このページでは安倍晋三衆議院議員の48期(2017/10/22〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は48期国会活動統計で確認できます。
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 緊迫する北朝鮮情勢、急速に進む少子高齢化。今、我が国は、正に国難とも呼ぶべき課題に直面しています。国民の信任なくして、この国難を乗り越えることはできません。 先般の総選挙の結果、衆参両院の指名を得て、引き続き、内閣総理大臣の重責を担うこととなりました。 安定的な政治基盤の下で、政策をひたすらに実行せよ。これが、総選挙で示された国民の意思であります。 お約束した政策を一つひとつ実行に移し、結果を出していく。全身全霊を傾け、国民の負託に応えていくことを、この議場にいる自由民主党及び公明党の連立与党の諸君と共に、国民の皆様にお誓い申し上げます。 我が国の未来を切……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 枝野幸男議員にお答えをいたします。 幼児教育の無償化や待機児童問題についてのお尋ねがありました。 幼児教育の無償化については、先般の総選挙でもお約束したとおり、二〇二〇年度までに、三歳から五歳までの全ての子供たちの幼稚園、保育園の費用を無償化する、ゼロ歳から二歳児についても所得の低い世帯に対して無償化するとの方針のもとで、現在、具体的な検討を進めているところであります。 待機児童問題については、本年六月に策定した子育て安心プランを前倒しし、二〇二〇年度までに三十二万人分の保育の受け皿整備を進め、待機児童を解消することとしています。本プランを踏まえ、保育の受け……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員にお答えをいたします。 今後の政権運営と政策実現への私の決意についてお尋ねがありました。 先般の総選挙において、私たち連立与党は、国民の皆様から、三分の二を超える力強い信任をいただきました。その責任の重さを深く胸に刻み、自由民主党、公明党の強固で安定した連立基盤の上に、謙虚な姿勢で真摯な政権運営に当たってまいります。 急速に進む少子高齢化を克服し、子供たちの未来を切り開く、北朝鮮の現実の脅威に対して国民の命と平和な暮らしを守り抜く。この選挙で国民の皆様にお約束した約束を、公明党の皆様のお力も得て一つ一つ実行し、結果を出していく、その決意であります……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) ただいまの御決議への所信を申し述べます。 十一月二十九日、北朝鮮が新型と見られるICBM級のミサイルの発射を強行したことは、国際社会の平和的解決への強い思いを踏みにじるものです。北朝鮮が再びこのような暴挙を行ったことは、断じて容認できません。 我が国は、直ちに、北朝鮮に対し厳重に抗議し、米国、韓国とともに安保理緊急会合の開催を要請しました。今回のミサイル発射は、累次の安保理決議及び日朝平壌宣言に違反し、六者会合共同声明の趣旨にも反するものです。各安保理メンバーより、北朝鮮のミサイル発射に対し、強い非難の声明がありました。 私は、トランプ大統領及び文在寅大統領……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 百五十年前、明治という時代が始まったその瞬間を、山川健次郎は、政府軍と戦う白虎隊の一員として迎えました。 しかし、明治政府は、国の未来のために、彼の能力を活かし、活躍のチャンスを開きました。 「国の力は、人に在り。」 東京帝国大学の総長に登用された山川は、学生寮をつくるなど、貧しい家庭の若者たちに学問の道を開くことに力を入れました。女性の教育も重視し、日本人初の女性博士の誕生を後押ししました。 身分、生まれ、貧富の差にかかわらず、チャンスが与えられる。明治という新しい時代が育てた数多の人材が、技術優位の欧米諸国が迫る国難とも呼ぶべき危機の中で、我が国が急速……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 枝野幸男議員にお答えをいたします。 答弁に先立ちまして、昨日の本白根山の噴火により亡くなられた自衛官の方に心から哀悼の誠をささげるとともに、被害に遭われた方々にお見舞いを申し上げます。 政府としては、本白根山について、新たに観測機器を設置し、観測体制を強化するなど、対応に万全を期してまいります。また、今後、火山の監視、観測、研究体制の充実強化、登山者等の安全確保対策の推進など、火山防災対策の強化に取り組んでまいります。 高齢者の貧困についてお尋ねがありました。 高齢者の生活状況については、国民生活基礎調査や全国消費実態調査などのさまざまな統計データの活用に……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 井上義久議員にお答えをいたします。 働き方改革についてお尋ねがありました。 安倍政権は、高齢者も若者も、女性も男性も、障害や難病のある方も、誰もが活躍できる一億総活躍社会の実現に取り組んでおり、その最大のチャレンジが働き方改革です。 高度成長時代の猛烈社員のように、長時間働いたことを自慢するような社会は、根本から改めなければなりません。 今回、史上初めて、労働界、経済界の合意のもとに、三六協定でも超えてはならない、罰則つきの時間外労働の限度を設けます。加えて、勤務間インターバル制度についても、その普及に努めます。 長時間労働を是正すれば、ワーク・ライフ・……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず、このたびの大雪によってお亡くなりになられた方々に対しまして、改めて哀悼の誠をささげ、被害に遭われた全ての方々に対しましてお見舞いを申し上げます。政府としては、今後も万全の対応を期してまいります。 国税庁長官の人事についてお尋ねがありました。 国税庁長官の人事については、一月二十四日の衆議院本会議を始め、これまで国会において所管の財務大臣から答弁したとおりです。 なお、森友学園への国有地売却に関しては、今後ともしっかりと説明をしていかなければならないと考えています。 政府から独立した機関である会計検査院が検査を行い、さきの国会において報告が提出をされま……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 渡辺孝一議員にお答えをいたします。 生活困窮世帯の子供たちへの支援の充実についてお尋ねがありました。 子供の将来がその生まれ育った環境により左右されることのないよう、子供の貧困対策に取り組むことは極めて重要であります。 御指摘のように、生活保護世帯の子供の大学等への進学率は一般世帯と比較して低い状況であり、貧困が世代を超えて連鎖しないようにする観点から、生活保護世帯の子供の大学等への進学を支援していくことが必要であります。 このため、本法案では、生活保護世帯の子供について、大学等への進学準備の一時金として、自宅から通学の方は十万円、自宅外から通学の方は三十……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 堀内詔子議員にお答えをいたします。 時間外労働の上限規制についてお尋ねがありました。 過労死、過労自殺の悲劇を二度と繰り返さない。強い決意で長時間労働の是正に取り組みます。 時間外労働の上限規制については、私みずからが議長となり、労働界と産業界のトップにお集まりをいただいた働き方改革実現会議の場で計十回にわたり議論を行い、労使のトップが合意した働き方改革実行計画に基づき法案化したものです。 今回、史上初めて、三六協定でも超えてはならない、罰則つきの時間外労働の限度を労使トップの合意により設けることになったことは、戦後の労働基準法制定以来、七十年ぶりの大改革……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 神谷裕議員にお答えをいたします。 TPPに対する国民理解についてお尋ねがありました。 TPP協定の大筋合意後、合計百三十時間を超える国会審議や三百回以上に及ぶ説明会を通じ、合意内容に関し、国民の皆様に丁寧に説明をしてまいりました。 政府としては、一層の国民の理解を得られるよう、TPP協定や関連政策について、引き続き積極的な情報提供と丁寧な説明を行ってまいります。 米国のTPP復帰への道筋についてお尋ねがありました。 TPP11の交渉が大詰めを迎え、現実味を帯びる中、本年のダボス会議において、初めてトランプ大統領から、米国がTPPに参加する可能性について言……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 鈴木馨祐議員にお答えをいたします。 日本型IRの実現に向けた決意についてお尋ねがありました。 日本型IRは、国際会議場や家族で楽しめるエンターテインメント施設と、収益面での原動力となるカジノ施設とが一体的に運営され、これまでないような国際的な会議ビジネス等を展開し、新たなビジネスの起爆剤となり、また、世界に向けて日本の魅力を発信する、まさに総合的なリゾート施設であり、観光や地域振興、雇用創出といった大きな効果が見込まれるものとされております。 一方で、カジノの施設について、さまざまな弊害を心配する声もあることから、依存症防止対策、犯罪、治安維持対策、青少年の……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) まず冒頭、本庶佑特別教授のノーベル生理学・医学賞受賞を心よりお慶び申し上げます。日本で生まれた研究成果が、世界中のがんで苦しむ人々に大きな希望の光をもたらしている。同じ日本人として、大きな誇りであります。 「定説を覆すことで、新たな世界が広がる」 この世界的な偉業をもたらしたのは、本庶先生の、これまでの常識にとらわれない、全く新しいアプローチでありました。 世界は、今、かつてないスピードで変化しています。 このわずか五年余りの間に、人工知能は急速な進歩を遂げ、様々な分野で人間の能力を凌駕しようとしています。膨大なデジタルデータが、世界を瞬時に駆け巡り、全く……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 枝野議員にお答えいたします。 大島衆議院議長の談話における御指摘についてお尋ねがありました。 さきの通常国会においては、決裁文書の改ざんなど、行政をめぐるさまざまな問題が明らかになり、国民の皆様の信頼を揺るがす事態となってしまったことに対し、行政府の長として大きな責任を痛感しております。 衆議院議長からいただいた御指摘については、これを重く受けとめ、真摯な反省の上に、再発の防止に向けて全力を挙げていかなければならないと考えております。 一連の公文書をめぐる問題については、本年七月、公文書管理の適正化に向けた総合的な施策を決定し、その施策を一つ一つ実行に移し……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 斉藤鉄夫議員にお答えをいたします。 防災・減災対策についてお尋ねがありました。 近年、災害が激甚化する中、議員御指摘のとおり、国民の命を守る防災・減災対策は、我が国の政治、社会にとって重要かつ喫緊の課題であり、まさに人間の安全保障における重要なテーマと言えると思います。そのため、政府として、全国で防災・減災、国土強靱化のための対策を年内に取りまとめ、三年間で集中的に実施していくこととしております。 その中で、大切なことは、政府による公助はもとより、国民一人一人がみずから取り組む自助、そして、地域、企業、学校、ボランティアなど、互いに助け合う共助を組み合わせ、……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 田所嘉徳議員にお答えをいたします。 新たな外国人材の受入れについて、単純労働者との相違及び受入れ見込み数についてのお尋ねがありました。 御指摘のとおり、アベノミクスの推進により、成長から分配への経済の好循環が着実に回りつつある中、有効求人倍率が四十四年ぶりの高さとなる一方で、少子高齢化の影響により、労働力となり得る生産年齢人口は毎年減少しており、現下の人手不足の状況は深刻な問題となっております。 これは早急に対応すべき喫緊の課題であることから、今回、生産性向上や国内人材確保のための取組を行ってもなお労働力が不足する分野に限り、一定の専門性、技能を有し、即戦力……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 平成最後の施政方針演説を、ここに申し述べます。 本年四月三十日、天皇陛下が御退位され、皇太子殿下が翌五月一日に御即位されます。国民こぞって寿ぐことができるよう、万全の準備を進めてまいります。 「内平らかに外成る、地平らかに天成る」 大きな自然災害が相次いだ平成の時代。被災地の現場には必ず、天皇、皇后両陛下のお姿がありました。 阪神・淡路大震災で全焼した神戸市長田の商店街では、皇后陛下が焼け跡に献花された水仙が、復興のシンボルとして、今なお、地域の人々の記憶に刻まれています。 商店街の皆さんは、復興への強い決意と共に、震災後すぐに仮設店舗で営業を再開。全国……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 枝野幸男議員にお答えをいたします。 毎月勤労統計の事案の影響についてお尋ねがありました。 毎月勤労統計について、不適切な調査が行われ、雇用保険、労災保険といったセーフティーネットへの信頼を損なう事態を招いたことについて、国民の皆様におわびを申し上げます。 高い専門性と信頼性を有すべき統計分野において、長年にわたって誤った処理が続けられ、それを見抜けなかった責任については、重く受けとめています。 今回の事案によってGDP等については影響がないことが確認されていますが、それ以外のどのような経済指標に影響が及び得るかについては、現在、関係省庁において調査を行わせ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 斉藤鉄夫議員にお答えをいたします。 毎月勤労統計の事案に対する政府の姿勢と今後の基幹統計のあり方についてお尋ねがありました。 毎月勤労統計について、不適切な調査が行われ、セーフティーネットへの信頼を損なう事態を招いたことについて、国民の皆様に深くおわび申し上げます。 高い専門性と信頼性を有すべき統計分野において、長年にわたって誤った処理が続けられ、それを見抜けなかった責任については、重く受けとめます。 また、今般、その他の基幹統計についても緊急に点検を行いましたが、手順の誤り等の問題があったことは遺憾であり、速やかに是正の措置を講ずることとしています。 ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 高木錬太郎議員の御質問にお答えをいたします。 世界経済のリスクについてお尋ねがありました。 二〇一六年度の当初は、アジア新興国や資源国の経済の減速など、世界経済がさまざまなリスクに直面し、内需が腰折れしかねない状況となっていました。 他方、現在は、通商問題の動向、中国経済の先行き等によるリスクに留意する必要がありますが、世界経済は米国を中心に緩やかな回復を続けており、我が国経済も内需を中心とした緩やかな回復が続いていると認識しています。 リーマン・ショック級の定義についてお尋ねがありました。 今回の消費税率の引上げについては、全世代型社会保障の構築に向け……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) あかま二郎議員にお答えをいたします。 地方法人課税の偏在是正と東京一極集中の是正についてお尋ねがありました。 地方創生を推進し、地方団体が安定的に行政サービスを提供していくためには、税源の偏在性が小さく、税収が安定的な地方税体系の構築が必要です。 平成三十一年度税制改正では、地域間の財政力格差の拡大や経済社会構造の変化等に対応し、都市と地方が支え合い、ともに持続可能な形で発展していくため、地方法人課税における新たな偏在是正措置を講じることとし、特別法人事業税及び譲与税を創設することとしております。 こうした措置により、地方がみずからのアイデアでみずからの未……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 牧島かれん議員にお答えをいたします。 幼児教育、保育の無償化の基本的な考え方についてお尋ねがありました。 我が国最大の課題である少子高齢化を克服するため、消費税率引上げ分の使い道を変更し、本年十月より、三歳から五歳までの全ての子供たちの幼児教育、保育を一気に無償化することとしました。 これは、生涯にわたる人格形成の基礎やその後の義務教育の基礎を培う幼児教育の重要性と、子育てや教育に係る費用負担の軽減を図るという少子化対策に鑑み行うもので、小学校、中学校九年間の普通教育無償化以来、実に七十年ぶりの大改革であります。 子供たち、子育て世代に大胆に投資し、これま……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 田畑裕明議員にお答えいたします。 児童虐待根絶への決意についてお尋ねがありました。 子供たちの命を守るのは、私たち大人全員の責任です。 この強い決意のもと、昨年十二月に児童相談所強化プランを前倒しして見直し、そして、新たなプランのもとで、これまでの三千名体制の児童福祉司を今年度一気に千名増員し、二〇二二年度には五千名体制とすることや全市町村への身近な相談拠点の設置などを進めることとし、必要な予算を今年度予算に計上しました。 また、現在御審議いただいている児童福祉法等の改正法案においては、体罰禁止の法定化や、ちゅうちょなく一時保護に踏み切れるよう、一時保護等……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 熊田裕通議員にお答えをいたします。 防衛大綱の見直しの意義についてお尋ねがありました。 政府の最も重大な責務は、国民の命と平和な暮らしを守り抜くことです。これは、独立国家として第一義的に果たすべき責任であり、みずからの主体的、自主的な努力によってその責任を果たしていくことが安全保障の根幹です。 今、国際社会のパワーバランスは大きく変化しつつあり、我が国を取り巻く安全保障環境は、格段に速いスピードで厳しさと不確実性を増しています。 また、宇宙、サイバー、電磁波といった新たな領域が死活的に重要になっており、陸、海、空での対応を重視してきたこれまでの安全保障のあ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 第二百回国会に当たり、所信を申し上げます。 日本国憲法の下、第一回の国会、初の国会が開かれた昭和二十二年、戦争で全てを失った我が国は、いまだ、塗炭の苦しみの中にありました。 しかし、この議場に集った先人たちのまなざしは、ただ未来にのみ向けられていた。ひたすらにこの国の未来を信じ、大きな責任感の下に議論を重ね、そして、力強い復興を成し遂げました。高度成長を実現し、平和で豊かな日本を、今を生きる私たちに引き渡してくれました。 七十年以上にわたる先人たちの歩みに、心から敬意を表します。 本年五月、天皇陛下が御即位されました。即位礼正殿の儀をはじめとする各式典がつ……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 枝野議員にお答えをいたします。 台風第十五号への災害対応についてお尋ねがありました。 まず、台風第十五号によりお亡くなりになられた方の御冥福をお祈りするとともに、全ての被害者の皆様に心からお見舞いを申し上げます。 政府においては、台風の接近前から防災担当大臣が出席して、関係省庁災害警戒会議を開催したほか、停電の解消に時間を要している状況等を踏まえ、関係省庁災害対策会議を合計十四回開催し、閣僚懇談会でも議論するなど、関係省庁が緊密に連携し、切れ目のない対応に当たってきたところです。 そうした中で、内閣府や経済産業省等の連絡員や専門的な知識を有する者を順次千葉……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 泉議員にお答えいたします。 台風十五号への災害対応についてお尋ねがありました。 政府においては、台風の接近前から防災担当大臣が出席をして、関係省庁災害警戒会議を開催したほか、停電の解消に時間を要している状況等を踏まえ、関係省庁災害対策会議を合計十四回開催し、閣僚懇談会でも議論するなど、関係省庁が緊密に連携して切れ目のない対応に当たってきたところです。 そうした中で、内閣府や経済産業省等の連絡員や専門的な知識を有する者を順次千葉県庁や各市町村に派遣したほか、食料品等のプッシュ型支援、自衛隊員延べ五万四千人を動員しての倒木除去作業やブルーシートの展張作業、被災地……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 玄葉光一郎議員にお答えをいたします。 防災対応や被災者等への支援策についてお尋ねがありました。 平成の時代は大きな自然災害が相次ぎ、昨年からことしにかけても、集中豪雨、台風など、異次元の災害が相次いでいます。災害への対応は、もはや、これまでの経験や備えだけでは通用せず、命にかかわる事態を想定外と片づけるわけにはいきません。 台風十九号において被災した堤防の強化を図ることはもちろんですが、さらに、今後、将来の気候変動の影響により降雨量が増大し、水害が頻発化、激甚化する場合に備えた治水対策を適切に講じてまいります。 被災者生活再建支援金については、国や都道府県……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 五輪史上初の衛星生中継。世界が見守る中、聖火を手に、国立競技場に入ってきたのは、最終ランナーの坂井義則さんでした。 八月六日広島生まれ。十九歳となった若者の堂々たる走りは、我が国が、戦後の焼け野原から復興を成し遂げ、自信と誇りを持って、高度成長の新しい時代へと踏み出していく、そのことを、世界に力強く発信するものでありました。 日本オリンピック。坂井さんがこう表現した六四年大会は、まさに、国民が一丸となって成し遂げました。未来への躍動感あふれる日本の姿に、世界の目は釘付けとなった。 半世紀ぶりに、あの感動が、再び、我が国にやってきます。 本年のオリンピック、……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 枝野幸男議員にお答えをいたします。 桜を見る会の前日に開催された夕食会についてお尋ねがありました。 夕食会の価格設定については、出席者の大多数が当該ホテルの宿泊者であるという事実等を踏まえ、会場費も含め、八百人規模、一人当たり五千円とすることでホテル側が設定したものであり、ホテル側において当該価格設定どおりのサービスが提供されたものと承知しております。 明細書について私の事務所に確認を行ったところ、ホテル側としては、営業の秘密にかかわることから、公開を前提として資料提供には応じかねるとのことであったと報告を受けています。 夕食会の費用については、ホテル側と……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 斉藤鉄夫議員にお答えいたします。 被災地の復旧復興と国土強靱化の推進についてお尋ねがありました。 昨年の台風第十五号、第十九号等によりもたらされた甚大な被害に対し、政府としては、昨年取りまとめた対策パッケージに基づき、被災地の復旧復興に向けた取組を全力で進めているところです。 また、集中豪雨、地震、激しい暴風、異常な猛暑など、異次元の災害が相次いでいる現状を踏まえ、平成三十年に三カ年緊急対策を策定するなど、国土強靱化の取組を抜本的に強化し、災害に屈しない国土づくりを進めてきております。 その上で、令和元年補正予算案では、災害からの復旧復興と安全、安心の確保……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 末松議員にお答えをいたします。 自民党山口県第四支部の経費支出についてお尋ねがありました。 御指摘の夕食会等に係るアンケートの作成や発送、ホテルとの打合せに要した通信費等の費用は、自民党山口県第四支部としての業務を行う上で必要としたものであり、第四支部から経費を支出することに問題はないものと認識しております。 桜を見る会前日に開催された夕食会についてお尋ねがありました。 夕食会の価格設定については、出席者の大多数が当該ホテルの宿泊者であるという事情等を踏まえ、会場費も含めて、八百人規模、一人当たり五千円とすることでホテル側と設定したものです。 夕食会の費……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 坂井学議員にお答えをいたします。 令和二年度地方財政対策についてお尋ねがありました。 今回の地方財政対策においては、地方の一般財源総額について前年度を〇・七兆円上回る六十三・四兆円を確保する中で、地方交付税総額を〇・四兆円増額するとともに、臨時財政対策債の発行額を〇・一兆円抑制し、地方の一般財源の質も改善しました。 このように、国の財政も大変厳しい中にあって、地方が自由に使える財源をしっかりと確保できたものと考えております。 今後とも、地方公共団体が地域の実情に応じた重要課題にしっかりと取り組んでいけるよう、地域経済の好循環を全国津々浦々で一層拡大すること……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 新型コロナウイルス感染症について、先般、厚生労働大臣から、蔓延のおそれが高いと認めるとの報告が行われ、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法第十五条に定める政府対策本部を三月二十六日に設置いたしました。 これに伴い、各都道府県においても、本法に基づく対策本部が既に設置されており、今後は、これまで以上に都道府県と連携を密にしながら、一体となって対策を進めてまいります。 また、三月二十八日には、今回の新型コロナウイルス感染症対策を実施するに当たっての準拠すべき統一的指針である基本的対処方針を策定いたしました。 今後も、政府対策本部のもと、国民の皆様の命と健康を守……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 柚木道義議員にお答えいたします。 新型コロナウイルス感染症対策についてお尋ねがありました。 新型コロナウイルス感染症対策については、何よりも国民の命と健康を守ることを最優先に、二月十三日に第一弾、三月十日に第二弾の緊急対応策を講じ、必要な対応を直ちに実行してきました。こうした対策の効果や国民の皆様の御協力により、経済社会活動を可能な限り維持しながら、今のところ、諸外国のような爆発的な感染拡大、いわゆるオーバーシュートは発生していない状況にあります。 こうしたこれまでの感染拡大の状況を客観的事実として評価する限りにおいて、諸外国と比しても我が国の対応が遅かった……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 馬淵議員の御質問にお答えいたします。 現状の経済認識についてお尋ねがありました。 新型コロナウイルスの感染症により、世界全体で経済活動が縮小し、我が国の景気も急速に悪化しており、極めて厳しい状況にあります。また、先行きについても、こうした厳しい状況が続くものと見込まれます。 こうした中、今般取りまとめた緊急経済対策は、国民の命と健康と生活を守り抜くことを最優先として策定したものであり、また、GDPの二割を上回る世界的にも最大規模の対策は、経済の下支えにも大きく資するものと考えています。 中国からの入国制限の時期等についてお尋ねがありました。 中国を始め諸……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 長尾敬議員にお答えをいたします。 介護サービス基盤の構築についてお尋ねがありました。 このような緊急事態の中にあっても、介護の現場では、多くの職員の皆さんが、感染予防に細心の注意を払いながら、介護サービスを必要とされる方のために業務を続けてくださっていると承知しております。国としても、引き続き、現場の状況も踏まえながら、機動的に必要な支援を行ってまいります。 また、我が国においては、二〇四〇年に向けて、都市部を中心として介護ニーズがふえ続ける自治体もあれば、人口が減少する自治体もあり、今後の介護サービスの基盤整備に当たっては、このような地域ごとの人口動態の変……
○内閣総理大臣(安倍晋三君) 大西議員にお答えいたします。 布マスクの配布についてお尋ねがありました。 今後の新しい生活様式の定着を図っていく上で、国民の皆様には外出時のマスク着用をお願いしておりますが、仮に国民全員が毎日使い捨てマスクを利用するとなると、その需要は月三十億枚を超えることとなります。 供給面では、これまで、国内増産に加え、輸入増加にも取り組んだ結果、先月は月八億枚を超える供給を確保しましたが、医療機関向けのサージカルマスクを優先的に供給していることも踏まえれば、需要拡大に見合う十分な供給量を確保するためには、引き続き厳しい状況が続いていると考えております。 こうした中で……
○安倍内閣総理大臣 今回の選挙、私どもが戦う上において、相手の党が、どんどん名前も変わったり、その形が変わっていくという中にあったわけでありますが、私たちは、そうしたことに右往左往することなく、ひたすらに政策を訴えて選挙戦を戦ってきたところでございます。 北朝鮮の脅威に対して力強い外交を進めていく、そして、進んでいく少子高齢化に対して、思い切って子供たちに投資をすることによって少子高齢化社会を克服していくということを全国で訴えてきたわけであります。 今回の選挙においては、街頭演説をしておりましても、大変若い方々、高校生の皆さんを含めて若い方々が大変目についたところでございますし、また、子育……
○安倍内閣総理大臣 私は、かねてから、国有地の売却価格については会計検査院がきっちりと厳正に調査するものと思っているということを申し上げてきたところでございます。 野党の皆さんも、政府内部ではだめじゃないかということもおっしゃっているので、そういう意味においては、その後、政府から独立した機関である会計検査院が検査を行い、今般、国会に報告が提出されました。その報告については真摯に受けとめる必要があると思っております。 今般の会計検査院の報告、さらには、これまでの国会等での議論の中で厳しい御指摘があったことも踏まえ、私としても、国有財産の売却について業務のあり方を見直すことが必要と考えており、……
○安倍内閣総理大臣 ただいま繁本委員から指摘いただいた点は、大変重要な点、働き方改革においては極めて重要な点だと思っております。雇用の七割を占める中小企業、そして小規模事業者の皆さんが対応いただけることが大前提であろうと思います。 御指摘をいただいたように、残業が減って収入が減るのではないかという危惧があることは承知をしております。そうなってはならないと考えています。 我が国の資本主義は、自由競争によるイノベーションを基礎としているものでありますが、一方、経済の悪いときもいいときも、みんなで成果を分かち合うことを特徴としてきたと思います。これが我が国の美徳ではないかと思うわけでありますが、……
○安倍内閣総理大臣 税における所得の再分配機能について御下問があったと思いますが、格差が固定しない、あるいは許容し得ない格差が生じない社会を構築していくことは重要な課題だ、こう考えております。 これまで安倍内閣においては、税制について、再分配機能の回復を図るため、所得税の最高税率引上げ、給与所得控除の見直し、金融所得課税の見直し、そして相続税の見直し等を講じ、随時実施をしてきたところであります。 例えば、平成三十年度税制改正においては、基礎控除について、所得二千四百万円超えから逓減し、所得二千五百万円超えから消失する仕組みに見直すこととしており、所得再分配機能の回復に資するものと考えている……
○安倍内閣総理大臣 まず、柳瀬当時の秘書官から聞いていなかったということについては、既に委員会等でお答えをさせていただいているとおりでございますし、なぜ私にそれを伝えなかったかということについては、柳瀬元秘書官が述べているとおりでございます。 いずれにせよ、この面会の後、柳瀬元秘書官は数カ月後に交代をしているところでございます。 そしてまた、このプロセスについては、まさに民間議員の皆様が主導して行われるのが国家戦略特区でございまして、もちろん私が議長ではございますが、私が議長という名のもとに、民間議員の皆様が積極的に、積極果敢に議論を行って、岩盤規制に穴をあけていくという仕組みになっている……
○安倍内閣総理大臣 カジノ施設を含む日本型IRは、国際会議場や家族で楽しめるエンターテインメント施設と、収益面での原動力となるカジノ施設とが一体的に運営され、これまでないような国際的な会議ビジネス等を展開し、新たなビジネスの起爆剤となり、また、世界に向けて日本の魅力を発信する、まさに総合的なリゾート施設であり、観光や地域振興、雇用創出といった大きな効果が見込まれるものとされ、我が国を観光先進国に引き上げる原動力となります。 今後、政府は、成長戦略の一つとして魅力ある日本型IRを実現するために、依存症対策などの課題に万全の対策を講じながら、世界じゅうから観光客を集める滞在型観光を推進してまいり……
○安倍内閣総理大臣 ただいま福井議員が御指摘になったように、温暖化が進んでいけば大雨や強い台風の起こる頻度が増していくわけでありまして、そして自然災害のさらなる大規模化も懸念されるわけであります。 地球温暖化対策は内閣の最重要課題の一つと認識をしています。水素エネルギーやまた蓄電関連の技術など、我が国の強みである環境技術を生かし、温室効果ガスの国内での大幅な排出削減を目指すとともに、世界全体の排出削減に最大限貢献し、日本の経済成長と気候変動対策の両立をリードしていく考えであります。 このための長期戦略を二〇二〇年の期限に十分先立って策定をし、そして我が国が世界の脱炭素を牽引をしていく決意で……
○安倍内閣総理大臣 桜を見る会につきましては、毎年、一万三千人ぐらいの方々に私の名前で招待状を出しているわけでありますが、当然、私自身は存じ上げる方ばかりではもちろんないわけでございます。 いずれにせよ、ただいま加藤大臣が、また消費者担当大臣からお答えをしたように、本件については、消費者庁において、四度の行政処分による新たな消費者被害の防止、既存契約者への通知による財産の保護など、法令に基づき対応を進めてきたと理解をしています。何よりも消費者の保護を図ることが第一であり、引き続き、消費者庁において、対応に万全を期してまいりたいと思います。
○安倍内閣総理大臣 五年間のアベノミクスにより、日本経済は、足元では二十八年ぶりとなる七四半期連続のプラス成長であります。 我々が政権をとる前は、直前は、経済はマイナス成長であったわけでありまして、その段階で既に生産年齢人口は減少に転じていましたが、有効求人倍率は〇・八倍台であった。つまり、一人の職を求める人に対して一人分の職がないという状況であったわけでありますが、我々が政権をとって、三本の矢の政策によって、特に金融政策、金融政策もいわば雇用に働きかけることができるわけでありますから、この三本の矢の政策によって雇用においては大きな成果が出たのは事実であります。 正規の有効求人倍率も、史上……
○安倍内閣総理大臣 茂木大臣からは、政治資金規正法あるいは公職選挙法にのっとって適切に対応しているという趣旨の答弁があったと承知をしております。
いずれにせよ、政治家は襟を正し、これは与党、野党かかわらずだと思いますけれども、疑問を持たれれば説明責任を果たしていくことだろう、このように思います。
【次の発言】 大臣規範においては、自粛すべきパーティーについては特に定められた基準はなく、国民の疑念を招かないよう、良識の範囲で適切に対応すべきものであり、また、安倍内閣においても適切に対応しているものと承知をしております。
【次の発言】 五年間のアベノミクスにより、日本経済は、足元で、二十八年ぶり……
○安倍内閣総理大臣 昨日、佐賀県において発生した自衛隊ヘリコプターの墜落事故について、国民の命と平和な暮らしを守るべき自衛隊が住民の方々の安全を脅かし、多大な被害を生じさせたことはまことに遺憾であります。自衛隊の最高指揮官として、心よりおわびを申し上げ、また、お見舞いを申し上げます。 第一報を受け、私からは、早急な被害状況の確認及び迅速な人命救助、救出、周辺住民の安全確保の徹底、国民への迅速な情報提供の三点について指示を行いました。さらに、防衛大臣から報告を受け、自衛隊の保有する全てのヘリコプターの徹底的な整備、点検を確実に実施するとともに、事故を起こしたヘリコプターの同型機について飛行停止……
○安倍内閣総理大臣 日韓首脳会談では、文在寅大統領に対し、日韓合意は最終的かつ不可逆的な解決を確認したものであり、国と国との約束は二国間関係の基盤であるとの日本の立場を明確に、かつ詳細に伝えました。また、未来志向の日韓関係をつくり上げていかなければならないとの認識を共有いたしました。 北朝鮮問題について、私から文大統領に、対話のための対話には意味がないことをはっきりと伝えました。北朝鮮にその政策を変更させ、北朝鮮の側から対話を求めてくるよう、日韓米の緊密な連携のもと、圧力を最大限まで高めていくことで一致をいたしました。 さらに、レセプションの機会を捉えて、北朝鮮の金永南最高人民会議常任委員……
○安倍内閣総理大臣 まず、日韓首脳会談について申し上げますと、日韓首脳会談では、文在寅大統領に対し、日韓合意は最終的かつ不可逆的な解決を確認したものであり、国と国との約束は二国間関係の基盤であるとの日本の立場を明確に、かつ詳細に伝えました。また、未来志向の日韓関係をつくり上げていかなければならないとの認識を共有したわけであります。 さらに、文大統領に対しては、日韓合意に達したときに私は国内で相当の批判を受けたが、リーダーというものはある程度の批判を受けることを甘受した上で決断していかなければ、物事は前に進んでいかないということも申し上げたところであります。 北朝鮮問題については、私から文大……
○安倍内閣総理大臣 地方交付税は一般財源であることから、その使途は、各地方自治体において地域の実情を踏まえて自主的に判断されるものであります。 他方、議員御指摘のとおり、アベノミクスを始めとする国の重要政策を地方まで浸透させるには、国と地方自治体が相互に連携して取り組む必要があります。 そのため、政策の目的や各地域の実情などを踏まえ、地方自治体の理解のもと、それぞれの政策において適切な政策手段を選んできました。 例えば、医療、介護、子育て支援のように、全国的に統一して行うことが望ましい施策については、法令で地方自治体の役割や全国的な基準を定めています。また、地方創生による地域経済の活性化……
○安倍内閣総理大臣 少子高齢化そして生産年齢人口の減少、そういう課題に立ち向かうために、安倍政権は、高齢者も若者も、女性も男性も、障害や難病のある方も、誰もが活躍できる一億総活躍社会の実現に取り組んでいます。働き方改革はその最大のチャレンジであり、働く人の視点に立って、一人一人の事情に応じた多様な働き方を選択できる社会を実現するための、労働基準法制定以来七十年ぶりの大改革を行うわけであります。 高度成長時代には、いわば猛烈社員のように、長時間働いたことを自慢するような社会は、そういう社会は根本から変えなければならない、こう考えています。 今回、史上初めて、労働界そして経済界の合意のもとに、……
○安倍内閣総理大臣 まず、性格が異なる数値を比較していたことは不適切であり、私からも深くおわびを申し上げたいと思います。 その上で、御指摘のとおり、今後、行政分野においてさまざまなデータの活用がより一層必要となる中で、適切なデータの処理が行える人材の育成が重要であると認識をしております。 そのため、昨年五月の統計改革推進会議の最終取りまとめにおいても、統計等各種データの証拠に基づく政策立案、EBPMの実践や推進、統計の作成や提供などに携わる分厚い人材層を総合的に構築するための方針を本年度内を目途に策定することとしています。 この方針においては、広く職員の情報活用能力、データ分析能力の向上……
○安倍内閣総理大臣 待機児童の解消は待ったなしの課題であります。待機児童の解消のための施策については、補正予算も活用し、今年度から早急に実施していくこととしています。こうした中、来年度予算においても保育の受皿拡大を実施していきます。 また、来年度予算には、北朝鮮による核・ミサイル開発がこれまでにない重大かつ差し迫った脅威となっていること等を踏まえ、国民の生命と財産を守るため、必要な経費を計上しています。 消費税率の引上げが可能な経済状況をつくり、二〇一九年十月に引上げを実施していくために、経済財政運営に万全を期すことは重要です。 来年度予算においては、地域の中核企業による設備投資促進、産……
○安倍内閣総理大臣 愛媛県が作成した文書について、私はコメントは差し控えたい、このように思うところでございます。 柳瀬氏のコメントについては、ただいま梶山大臣から答弁したとおりでございます。 いずれにせよ、獣医学部の新設については、プロセスにおいても、かかわった民間議員からは、一点の曇りもない、この明確な発言が既に委員会であったのは御承知のとおりであろうと思います。また、前川前次官も含めて、私から指示を受けたという方は一人もいないわけであります。そのこともたび重なる委員会質疑で明らかになっているとおりでございまして、プロセスにおいても問題がない、また私から指示を受けた方もいないわけでござい……
○安倍内閣総理大臣 私は、四月十七日から二十日まで米国フロリダ州マーラ・ラゴを訪問し、トランプ大統領と二日間にわたり日米首脳会談を行いました。その概要を報告いたします。 まず、来る米朝首脳会談への対応を含めた北朝鮮政策に関し、トランプ大統領と、具体的かつ相当突っ込んだ形で方針の綿密なすり合わせを行い、日米が完全に連携していくことを確認しました。 最近、北朝鮮の側から対話を求めてきていることは、日米韓三カ国が緊密に協力し、中国、ロシアなど国際社会とも連携して、北朝鮮に最大限の圧力をかけてきた成果です。 最大限の圧力を維持し、北朝鮮に対し、実際に非核化に向けた具体的行動をとるように求めていく……
○安倍内閣総理大臣 今回の日中韓サミットは、今委員が御指摘になったように、二年半ぶりの開催となったわけであります。 なぜ二年半開催できなかったかといえば、委員が御指摘になったように、それぞれの国との間のさまざまな課題があった。それは、お互いにそれぞれ隣国同士ですから、隣国同士でありますからさまざまな課題があるのは当然のことであろうと思います。その結果、この日中韓サミットが二年半ぶりであると同時に、あるいは李克強総理は、中国の総理としては約八年ぶりの訪日、そして韓国の大統領、文在寅大統領は、大統領としては七年ぶりの訪日となったわけでございます。 そういう中で、今回、二年半ぶりに行われた。これ……
○安倍内閣総理大臣 トランプ大統領は、六月十二日の米朝首脳会談の開催に向けて取り組んでいる旨、既に発表しているところでございます。 一度、トランプ大統領が書簡を表に出して、そこでいわば事実上中止をするという通告を北朝鮮にしたわけでございますが、現在、六月十二日の開催に向けて努力が進んでいることは、我々、評価したい、こう思っております。 しかし、大切なことは、核問題、ミサイル問題、そして何よりも大切な拉致問題、そうした問題の解決に向けて前進していく、それに資する首脳会談となっていくことであります。その首脳会談になっていくということを前提に、私たちは、ぜひ首脳会談が開催されることを期待しており……
○安倍内閣総理大臣 まず、大阪北部地震、そして西日本豪雨、台風二十一号、北海道胆振東部地震など、大規模な災害が相次ぎました。お亡くなりになられた方々と御遺族に対して深く哀悼の意を表するとともに、被災者の皆様にお見舞いを申し上げたいと思います。 私自身、被災現場を視察し、自然災害の猛威を改めて実感をいたしました。 近年、災害が激甚化する中、国民の命を守る防災・減災対策あるいは国土強靱化を進めることは、我が国の政治、経済、社会にとって喫緊の課題であるということを痛感しております。 広域で多数の被害者を発生させる大規模災害は、現場の市町村、都道府県のみでは対応に困難をきわめるところであり、国の……
○安倍内閣総理大臣 今般、国の行政機関の多くで障害者の法定雇用率を達成していない状況が明らかとなり、検証委員会からは、障害者雇用を促進する姿勢に欠けていた等、大変厳しい指摘を受けました。 検証委員会の報告書においては、各省で恣意的に解釈された基準により、不適切な実務慣行を継続させていたと指摘されています。 一方、意図的な不適切計上があったかどうかについては、各省が責任を持って可能な限り実態把握を行った上で、そのような例は把握していない旨、回答がなされたと承知しています。 今回の報告書を受けて、去る十月二十三日に開催された関係閣僚会議において、私から、各大臣は今回の事態を深く反省し、真摯に……
○安倍内閣総理大臣 今回、二〇二五年の国際博覧会の開催国として日本が選ばれて本当によかったと思っております。 私の遠い記憶におきましても、一九六四年の東京オリンピック、そして七〇年の大阪万博、まさに、日本が成長し、そして世界の中の日本として、当時の私たち、まだ子供だったんですが、体に力を感じるような思いをしていたことを思い出すわけでございます。 今回、BIE総会にあっては、世耕大臣だけではなくて、自民党から河村議員や竹本議員、さらには地元から松井知事、吉村市長、そして経済界からは榊原会長、松本関経連会長など、皆さんがパリに乗り込んで最後まで頑張っていただいたわけでありますが、また、これまで……
○安倍内閣総理大臣 子供たちの命を守るのは、私たち大人全員の責任であります。それにもかかわらず、虐待によって幼い命を奪われる事件が繰り返されたことは、本当に悔やんでも悔やみ切れません。 この強い決意のもと、昨年十二月に児童相談所強化プランを前倒しして見直し、新たなプランのもとで、三千名の児童福祉司を今年度一気に千名増員し、二〇二二年度には五千名体制とすること、そして、全市町村への身近な相談拠点の設置などを進めることとし、必要な予算を計上しております。 また、児童相談所の所轄区域が大き過ぎることにより、きめ細かな対応を行うことが困難になっているのではないかとの指摘等があることも踏まえまして、……
○安倍内閣総理大臣 普天間飛行場が世界で最も危険と言われるゆえんは、周囲を住宅や学校で囲まれ、市街地の真ん中にあるということだと思います。 普天間飛行場から離陸する場合も着陸する場合も、飛行高度の高低にかかわらず、必ず市街地の上空を飛行することになります。また、このため、騒音被害も避けられず、住宅防音が必要な世帯は一万数千に上っています。 このような普天間の危険性を根本的に除去するためには、一日も早く辺野古への移設を進めていくことが必要であります。 辺野古への移設は、沖縄に全く新しい基地をふやすというものではありません。普天間が持つ三つの機能のうち一つに絞って、かつ規模も大幅に縮小した上……
○安倍内閣総理大臣 毎月勤労統計における最終的な調査方法の見直しについては、統計委員会を始めとする専門家の検討を経て、統計的な精度向上の観点から行われたものであると承知をしております。
私や私の秘書官の意向をそんたくしたものではないことは、これまでの予算委員会等での厚生労働省の答弁などでもこれは明らかなんだろう、こう思っているところでございます。
【次の発言】 これは、厚労省がそんたくをしていたかもしれないという御質問なんだと思うんですが、まず、いわゆる不正な調査が十五年間にわたって行われていた統計問題とは全く関係のない事柄でございます。サンプリングの入れかえを、全部入れかえるのか、一年ごと……
○安倍内閣総理大臣 私は、まだ発言の詳細については承知をしておりませんが、ただいま本人も事実と異なる発言と認めており、そうした発言をしたことは問題であると考えております。
既に本人から撤回し、謝罪をしたところと承知をしておりますが、まずは本人からしっかりと説明すべきであり、そのことを肝に銘じて職責を果たしてもらいたいと考えております。
【次の発言】 この発言の中身の詳細については私もまだ承知をしていないところでございますが、今委員がおっしゃったように、副大臣としての公正性が疑われてはならないのは当然のことであろうと。行政に対する信頼を傷つけてはならないわけであります。
そうした観点から、本……
○安倍内閣総理大臣 昨年は、大変災害の多い一年だったと言えると思います。集中豪雨、地震、そして激しい暴風雨、さらには異常な猛暑、異次元の災害が相次いだと言ってもいいと思います。 災害への対応は、もはやこれまでの経験や備えだけでは通用せず、命にかかわる事態を想定外と片づけるわけにはいきません。 このため、昨年末に、これまで培ってきた最新の知見を踏まえまして、中長期的な目標や方針を明らかにする国土強靱化基本計画の見直しを行うとともに、インフラ総点検の結果などを踏まえ、事業規模が七兆円程度の防災・減災、国土強靱化のための三カ年緊急対策を取りまとめ、必要となる経費を今年度補正予算及び来年度予算に計……
○安倍内閣総理大臣 まず、毎月勤労統計について不適切な調査が行われ、セーフティーネットへの信頼を損なう事態を招いたことについて、国民の皆様におわびを申し上げます。 高い専門性と信頼性を有すべき統計分野において長年にわたって誤った処理が続けられ、それを見抜けなかった責任については、重く受けとめております。 その上で、厚生労働省の特別監察委員会において、更に、事務局機能も含め、より独立性を強めた形で厳正に検証作業を進めていただくこととしているところでございまして、そのために、具体的な運営方法についても特別監察委員会においてお決めいただくことが適当と考えております。事実の検証や実態の解明に関する……
○安倍内閣総理大臣 今後の最大の課題は、今、岸田政調会長がおっしゃったように、少子高齢化を克服していくということであります。社会保障制度を考える上においても、少子高齢化、これは極めて重要な課題であります。と同時に、いよいよ人生百年時代に突入をしていくわけでありまして、少子高齢化、そしてこの人生百年時代、このことを念頭に社会保障制度を変えていかなければならないわけであります。 そこで、お年寄りだけではなくて、子供たち、そして子育て世代、さらには現役世代まで広く安心を支えていく、そのような全世代型社会保障を築き上げていく、少子高齢化を克服していくためには消費税率の引上げによる安定的な財源がどうし……
○安倍内閣総理大臣 まさに、政党間で議論をする、私は別に議論を受け入れていないわけではなくて、先週も、七時間、五日間ずっと議論をさせていただきました。
皆さんは、自分たちの政権の正当性であればいろいろな場所で演説されたらいいんですよ。私は自民党総裁としてそう考えている。そう考えているということを述べる自由は、まさに言論の自由なんですからあるわけでありまして、少なくともバラ色の民主党政権でなかったことは事実なんだろうな、こう言わざるを得ないわけでありますが、そこで……(発言する者あり)
【次の発言】 そこで、では何が私が一番言いたかったかということは、やはりあのとき、若い皆さんの就職率、低いじ……
○安倍内閣総理大臣 まず、いわゆる従軍慰安婦問題については、日韓の合意で完全かつ不可逆的に解決をした、これは日韓が国と国とでそう約束をした、了解したものであります。こうした国と国との約束、了解が、政権がかわったからといってそれが覆されるようになったら、国と国との関係というのはそもそも成り立たなくなってしまうわけであります。 今回の発言、中山議員が指摘をされたように、多くの国民が驚き、かつ怒りを感じたんだろう、こう思うところでございます。 今般の議長の発言は、ただいま河野外務大臣が答弁したとおりでありますが、甚だしく不適切であり、また、同議長は、その後も同趣旨の発言を繰り返していることであり……
○安倍内閣総理大臣 公的統計は、国民にとって合理的な意思決定を行うための基盤となる重要な情報であります。しかしながら、毎月勤労統計について不適切な調査が行われ、セーフティーネットへの信頼を損なう事態を招いたことについて、国民の皆様におわびを申し上げます。 高い専門性と信頼性を有するべき統計分野において、大変長い間、これは十五年間でございますが、十五年間にわたって誤った処理が続けられていたにもかかわらず、それを見抜けなかったという大きな問題、根本的な問題があるんだろう、こう思います。そのことについて責任を重く受けとめております。 今回のような事態が二度と生じないよう、徹底して検証を行い、そし……
○安倍内閣総理大臣 昨年の六月の歴史的な米朝首脳会談により、朝鮮半島の非核化についてトランプ大統領と金正恩委員長が合意をし、そして、共同声明に署名をした意義は大きいと考えております。重要なことは、この米朝プロセスを後押ししていくことであろうと考えています。 来週二十七日及び二十八日にベトナムのハノイで予定されている第二回米朝首脳会談に向けて、本日、トランプ大統領と電話で首脳会談を行います。そして、その中におきまして、北朝鮮の核、ミサイル、また、何よりも重要な拉致問題の解決に向け、密接に方針をすり合わせたいと思います。 昨日、拉致被害者の御家族の皆様と面会をいたしまして、新しい運動方針や金正……
○安倍内閣総理大臣 委員御指摘の日経新聞の調査は、日本の機関や団体、公職を信頼できるかとの世論調査において、信頼できるトップは自衛隊であり、自衛隊について信頼できないとの回答は七%にとどまっているものと承知をしております。 大きな自然災害が相次いだこの平成の時代において、困難な災害の現場には常に自衛隊の姿がありました。夜を徹して、泥にまみれ、そして雨に打たれながらも、危険を顧みず黙々と任務を果たす、国民の命と幸せな暮らしを守るためにまさに危険を顧みずに職務を完遂している自衛隊の姿に、多くの国民の皆さんが感銘を受けているということだろうと思います。常に被災された皆さんの心に寄り添い、被災された……
○安倍内閣総理大臣 少子高齢化の進展や厳しい財政状況に直面する中で、限られた資源を有効に活用していくためには、議員御指摘のとおり、統計担当部局だけでなく、政策立案担当部局も含めて統計データを積極的に利用して、証拠に基づく行政、EBPMを推進していくことが必要であります。 このため、委員御指摘のとおり、データに基づき合理的な思考で課題を解決できる分厚い人材層を総合的に構築していくことが必要であります。政府においては、昨年、こうした人材の確保、育成等に関する方針を策定しており、また統計委員会からも、予算、人員などのリソースの重点配分に関する建議をいただいたところでありますが、各府省におけるこれら……
○安倍内閣総理大臣 高い専門性と信頼性を有すべき統計分野において、長年にわたって誤った処理が続けられ、それを見抜けなかった責任については、重く受けとめています。 今回のような事態が二度と生じないよう、徹底して検証、調査を行い、信頼を取り戻すことが何より重要であります。 再発を防止し、公的統計の品質確保、向上を図るためには、議員御指摘のとおり、統計に関する専門性を有する人材の確保、育成を始め、予算、人員など必要な統計リソースを的確に確保することが重要であり、今後の統計委員会の検証結果も踏まえ、総合的な対策を講じていきたいと考えております。
○安倍内閣総理大臣 昨日の吉野彰先生のノーベル化学賞受賞の一報を受けまして、本当に心躍る思いでございました。国民の皆様とともに喜び合いたいと思いますし、リチウムイオン電池の開発、この技術によって、携帯電話にしても、あるいはノートパソコンにしても、あるいは電気自動車、まさに社会や世の中を大きく変える力となった、こう思っています。 今後、地球温暖化対策の上においても、こうしたイノベーション、まさにこのイノベーションの力によってさまざまな課題の克服にもつながっていくわけでございますし、多くの研究者に力を与える受賞だったのではないかと、本当に日本人として私も誇りに思うところでございますし、また、子供……
○安倍内閣総理大臣 トウモロコシの購入については、八月の日米首脳会談において、私からトランプ大統領に対し、我が国では、本年に入り、トウモロコシ等に寄生する害虫の被害対策の一環として、海外のトウモロコシの前倒し購入を含む代替飼料の確保対策を実施することとしている、これは民間企業が購入するものであるが、飼料用トウモロコシの多くが米国から買われていることから、この対策の実施によって米国のトウモロコシが前倒しで購入されることを期待していると説明しましたが、米国と、今私はちょっとゆっくりお話をさせていただいたんですが、聞いていただければおわかりいただけた、このように思いますが、これは、米国と約束や合意を……
○安倍内閣総理大臣 私が任命した大臣がわずか一カ月の間に相次いで辞任する事態となりましたことにつきましては、国民の皆様に大変申しわけなく、任命した者としてその責任を痛感をしているところでございます。 速やかに後任の大臣を任命したところであり、国政に遅滞を生じることのないよう、行政を前に進めていくことに全力を尽くすことで国民の皆様への責任を果たしていく考えでございます。 それぞれの行政分野で一つ一つの課題に結果を出していくことで国民の皆様の信頼回復に努めていく考えでございます。 その上で申し上げれば、政治活動については、内閣、あるいは与党、野党にかかわらず、一人一人の政治家がみずから襟を正……
○安倍内閣総理大臣 各党の皆様におかれては、政府の新型コロナウイルス感染症対策に御協力を賜り、御礼申し上げます。 新型コロナウイルス感染症の現状について、昨日、基本的対処方針等諮問委員会の尾身会長から、東京や大阪など都市部を中心に、感染者が急増し、医療現場は既に危機的な状況となっていることを踏まえ、政府として、緊急事態宣言の準備を進めるべきとの御意見をいただきました。 このような状況について、全国的かつ急速な蔓延により国民生活及び国民経済に甚大な影響を及ぼすおそれがある事態が発生したと判断し、改正新型インフルエンザ等対策特別措置法第三十二条第一項の規定に基づき、緊急事態宣言を発出することと……
○安倍内閣総理大臣 年金積立金の運用については長期的な観点から行うこととされておりまして、平成十三年度の自主運用開始以降、昨年末までの積立金の累積収益は約七十五・二兆円となり、年金財政上必要な収益を十分に確保しております。 もちろん、先ほど御紹介されたようなポートフォリオの組みかえを行っておりますから、短期的に影響を受けることはあります。しかし、年金ですから、長い年月の中でどうなっていくかということを見ていくことが必要なんだろうと思います。引き続き、内外の経済動向等を考慮しつつ、安全かつ効率的な運用に取り組んでいきます。 また、新型コロナウイルス感染症対策については、政府としても、一日でも……
○安倍内閣総理大臣 現在のこの厳しい状況の中にあって、まさに医療現場においては医療従事者の皆様に大変な御尽力をいただいておりますが、今、国光委員が御指摘をされたように、医療従事者の皆さんのみならず、介護やあるいは障害者福祉、また保育等の現場で、そうした皆さんに対して、必要なサービスを必要とされる方々にお届けするために業務を継続していただいておりまして、国としてもしっかりと必要な支援を行っていく考えであります。 先般の緊急経済対策などにより、マスク等の物資の支援や職員確保に必要な費用の助成等を実施しております。こうした対策に加えまして、第二次補正予算の編成に向けまして、自民党から、介護等の事業……
○安倍内閣総理大臣 企業の内部留保が増加する中で、経済の好循環を確実なものとしていくためには、企業に対して未来への投資を一層促していく必要があります。これまでもそうした動きを後押しする政策対応を行ってまいりました。成長と分配の好循環を回していく上においても、企業がそうした投資をしていくことが必要であります。 例えば、税制面では、賃上げ等に積極的な企業の税負担を引き下げる一方で、収益が拡大しているにもかかわらず賃上げや投資に消極的な企業にはさまざまな優遇税制の適用を停止するなど、めり張り、いわば、あめだけではなくてむちに相当する対応もしております。令和二年度税制改正においてもこうした流れを更に……
○安倍内閣総理大臣 ここ一、二週間が今後の国内での感染拡大を防止する上で極めて重要な時期と認識をしております。 国や地方自治体、医療関係者、事業者、そして国民が一丸となって対策を更に進めていくため、二月二十五日に政府として基本方針を取りまとめたところであり、日々刻々と変わる情勢の先を見据えて、政府として先手先手で対応を行ってまいりたいと思います。 また、観光業を始めとする地域経済に影響が出始めており、年度内においても、第一弾として先般取りまとめた緊急対応策にとどまらず、必要な対策をちゅうちょなく実行し、感染拡大、重症化の防止、医療提供体制の整備に加えて、国内企業等への影響に対しても順次必要……
○安倍内閣総理大臣 政府としては、感染拡大が進んでいることを踏まえまして、これまでに、関係閣僚会議を二回開催し、私から、水際対策の一層の徹底、サーベイランス強化のための検査体制の整備、国民の皆様に対する迅速かつ的確な情報提供、日本人渡航者、滞在者の安全確保などについて、関係省庁連携して万全の対応を行うよう指示を行ったところであります。 また、感染者に対する入院措置や公費による適切な医療等を可能とするため、今般の新型コロナウイルスに関する感染症を、感染症法上の指定感染症等に、あすの閣議で指定する方針であります。 さらに、一月二十四日に、武漢市を含む湖北省全域の感染症危険情報レベルを三に引き上……
○安倍内閣総理大臣 その意味においても、大西委員には事実関係をしっかりと把握していただかなければならないわけでありまして、事実関係については、当然、担当の大臣から答弁する、その委員長差配のもとで国交大臣が答弁したところでございます。
また、基本的にこの委員会運営におきましては……(発言する者あり)済みません、ちょっとやじがうるさくて答弁しにくいんですが。
【次の発言】 委員会の答弁者については、政府側としては、委員長の御指示に従っているところでございます。その上で、ただいま担当大臣から事実関係について、大西委員に認識をしていただく上において事実関係を申し上げたところでございます。
例えば、……
○安倍内閣総理大臣 まず全体的なことを私から答弁させていただきまして、詳細については、外務大臣、また厚労大臣、そして法務大臣から答弁させたいと思います。 新型コロナウイルスによる感染状況について、我が国においては、昨日までに、武漢滞在歴がない患者が二名報告されたところであり、その方々を含め十二名の患者が確認されていますが、今のところ、いずれの方も症状は安定又は回復しています。また、一月二十九日に帰国された方二百六名のうち三名の方がウイルス検査の結果陽性であったことが確認されており、これらの方については、現在、専門の医療機関で入院、治療を受けていただいています。 政府としては、昨日、私を本部……
○安倍内閣総理大臣 政府としては、今般の新型コロナウイルスに関連した感染症を感染症法上の指定感染症に指定した上で、我が国に入国しようとする者が感染者である場合には入管法の規定により入国を拒否すること、感染が確認できない場合についても、当面の間、入国の申請日前十四日以内に湖北省の滞在歴がある外国人又は湖北省発行の中国旅券を所持する外国人については、特段の事情がない限り、その入国を拒否することなど、水際対策をより一層徹底する取組を進めております。 そして、御指摘のとおり、国内の感染症例も広がる中、国内の検査体制やそして相談体制の充実、拡大は喫緊の課題であると認識をしております。 二月一日の対策……
○安倍内閣総理大臣 これは委員御承知のとおり、中東地域の平和と安定は、世界、我が国の平和と安定に直結するものであろう、そして、エネルギー資源、特に、供給源であり、我が国の原油の輸入量の九割を依存する中東地域において、日本関係船舶の航行の安全を確保することは非常に死活的に重要であろう、こう考えております。 今般の政府の取組は、中東地域における平和と安定及び日本関係船舶の安全の確保のため、我が国独自の取組として、さらなる外交努力、そして航行安全対策の徹底の上に、情報収集態勢強化のための自衛隊の活用について、政府一体となって総合的な施策を関係省庁が連携して実施するものでありまして、中東地域において……
○安倍内閣総理大臣 二月三日に横浜港に到着したクルーズ船ダイヤモンド・プリンセスについては、一月二十五日に香港で当該クルーズ船から下船した方一名が、香港の病院で検査を受けたところ、新型コロナウイルスの感染が確認されたことから、二月一日より検疫感染症に指定されている新型コロナウイルスに関して、検疫法に基づく臨船検疫を実施しています。 クルーズ船に対する検疫は継続中ですが、この船内において発熱等の症状のある方やその濃厚接触者等の検体を採取し、そのうち三十一名分のウイルス検査の結果が判明し、十名の方から陽性反応が確認されました。このため、本日午前七時半ごろ、検疫官が付添いのもと、これらの方々に下船……
○安倍内閣総理大臣 まさに委員がおっしゃったように、農林水産業、そして農は国の基であります。近年、農業従事者が高齢化する中にあって、若い皆さんがこの分野に飛び込んでいける分野に変えていきたい、こう思っておりますが、その中で、我が国農林水産業は、近年、相次ぐ自然災害やCSFを始めとする家畜伝染病などにより、生産現場に大きな影響が生じています。 こうした困難に直面している農林漁業者の経営再開や経営安定をしっかりと支援するとともに、生産基盤の強化を図り、災害にも負けない強い農林水産業を構築をしていく考えであります。 その上で、ウイルス、感染症対策については、御指摘のとおり、人、動物、環境は相互に……
○安倍内閣総理大臣 二月十二日の質疑の中で、辻元委員に対し、質疑終了後、不規則な発言をしたことをおわびします。
今後、閣僚席からの不規則発言は厳に慎むよう、総理大臣として身を処してまいります。
【次の発言】 一九六四年の東京大会は、未来への躍動感あふれる日本の姿に対して、世界の目はくぎづけになったと思います。まさに、国民が一丸となってなし遂げた大会でありまして、その中で、日本国民も、みんなで頑張ればできるという自信を持つとともに、新幹線や首都高速道路、ごみのない美しい町並みなど、現在にも残る数々のレガシーを生み出してまいりました。
本年、再び、五十六年ぶりに東京で開催されるオリンピック・パ……
○安倍内閣総理大臣 今回の新型コロナウイルス感染症の影響につきましては、これは日本のみならず、中国、また韓国やヨーロッパへの広がりもあり、経済にどのような影響があるか、国民の多くの皆様は御心配をされているんだろうと思います。 日本においては、インバウンドの減少やサプライチェーンを通じた影響など、さまざまな分野に及ぶ可能性があり、十分注意する必要があると考えています。 まずは、先般成立をした補正予算の早期執行に努め、経済の下押しリスクに備えて策定した事業規模二十六兆円に及ぶ総合経済対策を着実に実行するなど、経済財政運営に万全を期してまいります。 その上で、新型コロナウイルスへの対応について……
○安倍内閣総理大臣 新型コロナウイルス感染症に関して、現在、北海道や千葉県市川市、大阪府、大阪市及び堺市など各地域において学校休業を行うなど、子供たちへの感染拡大を防止する努力がなされておりますが、ここ一、二週間が極めて重要な時期であります。 このため、政府としては、昨日、私、内閣総理大臣のもとで関係省庁が議論し、その後開催した新型コロナウイルス感染症対策本部において、全国全ての小学校、中学校、高等学校、特別支援学校について、来週三月二日から春休みに入るまで臨時休業を行うよう要請することを決定をいたしました。 その際、卒業式などを終えていない学校もあることから、これを実施する場合には、感染……
○安倍内閣総理大臣 政治の責任は、国民の命と、そして健康と幸せな生活を守り抜いていくことであります。 今回の新型コロナウイルス感染症対策としては、まずは一人でも多くの命を救い、守り抜いていくということであります。そのために、当然、重症化を防いでいく、そこに最重点を置いてきたところであります。その中において、感染拡大を防がなければならない。 いまだ、現在のところ、日本においては爆発的な感染拡大には至っていないところでございますし、欧米の国々と比べれば、死者の数、それでもとうとい命が日本でも失われているわけでありまして改めて御冥福をお祈りしたいと思いますし、病床にある方々の一日も早い御回復をお……
○安倍内閣総理大臣 この新型コロナウイルス感染症との戦いについては、日本のみならず世界じゅうで、今、この脅威のもとで、それぞれの国の国民とともに戦いを続けているわけでございます。 我が国においては、いわゆる爆発的な感染拡大、オーバーシュートには至ってはいないのでありますが、全国各地において感染者が継続的に増加をしている、累積で増加をしているところでございます。 その中におきまして、全国で一斉に緊急事態宣言を発出をさせていただき、国民の皆様に、最低でも七割、極力八割の接触の削減をお願いをし、大変な御協力をいただいているところでございます。 その中で、では、いつ終息するのかということでござい……
○安倍内閣総理大臣 緊急事態宣言を発出した際に、国民の皆様に不要不急の外出を控えていただくようなど、さまざまなお願いをさせていただいたところでございます。 日本は、欧米のように強制的な外出規制はできないのでございますが、その中におきましても、まさに国民の皆様には強い意思の力を持って自宅で過ごしていただき、まさに自粛をしていただいたわけでございます。 その結果、一時は新規感染者が七百名近くまで増加を一日当たりしていたのでございますが、昨日は百名ちょっと、あるいは百名を切る日も出てきたわけでございまして、まさに収束への道を着実に進むことができていることに対しまして、国民の皆様の御協力に改めてお……
○安倍内閣総理大臣 今回の特別定額給付金につきましては、まさに、この国難とも言える厳しい状況の中で頑張っておられる皆様への支援、一日も早くお届けをしなければならないわけでございますが、その中におきまして、全国の地方団体においては、新型コロナウイルス感染症への取組、日々大変お忙しい中であろうと思いますが、その中で、迅速かつ的確に家計への支援を行うという特別定額給付金の趣旨に鑑みて、早期の給付に向けて御尽力をいただいていること、改めて御礼を申し上げたい、このように思います。 地方団体からの報告によりますと、先月二十五日までに全ての地方団体で申請受け付けが開始され、そして、先月中には九九・九%の地……
○安倍内閣総理大臣 確かに、今委員が御指摘になったように、経済が悪化して、失業率が上がってくると、今までの傾向を見てみましても、失業率がふえてくる、こういう状況になるわけでありまして、ですから、大変失業率が高かった、失業率が五・三%のとき、平成十五年ですが、三万四千人と、最多を記録したのでございますが、昨年は失業率が二・四%まで下がりましたので、約一万人以上自殺者も減るということになったわけでございます。 その中で、そうした不幸な事態を招かないように最も重要なことは、何とか事業を継続をしていただく、そして雇用を守り抜いていくということであろうと思います。 今般の第二次補正予算においては、雇……
○安倍議員 昨日、私の政治団体である安倍晋三後援会の政治資金収支報告書、二〇一七年、二〇一八年、二〇一九年の三年分についての修正を行いました。 これは、今般の桜を見る会の前夜に行われていた夕食会に関する捜査の結果新たに判明した事実、すなわち、同夕食会の開催費用の一部を後援会として支出していたにもかかわらず、それを記載しなかったとの事実が判明したことから、その修正を行ったものであります。 こうした会計処理については、私が知らない中で行われていたこととはいえ、道義的責任を痛感しております。深く深く反省いたすとともに、国民の皆様、そして全ての国会議員の皆様に、心からおわび申し上げたいと思います。……
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