刻な問題ではないだろうかと思います。また、私どもも何回も指摘をしてまいりましたが、国債の管理運用、これがいよいよ何か打開をしなければならない転換点に直面しているということではないかと思います。けさのどこかの新聞を読みましたら、もつれた糸のようにと書いてありましたが、やはりそのもつれた糸がますますこんがらがってはしようがありませんから、どこかで糸口を見出していくというところに来てい……
○伊藤(茂)委員 短い時間でありますが、大事なことを伺いたいと思います。 大臣にも何遍も伺ったことがありますが、昨年の九月に横浜に米軍のファントム偵察機が墜落いたしまして、あれから一年余がたちました。私もその関係者の家族といいましょうか、正確には遺族でありますが、その方々にもしょっちゅうお伺いしているわけであります。 私がお伺いしたいのは、先般政府の方に質問主意書を提出いたしまして、昨日答弁書をいただきました、それに関連してでございます。私の言葉と言うよりは二人の子供を失いました若い病床のお母さん、まだ十回ぐらい手術をしなければならない重傷の状態に置かれておりますが、そのお母さんの言葉をか……
○伊藤(茂)委員 時間が少ししかありませんし、夜ですから、簡潔にお答え願いたいと思います。 まず第一に伺いたいのは、財政再処に対する姿・勢の問題であります。 山田さんへの答弁を聞いておりましたら、七ページのペーパーの財政収支試算が出されましたが、大臣は、機械的に計算をしたものであります。私は伺っておりましてやりきれない思いがいたしました。やはりこれだけ大変な財政危機であります。私はこういうときには、本当に日本の財政史上に残るような大大蔵大臣が、金子さんを決して大大蔵大臣でないと言っている意味でありませんが、あらわれて、懸命な努力をやはり国民とともになさるということが求められている、そういう……
○伊藤(茂)委員 引き続きまして、私の方から若干御質問を申し上げたいと思います。 まず、今回の改正に関連をして三点ほどお伺いしたいと思います。今回は小幅の改正でありますが、その中で幾つか取り上げて御説明を願いたいと思います。 まず最初は、このアルミニウムの塊について項目に挙がっておりますが、これは一次関税と二次関税の差三・五%分ですか、これを原資にして不況対策に充てよう、また、過剰設備の凍結などの助けにしようということでありますが、私はアルミニウムの構造不況対策、その後あるいはこれからどのように進んでいくのか、また昨年に引き続いてこのような施策がどのような効果を持つのかということをお伺いし……
○伊藤(茂)委員 四点ほど御質問をしたいと思います。 まず一つは、今度の値上げに関係をいたしまして、航空運賃との関係の問題について伺いたいと思います。まあ言うならば飛行機に乗る方の人の立場です。最初に具体的なことをお伺いしたいと思いますか、国内航空の分野で営業費の中に占める燃料費の比率、そのうち税金分、今度の値上げその他に件って営業費に占める今度の増税の影響というのはどの程度あるのかということ。それから、石油の価格の値上げとかいろいろな悪い方の状況も予想されます。それからいろいろな意味で航空界も新たな企業努力が要求をされているということだと思います。それらを含めまして、運賃の認可の問題、これ……
○伊藤(茂)委員 きょうも朝から御苦労さまでございます。大臣もお疲れだと思いますが、済みません。最初に大臣にちょっと大所高所のお話をお伺いしたいのです。 いままでの審議にございましたように、財政危機、一般消費税また税の不公平是正がどうか、国民世論はかつてないほど税に対する感覚が強まっているというときだと思います。ただしかし、税と国民と申しますか、税金と国民の意識といいますか、そういうものを考えますと、日本の場合には、典型的な市民民主革命というのがなかったせいですか、やはり明治以来、取る者と取られる者という構造は基本的に変わっていないというのが今日の状況ではないだろうか。やはり一つは、明治の租……
○伊藤(茂)委員 私は、日本社会党を代表いたしまして、租税特別措置法の一部を改正する法律案に対し、反対の討論を行うものであります。 私がこの法案に反対する理由の第一は、税の不公平是正がきわめて不徹底であることであります。 いま政府が強行しようとしている一般消費税を初め、重税時代の足音の接近と言われている中で、国民の税に対する関心は大きく高まっております。そうして税の不公平是正はまさに国民的要求となっております。 しかるに本法案は、国民世論に押されて若干の改革は行っているものの、医師税制の改革も不公平の四割程度が是正されたものにすぎません。さらにこれをどう改革するのかの展望も不明確なままで……
○伊藤(茂)委員 最初に中期の経済計画、財政計画についてお伺いしたいと思います。何しろ膨大な借金をするわけですから、先の展望がなければいかぬと思います。また再建計画についての見通しをどう国民の前に示していくのかということが非常に大事ではないかと思います。
最初に、昨年、一昨年のこの法律の議論の中でも、こういうものを早く固めなければならぬという答弁をいただいているわけですが、その後鋭意努力をされてどのような成果が生まれておりますか。
【次の発言】 もう何年間も一生懸命勉強いたしておりますというふうに伺っているわけですが、片一方では毎年数字を並べた財政収支試算が出てくる。それから財政制度審議会な……
○伊藤(茂)委員 ただいま大臣から御説明のありました議題について具体的な質問に入る前に、南北問題に関連をして一、二政府の姿勢をお伺したいと思います。 まず一つは、間もなくマニラでUNCTADの総会が予定をされている、それから六月には注目の東京サミットが開催をされることになるわけであります。それらの中で政府側から、また大平総理の方からも、南北問題を積極的に提起をしたいという見解が出されております。しかしその中身については、いろいろと当面する問題が山積をしているせいか必ずしも明らかではございません。UNCTADの総会あるいは東京サミットなどで主要議題として日本側からも意欲的に対応したいというふう……
○伊藤(茂)委員 ただいま提案された専売公社法の一部を改正する法律案、これはいま各界から非常に注目をされているところであろうと思います。いままでも、先般の五十年の値上げなどあったわけでありますが、今回は、あのときとはまた変わった事情のもとで注目をされているということではないかと思います。 言うまでもありませんが、一つは、この値上げに関係をする諸問題について、消費者を初め小売店、葉たばこ耕作者あるいは専売に働く職員、各界非常に注目をいたしているところでありますが、それらとの影響、関連がどうなるのかということがあると思います。もう一つは、制度の改正が伴いますので、経営元年ということが言われている……
○伊藤(茂)委員 参考人の皆さんには、お忙しい中御出席いただきまして、ありがとうございます。 限られた時間で幾つかお伺いをさせていただきたいと思います。 まず最初に、お三人の参考人の方に伺いたいのですが、たばこと人間といいますか、たばこ観といいますか、直接伺ったわけではありませんが、聞いていますと、舟山参考人はヘビースモーカーで大分たくさんお吸いになるとか伺っておりました。それから福田参考人は昨年の夏ごろまではチェーンスモーカーで、いま完全におやめになったということだそうであります。それから前田参考人は私存じ上げておりませんが、お吸いにならないのではないかというふうに……(前田参考人「かつ……
○伊藤(茂)委員 ただいまの議題につきまして、幾つか御質問いたします。 昨今の報道を見ましても、年金あるいは健康保険などに関連をいたしまして、今度のこの法案に関係する公務員、公企体などの方々はもちろんでありますけれども、多くの国民の注目するところになっていると思います。そういう意味で私は、何か広いナショナルコンセンサスを形成していく過程の努力といいますか、そういうことが非常に求められているというのが今日の状況ではないだろうかと思います。そういう視点から幾つか質問をいたしたいと思いますが、まず最初に、関係の各団体の話し合いの経過、それから今度の法案提出に至る取り扱い、これについてお伺いをしたい……
○伊藤(茂)委員 税理士法の改正について若干御質問を申し上げます。 いままでも御議論ございましたが、いろいろな意味で注目をされているところだと思います。税環境も厳しくなりますし、また、税に対する国民の関心も非常に高まってくる。そういう中で、国民、納税者の公正な義務の執行という面から見ても重要であると思いますし、また、大幅なこういう改正という機会がしばしばあるわけではありませんから、やはり中長期に見てこれからの社会でどういう制度が望ましいのかということを展望しながら考えていかなければならないということではないかと思います。作業に当たられました皆さんには恐縮でございますが、全体の印象としては、一……
○伊藤(茂)分科員 私は、昨年九月に横浜に米軍のファントム偵察機が墜落をいたしました、そのことについてお伺いしたいと思います。短い時間ですから、簡潔に質問して、要領よく御答弁をお願いしたいと思います。 大臣、ちょうどあれから五カ月たちました。私は直接の地元ですから、被害者の方にも、また被害地点にもいつも接触をいたしておりますけれども、被害者の家族の方々も言われておりますが、心に残った傷も体に残った傷もまだ消えていないし、消えることはないだろう。それに加えまして、先般問題となりましたミッドウェーの核装備についてのクレーター長官発言とか、あるいはまた、始まっております米韓軍事演習、いろいろな新し……
○伊藤(茂)分科員 日ソ経済協力の問題で御質問をさせていただきたいと思います。 この問題を取り上げましたのは、アジアの情勢が非常に激動を続けている、激動というよりも、文字どおり風雲急を告げているという状態であります。私どもはこういう中で冷静に対応しながら日本の将来を考えなければならないということであろうと思います。また、ほかの国と不幸にして意見の食い違いがあっても、互いに一致点の方を大事にしていく、そして長い見通しで国家関係を考えていくことが大切ではないだろうか、そういう意味で日ソ経済協力に対する考え方を伺いたいと思います。 日ソ関係も未解決の問題をたくさん抱えているわけであります。しかし……
○伊藤(茂)分科員 私は、当面の国際収支状況に関連をいたしまして、いわゆるドル減らし緊急輸入外貨貸し制度またはその中でのボーイングとかダグラスとか関係をします航空機リースなどについて、お伺いをさせていただきたいと思います。これは先般大蔵委員会でもお伺いしたのですが、さらに詰めた御意見を伺いたいと思いまして、取り上げさせていただきます。 まず最初に二つお伺いしたいのですが、一つは緊急輸入についてです。昨年度四十億ドルの緊急輸入の計画が立てられました。ことしもまた、その継続した計画がつくられつつあると伺うわけでありますが、五十三年度も間もなく年度末になるわけでありますが、目標の四十一億三千四百万……
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