このページでは宮沢喜一衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(宮澤喜一君) 事実関係は、先ほど総理が答弁をされたところでございます。 日英首脳会談で森総理が拉致問題の経緯を説明されたことは、日英間の緊密な関係を踏まえて行われたものであると考えております。森総理としては、このことによって、英国首相に日朝関係についての正しい理解を求められたものであって、これは当然の判断であったと考えます。(拍手)
○国務大臣(宮澤喜一君) 今般、さきに決定せられました日本新生のための新発展政策を受けて、平成十二年度補正予算を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、当面の財政政策等の基本的考え方について所信を申し述べますとともに、補正予算の大要について御説明いたします。 まず、最近の経済情勢とさきに決定されました日本新生のための新発展政策について申し述べます。 我が国経済の現状を概観いたしますと、各種の政策効果もあって緩やかな改善が続いており、企業部門を中心に自律的回復に向けた動きが続いております。しかしながら、依然として雇用情勢は厳しく、個人消費もおおむね横ばいの状態が続いておりま……
○国務大臣(宮澤喜一君) 加藤紘一議員の発言につきましてお尋ねがございました。 先日、同議員から詳しく心境を伺いましたが、私からは、大蔵大臣として、現在経済が、民需へのいわゆるバトンタッチを期待される中で、消費、雇用が微妙な状況にありまして、そのゆえに今こうして補正予算を御審議いただいておるような大事な状況でありますので、この際、政治の空白を生むようなことは国民生活や経済活動に与える影響が大きいので、憂慮しているということを申し上げました。ただいまもそのように考えております。 次に、今我が国が非常に大きな転換期にあって、この転換についてのビジョンをどういうふうに考えるかというお尋ねでござい……
○国務大臣(宮澤喜一君) 平成十三年度予算の御審議に当たりまして、今後の財政政策等の基本的な考え方について所信を申し上げますとともに、予算の大要を御説明いたします。 我が国は、戦後半世紀の間に敗戦の荒涼からの復興と高度成長をなし遂げ、世界経済におけるその地位を築き上げましたが、二十世紀末に至りまして、内外情勢の大きな変化に直面することとなりました。すなわち、バブル経済の崩壊及びその後の景気の長期的な低迷により、それまでの右肩上がりの経済は変容を余儀なくされ、また、少子高齢化の進展、経済のグローバル化やソフト化、情報化といった構造変化も急速に進んでおります。 このような状況のもと、我が国経済……
○国務大臣(宮澤喜一君) 最初に、我が国経済のバブルの後遺症についてお尋ねがございまして、既に総理大臣から詳しく御答弁がありましたが、私からもということでございますので、申し上げます。 まず、金融機関につきましては、担保不動産の価値が大きく下がったことなどから、不良債権が増大し、バブルの事後処理を要したところであることはおっしゃるとおりでございますが、これまでかなり大きな公的資金も活用され、また不良債権に対する必要な引き当ても行われておりまして、金融機関の健全性については、かつてのような問題がもう現在あるわけではございません。ただ、かつてのような非常な、世界に融資するような、健全性を欠いてお……
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいま議題となりました平成十三年度における公債の発行の特例に関する法律案、法人税法等の一部を改正する法律案及び租税特別措置法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 まず、平成十三年度における公債の発行の特例に関する法律案につきまして御説明申し上げます。 平成十三年度予算につきましては、二十一世紀の新たな発展基盤を構築しつつ、我が国経済を自律的回復軌道に乗せるとの観点に立って編成したところであります。あわせて、厳しさを増している財政状況にかんがみ、財政の効率化と質的改善を図ることといたしました。 こうした中で、公債発行額につきましては、一方で、金融……
○国務大臣(宮澤喜一君) 景気対策におきまして、公共事業の追加を行う際には、各地域の要望等を踏まえた上で予算措置を行っておるつもりであります。また、地方負担に対して起債措置などを講じる等々、地方の財政事情もできるだけ配慮するよう努力をいたしてまいっておるつもりでございますが、しかし、実際問題として、地方財政は、近年の我が国経済の厳しい状況によりまして税収が伸び悩んでおりますし、全体経済の低迷、そうして、そのために景気対策を公共事業としていたしますと、その追加のための負担、あるいは特別減税等々がございますから、地方財政は結果として借入金が急増をいたしておりまして、おっしゃいますように極めて厳しい……
○国務大臣(宮澤喜一君) 教育予算のあり方についてのお尋ねでございましたが、我が国が、今後、創造的で活力に富んだ国家を目指していくために、教育の果たす役割は非常に重要であります。 教育予算については、時代に応じたあるべき教育の実現に資するため、必要な経費について十分配慮してきており、その結果、例えば、教員一人当たりの児童生徒数が欧米と遜色ない水準となるなど、教育環境の改善が十分図られてきていると考えております。 また、十三年度教育予算におきましても、教育改革の推進のための環境整備として、現在お諮りしております法案に基づきまして、少人数指導の実施等を推進しておりますほか、教員の指導力、資質の……
○国務大臣(宮澤喜一君) ただいま議題となりました税理士法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 本法律案は、最近の税理士制度を取り巻く状況の変化を踏まえ、納税者利便の向上に資するとともに、信頼される税理士制度を確立するため、所要の見直しを行うものであります。 以下、その大要を申し上げます。 第一に、納税者の利便向上を図るため、租税に関する事項について、税理士が裁判所において補佐人となる制度を創設することとしております。 第二に、税理士試験において、規制緩和の要請も踏まえ、受験資格要件を緩和するとともに、税理士の資質の確保を図り、税理士制度の信頼性を向上させるため、試験科目……
○宮澤国務大臣 このたび再び大蔵大臣を拝命いたしました宮澤喜一でございます。 日本経済の新生に向け、種々の課題が山積する中、引き続き大蔵大臣の任に当たることとなりまして、責任の重大さを改めて痛感いたしております。 今後とも、皆様のお力添えを得て、政策運営に全力を尽くしてまいる所存でございます。何とぞよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○宮澤国務大臣 私は、今回の事件の処理につきましての直接の行政の責任にある者ではございませんが、また、ただいま谷口委員の御質問の前提となるお立場は、このたびの経緯というものは結果としてこれでよかっただろうというお立場で御質問のようでございます。私もその点は同様でございますが、そういう立場から、実は、直接の責任者でございませんので、預金保険機構等々から今回の当初の処理の考え方について資料などをもらって、御質問がありますので検討いたしてみましたが、まず、当初、預金保険機構がああいう措置を考えた、私は、預金保険機構の立場としてはその段階において理解ができる考え方であったと思っております。 預金保険……
○宮澤国務大臣 我が国経済の新生へ向け、種々の課題が山積している中、引き続き大蔵大臣の任に当たることになりました。その責任の重大さを痛感いたしております。 以下、今後における財政政策等の基本的な考え方につき所信の一端を申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 まず、最近の経済情勢と当面の経済運営の基本方針について申し述べます。 我が国経済は、平成九年秋以降、四半期ベースで見ますと五期連続のマイナス成長という、戦後初めての厳しい局面を経験いたしましたが、各種の政策効果もあって、昨年来緩やかな改善が続いており、平成十一年度の実質GDP成長率は〇・五%と、三年ぶりのプラス成長に……
○宮澤国務大臣 昨年、平成十二年度の予算のつくり方についてこの委員会で御議論があり、また提出いたしました予算について御議論がございました中で、私どもは平成十二年の秋ごろに官需から民需へのバトンタッチが行われるということを期待しておるということを何度か申し上げました。だんだんその時期が参っているわけですが、ことしの一―三月のQEによりますと、民需のうちでいわゆる企業関係、設備投資関係は思ったよりも順調に回復しつつあるし、その後の短観を見ましても、これは大丈夫そうでございます。 しかし他方で、今も堺屋長官が言われましたが、雇用それから消費ということになりますと、普通でございますと企業活動が家計に……
○宮澤国務大臣 五島委員が御指摘のとおり、この問題は財源をどうするかということに帰着せざるを得ません。ただの財政の問題というよりは、我が国の将来に向かって非常に大きな問題でございますし、ますます財政的には難しくなる、経費的には難しくなる性格の問題だろうと思いますので、私も、いわば高みの見物をしていればいいというような気持ちは持っておりません。何かの形で、厚生大臣がいろいろお考えになられまして、御相談があるかもしれない。そのときには親身にお話に応じなければならないと思っておりますけれども、問題の将来に向かっての規模、財政の立場から申しましても非常に大きなものでございますので、十分そこは慎重に御相……
○宮澤国務大臣 今後ともよろしく御交誼をお願いいたします。 国の貸借対照表の問題につきましては、国会におきましても従来からしばしば御議論がございました。また、平成十年に総理大臣直属の機関として設置されましたいわゆる経済戦略会議などでもそういう御意見がございました。実は大蔵省の内部でも、これはもう十分前から、やはり国の貸借対照表のようなものはつくれないかという議論はございました。 ただ、議論をしておりますと、企業との相違点のようなことがすぐに出てまいりますし、それから、例えば、国が原始取得しております川とか山とかいうようなものは一体どういう目になるのかといったような議論、その違う点の議論がど……
○宮澤国務大臣 この法律案につきましては、政府といたしまして、特に異議はございません。
○宮澤国務大臣 国民生活金融公庫は、歴史も古うございますし、全国にネットワークを持っております。いわば国民生活に一番身近い政府関係機関でございますから、殊に、こういう金融の変動のありますときに、地域においていろいろ状況をできるだけ親切に小まめに観察をし、またお世話をするようにということはかねて言ってございます。 その点では、金融環境変化対応融資というようなものもつくりましたし、また、金融機関の破綻等の影響を受けます地域の支店等においては特別の相談窓口を設けたりしておりまして、谷口委員の言われますような、まさにそういう機能を国民生活金融公庫は果たさなければならない、また果たすように心がけており……
○宮澤国務大臣 本来、酒類小売業の免許制度につきまして、規制緩和が認識されておりました。いろいろこの問題につきましては、もう中川委員御承知のとおり、何十年と実は議論があったところでございますが、大蔵省としまして、規制緩和推進の三カ年計画を立てまして、それを進めてまいったところでございます。 そこに至りますまでにも、申し上げるまでもなく、業界のいわば浮沈にかかわる問題であるということから、いろいろな意見の陳述も行われました。また、国会議員の皆様が、いろいろな形で議員さん方の懇談会を設けられたりもいたしまして、いろいろな御意見がありましたが、ともかくこの三カ年計画というもので進めてまいりました。……
○宮澤国務大臣 ただいま議題となりました平成十一年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理の特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 今般、さきに決定されました日本新生のための新発展政策を受けて、平成十二年度補正予算(第1号、特第1号及び機第1号)を提出し、御審議をお願いいたしましたが、当該補正予算において国債の追加発行を極力抑制するとの観点から、平成十一年度歳入歳出の決算上の剰余金の処理についての特例を定める必要があり、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案につきまして御説明申し上げます。 財政法第六条第一項においては、各年度の歳入歳出の決算上……
○宮澤国務大臣 小渕内閣が発足いたしました二年何カ月か前でございますが、この不況に対応を始めたことでございますが、そのころしばらくの間は、今砂田委員の言われますように、本当に、減税もやる、公共事業もやる、金融機関にも金を入れる、あらゆることをいたしましたけれども、率直な感じは、コンクリートパイルを打ちましてもヘドロの深さがわからない、どんどん吸い込まれていくという感じがずっと続いておりまして、強いて申しますと、昨年の暮れかことしの初めごろに企業活動がようやく回復をし始めておるということが感じられました。また、後にはQEにも出てまいりました。 これで、民需のある部分はわかったわけでございますけ……
○宮澤国務大臣 小渕内閣がこのたびの不況脱出に当たりまして、今、森内閣に至るまで二年数カ月でございますが、顧みまして、この施策が私は一番効果を持った施策であったというふうに思います。 ただ、実は貸し渋りというのが、その前の年に始まりました中小金融機関の早期是正措置というものがございまして、早期是正措置で中小金融機関が融資を引き揚げたというところから事が始まって、行政がそれに十分注意をいたしませんうちに急速に悪化をいたしました。したがいまして、この制度が導入されるにつきましては、行政というよりはむしろ、西川議員もそのお一人でしたが、いろいろ世の中のいわば下情を知っていらっしゃる国会の先生方の動……
○宮澤国務大臣 平成十二年度補正予算(第1号、特第1号及び機第1号)の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その内容を申し上げます。 最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。 まず、歳出面においては、さきに決定されました日本新生のための新発展政策に関連し、社会資本整備費二兆五千億円、IT関連特別対策費九百六十四億円、災害対策費三千七百七億円、中小企業等金融対策費七千六百四十億円、住宅金融・雇用等対策費千二百九億円を計上することとしております。 このほか、地方交付税交付金を増額するとともに、義務的経費の追加等特……
○宮澤国務大臣 せんだって、閣議が閣僚懇談会になりました際に、一閣僚から、ただいま斉藤委員のおっしゃいましたようなことにつきまして、私に、どう思うかというお尋ねがありました。 私は、何もそういう難しいことにお答えする資格はありませんが、自分の考えを申しますならば、閣僚であるということは、内閣に対して無制限な忠誠を誓うことでございますから、その不信任が提案せられましたときにそれに賛成するということは、いわば自分自身の不信任に賛成するようなことであって、私には考えられないことである。その場合には、閣僚を辞任して賛成されるのが筋道ではないか。ただ、このことは難しい理屈でも何でもありませんで、人間と……
○宮澤国務大臣 この問題につきまして、山田委員からお尋ねがございましてお答えを申し上げましたのは二月の二十三日でございます。その経緯はすぐにADBの千野総裁にも伝えましたが、もとより伝えられるまでもなく、千野総裁としては、これは非常に頭を痛めている問題でございます。 そこで、かねてのお約束といいますか、予定に従いまして、三月十九日に独立調査を開始いたしました。ADBの出しました三月十九日付のプレスリリースによりますと、「アジア開発銀行及びタイ政府により昨年十一月に提案された調査、独立専門家パネルによる再調査が本日開始された。再調査は十週間程度を要すると見込まれる。」ということでございまして、……
○宮澤国務大臣 ただいま議題となりました平成十年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件並びに平成十一年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書外二件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。 まず、平成十年度一般会計予備費予算額千五百億円のうち、平成十年六月九日から平成十一年三月十九日までの間において使用を決定しました金額は三十九億八千八百四十八万円余であり、その内訳は、災害対策費として、災害廃棄物処理事業に必要な経費等の二件、その他の経費として、矯正収容費の不足を補うために必要な経費等の九件であります。 次に、平成十年度各特別会計予備費予……
○宮澤国務大臣 このたび、中央省庁再編に際し、財務大臣を拝命いたしました宮澤喜一でございます。 私どもは財務省として新たな一歩を踏み出したところでございますが、これを機に、納税者としての国民の視点に立ち、我々に課せられた使命を果たしていこうと改めて決意をいたしているところでございます。 今度とも皆様のお力添えを得て、政策運営に万全を尽くしてまいる所存でございます。 また、これまでお世話になってまいりました大蔵委員会にかわり、今後は財務金融委員会に法案審査等をお願いすることになりますが、何とぞ御指導のほどよろしくお願い申し上げます。(拍手)
○宮澤国務大臣 今後の財政経済政策等の基本的な考え方につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において重ねて所信の一端として、今後取り組むべき課題等について申し述べ、委員各位の御理解と御協力をお願い申し上げます。 政府として取り組むべき第一の課題は、二十一世紀の新たな発展基盤を構築しつつ、景気を自律的回復軌道に乗せることであります。 我が国経済の現状を見ますと、企業部門を中心に自律的回復に向けた動きが継続し、全体としては緩やかな改善が続いております。しかしながら、依然として雇用情勢は厳しく、個人消費もおおむね横ばいの状態が続いており、公需から民需への……
○宮澤国務大臣 お時間が限られておりますので手短に申し上げますが、まず十三年度予算につきましては、一つは、来るべき二十一世紀の諸問題に備えまして、七千億円のいわゆる四つの重点事項について処理をいたしております。 また、公共事業自身は、まだ完全に景気回復しておらないということから前年度水準をいたしまして、並びに公共事業予備費を三千億円。私はこれは要らなくて済むといいなと思いつつ、しかし、ごらんのように、バトンタッチの中で企業活動はもう完全に期待に沿っておりますが、家計に全くそれが移らずに消費が振るわないということで、やはり、ここはもう一度用心をしておいた方がいいという意味で、つまり、二十一世紀……
○宮澤国務大臣 既に申し上げたことと重複する部分があるかもしれませんが、お許しをいただきたいと思っております。 今の財政というものが到底このまま放置することはできない状況にありますことは、もう委員が一番よく御承知のとおりでございます。 それで、財政再建という問題でございますが、一番わかりやすい一つの問題は、ともかく経済がマイナス成長を続けておったのでは財政再建というものは非常に難しい。まずサイクルで、たとえ低くてもプラス成長の軌道に入ったということでなければ、自身の歳入見積もりができないという問題がございました。現に、政府が提出いたしました予算の歳入見積もりは、年度の終わりには歳入欠陥にな……
○宮澤国務大臣 そういうお答えを確かに申し上げました。が、今主税局長がお答えしましたように、この制度なかりせばといったような状況とどうやって比べるかという問題がありますものですから、この制度そのものの効果というのはなかなか判定しがたいということを多分申し上げたのだと思います。
しかし、全くわかりませんというのもちょっと意気地のない話だとは思いますので、何か推定する方法がないかなということをまた専門家に考えてみてもらいます。お尋ねとしては、非常に難しいお尋ねであることは多分御承知の上とは思いますけれども。
【次の発言】 おっしゃっていることはわかっておりますけれども、難しいことを言っておられる……
○宮澤国務大臣 最後におっしゃいましたことは、株式の譲渡益課税と利付債券についての……
【次の発言】 わかりました。
私は余り税の理論を実は存じませんで、教わっていることを申し上げるようなことになりますけれども、一般的に、利子というのは大量に発生いたしますし、国民の大多数が預貯金を持っておりますから、そういう意味で商品間の代替も可能であることから、ある意味で源泉分離課税がやりやすい。それについて、配当については、説明によりますと、配当権の行使を伴う事業参加的な所得の性格を有するというのです、まあ大量の配当だったらそうでございましょう。そこで、そのまた発生も、利子のように自動的に反復的に発生す……
○宮澤国務大臣 政治全体について余り申し上げる立場にございませんけれども、民主主義が成熟をいたしまして、だんだん国民の価値観が多様になり、国民のニーズも多様になってまいりました。それに十分に応じ切るということがなかなか容易なことでございませんが、また、その機構の中でいろいろな腐敗が起こり、あるいは制度疲労が起こっているということと相まちまして、一種の低迷感、あるいは暗い感じが生まれているということは事実と思います。 しかし、これはそうかといって、民主主義以外に方法がないということを国民はみんな知っておるわけでございますから、そういう中で、浄化作用というものが進んでいって、さらによりよき民主主……
○宮澤国務大臣 ただいま議題となりました関税定率法等の一部を改正する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。 政府は、最近における内外の経済情勢の変化に対応する等の見地から、特恵関税制度、関税率等について所要の改正を行うこととし、本法律案を提出した次第であります。 以下、この法律案の内容につきまして、御説明申し上げます。 第一は、特恵関税制度の改正であります。 平成十三年三月三十一日に適用期限の到来する開発途上国に対する特恵関税制度について、その適用期限を十年延長するとともに、特定の鉱工業産品等に係る特恵関税の適用方式の変更、特恵税率の多様化、後発開発途上国に対……
○宮澤国務大臣 行政改革大綱におきまして、特別会計に関する財務書類の改善、それから、特殊法人等の会計処理の見直し等々を行うことにしておりますが、これは、国民に対して、国の財政事情をなるべくわかりやすく開示をし、財政についての透明性、一覧性の向上を図る、説明責任を、いわばアカウンタビリティーということ、公会計の見直しを行うということでございます。 特別会計に関する財務諸表につきましては、自民党が行革推進本部を持っておりまして、昨年十月に財務書類の作成のガイドラインを提示されました。各省庁も、そのガイドラインに基づいて財務諸表の作成をしてくれないかということがございましたので、その点は、ただいま……
○宮澤国務大臣 平成十三年度予算の大要につきましては、先日、本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を説明申し上げます。 平成十三年度予算は、我が国の新たな発展基盤の構築に資する施策に一層の重点化を図りつつ、公需から民需へのバトンタッチを円滑に行い、我が国経済を自律的回復軌道に乗せるとの観点に立って編成しております。 まず、一般会計の歳出面については、一般歳出の規模は四十八兆六千五百八十九億円となり、前年度当初予算に対して一・二%の増加となっております。 国家公務員の定員については、五千九百八十八人に上る行政機関職員の定員の縮減を図っ……
○宮澤国務大臣 調べてまいりましたので。
今平沼大臣の言われたことと同じでございますが、税関のNACCSというのは昭和五十三年からやっておりまして、一番古いので、大体九割ぐらい電子的に行われております。そこへJETRASが本格化しましたので、平成十四年度までにインターフェースを図りたいと思います。それから、TEDIにつきましても、平成十五年までにはその一環として検討したいと思います。
【次の発言】 けさの新聞報道には財務省のことも関係するように出ておりましたが、事実は全くございません。
したがいまして、配信をいたしました通信社に対して、既に抗議をいたしました。そのような事実は全くなく、読者……
○宮澤国務大臣 この点については、今後検討しなきゃならない問題がいろいろあると思いますけれども、使い込みがあった分だけ予算は要らなかったんではないかというのは、余り、短絡した御議論でございます。すぐにそうは申し上げられません。
【次の発言】 未成年者飲酒防止等の観点から酒類販売のあり方についていろいろ意見がございまして、法律案として何かという話があるそうでございますが、具体的に内容が固まったとは承知をいたしておりません。
なお、これにつきまして考えておりますことは、また御質問が進みましたら申し上げます。
【次の発言】 それで、先ほどの続きを申し上げますが、酒類管理士協会をつくるという動きがご……
○宮澤国務大臣 いろいろ御説明がありましたように、総理としてはこういう事態に備えてかねてから当番の閣僚あるいは準閣僚を置いておられたし、また、情報のやりとりについても、彼我の距離を別にいたしますと十分であったと思うし、また、総理にもそれが迅速に伝わっており、総理からの指示もあった。恐らく総理としては、官僚、関係大臣初め全部の準備はできておることであるから、自分としてはむしろ動かずにそれと常に連絡をとっておいた方がいい、帰る必要があればいつでも帰る、そういうふうに考えられたと思います。私は、私でもそういう判断をいたしたと思うんです。 その間、実際の危機管理なりあるいは情報について欠くるところは……
○宮澤国務大臣 御指摘はまさに正しいと考えておりまして、財投も御承知のように改革をいたしまして、一方で、自分で金を調達しろというようなことで合理化をいわば強いる形に入っておりますけれども、他方で、しかし、おっしゃいますように、日本経済全体のために財投としてもっと活躍をしてよろしい、あるいはすべき分野がございます。 おっしゃいます分野は、ある意味で資金需要がないというようなことになっているのですが、それは必ずしもそうばかりとは言えないので、いろいろやりようによって苦労すべき、そして財投としての役割を果たすべき部分がある。同感でございます。
○宮澤国務大臣 余り深いなにはないようでございますけれども、今おっしゃいました、一名、財務省出身者がおります。それは、ケーエスデー中小企業経営者福祉事業団常勤相談役、土居という人でございますが、平成元年に大蔵省をやめまして、平成十年に事業団理事になり、十三年の一月に常勤相談役と聞いております。
【次の発言】 KSDですか、こういうことになって、何か手あかのついたものになりましたが、そうでない前はきっと、まじめなところだと思ってまじめにやっていた人もいるんだろうと思うんですね。それで、これは、いつぞや報道がありましたので私も知ったのですが、土居君というのは、そこのKSDに勤めて、それでKSDのた……
○宮澤国務大臣 国民の間にそういう関心が高くなってまいりまして、ある意味では、国民がそういうことに関心を持っていただくことは極めて健全なことであると思いますが、しかし同時に、国民としては非常に心配をしておられる、それだけの大きさの債務であることは確かでございます。 こういうよって来るところはもう省略するといたしましても、しかし、これをこの二十一世紀に向かってどういうふうに処理していくかということは決して易しい問題ではありません。もちろん、処理し得る我が国の力があることを私は別に疑いませんので、慌ててはおりませんけれども、容易ならない問題でございます。 したがいまして、財政再建ということが当……
○宮澤国務大臣 G7の結果出されました声明につきましては、亀井委員、当然もうごらんの上でお尋ねになっておられると思います。したがいまして、今言われましたように、二月の九日に日本銀行が新しい政策を発表したというその考え方に対しては、関係者みんなそうもあろうというふうに考えておりますが、ただ、それがどれだけ効果を持つかについては、ちょっと日にちが少のうございますので、そこはまあ、みんなもう少し見るしか仕方がないなと。しかし、やはりそういう措置がとられなければならないような日本の経済の、言ってみれば物価は下がっておる、需要が非常に少ない、家計が伸びないということは、これは共通な認識でございます。 ……
○宮澤国務大臣 まことに隔世の思いがいたしまして、御活躍で何よりと。 それで、先ほど坂口大臣が、その二分の一負担しますときに財源をどこから持ってくるかは、これからの問題だとおっしゃいました。それで、きょうは田中委員は財政改革という言葉は使っておられませんけれども、明らかに背景にある問題はその問題と申しましても、同じことを申し上げることになると思うのでございます。 どうしてもこの財政というのは、このままできないことは明らかでございますから、経済がちょっとでも正常に回転し始めましたら、案をつくらなければなりませんが、今から実は考えておりますことは、この間も経済財政諮問会議にお願いをしたところで……
○宮澤国務大臣 ただいまの株価の状況につきましては、当然私も注意をいたして見ております。ただ、これがいわゆる日本売りというような感じに世界的になっているかといえば、そういうことはございませんで、現実に為替相場は安定をいたしておりますし、また、国内における長期金利は、国債の発行にもかかわらず一・三%台というかなり低い金利でございます。先般の十年物のクーポンレートは一・四で発行いたしたと存じますので、あれこれ考えますと、日本売りというような深刻な状態ではない。殊に、先般日銀で新しい政策も出されましたこともあって、世界的にその推移を見ようという感じであろうと思います。 それで、指摘されている問題は……
○宮澤国務大臣 言語道断と申すしかありません。それはきっと今日の御所見の主題になるんだろうと思いますが、秘書というものをどう考え、議員秘書というものをどういうものとして考えるかというところに立ち至るべき問題であろうと思います。
【次の発言】 事の起こりは、恐らく秘書というものを、お互いそうでございますが、最初の考え方は、やはり身の回りの世話をしてくれる人、そういうことから自然に発生していると思うんです。それは同族会社を考えますとわかりますので、奥の方でだんなさんをいろいろお世話する、しかし、そんなことをやっていますと商売になりませんので、だんだん店の方はプロの番頭さんが来て取り仕切って、それで……
○宮澤国務大臣 従来、商店街にとって一番つろうございましたのは、地価が上昇いたしました時代に、親から受け継いだ財産でもある会社としての、企業としての基盤が非常に評価が上がりまして、したがって相続があればほとんど事業の継続ができないというような状況でございました。御記憶のとおりであります。 それを、時間とともにかなり評価の減算をいたしまして、ほとんど一平方メートル当たりはどのぐらいというところまで下げました。その点は、恐らく今相続の問題としては余り問題にならないで済んでいるんだろうと思いますが、しかし、売り上げが同時に思ったほど伸びませんものですから、それだけ大きな財産を持っていることには違い……
○宮澤国務大臣 公共事業予備費は、過去におきましても計上したことが何度かございますが、最近は、昨年、一昨年、公共事業予備費五千億円を計上いたしました。ただいま御審議中の予算におきましては、三千億円を計上いたしております。
計上して御審議をお願いいたしましたのは、我が国の経済の回復が、官需から民需へのバトンタッチが、御承知のように、企業ではまず行われましたが、家計に十分に行われていないという現状でございますので、将来のことをいろいろ考えまして、念のためこれを計上して、御審議をいただいておるわけでございます。
【次の発言】 平成十二年度の公共事業予備費は、昨年の七月二十五日に使用決定をいたしまし……
○宮澤国務大臣 大蔵大臣でも運のいい人と悪い人とありまして、私は本当に大変な借金をしております。
この間、本当に借金したなと申しましたが、人ごとで申したのではなくて、しかし、日本は日本だけの力がありますから、これで国がつぶれたりなんかはしないんだが、そういう印象を国民に持っていただく必要はないんだけれども、これはしかし、なかなか大変なことですということを申し上げようと思ったわけです。
【次の発言】 最初に私から申し上げます。
かねてから、財政改革についてマクロモデルのことを申し上げておりましたが、今般、政府の経済財政諮問会議で、正式にマクロモデルの作業に入ることになりました。
これは、申……
○宮澤国務大臣 ブッシュさんは、かねてから一兆六千億ドルの減税をするということで選挙を済まされたわけですが、それが果たしていいかどうかという議論があっておりますうちに、短期的に米国の経済が少なくともこういう状況になったものですから、グリーンスパン自身も、こういう状況であれば減税というものはやはりプラスになるということを申した、それが追い風になったということでございます。 おっしゃいますように、グリーンスパンの面している問題はやや短期の問題でございますし、大統領のされる減税はやや長期の問題ではあるが、両方とも今、グリーンスパンから見ても、大統領のやっておられることも決して自分の短期的な目的と反……
○宮澤国務大臣 平成十三年度一般会計歳入予算並びに財務省所管の一般会計歳出予算、各特別会計歳入歳出予算及び各政府関係機関収入支出予算について御説明申し上げます。 まず、一般会計歳入予算額は、八十二兆六千五百二十三億七千九百万円となっております。 このうち主な事項について申し上げますと、租税等は五十兆七千二百七十億円、雑収入は三兆二千百六十八億一千九百万円、公債金は二十八兆三千百八十億円となっております。 次に、当省所管一般会計歳出予算額は十九兆三千七百二十二億一千九百万円となっております。 このうち主な事項について申し上げますと、産業投資特別会計へ繰り入れは一千五百三十七億一千六百万円……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。