中川昭一 衆議院議員
44期国会発言一覧

中川昭一[衆]在籍期 : 37期-38期-39期-40期-41期-42期-43期-|44期|
中川昭一[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは中川昭一衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院44期)

中川昭一[衆]本会議発言(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 衆議院本会議 第4号(2005/09/28、44期、自由民主党)【政府役職:経済産業大臣】

○国務大臣(中川昭一君) 原油価格高騰への対応についてお答え申し上げます。  原油価格上昇がガソリン、軽油等の石油製品価格に与える影響につきまして、全国のガソリンスタンドでのモニタリング地点を昨年六月から倍増し、監視の強化を図るとともに、中小企業を含めた我が国経済、産業に与える影響につきまして、これまで累次にわたりきめ細かい実態調査に努めてきたところでございます。  先週発表した調査結果では、大企業につきましては、総じて見れば、影響が深刻化している状況は見られなかった一方、中小企業につきましては、約六割の企業が収益を圧迫され、九割近くの企業が価格転嫁が困難となるなどの実態が明らかになりました。……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 衆議院本会議 第2号(2006/01/23、44期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(中川昭一君) 久間議員にお答えいたします。  まず、米国産牛肉の輸入禁止問題でございますけれども、一月二十日に、農林水産省動物検疫所における輸入検査におきまして、米国産牛肉に危険部位の混入が確認されましたが、議員御指摘のように、直ちにすべての米国産牛肉の輸入手続を停止いたしました。これは、我が国の水際対策が有効に機能したものと考えております。  今回のように、米国が日米間で合意したルールを遵守していない牛肉を輸出したことは極めて遺憾であり、二度とこうしたことが起きることのないよう、米国に対し、原因究明と再発防止を強く求めているところでございます。今後とも、国民の食の安全、安心を大前……

第164回国会 衆議院本会議 第14号(2006/03/16、44期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(中川昭一君) 小宮山議員にお答えいたします。  まず、大型店舗の出店が都市近郊農業に与える影響についてでありますが、都市近郊農業は、新鮮な農産物の供給のみならず、子供を含めた情操の育成など多面的な役割を果たしておりますが、その振興のためには、優良な農地を良好な状態で確保していくことが重要であると考えております。  一方、都市近郊における大型店舗等の立地については、狭小な国土の我が国において、非農業的土地需要に対しても適切に対応する必要があることから、優良農地の確保を基本とし、周辺の農業生産に支障が生じないよう留意しつつ、農地の転用を認めてきているところであります。  今後とも、農地……

第164回国会 衆議院本会議 第15号(2006/03/17、44期、自由民主党)【政府役職:農林水産大臣】

○国務大臣(中川昭一君) 農業の担い手に対する経営安定のための交付金の交付に関する法律案の趣旨につきまして、御説明申し上げます。  近年の我が国農業をめぐる情勢を見ますと、農業従事者の減少、高齢化による農業の生産構造の脆弱化が進む中、その構造改革を加速化するとともに、WTOにおける国際規律の強化にも対応し得る施策への転換を図ることが喫緊の課題となっております。  政府といたしましては、このような課題に対処し、国民に対する食料の安定供給の確保に資するよう、これまですべての農業者を対象に品目ごとに講じてきた施策を見直し、認定農業者等の担い手の経営全体に着目してその安定を図るために必要な交付金を交付……


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第166回国会(2007/01/25〜2007/07/05)

第166回国会 衆議院本会議 第3号(2007/01/29、44期、自由民主党)

○中川昭一君 私は、自由民主党を代表して、安倍総理の施政方針演説に対し、質問をさせていただきます。(拍手)  総理は、最初の国会において、美しい国づくりを高らかに宣言されました。国の骨格をなすものは、憲法、安全保障、教育であります。総理は、最初の国会で、教育の憲法とも言える教育基本法の改正をなし遂げ、また、安全保障のかなめとなる防衛省を実現しました。このことは、美しい国づくりの礎を築く大きな第一歩でありました。(拍手)  平成十九年度予算案もまた、時代の節目を画するものとして高い評価が得られるものと確信しております。  新しい年を迎え、我々は、美しい国づくりの具体的な方策を明示しながら、さらに……


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第170回国会(2008/09/24〜2008/12/25)

第170回国会 衆議院本会議 第2号(2008/09/29、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) 今般、さきに決定されました安心実現のための緊急総合対策を受けまして、平成二十年度補正予算を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要について御説明申し上げます。  まず、最近の経済情勢と、安心実現のための緊急総合対策につきまして申し述べます。  我が国経済は、バブル経済崩壊後の長い低迷から脱却し、持続的な景気回復を続けてまいりましたが、このところ弱含みを見せております。  また、我が国経済を取り巻く情勢を概観いたしますと、米国を初め、欧州や新興国など、世界経済全体において成長が鈍化してきております。国際金融市場が動揺するとともに、資源・食……

第170回国会 衆議院本会議 第3号(2008/10/01、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) 先ほど、民主党の政策は財源捻出が可能か、本当に実現できるのかについてのお尋ねがございました。  民主党が掲げていらっしゃる政策はすべて恒久的な施策であり、その実施のためには恒久的な財源が必要であります。しかし、民主党は特別会計の積立金などの一時的な財源も当てにしておられ、必要な財源が手当てされているとは必ずしも言いがたい印象を受けております。  また、地方向け補助金を一括交付金化することにより財源が捻出されると主張されておられます。しかしながら、地方向け補助金の七五%は社会保障や教育関係費であり、一括交付金化により歳出削減ができるとは考えにくいのが実情でございます。具……

第170回国会 衆議院本会議 第8号(2008/10/28、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) ただいま議題となりました金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案及び保険業法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  現在、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した外的な環境変化のもと、厳しい状況に直面する地域経済、中小企業を支援していくことが喫緊の課題であります。このため、国の資本参加によって、金融機関等の資本基盤の強化を図り、……

第170回国会 衆議院本会議 第11号(2008/11/18、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) 平沢議員にお答えいたします。  金融安定化フォーラムにおける新興国、途上国等の発言権などについてお尋ねがありました。  今回の首脳会合におきましては、金融安定化フォーラムは新興国に早急に加盟国を拡大すべきとされたところであります。  具体的な拡大の進め方につきましては、今後検討していくことになりますが、参加国が増加した場合に、金融規制、監督のスピードが鈍るのではないかとの懸念につきましては、テーマによって適宜作業部会を活用するなどの工夫が必要になるものと考えております。(拍手)
【次の発言】 上田議員にお答え申し上げます。  ヘッジファンドや格付会社に対する規制強化に……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 衆議院本会議 第1号(2009/01/05、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) さきに決定されました生活対策及び生活防衛のための緊急対策を受けて、平成二十年度補正予算(第2号、特第2号及び機第2号)を提出することとなりました。その御審議をお願いするに当たり、補正予算の大要について御説明いたします。  まず、最近の経済金融情勢と、生活対策及び生活防衛のための緊急対策について申し述べます。  現在、世界の金融資本市場は百年に一度とも言われる危機に陥っており、これに伴い世界的な景気後退が生じております。この影響を受けて、我が国経済におきましても、輸出や生産が減少し消費も停滞しており、景気は悪化しております。  こうした経済金融情勢に対応し、政府は、昨年……

第171回国会 衆議院本会議 第2号(2009/01/06、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) 保利議員の御質問にお答え申し上げます。  貸し手に対する必要な対応についてのお尋ねでございます。  現下の厳しい経済情勢のもと、貸し手である金融機関における適切かつ積極的な金融仲介機能の発揮が一層重要となっております。  このため、金融機関が地域経済や中小企業等に対して安心して資金供給できる環境を整備する観点から、自己資本比率規制の一部弾力化、貸し出し条件緩和債権に該当しない場合の取り扱いの拡充など、さまざまな措置を講じてきたところでございます。  また、改正金融機能強化法につきましては、成立後、一気呵成に施行するとともに、同法に基づく国の資本参加枠につきましても、現……

第171回国会 衆議院本会議 第6号(2009/01/28、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) 平成二十一年度予算の御審議に当たり、財政政策等の基本的な考え方について所信を申し述べますとともに、予算の大要を御説明申し上げます。  初めに、最近の経済金融情勢への対応について申し述べます。  世界の金融資本市場の状況を見ますと、米国などで急速に普及した証券化商品や金融派生商品に対して、金融機関が十分なリスク管理を怠った結果、大規模な損失が発生し、欧米主要金融機関において経営問題が表面化したこと等を契機に、市場全体が混乱に陥りました。百年に一度とも言われる金融危機であります。  金融資本市場の混乱は、信用収縮等を通じて実体経済に悪影響を及ぼし、世界的な景気後退が発生し……

第171回国会 衆議院本会議 第7号(2009/01/29、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) 田中議員にお答え申し上げます。  質問の順番が若干後先になるかと思いますが、お許しいただければと思います。  環境税の導入についての見解についての御質問でございます。  環境税につきましては、今後の税制抜本改革に関する議論の中で、地球温暖化対策に係るさまざまな政策的手法全体の中での位置づけ、課税の効果、国民経済や産業の国際競争力に与える影響などを十分に踏まえ、総合的に検討していくべき課題であると考えております。政府・与党におきましても、大綱等でこれについては言及しているところでございます。  続きまして、消費税の複数税率の導入についての御質問でございます。  消費税の……

第171回国会 衆議院本会議 第9号(2009/02/12、44期、自由民主党)【政府役職:財務大臣・内閣府特命担当大臣(金融)】

○国務大臣(中川昭一君) ただいま議題となりました財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行及び財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案及び所得税法等の一部を改正する法律案の趣旨を御説明申し上げます。  まず、財政運営に必要な財源の確保を図るための公債の発行及び財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案について御説明申し上げます。  第一に、平成二十一年度予算におきましては、歳出歳入両面において最大限の努力を行ったところでありますが、なお引き続き、国の財政収支が著しく不均衡な状況にあり、特例公債の発行の措置を講ずることが必要な状況となっております。  本法律案は、こうし……

中川昭一[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院44期)

中川昭一[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第163回国会(2005/09/21〜2005/11/01)

第163回国会 経済産業委員会 第1号(2005/10/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 このたび、小泉内閣のもとで引き続き経済産業大臣を拝命いたしました中川昭一でございます。谷口委員長を初め委員各位の御指導をどうぞよろしくお願いをいたします。  まず、官房企画室における研究費問題を初めとする一連の問題については、本年八月末に、関係者を厳正に処分し、抜本的な再発防止策を取りまとめました。現在、職員一同襟を正し、本来の経済産業省の任務をしっかりと果たすべく歩み始めております。  これまで、我が国の産業の再生と活性化に向け、新産業創造戦略の着実な実施などを進めてまいりました。現在、我が国経済は、民間主導による緩やかな回復を続けております。しかし、デフレが継続していること……

第163回国会 経済産業委員会 第2号(2005/10/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今、岡部議員から最初の質問ということで、私も、最初の質問のときに緊張と責任感を持って質問したことを、今、岡部議員のお顔を拝見しながら思い出しているところでございます。  さて、日本経済、全体としてマクロとしてはよくなっているというふうには言われております。しかし、経済産業省としては、ミクロを見るあるいは個別企業を見るという状況からはまだまだ全体としていいという判断はできないというふうに私は思っております。もちろん、全体としてはいいんでしょうけれども、そういう意味で、地域によって、茨城あるいは私の北海道も大変ひどいんです。そういう状況、あるいはまた業種によ……

第163回国会 経済産業委員会 第3号(2005/10/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  まず、牧原委員には、経済産業省時代に、省に対して、つまり国家に対して大変な御貢献をいただきましたことを厚く御礼申し上げます。  時間も限られておりますので、早速、まず貴重な資料を今拝見いたしました。大変参考にさせていただきます。私の資料ファイルにもこれはとじさせていただきます。著作権は牧原さんにあるということを前提に使用させていただきたいと思います。  これを見て、まず、日本は、御承知のとおり資源がない。したがって、輸入の方はやはり原料あるいは食料といったものが常に上位であることは、もう仕方がないというか当然だろうと思いますが、輸出については、これはある……

第163回国会 予算委員会 第2号(2005/09/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 日本は、貿易立国として、また、経済連携を積極的に強化していくことがある意味では国是でございまして、そういう中で、今積極的にEPA、経済連携の作業を進めております。  御承知のように、過去二年間におきましても、シンガポールの後メキシコ、あるいはまた、大筋合意としてフィリピン、マレーシア、タイというふうに、近隣の国々との関係を強化しております。これは、マルチのWTO協定を前提にして、バイでやっていくという世界の流れの中で積極的にやっていきたいということであります。  そういう中で、韓国につきましては、隣国であり、もとよりお互いに非常に関係が深いわけでございますから、この関係を強化し……

第163回国会 予算委員会 第3号(2005/10/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 金融は、もとより民間ができることは民間でというのが大原則だと思いますけれども、しかし、特に中小企業あるいはまた地域の企業については、体力的な面でも弱いわけでございますし、また、例えば創業支援であるとか、担保が十分ではないけれども経営が将来見込めるでありますとか、そういうものに対して、民でできない部分について政府系金融機関が、御指摘のように迅速かつ円滑にやっていくということが役割ではないかと思っております。  具体的には、例の貸し渋り対策でありますとか昨年の中越地震、あるいは今回の石油値上がり問題に対しまして、セーフティーネット貸し付けのような迅速かつ円滑に対応できるという政府系……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 決算行政監視委員会 第6号(2006/06/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今、谷垣大臣からも、また山田局長からも御答弁がありましたが、とにかく何兆円かけて農地を造成するんだ、その考えはもちろん百八十度変わったわけではございませんけれども、この十年間、平成五年に大飢饉も経験いたしましたし、また、食料・農業・農村基本法、基本計画というものを策定しているわけでございます。その大きな柱の一つは自給率の向上ということで、カロリーベースで四〇を何とか四五にしていこうという大きな目標のために、やるべきことをやっていく。  一つは、今参議院でも審議をしていただいております経営所得安定対策、これにおいて、三十七万ヘクタールの耕作放棄地を何とか、やる気と能力のある農業者……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第3号(2006/04/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 御指摘のように、いわゆる今度の金融機関で果たすべき役割の中で、農林水産に対して求められているものは非常に重要でございます。  そういう意味で、農業、林業、水産業、時間がかかるとかあるいは自然を相手にするとかいった農林水の特殊性をきちっと踏まえながら、これから役割を果たしていくことが大変大事だと思いますので、そういうことの御指摘のようなことにならないように、今後とも努力していきたいというふうに考えております。
【次の発言】 寺田委員御指摘のとおりでございまして、一般会計として、国有林の管理、保全、あるいは国民の安心、安全という観点からの治山事業、こういったものは引き続き国の仕事と……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第4号(2006/04/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 平成十九年度から抜本的な農業政策、新たな農業政策を導入するわけでありますが、その大きな柱がいわゆる品目横断的経営安定対策、委員の資料にも書いてあるところでございます。  今までは、食糧管理特別会計は主要食糧の需給、価格の安定を図る事業、それからもう一つの基盤強化特別会計はいわゆる担い手への農地の利用集積を行う事業を主にやってきたわけでありますが、品目横断ということになりますと、米、麦、大豆、砂糖、でん粉といったものに対して総合的に、米はちょっと違いますけれども、総合的に支援をしていくということでございますので、今まで食管の中にあったものを、同じようなものを経営安定に関する勘定と……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第7号(2006/04/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 菅野委員御指摘のように、日本は国土の三分の二が森林であります。そしてまた、日本は、細長い背骨のような三千メートル級の山があって、急速に海に向かって落ちていく。しかも、雨の量は、千七、八百ミリ平均で降るという地域でありますから、仮に森林がないと、これはもう洪水という状況になって、農業用水も生活用水も工業用水もできませんし、もちろん治水事業も非常に厳しいものがあるということであります。  木材の生産という経済面だけではなくて、公益的機能というものは菅野委員が御指摘のとおり文字どおり多面的であって、これを守り育てていくということは、その意義は、プラスになることがあっても減ずることはな……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第9号(2006/04/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 篠原委員はこの問題、御専門でありますが、九八年から九九年にかけまして国有林野の抜本的な見直しがあって、業務の見直し、あるいはまた収支、支出、債務の見直し、そしてまた人員につきましても見直しをやっているわけであります。  そもそも、山あるいはまた木が果たしている役割というのは、文字どおり多面的でありまして、経済的な観点から位置づけられるものと、それから公益的な観点、つまり、収支をある意味では短期的には度外視して、国土保全あるいはまた水源涵養その他多面的機能、これはもう篠原委員、よく御存じのことだと思いますので、一々省略いたしますけれども、そういう観点とに分けて、今回の法律というも……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第10号(2006/04/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 国土の三分の二を占める森林あるいは林野事業の重要性というものは、もう改めて谷委員に申し上げるまでもないと思います。  そういう観点の中で今またこの法案を御審議いただいているわけでありますが、そういう中で、平成二十二年に向かいまして、これから、今御指摘のような、例えば条文で言うと二十八条とかいった形で努力をしてまいるわけでありますけれども、その後、民でできるところは民でということで独法にいくわけでありますが、その場合に、債務がどうなるかという、後の議論として税の議論が出てくるんだろうと思います。  現時点におきましては、できるだけ債務については、御指摘のような平成十年からスタート……

第164回国会 行政改革に関する特別委員会 第13号(2006/04/19、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 平成十二年度からの五年間、五百万円以上、本省発注分の随意契約において、契約書を作成していないものが、電気事業者、ガス事業者、水道事業者との長期契約分、それから造幣局との契約八件がございまして、これは二十件でございます。千百三十二件中千百十二件、九八%が契約書の作成を行っております。  また、公益法人との随意契約につきましては、百七十七件であり、一〇〇%契約書を作成しております。

第164回国会 農林水産委員会 第1号(2006/01/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 このたび、農林水産大臣を拝命いたしました中川昭一でございます。  委員長初め農林水産委員会の先生方には、大変な御指導をこれからいただくことを心から感謝と同時に、どうぞよろしくお願いをいたします。  現在、農林水産行政は、意欲と能力のある担い手に対する新たな経営安定対策の導入や、本年四月末のWTOのモダリティー確立に向けた農業交渉への対応など、内外にわたる幅広い政策課題に直面しております。また、米国産牛肉の輸入問題や鳥インフルエンザの発生等、国民の関心が高い問題への適切な対応が求められております。  私は、農林水産行政の責任者として、今国民に真に求められているものは何かを見きわめ……

第164回国会 農林水産委員会 第2号(2006/02/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 農林水産委員会の開催に当たりまして、私の所信の一端を申し上げます。  まず初めに、昨年十二月以来の寒波や大雪により被災された皆様方に対し、心からお見舞い申し上げます。農林水産関係におきましても各地で大きな影響が発生しており、被災された方々への支援を初め、生鮮食料品の円滑な供給や価格の安定に万全を期してまいります。  このたびの寒波、大雪で改めて痛感させられたように、農林水産業、農山漁村は、食料の安定供給を初め、国民の命や暮らしの基盤をなす重要な役割を担っております。このような農林水産業、農山漁村ですが、内外の諸情勢の変化の中で大きな転換期を迎えております。  こうした折、私は農……

第164回国会 農林水産委員会 第3号(2006/02/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  まず冒頭、米国産牛肉輸入問題に係る米国側報告書に関する報告について御報告させていただきます。  委員長初め委員各位におかれましては、日ごろから農林水産行政の推進に格段の御理解と御指導をいただき、厚く御礼を申し上げます。委員会の冒頭にお時間をいただきまして、米国産牛肉の輸入問題につきまして発言させていただきたいと思います。  米国産牛肉につきましては、食品安全委員会における科学的な議論を経て昨年十二月十二日に輸入再開を決定し、あわせて水際における輸入検査の強化を行ってきたところであります。  このような中、本年一月二十日に、成田空港に到着した米国産牛肉の検……

第164回国会 農林水産委員会 第4号(2006/03/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  まず、先ほどの電気製品のリサイクルでありますけれども……(松木委員「答えなくていいですよ」と呼ぶ)答えなくていいということでございますが、たまたまきのう参議院の予算委員会でも同じような質問が出たので。酪農、農業関係者の皆さん、四月一日以降大変厳しいことを心配しているという趣旨の質問、答弁がございましたので、私も重たく受けとめさせていただきたいと思います。  松木委員と私のところは道東ということで、同じような農業形態なわけであります。御指摘のように、カロリーベースで、日本は今から四十年ほど前は七〇%ほどあったものが急速に減ってきて今四〇%、北海道は約二〇〇……

第164回国会 農林水産委員会 第5号(2006/03/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今、黄川田委員の御指摘でございますが、経済産業省におきましては、産業技術総合研究所ということで、技術研究をほぼ一本化しているわけでございます。他方、バイオテクノロジー、ライフサイエンスといった現段階での省庁横断的なところにつきまして、一体的にやるべきだという御指摘はそのとおりだと私は思います。  今大学でも昔の何とか学部を超えたような研究あるいは学問がいっぱいあるわけでございますから、そういう意味で、私は、日本が本当に競争力を持っていかなければいけないこの分野においては、省庁の垣根あるいはまた学部の垣根、こういったものは取り払っていく必要があると思います……

第164回国会 農林水産委員会 第6号(2006/03/23、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今お話を伺っていて、今から七、八年前に私の地元で牛の口蹄疫というのが出まして、一戸の農家で七百頭の牛、成牛を処分して、大変に厳しい状況を私も視察してまいりました。  そういう中で、地元あるいはまた道、国でいろいろな対策をとったわけですけれども、今御指摘のように、殺処分にしてから新たに経営が再開できるまでの間にタイムラグがある、まして収益までタイムラグがあるというときには、今消費・安全局長からもお話があったとおりでありますけれども、経営体として緊急、不測の事態があった場合には、農林水産省の所管のいろいろな支援策だけではなくて、例えば政府系金融機関からのいわ……

第164回国会 農林水産委員会 第7号(2006/04/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  御指摘のように、大変長年にわたって農政に造詣の深い二田委員から、まず世界的、また中長期的な食料、そして我が国の食料、農業、農村といったことについての御指摘がございました。  まず、世界の状況を見ますと、もちろん穀物等食料の確保というものは極めて大事でありますが、何といいましても自然相手、生き物相手でございますから、豊作、凶作といった変動が極めて大きいわけでございます。また、一部の発展している国々の食料事情によりまして、世界的な影響があるわけでございます。特に、八億人以上と言われております飢餓人口という問題が、やはり我々としても常に頭の中に入れておかなけれ……

第164回国会 農林水産委員会 第8号(2006/04/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  まず、後藤委員から、大変大局的な、そして極めて大事な御質問でございます。  御承知のとおり、日本は、世界一の食料純輸入国であり、そしてまた、世界じゅうと貿易をしながら国民の生命あるいはまた経済活動をしていくわけでございます。そういう中で、日本としては、もうたびたび議論になっております自給率の問題が非常に大きいわけでございます。  そういう中で、後ほど申し上げます世界の状況との関連におきまして、基本法に位置づけられておりますように、今後の食料政策というのは、自給率の向上、それから適正な備蓄、そして輸入という三つによって行っていかなければならないわけでござい……

第164回国会 農林水産委員会 第9号(2006/04/20、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今、岡本委員から御指摘ありましたように、今回の法案は、一つは産業政策としての品目別経営安定対策、もう一つは農地、水、環境のための政策という、車の両輪ということを何回も申し上げておりますが、これは、言うまでもなく基本法の中で、あくまでも生産サイドだけではなくて、国民各分野、もちろん国、自治体も含めて役割というものをみんなで果たしていこうということによって、食料供給はもとより、国土の大部分を占めます農地あるいは山といったものをみんなで守っていこうと。これは生産サイドにプラスになることは言うまでもありませんけれども、産業政策としても環境に十分配慮をする、とりわ……

第164回国会 農林水産委員会 第11号(2006/05/11、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 一般的に、ノーと言える日本というのは、今から十数年前でしょうか、日本を代表するお二人の対談を中心にした本のタイトルとして、そのノーはイエス、ノーのノーという意味の本のタイトルとして大変話題になったというふうに承知しております。
【次の発言】 岩國委員にはいつも御指導いただき、今お話がありましたように、わざわざ私のところまで来ていただいて、岩國委員の思いの一端を御指導いただいたことを今もはっきりと覚えております。  島根あるいは北海道あるいは東京、九州、沖縄、それぞれ多様な農山漁村地域が、世界の〇・二%という大変狭い国土の中に一億二千万以上の国民が暮らしていけるのも、農山漁村がき……

第164回国会 農林水産委員会 第12号(2006/05/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今の小平委員の御指摘は、私はたまたま先週の土曜日、地元の酪農家のところに行きまして、じっくり状況を聞いてきたところでございますが、御指摘のとおり、改めて今、酪農の皆さん方、大変厳しい状況にある。つまり、能力は向上しているけれども搾ることができない、あるいは搾らないようにしているというのは、これは生産者の皆さんにとっては精神的にも大変つらいものがある。これは小平委員のところも同じ北海道として、そういう方々はいっぱいいらっしゃるんだろうというふうに思います。  そもそも需要がなければ売れないということがあるわけでございますけれども、小平委員も私もずっとこの問……

第164回国会 農林水産委員会 第13号(2006/05/17、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  昨日の委員会での山田委員の御質問並びに答弁について発言をさせていただきます。  所得特例の条文の根拠についてという山田委員からの御指摘についてでございますけれども、答弁をさせていただきます。  この法律は、第一条におきまして、担い手の経営安定を図り、もって食料の安定供給の確保に資することをその趣旨、目的としていることを受けまして、第二条第二項第一号においては、交付金の交付対象となる農業者として、耕作の業務の規模が対象農産物の効率的な生産を図る上で適切なものとしております。  このような農業者は、相当規模の経営基盤を有し、対象農産物について低コストで効率的……

第164回国会 農林水産委員会 第14号(2006/05/31、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。谷川委員にお答え申し上げます。  もう谷川委員は、林業、あるいは水産、農業、大変造詣が深くていらっしゃるわけでございまして、とりわけ林業につきましては党その他で大変な御見識を発揮されていることは私もよく知っているわけでございます。したがいまして、私がこの場で、山あるいは木、あるいは経済財としての木材の効用についてあえて谷川委員に申し上げることは、もういわゆる釈迦に説法でございますので避けますけれども、御指摘のように、日本は国土の三分の二を森林が覆っており、木とともに日本の歴史、文化、そして現在もあるわけでございます。  しかし、昭和三十年代の自由化によって、……

第164回国会 農林水産委員会 第15号(2006/06/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今、赤城委員が御指摘になった、一〇〇%を目指す。これは、ある意味では耳ざわりがいいんですけれども、一〇〇%を目指してどうするのかということをもう少し考える必要があるのじゃないかというふうに思います。一〇〇%、あるいは一五〇%、あるいは輸出、何となくいい言葉ですけれども、では、どうするんだ。  一つは、消費者から見て売れるものを生産者がつくらなきゃいけない、あるいは農業者が一生懸命売れるものをつくる、そのバランスの中でカロリーベースで一〇〇%を目指していこう。方向としてはいいんですけれども、何となく今の四〇が悪いから、五〇だ、六〇だ、七〇だ。何となく一〇〇……

第164回国会 農林水産委員会 第16号(2006/06/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  山田委員御指摘のように、また今、中川局長が答弁いたしましたように、日本は法律に基づいて、家畜伝染病予防法四十条に基づいて、検疫手続をストップしているわけでございますので、そのストップの条件、つまりリスク管理行政をやっております厚生労働省、農林水産省がその作業をきちっとやるということであれば、これはまた再開に向けての一つの作業が進むということでございますけれども、現時点においては、その作業をやっておりますけれども、今ストップした状態が続いているということでございます。
【次の発言】 日本のルールでアメリカと合意した輸出プログラムに基づいてやるということが大……

第164回国会 農林水産委員会 第18号(2006/07/14、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今、中川委員御指摘のように、一月二十日に米国産牛肉の輸入を停止したわけでございますが、自来、日本側もそれから米国側も、また、日本が要求してまいりましたことについて、米国側もいろいろと対応しているところでございます。テレビ会議を含めまして、三回高級事務レベルの専門家の会合をやったわけでございます。  現時点で、まだ現地調査ということでありますが、米国がやるべきこと、それから、水際での検査体制の強化であるとか、あるいは輸入業者に対しての周知徹底であるとか、日本側でもやるべきことをこれからさらに強化してまいりたいと考えております。それを前提にして、日本の家畜衛……

第164回国会 予算委員会 第2号(2006/01/26、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今、金子委員から冒頭お話がございましたので、この場をおかりいたしまして、WTOの交渉がいよいよ大詰めということで、大事な会議があるということでございますが、もっと大事な当委員会にもかかわらず出張を認めていただきました当委員会に、心から厚く御礼を申し上げます。  大雪ということで、それでなくても全国に多様な農業のある日本、金子委員の御地元のような中山間地域でいいものを一生懸命つくっている地域、あるいは都市近郊農業、あるいは大規模農業、いろいろあるわけであります。それぞれが一生懸命やって、農業生産あり、そして御指摘のように、ブランドづくりによって、国内はもと……

第164回国会 予算委員会 第4号(2006/01/30、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今御指摘のように、当委員会の格段の御配慮をいただきまして、金曜日から昨日までダボスに行ってまいりました。  目的は二つございました。一つは、昨年十二月のWTO香港閣僚会合の後の最初のレビューと、今後に向けてどうしていったらいいかということで、いわゆる少数国会合、G6というのに日本は昨年後半から入っておりますけれども、主要国、アメリカ、EU、ブラジル、インド、オーストラリア、日本、そしてラミー事務局長と突っ込んだ話し合いをいたしました。  そして、二十数カ国の少数国で今後に向けてやっていくということで作業プログラムというペーパーが出てまいりまして、各分野ご……

第164回国会 予算委員会 第5号(2006/02/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 日本の農業というのは、全国津々浦々で、農業生産だけではなくて、いろいろな多面的な機能を果たしているわけでございます。水管理でありますとか、また教育への貢献でありますとか。  そういう中で、日本の農業、今総理からも答弁ございましたように、強い農業を目指していく。これは経営体一つ一つが強くなっていくと同時に、世界の競争の中でも何としても頑張っていかなければいけないということで、WTO、そしてまた、それと関連いたしますFTA、EPA、RTAといったいろいろな交渉が今行われているわけでございます。  具体的には、農政の新しい政策をこれから導入する予定でございますけれども、やはりWTOに……

第164回国会 予算委員会 第6号(2006/02/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 前原委員御指摘のとおり、この結論は、輸出プログラムが遵守されれば日米のリスクの差は非常に小さいというのが食品安全委員会の結論でございます。したがって、輸入再開手続に入ったわけでございます。  他方、結論への附帯事項、これは附帯事項でございまして結論ではございませんけれども、もちろん我々はそれを重要視しているところでございます。その中で、御指摘のように、「輸出プログラムの遵守を確保させるための責任を負う」、この場合の責任というのは日本政府だというふうに理解をしております。  したがいまして、輸出プログラムという、日本向けのアメリカのプログラム、これは韓国向けとかカナダ向けとか、そ……

第164回国会 予算委員会 第7号(2006/02/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今の御質問は、十一月十八日にお出しした米国産牛肉輸入再開に関する質問主意書に対する答弁書のことだと思いますが、よろしいですか。(笹木委員「はい」と呼ぶ)  それにつきましては、政府統一見解でもお示しいたしましたように、輸入再開に当たっては輸入再開前に現地へ行って調査をするということのくだりにつきましては、あの時点、質問主意書を閣議決定した時点での我々の認識、考え方をお示しし、その考え方について政府として是として閣議決定をしたものでございまして、解釈が変わったというふうには私どもは理解しておりません。
【次の発言】 今、川内委員御指摘のように、北海道立畜産試験場が平成十六年二月か……

第164回国会 予算委員会 第8号(2006/02/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 土屋委員は武蔵野市長時代からもう二十年近くにわたってセカンドスクールに取り組んでおられますが、全く御趣旨、同感でございます。  特に、農林水産省の立場から申し上げますと、農山漁業地域と都市とは、対立は決してしてはならない、むしろ共生、そしてお互いにメリットがあるウイン・ウインの関係が、日本の活力、そして日本の最大の資源である人材の発展のために大きく貢献をするわけでございます。そういう意味で、セカンドスクールを初めとするいわゆる滞在型、体験型の交流というもの、これは農林水産の地域から見ても大変ありがたいことでございます。  したがいまして、ハード面、ソフト面を含めて、これだけ都市……

第164回国会 予算委員会 第9号(2006/02/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 一月二十日にすべての米国産牛肉の輸入をストップしたのは、家畜伝染病予防法第四十条に基づいて、日本が日本の判断でとめたわけでございます。これが異例の事態、特別の事態であります。  それまでは、今、大串委員がちょっとおっしゃったように、すべての部位についてチェックをしているわけでございまして、それは、そこに書いてある輸出に関するデータ、これはきちっとしたデータでありますから、それに基づいて抽出調査をやり、成田空港においてはふだんの調査の約百倍のものをやっているわけでありまして、一月二十日にやったことが特別のことであって、その根拠は家畜伝染病予防法四十条に基づくことでございます。

第164回国会 予算委員会 第10号(2006/02/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 まず、小川委員の今の御質問の中で、十二月十二日に政治決定をした、外交決着をしたというお言葉でございますが、これはあくまでも、食品安全委員会のリスク評価に基づいて、我々、厚生労働省とともにリスク管理機関として科学的根拠に基づく手続に基づいて決定をしたものであって、決して政治的でもなければ外交的でもないということは御理解をいただきたいと思います。  御質問でございますけれども、一月二十日以降、一月三十一日ですか、日本の輸入業者の団体がアメリカ大使館の公使を呼んで、買い取ってもらいたい、補償してもらいたいという趣旨の申し入れをした。また、二月九日にも、向こうの輸出協会の代表が日本に来……

第164回国会 予算委員会 第12号(2006/02/15、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。西川議員には強行スケジュールで視察をされたということで、本当に御苦労さまでございました。  今御質問の件、いわゆるOIGというレポート、オフィス・オブ・インスペクション・ゼネラルという農務省の組織でありますけれども、かなり独立性の高い査察機関のレポートが二月の初めに公表されまして、私どももそれを入手して検討をさせていただきましたが、今御指摘のように、へたり牛、これはもう外傷性であろうが、また内部の問題であろうが、アメリカとしてもそれは屠畜をしてはいけないというにもかかわらず、それが、記録が残っていないとか、あるいはまた記録が残っていても外傷によるものであると……

第164回国会 予算委員会 第13号(2006/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 まず、高木委員から、都市農業は何か見捨てられているとか、まま子的なとかいう御発言がありました。高木委員には、都市農業を大変熱心に振興されていることは存じ上げておりまして、その高木委員からそういうふうに言われると、農林水産大臣としては、申しわけないという気持ちと、決してそうではないというふうに申し上げたいと思います。  先ほど宮腰副大臣から答弁がありましたように、都市的な農業の位置づけというのは、面積的にもまた収益的にも非常に高いものがあるわけでありまして、食料・農業・農村基本法制定前の農業基本法においては、文字どおり生産面からだけの基本法でありましたけれども、新しい基本法では、……


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第165回国会(2006/09/26〜2006/12/19)

第165回国会 予算委員会 第2号(2006/10/05、44期、自由民主党)

○中川(昭)委員 おはようございます。自由民主党の中川昭一でございます。  まず、安倍内閣総理大臣には、就任早々、国会での所信表明、そしてまた代表質問、そしてまた本日から予算委員会ということで、大変連日お忙しいといいましょうか、大事なお仕事に精励をされておりますが、若さと理念、洞察力、そしてリーダーシップで大いに日本のために、また世界のために、そしてまた将来のために頑張っていただきますことを、私そして自由民主党、公明党、与党ともども心から御期待を申し上げる次第でございます。  それでは、まず冒頭、ここ二、三日中の大きな話題でございます総理の中国訪問それから韓国訪問、それからまた、北朝鮮がまた例……


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第170回国会(2008/09/24〜2008/12/25)

第170回国会 決算行政監視委員会 第2号(2008/11/27、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 ただいま議題となりました平成十九年度一般会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その1)外二件及び平成十九年度特別会計予備費使用総調書及び各省各庁所管使用調書(その2)外一件の事後承諾を求める件につきまして、その概要を御説明申し上げます。  まず、平成十九年度一般会計予備費予算額二千五百億円のうち、平成十九年四月十三日から平成二十年一月十七日までの間において使用を決定いたしました金額は、五百九十七億円余であり、その内訳は、災害対策費として、地方道路公社有料道路災害復旧事業に必要な経費等の四件、その他の経費として、特定フィブリノゲン製剤及び特定血液凝固第9因子製剤による特定……

第170回国会 決算行政監視委員会 第3号(2008/12/10、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 渡部委員にお答えさせていただきます。  御指摘のとおりでございまして、日本の活力を回復するために我々も全力を挙げて取り組んでいるわけでございます。特に、麻生総理は就任当初から、景気回復、とりわけ生活者、中小企業、そしてその中でも地方ということを強く意識してやっているわけでございます。  私といたしましては、財政規律を守りつつ、しかし、地方配慮を含めた必要な施策については最大の努力をして頑張っていきたいというふうに思っております。
【次の発言】 福島委員の認識と基本的に私も同じでございます。  困っている人、あるいは都市と地方との間に差があるとすれば、それをできるだけ埋めていくと……

第170回国会 財務金融委員会 第1号(2008/10/24、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  このたび、財務大臣及び金融担当大臣を拝命いたしました中川昭一でございます。田中委員長、理事の皆さん方、委員の皆さん方、どうぞよろしくお願いをいたします。  本委員会におきます御審議の開始に当たり、ごあいさつを申し上げますとともに、今後の財政政策及び金融行政等を運営するに当たっての基本的な考え方を申し述べさせていただきます。  まず、最近の経済金融情勢に対する政策運営について申し上げます。  去る十月十日に開催されましたG7におきましては、現下の国際的な金融情勢への対応につきまして、集中して議論を行ってまいりました。その結果、現下の危機的状況についての共通……

第170回国会 財務金融委員会 第2号(2008/10/29、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  ただいま議題となりました金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案及び保険業法の一部を改正する法律案につきまして、その提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  まず、金融機能の強化のための特別措置に関する法律及び金融機関等の組織再編成の促進に関する特別措置法の一部を改正する法律案につきまして御説明申し上げます。  現在、アメリカのサブプライムローン問題に端を発した外的な環境変化のもと、厳しい状況に直面する地域経済、中小企業を支援していくことが喫緊の課題であります。このため、国の……

第170回国会 財務金融委員会 第3号(2008/10/31、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 いろいろとお調べいただきまして、各金融機関の業態ごとの貸し出しあるいは有価証券比率、あるいは代表的ないわゆるメガバンク、地方銀行二つについてございました。  本来、金融機関の使命があると同時に、金融機関は民間の企業でもございますから、その使命を果たしながら適正な利益を上げていくということも大事であり、金融機関の健全性というものも必要でございます。  他方、資金を、お客様から預かった預金等で、企業等がそれを活用して事業等に使っていって、またいい結果をつくっていく。いいものをつくったり、いいサービスを提供する。それを利用者が利用したり買ったりするということがまさに信用創造という健全……

第170回国会 財務金融委員会 第4号(2008/11/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今御審議いただいているこの法案は、こういう世界的な金融状況の中で、先ほど石原委員も御指摘になりました日本の経済を支えている全国の中小企業に資金供給をする金融機関に対して、健全な金融機関が、先ほどから答弁いたしておりますように、多少今までと要件を柔軟にして、そして中小企業に資金が提供できるようにするという趣旨でございます。  ただし、今御指摘のように、相手方の資金需要との間でのミスマッチなんということも当然予想されるわけでございますから、経営強化計画の中に大体このぐらい中小企業向けを向けますとかふやしますといって、そしてその計画どおりにいかないときには、また金融庁としてもいろいろ……

第170回国会 財務金融委員会 第5号(2008/11/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今竹本委員御指摘のように、現在、現行の金融機能強化法におきましては、約二兆円がまだ残っているわけでございます。これをどのぐらい中小企業、地域経済に対する貸し出しのために金融機関に資本参加をするかということについては、この法の趣旨、あるいは今総理からも御答弁ございました生活対策の目的のために必要な経費としてどのぐらいかということについては、私は慎重に検討する必要があると思っております。  十分な額を用意することも必要でありますけれども、他方、余りにも十分過ぎると、逆に、そんなに資本注入が必要なんですかという逆のメッセージを与えることにもなりますので、状況を見つつ、この法案が成立い……

第170回国会 予算委員会 第2号(2008/10/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 平成二十年度補正予算の大要につきましては、既に本会議におきまして申し述べたところでございますけれども、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  歳出面におきましては、さきに決定されました安心実現のための緊急総合対策を実現するため、生活者の不安の解消について三千五百十八億円、住まいと防災対策について七千二百九十六億円、低炭素社会の実現と強い農林水産業創出について一千八百八十一億円、中小企業等の活力向上について四千四百六十九億円、地方公共団体に対する配慮について九百十六億円の合計一兆八千八十一億円……

第170回国会 予算委員会 第3号(2008/10/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今回御審議いただいております平成二十年度補正予算の特徴につきましては、まず、非常に切り詰めるところを徹底的に切り詰めるというところ、つまり歳入の方でございますけれども、徹底的にやるということで、今までのような方針ではなく、いわゆるばらまきと言われるようなことについては、これはもう絶対に避けなければいけないという歳入の方の方針でいかせていただいております。  しかし、どうしても歳出の方でやむを得ない歳出というものに対応するために、建設公債というものを出させていただくことを考えております。赤字公債については、これは一切発行しないということでございます。  歳出の方につきましては、ま……

第170回国会 予算委員会 第4号(2008/10/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 まず、今、菅委員の御議論の前提になっております定額減税、これは、ことしの八月二十九日に政府と自民党、公明党で決定したもの、これが議論の前提だろうと思っております。  この中での「特別減税の実施」、これは正確に読ませていただきますけれども、「物価高、原油高の経済環境の変化に対応するため、家計への緊急支援として、定額控除方式による所得税・個人住民税の特別減税を単年度の措置として、平成二十年度内に実施するため、規模・実施方式等については、財源を勘案しつつ、年末の税制抜本改革の議論に併せて引き続き検討する。」これが議論のベースでございます。

第170回国会 予算委員会 第5号(2008/10/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今の日本の経済状況、あるいは生活実感、あるいは金融、株式等の認識は、私も基本的に小島委員と同じ認識を持っております。  九時十五分時点での株価が九千八百三十二円ということで、三百二十三円、現時点で前日比下がっている。ドルの方は、百一円三十三銭ということで円高に向かっている。これは、きのうも一時下がって、最後株は戻しましたけれども、一万円を行ったり来たりという状況になっております。  また、倒産件数は、今御指摘のように、ことしに入りましてからも月千百件から二百件、場合によっては千三百件を超すような毎月倒産件数で、その大半が中小企業であるということでございます。  そういう状況の中……

第170回国会 予算委員会 第6号(2008/12/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今御指摘のように、今、世界的な影響もあって、日本の経済金融状況は非常に厳しい状況になっております。特に、年末を迎えましての地方中小企業の資金繰り対策というのは、非常に御苦労をされていると思います。  そういう中で、今お示しの表のように、総資産分の、自己資本比率というもの、国内はこの場合四%、こういうふうに言われているわけでありますけれども、これを何としても充実するために、健全な金融機関に対して、公的な審査を経た上で健全な資金を健全な金融機関に注入することによって貸し出し等をよりやりやすくする、これをぜひとも早急に御議論いただき、そしてまた成立をし、お役に立てていただきたいという……


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第171回国会(2009/01/05〜2009/07/21)

第171回国会 財務金融委員会 第1号(2009/01/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 ただいま議題となりました平成二十年度における財政運営のための財政投融資特別会計からの繰入れの特例に関する法律案につきまして、提案の理由及びその内容を御説明申し上げます。  平成二十年度の一般会計補正予算(第2号)においては、急激な内外の金融経済情勢の変化に対応し、国民生活と日本経済を守る緊急の備えを万全にする観点から策定されました生活対策及び生活防衛のための緊急対策に盛り込まれた施策を実施するための経費を計上しております。  これらの措置に必要な財源を確保するため、臨時の措置として、財政投融資特別会計の積立金を活用することとしております。  本法律案は、これを受けて、平成二十年……

第171回国会 財務金融委員会 第2号(2009/01/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 金融担当大臣としてお答え申し上げます。  中川委員御指摘のとおり、全体の貸出残高はプラスでございますけれども、中小企業向けの貸出残高は、最近の統計、去年の十一月段階でもマイナス〇・八でございます。ただ、トレンドとして見ますと、九月がマイナス三・二だったものが十月が一・一になり、そして十一月はマイナス〇・八ということで、減り方が少なくなっているということも言えるんだろうと思います。  仮に、信用保証なり緊急融資なりあるいはまた金融機関が融資するときの条件緩和の適用除外の見直しなんかのあらゆる政策をとっていなかったとするならば、あるいは、私ども中小企業庁と金融庁が金融機関と何回もお……

第171回国会 財務金融委員会 第3号(2009/02/12、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今後の財政政策等につきましては、先般の財政演説において所信を申し述べたところでありますが、本委員会において改めて、財務・金融担当大臣として、財政政策及び金融行政等において今後取り組むべき課題等について所信を申し述べます。  初めに、最近の経済金融情勢への対応について申し述べます。  世界の金融資本市場の状況を見ますと、米国などで発展した証券化商品や金融派生商品が欧米を中心に広く保有されていた状況のもと、市場においてこうした商品の価格が著しく下落し、十分なリスク管理を怠っていた欧米等の金融機関等において大規模な損失が発生したこと等を契機に、市場全体が混乱に……

第171回国会 財務金融委員会 第4号(2009/02/16、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 金曜日の夜から、国会の御了解をいただきましてG7に行ってまいりまして、きのうの夕方帰ってまいりました。G7では、日本の立場を主張し、そしてまた各国のいろいろな率直な意見を交換して、コミュニケを出させていただきました。  その間、いろいろ、カクテルとか夕食とか食事会はございましたけれども、私はその間、若干風邪を引いておりまして、風邪薬をふだんよりも多目に飲んで、それからまた、出席者の中にも風邪を引いている人たちがいて、お互い風邪に気をつけようねというような会話を交わしたところでございます。  会議自体は、私は日本の立場もきちっと主張し、そしてまた、全体としてこの金融危機を乗り切る……

第171回国会 予算委員会 第2号(2009/01/07、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 平成二十年度補正予算の大要につきましては、既に本会議におきまして申し述べたところでございますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計予算の補正について申し上げます。  歳出面におきましては、生活対策及び生活防衛のための緊急対策関連として、家計緊急支援対策費二兆三百九十五億円、生活安心確保等対策費五千百七十七億円、中小・小規模企業支援等対策費五千四十八億円、成長力強化対策費三百二十一億円、地域活性化対策費七千五百四十六億円、住宅投資・防災強化対策費二千三百九十三億円、地方公共団体支援対策費六千億円及び雇用対策費千六百億円の合……

第171回国会 予算委員会 第3号(2009/01/08、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今、北側委員が冒頭御指摘になったように、世界が百年に一度とも言われる金融経済の危機にある、日本も経済あるいは暮らしが悪化しているという状況でございます。  政府といたしましては、今、二階経済産業大臣が申し上げたとおりでございますけれども、一般論としては、そういう状況の中でありますから、あることは絶対にしないというようなことは、我々はそういう考えはとらない。麻生総理がもう既に七十五兆円規模の緊急対策をとっているように、今後も、何かが起こらないように、悪くならないようにするためには、あらゆる手段をとるという可能性があるという決意だけははっきりと申し上げさせていただきたいと思っており……

第171回国会 予算委員会 第4号(2009/01/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 二〇〇一年の利益剰余金でございますか。(枝野委員「配当金」と呼ぶ)配当金。二〇〇一年が一兆七千三百七十六億円、二〇〇二年が二兆二千八百五億円でございます。
【次の発言】 二〇〇六年の配当金が七兆二千五百二十九億円、二〇〇七年が五兆六千六百九十億円でございます。
【次の発言】 利益剰余金の二〇〇一年が五十六兆一千六百九十九億円、二〇〇二年の利益剰余金が五十五兆九百七十三億円でございます。
【次の発言】 二〇〇六年の利益剰余金が七十四兆四千三百四億円、二〇〇七年の利益剰余金が七十六兆三千六百四十億円でございます。

第171回国会 予算委員会 第5号(2009/01/13、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 川内委員御指摘のとおり、今、世界的な状況の中で日本の経済、暮らしが悪化をしております。そういう中で、第一次補正に続きまして第二次補正予算を御審議していただいていますのは、そういったものに対して万全の対策をとるということで御審議をいただいているわけであります。  私の立場といたしましては、財政規律というものを守り、財政再建という道筋を引き続き歩んでいかなければいけないとは思っております。赤字財政を出さずに財投特会からの繰り入れで財源を賄うということで、今は、とにかく目の前のこの暮らしと経済の悪化に対して万全の対策をとることが必要だという意味で、川内委員の御指摘のとおりでございます……

第171回国会 予算委員会 第6号(2009/02/02、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 平成二十一年度予算の大要につきましては、既に本会議において申し述べたところでありますが、予算委員会での御審議をお願いするに当たり、その概要を御説明申し上げます。  平成二十一年度予算は、世界的な経済金融危機にあって、国民生活と日本経済を守るための施策を大胆に実行する、生活防衛のための大胆な実行予算であります。  国民生活を守るため、医師確保・緊急医療対策、雇用対策、出産・子育て支援などの施策を講じます。また、日本経済を守るためのセーフティーネットや将来の成長の芽を育てるための施策を盛り込んでおります。これらの重要施策につきましては、重要課題推進枠を活用するなどにより、思い切って……

第171回国会 予算委員会 第7号(2009/02/03、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 今、保利委員から御指摘になりました「平成二十一年度予算及び財政投融資計画の説明」の最初のページに、御指摘のような文章が載っているわけでございます。そして、その後続けて、なお、世界経済金融情勢の悪化によっては、景気の下降局面がさらに厳しく、またさらに長くなるリスクが存在することに留意する必要があると。まさに、今の日本の経済は急激に悪化しているというふうに判断をしております。  そういう中で、保利委員からの、「期待される。」という何か他力本願的な表現でいいのかという御指摘でございます。全くそのとおりだと思います。ですから、総理が、三年の間に景気好転をさせるという強い決意のもとで、今……

第171回国会 予算委員会 第8号(2009/02/04、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 二〇一一年に経済の好転ということを前提にして税制の抜本改正をやる、そのときに消費税についてもどうするかということを考えるということでございます。  今、委員長と理事の許可を得てちょっとトイレに行ってまいりまして、前半の部分を聞いておりませんので、よろしければもう一度お願いいたします。
【次の発言】 多分、御質問は二つあったんだろうと思います。  一つ目は、二十一年度と二十二年度の財源、二分の一にしたときの財源、これは一体どういう意味の財源なんだということ。二点目は、二〇一一年に税制の抜本改正を、景気が好転をしたときに、仮に抜本改正ができなかったときにどうするんだという二つの御質……

第171回国会 予算委員会 第9号(2009/02/05、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 御指摘のように、二十一年度の失業率の見通しは四・七、こういうふうになっておりますが、既に直近で四・四まで今はね上がっているわけでございます。  今与謝野大臣からもお話ありましたように、あるいはまた今先生からもお話ありましたように、我々としても、総理を初め、極めて強い緊張感を持って財政運営、あるいはまた私どもの場合は金融行政、日本銀行は金融政策、金融運営を、同じ認識でございますけれども、大変厳しい緊張感を持ってやっていかなければならない。  必ずしもこの見通しどおりになるかどうかというのは、今御指摘のように急速な、いただいた資料でも本当に、たしか白川総裁のお言葉をかりると絶壁から……

第171回国会 予算委員会 第10号(2009/02/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  今根本委員から、二十一年度の予算の重点は何かということでございますが、予算というのは、国が一年間歳出することを決める等々の大事な、毎年大事な御審議でございますけれども、本年度の予算はとりわけ私は大事だろうというふうに思っております。  世界の経済金融情勢、いまだに欧米では金融機関が破綻をし続けているという状況。また、きょう、先ほど発表になりました一月の前半の貿易統計では、日本の輸出は昨年に比べてマイナス四六%、輸入はマイナス二六%ということで、貿易も激減をしているという状況でございます。これはあくまでも一月前半の二週間ぐらいの話でございますけれども。そう……

第171回国会 予算委員会 第11号(2009/02/09、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 経済というのは生き物ですから、一年前、今の世界の状況あるいはまた年末の日本の急速な経済の悪化というのは予測できなかったわけであります。したがいまして、第一次補正予算というのは、どちらかというとその前の物価上昇に対する生活対策というものが中心でございましたが、その後リーマンの問題があり、あるいはまた実体経済が世界的に悪化した中で輸出産業等が厳しくなってきた。そしてまた、中川委員が今御指摘のように、そういう中で、大企業、中堅、そして中小企業の資金繰りが今非常に、きちっと見ていかなければいけない状況になってきたということでございます。  そういう中で、第一次、第二次、そして本予算とい……

第171回国会 予算委員会 第14号(2009/02/17、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 ただいま石原議員からの御発言がありましたように、先週末、私はローマでのG7財務大臣・中央銀行総裁会議に出席をしてまいりました。日程最後の記者会見のところで体調を崩し、特に本委員会、あるいは国会、あるいは国民の皆様等々に多大な御迷惑をおかけしたことを、改めまして心からおわびを申し上げたいと思います。本当にみずからの体調管理の不注意ということで、ひとえに私の責任でございます。  また、私は、財務大臣あるいは金融担当大臣就任以来、世界の経済、金融が急速な危機状態に入っている、あるいはまた日本の経済も急速に悪化しているという中で、何としても景気を回復することに全力を尽くしてきたつもりで……


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第164回国会(2006/01/20〜2006/06/18)

第164回国会 決算行政監視委員会第三分科会 第2号(2006/06/06、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 平成十六年度における農林水産省の決算の概要を御説明申し上げます。  最初に、一般会計について申し上げます。  まず、一般会計の歳入につきましては、歳入予算額三千六百八十五億九十七万円余に対しまして、収納済み歳入額は三千七百四億三千九百二十万円余で、差し引きいたしますと、十九億三千八百二十二万円余の増加となっております。  次に、一般会計の歳出につきましては、歳出予算現額三兆六千八百七十四億八百七十六万円余に対しまして、支出済み歳出額は三兆一千五百七十四億九千六百二万円余、翌年度への繰越額は四千六百三十六億七千百九万円余、不用額は六百六十二億四千百六十四万円余となっております。 ……

第164回国会 予算委員会第六分科会 第2号(2006/03/01、44期、自由民主党)【政府役職】

○中川国務大臣 おはようございます。  平成十八年度農林水産予算の概要を御説明申し上げます。  初めに、予算の基礎となっている農林水産施策の基本方針について御説明申し上げます。  農林水産業、農山漁村は、食料の安定供給を初め、国民の命や暮らしの基盤をなす重要な役割を担っています。このような農林水産業、農山漁村ですが、内外の諸情勢の変化の中で、大変な転換点を迎えております。  こうした折、私は農林水産大臣に就任し、農林水産行政を進めていく際の取り組み姿勢と優先的に取り組むべき重要課題を「Do! our BEST」として取りまとめました。お客様に買ってもらえる、よいものをつくり、供給するという意識……



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※このページのデータは国会会議録検索システム衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。

データ更新日:2023/02/05

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