このページでは愛野興一郎衆議院議員の38期(1986/07/06〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は38期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(愛野興一郎君) 激動の昭和の時代が終わり、新しい平成の時代を迎えるに当たりまして、我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方について、所信を申し述べたいと存じます。 昭和の経済の歩みを振り返ってみますと、世界的な恐慌に始まり、戦時経済への移行、大戦による国土の荒廃、戦後の混乱と窮乏からの復興という苦難と試練の時代を経験した後、世界でも例を見ない高度成長を実現しました。また、二度にわたる石油危機や大幅な円高など幾多の困難に直面しながらもそれらを克服し、着実な発展を遂げ、我が国は今や世界経済の繁栄に重要な役割を担うに至りました。 新しい平成の時代におきましても、物価の安定を基……
○国務大臣(愛野興一郎君) 質問の第一は便乗値上げの定義を言えということと、それから第二番目は、消費税導入に当たって経済企画庁が物価に与える影響を一・一%と発表したのであるが、それを変更する意思はあるかどうかということであったわけであります。 便乗値上げの定義につきましては、議員御承知のように、一般の個々の商品、サービスの価格は各事業者ごとに需給を総合的に勘案をし、また、自由競争のもとで決定されるものでありまして、また、生鮮食料品などのように天候いかんによって価格が大きく変動するもの等もあるわけでありますから、何が便乗値上げであるかを簡単に申し上げることは困難であります。 そのような事情を……
○愛野委員 第八次石炭政策がスタートしたわけでございます。この実施のための具体的な施策の概要を聞こうと思いましたが、このスタート早々からやはりこれは非常な暴風雨状態になっておるのではなかろうか。しかし、にもかかわらず、我が国の石炭産業につきましては、前川レポートとかあるいはいろいろな面で構造転換の試金石と見られておるわけであります。そして、国際的にも注目をされておる面があるわけであります。そういうわけでありますから、スタート早々から暴風雨の傾向にあるといえども、これを政府がきめ細かく第八次石炭政策のとおりにいくような政策誘導なりあるいは手当てをしていかなければならぬと考えるわけであります。 ……
○愛野委員 第一分科会における審査の経過を御報告いたします。 本分科会は、昨九日審査を行いました。 質疑応答の詳細は会議録に譲ることとし、その主なものを申し上げます。 国会関係では、国会職員の労働条件について、皇室関係では、皇太孫の御婚儀の見通し、皇位継承と大喪問題、皇室に関する学校教育のあり方、陵墓参考地調査等について、 防衛庁関係では、三宅島の夜間着陸訓練場建設計画、リムパック88参加と集団的自衛権、我が国の安全保障問題、防衛庁本庁市ヶ谷移転に伴う問題、在日米軍基地とその施設等の支援問題、有事来援研究等について、 総理府本府及び総務庁関係では、平和祈念事業特別基金等に関する法律案……
○愛野国務大臣 経済企画庁長官の愛野興一郎でございます。 まず最初に、昭和天皇の御崩御に対しまして、心から哀悼の意をささげる次第であります。 現在の内外情勢は総じて良好な状況にありますが、経済運営のかじ取り役として、今後ともこのような状態を息長く持続させていくよう経済運営に誤りなきを期してまいりたいと存じます。 同時に、世界的視野に立った我が国経済の発展と、その経済力にふさわしい国民生活の向上を目指し、全力を尽くしてまいる所存であります。 今後とも、委員長並びに委員各位の御支援、御鞭撻のほどを切にお願い申し上げまして、簡単でありますが、ごあいさつといたします。ありがとうございました。(……
○愛野国務大臣 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 世界経済は、各国間の政策協調が進展する中で、インフレなき持続的成長が続いておりますが、依然大幅な主要国の対外不均衡、根強い保護主義的な動き、発展途上国の累積債務問題など、今後解決していかなければならない課題が数多くあります。 他方、我が国経済は、個人消費や民間設備投資を中心とした自律的な内需主導型の成長過程にあります。また、輸出はこのところ強含みに推移しているものの、製品類等を中……
○愛野国務大臣 委員御心配のように、最近の円安の動向、今通産大臣がお答えされましたように、今朝の寄りつきも百四十三円、これは要すれば一時的な要因か長期的な要因かということを申し上げますと、経済のファンダメンタルズ、基礎的諸要件の指標はずっと堅調でありますから、その原因が那辺にあるかということ、短期的なものか長期的なものかということになるわけであります。短期的なものであるというふうに考えておりますが、日銀当局が積極的に介入をいたしまして、そうして、できるだけ為替のさらなる安が強くならないように努力をしておるということは、年初以来日銀当局も機動的、臨機的に対応すると言ってきておるわけでありますし、……
○愛野国務大臣 経済企画庁長官を拝命いたしました愛野興一郎でございます。 内外ともに大切な時期に、我が国経済社会の運営の根幹を預かる大任を仰せつかり、責任の重大さを痛感いたしているところであります。 現在の内外経済は、個人消費や民間設備投資を中心に総じて良好な状況にありますが、経済運営のかじ取り役といたしまして、今後ともこのような状態を息長く持続させていくよう、経済運営に誤りなきを期してまいる決意であります。特に、物価につきましては、物価の安定が経済及び国民生活安定の基本的要件であるという認識に立って、現在の安定基調の維持に細心の注意を払うとともに、内外価格差の縮小に向けて一層努力してまい……
○愛野国務大臣 我が国経済の当面する課題と経済運営の基本的考え方につきましては、さきの経済演説において明らかにしたところでありますが、当委員会が開催されるに当たりまして、重ねて所信の一端を申し述べたいと存じます。 世界経済は、各国間の政策協調が進展する中で、インフレなき持続的成長が続いておりますが、依然大幅な主要国の対外不均衡、根強い保護主義的な動き、発展途上国の累積債務問題など、今後解決していかなければならない課題が数多くあります。 他方、我が国経済は、個人消費や民間設備投資を中心とした自律的な内需主導型の成長過程にあります。また、輸出はこのところ強含みに推移しているものの、製品類等を中……
○愛野国務大臣 消費税の導入に際しましては、国民生活に影響のある便乗値上げ等を防止いたしますとともに、今先生からお話がございました物品税の廃止等のいわゆる税負担の減少分を適正に価格に反映することが肝要であると考えております。 そこで、経済企画庁といたしましては、便乗値上げ防止のための具体的な策といたしまして、物価モニターや地方公共団体を通じた価格動向の調査、監視体制を強化いたしております。また、消費者及び事業者に対し、新聞、テレビ等を通じての広報を強力に行うことにいたしております。また、消費者及び事業者からの問い合わせ、相談等に対して適切に対処すること、及び公共料金等について既存間接税の廃止……
○愛野国務大臣 お答えさせていただきます。 経企庁としては、税率三%の場合に物価の動向に与える影響を十分勘案をしていかなければならぬ、そういうことから、この物価上昇がいわゆるインフレ的な性格にならないように、一度限りのものとするために、昨日も申し上げました物品税等既存間接税の廃止等も行われ、また減税も行われるわけでありますから、平成元年度の物価水準に与える影響を一・二%程度に抑える、それから平年度と消費税の導入とのこの影響を含めて一時的に二%程度の上昇となるように、諸般の物価監視あるいは便乗値上げを抑え込んでいく等々を各省庁と十分すり合わせて努力をしていくということにいたしておるわけでありま……
○愛野国務大臣 消費税導入に伴いまして物価に影響を与える上昇率は、先生また日銀総裁が言われたように、一・二%と試算をいたしております。
それは、まず第一番に、適正に転嫁をしてもらうこと、それから、先ほどからお話があっております物品税の廃止に伴う、このことを考慮をいたしまして、それからもう一つは、いわゆる税負担以外の要因による価格の変化を考慮しない、この三つによって一・二%ということに経済企画庁としてはいたしております。
【次の発言】 先生言われますように、物品税と既存の間接税の廃止、調整による税負担の軽減額等が反映されることが重要でありまして、それを含めて経済企画庁が試算をいたしたわけであり……
○愛野国務大臣 委員おっしゃいますように、商品、サービス、個々個々によって、いろいろな需給のバランスとか季節要因とかで変わるわけでありますから、便乗値上げの定義を的確にするということはなかなか難しい面もございます。しかしながら、その目安として、消費税の導入を理由として、ほかにそういう確たる要因、理由がないのに三%以上の値上げが行われた場合は、便乗値上げの可能性があるというふうに思っております。 さらにまた、物品税等既存間接税の廃止によって税負担が軽減されておる商品、サービス等について、軽減分が価格に適正に反映されておらなかったり、軽減されたにもかかわらずさらに消費税を理由に高くなったというよ……
○愛野国務大臣 経済企画庁としては、従来から便乗値上げの監視、また物品税の廃止によるものを適正に価格に反映させるようなことを監視いたしてまいったわけであります。四月一日から十日までは、このような観点から、物価ダイヤル等におきまして相談、問い合わせを受け付けた件数は三千百八件に上っております。この中で圧倒的に多いのは消費者からの便乗値上げではないかとの問い合わせでありますけれども、これは一部の中小サービス事業者などに集中しておりまして、物価水準全体に大きな影響を与えるようなものではないと考えられます。したがって、全般的に消費税はおおむね適正に価格に転嫁されておると考えております。 なお、便乗値……
○愛野国務大臣 委員、専門家でありますから、三番目からずっと申し上げたいと思います。 まず、物価の先行き懸念の材料として最近の為替の動き、それがやや強く見られましたが、きょうは百三十一円三十銭でありますか、それから原油が十ハドル程度、そういうことでありますから、いずれも物価全体の問題についての許容範囲内ではなかろうかというふうに考えておるわけであります。同時にまた春闘相場等は、中小企業が目下交渉中でありますから、今日の段階の妥結状況では許容範囲ではなかろうかというふうに考えておるわけであります。 そういうことと、もう一つは、今の消費税の物価に与える影響ということでありますが、委員御承知のよ……
○愛野主査 これより予算委員会第一分科会を開会いたします。
私が本分科会の主査を務めることになりましたので、よろしく御協力のほどお願い申し上げます。
本分科会は、皇室費、国会、裁判所、会計検査院、内閣及び総理府並びに他の分科会の所管以外の事項、なお、総理府につきましては経済企画庁、環境庁及び国土庁を除く所管についての審査を行うことになっております。
昭和六十三年度一般会計予算、昭和六十三年度特別会計予算及び昭和六十三年度政府関係機関予算中、まず衆議院関係予算の説明を聴取いたします。弥富衆議院事務総長。
【次の発言】 次に、参議院関係予算の説明を聴取いたします。加藤木参議院事務総長。
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。