このページでは島村宜伸衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(島村宜伸君) 答弁に先立ちまして、台風、地震等で多大な被害を受けられました被災地の皆様に心からお見舞いを申し上げます。 さて、石田祝稔議員の御質問にお答えいたします。 野菜価格の安定についてのお尋ねでありますが、相次ぐ台風、十月上旬からの長雨等の影響から野菜の価格が高騰しており、消費者の家計に大きな影響を及ぼしております。 このため、野菜の供給を緊急に確保する観点から、キャベツ、白菜等の出荷の前倒し、ホウレンソウ等の生育期間の短い野菜の生育促進、曲がったキュウリ等の通常では出荷されない野菜の出荷奨励に加え、消費者の方々等に対し価格動向等情報提供に努めるなど、各般の対策を講じる……
○国務大臣(島村宜伸君) 宇野議員の御質問にお答えいたします。 日本・メキシコ経済連携協定の我が国農林水産分野に与える影響及び今後の課題についてのお尋ねであります。 メキシコとの農林水産物の関税交渉に当たっては、農林水産業の多面的機能や食料安全保障の確保、構造改革の努力に悪影響を与えないよう十分留意してきたところであります。 具体的には、各農林水産物の国内における重要性を勘案し、必要に応じて例外品目や関税割り当てを設定するとともに、二国間セーフガードの導入を確保した上で合意したものであります。 今後、本協定締結の効果や影響に留意しながら、我が国農林水産業の国際競争力の強化を推進していく……
○国務大臣(島村宜伸君) 国の補助金等の整理及び合理化等に伴う農業近代化資金助成法等の一部を改正する等の法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。 農業及び漁業に関する制度金融は、経営改善に必要な資金等を円滑に融通することにより、効率的かつ安定的な経営の育成を図るものであり、国と地方が適切に役割分担しつつ、円滑に実施することが重要であります。 一方、政府においては、地方の権限と責任を拡大し、歳入歳出両面での地方の自由度を高めることで、真に住民に必要な行政サービスを地方がみずからの責任で自主的、効率的に選択できる幅を拡大するとともに、国、地方を通じた簡素で効率的な行財政システムの構築を図……
○国務大臣(島村宜伸君) 農業経営基盤強化促進法等の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。 将来にわたる食料の安定供給と農業の持続的発展を図るためには、効率的かつ安定的な農業経営を育成するとともに、このような農業経営を営む者に対する農地の利用集積を図ることが重要であります。特に、水田農業を初めとする土地利用型農業においては農地の利用集積のおくれが大きく、地域での話し合いを促進し、集落合意に基づく農地の利用集積を推進していくことが喫緊の課題となっております。 また、農業従事者の主力を担ってきた昭和一けた世代の引退が本格化する中、遊休農地が増大しており、担い手への農地の利用……
○国務大臣(島村宜伸君) 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案の趣旨につきまして御説明申し上げます。 近年、食品流通の多様化・高度化、国際化等の進展と、消費者の食に対する関心の高まりに対応して、消費者の視点を重視し、消費者が自己の判断で合理的な商品選択を行うことが可能となるよう、農林物資の規格に関する制度の充実を図ることが求められております。 また、公益法人に係る改革を推進するため、これまで主に公益法人が国の代行機関として行ってきた認定等の業務について、公正中立な第三者機関に実施させることが求められております。 このような状況の変化を踏まえて、農林物資の……
○島村委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上川陽子君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、肥田美代子君が委員長に御当選になりました。
委員長肥田美代子君に本席を譲ります。
○島村委員 自由民主党の島村宜伸でございます。 総理、連日の激務、まことに御苦労さまでございます。私たちですらなかなか時間がなくて、たまに音楽会とかあるいはバレエの鑑賞などに行きますが、その都度あなたを思い出して、極めて造詣も深く、大好きでたまらないというあなたに全くのチャンスがない、深く同情申し上げているところでございますが、それはそれとして、これは日本の政治家、特に総理大臣の宿命でもありますので、観念して、さらに御自愛いただきたいと、まずもって思っております。 さて、昨年の総選挙に先立ちまして、民主党から、いわば政権公約をマニフェストという形で公表されました。私たち、それなりに内容を早……
○島村委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上川陽子君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、武山百合子君が委員長に御当選になりました。
委員長武山百合子君に本席を譲ります。
○島村委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上川陽子君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、武山百合子君が委員長に御当選になりました。
委員長武山百合子君に本席を譲ります。
○島村国務大臣 まず、お許しをいただきまして、御答弁申し上げる前に、一連の台風その他によって大変な被害が出ておりまして、今の閣議でもその状況が報告されておりましたが、被災され、お亡くなりになった方、あるいはまた被災者の方々に私は心からお見舞いを申し上げたいとまず思います。 さて、今の御質問でございますが、私は何でもかんでも大統領選挙云々と言った事実はありません。 御承知の報道をお聞きいただけばおわかりのとおり、私自身は、あくまで食の安全、安心を大前提として取り組むことが基本ということをきちんと申し上げておりますし、いわばこれから、日米首脳会談でお互いが話し合ったように、できるだけ前向きに検……
○島村国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、一言ごあいさつを申し上げます。 委員長を初め委員の諸先生におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御支援をいただき、この機会に厚く御礼を申し上げます。岩永、常田両副大臣、大口、加治屋両大臣政務官ともども、力を尽くして農林水産行政の推進に全力を挙げてまいる考えであります。委員長を初め委員各位の御支援を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。 農林水産委員会の開催に当たりまして、当面の課題に対する私の考え方の一端を申し上げます。 農林水産業と農山漁村は、人間の生命の維持に欠くことができない食料の安定供給のほか、国土、自……
○島村国務大臣 西村康稔議員の御質問にお答えをいたします。 その前に、このたびの台風並びに地震等でお亡くなりになられた方々に対し、心から御冥福をお祈り申し上げたいと思いますし、また、被災された方々に心からお見舞いを申し上げたいと思います。 さて、御指摘の問題でありますが、まず今回の被災箇所における災害復旧事業の実施についてでありますが、農林水産省としては、最大限、円滑にかつ早急に復旧が図られるよう努めてまいる所存であります。 このような基本に立ちまして、補助率決定のための申請書類等につきましては、これまでは地方農政局及び本省において順次審査を行ってきたところであります。しかし、今般はこれ……
○島村国務大臣 お答え申し上げます。 先般、原田委員のお地元へお邪魔いたしまして、世界のお茶に関するフェア、極めて意欲的なイベントをお持ちになって、大変敬服した次第であります。ああいった試みが全国的に催されて、それぞれの特産物を海外に広くPRするというのは、まことに意義のあることだと思います。 御高承のとおり、日本人は今や世界屈指の長寿国でありまして、戦後、ざっと見ましても、男性が二十八・三歳、女性に至っては三十一・三七歳寿命が延びておりますが、これは何も偶然の結果でございませんで、資料を調べてみると、世界で一番ぜいたくな食事をしているのは、実は日本人であります。今、二百種類を超える野菜を……
○島村国務大臣 お答え申し上げます。 まず最初に、御指摘がありましたように、ことしは台風あるいは地震、いろいろな問題があって、通常以上の大変な荷物を背負った、そういう心からの御同情を寄せられましたけれども、私も全く同感でありまして、この国は、国土小国、資源小国に加えて、七割は急峻な山で、しかも資源がゼロ、かてて加えて七つの地震帯がはい、しかも台風の常襲地帯。条件的には大変厳しいわけですが、ことしはそのことが、一遍にその原点を思い知らされるように、台風が何遍も襲来し、しかも大型のもので、そして地震ということですが、地震は新潟にとどまらず、ついせんだっては先生のお地元の北海道も、全域がやられると……
○島村国務大臣 お答え申し上げます。 なるほど、食糧の自給率はカロリーベースで現在約四〇%でございます。 この経過を少しく見てみますと、今も御指摘ありましたが、昭和四十年当時は七三%、四十五年で六〇%であります。五十年代に入りまして大体五二から五四%で推移したのですが、その後十年間、昭和六十年になるとこれが一〇%大きくダウンいたしまして、現在は四〇%にあるということであります。 問題は、この自給率がなぜ落ちたのか。とかく生産面だけでこれが見られがちでありますが、とんでもございませんで、実は、食の外部化とか洋風化、これによりまして米の消費がいわば減少する一方で、畜産物とかあるいは油脂類、こ……
○島村国務大臣 お答えいたします。
食品安全委員会から九月九日に中間とりまとめが出されましたことは御高承のとおりでありますが、厚生労働省そして農林水産省で連携いたしまして、全国七カ所でリスクコミュニケーションを行ったところであります。
それで、このリスクコミュニケーションにおきましては、消費者、生産者からは全頭検査を維持すべきとの意見が出されましたけれども、一方で、食品事業者を初めとして、一部の消費者、生産者からも、科学的知見に基づいて全頭検査を見直すべきだという意見も出されたところであります。
【次の発言】 外食産業も親しい方は非常に多いですが、農業を営む方あるいは畜産業、皆さん親しい方……
○島村国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。 昨年は、地震、台風、大雪など、多くの自然災害が発生しました。農林水産業が自然を相手にして営まれ、自然の力から大きな影響を受ける産業であることを改めて痛感させられました。被災された関係者の皆様に心からお見舞い申し上げますとともに、本年が、自然災害がなく、実りの多い年となることを心から祈念いたしております。 昨年九月に農林水産大臣に就任して以来、農林水産分野において、消費者、生活者の視点を重視した構造改革や、WTO、EPAを初めとする国際交渉などに全力で取り組んでまいりました。 農林水産業と農山漁村は、人間の……
○島村国務大臣 御高承のとおり、輸入食品の安全確保につきましては、厚生労働省の検疫所において食品衛生法に基づく検査を行うなど、各般の措置を講じているというところであります。 当省といたしましては、輸入米麦の検査や輸入農産物の残留農薬調査、あるいは海外の食品事故などに関する情報の分析、収集、あるいはこれを提供するなどの手を打っておりますし、また、輸出国における農業資材の使用実態やリスク管理政策などについての現地調査を実施しているところであります。 輸入食品を含む食品の安全、安心の確保については、安全な食料を安定的に供給するという観点から、厚生労働省と連携を密にして取り組んでまいりたいと考えて……
○島村国務大臣 今まで再三このことにお答えしてきたところではございますが、私の非常識という発言については、三月十日の参議院農林水産委員会においても発言を撤回させていただくと答弁したところであります。 なお、私の発言の真意を申し上げれば、全頭検査は、我が国でBSE感染牛が確認された直後に導入され、消費者の不安を解消する役割を果たし、その実施は英断であったと、私も当時賛成をした一人であります。他方、導入後三年が経過し、昨年九月の食品安全委員会による中間とりまとめを受けて、この見直しについて厚生労働省と共同で食品安全委員会に諮問していること、全頭検査は他のBSE発生国においては実施されていないのが……
○島村国務大臣 予算委員会に出ておりまして、おくれました点をおわび申し上げます。 ただいまの御質問についてでございますが、農業近代化資金等が目的とする担い手育成あるいは確保といった政策は、自然的社会的諸条件に大きな差異のある地域ごとに、その自主性と創意工夫を生かしながら実施することが望ましい政策であります。 その意味で、農業近代化資金については、税源移譲することによって、まず第一に、補助金関係の事務手続がなくなること、第二に、地域の実情に合わせ、より弾力的な指導が可能になることなどにより、地方の自主性、裁量性を生かすことが期待できる、こう考えたところであります。 一方、国といたしましては……
○島村国務大臣 違法伐採問題を取り上げられた城内委員のお考えに、まず心から賛意を表します。非常に大事なことだと考えております。 違法伐採問題は、地球規模での環境保全、持続可能な森林経営の推進にとって極めて重要な課題であることは言をまちません。このため、我が国としては違法に伐採された木材は使用しないという基本的な考え方に基づいて従来より取り組んできたところであります。 具体的には、二国間協力、地域間協力、そして多国間協力を通じて違法伐採木材を排除するための技術開発や情報交換などに取り組んでおります。また、違法伐採問題についてはこれまでもG8サミットにおいて取り上げられてきたところでありますが……
○島村国務大臣 ただいまの御決議につきましては、その趣旨を踏まえまして、関係府省とも連携し、適切に対処してまいる所存でございます。
【次の発言】 屠畜場に関することは、本来厚生省の所管でございますが、御質問ですからお答えをさせていただきます。
まず、ピッシングについては、世界的ないろいろな例を見ますと、余り常識的でない、こう私も思います。
それで、ピッシングにつきましては、一昨日の食品安全委員会の専門家会議で取りまとめられた答申案におきましても、できる限り速やかに中止を進める必要があると指摘されたところでありまして、この問題については、これまでも、厚生労働省において、SRMの除去の徹底によ……
○島村国務大臣 お答えいたします。 金魚を初めとした観賞魚は、古くから国民に親しまれ、国民生活に豊かさや潤いをもたらしてきたところでありますが、農林水産省といたしましては、国民への普及啓発と養殖技術の研さんを図るための品評会の後援、あるいは観賞魚飼育管理マニュアルの作成支援、あるいは魚病の防疫対策の推進等を通じまして、金魚等の観賞魚の生産振興とその普及に努めてまいりたいと考えております。 この日曜日に実は観賞魚フェアがございますので、また実地にいろいろな現場の実情を伺い、またいろいろな関係者の意見等も伺っていきたい、こう思っております。
○島村国務大臣 我々は、当然に目標を軽々に掲げているわけではありませんで、専門的に全部御検討願って、各分野の方々が四五%を二十七年に達成という目標をお示しいただいたところであります。従前と違いますのは、我々は、今度はきちんと工程管理をしていこう、毎年毎年その経過について見守りつつ、可能な限りこの目標に近づけていく、そういう意欲に燃えているところであります。
【次の発言】 米国産牛肉の輸入再開問題については、米国の下院で、今御指摘がありましたように、三月三日に経済制裁をとるべきだという決議案が提出されたことは、承知をいたしております。
早期の問題解決を求める声があることは十分承知をいたしており……
○島村国務大臣 お答え申し上げます。 ことしの融雪による農地、農業用施設の災害は、今後雪解けが進むとさらに拡大するおそれがあると考えておりまして、道県及び市町村に対し、防災体制を一層強化するよう指導しているところであります。 また、融雪による災害の復旧につきましては、暫定法、すなわち農林水産業施設災害復旧事業費国庫補助の暫定措置に関する法律に基づき実施されることとなりますが、本年は殊のほか豪雪でもありまして、全国二十一カ所の融雪災害状況のうち、実に十二カ所が青森県ということで報告がされておる。これは四月十二日現在であります。 そういう意味で、これからの災害についても十分配慮しつつ、これら……
○島村国務大臣 お答えいたします。 我が国経済が長期にわたり低迷している中、経営の不振や雇用情勢の悪化という事態に直面する建設業界などが、農業分野へ参入しようという流れがあることは承知をしております。 私は、所信表明の中で、攻めの農政へ転換する、すなわち、生産者の意欲的な取り組みを後押しすると申し上げました。食料供給のためのかけがえのない公共財ともいうべき農地は、きちんと農業の用に供し得る者が権利を取得すべきであるとの基本的な考え方を変えるつもりはございませんが、特に現在、全国の二百九十万戸に及ぶ農家の方々の理解と協力を得て、構造改革を進めようとしているところであります。 農政の責任者と……
○島村国務大臣 実は先般、ライスさんがお見えの節に、やはり私たちも、アメリカの報道を通じていろいろな情報が入ってくる。そういう中で、我々が知る範囲を超えるものもいろいろあるが、少なくも、そういう問題が起きたときに、我々はそれに対してきちんと対応しなきゃいけないこともあるので、我々の調査には積極的に応じてほしいし、また、この種の、我々のやっていることに疑義を持たれるような報道がなされた場合には、進んでいろいろ情報等がもらえるようにしたい、こういうようなことを、直接ではありませんが、私の方から申したところでありまして、決して我々はそういう情報を聞こえないようにしているわけではなくて、むしろ耳をそば……
○島村国務大臣 農林物資の規格化及び品質表示の適正化に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。 近年、食品流通の多様化、高度化、国際化等の進展と、消費者の食に対する関心の高まりに対応して、消費者の視点を重視し、消費者が自己の判断で合理的な商品選択を行うことが可能となるよう、農林物資の規格に関する制度の充実を図ることが求められております。 また、公益法人に係る改革を推進するため、これまで主に公益法人が国の代行機関として行ってきた認定等の業務について、公正、中立な第三者機関に実施させることが求められております。 このような状況の変化を踏……
○島村国務大臣 現在、飼料用の穀物、日本の場合は自給率二四%くらいでありますが、これを二十七年度ぐらいまでに三五%ぐらいに高めたいという状況に立っております。そういう意味からいきますと、耕作放棄地などが最近かなりふえてきておりますが、こういうものなどを活用して、いわば飼料用作物を自給するための手だてをしようということは当然のことでございまして、現在、牛の放牧や、あるいは飼料生産については、他の農作物に比べて基盤整備や管理に要する手間やコストが高いものですから、今までその点についてかなりおくれてきているところでございますが、これからはいわばこういう耕作放棄地などを活用して有効に進めていきたい、こ……
○島村国務大臣 西村委員の御質問にお答えいたします。
今回の改正により、登録認定機関の位置づけを、これまでの行政代行機関から民間の機関へと移行することとしております。これに伴い、認定機関の登録に当たりましては、認定に関する業務の信頼を確保するため、法律に明記された登録基準に基づき審査を厳正に行うこととしております。
また、登録認定機関に対する国の監視、監督により業務の公正性を確保していく考えであり、今回、登録認定機関に対する業務改善命令の創設など、監視、監督のための措置を充実させているところであります。
【次の発言】 御高承のとおり、農村社会は、小規模農業あるいは兼業農家、あるいはまた最近……
○島村国務大臣 ただいまは法案を可決いただきまして、ありがとうございました。
附帯決議につきましては、その趣旨を尊重し、今後最善の努力をいたしてまいりたいと存じます。
【次の発言】 農山漁村滞在型余暇活動のための基盤整備の促進に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及び主要な内容を御説明申し上げます。
農林水産省は、これまで、グリーンツーリズムの振興のための条件整備等を通じて、都市と農山漁村の交流の促進を図ってきたところでありますが、今般、公益法人改革の一環として、農林漁業体験民宿業者の登録制度について指定法人制度を廃止するための措置を講ずることといたしました。また、……
○島村国務大臣 田中委員にお答え申し上げます。 グリーンツーリズムは、都市住民の農林水産業に対する理解を深めるとともに、都市と農山漁村の交流を通じた地域の活性化にもつながることから、本年三月に閣議決定された食料・農業・農村基本計画においても、農村振興の重要な施策として位置づけております。 その推進に当たりましては、グリーンツーリズムの基盤となる魅力ある農山漁村づくり、地域ぐるみでの受け入れ体制づくり、都市住民に対する農山漁村の情報提供などが重要と考えております。このため、元気な地域づくり交付金として四百六十六億円の予算が用意されておりますが、各地域がその資源を生かしながら創意工夫ある取り組……
○島村国務大臣 今までにも何度か申し上げたんですが、私は農水大臣と言われますと、時間の余裕のあるときには言い直していただいて、農林水産大臣と。事ほどさように、林業の重要性ということを私は常々お訴えしているものであります。 森林というのは、我々の生活、例えば都市の生活者とは直接関係がないように思いますが、この森林の健全な存在によってどれだけ都市部で恩恵を受けているか、意外と知られていない事実がありますので、私はそういうような姿勢をとっているわけであります。 そういう意味で、今林野庁長官の答弁にもございましたように、まさに国土の七割を占めているのは森林でありまして、この国土の保全や水源の涵養、……
○島村国務大臣 基本的には農協、漁協、それぞれ独自で、自分たちが信用事業を行う上での責任の持てる範囲ということで決めていることでございますが、通常はそういうことで今日まで来ているわけですが、我々が承知している範囲で、それほど厳しい取り立てをしているしていないという話についての、例えば苦情が寄せられるということは現実には余りないわけであります。 それは、陳情もあれば、いろいろな窮状を訴えられる文書も来れば、また直接的にお訴えをいただくこともありますが、この種のものは、正直言って、私は今回の就任以来およそ経験をしないわけでございますが、この上ともに実情をよく調べて、行き過ぎがあれば我々なりにまた……
○島村国務大臣 火傷病につきましては、今、中川消費・安全局長からるる御説明したとおりでございますが、少なくも的確な侵入防止措置を行うことがまず基本であり、万が一、我が国に火傷病が侵入した場合には、発生地域が拡大する前に早急に根絶することが何よりも肝要であります。 このため、火傷病などの重要病害が侵入した場合には、植物防疫法に基づいて、宿主植物の移動制限、あるいは消毒、除去等の緊急防除を行うこととしておるところです。 また、その際の緊急防除に係る費用については、農家の経営に負担が生じないよう、除去した木の買い取りを含め、これまで国が責任を持って負担してきておるところです。万一、火傷病が侵入し……
○島村国務大臣 お答えいたします。 六名とおっしゃいますが、正確ではありません。五名であります。一名は、これは既に退職した人でありまして、そういう意味では……(中井委員「あなたのところからもらった資料に六と書いてあるんですよ」と呼ぶ)室長の渡辺好明氏はもう既に退職した方で、総理の御判断で決められたことで、私どもではありません。 また、担当参事官を初め当省から五名の職員が郵政民営化準備室に出向または併任していますが、これは郵政民営化という内閣の最重要課題に政府一丸となって取り組む必要があることから、他省庁と同様に内閣からの職員派遣要請に応じたものであります。 なお、郵政民営化準備室の職員は……
○島村国務大臣 農林漁業金融公庫高木総裁ですが、たまたま私、前の農林大臣のときに事務次官を務めてくれた人です。JRAの理事長の高橋さんも同じです。
この二人は、少なくとも私は、こんなにすぐれた役人がいるのかと今でも記憶し、感謝しているくらい非常によくできた誠実な人でありますし、改革の意欲が満々の人でもありますし、高木さんの場合は、任期途中で就任をいたしております関係から、まだ一年半しかやっておりません。
そういう意味合いも含めて、私は、もし許されるならばこういう人材は活用すべきである、そういう意見を持っています。
【次の発言】 私は、先ほど高木さん、高橋さんの話にも触れましたけれども、この……
○島村国務大臣 さすがに農業の専門家、先ほど来いろいろ傾聴しておりますが、今御指摘のように、経営所得安定対策を含めまして、まさに攻めの農業というのは、農産物の輸出だけではございません、まさにやる気と能力のある農業の経営者に対してこれからは集中的な支援をして、国際的にも十分競争できるような体質をつくっていこうということが一つあります。同様にまた、バイオマス等の活用によりまして、地域の資源の活用、こういう面においても意を用いて、これとあわせて、あなたがまさに我が国の核弾頭として国際社会でいろいろ御努力いただいている、農産物のすぐれたものを売り出しに行っていこう、こういう面を、すべての面を含んでいる……
○島村国務大臣 私は、総理のお考えは今までにもいろいろ聞いたり読んだりして、よく承知しております。 総理御自身というのは、普通の人にはなかなかできないくらい、どんな障害があろうと、どんなに慣習めいたことがあろうと、全部を打破して新しいあるべき姿を求めるという改革の精神においてはすぐれた人だと思っています。 そういう意味で、天下りと俗に言う言葉は私は大嫌いですけれども、少なくもこのことに関して、従前、例えば次官であった者がそのままその関連の金融機関の総裁になる、こういういわば安直な感覚で何で改革ができるんだ。やはり本当になるべく人がなるべきだというのを基本にお考えでこういう発言をされていると……
○島村国務大臣 お答え申し上げます。 花粉症というと、ともすれば花粉だけだというふうに思われがちですが、これは、大気汚染とかあるいは食生活にもいろいろ起因するものがあるようであります。その証拠に、花粉の多い山村に花粉症がいろいろ指摘されるよりは、都市部でよくこの問題が指摘されるということにもそれがあらわれていると思います。 ただいま御指摘のありましたように、確かに農林水産省は、森林・林業両面の対策として、平成八年度から花粉の少ない杉品種の開発を推進してきたところでありますが、これまでに百十二品種開発されておりまして、これが一%未満。さらに、独立行政法人の林木育種センターで花粉のできない杉を……
○島村国務大臣 あなたの選挙区鳥取県が筆頭でございますが、鳥取、島根、兵庫の順でベニズワイガニの扱い高が高いわけでございますけれども、御高承のとおり、昭和五十年代の後半、この当時をピークとして、例えば昭和五十九年には五万四千トン台を記録したベニズワイガニが、今年々減少の傾向にありまして、平成十年当時で二万六千トン台、これが何と平成十四年には一万五千トン台に落ち込むという大変な激減でございます。 そういうことごとを含めまして、資源が絶滅してしまったのでは加工も何もありませんので、まず、この資源の確保ということが私たちにとってはとりあえず課せられた大事な使命であります。そういうことから、農林水産……
○島村国務大臣 我が国農業の現状につきましては、なるほど、構造改革の立ちおくれや耕作放棄地の増加、あるいはまた一方で、食の安全、安心に関する国民の関心の高まりなど、状況は大変大きく変化しているところであります。 また同時に、我が国を取り巻く国際環境も大変厳しく、WTOの精神にのっとって、いわば国際分業の時代である、そういうことで、むしろ農産物は我々に任せろという大農業生産国の言い分もかなりの圧力となってあることは現実であります。 しかし、そういう中で、我々も当然のことに、やる気と能力のある農業経営の支援を集中化あるいは重点化いたしまして、国内の農業の競争力を強化しようというまず一つの基本に……
○島村国務大臣 お答えいたします。 御指摘のとおり、我が国は、いわば食糧の自給率、カロリーベースでも四〇%、穀物に至っては二八%ぐらいでございます。 そういう中で、最近の情報として我々が非常に重視しておるのは中国の穀物生産の動向でありまして、中国が経済発展が続く中で、農地転用の増加などによる耕地面積の減少、あるいは農産物価格の低迷による作付面積の減少、あるいは穀物から野菜、果実等の換金作物への転換等によりまして、二〇〇〇年以降、穀物の生産水準が非常に低下してきているということ、一方、食糧消費は質的、量的にも向上していることから、食糧の供給不足傾向が顕在化しておりまして、この結果、大豆、小麦……
○島村国務大臣 国の予算は、御承知のように、税収を確保するための投資という役割のみを果たしているわけではございません。もう釈迦に説法ですからくどい話はいたしませんが、何といっても、農家一戸当たり一・五ヘクタールと、自給率などとはまさにまだ比較できないくらい大変に劣悪な条件の中での日本の農業でありますし、しかも、農地の四二%は中山間地域。通常、いわゆる欧米の常識からいえば、農地とはとても言えないようなところを農地として開拓して今日の日本の農地が成り立ち、しかも、それぞれの地域に定着をすることで人口が確保され、しかも多面的機能を発揮していただいている。こういういわば日本の特殊性というものを無視して……
○島村国務大臣 今まで、御承知かと思いますが、この変異型クロイツフェルト・ヤコブ病で亡くなった方、百五十九名と記憶しますが、うち百四十八名がイギリス、その他、大体、いろいろな国がありますが一名ずつ、こういうことですから……(中津川委員「この場合だけでいいですから」と呼ぶ)何をですか。(中津川委員「この人の場合、日本人の場合を聞いているんです。ほかの国じゃないです」と呼ぶ)この人の場合には、私は直接これは聞いたわけじゃありませんけれども、少なくも、イギリスに以前滞在されたという彼には経験があり、かつ、その場でいわば罹患したと言わざるを得ないというのが専門家のテレビで聞いた感想でありますから、私は……
○島村国務大臣 全頭検査は、御承知のように、平成十三年九月に我が国でいわば発症して以来、翌月からこれを実施いたしたところであります。自来、もう三年余が経過しているわけでございますが、少なくも、あの時点においての消費者のおびえとかおそれを払拭するためには、あれは英断だったと思います。そして同時に、その間、約三百五十万頭の牛の検査を実施して、牛の安全性の確認とか、あるいは消費者の安心とか、そういうものをかち得るためには大変効果的であったと思います。 ただし、佐々木先生御存じのとおり、世界で全頭検査を実施している国、御存じですか。世界じゅうどこにもないわけですね。例えば、いわば発症国、EUなどを見……
○島村国務大臣 平成十五年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。 最初に、一般会計について申し上げます。 まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額四千百五億七千六百二十万円余に対しまして、収納済み歳入額は四千五億六千六百九十二万円余であり、差し引きいたしますと、百億九百二十七万円余の減少となっております。 次に、一般会計の歳出につきましては、歳出予算現額三兆六千五百十一億二千四百十七万円余に対しまして、支出済み歳出額は三兆二千四百六十四億二千五百二十六万円余であり、この差額四千四十六億九千八百九十一万円余につきましては、三千六百四十四億五百八十四万円余が翌年度への繰……
○島村国務大臣 平成十七年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。 初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明いたします。 昨年九月に農林水産大臣に就任して以来、農林水産分野において、消費者、生産者の視点を重視した構造改革や、WTO、EPAを初めとする国際交渉などに全力で取り組んでまいりました。 農林水産業と農山漁村は、人間の生命の維持に欠くことができない食料の安定供給のほか、国土、自然環境の保全、良好な景観の形成、文化の伝承といった多面的な機能を有しております。このような農林水産業、農山漁村の健全な発展を図ることが、真に豊かな国民生活と我が国経済社会の繁栄の基……
○島村国務大臣 このカネミ油症の仮払金債権は、国に対する訴えが取り下げられた結果発生したものでありますが、何としても、カネミ油症患者の皆さんが現在もなお受けておられる苦しみとか御苦労については、いろいろな角度から今までにも聞く機会が多かったので、その点については十分お気の毒であると心から御同情申し上げているところであります。 ただ、私どもとすれば、この金自身も国民の貴重な税金に基づく金でありますから、これは簡単な判断によって、いいことにしようというわけにもいかないのが私たちの立場であることは御理解いただけると思います。 そういう意味で、既に返済完了者が二百四十五名、金額にして六億六千七百万……
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