このページでは石井郁子衆議院議員の43期(2003/11/09〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は43期国会活動統計で確認できます。
○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、国民年金法等の一部改正案に反対、自民、公明両党提出の修正案に反対の討論を行います。(拍手) 年金法案は、国民の暮らしと将来設計にかかわる重要問題です。にもかかわらず、十分な審議を行わず、公聴会も開かずに採決を強行し、さらに、自民、公明、民主三党合意で政府案の成立を国会と国民に押しつけることは、そのやり方においても内容においても、断じて認めることはできません。(拍手) 小泉内閣の国民年金法等の一部改正案は、今後十数年にわたって保険料の引き上げと給付の削減を自動的に強行するものであり、安心どころか年金制度を土台から壊すものであります。 政府は、保険料……
○石井郁子君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇五年度政府予算三案に対する反対討論を行います。(拍手) 反対の第一の理由は、大増税・国民負担増路線を国民に押しつけるものだからです。 予算案には、定率減税の半減などが盛り込まれました。これは、二〇〇六年度までに定率減税を廃止し、三・三兆円の増税を行い、二〇〇七年度には消費税増税を実施に移すという与党の二段階増税シナリオの第一歩を踏み出すものです。 今、勤労者報酬が大幅に減少しているもとで、定率減税の縮小、廃止などで七兆円もの負担増を行えばどうなるでしょうか。この増税路線は、大不況の引き金となった橋本内閣の経済大失政の二の舞となることは明らか……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 本日は、それぞれのお立場からの意見陳述をいただきまして、ありがとうございます。 大津市、近畿でこの公聴会が開かれていることもございまして、私は、まず大都市部の高速道路問題について触れてみたいと思います。 私自身も大阪に住んでおりまして、大阪でも新たな高速道路建設が進められております。阪神高速大和川線、淀川左岸線、あるいは京都から近畿自動車道につなぐ第二京阪自動車道などがございます。 地元の住民の方々は排気ガスによる環境悪化などを心配されておりまして、高速道路のふたかけ方式などの提案、建設そのものの凍結を求めていろいろな運動が進められ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 きょうは、虐待問題で先ほどからお話を伺いまして、本当に、それぞれの立場で実践的にかかわっていらっしゃる参考人の皆様方においでいただきまして、お話を伺うことができました。私は、大変興味深く伺いました。心からお礼を申し上げたいと思います。 私、きょうは、参考人の皆さんからできるだけいろいろそういうお話を伺いたいという質問にさせていただこうと思うんですけれども、まず最初に、共通して強調されたと思うんですけれども、やはり虐待をする親、家族への援助や支援が大切だ、そのことが一番将来的にも予防にもつながっていくわけですから、その強調がされたと思うん……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 今国会の青少年特別委員会では、児童虐待防止法の改正、また、児童買春、児童ポルノの処罰法の改正という重大な法律、その成立を見ることができました。この二つの法律とも、虐待とか買春という問題で、やはりこれらが子供の権利の侵害であるという子どもの権利条約の精神を盛り込んだこと、これは私は大変評価をしているところであります。この立場を貫いて、あらゆる場でこの法律が実効性を上げること、そして行政の取り組み、また一層の施策の充実が求められているというふうに考えているところでございます。 そういう立場で、ちょっとホットな話題になるんですけれども、いろい……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 大臣に御答弁をお願いしておりますので、どうかよろしくお願いいたします。 きょうは、私は、都立四大学の統合、改組の問題でまず質問をさせていただきます。 東京都が都立大学などの大学の意思、意向を無視して、一方的に新大学構想を押しつけようとしているわけです。その大学の自治を無視したやり方というのは余りにも異常でありまして、本委員会で取り上げざるを得ないわけでございます。 都の大学管理本部は、都立四大学の教員全員に対して、新大学就任承諾に当たっての意思確認書の提出を求めています。回答は二月二十三日までで、五百十八人中二百九十七人しか就任の意……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 参考人として貴重な御意見をお述べいただきまして、本当にありがとうございます。 義務教育費国庫負担制度は、一九七二年には、給料・諸手当以外に、旅費、退職手当、教材費、恩給費、共済費、公務災害補償基金、児童手当も対象とされておりました。その後、臨調行革、そして今回の三位一体改革によって、国庫負担の対象が給料・諸手当のみとなっているわけであります。 両参考人にまず伺いたいと思いますけれども、三位一体改革は、ここにもメスを入れようということが今回提出の法案の中の附則に、教職員の給与等に要する経費の負担のあり方に関して平成十八年度末までの検討の……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 御提出の法案につきまして質問をいたします。 これまでかなりいろいろな角度からの審議がございましたから、重なる部分もあるんですけれども、確認の必要もございますので、幾つか質問をしていきたいと思います。 義務教育費国庫負担法は、昭和二十七年ですね、国会でも審議されております。あなたたちの大先輩である坂田道太委員、後の文部大臣でございますが、このように述べておられます。「憲法上重要な国民の権利であり、義務であるのみならず、わが国文教政策の根幹でございます義務教育について、国が明確に財政上の責任を負担することにより、義務教育の基礎を確立し、わ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 御提出の日本学術会議法の一部改正案について、幾つか質問させていただきます。 日本学術会議は一九四九年の一月に発足いたしまして、今日では七十六万人の科学者の内外に対する代表機関ということになっておりまして、人類福祉への貢献、学術の進歩のために大事な役割を果たしてこられたと思います。果たしているとも思っております。 今回の法改正は、この日本学術会議法に規定された学術会議の使命、設立の目的、職務と権限に基づいて、その役割を一層充実発展させるためのものというふうに考えてよろしいかどうか。特に、日本学術会議の独立性、代表性が強められることはあっ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。
あす四月一日から国立大学は国立大学法人に移行いたします。きょうは、この問題にかかわって質問をいたします。
法人には理事、監事が置かれ、教育研究評議会とともに経営協議会が設置されるわけですね。これまで幾つかの大学法人では、理事、監事、経営協議会メンバーが内定し、公表もされております。
そこで、文部科学省のつかんでいる理事、監事及び経営協議会のうちで文部官僚出身者はどれだけいますか。
【次の発言】 理事には既に三十五大学で二十六名、そのほか、経営協議会にも今お話しのような人数で文科省はつかんでいらっしゃると。ですから、もう天下りということ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 私立学校法の改正に当たりまして、参考人として意見陳述をいただきました。本当にありがとうございます。 安西参考人にまずお伺いをいたしますが、よく楕円構造の大学ということを提示しておられると思います。例えば、学問の創造は現在の社会を質的に異なる未来に飛躍させる、それはしばしば社会の短絡的動向や社会の要請からは距離を置いた研究を通して行われると述べておられますが、こうした社会中立と社会コミット、二つを焦点に持つ楕円構造の大学ということに立って、大学のマネジメントのあり方ということを提示していらっしゃるというふうに思うんですが、このような大学の……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 本法案は、これまで法定されてこなかった理事会を法定して、学校法人の業務に関する決定機関とすることにあります。それ自体は当然のことだと思います。しかし、これまでの私学の不祥事を見ますと、理事長による理事会の形骸化、また理事会における教授会などに対する不当な介入、支配などによって起きていることも見ておく必要があるかと思います。 そこで、具体例を挙げてお聞きしたいことがございます。 大阪の明浄短大、明浄大学の問題なんでございますけれども、二〇〇二年に明浄短大教授会として短大改組案というのを決定しているんですね。それは短大の学生定員二百名を、……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。
きょうは法案の栄養教諭の問題でお聞きをいたします。
学校教育法の第二十八条の二で、「小学校には、」「栄養教諭その他必要な職員を置くことができる。」として、都道府県の判断で置くことができるようになりました。これは、置くも置かないも都道府県の判断になるのでしょうか。なぜ必置ということにしなかったのでしょうか。
【次の発言】 私は、やはりそれではおかしいと思うんですね。
といいますのは、今国会でも小泉首相の施政方針演説で、「心身の健康に重要な食生活の大切さを教える食育を推進し、子供の体力向上に努めます。」と食育の重要性を述べておられたわけです。
……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 本日は、参考人として貴重な御意見をお聞かせいただきまして、本当にありがとうございます。 まず、香川参考人にお聞きいたしますけれども、先ほどお述べになりました中で、食の教育は現在の日本の喫緊の課題であるというふうに冒頭提起をされまして、私も全く同感でございます。 今、子供たちの間に、嫌いなものを食べない偏食とか、肥満ややせ過ぎ、またダイエットと称する誤った食事制限、それから朝食をとらないとか、食アレルギーの問題等々個別的な体質の増加の問題等々が指摘されていると思います。家庭の食生活も大いに変わっていますし、子供たち自身の食生活、食習慣、……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 前回、栄養教諭の全校配置の問題と、学校給食の共同調理場方式から自校方式への転換の問題について質問をいたしました。自校方式への転換という問題について、重ねて伺っておきたいと思います。 地場産の野菜を出荷している人から聞いたお話がございまして、自校方式の給食を行っている栄養士さんから、箱にニンジンの葉っぱのついたものを入れてほしいという連絡があった、送ったら、子供たちから、画用紙を二枚つなげてニンジンの葉っぱをかいた、非常にリアルな絵が返ってきたという話でございました。そして、この方が言うには、やはり都会の子供たちは、ニンジンだけではなくて……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 今回の法改正は、文化財の概念を広げて、失われつつある日本の文化的財産を残すという点で保護対象を拡大するというものでございまして、私どもも大変賛成できる点でございます。この改正案の内容をより深くつかんで、また充実させていくという立場で幾つか御質問させていただきます。 まず、文化的景観の保護という問題でございますけれども、この文化的景観ということは、その地域で生活をし、生業をずっとしてきた、そういう中でつくられた景観、風土もありますけれども、そういう意味では、生活や生業という中でつくられてきたという点がありますから、その生活や生業ということ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 本日は長時間の質疑になっておりますが、最後になりましたので、よろしくお願いを申し上げます。 提出の法案に関しまして、若干質問をさせていただきます。 国民年金法は衆議院を通過して、参議院で本格審議が今始まったところでございますが、この法案によって厚生年金の保険料率一三・五八%が毎年〇・三五四%引き上げられて、二〇一七年には一八・三〇%にまで上がるということが言われてまいりました。ところが、参議院の審議に入りますと、その額にとどまらない、物価や賃金の上昇によって保険料が上がるということで、国民年金の保険料の上限がないということが今大変問題……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。きょうは、参考人としての貴重な意見陳述、本当にありがとうございました。 早速、お伺いをしたいと思いますが、まず木村参考人にお願いをいたします。 この法案は、昨年の十二月二十二日に出された総合規制改革会議の規制改革の推進に関する第三次答申に基づくものだという説明を文部科学省の方から私どもよく聞くわけでございます。 その点で伺うんですが、規制改革会議の答申はコミュニティ・スクールの法制化を求めていたと思うんですね。新しいタイプの学校であるコミュニティ・スクールは、教職員人事、予算使途及び教育課程の決定などの学校運営について、学校、保護者、地……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。法案に関して質問をいたします。 ただいまの加藤委員の質疑にもございましたけれども、まず、学校評議員制度との関係について伺いたいと思います。 ことしで四年目に入っているのでしょうか、学校評議員制度が制度化されました。この学校評議員制度も、地域住民の学校運営の参画の仕組みとして初めて位置づけられたものと言われてきたわけですが、学校運営協議会制度が今後実施されていくという場合に、この評議員制度とこれは併存するというふうに考えていいのかどうかという問題なんですね。 それで、併存するという場合には、一体どっちをとるか。評議員制度をとるのか、運営協議会の方……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。 本法案の改正は、放射性同位元素の使用や汚染されたものの廃棄などを規制して放射線からの障害を防止するという点で、今回の改正は賛成できると考えております。 きょうは、放射線と人体への影響について幾つか質問をさせていただきます。 まず、劣化ウランによる内部被曝のことでございます。 劣化ウランというのは今イラクで大変問題になっていることでございますが、この劣化ウラン弾は、標的にぶつかると燃え上がる、非水溶性の二酸化ウラン、水溶性の三酸化ウラン、ほかに八酸化三ウラン、酸化物の微粉末となって、呼吸により、また飲み水や食べ物にまざって口から体内にとり込ま……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 もう質問に入りますが、平成十五年度末の大阪の教員の退職者ですが、定年退職七百二十四名でございましたが、四十歳から五十九歳の特別退職者千五百九十六名と二倍に上っております。広島県の場合で見ますと、教職員の定年退職者数が百八十二名で、若年の退職者が三百十六名と、やはり一・七三倍なんですね。この中の教員の場合だけで見ると、定年退職された方が四十四名でした。若年退職者が二百四十人ですから、実に五・四五倍ということになっております。 そこで、大臣にお答えをいただきたいと思いますけれども、教員が定年を待たずにこのように大量にやめていっているという事……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。最後になりましたけれども、きょうは、四人の参考人の皆様方、当委員会においでいただきまして、どうもありがとうございます。また、貴重な御意見も本当にありがとうございました。 今回のこの還流防止措置と貸与権の改正についての審議が始まっているところでございますけれども、いろいろと論点も大体見えてきたかなというふうには思っておりますけれども、そういう中で、最後でございますので、私は確認的な質問をさせていただきます。どうかよろしくお願いいたします。 初めに依田参考人にお尋ねしますけれども、文化審議会著作権分科会報告書、報告を見ますと、日本レコード協会……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 質問に入る前に私も一言申し上げておきたいと思いますが、きのう長崎県の佐世保で起きた事件、クラス内の子供同士で、そして学校の中でカッターナイフで刺されて死亡するという、本当にあってはならない事件が起きたわけでございます。学校におけるこうした事件というのは、実はこの間、これほどまでではないとしても、これは本当に新しい事件ですけれども、幾つか起きてきたところでもありますし、私たちは改めて、何が背景なのか、何が原因なのか、その究明はもとより、二度と本当に起こしてはならない、こういうことで、この問題を痛切な課題として受けとめていきたいということをま……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。 きょうは、日の丸・君が代の強制問題について質問をさせていただきます。 まず、確認をしたいのですけれども、一九九九年、ちょうど六月でした、国旗・国歌法が審議をされました。そのときの小渕首相の答弁、そしてまた有馬当時文部大臣の御答弁がございまして、その内容なんですけれども、国旗の掲揚等に関して義務づけを行うことは考えていない、したがって、国民の生活に何らの影響や変化が生ずることはないとありました。また、学校における学習指導要領に基づく国旗・国歌の指導は、児童生徒の内心にまで立ち入って強制しようという趣旨のものではなく、あくまで教育指導上の課題として……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 私は、若年者の雇用の問題について質問をいたします。 高校生の昨年十二月末の就職内定率が先日発表されましたが、内定率が六八%と過去三番目に低い率です。内定率なお厳冬と言われる状態でございます。七万四千人が未内定のまま。求人倍率も〇・九四倍で、昨年に次ぐ低率となっています。大学生の内定率も、前年同期を三・二ポイント下回って七三・五%で過去最低の水準。約十万人が未内定のままでございます。全体の失業率が五%台ということで、しかし、二十五歳未満の若年の失業率というのは一〇・一%なんですね。しかも、失業者やパート、アルバイトなどのフリーターが増加し……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。 まず、提出されました私立学校教職員共済法等の一部を改正する法律を廃止する等の法律案について質問をいたします。 本法案は、前国会で自民、公明両党によって強行成立した私立学校教職員共済法案の一部を改正する法律を廃止するものです。この私学共済法の最大の問題点は、国家公務員共済法の改正規定を準用し、マクロ経済スライド方式を導入し、厚生年金に合わせて今後国会審議抜きで私学共済年金の給付水準を自動的に引き下げること、また掛金も同様に引き上げることにありました。私学共済年金法の審議の中で、現行の掛金率が一〇・四六%なのに最終的には二〇・三五%にもなることが明……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 初めに、新潟県中越地震におきまして亡くなられた方、また被災された方々にお悔やみとお見舞いを申し上げたいと思います。二次災害のおそれがある中で、長期化する避難生活を強いられるわけでございます。政府といたしまして、万全の体制と対策を講じられますように、要望申し上げましておきたいと思います。 さて、まずその新潟の問題でございますけれども、学校からいろいろ要望も出されておりますので、一点伺わせていただきます。 まだまだ避難所が足りない、それから避難している体育館も壁や外壁が落ちている、また補強が必要ということでございます。だから、危険な体育館……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。
法案審議に入る前に、震災に関して一言伺っておきたいと思います。
前回の質問で、私は、新潟中越地震に関連して、学校の安全診断と安全対策を行うように要望いたしました。文科省は応急危険度調査を行ったようでございますが、まず、その結果を報告いただきたいと思います。
【次の発言】 調査結果に見られるように、やはりかなりの学校がいろいろ危険にさらされているということがわかっています。また、要注意とされた建物もかなりあるということなんですね。今余震がなお続いていますし、しかもかなり強い余震だということもありますから、そんな中で子供たちは学校へ行くわけ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 大臣には、お疲れのことと思いますが、御答弁よろしくお願いいたします。 まず、三位一体の問題でお聞きをしたいと思います。 当委員会の十月二十七日でございますが、中山大臣はこのように述べておられました。義務教育費国庫負担法というのは、憲法二十六条や教育基本法の第四条に定める義務教育無償の原則に沿ったものである、仮に、義務教育費国庫負担金を一般財源化した場合に、地域によっては教育の機会均等や教育水準の確保に著しい支障を生じるという事態になれば、それは憲法等の要請に対する国の責任を果たしているとは言えない状況になると考えている、だから、義務教……
○石井(郁)委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの上川陽子君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、藤村修君が委員長に御当選になりました。
委員長藤村修君に本席を譲ります。
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。
きょう、私は、社会問題となっている引きこもりの問題についてお聞きをしたいと思います。
南野大臣は所信の中で、「引きこもり等が深刻化するとともに、」「青少年をめぐる状況には大変厳しいものがあると認識しております。」と述べられています。引きこもりが深刻化している、青少年の状況は大変厳しい、こういう指摘をされたということを私は評価したいと思っております。
そこで、最初に、どういう実態を踏まえてそういう認識をしていらっしゃるのか、深刻だという認識をもう少し披瀝いただきたいと思います。
【次の発言】 引きこもり体験者の体験談などいろいろありますけれども……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 参考人の方々、それぞれに子供たちのさまざまな実態と向き合っておられて、その中から、今の子供たちをどう見たらいいのか、その子供観といいましょうか、あるいはその問題性の本質的なことについてきょうは重要な問題提起をいただいたというふうに思っております。本当にお忙しい中をありがとうございます。 私、幾つかのことを伺いたいと思いますが、青少年のさまざまな問題行動だとかいろいろな事象が社会問題となり報道されるたびに、今の子供はと、こういう言い方をされるんですよね。私は、このこと自身が大人がもう子供をつかめなくなっている、大人と子供の間がギャップがあ……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 まず、二月十四日に発生した大阪府寝屋川中央小学校における教職員殺傷事件に関して質問をいたします。 この事件で男性教諭が亡くなりました。二人の方が重傷で、今も入院しているわけでございます。また、そして多数の児童が心の傷を負っています。私は、亡くなられた鴨崎先生の御冥福を祈るとともに、負傷された先生の一日も早い御回復を願うものであります。 二〇〇一年六月には、大阪教育大附属小学校の本当に悲惨な事件がありました。それを教訓にして、再びあのような事件が起こらないようにと取り組んできたやさきのことでありまして、安全であるべき学校でこのような事件……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 法案審議に先立ちまして、一点確認をさせていただきたいと思います。下村政務官の教科書に関する発言問題でございます。 下村政務官は、教科書検定基準の近隣諸国条項について、条項ができたことでマルクス・レーニン主義による自虐史観の教育が行われていることを看過できず議連をつくったと述べまして、近隣諸国に配慮した検定のあり方を強く批判したという記事を、私、新聞で読みました。そして、いよいよ教科書採択がことしの七、八月に行われる、きょうは地方の方々がたくさんいるので、歴史教科書がぜひ正常な形で採択されるようにしていただきたいというふうに述べたと報じら……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。朝九時から始まりました質疑も最後の質疑者となりました。よろしくお願いいたします。 きょうは、法案の中の就学援助費についてお聞きをいたします。 経済的理由によって就学困難な児童生徒に学用品など就学援助費が出されているわけですね。これも憲法二十六条と教育基本法の掲げる義務教育無償の原則、教育機会均等を実現するためのものであるということを、私は前回の質問で確認させていただきました。これまで国は、要保護、準要保護児童生徒に対する就学援助を行う自治体に対して予算の範囲内で補助を行ってきました。 そこで、まずお伺いします。予算措置をしてきた要保護、……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。 義務教育費国庫負担法の審議を続けてまいりましたが、この審議にかかわって一つ気になるデータがございまして、まずその点からただしたいと思います。 私が参考人招致を要請しました東大大学院の教育研究創発機構研究者代表の苅谷教授のプロジェクトチームがまとめた義務教育職員人件費の推移というのがございます。それによりますと、公立小中学校の教職員の人件費が今後急増する、二〇〇七年度から二〇一七年度まで毎年度、現在よりも三千億円から四千億円上回るという試算なんですね。二〇一八年度までの累積額が四兆四千七百五十億円に上るというわけでございます。 文部科学省として……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 昨日、来年度から使用の中学校教科書の検定結果が公表されました。きょうは、もう既に外交上の問題にもなっております扶桑社発行の「新しい歴史教科書」の問題を取り上げたいと思っております。 ここに、その検定用の教科書、それから検定意見、修正表というのがこういうふうにございまして、それも持ってまいりました。だから、ここで、検定意見によってどのように変わったのかということなども確かめたいと思っております。 質問に入る前に、一点申し上げたいことがございます。それは、今、この検定意見及びこうした修正表、修正文というのは事前に記者には配られているんです……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。 国立大学が法人化されてちょうど一年です。国立大学がどうなっているのかという点で、幾つかの点に絞って質問をさせていただきます。 国立大学法人法審議のときには、衆参で大変熱心な、かつ真剣な審議が行われました。そして、衆議院では十項目、参議院では二十三項目に及ぶ附帯決議もつけられたわけでございます。しかし、その幾つかはもう既に破られているんですね。 まず最初に、授業料の問題でお聞きします。 この問題では、法人法審議の際に、当時の河村建夫副大臣がこのように述べておられました、デフレ経済のさなか、むしろ抑制ぎみに考えていかなきゃなりませんと。また、遠……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。
法案の審議に入ります前に、一点確認をさせていただきたいと思います。
五月の十一日に与党の教育基本法改正に関する検討会がありまして、文部科学省が教育基本法改正の仮要綱案を提示されたということでございますけれども、これは事実ですか。
【次の発言】 文部科学省の手によって教育基本法改正の法案、仮要綱案ですけれども、それができているということですね。戦後初めてのことだと思います。私は、極めて重大な問題だというふうに考えております。
それを新聞報道などで見ているわけですが、前文、それから教育の目的とか目標、それから補則ということまであって、十八……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。
まず、アスベスト対策についてお聞きをいたします。
ただいまも、改めて文部科学省として学校施設の全国実態調査を行うということが表明されておりますけれども、これは、私は、やはりすべての国公私立の、まず幼稚園、それから小中学校、高校、大学、つまり国立、私立、公立含めて必要だということと、それから全国の社会教育、文化施設も対象とすることが必要ではないかと考えますが、この点はいかがでしょうか。
【次の発言】 昨今、アスベストの被害の実態という問題が次々と明るみに出ておりまして、本当に子供たちの安全な環境を確保するという点で、ぜひ今の御答弁のように早急にす……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子です。
きょうは、サッカーくじ、スポーツ振興くじの問題で質問をいたします。
サッカーくじが実施されてことしで七年目を迎えているわけでございますが、本年の五月八日からtotoGOAL3が販売されたようです。まず、この当せん確率及び投票の内容について説明していただきたいと思います。
【次の発言】 このような新聞があるんですね。これは五月九日の読売ですが、私も見てびっくりいたしました、「カンタン=当たりやすい! totoGOAL3」。今、百五万通りから四千通り。こういう一面、ほかの新聞にも出ていると思いますけれども、ありました。本当にびっくりしたんです。
……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 国立大学の学費値上げの問題で質問をいたします。 きのうは、全国から大学生が、学費を下げてほしいと国会要請に見えました。その中ではいろいろ深刻な話もございまして、父親ががんで亡くなってしまった、学費の捻出も途端に悩んでいるという話も聞きました。改めて、勉学を続けるということが今こんなに厳しいのかと私も思い知らされました。 文部科学省の学生生活調査でも、五人に四人がアルバイトをしていますし、そのアルバイトも深夜に及ぶ長時間ということが多くなっています。大学院生も、学費が高いために生活費を切り詰めなければならない、だから学業に専念できない状……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。
きょう、私は、少子化傾向克服と男女平等の課題について質問をさせていただきます。
政府は、一九九四年にエンゼルプランを出しまして、昨年十二月には子ども・子育て応援プランを策定、今後五年間の目標もかなり詳細に出されたところでございます。そして、この間、少子化対策としてさまざまなプランをずっと発表してまいりました。しかし、出生率は、十五年前の一・五七、これは一・五七ショックということでしたけれども、昨年度の一・二九へと低下し続けているわけですね。(発言する者あり)
【次の発言】 昨年九月の内閣府の意識調査では、少子化対策で特に期待する政策とし……
○石井(郁)委員 日本共産党の石井郁子でございます。 本日は、それぞれ御専門の立場からの御意見をお述べいただきまして、ありがとうございます。憲法の論点について大変重要な御指摘をいただいたというふうに思っております。せっかくの機会でございますので、お聞かせいただいた御意見、さらにもう少しお尋ねしたいということに限って質問させていただこうと思います。 小熊公述人にお願いをしたいと思いますけれども、お述べになられた中で、戦後の日本の再軍備と日本国憲法に対する改憲の要請がアメリカの方針としてアメリカ政府の側からなされたという事実が紹介されました。一九四八年五月のロイヤル陸軍長官への報告書は、その事……
○石井(郁)分科員 日本共産党の石井郁子でございます。 定期借家制度の見直し、正当事由制度のあり方の見直しなど、借地借家制度の抜本的改革などとして借地借家法の全面的改悪の動きがございます。私、きょうは、この問題で、これに関連いたしまして質問をいたします。 昨年六月末、定期借家制度全国推進協議会が見直し案をまとめまして、これを受けた自民党定期借家権等特別委員会が、借地借家法の改正案を議員立法で提出する方向を検討し始めていると言われています。また、総理の諮問機関である総合規制改革会議が、昨年十二月二十二日に規制改革の推進に関する第三次答申を決定、公表しました。 その中で、定期借家制度の見直し……
○石井(郁)分科員 おはようございます。日本共産党の石井郁子でございます。 本日は、NPO法人の問題について質問をいたします。 市民が自覚的、自律的に活動して社会問題にかかわって貢献していくということは、私は、日本社会の進歩にとって健全で積極的な意味を持つというふうに考えているものでございます。 一九九八年十二月に施行されたNPO法以後、法人数が右肩上がりにふえました。六年余りを経ているところでございますが、全国で二万を超えているという状況でございます。このことは、社会参加を求める市民、いろいろ社会とかかわって貢献をしていこうと考える市民が急速にふえているということを示していると思います……
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