このページでは宮沢喜一衆議院議員の36期(1980/06/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は36期国会活動統計で確認できます。
○宮澤国務大臣 この問題は、昨日も閣議で実は話題になったわけでございますが、御指摘のように、いかにも割り切れない出来事でございます。 これはもう、井上委員よく御承知のとおりのことでございますが、片方において、公職選挙法におきまして、すべての人が特別の欠格条項を除きました場合には選挙に立候補することはできるという基本的な要請が公職選挙法で満たされなければならないという問題がございます。他方で、しかし公務員が公務員の身分を持ったまま選挙運動をいたしますことは、一般公務員の場合にはこれは不適当であるという問題がございます。公職選挙が時としてきわめて突然に行われることがしばしばございますので、したが……
○宮澤国務大臣 調べましてお答えいたします。
【次の発言】 できますならば、今週中の閣議で決定をいたしまして、提出をいたしたいと考えております。
【次の発言】 議員同盟の性格につきましてはただいま総理からお答えがございましたが、いま辻議員はこれを議員同盟の意見というふうに仰せられましたが、拝見いたしますと議員同盟事務局見解と書いてございます。事務局というものがどういうものであるか存じません。一々反論の必要はないものと認めます。
【次の発言】 ただいまの御決議につきましては、政府といたしまして十分尊重してまいりたいと存じます。
まず、御指摘のありましたように、一部の国の機関及び特殊法人において……
○宮澤国務大臣 この艦船がナヒモフ号であるといたしますと、ソ連がこれについて何らの権限を有しないということは先ほどから申し上げたとおりでございます。したがいまして、事柄はそうなりますと日本政府部内の問題になるわけでございますが、先ほどからお聞き取りのように、政府部内においてもこの法律関係はただいま検討中でございます。検討が進みました段階におきまして御報告を申し上げなければならないと思いますが、ただいままだ検討中の段階でございます。
【次の発言】 現地で行われております作業そのものは、艦船あるいは埋蔵物を発掘するということであると存じますので、このこと自身は権利関係を確定することに別に関係がなか……
○宮澤国務大臣 朝鮮半島の平和と安定の保持は、わが国の安全保障にとって緊要であるばかりでなく、東アジア全域の平和と安定にとって重要な要素でございますが、昭和五十五年十月二十七日の衆議院安全保障特別委員会における防衛庁岡崎参事官の、北朝鮮の最近の軍事力増強は潜在的脅威の増大である云々との答弁も、このような認識のもとに、北朝鮮の軍事力増強は半島の軍事バランスに影響を与えるものであり、ひいては、直接的ではないとしてもわが国に影響を及ぼす可能性があるとの趣旨でございます。
【次の発言】 朝鮮半島における状況につきまして、防衛庁の政府委員から衆議院の安全保障特別委員会におきまして御説明をいたしたわけでご……
○宮澤国務大臣 ただいま政府の統一見解とおっしゃったものは、私が委員会の再開に際して読み上げましたものを言われたと思います。それから、ただいまお読み上げになりましたものは、その後に私がいわば御質問に答えてお答えを申し上げたことでございまして、両方の間に私は矛盾をしている点はないと思っております。
【次の発言】 専門家の立場からいろいろ研究をし考えるということは大切なことでございますし、また国会でお尋ねがあればそれを政府委員としては申し上げなければならないと思います。政府が総合的に判断をいたしますときに、そういう専門家の意見はもちろん参考にいたしますが、それがそのまま政府としての判断になるわけで……
○宮澤国務大臣 詳しくは外務当局からお答え申し上げるべきかと存じますが、基本的にイランの議会があのような決定をいたしましたことは歓迎すべき状態だと考えております。ただいまの段階は、イラン議会が提示しております条件が具体的にどのようなものであるかということにつきまして、アメリカ側がそれを正確に把握をしようと努めておる段階かと存じます。また仮に把握をいたしました後、その条件を実現いたしますために、アメリカの国内法とどのような関係に立つかといったような問題も、これから解決されなければならない問題だというふうに承知をいたしておりますが、しかし、このようなイラン議会の決定が行われましたことは事態の一歩進……
○宮澤国務大臣 そういう質問が記者会見でございまして、私はそのとき、奥野法相が法務委員会でどのように言われましたか詳細に聞いておりませんでしたので、詳しく聞いていないと述べましたところ、質問の記録によりますと、奥野法相が法務委員会で靖国神社の公式参拝は憲法二十条に違反しないと発言されたが云々、こういう質問に対して、私は、それは詳しく聞いていない、こういう答えをしておりまして、もしそういう発言をされたとすればどう考えるか、こういうことでございますから、それは先ほど法制局長官からお答えをいたしましたとおり、この辺は政府としては疑わしきは避けた方がいい、こう考えておるわけでございますから、仮にそうい……
○宮澤国務大臣 ただいま御指摘になりました私の発言でございますが、これは十一月十七日の衆議院の議院運営委員会の理事会に出席いたしました際にございました問答でございます。したがいまして、御承知のように理事会でございますので、正式の議事録といったようなものがなく、また御質問あるいは答えも幾らか正式の委員会よりはインフォーマルになっておりますことは御了解いただきたいと思います。 それで、お尋ねの第一点は、いわゆる政府の見解について法務大臣は同意をしておられるかどうかという点でございました。この点は、あらかじめ法務大臣にも見解をお示しして御同意を得ておりますと申し上げました。 それに関してお尋ねの……
○宮澤国務大臣 午前中の予算委員会における法務大臣の終戦から昭和二十七年までのわが国の主権または施政権の所在云々の発言は適切を欠き、かつ、重大な問題でございますので、この際、政府の見解を申し上げます。
占領下のわが国は、日本国の主権の上に連合国最高司令官の権力が存在しており、したがって、主権の属性である最高性が損なわれていた状態であると政府は考えております。
【次の発言】 どうも失礼申し上げました。
齋藤前厚生大臣の問題が明らかになりましたときに記者会見で質問を受けました。その際、私は二点を申しましたわけでございまして、一つは金銭を受けられたことが職務権限に関係があるかどうかという点、もう……
○宮澤国務大臣 ただいま、いわゆるゼロリストは鈴木内閣の政策であるかというお尋ねのように承りましたが、これは予算編成作業上に設けられたいわば一つの仮説であろうと考えております。こういう場合にはこうなるという一つの仮説を設けておるものと考えておりまして、これ自身は何ら政策ではないというふうに理解をいたしております。
【次の発言】 仰せのとおり、私、外務大臣でございました。
○宮澤国務大臣 わが国が防衛につきまして最善の努力を尽くしていることは、私は疑っておりません。しかし、その努力のスピードが必ずしも外国、この場合アメリカから見て満足のいくものでないかもしれない、そういうことは私はあり得ることだと思います。けれども、これはわが国として最善を尽くしている限り、別にわれわれとしてはそのことを恥ずかしく思う必要はない、最善を尽くすことが大事なのであると考えております。 問題は、そのときに私が世界情勢の認識、ことにソ連を中心とする自由主義国家群に対する脅威について日米間の認識に差があるかないかということについて、大きくないかもしれないが認識の差があるというふうに解釈さ……
○宮澤国務大臣 衆議院委員会先例集第四章第二節に「決算等の審査」云々とございます。これをお指しになっていらっしゃると思いますが、もとよりそういう考えでございます。
【次の発言】 院の御意思が確定いたしますれば、もちろん政府といたしましてはそれに沿いますために最善の努力をいたさなければならないと思います。
【次の発言】 院の御意思に最善を尽くしまして沿う決心でございます。
【次の発言】 ちょっと過去のことをつまびらかにいたしませんので、調べまして、いずれお答えを申し上げます。
【次の発言】 その考えに変わりございません。昨年の十一月にそのようにお答えいたしまして以来、微力ではございますが、実はい……
○宮澤国務大臣 本件ははなはだ行き届きませんでまことにどうも申しわけないと思っておるわけでございます。私としては、国会の御意思もありますので、会計検査院法の改正ということについて政府部内で調整をいたしまして、改正法案を国会に提出いたしたいという努力はやはり続けなければならないと思っておるわけでございますが、同時に、御決議に、法の改正の是非を含め会計検査院の機能を強化云々とございますので、法改正によらずして機能を強化するということもまた一つ求められていることである、そこで自民党の政務調査会長のもとに関係者にお集まりを願って、このような国会の御決議になっておるのでやはり自民党としても具体的に考えて……
○宮澤国務大臣 先ほど通産大臣が答弁されましたとおり、通産大臣を中心にいたしまして十分に後のことを考えてまいらなければならないと思っております。
【次の発言】 具体的に町内の情勢、有権者がどういう気持ちで投票したかというようなことを存しませんので、軽々に批判はできないと思います。ただ、それが原子力発電との関連においてという種類のお尋ねでございましたら、これはわが国にとりまして原子力発電は何としても大切なものでございますから、安全措置を十分にやって国民の理解を得ながら施策を進めてまいらなければならない、私はそう考えております。
【次の発言】 詳しい町内の事情がわかりませんので、どういうふうに考え……
○宮澤国務大臣 電電公社の経営委員の人選についてのお尋ねと存じます。法律に基づきまして大切な権限と責任を持っておるのが経営委員でございますが、最近就任された後に辞任されるようなケースがございました。大変残念なことでございまして、今後人選をいたしますに当たりましては十分慎重にいたさなければならないということを反省いたしております。
○宮澤国務大臣 懇談会が設置されました直接の動機と申しますと、実は、もう御案内のことでございますが、昨年の末にいわゆる個人年金を創設するということを決めました際に政府と自民党の合意に端を発したわけでございまして、個人年金を発足させるということは、これはことしの九月からを目途にすることになっておりますけれども、このことに関して、民間がやっているところの業務に官が新たに進出することには問題があるという意見が政府部内に一方にございました。そういうこともございまして、そのあたりをどういうふうに考えたらいいのであろうか、あわせまして、今後の金利の決定はどのようにあるべきかといったようなこともひっくるめま……
○宮澤国務大臣 おっしゃいますことはまことにごもっともなことだと思います。そういう申し合わせがあるということを私承知いたしておりません。
【次の発言】 政府といたしまして、十分に国会の御審議に御協力ができるように、万全の態勢をとりたいと存じます。
【次の発言】 この懇談会の場合には、問題が長いこといろいろな観点から論じられまして結論が出ておりませんので、有識者の方々、中立的な方々から御意見をひとつ総理大臣として聞いてみよう、そういう意味でお願いをしたものでございます。
【次の発言】 このたびのこの懇談会は、組織法等の規定に基づいたものではございません。
○宮澤国務大臣 米国大統領がわが国の首相との会談に先んじて約束に従って中間報告をされたこと、その誠意は私としては評価をいたします。 なお、この報告そのものについての考え方、見方でございますが、報告そのものが述べておりますように、これは中間のいまの時点における判明した事実の説明であって、報告が完結する時点において幾つかさらにこれにつけ加える、あるいは変更を加えなければならないことがあるかもしれないと書いてございますように、基本的に中間的な暫定的なものである、こういうふうに解釈すべきであろうと思います。 なお、どの点が突合せず、どの点が矛盾があるかというようなことにつきましては、私専門家でござ……
○宮澤国務大臣 共同声明の作業が非常に早い段階から進められておったのではないかというお尋ねでございます。私もつまびらかではございません。つまびらかには外務当局から御説明をいたすべきだと思いますが、しかしそうであろうと想像いたします。と申しますのは、鈴木・レーガンの日米首脳会談は、いろいろな首脳会談がそうでございますように、やはり首脳会談が行われるというそのこと、あるいはその時点を目指しまして、それまでの両国間のいろいろな懸案あるいは問題等々を処理しておこう、首脳会談というものはそういうような意味の効用をも持つものでございますので、いわば何と申しますか、たまった仕事を一つ片づける締め切りと申しま……
○宮澤国務大臣 ただいまのところ、まだ具体的に考えておりません。しかし、ただいまの御意見もございますので、少し検討させていただきます。
【次の発言】 私から申し上げます。
簡単に申しますと、わが国の憲法のもとでは、何人も自己の意に反して苦役を受けたり何かをしろと言われることはない。大原則でございます。しかし、公共の福祉との関係では、一定の場合にこれがあり得るということを十三条で述べております。その次に、わが国の憲法の全体から見て、公共の福祉のために徴兵制を行うというようなことはあり得ないことであろう、それが結論になっております。
したがいまして、第一に、小宮山議員のお尋ねに対しては、わが国……
○宮澤国務大臣 十八条に触れましたのは、法制局長官が御説明申し上げたとおりでございますが、多少、法律的に完璧を期そうと考えました余り、いろいろな意味で意図しない解釈を生むようなふうに思いますので、今後どういたしますか、その点を再検討させていただきます。
○宮澤国務大臣 この問題につきましての今日までの経緯は、ただいま大出委員の御指摘になりましたとおりでございます。そして、昭和四十五年に大出委員のお尋ねがありまして、当時の高辻法制局長官が、どの条文ということになれば多少論議がございますけれども、十八条あるいは十三条、こういうふうにお答えいたしましたことも事実でございます。昨年、政府が質問書に対しましてお答えをしたその中で十三条、十八条を引用いたしましたのもそのような経緯を踏まえてのことでございまして、法律的に申せば、まずこれが完全な答えと申しますか、いままでのいきさつをも踏まえた正式なお答えであることは間違いないと思います。 それで、及びこの……
○宮澤国務大臣 奥野法務大臣に直接伺ったわけではございませんが、いまのいいように云々ということ、法律というものは、憲法はもとよりそうでございますが、ある程度抽象的に書いてございます。しかし、世の中は具体的にいろいろなことで変化をしてまいりますから、そういう抽象的に書かれたものをその限界の中において、具体的に変化していく世の中にどういうふうに適用していくか、そういう意味のことを言われたものと思います。 八三年の選挙云々につきましては、これは私から申し上げることではないと存じます。
○宮澤国務大臣 統幕議長の真意はわかりませんが、ただいまおっしゃったことだけからは、徴兵は合憲であるというふうに言っておるとはとれません。
【次の発言】 それはその中にも出てまいりますように、たとえば憲法十八条との関連について話が進んでいくわけですが、そういうことを頭に置いて発言をされたものと思いますので、確かに一つは政策の問題でありますが、一つは憲法の問題であると思います。
【次の発言】 そうではないのだと思います。つまり、徴兵制というものは憲法のもとで認められておらないということは、政府は長く以前から言ってきたわけでありますが、その後になりまして、ことに最近、それならば憲法何条に照らしてそ……
○宮澤国務大臣 この問題につきましてはいろいろ努力をいたしておりますものの、実績が上がりませんでまことに申しわけないと思っております。私の前任者であります伊東官房長官も、昨年、関係各省を呼ばれて非常に努力をされたわけでございますが、論点は御存じでございますから省略をさせていただきます。 私自身また、就任いたしましてから努力をいたしてまいりましたが、ただいまのところ、会計検査院側と各省庁とを両方ともに満足させるような法の改正案を得るに至っておりません。実は昨年の暮れになりまして、新しく会計検査院長が就任をされました。私のところへお見えになりまして、自分としては各省庁側の行政経験もあるので、自分……
○宮澤国務大臣 憲法第九条がわが国の自衛権を否定しておらないこと、第九条二項が保持を禁じている戦力は自衛のための必要最小限度を超えるものを言っておるのであるというようなことにつきましては、先ほど防衛庁長官が答弁をされましたが、これが政府の正式の見解でございます。 先ほど質問に答えられました二、三の閣僚の中から、この九条のこのような解釈をめぐって国民の間にいろいろ疑義がある、したがって解釈を非常にはっきりしてもらうか、あるいはそれが不可能な場合にもっとはっきりこれを書いてもらうか、そうしないと自衛隊に対する国民の支持というものについてやはり自衛隊の士気に関係のあるような状況になりはしないかと心……
○宮澤国務大臣 あらかじめ御通告がございましたので調査をしてもらいましたところ、国家公務員、地方公務員、公共企業体職員の各共済の整理資源は、昭和五十四年度におきまして一兆三百七十八億円、五十五年度におきまして一兆一千七百五億円の由でございます。
なお、詳しくは主計局の方から、場合によりましてお答えをさせていただきたいと思います。
【次の発言】 この問題は、以前から小渕委員から御指摘があり、また私どもも政府部内で何度か問題意識としてはぶち当たっておる問題でございます。すでに関係閣僚からお答えがあったかと存じますが、御承知のように、また先ほど御指摘になりましたように、しょせん自分の国は自分で守ら……
○宮澤国務大臣 総理がそのように答弁をされたと私も記憶をいたしますが、鈴木内閣としては日本国憲法を改正する考えを持っていないので、したがって、閣僚としてこの条項が現実に不適当あるいは不適切であって、当面の政治課題としてこれを改めることがどうしても必要であるというふうに主張されるお立場の閣僚がおられるとすれば、それは自分の内閣の方針と異なるので、あくまでそういう御主張を貫かれようとするならば、それは閣外においてやっていただくしかない、こういう意味であろうと考えます。
【次の発言】 前後どのような状況において言われましたか、はっきり記憶をいたしませんが、申し上げたことの意味はただいまのような意味で……
○宮澤国務大臣 戦争から生まれました犠牲につきまして、政府としても国会の御同意を得て、何がしかの償いをする措置を過去長い間やってまいりましたが、しかし戦争から生まれました犠牲の深さ、広さを考えますと、とうてい完全に償うということはできないほどのものでございますので、しょせんは国民の一人一人の立場でこれを受けとめていただかなければならないという感じがいたしております。 したがいまして、そのような認識のもとに、かつて昭和四十二年でございますが、引き揚げ者に特別交付金を出します措置をいたしましたときに、政府と与党との間で、本件措置をもってあらゆる戦後処理に関する諸措置は一切終結したものとするという……
○宮澤国務大臣 御指摘のように、八つの制度がみんな違った沿革、目的を持っておりますから、まちまちになりがちでありまして、本来的には、主管の各省庁が余り合理的でない格差は直していってもらうというのが現実的な方法だと思いますが、米沢委員の言われますように、それも必ずしもなかなかうまくいっていない。そういうことで、公的年金関係閣僚懇談会というものを持ち、また、その下部機構に連絡調整会議をやっておるわけでございます。 それで、私の聞いておりますところでは、昨年一月及び二月にこの閣僚懇談会を開いておりまして、その中で「公的年金制度の均衡ある発展について」ということについての懇談会の申し合わせをいたして……
○宮澤国務大臣 先ほどからお話を承っておりましたので、問題になっております点はよく御調の中から読み取れるわけでございますが、先刻郵政大臣も言われましたように、いわゆる民間の側で特殊法人にいた人々の能力なり経験なりをぜひ活用したいという場合が実際の場合しばしばあるであろうと思います。したがって、問題を一般的にどうと、あるいは規則でもってこうというわけになかなかいきかねるのではないだろうか。要は、関係者が気をつけまして公正でないようなことが行われないように注意をするということに尽きるのではないかと考えております。
【次の発言】 政府あるいは政府関係機関のそういう責任ある人々が常に公正に業務をやって……
○宮澤国務大臣 二・二六事件が起こりましてからまだわずかに四十何年でございますので、長い厳密な意味での歴史の展望においてこれをどう考えるかということにはいろいろ議論があろうかと思います。しかし、ただいま大原委員が御指摘になりましたような経緯、そのもとに今日のわが国憲法がつくられ、そして新しい日本をわれわれが築きつつある、そういう御認識、私は、基本的に大原委員のおっしゃったことに異存はございません。そのように考えます。
【次の発言】 ただいま厚生大臣が私の立場についても御説明くださったわけでございますが、率直に申しまして、この八つの年金、各省を通じまして統一した一つの考え方等々、大原委員の言われ……
○宮澤国務大臣 この問題は、国鉄再建の見地から欠かせない措置でございますが、同時に、地方の住民から申しますとまことに大きな出来事でございます。国鉄あるいは国鉄財政もさることながら、地方住民の立場もきわめて大事に考えなければならない問題でございますので、したがって、国鉄あるいはいまの国鉄という見地からはこれは手放さなければならないといたしましても、地方として何とかこれはやはり置いておきたいと考えることは十分あり得ることであって、その場合には、ひとつみんながそれを支援してそういう体制をつくれるようにしようではないか、こういうことを考えておる、それが第三セクターといったような考え方であると思うのでご……
○宮澤国務大臣 私が申しましたのは、この八項目提案なるものは八月八日であったかに現地の新聞で報道されたもので、厳密にどういうものであるかということは別として、一応そういう内容として考えると、これからわれわれが物を考えていく上での仮説になり得るものであると考える、こういう言葉を使いました。その仮説という言葉が、新聞によってはたたき台というふうにも表現されておりますが、私の使いました言葉は仮説という言葉でございます。
【次の発言】 これから関係者が物を考えていきます上の手がかりになるものだと考えております。
【次の発言】 というものとしてわれわれが読みました八項目は、われわれが考えておりますこと、……
○宮澤国務大臣 間違いございません。
○宮澤国務大臣 私の承知いたしておりますところでは、防衛庁とアメリカ国防省との会談におきまして、防衛技術の日米間の交流につきまして、従来いわばアメリカから日本へという一方的な技術の流れでございましたものを、日本も非常に技術的にいろいろ研究を進めてきておるので、何かもう少し相互的なものに変えてはくれないだろうかという一般的なアメリカ側の期待がある、そういう表明が行われている由でございます。しかし、それが特定の技術あるいは何をどうすることを希望するという具体的なものではございませんので、したがいまして、ただいまの段階で政府として何かの結論を出したということはございません。 それから、ただいま御指……
○宮澤国務大臣 政府といたしましては、仲裁裁定が公労法十六条の予算上、資金上可能であるとは必ずしも言えないという判断のもとに、国会の御判断にお任せを申し上げて議決をいただきたい、こう申し上げておるわけでございまして、ただいまの段階で客観情勢にまだ変化があったとは考えておりませんので、議決をお願いを申し上げたときの状態そのままで御判断を仰いでおる、こういう状況でございます。 お尋ねの点は、いろいろな意味で政治的な要素にお触れになったかと存じますが、政府といたしましては、議決をお願い申し上げたそのときの判断はそのままただいまも持っておるということでございます。
○宮澤国務大臣 これからのことでございますので、詳しく存じませんけれども、わが国の非核三原則はもとよりどういう場合にも原則としてわれわれは持っておるのでございますから、それに抵触するものは認められない、当然のことと思います。
【次の発言】 問題の基本は、わが国が非核三原則を持っているということ、そしてアメリカはわが国のその原則についてよく理解をしておって、信義誠実の原則に基づいて事前協議をしてこなければならない、こういうことが基本でございます。したがいまして、将来いろいろな兵器ができて、いろいろな対応が生まれると思います。いまおっしゃいました、いまも御説明申し上げましたように、核、非核両用の場……
○宮澤国務大臣 特殊法人の業務は、本来国が行ってもいいような公的な性格のものが多うございますので、そういう意味で国家公務員の経験のある者が役員になるということは意味のないことではないと思いますけれども、しかしいわゆる民間各界から有識者をできるだけ採るということも大事なことでございます。 そこで、五十四年の十二月に閣議了解がございまして、国家公務員からの就任者を常勤役員の中で半数以内にとどめるようにこれからだんだんしていこうということがございまして、その後少しずつ割合が減っております。ただいままだ五六%ぐらいのようですが、しかし漸減はしております。そういう目標を立てて実現してまいりたいというこ……
○宮澤国務大臣 給与関係閣僚会議等において、この国会では御審議を願わないというようなことを決めた事実はございません。大蔵大臣は以前から、税収の見積もり、経済情勢の推移について早い時期にはむずかしいということを実は言っておいでになります。それはそのとおりであろうと存じます。他方でまたしかし、たとえば災害、台風等々、かねて予見しておりませんでしたようないろいろな経費がどのぐらいあるかといったようなことは、一応税収とは別にある程度時間が進んでまいりますとわかる要素もございます。それと予備費の関係等との問題がございます。 したがいまして、大蔵大臣のお立場はそれとしてよくわかっておりますが、給与関係閣……
○宮澤国務大臣 明日、給与関係閣僚会議を開きまして、この問題の検討の続きをいたしたいと考えております。その結果、最終的な結論が出るかどうかということのお尋ねでございますが、いろいろな財政需要、新しい財政需要等につきましては、災害などかなり見当のついてきたものもございますけれども、税収の見通しの方がまだその段階でしっかりいたさない。どうもどっちみちあんまり芳しくない感じはいたしますが、それにいたしましても、明日ではまだなお見通しが困難だということになるのではないかと思います。もしそうでございますと、あるいは明日結論を出し得ないということになるかもしれないと存じております。
○宮澤国務大臣 記者会見における問答と思います。質問の機会は、労働団体において、政府が完全実施しないときにはILOに提訴をする御用意がある、そういうことが質問の主題でありまして、そういう質問がございましたから、私は、これは政府が給与関係閣僚会議で誠意をもって検討していることであって、まだ結論が出ておる問題ではない、こう申しました。仮にそういう結論が、つまり不完全という結論が出て仮にILOに提訴になったらどう考えるか、こういうたくさんの前提があってのことでございまして、給与関係閣僚会議の結論が全然出ておりませんから、正式にはILO云々ということは実は話題にはなり得ないわけでございます。
○宮澤国務大臣 一般的に、原子炉が外からどれだけの力、攻撃が加えられた場合に、ただいま高沢委員の言われましたような災害に至るかということを、私は十分には存じておりません。一説によりますと、相当大きな力、原子力に近い力の破壊力が加わりませんといまおっしゃったような事態にはならないということを申します学者もおります。 しかしいずれにしても、これは私はよく存じませんことですから、それを高沢委員の言われるようにそういう危険があると考えまして、わが国の場合でございますと、最小限度の自衛力を持ち、またアメリカと安全保障体制をとって外国からの攻撃を受けないような備えをしておるわけでございますが、何よりも憲……
○宮澤国務大臣 この問題はNPT条約を御審議願いましたときにも当委員会においていろいろ御議論のあったところでございますが、結局、核保有国自身もいろいろな意味で自制をしなければならないということは当然でありまして、この条約がそれについて直接何かを定めておりませんでも、核保有国自身として核保有国の間において核兵器のいわば使用、製造、実験等について自粛をしていかなければならないという、そういう務めを持っておるというふうに私は考えておるわけであります。 ただ、それはまた道徳的な務めばかりではありませんで、すでに現在核兵器そのものがいわゆるオーバーキルの状態になっておるということはすべての人が知ってお……
○宮澤国務大臣 別段厳密な意味で内政干渉ということを言われたのではないだろうと思います。
【次の発言】 正式に言われたわけでもなく、厳密な意味で言われたのでもないというふうに私は考えています。
【次の発言】 何か公式の場で閣僚が正式に発言をしたというふうにお考えのようでございますけれども、そういうものではございません。
【次の発言】 第一の問題につきましては、先ほど政府委員から日中共同声明、日韓コミュニケについて説明を申し上げたとおりでございまして、ああいう共同声明が出るに至りました両国間の真剣な討議の結果としてあのような文言になりましたことは先ほど御説明申し上げましたとおりでありまして、この……
○宮澤国務大臣 ただいま御決議のありました会計検査院の検査の充実強化につきましては、政府といたしまして、会計検査の実が上がるよう、今後も協力をしてまいりたいと存じます。
○宮澤国務大臣 昭和五十四年度における内閣所管の一般会計歳入歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。 内閣主管の歳入につきまして、歳入予算額は一千二百五十四万円余でありますが、収納済み歳入額は一千四百二十四万円余でありまして、歳入予算額と比較いたしますと、百七十万円余の増加となっております。 次に、内閣所管の歳出につきまして、歳出予算現額は百億九千九百三十八万円余でありまして、支出済み歳出額は九十四億一千七百九十七万円余であります。 この支出済み歳出額を歳出予算現額に比べますと、六億八千百四十万円余の差額を生じますが、これは人件費等を要することが少なかったため、不用となったも……
○宮澤国務大臣 国家行政組織法第八条に基づき、附属機関として法律で設置されております審議会等は、全体で二百十二、その委員定数は約五千六百人だそうでございます。
【次の発言】 臨時行政調査会は、設置法にもございますように、わが国の行政を全般的に改善するという、御指摘のようにそういう大局的な立場からの改善を実現するために設けられたわけでございますから、仮にその個別分野を検討対象にするにいたしましても、行政全体の立場に立った総合的見地から簡素化なり合理化なりを政府に対して答申をされることが期待されておるところだと思います。しかし、ただいま御指摘のように、具体的なところに仮に入るにいたしましても、それ……
○宮澤国務大臣 ただいま防衛庁においていわゆる五六中業等の作業をしておられるわけでございますが、私の承知しております限りでは、各年度の防衛関係費がGNPの一%を超えないことをめどとしておるところの昭和五十一年十一月の閣議決定については、防衛庁として現在のところこれを変えてもらう必要はないと考えておられるというふうに私は承知をいたしております。 総理がせんだって参議院の内閣委員会において答弁をされましたことの趣旨は、したがいまして政府として昭和五十一年に決定いたしましたその方針をこの際改めるということを考えているわけではないということが基本でございますが、たまたまわが国の長期計画でございます七……
○宮澤国務大臣 結論から先に申しますと、昭和五十一年に決定をいたしましたいわゆるGNP一%を超えないという閣議決定は、ただいま変更する必要はないと考えております。
【次の発言】 このたびの五六中業におきましては、いわゆる正面装備については見積もりをいたしておるわけでございますけれども、それ以外の後方経費あるいは人件糧食費等々は詳細な見積もりをいたしたわけではございません。したがいまして、トータルとしてどのぐらいになるかということは必ずしも正確な見積もりを持っておりません。他方で、GNPそのものが流動的でございますことは、榊委員の御承知のとおりでございます。したがいまして、両方の要因からGNPの……
○宮澤国務大臣 今朝、私まだ外務省から十分話を聞いておりませんので、ただいまの点、詳しいことがもしございましたら外務省の政府委員からお答えをしたいと思いますが、何分にもきわめてむずかしい問題でございますし、また体制の違う国々にとってわが国の仕組みというものがわかりにくい点もあろうかと存じますが、政府といたしましては、とにかく最善を尽くしたと考えておりますので、その誠意は評価してもらえないものかなということをひそかに考えておりますが、具体的な反応につきまして、ちょっと私まだ申し上げる報告を受けておりません。
【次の発言】 ただいまアジア局長が御報告を申し上げたとおりといたしますならば、われわれと……
○宮澤国務大臣 お答えいたします。防衛庁長官の見解は内閣の見解でございます。
【次の発言】 防衛庁長官の見解は内閣の見解でございます。
○宮澤国務大臣 五十一年の二月、三木内閣のときに、政府がいわゆる三原則を敷衍いたしました際には、技術という問題についての意識が欠けておったようでございまして、五十一年の六月に、国会におきまして、当時の通産大臣にお尋ねがございまして、そのときに技術の問題についてお答えをしておるのが初めてのようでございますので、そのように申し上げました。
【次の発言】 その点につきましては、昨年も実は坂井委員が御指摘になっておられる点でございますが、確かに、五十三年の四月一日から外為令の改正がございまして、技術輸出につきましても許可制にいたしました。それより以前は標準外決済による許可の対象であったわけでございます……
○宮澤国務大臣 昭和四十八年の最高裁大法廷の判決は、基本において、公務員の労働基本権の代償としてこういう制度が設けられたのであるから、基本的にはこれを、いわば勧告を誠意をもって政府が実施をしなければならない、それが考え方の基本であるということはこの判決に述べられておりまして、それがもとになりまして、さて、しかし判決は、最後の方で、裁判官数人の方の補足意見として「当局側が誠実に法律上および事実上可能なかぎりのことをつくしたと認められるときは、要求されたところのものをそのままうけ容れなかったとしても、この制度が本来の機能をはたしていないと速断すべきでない」、こう述べておられますので、その点を私なり……
○宮澤国務大臣 ただいまの楢崎委員お尋ねの点は、何分古いことでございますが、関係各省庁動員いたしまして事実を調べまして、調べがわかり次第御報告をいたします。
【次の発言】 事柄の性質上、そう短時間で調べができるとは限りませんので、その点だけは御了承を願いたいのです。
【次の発言】 先ほど楢崎委員からお尋ねのございました韓国軍機のわが国への飛来の件でございますが、関係各省庁の関係書類の保存期間との関係がございまして、非常に昔のことでございますので関係の書類が保存されておりません。調査に困難を来しております。しかし、関係者等々に聞き出す方法があるかないか等々、なお研究をさせていただきまして、その結……
○宮澤国務大臣 この問題につきましては政府も山田委員と同様に問題の非常に重要なことをよく感じておりまして、そのゆえに総理大臣の施政方針演説におきましても、昨年も今年もこの来るべき高齢化社会についての問題の提起を行っておるわけでございます。政府といたしまして、非常に大きな問題で御指摘のようにむずかしい問題でございますが、総合的に将来を踏んまえて考えていかなければならない問題であると存じております。また、国会におかれましてどのようにお考えでございますか、これは国会で御決定になることと存じますが、政府といたしましても、この問題については将来を展望して各省庁一緒になりまして総合的に検討いたさなければな……
○宮澤国務大臣 最近になりまして米国が非常に防衛努力を急ぐようになりましたことの背景には、武藤委員がもうよく御承知のとおり、ベトナム戦争、ウオーターゲート等々で米国にいろいろ迷いがございました間に米ソ間のバランスというものがかなり変化し始めている、こういう認識があることは仰せのとおりだと思います。そういう意味では、国際情勢、技術変化等々に対応しなければならないという一般論は、私もそのとおりと存じます。 ただ、わが国の場合には、御承知のとおり、いまわれわれとして達成したいと考えておりますのは、基盤的な防衛力を整備をしたい、「防衛計画の大綱」を達成したいという考え方でございますので、まずこれを達……
○宮澤国務大臣 政府はぜひそういたしたいという希望を持っておる、及び意思を持っておるというふうにおとりくだすって結構でございます。
【次の発言】 少し補足して申し上げることをお許しいただきたいと思います。
防衛庁長官が言われますとおり、きわめて異例な事態が生じましたので、それを打開するために、きわめて異例の措置を決心したという長官の答えでございます。それに対しまして大内委員は、そうすれば、この予算は執行不能になってもいいのか、そういう気持ちであるかということを再三お尋ねになり、防衛庁長官は、政府としてはそうならないこと、すなわち年度内に執行できるようになることを心から望んでおりますということ……
○宮澤国務大臣 ただいま関係閣僚からお答えがございましたように、海上輸送が安定して平和のうちに確保されているということは、わが国のような国にとっては先ほど市川委員も御指摘のように最も大切なことであります。それが現に平和のうちに安定的に確保されているということは、実は大変な各方面の努力の結果であって、まず基本的には世界が平和であるということから始まるわけでございますけれども、決して無為にしてそのような安定と平和が確保されているのではない。わが国ばかりではありませんけれども、各国のそういう努力の結果であるというふうに考えておるわけでございまして、何もしていないということではない。ドラマチックなこと……
○宮澤国務大臣 内閣といたしまして、ただいま御指摘になりましたような態度で臨むべきものと存じます。
なお、先ほど世耕大臣が自治大臣並びに国家公安委員長として言われましたこと、これも内閣としてそのように考えております。
【次の発言】 政治資金に関します倫理の問題につきましては、先ほど世耕国務大臣が御答弁になられたとおりであると存じます。そういうことがきちんと守られます限り、企業の献金であるからといってそれが悪であると直ちには私は断定できないと考えております。
【次の発言】 この問題には長い経緯が御承知のようにございますが、ごく最近だけを申しましても、大平総理大臣が昭和五十五年の二月に、何とか会……
○宮澤国務大臣 私の理解をしております限りでは、森美秀氏の私案と申し上げましたのは、正式には党の議を経ていないということを申し上げたわけであって、そのことは全く個人の、党に関係ない案だという意味ではございません。そういうふうには考えておりません。その証拠といたしまして、いま党内でこれを議論しております委員会、その竹下委員長自身が、六項目については各党の間で事実上合意をしているという認識は自分は持っている、こう申しておりますので、そこで明らかと思います。
【次の発言】 党議を経ていないという意味では、私案と申し上げるのが正確であるかもしれないが、そのときに実際話になりました六項目というものは、い……
○宮澤国務大臣 ただいまおっしゃいました金額、そのとおりの金額が報償費として五十五年、五十六年、五十七年度同額でございますが、計上されております。その予算、報償費のところに説明がございますけれども、その意味は、報償費は、国が国の仕事を円滑に推進するために、状況に応じて最も適当と考えられる方法で機動的に使用されるべき経費でありまして、一国の総理として、広く内政、外交の円滑な推進を図る上において、これに関する協力、努力、功労に対し、あるいはそれらを促すため、望ましいと思われる場合において、状況に応じて支出される経費というふうに承知をいたしております。
○宮澤国務大臣 私も海軍の関係者が発表したということを報道で知っております。
○宮澤国務大臣 昭和五十四年に大平総理大臣が何とか調整をいたしてみたいと申し上げまして以来、御指摘のように、歴代官房長官はこの問題の調整を試みてまいったわけでございますけれども、今日に至りますまで十分な成果が上がっておりませんことを申しわけなく考えております。広瀬委員の言われましたようなお考えは、私は一つの御見識であると存じます。他方で、先ほどお聞き取りいただきましたようなことが大蔵、通産当局の考えでございまして、会計検査院が独立の官庁でございますだけに、この調整には非常に慎重にならざるを得ない。簡単に私に任せてくれというようなわけにはどうも事柄はまいらないというようなことで延引しておるわけで……
○宮澤国務大臣 それは先ほどから中曽根長官もお答えになっていらっしゃることでございますけれども、今回この法律案に一括して盛り込みました措置は、いずれも臨調の第二次答申など行政改革の推進のための当面の措置であるという点が一つ、それから許可、認可等行政事務の簡素合理化を目的とすること、そういう観点から法案として趣旨、目的が同一であると認められるもの、それらを一括法案といたしたわけでございますが、このいま御指摘の電気通信法の一部改正も、先ほど行管庁長官が言われましたように、いろいろな観点からの見方がございますことは阿部委員の言われるとおりだと思いますけれども、いわゆる行政事務の簡素合理化という観点か……
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