笠井亮 衆議院議員
45期国会発言一覧

笠井亮[衆]在籍期 : 44期-|45期|-46期-47期-48期-49期
笠井亮[衆]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは笠井亮衆議院議員の45期(2009/08/30〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は45期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(衆議院45期)

笠井亮[衆]本会議発言(全期間)
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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 衆議院本会議 第3号(2010/01/25、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇〇九年度第二次補正予算二案に反対の討論を行います。(拍手)  初めに、今回の予算委員会で最大の焦点の一つとされた、政治と金の問題についてであります。  とりわけ、小沢一郎民主党幹事長の土地購入をめぐる疑惑について言えば、一昨日の東京地検による事情聴取後の会見を聞いても、その説明は二転三転し、疑惑は深まるばかりです。国民の政治に対する不信は、一層高まっています。  ところが、総理は、小沢幹事長を信じるという答弁を繰り返すだけで、みずから率先して疑惑の解明に乗り出す姿勢を示しておりません。  四億円の土地購入資金の原資の一部がゼネコンからのやみ献金だった……

第174回国会 衆議院本会議 第11号(2010/03/02、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一〇年度総予算三案、自由民主党・改革クラブ提出の編成替えを求めるの動議に、ともに反対の討論を行います。(拍手)  今度の総予算案は、昨年の総選挙で国民が自公政権を退場させ、鳩山政権が発足したもとで初めて編成されたものであります。それだけに、予算案をめぐっては、政治を変えたいとの国民の願いにこたえ、旧来の政治をどう転換し、国民の暮らしと日本経済をどう立て直すかが鋭く問われているのであります。  また、鳩山総理、小沢民主党幹事長という政権のトップにかかわる政治と金が大問題となりましたが、政治と金をめぐる疑惑の真相を徹底解明し、その政治的道義的責任を明らか……

第174回国会 衆議院本会議 第24号(2010/04/20、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、内閣提出の地球温暖化対策基本法案について質問いたします。(拍手)  地球温暖化を抑止することは、緊急かつ人類共通の待ったなしの課題です。  昨年十二月、コペンハーゲンで開かれた国連気候変動枠組み条約第十五回締約国会議、COP15は、法的拘束力のある新たな国際協定締結に期待がかけられ、私も、最終日の徹夜審議まで会場で見守りました。しかし、科学的知見が要請してきた、世界全体で二〇五〇年までに温室効果ガスを五〇%削減することも、先進国が掲げるべき中長期目標の数字も、今後の課題として残されています。  国連気候変動に関する政府間パネル、IPCCの第四次評価報告書……


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第176回国会(2010/10/01〜2010/12/03)

第176回国会 衆議院本会議 第9号(2010/11/16、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、菅内閣提出の二〇一〇年度補正予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  第一は、円高、デフレなど、今日の景気悪化に苦しむ国民の要求にこたえていないことです。  この一年間で見ても、労働者の雇用情勢は一向によくなっておりません。離職した労働者は七百二十四万人と、新たに採用された人を四十万人も上回っているのです。民間賃金の減少は平均二十三万七千円と、過去最大の下落となっています。円高による生産の減少と生産拠点の海外移転が影響した円高関連倒産が、前年より一五%も増加しています。まさに国民生活は悪化の一途をたどっているのであります。  今とるべき対策は、家計を直……


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 衆議院本会議 第7号(2011/03/01、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度総予算三案に反対の立場から討論を行います。(拍手)  本予算案は、民主党が政権について、概算要求から予算案までの一連の編成を手がけた初めての予算案です。それだけに、厳しさを増している国民の生活を支え、日本経済をどう立て直すかが鋭く問われているのであり、そうした立場から徹底した審議が求められたのであります。  ところが、審議の焦点となった税制を初め、子ども手当、TPP、米軍再編など、いずれの問題でもまだまだ審議は尽くされておらず、不十分であります。その上、六野党が一致して要求した小沢一郎民主党元代表の証人喚問も、いまだ実現していないのであります……

第177回国会 衆議院本会議 第13号(2011/03/31、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、在日米軍駐留経費負担特別協定に反対の討論を行います。(拍手)  討論に入る前に、このたび三月十一日に発生しました東日本大震災の犠牲となられた方々に対し謹んで哀悼の意を表するとともに、被災者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げます。  戦後未曾有の大震災に直面し、今、何よりも優先して、被災者の救援と復旧復興に国の総力を挙げて取り組まなければなりません。そのためには莫大な経費が必要となることは必至であります。  そうしたときに、今後五年間にわたって総額一兆円もの在日米軍駐留経費を日本が負担することは、到底認められません。  日米地位協定第二十四条は、「合衆国……

第177回国会 衆議院本会議 第18号(2011/04/30、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度補正予算三案に賛成の討論を行います。(拍手)  地震、津波の発生から五十日以上が過ぎましたが、今なお、十三万人を超える被災者が厳しい避難生活を強いられています。  重要なことは、救援の手を被災者の隅々にまで届け切ることであります。  温かい食事やふろもなく、医師や保健師の巡回もないなど、劣悪な状態に置かれている避難所は、早急な改善が求められます。被災者に人間らしい生活を保障するために、希望者全員が入れる仮設住宅を一刻も早く建設することを初め、住宅確保のあらゆる手だてを尽くすことが必要です。  被災者の生活再建を支援するために、義援金や災害弔慰……

第177回国会 衆議院本会議 第34号(2011/07/20、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第二次補正予算二案に反対の討論を行います。(拍手)  東日本大震災、福島原発事故から四カ月以上が経過しましたが、被災地の復旧復興は遅々として進んでいません。その最大の要因は、国がどこまで具体的支援をするのかが明らかにされていないことです。  本補正予算について、政府は当面の復旧対策に万全を期すものだと説明していますが、その支援策の内容は、極めて限定されたものにすぎません。  被災者生活再建支援金を、現行制度の範囲とはいえ支給できるようにすることは当然ですが、今求められていることは、限度額の引き上げと、半壊や店舗などに対象を拡大することです。 ……


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第179回国会(2011/10/20〜2011/12/09)

第179回国会 衆議院本会議 第7号(2011/11/10、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第三次補正予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  第一は、復興財源の確保を名目に、庶民への大増税を押しつけようとしていることです。  本補正予算は、財源の大部分を復興債の発行によって確保するとしていますが、その償還財源は、所得税などの増税によるものです。個人住民税などの増税と合わせ、個人や中小業者に対して八・八兆円もの大増税を押しつけるものとなっています。これらの庶民増税は、被災者にも容赦なく降りかかるものです。  一方、大企業はどうか。法人税の実質五%減税を恒久的に行い、初めの三年間に限って、減税分をはるかに下回る付加税を課すだけです。……

第179回国会 衆議院本会議 第9号(2011/11/17、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、APEC報告に対して質問いたします。(拍手)  総理は、ホノルルでのAPEC首脳会議で、TPP協定の交渉参加に向けて関係国との協議に入ると表明しました。日本列島に広がった反対の世論と運動、慎重な対応を求める意見にも耳をかさず、国民への説明も全く不十分なまま、交渉参加を表明したこと自体が極めて重大です。厳しく抗議し、撤回を強く求めるものであります。  全国各地からは、政府はみずからに都合のよい情報しか開示していない、将来にわたる根本的な問題が極めて多く、取り返しのつかない禍根を残すと厳しい批判が一斉に上がっています。このような国民の声を踏みにじり、国会を軽……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 衆議院本会議 第4号(2012/02/03、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第四次補正予算二案に反対の討論を行います。(拍手)  本補正予算に盛り込まれた被災者支援、高齢者医療などへの助成は、当然必要な経費です。  同時に指摘しておきたいことは、被災者支援の二重ローン対策では、再建を目指す全ての被災業者が救済されるよう、選別の姿勢を改め、金融機関への徹底が求められることです。  また、被災地では、除染、医療、食品検査などに思い切った予算を必要としています。こうした予算の不足が、福島県内でも思い切った取り組みの足かせとなっているのであります。  高齢者医療、ワクチン接種、妊婦健診などへの助成は、これまで補正予算で延長し……

第180回国会 衆議院本会議 第8号(2012/03/08、45期、日本共産党)

○笠井亮君 私は、日本共産党を代表して、二〇一二年度総予算三案に反対の討論を行います。(拍手)  第一は、消費税増税を前提とした予算だからです。  野田内閣は、社会保障・税一体改革と称して消費税一〇%への大増税を進めようとしていますが、これは、国民生活に深刻な打撃を与え、経済も財政も破壊するものです。本予算は、基礎年金国庫負担二分の一に必要な財源に交付国債を充てることとし、その償還財源を消費税増税で賄うとしているのであります。このようなやり方は、到底許されません。  社会保障の財源は、証券優遇税制の廃止、新たな法人税減税の中止など、富裕層や大企業を優遇する不公平税制の是正を行うこと、八ツ場ダム……

笠井亮[衆]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(衆議院45期)

笠井亮[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第173回国会(2009/10/26〜2009/12/04)

第173回国会 外務委員会 第2号(2009/11/18、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほども大臣言われておりましたけれども、去る十一月十三日の大臣の当委員会でのあいさつの冒頭で「外交は国民の理解と信頼に裏づけられたものでなければならないというのが、私の信念です。」「国民のための外交を政治主導で進めてまいります。」と。私、この言葉はとても重いと思うんです。もちろん、要は中身のことでありますけれども。ある意味で、これを伺ったときに、これまでそうだったのかということも含めた思いが込められているのかなということで伺ったわけです。  岡田大臣としては、旧来の政権のもとでの日本外交の特にどういう課題について具体的な検証が必要だというふうに考えていら……

第173回国会 外務委員会 第3号(2009/11/20、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  昨日来の事態ということで、私は、結局は旧来のような数の力でやるんじゃないかというふうにも国民から見られる、まさに与党による乱暴な国会運営、これは許されないと改めて強く抗議したいと思います。  私は、そういう状況の中で当委員会の開催を一方的に決めるべきではないということを昨日も強く求めてまいりました。きょうも求めました。同時に、新政権にとって最初の条約審議の場であるということであります。私は、質問権を使ってきっちりそこは審議をしたいと思っております。  委員長、委員会はあくまでもやはり理事会での与野党合意のもとできちっと開くということでやっていただきたいと……

第173回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号(2009/11/26、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  限られた時間ですので、まず外務副大臣に端的に伺いたいと思います。  先ほど来出ておりましたけれども、アメリカのオバマ大統領は十一月の十九日に、北朝鮮に六カ国協議への復帰を促すということで、来月十二月八日、ボズワース特別代表を北朝鮮に派遣して直接対話を行うということを発表いたしました。  その際にオバマ大統領は、北朝鮮が挑発的行動をとった後協議に復帰し、さらなる譲歩を求め再び協議を去るという過去のパターンを断ち切るということを述べるとともに、北朝鮮が具体的で後戻りのできない措置を通じて義務を遵守し、核開発計画を放棄するならば、米国は経済的支援を提供し、北朝……

第173回国会 予算委員会 第3号(2009/11/04、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮でございます。  まず、鳩山総理に確認をしておきたいと思います。沖縄の普天間基地問題について質問いたします。  さきの総選挙で、民主党の公約は何かということであります。  民主党は、二〇〇八年版民主党・沖縄ビジョンというのがありますが、ここでは、米軍再編の中で在沖海兵隊基地の県外への機能分散をまず模索し、戦略環境の変化を踏まえて、国外への撤去を目指す、こう書かれております。さらに、今回の総選挙のマニフェストを拝見しますと、「米軍再編や在日米軍基地のあり方についても見直しの方向で臨む。」こう書かれております。  そして、鳩山総理は、総選挙中のテレビの党首討論の中で、……


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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 外務委員会 第3号(2010/03/10、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  昨日、三月九日、岡田外務大臣が公表、発表した日米間の密約に関する有識者委員会の報告をめぐって質問をいたします。  この問題の解明は、新政権が総選挙中に国民に公約したことであります。それに先立って、我が党は、この問題に一貫して取り組んできた党として、昨年九月十日の党首会談で調査に協力することを表明して、資料の提供なども行ってまいりました。しかし、端的に申し上げて、今回発表された報告書の内容というのは、一連の密約の中でも最大の焦点となっている日米核密約について重大な問題点を持っていると言わざるを得ないと思います。  そこで、まず岡田大臣に伺いますが、この有識……

第174回国会 外務委員会 第4号(2010/03/12、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  今回の在外公館法の一部改正案については賛成であります。その上で、在外公館の役割について質問をしておきたいと思います。  国外に住む日本人の子供たちを対象に日本人学校があります。そして、これは現地の日本人会などが協力をして設置して、そして現地の学校運営委員会、その他がその運営に当たっている。この学校運営委員会には、当該国の在外公館の領事も加わっております。  昨年七月一日の当委員会において、私は、ハノイの日本人学校におけるパワハラ問題について質問いたしました。その後、文科省、現地の学校運営委員会等が対応されたようでありますが、まだ問題がきちんと解決されてい……

第174回国会 外務委員会 第5号(2010/03/17、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  前々回の質疑に続いて、日米核密約問題に関連して質問いたします。  まず、外務省に確認しますが、二〇〇〇年から二〇〇九年までの十年間に、米原子力潜水艦は合計何回日本に寄港しているか。そのうち、ロサンゼルス級及び改良ロサンゼルス級の原潜の入港回数は合計何回でしょうか。
【次の発言】 核トマホークはロサンゼルス級とそれから改良ロサンゼルス級の攻撃型原潜に搭載をされます。この十年間に五百回の入港、寄港のうち、核巡航ミサイル搭載対象の原潜は四百八十一回という回数にも及ぶということであります。  しかも、日本に寄港を繰り返している攻撃型原潜を含めて、太平洋に配備され……

第174回国会 外務委員会 第6号(2010/03/19、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、四人の参考人の皆さん、ありがとうございました。最後になりますが、よろしくお願いいたします。  端的に伺ってまいりますが、まず東郷参考人。  一九六〇年の一月六日の日米間の討論の記録、レコード・オブ・ディスカッションですけれども、これについて先ほど触れられましたが、条約局長の地位というのは、こういう文書を知り得る、そういう部署だったということで理解してよろしいでしょうか。
【次の発言】 東郷参考人自身は、この討論記録をいつ、何によって知り得たんでしょうか。
【次の発言】 東郷参考人は一九八六年七月から倉成外務大臣の秘書官をされておりましたが、いわ……

第174回国会 外務委員会 第8号(2010/03/26、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、刑事共助条約に関連して、先ほど来やりとりがありましたが、私からも確認の意味で質問いたしたいと思います。  日本と欧州連合、EUとの間の協定でありますが、EU側にとって初の包括的な刑事共助となるわけですが、加盟する二十七カ国のうち、条文第十一条の共助拒否事由にかかわっては、日本との違いが問題になり得る、こういう議論があるところです。  例えば、EU加盟国ではすべての加盟国で死刑が廃止をされております。ポルトガルでは、死刑と同様、無期の拘禁刑も許されていないために、日本で死刑、ポルトガルの場合は無期懲役を含む犯罪に科し得る共助を請求しても拒否することが……

第174回国会 外務委員会 第9号(2010/04/02、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、大変お忙しいところを、我部参考人、坂元参考人、新原参考人、春名参考人、大変貴重な御意見ありがとうございました。きょうは、私、最後になりますので、よろしくお願いいたします。  まず、新原参考人に伺いたいと思いますが、参考人は、八七年以来、アメリカの解禁文書を追っかけておられるということで、この日米の密約をめぐる問題についてこだわって追求されてきたということもお話を伺いました。今回の問題というのは、まさにキーワードは、先ほどほかの参考人の方もありました、密約があったのかないかという問題、そして、なぜ今ということも議論があったわけですが、私は、なぜ今……

第174回国会 外務委員会 第10号(2010/04/07、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日米の核密約の問題に関連して幾つか質問したいと思います。  この問題をめぐって我が党の志位委員長が提出した三月十七日付の質問主意書に対して、三月の三十日に鳩山総理の答弁書が出されました。  この政府答弁書では、まず第一問、一九六〇年一月の六日に日米間で交わされた討論記録を日米間の公式の合意文書であることを認めるかという設問に対して、次のように回答いたしております。「当該「討議の記録」は、日本国とアメリカ合衆国との間の相互協力及び安全保障条約第六条の実施に関する交換公文の交渉過程において、交渉の当事者であった藤山外務大臣とマッカーサー駐日米国大使との間の共……

第174回国会 外務委員会 第11号(2010/04/09、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  本日の案件であります、日本とシンガポール、マレーシア、ベルギー、ルクセンブルクとの間の四つの租税協定そして条約でありますけれども、これに関連して、るるありましたが、私、最後に質問させていただきます。  昨年四月のロンドンの金融サミットでは、海外のタックスヘイブン、租税回避地などを悪用したヘッジファンド、富裕層や多国籍銀行などの課税逃れに対する金融規制と監督の強化がうたわれました。アメリカを中心とした国際的金融緩和政策に対する痛烈な自己反省が求められているんだろうと思います。  そこで、外務省に伺いますが、ロンドン・サミットのこの議論を日本政府としてはどの……

第174回国会 外務委員会 第12号(2010/04/14、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  去る四月二日の当委員会における参考人質疑の中でも、日米安保条約にかかわって、四つの密約以外にも密約が存在しているということが明らかにされました。これを受けて、四月九日の質疑の中で岡田大臣は、いろいろ御指摘をいただいたけれども、根拠がはっきりしないものがある、どういう根拠でおっしゃったか特定をしていただく必要があるのではないかということも言われました。  そこで、具体的根拠も挙げながら私は若干伺っていきたいと思うんですが、まず、参考人質疑でも明らかにされました米原子力艦船の寄港の際のモニタリング、監視調査に関するいわゆる秘密合意の問題についてであります。 ……

第174回国会 外務委員会 第13号(2010/04/21、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本・カザフスタン原子力協定でありますが、この協定でカザフスタンのウランを国内の原発で利用しようとしておりますが、一方では、日本国内の原発の安全性が大きく問われる事態になっております。  そこで、経済産業省に質問しますが、ことし三月に発覚した中国電力の島根原子力発電所での百二十三件余りの点検不備を初めとして、原発立地県の福井県、茨城県等、ここ一、二年だけでもほぼ毎月、地元紙を見ますと、事故関係の報道がなされている状態であります。パイプダクトの腐食、放射性廃液漏れと違法処理、作業員の転落死などなどであります。  住民や地方議会、知事が国に対して何度も安全対……

第174回国会 外務委員会 第14号(2010/04/28、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  地球温暖化対策について、国際交渉を担う岡田大臣に質問いたしたいと思います。  昨年十二月のCOP15には私も参加いたしまして、徹夜審議を見守るということでありました。気温上昇を産業革命前に比べて二度C以内に抑えることや途上国支援などで合意をしましたけれども、肝心の温室効果ガスの中長期削減目標は決められずに、今後の課題となりました。  これから大臣はアフリカに出発されるということで、まさにこういう問題は現地でもまたあると思うんですが、COP16まであと七カ月ということになって、国際合意づくりは待ったなしだと思います。ところが、去る四月二十日の本会議質疑で私……

第174回国会 外務委員会 第15号(2010/05/19、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほどもありましたが、現在ニューヨークの国連本部で開催中のNPT運用検討会議、再検討会議について質問をいたします。  去る五月三日から開催されている今回の会議を機会に、我が党は志位委員長を団長とする訪米団を派遣しまして、私も参加してまいりました。党首としての初の訪米でしたが、一つは、核兵器のない世界を願う被爆国民の思いを国際社会に訴えるとともに、もう一つは、基地のない沖縄、対等、平等、友好の日米関係を願う沖縄県民、日本国民の声を米国政府に伝える、この二つの仕事を行ってまいりました。  私自身は五年前のNPTの再検討会議にも参加しましたが、あのときとは大き……

第174回国会 外務委員会 第16号(2010/05/26、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本・マカオ航空協定は、マカオとの定期航空便の安定的な運営を行うための法的枠組みを定めて、マカオとの間の人的、経済的交流に資するものであり、我が党は賛成であります。  そこで、関連して、改めて確認的に伺っておきたいんですが、旧政権時代に、具体的には二〇〇七年の五月でありますが、政府は、アジア・ゲートウェイ構想を打ち出して、これに基づいて航空自由化を推進してきております。既に自由化について合意したマカオ、香港、ベトナム、マレーシアのほかに、自由化交渉を予定している国はあるんでしょうか。いかがですか。

第174回国会 外務委員会 第17号(2010/06/16、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、本日の委員会設定について、与党民主党が一方的に押し切って、委員長が開会を強行したことに強く抗議したいと思います。  本日の議題として一方的に設定された特権及び免除に関する日本国政府と国際移住機関との間の協定と国際再生可能エネルギー機関憲章の二つの承認案件は、本来、全会派出席のもとで必要な時間をとって審議されれば、全会派一致で承認することができたはずのものであります。しかも、今国会でその機会は十分にあったと言いたいと思います。  両案件が当委員会に付託されたのが五月二十五日でありました。ところが、五月二十六日に委員会が開催されて以降三週間もありました……

第174回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号(2010/03/15、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  岡田外務大臣に質問いたします。  ことしは、日韓併合から百年の節目に当たる年であります。岡田大臣は、二月十一日の日韓外相会談後の共同会見で、日韓併合について、国を奪い、そして民族の誇りを深く傷つけることであったと述べられました。この発言に込められた大臣の思いを改めて伺っておきたいんですが、いかがでしょうか。
【次の発言】 まさに今大臣が言われました被害者となった人々は、韓国だけじゃなくて朝鮮半島ということで、その立場に立って受けた影響というものを忘れてはならないとおっしゃったと。  大臣は、会談後の共同会見で、まさにおっしゃったような痛みを覚えている被害……

第174回国会 予算委員会 第4号(2010/01/25、45期、日本共産党)

○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇〇九年度第二次補正予算二案に反対の討論を行います。  初めに、政治と金をめぐって、一昨日の小沢民主党幹事長の説明でも疑惑は深まるばかりです。総理や政権与党幹事長の政治的道義的責任を明らかにするために、小沢一郎氏を招致し、集中審議を速やかに行うよう強く要求するものです。  今、国民の政治を変えたいとの願いにこたえ、自民・公明政権が編成した予算を抜本的に見直し、国民生活に振り向けることこそが求められています。ところが、本補正予算案は一次補正しか見直しの対象とせず、当初予算に切り込む姿勢が見られません。  一次補正の執行停止によって削減された経費には、一回……

第174回国会 予算委員会 第13号(2010/02/17、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  今国会で大きな焦点の一つとなっているいわゆる政治と金をめぐって、公共事業という国民の税金が食い物にされているという疑惑について質問いたします。  まず、前原国土交通大臣に伺います。  国の直轄の公共事業で談合が行われていたとすれば、それは看過できない重大問題だと思うんですが、大臣の認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 そこで、民主党の小沢幹事長の政治資金管理団体をめぐる事件では、国交省直轄の胆沢ダムなど東北地方の公共事業で談合が行われて、小沢事務所がいわゆる天の声を発して本命業者の選定に決定的な影響力を及ぼしていたのではないかと指摘をされております。……

第174回国会 予算委員会 第17号(2010/02/26、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  障害者自立支援法が二〇〇六年四月に施行されてから、間もなく四年になります。障害者が生きるために不可欠な支援を利益の益とみなして原則一割の重い自己負担を課す障害者自立支援法は、世界に類例のない希代の悪法と言っていいと思います。  この法案審議のとき、私、衆議院の厚生労働委員でありまして、私たちのことは私たち抜きに決めないで、こういう障害者の皆さんの命がけの反対の闘いを目の当たりにしながら、この論戦をやりました。  四年前の施行を目前にした二〇〇六年二月二十八日、この予算委員会での私の質問に対して、当時の小泉首相は、実施をして問題がわかればしかるべき対応をと……

第174回国会 予算委員会 第19号(2010/03/02、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  いわゆる政治と金をめぐって私自身も当委員会で質問に立ってまいりましたが、公共事業という国民の税金が食い物にされた疑惑というのは、晴れるどころか、ますます深まるばかりであります。きょうで質疑終局どころか、さらに徹底審議が必要だと申し上げたい。  そこで、まず総務省に確認いたします。宮城県選挙管理委員会に届け出を行っている政治団体に宮城一政会というものがありますけれども、所在地はどこですか。
【次の発言】 所在地を聞いているんですから、時間がないんです、早く答えてくださいよ。所在地を聞いているんですよ。ちゃんと答えてくださいよ、質問に。時間がないんだから。何……


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第175回国会(2010/07/30〜2010/08/06)

第175回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第2号(2010/08/03、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  もう既に、共通のテーマということで、各委員からも質問があったので、私は別の角度から幾つか伺っていきたいと思います。  まず、外務省に伺いたいんですが、国連安保理が、先月、七月の九日に韓国の哨戒艦沈没事件に関する議長声明を全会一致で採択いたしました。声明は、哨戒艦沈没を攻撃として遺憾の意を表明する。そして、韓国主導の調査結果を踏まえて、深い懸念を表明する。その一方で、関与を否定する北朝鮮を含む関係国の主張に留意するということも明記をしていると思います。  その上で、沈没に至った攻撃を非難するとして、再発防止の重要性を強調しているわけですが、日本政府はこの安……

第175回国会 予算委員会 第2号(2010/08/03、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  総務省が発表した労働力調査によりますと、六月の完全失業率は五・三%に上昇をし、四カ月連続で悪化をいたしております。年齢別で見ますと、十五歳から二十四歳の失業率が一一・一%と、一九七〇年に年代別を公表して以来、最悪の数字であります。  中小企業の危機、倒産もますます深刻であります。今こそ、そういう中で、国民の暮らし犠牲ではなくて暮らし最優先に切りかえることは待ったなしと。  だからこそ参議院選挙で、暮らしにさらに打撃を与える消費税一〇%を総理が唐突に持ち出されたことに国民の厳しい審判が下ったんだと思います。  総理は、国の財政は大変だ、こう言われますけれど……

第175回国会 予算委員会 第4号(2010/09/30、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  尖閣諸島をめぐる問題について質問いたします。  沖縄県の尖閣諸島が日本固有の領土であることは、もうはっきりしております。日本共産党は、このことを、一九七二年、今から四十年近く前に見解として発表しまして、日本の領有には歴史的にも国際法上も明確な根拠があることを明らかにしてきております。  この間、尖閣諸島周辺で中国漁船が海上保安庁の巡視船に衝突をし、漁船船長が逮捕され、中国側が抗議する事件が発生いたしました。尖閣諸島付近の日本の領海で外国漁船の不法な操業を海上保安庁が取り締まる、これは当然のことであります。  船長は処分保留で釈放されましたけれども、先ほど……


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第176回国会(2010/10/01〜2010/12/03)

第176回国会 外務委員会 第2号(2010/10/27、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、普天間基地問題について質問いたします。  前原大臣は、当委員会でのあいさつの中で、普天間飛行場の移設については、五月末の日米合意を踏まえて取り組むと同時に、沖縄の負担軽減にも全力を挙げて取り組んでまいりますと述べられました。  就任当初の九月の会見で、大臣はこう言われました。普天間移設について、少なくとも県外、できれば国外ということを申し上げながら、結果として辺野古への移設になったことについて、おわびと説明をし、沖縄県民の理解を得ていかなければならない、こう言われたと思うんです。  もう十月も末になりまして、沖縄では県知事選挙間近ということでありま……

第176回国会 外務委員会 第3号(2010/11/05、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほど来ありましたが、ロシア連邦のメドベージェフ大統領は去る十一月一日、ソ連時代を含む最高指導者として初めて、日本の歴史的領土である千島列島の国後島を訪問したわけであります。我が党の志位和夫委員長は同日、これに強く抗議する談話を発表いたしました。  今回の訪問は、日本国民にとっては、大統領のたんなる「国内視察」ではない。それは、ロシアの最高権力者が、同国に不当に併合された日本の領土である千島を、「ロシアにとってきわめて重要な地域」としてこれからも占領しつづけ、領有を固定化しようとする新たな意思表示であり、領土問題の公正な解決に反するものであって、わが党は……

第176回国会 外務委員会 第4号(2010/11/12、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、日豪物品役務提供協定について、ACSAについて質問いたします。  日本がアメリカ以外の国とACSA、物品役務相互提供協定を締結したのは、今回の日豪ACSAが初めてであります。  そこで、前原大臣に伺います。  日本はアメリカと軍事同盟の関係にある、一方でオーストラリアもアメリカと軍事同盟の関係にあって、それぞれ日米ACSA、米豪ACSAというのがあります。今度は日豪ACSAということで、三カ国が相互に結ぶ三つの協定ができるということになりますけれども、これはどういう意味を持つということになるでしょうか。

第176回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2010/11/04、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、飯塚参考人、横田参考人、増元参考人、西岡参考人、そして荒木参考人、本当にありがとうございました。  先ほど来の意見を伺いながら、三十年以上も一日千秋のお気持ちで頑張ってこられた拉致被害者、そして特定失踪者の家族の皆さんの思いを改めてしっかりと受けとめたいと思ったところでございます。  そこで、まず横田参考人に伺いたいんですけれども、私、昨日、横浜市で始まった横田さんの写真展、「めぐみちゃんと家族のメッセージ」、それから「記事でたどる拉致問題」ということで、我が党の穀田議員と一緒に伺って拝見してまいりました。  写真を見ながら、二〇〇六年の十一月……

第176回国会 予算委員会 第3号(2010/10/13、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  総理は、一に雇用、二に雇用、三に雇用ということでさきの民主党代表選挙でも強調されて、今国会の所信表明演説でも、経済の歯車を回すのは雇用です、政府が先頭に立って雇用をふやしますと言われてこられました。その雇用問題で現在最も深刻だと言っていいのが、大学、高等学校などの新規卒業者、新卒者の就職難の問題だと思います。  この八月に開かれた合同会社説明会に参加した首都圏のある四年生の女子学生は、まさかこんな時期まで就職活動をしているとは思わなかった、卒業後、派遣の仕事かアルバイトをしながら就職先を探すしかないと、まさに疲れ切った表情で述べていました。この女性の学生……

第176回国会 予算委員会 第9号(2010/11/15、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  中小企業対策なんですが、菅内閣は、六月十八日、中小企業憲章を閣議決定いたしました。私、つくられた冊子を持ってきましたけれども、総理に伺いたいんですが、この憲章の意義について、総理大臣として、どこにあるというふうにお考えでしょうか。端的にお答えください。
【次の発言】 この憲章は、経営者、自営業者の粘り強い運動が政治を動かしたものであります。  同時に、憲章をつくって終わりでは意味がありません。今こそ、中小企業への支援を抜本的に強化しなきゃいけない。とりわけ、リーマン・ショック後、仕事量が激減をして二年たってもいまだに回復していない。全国商工団体連合会の営……

第176回国会 予算委員会 第10号(2010/11/25、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  北朝鮮は、十一月二十三日、韓国の延坪島に対して砲撃を行い、韓国軍との間で交戦状態となりました。これにより、韓国軍兵士だけでなく、この島の民間人にまで死傷者が出て、住民千六百人が緊急避難する事態となりました。今回の北朝鮮の軍事挑発行動に対し、我が党の志位委員長は、二十四日、これを厳しく非難する談話を発表いたしました。  今回、北朝鮮が砲撃した延坪島は、朝鮮戦争の停戦以来、五十七年にわたり韓国側が統治してきた島であります。  そこで、前原外務大臣に確認したいと思います。  北朝鮮が、一九五三年七月の朝鮮戦争の休戦協定以降、これまでに韓国民間人が居住する陸地に……


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 外務委員会 第4号(2011/03/30、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、このたびの東日本大震災で痛ましい犠牲となった方々に哀悼の意を表するとともに、被災者の皆さんに心からのお見舞いを申し上げたいと思います。  そこで、まず、松本外務大臣に伺います。  今回の大震災に際して、既に世界で百三十四の国々、そして三十九の国際機関、さらには、世界じゅうの方々からお見舞いと心からの支援が寄せられていると思います。そういう中で、三月十七日に菅総理はオバマ米大統領と電話会談もされまして、そこでオバマ大統領からも、当面の対応のみならず、中長期的な復興も含めてあらゆる支援を行う用意がある旨改めて伝達があったということであります。  まさに……

第177回国会 外務委員会 第5号(2011/04/13、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  議論もありましたが、福島原発事故、まさにこのことは各国からも深刻な憂慮が表明されているわけであります。  四月四日からウィーンで行われた原子力安全条約の再検討会合でも、天野IAEA事務局長は冒頭発言で、もっと詳しく情報を提供してほしいという国際的意見が非常に強いというふうに述べておられます。松本大臣は、さきの日本・ASEAN特別外相会議でも、最大限の透明性を持って国際社会に対する情報提供を行っているというふうに述べられましたけれども、私は、肝心なのは中身だと思うんですね。  正確な情報を速やかに内外に開示すべきは当然なんですけれども、レベル7という深刻な……

第177回国会 外務委員会 第6号(2011/04/15、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  冒頭、一昨日の当委員会で、私が、大震災前に政府が目指していたTPP交渉への参加の問題について、六月をめどに決めていくという方針は根本から見直してやめる、まず被災地の復旧復興に最優先で全力を挙げるべきだと、一度に質問いたしました。ちょうどそのときに、衆議院の経済産業委員会では海江田経産大臣が、東北地方の農業が被害を受けて、農業の再生の計画が立たない、こう指摘をされまして、六月に結論を出すことは無理だろうという答弁をはっきりされております。  そこで、篠原農林水産副大臣にお越しいただきました。今回の東日本大震災での農業や漁業の甚大な被害に照らして、再生計画と……

第177回国会 外務委員会 第7号(2011/04/20、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  福島第一原発事故の影響で、母港の米海軍横須賀基地を離れていた米原子力空母ジョージ・ワシントンが、きょう四月二十日、横須賀港に戻ってまいります。  外務省は、四月の十八日に、在京米大使館から口上書をもって、この空母の安全性は完全に確保されている、こういうアメリカ政府からの説明を受けたことを明らかにしております。この口上書では、今回、重大事故を起こした福島原発の原子炉と対比させて、「商業用原子炉の設計と原子力軍艦のために設計された海軍の原子炉の間には、その任務の違いから、大きな違いがある。」として、専らその安全性を強調しておりますが、外務省は、在京米国大使館……

第177回国会 外務委員会 第8号(2011/04/22、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、松本外務大臣に伺います。  韓国併合から百年の節目の年となった昨年、二〇一〇年八月十日に、先ほどありましたが、菅総理談話が発表された。  この談話では、植民地支配がもたらした多大な損害と苦痛に対して痛切な反省と心からのおわびの気持ちを表明するとともに、三十六年に及ぶ植民地支配について、当時の韓国の人々の意に反して行われたとの見解を示して、みずからの過ちを省みることに率直でありたいと述べております。また、在サハリン韓国人支援、朝鮮半島出身者の遺骨返還支援といった人道的な協力を今後とも誠実に実施することを表明して、これからの百年を見据え、未来志向の日韓……

第177回国会 外務委員会 第9号(2011/04/27、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、田代参考人、下條参考人、荒井参考人、本当にお忙しい中ありがとうございました。  今それぞれから質疑もあったので、それも踏まえながらですが、まず一つは、今回の日韓図書協定で引き渡しされる対象になっている朝鮮王朝儀軌のことですけれども、これはお話もありましたけれども、朝鮮時代に行われた国家の重要な行事を文字と絵で記録するということで、王室の結婚式、葬式、宴会などの運び、ほぼすべての国家行事に関する記録が時期、テーマ別に記録をされているというものであります。  それぞれ、お三方に伺っておきたいんです。それぞれの研究の分野、お立場やお考えも先ほど来おっ……

第177回国会 外務委員会 第10号(2011/05/11、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本・ブラジル社会保障協定、日本・スイス社会保障協定については、いずれも賛成であります。その上で、日本・インドEPAについて質問いたします。  まず、それに先立ちまして、TPPの問題が先ほど来ありましたので、若干そのことについて確認的に質問したいと思います。  松本大臣に確認したいんですが、いろいろ議論がありました。きょう五月十一日は、東日本大震災からちょうど二カ月。引き続く被災者救援に全力を挙げるとともに、被災者の生活再建、地域社会と経済の立て直しはまだまだこれからということで、めどが立っておりません。こういう中で、先ほど来のやりとりがありましたが、要……

第177回国会 外務委員会 第11号(2011/05/13、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、先ほど来あったことにかかわりますが、普天間基地移設と海兵隊グアム移転をめぐってのことでありますが、これらの問題に関して、この連休前後に、私が整理すると三つぐらいの特徴的な動きが報じられております。  一つは、米国防総省が海兵隊グアム移転について詳細な計画案をまとめて、日米の2プラス2で協議をする。その内容は、グアムの移転に関する問題で、移転するとしていた海兵隊について、当初は司令部すべてを移転する方針だったものを、グアムと沖縄双方に司令部と戦闘部隊を混在させるという方針とするという動きであります。  二つ目に、政府は、辺野古に予定している普天間基地……

第177回国会 外務委員会 第13号(2011/05/25、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先週、五月十九日、二十日と国会で行われました日本・EU議員会議に、各党の同僚議員とともに私も出席いたしました。先方の欧州議会の議員の皆さんが、こもごもに東日本大震災そして福島原発事故の被災者に心を寄せて、そして被災者救援それから復興、原発事故の収束に当たる日本への連帯、支援を表明して、地震、津波対策とともに、エネルギー政策の転換という問題も大きなテーマとして、世界共通の課題として受けとめておりました。  そういう中で、ことしも、八月六日、九日、広島、長崎の被爆から六十六年目のあの日がやってまいります。そこで、まず松本大臣に伺いたいんですが、そもそも原子力……

第177回国会 外務委員会 第15号(2011/07/29、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  今回の三条約の中で、東南アジア友好協力条約を改正する第三議定書及び千九百九十四年の関税及び貿易に関する一般協定の譲許表の修正及び訂正に関する確認書については賛成であります。その上で、国際通貨基金協定、IMFの改正に関して質問いたします。  まず、先ほど来議論がありますガバナンスの改革についてでありますが、私、ちょっと別の角度から聞きたいんですけれども、今回の協定改正は、これまで出資額上位国に与えられていた無投票選出という特権を排除するという意味においては、私は当然の措置だと考えております。しかし、議決権のシェアについていいますと、依然として出資額の多い先……

第177回国会 外務委員会 第16号(2011/08/10、45期、日本共産党)

○笠井委員 おはようございます。日本共産党の笠井亮です。  在日米軍が日米地位協定に基づいて日本政府から提供された施設・区域を返還する際の問題について伺いたいと思います。  まず、松本大臣に確認的に伺いたいんですが、これまで返還されました施設・区域の事例を見ますと、そのための日米協議では、米側が提示してきた、例えば代替施設などの条件をつけたりする場合があるわけですけれども、それらを日本側のだれが実際に実施、履行して費用を負担するかまでは具体的に議論されない、日米間で合意すれば、基本的にはそれは日本政府の責任において返還に必要なことをきちっとやっていく、こういう大きな考え方はそれでよろしいでしょ……

第177回国会 外務委員会 第17号(2011/08/24、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮でございます。  きょうは、四人の参考人の方々、貴重な御意見ありがとうございました。  まず、服部参考人に伺いたいと思いますが、先ほど来のやりとりの中で、事故は起こしてしまったが世界最高水準の安全性を確保して輸出するんだ、それから、日本の技術力、ノウハウということを生かしてということをおっしゃいました。  ただ、私伺っていて、福島の東電の事故について言うと、やはりこの事故というのが、大気中や海中への放射性物質の拡散でいうと、日本国内はもちろんですが、海外へも重大な影響を及ぼして、そして、その中で、東電と原子力産業界そして政府の重大な責任が問われていると思うんですね……

第177回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号(2011/04/22、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、北朝鮮に対する政府の基本認識にかかわって伺いたいんですけれども、外務省に伺います。  最近の北朝鮮をめぐる動きとして、さきの参議院の拉致問題の特別委員会では、松本外務大臣が、本年に入ってからは韓国と北朝鮮の間で対話に向けた動きが見られたが、二月に行われた南北軍事実務会談は合意に至らず終了したというふうに述べております。  そこで、外務省に伺いますが、この間の南北関係の動きについて政府としてどのように見ているか、改めて確認をしたいと思います。
【次の発言】 この間の南北関係に加えて、今若干ありましたが、六カ国協議についても、松本大臣は当委員会のあいさ……

第177回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第5号(2011/05/27、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  松本大臣に質問いたします。  先ほど来ありましたが、さきの第四回の日中韓のサミットにおける首脳宣言では、北東アジア情勢に関連して、北朝鮮が主張するウラン濃縮計画に懸念が表明されるとともに、真摯なかつ建設的な南北対話が必須なまでに重要である、また、六者会合、六カ国協議の再開に資する環境を醸成する上での具体的な行動の重要性、このことが強調されております。同時に、日中韓の三カ国は、二〇〇五年の六者会合の共同声明、この目標を実現することに対するコミットメントを再確認した、こうございます。  そこで大臣に伺いますが、北東アジア情勢に関連して、日本政府としても、真摯……

第177回国会 予算委員会 第14号(2011/02/18、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、久保田参考人、堀口参考人、山下参考人、そして萩原参考人、お忙しいところ、貴重な御意見ありがとうございました。  もう既に各委員からも質問があったんですが、私は、まず萩原参考人に何点か伺いたいと思います。  先ほど、TPPは第三の構造改革だということで、農業だけじゃなくてサービス貿易ということで非常に重大な問題だという話がございましたが、今TPPが出てきた背景の問題なんですけれども、アメリカの要求ということも強調されました。  そこで、アメリカでいいますと、二〇〇八年の大統領選挙では、民主党がブッシュ大統領の進めるような自由貿易主義に対して批判を……

第177回国会 予算委員会 第15号(2011/02/21、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  今、国民の暮らしは本当に大変です。そして、暮らしの問題、外交も含めて、あらゆる問題で、国民は菅政権に対して怒りを通り越しているという状況だと思います。そして、きょうのテーマの政治と金をめぐる問題もしかりであります。  総理は、小沢氏が疑惑を持たれた以上、国会へのきちんとした説明は必要だと繰り返し言ってこられた。しかし、それはまだ、いまだに実現していない。その問題ですが、しかも、何を説明するかが問題だと思うんですね。  そこで、まず総理に伺いたいと思います。  私は、ちょうど一年前の二月十七日と三月二日の日に、この予算委員会で二度にわたって国土交通省直轄の……

第177回国会 予算委員会 第18号(2011/02/28、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  端的に伺います。在日米軍駐留にかかわる経費のうち、日本側が負担している経費は、いわゆる思いやり経費、特別協定に基づく経費、さらに基地交付金などがございます。そこで、まず前原外務大臣に確認いたします。  これら在日米軍駐留関連経費の総額なんですけれども、いわゆる思いやり予算の始まった一九七八年、日米地位協定と別枠の特別協定が始まった一九八七年、そして二〇一〇年と、それぞれ総額幾らになっていますか。
【次の発言】 ありませんか、数、二〇一〇年。
【次の発言】 私、これは通告して、ちゃんと言っているんですから、数字ぐらい、ぱっと言ってくださいよ、時間がないんだ……

第177回国会 予算委員会 第22号(2011/04/30、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東日本大震災が起こってから五十日以上がたちました。今回の一次補正について言いますと、さまざまな不十分な問題点、さらには財源のこともございますが、少なくとも、予算に盛り込まれた被災者救援、生活再建のための支援について言えば、これが一刻も早く被災者一人一人に届いてこそ意味がある。制度、枠組み、金をつけたら、速やかに被災者に届けてこそ国の責任が果たせるということだと思います。私は、このことを、この間の政府と各党実務者会合に出席しながら、非常に痛感いたしております。  幾つかただしたいと思います。  まず、被災者の生活再建を進める上でどうしても必要な被災者生活再……

第177回国会 予算委員会 第23号(2011/05/16、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東日本大震災と福島原発事故という未曾有の大災害から二カ月余りが経過をし、被災者支援でも復興でも、被災地の実態は、先の見えない困難が山積という状況であります。国が被災者と国民にどんな役割と責任を果たすかが問われていると思います。  そこで、まず総理、六十六日たちましたが、今なお避難所生活を強いられている被災者は十一万人を超えています。政府はこの間、避難所に対する実態を三回にわたり調査しております。私ここに持ってまいりましたが、直近のものでいうと、第三回、五月二日ということであります。これを見ますと、いまだに水道、電気、ガスのライフラインが復旧せず、燃料も著……

第177回国会 予算委員会 第24号(2011/07/06、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東日本大震災そして東京電力福島第一原発の事故から、間もなく四カ月になろうとしています。いまだに多くの被災者が心身ともに苦しみのふちにあり、そして、先の見えない不安のもとにあります。  その中で、海江田経済産業大臣、六月の十八日に、定期検査等で停止中の原子力発電所の再起動をそれぞれの地元自治体に対して求めました。菅総理も、翌十九日に、きちんと安全性が確認されたものは稼働していく、こう言われました。六月二十九日には、海江田大臣が佐賀県を訪れて、先ほどもありましたが、危ないところは政治がとめる、安心なところは政治が動かす、安全性は国の責任で対応するというふうに……

第177回国会 予算委員会 第27号(2011/07/20、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  去る七月六日の当委員会において、玄海原発の再稼働をめぐる経済産業省主催の説明番組において九州電力がいわゆるやらせメールを組織していたという問題についてただしました。質問の四時間半後に、九州電力は、眞部社長が緊急記者会見で事実をお認めになって、十四日の日に報告書を国に提出されました。  そこで、九州電力の眞部社長に伺います。  今回の問題は、どこに原因があって、九州電力、会社としてどういう責任をおとりになるつもりでしょうか。
【次の発言】 今、原発立地県の皆さん、それから国民の皆さんも、福島の大災害を目の当たりにして、しかもこれの収束ができていないもとで、……


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第179回国会(2011/10/20〜2011/12/09)

第179回国会 外務委員会 第2号(2011/10/26、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、けさほど来議論になっておりますTPP交渉参加への問題について伺っていきたいと思います。  農林水産省は、地方自治体の議会の、この問題に関する、TPPに関する意見書の状況について集約をし、数字をまとめていらっしゃると思います。  そこで、筒井副大臣にお越しいただきましたので、昨年の十月から最近、直近までで結構ですが、四十七都道府県のうち、都道府県レベルでは幾つの意見書がこの問題で上がっているか。そして、内訳がわかればなんですが、うち、参加すべきではないとか、あるいは慎重に検討すべきという趣旨の意見書はどれぐらいありますでしょうか。さらに、全国の、それ……

第179回国会 外務委員会 第4号(2011/12/02、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東京電力福島原発事故から間もなくもう九カ月になります。いまだに事故収束もままならず、事故調査結果も出ていない。放射能汚染、そして被害者への全面賠償の問題でもまだまだであります。国内の再稼働も新増設もできないという状況になっている。そんなときになぜ原発輸出かと、福島県民を初めとして多くの国民から怒りを込めた声が上がっております。直近の世論調査でも、六五%が原発輸出に反対し、賛成の三一%の倍以上であります。  玄葉大臣、それなのに、なぜ今、原子力協定の承認を求めるのか、端的にお答えください。
【次の発言】 たとえ相手国が求めても、三・一一の経験、教訓と言うな……

第179回国会 外務委員会 第5号(2011/12/07、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  温室効果ガスの排出削減に向けた新たな枠組みを議論するために、国連の気候変動枠組み条約の締約国会議、COP17が南アフリカのダーバンで開催中で、閣僚級会合も昨日から始まったわけであります。  今回の会議について言えば、これまでの合意から出発をするということが大前提ということになると思いますが、二〇〇九年のコペンハーゲンでのCOP15、そして昨年のカンクンでのCOP16には私も出席いたしましたけれども、その中では、産業革命以前からの気温上昇を二度以内に抑えるということで合意をしておりますが、ところが、現状はどうか。OECDは、もし適切な対策をしなければ三度か……

第179回国会 外務委員会 第6号(2011/12/09、45期、日本共産党)

○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、日本・ペルー経済連携協定、日本・メキシコ経済連携協定改正議定書の両案に反対の討論を行います。  まず初めに、本日の委員会が、臨時国会の最終日に、理事会において最終的に与野党の合意もなく開催が強行され、採決の上、本会議に緊急上程までされようとしていることに、厳しく抗議するものです。  十月二十日に召集された臨時国会の会期は、五十一日間もあったはずであります。政府・与党がそれほど重要な案件というなら、落ちついた状況のもとでしっかりした審議を行う機会は、これまでに幾らもあったではありませんか。  ところが、会期末のどさくさに、与党内からも異論が出て、採決を欠席……

第179回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第3号(2011/10/24、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうも質疑が行われてまいりましたが、一刻も早い解決が求められる拉致問題にかかわることで、幾つか質問したいと思います。  まず、玄葉大臣に伺いますが、六者会合、六カ国協議をめぐっては、この間、先ほど言いました北朝鮮と関係国間の対話、協議がさまざま積極的に行われております。とりわけ中国側が、ことし四月に、北朝鮮側に六者会合の再開に向けた三段階の提案ということで、一つは韓国と北朝鮮の主席代表会合、二つ目に米朝協議、そして三つ目に六カ国協議の再開という三段階で協議の再開を目指す考えを示して以降、七月にはインドネシアで、南北の主席代表協議が二年七カ月ぶりにある、……

第179回国会 予算委員会 第4号(2011/11/09、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東日本大震災、そして東京電力福島第一原発の事故から八カ月であります。こんなときにTPPか、復興の最大の妨げだ、これが被災地共通の声であります。  そこで、まず野田総理、去る十月二十日に福島の県議会が、TPP交渉参加に反対する決議を全会一致で採択いたしました。こう書かれております。  東日本大震災、さらに原子力災害とそれに伴う風評被害等により農林水産業が受けた被害は計り知れず、今後の再生産に向けた経営の維持等、生産者・団体・行政が一体となって取り組んでいる最中、TPPの参加によって本県の農林水産業はもとより、地方そのものが崩壊するものと懸念される。   ま……

第179回国会 予算委員会 第5号(2011/11/10、45期、日本共産党)

○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第三次補正予算三案に反対、みんなの党提出の組み替え動議に反対の討論を行います。  本補正予算には、被災者、被災地の要求を反映したものも盛り込まれていますが、以下のような重大な問題点があります。  第一は、復興財源の確保を名目に、庶民への大増税を押しつけようとしていることです。  本補正予算は、財源の大部分を復興債の発行によって確保するとしていますが、その償還財源は、所得税、たばこ税の増税によるものです。個人住民税などの増税と合わせ、個人や中小業者に対して八・八兆円もの大増税を押しつけるものとなっています。  一方、大企業はどうか。法人税の実質……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 外務委員会 第2号(2012/06/15、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  米海兵隊の新型輸送機オスプレー、MV22の普天間基地配備と日本での運用問題について質問をまずいたします。  まず、玄葉大臣、今回のオスプレー配備計画がいよいよ具体的にということで明らかになってきた中で、午前中もございましたが、モロッコで四月に墜落事故があったのに続いて、六月十三日にフロリダ州で墜落をするということでありました。訓練中でありました。あれは空軍でありますけれども、そういうことであります。  それで、今回の連続の事故がありまして、沖縄県民は一層、配備計画に対して反対を強めております。私、当然だと思うんです。  大臣、なぜ沖縄県民が、世論調査でも……

第180回国会 外務委員会 第3号(2012/07/25、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  沖縄の米軍普天間基地に配備されるとしている垂直離着陸機MV22オスプレーをめぐる問題でありますが、この十二機が七月二十三日に米海兵隊岩国基地に陸揚げをされました。地元の自治体、さらには全国知事会を初め、沖縄そして日本全国に広がる反対や懸念の声を無視して強行されたことは断じて許されないと、まずアメリカ政府に強く抗議したいと思います。  その上で、玄葉大臣に伺います。  野田総理は、今回の陸揚げの後、きちんと安全性が確認されるまで日本での飛行は行わない、そう合意をしているということで表明をされております。ところが、アメリカの側は、あくまで配備計画については変……

第180回国会 外務委員会 第4号(2012/08/01、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  先ほど来あります在外公館体制の強化の問題について、まず伺いたいと思います。  民主党政権になってから、二〇一〇年の五月に総務省が勧告を出して、そして、これを受けて外務省は二〇一〇年の八月に検討結果を発表した。そして、ことし二月に、整備方針ということで、先ほどありましたが、二〇一五年までに他の主要国並みの百五十大使館体制の実現を目指していくということで、この三月には大臣御自身も事務当局に指示を出されたということであります。  そこで伺いたいんですが、二〇一二年の一月現在で、大使館実館数でいうと百五十以上ある国というのが、アメリカが百六十八カ国、中国が百六十……

第180回国会 外務委員会 第5号(2012/08/29、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。(拍手)拍手はいいです。  本日の委員会の持ち方について、二点にわたって、我が党の立場を明確に表明しておきたいと思います。  まず一つは、本日の委員会が、極めて遺憾ながら、与野党の合意なしに強行されたこと、これに強く抗議したいと思います。  けさ、冒頭に田中委員長から、共産党も含めて各党に呼びかけたけれども出席が得られないのでというお話もありましたが、確かに、民主党の理事の方、私どもの党の国対には来られたようでありますが、直接私には呼びかけはなかったです。  そして、長安筆頭は、この委員会開会に至る経過で、おととい、私が地方にいたときにも携帯で直接電話をされ……

第180回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第4号(2012/06/01、45期、日本共産党)

○笠井委員 委員長、ありがとうございます。  日本共産党の笠井亮です。参考人の皆さん、きょうはありがとうございました。  飯塚参考人から、時間との闘いになっているのかと強く言われたことは、そのとおりだと思います。政治が重く受けとめなきゃいけないということを改めて痛感いたしております。  そこで、例えば二〇〇八年の八月の日朝実務者協議で、拉致問題の再調査ということで合意したわけですが、それ以来、四年近くもこれが履行されていないという問題が重大だと思っておりまして、我が党なりにもこれまで、安否不明の拉致被害者の方々について、北朝鮮から提示された情報、物証の信憑性について、公開された情報をもとにして……

第180回国会 北朝鮮による拉致問題等に関する特別委員会 第6号(2012/08/03、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  北朝鮮の核問題に関連して質問いたしたいと思います。  玄葉外務大臣は、去る七月のプノンペンで開かれたARF、ASEAN地域フォーラム閣僚会議に出席をされておられます。この会議では議長声明というのが採択をされていると承知しておりますけれども、北朝鮮問題に関連してどのような内容がこの議長声明に盛り込まれたんでしょうか。伺いたいと思います。
【次の発言】 今、議長声明をめぐる問題についても経過を含めてお話があったんですが、いずれにしても、その中で、今若干大臣も言われましたが、日本国として、玄葉大臣は、北朝鮮問題について、このARF閣僚会議、どのような姿勢で臨ま……

第180回国会 予算委員会 第4号(2012/02/02、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  沖縄防衛局長のリスト作成、そして講話問題について質問いたします。  この間の防衛省の調査の中で、二通のメールの存在については確認をされております。  一通目の一月四日というのは、宜野湾市長選挙に、二人の予定候補のうちの一人、伊波氏が出馬するという意向を固めたということが報道された日でございます。  二通目のメールは、一月十八日に出されましたが、その前日の十七日に田中防衛大臣が記者会見で、一月の二十二日、二十三日に沖縄に行くことで日程調整していると発表した、その直後であります。  田中大臣は実際にその日程で沖縄を訪問されて、講話は、その二十三日、いらっしゃ……

第180回国会 予算委員会 第5号(2012/02/03、45期、日本共産党)

○笠井委員 私は、日本共産党を代表して、二〇一一年度第四次補正予算二案に反対の討論を行います。  本補正予算に盛り込まれた被災者支援、高齢者医療などへの助成は、当然必要な経費です。  同時に指摘しておきたいことは、被災者支援の二重ローン対策では、再建を目指す全ての被災業者が救済されるよう、金融機関への徹底が求められることです。  また、被災地では、除染、医療、食品検査などに思い切った予算を必要としています。こうした予算の不足が、福島県内でも思い切った取り組みの足かせとなっているのであります。  ワクチン接種への助成の一年延長などは、本来、恒久措置として予算計上すべきです。  次に、本補正予算は……

第180回国会 予算委員会 第12号(2012/02/20、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  TPP問題について質問いたします。  米国との間で行われました二月七日の協議の結果についてでありますが、政府の発表文書というのがございますが、これによりますと、まず冒頭に、日本国内における検討状況について日本側から説明したのに対して、米側から二つの質問が出されております。  その一つは、日本がTPP交渉に参加すれば、全ての品目を自由化交渉の対象とする用意があるのか、こういうことについて質問してきているわけであります。  私は、これを見て、どうしてこういう質問をしたのかなと。米側は、菅内閣における二〇一〇年十一月の閣議決定、包括的経済連携に関する基本方針及……

第180回国会 予算委員会 第16号(2012/02/27、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  駒村参考人、西沢参考人、森信参考人、そして細野参考人、きょうは、お忙しい中、貴重な御意見、ありがとうございました。  幾つか伺いたいんですが、一つは、概括的なことなんですけれども、野田内閣が社会保障と税の一体改革ということで、消費税一〇%、そして社会保障については、年金、医療、保育などいろいろな分野で、高齢者にも現役世代にも、あるいは子供にも、負担増や給付削減を連続的に進めるという点で、国民の中で見ますと、不安と批判の声がかなりあると思うんです。  そういう中で、それぞれ伺うと時間があれですから、森信参考人と細野参考人に伺いたいんですが、この一体改革につ……

第180回国会 予算委員会 第17号(2012/02/28、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  去る二月の二十日に、沖縄県知事は、辺野古新基地建設に向けた環境影響評価書に対する意見書を沖縄防衛局に提出いたしました。意見書は、不適切な事項等ということで、二十五項目百七十五カ所を列挙して、国の辺野古移設案は環境の保全上重大な問題がある、生活環境及び自然環境の保全を図ることは不可能というふうに結論づけております。  この環境影響評価業務をめぐって、質問をいたします。  まず、防衛省に質問します。  沖縄防衛局が昨年末に沖縄県に提出した環境影響評価書を作成するに当たって、防衛局が発注した業務というのは、一体、いつから何件あるのか、その契約総額、当初金額で結……

第180回国会 予算委員会 第20号(2012/03/06、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  七十五歳以上の高齢者が加入する後期高齢者医療制度の二年ごとの保険料の改定がこの四月に行われます。  パネルをごらんいただきたいんですが、後期高齢者医療制度、これが導入されてからの東京都の場合の保険料の推移であります、年間保険料でありますが。  第一期、二〇〇八年から九年度、平均八万五千三百九十二円、第二期、二〇一〇年から一一年度、八万七千百三十二円、第三期、二〇一二年から一三年度、この四月からの第三期は九万四千四百六十円もの値上げになります。  全国的にも、少なくとも四十三の都道府県で値上げが判明しておりまして、神奈川県でも九万円台、宮崎県、滋賀県など、……

第180回国会 予算委員会 第22号(2012/03/08、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  沖縄の普天間飛行場の辺野古移設業務について質問いたします。  去る二月二十八日の当委員会で、私は、辺野古の米軍新基地建設に伴う環境影響評価書の作成業務の九割以上を防衛省OBの天下り企業が受注している問題を取り上げて、徹底調査と資料提出を求めました。これに対して、中井委員長からも強く言っていただきまして、三月六日の理事会に防衛省から資料が提出されました。全体は精査中でありますが、一点だけ確認をしておきます。  防衛省は、今回、提出資料の中で、沖縄防衛局が、公表しなければならないことになっている入札の参加表明書を提出した業者名、選定の有無や理由等を記載した結……

第180回国会 予算委員会 第23号(2012/03/30、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  まず、本日政府が消費税増税法案を閣議決定したことに強く抗議いたします。  野田総理が、政治生命をかけて、不退転の決意と言われて、この間、国会と国民に説明、理解を求めてきたと思うんですが、その結果はどうか。国民は理解、納得するどころか、逆に反対を強めているというのが現実だと思います。直近一カ月の世論調査を比べてみましても、消費税増税に賛成という方が減っていて、そして、調査のたびに反対がふえて、過半数という数字が並んでおります。今国会で成立させるべきでないということについては、六割がそうだという調査の結果もあります。  そこで、総理、なぜ消費税増税に国民の理……

第180回国会 予算委員会 第24号(2012/04/18、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  北朝鮮のいわゆるロケット発射問題について質問いたします。  去る四月十三日、我が党の志位委員長は、この問題で直ちに談話を発表しまして、打ち上げは失敗に終わったが、発射を行ったことは弾道ミサイル技術を利用した発射の中止を求めた二〇〇九年六月の国連安保理決議一八七四に違反する行為であり、日本共産党はこの北朝鮮の行為に対して強く抗議すると表明いたしました。そして、北朝鮮に対して、情勢を悪化させるいかなる行為も厳重に慎むこと、二〇〇五年九月の六カ国協議の共同声明に立ち返って、国際社会の一員として責任ある行動をとることを求めたところであります。  そこで、まず野田……

第180回国会 予算委員会 第25号(2012/06/12、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  野田総理は、今週、国民生活にかかわって二つの重大な決断をされようとしています。原発再稼働と消費税増税問題であります。  いずれの問題も、多くの世論調査でいえば、国民の半数以上が反対、そしていずれも七割以上が急ぐ必要はない、あるいは今国会にこだわる必要はない、こういうふうに言っているものであります。総理は、決め切る政治というふうに言われましたが、こうした国民の声を無理やり押し切っていいのか、まさに総理の政治姿勢の根本が問われていると思います。  そこで、まず、大飯原発三、四号機の再稼働問題であります。  先週八日の記者会見で、総理は、この三、四号機は再起動……

第180回国会 予算委員会 第27号(2012/07/12、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  東京電力福島第一原発事故から一年四カ月が経過いたしました。被害は今なお継続をし、拡大し続けております。避難者が十六万人を超えて、県外避難者は六万三千人に上る。引き続き、困難な、先の見えない生活を強いられております。家族も地域社会もばらばら、そして人間が共同して生活するという当たり前の権利が奪われている。  福島県の浪江町は、ことし四月に復興ビジョンというのを発表しましたが、その作成に当たって子供たちにもアンケート調査をし、千二百十七人からアンケートを集めました。  ここに持ってまいりましたが、その中で自由意見ということで、子供たちが手書きで意見を書いてい……

第180回国会 予算委員会 第28号(2012/08/23、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  尖閣諸島、竹島をめぐる問題について、私も質問いたします。  まず、野田総理に基本的な姿勢、認識について伺いますが、この日中そして日韓の関係というのは、我が国にとっても極めて重要であることは言うまでもないと思います。このもとで、尖閣諸島あるいは竹島をめぐる領土問題の解決に当たって何よりも大切なことは、歴史的事実と国際的道理を踏まえた冷静な外交交渉を行っていくということだと思うんですけれども、総理の基本認識を伺いたいと思います。
【次の発言】 冷静に、毅然とという話がありましたが、日中や日韓両国の関係も考えたときに、やはりそういう意味では、緊張を激化させたり……


笠井亮[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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各種会議発言一覧(衆議院45期)

笠井亮[衆]委員会統計発言一覧(全期間)
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第174回国会(2010/01/18〜2010/06/16)

第174回国会 予算委員会公聴会 第1号(2010/02/24、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは三人の公述人の皆さん、お忙しいところ、大変に貴重な御意見、ありがとうございました。  時間も限られておりますので端的に伺いたいと思いますが、まず、逢見公述人と駒村公述人に伺います。  来年度の予算案全体をめぐる評価のことなんですが、先ほど二宮公述人から、いわゆる新自由主義的構造改革に対する評価とのかかわりで、来年度予算をどう見るかという御意見をいただきました。  そこで、それ以外のお二人の方々に伺いたいんですが、旧政権は構造改革を進めて、強きをさらに強くすればその利益が国民の側に、暮らしに回り、経済も成長すると言い続けてきて、確かに大企業はこの間……

第174回国会 予算委員会第六分科会 第1号(2010/02/25、45期、日本共産党)

○笠井分科員 日本共産党の笠井亮です。  もう二十一時半を過ぎましたが、きょう最後の質問ということでさせていただきます。  まず、東京の中央卸売市場、築地市場の移転問題について伺いたいと思います。  この築地市場は、世界最大の水産物市場ということで、もう言うまでもありません。世界の築地ということも言われますし、都民の台所として大きな役割を果たしているというところだと思います。東京都は、この築地市場を土壌汚染が深刻な江東区の豊洲へ二〇一四年度中にということで移転しようとしておりまして、都民の批判が広がっております。  この問題は、国会でも何度も議論がされてまいりました。そして私も、二〇〇七年の十……


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第177回国会(2011/01/24〜2011/08/31)

第177回国会 予算委員会公聴会 第1号(2011/02/22、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、逢見公述人、冨士公述人、そして駒村公述人、小田川公述人、お忙しいところ貴重な御意見をありがとうございました。  まず、小田川公述人に伺いたいんですけれども、先ほど労働者の現状について、十年以上のスパンということでの詳しいお話がありました。  そこで、伺いたいんですけれども、二〇〇九年に政権交代があったということで一年半たちますけれども、それから一年半たってみて、そうした現状というのは、よくなってきたな、あるいは余り変わらないな、それとも悪くなってきたかな、どんなふうに感じていらっしゃるか。  そして、その中で、例えば非正規労働者に対する理不尽な……

第177回国会 予算委員会第八分科会 第1号(2011/02/25、45期、日本共産党)

○笠井分科員 日本共産党の笠井亮です。  まず冒頭に、今駆けつけてきたんですけれども、直前まで予算委員会の理事会ということで、野党と与党の日程の合意がないままに月曜日にこの予算審議を終わるような提案をしているというようなことで、さまざまな懸案があった中でもそういう強行をしたということで、私は断固抗議したいと思うんです。  そういう中で、私きょうも取り上げさせていただきますが、来年度の予算案をめぐっては、本当にまだまだ議論を重ねていかなきゃいけない問題がたくさんあります。大畠大臣とも、予算委員会の本体の方でも、幾つか我が党の議員と、私自身も質疑をさせていただきましたが、やはり国民の立場から、本当……


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第179回国会(2011/10/20〜2011/12/09)

第179回国会 憲法審査会 第2号(2011/11/17、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  我が党は、本日の憲法審査会の開催には反対であることを幹事懇談会の場でも表明してきました。国民は憲法改正を求めておらず、審査会を動かす必要は全くないのであります。私自身、中山太郎参考人ともいろいろと議論をさせていただきましたが、ここで改めて憲法審査会をめぐる経過について振り返っておきたいと思います。  今日の憲法をめぐる動きは、九条改憲を目指す勢力が二〇〇〇年に国会に憲法調査会を設置したことに始まりました。改憲を目指す勢力は、調査会を足がかりとして国民の中に改憲の機運を盛り上げようとしました。しかし、国民世論は九条改憲反対が多数であり、九条を変えるべきであ……

第179回国会 憲法審査会 第3号(2011/12/01、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  前回及び今回の憲法審査会について、二つのことを簡潔に述べておきたいと思います。  一つは、前回、十一月十七日の審査会の後、何人もの方々が私の事務所を訪れてこられまして、さらに、問い合わせや電話、メール等も多数寄せられました。  その中では、なぜ今憲法審査会なのか、東日本大震災の復興、それから福島原発事故収束、除染、全面賠償など国会がやるべきことは山積しているのになどの疑問の声でありました。さらに、非常事態の規定がないなどと大震災を改憲の口実にするなんてひどい、五十四条もよく読んでもらいたい、勉強してもらいたいという怒りの声もありました。多くの方々から、憲……


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第180回国会(2012/01/24〜2012/09/08)

第180回国会 憲法審査会 第1号(2012/02/23、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  実は、きょうはこの時間にも予算委員会集中審議をやっておりまして、私も予算委員長の了解を得て抜け出してきたというところがありますが、私のところにも、消費税増税問題など国会が大事な予算審議のさなかになぜこの審査会をやるのかという声もありまして、かねてより私自身は、国民は改憲を求めておらず、審査会は動かすべきでないという立場でありますけれども、開かれたからには、意見を表明し、質問もいたします。  内閣官房に伺いますが、先ほど説明で、附則三条一項は選挙権や成年年齢を十八歳に引き下げるための法制上の措置を二〇一〇年の五月十八日までにやることを義務づけていると。とこ……

第180回国会 憲法審査会 第2号(2012/03/15、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  公務員の国民投票運動について、国家公務員法等と人事院規則による制限を前提にして、自由にすべき行為と規制すべき行為を切り分けるということで附則第十一条が置かれたということでありますけれども、私は、そもそも大もとの国家公務員法と人事院規則そのものの問題があると思っています。  一九四七年に制定された国家公務員法ですが、翌四八年には、先ほど総務省からもありましたが、わずか一年ほどの間で大幅な改正が行われて、国家公務員の政治的行為を規制、制限した百二条には、「人事院規則で定める政治的行為をしてはならない。」という一句が追加されたわけであります。  そこで、人事院……

第180回国会 憲法審査会 第3号(2012/03/22、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  憲法教育ということでいえば、そもそも、一九四七年の八月二日の日に文部省が当時中学一年生の社会科の教科書として発行した「あたらしい憲法のはなし」、ここにありますけれども、これが出発点で、これ抜きには語れないんだと思います。今から見れば、時代の制約や執筆者の考え方の限界もあって、もちろん手放しで読むことはできないわけですが、憲法の基本的な内容について平易な言葉でわかりやすく書かれているものであります。  この委員会室でも、二〇〇七年の四月五日の日に、当時の憲法調査特別委員会の公聴会に公募で来られた公述人の田辺さんという主婦の方が、数年前から地域でこの復刻版を……

第180回国会 憲法審査会 第4号(2012/04/05、45期、日本共産党)

○笠井委員 きょうのテーマについては、先ほど橘部長からもお話があって、私自身も憲法調査特別委員会の時代のこと等含めていろいろと思い起こしながら伺っていたので、あえてきょうは発言、質問をするつもりがなかったんですが、先ほど小沢民主党筆頭幹事の方から発言があったものですから、あえて言わざるを得なくなったということでございます。  先ほど橘部長が説明されたとおり、憲法改正問題についての諮問的あるいは予備的国民投票について検討するとした附則十二条については、憲法調査特別委員会の審議の過程で、自民、公明両党とそれから民主党の間で妥協点を探るという状況があって、いわば最終盤の局面の中で盛り込まれたというか……

第180回国会 憲法審査会 第5号(2012/05/24、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうから日本国憲法の各章ごとの検証を行うとなっていますが、そもそも検証とは何かということが問われなければなりません。それは、現行憲法の諸原則に照らして現実がどうなっているかを徹底的に点検することだと我が党は考えております。  例えば、憲法の視点から東日本大震災と東京電力福島原発事故を総点検して、憲法十三条、二十五条に照らして、被災者支援、復興、原発事故対応はどうか、求められる法的措置は何かを明らかにすることこそ必要ではないでしょうか。憲法を検証するといいながら、みずからの党の改正草案の説明をしたり、改憲を前提にして一定の方向を導こうとする進め方は、とる……

第180回国会 憲法審査会 第6号(2012/05/31、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  憲法第二章の検証をめぐって、意見を述べます。  第九条は、戦争の放棄だけでなく戦力の不保持と交戦権の否認まで定めたもので、前文とともに、日本国憲法の真髄をなすものです。それは、「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起ることのないやうにすることを決意し、」という、日本が起こした侵略戦争の反省に立ち、広島、長崎への原爆投下による甚大な犠牲の上につくられたものです。主権在民、基本的人権などとともに恒久平和主義を定めた日本国憲法の中核をなす、極めて重要な条文にほかなりません。  第九条はまた、国連憲章に実った平和のルールを受け継ぎ、さらに一歩進めたという点でも重要……

第180回国会 憲法審査会 第7号(2012/06/07、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本国憲法第三章の中心的意義は、基本的人権の尊重を明記したことです。  まず、第十一条で、基本的人権は侵すことのできない永久の権利と宣言し、十三条で、全て国民は個人として尊重され、生命、自由、幸福追求の権利は国政上最大の尊重を必要とするとの総則規定を設けた上で、精神的自由、経済的自由を定めています。そして、二十五条で、健康で文化的な生活を営む権利を定め、全ての生活部面でその向上、増進に努めることを国の責務として明確にしていることが極めて重要な点なのであります。  憲法前文で、恐怖と欠乏から免れて、平和のうちに生存する権利をうたっていることも、基本的人権の……

第180回国会 憲法審査会 第8号(2012/08/02、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  日本国憲法第四章国会は、国民主権原理のもとで代表民主制を採用し、議会制民主主義を実現するために、国会の地位と組織、権能を明らかにした極めて重要な条章であります。これは、明治憲法下で、天皇が統治権を総攬する体制のもとで国民を侵略戦争に駆り立てていったという歴史への反省と、近代立憲主義の原則を取り込んだものにほかなりません。  この第四章の規定に照らして、現実の国会がどうなっているのか、その検証こそ必要なのであります。  まず、国会の権能にかかわって、立法機能、政府行政監視機能、国政調査権、国民の請願審査などという国会が果たすべき役割、任務があると考えます。……

第180回国会 予算委員会公聴会 第1号(2012/03/02、45期、日本共産党)

○笠井委員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、三木公述人、小室公述人、菊池公述人、そして浦野公述人、お忙しいところ、貴重な御意見をありがとうございました。  早速伺いたいと思います。  まず、浦野公述人に伺いますが、お話の中で、日本国憲法が要請する税のあり方というのは応能負担原則によるべきであるというのは、本当に大事なことだと思いました。そして、この見地から、消費税の逆進性が応能負担の原則に反するということも、まさにそのとおりだと思います。  そこで、伺いたいんですが、そもそも、社会保障を消費税増税でという考え方について、どのようにお考えでしょうか。

第180回国会 予算委員会第七分科会 第1号(2012/03/05、45期、日本共産党)

○笠井分科員 日本共産党の笠井亮です。  きょうは、中小企業をめぐる問題について質問をいたします。  事業所数でいいますと九割、そして雇用でいえば七割、文字どおり日本経済を支えている中小企業。この中小企業の経営が安定するように配慮しながら、国民の所得をふやしていかなければいけないということだと思います。  ところが、今、長引く円高とデフレ、東日本大震災のもとで、中小企業の仕事が一層激減をして、後継者難が広がって、倒産、廃業も相次いでいる。ものづくりのネットワークも商店街も崩壊の危機に直面しているということだと思います。  そこで、枝野大臣にまず大きな意味で、二〇一〇年の六月に民主党政権が閣議決……



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菅原琢『データ分析読解の技術』(中公新書ラクレ756)

【内容紹介】「データ分析ブーム」がもたらしたのは、怪しい“分析らしきもの”と、それに基づいた誤解や偏見……。本書では、「問題」「解説」を通して、データ分析の失敗例を紹介しながら、データを正しく読み解くための実践的な視点や方法、また、思考に役立つ基礎的な知識やコツを紹介していく。誤った分析をしないため、騙されないための、基本的・実践的な読解と思考の方法とは――。