このページでは羽田孜衆議院議員の40期(1993/07/18〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は40期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(羽田孜君) まず、経常収支の黒字削減に関しての数値目標のことについて申し上げたいと思います。 私の申し上げましたことは、いわゆる経済運営のあり方を議論していくときに、経済問題の見通し、いわゆるマクロの見通しにつきまして数値的なものを含めて率直に議論していく環境、これがあることが必要であろうということの趣旨で申し述べたものであります。日米間あるいは国際的な合意としてこのような目標設定を行うことはあり得ないというふうに承知しております。 なお、PKOの活動についてでありますけれども、世界の平和と安全のための国際的な努力に対して、平和の中で今日の繁栄を築いてきた我が国といたしましては……
○国務大臣(羽田孜君) 私も同様の御指摘であったわけでありますけれども、先ほど総理から話がありましたように、小選挙区も比例の選挙につきましても、これは政党が中心になるということ、これが前提になっていることであります。それから、重複立候補、これを認めること、そして名簿登載者は政党に所属する者に限るなど、現在の参議院の選挙制度とはやはりおのずと違うものである。これは実は私が自由民主党時代に皆さんと一緒に議論したことであるわけであります。(拍手) そして、この問題につきましては、私どもは、やはりこれからの参議院の選挙につきましては、参議院が衆議院に対してどういう役割を果たすのか、やはり抑制あるいは……
○国務大臣(羽田孜君) お答えを申し上げます。 今津さんとは、まさに四年前から、ともに政治改革をしよう、そのためにともに議論をしてきたことを今改めて懐かしく思っております。 今御質問のありましたことにつきましては、まず政治改革の基本理念についてということであります。 この基本理念につきましては、今御指摘があったとおりで、私はこれに何も異議を差し挟むものではありません。まさに政治改革をやらなければ、お金の問題ももちろんあります。しかし、それだけではなくて、例えば消費税の問題、どうだったでしょうか。あるいは湾岸戦争が起こったときに、今ここで指摘されたように、直ちに国会は国会を開き、我々はどう……
○国務大臣(羽田孜君) 米の自由化につきましての御質問でございますけれども、我が国といたしましては、ウルグアイ・ラウンド、これを年内終結、これに向けまして引き続き全力を尽くしてまいります。ただ同時に、今後とも交渉に当たりましては、先ほどから各大臣からもお答えのとおり、我が国の農業が将来に向けて安心して生産を続けられる環境、これを確保することが大切であろうと確信をいたしております。 また、ウルグアイ・ラウンド交渉が最終段階を迎えております現状におきましては、各国とも農業問題に関してはそれぞれ困難な問題を抱えております。相互の協力により、解決に向けて最大限努力していくことが必要であろうと考えます……
○国務大臣(羽田孜君) 今、保利議員の方から御指摘ありましたのは、ラウンドの交渉の期日、これが米国のファストトラック、これから来ているんじゃないのかということ、それから、一国だけの国内事情が勘案されるような公平でない措置にこれまで問題提起をしてこなかったのかという実は御指摘でありました。 確かに、アメリカの政府では、ファストトラック手続上のいわゆる対議会通報、これを十二月十五日までに行わなければならないということは、これはまさにそのとおりであろうというふうに思っております。 ただ、問題は、サザーランドさん等も何回もお話しされておりますように、実はもう七年を超える協議であるということ、そうい……
○国務大臣(羽田孜君) ただいま狩野さんの方からは、これについての質問はきょうは取りやめるというお話であったと思うのですけれども、たしか北朝鮮の核の問題で御質問いただくということでありました。 これは今、狩野議員の方からも御指摘がありましたように、今般、北朝鮮が、IAEAが要求する査察を受け入れたということ、そして申告済みの施設にございます核物質が軍事用に転用されていないことをIAEAが検査確認する、この道を開くものとして私どももこれを、先ほど狩野議員からお話がありましたように、歓迎したいというふうに思っております。今後、早急に今回の合意のとおりにIAEAによる査察が実施される、そしてこの疑……
○国務大臣(羽田孜君) 第百二十九回国会が開かれるに当たりまして、我が国の外交の基本方針につき所信を申し述べさしていただきます。 国際情勢の認識について、まず申し上げます。 東西冷戦という単純な座標軸が消滅した今日、世界は、平和と繁栄の新しい枠組みを模索しています。しかし、この道のりは長く、平たんではありません。現在の国際社会は、変革期の不透明さと不確実さに満ちており、多くの課題を抱えています。世界経済は、先進国では北米等で景気回復の足取りが力強くなっていますが、多くの国が景気の低迷と深刻な失業問題に悩んでおります。 地域紛争につきましては、カンボジアでは永続的平和と復興の第一歩がしるさ……
○国務大臣(羽田孜君) 朝鮮半島政策、日韓、日朝関係にどのような方針で臨むのかというお尋ねでございました。 この点につきましては、我が国の朝鮮半島政策、これの基本は、やはり自由、民主主義そして市場経済という基本的な価値を共有いたします韓国との友好協力関係、これのさらなる強化、これが第一義であろうというふうに思います。そして、今月末には御指摘がありましたように金泳三大統領が訪日されますけれども、日韓両国関係をさらに未来志向で幅広いものとするための契機となるよう、私どもは努力していきたいというふうに考えます。 他方、北朝鮮の核兵器開発問題は、我が国を含む北東アジア地域の安全保障の重大な懸念であ……
○内閣総理大臣(羽田孜君) このたび、私は、内閣総理大臣に任命されました。内外に困難な課題を抱える今日、心を引き締め、全力で取り組んでまいります。(拍手) 所信を申し述べるに先立ちまして、四月二十六日の痛ましい中華航空の事故の犠牲になられた方々とその御遺族に対しまして謹んでお悔やみを申し上げるとともに、負傷し入院されている方々に心からお見舞いを申し上げます。政府としては、事故原因の究明を急ぎ、このような惨事が繰り返されることのないよう安全対策に万全を期してまいりたいと思います。 細川連立内閣は、国民の大きな支持のもとに「改革」の旗を掲げ、懸命に前進を続けてまいりましたが、不幸にして業半ばで……
○内閣総理大臣(羽田孜君) 自由民主党の河野総裁にお答えを申し上げたいと思います。 去る四月二十六日に発生いたしました中華航空の事故につきましては、一昨日の所信表明でも述べましたとおり、事故原因の究明を急ぎまして、このような惨事が再び繰り返されることのないよう安全対策に万全を期してまいりますことを申し上げたいと存じます。 なお、国民の生活を守る力のない少数連立政権という形で内閣を発足させた責任をどうとるかというお話でございました。 今回、連立政権が不幸にして業半ばで退陣されたことに加えまして、連立与党内におきまして残念な経過がありました。(発言する者あり)いや、細川内閣であります。一部の……
○内閣総理大臣(羽田孜君) 萩山議員にお答えをいたします前に、昨日の大原一三議員から御質問のございました、漏れておりますところにつきまして、申し上げたいと思います。 公共料金の引き上げ額は、社会保障額や地方公共団体分も含めてどの程度になるのかという御指摘があったわけでございます。これを所得減税額と比較して回答しろというお話でありました。 これは、政府といたしましては、公共料金につきましては、経営の徹底した合理化を前提として、物価及び国民生活に及ぼす影響、これを十分に考慮して厳正に取り扱うことといたしております。その値上げに当たりましては、真にやむを得ないものに限るとともに、その実施時期及び……
○内閣総理大臣(羽田孜君) お答え申し上げます。
労働行政につきましては、雇用の安定、高齢者、障害者の雇用確保などの産業政策、福祉政策とも関係が深いものであることは、まさに御指摘のあったとおりでございます。このため、私どもは、各省庁と緊密な連携をとりまして、整合性のある雇用労働政策の展開が図られるよう積極的に努めていることを申し上げたいと存じます。
以上であります。(拍手)
【次の発言】 お答え申し上げます。
雇用情勢、これは依然として厳しい状況が続いております。このような状況に対応するために、皆様の御提案も踏まえまして、昨年十二月に、雇用支援トータルプログラム、これを取りまとめたところ……
○内閣総理大臣(羽田孜君) 行政改革に取り組む決意についてお話がありました。 行政改革は、もう今や避けて通ることのできない国政運営上の重要な課題であるというふうに認識をいたしております。改革に伴う痛みは必ずあります。また、それを最小限に、これを調整しなければならないという難しさもあります。そして、行政改革というのは、御指摘がありましたとおり、かけ声だけで済むものではありません。私ども、少数政権でありますから、非常に難しい課題であります。しかし、私どもは、この時代の要請、これにこたえるつもりで真っ正面からこれに取り組むならば、議会、皆様方の御協力を得られるものと確信をしながら、この問題と取り組……
○内閣総理大臣(羽田孜君) ウルグアイ・ラウンド交渉について、御報告を申し上げます。 四月十二日から十五日まで、ウルグアイ・ラウンド閣僚会合がモロッコのマラケシュにおいて開催され、我が国を含む各国の代表が、ウルグアイ・ラウンド多角的貿易交渉の成果として作成された文書を添付した最終文書に署名し、これによりウルグアイ・ラウンド交渉は正式に終了いたしました。交渉の成果は、最終的に世界貿易機関、WTOを設立する協定として取りまとめられ、現在、各国とも同協定の一月一日の発効を目指して鋭意国内手続を進めております。我が国といたしましても、同協定の締結につきまして国会の御承認を得た上で、年内の締結を目指す……
○内閣総理大臣(羽田孜君) 公務部内における六十歳定年後における雇用の場の確保ということでございますけれども一国及び地方の公の部門におきましても、民間における高齢者雇用施策、この問題を視野に入れながら、雇用と年金との連携及び行財政改革の要請に十分配慮をしながらも、公務員の六十歳代前半における雇用に積極的に取り組むことの基本方針を先般閣議で決定をいたしたところでございます。公務部門におきます高齢者雇用は、共済年金制度との連携を図りながら、所要の準備期間を経まして段階的に進めることとしておりまして、その推進方策につきましては、今後、さらに具体的な検討を進めていくことを申し上げたいと存じます。 公……
○羽田孜君 私は、改革推進グループのお許しをいただきまして、新しい政権の誕生の経緯や基本的な政治姿勢に関し、多くの国民と国際社会が知りたいと思う点につきまして質問をさせていただきます。 まず、総理、就任早々サミットへの御出席、御苦労さまでございました。途中、体調を崩されたとの報告に接しましたときに、個人的に親近感を持つ者の一人といたしまして、また、国際会議の厳しさや総理のスケジュールの過密ぶりを知る者といたしまして、ショックを受けたものであります。 幸い、早く回復され、今こうして国会の場で相まみえることができますことは喜びであり、これからの暑い夏にも御自愛あることを心から願うものであります……
○羽田孜君 私は、新しい会派改革の同志諸君のお許しを得まして、村山総理の所信表明演説に対し質問をいたします。 昨晩、北海道東方沖を震源とする強い地震と津波がありました。被災を受けられた皆様方には、心からお見舞いを申し上げます。政府は直ちに被害を調査され、敏速な対応をしていただきますことをお願い申し上げます。 さて、私たちは、今国会開催に当たりまして、健全な責任野党として国会審議に臨むことを表明し、所信表明の日にワシントンにおいて国際会議の予定を持つ河野外務大臣の本会議欠席を認めるという、従来の慣例にない新しい対応を行いました。(拍手) ところが、院の運営の基本にかかわる議長、副議長の問題……
○羽田孜君 ただいま議長から御報告のありましたとおり、本院議員小宮山重四郎先生は、昨年十一月二十一日午後、東京医科大学病院におきまして急性心不全のため逝去されました。まことに痛恨のきわみであります。 小宮山先生急逝のニュースは、余りにも突然のことで、我が耳を疑いました。どうしても信ずることができませんでした。数日前、議員会館の玄関でお会いしたとき、いつものように右手を上げられ、「元気かい、一度ゆっくり話そう」とおおらかに語りかけてくださったぱかりだったのです。 まして、奥様を初め御遺族の御心中を思うとき、また、木曜クラブ、経世会と長年兄貴のように慕ってきた方であっただけに、小宮山先生の突然……
○羽田孜君 私は、新進党を代表して、ただいま提案されております村山内閣不信任案に対し、賛成の立場から討論を行うものであります。(拍手) 我が国を取り巻く内外諸情勢は、外にあっては冷戦後の新たな秩序模索の中における世界平和の維持と経済の発展、内にあっては戦後最大の不況、大震災等に対する危機管理体制の確立など、課題が山積しております。 ところが、村山内閣は、これらの課題に対し、厳しい認識もなく、改革の意欲も持ち合わせておらず、政権担当能力を喪失した無責任内閣であり、この内閣の存続自体が我が国の危機を深めるものとして、我々新進党は即刻の退陣を要求するものであります。(拍手) 自民、社会、さきが……
○羽田孜君 私は、新進党・民主会議を代表して、村山総理の所信表明演説に対し、提言を交えつつ、総理並びに関係大臣に質問をさせていただきます。 質問に先立ち、本日未明、フランスは国際世論の強い反対にもかかわらず再び核実験を強行いたしました。まことに遺憾であり、政府はどう対処される方針か、まずお伺いをいたします。 さて、この七月に行われた参議院選挙は、誕生して約一年を経過した村山連立政権が初めて迎えた国政選挙であり、その最大の争点は国民が村山連立政権に対しいかなる審判を下すかにありました。選挙の結果は、与党三党は改選議席を大幅に割り込み、特に総理の社会党は改選議席を四十一から十六議席へと大惨敗を……
○羽田国務大臣 外務大臣に就任いたしましたので、近藤委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げさせていただきます。 私は、我が国の安全保障政策遂行の任に当たる者の一人として、また、安全保障会議の議員といたしまして、その使命と責任を全うすべく全力を尽くす考えてあります。 冷戦の終結後、国際社会におきましては、大規模な武力紛争が生起する可能性は低くなったものの、依然として多くの不安定要因が存在しております。 アジア・太平洋地域にも、緊張緩和に向けた好ましい動きが見られる一方で、北方領土問題、朝鮮半島問題等の未解決の諸問題や極東地域のロシア軍、北朝鮮の核開発疑惑のような不安定要因が引き続……
○羽田国務大臣 私、外務大臣にこのたび就任いたしましたので、沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつをさせていただきます。 まず、北方問題について申し述べさせていただきます。 第二次大戦が終了して後四十八年が経過し、東西冷戦の終えんした今日に至っても北方領土問題がなお未解決であることは、日ロ両国にとりまことに遺憾なことであります。ロシアとの関係につきましては、我が国としては、北方領土問題を解決し、国交の完全正常化が実現するよう努力するとともに、ロシア国内の改革に対し応分の支援を行ってまいりたいと考えております。法と正義に基づき北方領土問題が解決され日ロ関係の完……
○羽田国務大臣 八月九日、外務大臣を拝命いたしました。第百二十七回国会の衆議院外務委員会の冒頭に当たりまして、皆様にごあいさつを申し上げるとともに、所信の一端を述べさせていただきたいと存じます。 国際情勢は依然として厳しい局面にあります。世界各地の地域紛争、核兵器等の大量破壊兵器の拡散問題、ロシア等の改革に伴う諸困難はその例であります。また、先進国経済の回復のおくれ、開発途上国の貧困など、平和のため克服していくべき数多くの問題があります。さらに、ウルグアイ・ラウンド交渉も重要です。 このような中で、我が国は、国際社会の責任ある一員として、世界が直面する問題を克服し、建設的で安定した国際関係……
○羽田国務大臣 我が国の安全保障についての所信を申し述べたいと存じます。 今日の世界におきましては、東西冷戦が終了した一方で、旧ユーゴスラビアや旧ソ連邦に見られるように、民族や宗教に根差した地域紛争が多発しております。また、米ロ間の全面核戦争の危険性が大きく減少した反面、大量破壊兵器拡散の防止は、新たな、かつ急を要する課題となっております。 このような冷戦後の課題に対応する中で、国際社会は、新たな平和と繁栄のための枠組みを模索しつつありますが、事態は流動的で、また多くの不透明性をも抱え、また、国連を中心とする国際社会の協調と協力がますます重要となってきております。 アジア・太平洋地域にお……
○羽田国務大臣 今回私どもが提案申し上げました自衛隊法の改正でございますけれども、これは今もお話がありましたように、邦人の生命が危険が迫った、こういったときに邦人を救出するためにお願いをするという法律でございまして、今自民党の提案者のお話をお聞きしておりまして、基本的に私どもは相違はないというふうに承知をいたしております。 また、海外邦人保護を所管する私どもといたしましては、こういう考え方に立ちましたときに、自衛隊の航空機の使用が可能となるよう、やはり速やかにこういったものが必要であるということでございまして、御審議を促進していただきますことを心からお願い申し上げます。
○羽田国務大臣 基本的には、派遣先国、こういったところと安全等を確認しながら対応するということでありますから、私どもは、安全というものは十分に確保する中でこれが実施されるというふうに理解をいたしております。したがって、邦人輸送に使用する自衛隊機の事故によりまして邦人が犠牲になることは一般的には予想されないことでありますけれども、仮に何らかの事故によりまして邦人が犠牲になった場合には、その具体的な態様をよくしっかりとつかんだ上で対応すべきであろうというふうに思っております。
【次の発言】 在外邦人の保護につきましては、外務省設置法、これによりまして外務省の所掌事務とされております。その設置法によ……
○羽田国務大臣 お答え申し上げます。 今お話がございましたように、私ども、連立与党を結成するに当たりまして、外交あるいは防衛、こういった問題についての継承、これを申し上げました。それと同時に、これをさらに発展すると実は申し上げてまいっておるところであります。 そういう中にありまして、この法律につきましてはまさに、私どもといたしましては、基本的な考え方、こういったものについては異なるものではないというふうに思っております。ただ、これまでの国会におきます審議ですとか、あるいは政府・与党部内、ここでの意見調整といいますか議論をいたしました結果、在外邦人等の輸送に自衛隊の航空機を使用することについ……
○羽田国務大臣 ただいまの御決議につきまして、所信を申し述べさせていただきます。 政府といたしましては、ただいま採択された御決議の趣旨を十分に体しまして、来週のエリツィン大統領の訪日を通じ、北方領土問題の解決と日 ロ平和条約の締結のため、全力を傾注しつつ、一層粘り強くロシアとの交渉に当たる考え方であります。 以上であります。(拍手)
○羽田国務大臣 ただいま議題となりましたみなみまぐろの保存のための条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 我が国は、昭和五十七年以来、毎年オーストラリア及びニュージーランドとの間で、ミナミマグロ三国間協議を開催し、毎漁期の三カ国によるミナミマグロの総漁獲可能量及びその各国別割り当て量につき協議することを通じてミナミマグロの保存及び管理を図ってきましたが、近年の漁業資源の保存に対する国際的な関心の高まりを背景として、ミナミマグロの保存及び管理に係る枠組みを一層整備することが必要であると認識されるに至りました。このような状況のもとで、昭和六十三年四月以降三国……
○羽田国務大臣 ただいま局長の方からお話がありましたように、私どもといたしましては、ともかく、せっかくお互いに話し合える基盤ができた、この基盤ができた直後にこういったことになったということ、これは確かに切り離して考えなければならぬと思うと同時に、やはりこの海洋投棄というものが、海洋国である日本、魚食国である日本、この国民の気持ちというものを本当に逆なでするということは、これはもう今御指摘のあったとおりでありまして、私どもとしても、こういったものに対しては、いわゆる友好関係とは別個の問題としてきちんと物を言っていかなければならぬだろうと思っております。 そういう中で私たちは、具体的な行動という……
○羽田国務大臣 確かにマグロというのは日本人に大変愛されるといいますか、また消費量が最も多いことであります。そして今、原田委員と窪田さんとのやりとりをこうやって聞いておりまして、大変気宇壮大であるということと同時に、しかし、そういったことはやはりいろいろな国に対しても理解されることであろうと思いますので、我々としても今の御指摘がありましたことはどんなふうに有効性があるのかよく技術的にも検討してみることが必要なのかなという思いがあります。
【次の発言】 最近マグロの漁獲についてもやはりなかなか厳しくなってきたということで、非常に、何というのですか国民的にも多少寂しさというものを感ずるなんて話もよ……
○羽田国務大臣 お答えを申し上げたいと思います。 ちょうど六日、韓国の慶州、こちらで開催されました日韓首脳会談、この会談は、報道にございましたように、まさに格式にとらわれない自由な雰囲気の中ということでありまして、二人の首脳の会談というものを中心にしながら、本当に率直な話し合いが行われたというふうに私ども伺っております。まさにそういう中で、両国の首脳、ここに個人的な信頼関係というものが築かれたということであろうと思います。 大統領などの発言の中にも、今まで私も大変な数、首脳会談をこのところ行ってきた、しかし、これほど本当に友好裏に、しかも胸を開いて、格式張らない会談というのは初めてであった……
○羽田国務大臣 ただいま議題となりました児童の権利に関する条約の締結について承認を求めるの件につきまして、提案理由を御説明いたします。 この条約は、平成元年十一月二十日に第四十四回国際連合総会において採択されたものであります。 この条約は、生命に対する固有の権利、思想の自中社会保障についての権利、教育についての権利等の児童の権利を定め、これらの権利がいかなる差別もなしに尊重され及び確保されるように、締約国がすべての適当な立法措置、行政措置その他の措置を講ずることを定めております。 我が国がこの条約を締結することは、児童に対する人権の保障に関する我が国の姿勢を内外に示すものとして望ましいと……
○羽田国務大臣 私ども、各党の基本政策、この合意のもとに今日連立政権が誕生しておるわけであります。ただ、今度そういう中にあって並立制の選挙制度、これが今問われるわけでありますけれども、私ども自民党時代に、実はこの並立制を提案したことは御案内のとおりでありまして、そのときの議論では、今堀込委員の方からも御指摘のありました考え方、そういったものの中でおのずとやっぱり、何といいますか、各党がだんだんいろんなものを乗り越えながら一つの勢力をなしていくんではなかろうかということを実は申し上げてまいったわけでありまして、私ども、今度の連立政権の経験、こういったものを実際に今度の新しい選挙制度の中でどう生か……
○羽田国務大臣 選挙制度につきましては、いつも申し上げますように、百点満点というものはあり得ない、モア・ザン・ベターというものをねらうものであるということであります。そして、私ども政府の方から御提案申し上げておりますのは、過去、海部内閣そして宮澤内閣、このときに審議をいただきました、そういった御論議というもの、こういったものをやはり私ども考えながら、これが最もよろしいものじゃないのかということで提案をさせていただいておるところであります。 しかし、もとより、当時から私どもも常に申し上げてまいりましたけれども、これこそ民主主義の土俵づくりであるということであります。ですから、率直に話し合うとい……
○羽田国務大臣 まさに政治改革の歴史、これを振り返りながらの綿々としたお話であったわけであります。 今、私は特にここで申し上げたいんですけれども、選挙制度というものに何かいつの間にやらすりかわってしまったというお話がありました。ただ、私申し上げたいのは、例のリクルート問題が起こりました。そして、竹下総理の時代に例の賢人会議を、さっき山花さんからお話があった賢人会議をつくった。そして並行して、並行してというより党の中に後藤田さんの会議がつくられた。そしてその結論として、例の第八次選挙制度審議会というのがつくられたわけですね。そこに至るまでに、実は今言われたことが全部含まれておるんだと思うのです……
○羽田国務大臣 増子さんとは本当に政治改革をともに議論をし、また国民の皆様に理解していただくためにともに行脚をした仲間でありまして、今日まで真摯に取り組まれてまいりました御姿勢に対しまして心から敬意を申し上げたいと思います。 また、今お話のございました、なぜこんなに支持率が高いのかというのは、今お話がありましたように、日本の政治というのは、いい悪いは別としてともかく三十八年間続いておったということ、そしていろいろなスキャンダルがたび重なってきてしまったというような、そういう中で、やはり国民が閉塞的な状況というものを感じておったんじゃないのか、そこに我々の新しい動きがあったということに対して、……
○羽田国務大臣 実は、私どもこの小選挙区あるいは比例並立、これを取り入れるこのきっかけについてお話しくださったのは保岡さんその方でありまして、確かに今奄美群島における選挙、これはまさにいわゆる何というのですか中選挙区、こういう中におけるものであって、これは政党と政党の戦いというものじゃなかったはずですね。あそこの場合には両方とも保守の方での争いであったというところ、そこに私はまさに中選挙区の一番悪いところが出てきちゃったんじゃないのかなというふうに思います。 ただ、一人だけ選ぶということになると、これは多少違いますけれども、職務の一つの大きなものを決定する権限を持ちます市町村長さんの選挙があ……
○羽田国務大臣 私ども、まさにこの政治改革大綱、後藤田さんが委員長のもとで実はこれをつくり上げたわけでありますけれども、単独の政党が政権を確保しようということになりますと、現在の三人、四人、五人という選挙区、こういう中にあって、過半数をどうしてもとらなければならないというところにサービス合戦というものが行われてしまっておるというのは、これは現実なんでありまして、今の状態になりましても、やはりこれから自民党さんがそういうことをやろうとする場合にはそうでしょう。 しかも、これは要するに公認候補も、過半数をとろうというので公認候補を例えば三人区で二人公認するわけですけれども、そのほかにも無所属から……
○羽田国務大臣 お答え申し上げます。 この問題につきましては、もう、まさに党でも御議論申し上げておったわけでありますけれども、いずれにしましても、私どもといたしましては、やはり今日本で内外のいろいろな問題が山積しておる、こういったものに対してきちんと対応していかなければならぬと思います。 しかし、残念ですけれども政治に対する信頼というものは失われてしまっておるということで、どうしてもやはりこの信頼を回復しなければならぬだろうと思います。もちろん、改革するものには、経済構造もありますでしょうし、あるいは行政改革もありますでしょう。しかし、まずはやはり政治がその先陣を切るといいますか、それを改……
○羽田国務大臣 この問題につきましては、昨日、何か各党でまとまったというような話は私はちらっと聞いたのですけれども、それ以後どういうふうになったということについては、私どもはよく承知しておりません。
そして、これはあくまでも院の中のあれでございますから、私が外務大臣という立場でどうこうというあれじゃありません。ただし、今官房長官からちょっとお話がありましたように、内容につきましては私どもとしても関心を持つということはありますけれども、これについての決議がどうこうということについては、これは院の問題であろうというふうに思います。
【次の発言】 この問題については、先ほど申し上げましたように、私……
○羽田国務大臣 確かに、先日サザーランドさんが日本に来られたときに、あるいは一昨日でございましたか、ケアンズ・グループの議長国をちょうど今オーストラリアがやっておられるわけですね、そういうことで日豪の閣僚委員会、この席で、やっぱり例外なき包括関税、これについて相当強く彼らは主張しておったということです。 ただ、私どもといたしましては、そのそれぞれの場所にあって、国会の決議、こういったものをもとにしながら、我が国として、また食糧大輸入国であるという立場、いろんなことを説明しながら、それに対して理解をしてほしいということ、そして、余り完全を求めるということは、これはむしろガットを壊してしまうよと……
○羽田国務大臣 派閥が政党化したということじゃないと思うのですけれども、結局自民党から私たちが飛び出してしまう、そしてそれを奇貨として新しい政治を起こそう、このことを国民に訴えたことが国民に理解されたということだろうというふうに思います。
ですから、普通の状態の中で中選挙区が続いているとしたら、やはり政権交代というのはなかなか起きなかったんじゃないのかな。今御指摘がありましたように、過去にも何回かそういう問題があったにもかかわらず、国民の不信があったにもかかわらずかわらなかったじゃないかという御指摘があったとおりだろうと思います。
【次の発言】 私ども、ポスト冷戦という中にありまして、やはり……
○羽田国務大臣 六十三年、リクルート問題が起こりました。そのときから政治と金の問題、そしてこの問題を追及していく間に、いわゆる国会で今内外の問題に対して対応する、そういったときにはやはり複数であるために本当に責任ある議論もできないということの中から、小選挙区比例並立制というのを、自由民主党時代、海部内閣でこれをつくり上げたということでありました。しかし当時は、定数是正、あるいはある党は比例、また比例併用ということまで言ってくださった政党もありました。 しかし、なかなかそれ以上は出なかったわけでありますけれども、前回の宮澤内閣のときの経過を踏みながら、今日、細川総理そして河野総裁と深夜にこうや……
○羽田国務大臣 私は、第四十八回国連総会出席のため細川総理とともに九月二十五日からニューヨークに滞在し、二十七日の細川総理の一般討論演説を傍聴するとともに、各種の外相会談等を行い、三十日に帰国いたしました。 私は、総理とともに二十七日ブトロス・ガーリ事務総長と会談を行い、また、二十七日の日米首脳会談に同席いたしました。これらの会談の模様は総理から御報告があったとおりでございます。 今回の国連総会出席の機会を利用して、ロシア、イスラエル、ウクライナ、オーストラリア、中国、エジプト、米国、イラン等の外相と二国間会談を行いました。 また、先進国サミット参加諸国、中南米、アフリカ、南西アジア、E……
○羽田国務大臣 お答え申し上げます。 モスクワにおきます事態の展開、これにつきましては、私どもも重大な関心を持って注視をいたしておるところであります。流血の事態となって犠牲者が出ましたことは大変遺憾なことでありますし、事態が早急に収拾されまして、法秩序の回復、そして市民の安全、これが確保されること、これを願っておるところであります。 今御指摘のありました大統領に対する支持についてでありますけれども、私どもといたしましては、エリツィン大統領の進めております改革への努力、これが物理的な暴力の行使によりまして阻まれる、これがあってはならないことだというふうに考えますし、また、エリツィン大統領の改……
○羽田国務大臣 お許しをいただきまして、ロシア情勢について御報告申し上げたいと思います。 日本時間の四日二十二時、大統領側は最高会議ビルヘの本格的な攻撃を再開いたしましたところ、二十三時ごろから同ビル内から約三百名が投降を開始しました。この時点でルツコイ、ハズブラートフの両名も投降し、大統領側に身柄を拘束された後、逮捕されたということであります。 日本時間の二十二時ごろ、クリコフ非常事態地区司令官は、モスクワ時間で四日の二十三時から翌日五日朝五時まで、日本時間の五日五時から十一時まででありますけれども、外出の禁止令を発出しております。 日本時間の五日の午前二時ごろになりますと、これまで続……
○羽田国務大臣 お答えを申し上げます。
本日の朝刊にですか、そういったものが掲載されておりますけれども、いずれにいたしましても、共同宣言といいますか、こういったものを発表いたしますのは、両首脳間、ここで話し合った上でこれが正式につくられるものでございまして、これがそういうものであるとかなんとかということについてもコメントすることはお許しをいただきたいと思います。
【次の発言】 この問題につきましては、今も申し上げましたように、来るエリツィンの訪日時、このときに日ロ首脳の中で話し合われ、そして発表されるということでございまして、こういったものについて、いろいろなそれは作業はありますよ、しかし、……
○羽田国務大臣 今御指摘がありましたように、やはり経常収支がここまで大きく黒字幅というのが広がってくるということになりますと、また、今アメリカがようやく景気が多少回復しつつあるといいますけれども、まだ非常に厳しい状況であります。ということになりますと、今お話しのとおり、当然議会の中で問題になってくることだろうというふうに思います。 ただ、今、熊谷大臣の方からもお話がありましたように、枠組み協定といいますか、この中で今話し合いが進められておりますけれども、私どもは、ただ哲学とかあるいはお互いにののしり合う時代じゃないということ、具体的に結論を、一つの方向を出していく、そのためにお互いがやはり努……
○羽田国務大臣 ウルグアイ・ラウンドでないということであります。 農政につきましては、私は、今お話のありましたように、農林水産大臣あるいは大蔵大臣、そして今外務大臣という立場で担当することになっておりますけれども、しかし、それ以前あるいはその間も農政にずっと携わってきたものであります。そういう中にありまして、私が一番思いますことは、農業というものの改良、あるいはそのための基盤の構造改革、こういうものを進めるテンポと、経済というものが進んでいくテンポというものは物すごく違っておる、差があったということが言えると思います。 それと同時に、日本人ぐらい食生活が大きく変わった民族というのは、私は世……
○羽田国務大臣 ただいま御指摘のございましたドゥニさんからの話は、現場で今、もう御案内のとおり、ずっとぎりぎりの交渉というものが続けられておったわけでありますが、そういう中で、遠藤大使ですかがドゥニさんと会い、そのときに実は提示されたということでございまして、まあともかく、皆様方の意思というものをここまでともかく自分たちとしては入れ込んで調整したいということでございます。そういうことで、私どもといたしまして、外交経路を通じながら外務省の方に入り、そして今御報告を総理のところに申し上げたということであります。
【次の発言】 これは、遠藤大使といいますか、私どもの交渉者に対して提示されたということ……
○羽田国務大臣 この点につきましては、今総理からお話ししましたように、今日まで七年と数カ月にわたって、保利議員も何回も行っていただくという中で、本当にぎりぎり実は議論してきたことはもう御案内のとおりであります。 そういう中にありまして、それでは、じゃ私どもの方は何かほかの提案ができるかということを考えたときに、私は、この問題について、アクセスの問題について、ほかに提案ができるかということについては、ちょっと現実にはない。 というのは、いろいろな提案をしました。水際作戦ということで、日本が買うということにしても、それを外国にこのまま援助その他で使ったらどうだろうなんという議論もしたこともある……
○羽田国務大臣 まさに皆様に御審議をいただこうということで、国会に訳文を正文とあわせて提案をさしていただいたということでありまして、これが誤訳ということになりましたことを大変申しわけなく存じております。
私どもといたしましては、今御指摘もございましたけれども、御指摘に基づいてこれを修正したわけでありますけれども、そういったことも含めながら、私どもやはりみんなに、審議される皆さん、あるいは国民の皆さんにもわかりやすい、これを我々も謙虚に努めていくことが必要であろうというふうに考えております。
【次の発言】 御指摘の決議につきましては、外務省といたしましてもその内容につきまして尊重すべきものとい……
○羽田内閣総理大臣 私ども政治改革というのを進めてまいったわけでありますけれども、しかし選挙制度を変えるだけではこれはどうにもならぬわけでありまして、やはり国会の改革というものが大事な課題であったろうと思います。 そういったときに、委員長の御指導のもと、皆様方の御協力をいただきまして分科会が、しかも分科会ですから各省ごとに細かくやっていただいたということ、これは、これからの予算編成ですとかあるいは財政運営ですとか、こういったものに大変示唆をいただいたということでございまして、私どもも、本当にこれはありがたいやり方を取り入れていただいたこと、これは大きな国会の進歩である、まあ、こういう言い方は……
○羽田内閣総理大臣 申しわけないのですけれども、ともかく、きのう寝たのもとんでもない時間で、けさもずっと実は予算委員会などがありましたもので、聞いておりません。
【次の発言】 およそ知っております。
【次の発言】 お答えいたします。
この問題につきましては、私ども、これは前回作業した者でありますけれども、前回のときには、御議論をいただきましたけれども、やはり区割りというものは、これを議論し出したら、じゃ私のところは、この地区は、これはどうだということになったら、私は区割りというのは本当になかなかできないぞ、これは私が関係した者としてそう申し上げさせていただきたいと存じます。
○羽田国務大臣 御質問もございましたように、まさにIAEAの要求する査察、これを受け入れるということになったことは歓迎したいと思っております。 しかし、御指摘がありましたように、今般の査察受け入れによりまして北朝鮮の核開発問題、これは解決したわけではないというのは御指摘のとおりであります。 北朝鮮が査察の実施とともに韓国との真剣な対話というものを開始すること。それともう一つは、米朝協議の第三回目の再開と、今御指摘がありました特別査察、まだ申告をされてない二カ所の査察ですね、こういったものを受け入れてもらうこと。そして、南北が非核化共同宣言の実施などを通じまして、北朝鮮の核兵器開発問題が一刻……
○羽田国務大臣 この核疑惑の問題という点につきましては、これはアメリカというよりはやはりアジアという、しかも日本の隣国であるということでありますから、これは私どもといたしましても大変懸念をしておる問題であると同時に、やはり深刻に受けとめているということであります。そういうことで、今日までもアメリカ、中国そして韓国、この国の皆様方とも率直な実は話し合いをし、アメリカでもいろいろなレベルの皆様方と私どもお話し合いをしてきております。 ただ、私どもが言っておりますことは、制裁先にありきということではなくて、やはり胸を開きながら率直な話し合いをし、核開発というものがもし認められるということになると核……
○羽田国務大臣 今もお話がありましたから細かくは申し上げませんけれども、対立点は、今政府調達の方はよろしいだろうけれどもというお話がありましたけれども、例えば自動車及び自動車部品については、これは確かに民間のものなんだなという感じは先方にもあったんじゃなかろうかと思っております。 ですから、この問題というよりは、全体の問題といたしまして、いわゆる客観的基準という中でどうしてもやはり定量的、その中で数値目標的なものが実は中に入ってきたということでありまして、手続面ですとか、あるいは規制を緩和する部分ですとか、こういった問題については相当話がいっておったわけですけれども、もう御案内のとおり、これ……
○羽田国務大臣 ただいまの段階は、国際原子力機関でありますIAEAの方から国連の方に、先日行われた北朝鮮における核の査察の状況について報告があるということでございまして、これから本格的な話し合いというものが進められていくのであろうというふうに思われております。いろいろと報道があるわけでございますけれども、まだ具体的にこういった問題が議論されておらないというこの段階におきまして、その内容について、日本がどういう対応あるいはどんなことが必要であるかということは、まだ今申し上げられる段階ではなかろうというふうに思っております。 いずれにいたしましても、今総理の方からも御答弁がありましたように、これ……
○羽田内閣総理大臣 このたび、まさに思いもかけない中で内閣総理大臣に就任いたしまして、改めてその責任の重さというものを痛感をいたしておるところでございます。 今お話がありましたように、御指摘のある点あるいは御注意、こういったものは謙虚に受けとめながらやるということが大事であろうというふうに思っております。 また、今の新聞の世論調査、これによっての御指摘があるわけでありますけれども、確かに、政権が新しくかわったということがあります。そして、私どもは少数与党であるということ、こういったときに、国民の中からも早く信を問えということでありましょうけれども、御案内のとおり、今区画委員会というものが進……
○羽田内閣総理大臣 まず冒頭に御発言のありました、二重のというお話がありました。私は今日まで、自民党を離れてからも私自身の言葉で自由に割合と語っているということをまず御理解をいただきたいし、しかし、今御指摘のあった点、私も拳々服膺しながらやはり率直に語っていきたいということをまず申し上げたいと思っております。 なお、予算というものは国の方針、その年の方針を示すものである、全くおっしゃるとおりでありまして、確かに私どもは、この間政治改革というものをどうしてもやらなきゃいけないという中で越年をしたという事実はあります。そして、その後のお話は今御指摘のあったとおりであります。 そういう中にあって……
○羽田内閣総理大臣 基本的には、日本とアメリカというのは、もう他に比較できないほど互いに協力し合う関係に現在あるというふうに思っております。特に、グローバルな、国際的な問題、例えば環境問題に対応するとか、あるいはエイズですとか人口問題に対応する、こういった問題、それから安全保障の面でも日米間というのはまさにうまくいっております。また、政治的ないろいろな行動についてもうまくいっているんじゃなかろうかというふうに思っております。 そして、ただ残念ですが、経済の問題でいろいろと問題がありました。私が夜中まで交渉いたしましたときにも、カンターさんが実は話されたことに、アメリカとヨーロッパ、あるいはカ……
○羽田内閣総理大臣 この目安箱に対する御意見は、今の政治の運営に対するもの、あるいは景気に対するもの、そのほか、国際情勢に対するもの、幾つもございました。その中で一つだけというお話でございますけれども、例えば、韓国のサラリーマンの女性の方から、韓国人の方から手紙が来ました、ファクスが来ました。これは、いわゆるこの国で生まれ、育ち、そして学び、勤める、そして税金を払っている、しかし、残念だけれども有権者としての扱いを受けることができないということ、そして、韓国に自分が帰ったときに言葉ができない、まさに韓国ではお客様であった、しかし、日本にあってもお客さんなんだと、何か私たちもこの国を愛してこの国……
○羽田内閣総理大臣 今、世論調査といいますか、そういったものをもとにしながらお話があったわけでありますけれども、五月十六日というお話でしたけれども、社会党さんが去られた、また少数与党による政権であるということであるから、前政権より確かに支持率が下がっておるということは、これは私はもうやむを得ないことであろうと思っております。しかし、今お話がありましたように、昨日あたりは五一・六%というので逆に上がってきているということ、このあたりも私は踏まえたいと思う。 ただ問題は、私自身はまさに社会党さんの支柱も得て首相になったということですが、結果として社会党が去らなければならなかったということは、これ……
○羽田内閣総理大臣 三権分立は、国家作用を立法、司法、行政、この三権に分けまして、おのおのが担当するものを相互に分離独立させまして、相互に牽制させる統治組織原理、このことを指しているというふうに承知をいたしておるところであります。 私どもは、そういうもとで、やはり三権、この三つの力というものをお互いに尊重し合いながら、お互いに牽制し合っていくことが重要であろうというふうに考えております。 少数政権、これはまさに日本の政治史上の中でも本当に久しいといいますか、そういったことでありますけれども、今私どもが直面いたします課題というものは、非常に重要な課題がある。これは、政府あるいは与党、野党とい……
○羽田内閣総理大臣 私ども、まずこの政権は少数与党の上に乗った政権であるということ、そういったことのためにいろいろな気配り、心配りをしながら謙虚に努めてきたつもりであります。 そして、その中にあっては、まずやっぱり国民の声を聞こうということのために目安箱をつくる、そしてそういったものを拝見さしていただくということで国民の声を知ること、それから一番大事なことは、暫定予算そして本予算をぜひ一日も早く国会で通していただきたいということのために国会で努めてきたこと。 それからもう一点は、やっぱり日本の国が大きく変革のときにあるということで、政治改革を進めると同時にもう一つ経済改革も進めなきゃいけな……
○羽田内閣総理大臣 まさに所得税減税は、特別の措置といたしましてもう既に実施がされておるということでありまして、これをもし中止するということになりますと、来年度からはまた税を上げなければならぬ、所得税を上げなければいけないということになろうと思っております。 そのためのものもありますし、もう一つは、直接税、間接税、これからのいわゆる高齢化社会というものを迎えるに当たって、個人の所得課税というものについては、これは軽減する、しかし消費課税の充実を図るという中で対応することはやはり避けて通れない問題であろう、課題であろうというふうに考えております。
○羽田内閣総理大臣 過積載の問題につきましては、今回の道路交通法、これの改正によりまして取り締まりに努めておるところでございますけれども、この問題につきましては、重要性を認識しながら、関係各省ともこれを督励しながら、さらに改善に努めていきたいというふうに考えておるところであります。
【次の発言】 五月十日から施行されたこの道路交通法の改正、今これを踏まえながらの御質問であったわけでありますけれども、物流の中に占めるトラック輸送というのは大変主流を占めておるということでございまして、これの安全性ということはもちろん一番大事なことでありましょう。それと同時に、またやり方によってはコストも大変上がっ……
○羽田内閣総理大臣 昨日、水野委員の方からお尋ねがございました、政治団体に政治献金が行われていると新聞に書いてあるがというお話でございますけれども、お尋ねの私の政治団体に対する寄附につきましては、確認をいたしましたところ、会計帳簿が保存されている平成二年以降の分につきまして、寄附をされた相手方の方にも御了解を得た上で回答があったということであります。 毎日新聞には、道白観光の役員四人が政治献金をしたと書かれておりますけれども、調べたところによりますと、役員四人の方が個人で寄附されたのではなくて、役員四人の方がそれぞれ経営をされております四つの会社から、それぞれ年間十二万円を私の政治団体である……
○羽田内閣総理大臣 今お話がありましたように、公共事業あるいはそれに携わる人たち、これは本当は国民の福利増進、このために大変大きな役割を果たしてきている人たちであろうというふうに思います。また、公共事業というのは、これは公のものでありますから、もう申し上げるまでもなく、これは信頼性というものあるいは透明性というものがなければならないということでありまして、相次ぐ不祥事の発生というものに対しては本当に遺憾に思うところであります。 このために、本年一月には「公共事業の入札・契約手続の改善に関する行動計画」、これを政府として策定したところでございまして、現在それに基づいて一般競争方式の本格的な採用……
○羽田内閣総理大臣 お話しのとおりやはり中国は、今外務大臣からも申し上げましたように、北朝鮮とは大変深い友好国であるということ、あるいは経済的な関係も大変強いということがございます。そういった意味で、やはり中国からの影響力というのは非常に大きいということでありますし、また中国は常任理事国であるということもございます。そういう意味で、中国の考え方をお聞きすると同時に、やはり中国からの影響力というもの、これをひとつぜひお願いしたいということであります。 中国は常々、制裁とか圧力というものでは物事は解決しないということを言われておりますけれども、しかしやっぱり核の疑惑を持っていちゃいけないというこ……
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