このページでは横光克彦衆議院議員の41期(1996/10/20〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は41期国会活動統計で確認できます。
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております財政構造改革の推進に関する特別措置法案につきまして、橋本総理並びに関係大臣の皆様方に国民の視点からお考えをお伺いしたいと存じます。 今回の財政構造改革推進法案は、比類なき超高齢化社会を迎えようとしている中、現在の財政構造を放置し、これ以上の財政赤字の拡大を招くならば、経済はもとより国民生活の破綻は必至であるという認識の上に立って、政府と与党三党の財政構造改革会議において、まさに真剣な論議の結果生まれたものであります。内容的にも、過去の財政再建と比べて、今までにない厳しいものであるとともに、雇用動向や地域経……
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となっております平成十年度予算三案に対しまして、賛成の討論を行うものであります。(拍手) 平成十年度予算は、景気対策と政治経済の構造的改革の観点を踏まえたものであり、さらに社会的に弱い立場の方々に配慮をし、また環境と平和を尊重する施策を展開していくためにも適切なものであると評価をいたしております。(拍手) 以下、本予算に賛成する主な理由を順次申し上げます。 賛成の第一の理由は、本予算案が現下の厳しい経済情勢にかんがみつつ、景気対策と政治経済の構造的改革の観点からも時宜にかなっているものと思うからであります。 平成十……
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、男女共同参画社会基本法案につきまして、小渕総理大臣並びに野中官房長官に質問をいたします。 今、二十一世紀を目前にして、新しい社会が真の男女平等社会となるよう、あらゆる取り組みが求められております。我が国では、日本国憲法において、個人の尊重、男女平等の理念がうたわれ、以来、各種の法律や制度の整備が図られてきたところであります。 しかし、いまだ社会制度及び慣行が個人の人権を尊重するには不十分であること、性別役割分業が制度的、社会的に撤廃されていないこと、社会における意思決定過程への参画の不平等、雇用の不平等、女性に対する暴力、女性の生……
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました産業活力再生特別措置法案及び関連する税制改正案について、総理及び関係大臣に質問をいたします。 本法案は、産業競争力を強化するため、企業の事業再構築の支援を目的に掲げております。しかし、企業が抱える雇用、設備、債務の三つの過剰の解消を国として後押しするとの姿勢は、まさに企業が中心であり、生活の視点が極めて希薄であると言わざるを得ません。 今回の不景気、つまり我が国の生産性の低迷は、将来の生活不安から生じた消費不況が最大の原因であります。社会民主党は、健全な日本経済の本格回復のため、安心して暮らせる社会のセーフ……
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました産業活力再生特別措置法案及び関連する税制改正案について、反対の立場から討論させていただきます。 本法案は、産業競争力を強化するため、企業の事業再構築の支援を目的に掲げております。代表質問の折にもお尋ねいたしましたが、企業が抱える雇用、設備、債務の三つの過剰の解消を国として後押しするとの姿勢は、まさに企業が中心であり、生活の視点が極めて希薄であると言わざるを得ません。 今回の不景気、つまり我が国の生産性の低迷とは、将来の生活不安から生じた消費不況が原因であります。社会民主党は、産業活力再生特別措置法案の成立を……
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました中小企業基本法等の一部を改正する法律案につきまして、通商産業大臣に質問をいたします。 今、未曾有の長期不況は、中小企業を取り巻く環境をますます厳しいものにしております。中小企業に対する不況のしわ寄せは、激化する下請いじめ、淘汰される町の商店、疲弊する町工場など、全国に散見されます。 政府は、創業・ベンチャー支援への転換を言うのならば、中小企業を取り巻く不利や格差を解消するとしたこれまでの施策の到達点と課題について、真摯な検証と分析がまず必要ではないでしょうか。中小企業を取り巻く厳しい経営環境をどう御認識なさ……
○横光克彦君 私は、社会民主党・市民連合を代表いたしまして、ただいま議題となりました預金保険法の一部を改正する法律案につきまして、小渕総理並びに関係大臣にお尋ねをいたします。 まず最初に、小渕総理にどうしてもただしておかなければならないことがあります。それは、ペイオフ解禁を延期する妥当性のみならず、何らの理由も見出せないからであります。 例えば、延期へとかじ取りをするきっかけになりました昨年末の与党三党の合意文書を幾ら子細に読み取ろうといたしましても、預金者保護に触れた箇所が一言一句見当たりません。このことは極めて不可解と言わざるを得ないのであります。それゆえにこそ、経営基盤が概して弱いと……
○横光委員 横光克彦でございます。 今回の泉井事件は、皆様方、同僚議員がお話しされておりますように、単なる脱税事件ではない、これはほとんどの国民もそのように思っていることと思います。三菱石油、そしてまた三井鉱山、こういった間の仲介手数料という名目で、膨大な、信じられないような金額を得た。そこからこの問題は発端したわけでございますが、なぜ一個人があるいは一小さな企業が、あの大企業を相手にあのような膨大な仲介手数料を得ることができたのか。ただの仲介手数料であるとはやはり信じられない。石油の超過量の問題ならばわずかな罰金で済むわけですので、そういった意味では、そこにすべてが集約されている、そこに大……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。大臣には長時間大変御苦労さまでございます。質問させていただきます。 私は、例の泉井石油商問題、その関連についてまず御質問させていただきたいと思っております。 昨年十二月の本委員会で、通産省の省内で調査委員会ですか、そこが泉井と関連した人たちを処分をしたわけですが、そのときに、歴代の通産省の幹部のOBの皆様についてきちっと調査をしなければ意味がないというような意見が多かったわけです。そのときに大臣は、OBが行き過ぎた、こう言っても注意も何もできないことになっております、もうやめているんですから、OBの方は今のところ聞くという考えはない、このようにお答……
○横光委員 横光克彦でございます。質問させていただきます。 今多くの同僚議員が取り上げましたように、私もISO9000シリーズ取得への取り組みについてちょっとお伺いしたいと思います。 国際化の時代になって、中小企業の皆様方にとりましても非常に大きな波が押し寄せているわけでございます。平成七年度の中小企業白書に実はこのようなデータが出ているのです。「ISO9000シリーズ規格に対する中小製造業者の関心」これは約半数の製造業者が関心を持っている、こういうデータが出ております。そしてまた、そういった関心がありながら、実際に既に取得しているのは一・五%と、ほんのまだわずかしかないわけですね。関心の……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私も最初に、多くの同僚議員が質問しております東海村の動燃の火災爆発事故についてちょっとお聞きしたいのですが、これは、エネルギー政策を担当する省としても非常に大きな問題ではなかろうかと思っております。 御案内のように、私たちの国のエネルギー、電力の消費量というのは驚異的に伸びている。そういった中で、原子力発電というものが電力の分野で三〇%を超す依存度なわけですね。国民にとっては、原子力発電の恩恵を享受しているわけでございます。しかし、国民の多くは、その根底には何といっても、先ほどから大臣のお話もございますが、本当に安全あっての原発である、このことは……
○横光委員 どうも皆様おはようございます。 まず冒頭、私ごとの都合で最初に質問させていただくことに対して、委員会の皆様方の御配慮に心から感謝を申し上げたいと思います。 今大臣の趣旨説明にもございましたように、今回、二本の法律の廃止と十四本の法律の改正により一十二の規制が廃止され、また五十四の規制が合理化されることになるわけでございます。これからさらに経済構造改革を進めていく上では、私はまだまだ不十分ではないかなという気はしないでもないのですが、それでも、みずからの所管にかかわる規制についての大幅な見直しを、まずは通産省が他の省庁に先んじてその第一歩を踏み出したという点では非常に大きな評価を……
○横光委員 横光克彦でございます。よろしくお願いいたします。 質問させていただきたいと思います。 私たちの国は、戦後五十年間、経済至上主義のもとに著しい高度経済成長をなし遂げたわけでございます。しかし、そういった経済発展とともに、環境も破壊されてきたこともこれまた事実であり、さらに環境のみならず、水俣病等に代表されるような数多くの公害も発生してきた。経済発展とともにこういった諸問題というのを、いわゆる影の部分といいますか、そういったものをどうしても引きずってしまうわけでございます。時代の変遷とともに環境の重要性が、これは産業界のみならず、国民の皆様方の間でも大変大きな問題となっているわけで……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 戦後五十年間経済憲法とも言われました独禁法の九条の改正によって、純粋持ち株会社の解禁がこれから行われるわけでございますが、ここに至った経緯、林義郎先生からお話ございました。現在のこの日本の経済構造の中で、多角化、多様化、そしてまた国際的な大競争時代に入った中で、先般、与党三党でこの解禁が合意されたわけでございます。 現在の私たちの国の経済は、目覚ましい技術革新、そしてまた国際化、サービス化、そういった進展によって経済構造が大きく変化しております。そういった中で、従来の業務の垣根を越えた企業間での競争が始まっているわけでございます。そういった意味で……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、参考人の皆様方には、本当に御多忙の中にもかかわりませず本委員会に出席いただき、また貴重な御意見を賜りまして、感謝いたしております。 戦後五十年間にわたり経済憲法九条と言われてきましたこの独禁法が改正されるわけでございますが、今回のこの独占禁止法改正案に至るまで、持ち株会社の論議は、持ち株会社が目指すグループ経営のあり方、こういったものに目を向けさせることになったと思うわけです。実際に、この純粋持ち株会社が解禁されれば、これまでの事業持ち株会社形態とともに、企業のグループ経営が一層進展すると考えられているわけでございます。そうした中で、こ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 この法案により、純粋持ち株会社の設立を禁止する独占禁止法第九条が改正されることになるわけでございます。この九条は、独禁法第一条の目的に定められております事業支配力の過度集中を防止することを具体化した規定、手段であるとともに、戦前の財閥再来を防ぐことを直接的な使命ともしておりました。過度集中の防止規定は、独禁法の体系において、カルテルなどの競争制限的行為を禁止する規制、合併など個別市場における集中過程をチェックする規制等の補完機能として重要な役割を担ってきたわけでございます。こうした戦後経済の民主化に果たしてきた役割から、戦争放棄をうたった憲法第九条……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは官房長官、まことに御苦労さまでございます。 先ほどからお話がございますように、経済憲法九条と言われてきました独禁法九条が改正されることにより、純粋持ち株会社が解禁されるわけでございます。この純粋持ち株会社解禁によって、経営効率の向上等、いわゆるプラスのイメージといいますか、そっちの方が先行しがちでございますが、これまでの本委員会におきまして、各委員から、確かにバラ色ではあるが、決してバラ色ではない部分もあるという指摘が数多く出されております。私たちは与党の立場ではございますが、一歩立ちどまって、何か問題があるならばそれに対して真剣に考える……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 質問させていただきます。同僚議員の質問と多々重複するところはあろうかと思いますが、確認という意味で御理解をいただきたいと思います。 同僚議員の質問の中で、行政改革、あるいはまた郵政三事業の経営形態のあり方等の質問がござ いましたが、私も、まずそこのところから質問させていただきたいと思います。 行政改革、行政改革と、行革という言葉があらしのように吹き荒れているわけでございますが、もちろん私、行政改革を否定するものではございませんし、むしろ、今こそ行政改革は積極的に取り組むべき課題である、このような認識の上に立つ一人でございます。 ただ、そうはい……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、大臣を初め参考人の皆様方、長時間にわたり御苦労さまでございます。質問をさせていただきます。 新年度の事業運営計画を見ますと、地上放送や衛星放送の充実、あるいはまた、ハイビジョン放送の拡充強化、さらに、海外への情報発信の充実等々、いわゆる充実とか拡充とか強化という言葉が躍っているわけでございます。現に、この四月からは、総合テレビでは二十四時間放送も始まります。また、長野オリンピックも放送するわけで、そういった言葉が形となってあらわれている。私は、その中で、もう一つハイビジョンの方が、言葉だけでなく、さらに形となるようにもっと努力していただ……
○横光委員 どうもよろしくお願いいたします。 現在、我が国の経済構造改革の推進というものが最重要課題となっている。橋本内閣も今その経済構造改革に全力で取り組んでいるわけですが、その原動力となるのは私はやはり情報通信だと思うわけでございます。今回の法改正はそういった情報通信の分野の重要性を踏まえて、そして特にニュービジネスの発展を目指したものである、そのように私は受けとめているわけでございます。 ニュービジネスが成功するかどうかというのは、先ほどからお話が出ておりますように、資金面の調達の問題もございますが、何といっても優秀な人材の確保、そしてまたその優秀な人材のやる気をいかにして引き出して……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 先ほど山花委員から御報告がございましたが、もう一つはっきり御報告させていただきます。 私は、実は商工委員会も兼ねておりまして、きょうの午前中に衆議院の商工委員会におきまして、経済憲法九条と言われてきました独占禁止法九条の改正案が可決成立しました。このことによって純粋持ち株会社が解禁になるわけでございます。今この国会で審議されておりますNTT法案の根底あるいは前提とも言われております純粋持ち株会社解禁によって、この法案も大きく前進となったところでございます。ただ、まだ衆議院の段階でございます。 このNTTの分離分割問題でございますが、十五年間にわ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、参考人の皆様、本委員会に御出席いただきまして、まことにありがとうございます。 先ほど、佐々森参考人からお話がございましたように、本当にNTTの分離分割問題、十五年の長きにわたって、国論を二分する論議が繰り返されてきたわけでございます。そういった中、今回、ある意味では終止符を打つべく、NTTの改正法案が本委員会で審議されているわけでございます。 この法案は、分離分割した場合のマイナス面、あるいは分離分割しなかった場合のマイナス面、それぞれの課題をクリアした解決方法であると私は評価しているわけでございますが、とりわけ、情報通信産業分野は、……
○横光委員 私は、自由民主党、新進党、民主党、社会民主党・市民連合及び太陽党を代表いたしまして、ただいま議題となっております三法律案に対し、賛成の討論を行うものであります。 御承知のとおり、我が国は昭和六十年に電電公社の民営化、競争原理の導入など第一次情報通信制度改革を果たし、十年余が経過しております。 この間、我が国の情報通信分野は、デジタル化等技術革新が進展する中で、社会経済活動のグローバル化やボーダレス化を背景に、世界的な規模での事業展開、事業提携が行われるなど大きな変化の局面を迎えております。 我が国においても、この世界の潮流に乗りおくれることのないよう、情報通信産業のダイナミズ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 まず、冒頭、私ごとで質問順位を繰り上げていただきましたことを、自民党さん初め各党の理事の皆様方に、御配慮を心からお礼を申し上げたいと思います。 また、堀内通産大臣、大臣御就任おめでとうございます。おめでとうございますと申し上げましたけれども、実際は、現況、経済、金融を取り巻く状況を考えますと、非常に重要なポスト、責任の大きなポストにっかれたわけで、大変御苦労だと思います。どうか、その大臣の手腕を遺憾なく発揮して、先頭に立って頑張っていただきたいということを、まず心からお願いしたいと思います。 我が国の経済、金融を取り巻く現況は非常に厳しい状況と……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。質問順位を繰り上げていただきました。最初に質問させていただきます。各党の御配慮にまずお礼を申し上げます。 二〇〇五年に愛知県におきまして国際博覧会が開催されることになりました。今回の博覧会のテーマ、「新しい地球創造 自然の叡知」というこのテーマから、従来の開発型の万博ではなくて新たなモデルをつくっていただきたい、私はそんな気持ちでいっぱいでございます。と申しますのも、万博史上初めて、人類が直面いたしております環境問題を中心テーマにしている、いわゆる環境博だと思うからでございます。この博覧会が、我々が未来に向けて、とりわけ二十一世紀において解決しなくて……
○横光委員 社会民主党の横光克彦でございます。アンカーを務めさせていただきます。
まず、海老沢新会長、御就任おめでとうございます。公共放送の重職ということで、大変な重い職にっかれたわけでございますが、これまでの実績、またそのバイタリティー、また先見性に大変私たち期待しておりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
新会長の抱負といいますかスローガンに改革と実行ということが言われておりますが、具体的に何を改革して、何を実行していこうと思われているのか、そこのところをちょっとお伺いさせてください。
【次の発言】 国民に負担をかけないでスリム化を図っていくというお話もございましたが、となります……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。
まず、郵政省にちょっと一言お聞きして、そしてその関連する質問をさせていただきたいのですが、今回のような特殊な映像によって起きた事件、これは放送法に抵触するかどうか、そこのところをまずお聞きしたいのです。
【次の発言】 今いろいろ御質問なりお答えがあったのですが、私もいま一度、民放連の酒井参考人とテレビ東京の一木参考人にお伺いしたいのです。
矢島委員の質問にちょっと関連するのですが、やはり、今回こういったことが起きた、一番今関係者そして我々がやらなければならないことは、まず再発の防止ですね、再発の防止。そのためには原因の究明ですね。
今までのお話……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 今、各委員からいろいろと御意見が出ました。とりわけ、大蔵省の検査官の不始末が国民の皆様方の行政に対する信頼を著しく失墜させている現状でございます。それだけに、私、厳正中立であるべき会計検査院の役割というのはこれまで以上に重くなる、そのことをくれぐれも自覚していただきたい、このように、まず冒頭お願い申し上げます。 まず、検査対象ですが、一般会計の規模一つとってみても、十年間で約一・二倍、また二十年前と比べれば二倍にも拡大しているわけですね。それだけに、行政の自己チェック機能を高め、その透明、公正の確保を図ることは行政改革の最重要課題だと私は考えてお……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 先般の堀内通産大臣、尾身経済企画庁長官の所信表明に対しまして質問をさせていただきます。 最初に質問させていただきますが、各党の皆様方の御配慮に感謝申し上げます。 さて、今私たちの国は、かつてのあの石油危機、そしてまたバブル不況、ああいった不況に匹敵するほどの不況に見舞われているというのが現状ではなかろうかと思っております。こういった中、今国民の皆様方の最大の課題は、この不況からの脱出、景気の回復でございます。そういった意味から、政府、また政治に携わる私たちの責任も非常に重大だ、このように考えております。 去る六日に三月の月例経済報告が発表され……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 このたび統合が予定されております日本貿易振興会、そしてまたアジア経済研究所、これは双方ともに長い歴史を有しており、私は一定の任務を果たしてきたと評価いたしております。今日までさまざまな場で、行政改革、そしてまた特殊法人改革の問題などが、これまたさまざまな角度から議論されてまいりました。 今回、日本貿易振興会にアジア経済研究所の任務を付与した、統合された日本貿易振興会となるわけでございますが、これが単につけ足したりしただけではなく、また、先ほどから言われておりますように、数合わせに終わるのではなくて、将来、これによって任務の遂行を図っていくのだ、こ……
○横光委員 最後でございます。大変お疲れだと思いますが、今しばらく御辛抱、よろしくお願いいたします。 今回、大店舗法が廃止されます。これは全国の商店街や小売業者の皆様方にとりましては大変な不安、また危機感を抱かれているのではなかろうか、そのように思います。そういった意味で、この大規模小売店舗立地法がそういった不安を一掃して、そしてさらに中心市街地活性化法案で各商店街、市街地に活力を与えなければならない、このように考えております。 これまで各委員のお話にございますように、町の商店街が空洞化の進展によって火が消えたように活気を失い、全国の市町村の中心市街地が衰退してきている。これは残念ながら、……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。きょうは、参考人の皆様、本当にありがとうございます。それぞれのお立場から、本当に貴重な御意見を賜りました。この法案の審議に十分に生かさなければならない、このように思うわけでございます。 きょうの参考人の皆様方のお話を伺っておりまして、私、非常に印象が強かったのは、日本チェーンストア協会の会長でいらっしゃいます小林さんと全国商店街振興組合連合会の一丸さん、このお二方の御意見が、私から見れば、真っ向対立した御意見のように感じたわけでございます。 お二人の意見は、それぞれ、まさに置かれている状況、大型店のこれからのあり方、あるいはまた中小小売業の危機感、……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 今法案の審議の締めくくりをさせていただきます。 戦後の高度経済成長とともに、長い間続いてまいりました大量生産、大量消費、大量廃棄、この構造を変えるという意味からも、もっと言えばごみを資源へと大転換するという意味からもこの家電リサイクル法案は非常に重要で、また意味のある法案である、このように考えております。また、当初この法案の作業参加は通産省と厚生省でございましたが、ここに新たに環境庁が加わることになりました。これも、この法案を形だけのものにしないためにも重要なことである、このように受けとめております。 随分といろいろな審議がされてまいりまして、……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 大臣、きょうは、長時間にわたり御苦労さまでございます。私がしんがりを務めさせていただきますので、いま少しどうぞよろしくお願い申し上げます。 きょうのこの委員会で随分と質問がございましたが、私も、さらに確認の意味を込めまして質問させていただきます。 郵政三事業の件ですが、政府の行政改革会議の最終報告において、郵政三事業は国営の公社に移行することとされました。これは、中央省庁等改革基本法案の中にも規定されているわけでございます。 ところが、これは三月二日の予算委員会で、小里総務庁長官や小泉厚生大臣が民営化への含みを持たせるような発言をされているの……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょう各委員からお話がありますように、NHKは公共放送であると言われております。しかし、公共の電波を使っている以上、NHKであろうと民放であろうと公共性を問われることには違いはないはずだと私は思うわけです。にもかかわらず、NHKは公共放送だと言われるには幾つかの理由があるわけですね。 受信料制度で成り立っているということ、また、先ほど会長のお話がございましたように、全国どこで暮らしていてもあまねくNHKの放送を享受できるということもあります。また、番組の内容でいえば、お子様からお年寄りまで幅広い年齢層の人たち、そういった人たちがそれぞれに楽しめる……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは参考人の皆様御苦労さまです。最後でございますので。 先ほど、一木社長の説明で、把握できた方だけはもう治療費あるいは見舞い等出された、しかし、先ほど同僚議員の質問の中で、やはりまだ何ら対応されていない方もいるということです。やはり七百人近い方が搬入されたわけですから、こういった方たちは氏名、住所等わかるわけですから、そんなに膨大な人数ではありませんし、そこで、てんかん症とかいろいろな問題もございますので、この問題は公にしないでくれ、治療費も結構ですというような方もそれはそれで結構であるし、一応、対応をこれからも漏れなくやっていただきたい。あ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。質問をさせていただきます。 先ほどから、情報通信事業また電気通信事業、これが二十一世紀のリーディング産業であるという言葉が飛び交っております。私も、これは、国民そしてまた我が国の発展のためにもぜひそうあってほしいと願っているわけでございます。 三月の委員会のときに、私は実はこの件で取り上げさせていただいたのですが、一見、やはりこの情報通信産業、華やかであり、そして明るい見通しがあるという印象を与えてはおりますが、その内実は実は結構ばらつきがあるのではないか、そういった趣旨の質問をさせていただきました。 そのときに、政府側のお答えは、やはり情報通信……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは質問順位を繰り上げていただきまして、各党の皆様方の御配慮に感謝を申し上げたいと思います。 今、中央省庁等改革基本法案が国会の中で審議中でございます。この法案の中で規定されております郵便貯金資金が全額自主運用となるわけでございますが、ただいま今村議員の方からも御質問がございました。全額自主運用になった場合、非常に考えなければならないことはやはりリスク管理だと思うのですね。そういったことから、今大臣の御答弁で、簡保も含めて約百四十兆自主運用されている。しかし、これからもっとその額は大きくなるわけですね。そういった意味から、郵政省としてこれから……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、参考人の皆様、まことに御苦労さまでございます。 今回の法改正によりまして、我が国におきましてもデジタル化の時代がやってこようかと思います。現在、CSではもう提供されているわけでございますが、BS、地上波とそれぞれデジタル化の時代が来るわけでございます。先ほどの海老沢会長のお話に、今回のデジタル化は放送の歴史に新たな一ページを加えるというお話がございましたが、まさにそのとおりだと思います。 そこで、まず郵政省にお伺いしたいのですが、電気通信、放送の世界、デジタル化が世界の趨勢となっているわけですが、欧米を中心とした世界のデジタル化の現状……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。きょうは大臣初め政府委員の皆さん、本当に、連合審査から引き続いての商工委員会の質疑、大変御苦労さまでございます。最後でございます、いましばらく御猶予をお願いいたします。 今回のこの法案、これは貸し渋り対策ということでございます。貸し渋りという現象あるいは貸し渋りという言葉、これは、バブルが崩壊するまではそういった現象、言葉さえもなかったのではなかろうか、このように思うわけでございますが、やはりこれは最大の要因は長引く景気の不況、これが最大の原因であろうと思っております。 ただ、それにかてて加えて、先ほどから指摘のございますBIS規制の早期の実施、あ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 今回の対人地雷全面禁止条約の批准の承認、そしてまた本委員会に付託されております国内関連法案の成立、これは大げさでなく、私は全人類の平和に向けての画期的な第一歩である、このように信じております。 先ほどから各委員のお話、また通産大臣、政府委員の方々のお話にもございますように、この対人地雷は、核兵器同様、悪魔の兵器であり大量殺りく兵器であるわけです。子供や民間人や女性や軍人や、あるいは敵味方の区別なく行える無差別殺りく兵器であるわけです。さらに、被爆の後遺症同様、一度敷設された対人地雷は、戦争が終わって平和になっても、五十年あるいは百年その爆発力を保……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。きょうは本会議を挟んで五時間にわたる一般質疑、大変御苦労さまでございます。最後でございます。 先ほどの本会議で、中小企業信用保険法の一部を改正する法律案、これはさきの閣法に追加の法案でございます。そしてまた、金融機能の早期健全化のための緊急措置法案、衆議院では可決したわけです。 この緊急措置法案の場合、私たちは修正というものを強く求めたのですが、その中の一つが中小企業対策であったわけです。第五条一項の優先株の引き受け等を受ける金融機関等は、中小企業向けの資金貸付枠を増大させる旨の経営健全化計画を提出し、これを履行させるべきだ、こう強く提案者に申し入……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。きょうは、大臣初め政府委員の皆さん、本当に長時間にわたり御苦労さまでございます。もうちょっとお時間をいただきたいと思います。 今回提出されておりますこの二法案、各党いろいろな形から、さまざまな角度から質問をされまして、ほとんど重複するところばかりですが、確認の意味を込めまして、二、三質問させていただきたいと思います。 まず、新事業創出促進法案ですが、これは、新たな事業の創出を促進するために主務大臣が基本方針を定めるとあります。国が定めるこの基本方針に基づいて、当該都道府県等が地域産業資源を有効に活用した新たな事業の創出の促進に関する基本構想を策定す……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 大臣はきょうは本当に、予算委員会に続きまして本委員会で長時間にわたる審議、大変御苦労さまでございます。私、きょう最後でございまして、あと少しおつき合いをいただきたいと思っております。 事一九九九年度の予算案、この歳出総額が八十一兆円にも上る、八十兆を突破したわけですね。しかも、その財源、これが三十一兆円もの国債発行によって賄われておる。公債依存度三七・九%、約四〇%になんなんとする公債に依存しての予算案の作成。これは、大臣が、初回から大魔人を投入したという言葉に如実にあらわれているように、本当に最後の切り札といいますか、がけっ縁に立たされた思いで……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 大臣には、長時間本当に御苦労さまでございます。 私、ちょっと重複する質問があろうかと思いますが、そのときには、確認の意味という思いでどうぞ御容赦いただきたいと思います。 きょうも各委員からいろいろな質問がされ、質疑がございましたが、非常に厳しいお話ばかりだと思うんですね。本来であるならば、これだけの大型の積極予算を組まれた、そしてそれを審議される中で、景気回復という大前提で、この予算にはすべてその思いが込められているわけです。ですから、そういった意味からは、本来ならば、金融市場あるいは経済あるいは企業、さらに国民、そういった広範囲にわたって、こ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。本当に大臣、連日大変御苦労さまでございます。 きょうも、今回のこの減税法案に対しまして大変厳しい意見が出ております。私も厳しい意見をちょっと言わせていただきたいと思っております。 九九年度の税制改正の最大の目的は、この未曾有の不況をいかにして克服していくか、そしてまた、中低所得者層に顕著に見られる可処分所得の低下傾向にどのように対処していくかに私はあったと思うのですよ。ところが、この税制改正法案、これは財源の手当てもないまま個人所得課税の最高税率の大幅圧縮を強行している。これは大多数の国民の要望に私は背を向けた形になった、こう批判せざるを得ないわけ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。質問をさせていただきます。 今同僚議員が質問いたしました社会悪物品の水際取り締まりについてまず御質問させていただきます。 最近非常に心配されることの一つに、中学生や高校生、つまり青少年層の間で覚せい剤やあるいは麻薬等の乱用が拡大しつつあるという現実、非常に深刻な情勢が続いていると思うのですね。 実は、私の地元に中津市という城下町があるんですが、福沢諭吉先生の出身地でございます。この中津市から北九州まで約五十キロほどあるんですが、この北九州方面からここ数年、いわゆる覚せい剤等が中津市に流入してきている。地元の警察は非常に取り締まりの強化また啓発に力……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。質問させていただきます。 本法案の趣旨にあります規制緩和につきましては、利用者、消費者の利便につながる可能性を有しているわけですから、私たちは前向きな評価をいたしたいと思います。 ただし、与党時代の協議で確認していただきましたこのペーパー、昨年の五月八日のペーパーですが、ここで明らかにいたしました、ここに書かれておりますいろいろな課題の前進が同時に図られることが不可欠の前提となっているということも、政府におかれましては御承知おきのことと思います。 そこで、このペーパーに即しましてお尋ねをいたしたいと思います。 ちょっと順序が前後するんですが、こ……
○横光委員 ただいま議題となりました附帯決議案につきまして、提出者を代表いたしまして、案文を朗読し、趣旨の説明といたします。 土地の再評価に関する法律の一部を改正する法律案に対する附帯決議(案) 政府は、次の事項について、十分配慮すべきである。 一 金融資産の評価については、時価会計がグローバル・スタンダードになりつつある現状に鑑み、こうした会計慣行または会計基準に委ねるべきである。さらに土地を含むその他の資産についても時価会計の流れに留意しながら、平成十三年末を目途に現行の評価原則について見直しの是非を検討すること。 一 現下の経済状況に対応するため、一部に会計慣行または会計……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私たちの国、今超高齢化社会を目の前にしているわけですが、それに備える意味からも、来るべき二十一世紀の活力ある日本の経済を実現して、国民生活の視点を重視した、そういった持続可能な社会を構築していくことが私は今喫緊の課題であろう、このように考えております。 そういいながらも、国の財政状況は極めて厳しいわけですね。今後こうした課題に広範に対処していく余力が乏しいといったのが現実であろうと思うんです。そこで、民間でできることはできるだけ民間に任せる、と同時に、民間の活動を支援しながら国の目標達成に向けて指導していく必要があろう、こういうふうに思うわけでご……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 まず、私、先般の国民生活金融公庫の審議におきましても申し上げたのですが、九七年当時の特殊法人改革、この論議のときに、国民生活の安定、向上に配慮していく立場から、民間金融機関では望みがたい公平性あるいは中立性等への対応を含めて、政策金融が担うべき役割は一層重要になるはずだ、そういうふうな認識を示したわけでございます。そのことは、その後の経済、金融の大きな激動期にあって、日本開発銀行あるいは北海道東北開発公庫のみならず、他の公庫における貸し渋り対策等の出動によって明らかになったと思うわけでございます。 以上のようなことを踏まえて、まず新銀行、日本政策……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。本法案も、苫東の視察を含めまして、非常に長時間にわたって審議してまいりました。最後に質問をさせていただきます。 二十一世紀を間近に控えて、現在の我が国の政策的な課題というのは、ただ単に経済や産業の問題だけにとどまらず、地球的規模で発生しております環境問題の解決、あるいは急速に進行している高齢化の中での福祉の問題、こういった幅広い分野も政策課題になろうかと思います。 日本政策投資銀行は、こうしたさまざまな重要課題を抱える中での船出となるわけでございますが、この船出に当たって、やはり今回の審議の状況をしっかり踏まえた上で船出していただきたい。つまり、苫……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは長時間にわたって、両大臣そしてまた政府委員の皆様方、大変お疲れだと思いますが、私が最後でございますので、あとしばらくよろしくお願いいたします。また、ちょっと質問内容が重複するところがあろうかと思いますが、確認するという意味でよろしく御理解いただきたいと思います。 公的資金の投入を柱とする金融システム早期健全化等の対策を講じるに当たっては、情報の全面公開を前提としつつ、金融機関に対する貸し出し実行計画の提出を義務づけ、あるいは貸し渋りに対応することによって信用供与を拡大する、とりわけ中小企業向け融資の拡充を図って健全な借り手保護、地域経済、……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 今国会に提出されております産業活力再生特別措置法案、この主眼と申しますか主軸は事業の再構築にあるわけです。つまり、過剰設備、過剰債務、過剰雇用の事態を打開することにあると思うのですね。したがって、税制上の対応も、おのずと企業が持つ負の遺産、もっと言えば企業がみずからつくり上げてしまったとも言える負の遺産、この過剰部分の清算を進めるための支援策に重点が置かれてしまったと言えると思うのです。 しかし、営業の譲渡あるいは譲り受けにかかわる買いかえ特例の拡充や、あるいは登録免許税の軽減などは、過剰設備の廃棄後の跡地等の流動化を進めやすくしてほしいとの強い……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私も、質問時間が短いので、商工ローンを中心に質問させていただきます。 商工ローンに関する問題点、各委員からすべて問題点は出し尽くされたと思っております。しかし、改めてここで、さらに念を押す意味で質問させていただきます。 まず、この商工ローンによる現状をもう一度当局として認識していただきたい、私はこのように思います。 昨年の個人の自己破産申告、十万件を突破して、過去最高となっております。自己破産申告十万件。そしてまた、支払い困難になっている多重債務者は、少なく見積もっても百五十万人は存在するだろうと言われております。多重債務者が百五十万人。そし……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。きょうは大臣、御苦労さまでございます。 臨調、行革を通して郵政事業のあり方というのが論議されてきました。そして一昨年末に、三事業のあり方というのが方向づけをされたわけでございます。そのときの大きな論議の一つが、官業が民業を圧迫しているではないか、そういった民業関係者、金融関係者の声が大きかったわけですね。 ところが現在、その官と民が連携を始めていく姿がいろいろなところで出始めておる。それが現金自動預け払い機また支払い機、ATM・CDの官民の相互接続、これがことしの一月十八日からスタートしたわけですね。国営機関と民間機関が連携するということは非常に大……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 参考人の皆さん、きょうは御苦労さまでございます。 これまで同僚議員が、今回の「ニュースステーション」のダイオキシン報道について、さまざまな疑問点また問題点等を質問してまいりました。私も、今回のこの報道を見まして、報道の威力といいますか、テレビ、いわゆるマスメディアの影響力の絶大さ、これをまざまざと見せつけられたような思いがいたしました。これは、よきにつけあしきにつけです。 そこで、まず伊藤参考人にお尋ねいたしますが、この二月一日の「ニュースステーション」のダイオキシン報道をもし放送していなかったら、どうなっていたと思いますか。
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、大臣また会長、皆さん、長時間にわたる審議、まことに御苦労さまでございます。 私もちょっと念押しのために質問させていただきます。臓器移植の報道の件でございます。 今回、一昨年成立した法案、初めてのケースということで、初めてということを差し引いても私は相当激しい報道ではなかったかという気がいたしております。もちろん、国民の納得や同意、こういったものを得るために、また密室医療であるという不安とか印象、こういったものをぬぐい去るために、情報の公開あるいは克明な報道、これは欠かすことができないと思うのです。しかし一方で、臓器の提供はプライバシー……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 今回のこのインターネットを活用したハイブリッドめーるサービス、先ほどからお話ございますように、私は、やはり画期的な郵便サービスだと思います。高度情報通信社会に対応するために、まさに郵便とそしてマルチメディアのいいところといいますか、先ほど局長が、そういうすばらしいところを融合させた郵便サービスであるわけで、このことにより国民の郵便の利用の向上を図る、こういった意味で私は非常に賛成をしておるわけでございますが、国民の郵便の利便性の向上、これは確かにそうですよね。封筒も要らない、切手も買いに行く必要はない、郵便局に行ったり、ポストに行って投函する必要も……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 何人によらず、資金の運用というのは大変難しい問題だと思います。しかも、それが何十兆、何百兆という巨額な資金を運用する場合は、安全でありそしてまた確実であり、その上に有利を求めるわけですから、その難しさ、その責任の重さというのは、私は想像を絶するものがあると思うわけでございます。 本法案の郵貯・簡保資金による特定社債への運用は、「郵便貯金事業及び簡易生命保険事業の健全な経営の確保に資するため、」このように提案理由にございます。この趣旨は非常によく理解できるわけでございます。 しかし、先ほどから質疑に出ております特定社債への運用でございますけれども……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 先般、当委員会で閉会中審査を行いました商工ローン問題を中心に、あれを一つのきっかけとして、商工ローン問題も大きく状況が変わりつつある、私はこのように思っております。 日栄の元社員が逮捕されました。そして、相も変わらず告訴の案件は相次いでふえております。また、過剰な暴力的な取り立ての実態も明るみに出ている。例えば業界二位の商工ファンド、ここの取り立ての仕方の中に、いわゆる市役所やあるいは税務署の職員の名をかたって、そして個人情報、つまり銀行名やあるいは口座番号を引き出している。いわゆるこういう違法な形、手口で、こういったことをマニュアル化して社員に……
○横光委員 私はきょうは、現在、マスコミ、新聞紙上等で連日のように報道されております五百円貨幣の変造、偽造問題について質問をいたしたいと思います。
まず、宮澤大蔵大臣にお尋ねいたしますが、最近、自動販売機で五百円硬貨を使用したことがございますでしょうか。
【次の発言】 五百円玉が使えない自動販売機が今非常にふえているのです。入れても、そのまま戻ってくる、こういった自動販売機が非常にふえているのですね。つまり、五百円玉の変造貨幣、これを使った、自動販売機を中心にした被害が今物すごく拡大しているのです。これはことしの一月から九月の間だけで四十八万枚も五百円変造硬貨が発見されておる。大変な被害でご……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 先日の本委員会で、私、今大変な被害が出ております五百円硬貨の件について質問いたしました。大臣も非常にこの問題には懸念を示されて、そしてまた、五百円硬貨の改鋳も含めて、これから日銀あるいは警察庁とも連絡をとり合いながら、実情を検証した上で年内に結論を出したいと、非常に前向きな答弁をいただきました。記者会見でもそのようなことを発表していただきました。大変ありがたいことだと思っております。どうか、今被害を受けている人たちのためにも、早急にさらに努力していただきたい、まず冒頭、このことをお願いしたいと思います。 この改正案についてちょっとお聞きいたします……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 死人まで出るような、商工ローンの関係による大変な社会状況になっているわけでございます。ようやくここに来て立法府が動き始めた、三党がそれぞれ法案を提出した、私は、大きな前進である、まずこのように受けとめております。しかし、それぞれの法案を見てみますと、かなり大きな差異があるわけですね。 ことしの三月に、社債発行等の法律案のときに全会一致で決議された附帯決議があるのですね。「借手の保護を図る観点から、」「金利の引下げ等について金融業者に対し適切な指導・監督・要請を行い、多重債務問題の防止に最大限努力すること。」全会一致で決めたのです。それで、その方向……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 各党の御配慮で質問時間を繰り上げさせていただきました。お礼を申し上げます。 まず、大臣、御就任まことにおめでとうございます。どうぞひとつ頑張っていただきたいと思っております。 そして、ちょっと郵政省の方々にお願いなのですが、公聴会とかを含めまして、長い議論の末、郵政三事業のあり方というのが決まったわけで、今そういった方向に着実に進んでいるわけです。いわゆる国営、三事業一体という方向性が決まったわけですが、それの最大の原因は、国民の皆様方が、やはり郵便局は必要である、自分たちの生活に完全にもう根差した、生活の一環である、そういった思いで信頼された……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、海老沢会長初めNHKの参考人の皆様、大変御苦労さまでございます。 八年と九年の決算報告でございますが、効率化を図って、繰越金も両年にわたってふやしておられる、健全経営に努力されているということをまず評価いたしたいと思います。 また、きのう、「メッセージ機能を活用したデジタル放送の受信確認について」という資料をいただいたんですが、受信料の徴収確保という営業の面では大変御努力されているとは思いますが、それでもなお受信料不払い者がまだまだ減ってはいないという現実でもあろうと思うのですね。さらに、これから、デジタル化時代においては世帯を確認す……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 来年度予算案についてお尋ねいたします。 政府は、歳出総額八十四兆九千八百億円にも上る過去最大の予算案を提出されたわけですが、その規模にもかかわらず、予算内容は必ずしも国民の期待する方向に向かってないといいますか、かなり国民の期待する方向とはかけ離れていると言わざるを得ない、そういう気が私はするわけでございます。 歳出総額約八十五兆円の実態は、三十二兆六千億円もの国債発行によって賄われている、借金漬けの財政体質であると言っても過言ではないわけでございますが、この結果待っているのは、財政赤字の恒常化そして拡大、そして行き着くところは債務残高の際限の……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。大臣がちょっと席を外しておりますので、政務次官にお聞きしたいと思います。 今回の税制改正、租特法の法案についてちょっとお聞きしたいのですが、税制改正で、十六歳未満を対象とする年少扶養控除を昨年の水準まで引き下げた上で児童手当の拡充が行われることになったわけですね。この年少扶養控除は、三十八万円を昨年こそ十万円上げた。それが一年たってもとに戻った。場当たり的手法これにきわまると言っても過言ではないのじゃないかと思うのですが、ただし、私たちも従来より実効ある子育て支援策は歳出措置によるべきである、こういう方針を鮮明にしてきたところですから、その方向性につ……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 最初に、谷垣金融再生委員長にお尋ねをいたします。 まずは御就任おめでとうございます。おめでとうございますと言いましたけれども、大変な緊急な事態の中での就任、そしてまた経過が大変思わぬことからでの就任ということで、本音はかなり戸惑いもおありなのではないかと私は思っております。 今、越智前委員長の発言もそうですが、国民の中から、政治を含めていろいろな問題に対する不信感が炎のように噴き上がっている、私はこのように思うわけですね。神奈川県警、京都府警、新潟県警の問題もしかりでございます。また、越智前委員長の発言もしかりでしょう。国民感情からすると、どう……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私も、不正薬物等の取り締まりについてお尋ねをいたしたいと思います。 私たちの国は、本当に世界で最も平和で安全な国である、このように言われてきました。そして、確かに戦後五十四年間、平和国家でやってこられたわけですね。これからももちろん平和国家でなければなりません。しかし、いま一つの安全の分野、こっちの方はどうでしょうか。昨今の警察の不祥事によって国民の警察への信頼が今大きく揺らいでいる。おのずと、安全や治安の方面がやはり心配になってくるわけですね。 その警察とともに日本の安全に大変大きな貢献を果たしてきているのが税関であろうと私は思うのですね。い……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私もきょうは預金保険法の改正案について質問をさせていただきたいのですが、各委員からこの法案についてもかなりいろいろと厳しい質問が相次いでいるわけですが、私も、冒頭、宮澤大蔵大臣にちょっと厳しい質問をさせていただこうと思っているのです。 ペイオフの凍結、これは実は一九九五年、自社さ政権のときに方向を決定して、九六年にそのような形に始まったわけですが、当時は、信用組合あるいは第二地銀の破綻が相次いだ状況が始まった。そういったときにペイオフの延期をせざるを得なかった状況というのは、これは当時のほとんどの政党も理解してくれたというような記憶がございます。……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、参考人の皆様方、本委員会に御出席いただきまして、本当にありがとうございます。 先ほどから参考人の方々の御意見を拝聴いたしておりました。今も同僚議員から厳しい質問がございましたが、いわゆる公的資金を投入するような事態を招いた、そのことに対するそれなりの反省も見られましたし、また、それを契機として健全経営に向けて最善の努力をする、そういった意思表示もございました。 とはいえ、やはり金融機関のシステム安定のためにとはいいながらも、税金を投入することに対して、国民の批判は依然として強いわけでございます。ですから、健全経営に向けて努力することは……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 まず最初に、きょう大蔵大臣がG7に出発されるそうで、そのことでちょっとお伺いしたいのです。 昨年の九月のワシントン、そしてまた本年一月の東京と、二回のG7において連続して声明の中に円高懸念の共有というのが盛り込まれましたね。ようやく自律的な景気回復の兆しが見えるという経企庁の発表もございます。しかし、それをさらに確かなものにするためには、やはり円高の懸念というのはあるわけでございます。 今回G7に出席されるに当たって、我が国の主張として、この二回盛り込まれました円高懸念の共有ということを、各国と共有意識を持って声明文に盛り込むように主張されるお……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは、杉田参考人そして山本参考人、御苦労さまでございます。 各委員がいろいろと質問をされました。とりわけ、経営健全化計画の、この三月期に当たって大幅に中小企業への貸し付けが増額している、これはなぜそのようになったのかという質問が相次いだわけでございます。それに対しまして、さまざまな施策をとられたという御説明もございました。 また一方では、質問者の方から、やはり各銀行あるいは大企業が持っている子会社への融資、貸し付け、そういった方法がとられたのではないか、実例等の中でそういった疑問点も出されました。 もしそうであるならば、私は、貸し渋りは解……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 資金運用部資金法の改正案、最後の質疑でございます。よろしくお願いいたします。 この法案につきまして、各委員から問題点あるいはそれに対する対応、また、実施後の展望、逆に不安、いろいろな問題が審議されたわけでございますが、私、最後にまとめといいますか、そういった形で、重複するところがあろうかと思いますが、ひとつよろしくお願いを申し上げます。 まず、今般の財投改革、先ほどからお話ございますように私は大変な大改革だと思うわけでございます。郵便貯金、年金積立金の全額が資金運用部に預託される制度から、特殊法人の施策に必要な資金だけを市場から調達する、そうい……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私が最後の質問でございます。よろしくお願いいたします。 今回のこの金融サービス法、これは消費者の皆様方が長きにわたって求めていたといいますか、待ち望んでいた法案でございます。金融機関が金融商品を販売、勧誘するときには説明義務を課す、そして、違反した場合は損害賠償の責任が生じるという、私は大変大きな前進だと思っております。正直申しまして、この法案がなぜもっと早く提出されなかったのか、そういったところではちょっと残念な気もするわけでございますが、それでも大きな前進である。 そして、これをさらに確実に実効性あるものにしていかなければならないわけですが……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。大臣、長時間御苦労さまでございます。最後でございますので。 きょうの委員会、多くの委員が、そしてまた大臣、政務次官等のお答えもそうですが、いわゆる郵便局が各地域でいかに地域住民に密着しているか、信頼されているか、頼りにされているか、そういったお話がるるございました。 郵政事業に携わる職員の中で、毎日のように各地域で郵便を配達する外務職員の方々がいます。酷寒酷暑の中、大変な御努力をされている。いろいろな地域にそれぞれの公務員の方がいらっしゃる。地域住民と接していられる。そしてそれぞれの職務を全うされている。自治体の職員、あるいは学校の先生、お巡りさん……
○横光委員 社会民主党の横光克彦でございます。 きょうは本当に貴重なお話をありがとうございました。二、三、ちょっと質問させていただきます。 月尾参考人にお聞きしたいのですが、インターネットの普及により社会構造が根底から変革する、いろいろな例をお示しの中でお話ございました。非常に私も、そういう時代が本当に来るだろうなという思いを持っております。距離、規模、中間の消滅、こういったものが複合したときに本当に巨大な変化を社会全体にもたらすだろうというお話でございました。 その中で、先ほどもちょっとお話に出ましたが、流通段階の省略、こういった時代が始まるのではなかろうか。いわゆる生産から個人へ、消……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 きょうは海老沢会長、またNHKの皆さん、本当に御苦労さまでございます。私が最後でございますので、よろしくお願いいたします。 まず郵政省に確認と要望をちょっとさせていただきたいのですが、先ほどから多くの委員が質問をされました地上デジタルの経費についてなんですが、これは、懇談会、また共同検討委員会の答申といいますか、スケジュール案が出されたわけですね。二〇〇〇年中に試験放送開始、二〇〇三年中に東京、大阪、名古屋で開始、二〇〇六年中に全国で開始という、そしてまた二〇一〇年にはもうすべてデジタル化へ移行するという方向が出されたわけでございますが、これは、……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。きょうは、大臣、両政務次官、御苦労さまでございます。 このバイクの自賠責保険参入の法律でございますが、これまで各委員が、いろいろな、法案の意義あるいはメリット、あるいは問題点等を質問してほぼ網羅されたわけでございますが、ちょっと重複するところがあろうかと思いますが、確認という意味でお聞きをいたしたいと思います。 これまで、郵政三事業の民営化問題のときに、やはり一番大きな争点が、民業を官業が圧迫するということが問題点だったわけです。しかし、その中で、やはり共存共栄といいますか、協力し合っている分野あるいは競争している分野、それぞれあると思うのですね。……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 私も、まず冒頭、プリペイドカード式の携帯電話の件についてちょっとお尋ねいたしますが、誘拐事件で徹君が無事保護されて本当によかったと思っているんですが、やはり大きな問題点、問題提起を出された。 犯罪で、身の代金を要求する誘拐事件ほど卑劣な犯罪はないと私は思っておるんですが、この中で、いわゆる交渉する唯一の武器であります通信、ここが新たな形で、プリペイドカード式というものが使われ始めた。昨年十二月に、大阪の摂津市で小学生誘拐事件があったんですが、そのときに初めて使われた。そのとき、正直申しまして、私は、すごいところに目をつけるのがいるなという思いを持……
○横光委員 社民党の横光克彦でございます。 二百六十兆という郵貯資金、この資金量は世界のトップでございますが、この二百六十兆のうち、現在金融対策資金として六十兆円の自主運用をやっておるわけですが、これが段階を踏んで全額自主運用になっていく、大変な膨大な資金が市場に流れ始めるわけでございます。そうしますと、債券とか株式市場に与える影響というのは非常に大きいものが出てくることが予想されます。そうなりますと、運用スタンスとして、各運用資産の市場規模に十分に配慮した運用に心がけていかなければならないということがまず第一にあろうと思うのです。 そして、いま一つ心配されるのが、こういうことがあってはな……
○横光分科員 社民党の横光克彦でございます。 末松議員も質問されましたが、今、国民の関心、とりわけ女性の関心が急激に高まっております経口避妊薬、いわゆる低用量ピルについて御質問させていただきたいと思っております。 御存じかと思いますが、避妊法の選択肢としてピルの使用が承認されていない国は、国連加盟国百八十五カ国中、日本が唯一の国なんですね。唯一の国というと何か誇りに思えるようですが、日本だけが承認されていない国なんですね、国連加盟国の中で。北朝鮮でさえももう認可されていると聞いております。そういった現実をまず御認識していただきたいということでございます。 近代的な避妊法を利用しやすい体制……
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