このページでは細川律夫衆議院議員の42期(2000/06/25〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は42期国会活動統計で確認できます。
○細川律夫君 ただいま議題となりました危険な運転により人を死傷させる行為の処罰に関する法律案の趣旨を御説明申し上げます。 一昨年の十一月、東京世田谷の東名高速道路におきまして、酒酔い運転のトラックに乗用車が追突され、乗用車は炎上し、一歳と三歳の幼い姉妹が焼死するという痛ましい交通事故が起きました。加害者は飲酒運転の常習者で、この日もウイスキーや缶入りしょうちゅう飲料を飲み、蛇行運転を繰り返した上での事故でありました。ところが、裁判所は、この加害者の運転手に対し、業務上過失致死により懲役四年という、いかにも軽い判決を下しました。 また、昨年四月、酒気帯び、無免許、無保険、無車検の車が、取り締……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 久しぶりにこの運輸委員会に戻ってまいりまして、先ほどは理事にも選任をいただきましてありがとうございました。この前は環境委員会の方に所属をいたしておりまして、そこで地球温暖化などの地球環境問題、あるいはまた大気汚染などの都市環境の問題などに取り組んでまいりました。それで、きょうはまず、そういった環境の問題がこの運輸部門ではどうなっているのかということを中心にお伺いいたしたいと思います。 地球温暖化防止の京都会議、いわゆるCOP3におきまして京都議定書が採択をされましてから既に三年が経過しようとしておりますけれども、まだ議定書は発効されていないところ……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 川口環境庁長官におかれましては、大変お疲れさまでした。COP6、どのような結論になるのか、環境問題に関心のある方、とりわけ、地球環境、この温暖化防止に向けて一生懸命努力をしておられる国内の皆さん方、期待をいたしておりました。しかし、残念ながら合意に至らずということで、ああいう結果になってしまいました。私は、川口長官が大変努力をされたということもお聞きをいたしておりますし、そのことには本当に敬意を表する次第でございますけれども、しかし、結果としては、残念ながら合意に至らずということで、国民の皆さん方は大変失望されました。 私としましては、もっと長官……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 国土交通委員会になりまして初めての審議、この場で質問ができることを光栄に思っているところでございます。 先ほど扇大臣の方から所信表明がございました。ただ、私は、森内閣の一員であります扇大臣がこれからの日本の国土交通政策についての所信を述べられておりますのを、複雑な心境で聞いておりました。 今、森内閣の支持率は、報道ではいわばもう一けた台になっておりまして、これはもう国民の大多数の方が森内閣の退陣を願っているということでございます。したがいまして、森内閣の一員として扇大臣が所信を表明されましたけれども、しかし、この所信に対して、国民の方から見ます……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 私は、これまでいろいろな形でこの委員会でも議論をされてまいりましたけれども、国土交通省の所管であります陸海空それぞれの交通モードにおける事故に対してどのように原因を解明して、そして再発防止に取り組んでいったらいいのかということで、交通事故の全体についてお聞きをいたしたいというふうに思います。 これまで私も、国土交通省の前には運輸委員会などにも属してまいりまして、その中で交通事故、特に鉄道事故などについてもいろいろと当時の運輸省に申し上げてまいりました。特に鉄道事故につきましては、信楽事故がございましたときに、遺族の方たちからも、アメリカのNTSB……
○細川委員 民主党の細川でございます。 それでは、私の方から御質問申し上げますけれども、御答弁の方は簡潔にお願いをいたしたいと思います。 私は、二月の二十三日、この委員会におきまして、扇大臣の所信に対して質問をいたしました。そのとき、私の方からは総合的な交通政策の立案について伺いましたところ、大臣の方からは、総合的な交通体系というものを確立していく、それが国土交通省であろうと思いますという答弁がありました。 大臣の発言の趣旨は、今までは建設省、運輸省それから国土庁、こういう縦割りであったものが、国土交通省の誕生によりまして、これからは総合的な交通の基盤整備ができるということでありました。……
○細川委員 民主党の細川でございます。 それでは、私の方から、今回の改正案について御質問をさせていただきます。 私は、以前から、交通事故によります被害者の方あるいはその遺族の皆さんからいろいろと相談を受ける機会が多かったわけでございます。そして、そういう中で、今回改正案として示されております自賠責の制度が一体どういうふうになるのか、そういうことについて大変関心があり、話題となっておりました。被害者の遺族の方やあるいは被害者の方は、自賠責のことについては、自賠責の制度のいい面、あるいはまた反対に、保険会社による保険金の払い渋りの実態などにつきましてもよく知っております。 そこで、今回の再保……
○細川議員 民主党・無所属クラブ及び社会民主党・市民連合が共同で提出いたしました犯罪被害者基本法案につきまして、提出者を代表いたしまして、その趣旨を御説明いたします。 我が国では、長い間、犯罪被害者は精神的にも経済的にも苦しめられてきました。近年、犯罪被害者の置かれている状況が広く認識されるようになり、また、被害者支援のための組織が各地に設立されるなど、ようやく犯罪被害者支援につきましては一定の前進が見られております。政府も、昨年、いわゆる犯罪被害者保護二法を制定し、刑事手続について被害者等の心情を尊重する方向を打ち出し、さらにこの国会で、犯罪被害者給付金支給法の改正案を提案しているところで……
○細川委員 民主党の細川でございます。 私は、社民党さんそして我が民主党共同提案の犯罪被害者基本法の提案者の一人ともなっておりますけれども、きょうは、内閣の方から出されました犯罪被害者等給付金支給法改正案について質問をさせていただきたいと思います。 今度のこの改正案につきましては、給付金の支給の対象あるいはその増額、そういう面ももちろんでありますけれども、またそのほかにも、いろいろな支援団体、早期の救済というようなことも出ておりまして、全体的にはより進んだ法案だというふうに私も評価をいたしております。 そこで、私、まず最初にお聞きをしたいと思いますけれども、この犯給法の給付金の性格でござ……
○細川議員 お答えをいたします。 先ほど山花委員からお話がありましたように、サリン事件から丸六年たちましたけれども、あのサリン事件での被害者が後遺症でまだまだ苦しんでおられるというようなことは新聞、マスコミ等で報道されたとおりでありまして、犯罪被害者の置かれております状況というのは大変悲惨でございます。そういう点につきましては、この委員会の委員の皆さんも共通の認識であろうというふうに思います。 今委員からは、個別法がいろいろ積み上げをされてきているというふうにお話がございました。確かに、警察庁では相談支援団体と連携をいたしましてさまざまな事業にも着手をされておりますし、今度のこの犯給法にお……
○細川議員 民主党・無所属クラブより提出いたしました危険な運転により人を死傷させる行為の処罰に関する法律案について、その趣旨、内容を御説明申し上げます。 一昨年の十一月、東名高速道路で一歳と三歳の幼い姉妹が酒酔い運転のトラックに追突され焼死するという痛ましい事故、あるいは、昨年四月、酒気帯び、無免許の車が歩道上を通行していた大学生二人をはね、即死させるという事故で、前者は四年、後者は五年六カ月の懲役という刑しか科せられなかったことをきっかけに、刑法の業務上過失致死傷罪の法定刑の上限五年というのが低過ぎるのではないかという声が高まりました。 さらに、東名高速事件の控訴審判決で東京高等裁判所は……
○細川委員 民主党の細川でございます。 私は、主として運転代行業の適正化法案についてお伺いをいたします。 運転代行業につきましては、これまで規制はされておりませんでした。今回一応の法的な位置づけが行われましたことについては、評価をいたしたいと思います。しかし、全体的な内容を見ますと、運転代行業を業として認めるというよりも、代行業の悪質な部分を取り締まる法案の色合いが強いように思われます。 法の目的からいたしましても、例えばタクシーやバスの事業を取り扱っております道路運送法、これでは、第一条の「目的」には、「道路運送事業の運営を適正かつ合理的なものとすることにより、道路運送の利用者の利益を……
○細川議員 おはようございます。私の方からお答えをさせていただきます。 危険運転致死傷罪が成立をするためには、無免許運転を初めといたしまして酒酔い運転など危険かつ悪質な一定の道路交通法違反の罪を犯して、よって交通事故を起こして人を死傷させたということが必要でございます。いわば、道路交通法違反の罪の結果的加重犯的な性格を有しております。したがいまして、危険、悪質な運転という行為と事故の発生という結果の間に相当因果関係があることが必要でございまして、その因果関係が立証できないときには危険運転致死傷罪は成立をしない、したがって、立件することができないというふうに考えております。 無免許運転におき……
○細川委員 おはようございます。民主党の細川でございます。 法案の質疑に入る前に、まず、この六月の八日に大阪教育大学附属の池田小学校で起きました児童殺傷事件について伺います。 全く信じられないような悲惨な事件であり、亡くなったお子さんの御両親の悲しみなどを思いますと、まさに断腸の思いでございます。亡くなられた八名の児童の皆さんに哀悼の意を表するとともに、御遺族の皆さんに心からのお悔やみを申し上げる次第でございます。また、傷害を受けられました児童や先生の一日も早い御回復をも祈るものでございます。 なぜこのような悲惨な惨事が起きたのか、二度とこのような事件が起きないようにするには一体どうした……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 私の方からは、法の担い手としての総合的な人的基盤の問題についてお伺いしたいと思います。 総合的な人的基盤というふうに申し上げるのは、法曹三者だけではなくて、法律の仕事に携わっている、弁護士の周辺といいますか、隣接の業務というのがたくさんございます。例えば、司法書士であるとか、あるいはまた税理士さん、弁理士さん、行政書士さん、土地家屋調査士さん、たくさん隣接の法律の専門職種がございます。そういう隣接の法律の専門職種を今後どういうふうに改革をしていくか、変えていくか、そこらについてお伺いしたいと思います。 この意見書につきましては、その点、次のよう……
○細川委員 民主党の細川でございます。まず、法案の細かいところに入る前に、大臣にお聞きをいたします。 最近、犯罪そのものが大変多くなってきているような気がいたします。しかも、その犯罪というのが悪質な犯罪が多くなってきている、そういうように感じます。毎日のマスコミにも凶悪な犯罪が報道されない日はないほど犯罪が多くなってきております。日本という国は治安のよい国だと、これは世界からも評価され、私たち日本人もそのことを誇りとしてきたと思うのです。ところが、犯罪が大変ふえてきております。 この五年間をとりましても、殺人事件が、平成八年で千五百六十一件が平成十二年では千八百七十一件、三百十件もふえてお……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 今回船舶職員法の改正案が提出をされまして、酒酔い操縦の禁止などが規定をされるということは、これは一歩前進ということで評価をしたいと思います。 実は、この問題で、私はこれまで二回質問をさせていただいております。 一回目は平成十年のときでございました。この船舶職員法が改正をされる。平成十年のときの改正では、五級小型船舶操縦士の資格が追加されるということでございましたので、そうしますと資格者の数がふえる、操縦者の数もふえる、そうしますと海難事故が増加をするであろう、こういうことが当然予測をされましたので、そのとき私はこういう質問をいたしました。 実……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 私からまず道路公団のコンプライアンス本部についてお伺いをいたしたいと思います。 三月の二十一日の朝日新聞によりますと、道路公団は三月二十日、外部の法律専門家によるコンプライアンス、法令遵守本部を設置し、初会合を開いたというふうな報道がございます。この件につきましては、四月の二十四日、内閣委員会におきまして津川議員の方から質問もし、公団の藤井総裁は、コンプライアンス本部、つまり法令遵守のための機関設置の意義などについて答えております。 本日は、それに引き続いて、何点かちょっと確認をいたしたいと思います。 このコンプライアンス本部については、今ま……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。
質問に入る前に、ちょっと委員長にお願いがあるんですけれども、どうもこの委員会、今ちょっと見渡しても数が少ないのではないかというふうに思います。会期末で、緊張感が少しなくなっているようで、せっかく法案の審議ということでございますので、ぜひそういう点については、委員長の方からもひとつ御指導もよろしくお願いをしたいというふうに思います。
【次の発言】 先月のこの委員会で、私の方からは温暖化防止についての質問をいたしました。その中で、モーダルシフトの推進につきまして総論部分を伺ったところでございます。
温暖化などの環境対策のみならず、エネルギーの効率的な……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 司法制度改革審議会の議論あるいは規制改革の議論の成果といたしまして、今回の改正案が提出をされました。これは、司法書士あるいは土地家屋調査士の皆さんと、それから利用者である国民の皆さんにとっては意義のある改革になるのではないかということで、私は大変喜ばしいというふうに考えているところでございます。 昨年の六月でございますけれども、この委員会におきまして、弁護士に隣接いたします法律専門職種について、佐藤司法制度改革審議会長あるいは森山大臣にいろいろ質疑をいたしました。 その中で、私の方から、将来の司法書士制度というものはどういうふうに持っていくのが……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 政治と金にまつわる事件やスキャンダルが最近たくさん起こっております。国民の政治に対する信頼が揺らいでおります。政治家は、国民の信頼を取り戻すために、あらゆる疑惑に正面からきちっと答えなければならないと思います。悪い部分があれば、それを明らかにしてきちんと反省すべきでございます。この場で鹿野議員にも明確にきちっと御答弁をいただきたいと思います。 そこで、まず、三重県桑名市の親族の経営しております杉山コンテックの企業から鹿野議員の秘書の給与負担をしていたということについてお伺いをいたします。 先ほども質問が出ておりましたけれども、この給与負担につい……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 私の方からは、マンションをめぐります問題についてお伺いをいたします。 私は、議員になる前から弁護士をいたしておりまして、マンションの建設に伴う近隣住民の反対運動、こういう事件にもかかわってまいりました。平家とかあるいは二階建ての多い低層住宅の地域にいきなり中高層のマンションが建設をされますと、近所の住民は大変でございます。日照の問題とかあるいは風害の問題、あるいは工事期間の騒音とか安全、あるいは電波障害とか、もろもろの被害が周辺の住民に及びます。そして、マンション紛争と言われるものが起こるわけでございます。また、単に近所の被害だけではなくて、最近……
○細川委員 民主党の細川律夫でございます。 私は、東京地下鉄株式会社法案、そして鉄道建設・運輸施設整備支援機構法案、これらについて質問をいたします。 まず、東京地下鉄株式会社法案について伺います。 これまでの民営化法案、例えばJRあるいはJTなどと比べまして、今回のこの法案につきましては、民営化ということについての度合いは大変強いものになっております。例えば、関連事業等の認可とか、あるいは社債の募集などにつきましては監督官庁の規制もほとんどないわけでございます。したがって、この法案につきましては問題にするような向きはほとんどなくて、むしろこの法案の成立に期待をしているところでございます。……
○細川議員 ただいま議題となりました航空法の一部を改正する法律案について、民主党・無所属クラブを代表して、その趣旨を御説明申し上げます。 航空機の路線が拡大し、旅客の大衆化が進むにつれ、国の内外を問わず、機内における迷惑行為が急増いたしました。航空機内は、他の交通手段の場合と異なり、密閉された狭隘な特殊空間であります。そうした特殊性にかんがみ、迷惑行為につきましては、安全性の観点からも、また平穏性保持の観点からも法規制を行うべきであるとの考え方に立ち、民主党といたしまして検討を重ね、一昨年の十一月二十八日、本法案を衆議院に提出したものであります。 その後、一年半が経過する中、政府も慎重に検……
○細川議員 玉置委員からの御質問についてお答えいたします。 ある行為を処罰するという場合には、法律できちんとそれを明確に定めて、それで処罰をする、これが法律の大原則、罪刑法定主義でございます。したがって、省令などに、あるいは政令に委任をする場合には、特別な理由がなければいけないんじゃないかというふうに考えております。 そこで、この法案についてでございますけれども、民主党の案でいきますと、電子機器などについては、これは省令に委任をいたしております。これは、電子機器の出します電磁波が完全に証明をされていないということ、また、電子機器自体というものが今大変進歩、変化を続けていることでありまして、……
○細川議員 今、福井委員の方から、思いのたけを述べてみたらというお話でございました。 私がこの問題を取り上げましたのは二〇〇〇年の夏でございまして、総選挙の直後だったと思います。ちょうど二〇〇二年、これは昨年ですけれども、ワールドカップも予定をされておりまして、そこで世界じゅうから観光客が集まる、中でもフーリガンの人たちが暴れるんではないかというような心配もございました。 そこで、航空会社の職員の皆さんとかあるいは学者の皆さんと相談をして、法制局ともいろいろ相談をしながら民主党案をまとめたのが二〇〇一年の十一月でございまして、それからいたしますと既に一年半が経過しているところでございます。……
○細川議員 ただいま議題となりました交通基本法案につきまして、民主党・無所属クラブ、社会民主党・市民連合を代表して、その提案理由及び内容の概要を御説明申し上げます。 この間の規制改革によって、交通運輸部門の経済的規制はほぼ撤廃され、交通運輸の分野も多くは市場原理にゆだねられることとなりました。しかし、安全の問題、環境への負荷の低減、生活交通の維持、バリアフリーなど、市場原理では解決できない点も多く、規制が緩和された今、それらを包括した新たな指導原理が求められています。その答えが、私たちが提案いたしました本法案であり、中でも本法案を貫く移動に関する権利の規定であります。生存権と自由権の両面から……
○細川議員 玉置委員の御指摘は、この法律の基本のいわば中核になっております、移動する、移動に関する権利というものをどう明確にして法律構成ができているのかという御指摘だろうと思います。 この移動に関する権利というものは、前々からいろいろな人から、ぜひ法律ではっきり規定をしてほしい、こういう要請がございました。今玉置委員からお話がありました交通バリアフリー法、この法案を提案して審議がされましたときには、私ども民主党の方では、移動する自由を確保する、こういう表現で、自由権として権利性を主張しておりましたけれども、当時、政府案にはそういう規定がございませんでした。したがって、この本法案におきましては……
○細川委員 おはようございます。民主党の細川律夫でございます。 連日、この予算委員会、朝から夕方まで議論がなされております。きょう、私、最初の質問者としてこの壇に立たせていただいております。 私の方からは、きょうは、日本という国が治安が大変悪くなって危険な状況になってきている、このことについて御質問をしたいと思います。 国家にとって、安全保障は大変重要な課題でございます。イラクの問題あるいは北朝鮮の問題などがこの委員会でも大きな議論となっておりますけれども、国家の安全という点からいって当然のことであります。しかし、安全という問題は、単に国際関係、外交問題にとどまらない。国内に目を向ければ……
○細川委員 民主党の細川でございます。 本日は、大変貴重な御意見をありがとうございました。 先生の方で憲法の平和的生存権について述べられまして、私も、憲法前文に書かれております文言は大変大事だというふうに思っております。憲法の勉強を始めた当初から、この前文の、「われらは、全世界の国民が、ひとしく恐怖と欠乏から免かれ、平和のうちに生存する権利を有することを確認する。」私は、これはすばらしい文章だというふうに思っております。 憲法制定当時の恐怖というのは圧制とかファシズムのことでありますし、現在では、この恐怖というのはテロリズムも入っているのではないかというふうに思いますし、また、欠乏という……
○細川委員 民主党の細川でございます。 五分でお願いをいたしたいと思います。 私は、憲法におきます司法権の問題について意見を述べてみたいと思います。 今年の六月に、司法制度改革審議会におきまして、「二十一世紀の日本を支える司法制度」という副題のついた意見書が政府に提出されました。この審議会からの意見に基づきまして、この臨時国会におきましても、これを尊重して、司法制度改革を行うための法律、司法制度改革推進法が成立したところでございます。 この審議会は、現行の憲法を前提といたしまして、その中で次のような課題を設定したものでございます。「法の精神、法の支配がこの国の血肉と化し、「この国のかた……
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