このページでは冬柴鉄三衆議院議員の44期(2005/09/11〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は44期国会活動統計で確認できます。
○国務大臣(冬柴鐵三君) 災害に強い国土づくりについてお尋ねがありました。 災害に強い国土の形成は、我が国土交通省の最も重要な責務であり、御指摘のように、厳かな使命であると認識をいたしております。 我が国は今、いつ、どこででも地震が発生し得る状況にあり、特に、首都直下地震、東海地震、東南海・南海地震等の大震災発生の切迫性が指摘されているわけであります。これらのどれが発生しても、被害は極めて膨大となることが予想されています。 また、近年、地球温暖化の進行が懸念される中、想定を大きく超える豪雨等が頻発し、ことしも鹿児島県川内川等で大災害が発生するなど、毎年大きな被害が出ています。 このよう……
○国務大臣(冬柴鐵三君) 私に対し、高齢者、障害者や子育て世帯等、住宅困窮者を対象とした公的賃貸住宅制度についてのお尋ねをいただきました。 高齢者、障害者や子育て世帯等の居住の安定確保を図ることは、住生活基本法の基本理念としても位置づけられており、住宅政策の重要な使命の一つと考えております。 このため、平成十九年度予算案におきまして、公営住宅を補完する公的賃貸住宅制度を再編し、高齢者、障害者や子育て世帯等、各地域における居住の安定に特に配慮が必要な世帯に施策対象を重点化し、民間事業者等による良質な賃貸住宅の供給を促進する地域優良賃貸住宅制度の創設を盛り込んだところでございます。 今後とも……
○国務大臣(冬柴鐵三君) 公共事業関係の特別会計についてのお尋ねがありました。 道路、治水、港湾、空港、そして都市の五つの特別会計は、地方公共団体や民間事業者からの負担金、借入金などがあり、受益と負担の関係を明確化しつつ無駄を排除するとの観点から、昨年の行革推進法において、これらを統合することとされたところであります。 これに従い、今般、社会資本整備事業特別会計を設置することとしたところであり、この統合により事業間連携の強化や共通経費の統合等を進め、事業の効率化を図ってまいりたいと考えております。(拍手)
○国務大臣(冬柴鐵三君) ただいま議題となりました特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 従来より、欠陥住宅問題に対応するため、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づき、新築住宅の売り主等は、住宅の構造耐力上主要な部分等の瑕疵について、十年間の瑕疵担保責任を負うこととされております。 しかしながら、先般の構造計算書偽装問題を契機として、新築住宅の売り主が十分な資力を有さず瑕疵担保責任が履行されない場合、新築住宅の購入者が極めて不安定な状態に置かれることが、改めて認識されることとなりました。 このように住宅取得に対する不安が強まる中、……
○国務大臣(冬柴鐵三君) 石井啓一議員から私に対し、暫定税率が維持できなかった場合の影響についてお尋ねがありました。 道路特定財源の税率水準につきましては、厳しい財政事情のもと、地域の自立、活性化や国民生活のために真に必要な道路整備等を実施していくため、現行水準を維持させていただくよう、国民の皆様にお願いすることとしたところであります。 仮に、道路特定財源の暫定税率が廃止された場合には、国で約一・七兆円、地方で約九千億円、合わせて約二・六兆円の税収減となるほか、地域の自立、活性化のための道路整備や、災害に耐えられる橋梁の維持補修、救急病院への交通の利便性の確保、環境対策にも役立つあかずの踏……
○国務大臣(冬柴鐵三君) 道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 我が国の国際競争力の強化、地域の活性化、安全、安心の確保、環境の保全と豊かな生活環境の創造といった政策課題に対応するため、真に必要な道路の整備を計画的に進めることは、今後とも、我が国にとって重要な政策課題であり、このために必要な財源を、納税者の御理解を得ながら、引き続き確保することが必要であります。また、地方財政が厳しい中にあっても地域間格差への対応や生活者重視の視点から、地域の自主性にも配慮しつつ、地域の道路整備を着実に促進することが必要であるほか、地域の活性化……
○国務大臣(冬柴鐵三君) 国土交通省設置法等の一部を改正する法律案につきまして、その趣旨を御説明申し上げます。 観光は、国内外における交流人口の増大により、我が国の地域経済を活性化させるとともに、国際的な相互理解を増進するものであります。観光立国の実現は、二十一世紀の我が国経済社会の発展のために不可欠な重要課題であり、平成十八年十二月には、観光立国推進基本法が衆議院、参議院ともに全会一致で成立しました。これを受け、政府では、昨年六月に観光立国推進基本計画を閣議決定いたしました。今後、この基本計画に基づき、観光立国の実現に向けた施策を総合的かつ計画的に推進するためには、国全体として、官民を挙げ……
○冬柴議員 ただいま議題となりました永住外国人に対する地方公共団体の議会の議員及び長の選挙権の付与に関する法律案について、提案者を代表し、その趣旨及び主な内容について御説明申し上げます。 我が国においては、多くの外国人が居住し、日本人とともに社会生活を営んでいますが、とりわけ大韓民国国民など朝鮮半島由来の外国人が我が国の永住権や特別永住権を取得して多数居住しており、その総数は平成十七年末現在六十万七千四百十九人にも上り、在日外国人総数の三〇・八%を占めています。 周知のとおり、我が国が一九一〇年、日韓併合条約により朝鮮半島植民地政策をとり、同国人に日本国籍を付与したことから、みずからの意思……
○冬柴国務大臣 何度目かと言われますと、三度目になります。 それで、都市機構の前身である住宅・都市公団が分譲した住宅において、工事上の瑕疵があるだけではなく、保存しておくべき構造計算書を紛失したり、また、紛失した構造計算書の再計算に当たり、たび重なるミスだけではなく、誤って不適切な計算も行われていたということが明らかになりました。まことに遺憾でございます。 したがいまして、先ほど委員がおっしゃいましたように、十一月二十九日付で、私より都市再生機構理事長に対し、文書をもって厳重注意処分を行った次第でございます。 多くの住民の方々に御不便や御迷惑、御心配をかけている現在の状況を一刻も早く解消……
○冬柴国務大臣 このたび、国土交通大臣、観光立国担当国務大臣を拝命いたしました冬柴鐵三でございます。委員長それから理事並びに委員の皆様方におかれましては、どうかよろしく御指導のほどをお願い申し上げます。 第百六十五回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について、私の考えを述べさせていただきます。 まず、先日、北朝鮮より、核実験を実施した旨の発表が行われたところです。これは、我が国のみならず、国際社会の平和と安全への重大な脅威であり、国土交通省としても、政府の一員として、関係機関との密接な連携のもと、北朝鮮籍船の入港禁止措置の確実な実施を図るなど、厳格に対処してまいる所存で……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施に関し承認を求めるの件につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 平成十八年七月五日、北朝鮮は一連の弾道ミサイル発射を強行しました。我が国を含む関係各国による事前の警告にもかかわらず北朝鮮が発射を強行したことは、我が国の安全保障や国際社会の平和と安定、さらには大量破壊兵器の不拡散という観点から重大な問題であり、船舶、航空機の航行の安全に関する国際法上問題であると同時に、日朝平壌宣言にあるミサイル発射モラトリアムにも違反するものであります。また、本件事……
○冬柴国務大臣 我が国は、御指摘のように、いつどこでも地震が発生し得る状況にあります。首都直下地震あるいは東海、東南海・南海など、大地震発生の切迫性が指摘をされているところでございます。発生すれば被害は極めて甚大であると危惧をされております。また、近年は、御指摘のように、想定を超える豪雨等が頻発いたしまして、ことしも鹿児島県川内川等の大災害が発生するなど、毎年大きな被害が出ているところでございます。 御指摘のように、国民の生命財産を守るということは、国、殊に国土交通省最大の使命であるというふうに認識をいたしております。 このために、まず、水害対策におきましては、従来の連続堤やダムの整備に加……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました建築士法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 昨年明らかになった構造計算書偽装問題は、多数のマンション等の耐震性に大きな問題を発生させ、多くの住民の安全と居住の安定に大きな支障を与えただけではなく、国民の間に建築物の安全性に対する不安と建築界への不信を広げております。 また、今般の事件では、法令を遵守すべき資格者である建築士が職業倫理を逸脱して構造計算書の偽装を行ったものであり、さらには、事件発生後も多くの建築士において不適切な業務が行われている実態が明らかになっており、建築士制度への国民の信頼も大きく失墜しております。……
○冬柴国務大臣 責任者でありますヒューザーが最終責任、いわゆる瑕疵担保責任を負わなければならない、これはもう当然の話でございます。したがいまして、居住者が有する瑕疵担保責任の追及を、ヒューザーが破産をいたしましたから、破産債権の届け出という形で配当を請求する、そういう手続になるわけであります。 一方、建てかえのために十分な配当が受けられない、あるいはそれには時間がかかるというようなことから、一日も早くいろいろな損害についてあとう限りの助成を地方公共団体においても行おうということで、先ほどから説明がありましたような補助がなされたわけであります。 これは最終的にはヒューザーが、すなわち破産財団……
○冬柴国務大臣 今お話がありましたように、公認会計士も司法書士も弁護士も、要するに事務系八士団体は強制加入制度がとられております。しかしながら、独占禁止とかあるいはこの問題で議論をされまして、強制加入がいいのかどうか、憲法二十一条の結社の自由というものを侵すことはないのかというような議論が古くからあります。そして、その中で、私、弁護士ですけれども、弁護士については強制加入は妥当だ、しかし、そのほかの、失礼だけれども、公認会計士等、本当にその憲法二十一条の結社の自由、結社は、そういう団体に入ろうが入るまいがそれは個人の自由だ、基本的人権の内容としてそうだという議論があるわけですね。 弁護士はな……
○冬柴国務大臣 全く伊藤議員と同じ考えであります。 私は、十二月二日、三日、そのような考えから、大臣就任後初の訪問地を中国と定めまして、中国へ行ってまいりました。 そして、私との仕事上のカウンターパートに当たりますショウキイ国家旅游局長、観光大臣でございますとか、あるいは楊元元民用航空総局長、これは民間航空関係を担当する大臣でございます、それから劉志軍鉄道大臣、これは、二〇二〇年までに中国では一万二千キロの新幹線ネットワークをつくるという実に壮大な計画を今実行中でございますけれども、そういう問題について日本との間では交流がもう二十数年続いておりまして、十年来でも二千人以上の技術者とかが日中……
○冬柴国務大臣 基本法は、施策の基本理念や施策の基本となる事項を定めるものでありまして、近年における立法例を見ましても、議員立法により制定されているものが多く見受けられるところでございます。 現行の観光基本法も昭和三十八年に議員立法として制定されたものであったことから、時代の大きな変化を踏まえ、今回の改正に当たっても、大所高所の観点から議員主導で議論及び検討が重ねられた結果、議員立法により提出されることとなったものと承知をいたしておるところでございます。 しかし、政府としては、今回の議員立法による観光立国推進基本法案の制定を受けまして、そこで示された基本理念を踏まえ、観光立国の実現に向けた……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第五条第一項の規定に基づき、特定船舶の入港禁止の実施につき承認を求めるの件につきまして、提案理由及び内容の概要を御説明いたします。 平成十八年十月九日の北朝鮮による核実験を実施した旨の発表を初めとする我が国を取り巻く国際情勢にかんがみ、我が国の平和及び安全の維持のため特に必要があると認め、特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法第三条第三項の規定により閣議決定された「特定船舶の入港の禁止に関する特別措置法に基づく特定船舶の入港禁止措置に関する閣議決定の変更について」に基づく入港禁止を実施しました。これについて、同法第……
○冬柴国務大臣 この安倍内閣が標榜いたします「美しい国、日本」、この国土形成のためには、今委員がおっしゃいましたように、東京だけが日本ではありません。地方には、すばらしい歴史、伝統、そして自然があります、四季があります。そしてまた固有の産物があり、またすばらしい食文化、そしてまた温泉等の恵みもあります。そういう頑張る地域、元気な地域、これを応援していくということは、「美しい国、日本」をつくるための必須の要件であります。 今、そのようなことから新しい国土形成計画では、委員がおっしゃいましたように、その地域が自主的、自律的に我が地域はこのようにして発展をしたいという計画をつくっていただければ、国……
○冬柴国務大臣 通告も何もありませんでしたけれども、私は、愛国心において人に劣るとは一つも思っておりません。私も、今挙げられたように、サッカーだけではなしに、オリンピックのときも、あるいは野球も、本当に自然な心で、日本頑張れと応援します。全然知らない、会ったこともないスケーターも、あのイナバウアーをやってくれたら本当にうれしかった、そういう気持ち、これは自然なものです。 しかし、教育の場で愛国心というものを教える基本に入れていいかどうか、そういうふうになりますと、私には異論があります。遠くない過去において、愛国心で鼓舞されて国論を統一されたことはみんなが知っていることであります。それに従わな……
○冬柴国務大臣 私ども国土交通省は、国の発注業務の大半と言ってもいいぐらいを扱わせていただいている官庁だけに、談合は許さないということを、私もまだ就任半年しか過ぎませんけれども、当初からそのように申していました。 いわんや官がこれに絡む、言語道断だということで私は申し上げていたわけでございますが、先ほど委員から御指摘のように、一月のたしか七日だったと思いますが、日刊新聞で特定の職員の名前まで挙げて、顔写真が七日には載りました。八日は休みでしたが、私は九日に登庁するとともに、幹部職員全部に集まっていただきまして、これは徹底的に究明しなければならない、その原因、動機、そして背景、こういうものに迫……
○冬柴国務大臣 近年、遊戯施設は複雑化、大型化が進みまして、保守点検あるいは部品交換等の確実な履行や、日常業務における安全管理体制の徹底がますます重要になっていることから、平成十二年、財団法人日本建築設備・昇降機センターにおきまして、「遊戯施設の維持保全計画書及び遊戯施設の運行管理規程の作成手引き」が取りまとめられたわけでございます。委員のおっしゃったとおりでございます。 国土交通省としても、この手引が利用者の安全確保を図る上で極めて有効であるというふうに評価をいたしましたことから、業界団体に周知し、遊戯施設の安全対策の推進を要請してきたところでありまして、今回の事故を踏まえ、去る五月六日に……
○冬柴国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 昨年は、豪雪や豪雨、竜巻などの自然災害などにより、多くの国民の安全、安心な暮らしが脅かされました。国民の生命財産を守ることは国土交通省の重要な使命であり、引き続き全力で取り組んでまいります。 我が国経済は、長い停滞のトンネルを抜け出し、新たな成長の舞台に向けて離陸しようとしています。自然に恵まれ、長い歴史、文化、伝統を持つ我が国を、子供や孫の世代が自信と誇りを持つことのできる「美しい国、日本」とすべく、新しい国づくりに取り組むときを迎えました。この新しい日本の姿の実現に向け、国民の皆様の立場、視点から、時代の要請……
○冬柴国務大臣 先ほど委員からの御指摘のとおり、昨年十二月十五日にバリアフリー法の基本方針を大臣として告示したところでございまして、その原則は、「一日当たりの平均的な利用者数が五千人以上である鉄道駅及び軌道停留場について」「移動円滑化を実施する。」これが原則でございますが、その後段に、「また、これ以外の鉄道駅及び軌道停留場についても、地域の実情にかんがみ、利用者数のみならず、高齢者、障害者等の利用の実態等を踏まえて、移動円滑化を可能な限り実施する。」ということがつけ加えられてありまして、そういう精神に基づいて、今局長から答弁しましたとおり、三十二駅、残念ながら山梨県はこの中に入っておりませんで……
○冬柴国務大臣 国家公務員法百三条の規定による承認をいただきまして今回水門談合に関係した二十三社に再就職している者につきましては、ここ三年間では、平成十六年が二社二名、平成十七年は三社三名、十八年には該当者なしの、五社五名でございます。これら五名につきまして、いずれも役所からの情報提供を受けて再就職に至ったと承知いたしております。
【次の発言】 事実としては、事業者の方から、これこれの技術とか知見を持つ人たち、年齢もこうで、そういう人たちをあっせんしてもらいたいという申し出が当省の方にありますと、それに即応するような人がいるかどうかを調べまして、それにふさわしい人があるとするならば、その人に、……
○冬柴国務大臣 申し合わせは誠実に履行すべきである、このように思いますので、もし足らざるところがあれば改めたいと思います。
【次の発言】 都市というのは、もちろん村とかとは違うと思います。多くの住民がそこにお住まいになり、そして都市としての、その人たちの共用する施設、例えば公園とか道路とか港湾とか、あるいはもちろん市役所とか、そういうものが整備された一つの地理的あるいは人間の集団としての集まり、そういうようなところが都市とされるんでしょう。
それから、法律的には都道府県、市町村というものがありますから、その中の市、あるいは政令市、中核市というようなものが市と呼ばれているわけでありますが、それ……
○冬柴国務大臣 日本の首都としての東京、大都市でございますが、それと、首都圏と言われるそれを取り巻く周辺の地域、それから地方の中心的な拠点の都市といいますか、そういうものがいろいろあると思います。 いずれにしましても、都市問題という場合に、私の考え方としましては、この国は明治期以来、極端な中央集権政治をとってきたという経過があります。これは日本が急速に近代化を進める上においては非常に合理的な制度であったと思いますが、戦後、新しい憲法の中に地方自治という章が新しくできましたけれども、しかし、その実態は、私は、ある意味では、戦前と同じあるいはそれ以上の中央集権が行われたように思います。 それは……
○冬柴国務大臣 行政減量・効率化有識者会議からの指摘、あるいは簡素で効率的な政府を実現するための行政改革の推進に関する法律の趣旨を踏まえて、このように非公務員型にすることを決断いたしました。
【次の発言】 やはりこの独立行政法人の五年の経過を見てみまして、公務員、国交省という形じゃなしに、こういうふうにされたことによって、当時から見て、十一名、職員の数を減員することができております。そして、取り締まり件数も、例えば暴走族の取り締まり件数なんかも相当大きく、皆さん使命感を持ってやっていただいているということがわかりますし、リコールに相当するような事案を見つけて表彰された方もあり、士気は非常に高い……
○冬柴国務大臣 ありがとうございます。 前回、伴野議員の御提案もありまして、それはそうだという気持ちのもとに、三月十三日の夜、十一時から十一時半ごろでございましたけれども、私自身は新宿駅西口へ参りました。そのときには、全国十三都市で、東京、大阪、名古屋、仙台、新潟、広島、高松、福岡、同じ時間に一斉に、先ほど言われましたように、総勢百二十名を動員いたしまして、一斉街頭調査を実施いたしたところでございます。 私も新宿駅西口における調査の状況を視察いたしまして、関係者の方とも会話を交わしたわけでございますが、多くの方がツアーバスを利用されているという実態。若い方々は、そこで金銭のデリバリーはなし……
○冬柴国務大臣 本年二月六日に発表されました日本航空の新しい中期経営計画、「二〇〇七―二〇一〇年度再生中期プラン」につきましては、委員もおっしゃいましたように、民間企業である日本航空の経営に関するものであり、国土交通省として基本的にコメントする立場にはないと考えていますけれども、社内で議論を重ねるなどして取りまとめられたもので、関係者、例えばみずほコーポレート銀行の齋藤頭取は、人件費の削減や関係会社の売却など、過去の計画と比べればかなり踏み込んだものになっているというような、一定の関係者における評価も与えられております。 いずれにいたしましても、我が国を代表する航空会社の一つである日本航空に……
○冬柴国務大臣 海洋基本法案では、海洋政策担当大臣は、海洋に関する施策を集中的かつ総合的に推進するというふうになっておりますが、この大臣は、総理大臣の命を受けて、内閣官房長官とともに副本部長として職務を行うことになっております。そして、それ以外のすべての国務大臣は当該本部の本部員となるというふうに起草されているように聞いております。 海洋政策を直接担当する幾つかの省の中でも、国土交通省は非常に広範な海洋政策を担当いたしております。例えば、ざっと例を挙げますと、海洋の安全の確保、治安・秩序の確保、保全、防災対策、それから環境の保全・再生、あるいは海上輸送の確保、海事産業の育成・振興、EEZの開……
○冬柴国務大臣 この法律の一番の根本のところは、地域の実情を一番よく理解している市町村が中心になって、交通事業者、あるいは住民、また関係者の中には道路管理者だとかあるいは警察、それからまた商店街とか大型スーパー等も含まれると思いますけれども、そういう人たちが一つの目的を持って信頼関係のもとに進めなければならない、まさにこの法律が生きるかどうかは信頼だと思います。 御指摘をいただきましたので調べてみましたら、なるほど、一般国道三号、博多バイパスですか、三十八年間、まことに申しわけない話で、深くおわびをしなきゃならないと私は思っております。限られた予算でありますから、重点的、効率的に配分をして、……
○冬柴国務大臣 二十一世紀の国土のグランドデザインというものが、平成十年、閣議決定されました。その中では、一極一軸型から多軸型国土構造への転換の基礎を築くことを基本的な目標として、地域連携軸の展開あるいは広域国際交流圏の形成など、四つの戦略による国土づくりを行うこととしておりました。 その結果としてでありますが、工場等の地方分散あるいは国際交流などについては一定程度進んできたと評価できると思いますが、一方で、金融や情報等の諸機能は引き続き東京に集中しております。また近年は、東京圏への人口の集中傾向があらわれる一方、地方圏では転出超過が続いております。これを二〇〇五年で見てみますと、ちょうど東……
○冬柴国務大臣 我が国は、明治期以来、極端な中央集権型行政システムをとった国家で発展してきたと思います。それは、短い期間の間に近代化を促進する意味においても、また敗戦後、灰じんの中から今日のような経済大国に発展するためにも、一つは、そういう少数の人が中心になってこの国を引っ張っていく、そういう制度がそれなりに効果を発揮したと思うんですけれども、今立ち返って考えてみますと、狭い東京に、一極に、政治も経済も金融も、文化までも、また若者までも全部が集中をしてしまった。そこには権限が過大に集中をしたということ。そして、その裏返しとして、我々の豊かな地方、歴史も文化も伝統もあるわけですが、そういう地方が……
○冬柴国務大臣 答弁させていただく前に、能登半島沖地震で被災をされました北村議員、御家族に対してもお見舞いを申し上げたいと思います。 幸い、能登空港は、飛行場が安全であるということを国土交通省の航空局におきまして確認ができましたので、発災の翌日から正常に今日まで運航を続けることができたということは、地元の方にとっても大変喜びであったと思います。 上空から見まして、寸断された道路というものを、どれぐらいかかるんだろうというふうに本当に心配いたしましたけれども、石川県あるいは国土交通省の所管七十五名の技術者も派遣をいたしまして、連休前の二十七日には一応全線を開通させるということができましたし、……
○冬柴国務大臣 先ほど来、るる液状化についてお話を伺いました。 私の体験といたしましても、神戸のポートアイランドの液状化は現に体験もしましたし、私の当時の中選挙区時代の選挙区の中でありました芦屋市の浜風町は全体が埋立地で液状化をした、そこももちろん体験をしました。それだけではなしに、現在の尼崎市、私の小選挙区の中ですけれども、そこの築地地区というのは、明治期以前の埋立地で非常に安定していたんですけれども、大変な液状化によって全体が崩れました。したがいまして、ここは土壌の入れかえ、上積み等をして、大変なお金がかかりましたけれども、町を全体をつくり直したという地域が私の方の築地地区でございます。……
○冬柴国務大臣 将来的に需給が逼迫すると予想される那覇空港につきましては、平成十四年十二月の交通政策審議会航空分科会答申に基づきまして、平成十五年度から、国と沖縄県が連携をいたしまして、住民等の意見も聞きつつ、滑走路増設を含む抜本的な空港能力向上方策について総合的な調査を進めているところでございます。 離着陸回数は十一・四万回ということで、これは全国五位でございますけれども、滑走路が一本でというのは、福岡空港の十三・七万回に次いで全国で二位というぐらい、込み合っているという空港でございます。 総合的な調査におきましては、昨年度、那覇空港の将来需要予測、能力の見きわめにつきまして検討を終了い……
○冬柴国務大臣 長島委員から、災害を受けた直後の村長として、最高の行政の責任者として取り組まれた体験を含めて、今質問をいただきました。 その中で、私は、国に対して不満が多い中で、長島議員からは感謝の言葉がたくさん出たということは本当にうれしい限りでございまして、国として当然のことをしたわけですけれども、それを高く評価していただいたということを本当に心から喜ぶものでございます。 国民の安全と安心を確保するということは、国の基本的な責務でございます。大規模災害への対応は国が責任を持って対応すべきものでありまして、山古志のときもそうだったけれども、最近の能登半島の地震のときも、あの能登空港は翌日……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました特定住宅瑕疵担保責任の履行の確保等に関する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 従来より、欠陥住宅問題に対応するため、住宅の品質確保の促進等に関する法律に基づき、新築住宅の売り主等は、住宅の構造耐力上主要な部分等の瑕疵について、十年間の瑕疵担保責任を負うこととされております。 しかしながら、先般の構造計算書偽装問題を契機として、新築住宅の売り主が十分な資力を有さず瑕疵担保責任が履行されない場合、新築住宅の購入者が極めて不安定な状態に置かれることが改めて認識されることとなりました。 このように住宅取得に対する不安が強まる中、住宅の安全の確……
○冬柴国務大臣 安全な住宅を安心して国民に購入していただくために、これまで建築基準法あるいは建築士法の改正及び今回のこの瑕疵担保法の制定によって、住宅の瑕疵の発生を抑制するとともに、万一瑕疵が発生したという場合でも確実に瑕疵担保責任が履行される体制を整備したところでございます。 これら一連の措置によりまして安全、安心な住宅を供給するとともに、昨年制定されました住生活基本法を根幹として、住生活の基盤となる良質な住宅の供給を行うための政策を積極的に講ずる必要があると考えております。 御指摘にありました住宅品質確保法に基づく住宅性能評価制度の普及充実を初めとしまして、信頼性の高い住宅市場の整備に……
○冬柴国務大臣 閣議決定によりましたら、すべての北朝鮮籍船のみを入港禁止の対象としたのは、我が国を取り巻く国際情勢にかんがみまして、特定船舶入港禁止特別措置法に基づく措置として、その外国を指定しなきゃならないというふうになっているんですが、北朝鮮船籍のすべての船舶の我が国への入港を禁止するということが、北朝鮮に対して適切な対応を求めるための手段としては効果的であるという判断に基づくものでございます。いろいろな選択肢はあるとは思うんですが、現在の国際情勢等をかんがみますと、それが一番適切だろうというふうになります。 国土交通省といたしましても、政府の一員として、本措置を確実に実施していくことが……
○冬柴国務大臣 高齢者や障害者、子育て中の人、あるいはドメスティック・バイオレンスというようなことで住居を失った人に対して安定的に住居を確保する、特にそれに対して配慮を必要とする人たち、そういう世帯は公営住宅に優先入居をいただくというようなこともやってまいりました。 今年度、平成十九年度の予算を認めていただきましたけれども、その中で、民間の賃貸住宅事業者の方でそういうものに協力をしてあげようという人たちに対して、その建設費とかそういうものについて我々が補助をさせていただくという、地域優良賃貸住宅制度というものを発足させております。そういうものを活用しながら、特に配慮を要する世帯に対して優先入……
○冬柴国務大臣 道路関係四公団が民営化されましたのは、四十兆円にも上る有利子債務、これを確実に弁済していこう、そしてまた国民負担を最小限に抑えながら必要な道路は早急につくっていこうというような考えのもとにこのような道路会社がつくられたはずであります。 ただ、まだ設立して間がないということもありまして、もっと地元に対する配慮ということも今後考えていかなきゃならないのではないかというふうに思っております。そのように我々も進めていかなければならないと思います。 きょうの新聞の中に速弁というようなものが書かれてありまして、中日本高速で人気がじわりと出てきたと。これは、駅弁とか空弁というものからヒン……
○冬柴国務大臣 災害から国民の安全、安心を守るということは、国家の基本的な義務でありますし、それを担当させていただいている国土交通省にとって厳粛な使命である、このように思っております。 そのような中で、昨年、平成十八年七月には、御案内のとおり、梅雨前線豪雨というものにより日本国土諸所で大きな被害を出しました。典型的なのは、長野県の天竜川のはんらん、あるいは鹿児島県の川内川のはんらん等の激甚災害であります。 こういうことから、河川やあるいは道路というものを早急に復旧復興させなければなりませんので、その対策費として二千六十六億円を補正計上をお願いいたしました。 このようなことで、同じような災……
○冬柴国務大臣 御当地ナンバー、これは大変な要請がたくさんありまして、十六年十一月にその導入を国土交通省で決定いたしまして、その要綱等を公表したところでございます。 十七年の五月には二十の地域から申し出がございました。そこに書かれているのは十九ですが、もう一つ、鹿児島県の奄美からも申し出がございました。しかしながら、富士山ナンバーと奄美だけはちょっと留保させていただきまして、同年七月には十八……(発言する者あり)鹿児島県が言っていますけれども、十八の御当地ナンバーが実現をいたしまして、昨年の十月十日から十七の地域でこの御当地ナンバーが走っているところでございます。ちょっとおくれましたが、つく……
○冬柴国務大臣 先ほどの冒頭の質問をお取り消しになっておりませんので答弁させていただきますと、私が国土交通大臣に就任したのは昨年の九月二十六日でございまして、四月七日に答弁をしたというくだりは私にとっては全く違うことでありますので、その点は御訂正いただきたいと思います。 それから、一月に私は、もしそういう事実があるとするならばまことに遺憾であるということを申し上げたわけであります。 現在、入札談合があってはならないことであり、特に、それに官が関与するような、官製談合はもう言語道断であります。したがいまして、国交省としてはこれまでもそういうことが起こらないように努力を重ねてきたところでありま……
○冬柴国務大臣 地域の活力なくして国の活力なし、総理もよくおっしゃることでありまして、安倍内閣の一つの指針でございます。国土交通省といたしましても、地域の活力あるいは再生ということに取り組んでいるところでありますし、また、安全、安心な国民の生活基盤の確立ということも我々の大きな仕事の内容でございます。したがいまして、夕張市におきましても、先ほど丸谷議員がおっしゃったように、私一人になってもここにとどまるんだというような頑張る市民がいらっしゃるこの地域において、今御指摘の事業は着実に進めていくつもりでございます。 この夕張シューパロダム、シというのが源流とかいう意味で、ユーパロが夕張になったそ……
○冬柴国務大臣 気候変動の影響によりまして、近年、集中豪雨等は増加傾向にありまして、その傾向は今後も続くと言われております。 去る二月十日、十一日、私、休みを利用しまして、鹿児島県の川内川流域を見せていただきました。ここでは、わずか五日の間に、一千ミリを超える、一メートルですよ、集中豪雨がありまして、大変な水害等を引き起こしたわけでございます。また、宮下先生の長野県の南部でも、同じ七月の梅雨前線豪雨によって大変な災害が発生いたしました。 しかしながら、砂防堰堤等が整備されていた箇所では人命被害が発生していないんですね。堤防、ダム、砂防堰堤等のハード施設の重要性がやはり改めて認識された次第で……
○冬柴国務大臣 大変議論があったところでございまして、私は、受益と負担を、そのバランスをとるためには、そんな抽象的な言葉では争いがあっても困るので、具体的に、その整備の量とか内容を明らかにしなきゃならないということで、その次に書いてあるように、「十九年中に、今後の具体的な道路整備の姿を示した中期的な計画を作成する。」という言葉、定義ではありませんけれども、具体的にわかるようにその内容を示した方がいい、その姿を示した方がいい、真に必要かどうかということで争いがあっても困りますので。そういうことでございます。
【次の発言】 十九年は、十五年に五年計画で、五年間に暫定税率をいただく分に対して三十八兆……
○冬柴国務大臣 企業立地やあるいは産業集積にあわせまして周辺整備を、必要なインフラをタイミングよく整備していくということが非常に必要であります。 したがいまして、都道府県が必要なインフラ整備を一体的に進めることができるようにするために、国土交通省としましては、地域自立・活性化交付金制度の創設を目的とした法案を提出いたしているところでございます。この制度によって、企業の立地に伴い必要となるアクセス道路だとか港湾施設等のインフラ整備を一括して効率的に進めることができます。ハードとソフト一体の幅広い支援を行ってまいりたい、このように思っております。 そういう意味で、経済産業省等々、他省庁とも緊密……
○冬柴国務大臣 民生部門におけるCO2排出量を抑制するために、住宅の省エネ化といいますか、そういうものの向上を推進するということは重要な課題、今、江田委員の御指摘のとおりだと思います。 昨年の六月に住生活基本法が制定されました。これによりまして、今までの住宅の量の確保から、品質のいい住宅の確保ということに大きく政策転換をいたしたところでございまして、御指摘のように、今、木造建物であれば築後約三十年で壊してしまうというようなことで、日本では中古住宅市場というものが全く熟成していないわけでございます。 しかしながら、新しい住生活基本法におきまして発想を大きく転換をいたしまして、いい住宅をつくっ……
○冬柴国務大臣 ただいま官房長官も読み上げられましたけれども、憲法改正規定は、周知のとおり九十六条にあります。その憲法改正規定、この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案をして承認を経なければならない、こうなっているわけですから、発議者は憲法上は国会であります、国会。 そして、これに対して、国会がどういう憲法改正をこれからやるのか、それは国会が両議院の三分の二以上の議員の賛成で決めていくわけでございますから、一部なのか全部なのか、それはわかりません。 私自身は、今ここに立っているのは、公明党として立っているわけではありませんで、国務大臣として立……
○冬柴国務大臣 今、中尾勝守さんのことをおっしゃいました。私の本当の、初当選以来の支援をしてくださった方です。 さて、先生と一緒に、出身であります島根から最寄りの新幹線まで鉄道で行くとしたら、伯備線で約三時間かかるということも認識をいたしております。高速道路に何分でアクセスできるか、これは自動車ですが、三十分以内でアクセスできる、人口が八割に満たない県が二十一県あると認識をいたしております。いろいろな資料がありますけれども、面積で高速道路の整備率がどうかというところから、下からとれば何県あるかということで、これも認識しておりますし、人口当たりでもどうなるかというものもあります。 いずれにい……
○冬柴国務大臣 自動認可運賃というのは、例えば、六百円から五百四十円の間で十円ずつ刻みまして、この間で初乗り運賃とかをする場合には、財務諸表等を提出しなくても自動的にそれを認可するということになりますが、五百四十円を切って、いわゆる下限割れですね、申請してきた場合には、厳格な審査を、財務諸表等も提出させ、労働条件等も提出させて、慎重に審査をするということでございます。 下限割れが直ちに悪いとは言えないと思います。これは、乗客にとって安いわけですから。しかしながら、それが運転者の労働強化につながったり、あるいは低廉な所得しか確保できないとか、ひいては安全が脅かされるということもあるわけです。 ……
○冬柴国務大臣 建築基準法につきましては、例の姉歯事件、おととしの暮れでございますが、起こりまして、国民生活に大変な不安をもたらしました。したがいまして、この耐震偽装問題の再発を防止し、一日も早く国民が安心して住宅の取得や建築物の利用ができるように、建築確認検査の厳格化を柱とする改正を行いまして、昨年の六月に公布し、一年以内ということで、ことしの六月二十日にこれが施行されたわけでございます。 これにつきまして、これまで我々は、関係政省令を四本、それから告示を二本発出いたしておりますが、それには行政手続法に基づくパブリックコメントというものを一回に三十日以上のものを行わなければなりませんので、……
○冬柴国務大臣 第百六十八回国会における御審議に当たり、国土交通行政の当面の諸課題について、私の考え方を述べさせていただきます。 まず初めに、新潟県中越沖地震や台風による災害で亡くなられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げますとともに、被災された皆様に心からお見舞い申し上げます。 自然災害や事故などから国民の生命や財産を守ることは国土交通省の重要な使命であり、国民の安全・安心基盤の確立に全力で取り組んでまいります。 去る十月一日に緊急地震速報の一般への提供を開始したところであり、今後、地震及び噴火に関する所要の措置を講ずるため、気象業務法の改正案を今国会に提出しております。これに加えて、……
○冬柴国務大臣 小里先生御指摘のとおり、大きく着工件数が落ち込んでいるということは客観的な事実でございまして、これは改善しなければならない、このように思っているところでございまして、住宅局を中心に、各地方整備局も動員をして、その対策に今一生懸命やっているところでございます。 原因は、やはり大きな改正をいたしました、周知のとおりでございますが、その典型が、ピアチェック等今までなかったものを導入いたしております。したがいまして、これに対して過剰な反応を申請側も審査側もしていられる。それから、そういうものについて習熟度がまだ十分でないということが考えられます。 そういうことから、我が方は、Qアン……
○冬柴国務大臣 去る十月一日、世界で初めて、いわゆる地震動、要するに発生した断層運動による地表の揺れですが、地震動というものを予報する、そしてまた、それが大きな災害を起こす、例えば五弱以上の強い地震ということが予想された場合には、大きな被害が、災害が発生するおそれがありますので、緊急地震速報というものを十月一日の朝九時から始めることになりました。これは世界で初めてでありまして、長年の気象庁を中心とする研究によって、こういうことを予報し、予知し、そしてまた、それを警報として一般に提供することができる、そういう技術の成果があるわけでございます。 それからまた、火山現象につきましても、十一月からこ……
○冬柴国務大臣 ただいま外務省の方からも答弁がありましたように、北朝鮮が受ける経済的なダメージといいますか、そういうものを確定的に数量的に示すことは困難でありますけれども、しかしながら、拉致という、我が国の主権、領土主権あるいは領海主権を侵して我が国の国民を連れ去ったという犯罪行為に対して、解決しなければならないわけであります。また、我が国の全土を射程に入れたようなミサイルの開発ということは、我が国にとっては大変な脅威であります。核は言うに及ばずであります。 こういうものに対して、北朝鮮政府に対して交渉しているわけでありますけれども、しかし、我が国のそのようなものに対する解決に対する強い意思……
○冬柴国務大臣 昨年の十一月に、御指摘の今後の具体的な道路整備の姿を示した道路の中期計画の素案を発表いたしました。 これには、四月から八月までに、第一回の問いかけとして国民に広く御意見を伺いましたところ、実に、国民からは十万一千三百十四件、全首長千八百七十四名、有識者二千九百二十八人という多くの方々から、渋滞対策や生活幹線道路あるいは交通事故対策ということを求める意見をちょうだいいたしました。また、地方によって抱える課題や道路整備の状況などに応じて、地域によって求める施策の内容に相違があることもよくわかりました。 こういうものを踏まえまして、中期計画の骨子案というものを作成、公表いたしまし……
○冬柴国務大臣 二つの問題があると思います。 我が国には六千八百四十七の離島がありますがゆえに、それを基点として領域及び排他的経済水域が定められます。四百四十七万平方キロの海域というのは、世界第六番目に広い海域を保有するわけでございまして、国土の、領土の十二倍に相当します。私は、それを守ってくださったのは、その離島に不便な中で今まで暮らしてこられたそのような多くの同胞あったがゆえだと思います。したがって、離島振興は非常に大事だと私は思っております。 今回、ことしの七月の二十日に施行されました海洋基本法の中にも、離島の保全、これは重大な政策であるというふうなことがうたわれておりまして、私も初……
○冬柴国務大臣 過去に起こった事実をきちっと検証すべきだと思います。そのためには、今言われたような手りゅう弾を渡した、そういう事実が検証できるかどうか、そういうことも含めて過去の事実をきちっと国民の前にも明らかにし、そしてそれをもとに政治は行われるべきだと考えております。
【次の発言】 私はやはりつくりたいと思います、結論は。
それは、球磨川水系では、昭和四十年七月の洪水、上流の人吉市市街及び中流部落が浸水して、流域の関連市町村、球磨川流域以外の河川流域も含みますが、水害、土砂災害による死者六名、被害家屋一万四千戸、昭和五十七年七月の洪水におきましては、死者四名、被害家屋五千戸と、これまでた……
○冬柴国務大臣 仰せのように、地方部では人の移動の九割が自動車交通に依存しておられまして、まさに生活の種々な場面で道路が重要な役割を果たしていることは、事実でございます。 これまで国土交通省は、安全で安心な暮らしの確保、地域の活性化ということを図るために、直轄事業の実施あるいは補助事業あるいは地方道路整備臨時交付金による支援等によりまして、日常を支える市町村道まで、道路ネットワークの体系化、整備に努めてきたところでございます。 また、昨年の十二月、私も関与させていただきましたけれども閣議決定をされました「道路特定財源の見直しに関する具体策」におきましても、地域間格差への対応や生活者重視の視……
○冬柴国務大臣 本州四国連絡橋は、昭和三十年、瀬戸内海において宇高連絡船紫雲丸が沈没をし、小中学生を含む百六十八名のとうとい命を奪ってしまったという事故がございました。これを受けて、昭和五十年に事業に着手し、そして、開通後、あすで満二十年、佳節を刻むわけでございます。
本州―四国間の安全性の向上はもとより、本州―四国間の道路、鉄道、フェリー等を合わせた……
【次の発言】 ああ、そうですか。輸送人員は一・八倍に増加をいたしております。そのようなことで、貨物輸送量も一・八倍に増加をするなど地域に大きな効果をもたらしております。お説のように、BバイCにつきまして、このような橋の特性を踏まえて行いた……
○冬柴国務大臣 ガソリン価格につきましては、四月一日に暫定税率の期限が失効いたしました。その七日間で二十一円七十銭値下がりをしたということが報告をされております。直接的な負担の大小という側面を見れば、ガソリンが値下がりをしたということは自動車ユーザーにとって、私も含めて、当然喜ばしいことだ、これはだれも争いがないところだと思います。 しかしながら一方、暫定税率廃止によって何が起こっているか。国、地方合わせて二兆六千億、これは一年間続いた場合の話ですけれども、の巨額の歳入欠陥が生ずるわけであります。これによって、今全国の三十六の都道府県、これは四分の三に当たると思いますけれども、その中で二十五……
○冬柴国務大臣 けさ登庁いたしまして、こういうことがあったと。それから、私自身は、昨日だと思います、北海道開発局でいわゆる家宅捜査あるいは押収というようなことが行われ、そして三人の職員が検察庁に呼ばれたという話を聞きまして、きょうの報道ではもう逮捕ということになっております。一人は、北海道開発局ですが、元農業水産部長、それからその部下だった元同部農業設計課長、それからもう一人は現職の農業調査課長、この三名が入札妨害の疑いで逮捕されたと。非常に衝撃的なニュースでございました。 ただ、接触を検察から禁じられているために本人から事情を聞くことができない状況でございます。それで、事情はわかりませんの……
○冬柴国務大臣 ただいま御決議のありました、改正建築基準法の施行に伴い、混乱が生じ、建築着工が大幅に減少した問題につきましては、心よりおわび申し上げます。昨年の秋以降、建築着工や建築確認件数は着実に回復してきているところでありますが、建築確認手続の円滑化が図られるよう、引き続き運用の改善やきめ細かな情報提供に取り組んでまいる所存でございます。 また、住宅セーフティーネットの構築につきましては、住宅確保要配慮者の方々の居住の安定が図られるよう、公営住宅の的確な供給に加え、高齢者、子育て世帯向けの地域優良賃貸住宅や、都市再生機構賃貸住宅等の公的賃貸住宅の供給を推進するとともに、民間賃貸住宅への円……
○冬柴国務大臣 国土交通行政につきまして、私の所信を述べさせていただきます。 昨年は、能登半島地震、新潟県中越沖地震等の大地震や台風に伴う豪雨等の自然災害などにより、多くの国民の安全、安心な暮らしが脅かされました。国民の生命財産を守ることは国土交通省の重要な使命であり、引き続き全力で取り組んでまいります。 我が国は、本格的な人口減少・高齢化社会の到来、急速な経済のグローバル化、地球環境問題の深刻化など、歴史的な転換期を迎えており、このような変化に対応しつつ、子や孫の世代が自信と誇りを持てる国づくりを進めていかなければなりません。 国土交通省は、国土政策、社会資本整備、交通政策、観光政策、……
○冬柴国務大臣 ありがとうございます。 いつも私が言っているんですけれども、無駄な道路ということを言う人があると私は憤りを感ずる一人でございます。例えば、いつも言っておりますけれども、新潟から青森までの日本海沿岸高速自動車道路、これは法律にも規定されたものですけれども、新潟県内でも県境の二十九キロ余りはいまだまだできていないわけでございまして、こういうものは大動脈だと思うんですけれども、まだ通じていないというのが現状でございます。 そういう意味で、しかしながら、道路をどんどんつくり続けていいのかというようないろいろな反省もあり、暫定税率というものも硬直化しているんではないかというような議論……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました道路整備費の財源等の特例に関する法律の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 我が国の国際競争力の強化、地域の活性化、安全・安心の確保、環境の保全と豊かな生活環境の創造といった政策課題に対応するため、真に必要な道路の整備を計画的に進めることは、今後とも、我が国にとって重要な政策課題であり、このために必要な財源を、納税者の理解を得ながら、引き続き確保することが必要であります。また、地方財政が厳しい中にあっても、地域間格差への対応や生活者重視の視点から、地域の自主性にも配慮しつつ、地域の道路整備を着実に促進することが必要であるほか、……
○冬柴国務大臣 社会資本整備重点計画に掲げられました三十五の指標、これは一つ目の指標も、ちょうだいいたしました資料でおわかりいただけますように、バリアフリー社会の形成等というところでも細かく数値、目標等が分かれておりまして、三十四とは分類されておりますが、そういうものを見ますと、四十四のところで数値がとられているということがわかると思います。 これにつきまして、平成十九年度に拠点的な空港、港湾への道路アクセス率を六八%とすることを目標としている指標につきまして、平成十四年度は五九%だったわけでございますが、平成十八年度には六七%まで整備されているようであります。 そういうことで、八五%の指……
○冬柴国務大臣 本州四国連絡橋、橋の料金値下げにつきましては、兵庫県や淡路島の三市を初め地元自治体や物流事業者の方々などからたくさん御要望をいただいているところでございます。 具体的な料金引き下げの内容につきましては、各高速道路会社と機構が国民の御意見を伺いながら今後計画を作成する予定でありますが、国としても、こうした地域の方々からの御要望や料金社会実験の結果を踏まえまして、地元自治体と連携して検討を進めてまいりたいと思っております。 いずれにいたしましても、本州四国連絡橋を有効に活用していただけるよう、国民の目線に合った内容となるように十分配慮していきたいと思っております。 なお、本四……
○冬柴国務大臣 道路特定財源は、今局長も述べましたように、地方にとっても、また地域の住民にとっても、その望む道路整備を着実に進めていく上におきましても、また国の財政全体から見ても大変貴重な財源であることはもう言うまでもないところでございます。 このため、私が大臣に就任をさせていただきまして一年半近い日にちが流れますが、この間、本当に毎日のように、知事それから市長さん、あるいは地方の住民の方々、あるいは子供さんまで、私にたくさん手紙をちょうだいしたり、大臣室へ来て、財源の確保あるいは暫定税率の維持を求める切実な声を聞いているわけでございます。 国土交通省といたしましては、こうした切実な声、こ……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました国土交通省設置法等の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 観光は、国内外における交流人口の増大により、我が国の地域経済を活性化させるとともに、国際的な相互理解を増進するものであります。観光立国の実現は、二十一世紀の我が国経済社会の発展のために不可欠な重要課題であり、平成十八年十二月には、観光立国推進基本法が衆議院、参議院ともに全会一致で成立しました。これを受け、政府では、昨年六月に観光立国推進基本計画を閣議決定いたしました。今後、この基本計画に基づき、観光立国の実現に向けた施策を総合的かつ計画的に推進するためには、国全体として……
○冬柴国務大臣 御案内のように、国会法五十九条では、一の院で可決された法律案につきましては、提出者はそれを撤回したり修正したりすることはできないという規定がございますので、衆議院で可決して参議院へ送っております道路整備財源特例法について、これを政府の方で撤回したりあるいは修正したりすることはできません。 しかしながら、両院議長のあっせんでもありましたように、与野党が協議を重ねて、そしてそれで議員提案等で修正するということはもちろん可能なことでございます。したがいまして、この法律以外の部分につきましても、与野党の間で協議をされて、そしてその結果、結論を得て修正されるということであれば、我々はそ……
○冬柴国務大臣 ありがとうございます。 五つの目玉がございますけれども、その中身におきましても、訪日外国人の旅行者、この方々が本当に満足をして、そして我が国の宿泊施設等に不便なく連泊をしていただく、そういうようなことが図られなければならないと思っております。そのために、今国会にも提案をいたしておりますが、観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律案、このようなものをぜひ御成立いただきまして、このような法律に基づきまして、観光客が安心して、そしてまた連泊をしていただけるような、そういうことを目指していきたいと思います。 また、国際観光の振興、魅力ある観光地づくりというものも、……
○冬柴国務大臣 まことに貴重な御提案だと思います。
【次の発言】 明記することが妥当だろうと思います。
と申しますのは、私、福知山事故、あるいは余目事故というのがやはりその年の十二月二十五日に起こりまして、二つとももちろん行かせていただきました。大変悲惨でした。そのときの被害者、もちろん、けがをされた方とか、あるいは亡くなった方の御遺族の心情を察するとき、どういう状況のもとに事故が起こり、そして悲しい話ですけれども、どういう状況の中で自分の親族が亡くなったのか、こういうことを涙ながらに私に訴えられました。
捜査の方は、そういうことにはこたえられないんですね。しかしながら、事故調査委員会にお……
○冬柴国務大臣 関西圏というのは、域内の人口はオランダの人口を超えておりますし、GDPはお隣の発展著しい韓国にも匹敵するような規模でございまして、首都圏に次ぐ航空需要を有しております。 こうした関西圏の航空需要について、関空、伊丹そして神戸、この三空港が適切な役割分担のもと、トータルとして最適運用を果たして関西圏の膨大な経済の発展と利用者の利便の向上に努めていく、そういうことが必要である、こういうふうに認識をいたしております。 このために、関西三空港につきましては、関西国際空港は西日本を中心とする国際拠点空港でありまして、また、関西圏の国内線の基幹空港でもある、このような二つの、国際、国内……
○冬柴国務大臣 地域にはそれぞれに歴史、伝統、文化というものがありますし、すぐれた景観そして食材、調理法、固有のものがあります。その中の人は余りそれに気づかないんですが、外から来た人が物すごくこれを斬新に感じたり、美しさを感じたりするんですね。 私は、そういう交流の中で、そういうものを見出したときの喜びとか、そして誇り、自信というものが観光を支えるんだろうと思うんですね。言いかえれば、住んでよし、訪れてよしの国づくり、これが観光の本質だろうと思います。そのためには、地域に住む人が愛郷心、自分の住んでいるところのふるさとあるいはその歴史、伝統をこよなく愛し、自信を持たれることだというふうに思い……
○冬柴国務大臣 観光圏の整備による観光旅客の来訪及び滞在の促進に関する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をいただき、ただいま全会一致をもって可決されましたことに深く感謝を申し上げます。
今後、審議中における委員各位の御高見や、ただいまの附帯決議において提起されました事項の趣旨を十分に尊重してまいる所存でございます。
ここに、委員長初め理事の皆様方、また委員の皆様方の御指導、御協力に対し、深く感謝の意を表します。
大変ありがとうございました。(拍手)
【次の発言】 地域における歴史的風致の維持及び向上に関する法律案につきましては、本委員会におかれまして熱心な御討議をい……
○冬柴国務大臣 なぜ本体がおくれたかということについては、もう弁解の余地がありませんよ。本当にそういういろいろな試行錯誤の中で、巨額の負債を抱え、一九七五年、昭和五十年では、五〇%の人が乗用車に乗り、残りは公共交通に乗っていたんですね。ところが、平成十五年、二〇〇三年では、実に、公共交通一六%で、残り八四%が乗用車に乗っていらっしゃるわけですね。しかも、それは、いろいろな地域の実情がありまして非常に個性的なんですね。ですから、それを十把一からげで救済したりする、そういう手当てはなかったわけですが、これは地域で、事業者と地域全体が、そこにとっては再生はどういう方向が一番いいのかという方向を考えて……
○冬柴国務大臣 ただいま議題となりました海上運送法及び船員法の一部を改正する法律案の提案理由につきまして御説明申し上げます。 四面環海の我が国において、輸出入貨物の九九・七%の輸送を担う外航海運及び国内貨物輸送の約四割、産業基礎物資の約八割の輸送を担う内航海運は、我が国経済、国民生活にとって不可欠な産業基盤であります。 しかしながら、世界単一市場たる外航海運分野における国際競争が激化する中、我が国外航海運においては、円高等によるコスト競争力の喪失から、安定的な国際海上輸送の核となるべき日本船舶は最も多かった昭和四十七年の千五百八十隻から平成十八年には九十五隻へ、日本人船員は昭和四十九年の約……
○冬柴国務大臣 一般財源化につきましては、総理を初めとして明瞭に申し上げているわけでございまして、これは政府・与党の決定、それから閣議決定ということまでしているわけでございます。民主党も、一般財源化せいというところについては共通しているわけですけれども、根本的に違うのは、二十年度はどうするんだというその一点でございます。 二十年度につきましては、予算においても、予算関連の財源を決める法律、こういうものが通らないために地方は大混乱をしております。たった今まで私も地方六団体の代表と官邸でお話をしてきたわけですけれども、これが可決をされなかったということで地方は大混乱していた。しかし、十三日にこれ……
○冬柴国務大臣 もちろん、大臣主導でやらせていただくわけでございますけれども、ただ、一般的に、個々具体的な案件がなくて調査しても、これは本当にだれも言いません。だれも、私がやっているというようなことは言いません。 そういうことから、我々は、内部告発と言われるような形でそういうものを受け付ける窓口もつくりましたし、それに対して不利益な扱いをしないというような扱いもしておりますから、そういう案件が出てくれば、それを深掘りして、そして問題の所在というものを追及していく。 今回も、起訴後にというのは、今、身柄を拘束されているわけですね。したがいまして、その人たちと接見をしたり事情を聞いたりすること……
○冬柴国務大臣 今回の入港料制度の見直しによりまして、上限内での料率の設定、変更が事前届け出制となることから、港湾管理者による港湾管理の自主性が向上すると考えております。 また、港湾管理者が料率を引き下げる場合におきまして国の同意が不要となることから、利用者のニーズにこたえ、迅速かつ柔軟な料率設定が行われることとなり、利用者にとっても望ましいものと考えられます。 さらに、国といたしましては、近隣アジア諸港との国際競争によりまして、我が国港湾において港湾コストの低減が求められている中、今後、港湾管理者が料率を引き下げる場合においては国の同意が不要となることから、港湾管理者の政策的な判断のもと……
○冬柴国務大臣 お説のように、全総すなわち全国総合開発計画というものは、平成十七年の法改正によりまして抜本的に見直されまして、国土形成計画というふうに変えられたわけでございますが、それは、人口の減少あるいは東アジアの経済成長などの新たな経済社会状況を踏まえつつ、地方分権型の計画にしていこうという観点からの抜本改革であったというふうに思います。 したがいまして、均衡ある発展、これは我が国の経済の発展には非常に大きな役割を果たし、そして、おっしゃるように地方に工場群ができたり、そういう意味では均衡ある発展を遂げてきたと思うんですけれども、見直しは、広域地方ブロックという形で、例えば我々の住む近畿……
○冬柴国務大臣 再三にわたりまして民主党の議員から、本当に熱心に、拉致問題を閣議決定の文中に入れるべきであるという御主張というか御提案がございました。私もそのように同調いたしまして、そして閣僚の一人としてそのように考えるということも申し上げたことは先ほどのお話のとおりでございまして、私はそれを放置していたわけではございません。しかるべきときにはしかるべく、そのような趣旨も、これはいろいろと公にするのは適当でないこともありますからあれですけれども、私は放置をしていたわけではなく、私の信念としてもそういうものを明確にした方がいいということはいろいろな場面では申し上げましたけれども、政府部内、いろい……
○冬柴国務大臣 我が国におきまして国連海洋法条約を批准した平成八年ごろに議論がなされたと聞いておりますが、海洋利用国家としての基本的立場から、海洋の自由を尊重し、必要最小限の制限とすべきであるとの考え方に基づきまして、法整備が行われなかったと承知をいたしております。 しかしながら、その後、諸外国にも同種の法制度が存在をし、また不審船事案など海洋をめぐる情勢が変化をしております。海洋基本法におきましては、新たな海洋立国の実現に向けて、海洋の安全の確保のための施策を積極的に推進していくことが求められており、この法案はこれを受けて制定しようとするものでございます。 四面を海に囲まれた海洋国家であ……
○冬柴国務大臣 成田と羽田の関係というのは、長く関係者の間で調整をしてきた歴史があります。 平成十五年六月には、八都県市、すなわち東京、埼玉、千葉、神奈川の都県とそれぞれに有する政令市、それに国土交通大臣が加わりまして、その役割分担といいますか、そういうものを話し合い、合意をいたしました。 その内容は、成田は我が国を代表する国際拠点空港、そしてまた羽田は、もちろん我が国を代表する首都圏の国内空港という位置づけを原則としつつ、羽田は、成田国際といいますけれども、あそこは内陸部ですから夜間は飛べません、そういう意味で国際拠点を補う空港という位置づけをしまして、そういうところから、今委員もペリメ……
○冬柴国務大臣 四月二十二日に、委員から道路保全技術センターの外注先を公表するようにという質疑がなされまして、私は、できるだけ公表をして、そして御批判をちょうだいしたらいいというふうに申し上げました。ただ、相手方が民民の取引になるわけですよね、ほとんど普通は出さない、しかし、こういう事情を申し上げて協力を求め、そして公表することについても御同意をいただきながらお示しをしたい、こういうふうに当時申し上げました。 私の方は、この答弁に基づきまして、同日この依頼をいたしました。道路保全技術センターへ外注先を公表するようにということを書面で依頼をいたしました。それにつきまして、保全センターは外注先の……
○冬柴国務大臣 非常に大きな改正でございますので、民主党の方も、これは姉歯事件で、震度五強で崩壊するようなマンションがこの国でつくられたり売られたりすることは許されない、これはみんなの思いだと思います。したがって、我々の案よりも民主党さんの案の方がもっと厳しい案だったわけでございます。 ただ、これについて予見があったかどうかという話でございますけれども、残念ながら、我々としては細心の注意を払って周知徹底を図りましたけれども、六月二十日時点ではこんなにも落ち込むということは予見することはできなかった。それは、我々の努力にもかかわらず関係者が習熟することがなかった、それからまた、審査する方も過剰……
○冬柴国務大臣 大変御心配をかけておりますが、今年度末で暫定税率が切れます。平成十五年に、十九年度末までということで決めていただいたものでございますが、その後どうするのかということで、いろいろと検討をいたしていただきました。 国交省といたしましても、広く国民の御意見を伺うということで、昨年の四月から七月までの四カ月間、広く国民に道路整備の必要性、また、どういう項目において必要なのかということのお尋ねをいたしましたところ、一般国民から、十万一千人を優に超える人々からの意見をお寄せいただきました。それから、先ほどもお話がありましたが、首長さん千八百七十四名、すべての首長さんからも意見をちょうだい……
○冬柴国務大臣 暫定税率が廃止されますと、国、地方を合わせて二兆六千億の大幅な減収となります。静岡県では、県と市町村を合わせて三百四十九億円の減収となりますが、これに加えまして、地方道路整備臨時交付金分二百三十五億円を加算いたしますと、実に五百八十三億円の減収となります。そうしますと、もうあかずの踏切の解消、通学路の歩道整備を初め、地方における高度医療施設への広域的なアクセスの強化など、都市における安全で円滑な交通を実現するための環状道路やバイパスなどの対策を進めていくことは、極めて困難になると思われます。 特に、地方では、道路特定財源に加えまして一般財源や地方債により道路整備の多くを賄って……
○冬柴国務大臣 非常にわかりやすい図面を出していただきました。青と赤で合計すれば一万四千ですけれども、現在供用されている部分、完成した部分は全体の六七%、今年度末で。すなわち、三三%がまだ整備中かあるいはまだ未着手というような状況にあるのがこれでございます。 したがいまして、青に塗ってあるから全部開通しているわけではございません。例えば、宮崎のところ、九州を見てもらえるとわかりますけれども、ここを青に塗ってありますけれども、これは工事中でございまして、赤色のところは新直轄とか直轄ということで一生懸命やっておりますけれども、谷垣委員がおっしゃっていただいたように、ここで赤を全部抜いてしまえば、……
○冬柴国務大臣 そこに三千五百四十六億円と書かれているのは、私の方から長妻議員に提出をした書類に基づいていると思いますが、それをつぶさに見ますと、道路特別会計による支出、平成十八年度について、概要というふうになっております。総額は三千五百四十七億円でございますが、その内訳は、貸付金、交付金というものがございます、それが二千七百三十二億円でございまして、そこへ書かれている数字は、何が三%になるのか……(長妻委員「競争入札の総額ですよ」と呼ぶ)競争入札の。一般競争入札は四十九億円、指名競争が三十億円、企画競争入札は三十三億円、そして随意契約は七百三億円でございまして、これは貸付金、交付金でありまし……
○冬柴国務大臣 国土交通省といたしましては、アジア・ゲートウェイ構想に盛り込まれた航空自由化のための施策に、これまで着実に取り組んでまいりました。 昨年の八月以降、韓国、タイ、マカオ及び香港との間におきまして、日本側から航空自由化の提案を行いました。空港容量に制約のある我が国の首都圏の空港関係路線を除きまして、お互いに路線や便数の制約をなくす航空自由化の実現に合意をしたところでございます。今後、他のアジアの各国との間でも航空自由化のための交渉を着実に進めていきたい、このように考えているところでございます。 また、羽田空港の国際化につきましても積極的に進めております。昨年九月二十九日、すなわ……
○冬柴国務大臣 中期計画の素案というのは、すべての知事、市町村長、千八百七十四名当時いられましたが、その意見を聞きながら作成したものでございます。 素案を見ていただいたらわかりますが、その御意見に基づきまして、政策課題、これを十六に分けてまとめてありますが、各自治体が掲げている施策を総合的に勘案して、そしてまとめたものでございます。 また、個別具体の箇所につきましては、各自治体が要望していられる箇所が、中期計画の素案においておおむね対策が必要な箇所、いわゆる要対策箇所としてなっているものと考えております。 いずれにいたしましても、中期計画では、選択と集中によりまして事業の重点化を図り、地……
○冬柴国務大臣 今委員がおっしゃいましたのは、法律に基づきまして国幹会議、これは平成十三年一月ですか、省庁再編のときに会議ということになりました。自来、平成十三年の現行国幹会議になりましてから、今まで三回開かれております。 第三回国幹会議は十二月に開催されまして、私も一部出席をさせていただきました。ここでは、東京の外郭環状道路、特に関越―東名の基本計画の策定などの議事に対しまして、議案はこれ一本だったんですね、相当詳細な御意見の開陳がなされて、私もその前で聞かせていただきました。 私としては、大変活発な御議論の中で議事を民主的に決するなど、十分御審議をいただいたと。私は、不十分だとか形式的……
○冬柴国務大臣 検討させていただきます。
【次の発言】 私自身が経済財政諮問会議に出まして、そのような委員からのお話がありましたので、それに対して説明をし、御納得いただいたと思います。
それは、この十九年の中期計画を策定するに当たり、最も新しい最も権威のあるものというのは、一九九九年の交通センサスというのは確かに古いけれども、それをまとめて、将来交通推計を出すには三年の年月がかかるのですということも説明しまして、そのようなものはこれです。しかしながら、今後着工する場合には、おっしゃるように、その時点時点で最も新しい資料を用いて客観的にいたしますし、そしてまた、この自動車高速道路につきましては……
○冬柴国務大臣 今御指摘がありましたように、道路特定財源、平成十年、ピークでございましたけれども、十五兆三千億というものでございましたが、現在は八・一兆円ということで、約半分ということになっております。しかしながら、国民のニーズというのは非常に高いわけでございまして、それにこたえるために、徹底的な削減あるいは道路の構造の改革等、例えば四車線ということを完成二車線にするとか、あるいは現道も利用するとかいうような工夫を重ねながら、国民のニーズにこたえてきているところでございます。 過日も、私は熊本へ参りまして、国道二〇八に対するバイパス、玉名バイパスというんですか、それの約半分、四キロが開通する……
○冬柴国務大臣 この制度は、平成二十年度以降五年間、地方公共団体が道路整備等に必要な直轄事業あるいは補助事業及び地方道路交付金事業に伴い地方自身が負担をする額の一部に対して、無利子の貸し付けを行おうとするものでございます。 この制度は、昨今の地方公共団体の財政状況が厳しいことを踏まえまして、道路整備に当たって必要となる地方負担の軽減、平準化を図るために創設するものでございます。地方としては、道路整備を熱望されますけれども、その負担金の調達がままならないというところがよくあるわけでございまして、これも、大きな道路をつくっている、そのためにほかのところがつくれない、しかしつくってほしいという要求……
○冬柴国務大臣 国幹会議の委員につきましては、山本委員もお話がありましたように、国会の指名によりまして、国会議員十名の、与野党の代表の方が入っていらっしゃいます。また、学識経験者からは、経済界、それから学会、経済、土木、法律、その専門家でございます、それから地方行政、マスコミ、それから道路利用者という人たちに入っていただいております。 したがいまして、ここで、公開の場で審議をしていただいているわけでありまして、山本委員も代表者として審議に加わっていられますが、熱心に議論をしていただいております。これについて、分科会を御提案いただきました。大変示唆に富む御提案でございます。真剣に考えさせていた……
○冬柴国務大臣 六十五兆円と見積もったのは、今、葉梨委員からもおっしゃいましたように、十五年から十九年の前の道路計画では、五年間に事業量は三十八兆円と決められていたわけでございます。したがいまして、これを倍いたしますと、十年間で七十六兆円というのが、今までの、前の事業量であったわけでございます。 しかし、それを六十五兆にして、八五・五%でございますが、そしてそれをまた再度五十九兆ということは、前回から比べれば、七七・六%、二割以上切り込んだ総額になっております。 しかしながら、これは、どうしてするかということにつきまして、きょうお配りをいたしました資料の二ページ目をちょっと見ていただきたい……
○冬柴国務大臣 今述べられましたように、二月二十二日にこの改革本部を設置いたしまして、私を本部長とし、そしてまた副大臣、政務官、五名とともに、六人の政治家が先頭に立って改革を進めよう、また、もちろん専門家の御意見も伺いながらやろうということでございます。 進捗状況としましては、今、四人の政務官と副大臣に事務を振り分けをして、そして、それについての総点検をするための手順とか、そういうものを協議していただいているところでありますが、質問の中でいろいろと御指摘を、質問をいただいたものにつきましては、私みずから、例えば、関係の財団とか、そういうところに多く名を連ねている人たちにやめてもらうというよう……
○冬柴国務大臣 海上において、人命及び財産を保護し、並びに法律の違反を予防し、捜査し、及び鎮圧するため、国家行政組織法三条の規定に基づいて、国土交通大臣の管理する外局として海上保安庁を置くということでございますから、お説のように、海上における犯罪の捜査は、刑法及び刑事訴訟法の規定に基づいて海上保安が行うということになっております。 それで、海上保安庁の長官と私の関係ですが、「海上保安庁長官は、国土交通大臣の指揮監督を受け、庁務を統理し、所部の職員を指揮監督する。」こう規定されています。ですから、私は指揮監督権がある、こういうことになります。 ところで、捜査の部分では、これは警察、検察と並ば……
○冬柴委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの渡辺周君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、深谷隆司君が委員長に御当選になりました。
委員長深谷隆司君に本席を譲ります。
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 我が国は、三十七万七千平方キロという小さな島国、これが小さいか大きいかは別としまして、そこに一億二千七百万人の国民が、世界でも第二位の経済規模で、他国から比べれば豊かな生活を営んでおります。陸地、領土ということで見れば小さいんですけれども、周辺には六千八百四十七という離島を擁しております。それらを中心に領海あるいは排他的経済水域というものを広げますと、四百四十七万平方キロという世界第六位の広い海域を領有する、いわゆる海洋国家であると私は自負しておりますが、であるからこそ、海の安全ということは非常に我々の生命線を握っているものだ、そのように思っており……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。 ソマリア・アデン湾で海賊事案が多発をしている、これは先ほど中谷元委員からお尋ねしたところでございますから重複を避けますけれども、我が国の船、それから、他国の船ではあるけれども我が国が運用している船というものが現に被害を受けたということがございます。このような危険を避けるためにここに何らかの手を打たなきゃならないのは当たり前のことでございまして、その主体として海上保安庁が、海上における人命、財産の保護、そして法秩序の維持ということを目的に、国土交通大臣の管理下の外局として海上保安庁というものがつくられているわけでございますから、ここが第一義的に対応す……
○冬柴委員 公明党の冬柴鐵三でございます。
この法案が成立することによりまして、海上保安庁におきまして海上における北朝鮮特定貨物の検査ということを行うことになるわけでありますが、国民の関心も集めている大変重要な業務でありますので、まず、海上保安庁長官のこれに対する決意を伺いたいと思います。
【次の発言】 海上保安庁は、固有の権限、すなわち海上保安庁法第二条とか十七条というものに基づき、または個別法、例えば漁業法というようなものに基づき、それから私が大臣を拝命しておりました平成二十年七月一日に成立をいたしました領海等における外国船舶の航行に関する法律、このような個別法に基づきまして日常的に船舶……
○冬柴委員 これより会議を開きます。
衆議院規則第百一条第四項の規定によりまして、委員長が選任されるまで、私が委員長の職務を行います。
これより委員長の互選を行います。
【次の発言】 ただいまの長島昭久君の動議に御異議ありませんか。
【次の発言】 御異議なしと認めます。よって、深谷隆司君が委員長に御当選になりました。
委員長深谷隆司君に本席を譲ります。
○冬柴国務大臣 国土交通省所管の平成十七年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は三百七十一億四千五百万円余であります。支出済み歳出額は七兆六千五百四十五億九千七百万円余であります。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障勘定、自動車事故対策勘定及び保険料等充当交付金勘定の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は二千八百六十億六千万円余であります。支出済み歳出額は二千百九十二億六千六百万円余であります。 このほか、道路整備特別会計、治水特別会計、……
○冬柴国務大臣 観光立国推進基本法という法律をつくっていただきました。衆参両院で満場一致で、議員立法でやっていただきました。 立国という言葉は、経済立国、文化立国等々、いろいろなところで使われますが、法文でこのような言葉を使っていただいたのは初めてでございまして、まさに国の基本的な政策という意味で位置づけられていると思いまして、私も観光立国担当国務大臣を拝命いたしておりまして、一生懸命これを進めていかなきゃならない。 具体的な目標としましては、二〇一〇年に一千万人の外国からの旅行者をお迎えしようという目標に向かって、ビジット・ジャパン・キャンペーンというものを進めているところでございます。……
○冬柴国務大臣 おはようございます。 国土交通省関係の平成十九年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計予算につきましては、所要の国土交通省関係予算を計上し、その歳出予算額は六兆六百二十六億円です。 また、都市開発資金融通特別会計、治水特別会計、道路整備特別会計、港湾整備特別会計、空港整備特別会計、自動車損害賠償保障事業特別会計、自動車検査登録特別会計及び特定国有財産整備特別会計に所要の予算を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画に……
○冬柴国務大臣 私は、名古屋へは何回も行きまして、堀川のことも知っております。納屋橋の上から見た堀川は、本当に余りきれいではなかった。それを、篠田代議士、ライフワークとして、きれいにして、道頓堀川のようにしたい。 道頓堀川、余りいいあれではないですけれども、タイガースが優勝すると、そこへ飛び込める程度の水質ができておりますので、ドラゴンズが優勝されたときに、それは飛び込んでもらっては困りますけれども、堀川がそんなに水質が浄化されることは本当にすばらしいことだと思います。必ず行かせていただきたいと思います。 水辺は地域社会に潤いをもたらします。都市に水と緑を提供する貴重な空間であります。美し……
○冬柴国務大臣 国土交通省所管の平成十八年度歳入歳出決算につきまして、概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計につきまして申し上げます。 収納済み歳入額は四百九十九億一千九百万円余であります。支出済み歳出額は六兆七千三百八十一億五千三百万円余であります。 次に、特別会計につきまして申し上げます。 まず、自動車損害賠償保障事業特別会計でありますが、保障勘定、自動車事故対策勘定及び保険料等充当交付金勘定の三勘定を合わせて申し上げますと、収納済み歳入額は一千六百八十二億五千二百万円余であります。支出済み歳出額は一千三十七億六千万円余であります。 このほか、道路整備特別会計、治水特別会計、……
○冬柴国務大臣 国内航空路線の設定とか廃止は、航空会社がその需要動向等を勘案して、経営判断によって決定するということにされております。 新千歳―中標津路線につきましては、平成十九年度の実績でも搭乗率が三〇%にも達していないということから、航空会社としての路線の廃止の判断に至ったものと考えられております。 なお、札幌地方と中標津地方との航空路線につきましては、新千歳―中標津路線廃止後も、丘珠―中標津路線が一日三便就航しておりまして、これにより利用者利便が確保されているものではないか、このように考えております。 路線を設定するか廃止するかは、事業判断によって航空会社がするということにせざるを……
○冬柴国務大臣 おはようございます。 国土交通省関係の平成二十年度予算について、その概要を御説明申し上げます。 まず、一般会計予算につきましては、所要の国土交通省関係予算を計上し、その歳出予算額は五兆八千九百三十億円であります。 また、社会資本整備事業特別会計、自動車安全特別会計及び特定国有財産整備特別会計に所要の予算を計上しております。 なお、北海道、離島及び奄美に係る公共事業予算については、他省関係予算を含めて、国土交通省予算に所要額の一括計上を行っております。 次に、財政投融資計画については、当省関係の独立行政法人等分として三兆六千四百六十一億円を予定しております。 国土交通……
○冬柴国務大臣 五十九兆というのは大変大きなお金でございます。ただ、今もまだそうですけれども、十五年から十九年までの五年間は、事業量が三十八兆円で閣議決定していただきました。十年ですから、それを倍にしますと七十六兆になるわけでございますが、今回は、それを六十五兆にし、なお、政府・与党、また政府内の協議により、厳しい財政事情というものを反映し、五十九兆に縮減しているわけでございます。 その中で国費分がどれぐらいかというと、二十九兆五千億、ちょうど半分ですね。そしてあと、地方、これは、我々の新直轄とか直轄とか、あるいは地方でやられる事業についての補助というもの、これが十七兆一千億です。そのほか、……
○冬柴分科員 公明党の冬柴鐵三でございます。 きょうは、特に環境と森林の話をお伺いしていきたいというふうに思います。 我が国は国土の三分の二が森林に覆われているという、世界有数の大変緑豊かな国である、このように自負をいたしております。 森林は、人類にとって有害な温室効果ガスの典型でもあります二酸化炭素を吸収して、光合成によって幹を太らせ、そして枝を伸ばし、葉を茂らせるという作用を行ってくれるわけでありまして、その過程で大量の酸素を排出する。我々の生きていく上において大切な酸素、そして我々にとっては有害であります、そのような二酸化炭素を吸収してくれる、我々の生命を営む上においてこの森林の営……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。