宮沢喜一 衆議院議員
39期国会発言一覧

宮沢喜一[衆]在籍期 : 31期-32期-33期-34期-35期-36期-37期-38期-|39期|-40期-41期-42期
宮沢喜一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは宮沢喜一衆議院議員の39期(1990/02/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は39期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院39期)

宮沢喜一[衆]本会議発言(全期間)
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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 衆議院本会議 第2号(1991/11/08、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) このたび、私は、内閣総理大臣に任命され、国政を担うこととなりました。重責に身の引き締まる思いでございます。我が国の進路に誤りなきを期し、国民の皆様の御信頼と御期待にこたえてまいる決意であります。  国際社会は、今、激動のさなかにあります。何百年に一度という大きな変化が起こりつつあると思われます。世の中ではこれを「冷戦後の時代」と呼んでおりますが、この言葉は、何が終わったかを言ってはおりますが、何が始まるかを示唆してはおりません。事態は流動的ではありますが、私はこれを、新しい世界平和の秩序を構築する時代の始まりと認識したいと思います。  今後とも、世界においては、さ……

第122回国会 衆議院本会議 第3号(1991/11/11、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 田邊委員長にお答え申し上げます。  委員長は冒頭で、毎日地球上で四万人の子供たちが貧困のゆえに命を失っているという御指摘をせられました。そのことを粛然として承りました。  過日、私は、所信表明におきまして、東西間の冷戦の終結とその明るい展望について申し上げたのでございましたが、委員長はただいま、その反面でますます深刻化しつつある南北問題を踏まえてこのような御発言をなされたものと承ります。  幸いにして東西間の軍備縮小が順調に進みますならば、そこから膨大な資源と資金が放出されることになるはずであります。そうしてそれが南北問題の解決に投入されるならば、我々は、今貧困に……

第122回国会 衆議院本会議 第4号(1991/11/12、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 串原議員にお答えを申し上げます。  リクルート事件にお触れになりましたが、私の不行き届きから国民の皆様に御迷惑をかけました。政治家として深く反省をいたしております。同じ過ちを繰り返しませんように、今後の政治生活を通じて一生戒心を怠らない決意でございます。政治的には、過般の選挙において、心を新たにもう一度努力せよという信任をいただいたものと受けとめております。  なお、同僚議員につきましても同じような心境でおられることと考えております。これらの方々は、先般の選挙の洗礼を受けてこられました。高い識見と能力を持っておられるこれらの諸君が、適材適所に活躍をせられることは極……

第122回国会 衆議院本会議 第8号(1991/12/06、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 内閣支持率につきまして御指摘がございました。何分にも就任早々で、いろいろふなれでございます。一生懸命努力をいたしまして国民の御期待にこたえなければならないと決心をいたしております。  リクルート問題につきましては、以前にも申し上げました、自分の不行き届きをまことに申しわけなく、反省をいたしております。同じ過ちを繰り返しませんように、今後の政治活動を通じて一生心を戒めてまいります。  それとの関連で、政治改革についてお尋ねがございました。  所信表明でも申し上げましたとおり、現下、緊急の課題であると考えておりまして、各党間で設置されました政治改革協議会におかれまして……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 衆議院本会議 第1号(1992/01/24、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 平成四年を迎えた我が国は、激動する国際情勢に適切に対応する必要に迫られ、また処理すべき内政の課題も山積しております。  このような年の幕あけに当たり、私は、ブッシュ大統領を我が国に迎え、また、初の外遊先である韓国で盧泰愚大統領と会談いたしました。米国とは、同国が今後も世界の秩序構築のリーダーとしてその役割を果たしていくことが必要であり、我が国もそれに全面的に協力し共同の責任を担っていくことで合意をいたしました。韓国においては、「アジアの中、世界の中の日韓関係」という視点から、アジア・太平洋の、ひいては世界の諸問題解決のために、ともに協力していくことで一致いたしまし……

第123回国会 衆議院本会議 第2号(1992/01/28、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 田邊委員長にお答え申し上げます。  冒頭に、政治の現状について厳しい御指摘がございました。かつて国務大臣の職にありました同僚議員が収賄容疑で逮捕されましたことは、まことに遺憾なことであります。この事件は、目下司直の手によって究明が進められておりますが、このようなことが生じたことについて、国民の皆様に対し、深くおわびを申し上げます。  阿部議員の進退につきましては、基本的には阿部議員自身が判断せらるべき問題でございますが、現在、事実関係が当局によって究明中でもあり、私の意見を申し述べることは差し控えさせていただきたいと存じます。  内外の問題が山積しております現在、……

第123回国会 衆議院本会議 第3号(1992/01/29、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 昨日も申し上げたことでございますが、かつて国務大臣の職にありました同僚議員が収賄容疑で逮捕されたことは、まことに遺憾なことでありますし、国民の皆様におわびを申し上げなければならないと思います。  なお、この阿部議員の進退について御言及がございましたが、基本的には阿部議員御自身が判断せらるべき問題であると思います。また、現在当局が事実関係を究明しておりますわけでございますので、私の意見を申し述べることは差し控えさせていただきたい、昨日も申し上げましたが、そのように考えております。  そこで、政治の基本について、御指摘のように、国民の信頼と負託にこたえなければならない……

第123回国会 衆議院本会議 第5号(1992/02/25、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) お話しのように、政治の基本は、国民の信頼と負託にこたえることにございます。現在、これを揺るがしかねない事件が発生をし、国民の政治不信を招いていることは、まことに残念なことに存じます。  疑惑の解明につきましては、いわゆる共和事件については贈収賄事件として公判中であり、佐川事件については、特別背任事件として現在、司法当局により捜査中でございます。いずれにいたしましても、政治と金のあり方が国民の厳しい糾弾を受けていることにつきましては、厳粛に受けとめております。  なお、私自身のことにつきましては、前国会以来、御要請の資料を御提示した上で、私自身が誠実にお答えをしてま……

第123回国会 衆議院本会議 第6号(1992/02/28、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 地方自治に対する私の基本的な認識はどうかというような点についてまずお尋ねがございました。  申すまでもなく、地方自治は民主政治の基盤でございます。また、内政のかなめであることも申し上げるまでもございません。最近の社会経済情勢の変化に対応しながら、住民の福祉の向上を図りますために、地方公共団体の自主性、自立性の強化を図ることが最も基本的に必要であるというふうに認識をいたしております。  また、国・地方を通ずる行政の円滑な推進のためには、地方公共団体の意向が国政に反映されることが御指摘のようにもとより必要でございますので、このような観点から、従来から積極的に地方公共団……

第123回国会 衆議院本会議 第7号(1992/03/03、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 日朝国交の正常化につきまして、この問題は、第二次世界大戦後の日朝間の不正常な関係を正すという側面と、それが朝鮮半島の平和と安定に資するものとなることが大切であるといういわば国際的な側面、二つの面をあわせ持っております。我が国としては、国交正常化がこのような二つの面を有しているということを十分考慮しつつ、また、原則的立場を踏まえながら、関係国とも緊密に連絡をとりまして、誠意を持って交渉を継続していく所存でございます。  次に、いわゆる従軍慰安婦あるいは被強制連行者に対するお尋ねでございましたが、政府といたしまして、朝鮮半島地域のすべての人々に対し、過去の一時期、我が……

第123回国会 衆議院本会議 第8号(1992/03/06、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 二十一世紀になりますと本格的高齢化社会を迎えますが、その際にも社会保障制度が引き続き安定的に機能し得るよ うに、国民の合意を得られる負担水準との関連に配慮しながら、各制度における合理化、効率化、体系化を図ってまいりました。その結果といたしまして、社会保障費用に占める国庫負担の割合が減少してまいりましたことは、御指摘のように事実でございます。  他方で、しかしながら、「高齢者保健福祉推進十か年戦略」に代表されますように、二十一世紀を展望して計画的に基盤づくりをすべき分野には重点。的に財源を投下しつつございますことも、御承知のとおりでございます。平成四年度政府予算にお……

第123回国会 衆議院本会議 第15号(1992/04/02、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 東京の一極集中を是正いたしまして、いわゆる多極分散型国土の形成を図ることは、国土政策上の重要な課題であると考えております。  このため、政府におきましては、いわゆる四全総に基づきまして、地域主導による地域づくりの推進を基本としてまいりました。まず、ふるさと創生を契機として高まってまいりました自主的、主体的な地方の動きをさらに支援するとともに、全国一日交通圏の構築を目途とした高速交通体系の整備、また、テクノポリス法、頭脳立地法に基づく地域産業の高度化、多極法に基づく振興拠点地域の開発整備など各種の施策の展開に努めてまいりました。さらに、地方の自立的な成長と発展の拠点……

第123回国会 衆議院本会議 第17号(1992/04/09、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 我が国の医療制度の現状をどう考えるかというお尋ねであったわけでございますが、我が国の医療制度は、国民皆保険制度のもとで、医療機関等の整備に加えまして、医療関係者の御努力もありまして、欧米諸国と比べても遜色のない水準に達していると考えております。  これまでも時代の要請に即応して医療制度の改善を図ってまいりましたけれども、二十一世紀の本格的な高齢社会の到来に向けて、人口の高齢化、疾病構造の変化等医療を取り巻く環境は急激に変化しっつございます。  そこで、この法律案は、このような情勢に対処しまして、患者の病状に応じた良質な医療を適切に提供するための体制づくりの第一歩と……

第123回国会 衆議院本会議 第18号(1992/04/14、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 概算要求基準、いわゆるシーリングでございますが、各年度の予算編成におきまして、歳出を中心に財政全般を見直していくために重要な役割を今日まで担ってまいったと考えております。財政制度審議会報告におきましても、「今後とも概算要求基準の設定により、概算要求段階から制度改革、歳出の節減・合理化を進めるべきである。」との指摘を受けているところであります。  電気通信分野につきましては、昭和六十年以降の電気通信市場の自由化、情報化、国際化の進展や技術革新といった社会経済情勢を踏まえ、概算要求基準のもとにおきましても、個別施策の重要性等をおのおの検討し、対処してまいりました。特に……

第123回国会 衆議院本会議 第20号(1992/04/17、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 農業は、食糧の安定供給はもちろんでございますが、地域社会の維持、国土・自然環境の保全など多くの面で、もとより重要な役割を果たしております。また、その中にあって、農村は、いわゆる緑豊かな自然と伝統文化に裏づけられたゆとりのある生活・余暇空間を提供するなどの大切な機能を持っておるものと考えております。こうした使命、機能を持ちます我が国の農業、農村がその担い手不足、高齢化の進行、農耕放棄地の増加などによって今大きな節目を迎えており、このような事態に対処して、農家におられる方々が将来を見通しながら、誇りと希望を持って農業を営める環境をつくり上げることが、ただいまの重要な課……

第123回国会 衆議院本会議 第22号(1992/05/12、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 数点にわたってお尋ねがございましたので、順次お答えをいたします。  まず、都市問題についての基本的な認識はどういうことであるかというお尋ねでございました。  全国的に都市人口が急速に増加をし、都市化時代を迎えておりますが、東京への人口やもろもろの機能の一極集中が一層進行しております。そして、職住の遠隔化、住宅取得難等々種々の問題が生じております一方で、地方都市においては若年層の流出等に対応して、むしろ活性化の必要性が高まっているところであります。特に、さきの地価高騰をきっかけに、大都市地域の都心部等において業務ビル等が住宅地域へ無秩序に進出をいたしました。住宅地の……

第123回国会 衆議院本会議 第23号(1992/05/14、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 今回の証券取引法の改正におきましては、我が国の証券市場の実情にかんがみまして、取引の公正の確保を図り、市場に対する投資者の信頼を保持するため、証券取引等監視委員会を設置いたしますとともに、証券業協会等自主規制機関について所要の整備を行い、監視機能の強化及び充実を図ることといたしたところでございまして、私どもとしては、証券市場の公正確保の観点から抜本的な改正と考えておるところでございます。  次に、市場の信頼回復の問題でございますが、ただいま我が国の株式市場が依然として低迷をしております背景には、一連の問題の影響、また株式投資に対する魅力の低下、企業業績の悪化等、さ……

第123回国会 衆議院本会議 第28号(1992/05/28、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 独占禁止法に関する刑事罰研究会は、昨年十二月、刑事罰の強化について検討結果を報告したのでありますが、本件については、当時、まだ各方面において必ずしも意義についての理解や議論が熟していない段階に ありましたため、研究会の結論が各方面に予断を与えることのないよう、適当な時期まで報告書の公表を見合わせることが適当であると公正取引委員会において判断したものと承知をいたしております。  刑事罰研究会は、独占禁止法違反特有の事情などを考慮し、企業と行為者個人の資力の格差、諸外国の法制との比較、課徴金制度の存在などの諸点を総合的に勘案し、現行の罰金刑を抜本的に引き上げることが必……

第123回国会 衆議院本会議 第33号(1992/06/15、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 御質問は五点にわたっておりますので、逐一お答えを申し上げます。  児玉議員に対しましては、委員会におきまして同様の御質問に対して何度もお答えを申し上げましたが、改めましてお答えを申し上げます。  まず第一に、この法案が憲法違反ではないかというお尋ねでございました。  全くそう考えておりません。何度もそういうお尋ねがございましたけれども、どこが憲法違反がということを御指摘がないものでありますから、なぜそうおっしゃるのか、理解に苦しむところでございますが、まず第一に、国連の平和維持活動というのは、御承知のとおり、これは弾を撃っては失敗なのであります。  しばしば言われ……


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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 衆議院本会議 第1号(1992/10/30、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 第百二十五回国会の開会に臨み、当面する諸問題につき所信を申し述べ、国民の皆様の御理解と御協力を得たいと存じます。  天皇皇后両陛下には、去る十月二十三日、中国御訪問の途につかれ、二十八日、つつがなく御帰国になられました。まことに慶賀にたえません。(拍手)両陛下の中国御訪問は、両国の長い交流の歴史の中で今回が初めてのことであり、これが日中国交正常化二十周年という両国間の友好関係を象徴する重要な時期に行われましたことは、極めて意義深いものと存じます。御訪問先での人々の温かい歓迎ぶりと、これににこやかにおこたえになる両陛下のお姿は、まさに日中両国民の心の交流を強く印象づ……

第125回国会 衆議院本会議 第2号(1992/11/04、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 政治と金をめぐる問題、あるいは政治家のあり方の問題等を契機とした国民の政治不信は、御指摘のようにかつてお互いが経験したことのないほど深刻なものである、痛切に感じております。また、政治改革がその実を上げていない現状に対する国民の批判も強いものがあると思います。今ここで政治への信頼が回復されなければ、我が国の将来に大きな禍根を残すことをお互いに憂えるものでございます。この点は委員長の御指摘、私もそのように考えております。  次に、金丸前議員に対する政治資金規正法違反の問題についてでございますが、検察は、法の定めるところにのっとって必要な捜査を行い、証拠により犯罪の嫌疑……

第125回国会 衆議院本会議 第3号(1992/11/05、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) ただいまの国民の政治不信は、かつて経験したことのないほど深刻なものと痛切に感じております。また、政治改革がその実を上げていない現状に対する国民の批判も強いものがあります。私は、一日も早く国民の納得が得られる政治改革を実現しなければならない、こういうふうに考えております。  次に、国民の政治不信を招く事態が生じたことについて、国民の疑念が解消され、政治への信頼が回復されなければならないと考えますので、そのための真相解明は重要なことと思います。現在、自民党としても真相解明に努力中でございますが、国会では既に各党間で真相解明のための場をつくるべく御協議中と承知しておりま……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 衆議院本会議 第1号(1993/01/22、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) このたび、国民がひとしく待ち望んでおりました皇太子殿下の御婚約のことがめでたく決定になりました。国民の皆様とともに心からお喜び申し上げます。(拍手)この御慶事は、我が国の明るい将来を象徴するものであり、これを機に皇室と国民とを結ぶ親愛のきずながさらに揺るぎないものとなることを確信いたします。  今、我々は、久しく経験したことのない歴史的変動の中におります。  東西間の冷戦の時代が終わり、歴史の流れは大きく平和へと転じました。しかしながら、このことは、国際社会に新たな平和秩序の構築という重い課題を投げかけるとともに、我が国の外交を取り巻く環境にも、また国際社会におけ……

第126回国会 衆議院本会議 第2号(1993/01/25、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 先般、日本社会党委員長に御就任になられました。心からお喜びを申し上げます。内外極めて多事の折でございますので、御健闘をお祈りを申し上げます。(拍手)  歴史的変動の中にありまして、我が国をめぐる国際環境あるいは国民意識は、御指摘のように大きく変化をしつつございます。そうして、このような変化は、戦後我々が長い間築き上げてまいりましたこの経済社会システム全体の変革を迫るような種類のものであると考えておりますので、そのような場合のリードは当然政治が務めなければならないと考えます。政治が一日も早く国民の信頼を回復し、期待される機能を回復していかなければなりませんが、そのよ……

第126回国会 衆議院本会議 第3号(1993/01/26、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 水田議員にお答えを申し上げます前に、お許しをいただきまして、昨日の本会議における石田委員長の御質問に対する私の答弁を追加させていただきとうございます。  御質問は、早期に金泳三新韓国大統領と意見交換する機会を設けるべきであると考えるがどうかという、こういう御趣旨でございました。  お答えを申し上げます。  日韓関係の発展は、両国にとってのみならず、アジア・太平洋地域における平和と繁栄にとっても極めて重要でございます。私としては、このような日韓関係をさらに発展させるため、金泳三新大統領と緊密に協力してまいりたいと思います。そのためには、同大統領との間で十分な意見交換……

第126回国会 衆議院本会議 第5号(1993/02/16、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 公債残高が累増しておりますことについてお尋ねがございました。  我が国は、御記憶のようにかなり長いこと特例公債を発行いたしておりましたが、平成二年度におきまして特例公債からは脱却することができたわけでございますが、その後、厳しい経済状況になりまして、殊に近年の税収状況の中で、平成四年度、五年度予算におきまして、建設公債の発行額を増額をいたしておるわけでございます。したがいまして、御指摘のように公債残高はなかなか減少をしない、そういう構造的な厳しさを持っております。  これからの財政運営につきましては、やはり我が国の経済の持っております潜在力というものを、いっぱいい……

第126回国会 衆議院本会議 第6号(1993/02/18、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 経済は不況の中にございますが、いわゆる生活大国の実現は、この不況脱出の努力を契機としてこれを進めていきたいと考えておりまして、したがいまして、このたびの租税特別措置の一部改正案におきましても、生活大国づくりに関連して具体的な施策を幾つか盛り込んでおります。例えば、環境・資源エネルギー対策といたしまして、試験研究費に関する特例措置あるいは再生資源利用促進準備金など、農林水産業で申せば、準備金、割り増し償却制度の創設、土地住宅対策につきましては、居住水準の向上に資しますために買いかえ特例の新設、ある いは障害者対策等に資するものとして、障害者多数雇用事業所や老人性痴呆……

第126回国会 衆議院本会議 第7号(1993/02/25、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 政治不信につきましては、しばしば申し上げておるところでございますが、何と申しましても基本は議員一人一人の政治倫理の問題でございます。  しかしながら、他方におきまして、制度の上におきまして選挙制度の問題、あるいは政治資金制度の問題もございますので、それらを含めまして政治構造の改革をいたしたいと考えておるところでございまして、御指摘のように、地方議会からそのような声が上がっておりますことは、一層このことを物語っているというふうに考えております。  それから、地方分権のことでございますが、ゆとりと豊かさを国民に実感をしてもらうという、いわゆる生活大国のためには、一極集……

第126回国会 衆議院本会議 第8号(1993/02/26、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 住宅は国民生活の最も重要な基盤をなすものでございますから、豊 かさを実感できる住生活の実現が、生活大国の実現に向けまして極めて重要であることは申し上げるまでもありません。  そのためにも、住宅の質の向上が最も重要な課題であります。公共投資基本計画において定められましたおおむね二〇〇〇年を目途にいたします一戸当たりの平均床面積をほぼ百平方メートルと目標に置いておるわけでございますが、そのための総合的な住宅対策を推進しているところでございます。  この目標の達成のために、御指摘のありましたように、持ち家対策と借家対策をバランスして進めていくことが必要でございますが、と……

第126回国会 衆議院本会議 第13号(1993/03/30、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 金丸前議員が所得税法違反の疑いをもって起訴をせられましたことは、国民の政治に対する不信を極めて深めたものとして、まことに申しわけないことだというふうに思っております。  事は政治家一人一人の倫理の問題ではありますが、しかし同時に、倫理を担保するための制度改革の必要をも意味しておると思います。昨年、既に緊急改革につきまして国会の御承認を得て実施をいたしましたが。さらに抜本改革が焦眉の急務になっておることは申すまでもないことであります。自由民主党では既に、改革案につきまして、企業献金の問題を含めましてはぼ成案を得ております。やがて国会に御提案をいたしまして御審議を得た……

第126回国会 衆議院本会議 第16号(1993/04/06、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 豊かでゆとりのある国民生活を実現したいということから、年間総労働時間千八百時間という目標を達成をいたしたい、そのために全力を挙げて努力をいたしたいとただいま考えておるところでございます。週四十時間制への移行等を内容といたしております労働基準法の改正は、この目標を達成いたしますために欠かせない重要な方途である、方法であるというふうに考えております。  もとより、この千八百時間の達成のためには、労働時間法制の改正だけで進められるというわけではございません。そのための労使の積極的な努力が必要でありますことは申すまでもないところでございます。そこで、この法案の速やかな成立……

第126回国会 衆議院本会議 第18号(1993/04/09、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 最初に、今後の食料・農業・農村政策についての基本的な考え方はどうかというお尋ねでございました。  昨年、農林水産省により「新しい食料・農業・農村政策の方向」が取りまとめられたことは御承知のとおりでございますが、ここに二十一世紀という新しい時代を視野に置いた政策展開の考え方と方向が示されていると思っております。今後は、このような長期的展望のもとに、経営感覚にすぐれた意欲的な農業者が生産の根幹を担うような力強い農業構造を実現し、国内の食糧供給力の維持強化を図るとともに、農村が活力のある地域として発展できるように努めてまいりたいと考えております。  このため、多岐にわた……

第126回国会 衆議院本会議 第19号(1993/04/13、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) いわゆる東京佐川急便事件あるいは金丸前議員に係る脱税事件につきまして、政府の側におきましては、検察・国税当局において捜査あるいは調査をいたしましたことは申し上げるまでもないことでございますが、公判係属中のものもあり、また、捜査中のものもございます。いずれにいたしましても、これらの調査、捜査が厳正に行われたことについては疑いを入れないところでございます。  なお、ウォーターゲート事件を御引用になられまして、我が国としても、特別委員会のようなものを国会に設けるべきではないかというお話でございました。国会におきましても真相究明にいろいろ努力をなさっておられますが、さらに……

第126回国会 衆議院本会議 第21号(1993/04/20、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 今日の環境問題は、地球環境という空間的な広がりと、将来の世代にわたる影響という意味で時間的な広がり、その二つを持つ問題になってまいりました。環境問題は、二十一世紀に向けて真に豊かさとゆとりを実感できる社会の形成を目指す我が国にとりまして、重要な政策課題であるばかりでなく、人類の生存基盤としての有限な環境を守り、次の世代へと引き継いでいくという、人類共通の課題でもあると思います。  環境問題への取り組みのためには、国、地方公共団体、事業者、国民、それぞれ自分の立場と責任を自覚し、公平な役割分担のもとに、自主的かつ積極的に経済社会システムのあり方や生活様式の見直しを行……

第126回国会 衆議院本会議 第22号(1993/04/22、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 最初に、この条約 が日本の子供たちにもたらす意義いかんというお尋ねでございました。  児童は、その人格の完全かつ調和のとれた発達が確保され、社会の中で個人として生活するために十分な準備が整えられることが必要であります。これが児童の権利条約の基本的な考え方と思います。政府としては、この条約において認められております児童の権利の尊重、保護を引き続き図っていくことが重要と認識しております。  また、この条約を締結することによって、児童の基本的人権の尊重や保護について、制度面ばかりでなく意識面、実体面で一層努力していく契機となるというふうに考えております。  それから、オ……

第126回国会 衆議院本会議 第23号(1993/04/27、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 先般の湾岸危機に代表されますように、国際秩序が今日のように大きく流動化してまいりますと、いろいろな緊急事態が世界各地で多発する傾向にございます。そういう事態に対処いたしまして、邦人の安全の確保のために適時適切に対応することは、もとより政府の重要な責務と考えております。  政府といたしまして、常に、在外公館を中心といたしまして、通信、輸送、緊急時の備蓄の整備など、いろいろな安全対策の強化に心がけておりますけれども、同時に、御指摘のように、商社を初めとしてたくさんの在留邦人が組織のもとに外国に行っておられますので、それらのいわゆる民間の方々との情報提供、連絡の緊密化な……

第126回国会 衆議院本会議 第24号(1993/04/28、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 先般の米国のクリントン大統領との会談につきましてお尋ねがございました。  アメリカに新しい政権が生まれまして、この冷戦後の時代の世界の中におきまして、御指摘のように、GNP四〇%を占める両国の間にどのような協力をすべきか首脳の間で話をしようということで、余人を交えずにかなり長い時間話をし合う機会もございました。私としては、個人的にお互いの信頼感を築くという意味でも収穫のあった会談と考えております。  その会談におきましては、確かにアメリカ側の大きな関心は両国間の貿易・経済問題でございますけれども、しかし、それに限らず広く政治、安全保障の関係、それから両国が協力して……

第126回国会 衆議院本会議 第25号(1993/05/11、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 去る五月四日、カンボジアにおいて、国際平和協力業務に従事していた我が国文民警察要員五名が、他のUNTAC要員とともに武装グループに襲撃され、うち高田晴行さんが殉職され、残り四名の方々も負傷されるという痛ましい事件がありました。かかる事件の発生に対し、深い悲しみと強い憤りにたえず、高田さんの御冥福をお祈りし、御遺族に衷心よりお悔やみを申し上げるとともに、負傷された方々の一日も早い御回復を祈念をいたしております。世界平和のため努力してきた前途有為な人材を失ったことは、まことに断腸の思いであります。残念のきわみであります。  政府としては、国際の平和と安定のためにとうと……

第126回国会 衆議院本会議 第26号(1993/05/13、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 先ほど官房長官から御報告をいたしましたような事件が発生いたしましたことについて、深い悲しみと強い憤りにたえません。高田さんの御冥福をお祈りし、御遺族に衷心よりお悔やみを申し上げるとともに、負傷された方々の一日も早い御回復を祈念しております。世界平和のため努力してきた有為な人材を失ったことは、まことに断腸の思いであり、残念のきわみであります。  選挙の施行について最初に御質問がございました。  既に、カンボジアの有権者の推定九割を上回る四百七十万人が選挙の登録を終わっております。これは明らかにカンボジア国民の大多数が選挙を行うことを熱望しているということの証左であり……

第126回国会 衆議院本会議 第27号(1993/05/18、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 平成五年度当初予算は、厳しい税収動向、財政事情のもとで内需中心の持続的成長を図るために、予算編成時における経済情勢等を勘案して景気に十分配慮するなど、最善の施策を織り込んだものと信じております。すなわち、公共事業関係を中心に、財投におきまして一二%余り、地方単独につきましても一二%という大きな公共事業の予算を中央、地方で計上させていただきました。  ただ、景気の動向を見ますと、必ずしも予断を許さない状況が続いておりましたことから、政府としては、今後の景気の足取りを一層確実なものといたしますために、先般、予算成立直後という極めて異例の時期ではございましたが、総合的な……

第126回国会 衆議院本会議 第28号(1993/05/20、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 私に関する御質問が九点ございますので、一つ一つお答えを申し上げます。  まず、文部省関係の公立の小中学校の校舎等整備事業の補助対象面積の算定についてでございますが、事業実施年度の翌年度以降、明らかに学級数が減少すると見込まれます場合には、原則として減少後の学級数に基づき適切な事業認定を行うこととし、その旨、本年一月に各都道府県教育委員会に対し指導を行ったところでございます。  厚生省関係では、三件の御指摘がございましたが、いずれも御指摘の趣旨を踏まえ、保健事業費等負担金の精算については、交付要綱を改正することとし、身体障害者療護施設等の入所者に係る診療報酬の請求に……

第126回国会 衆議院本会議 第32号(1993/06/08、39期、自由民主党)【政府役職:内閣総理大臣】

○内閣総理大臣(宮澤喜一君) 最初に、この法案の位置づけというようなことについてお尋ねがございました。  近年の行政機能の高度化、複雑化に伴いまして、公正で民主的な行政運営を実現し、国民の権利利益を保護するためには、行政手続を整備することの必要性が一段と高まってまいっておると認識しております。  このような統一的な手続整備の要請にこたえるため、我が国におきましては、既に事後救済手続については一般法として行政不服審査法が制定されておりますが、処分等を行う際の手続については不十分な面があることをずっと指摘されてまいりまして、このたび、行政手続法案を国会に提出したところであります。この法案は、国・地……

宮沢喜一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院39期)

宮沢喜一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第122回国会(1991/11/05〜1991/12/21)

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号(1991/11/18、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 この何年間か東欧を中心に起こりました変化が、ベルリンの壁ということで象徴されますが、ソ連にも及びまして、いわば大国ソ連邦の崩壊あるいはマルクス・レニニズムの否定、共産党の解党というところまで至りましたことは、恐らく人類社会にとって何百年に一遍という大きな変化ではないかと思われます。その行く先はいまだにはっきりいたしませんけれども、いわゆる冷戦という時代が終わったということは広く認められているところであろうと存じます。  私は、願わくはそこから新しい世界の平和秩序が生まれるということを、そういう平和の構築の始まりであるとこの時代をとらえたいと考えておるわけでございますが、いず……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1991/11/19、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 我々が憲法をつくりましたときに、我が国としては軍事大国になることを放棄したわけでございますが、その反面で、平和を愛する諸国民の信義に信頼をかける、そういう基本的な立場をとったわけでございます。このことは、当初、いわゆる米ソの対立等々から、なかなか国連というものがその期待を満たすような役割を担うには至りませんでしたけれども、基本的には、我々はそういうものとしての国連に大きな期待をかけて、この憲法のもとに生きてまいったというふうに考えております。最近になりまして国連の役割が非常に大きくなったことはまことに慶賀すべきことでございますが、大切なことは、国連がそのような世界の期待に沿……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1991/11/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 これは文字どおり法律の解釈でございますから、専門家がお答えします。
【次の発言】 これで法律論は一応終わられたものと考えまして、そうなりますと、今度はこの法律をどのように運用するかというお尋ねと承りました。  以前からも申しましたように、昨年、湾岸危機がありましたときに、国内的にいろいろな議論があって、日本もある程度人的な貢献をしなければならないという世論が高くなりました。しかし、その際にやっていけないことがある、明らかにできないことがある、これもかなりはっきりいたしました。その反面で、できることはやはり一生懸命やろうではないかということがこの法律案で御審議を願っていること……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第6号(1991/11/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ブッシュ大統領はこの冷戦後の時代を世界新秩序と呼んでおられるわけですが、私は世界の平和構築のための新秩序というふうに考えたいということを所信表明でも申し上げました。したがって、そこに基本的には考え方の共通点があるというふうに考えております。  そのような時代の中で、米国は今、ソ連が崩壊しました後、世界の大国ということでございますし、我が国は第二の経済大国ということでございますので、このような新しい秩序の構築に当たって両国が世界に対して負っておる共通の責任というものは非常に大きいと考えます。そのような責任をお互いにどのように遂行すべきかという問題と、もとよりそのためには両国間……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第7号(1991/11/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ワイツゼッカー大統領のそのような御発言は私もよく存じておりますし、またワイツゼッカーというお人のお人柄を反映しておる御発言であって、極めて同感でございます。我が国としても、過去における行為が多くの人々に多大の苦痛と損害を与えた、そういう事実を深く反省をし、二度とこのような不幸な歴史を繰り返さないということを決意をいたしておるところでございます。ワイツゼッカー大統領のこのような発言には深く同感をいたします。
【次の発言】 人間は地球上に生まれた一つの生物でございますから、当然にその風土を受けて育つといいますか、むしろ風土の中に育つと申し上げた方がいいぐらい、ただいま和辻さんを……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第8号(1991/11/27、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 いろいろ御質疑、提案の御説明等を伺っておりまして大変参考になりましたが、この法案の目的としておられるところと、政府がお願いをして御審議いただいております法案の目的としているところとはかなり違っておるということを感じております。
【次の発言】 朝鮮人の被徴用者の名簿につきましては、これは労働省が中心になって本年三月に九万人分の名簿を韓国政府に引き渡したところでございますけれども、今後とも各種の情報の把握に努めまして、誠実に調査を続けて対応してまいりたいと思います。  なお、次のいわゆる従軍慰安婦問題等々につきましては、ただいま国家公安委員長がお答えになられましたとおり鋭意努力……

第122回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第9号(1991/12/02、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 この問題につきましての政府の考え方は既に何度がお答えを申し上げたとおりでございますが、また、例えば今年の五月に当時の海部総理大臣がシンガポールにおいてそれを明確に言われましたように、折々の機会におきましてそのような遺憾の意を政府としても表明をいたしておるところでございます。
【次の発言】 いわゆるRアンドDに対する支出、GNPとの比率でございますけれども、我が国の場合は民間のそのための支出はかなり高い水準にございますけれども、御指摘のように政府の貢献はまことにどうも十分でない。殊に、これがいわゆる予算編成についてシーリング制をとりました結果、文部省関係の予算の非常に大きな部……

第122回国会 予算委員会 第2号(1991/11/14、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 御丁寧なお言葉をちょうだいいたしまして、恐れ入りました。どうぞよろしくお願いをいたします。  今、世界は大きな激変のさなかにございます。これは恐らく何世紀に一度というような変化であろうと存ぜられますが、私は、これを冷戦後の時代と言われておりますことから、さらにいわば新しい世界の平和秩序がつくられる、そういう構築の始まりであるというふうにとらえたいと考えております。しかも、その際に、我が国は世界に起こりますほとんどあらゆることに大きな影響を与えるような地位に立つに至りました。このような新しい平和の構築について、我々の貢献に期待されているところは極めて多いと存じます。したがって……

第122回国会 予算委員会 第3号(1991/12/09、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいまの段階で正確な事実をよく存じませんので具体的に申し上げることを差し控えさしていただきますが、いずれにしても、政治に携わる者として常に法は的確に守らなければならないということを強く感じております。
【次の発言】 初めに、前回の委員会におきまして私のいわゆる三点セットにつきまして御提示を求められまして、それに対しまして最善の努力をいたしますと申し上げ、予算委員会が再開されるに際しまして委員長まで関係書類を提示をいたしたところでございます。なお、それにつきましての御質問に対しましては、誠実にもとよりお答えをさしていただきたいと考えております。  そこで、ただいまお話のあり……

第122回国会 予算委員会 第4号(1991/12/11、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 基本的に、景気の足取りが重くなっているというふうに考えております。それにつきまして、まさに今加藤委員の言われましたことが私はそのとおりであると思いますのは、一つは、そういう感じの中に、かってのバブル経済のときの景気のよさといいますか、足取りの軽さというものが国民全体あるいは企業家の気持ちの中にもありまして、それがはじければ正常化するということはやむを得ないことでございますけれども、過去のそういうスピード感というものが何となく実感にあるものでございますから、大変にそれが鈍くなったという、少し過剰に感じておられる部分があると思います。  ただ、それだけではないので、現実に七――……


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第123回国会(1992/01/24〜1992/06/21)

第123回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第5号(1992/03/12、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 昭和四十六年に沖縄の復帰に伴います諸法案が政府から提案されました際、政府といたしまして「われわれ日本国民及び政府は、この多年にわたる忍耐と苦難の中で生き抜いてこられた沖縄県民の方々の心情に深く思いをいたし、県民への償いの心をもって事に当たるべきであると考える」ということを申し上げました。その政府の立場は今寸分変わっておりません。並びに、過去二十年間、この問題につきまして本当に尽瘁をしてこられました当委員会並びに委員の皆様の御努力に心から敬意を表したいと存じます。  で、おっしゃいますように、そのような努力にもかかわりませず諸般の条件がまだまだ十分になったとは申しがたい、我々……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第3号(1992/06/09、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣(外務大臣臨時代理) ただいま議議となりました国際緊急援助隊の派遣に関する法律の一部を改正する法律案について御説明申し上げます。  昭和六十二年九月の国際緊急援助隊の派遣に関する法律の施行以来、我が国は、海外の地域、特に開発途上にある地域におきまして大規模な災害が発生した場合には、国際緊急援助隊を派遣し、国際緊急援助活動を実施してまいりましたが、これまでの活動を通して、災害の規模によってはさらに大規模な国際緊急援助隊を派遣する必要があること、被災地において自己完結的に活動を行い得る体制を充実すべきこと及び輸送手段の改善を図るべきこと等の課題が明らかとなってきているところであり……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第4号(1992/06/10、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいま発議者御自身からの御説明がございましたが、昨日もこの席におきまして発議者からの趣旨説明を伺ったところでございます。それによりますとこの修正案は、「政府原案の基本的な考え方と枠組みはこれを維持しつつ、その上でこの法律案に対する一層広範な国民の理解と支持を得ていくとの趣旨で」提出するものであります、かようになっております。政府といたしましても、この修正案の内容を詳細に検討させていただきましたが、発議者の御意見のとおりであると理解をいたします。
【次の発言】 ただいまのお尋ねにつきまして、いわゆる凍結が有効に行われました場合、この法案によりまして法律になりましたときに、政……

第123回国会 国際平和協力等に関する特別委員会 第5号(1992/06/11、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 過般の施政方針の演説でも申し上げたことでございますが、ただいま衛藤委員の言われましたような、マルタ会談によりまして象徴されますようなその後の世界の動きというものは、明らかに冷戦というものは終結をした。それによりまして、大きな流れとしては、御指摘のように長い間軍備のために大国も小国も非常に大きな負担をしていた、その負担から解放されましたエネルギーをいわゆる平和の配当として南北問題あるいはいわゆる地球規模の問題、ただいま仰せになりましたような問題でありますが、そういうことに人類が初めでそのようなエネルギーを集中して注ぐことができるようになる、そのような可能性というものが非常に大……

第123回国会 大蔵委員会 第15号(1992/05/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいま堀委員の御指摘になりました問題は、仰せのごとく、この発端の鈴木内閣の時点で、鈴木首相とミッテラン大統領との話に出た問題でございましたので、私も当時のいきさつを記憶をいたしております。  そして、それ以後今日まで、この問題につきまして堀委員が非常に関心をお持ちくださって、これはやはり日仏両国の関係ということから見まして、殊に最近非常に両国の関係が近くなってまいりましたことがございまして、非常に大事な問題であると思っておりますので、堀委員が大変な関心をお持ちいただいていることに私敬意を表するものでございます。  実は、私もそういう背景を存じておりましたので、先般、先月の……

第123回国会 大蔵委員会 第20号(1992/06/02、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 堀委員には長年にわたり御親交をいただくとともに、御教示にあずかることも大変多うございまして、しかしきょうはまた思いもかけぬことのお尋ねがごいざいまして、私として用意のないことをうっかりお返事を申し上げるべきではありませんし、たまたま今行政の責任者をしておりますので、立法府と行政府との関係について私がうかつに物を申してはいけないし、限界がいろいろあろうと思っております。  そういう心構えで今お話を伺っておりましたけれども、確かに伊藤さんが憲法調査に行かれますときにプロイセンを選ばれて、そしてプロイセンのいろいろひな形が一番我が国の当時の天皇制のもとでの憲法に合うと判断をされた……

第123回国会 予算委員会 第2号(1992/02/03、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 国会のお許しを得まして、先週末にニューヨークで行われました安保理事会の十五の国の、政府、国の首班の集まりがございまして、お許しを得て出席をいたしてまいりました。  基本的には、国連が誕生いたしましてから間もなく五十年に近くなるわけでございますが、その中の世の中の変貌も厳しゅうございまして、ただし国連自身は、ごくごく最近までそういう中にありながら比較的地味な存在であったと考えますが、湾岸危機等々を契機といたしまして、冷戦後の世界の主な担い手に国連がならなければならない、また、なることを期待するという、そのような期待が高まっている、そういう今の時点でございますので、国連自身がそ……

第123回国会 予算委員会 第3号(1992/02/04、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいまの市川委員の御発言でございますが、昨日の本委員会における武藤議員の御質問に対する私の答弁につきまして、一言御説明を申し上げます。  私の申し上げました趣旨は、我が国のバブル経済の行き過ぎ等々への反省にも立ちまして、私の経済哲学としまして、額に汗をして物をつくり、価値を生むことが大切であるとの、勤労についての取り組み方を申し述べたところでございます。このような勤労の哲学を働く倫理観という表現を使って申しましたが、この倫理観。という言葉が誤解を生んだとすれば、それは私の本意ではございません。米国の労働者を批判する趣旨では全くございませんでしたので、御説明をさせていただき……

第123回国会 予算委員会 第4号(1992/02/19、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 このたびの事態の基本に根本的な政治改革の問題があるということは、御指摘のとおりであると思います。その一番の根本は政治倫理の問題であることも、そのとおりと思います。次に、いかにして政治に金をかからないようにするかという、いわば出の方について、過般も幾つかの改革はございましたけれども、なおしなければならないことが制度上いろいろあるであろう。次に、しかし、どうしても必要な金というものについては、その透明性をどのようにして確保するかという、そういう問題があろうと存じます。  その他、制度の問題、いろいろございますが、お尋ねに関して申せば、そういうことが非常に緊急な課題になっておると……

第123回国会 予算委員会 第5号(1992/02/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 従来からしばしば、国会の御決議もあり、国内産で自給することを基本方針として交渉に臨んでおりますということを申し上げました。そのことに変わりはございません。そして、それは今農林大臣が明確に述べられたところでありますし、外務大臣も違うことを言っておられるのではありません。外務大臣が、今お聞きのように、ですから第四トラックの交渉をしておるんだということを言われました。これは御承知のように、ドンケル・ペーパーのいわゆる関税化という部分は修正を求める、それが第四トラックの交渉であります。そういう立場を今日本政府はとって交渉しておるということでございますから、その間に少しも違いはござい……

第123回国会 予算委員会 第6号(1992/02/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 私も、きのうのきょうでございますので関係の方から直接に話を聞く機会はございませんけれども、この調査会が起草委員会をつくっておりまして、その起草委員会の報告の原案というものとして御披露されたと承知しております。したがいまして、これからこの原案をもとに調査会においていろいろ御議論があって、最終的に結論が出ましたときに私に正式に御報告がある、そういう段階の起草委員会の報告原案である、こういうふうに承知をしております。  私は基本的に、殊に湾岸危機以来、いろいろ国民の間に広い問題意識が起こりまして、そのことは結構なことでございますし、いろいろな議論が行われることも大変に私は有意義な……

第123回国会 予算委員会 第7号(1992/02/24、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 まことに遺憾なことでございまして、政治改革を実行いたしまして、国民の信頼を回復いたさなければならないと考えておりますが、事件そのものは司直の手によって解明が始められておりますので、しばらくそこにお任せをすべきものかと思います。
【次の発言】 一般的に、政治に金がかからないようにするにはどうしたらいいか、それから必要な金につきましては、その透明性を確保するというようなことが政治改革のやはり一番大事な点になってまいると思います。
【次の発言】 わかっておるものもございますが、全部というとちょっとはっきりいたさないところもあります。

第123回国会 予算委員会 第9号(1992/03/02、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 委員会のお求めに応じまして、鈴木元総理がここで参考人として誠意を持って御質問に答えられた。いわば議会の子として長い間育ってこられました鈴木さんの議会に対する尊敬の念、それがあの御意見にあらわれておったというふうに拝聴いたしました。
【次の発言】 この問題につきましては、前国会以来お求めの資料を提示をいたし、また私自身誠意を持ってお答えをいたしてまいりました。事実関係は明らかになったと信じております。もとよりそのようなことを私は何もいたしておりまぜんが、しかし、今後ともお尋ねがございますれば、もとより誠意を持って私自身がお答えをしてまいるつもりでございます。

第123回国会 予算委員会 第10号(1992/03/03、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 最近の一連の暗い出来事は、確かにお互い政治家に深い反省を迫るものであります。それは、お互いの倫理の問題であると同時に政治改革という制度の問題であると言われますことは、そのとおりであると思います。  そこで、しかし柳沢委員が言われますように、これは極めて緊急の課題でありますけれども、同時に事は我が国の民主政治の将来にはかり知れない大きな影響を及ぼす問題でございますから、緊急であると同時に、これについては我々十分論を尽くさなければならないという二つの面を持っておると思いますしばしば制度の疲労と言われまして、そういう面は確かにございましょうが、制度以前の問題あるいは制度以外の問題……

第123回国会 予算委員会 第11号(1992/03/04、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 昭和二十七年というお話がございまして、これは講和会議の翌年でございました。それからのきょうまでの年月を見まして、我が国の経済、今日を考えますと今昔の感にたえません。  私は長い目で見まして、我が国の経済には全面的に自信と楽観を持っております。と同時に、今日になりますと、我々が世界全体に対して持っている責任、当時と比べ物にならないほど大きくなりました。そういう世界に対する責任を我が国の経済はまた果たさなければならない役割を担っておると思いますが、私はそれは立派に果たせるし、果たさなければならない。と申します意味は、先般から申し上げ、越智議員もよく御存じのいわゆる国際的貢献、そ……

第123回国会 予算委員会 第17号(1992/03/13、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいま御指摘になりました幾つかの事件につきましては、おのおの司直の手による取り調べが行われ、あるいは行われつつあり、または既に公判が行われておる等々、それぞれ対応がなされておるわけでございますが、国会、特に当委員会におかれましても国政調査のお立場からこれらについて御熱心な解明が行われてまいりました。なおこの委員会におかれましてさらにそのような御審査、解明をお続けになるものというふうに承知をいたしております。  御指摘のように、国民に対して政治に対する信頼を甚だしく傷つけるような結果になりましたことをまことに残念に存じておりますが、これは、私どもがいわゆる政治改革の実を上げ……

第123回国会 予算委員会 第18号(1992/03/30、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいま両大臣から答弁を申し上げたとおりと存じますけれども、私としましても、両大臣からもう少し事情を伺ってみたいと思います。
【次の発言】 私はそれは、率直に申して経済企画庁に対して酷だと思っております。毎日の景気というものは、経営者は毎日毎日のことでございますからその日のことをお考えですが、経済企画庁はやはり仕事の性質上、統計に基づいて過去の追跡をしているわけでございます。それで、毎日の判断も必要でございますけれども、今大体大きくどういうふうに事が動いていくかということはやはりある程度資料を固めまして判断をするという、そういう役割も私は必要であるというふうに考えております……


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第125回国会(1992/10/30〜1992/12/10)

第125回国会 公職選挙法改正に関する調査特別委員会 第2号(1992/11/30、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいま御指摘がございましたように、今日の国民の政治に対する不信というものは、本会議でも申し上げましたが、かつて例を見ない厳しさを持っておるというふうに感じております。私自身も、かなり長い間この世界にお世話になっておりますけれども、幾たびかスキャンダルというようなものがございましたが、このたびのような異常な国民の不信というものを初めて今回感じる。それは一つには、やはりここのところ何年か、次々不祥事件がございました。その間、政治改革ということが言われながら、いろいろな事情のために十分にその成果が上がっていない、そこへ今回の出来事というようなことでございましたから、国民の怒りと……

第125回国会 国会等の移転に関する特別委員会 第2号(1992/11/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 八十島学長が座長になられました国土庁の方の懇談会の御意見というのは、私は報告として書面で拝見をしておりますが、これはどちらかといえば専門的な立場に立っての御検討でございました。他方で、有識者会議は私自身がお願いを申し上げたところでございましたので、私自身が出席をして御意見を伺う場合が多かったわけでございます。これは、国土庁の方の懇談会の考え方を基本にしまして、もう少し、専門的でなく、大所高所というような立場から、首都移転というものの是非、それが及ぼす将来への影響等々、これはいろいろなお立場のお方がいらっしゃいましたが、いずれも専門的というよりはもう少し高い、高度からの御意見……

第125回国会 予算委員会 第2号(1992/11/24、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 冒頭に今日の経済状況につきまして御指摘がございました。政府といたしまして、過般総合経済対策を決定をいたしました。これは史上最大の規模の十兆円を超えるものでございますが、できるものはできるだけ早く既に実行に移っておりますが、その中に補正予算の形で国会の御審議を仰がなければならない部分がございまして、補正予算を提出いたしたところでございます。  津島委員の御指摘のように、経済状況なかなか好転をいたすのに時間がかかっておりまして、昨今、有効求人倍率の低下に見られますように、雇用にもただいま御指摘のような影が差すような状況になってまいりました。また、中央から地方へ不況が及んでおりま……

第125回国会 予算委員会 第3号(1992/11/25、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 他国の選挙のことでございますので、正確には申しかねますけれども、一般的には、ただいま御指摘のような国際情勢もあり、また自身の経済の問題もあって、アメリカ国民が変化を望んだというふうに一般に言われておると存じます。
【次の発言】 ただいま外務大臣の言われたとおりでございますが、日米両国の間にこれだけ、もうあらゆる面でたくさんの接触が行われているという事実、それから、両国合わせて世界のGNPの四割を占めているために、共通に世界の問題に対処しなければならないという事実、それから、両国が今外務大臣の言われましたように価値観を同じくしているという事実、これらの事実が基本的な日米関係と……

第125回国会 予算委員会 第6号(1992/11/30、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいま法務大臣からお答えを申し上げたとおりでございます。
【次の発言】 先ほど町村委員が言われましたように、いわゆる緊急改革分につきましては、先般の国会において事実上、共産党は別でございましたけれども、各党間の御協議がほとんど調っておった状況でございましたので、諸般の事情によりこれが成立いたさなかったことは残念なことに存じておりますが、この国会におきましていわゆる十八項目に加えまして御協議がほぼ調いつつございますので、この国会においてぜひとも成立をさせていただいて、長年のこの懸案を実現をいたしたいと考えております。  残りました問題は、ただいま御指摘のような抜本改革の問題……

第125回国会 予算委員会 第7号(1992/12/01、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいまの大蔵大臣のお答えに尽きておりますが、国民負担を機会があれば減らしたいということは、やはり私ども常に考えているところでございますし、三党のお申し出に対しても、それを支持する世論も少なからずあるということも存じております。  しかしながら、ただいま大蔵大臣も説明をされましたが、そのために歳入補てん公債を発行するということは、将来のことも考えますとちゅうちょせられるところでございますので、そうであるとすれば、所得税減税にかわる別途の増税を考えるかあるいは所得税減税に相当するだけの歳出の削減を行うかということになるわけでございますが、減税幅が相当大きくなければ意味がないと……


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第126回国会(1993/01/22〜1993/06/18)

第126回国会 環境委員会 第12号(1993/05/18、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 この問題につきましては、法律の第四条に基本の考え方が述べられておると思いますが、つまりしばしば言われますような持続可能な開発の達成という、地球サミットでもそういう表現がございましたけれども、環境への負荷をできるだけ少なくする、そのような経済社会を構築していくということに考えるべきであろう。かつて昔、経済と環境の両立というようなことについていろいろ議論があったことを記憶しておりますけれども、それからやはり我々の意識は随分進んでまいりまして、この第四条に述べられておりますような環境への負荷を少なくしながら持続的経済発展の可能な社会の構築をする、こういうふうに考えるべきものと考え……

第126回国会 決算委員会 第10号(1993/06/07、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ミュンヘン・サミットにおきまして、いわゆる政治宣言の中で北方領土についての我が国の考え方、立場というものをG7の各国から支持を得ることができまして、そのことを宣言に書いておりますし、またサミットと別に、エリツィン大統領と我々が会談いたしました際にもその政治宣言の趣旨について説明がなされた、こういう経緯がございまして、このG7の考え方は今日といえども別段変わっていないということは、その後しばしば私が各国の首脳との接触の過程で確認をいたしておるところでございます。
【次の発言】 G7におきましてこの問題についてのG7の認識は明確にされたわけでございますし、それは今日も変わってい……

第126回国会 政治改革に関する調査特別委員会 第9号(1993/04/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 戦争中から、日本が敗戦になり占領を受け、そして主としてアメリカの援助によってその後復興をし、今日に至りますまでの長い時間の間で、奥野委員は政府のあるいは政界の中心になられて今日に及ばれました点は、私について御言及がございましたが、奥野委員こそはやはりその間のいろいろな苦労をなさったお方であることは世間の皆様がよく御存じでございます。  その長い年月を顧みまして、その間に起こったことのいろいろな解釈あるいは評価というのは、あるいは奥野委員と私と必ずしも全部御一緒でないかもしれないと思いますけれども、しかし、この長い年月を考えまして、まさに住専渺茫と申しますか、感慨深いものがご……

第126回国会 大蔵委員会 第8号(1993/03/23、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 幾つかお尋ねがございましたが、まず金融商品としての割引債の問題を御提起になっておられました。  今度ああいう事件がありまして、いかにもこの割引債といったような金融商品そのものが何か不正なものである、好ましくないものであるといったような印象を多くの国民が持たれたであろうと思います。これは極めて遺憾なことだと思います。責めが割引債にあったのではなくて、その割引債が、伝えられるところによれば脱税の具に使われたというところに問題があったわけでございますから、割引債そのものは大量に資金を集めますときに使われる、非常にある意味でそれなりの社会的、金融的な機能を持っておると思いますから、……

第126回国会 予算委員会 第2号(1993/01/28、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 内外の時局重大な折に先般日本社会党書記長に御就任になられまして、くれぐれも御健闘をお祈り申し上げます。  釧路沖地震につきましては、被災された方々に改めて心から御同情を申し上げます。政府といたしましては、早速関係省庁の調査団を現地に派遣いたしまして、現地の方々の協力を得てつぶさに被災状況を調査をするとともに、関係各省庁の連絡協議会を設けまして、応急措置並びに復旧につきまして今万全の策を講じつつございます。御摘のように非常に厳しい季節になっておりますので、遅滞なくできるだけのことをいたさなければならないと思っております。

第126回国会 予算委員会 第3号(1993/01/29、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 この問題につきまして、政府としてはもとより、検察、警察等々、法に従って真相の解明をしてまいりましたし、また一部は裁判所におきまして公判も行われている。そういういわば法の、当然のことでございますが、定めるところに従って進められておることが、国民の立場から見ればいかにも間延びがしておって、もっと端的にこうはこうと、白、黒と言えないものかと国民が感じられることは無理もないことでございます。同時に、しかし、政府としてはそういう法にのっとって事を運ばなければならないということもまた事実でございますが、その間にまず国民の感じておられることと、いわゆる庶民感覚とでも申しますか、一つのずれ……

第126回国会 予算委員会 第4号(1993/02/03、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 従来ポル・ポト派が言っていることは二つありまして、一つは、十分に武器を持ったベトナムの勢力が本当にゼロにはなっていない、相当の者がまだいるという主張、これはどうも事実に徴して余り説得力のある主張ではないように思われますが、もう一つの主張は、SNCというものをつくったけれども、これは公平ではない、甚だしくフン・センといいますか、そういう中央勢力に加担をする嫌いがあって、そしてUNTACもどうもそのことを黙認しているではないかと、こういう主張でございます。  それで、第二の主張は、それはクメール・ルージュからいえば、何かそう思う節があって主張しているのだと思います。このことは、……

第126回国会 予算委員会 第5号(1993/02/04、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 万全の注意を払ってまいります。
【次の発言】 我が国のGNPが世界の二番目になりましたので、経済大国というのは我々が言ったのではなくて外国人が言ったことですけれども、私が申したのは、それにしてはいかにも生活環境というのは貧しいので、どうせ言われるんなら経済大国じゃない、生活大国と言われるような努力をしようじゃないかということを実は言おうとしたわけでございます。  物をつくるということ、サービスをするということ、汗を流してそういうことをするということは、やはりマネーゲームというものばかりではなかなかあのGNPというものはつくり上げていけない。おっしゃることは、私は同感をする点……

第126回国会 予算委員会 第6号(1993/02/05、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 我が国の平和主義の考え方は、ただいま串原委員のお述べになられましたとおりでございます。  なお、他国の外交政策につきましては、批判にわたるおそれもございますので、特にこの際申し上げません。
【次の発言】 御指摘のとおりでございます。
【次の発言】 いわゆる小沢調査会の答申の考え方でございますが、湾岸戦争が起こりましたときに幾たびか国連の安保理事会の決議が重ねられまして、サダム・フセインに対する対応が行われたわけですが、この軍事行動そのものは、国連によるものではなく、いわゆる多国籍軍であった。このことについて小沢調査会の考え方は、やはり多国籍軍に我が国が参加することは問題があ……

第126回国会 予算委員会 第8号(1993/02/15、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 先ほどから外務大臣が説明しておられますとおりですが、三・三%という経済見通しを我々は立てて、これを達成をしなければならないと思っておるわけです。それは何よりも我々自身のためであるというふうに考えておりますが、そのために昨年の夏以降十兆七千億等々の総合経済対策をとり、補正予算の成立が多少遅延いたしましたから全体の効果というのは今年に入りまして大きくあらわれてくると思っておりまして、御承知のように、GNPに対する一年間の乗数効果は二・四だというふうに言われておるわけでございますが、その大部分はこれから出てくると考えています。そして、御審議中の平成五年度予算もその延長線上で組んで……

第126回国会 予算委員会 第9号(1993/02/16、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 政治でこのような不祥事が後を絶ちませんということは、それ自身で非常な問題でございますけれども、もとより、育っていきます青少年に対しましてははかり知れない大きな影響を与える、現在における問題であると同じくらい、あるいはそれよりもっと将来に向かって大きな影響を与えるおそれがありまして、そのことは深刻な教育の上での問題であるというふうに考えております。
【次の発言】 先ほどから御質問を承っておりまして、殊に学術研究、文化等々につきましての御所論には大変共感するところが多うございまして、そう思って承っておりました。  そして、現状が、片方で文部省のように非常に人件費の比率の多い役所……

第126回国会 予算委員会 第15号(1993/02/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 山というものを大事にしなければいけないということは、このごろ環境問題あるいは水の問題、国土保全というようなことから注目をされ始めましたけれども、実は、今松前委員の言われますように、外国からの、つまり木材需要というものはある段階からもう半分は外国で輸入をすればいいというようなことにずっとなってまいりましたものですから、山というものをそういう意味で考えなくてもいいんだというような、そういう物の考え方がかなり長いことあったと思います。しかし、今御指摘のように、環境の問題から、あるいはその他の理由から、丸太の輸入というものがだんだん難しくなってくる。合板をどうするか、あるいは建材に……

第126回国会 予算委員会 第17号(1993/03/02、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 最後の部分、お答えをいたしますけれども、そのとおりだと思っております。ずっと日本の経済の戦後の動きを見ていて感じますことは、今まさに中川委員の言われたそのことでございますが、つまり、消費がGNPの五〇%以上になった。あるいは経済の中で一次産業、二次産業、三次産業とございます三次産業のウエートが非常に大きくなってきたといったような、そういう変化にこの統計が十分に対応していないというのは、まことに私は御指摘のとおりだと思っていまして、例えば国民消費の動向というのは、それはデパートの売り上げとかなんとかいうもの、あるいはスーパー、場合によりまして新車登録台数とかいうようなものは伝……

第126回国会 予算委員会 第19号(1993/03/06、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 議員に対する国民の支持、不支持は選挙を通じてあらわれるものであります。それは選挙区における選挙民の投票によってあらわれるものでありますから、国民といい選挙民といい、それは私は同じことだと思います。  なお、念のためつけ加えて申し上げますが、国会法によりますと、万一議員が籍を失う、除名ということだと思いますが、その場合、選挙区がこれを再び選んだときは、それを院は拒否できないということが書いてございます。
【次の発言】 この問題につきましては、従来から本委員会におきまして何度か御議論がありまして、その都度いわゆる乗数効果の問題あるいは財源の問題、税制の全般的な改正との関連等々い……

第126回国会 予算委員会 第22号(1993/05/20、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 二人の有為な青年を失いましたことを、まことに申しわけないと思っております。  これは、我々が実際上初めて行います国際平和協力を考えます上でまことに貴重な体験であると考えておりますが、今現に急迫した事態の中で対応すべきことはすぐにでもいたさなければなりませんし、いたしつつございます。しかし同時に、我々の国際平和協力ということは、これから将来にわたって長くしていかなければならない貢献でございますので、当面の問題は当面の問題といたしまして、今後にわたってこの法律をどのように運用し、あるいは場合によって改めるべきかということは、将来にわたって長い時間の間で考えていかなければならない……

第126回国会 予算委員会 第23号(1993/05/21、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 ただいまお述べになられましたような長い間の経緯がございます。そのおのおのの段階においてそれがだれの責任であったかということは、また歴史としていろいろ判断が下される時期があると思いますが、ともかくもそれらの結果としてカンボジアの国民が非常に不幸な状態にあり、そして内戦が続いたということについて、これはやはり国連あるいは関係国の何とか和平に導かなければならないという努力が結局パリ協定になって結実をしたということと考えております。  したがって、今行われておりますUNTACを中心とする平和協力は、一日も早くカンボジア人のカンボジアという国づくりを実現をしたい。ただ、従来戦っており……

第126回国会 予算委員会 第24号(1993/05/24、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 カンボジアの人々が、自分たちの手で平和な国づくりをしようというそういう努力、また、それに対する、何と申しますか、今中野委員の御引用になりましたような、明るいといいますか、そういう投票をしておられるのを見て、これがパリ和平協定が何とかして実現しようとしているカンボジア人の手による国づくりの現実の姿がその第一日を迎えたという思いで私も見ておりまして、願わくば、このようなカンボジア人の手によるカンボジアの平和な国づくりが、この選挙を無事に終わることによってその第一歩を踏み出すようにということを、祈るような思いで画面を見ておりました。  同時に、我々の送りました隊員あるいは要員がこ……

第126回国会 予算委員会 第25号(1993/05/25、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 前回の選挙は一九七二年であったと言われておりますから、まさに今外務大臣の言われましたとおり、二十年ぶりということになりますけれども、いろんな事情を考えますと、今回投票をしておるカンボジアの大部分の人にとっては、恐らく今度の投票というのは初体験ではなかったかと思います。二日間で高い投票率が、こういう必ずしも平穏でない状況の中であるにもかかわらず上がっているということは、中川委員の言われましたように、自分たちの一票によって自分たちの国をつくるという、そういう初めての体験についてカンボジアの人々が非常に明るいと申しますか高い希望を持ちながら投票所に赴いているということと思います。……

第126回国会 予算委員会 第26号(1993/05/26、39期、自由民主党)【政府役職】

○宮澤内閣総理大臣 堀委員におかれましては、大変長い政治の御経歴の中から、今日第三十六年目の一日をお踏み出されになられたことをただいま伺いました。ますます御健闘をお祈り申し上げたいと思います。  長年堀委員も御関係になられました政治改革の問題でございますが、このたび、国会に各党から政治改革、選挙制度についての御提案がございます。確かに、ほぼ共通の考え方として、政党本位の選挙をすべきであるという共通点がございまして、そういう意味では、今の中選挙区というものは必ずしもその趣旨に沿ったものでないというお考えは、ほぼ共通して各党がお持ちのように思います。  確かに、先ほど陸上競技の例をお出しになられま……


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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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