高村正彦 衆議院議員
44期国会発言一覧

高村正彦[衆]在籍期 : 36期-37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-|44期|-45期-46期-47期
高村正彦[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは高村正彦衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院44期)

高村正彦[衆]本会議発言(全期間)
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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 衆議院本会議 第7号(2007/10/23、44期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(高村正彦君) 米国防総省が発表した声明に対する評価についてのお尋ねがありました。  米国時間十八日、米国国防総省は、米国艦船はすべて、不朽の自由作戦、OEFを支援するために日本からの給油を受けたことを米国政府が確認したとする内容の報道発表を行ったと承知しております。  同報道発表は、日本が補給した燃料を給油の時点から消費されるまで追跡することは複雑な作業を要するとしつつ、収集された情報により、米国政府が、OEFに参加する艦船のみに燃料を補給するという日本政府との合意に誠実に従ってきたことが裏づけられたとしております。  政府としては、従来から、これまでに我が国がテロ対策特措法に基づ……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 衆議院本会議 第1号(2008/01/18、44期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(高村正彦君) 第百六十九回国会の開会に当たり、我が国外交の基本方針について所信を申し述べます。  私は、平成十一年の通常国会における外交演説の冒頭で、国際社会は冷戦の終えんを経て新しい世紀を迎えようとしているが、平和で安定した世界への道のりは平たんでないと述べました。それから九年を経た今、アジア諸国の安定と繁栄、米州やアジア太平洋、欧州での地域協力や経済統合への動き等、好ましい発展が見られる一方で、北朝鮮をめぐる問題や国際テロ、大量破壊兵器及びミサイルの拡散、気候変動を初めとする環境問題、アフリカの開発等、世界は依然として多くの課題に直面しております。  我が国の国益である我が国国……

第169回国会 衆議院本会議 第10号(2008/03/18、44期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(高村正彦君) ただいま議題となりました日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条に基づく施設及び区域並びに日本国における合衆国軍隊の地位に関する協定第二十四条についての新たな特別の措置に関する日本国とアメリカ合衆国との間の協定の締結について承認を求めるの件につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。  政府は、日本国に合衆国軍隊を維持することに伴う経費の日本側による負担を図り、日本国にある合衆国軍隊の効果的な活動を確保するためこの協定を締結することにつき、アメリカ合衆国政府と協議しつつ、検討を行ってまいりました。  その結果、最終的合意に達しましたので、平成二十年……

第169回国会 衆議院本会議 第20号(2008/04/10、44期、自由民主党)【政府役職:外務大臣】

○国務大臣(高村正彦君) 日中環境協力についてのお尋ねでありますが、中国の環境問題は、我が国のみならず、アジアひいては世界の環境に影響を及ぼし得る重要な問題であります。今後、戦略的互恵関係の重要な分野として、環境・省エネ分野における日中の協力をさらに推進してまいります。  そのために、現在、近年の経済発展が著しい中国との間でいかなる協力関係を築くことが、環境対策上、最も効果的であるかを探っているところであります。そのような観点から、昨年十二月の福田総理の訪中時には、今後、環境関連情報の共有や人材育成、技術移転、共同研究などの協力を進めていくことで一致をいたしました。  御指摘の基金についても、……

高村正彦[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院44期)

高村正彦[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第168回国会(2007/09/10〜2008/01/15)

第168回国会 安全保障委員会 第1号(2007/10/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、嘉数委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  今、国際平和のための我が国の貢献のあり方について、国民的議論が行われております。中でもテロとの闘いは、国際社会の最重要課題であります。二〇〇一年の九・一一テロで、日本人二十四名を含む二千九百七十三名が犠牲となった事実を忘れてはなりません。また、九・一一テロによってもたらされている脅威は、いまだ除去されておりません。  我が国は、海上自衛隊によるインド洋上の補給支援活動により、国際社会のテロとの闘いの一翼を担ってまいりました。先日採択された国連安保理決議第一七七六号にも示されているよ……

第168回国会 安全保障委員会 第2号(2007/10/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 基本的には、今、防衛大臣がお答えしたとおりでありますが、例えば、海上阻止活動にイスラム国であるパキスタンが、イスラム国の中で唯一参加しているわけでありますが、このパキスタンは我が国の補給にかなり頼っているわけで、もし日本が引いちゃった場合に、ほかの国が日本と同じように、全く同じような条件で支援をすれば別ですけれども、もししなくなればパキスタンの海上阻止活動はかなり困難になる、こういうことがあり得る、こういうふうに思っております。
【次の発言】 世界の中では日本は大国の一つと考えられているわけでありまして、その国がテロとの闘いから、今までも、民生部分は別として、これしか参加してい……

第168回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2007/10/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、藤村修委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  昨今の北朝鮮の行動に見られるように、アジア太平洋地域には依然として不安定性と不確実性が存在しています。日米同盟は我が国外交のかなめであり、我が国の安全と地域の平和と安定のため幅広い分野で信頼関係の強化に努めていくことが今後とも不可欠であります。弾道ミサイル防衛を初めとする日米安保・防衛協力を強化してまいります。一方、沖縄には在日米軍の施設及び区域が集中していることにより、沖縄県の方々に多大な負担をおかけしていることは十分に……

第168回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2007/11/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 昨年五月一日の、再編実施のための日米のロードマップにおきましては、沖縄に関連する再編案は、全体的なパッケージの中で相互に結びついている旨記されているわけであります。具体的には、嘉手納以南の統合及び土地の返還は、沖縄からグアムへの海兵隊の移転完了にかかっている、沖縄からグアムへの海兵隊の移転は、普天間飛行場代替施設の完成に向けた具体的な進展にかかっている、そういうふうに明記されているわけであります。  ロードマップにおきましては、普天間飛行場代替施設の建設は二〇一四年までの完成が目標とされ、約八千名の在沖海兵隊要員ほかのグアム移転についても二〇一四年までに実施すること、嘉手納以南……

第168回国会 外務委員会 第1号(2007/10/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 外務委員会の開催に当たり、平沢勝栄委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  まず冒頭、イランで拘束されている邦人が無事解放されるよう、全力を挙げて取り組んでまいります。  我が国は、日米同盟と国際協調を外交の基本として、近隣諸国や国連等と緊密に協力してまいります。  国際社会では、今この瞬間もテロとの闘いは続いております。インド洋における我が国海上自衛隊の補給活動は、諸外国が団結して行っている海上阻止活動の重要な基盤となっており、各国や国連からも高く評価され、継続の期待が寄せられております。我が国の外交にとっても極めて重要な意義を有するこの活動を継続できるよう、……

第168回国会 外務委員会 第2号(2007/10/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 お尋ねのありました平和構築分野の人材育成のためのパイロット事業は、国立大学法人広島大学を委託先として、本年度より立ち上げられ、九月中旬に国内研修が開始されるなど、着実に実施をされております。  冷戦終結後、世界各地で、国際紛争の増加等により、紛争終結から復興まで包括的に取り組む必要性が増大しております。平和の定着と国づくりを外交の柱の一つに掲げる我が国としても、国際社会の平和と安定のため、平和構築分野における協力が不可欠だと考えております。  このような観点から、私といたしましても、本件事業を初めとする平和構築分野の人材育成に引き続き積極的に取り組んでいきたいと思います。

第168回国会 外務委員会 第3号(2007/11/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 洋上補給活動でありますが、それによって日本の信頼が揺らいでいるということは全くない、こう思っております。むしろ、それを中断したことによって大変揺らいでいるということはあるかと思います。  日本は、別にアメリカからだけ情報をとっているわけじゃありません。あらゆる国から、直接とることもありますし、それから、いろいろな国を通じてほかの国の情報をとることもありますし、幅広く情報をとっております。  委員がおっしゃったように、確かに、イラクに陸上自衛隊を送ったときは、私のところにも、私の友人の複数のアラブの人たちから、自衛隊を送るのはよくないよと、彼らは、ジャパニーズアーミー、こういうふ……

第168回国会 外務委員会 第4号(2007/11/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 当然のことながら、利権の食い物になってはいけない、こういうことでありますし、できることであればそういう誤解も避けるように行動しなければいけない、こういうふうに考えております。
【次の発言】 そういう席というのをもうちょっと特定して言っていただかないとわかりませんが、うんと限定して、日本ミライズだとか山田洋行からお誘いがあったことはありませんし、もちろん一緒に食事をしたことはありません。
【次の発言】 シーレーンというのは、政府が特別の定義を持って言っているかどうかは私自身よく存じませんが、一般的に使われている言葉でありまして、日本は資源のない国でありますから、海上輸送路、資源を……

第168回国会 外務委員会 第5号(2007/12/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 十一月二十日の日韓首脳会談で、委員がお話しになったようなことが話し合われたわけでありますが、東京の祐天寺には、朝鮮半島出身の旧軍人軍属の方々の御遺骨約千百体余りが保管されておりまして、二〇〇四年の首脳会談において、盧武鉉大統領から、これらの御遺骨を韓国国内の御遺族に返還するための作業を加速化したい旨の発言がありました。  その後、日韓両政府が鋭意調整を行ってきたところ、来年一月までをめどに御遺骨約百体が御遺族に返還されることになりました。  このような経緯を受けて、十一月二十日の日韓首脳会談では、福田総理から、これらの御遺骨が返還される運びとなったが、今後もこのような協力を進め……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第3号(2007/10/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 海上阻止活動というのは、要するに、インド洋をテロリストたちの自由の海にさせない、我々にとって平和の海にしたい、こういうことなんですね。  テロリストの自由の海にさせないということは、インド洋を通ってテロリストが世界に拡散していくことをさせない。あるいは、インド洋を通って武器の調達を自由にテロリストたちがするようなことをさせない。あるいは、アフガニスタンというのは、ケシの花、世界の九〇%以上を生産している国で、アヘンを売って、そして資金を調達する、その資金で武器を調達する、そういうことをさせない。  そして、さらに言えば、日本のタンカーも毎日通っているわけですね。毎日、三隻か四隻……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第5号(2007/10/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 日本はOEF自体に参加しているわけではありませんし、各OEF参加国が今委員が質問されたようなことについて一切公表しておりませんので、その点については日本政府としては承知していないということであります。  しかし、少なくとも、いわゆるテロリストを完全にかくまって、そしてテロリストに聖域を与えていたアフガニスタンのタリバン政権という政権が崩壊をしたということは間違いないことであります。
【次の発言】 OEF参加国自体は一切公表しておりませんので、それは知り得る立場にないわけであります。  ただし、先ほど言いましたように、タリバン政権は崩壊をいたしまして、アフガニスタン全土が、テロの……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第6号(2007/10/31、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 テロとの闘いやアフガニスタン復興支援は、国際社会全体の関心事項でありまして、何らかの協力を行っている国をすべて挙げることは極めて困難なのでありますが、例えば、OEFに対して何らかの協力を行っている国は七十五カ国、ISAFに参加している国は三十八カ国あるわけであります。復興支援分野では、我が国の主催で二〇〇二年一月に開催されたアフガニスタン復興支援東京会合を初め、大規模な国際会議には六十カ国以上が参加していると承知をしております。
【次の発言】 我が国の海上自衛隊による給油活動及び民生支援は、米国、欧州のみならずアジア諸国や中東諸国等を含む国際社会全体から高い評価を得ているわけで……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第7号(2007/11/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 現行のテロ対策特措法を制定する契機となったのは二〇〇一年の九・一一同時多発テロでありますが、これは二千九百七十三名の方々が亡くなっている、日本人二十四名も犠牲になっているわけであります。テロとの闘いは、我が国自身が当事者であるわけであります。  我が国は今、国際平和協力を今後どう進めていくかという岐路に立っている、こう思います。国際社会がテロとの闘いを初めとする多くの困難な課題を抱える中で我が国はいかなる役割を果たせるのか、これが問われているんだ、こういうふうに思います。  国際社会は、我が国に対し、普遍的価値を共有し、多くの国際協力をなし得る国として強い期待を有していると思い……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第9号(2007/11/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 今官房長官が答弁したとおりでありますが、テロとの闘いというのは国際社会の最重要課題であるわけであります。同時に、一日に発出された福田総理の談話にもあるとおり、テロとの闘いは、我が国自身の国益にかかわるものであり、だからこそ、我が国は補給活動を通じてその一翼を担ってきたのであり、この活動を速やかに再開する必要があると考えているわけであります。  今官房長官から説明ありましたように、イスタンブールで行われたイラクの安定化に関する外相会合の機会にも、小野寺副大臣からライス国務長官に対して説明をしているところでございます。こうした説明に対して、米国を含む各国からは、日本の貢献を高く評価……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第10号(2007/11/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 今の委員のいろいろな例え話、おおむね正しいんだと思います。うまく話すものだなと思って聞いていたわけであります。  国連の決議といっても、いろいろな態様の決議が考えられるわけであります。例えば、一三六八と言われるもので、テロを抑圧、防止するためにみんなで頑張りなさい、こういう決議もあるわけであります。それから、国連決議ではっきり、PKOでこういうものをつくって、そして国連の統括のもとにやりますというものもあります。それから、国連の決議でつくるんだけれども、ISAFのように、統括のもとに入らないで例えばNATOの指揮下でやるとか、そういうものもあります。そして、一番大きいものは国連……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第11号(2007/11/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 テロリスト及び関連物資の海上移動の阻止、抑止でありますが、これはインド洋をテロリストの自由にさせないという観点から極めて重要でありまして、アフガニスタン国内のテロリストの移動や、物資、資金調達を含む行動の自由を奪う大きな制約要因となっているわけであります。  このような海上阻止活動の抑止効果、抑止効果でありますから単純に数値化できるものではありませんけれども、アフガニスタン国内のテロ治安対策や復興支援の円滑な実施を下支えしている、これは間違いないところだと認識をしております。
【次の発言】 これまで海上自衛隊の給油活動については、パキスタンの政府要人からも、あるいは同国の報道で……

第168回国会 国際テロリズムの防止及び我が国の協力支援活動並びにイラク人道復興支援活動等に関する特別委員会 第12号(2007/11/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 アルカイダ並びにそれを支援するタリバン、そういうことでございます。
【次の発言】 タリバンというのはかなり幅の広い人たちで構成されておりますが、タリバンの中枢部分、明らかにアルカイダをかくまっていたり支援をしている、そういう人たちはテロリストの一部、こういうふうに思っております。
【次の発言】 アルカイダという一つの組織があるわけでありますから、そういう人たちは組織的、継続的にテロ活動をやっている。そして、その人たちをタリバン政府が完全に支援をし、かくまっていた、こういうことでありますから、その実行犯だけということではありません。

第168回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号(2007/10/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 外務大臣を拝命いたしました高村正彦でございます。  衆議院北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会の開催に当たり、山本拓委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  拉致問題は、我が国国民の生命と安全にかかわる重大な問題であり、我が国の外交上、最重要課題の一つであります。我が国は、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現し、不幸な過去を清算して国交正常化を図るべく、最大限の努力を行ってまいります。  十月三日に採択された六者会合の成果文書において、日朝関係についても、日朝双方が具体的行動を実施していくことが明記されました。今後とも、六者会合などの場を通じ、関係国とも……

第168回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2007/12/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 ただいまの御決議に対し、所信を申し述べます。  政府としては、ただいま採択された御決議の趣旨を踏まえつつ、すべての拉致被害者の一刻も早い帰国を実現し、不幸な過去を清算して北朝鮮との国交正常化を図るべく、引き続き米国と緊密に連絡していく考えであります。
【次の発言】 今、アメリカ大使館においては議会対策専属の人が四名いるわけでありますが、重要な問題については、議会対策、大使以下、全館員がやるということをやっております。専属が四名しかいないということで、常に議会だけをやっている人が四名、必要な場合には総動員でやるという体制をとっているということを申し上げておきたいと思います。  そ……

第168回国会 予算委員会 第2号(2007/10/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 ミャンマーの人は、非常に親日的な人が多い。日本人も、ミャンマーが、あるいはビルマが好きだという人がたくさんいるわけでありますが、そういう中で、どうしても民主化プロセスを進めてもらわなければいけない、こういうふうに思っております。  日本は、アウン・サン・スー・チーさんが拘束されて以来、今までしていた経済協力も人道支援等にうんと絞ってやってきたわけでありますが、今度の長井さんが亡くなったこと、あるいはその他、極めて強圧的なデモ鎮圧、実力行使に出た、こういうことも踏まえてさらに絞り込むということをしたい、こう思っております。  ただ、人道支援を全部やめてしまえという意見もあるわけで……

第168回国会 予算委員会 第3号(2007/10/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 指示はなかったと思うと記者会見で述べているというのは事実に反するということであります。報道にそういうことがあったということであります。  事実は、ホルムズ准将発言の意図は、海上阻止活動を実施するタスクフォースにおける詳細かつ具体的な作戦指示については知り得る立場にないということを言っただけであります。ちゃんと言った言葉を検証してみてください。
【次の発言】 カルザイ政権が成立してからは、カルザイ政権、領域国の同意で各国が活動している、こういうことであります。  それから、OEF・MIOの方は、各国がこれをやるわけでありますが、これは、無線照会というのは別に国際法上何もできないと……

第168回国会 予算委員会 第4号(2007/10/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 まさに人道復興支援とそれからテロ対策、これは車の両輪でありまして、日本は既に十二・四億ドル支払っている。これは、アメリカ、イギリスに次いで三番目のお金を出して、そして、人間もそれなりに行っていろいろなことをしているわけであります。  ただ、今、アフガニスタン全土が退避勧告という、危険情報でいうと一番強い危険情報が出ているわけでありまして、これ以上文民をふやすということはなかなか難しい。一般の民間人には全部帰ってきてくださいと言っている中で、これ以上文民をふやすことがなかなか難しいという状況にあることも御理解をいただきたいと思います。  今、日本の中で、専ら海上自衛隊の補給活動ば……


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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 安全保障委員会 第1号(2008/02/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 衆議院安全保障委員会の開催に当たり、嘉数委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げます。  まず初めに、さきの臨時国会において補給支援特措法が成立しましたことに関し、委員長初め委員の方々に御礼申し上げます。  海上自衛隊の補給活動が一時中断した際には、各国から活動再開を求める声が多く寄せられました。このことは、我が国が湾岸危機以来十五年かけて積み上げてきた努力でかち得た国際社会の信頼と評価の重みを改めて認識させられる契機となりました。我が国はこの経験を踏まえ、引き続き、国際社会における責任を果たしていかなければなりません。  我が国は、平和で安定した国際社会という基盤の上……

第169回国会 安全保障委員会 第2号(2008/02/22、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 委員と怒りを共有するものでございますが、再発防止策あるいは原因究明、綱紀粛正、そういったことを、本当に実効性のあるもの、そして継続的なもの、委員から前にお聞きしたと思いますが、最初はそれなりにやっても、司令官がかわるとまた全然だめになってしまうとか、そういうようなこともお聞きしましたので、これが継続的にいく、そして、真に何をすれば実効的なものかということを、我々としても関心を持っていろいろ米軍側に求めていきたいと思っています。
【次の発言】 今石破大臣がおっしゃったとおりでありますが、普天間の基地を移設する、そして八千人の海兵隊員をグアムに移す、そして嘉手納以南の基地を返却する……

第169回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第2号(2008/02/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 沖縄及び北方問題に関する特別委員会の開催に当たり、藤村修委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつをし、所信を申し述べます。  まず、沖縄に関する事項について述べます。  昨今の北朝鮮の行動に見られるように、アジア太平洋地域には依然として不安定性と不確実性が存在しています。日米同盟は我が国外交のかなめであり、我が国の安全と地域の平和と安定のため、幅広い分野で信頼関係の強化に努めていくことが今後とも不可欠であります。弾道ミサイル防衛を初めとする日米安保・防衛協力を強化してまいります。  一方、沖縄には在日米軍の施設及び区域が集中していることにより、沖縄県の方々に多大の負担をおかけして……

第169回国会 沖縄及び北方問題に関する特別委員会 第3号(2008/04/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 委員がおっしゃるように、戦中、戦後、今日に至るまで沖縄県民に大変な負担をかけているということを大変申しわけなく思っておりますし、その負担を少しでも軽減するために、基地の整理縮小、これはしっかりと取り組んでいかなければいけない課題である、こういうふうに思っております。  市街地の真ん中にある普天間基地をまず移転する、そして、海兵隊員八千人をグアムに移転する、そして嘉手納以南の基地の整理縮小、こういったことも、既に決まっていることをきっちりやっていくということ、まずやらなければいけないことだ、こういうふうに考えております。

第169回国会 外務委員会 第1号(2008/02/22、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 外務委員会の開催に当たり、平沢委員長を初め委員各位に謹んでごあいさつを申し上げますとともに、現在の主な国際情勢について報告をいたします。  我が国の国益である我が国国民の幸福及び我が国の平和と繁栄の確保は、世界の平和と繁栄の実現なくしてあり得ません。我が国は、日米同盟の堅持と国際協調を外交の基本とし、近隣諸国や国連等とも緊密に協力してまいります。  日米同盟を一層強化するため、米国と幅広い分野で緊密に連携するとともに、両国間の交流を促進してまいります。在日米軍再編についても、地元の切実な声に耳を傾けつつ着実に進めてまいります。今般の在日米軍兵士による暴行事件は極めて遺憾であり、……

第169回国会 外務委員会 第2号(2008/03/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 チベットの問題につきましては、歴史的に複雑な背景もありまして、従来から、チベットの帰属及び人権の保障状況をめぐって、ダライ・ラマを中心とするいわゆるチベット亡命政府と中国政府との間で異なる立場の主張がなされているわけであります。  今回の事態におきましても、原因、背景及び現状について、中国政府とダライ・ラマ側との見解が異なっており、また、直接的に入手できる情報が非常に限られているわけであります。政府として、いまだ確たる認定を行うに至っていないということであります。  我が国としては、引き続き懸念を持って情勢を注視しつつ、中国国内外の関係者や諸外国政府との情報交換を通じて、関連情……

第169回国会 外務委員会 第3号(2008/03/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 TICADのキーワードはオーナーシップ、自助努力ということでありますが、かなり、自分たちが積極的に何をしていこう、こういう姿勢が見えてきたように思いました。  積極的に、具体的にどういうふうにしていこうと、過大とも思えるようないろいろなものが出てきた。それはそれで、全部こたえられるかどうかは別として、結構なことだ、こういうふうに思っております。
【次の発言】 今月の二十日、二十一日、ガボンで開催されたTICAD4閣僚級準備会議に共同議長として参加をしてまいりました。三十名以上の閣僚の参加を得て活発な議論を行って、アフリカ諸国のTICAD4に対する期待の大きさを改めて実感したわけ……

第169回国会 外務委員会 第4号(2008/04/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 その考えを踏襲いたします。
【次の発言】 基本的にそのとおりでございます。
【次の発言】 我が国は、従来より、東南アジアや中央アジア、中東欧といった地域において、民主化や市場経済化を進める国々との対話やODA等を通じた協力をしてきているわけであります。本年の外交白書におきましても、昨年一年を通じて、日本外交の地理的な拡大と深化が顕著に進み、民主化や市場経済化を進める国々との間で関係強化が進んだ旨、記述しているわけであります。  具体的に申しますと、我が国が昨年末から本年年初にかけて、V4プラス1外相会合、日本とチェコ、ハンガリー、ポーランド、スロバキアとの対話の枠組みや、日本G……

第169回国会 外務委員会 第5号(2008/04/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 極めて遺憾であるということをまず第一に伝えると同時に、逮捕状が発付されたので、起訴前の身柄の移転を求めました。基本的には、その二点でございます。
【次の発言】 委員が御指摘のように、再三再四、事件が現実に起きているわけで、極めて遺憾なことであり、本当に、それぞれ基地の近辺の住民の方は大変不安であろうと。  これをなくすために、これも委員がおっしゃったとおり、事件を早期に解決するということと、そして何よりも重要なのは、再発防止をきちっとやっていくということだと思います。再発防止については、日米で当面の措置というのを発表いたしました。あれを着実にやっていくというのがまず必要だと思い……

第169回国会 外務委員会 第6号(2008/04/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 外交を通じて国益を追求し、実現していくためには、それを支える外交実施体制の強化が不可欠であります。自民党におきまして、外交力強化のための提言をまとめていただき、そのために猪口議員には大きな貢献をしていただいたこと、改めて感謝を申し上げるものでございます。  在外公館は、外交活動の拠点であるとともに、日本の顔、邦人保護の最後のとりでであり、その増強は、外交力の強化を図る上で不可欠であります。さらに、国益を踏まえた外交を強力に展開するために設置された在外公館がその機能を十分に発揮するための適正な人的体制と予算を確保することが不可欠であります。また、職員の能力を発揮させていく上では、……

第169回国会 外務委員会 第7号(2008/04/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 国連は、唯一の普遍的かつ包括的な国際機関といたしまして、国際の平和及び安全の維持を初め、経済的、社会的、文化的及び人道的な国際問題を解決し、自由及び基本的人権を保護、促進する上で中心的役割を果たすという広範な使命を有しておりまして、そういう認識は全く変わっていないところでございます。  今日の国際社会は、グローバル化の進展により、テロや大量破壊兵器の拡散、気候変動、感染症等、各国の協調した対応を必要とする地球規模の問題に直面しており、国連を初めとする国際機関を通じた多国間外交の役割がますます大きくなっているわけであります。  このような中で、我が国としては、二国間外交のみならず……

第169回国会 外務委員会 第8号(2008/04/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 日中間の人的往来は非常に盛んでありまして、交流の増加に伴い、自国における相手国民による犯罪も増加しております。近年の国際犯罪の増加という背景のもと、日中間で刑事共助をより効果的に行うことが日中関係全体の観点から望まれているわけであります。  この条約を締結する意義の一つは、我が国と中国との間で共助の実施が条約上の義務となる、一方の国から請求する共助が相手国において一層確実に実施されることを確保できる点にあるわけであります。被請求国は、条約第三条に定める、共助を拒否できる場合に該当しない限り、請求された共助を実施する義務を負うこととなりまして、刑事共助が迅速かつ着実に行われること……

第169回国会 外務委員会 第9号(2008/04/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 今回の判決は、自衛隊のイラク派遣等の違憲確認及び差しとめを求める訴えは不適法なものであるとして却下されたものであります。また、損害賠償請求は法的根拠がないとして棄却されたものであります。要するに国側勝訴の判決であります。  航空自衛隊の空輸活動が違憲であると判示した部分は、判決の結論を導くのに必要のない傍論、私は暴力の暴とは言っておりません、傍らの論であります。  このように、本件裁判の控訴人の請求は、自衛隊のイラク派遣等が憲法に反するかどうかを判断するまでもなく却下あるいは棄却されるべきものであると、政府は最初からそう思っていたわけであります。したがって、政府は、裁判において……

第169回国会 外務委員会 第10号(2008/04/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 二十一日に行われた日韓首脳会談では、核問題について、北朝鮮が早期に完全かつ正確な申告を提出する必要性が確認されましたが、この点については、先週末の米韓首脳会談でも認識が一致したものと承知をしております。  また、北朝鮮による拉致問題を含む人道、人権の問題についても、日韓首脳は、この問題が両国にとって重要であることを確認し、李明博大統領から、拉致問題の解決のためできる限りの協力をしたいとの立場が示されました。  さらに、李明博大統領から、北朝鮮による核放棄と北朝鮮支援を比較的明確に関連づける、非核・開放・三〇〇〇政策について説明がありました。この政策については、私も四月四日の日韓……

第169回国会 外務委員会 第11号(2008/05/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 先ほどまで福田総理と胡錦濤国家主席の会談に同席していたわけでありますが、非常に充実した有意義な会談であったと思っております。  両首脳は、多くの共通認識を得て、その方向性を示す指針となる共同声明に署名をいたしました。  互恵的な協力を進める観点からは、気候変動問題に関し、二〇一三年以降の実効的な枠組み構築に向けた協力やセクター別アプローチへの前向きな評価で一致をし、その成果を気候変動に関する共同声明として発出をいたしました。  また、国民同士の相互理解を深めることが極めて重要との観点から、両首脳は、青少年交流の重要性や政策の透明性を高めることなどで一致をいたしました。  アジア……

第169回国会 外務委員会 第12号(2008/05/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 胡錦濤中国国家主席の訪日は、中国国家主席として十年ぶりの訪日であります。この重要な節目におきまして、両国首脳が長期的、大局的観点から率直に語り合い、大きな存在となった日中両国がその責任をかみしめ、絶えず相互理解、相互信頼を深め、互恵協力を拡大しつつ、アジア太平洋及び世界のよき未来をともにつくり上げていくとの日中関係の歩むべき方向性を示したことに大きな意義があると考えております。両首脳が懸案についても率直に話し合って、相互理解を深め、問題解決にともに取り組み、二国間あるいは地域や国際社会における協力を深めていくという日中関係のあるべき姿を身をもって示されていたと考えております。 ……

第169回国会 外務委員会 第13号(2008/05/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 八日に行われた日豪外相会談では、捕鯨問題に関する互いの立場が異なることを前提に、捕鯨問題が良好な二国間関係を阻害すべきでなく、外交的解決を目指す努力をしていくこと、また本件については引き続き二国間及び国際捕鯨委員会の場で議論を行っていくことで一致をいたしました。  私からは、問題の解決に向けて科学的議論が必要である旨指摘をいたしました。それぞれの国に国民感情というものがありまして、それはそれぞれの国の文化に根差しているんですが、どちらかの文化が文化をどちらかの国に押しつけるということではなくて、科学的根拠に基づくことであれば幾らでも耳を傾けますよと私の方から申し上げて、科学的基……

第169回国会 外務委員会 第14号(2008/05/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 五月二十八日から開催する第四回アフリカ開発会議、TICAD4では、「元気なアフリカを目指して」の基本メッセージのもと、成長の加速化、人間の安全保障の確立、環境・気候変動問題への対処を重点事項としております。これら重点事項のもとで、アフリカにおけるミレニアム開発目標達成の方途について、アフリカ諸国や国際機関の代表者らと幅広く議論する予定であります。  本年は、MDGs達成に向けた中間年に当たります。我が国としては、TICAD4においてMDGs達成に向けたアフリカ諸国及び国際社会の強い意思と英知を結集したい、こう思っております。  成長の加速化、人間の安全保障、環境・気候変動問題へ……

第169回国会 外務委員会 第15号(2008/05/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 今、日を追うごとに被害の拡大が確認されておりまして、委員もさっきおっしゃったように、死者は四万人を超えて、負傷者が二十五万人近くに達しております。  我が国としては、地震発生直後に五億円相当の緊急援助物資及び緊急無償資金協力の供与を決定して、既に一部実施しているということでございます。また、中国側の要請を受けて、国際緊急援助隊の派遣も行っており、十六日から被災地で捜索救助活動を行ってきた救助チームがけさ帰国した一方、昨晩、医療チームを現地に派遣したところでございます。  日本政府としては、深刻な被災地の状況を踏まえて、中国政府からの追加支援の要請があれば、今後の被害の状況やニー……

第169回国会 外務委員会 第16号(2008/05/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 このたびの、国際緊急援助隊が中国で評価されて、そしてその評価したことをまた日本の国民が評価するという、それなりにいい循環が生まれたということ、これは大変すばらしいことだと思いますし、国際緊急援助隊のようなものをさらに強化するということは私は大変結構なことだと思っております。まさにこれは得意分野でありますし、あるいは貧困の撲滅というようなことをODA等を通じてやるということも得意分野だと思っております。  ただ、ここは不得意分野だから一切やらなくていいということが国際的に通用するかどうかという話もある。それなりのバランスも必要だ、こういうふうに思っております。

第169回国会 外務委員会 第17号(2008/06/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 今回のハイレベル会合では、現在の食料価格高騰問題に対応するため、短期的、緊急的に国際社会として何ができるか、また、中長期的にいかなる対策をとるべきかという点が議論されたわけでございます。個別の論点としては、幾つかの国でとられた輸出規制の是非及び食料生産とバイオ燃料普及の関係をどう見るか、そういったことが議論されたわけであります。  輸出規制については、食料輸入国の多く、特に開発途上国の輸入国側でこれを非難する声が強かった一方で、輸出国側からは、緊急時に自国民を優先させざるを得ないと強い反発があったわけであります。  バイオ燃料については、食料生産への悪影響を懸念する声が強かった……

第169回国会 決算行政監視委員会 第2号(2008/04/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 既に捜査が始まっていると聞いておりますので、法と証拠に基づいて捜査当局で厳格に処理をしてもらえる、こう思っておりますが、当然のことながら、JICAにおいても、そういうことをきっちり配慮した上でこれから対処していくことになる、外務省としてもそれを見ていきたい、こういうふうに思っております。
【次の発言】 我が国といたしましては、マレーシアとの二国間関係及びマレーシアがASEANの域内協力の拠点であること、また、マラッカ海峡の沿岸国としての地政学上の重要性にかんがみてマレーシアへの援助を実施してきております。かかる考え方は、二〇〇二年に策定した対マレーシア国別援助計画にも明らかにし……

第169回国会 決算行政監視委員会 第6号(2008/06/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 ただいま議決されました政府開発援助、ODA事業に係る検証や評価、情報開示の推進につきましては、御趣旨を踏まえ、今後一層努力してまいる所存でございます。

第169回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2008/04/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 日本政府といたしましては、チベット自治区ラサ市において、市民と当局の衝突により死傷者が発生したことが確認された直後の三月十五日、情勢を懸念し、注視するとともに、関係者の冷静な対応を求め、事態が早期にかつ平和裏に鎮静化することを強く期待する旨の外務報道官談話を発出しました。また、こうした立場を中国側に申し入れるとともに、邦人の安全確保を要請してまいりました。  さらに、中国側に対し、国際社会の関心を踏まえ、透明性を確保し、状況の全容をオープンにしていくことが中国自身にとっても利益になる旨を伝えるとともに、状況の改善のために双方が受け入れられる形で関係者間の対話が行われるのであれば……

第169回国会 予算委員会 第3号(2008/01/29、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 例えば、ダルフール国連AU合同ミッション、UNAMIDと言われるものでありますが、二万六千人という未曾有の規模であって、かつ、スーダン政府の要求により、その要員はすべてアフリカ諸国から派遣される、こういうこととされたわけで、アフリカの平和維持能力向上支援のニーズが急増しているわけであります。  ことしの一月からUNAMIDは展開しておりますが、どうしても訓練されたPKO要員を緊急に派遣することが求められておりまして、このような措置は当初予算では定められておりませんので、我が国も、先進国の一つとして、国際社会から緊急にこの要員の支援が必要だということで、補正予算として計上している……

第169回国会 予算委員会 第4号(2008/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 昨年の十二月初めに訪中をいたしまして、ヨウケツチ外相とこの問題についていろいろ突っ込んだ意見交換をいたしました。そのときに、この問題の解決というのはかなり大変だなということと、それでも解決しなければいけないんだねという決意を共有したわけであります。  そして、昨年の末に福田総理が訪中されて、両首脳間でいろいろ意見交換をされ、そして、さらに双方の理解が進み、そういう中で、両方でこの問題を何としても可及的速やかに解決しよう、首脳間でそういう決意を共有したわけであります。  そういう中で、私としても、福田首相の命を受けて、この問題、可及的速やかに解決をしたいと全力を尽くす所存でござい……

第169回国会 予算委員会 第6号(2008/02/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 日本の方針は、あくまでCCW、特定通常兵器使用禁止制限条約の枠組みにおいて国際約束をつくろう、こういうことであります。  それで、中身について言えば、ことし一月に第一回CCW政府専門家会合が開催されて、我が国は、人道面と安全保障面のバランスを考慮しつつ、CCWの枠組みにおいて新たな国際約束を作成すべきことを改めて主張すると同時に、具体的には、信頼性、正確性の低いクラスター弾については一定の移行期間の後に使用を禁止すべきである、そして、その開発、生産、取得または移譲については即時に禁止すべきである、こういう主張を行ったところであります。これは、今までから一歩踏み出したことを言って……

第169回国会 予算委員会 第7号(2008/02/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 長井健司氏が亡くなられたことは極めて遺憾でありまして、政府といたしましては、これまでもミャンマー政府に対し強く抗議するとともに、事件の真相究明及びすべての遺留品の返還を強く求めているところでございます。  本件事件につき、ミャンマー側は非常に遺憾な出来事であった旨表明をしておりますが、事件の真相については、いまだ両国間で事実認識に相違があるわけであります。このため、現在もミャンマー政府に対して、両国の専門家を含めた形での真相究明の機会を設けるように強く求め、調整しているところでございます。  今後、かかる取り組みを粘り強く行っていく所存でございます。

第169回国会 予算委員会 第8号(2008/02/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 核軍縮、核不拡散というのは極めて大事なことでありまして、日本は唯一の被爆国でありますから、この点については、今までもそうでありましたように、これからも日本として国際社会で主張し続けていかなければいけない問題だ、こういうふうに考えております。  NPT体制あるいはCTBT、そういったことをきちっとやっていく。それは、非核兵器国が核を持たないようにすることはもちろんでありますが、核兵器国にも核軍縮をするということをきっちりやっていかないと、なかなか公平な、NPTというのは不公平ではないかというような意見もあるわけでありますから、核兵器国には核軍縮をきっちりやってもらう、そして非核兵……

第169回国会 予算委員会 第9号(2008/02/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 九条二項に当てはまる、こういうことです。
【次の発言】 地位協定上はそのとおりでございます。
【次の発言】 どこに住むかということは、日本に住む権限がある人については、何人も日本国憲法で居住の自由というのがあるわけであります。  そういう中で、米軍の綱紀のもとに、おまえは住んではいけないよ、そういうことを決めることは、それは非常に結構なことだ、してもらいたい、こういうふうに思いますけれども、日本国憲法のもとで、日本国に住むことが許されている人たちに、地位協定上あなたは基地の中にしか住んじゃいけないよ、そういうことを地位協定で決めるということはあり得ない話だ、こういうふうに思って……

第169回国会 予算委員会 第10号(2008/02/18、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 これまでも綱紀粛正、再発防止のためのさまざまな取り組みが行われてきたにもかかわらず今回の事件が発生したことは、極めて遺憾であります。このため、在日米軍は、再発防止策を検討するためのタスクフォースを設置し、また、政府としても再発防止策を再点検しているところでございます。これに当たりましては、再発防止策が真に実効的かつ包括的なものとなるようにする考えでありまして、また、米側が行う再発防止策が適切なものとなるように、日米間で緊密に協議を行っていく考えでございます。  今いただいた提案は、このような検討の中で大いに参考とさせていただきたいと考えておりますし、今委員がおっしゃったように、……

第169回国会 予算委員会 第11号(2008/02/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 日本側訪中調査団が中国側に提供を要請した中国側調査資料については、その後、累次、提出方、督促しておりますが、十九日現在、いまだ入手しておりません。本日現在、入手しておりません。我が方としては、引き続き中国側に対し、その提出方、強く働きかける所存でございます。
【次の発言】 十日の在沖海兵隊員による未成年者に対する暴行容疑事件を受けて、米側に対して綱紀粛正、再発防止の強化を申し入れている最中に、また、在日米軍みずから米軍人等に対する再教育や再発防止等の再点検に着手しているにもかかわらず、在沖海兵隊員が酒酔い運転や住居侵入で逮捕されたことは、まことに遺憾であります。  このため、米……

第169回国会 予算委員会 第16号(2008/02/29、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 このたびの忌まわしい、まさに忌まわしい事案については極めて遺憾だと思っていますし、また、沖縄県民の中に地位協定を変えてほしいという意見があることも私は承知をしております。  ただ、一方で、今度の事件だけについて言えば、最初から身柄は日本の警察が押さえているので、これは、今度の事件だけについて言えば、捜査に全く支障がないということが言えるわけであります。  一般論として、それではどうすべきかということについては、こういうことがあった場合に機敏に対応する。あってはいけないことでありますけれども、あった場合には機敏に対応するという意味では、運用の改善でやっていった方が私ははるかにベタ……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 経済産業委員会 第11号(2009/05/08、44期、自由民主党)

○高村議員 中小企業者及び中堅事業者等に対する資金供給の円滑化を図るための株式会社商工組合中央金庫法等の一部を改正する法律案の提案理由及び要旨を御説明申し上げます。  本法案の主な内容は、株式会社商工組合中央金庫法の一部改正と産業活力の再生及び産業活動の革新に関する特別措置法の一部改正であります。  まず、株式会社商工組合中央金庫法の改正について御説明申し上げます。  深刻さを増す経済危機により、景気は一段と厳しさを増し、中小・中堅を問わず、多くの企業が資金繰りに苦しんでおります。このような中、商工中金による危機対応業務は大きく伸びており、現在提出されております補正予算案におきましても、貸付枠……


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各種会議発言一覧(衆議院44期)

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第169回国会(2008/01/18〜2008/06/21)

第169回国会 決算行政監視委員会第一分科会 第1号(2008/04/21、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 平成十八年度外務省所管一般会計歳出決算につきまして、その概要を御説明申し上げます。  歳出予算現額は九千三百二十九億二千百二十万円余でありまして、支出済み歳出額は八千五百十億五千五百三十二万円余、翌年度繰越額は七百九億六千三百七万円余、不用額は百九億二百八十万円余であります。  歳出予算現額の内訳は、歳出予算額八千七百二億六千五百六十三万円、前年度繰越額五百八十七億千六百三十三万円余、予備費使用額三十九億三千九百二十三万円余であります。  以上、平成十八年度の外務省所管一般会計の決算につきまして、その概要を御説明申し上げました。  何とぞ、御審議のほどよろしくお願い申し上げます……

第169回国会 予算委員会第三分科会 第2号(2008/02/28、44期、自由民主党)【政府役職】

○高村国務大臣 平成二十年度外務省所管予算案について概要説明をいたします。  平成二十年度一般会計予算において、外務省は六千七百九十三億七千二百万円を計上しております。これを前年度と比較いたしますと、一・三%の増額となっております。また、ODA予算は、外務省所管分として、対前年度比三・〇%の減額の四千四百七億二千九百万円となっております。  外交は、中長期の観点を踏まえ、国益を確保することを目的とするものであります。我が国の国益である我が国国民の幸福及び我が国の平和と繁栄の確保は、世界の平和と繁栄の実現なくしてあり得ません。平和な世界をつくるため、平和協力国家として、我が国の外交を積極的、機動……



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データ更新日:2023/02/05

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