このページでは志位和夫衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉首相に質問いたします。(拍手) 小泉首相は、今の自民党ではだめ、自民党を変えると叫んで自民党総裁になり、首相になりました。しかし、自民党政治のどこをどう変えるのか。改革とは看板だけで、中身は古い危険な自民党政治そのままではないのか。私は、それを幾つかの角度からただすとともに、本当の改革というのならこうあるべきという日本共産党の立場を明らかにしたいと思います。(拍手) 初めに、首相交代でうやむやにされてはならない二つの重大問題について伺いたい。 一つは、KSD汚職の問題です。 我が党の追及で、五十四万人の幽霊党員と二十一億円の党費肩がわりが明らかに……
○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉首相に質問します。(拍手) 九月十一日に米国で起こった大規模なテロ事件は、無差別に多数の市民を殺りくした憎むべき犯罪行為です。 テロ行為がどのような政治的、宗教的、思想的、民族的理由によっても正当化され得ないことは、国際社会でも繰り返し確認されてきた原則であり、テロを根絶することは、二十一世紀に人類が平和的に生存していく根本条件の一つであります。 私は、改めて卑劣なテロリストの蛮行を糾弾するとともに、テロの犠牲者と御家族、関係者の皆さんに心からの哀悼とお見舞いを申し上げるものです。 今、世界に問われている問題は、テロを根絶する手段として、どのよう……
○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉首相に質問します。(拍手) 首相が自民党を変えると叫んで政権を発足させてから、九カ月がたちました。しかし、小泉政権がこれまでの自民党政治の古い枠組みを少しも変えるものでなかったことは、今や明らかであります。 私は、政治姿勢、経済、外交など幾つかの角度から、その問題点を究明し、我が党の提案を行うものであります。 まず、小泉政権の政治姿勢にかかわる三つの重大問題についてただしたい。 第一は、一月下旬、東京で開かれたアフガニスタン復興支援会議の際、日本の二つのNGOが不当に排除された問題であります。 事の経過は、既に明瞭です。自民党の鈴木宗男議員が外……
○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉総理に質問します。(拍手) 私は、まず、総理が構造改革の名で進めている経済政策の二つの重大問題についてただしたいと思います。 第一は、この大変な不況下で、国民に巨額の負担増を強いる道を進んでいいのかという問題です。 ことしから来年にかけて、医療費の値上げ、介護保険料の値上げ、年金給付の切り下げ、雇用保険料の値上げなど、社会保障の分野だけで総額三兆円を超える空前の負担増の計画が進められています。 既に十月から、高齢者の医療費の値上げが強行されましたが、これは、在宅の医療がもう続けられない、窓口負担だけで精いっぱいで薬代が払えないなど、深刻な受診の抑……
○志位和夫君 日本共産党を代表して、質問します。(拍手) 本日、米英軍によって、イラクに対する軍事攻撃が開始されました。この戦争は、一かけらの道理もない、無法な戦争であります。地球的規模で広がった平和の願いを踏みにじり、戦争という暴挙に訴えた米英両国政府に、我が党は、厳しい抗議を表明します。そして、野蛮な軍事攻撃を直ちに中止することを強く求めるものであります。(拍手) 小泉首相はこの戦争に直ちに支持を与えましたが、憲法九条を持つ国の政府として、こんな恥ずかしい態度表明はありません。 私は、三つの角度から、首相の基本的立場をただすものです。 第一に、この戦争は、国連憲章に基づく世界の平和……
○志位和夫君 日本共産党を代表して、小泉総理に質問します。(拍手) この国会は、解散・総選挙が間近に迫る中で開かれました。国民の前で十分な審議を行い、総選挙の争点を明らかにすることは、この国会の重要な責務であります。私は、二十一世紀の日本の進路はどうあるべきかについて、我が党の改革の提案を述べるとともに、総理の見解をただすものであります。 冒頭、緊急にただしておきたいのは、政府が米国の強い要請を受け年内にもイラクへの自衛隊派兵を実現する方針に転換したと伝えられていることについてであります。 イラクの治安情勢は悪化の一途をたどっており、自衛隊派兵を強行することは、戦闘地域には派遣しないとし……
○志位委員 日本共産党を代表して、森総理に質問いたします。 まず、久世前金融再生委員長の解任問題についてであります。 総理は、本会議の答弁でも、きょうの答弁でも、任命責任を問われて、結果として辞任せざるを得ない大臣を任命したということはまことに残念であり遺憾であると考えており、深く反省するとともに国民におわびしたい、このフレーズを何回となく繰り返されました。 しかし、一体総理は何を反省し、何をおわびしているのか、さっぱりわかりません。問われているのは、三菱信託銀行という特定の金融機関から十三年にもわたって総額二億三千万円という巨額の利益提供を受けていた、そういう人物を、そういう事実を知り……
○志位委員 私は、日本共産党を代表して、森総理に質問いたします。 まず、KSD汚職についてであります。 自民党にかかわる金権腐敗事件は戦後数々繰り返されてきたわけでありますが、このKSD汚職というのはこれまでにない新しい悪質な特徴があると私は思います。それは、自民党に流れ込んだ二十億円以上とも言われる政界工作資金の原資、元手が、不況で苦しむ中小企業の皆さんの共済掛金であった、この点であります。 KSDというのは、御存じのように、もともとは中小企業の経営者、圧倒的多くは零細業者の皆さんを対象にして、災害補償の共済を運用することを目的にした公益法人であります。業者の皆さんが、けがで働けなくな……
○志位委員 私は、有事法制三法案について、日本共産党を代表して、小泉首相に質問いたします。 自衛隊を海外に派兵する法案としては、既に周辺事態法が九九年に強行されたわけでありますが、この法律は、できないことが二つあります。この法律というのは、日本に対する武力攻撃がなくても、アメリカがアジアのどこかで介入戦争をやった場合に、自衛隊がその戦争に参加できる仕組みをつくるものでしたが、できないことが二つあった。 一つは、自衛隊が米軍の活動を支援する際に、武力の行使を行ってはならないということが建前とされておりました。もう一つは、この戦争に日本の国民を動員する際に、強制力をもっての動員は許されない。協……
○志位委員 日本共産党を代表して質問いたします。 まず冒頭に述べたいのは、昨日、この予算委員会の場で自民党議員によって、医療事故・事件を党略的に利用した不当な誹謗中傷が民主医療機関と日本共産党に対して加えられたことについてであります。 昨日、自民党議員は、民医連、全日本民主医療機関連合会に加入している四つの病院で起こった医療事故・事件を名指しで取り上げ、口汚くののしりました。それぞれの医療事故・事件については、もちろんあってはならないことであります。しかし、自民党議員が挙げた四つの病院は、すべてみずから進んで事実を明らかにし、率先して自浄作用を発揮し、行政による真相究明にも進んで協力し、再……
○志位委員 日本共産党を代表して、小泉総理に質問いたします。 きょうは、限られた質問時間ですので、イラクへの自衛隊派遣を中心に伺います。 この問題を取り上げるのは、十月十七日に米国ブッシュ大統領の来日が予定され、その場でも日本政府が自衛隊の派兵を確約するのではないか、巨額の財政支出を約束するのではないかと報道で一斉に伝えられるなど、事態が差し迫ってきているからであります。 加えて、これまでも自衛隊の海外派兵というのは繰り返されてきたわけですが、今度のイラクへの自衛隊の派兵というのは、これまでの自衛隊の海外派兵とは質の異なる重大性を持っていると私は思います。 すなわち、テロ特措法に基づい……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。