このページでは志位和夫衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○志位和夫君 日本共産党を代表し、不況対策と金融問題について橋本総理に質問します。 まず第一にただしたいのは、不況のもとで、国民に巨額の負担増を押しつける政策をこのまま続けていいのかという問題であります。 今日の不況の深刻化の原因が、消費税増税を初めとする九兆円もの負担増を国民に押しつけたことにあることは、だれも否定できない事実であります。 我が党は、昨年の国会論戦で、景気回復の二大主役ともいうべき個人消費と中小企業の回復が著しくおくれていること、このもとで巨額の国民負担増を押しつければ、景気は底割れし、日本経済のかじ取りを根本から誤ることになることを強く警告いたしました。総理は、それに……
○志位和夫君 私は、日本共産党を代表して、小渕総理に質問いたします。 まず初めにただしたいのは、小渕内閣が発足以来の四カ月間に一体何をやってきたのかということです。 この四カ月間に実体経済の悪化はいよいよ深刻となりました。経済の六割を占める個人消費は十一カ月連続で昨年を割り込み、統計史上最悪の連続マイナス記録を更新しつつあります。完全失業者数は二百九十万人、失業率は四・三%を記録し、これも統計史上最悪となりました。企業倒産も、ことしの倒産件数は既に十月で一万六千五百二十七件に及び、戦後最悪の負債総額を記録した昨年の年間倒産件数を既に上回りました。どの指標をとっても最悪記録の更新が続いている……
○志位和夫君 私は、日本共産党を代表し、日の丸・君が代を国旗・国歌とする法案について、小渕総理に質問します。 まず第一にただしたいのは、総理が、この問題についての国民的討論について、どう考えているかということです。 我が党は、国旗・国歌の問題は国民にとって重大な問題であって、それを決めていく上では、国民的討論が十分に保障されることが何よりも大切であると考えています。 この点で重要なことは、政府が法制化の検討を始めたことを一つの契機として、今、日本の歴史で初めて、国旗・国歌をどうするかについて、現に国民的な討論が起こりつつあるということであります。マスコミでも自由な討論が始まり、新聞の投書……
○志位委員 おはようございます。 私は、日本共産党を代表して、橋本総理並びに関係閣僚に質問いたします。 まず、厚生行政にかかわる汚職と利権の問題についてであります。 特別養護老人ホームの建設をめぐって、彩福祉グループを名乗る業者と一部官僚が結託して引き起こした汚職事件に対して、今国民の怒りが沸騰しております。国民が何よりもこの事件に対して怒っているのは、この分野での汚職だけはあってはならないと考えていた福祉を食い物にした汚職であり、官僚に対するわいろの財源となったのが補助金、すなわち国民の税金であった。この点にあります。 総理は公務員の綱紀粛正ということを繰り返し述べておられますが、私……
○志位委員 私は、日本共産党を代表して、橋本総理に、米軍用地特別措置法の問題について質問いたします。 今回の法改悪に対して、沖縄の人々は島ぐるみで厳しい抗議の声を上げています。大田知事も県議会も、多くの市町村長も議会も、県民世論の多数も反対であります。それは何よりも、この法改悪によって土地の取り上げが永久化するのではないか、沖縄の米軍基地が二十一世紀に向かって長期固定化されるのではないかという不安と危惧、怒りから来ているのであります。私はその怒りというのは、今度の法案の内容と深くかかわっていると思います。 そこで、幾つかの角度から吟味したいんですが、私は今度の改悪法案の内容を見ますと、その……
○志位委員 日本共産党を代表して、橋本総理に質問いたします。まず、消費税増税を初めとする国民負担増の問題についてであります。 九七年度政府予算案では、消費税率の引き上げ、特別減税の打ち切り、社会保険料の引き上げ、自己負担増で、合計で約九兆円に上る国民負担増が押しつけられようとしております。これに対する不安と怒りが今日本列島に渦巻いております。 ある新聞の投書で、こういう高齢者の告発がありました。五%への増税が私には倍に思えてなりません、医療費も上がる、公共料金も上がる、病気持ちの老人には生存権はないのかと問い返したい。こういう声はたくさん新聞紙上にも見られます。 私、今厳しく問われなけれ……
○志位委員 私は、日本共産党を代表して、質問いたします。 まず、本日の予算委員会がこのような不正常な形で開かれることになったことについて、私たちの立場を述べておきたいと思います。 不正常な事態を招いた最大の責任は、国民がその疑惑解明を強く求めているにもかかわらず、泉井氏などの証人喚問に対して、誠意ある姿勢を示してこなかった自民党にあります。また、各党の合意のないまま、職権で委員会開催を決めた予算委員長の強引なやり方に対しても、厳しく抗議の意を表しておきたいと思います。 同時に、我が党は、このような場合においても欠席という方針はとりません。それは、政治倫理、社会保障、新ガイドラインなど、国……
○志位委員 日本共産党を代表して、橋本総理に質問いたします。大変限られた時間ですので、今政府が進めようとしている三十兆円の銀行支援策について質問いたします。 この計画に対して、今、多くの国民からやりきれない怒りの声が伝わってまいります。例えば、毎日新聞の投書では、こういう声を紹介していました。「政府はあれほど国民がこぞって反対した消費税率を五%に上げ、医療費の大幅な負担増を強いた。特に老人の負担増は深刻である。 このような負担増を国民に強いて、一方では破たんした金融機関の処理などに膨大な公的資金を投入する。 これでは政治はいったいだれのためにあるのか、と憤りたくなる。」 私は、十三日の本会……
○志位委員 日本共産党を代表して、橋本総理に質問いたします。 まず初めに、三十兆円の銀行支援計画についてお聞きしたい。 橋本内閣は、国民の多くの反対の声を押し切って、この計画のための関連法案を強行的に成立させました。しかし、私自身も国会冒頭の本会議と予算委員会のこの場で問題点を究明いたしましたが、なぜ銀行の破綻処理には税金を使わないとする公約をほごにするのか、なぜ政府も全体として体力があると認めた銀行業界に税金をつぎ込む必要があるかなど、肝心かなめの問題点については、総理は、国民に対して一切まともな説明をされていないと私は思います。法案が成立したからといって、この計画をこのまま進めていいの……
○志位委員 私は、日本共産党を代表して、橋本総理に、今日の深刻な経済危機を招いた政治責任と今後の対応について質問いたします。 今の不況の実態というのは、戦後最悪ともいうべき深刻なものとなっております。個人消費は、七〇年代の石油ショック以来の落ち込みが続いております。中小企業の不況型倒産は戦後最悪となり、経営が行き詰まり、追い詰められての自殺という悲劇が後を絶ちません。失業率も過去最悪を記録し、雇用不安が社会全体を今覆っております。 総理も、九日の記者会見で、我が国経済は極めて深刻な状況にあるとお認めになりました。ところが、不況をここまで深刻化させたみずからの政治責任については一切口をぬぐっ……
○志位委員 日本共産党を代表して、小渕総理に質問いたします。 まずお聞きしたいのは、総理が、参議院選挙で自民党大敗という結果が出た、この国民の民意をどう受けとめているかということについてであります。 あなたが自民党総裁選に立候補するに当たって、こういう政見を出されております。「総合力・決断 政治の復権と日本の再生 ―新しい安心を求めて―」という政見でありますが、この中で、「我が党が大敗を喫したことは、国民の激しい怒りが爆発したものと、深刻に受け止め、心から反省をしております。」このように述べられております。 そこで、私、お聞きしたいのですが、なぜ自民党は国民の激しい怒りの爆発を買うような……
○志位委員 私は、日本共産党を代表して、小渕総理並びに関連閣僚に質問いたします。 まず、ガイドライン法案と憲法九条とのかかわりについてであります。 憲法九条の第一項では、国権の発動としての戦争、武力による威嚇ないし武力の行使は、国際紛争を解決する手段としては、永久にこれを放棄するという戦争放棄の条項がございます。この憲法九条とガイドライン法案が両立し得るのかという問題について、まず究明したいと思います。 法案には、周辺事態への対応として米軍が軍事活動を起こした際に、それへの後方地域支援を行うことが書かれております。その活動の内容は、例えば、武器弾薬、兵員の輸送、燃料などの補給、壊れた戦車……
○志位委員 私は、日本共産党を代表して、小渕総理に質問いたします。 まずお聞きしたいのは、日本列島を覆っている戦後最悪の不況から国民の暮らしをどう守り、日本経済をどう立て直していくかという問題についてであります。 今回の不況の著しい特徴が、国民経済の六割を占める家計消費が著しく冷え込んでいるところにあること、消費大不況にあることはだれも否定できない事実だと思います。 私、ここに持ってまいりました、経済企画庁が出した「平成十年経済の回顧と課題」という冊子がありますが、大変興味深く読みました。これを見ますと、次の点を指摘していました。まず一つ、九七年春以降の景気後退局面においては個人消費が景……
○志位委員 日本共産党を代表して、小渕総理に質問いたします。 まず、企業・団体献金についてであります。 総理は、政治家個人への企業・団体献金については、政治資金規正法附則九条に基づいて禁止の措置をとると表明されました。これは当然のことであります。しかし、政党に対する企業・団体献金については、附則十条で五年後に見直しが定められているにもかかわらず、与党三党は、十二月二日の幹事長会談でこの条項そのものを削除する方針を決め、総理もこの方針を尊重すると語ったと伝えられました。これは大変重大だと考えます。 私は、まず総理に基本的御認識を伺いたい。附則十条で政党への企業献金の見直しが述べられているこ……
○志位委員 私は、森総理の神の国発言にかかわって質問をいたします。 ただ、私がきょうまず伺いたいのは、総理があの発言をどういう趣旨でされたかということではありません。これはもう本会議の答弁で伺っておりますので、繰り返しは必要ございません。私が聞きたいのは、戦前戦中の時期に、日本は神の国という言葉、思想が語られたという事実はございます。そして、それがどういう意味で使われたかについての歴史的な認識を総理に伺いたいと思います。 ここに私、文部省が一九四一年に発行した小学校二年生用の修身の教科書「ヨイコドモ」の下というのを持ってまいりました。総理はちょうど終戦の年に二年生だったと聞きますから、これ……
○志位委員 日本共産党を代表して、小渕総理に質問いたします。 まず、今度の国会の冒頭での異常事態の原因と責任がどこにあるかについてであります。私は、端的に三つの問題をただしたいと思います。 第一に、強行された定数削減法とはどういう性格の問題かという点であります。 総理は答弁で、民間もリストラをやっているから議員もリストラをやるのは当然だという趣旨のことを述べられました。私たちは大企業のリストラ万能論にもちろん異議を持っておりますが、問われている問題は全く次元を異にする問題だと考えております。 憲法にあるように、国会議員というのは国民の代表者であって、国民は国会議員を通して政治に参加いた……
○志位委員 私は、総理に、国民生活にかかわって大変切実で深刻な二つの問題について、基本姿勢を伺いたいと思います。 まず第一は、雇用の問題です。 大企業によるリストラの横行のもとで、完全失業率は四・九%と最悪になりました。ただ、その一方で、職場に残された労働者はこれまで以上の長時間過密労働を強いられているという現実がございます。この事態をどう打開するかという点で、私は、ヨーロッパ諸国でやっているように、労働時間短縮に政府が本腰を入れて乗り出して、そのことによる雇用創出を図るべきだと思います。 この点で、きょうは特に、サービス残業、ただ働き残業を一掃する問題に絞ってお聞きしたい。 総理は本……
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