このページでは安倍晋三衆議院議員の46期(2012/12/16〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は46期国会活動統計で確認できます。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、アルジェリアで発生したテロ事件について、一言申し上げます。 事件発生以来、政府としては、総力を挙げて、情報収集と人命救出に取り組んでまいりました。 しかしながら、世界の最前線で活躍する、何の罪もない日本人が犠牲となったことは、痛恨のきわみです。残された御家族の方々のお気持ちを思うと、悲痛の念にたえません。 無辜の市民を巻き込んだ卑劣なテロ行為は、決して許されるものではなく、断固として非難します。 私たちは、今般の事件の検証を行い、国民の生命財産を守り抜きます。国際社会と引き続き連携し、テロと闘い続けます。冒頭、その決意を申し上げます。 昨年末の総選……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず初めに、このたび、大変困難な状況の中で民主党の代表に就任されました海江田万里代表に対しまして、改めて敬意を表し、私も同世代の者の一人としてエールを送りたいと思います。 そして、結びにおいて、私たちの世代には、私たちの世代で日本をよりよい国にして次の世代に受け渡す義務がある、そうおっしゃられました。私も全く同感であります。同じ認識を持って、海江田代表との間で建設的な、そして緊張感のある議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願いを申し上げます。 それでは、海江田万里議員の御質問にお答えをいたします。 所信表明演説で教育、社会保障、地域主権、エネルギー政……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員の御質問にお答えをいたします。 まず、邦人保護のあり方等についてお尋ねがありました。 海外において邦人が安心して活動できるよう、アルジェリアにおけるテロ事件への対応の検証をしっかりと行い、平素からとるべき対応、及び、危機が発生した場合に在留邦人等を保護するための対策の検討に、政府一丸となって迅速に取り組んでまいります。 さらに、御指摘の情報収集・分析体制や外交基盤の強化についても、検証作業も踏まえ、迅速に取り組んでまいります。 復興の加速と福島の再生についてのお尋ねがありました。 復興は内閣の最重要課題の一つであり、閣僚全員が復興大臣であると……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 岸本周平議員の御質問にお答えいたします。 中央銀行の独立性についてお尋ねがございました。 今回の共同声明では、日本銀行が、みずから二%の物価安定目標を設定し、責任を持ってできるだけ早期に実現することとされております。金融政策の自主性は十分に尊重されていることから、中央銀行の独立性を軽視するようなものではないと考えております。 金融政策の出口戦略についてお尋ねがございました。 共同声明において、日本銀行は、二%の物価安定目標のもと、リスク要因を点検し、経済の持続的な成長を確保する観点から問題が生じていないかを確認しつつ、金融緩和を推進することとされています。……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいまの御決議に対しまして、所信を申し述べます。 今回、北朝鮮が核実験を強行したことは、北朝鮮がミサイル能力を増強していることとあわせ考えれば、我が国の安全に対する重大な脅威であり、北東アジア及び国際社会の平和と安全を著しく損なうものとして、断じて容認できません。 また、今回の核実験は、国連安保理決議に明確に違反するものであるとともに、日朝平壌宣言や二〇〇五年九月の六者会合共同声明にも違反し、北朝鮮との対話を通じた問題解決に向けた動きにも逆行するものであります。 北朝鮮に対して厳重に抗議し、断固として非難します。 政府としては、引き続き、国連安保理が決議……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 強い日本、それをつくるのは、ほかの誰でもありません。私たち自身です。 一身独立して一国独立する。 私たち自身が、誰かに寄りかかる心を捨て、それぞれの持ち場で、みずから運命を切り開こうという意思を持たない限り、私たちの未来は開けません。 日本は、今、幾つもの難しい課題を抱えています。しかし、くじけてはいけない。諦めてはいけません。私たち一人一人が、みずから立って前を向き、未来は明るいと信じて前進することが、私たちの次の、そのまた次の世代の日本人に、立派な国、強い国を残す唯一の道であります。 苦楽をともにするにしかざるなり。 一身の独立を唱えた福沢諭吉も、自……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 大畠章宏議員の質問にお答えをいたします。 東日本大震災からの復興におけるさまざまな課題について、現地からの声も含め、どのように対応するのかとのお尋ねがありました。 現地の声に真摯に耳を傾け、復興の課題に速やかに対応することが重要と認識しております。 このため、政権発足後速やかに、復興を加速化するよう指示をしており、復興大臣のもとに、住宅再建・復興まちづくりの加速化のためのタスクフォースを設置しました。 このタスクフォースにおいて、速やかに住宅宅地等の工程や目標を公表し、その実現及び加速化に向け、御指摘の用地取得、資材不足、人員不足、入札不調などの課題に柔軟……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員にお答えをいたします。 平成二十五年度予算の早期成立と国民への説明についてのお尋ねがありました。 二十四年度補正予算と二十五年度予算については、いわゆる十五カ月予算として一体的に編成しましたが、デフレからの早期脱却、経済再生に向け、二十四年度補正予算に続き、二十五年度予算についても早期に成立させていただき、速やかに執行することが可能となるよう全力を尽くしてまいります。 また、これらの予算について、国会審議や予算執行段階の情報公開などを通じて、施策の中身などについて国民の皆様に丁寧に説明してまいります。 日米同盟を基軸とした日中、日韓関係の改善に……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 武正公一議員にお答えをいたします。 社会保障・税一体改革の精神についてのお尋ねがありました。 消費税の引き上げを含む社会保障・税一体改革は、社会保障の安定財源確保と財政健全化の同時達成を目指す観点から取り組む改革であり、引き上げ分は、全額社会保障の充実と安定化に向け、社会保障給付として国民に還元することとしており、公共事業に充てることはありません。 三党実務者協議においては、精力的に議論が行われているということを承知しておりますが、社会保障・税一体改革の推進については、引き続き、三党間の協議を進めるとともに、社会保障制度改革推進法に基づき、国民会議で精力的に……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 若井康彦議員の質問にお答えをいたします。 TPPについてお尋ねがありました。 TPP交渉に当たっては、自民党の決議文をしっかりと胸に刻み、国民の皆様からのさまざまな御意見も踏まえつつ、国益にかなう最善の道を求めてまいります。 他方、これから交渉しようというときに離脱の話をすることは、国益の観点からも不適切であると考えます。 いずれにしても、TPPについては、我が国としては、主張するべきことはきっちりと主張して、交渉を通じて、国益を最大限に実現するよう全力を尽くす考えでございます。 残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 宮下一郎議員にお答えをいたします。 デフレ脱却と経済活性化に対する意気込みについてお尋ねがありました。 長引くデフレを脱却し、日本経済を再生させることが、私の内閣の最重要課題です。 このため、これまでとは次元の異なる政策パッケージとして、大胆な金融政策、機動的な財政政策、民間投資を喚起する成長戦略の三本の矢を一体的に進めます。こうした三本の矢により、企業の収益機会をふやし、雇用や所得の拡大を実現することで、国民生活に経済成長の恩恵が幅広く行き渡るようにしてまいります。 社会保障・税一体改革の考え方と消費税率の引き上げの意義についてのお尋ねがありました。 ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 上川陽子議員にお答えをいたします。 代行割れ問題の早期解決と母体企業の経営への配慮についてお尋ねがありました。 今回の法案は、厚生年金本体との財政中立を基本としており、基金が解散するときの不足金は、税や保険料による補填は行わず、母体企業が責任を持って国に返還することにしています。 他方、こうした返還に際して、中小企業の経営に配慮するため、分割納付による返還期限を延長するとともに、事業所間の連帯債務を外すこととするなどの見直しを行うこととしております。 残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 私は、六月十七日及び十八日に英国ロック・アーンにおいて開催されたG8サミットに出席しました。また、これに先立ち、十五日及び十六日にポーランドを訪問し、G8サミット終了後の十九日にはアイルランドを訪問するとともに、英国ロンドンにおいて、我が国の経済政策につき講演を行いました。 その成果について御報告いたします。 今回のG8サミットは、私にとって、二〇〇七年のハイリゲンダム・サミット以来の出席でありましたが、G8各国の首脳と、世界経済や地域情勢、英国が主要な課題とした貿易、税、透明性の問題など幅広い課題につき、率直な意見交換を行うことができました。 中でも、G8……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、冒頭、過去に経験したことのない豪雨や台風、竜巻により、亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた方々に対しお見舞いを申し上げます。 高齢化や過疎に直面する被災地域も多く、そうした実態も踏まえながら、早期の復旧に向け、全力で取り組んでまいります。 この道しかない。 三本の矢は、世の中の空気を一変させました。ことしに入って、二四半期連続で年率三%以上、主要先進国では最も高い成長となりました。昨年末〇・八三倍だった有効求人倍率は、八カ月で〇・九五倍まで来ました。 景気回復の実感は、いまだ全国津々浦々まで届いてはいません。日本の隅々にま……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 答弁に先立ちまして、まず、台風二十六号による大雨により亡くなられた方々に心から哀悼の意を表するとともに、被害に遭われている方々に対してお見舞いを申し上げます。 政府としては、関係機関一体となって、被災者の救出救助活動に全力を尽くすとともに、ライフラインの早急な復旧などの応急対策に総力を挙げて当たってまいります。 海江田万里議員の御質問にお答えをいたします。 汚染水問題についてのお尋ねがありました。 福島第一原発では、貯水タンクからの汚染水漏えいなどの個々の事象は発生していますが、福島近海での放射性物質の影響は、発電所の港湾内の〇・三平方キロメートルにブロッ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員にお答えいたします。 今後の政権運営に当たっての基本認識についてお尋ねがありました。 六年前の参院選の大敗、そして四年前の総選挙での歴史的惨敗による野党転落、あのときの挫折は、私の胸に今も深く刻み込まれています。 だからこそ、私たち自由民主党は、政治は国民のものとの立党の原点に立ち戻り、公明党との強固な連立のもと、丁寧な政権運営に努めてまいりました。その思いは、これからも決して変わることはありません。 今後とも、公明党の皆様とともに、国民と丁寧な議論を積み重ねながら、スピードと責任、そして結果を出す政治を進めていく決意であります。井上議員を初め……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 中谷元議員にお答えをいたします。 国家安全保障会議設置の趣旨、狙いについてお尋ねがありました。 我が国を取り巻く安全保障環境が一層厳しさを増している中、国家安全保障会議の設置は、官邸における外交・安全保障政策の司令塔機能を強化するために必要不可欠であります。 今回の法改正は、私と内閣官房長官、外務大臣、防衛大臣等が、これまで以上に頻繁に、戦略的観点を持って外交、安全保障に関する諸課題について審議を行うことにより、我が国の国家安全保障政策を機動的、戦略的に進めていくことを目的としています。 積極的平和主義についてお尋ねがありました。 近年、我が国を取り巻く……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 城内実議員にお答えをいたします。 本法案の必要性についてお尋ねがありました。 情報漏えいに関する脅威が高まっている状況や、外国との情報共有は情報が各国において保全されることを前提に行われていることに鑑みると、御指摘のとおり、秘密保全に関する法制を整備することは喫緊の課題であります。 また、政府部内で情報共有が促進されるためにも、秘密保護に関する共通ルールの確立が必要であり、新たに設置される予定の国家安全保障会議の審議をより効果的に行うためにも、秘密保全に関する法制が整備されていることが重要であると認識しております。 政府としては、本法案の早期成立に向けて努……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 平将明議員にお答えをいたします。 本法案の意義についてお尋ねがありました。 国家戦略特区により、日本の経済社会の風景を変える大胆な規制・制度改革を実行することで、世界で一番ビジネスのしやすい環境を創出し、民間投資の喚起により、日本経済を停滞から再生へ導くことができると考えています。本法案を早期に成立させていただき、成長戦略の着実な実施につなげていきたいと考えています。 雇用の規制改革についてのお尋ねがありました。 御指摘のとおり、雇用ルールがわかりにくいことが、グローバル企業や新規企業の投資阻害要因になるおそれがあります。 このため、国が雇用ルールを明確……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、冒頭、海上自衛隊輸送艦「おおすみ」と小型船の衝突事故について、亡くなられた方の御冥福をお祈りし、また、お見舞いを申し上げます。徹底した原因究明と再発防止に全力を挙げてまいります。 何事も、達成するまでは不可能に思えるものである。 ネルソン・マンデラ元大統領の偉大な足跡は、私たちを勇気づけてくれます。誰もが不可能だと諦めかけていたアパルトヘイトの撤廃を、その不屈の精神でなし遂げました。 不可能だと諦める心を打ち捨て、わずかでも可能性を信じて行動を起こす。一人一人が自信を持ってそれぞれの持ち場で頑張ることが、世の中を変える大きな力となると信じます。 かつ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 海江田万里議員にお答えをいたします。 全部で四十六問、御質問をいただきました。 まず、乗り越えるべき障害とは何か、障害を乗り越えた先の日本はどうなるのかとのお尋ねがありました。 御質問にあったように、立憲主義と平和主義を軽んじ、格差と貧困を放置する人が、私も含めて、この会場に一人として存在するでしょうか。存在するわけはありません。 立憲主義はもとより、平和主義を堅持し、そして貧困と格差のない社会を目指すべきは当然であります。しかし、それは、単なる願望のまま終わってはなりません。その実現のために、私たちは行動を起こさなければなりません。 日本は少子高齢化の……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員にお答えをいたします。 経済再生への取り組みについてお尋ねがありました。 ただいま井上議員に御指摘いただいた経済再生に向けた諸課題については、十分にその御趣旨を踏まえ、全力で取り組んでまいります。 三本の矢によって、日本経済は、長く続いたデフレで失われた自信を取り戻しつつあります。景気回復の裾野は着実に広がっています。 こうした中で、企業の収益を雇用の拡大や所得の上昇につなげ、経済の好循環を実現することが重要です。 そのために、政労使の三者が、政労使会議の共通認識も踏まえた具体的な取り組みを進めることが必要であり、政府としても全力で取り組んで……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 政府は、昨年十二月十七日、国家安全保障会議及び閣議において、国家安全保障戦略、平成二十六年度以降に係る防衛計画の大綱及び平成二十六年度から平成三十年度までの中期防衛力整備計画を決定いたしました。 以下、これらについて御報告申し上げます。 国家安全保障戦略は、我が国で初めて策定した国家安全保障に関する基本方針であります。我が国を取り巻く安全保障環境は一層厳しさを増しており、脅威は容易に国境を越えてきます。どの国も一国のみでは自国の平和と安全を守ることはできず、国際社会と協力して平和を確保していくことが不可欠です。 このような認識のもと、本戦略においては、国際協……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 齋藤健議員にお答えをいたします。 農業、農村の将来像と二法案の位置づけについてお尋ねがありました。 地方の活性化は安倍内閣の最重要のテーマであり、地方経済の中核をなす農林水産業の活性化は、待ったなしの課題であります。私は、あらゆる努力を傾け、強い農林水産業とともに、美しく活力ある農山漁村を実現していく決意です。 これらを実現していくためには、農業、農村をめぐる一つ一つの課題に正面から向き合い、克服していくことが不可欠であります。 このため、昨年末、農林水産業・地域の活力創造プランを取りまとめ、新たな需要を取り込むための輸出の拡大、六次産業化の推進による付加……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) とかしきなおみ議員にお答えをいたします。 医療、介護の制度改革の位置づけについてお尋ねがありました。 急速な少子高齢化のもと、世界に冠たる社会保障制度をしっかりと次世代に引き渡していくためには、消費税の引き上げにより安定財源を確保しつつ、制度の充実と重点化を同時に行う必要があります。 特に、医療や介護は、高齢化の進展等に伴い、ニーズの多様化や費用の増大が見込まれます。 このため、今回の法案では、患者の状態に応じた適切な医療が提供されるよう、医療提供体制の見直しを行うとともに、介護が必要となっても住みなれた地域での暮らしを継続できる体制を整備し、所得の低い方……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 橋本岳議員にお答えをいたします。 市町村合併についてのお尋ねがありました。 平成十一年以来政府が行ってきた、市町村の自主的な合併の推進は、平成二十一年度末で一区切りとしたところであります。 今回の法改正により、これまでの手法に加え、地方公共団体が柔軟に連携できる新たな制度を創設することにより、これまで以上に、地域の実情に応じた行政サービスの提供体制を市町村みずから選択できるようにしてまいります。 議員御懸念の、市町村合併を強制していくということは、もとより考えておりません。 地方中枢拠点都市形成の狙いについてお尋ねがありました。 地方の活性化は安倍内閣……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 鈴木淳司議員にお答えをいたします。 電力システム改革の着実な推進についてのお尋ねがありました。 電力システム改革は、新規参入の促進や競争環境の整備により、電力の低廉かつ安定的な供給を一層進めていくものであり、エネルギー制約の克服に向けた改革の中心をなすものであります。 厳しいエネルギー制約下にあるからこそ、コスト高や供給不安といった課題を解決する、ダイナミックなイノベーションが起こるよう、大胆な改革を着実に実行していく決意であります。 残余の質問につきましては、関係大臣から答弁させます。(拍手)
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 萩生田光一議員にお答えをいたします。 教育再生への決意と、改革の方向性についてのお尋ねがありました。 子供たちには無限の可能性が眠っており、それを引き出す鍵は、教育の再生です。 山積する課題に正面から取り組み、これからの日本にふさわしい教育体制を構築していくため、教育再生実行会議を設置し、これまで、いじめ問題への対応、教育委員会制度等について提言をいただきました。また、現在、学制の改革について議論していただいているところです。 これらの提言を踏まえ、今般の改正法案により、責任の所在が曖昧な現行の教育委員会制度を抜本的に改革していくなど、安倍内閣の大きな柱で……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 所信を申し述べるに先立ち、一言申し上げます。 一昨日、御嶽山が噴火いたしました。 とうとい命を失われた方々に深く哀悼の意を表するとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。引き続き、救助活動に全力を挙げてまいります。 今後の噴火活動に最大限の警戒を行い、国民生活への影響にも万全の対策を講じてまいります。 先般の平成二十六年八月豪雨により、広島での大規模な土砂災害を初め、全国各地で甚大な被害が発生いたしました。 亡くなられた方々の御冥福を謹んでお祈りするとともに、被害に遭われた皆様に心からお見舞いを申し上げます。一日も早い生活再建に全力を尽……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 海江田万里議員にお答えをいたします。 海江田議員からは、二十七問質問をいただいておりますが、答弁漏れのないように、かつ簡潔にお答えをしたいと思います。 御嶽山の噴火や土砂災害への対応についてお尋ねがありました。 まず、今般の御嶽山の噴火及び各地で発生した豪雨、土砂災害により亡くなられた方々の御冥福をお祈りするとともに、被害に遭われた方々に対して心からお見舞いを申し上げます。 御嶽山の現場では、噴火活動が続く中、警察、消防、自衛隊による懸命の救助活動が行われていますが、いまだ連絡のとれない方がおられます。 政府としては、関係機関が一体となって、引き続き救出……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員にお答えをいたします。 御嶽山噴火への対策と今後の防災・減災対策への取り組みについてお尋ねがありました。 御嶽山の現場では、噴火活動が続く中、警察、消防、自衛隊による懸命の救出活動が行われていますが、いまだ連絡のとれない方々がおられます。政府としては、二次災害に留意しつつ、引き続き救助活動に全力を尽くしてまいります。 また、今回の経験を踏まえ、今後、火山活動の監視を強化するなど、防災対策にスピード感を持って取り組んでまいります。 今夏、各地で相次いだ豪雨、土砂災害についても、一日も早い生活再建などの被災者の支援策に関係機関が一体となって取り組ん……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 新藤義孝議員にお答えをいたします。 地方創生の取り組みの方針と、まち・ひと・しごと創生法案の意義についてお尋ねがありました。 若者が将来に夢や希望を持てる魅力あふれる地方の創生は、安倍内閣の最重要事項です。 地方創生、人口減少克服を進めるために、私のもとに設置したまち・ひと・しごと創生本部のもとで、各省の縦割りを排除するとともに、地域の声に徹底して耳を傾け、従来の取り組みの延長線上にはない政策を実行してまいります。 また、まち・ひと・しごと創生法案は、人口急減、超高齢化という我が国が直面する喫緊の課題に正面から取り組むに当たり、東京圏への人口の過度な集中の……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 松本文明議員にお答えをいたします。 派遣労働者の雇用の安定、保護についてのお尋ねがありました。 今回の改正案は、派遣会社に対し、計画的な教育訓練等を新たに義務づけるなど、派遣労働者のキャリアアップを支援するとともに、派遣期間が満了した場合には、正社員になったり、別の会社等で働き続けることができるようにする措置を新たに義務づけることにより、派遣労働者の雇用の安定を図るものであります。 また、派遣先に対しては、正社員化を支援するため、正社員募集情報の提供を義務づけるとともに、派遣先の労働者との均衡待遇の推進に向けた取り組みを求めることとしており、これらの取り組み……
○安倍内閣総理大臣 ただいま、福田達夫委員から御質問をいただきました。 私の父も官房長官としておじい様にお仕えして、私も福田康夫官房長官のもとで官房副長官として大変厳しい御指導をいただいた者として、大変感慨深いものがあるわけでございますが、まさに税とは政治そのものと言ってもいいと思うわけでございます。まさに税こそ、我々政治家がしっかりと、なぜ必要かということを真摯に国民にわかりやすく説明していかなければいけない、その義務を負っている、このように思います。 どんなに意欲を持っていても、病気や加齢によって思いどおりにならないことがあるわけでございます。そのためにこそセーフティーネットがある、社……
○安倍内閣総理大臣 お答えをいたします。 野党時代に、税と社会保障の一体改革について三党合意がまとまったわけでございますが、当時の安住財務大臣を中心にこの三党合意が進められたというふうに承知をしております。当時の我が党の総裁は谷垣禎一総裁でございまして、谷垣総裁は、財務大臣を数年間務め、この問題に取り組まなければならないという強い使命感を持っておられました。 私も、官房長官あるいは総理を務め、与野党でなるべくコンセンサスをつくって税と社会保障の一体改革は進めていくべきだという基本的な考え方は持っておりました。そして、その際、こうした与野党においてコンセンサスができ上がるということは、国の将……
○安倍内閣総理大臣 ただいま御指摘をいただきましたが、政府CIOは、政府のIT政策の司令塔として機能することが期待をされております。IT総合戦略本部において各府省が政府CIOに対して積極的に協力するよう周知徹底するなど、本部長として本部を指揮監督してまいりたいと思います。
【次の発言】 ただいま勧告権の使い方についての御質問がございましたが、例えば、各省庁のIT投資の発注の仕様がまちまちで、省庁間の調整が困難であるため、政府全体のIT投資が不効率となっているような場合に、本部長である総理と政府CIOが密接に連携を図ることにより、本部長の勧告権を背景に府省間の調整を図っていきたいと思います。
○安倍内閣総理大臣 確かに、石破幹事長のおっしゃるとおりでありまして、あの日、投票日、十二月十六日に党本部において、総裁である私と石破幹事長、同じ部屋で開票結果を待っていたわけでありますが、事前の予想等が入ってくる中において、我々、肌身で感じている状況とは少し違う、これは余りにも当選の数が多いというところに我々は驚いたわけでございます。 そこで、そのときに我々は既に心配を始めたわけでありますが、七月の参議院選挙で勝たなければ、決して安定的な政権運営もできないし、我々が目指すべき政策を遂行していくことも難しい。つまり、この選挙において、この結果に浮かれることによって、参議院選挙でまた逆の同じこ……
○安倍内閣総理大臣 今回の事案については、ただいま防衛大臣から答弁したとおり、極めて慎重に精査した結果、中国側がレーダー照射を行ったことが明らかになった上で、我々は発表したわけであります。 日本外交というのは、国際社会において、あるいはまた国際場裏において、礼儀正しく、物静かな外交を行ってきたんだろうと思います。 これからも、礼儀正しく、物腰は物静かではあっても、しかし、主権や国益が侵害されるときにはしっかりと我々の考え方を述べていく、そういう外交に変えていきます。 その意味において、国際社会において、我々の考え方、我々の主張を浸透する上において戦略的な体制をとっていく必要があるだろうし……
○安倍内閣総理大臣 昨年十二月の十六日、総選挙によって、我が党、公明党が過半数を得たわけでありますが、ちょうどこの日が、収束宣言をしてからの一年目に当たる日でございました。 私も、総理に就任して直ちに、最初の訪問地として迷うことなく福島を選びました。そして、そこでお目にかかった人々、ずっとふるさとから離れて困難な生活を強いられ、そしてなかなか帰れるめどが立っていない、そういう不安の中で生活をしている方々から、いろいろなお話を伺いました。 その中で、改めて我々は、政権与党として原子力政策を推進してきた、そして、それはやはり安全神話の中においての、安全神話に陥った原子力推進政策であった、このこ……
○安倍内閣総理大臣 日本は、この十五年近く、ずっとデフレの中に沈んでいたわけでありまして、国民総所得も五十兆円縮んでしまった中において、国力が低下をする、外交力においても日本の力は低下をしたわけであります。当然、そのことによって、途上国に対する支援の力も落ちてきているわけであります。 そこで、日本は、このデフレから脱却をして、経済を成長させていく。これは、日本の経済が上昇していくことだけではなくて、世界に対して日本は経済的な貢献をしていくわけであります。 当然、日本は外需頼りではなく、日本の内需、有効需要もつくって、まずそのことによって景気を引き上げていくわけでありますが、自律的に成長戦略……
○安倍内閣総理大臣 昨日、衛藤外交・経済連携調査会会長から、御熱心に御議論をいただいた上の決議を会長が持ってこられまして、それをいただいたわけでございます。そして、衛藤会長ともお話をさせていただいたところでございますが、こうした御議論あるいは懸念があるということも踏まえ、判断をしていきたい、このように思います。
【次の発言】 判断の時期につきましては、米側も米側の国内の事情あるいは関係国との調整もあるわけでございまして、そうしたことも勘案をしながら、また、今までの交渉の経緯をもう一度よく精査していく上において国内への影響も勘案して、そんなに先の話ではございませんが、なるべく早い段階で決断をした……
○安倍内閣総理大臣 まず、きょう誕生日を迎えられました高市委員が、自由民主党初の女性の政調会長として立派に職務をこなされておられますことに対しまして、改めて敬意を表したいと思います。 自由民主党は、自由な議論のできる政党であります。そこで、自民党の政調というのは、時に非常に激しい議論を行います。これはまさに自分の政治信条をそこでぶつけるわけでありますし、地方の現場の切実な声がそこにあらわれてくるわけでありますから、それを取りまとめる政調会長の仕事は大変な御苦労だ、このように思うわけでありますが、昨年、我々が取りまとめた政権公約、そして政策集であるJ―ファイル、こうした我々の進むべき方向を示し……
○安倍内閣総理大臣 安保理決議につきましては、中国は常任理事国で、拒否権もあります。重要な立場でありますし、韓国は現在、非常任理事国で、安保理のメンバーでもございます。そういう中におきまして、我々は連携をとりながらこの採択に向けて協力をし合ってきたわけでございます。 この問題につきましても、先般、朴槿恵大統領との間の電話会談におきましても、この安保理決議についてもお話をさせていただいたところでございますし、また、中国との関係におきましても、北京やあるいはニューヨークで中国政府側との意見交換等を行いながら、情報交換等を行いながら、採択に向けて努力をしてきたところでございます。 いずれにせよ、……
○安倍内閣総理大臣 ただいま西銘議員から御指摘のありました、四月の二十八日の主権回復六十年の政府式典についてでございますが、政府としては、サンフランシスコ平和条約が発効してから昨年で六十年の節目ということになったわけでございますが、その節目を記念して、我が国による国際社会の平和と繁栄への責任ある貢献の意義を確認するとともに、これまでの経験と教訓を生かし、我が国の未来を切り開いていく決意を確固としたものとするため、本年の四月二十八日に政府主催の記念式典を実施する方向で今検討をしているところでございます。 もちろん、この式典に当たりまして、今委員が御指摘になられましたように、小笠原、奄美、沖縄が……
○安倍内閣総理大臣 この十数年間、ずっと日本はデフレの中に沈んでいたわけでありまして、国民の所得は五十兆円吹っ飛んでしまった中において、特に、やはり地方においては、行き過ぎた円高もあります。 朝早く起きて一生懸命頑張って、汗を流して、知恵を出して、出しても、自分のつくったものはすぐれているにもかかわらず、競争力を失って、売れない。結果として工場を閉じざるを得ない経営者、そして、そこで働いている従業員、皆さん大変苦しい思いだったんだろうと思います。一生懸命朝早く起きて田を耕してすばらしいものをつくったとしても、なかなか価格が思うように上がっていかないどころか、下がっていくという状況がございまし……
○安倍内閣総理大臣 ただいま葉梨委員の質問を伺っておりまして、葉梨委員は、恐らく現場に行って足を使って一つ一つ拾い集めた御質問なんだろうな、本当にそう思いました。まさに、一つ一つの問題意識のその向こう側に、その中において苦しんでいる人たちの姿が見えるような質問を今いただいたと思っております。 我々の基本的な姿勢としては、しっかり一つ一つの課題に一つ一つ答えを出していくことによって結果を出していきたい、このように考えております。 自由民主党も、野党時代ではありますが、五百七十七の提案を当時の与党に、そして政府に対して提出をしました。その中から、政府から出される閣法として三十、そして議員立法と……
○安倍内閣総理大臣 農業については、いわば産業としての側面だけでははかれない面があるのは厳然たる事実でありますし、私もそのとおりだと思っております。 よく、GDPに占める比率が農業は一・五%であって、その一・五%のために九八・五%が犠牲になってもいいのかという議論がありますが、それは間違いであります。先進国は大体これぐらいのパーセンテージでありまして、英米も一%ぐらいなんだろうと思います。いわば農業国と言われているフランスやあるいはニュージーランドでも三%とかその前後なんだろうと思いますが、しかし、どの国も手厚く農業を保護している。 なぜ保護をしているかといえば、やはり食料というのは、もし……
○安倍内閣総理大臣 高裁において、違憲、違憲状態、あるいは無効という判決が出たわけでございまして、この判決に対しては真摯に受けとめていきたい、このように思っております。
いずれ、それぞれ最高裁で審理が行われることになる、このように思いますので、しっかりと見守っていきたい、こう思っているところでございますが、こうした状況を一刻も早く解消するために政府としても努力をしていきたい、このように思っているところでございます。
【次の発言】 私は、先般、TPP交渉に参加する決意を決めました。そのことについては、まさに今、牧原委員が御指摘をされたように、日本の通商戦略として、今大きく世界は開放経済にかじを……
○安倍内閣総理大臣 金融政策について、山本幸三委員は十五年来、大胆な金融緩和を行うべきだとずっと主張されてこられました。党内においても、山本委員の御主張はどちらかといえば野党的な立場であったわけですが、私は総理をやめた後、どうやら山本先生の主張は正しいのではないか、そう思い始めまして、何回か山本先生からお話を伺ううちに、それは確信へと変わってきたところでございます。 そこで、この十五年来こびりついたデフレマインドを変えるのはそう簡単なことではないわけでありまして、大きく違う点は、国民の皆様に、これはいよいよデフレから脱却できるのではないかと思っていただく、そういう政策を行うということでありま……
○安倍内閣総理大臣 ただいま村上委員との質疑をお伺いいたしておりまして、この事故対応において、どういう問題があったのか、あるいはなぜ対応ができなかったか、これはきっちりと調査をしていくことは極めて重要であるということを再認識させていただきました。 その中において、確かにこれは一電力事業者が背負える問題ではないわけでございまして、国として継続的にこの事故原因の解明に取り組んでいくことが重要である、このように思います。 今までも、国会の事故調査委員会あるいは政府の事故調があったわけでございますが、まだ検討をしていく必要があるという項目もあるわけでありまして、中長期的に、継続的に原因究明に取り組……
○安倍内閣総理大臣 先般、議員にごちそうになったわけでありますが、はやっていないお店に行ってそこをはやらせようということではなくて、あのお店は、既に極めて予約がとりにくいという状況になっておりまして、数週間前から予約をしなければいけない店になっているということで、私も大変驚いたわけでございまして、佐賀牛もおいしくいただかせていただきました。 そのように、JAさがが努力をしておられる、つまり、地元の食材を銀座という場所において、そこで食材を提供することによって農家の収入増を図っていく、ブランド化する。さらには、やはり農林水産業、生産額だけでは十一兆円ぐらいでありますが、これに外食産業も入れた食……
○安倍内閣総理大臣 先日いただきました自由民主党の教育再生実行本部の御提言の中には、今委員が御紹介になられたように、英語教育の抜本的改革やイノベーションを生む理数教育の刷新、国家戦略としてのICT教育について、グローバル人材の方策として我が国の教育再生や経済再生に資するものと考えておりまして、取りまとめに感謝申し上げたい、このように思う次第でございます。 いずれにせよ、教育再生は安倍内閣の中心的な課題でございまして、初等、中等、高等教育がございますが、今まさに日本は人材で勝負をしなければ、もともとそうなんですが、しかも、それは、現在要求されているのは、グローバルな状況の中で勝ち抜いていくこと……
○安倍内閣総理大臣 大胆な金融緩和、そして機動的な財政政策、そして民間の投資を呼び込む成長戦略、この三本の矢でデフレから脱却をして、力強い成長軌道に乗せていくことを目指しているわけでございますが、そのためにも、一日も早く、地域隅々まで、その景気回復、実感が行き渡るようにしていかなければいけませんし、所得が上昇する、そういう状況をつくっていかなければならない、このように考えているところでございます。 おかげさまで、景況判断についても、街角景気ウオッチャーの判断も、数値をとり始めてから過去最高値を記録しているわけでございまして、昨年の十一月から比べて四三%の上昇があるわけでございます。 その意……
○安倍内閣総理大臣 今、今津委員が御指摘になったように、確かに、湾岸戦争の終了後、クウェートが米国の新聞に出した感謝を示す広告において日本の名前がなかったことは、私自身にとっても多くの日本国民にとっても衝撃であった、このように思うわけであります。 そして、近年の我が国を取り巻く状況を見れば、安全保障環境は大変厳しさを増しているわけでありまして、大量破壊兵器や弾道ミサイルの脅威は深刻度を増しています。また、サイバー攻撃のような、国境を越えていく、新しい脅威も増大をしているわけでございまして、このような状況のもとでは、もはや我が国のみで我が国の平和を守ることはできないわけでありまして、すなわち、……
○安倍内閣総理大臣 町村先生が、NSCそしてまた特定秘密保護法について、官房長官当時、そしてまた党において、この問題にずっとかかわってこられ、法案作成に大きな御貢献をいただいたことにまず感謝申し上げたい、このように思います。 我が国をめぐる安全保障環境が悪化をする中、国家国民の安全を守るためには、安全保障や国民の安全に直接かかわる情報の収集が極めて重要であります。あるいは、例えば、ある国が特定の活動、行動、あるいは我が国の領土、領海に挑発的、挑戦的な行為をとったときに、その真意がどこにあるかということを分析した上において対応していく必要があるわけでございます。 そして、我々の対応に対してど……
○安倍内閣総理大臣 確かに、委員が御指摘になったように、山形県でもそうでしょうし、私の地元の山口でもそうなんですが、地域においては、いわば、地下鉄とか公共交通機関が余りない中にあって、軽自動車はみんなが持って、それは足がわりになっているといってもいいだろう、このように思います。そのことは私も十分に理解をしているわけでございますが、一方、地方においては、自動車に関連する道路や橋梁の整備や維持管理など財政需要も大きいのも事実でありまして、また、軽自動車と小型自動車について税負担の均衡を欠くのではないかといった指摘もあるのも事実であります。 税制抜本改革法第七条では、自動車取得税の見直しに当たって……
○安倍内閣総理大臣 さきの参議院選挙におきまして、まずもって、自民党、公明党、連立与党を支持していただいた皆様に御礼を申し上げたい、感謝を表したい、このように思います。 その上において、この皆様からいただいた信頼は決して裏切ってはならない、この皆様の期待に必ず応えていかなければいけないという、この思いを新たにいたしておる次第でございます。 同時に、残念ながら、投票率は、さきの衆議院選挙と同じように、余り高いとは言えなかった。つまり、そのことも、政治が十分に信頼を回復しているかといえば、まだそうはなっていないということも我々は肝に銘じなければならない、このように思います。 その上において、……
○安倍内閣総理大臣 まず、一票の格差是正については、これは既に司法の判断がございました。その中において、昨年、党首討論においても、〇増五減をやらなければならないと。これは、そもそも、〇増五減をやらなければならないというのは、当時の民主党、自民党の共通の認識であったわけでございますが、残念ながら、なかなか、昨年はそれはずっと進んでこなかったのが事実であります。 そこで、当時の野田総理と野党自民党の総裁である私が合意をいたしまして、それは、まず〇増五減は少なくとも成立をさせなければならない、こういうことであったわけであります。 その後、我が党が政権をとった後、御党がこの区割り法案等々について反……
○安倍内閣総理大臣 安倍内閣の第一の使命は経済の活力を取り戻していくことでありまして、そのために、デフレから脱却して、そして経済を成長させていくことであります。 三本の矢の政策によって、GDPにおきましては六四半期連続でプラス成長ということになりました。 そして、国民にとって最も大切な雇用につきましても、有効求人倍率は、我々が政権をとって以来、十六カ月連続で上昇しているわけでありまして、仕事を探す人の数だけ職のある一を超えまして一・〇七まで来ているところでございます。 また、賃金におきましても、連合の五月九日の公表資料によりますと、月例賃金について賃上げ率が二・一一%となっておりまして、……
○安倍内閣総理大臣 ただいま橘委員が指摘をされたように、電子政府を進めていくことによって、三つ大きな利点が、国民そして国家、政府にあると思いますね。 まず第一点は、今、厚労大臣とのやりとりにあったように、政府の行政運営の効率化でありまして、厚生労働省にはまだまだ大きな宝の山が眠っている、これをしっかりとやっていくことによって行政経費をがんと削減できますから、それはまさに国民にお返しをしていくことができるということではないか。さらには、電子政府を進めていくことによって便利になっていく、国民の皆さんにとって公共サービスの利便性が上がっていく。さらには、生産性がぐっと上がっていきますから、経済成長……
○安倍内閣総理大臣 今回の改正では、要支援者の家事援助、地域社会への参加など多様なニーズに応えるため、訪問介護と通所介護について、全国一律の基準に基づくサービスから、地域の実情に応じて市町村が効果的かつ効率的に実施する地域支援事業へと見直しをすることとしております。 この事業では、従来と同様に、介護保険財源を用いて、既存の介護サービス事業者による専門的サービスに加えまして、元気な高齢者を初め住民が担い手として積極的に参加する支援など多様なサービスを提供して、地域の支え合いの仕組みづくりを強化していく考えであります。いわば、地域がしっかりとそのコミュニティーを生かして支援していく体制をより強化……
○安倍内閣総理大臣 お答えをいたします。
指定都市は、第三十次地方制度調査会の答申において指摘されたとおり、その人口規模が大きいこと等から、都道府県との間で二重行政の問題が特に生じやすいものと考えております。
この二重行政の解消に向けて、政治家である市長と知事が向き合い、直接議論することは大変重要であります。今回の地方自治法改正案では、この両者が必ず構成員となって政策を調整していく場として指定都市都道府県調整会議を置くことといたしました。
これによって、二重行政の解消、効率的、効果的な行政体制の整備が進むものと考えております。
【次の発言】 今回の改正により、地方公共団体が連携して事務を……
○安倍内閣総理大臣 このTPPというのは、大きな経済である米国と日本がアジア太平洋地域に新しいタイプの経済圏をつくっていく、市場主義、そして自由と民主主義という価値を共有する日米の両国がリーダーシップを発揮して新しいルール、新しい貿易圏をつくっていくことは、地域の発展にとって極めて有益であるという認識においては、まさにオバマ大統領と認識を一つにするところでございますが、当然、それぞれ国益をかけた交渉になるわけでございます。 先般、ハーグにおいて、日米韓の首脳会談の後に、オバマ大統領と二人での会談を持った際に、TPPについては、両国が柔軟性を発揮し、高い見地から交渉を妥結するべく努力をしていこ……
○安倍内閣総理大臣 先ほどの質問で、我々が同期であることを思い出しました。ここにさっきまでいた塩崎さんも、林さんも同期であったわけでありまして、あのときは、女性は自由民主党は二人しか当選者がいなかった。野田聖子さんと、もう一人は田中真紀子さんだったことも、今思い出したわけでございます。 そこで、女性の力を使うかどうかということでありますが、これはもう選択の問題ではなくて、日本の未来をつくっていく上において、女性の活用、女性の能力を開花していくということは、これはマストでありまして、それ以外に道はないと私は思っているんです。 少子高齢化が進んでいく、もちろん少子化対策もしっかりとやっていくし……
○安倍内閣総理大臣 今委員が御指摘のように、社会保障の分配については、いわば高齢者に厚過ぎるのではないかという御指摘なんだろう、こういうふうに思うわけでありますが、我々も、そのことについては十分に配慮しているところでございます。 今回も、七十歳から二割負担、本来の本則どおりお願いをするということでございますが、今までこういう措置をとってきたのは、いわば高齢者の方々が制度の変更による不安を抱くことがないように、十分に、この制度がやはり大切だということ、必要だということを御理解していただくという期間としては必要だったんだろう、こう思うわけでございます。 そして、ある意味の激変緩和措置として、七……
○安倍内閣総理大臣 私たち政府としては、あと六年というよりも、もう六年しかないという気持ちで、世界のアスリートがやってくる東京オリンピック・パラリンピックにおいて、彼らが最も力を発揮しやすい、まさに世界に誇る大会にしていきたい、こう思っているわけであります。 特に、日本においては、今、萩生田委員が指摘をされたように、太陽光発電を初め環境エネルギーがあります、そうした技術、あるいはまたITを活用した交通システムの技術もございます。こうした技術を駆使しながら、世界じゅうからたくさんの人たちがやってきます、この東京オリンピックはすばらしかった、そう思っていただけるようなオリンピックにしていきたいと……
○安倍内閣総理大臣 今回、ソチ・オリンピック開会式に出席をいたしまして、翌八日にプーチン大統領と五回目の首脳会談を行いました。 首脳会談の場所に参りますと、これは大統領公邸でございますが、プーチン大統領が秋田県知事からプレゼントされた秋田犬とともに迎えていただいたわけでありまして、私はちょっとなでたんですが、なでたら、この犬はかむから気をつけた方がいいというふうに言われたりもいたしましたが、会談とそして昼食をともにいたしまして、二時間以上にわたってじっくりと意見交換を行いました。 非常に和やかな雰囲気の中におきまして、プーチン大統領との間の個人的な信頼関係を一層強化することができた、こう思……
○安倍内閣総理大臣 なぜ、では安保法制懇をつくって今議論をしているかということでありますが、この前も海江田党首と議論をさせていただいたわけでございますが、まさに個別的に分類をしながら議論をしているわけでありまして、ちょうど海江田さんと議論になったのは、例えば、弾道ミサイル防衛のためにアメリカのイージス艦が展開をしていて、いわばイージス機能において弾道ミサイルのためにそれを全部空に向けた場合は、周りがおろそかになるので、もしそのときに普通のミサイル攻撃がなされて、そして、それに対して自衛隊が、自衛艦がそれを撃ち落とす能力があるにもかかわらず、それを撃ち落とさなくていいのかどうかということについて……
○安倍内閣総理大臣 先般、ソチ・オリンピックの開会式に出席をいたしました。そして、その翌日に、五回目となります日ロの首脳会談を行ったわけでございますが、昼食をともにしながら、約二時間にわたって、大変和気あいあいとした雰囲気、和やかな雰囲気の中において会談を行うことができました。 その中におきまして、今、稲津委員が御指摘になったように、日本とロシアとの間には平和条約がないわけでありまして、戦争が終わってから六十八年間にわたって平和条約がない、この異常な状態を終わらせなければいけないということについての認識においては共有できたというふうに思うわけでございます。 そして、その中において、北方領土……
○安倍内閣総理大臣 週末の大雪等によりまして、山梨県、長野県などの一部の地域では観測史上最も深い積雪となり、屋根などの倒壊によって全国で多くの方々が亡くなられ、また、孤立集落や車両の立ち往生なども多数発生いたしました。 亡くなられた方々の御冥福を心からお祈り申し上げたい、哀悼の意を表する次第でございます。そしてまた、被害に遭われた方々に対して、心からお見舞いを申し上げます。 政府といたしましては、降雪前の十四日に関係省庁災害警戒会議を開催いたしまして、古屋防災担当大臣から、国民の皆様に対して、不要不急の外出を控えて早期に帰宅すること、そしてまた関係省庁に対して、除雪の体制確保、交通障害への……
○安倍内閣総理大臣 安全保障の再構築についてでありますが、まずは、なぜ再構築をする必要があるかといえば、それは、日本を取り巻く環境が大きく変わったわけであります。安全保障というのは日本の中だけで完結するものではないわけでありまして、まさに、日本を取り巻く環境が変わっていく状況に対して対応していかなければ、私たちは、国民の生命と財産、そして国益を守ることはできないということになるわけであります。 かつては、米ソ冷戦構造下の中にあっては、日本は西側に属し、そしてその中において、基本的には、いわば日本は、米国が主導的に決めていくことにおいて、つき従っていけばいいという状況に近かったと言ってもいいん……
○安倍内閣総理大臣 この国土強靱化についての福井委員の今回の質問によって、国民の皆様の、我々が進めている国土強靱化に対する理解は進んだのではないかと思います。 我々は、何といっても、三・一一、東日本大震災を経験いたしました。そして、今後、首都直下地震、南海トラフ地震が懸念されている中において、国民の命そして生活を守るために国土強靱化を進めていく、これはまさに焦眉の急なんだろうと思います。 本質は、先ほどパネルで示しておられたように、人命の保護を最大限図られるべきである、そして重要な機能が致命的な障害を受けないようにしていく。これはまさに、人を助ける、あるいはその後、人々が生活をしていく上に……
○安倍内閣総理大臣 実際どういう状況であったかは、現地に行って交渉を展開した甘利大臣からお答えをさせていただいたとおりでございますが、今回のシンガポール閣僚会合を通じて、各国がそれぞれ抱えているセンシティビティーに配慮をしながら、アジア太平洋地域に二十一世紀型の新たな経済統合協定をともにつくっていこうという共通の機運と信頼関係が醸成された、このように思います。 会合において率直に自分たちの考え、立場を述べ合い、ある意味においてはしっかりと国益をぶつけ合うことによって、お互いが相手の立場を確認しながら、その中で同時に、やはり、新しい二十一世紀型の、自分たちが交渉を進めているこのTPPというもの……
○安倍内閣総理大臣 まず初めに、大串委員から指摘のございました予算委員会の審議についてでございますが、与党の方からは、いわば与党の質問の時間を相当削って、それを野党の皆さんにお渡しをしているということでございますから、今までの審議の時間と比べて、野党の皆さんの質問の時間を足していけば、決して短いことにはならないんだろうな、こんなように思います。 そして、今御質問のございました閣議決定との関係でございますが、私が先般質問にお答えをさせていただきまして、どのようなプロセスで進めていくか。 プロセスとしては、当然、今、安保法制懇において、類型別に審議を深めている中において、果たして解釈の変更をす……
○安倍内閣総理大臣 日本をめぐる安全保障環境は厳しさを増しています。いわば大きな変化があると言ってもいいんだろうと思います。大量破壊兵器あるいはミサイルの技術、これは大幅に高度化しているわけでありますし、サイバー攻撃等は国境を越えて瞬時に日本を襲ってくるわけであります。そしてまた、北朝鮮のミサイルは日本のほとんどを射程に入れているわけでありまして、同時に核の開発も行われているということであります。 この大きく変化をしている国際情勢、安全保障環境の中で、変えてはいけないものもあります。それは、戦後の日本の七十年間の平和国家としての歩みであります。これは、今後決して変わることがないわけであります……
○安倍内閣総理大臣 今回の閣議決定は、国民の命と平和な暮らしを守るために、まさにすき間のない体制をつくっていかなければならないわけであります。国民の命と平和な暮らしを守ることこそ、まさに私たちの責務である、このように思います。その中において、切れ目のない対応を可能とする国内法制を速やかに整備をし、これによって争いを未然に防ぐ力、つまり抑止力を高めていくことが必要であると考えます。 一方、このために必要となる法整備を行うに当たっては、今、確かに、高村委員が指摘されたように、最初から法律を出して審議をすればいいではないかという思いの方もおられるだろうと思いますが、これまでの憲法解釈のままでは、国……
○安倍内閣総理大臣 今回の改正案は、みずからの働き方として派遣を積極的に選択している派遣労働者については、その待遇を改善するなどを図るとともに、正社員を希望する派遣労働者については、正社員への道が開かれるようにするものであります。 安倍内閣としては、若者、女性、高齢者、難病や障害のある方を含め、働きたいと希望するあらゆる人が社会で活躍の場を見出せるよう、柔軟で多様な働き方が可能となることを目指しております。 高鳥議員にも大臣政務官としてその方向でしっかりと結果を残していただいている、このように思うわけでございますが、今般の労働者派遣制度の見直しも、その実現に向けた重要な取り組みと考えており……
○安倍内閣総理大臣 今、新藤委員には、地方創生の可能性について大変わかりやすく説明をしていただいたと思います。第二次安倍政権において、委員には総務大臣として地方行政に新風を吹き込んでいただいたと思います。通常国会においては、地方自治法の改正や、あるいは地方分権一括法の制定に御尽力をいただきました。地方中枢拠点都市や連携協約制度の創設など、人口減少社会に向けた新たな地方自治制度づくりや、第一次安倍内閣で始まった一連の地方分権改革を大きく前進させ、提案型、手挙げ方式による地方の発意を重視した新たな分権改革への道筋をつけていただいたと思います。 このように、国と地方の役割分担のあり方はいかにあるべ……
○安倍内閣総理大臣 現在、御嶽山の現場におきましては、噴火活動が続く中、警察、消防、そして自衛隊による懸命の救助活動が行われておりますが、いまだ連絡のとれない方々がおられます。 政府としては、二次災害に留意をしながら、引き続き救助活動に全力を尽くしているところであります。 同時に、周辺に堆積した降灰状況を調査するとともに、農作物被害に対する対策など、国民生活への影響にも万全の対策を講じていく考えであります。 今後は、今回のこの痛ましい経験を踏まえまして、火山活動の監視を強化するため、観測機器の整備等、監視体制の強化や、登山者等に対する情報提供の改善を図るなどの対策に、スピード感を持って取……
○安倍内閣総理大臣 個別的自衛権につきましても、いわばさまざまな状況を判断した上において防衛出動あるいは武力行使を判断するわけでございますが、その際、国会の事前事後の承認が必要でございます。
当然、法改正を進めていく上においては、それにかかわる防衛出動あるいはそれにかかわる武力行使については、国会の事前事後の承認が必要となる、そういう法律になっていくものと思われます。
【次の発言】 そうした状況になったときに、政府としてある事態が新三要件を満たすとの判断に至った場合についてのお尋ねだと思います。
その際、そもそも憲法上許容される武力の行使を行うために自衛隊に対して防衛出動を命ずる際には、こ……
○安倍内閣総理大臣 先般、安倍内閣の二人の閣僚が辞任をする、そういう事態を招いたことに対して、国民の皆様に大変申しわけない思いであります。任命責任者であるまさに私の責任である、このように痛感をしております。 そこで、私の責任とは何かといえば、まさに今、我が国の前には問題が山積しているわけであります。いまだデフレ脱却は道半ばであります。アジアの安全保障状況は厳しさを増しているわけでございます。こうした山積する課題にしっかりと立ち向かっていく、問題を解決していくために全力を尽くしていく、政治に遅滞があってはならない、このように考えているところであります。 今委員がおっしゃられたように、一昨年の……
※このページのデータは国会会議録検索システム、衆議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。