木村禧八郎 参議院議員
2期国会発言一覧

木村禧八郎[参]在籍期 : 1期-| 2期|- 3期- 5期- 6期- 7期- 8期
木村禧八郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは木村禧八郎参議院議員の2期(1950/06/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は2期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院2期)

木村禧八郎[参]本会議発言(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 参議院本会議 第12号(1950/07/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、地方税法案に再び反対せざるを得ないことを非常に遺憾に思います。(拍手)反対の具体的論拠といたしましては沢山あるのでありますが、要するに政府が今回再び地方税法案を提出するに当りまして、前の第七国会におきまして、なぜ参議院において地方税法案が否決されまして遂に不成立に終つたかの原因について、真劍に反省し、否決の原因であつた先の地方税法案の不合理、欠陷の是正除去に対しまして、本当に努力したという誠意の跡が認められないという点に帰着いたすのであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)成る程吉田首相は今国会の施政方針演説の冒頭におきまして、言葉の上では、地……


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 参議院本会議 第5号(1950/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、專ら財政経済の側面から首相の施政演説及び蔵相の財政演説に対して質問いたしたいのであります。同僚諸君の質問との重複を避け、又細かい点については予算委員会その他各委員会において質問するといたしまして、先ず私は昭和二十五年度補正予算及びこれと一体となつて編成されつつあります二十六年度予算につきまして、その編成の基本となるべき問題について御質問申上げたいのであります。  言うまでもなくその基本となるべき問題に二つあると思うのであります。その第一は、朝鮮動乱の我が国経済に対する影響をどう見るかという点、その第二は、米国援助打切り後及び講和後の我が国のい……

第9回国会 参議院本会議 第10号(1950/12/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今上程されました所得税法の改正案に対して遺憾ながら反対をするものであります。  反対理由の第一は、この臨時措置を我々ここで容認しますと、二十六年度、来年度におきまして我々が税制改革を考える場合に拘束されぬという点であります。これにつきましては、社会党の森下委員その他の委員から、これは臨時措置である、であるから来年一―三月であるから、その後において又政府はこれを考慮する余地があるのではないか、その場合に考慮されることを期待して賛成されたようでありますが、私はそれを虞れましたので、念のために主税局長にその点を確かめたのであります。ところが主税局長は、来年一―三月においてこれは臨時……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 参議院本会議 第2号(1950/12/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして本案に反対いたすものであります。  反対理由の第一は、この法律案が貿易特別会計の尻拭いの法案であるということであります。政府が提出いたしましたこの補正予算の説明書によりますれば、外国為替特別会計へ一般会計から百億繰入れることになつた理由として、こういうように説明しております。「輸出の増加に伴つて、本特別会計の二十五年度末における円收入不足は一応一千三十六億円となるが、貿易特別会計から二百六十億円(当初予算においては五百億円)の繰入があるので、差引收入不足は七百七十六億円となり、更に日銀の外貨貸付制度の採用によつて六百七十六億円の收入が期待される……

第10回国会 参議院本会議 第6号(1951/01/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、吉田首相の施政方針演説及び池田大蔵大臣、周東安本長官の経済演説に対しまして、御質問をいたしたいと思うのであります。  先ず第一に吉田総理に対しまして、朝鮮動乱及び国際情勢の見通しにつきましてお伺いしたいのであります。と申しますのは、インターナショナル・エコノミツク・サーヴイスの社長アルバーという人が、こういうことを言つているのであります。これまでは日本の経済を見通す場合、ドツジ・ラインを眺めておれば大体よかつたけれども、最近起るかも知れない世界大戦或いは再軍備の情勢を考えると、ドツジ・ラインはすでに第二義的になりつつある、国際情勢を見なければ……

第10回国会 参議院本会議 第28号(1951/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、只今上程になりました所得税法の一部を改正する法律案、それから注入税法、それから租税特別措置法の一部を改正する法律案に対して反対をするものであります。  反対の理由につきましては、細部に亘りましてはたくさんあるのでございますが、これを要約すれば二つの点に帰着できると思うのであります。  その第一は、先ほど委員長の報告にございましたように、二十六年度予算の裏付けとなるこの税制改革の政府の狙いは、第一に、減税をするということ、第二に、租税の負担を公平ならしめる、税制を簡素化するということ、第三に、資本の蓄積に役立つような租税措置を講ずるということ、……

第10回国会 参議院本会議 第32号(1951/03/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして昭和二十六年度予算各案に反対いたすものであります。  反対理由はたくさんございますが、その主なる点を要約いたしますれば二つであります  先ずその第一点でございますが、これまで二十六年度予算各案につきまして各党の議員諸君が、大まじめ、中まじめ、小まじめに養成反対の討論をされましたけれども、我々参議院は、実質的に参議院の意思を政府提出予算案に反映できない状態の下において予算案を審議せざるを得なかつたのであります。この点が原則的にこの予算に反対せざるを得ない点なのでございます。(拍手)言い換えれば、我々は政府提出の二十六年度予算各案に対しまして、実際……

第10回国会 参議院本会議 第35号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働農民党を代表いたしまして只今上程されました補正第一号に反対するものであります。  只今佐多君から説明がございましたように、この日本開発銀行は、長期資金の供給を行うことによつて経済の再建及び産業の開発を促進するため、一般の金融機関が行う金融を補完し又は奨励することを目的とするということになつておりまして、この目的自体は私は賛成なのであります。日本経済自立の三カ年計画、これを実行するためにも、長期資金の蓄積、又この投資が重要であるということは、これはもう言うまでもないことなのであります。併しながらこの予算の裏付けとなるこの日本開発銀行の中身を検討して見ますと、どうしても我々……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 参議院本会議 第9号(1951/10/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして質問いたします。  池田大蔵大臣は財政演説の中で、今回の補正予算は明年度以降における講和條約並びに安全保障條約関係費を考慮に入れて編成したのでありますと、こういうように述べておるわけです。成るほど今度の補正予算を見ますと、今度の補正予算の中に含まれておるいわゆるインベントリーの金額及び終戦処理費を、来年度においては他の講和関係費に振り向けるという形において、来年度、二十七年度の財政規模は、予算規模は大体二十六年度補正を入れた財政規模と同じである、こういうように思われるわけであります。従つて今度のいわゆる千三百六十二億に達するところの補正予算は講……

第12回国会 参議院本会議 第20号(1951/11/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は(「簡單々々」と呼ぶ者あり)三つの理由によつてこの法案に反対いたすものであります。  第一の理由は、この法案は実質的には平和條約の一部を構成するものであることは申すまでもないわけであります。実はこの法案は、講和に関する両條約特別委員会に付託されるのが本筋であるべきなんだ。(「そうだ」と呼ぶ者あり)それがどうしたわけで国内の特別な法律案になりまして大蔵委員会に付託されたのか。私は政府委員に対してどうしてこの法案が條約の中に織り込まれないで国内法として大蔵委員会に付託されたのか、こういうことを質問いたしたのであります。これに対して政府委員の答弁は「通常であつたならば、例えばイタ……

第12回国会 参議院本会議 第24号(1951/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は只今上程されました所得税法の改正法律案に対しまして、三つの点から反対いたすものであります。  その反対の第一の理由は、この所得税法改正案の基礎になつております千五百六十八億円の自然増收に対しまして、政府側の意見と我々の意見とは根本的に違うという点にあるわけであります。この千五百六十八億のいわゆる自然増收につきましては、予算委員会或いは大蔵委員会において各委員会から論争の焦点になつたわけであります。池田大蔵大臣は、この自然増収は生産が増加し、或いは輸出が増加したことによつて生じた実質的な国民所得の増加に基くものである。その大部分或いはその相当の部分は実質的な国民所得の増加によ……

第12回国会 参議院本会議 第26号(1951/11/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、今上程中の二十六年度予算補正に関する三案に対しまして反対をいたすものであります。  反対の論拠を要約すれば三つに帰着せしめることができます。第一の論点は歳出面であります。歳出面の問題は二つあると思うのでありますが、その第一はこの補正予算が一体何を補正するかという点であります。第二の点は、この補正予算が何を補正しなかつたか、こういう点であると思うのであります。言うまでもなく、二十六年度の予算の補正について最も重要な点は、当初予算を編成した後における物価騰貴、これが著しかつたので、この物価補正を行うということが二十六年度予算補正においては最も重要……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 参議院本会議 第20号(1952/03/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本案に反対するものであります。  反対の第一の理由は、この法案が企業を合理化するという政策から見て、本末を顛倒しておるという点にあるのであります。この企業合理化促進法案の提案理由を見ますと、こう書いてあります。「講和條約の成立によりまして、我が国は近く完全に独立することとなるわけであるが、これに伴い我が国の経済も又完全に自立しなければならないのであります。従いまして、我が国の産業を振興し輸出を増大させることは刻下の急務でありますが、そのためには、企業の急速な合理化を促進することによりまして、優良な商品の廉価な生産を図り、我が国の産業が国際的競争に打ち勝つようにすることが最も……

第13回国会 参議院本会議 第25号(1952/03/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、二十七年度予算案に反対をいたします。  反対理由の第一は、この予算案が(「何でも反対だな」と呼ぶ者あり)憲法に違反し、財政法の精神に違反しているということであります。即ち憲法につきましては、九條、七十三條三項、十四條に違反しております。財政法につきましては、予算総則の九條、十三條の精神に違反しておると思うのです。違反の事実は審議の過程におきましてすでに明らかになつておりますし、予算委員会において参考人として意見を聽取しました三人の学者が三人とも違反の事実を認めておるのであります。これによつても明らかであります。詳細なことはすでに同僚議員諸君が……

第13回国会 参議院本会議 第56号(1952/06/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は赤木正雄氏外一名御提出の国会法一部改正案につきまして、その改正の御趣旨の根本の理由について一つお尋ねいたしたいのでありますが、それは、私は赤木氏が、赤木さんが非常にまじめの態度を以てこの今度の会期延長について非常に紛糾の因になつた国会法第十三條の解釈を明確にされようという御努力に対しては、非常に私は敬意を表する次第なんです。こういう明快な解釈をとつてそれを御提出になつたことについても、私は非常に敬意を表しますが、この改正のいわゆる内容は一体どういうことを意味するのか。国会法第十三條の現在のこの解釈を明らかにするということであるのか。即ち、今度御提出になつたその改正案が、これ……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 参議院本会議 第6号(1952/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表して質問いたします。  吉田首相の施政方針演説、岡崎外相の外交方針演説及び向井蔵相の財政演説を伺いまして、私は演説で述べられたことよりも、演説の中で除外されている問題のほうに、我々日本民族、我々の経済、我々の生活に重大な関係があると思われますので、むしろそういう演説から除外されている問題に重点を置いて私は質問いたしたいと思うのであります。(「そうだ」と呼ぶ者あり)  平和条約第五条の(a)(iii)項に「国際連合が憲章に従つてとるいかなる行動についても国際連合にあらゆる援助を与え、且つ、国際連合が防止行動又は強制行動をとるいかなる国に対しても援助の供与を慎……

第15回国会 参議院本会議 第16号(1952/12/24、2期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、昭和二十七年度補正、政府提出の三案に反対いたします。又野党三派の修正案にも遺憾ながら反対いたします。  政府が、今度国会に提出いたしました二十七年度予算補正案の特徴は、向井大蔵大臣が財政演説で明らかに述べております通り、二つの点にあると思います。その第一は、補正予算編成の前提の条件でございまするが、向井大蔵大臣は、我が国の経済はすでに相当の回復と安定を見ておる。こういうことを前提といたしまして、この補正予算を編成しておるのであります。その第二の特徴は、この補正予算の内容でございますが、その内容といたしまして、我が国の経済は、すでに相当の安定を……

第15回国会 参議院本会議 第21号(1953/02/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 労働者農民党を代表いたしまして質問いたします。  我が国ばかりでなく、世界的に非常に注目されておりましたアイゼンハワー・アメリカ新大統領の一般教書が発表されたことは、御承知の通りでございます。この一般教書の対外政策に関する部分は、去る十二月十六日のUSニューズに掲載されました、アイゼンハワー元帥のいわゆる対ソ巻き返し政策を中心とする冷たい戦争対策二十六項目と言われるものを基礎にしていると思われるのであります。このアイゼンハワー元帥の冷たい戦争対策二十六項目のうち、アジア関係の対策に関する部分を見ますると、第一に、朝鮮の共産軍を後方から遮断するための落下傘部隊、水陸両用部隊の使用……

第15回国会 参議院本会議 第29号(1953/03/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 割当時間が五分しかございませんので、旧軍人恩給復活の基本的な考え方、根本理念につきまして御質問をいたしたいのであります。繊細は予算委員会その他において質問いたしたいと思います。  私は、この軍人恩給の復活の問題は、戦争犠牲の衡平化の一環である。そういう点から、これの問題を見なければならないと信じております。もう軍人の制度というのはないのであります。軍人の恩給の停止されましたのは、これは戦争の犠牲なんです、やはり。軍人の制度がないのに、その制度を前提として作られた軍人恩給を復活するということは、その基本においてやはり軍人制度というのが依然存置されておるのである。これは私は根本品に……

第15回国会 参議院本会議 第30号(1953/03/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は波多野議員が通産大臣に、この私的独占禁止及び公正取引の確保に関する法律の一部を改正した場合に、こういう弊害が起るじやないか、そういう質問に対して、通産大臣は、そういう弊害は起らない、こういう答弁をしているのですが、私は実に奇異に感じたのです。現在すでに、紡績、鉄鋼、石炭、硫安、或いは過燐酸、砂糖等について、カルテル、トラストが行われております。そうして非常な弊害をもたらしております。例えば、昨年三月、紡績においては綿糸が暴落いたしましたときに、十七万梱の生産を十五万梱に制限し、而も私的独占の禁止及び公正取引の確保に関する法律があるにもかかわらず、通商産業省は操短を奨励しまし……

木村禧八郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院2期)

木村禧八郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1950/10/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 東北方面は社会党の清澤俊英氏と私と二人で担当いたしました。九月の十七日から二十二日まで調査いたしました。仙台、青森、秋田、山形の四市を訪れまして国税庁、財務局、県、市当局或いは日銀支店長からシヤウプ勧告に基く中央、地方の税制改革の実施状況、それから金融情勢等を調査いたしますると共に、財界及びいわゆる中小業者、農民、漁民、勤労者、金融界等の代表と懇談会を開きまして、税制金融等に対する忌憚なき意見を聞いたのであります。時間の制約もありますので、その要点について御報告申上げたいと思います。  先ず東北地方の一般的経済情勢について申上げなければなりません。と申しますのは、東北地方は特に……

第8回国会 大蔵委員会 第閉会後4号(1950/10/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連いたしまして、絶対額と同時にいろいろな定期制の預金というものがどのくらいになるか、いろいろなドレッシングとか、両建とか、政府預金とか、そういうものを引いてそういうものの純預金と貸出の比率というものを若し願えたら調査して貰いたい。
【次の発言】 質問してよろしうございますか……。
【次の発言】 ちよつど質問したいのですが、年末の予想はどのくらいのお見込になつているのですか。
【次の発言】 それから今政府の方のお考えになつている金融の調整ですが、これは一応枠を作つて大体適正通貨量というものを推定して、そこで抑えて、それに経済界を逆にマッチさせて行くという考え方のようですが……

第8回国会 大蔵委員会 第5号(1950/07/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料を要求いたしたいのですが、この法案は申すまでもなく公益又は投資者保護のために証券業者の登録制度を整備するにあると思うのでありますが、そこで私はこの前、証券業法の改正に当りましても当局に要求して参つたのでありますが、証券業者の経理の調査、経理の報告はあるわけでありまするが、この前大蔵大臣が、経理は報告されておりますけれども、大体妥当なものである。こういうふうに大蔵大臣は認定されておりましたが、その後実際に調査する、こういうふうに大蔵大臣は言明されたわけです。その後調査されたかどうか。最近において特に我々聞きますと、小さい証券業者に対しては相当検査はされたようですが、太証券に対……

第8回国会 大蔵委員会 第閉会後5号(1950/10/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 さつきの補正予算の説明ですね、輸出公融金庫というのはこれは決つたのですか。
【次の発言】 新聞の伝えるところによりますと、いわゆるドツジさんがこれはいかんと言つているというようなことで行き悩みの形になつておりますけれども、今どういう状態でございますか。
【次の発言】 今懸案ですね。
【次の発言】 これは河野さんにお伺いしてもよかろうかどうか、主税局長にするのかも知れませんが、住民税の所得割のほうは二十四年度の所得税を基礎にすることになつておりますが、その金額は大体五百七十五億ということになつておりますね。これは二十四年度の予算ですね。申告千七百三億、源泉千二百九十四億、これは予……

第8回国会 大蔵委員会 第6号(1950/07/25、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いいたしますが、第一條の第四項はどういう意味ですか。ちよつと御説明願いた
【次の発言】 この国の方の收支としてはどうですか。復金に、まあ復金出資で復金に対する出資を減らしているわけですね。そうすると復金出資というものは我々から税を取つて出資したわけですね。それでまあ落ちる。それから他方において何か見合うものができるわけですね。それはどういうものですか。
【次の発言】 それは分るのですがね。そうしますと、併し債務を引継ぐと、それで復金に対する政府出資が落ちるわけですね。落ちちやうんですけれども、そのままで行くと我々がその債務を引継いで、我々が出した税金が、税金として財……

第8回国会 大蔵委員会 第閉会後6号(1950/11/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと伺いますが、只今の御説明を伺いますと、この法案の趣旨がよくわからないのですが、……趣旨はわかつておるんですが、今の局長のお話とこの法案提出の趣旨とがどうも食違つておるように思うのですが、今までのお話ですと、大体内免許を含め六百三十一ある。大体この程度ならよいのですが、これ以上殖やす必要もないというような御意見だつたと思うのです。この法律案は議員提出法律案ですが、これは成るべく免許を容易にして貰いたい、こういう趣旨の法律案だと思うのです。そこでお伺いしたいのは、この内免許の基準をこういうふうに作りますと、これまでより甘くなるか、辛くなるか。で、大蔵省のほうの今の局長のお考……

第8回国会 大蔵委員会 第7号(1950/07/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この点一つだけ、ちよつと関税に関連して質問をいたしたいと思います。アメリカからタリフ・コンミツシヨンが来るということを聞いておつたのですが、向うからいつ頃来るのですか。それから、向うと、日本側との交渉をするというようなことをやるとか、新聞で伝えられるところによりますと、いろいろ意見が出ておるわけですが、新聞の観測でありますけれども、若しかああいう観測が一応その前提となりましたら、重大な問題だと思うのですよ。例えば農産物関係なんかについても、非常な開きがあると思う。農林省側と、それからタリフ・コンミツシヨンの考えている率との間に非常な開きがある、十倍くらいの開きがある。ですからこ……

第8回国会 大蔵委員会 第9号(1950/07/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本案に賛成するものであります。本案は勿論証券業者の登録制度を整備して、そうして一般投資者に対しまして証券を保有しても心配ない、こういうふうにいたしまして、そうして産業資金の証券による調達をこれで育成して行くということが一つの精神であると思うのでありますが、それにしても政府委員のお話にありましたように、これはほんの当面の応急対策の一部であつて、更にまだ今後根本的な対策を講じなければ、今後証券を通ずるいわゆる直接投資による産業金融の育成ということは非常に困難であろうと思われるのでありまして、政府においてはこの応急的なほんの一部の対策に止まらず、この質疑の間に政府側からいろいろお……

第8回国会 予算委員会 第閉会後1号(1950/10/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この質問に入る前にこの補正予算は十五ケ月予算ですか、いわゆるその一環として作られたものですか。
【次の発言】 据置で……。
【次の発言】 ですからそうなりますといろいろ聞きたいことがあるわけです。例えばこの基礎になつておるのが二十六年度予算の基礎になるということになると、じや物価をどういうふうに見て行くとか、それから米価のパリテイーの問題、そういう点についてお伺いしたいのです。この二点について……
【次の発言】 最近の物価で組むというが、最近の物価というものは具体的にどういうのですか。
【次の発言】 二十六年度の予算はやはりそういう基準で組まれているわけですか。

第8回国会 予算委員会 第3号(1950/07/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いします。この外貨予算については最近まあ非常に問題になつておるのですが、朝鮮事変に関連しまして今後はドルがどんどん溜まつて行く、從つて殆んど物を早く輸入しないとインフレのギヤツプが大きなつて行くからどんどん輸入を早くするという政策をとつておるようでありますが、この輸入は先程聞きましてもなかなかこの予算の何パ―セントということで思うように行かないものですね。輸送問題、船舶の問題もありましようし、向うの市場の問題もありましようし、価格の問題もありましようし、関係筋の意向もありましようし、これはどうなるのですか、政府が、これから溜ますドルではなく、今まで持つていたドルです……

第8回国会 予算委員会 第閉会後3号(1950/11/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしますが、我々大蔵委員会で頂きました資料ではこの給與関係増加額が百四十億九千八百万円になつておる。只今の御説明ですと、百三十八億五千五百万円ですね、それはどうしてそういうふうになつたか御説明願います。
【次の発言】 この給與ベースの改訂の、人員を何人と計算されたのですか。
【次の発言】 そうしますと奧野財政部長から我々説明を聞きましたときは大体百四十万人、これは省略して言つたのかも知れませんが、人員の算定に変更が起つたんじやないですか。それから先ほど御質問しましたが給與関係、それからボーナス関係が減ることになつたのではないでしようか。


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第9回国会(1950/11/21〜1950/12/09)

第9回国会 大蔵委員会 第1号(1950/11/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それからドツジさんが声明を出しました預金部資金の運用法というあの法律が出るのですか。

第9回国会 大蔵委員会 第2号(1950/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 預金部資金の利用の問題でございますね、それはどういうふうになりましたですか。
【次の発言】 これまでの解釈によつても預金部資金を使える。併しながら従来の、まあ愛知君が銀行局長をやつておつた当時でありますが、あちらさんでなかなか使わせないというので、我々はやはり預金部資金は、こういう公庫あたりで使うのに一番適しておるのに、何故使わせないかというので、非常にアイドルの金があつたのに使わせない。只今のお話では使えるような、一応途を開きたいというお話でしたが、その見込はあるかどうか。それから又向うは許すかどうか。今度の金融債券について、あれとまあ関連してそれに使う途が出て来るのかどうか……

第9回国会 大蔵委員会 第3号(1950/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 配給酒ですが、配給酒というものはまだどのくらいあるものか。それから配給酒の値段を若干下げるというような提案理由の趣旨ですが、その後どうなつておりますか。
【次の発言】 今配給酒というのは、どの方面に……。
【次の発言】 配給酒の値段というのは、どのくらいです。

第9回国会 大蔵委員会 第7号(1950/12/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 たびたびお伺いするのですが、國民金融公庫の預金部からの借入ですね、あれをもつとスムーズにできるようにするには金庫法ですか、そのほうの改正からやらなければ無理なわけなんです。例えば年末金融で仮に十億を預金部から借りるという場合には、その金庫法のほうで予算を十億というものを殖やして國会において承認を得なければ預金部から借りることはできないのですか。それとも今の規定で拡張解釈とよく言われますが、あれで國会に予算を出さなくてもできるのかどうか、その点をお伺いしたいのです。
【次の発言】 それでわかりました。やはり預金部のほうの貸出の都合はよくなつても、國民金融公庫のほうの側で現在の状態……

第9回国会 大蔵委員会 第9号(1950/12/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとこの際、今公団の号俸調整の問題でありますが、今度の給與改訂を機会に俸給の切替調整に関連して各方面に問題が起つておるわけですが、これまでの号俸調整を、今度の給與改訂に際してどうして今までの調整号俸を削減したのか。その理由をこの際お伺いして置きたいのです。
【次の発言】 只今お伺いいたしますと、号俸調整の理由ですね、調整号俸を切下げた理由として、先ず第一に時間差の調整、それからもう一つは職務内容における一般の職員よりも困難であるとか、危險であるとか、そういう点がいろいろな角度から見てこれまでと違つて来たから、従来の調整号俸より切下げる。この二点にあると思われるのでありますが……

第9回国会 大蔵委員会 第11号(1950/12/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 食管のほうですが、これは今直接の関係ではないのでありますが、食管会計で、昨日予算委員会で質問しましたけれども時間がなくてできませんでしたのでお伺いしたいのですが、日銀で食糧証券を引受けないようになつたように聞きまして、日銀は食糧証券を引受けない、実際に今政府資金を以て引受けているようですが、伊原理財局長のお話では、政府に余裕金があるから引受けているというのですが、余裕金がなくなつた場合に日銀で引受けることができるのかどうか、それを伺いたい。
【次の発言】 そうですが。それでは次に、先ほどの対日援助の場合の綿花の輸入代金をガリオアで肩替りして来る、その結果は従来のガリオアの援助資……

第9回国会 大蔵委員会 第12号(1950/12/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 保險基金の場合ですね、これまで銀行が貸付けておりました中小企業に対するお金ですね、これを今度の保險基金のほうに振替えるということは可能なんですか。
【次の発言】 そうしますと、この法律が施行された後における貸付において適用する、こういうことなんですね、そうですか。
【次の発言】 もう一つ伺いたいのですが、この上のほうですね、上のほうは先ほどお伺いしましたが、資本金五百万円ですか、従業員二百人ですね。下のほうは……。
【次の発言】 これまで私はまあ余りそのほうは專門にやつておりませんからよくわからないのですが、中小企業金融の問題で一番問題になつておるのは、零細企業のほうの金融が非……

第9回国会 予算委員会 第2号(1950/11/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 主計局長にお伺いしたい。二十六年度の予算ですね。これはいつ頃はつきりわかるのですか。この補正予算ははつきりと来年度予算と一貫して作つておる。こう言われておるのですから、二十六年度の予算がわからないと、この予算を審議するのに都合が惡いのですが、大体大まかなところでいいのですが、例えば終戰処理費がどのくらいあるとか、或いは予備隊の費用かどのくらい要るとか、或いはインベントリーの関係はどうなるか、その非常に大きなアイデアでいいのです。この前の十月幾日ですか、河野君から大体聞いたときと非常に様子が変つている。それでまあ細かく御質問したいのですが、その点一つお伺いしたい。いつ頃はつきりわ……

第9回国会 予算委員会 第3号(1950/11/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 米価の國際価格の鞘寄せですね。そうしますと、輸入補助金を損して低米価を維持しろ、そういう御意見なわけですね。
【次の発言】 先ほどのお話にもあつたのですが、三十六年度の予算ですね、伝うるところによれば約五百億円のインベントリイー・フアイナンスで、そうすると予算の性格はいわゆる超均衡を続けるように思われるのですが、その二十六年度の性格ですね、それに対してはどういう御意見ですか。

第9回国会 予算委員会 第4号(1950/12/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今有益なお話を伺いましたが、そのドツジさんの考え方が事変を契機としてどう変つたであろうか。それがこの予算にどう反映しているか、こういうお話ですが、非常に着眼として敬服したのですが、その点につきにまして一番問題になるのは、ドツジさんはどう考えられたかということなのですが、只今のお話ですと、前途はよくわからない、インフレはどれくらいになるのか、事変の影響はどうなるのかわからんから、ここで従来の方針をやはり堅持してインフレを抑えて行こう、こういうようになつたというようなお話でありましたけれども、我々から見ますと、どうもそうでなく、ドツジさんは非常にはつきりしていまして、事変の影響と……

第9回国会 予算委員会 第5号(1950/12/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、我々に配付された昭和二十五年度預金部資金運用計画実績というこの表によりますると、長期資金の運用として、地方債引受四百二十億となつておりまして、それで実績十月末現在で三十六億一千六百万円となつておりますが、この四百二十億の地方債引受の中に今後の地方債の引受分を幾ら見込んでおるか、これをお示し願いたいと思います。
【次の発言】 ついでにお伺いしますが、これは預金部のかたに伺つたほうがいいかもしれませんが、地方債肩代り三十億とありますが、これはどういう項目なんでありましようか。
【次の発言】 先ほど年末手当の問題の話がありましたが、二十六年度予算につきましては、そ……

第9回国会 予算委員会 第6号(1950/12/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私本会議で、朝鮮動乱が勤労者に及ぼす影響をどういうふうに見るかということを御質問申上げたのですが、それについての労働大臣の御答弁が非常に不満足で納得行かないために、ここで具体的に突込んで御質問申上げたいと思うのです。それで具体的に御答弁願いたいのです。数字に基いて御質問申上げますから、その点詳細に御説明願いたいと思います。  先ず朝鮮動乱が勤労者に及ぼした影響として、大きく分けて二つあると思います。その一つは、消費水準が下つたということ、勤労者の生計内容が惡くなつたということ、これは朝日新聞の世論調査を見ましても、最近生活状態がよくなつたか、惡くなつたかという世論調査があります……

第9回国会 予算委員会 第7号(1950/12/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議事進行についてお願いいたしたいのですが……。大蔵大臣にお伺いしたいのですが、大蔵大臣の二十五年度補正予算を御提出になつたその説明壽の初めに、今回提出の補正予算は、目下編成中の来年度予算と一体的な構想の下に編成されたものであるという御説明なのでございますので、この補正予算を審議する場合には二十六年度予算の内容がわかりませんと、いわゆる十五カ月予算の中の三カ月分だけについて審議するということになりますというと、象の尻尾を審議しておるようなことになりますので、この審議に先立ちまして二十六年度予算の内容について御説明願いたいのです。

第9回国会 予算委員会 第8号(1950/12/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、九月二十日に閣議できまりました二十六年度予算ですね、あれを見ますと、一般会計から五十億出すことになつておりますが、そちらのほうはどうなんでしようか。

第9回国会 予算委員会 第9号(1950/12/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 農林大臣はよそへもうすぐおいでになりますか。……それでは農林大臣と大蔵大臣とに関連する御質問をいたします。米価の問題ですが、先ず大蔵大臣にお伺いしたいのですが、米価が五千五百二十九円、生産者価格が五千五百二十九円、これはきまつたわけですか。
【次の発言】 そうしますと、米価が変更になつた場合どうなるんですか。この予算の基礎として五千五百二十九円というものを、又それが給與ベースその他の算定の基礎になるわけなんですが、それに変更があつた場合にどうなるわけですか。
【次の発言】 それでは消費者価格は幾らにお見込みなんですか。

第9回国会 予算委員会 第10号(1950/12/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 厚生大臣に二つばかり御質問申上げたいのです。第一は今度の給與法改正におきましていわゆる調整号俸の切下げに当りまして、特に厚生大臣の御管轄であるこの医療関係の職員です。癩とか結核、精神病、そういうような非常に精神的にも肉体的にも非常に苦痛の伴うそういう医療に関係している職員の調整号俸が従来に比して、これまでに比して著しくまあ切下げられるわけなんです。この点につきまして恐らく厚生委員会でもそういう質疑応答があつたと思われるのでありますが、特に私は前にこの医療関係についてはですね、どうも国立病院、或いは国立の療養所ですか、そういうところについてはいいお医者さんがなかなか来にくいのです……

第9回国会 予算委員会 第11号(1950/12/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、二十五年度補正予算案に反対するものであります。  反対理由の第一は、これまでの審議において明らかになりました通り、この補正予算参はいわゆる十五カ月予算として二十六年度予算と一環の下に編成されたのでございますが、その最も重要な二十六年度予算がわからないままに、象のしつぽみたいなものを審議しつ経過したのでありますが、池田大蔵大臣は大体の極めて大まかな輪郭を示しましたが、この補正予算を我々が、又野党が修正するに当りまして、この補正予算が二十六年度の予算と一貫して組まれておるということにつきまして、非常にその修正に困難を感じたのでありまして、例えば予……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 大蔵委員会 第1号(1950/12/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 外為の問題についてお伺いしたいと思うのです。この外為特別会計の法案は第九臨時国会で審議未了となり、再び取扱うことになつたのですが、ゆつくりと大蔵大臣にこの問題について質問される機会を與えられたことを非常に辛いだと思うのです。で私はこの外為に百億一般会計から繰入れるということが、この問題がこの金融の問題、減税の問題、いろいろな問題に響いて来たと思いますし、又私はこれに関連してやはり見返資金のほうが非常に問題になつて来ると思いますので、外為に一般会計から百億円繰入れることになつたその経過について大蔵大臣にお伺いしたいと思うのです。最初これは見返資金のほうから一応繰入れるような計画が……

第10回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1951/08/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連するのですが、簡単に言つて、個々の金融の問題も重要なんですが、全体的に見まして、最近日米経済協力に関連して、総司令部のほうでは日本の物価を下げろ、新聞では一割乃至一割五分下げろと言つておりますが、政府の物価引下げのやり方はどこに重点を置くかと言いますと、今まで大体見ておりますと、金融に非常に重点を置いておるように見られる。そこでこれは三十日ですか、一万田総裁が総司令部に呼ばれて、そうして政府のほうも呼ばれたようですが、第二四半期の資金計画における通貨量を縮小しろ、こういうことを要望されたということが新聞に出ておるのですが、お聞きしたいことは金融政策を考える場合、現在或……

第10回国会 大蔵委員会 第8号(1951/02/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしたいんですが、この公庫の中に四十億を六十億に殖やすということを考えた当時の物価事情、これはいつ頃の物価事情を基礎にしてお考えになつたのですか。
【次の発言】 その当時といいますといつ頃でございすか。朝鮮動乱の……。
【次の発言】 政府の予算説明書なんかを見ましても、これは予算委員会なんかでだんだん明らかになつたのですが、政府が予定しておる単価と最近の単価に著しい相違ができておる。これは補正予算も組まざるを得なくなつたと思いますが、そういうように物価事情が非常に変つて来ております。昨年末を基礎にしましても最近では相当違つておりますし、今後更に又物価事情は随分変つて……

第10回国会 大蔵委員会 第13号(1951/02/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡單に二つばかり御質問申上げたいのですが、先ほど国民総所得からエンゲル係数による支出を引いたものと税との比率ですね。それによつて税負担の重いか軽いかの比較のお話があつたのですが、との問題は実際問題として、朝鮮動乱前後の実情を見ますと、生計費内容を見ますと、医療費、これが著しく上つている。大体食費は余り上つていない、多少上つていますが、一番上り方のひどいのは医療費、それから光熱費、住居費でございます。ですから実際問題としてもつと現実に即して見る場合には、食費のほかにそういうものを入れて負担を見ますと、相当事情が変つて来るのじやないかと思いますが、そういうふうな比較のほうがより実際……

第10回国会 大蔵委員会 第15号(1951/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連して……この前勤労所得税の基礎控除、扶養控除の引上げ、それから税率の引下げ等によつてどれだけ減税になるかという表を出して頂いたのですね、あれの、最近の物価事情に基いてああいう表をもう一遍出して頂きたいのです。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 今御要求したのはそういつた資料なんですが、お願いいたします。それで補給金を削つて、そのために公定価格が上るものもありますし、それから最近の消費者物価事情も考慮して作つて頂きたいと思います。生計費に減税がどのくらい影響するか、即ち家計費の負担がどのくらいになるかということ、そういう意味での資料なんです。

第10回国会 大蔵委員会 第18号(1951/03/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 呉工廠ですね、あれはこれに該当するわけですか。
【次の発言】 数において旧軍用財産として賠償指定になつているものですね、これはどのくらいありますか。
【次の発言】 資料がありましたらあとで欲しいのですが。
【次の発言】 それから呉工廠ですね、御承知のように新聞で伝えられるところによると、ナシヨナル・バルクキヤリヤー・コーポレーシヨンあたりの会社に売渡すということが言われておるのですが、それは事実なんですか。
【次の発言】 日本の軍用資産が……国有財産ですね、これを外国法人に売る場合、これは日本の法人に売る場合と同じでいいんですか。僕はよくその法律関係を知りませんが。

第10回国会 大蔵委員会 第21号(1951/03/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今鉱工品貿易公団の損失を生じた原因をお伺いしたのですが、これは第一は政府の政策にも非常に原因があるのですが、結局そのために二十五年度の補正予算ですね、外為のほうへ百億円のインベントリー・ファイナンスもせざるを得ない大きな原因になつておるのです。あれが貿易特別会計へちやんと入つて来れば、インベントリー・ファイナンス百億やらなくて済んだことになつておつたのです。只今のお話伺いますと、これは非常に大きな政策上から来た一つの損失だと思うのです。それでお伺いしたいのですが、この損失が生じた場合、責任の所在はどこにあるのですか、責任の所在です。

第10回国会 大蔵委員会 第22号(1951/03/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の問題に関連しまして、軍に船舶だけでなく石田税関部長のお話にもあつたのですが、自動車部分品のほうは税率は非常に安い、完成品のほうが高い。これはヨーロッパでもこのような問題は非常に起つたと思うのでありますが、外国資本が日本に来て原材料をどんどん輸入して外国資本が国内で製品を作るというような場合、これは日本の産業の競争上非常に国内の産業が苦境に立つのじやないかと思うのですが、そういう点についてはどういう考慮を拂われましたのか、恐らく造船それから自動車その他にもそういうケースがあるのじやないかと思います。そういうケースについて、これは非常に重要な問題になると思うのです。今後講和條……

第10回国会 大蔵委員会 第26号(1951/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど関税部長から御答弁があつたのですが、この関税定率法改正の場合、原則として成るべく無税にしたい。或いは又税率を低くしたい、こういう考えである。これは農産物に関する限りにおいて、そういうお考えなんでございますか。それとも全般的にそうなのですか。
【次の発言】 そのことはこの関税定率法の一部を改正する法律案の提案理由の三に一応書いてあるのです。ところで私なぜこういうことを質問するかといいますと、この間大蔵大臣がこちらに参りまして、実はガツトなんかに入る場合、無税主義ではまずい。そこで有税主義を原則として一応立案したのだ、こういう話があつたのです。ですから今の石田部長のお話と食い……

第10回国会 大蔵委員会 第29号(1951/03/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは改正になつても税金を納める人は同じなのですか。
【次の発言】 その点なんですが、今までは製造業者にすぐかけておつた、今度は製品になつてからかけると言われますが、どれだけ使用したかどうかということを調べることは、それについてちよつとさつき愛知氏も御質問になつたかと思いますが、その点がはつきりしないと、今後税収が減るというようなことも出て来ると思います。
【次の発言】 さつき証紙みたいなものを付けると言われましたが、それをもう少し説明してくれませんか。よくわかりませんから。
【次の発言】 そういうこの法案を出されたような趣旨ですとこれは広汎にいろいろな物品についてそういう問題……

第10回国会 大蔵委員会 第32号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本案に反対いたします。  反対理由につきましては、予算委員会で述べましたので詳細は省略いたします。その反対の要点だけについて申上げたいと思いますが、反対理由は四つあります。  第一に、この銀行の資金調達の仕方が中小企業金融とか、農林漁業金融を圧迫する危険があるということ、政府側の答弁では十分納得できないのであります。第二は、この銀行の性格について政府の監督というものがなくなつて全然紐が付かないということになりますと、先ほど他の委員が言われましたように、復金の二の舞をするような、復金よりもなお悪くなる、そういう危険があるということ、第三は、貸付計画が全然ないということ、第四は……

第10回国会 大蔵委員会 第35号(1951/05/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと簡単にお伺いしたいのですが、ユーザンスの期限が来るものですね、五月にどのくらいありますか。ちよつと金額がわかりましたら……。
【次の発言】 四―六ではどのくらいになりますか、商品別で。
【次の発言】 四―六で三百億くらいというわけですか。日銀の追加信用ですが……。
【次の発言】 そうしますと通貨発行高は三千九百億と抑えられておりますが、それを超えた場合は金利を払うわけですね。
【次の発言】 発行税を……。そうしますと四千二百億くらい、そのくらい膨脹するという意味ですか。
【次の発言】 いや、その御意見は大体わかるのです。我々もインフレ要因はたくさんあると思うのですけれど……

第10回国会 大蔵委員会 第36号(1951/05/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 その七条をちよつと説明して下さい。
【次の発言】 最初の機構の問題ですが、あれは今どういうふうになつておりますか。国民金融公庫の債券ですね。実は今度の行政移管の問題があるわけですが、そういうことによつて今まで非常に窮屈であつたが、そういうことは例えば国会辺りでそういうことを議決して要望したような場合、前よりはそういう点はもつと自由になるのかどうか。今度の行政移管と関連しまして、今まで資金運用部で引受ける場合でもその運用については本当に窮屈であつたのですね。この点は今度どうですか。金融面について全体的な抽象的な感じでもいいのです。方向ですね。

第10回国会 大蔵委員会 第37号(1951/05/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 提案者がお見えになりましたから御質問申上げたいのですが、若干字句についてちよつとわからないところがあるのですがこの施行法の方なんです。この免許を認可に改める、第一條です。「協同組合による金融事業に関する法律(昭和二十四年法律第百八十三号)の一部を次のように改正する。」そこで免許を認可に改める、実質的にこの免許が認可になるとどういう相違が出て来るのですか。
【次の発言】 まあ提案者はそう詳しくないと御謙遜なお言葉があつたのですが、(笑声)実はこういう法案が提出されるときに余り御謙遜なさらないように、我々実際のことがわかりませんと、無責任に提出されたような疑いを起されることは国会の……

第10回国会 大蔵委員会 第38号(1951/05/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 中小企業庁のかたがお見えになつておりますので、この信用金庫の問題につきまして若干御質問を申上げたいと思いますが、信用金庫の問題につきまして我々中小企業金融という立場から、中小企業庁におきましてはこれをどういうふうにお考えになつておるか。従来御承知のように市街地信用組合的なもの、これが廃されまして、協同組合的なものによつてまあ金融を行うという方向に変つて来ているわけでありますけれども、この信用金庫につきましては我々理解するところでは、これが又前の市街地信用組合のように銀行でもない、協同組合でもない、まあどちらでもある、非常にあいまい性があるように思われるのですが、中小企業庁の立場……

第10回国会 大蔵委員会 第39号(1951/05/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の、昨年大体できたのでありますか。
【次の発言】 昨年三月に最終清算が……。
【次の発言】 昭和十六年には五百円であつたものが五百四十一円九十八銭ということになつたのでありますか。
【次の発言】 そうしますと、只今油井さんが言われたように昭和十六年には五百円であるが、昨年で五百四十何円になつたということは……。
【次の発言】 配当がありますけれども、併しそれは非常にそれだから堅実であつたということは、非常にその間に激動期がありましたから投資者のみの責任ではないでしようけれども、そうも言えないと思うのであります。それからこの証券投資信託法案を出された提案理由としてせいぜい二つ……

第10回国会 大蔵委員会 第40号(1951/05/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 昨日御質問したのですが、まだちよつとわからないところがありますので、重ねてお伺いいたします。信託投資証券の流通性ですが、それを確保するために戦争中ですか、昭和十六年のとき行なつたのは買入れとか、その他委託者が買入れることができることになつておるようですが、昨日お伺いしたのは部分解約の問題です。それは約款できめればいい、或いは定款できめればできるというようなお話ですが、定款の内容みたいなものを、雛型みたいなものを、あつたら参考にお聞きして置きたいのですが……。
【次の発言】 この問題は前に昭和十六年でやつて、最後にこれを清算するときに流通性のない受益証券を大衆がいつまでも持つてい……

第10回国会 大蔵委員会 第42号(1951/05/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今油井委員が申された修正案に私は賛成いたりします。賛成いたしますが、希望條件が二つあるわけです。その一つはこの信用協同組合が信用金庫に移る場合、修正案によつて信用協同組合が従来よりは預金の受入が制限されるわけですが、この制限されることによつて生ずる弊害については油井委員も指摘されまして、そう実際上には大した弊害はない、こういうお話でございましたが、併しその中には員外預金を制限されることによつて信用金庫より弱体化するという印象を与えて、どうしてもこの信用金庫よりも弱体になつて行く、こういう危険があると思うのです。そういうことに対しましては、十分これを考慮に入れて、そういうことの……

第10回国会 大蔵委員会 第44号(1951/05/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これまでの審議の経過を存じませんが、質問が重なるかも知れませんですが一点だけ質問したいのですが、日本弁護士連合会のほうから我々のほうに陳情が来ておるのですが、これを見ますとこの衆議院の修正案のようにしても、結局国税庁長官の監督権の点が同条項はなきに等しい。即ち弁護士法第三条第二項は削除しないとなつていますけれども、実質においては削除したと同じような国税庁長官の監督権があるのだから、そういう反対の趣旨の決議書が来ているわけです。これは実際においてはどうなるわけですか。実際においてはですね。この監督権の問題ですが、これはどういうことになりますか。

第10回国会 大蔵委員会 第46号(1951/06/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 日米経済協力の問題に関しまして、簡単に二、三大蔵大臣にお伺いいたしたいのですが、このアメリカの緊急物資調達計画に関して、いわゆるマーカツト声明なども出たのですが、あの中で今後の財政金融に重大な影響を及ぼすものと思われるのは、インフレを収束しなければいけない、インフレを抑制しなければいけないというようなことだと思うのですが、そこでまあ新聞等にも大分出ておりますが、大蔵省でも財政金融面からこのインフレを抑制する方針を検討中であるといわれておるのですが、このインフレを抑えるという場合に、今の日本の物価水準を現在よりも下げて行くというのか、或いは現状程度に維持するというのか、その点を大……

第10回国会 予算委員会 第閉会後1号(1951/08/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今内村君の御意見私も賛成なんでありまして、委員長も開かないというわけじやないというお話でありましたが、実は新聞で伝えるところによれば、池田大蔵大臣、一万田総裁が向うに行きましたあとで、国際通貨基金に参加するとか、それから国際復興開発銀行参加を要請するとか、ブレトン・ウツズ協定の参加の問題も出ているわけですね。これらは重大な問題だと思うのです。そういうことも内村さんの御意見に併せて考えれば、できるならこの会期中に開かれるように委員長にお取計らい願いたいと思います。

第10回国会 予算委員会 第2号(1951/02/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体新聞切抜き程度の御報告は伺つたのでありますが、我々非常に今国際問題を注目しておるのは西ドイツの再軍備の問題ですね。これはその結果が日本にどういうふうに現われて来るか向うの現れ方もこつちにも参考になり、それともう一つは朝鮮の戰局なんですが、この二つの点について成るべく詳しく御説明を願いたいと思います。
【次の発言】 私は今までの経過については、大体いろいろな報道がありますのでお話の通りだと思うのですが、一番お伺いしたいことは、先ほど西ドイツの再軍備の問題でも、統一軍の下に西ドイツの軍隊を入れるということに対してアデナウアーその他が平等権を主張しておるわけです。又ドイツでも輿論……

第10回国会 予算委員会 第3号(1951/02/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私資料をちよつと要求したいのです。で最初の自立計画のほうで一つ資料をお願いしたいのは、主要産業のキャパシティというものはどのくらいになつているか、資料がありましたらお願いしたいのです。それを御提出願えますか。
【次の発言】 そうしますと、出せないというのですか。
【次の発言】 正確なものじやなくていいのですが、先ほどの御説明の中でキヤパシテイというものは相当あるのだという話があつたのです。ですからそれは何かやはり多少の数字があつて、どの産業では設備能力に対して今、どのくらいのパーセンテージであるか、こういうような大体の見当でいいのです。

第10回国会 予算委員会 第7号(1951/02/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 最初にお伺いしたいと思うのですが、只今伺いました各種事業費は、これはいつ頃の見積りで挙げられたのですか。予算編成のときに大体説明書によりましても、最初九月二十二日に大綱をきめて、それから十月三日に又閣議内定して、十二月二十円に至つて最終的に決定した、こういうふうに出ているのですが、大体この計数はいつ頃まとまつた計数でありますか。
【次の発言】 説明書では、この予算説明書の方ですが、一応十月三日に大綱をきめて、その後朝鮮動乱の後の情勢の変化を考慮して十二月二十日に正式にきめたことになつているのですが、一応この計数の整理をしてから、今度は動乱が起つたわけですが、その後の影響というも……

第10回国会 予算委員会 第8号(1951/02/13、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) これから会議を開きます。  本日は貿易の問題につきまして政府委員から説明を聞きまして、それから質疑に移りたいと思います。本日政府委員としては、ここにお見えになつているのは経済安定本部の貿易局長湯川盛夫君、それから大蔵省の主計局次長東條さん、それから同じく大蔵省主計局次長石原さん、それから外為委員長の木内さん、それから説明員として日本銀行外国為替部長の吉岡さん、それから同じく日本銀行の総務部長の佐々木さんがお見えになつております。そこで先ず政府委員から説明を伺いたいのですが、湯川さんから政府の貿易政策、それから今後どういう方針でこの貿易の問題に対して対処して行こうとしてい……

第10回国会 予算委員会 第9号(1951/02/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど銀行局長からいろいろな金融情勢を伺いしましたが、そのうちで日本銀行券の発行準備についての資料ですね。発行準備がどうなつておるか。そういう資料があつたら御提出願したいのですが……。
【次の発言】 それはやはり二十四年度あたりからお願いしたいのです。それからいわゆる政府余裕金が今どのくらいになつておるか。
【次の発言】 そうですね。お願いいたします。
【次の発言】 それから先ほどの見返資金の特別会計の二十六年度の予算についてお伺いしたいのですが、二十五年度においての債務償還費五百億は、二十六年度の前年度剩余金繰入五百二十七億の中に入つているのですかどうか。

第10回国会 予算委員会 第10号(1951/02/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この電気通信事業特別会計のほうですが、損益及び建設両勘定につきまして、二十六年度の予算が示されていますが、この損益歳出三百九十四億何がし、建設歳出二百二十六億九千七百万円、このうち資材費はどのくらいで、それから人件費がどのくらいであるか、この内訳はわかりませんですか。
【次の発言】 もう一つお伺いしたいのですが、この建設勘定の歳入ですけれども、二十五年度には見返資金特別会計から百二十億受入れましたけれども、二十六年度は、これに代つて百三十五億円の公債收入を計上していると、こういうふうに予算説明書に書いいてありますが、これはどういう公債を発行しまして、どこでこれを引受けるのか、そ……

第10回国会 予算委員会 第11号(1951/02/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連してちよつと……、今の労働者災害の問題ですが、二十四年度の災害件数と、それから二十五年度の災害件数、前年同期の比較、それからこの予算において七十六億ですか保險金を計上しています。その件数はどのくらい予定しているのですか。只今のお話によりますと、産業が活撥になると災害が殖えるのは自然の趨勢であるようなお話がありましたが、我々聞くところによると、最近の災害の増加高は著しくもう顕著である。非常に顯著で、單に産業が活撥になつたから殖えたというようなものでなく、相当これにて根本的な原因があるやに聞いておるのです。どうして災害が飛躍的に殖えたか、その原因ですね、それについて先ずお……

第10回国会 予算委員会 第12号(1951/02/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお伺いしますが、先はど我々に参考資料を配付されましたがそれを見ますと、法務総裁の説明にもありましたが、犯罪が非常に殖えておる。昭和二十一年に約七十万、二十五年約二百十万に殖えている。これは大変な激増なわけでありますが、この内容につきまして、犯罪別な資料があつたらお出し願いたいと思います。それから原因につきましても、どうして犯罪がこのように殖えたか。この配付された資料によりますと、最近共産党員及びこれと同調する一部朝鮮人等の策動が惡質化し、暴力主義的犯罪が多数発生するに至つたと、これが主たる原因のように受取られるのですけれども、それにしても余りに犯罪数が非常に多いと思うの……

第10回国会 予算委員会 第14号(1951/02/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は二十六年度予算を我々が検討し、審議する前提として、国際情勢というものが非常に重要な要素になりますので、先ず総理に、この二十六年度予算を編成するに当りまして、その前提条件、基礎条件として、国際情勢をどういうふうに御判断になつたか、これを具体的に申上げれば、朝鮮の戰局、これをどういうふうにお考えになつておるか、又講和の見通し、先ほど前途相当まだわからないというお話がありましたが、我々予備審査のとき外務当局に聞きましたときに、この予算を編成する前提として、講和は大体秋ぐらいにでき上るものという想定の下に立てておるというお話であつたのです。その点、先ほど総理の御答弁を聞いていますと……

第10回国会 予算委員会 第15号(1951/02/23、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) これより会議を開きます。  本日の審議日程は歳入面、特に租税收入及び專売收入についての審議を行う予定になつております。本日政府側のほうで見えておられるのは主税局長、それから国税長官は後ほど見えることになつております。更に專売公社側からも見えることになつておりますが、まだお見えになつておりませんが、間もなく見えることになつております。そこで先ず最初にこれまでの審議のやりかたに従いまして主税局長から説明をお伺いすることにいたしたいと思います。
【次の発言】 理事会の申合せによりまして、予備審査の間は定足数のことについては余り窮屈に捉われずにやつて行こうということになつておる……

第10回国会 予算委員会 第16号(1951/03/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の住民税につきまして重ねて御質問したいのですが、御承知の通り住民税のとりかたは三つあるわけですが、これまでは主として税額に対して一八%になつておつたのです。ところがシヤウプ第二次勧告によりまして、あれは二十六年度において所得税が減るからそれを調整する意味において所得額に対して課税する、こういうような勧告があつたと思うのです。それでこの前の国会で御質問したと思うのですが、そういう場合には地方税、住民税のとりかたは三つあるのだからその中どれを選んでもよいのだ、ですから減收になれば今までのやりかたで減收になるならば所得額を基礎にしてやつてもいいということになるわけです。そこでお伺……

第10回国会 予算委員会 第17号(1951/03/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今物価関係の御説明を聞いたのですが、今の御説明のうちで非常にわからない点があるのですが、それはこの程度の物価騰貴は著しく憂慮するに足らないと、こういう御説明があつたのです。これは私は非常に重要な点だと思いますので、その理由ですね、どういうわけで憂慮するに足らないか、その理由を先ずお伺いしたいのです。
【次の発言】 只今の御答弁ですと、今の点は消費物資について言われたんですが生産財についてはどういうお考えですか。
【次の発言】 只今の御答弁では全体としての印象は今後の日本の物価騰貴、又現在すでにそうなんですけれども、非常に甘く見ておられますし、対策の点をお伺いしてもこんな対策で……

第10回国会 予算委員会 第18号(1951/03/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連して……只今周東長官から、この自立計画について内村氏の御質問に対して御答弁がありましたが、安本長官は最近の新らしく起つた事態について、もつと明確脚に国民の前に示されるほうがよろしいのではないかと思うのです。それは二月十九日に、周東長官及び池田蔵相がマーカット少将に呼ばれております。そうしてその指示された、或いは又会談の大体の輪郭が新聞に出ておるのです。若しこれが全然嘘でないとすれば、こういうような構想が、いわゆる日米経済協力体制の構想が事実だとすれば、日本の経済に非常に大きな変化が来るはずであります。これまでの自立経済と質も違いますし、量的にも違つて来る。若しこれが事……

第10回国会 予算委員会 第19号(1951/03/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二つばかりお伺いしたいのですが、先ほどお話のように、二十六年度の予算はいわゆる総合予算で、一般会計、特別会計、政府機関、資金運用部、地方財政はすべて一応ニユートラルになつておりますが、一つお伺いしたいのは、外為会計におきまして対民間收支だけの勘定を見ますと、千七百億程度の撒布超過のように聞いております。併し対日銀、対政府を入れると一応ニユートラルになる、外為会計だけで。その間の事情をお伺いしたいのですが、対民間のみですと千七百億ぐらい引揚超過になる。対日銀、対政府を入れると、これが僅かの撒超になる、こういうことになつた場合に、日本銀行券、いわゆる通貨の膨脹に対する影響の問題です……

第10回国会 予算委員会 第20号(1951/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 生活水準の問題についてちよつとお伺いしたいのですが、最近政府では、二十五年度は戰前の八〇%、二十六年度は八三%、まあそういうふうに想定しておりますが、この間予備審査のときに、政府に、それでは二十五年度八〇%になつているかどうか聞いたわけです。そうしましたら、農村が八五%になつて、都市は七〇%、平均して八〇%になつているのだと、こういう答えがあつたのです。ところがだんだん調べて見ましたら、この九月と十月との間にCPIの計算方法を変えているのです。それを又どうして変えたかを調べて見ますと、調査範囲をだんだん生活水準の低いところにとつている。例えば東京都を例にとりますと、この前、杉並……

第10回国会 予算委員会 第23号(1951/03/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は專ら三つの問題についてお伺いいたしたいと思います。  その第一は、総理が施政方針演説においてお述べになりましたところでありますが、即ち総理は施政方針演説の中で第三次大戰の勃発必至なるものを思わしめるがごとき神経戰は今後ますます世界到る所に激化することを覚悟せざるを得ないのであります。この間に処して我が国民に最も要望されるものは一時的な戰局の推移に一喜一憂することなく、冷靜毅然たる態度を持することであります。こういうふうに述べられておるのでありますが、これに関連して総理は国会におきまして、第三次戰争は起らないと考えられるということをお述べになつておる。そこで勿論国民は第三次戰……

第10回国会 予算委員会 第25号(1951/03/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず農林大臣にお伺いいたしたいのでございますが、申上げるまでもなくこの予算積算の基礎は米価とそれから賃金べースだろうと思うのです。そこで最近のパリテイ指数ですが、これは非常に変更したと思うのでございますが、二十六年度予算では御承知のように二十五年度産米一八二・二、二十六年度産来については一九五と、こういうふうにまあ計算されて、米価は二十五年度産米については五千五百二十九円、二十六年産米については六千百六円、こういうふうになつて、この基礎の下に予算を編成されたわけでありますが、最近のパリテイ指数はどういうふうになつておりますか。  それから最近の物価の上昇を織込みました六千百……

第10回国会 予算委員会 第27号(1951/03/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 一つお伺いいたしたいのですが、今日本で今度の国会に恐らく提出されることと思うのですが、日本の開発銀行案、この開発銀行案につきまては、いろいろ問題があると思うのですが、アメリカの輸出入銀行、ああいう方面と日本の開発銀行というものと関連が出て来るかどうか、又ああいう日本開発銀行というものを通してアメリカの外資というのか、クレジツトのようなものですね、そういうものが来る可能性があるかどうか。この日本開発銀行というものは先ほど一万田総裁がお話になりましたように、世界的な規模において後進国の開発をやる、或いは復興をやらなければならん、こういうことの一つとして日本としては考えるべきであるか……

第10回国会 予算委員会 第28号(1951/03/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず第一に総理に対しまして、我が国にとつて非常に重要な性質を持つニュースが最近報道されましたので、そのニュースにつきまして、総理の御所見を承わりたいと思うのであります。即ちこれは東京の各有力紙に皆報道されましたが、アメリカの国家安全保障会議におきまして、日本に補助的軍需物資を製造させるため、この製造に使う戦略原料を日本に輸出する計画を決定したと、こういう報道でございます。この報道は、若しこれが実現するようになりますと、我が国の財政、金融、産業構造、国民生活に非常に重大な影響を及ぼすようになると思われます。而も又この報道によりますと、対日戦略原料積出計画の全容は情勢が不確定の……

第10回国会 予算委員会 第30号(1951/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今この小委員会できまつたことの取扱についていろいろ論議されておりますが、これは私徒らに時間を取るばかりであつて、只今事務局のほうから聞きますと、委員会の性質上そこに出ておる人が一致すれば、それを全会一致と認めるのは委員会の通則なんです。ですから出ておらないということは、これは一つの棄権したものと認められる。我々大蔵委員会でもしばしば自分は反対であるけれども、自分は出ていなかつたけれども、全会一致できまりますと、俺は出ていなかつた、私は反対であつたというようなことは言いません。それはやはり自分が出席できなかつたことは自分の責任であつて、従つてそれは出られなかつたかたが責任をおと……

第10回国会 予算委員会 第31号(1951/03/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず第一にお伺いしたいことは、憲法第六十條が国会における予算審議の上に非常に支障を来たすのではないかと考えられますので、総理はこの六十條につきましてこれは適正でない、従つて改正する必要があるとお考えかどうか。即ちこれまで二十六年度予算を我々は審議して参りましたが、これまでの予算審議と違いまして、これまでの予算審議においては今回のようなことはなかつたのでありまして、今回のような予算審議の形は特に参議院におきまして初めてでございます。憲法第六十條によりますと、総理も御承知の通り、予算について「参議院で衆議院と異なつた議決をした場合に、法律の定めるところにより、両議院の協議会を開……

第10回国会 予算委員会 第33号(1951/03/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして政府提出の昭和二十六年度予算案に反対いたします。  反対理由を要約いたしますと三点であります。その第一、我々参議院の予算案員は、実質的に参議院の意思を政府提出予算案に反映できないという状態の下において、予算案を審議せざるを得なかつたという点であります。 言い換えれば、我々は政府提出の昭和二十六年度予算案に対しまして、実際上修正もできなければ、否決もできなければ、そうかといつて審議未了にもできないという、誠に不合理な状態の下で審議を余儀なくされたのであります。これは明らかに憲法第六十條の不備、欠陥を現わしたものと思うのであります。これまで憲法第六……

第10回国会 予算委員会 第35号(1951/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとその前に……大蔵大臣の退席されることは結構なんですけれども、若しか審議十分でないときですね、又あとで来て頂けますか。
【次の発言】 基本的な問題については大蔵大臣にあとでお伺いしたいのですが、事務的な問題についてお尋ねしたいと思います。この銀行ができると同時に復金が解散するわけですね。復金は、仮にこの銀行ができないとしました場合、復金はいつまで存続できることになつているのですか。
【次の発言】 復金が今新しく貸出すことができなくなつていますが、復金の性格ですね。それとこの開発銀行の違いですね。これはどういうところに違いがあるのですか。復金として、やはり一般の金融機関が危……

第10回国会 予算委員会 第36号(1951/05/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと只今の御説明を聞きまして、一つの原因としてですね、電車の車体ですね、これの不備ということを一つの原因として認められておる。今後の問題として電車の改良ですが、そういうことが非常に重要であるということでありましたが、二十六年度におきましては、この車輌をどのくらい新らしく作る計画でございますか、伺つて置きたい。
【次の発言】 電車は最初の計画がですね、どのくらいに減つたわけですか、電車については……。
【次の発言】 国鉄で車輌を作る場合に、いわゆる十五カ年計画というものがあつたわけですね、前に……。
【次の発言】 それによりますというと、二十六年度においては近く電車二百五十台……


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第11回国会(1951/08/16〜1951/08/18)

第11回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1951/09/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと減税の御意見誠に賛成なんですが、ただ行政整理のお話がございましたが、行政整理によつて大体どのくらい予算が節約できるというような大ずかみのお見込ですか。
【次の発言】 小汀さんの御意見では例えば非常にラフですけれども、どの程度現状において行政上に非常な支障を来さない程度の、そんなに社会問題を起さない程度で、どの程度予算の節約ができるかということ。
【次の発言】 減税の場合歳出のほうについても何かいろいろ御覧、お考えがあると思いますが、歳出のほうを問題にしないで減税だけを問題にすると、例えば今後警察予備隊、国家警察といつた歳出のほうがどんどん殖えて行くのに、それが減税を困難……

第11回国会 大蔵委員会 第閉会後2号(1951/09/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今東南アジア開発計画の問題につきまして、司令部のモロー氏に附いて二村総務課長が行かれたそうでありますが、その実情をちよつとお話を願いたい。というのは御承知のように日本のこれから一番重要な問題は原材料をどうして確保するかという問題ですが、中国市場から入つて来なくなる。又だんだん入つて来なくなるのを東南市場に切換れば心配ないということが非常に大きく言われておるのですね、一体そんなに大きく期待できるかどうか。新聞によればモロー使節団の報告では、大体ビルマあたりは積極的であるが、その他の国においては極めて消極的である、こういうことが新聞に出ているのです。従つてこの際参考のために、私は……

第11回国会 大蔵委員会 第閉会後3号(1951/10/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 時間もありませんから簡単に項目別にちよつと御質問したいのですが、対日援助ですね、対日援助は池田大蔵大臣も機会あるごとにこれは債務であるということを覚悟していなければならんということを言われたのですが、今大蔵省で一応弁済すべきものとして作業しておられるのですか。
【次の発言】 聞くところによると、これは確実にそうかどうか知りませんが、防衛負担金を半分払う、アメリカが半分払う、そのときにアメリカが払う分に対して対日援助費が再軍備に振り当てられる。こういうような可能性はあるのですか。
【次の発言】 それから外債の問題ですが、これはいろいろむずかしいお話があつたのですが、大きな見通しと……

第11回国会 予算委員会 第1号(1951/08/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣にいろいろ質問いたしたいのですが、時間も余りないようですから、而も講和を前に控えての予算委員会でございますので、講和に関連する問題について、この際大蔵大臣から二、三明らかにしてもらいたいことがあるわけです。その点についてお伺いするのです。大体只今の大蔵大臣のお話で講和後の日本の財政というものはシリアスなものであろうというお話であつた。そこで講和後において新たに財政負担となるであろうものについて、大体の項目でいいのであります。見通しで寄せた金額でもいい。外国人の財産に対する補償、これが大蔵大臣は百億とか言われましたが、或いは国防分担金がどのくらい、或いは外債の支払いがどの……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 大蔵委員会 第4号(1951/10/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 君只今の御説明で、中小金融、特に小のほうに力を入れておる点は、我々も認めるにやぶさかではないのです。自由党の政策としてただ一つよさそうに思うのは、この点に非常に力を入れることは私非常にいいと思うが、まだ力の入れ方が足りないと思います。それで只今のお話によりますと、資金運用部資金から二十億予定されておるようですが、これは従来愛知君が銀行局長の時分に随分折衝されたようですけれども、なかなか頑強で、どうも我々理由を聞いても納得しなかつたのですが、これは河野さんになつてから円滑にその了解がつくようでありますか。そうすれば今後中小金融として、これはまあ当然だと思うのです、資金運用部資金を……

第12回国会 大蔵委員会 第6号(1951/11/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 主税局長が見えたのでお伺いして置きたいのですが、今度の税制改正について勤労控除の、この間泉税制課長に質問したのですが、勤労控除のことは全然考えられなかつたかどうか、この点もう私が御説明するまでもなく主税局長はよく御存じのことと思うのでありますが、何らかこれについて考慮を払われなかつたとすれば、私は非常に税の負担の均衡を考えたと政府が言うならばそれは失当ではないか。直接勤労控除を引上げられなければ、その代償として、他の政策として何か考えるとか二十七年度にも関連して来るわけですけれども、この問題について何か考えられているかどうか。

第12回国会 大蔵委員会 第7号(1951/11/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の御意見で非常に私たちが常に疑問に思つている点を直截に述べられたので、重ねて伺いたいのですが、二十五年度の只今の源泉徴収分と申告徴収分との開きがひどくなつて来ている。二十六年度は更に顕著なんですね。源泉徴収分は御承知のように五百七十九億の自然増収、それから申告納税分は五十三億の自然減ですね、逆に。この現象は主税局あたりから実は一応理由は聞いたのですが、あなたが御覧になつてどういうふうに御説明されるか。余りにひど過ぎるのですね。大体先ほどのお話のように一応一時景気がよくなつた。そのことに一番均霑したのは法人が一番大きいと思うのですが、その次はやはり業者ですね。そう思うのです。……

第12回国会 大蔵委員会 第9号(1951/11/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の議事運営についての野溝氏及び菊川氏の御発言に関連して僕も要望しておきたいのです。これまで大蔵委員会の運営について私も少からぬ不満を持つて来ておるのです。併し始終そういう問題を出したのでは不穏当だと思うので、自分も我慢してはいたんですけれども、これまでは大体大蔵大臣がこの委員会に出席することは極めて少いのです。大体率直に申上げますと、参議院大蔵委員会というものは何だか政府与党の委員会のごとき感が率直に言つてあるのです。どうもばかにしているというと妙かも知れませんが、殆んど無視はしていないでしようけれども、軽視しておる感がある。この所得税法案、これはもう本審査に入つておるので……

第12回国会 大蔵委員会 第10号(1951/11/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今度のこの税制改革は補正予算との関連において出されておるわけですが、この補正予算は大蔵大臣の財政演説でも来年度の講和と関連して生じて来るいろいろの財政負担を考慮に入れて、今度の補正予算を組んでおるという御説明ですが、そこでこの税制改革を我々審議するに当りまして、一応来年度の租税収入というを大体睨み合せながらも審議しなければならないと思いますし、大蔵大臣も大体来年度の租税収入というものを考えながら、例えば法人税においても本年度の補正では二億数千万円に過ぎませんが、来年度はこれを三百億くらいに見込まれておるのでありますか。この機会に大体来年度の租税収入というものはどの程度にお見込み……

第12回国会 大蔵委員会 第11号(1951/11/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今実際にはサンフランシスコ会議のあと始末というのですが、あのときなぜ法律を出さなかつたのですか。あのとき十分法律を出す余裕があつたのです。それで政令でいけないというのなら、あのときどうして法律を出さなかつたのですか。大体国会議員が国家公務員になるためには、あれは法律によらざればなれないということになつておるわけです。これはそういうのは別として、あのとき当然、あなたが起案されたというのですから、あのときなぜ国会に出さなかつたのですか。
【次の発言】 全権承認の国会が開かれたでしよう。そのときなぜ出さなかつたか。
【次の発言】 簡単ですがちよつと伺いたいのでありますが、このサンフ……

第12回国会 大蔵委員会 第13号(1951/11/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 その技術援助というのは、それはどういうものを予定されているのですか。
【次の発言】 これはガリオアだけでなくて、イロアはどうなんですか、イロアの金は。
【次の発言】 これまではどうしておつたのですか、現在までは。
【次の発言】 軍払下物資の対価につきましては、今までは対日援助見返資金特別会計へ繰入れることの規定を欠いていたのですね。ですからどういうふうにして処理して……。
【次の発言】 それはどのくらいですか。
【次の発言】 二十五億円。
【次の発言】 そうしますと見返資金特別会計に繰入れることによつて、結局又対日債務というものはそれだけ数字は大きくなるわけですね。

第12回国会 大蔵委員会 第15号(1951/11/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今のお話ですと、法的に通しておかなければならないというのではなくて、そう希望している、それが体裁としてよろしい、非常に念が入つている、こういう形なんですか。法的にこれを通しておかなければこの条約の発効に差支えがある、こういうことなんですか。
【次の発言】 それは只今のお話でわかりました。それは期待されることであつて、若しこれが予算が伴つてどうしても補正予算においてこの予算を組まなければならないという場合に、この法律案を通さなければならないということが出て来るのですが、併し実際に、この予算を組むのは来年度の、二十七年度予算に組む。それで又必要が起れば臨時的に平和回復費等も準備さ……

第12回国会 大蔵委員会 第16号(1951/11/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 昨日官房長官がお見えになりまして、この法律案は條約発効までに成立すればいいという議運での発言があつて、あとでそうじやないと、やはり平和條約と一緒にですね、同時にこれが成立することが望ましいというふうに、かように変つて、この大蔵委員会では最初政府委員の説明では、やはりこれは單なる手続法だから、講和発効までにまあ成立すればいいというようなこともあつたのです。そこで我々としては、我々ゆつくりそう急がないのじやないかというつもりで、一応審議しておつたところが、昨日官房長官が、前に講和発効までに成立すればいいと言つたことは間違いであつた、やはり平和條約と一緒にこれは成立をしなければならな……

第12回国会 大蔵委員会 第17号(1951/11/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議長に一任したらどうですか。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 ちよつと資料を、租税特別措置法ですが、外国人に対する課税、これは例えばアメリカならアメリカと日本との場合で不公平があるのではないか。不公平というのは例えば日本では外国人に課税しないのに向うでは課税するというような問題がいろいろあると思うのです。その調整に行くのじやないのですか、それと関連して、どういう点で不均衡があるかという資料がありましたら御提出願いたいのです。
【次の発言】 ちよつと待つて下さいよ。結末が出ていないから、結末をつけずにやめようというのはおかしい。是非いつかの機会にお願いしたいのです。それ……

第12回国会 大蔵委員会 第20号(1951/11/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これまで、今度のいわゆる臨時的な税制改革について主税局長、泉税制課長、大蔵大臣等に質疑をして参つたのでありますが、最後にこの法案に対して我々まあ態度を決するについて締括り的に一つ御質問申上げたいのでありますが、先ず第一は、若しこの法人税が反対などあつて成立しないような場合、来年度の税収にどの程度影響があるか、この点はこの前ちよつと伺いましたけれども、何億円くらいあるかをちよつと伺つておきたいのです。
【次の発言】 大体わかりました。そうしますと来年ネット増税になるのが約三百億円でございまして、それからいろいろな減価償却、その他それによつて減少する分が百億、差引約二百億ということ……

第12回国会 大蔵委員会 第21号(1951/11/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法人税につきまして、これは臨時特例が本法になる場合は、これを何か改正する御意思はないかどうか。それは例えばこれまでずつと問題になりましたように、超過所得税的な方策をとるような改正をされるかどうか。或いは又小法人と大法人との間に一律にどうもかけるということについて、何かそこに調整を加えるような改正ですね、そういう点について本法になるような場合に考えられるかどうか。
【次の発言】 今度の法人税の改正を考える場合に、どうも今度の……、大臣もよく御存じのように景気は非常に跛行的な景気でありましたり、又所得も従つて法人によつて非常に跛行的に偏在しておるのに、一律に三五%を今度は七%上……

第12回国会 大蔵委員会 第22号(1951/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は本法律案に反対するものであります。  理由の第一点は、この税制改革案は、申すまでもなく二十六年度補正予算の裏付けとなつておるものでありまして、従つて二十六年度補正予算との関連、特に補正予算の歳出との関連においても考えられなければならないと思うのであります。で私たちとしては、補正予算の歳出において賛成しがたい多くの点があるのであります。物価補正をなんらしないで、警察予備隊の支出の増加等新たなる非生産的な支出に税收を使用しておりますし、我々としてこのような支出を削減して給與所得者に対する実質的な減税をもつと図るべきである、そうして又生活物資の騰貴を減税によつてカバーできない人た……

第12回国会 大蔵委員会 第23号(1951/11/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 継続事業の円滑化の問題については、実質的に今どういう効果があるのか、さつき松永さんが質問しましたがよくわからないのですが、例えば三カ年なり四カ年の計画で工事をする場合に、その各年度の予算については一応国会でそれぞれ審議するわけですね、現在でも。ですから別に予算審議の……、予算によつて拘束されるわけはないと思う。ところで実質的に今度それを改正することによつてどういう差が出て来るかという点をもう少し説明して頂けませんか、例でも挙げて……。
【次の発言】 そうしますと、今まではそういうふうに何カ年というふうに一応継続的に計画全体としての承認を得て行くのじやなかつたのですね。

第12回国会 予算委員会 第4号(1951/10/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今説明して頂きました分配国民所得についてですが、二十四年度の国民所得の実績ですが、実績は大体わかつているはずですが、それはどうなつていましようか。二十四年度の国民所得の実績……。
【次の発言】 そうしますと、この数字は二十四年度の実績で、この前の補正したやつですね、補正というのは変ですが、訂正してあるのを書かれているわけですね。
【次の発言】 そうしますと、二十六年度でありますが、この二十六年度の当初予算を編成するときの推計分配国民所得は約三兆八千億というわけですね、一応その三兆八千億は……、二十四年度の実績を元にして改訂した数字は幾らになるわけですか。

第12回国会 予算委員会 第6号(1951/10/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど電力渇水の点について御説明があつたのですが、御説明では大体需用が増大した、渇水、石炭不足、それで御説明の内容は大体まあ不可避的であつたというような要素が大部分のようですが、そこでその原因についてもう少し立入つてお伺いしたいのです。先ず第一に、需用の増大についてですが、これは家庭用電力の需用の増大と産業界の需用の増大、二つに分けて御説明になつて、家庭用電力の需用増加は、昭和二十五年度は昭和二十四年度に比してパーセンテージが低くなつておりますね、それから二十六年度の供給計画では、家庭用電力の供給割合はどういうようになるのですか、二十六年度……。

第12回国会 予算委員会 第8号(1951/11/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 時間も余りございませんので、三つばかりお伺いしたいのですが、只今のいろいろまあ詳しい講和後の一応まあ財政の構想について非常に有益な御意見を伺つておりますが、併しこれはかかつて今後の物価ですね、その物価がどうなるかということにまあ非常に重大な関係があると思うのです。そこで鈴木先生は一応今後の物価についてどの考えるか、その点を一つ。それから第二には財政規模について、政府はこの財政規模が決して大きくないという証拠として、政府が唯一の、只今鈴木先生が言われた過大であるという反駁論拠として、政府は決して過大でない、財政規模というものは国民の経済と共に変化する、而も外国と比べて決して過大で……

第12回国会 予算委員会 第9号(1951/11/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今安本関係の一般公共事業費及び今度補正の場合、今御説明願いました範囲での追加ですが、物件費のほうのほかの分のこれについては何にも考えなかつたのでございますか。安本関係の一般公共事業費関係で物件費があるわけです。これは何%くらいですか、大体お聞きしたいのですが、それについて物件費の補正というものを何ら考えなかつたかどうか、それはみんな補正しないで物価値上り分だけは工事を減らす、こういう建前でやられておるのかどうか、この辺ちよつと伺つて置きたいのです。
【次の発言】 参考のために伺つて置きたいんですが、まあ全体の予算の中では一応物件費としてはつきり出ているのは約二千億と出ている。……

第12回国会 予算委員会 第11号(1951/11/07、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) これより会議を開きます。  本日は警察予備隊、保安庁、国警関係の予算につきまして当局側から説明を聴取し質問することになつております。なお当局側としては警察予備隊本部経理局長の窪谷君、海上保安庁長官柳沢君、海上保安庁経理課長の坂本君、国家地方警察本部総務部長の加藤君が見えております。先ず国家地方警察本部総務部長の加藤君に説明をお願いします。
【次の発言】 質問ございますか。
【次の発言】 三輪説明員から御説明申上げますが、よろしうございますか。
【次の発言】 まだいろいろ御質問ございましようが、一応この国警のほうの御質問はあとにして頂きまして、警察予備隊のほうで見えており……

第12回国会 予算委員会 第14号(1951/11/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど委員長が申されたように、本日は総理も非常に時間がないので、みんなで三十七分しかないのです。従つて総理に御答弁願わなければ、代つて経済閣僚が数字につきましてながなが答弁されたら、答弁を含めて三十七分ですから、内村氏の質問も非常に要約して簡潔にされておるのです。ですからそういうわけで進めて行かないと、我々も今後経済閣僚が代つてながながと答弁されたら総理に対して質問する時間の余裕がなくなるのであります。この点十分お含みになつてお進め願いたい。
【次の発言】 私は先ず四月一日から米の統制撤廃を行うはずであつたのを、これを打切りになつたこのいきさつについて伺いたい。実は本日この問題……

第12回国会 予算委員会 第15号(1951/11/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 議事進行についてちよつとお願いしたいのですが、それは今度の補正予算は大蔵大臣の財政演説にもあります通り、二十七年度の予算と密接な関係がありまして、いわゆる十八カ月予算と言われている。大体二十七年度予算の予算編成方針とか、或いは大体の骨格というものが一応わからなければ、この補正予算だけ審議しても私は無意味だと思うのです。殊に例えばインベントリー・フアイナンス、その他二十七年度予算と非常に密接な関係があるので、二十七年度予算の大体の予算編成方針及びその大綱がわからないと、これだけ切離して、この十八カ月予算の中のこれだけ切離して審議するということは私は無意味だと思う。従つて最初審議に……

第12回国会 予算委員会 第16号(1951/11/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 失業問題が出ましたので、又他の機会に御質問すると時間がまずいですから、丁度いい機会ですから簡單に二点お尋ねしたい。その一つは、これまで政府の失業対策としての大きな構想は、大体貿易などはだんだん輸出産業が盛んになつて、それによつて失業人口を吸収するということ、そればかりではありませんが、大きな狙いだつたと思います。ところが成るほど朝鮮動乱後輸出が殖えました。併しながら雇用指数を見ましても、その伸び方が極めて僅かである。又そのために生産が非常に殖えて能率賃金は著しく下りました。企業は非常に儲かつたのです。併しながらその政府の一番大きい失業対策としての貿易の振興による失業人口の吸収と……

第12回国会 予算委員会 第17号(1951/11/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連して、先ほど小林さんがいわゆる金融統制について、これは銀行法とも関係があるのですが、御質問したときに、大蔵大臣は法律による金融統制、そういうものは成るべく避けたい。自主的なまあ調整を念願したいと、こういうお話ですが、これは大蔵大臣がどうしてそういうお考えに逆転されたかお伺いしたいのですが、それは一時金融統制については自主的にやつて調整できなければ法的な措置も自分は考えなければならんということを言われたことがあるわけです。そこで一応自主的な調整を見ておつたわけですけれども、日本銀行で金利を引上げても、この程度引上げても通貨はどんどん殖えておりますし、それで調整できないの……

第12回国会 予算委員会 第18号(1951/11/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は大蔵大臣がお見えになりませんから大蔵大臣に対する質問は保留いたしまして、安本長官及び通産大臣に質問したいと思います。只今堀木委員から物価対策を中心に相当組織立つた御質問がありました。私もたまたまこの物価問題に関連して、講和後の日本の自立経済の問題について御質問申上げたいと思つておつたわけであります。そこで堀木委員の御質問も相当ありましたから秋はダブらないように御質問申上げたいと思います。堀木委員の御質問に対する答弁のうちから、その結論として非常に重要視されました点に関して御質問いたしたいと思います。結論として物価を余り上げないようにするためには、或いはインフレ対策のためには……

第12回国会 予算委員会 第19号(1951/11/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今佐多君から、所得増加が佐多さんは大部分これは名目的なもの、大蔵大臣は大部分が実質的なものだ……。そういう議論が起ると思いまして、私は非常にラフでありますが、経済安定本部の人にこれは一応試算してもらつたのがあります。これを見ますと、勤労所得は二十五年度に比して一二九%になつておりますが、CPIでこれを割りますと、一〇六・九になるのであります。そうすると勤労所得も多少は殖えております。実質的には六・九%殖えている。併し名目的には二九%殖えております。それから、個人業種所得はこれは名目的に二三・八%殖えております。併しCPIでこれを割りますと、それから又生産のほうを生産財物価指数……

第12回国会 予算委員会 第20号(1951/11/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は補正予算に関して大蔵大臣に初めて質問するわけですが、この講和後の日本の経済が安定して行くかどうか、或いは又これが楽観すべきか悲しむべきかという、そういう問題について一番中心になる問題は国民の生活水準がどうなるか、生活がどうなるかということだ。現在これに対してこれまで予算委員会において各委員から熱心に討議された。ところが政府のこれに対する答弁は全くまちまちであります。吉田総理は国民の生活水準は行過ぎであるから、イギリスに倣つてもつと耐乏生活をせよ、こういうことを言われております。そうかと思うと周東安本長官は徐々に国民生活水準を上げて行くのだ。又池田大蔵大臣は、講和関係費によつ……

第12回国会 予算委員会 第22号(1951/11/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと関連いたしまして……、只今農林大臣は來年度主食の、米の統制撤廃については方針がきまつてないという話ですが、そうですか。
【次の発言】 先ほど大蔵委員会で、大蔵大臣は食管特別会計のインベントリーの問題と関連して、政府は來年度米の統制を撤廃する方針で行く、そういうことになつていると、こういうお話であつたのです。それでもうはつきりときまつているようなんです、先ほどの大蔵大臣の御答弁では……。この点どういうふうに……。
【次の発言】 大蔵大臣如何ですか。
【次の発言】 時期だけの問題ですが、時期ということは明年度に関連あるので、時期と方法がわからないということは明年度もわからな……

第12回国会 予算委員会 第23号(1951/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 第一にお尋ねしたいのは、講和後における日本のいわゆる独立の範囲の問題ですが、これは先ほど佐多委員も御質問申上げたのですが、この講和の批准前におきましては、講和後においては日本は完全に独立するのだ、又講和後においても国民生活はそんなに水準が下らないし、心配する必要はないという非常な楽観論が行われて來たのです。ところが批准が済んでから今度はそれと反対の傾向が現われて來たように看取されるのであります。批准後においてドツジさんが参りました。又ラスク氏が参りました。或いは又バークレー氏が参る。又いずれダレス氏が参るでありましよう。批准後においてアメリカの高官が続々と日本に参るにつれて、何……

第12回国会 予算委員会 第24号(1951/11/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は波多野君の言われることが正しいと思うのです。そこで一番望ましいことは、これによつて財政の組替えをやることが、予算の組替えをやることが一番正しいと思うのです。それは時間的に一体できるかどうかという問題ですね。定員法の改正……、今度は修正になつた、になつた場合に一体どのくらいの時間で組替えというものができるのであるか、それが余り長くなれば原則はいいとしても事実問題として間に合わない。そういう事務的なことになるのですが、その点はどうでしようか。
【次の発言】 この精神を、今全額を変えることが本筋だということが私は本当だと思います。主計局長の言われる通りだと思います。この精神を活か……

第12回国会 予算委員会 第25号(1951/11/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、二十六年度予算補正に関する三案に反対いたすものであります。反対の論拠を三点に要約することができます。  第一に歳出面においてこの二十六年度補正予算案は一体何を補正しようとしているのか、言い換えれば、何を補正し、何を補正していないのかということが、根本の問題であると思うのであります。先ほど各委員からも御指摘がありましたが、実はこの二十六年度予算補正において、一番問題になるべき点は物価補正であります。又物価補正であるべきはずであつた。ところが政府は原則として物価補正は行わないという建前をとつたのであります。そのために物価は大体三割から四割ぐらい当……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 大蔵委員会 第1号(1951/12/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この前この法案は定員法とやはり関係があるというお話だつたのですが、定員法がああいうふうになつたんですが、今度どういう関係になるのですか、その点。
【次の発言】 そういうふうな抽象的なことではなくて、この前一応あの法律通過によつて何名かを整理することが予定されていて、当初案の七万幾らの整理の人員の中に当然織込まれていたと思うのです。それはどのくらい織込まれておつて、そうしてこの法律が通らなかつたのですから、そこで何人くらいが整理されないで残つて、若し今度この法律が通つた場合には、再びこの法律に基いて整理の問題が起るのかどうか、そういう点なんです。

第13回国会 大蔵委員会 第3号(1951/12/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど農林省と建設省のかたに御説明を伺つたのですが、成るほど御説明を伺えば継続費を認めることがいいに違いない。そういうことはわかり切つておるのですが、ただ問題はそれによつてどの程度の効果が挙がるかということがあるのですけれども、これは大きい問題になりますから一応それは別問題にしますが、ここではお伺いしたいのは、それによつて生ずる効果と、最近例えば公共事業費なんか物価補正は継続費としてなかつたのですね。それでこの前予算委員会で伺つた時には、その結果としてどういうことが生ずるかというと、三年でダム建設をやるところが四年かかる。二年が三年かかるということになる。又道路でも一千メートル……

第13回国会 大蔵委員会 第4号(1951/12/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは金森先生にちよつとお伺いしたいのですが、只今一定の条件が備わつた場合、増額修正や何かしてもいいというようなお説ですが、そういう場合には条件というのは一応、例えば財源を明記するとか、そういうようなことの意味ですね。
【次の発言】 非常によくわかりましたが、そこで我々まあ一番問題にしておりますのは、この憲法上から見ますと、予算制度の民主化は、憲法上の意味で考えますと、議会に反映された人民の意思を尊重することであるとすれば、長期予算とか、長期の財政計画は、一時の意思を以て、長期の意思を拘束するものとして、民主化に反するように思われるわけです。ところが行政上の意味の予算から見ます……

第13回国会 大蔵委員会 第6号(1952/01/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは例えば今後の安全保障費なんか、これは予算委員会でも又聞かなければなりませんが、この内容がわからなければその継続費的なものになるのやら、又アメリカが来てからのいろいろな折衝でどうなるかわからないのですが、これはまだ具体的に費目がわからんのですから、そういうようなひつかかりが出て来ないですかね。
【次の発言】 問題は、仮に継続費として承認された後において、毎年度の年次割ですね、年次割について国会が修正したり何かできるかどうかという点ね、この点の御説明がまだ明確でなかつたのですがね、これはどういうふうに理解していいのですか。

第13回国会 大蔵委員会 第7号(1952/01/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今日新聞を見ますと、大橋さんが安全保障費を警察予備隊のほうで使うこともできるのだということを言つておりますが、これはできますか。
【次の発言】 このあれによつてですね。
【次の発言】 考えるとか、考えないとかということじやなく、これによつてはできないのじやないですか。
【次の発言】 それは繰越明許との関連があるのじやないのですか。
【次の発言】 そうすると、何のためにこういう組織を作つてここに区分を明らかにしたか、意味が明らかでないのですが……。
【次の発言】 これはあとで主計局その他から聞かなければなりませんが、安全保障費と、それから警察予備隊の費用との性質の違いがどうも明ら……

第13回国会 大蔵委員会 第9号(1952/01/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 菊川君の質問に関連しておるのですが、菊川君の聞くのは、そういう質問じやないと私は思うのです。継続費自体を菊川君は否定して質問しておるのじやないと思うのです。勿論、継続費は、産業が発達し、経済も発展して、それで長期的な財政投資が必要になつて来るのですから、継続費自体を否定するということは野暮ですし、又近代的な経済を解しないと思うのです。菊川君の質問はそうじやなく、予算として継続費を認めることは憲法違反ではないか。大蔵大臣は債務負担行為を挙げましたが、債務負担行為と継続費とはまるで違いまして、債務負担行為、これは政府の契約であつて歳出の予算と違います。債務負担行為と歳出との違いは、……

第13回国会 大蔵委員会 第10号(1952/02/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 菊川君がこの前質疑をしまして、まだ続いて系統的に質疑されるようでありますが、その前に、これまで一応大蔵大臣に質疑した点でまだどうしても納得できない点がありますので、くどいようでありますが、重ねて大蔵大臣の意見を聞いておきたいのであります。それは結局、問題は憲法八十六條の問題なんでありますが、いろいろ私その後検討してみたのでありますが、八十六條は、大蔵大臣が解釈しているように、「内閣は、毎会計年度の予算を作成し、」云々という場合の予算は、どうしても歳出入予算と解さなければ辻棲が合わないと思うのです。それで、予算総則、歳出入予算、国庫債務負担行為、こういうもの、更に又継続費までも一……

第13回国会 大蔵委員会 第11号(1952/02/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それは御報告されるかたがあつたら報告して頂いて、別に御報告されるかたがなければないで、前に油井さんが発言されたような形で結構じやないですか。報告されるかたがあれば、我々は喜んでこれを拝聴いたしますが。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 ちよつと菊川さんに伺いたいのですが、菊川さんの今までの御説明では、この継続費の問題で一番重要な問題は、年割額について国会が修正権があるかないかという件ですね、これは一番重要な点だと私は思うのですが、政府のほうは説明のほうで、国会は何でもこれは修正できるんだからそういうことは可能なんだという通り一遍な御説明なんです。ところが菊川さんの御意見……

第13回国会 大蔵委員会 第12号(1952/02/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それと共に……どうも委員長の報告は正確でないのですね。その理事会のときに予算委員長の和田氏が見えられてこういう申入れがあつたので、そうしてそれを我々理事会として聞いた。よつてこれを本日報告されるということにしないと正確でないと思うのですね。あのとき理事会に来られて申入れされたのです。どうでもいいようですけれども、正確にしておいて……。(「あれは委員長に対して話したのだから」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 大したことじやないですけれどもね。

第13回国会 大蔵委員会 第13号(1952/02/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ず大矢委員から提出されました修正案に対しては技術的な問題でありますので賛成であります。  次に波多野委員から出されました修正案につきましても賛成でありますが、併し私のほうの党として賛成する立場をここで明らかにしておきたいと思うのであります。  私はこの財政法、会計法等の法律案の改正案が出て参りましたときに、特に継続費制度につきましては、現在の憲法ではこれを否定しておると私は考えておるものであります。勿論継続費自体を否定しておるのではありませんが、予算として継続費を設けることについては、これを否定しておると考えておるものであります。政府が憲法八十五条に基いて継続費というものがで……

第13回国会 大蔵委員会 第16号(1952/02/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 主税局長にちよつとお伺いしたいのですが、先ほど程度の問題ということでありましたが、十八億九千万円の減収が見込まれる、こういうお話でしたが、その税については、まあ全体の税収入、そういうものとの関連において考えなければならないので、合理化して頂いても、それによつて全体の税収に著るしい影響があつては無論ならないわけでして、主税局の立場としてはこういう立法の仕方はどういう考えですか、僕たちはやはりさつき小林氏が言われたような形で出されるのが本当であつて、税収全体とも睨み合せて我々考える必要があるので、勿論これは不必要というわけじやないのです。出し方についてはやはり如何に産業合理化が必要……

第13回国会 大蔵委員会 第17号(1952/02/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと国民金融公庫、これはもう採決終りましたけれども、この際ちよつと伺つておきたいのですけれども、旧軍人遺家族に対する交付公債が八百八十億、で、あの担保力はどういうふうにお考えか、その点衆議院で問題になつていたのですが、この国民金融公庫出資金三十億に資金運用部借入金が二十億、回収金を入れて百十六億の支出金、それでこの計画をお立てになつたときには、この旧軍人遺家族に対する貸付という問題は起つてなかつたと思うのです。そこで旧軍人遺家族のほうにどのくらい割当てる予定か、そうしますと当初の計画がすつかり入つて来るわけですね、それは又何か別途補う方法を考えているかどうか。これらの点につ……

第13回国会 大蔵委員会 第21号(1952/03/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 いろいろ非常に参考になる公述を頂きまして感謝いたしますが、ただ一つお伺いいたしたいのは今度の税制改革によつて所得税ですね、それが実質的にも二十五年度に比べますと軽減になつておるという御説明の中で、基礎控除を例にとられまして、二十五年二万五千円の基礎控除が五万円になつておる、即ち倍になつておるが、物価騰貴率は倍になつていない、それを一つの例証にされましたが、基礎控除が最低生活を保障するに足るほどの基礎控除であれは確かにその通りだと思うのです。併し、基礎控除が殆んど生活のほんの一部だけしか控際しない場合です、仮に基礎控際が倍になつて、物価の騰貴率が五〇%くらいになつても、それによる……

第13回国会 大蔵委員会 第23号(1952/03/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 国民貯蓄組合法の一部を改正する法律案の提案理由を見ますと、要するに国民貯蓄組合の斡旋する貯蓄の利子等に対して所得税を非課税とする金額の限度を引上げるということが第一の目的になつているようでありますが、この点について伺いたいんですが、無記名定期との関係ですね、二月十一日から又無記名定期を許すことになつたようですが、あれは定期預金ですから貯蓄性の性格を持つていると思うのです。あれは限度がないと思うのです、無記名定期のほうには。この国民貯蓄組合の斡旋する貯蓄、これも貯蓄でありますから相当長期の性格を持つと思うのです。資本蓄積の上から言えば、こういう長期性の預金が多くなるということは大……

第13回国会 大蔵委員会 第25号(1952/03/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとさつきの銀行員の給与の問題ですね、これについては余り行き過ぎた干渉はしていない、こういうお話ですが、これは河野さんも御存じのように、一時銀行が非常に儲かつて、銀行局の給与が一般の民間給与より非常に高かつたというような時代があつた。あれはたしか愛知君が銀行局長をやつている頃だつたと思うのですが、あれは通牒みたいなものを銀行に出して、それが始まりだと思うのですが、その後ずつと見ておりますと、銀行員の給与は必ずしも最近ではそう一般よりも著しく高いというように思われない。具体的に我々資料も見ました。ところが聞きますと、やはり依然として大蔵省は経理の監督という名によつて相当干渉し……

第13回国会 大蔵委員会 第26号(1952/03/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ただ一つですね、これはどなたか御質問したか知れませんが、最後の預金のところ、特に今度ああいうふうに大蔵大臣が指定する金融機関ということに直しましたが、あれはどういう意味ですか。

第13回国会 大蔵委員会 第27号(1952/03/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今給與控除に対して、これは前から問題で、小林君は非常に穏健で、五万円程度に控除を上げる、将来考えるというときにはそれを先に大蔵大臣が考えるというので満足されたようですが、その前に大蔵大臣にお伺いいたしたいのは、今の勤労者の税金がほかと比較して不均衡になつている事実は大蔵大臣もお認めになるだろうと思うのです。私は非常に不均衡になつていると思うのですが、この点はどういうふうにお考えになりますか。
【次の発言】 これは前から我々真剣にやはりこの問題を考えて、大蔵当局もやはり不均衡の事実を認められて努力されたようです、一応。それで社会保險料の控除ということも考えられたようですが、それ……

第13回国会 大蔵委員会 第28号(1952/03/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 歳出のほうの問題は予算委員会でやりましたので、歳入面の質問をまだやつておりませんのでお伺いいたします。第一は源泉所得税のほうなんですが、この間もちよつと質問をいたしましたが、例の勤労控除の問題ですが、あれは財源さえあれば考慮してもいい、財源に因るからやらない。例えばその勤労控除の率を上げる、或いは金額を上げる、そういうことは主として財源の関係からおやりにならなかつたのかどうか、その点お伺いしたい。
【次の発言】 最も主たる理由は財源ですか。
【次の発言】 そうです。
【次の発言】 これはしばしば、殆んど論じ盡されたのですが、この勤労者、給与者に対する税金が他の税金と比べて著しく……

第13回国会 大蔵委員会 第29号(1952/03/25、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、只今付議されております所得税法、それから法人税法及び相続税法の一部を改正する法律案に反対するものであります。今回のこの三税法改正案の提案の目的は、第一に先の臨時国会を通過いたしました所得税法の臨時特例に関する法律を平年度化するということ、第二には更に進んで所得税法及び相続税法について一層負担の軽減を図ること、第三に課税の簡素化と資本の蓄積等に資することとなつております。併しながらこの三つの税法改正案全体を通じて、一貫して流れている租税政策の方向は、資本蓄積というところに非常に重点が置かれていると思うのであります。この結果といたしまして、高額所……

第13回国会 大蔵委員会 第31号(1952/03/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今度の改正案の趣旨は提案理由を見ますと、固定資産の評価替え、それが一つと、今、森さんが言われた作業資産についての出納の経理上必要がある際その価額を改訂することができるということと、それから第三は前渡金の問題、それで前渡金の問題は別として、今前者二つについてはこれは現在必要が起つたのではなくて前からこういう必要があつたと思うのですが、今国会にこれを特に提案されるに至つた、何か具体的な必要が起つてこういうことになつているのですか。
【次の発言】 その見返資金からグラントという今お話がございましたが、その関係をもう少し御説明願えませんでしようか、それによつて経営権に暗影を投ずる虞れが……

第13回国会 大蔵委員会 第32号(1952/03/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと野溝さん、それに関連して簡單に……只今の問題について質問したいのですが、時間がありませんから、この問題についてもう一度質疑できる機会を與えて頂きたい。それだけです。(「異議なし」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 只今経過について、我々よく知りませんでしたが、経過はよくわかつたのですが、そこでお伺いいたしたいんですが、先ほどのお話ですと、北條さんの言われる、案を仮に採用するといたしましても、財政的には大して変らないと、こういうお話でしたが、この衆議院から送つて来た修正案を見ますと、五万円を超えるときは五万円にしてあと切つてしまう。ところが全額払いとなると五万円以上があるわけで……

第13回国会 大蔵委員会 第33号(1952/03/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとこの法律案の質疑に入る前に今朝の新聞に非常に重要な、いわゆる経済振興に関する大蔵大臣の構想というのが出ておりますが、これについて簡單にちよつと質問したいのですがよろしうございますか……。  今朝大蔵大臣御承知のように経済振興の構想として手持外貨の積極的活用を中心とする構想を協議されたということが発表されておりますが、これは大体新聞に出ておるような構想に間違いないですか。
【次の発言】 今委員長にそういう意味で御承認を得たわけですが……。
【次の発言】 それでもよろしうございますが、先ほど委員長は大蔵大臣は午後残れないというお話だから非常に簡單に質問したいということで御了……

第13回国会 大蔵委員会 第34号(1952/03/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今ポツダム宣言の受諾に伴い発する命令に関する件に基く大蔵省関係諸命令に関する法律案は可決されましたが、それで異議ございませんが、実は質疑したい点がありますので何かの機会に、これは余りほかの法案の審議に支障を来たさない範囲において質問しますから、質疑を許して頂きたいと思います。この中でまだ質疑するものがありますから……。
【次の発言】 改正の第二点ですね、これは計数について御説明願いたいのですが、残余財産のうち、どのくらいで、それから政府から交付金の財源として一般会計から繰入れた資金、これの計数について、それともう一つ食管特別会計の収支計算ですれ、これがわかりましたら今すぐでな……

第13回国会 大蔵委員会 第35号(1952/04/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料を早く出してもらいたいのですが、特に今御説明になつた国有財産の無償使用ですね。対象となるものはどのくらいになりますか。大体二条関係ですね。どの程度のものになるか。その対象ですね、機械とか、それから不動産、土地とか、それから特別会計のほうも今お話がありましたが、そういうものについて対象となるものを成るべく詳細に資料として出して頂きたい。
【次の発言】 できましたら地金についてのマーケット・プライスですね、市場価格というものはどのくらいのものかということを……。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 ええ。
【次の発言】 この共済組合の赤字が相当多いようなんですが、どのくらいにな……

第13回国会 大蔵委員会 第38号(1952/04/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとその前に資料の要求ですが、この三案、安全保障條約に基くこの法律案を見れば見るほど重要でありますのでこの審議を十分にするために資料を実は要求したいのですが、その第一は英米の行政協定があるわけです。英米行政協定におけるこれと同様な規定がありましたら、北大西洋條約における規定はここに参考資料として出ておりますが、英米協定と、それから米比協定、米比協定の中にこれと同様な規定があつたらそれを参考資料としてお願いしたいのです。それから第二の資料はこの安全保障條約、行政協定ですか、十二條に関連する問題ですが、アメリカの軍需調達規則、こういうものがわかりましたら……。この公契約法による……

第13回国会 大蔵委員会 第40号(1952/04/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今主税局長から濫用されないようにいろいろ規定をしてある。そうしてその英米協定や米比協定よりも厳格に規定してあるというお話ですが、併し大事なことが一つ抜けておると思うのです、非常に大事なことが……。それはですね、第六條のこの免税規定において意見が違つたとき、両方でこの品物については日本国官憲は第六條に該当しないと認めたときですね、それからアメリカのほうはこれに該当すると認めた、意見が違つたときにはどうするか、今平田さんのお話ではあちらさんに強硬に申入れて適当に処置すると言いますけれども、適当な処置とは何であるか、そういうものがはつきりこれに出ていないのです。意見が違つたときはど……

第13回国会 大蔵委員会 第41号(1952/04/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 その前にちよつとあとでよろしいのですが諮つて頂きたいことがあるのです。それは合同審査の問題ですが、電源開発促進法案ですが、あの電源開発に関する法律案は恐らく安定委員会にかかつておるのじやないかと思うのですが、あれはまあ外資導入の問題もありますし、それから国内の資金も相当動員するわけでありますが、それと関係がありますのでできましたら合同審査を申入れて頂きたいのですが、これをお諮り願いたいと思いますが。
【次の発言】 この国有の財産の管理に関する法律案について質問したいのですが、この法律案の目的は、行政協定第三條に基いて国有の財産を管理、処分するというのですが、第二條において「国は……

第13回国会 大蔵委員会 第42号(1952/04/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 特別調達庁のかたに御質問いたしたいのですが、今日は主として行政協定十二條に基くこの法律案について質問いたしたいのですが、特にその中で調達方式ですか、その問題について伺いたいのですが、この前特調のかたに要求しておいたのですが、アメリカの調達規則によつていろいろ発注されるために、日本の商習慣を無視していろいろ発注されるために、日本の業者がいろいろ迷惑をこうむつておるやに聞いております。そういう例がいろいろあるやに聞いておりますので、例えば東亜紡織、東京螺子、それからレイモンド会社の例があるというように聞いておるのですが、レイモンドというのは土建会社ですか、これについても特調はよく御……

第13回国会 大蔵委員会 第43号(1952/04/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法案の趣旨は、成るべくこういう宝くじみたいなものはやめよう、そのほうに一歩近ずこうという法律案であるということはわかつたのでありますが、その範囲を社会福祉の増進かために要する費用に限定して行こう、こういうふうにされたのですが、その趣旨はまあわかるのですが、私たちは逆に反対なんですよ。こういう宝くじ的なものと社会福祉的なものとを結付けること自体に非常に不賛成なんでありまして、むしろ先ほどお話があつたように鉛筆とか机とかそういうものに使うのであるならばいいのですが、社会福祉というものとこの当然ばくち的なものを結付けるということが、政府のほうの社会福祉或いは社会保障というものに関……

第13回国会 大蔵委員会 第44号(1952/04/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 国有財産の使用の問題ですが、あれは将来あの中で有料で賃貸使用になる部分が出て来るわけじやないですか。この法律案の規定では、安保條約の一條に基いて、そうしてまあ国有財産を無償で使用を許すというのですけれども、範囲が非常に広いように私は受け取れるのですが、それは一応そうして置いて、それで例えば今賠償指定になつている設備や何かあると思うのですが、そういうものは将来どうなんですか、一応無料で使用を許して置いて……。  それからもう一つ、民間の私有財産を接収する場合、駐留軍に貸す場合には、一応政府がこれを賃貸して貸すことになる、その負担は日本国政府になるわけですが、そういうものはどうなる……

第13回国会 大蔵委員会 第47号(1952/05/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと今のに関連して……。先ほど最近予算で見積つたよりは塩の価格が安く入りそうだということですけれども、それは運賃が安くなつて来たのですか、それとも工業塩の原価そのものが安くなつて来たのですか。
【次の発言】 それから中国から買う場合に、十二ドル辺といいますと、長廬塩あたりを買つたらもつと安いのではないですか。青島あたりから来たところの……。もつと九ドルか、勿論十ドル以下じやないですか。
【次の発言】 台湾じやなく、中共側を聞いているのです。
【次の発言】 これははつきりした数字はないのですけれども、すでに安本あたりでやつているのですからどのくらいかわかつているでしよう。勿論……

第13回国会 大蔵委員会 第48号(1952/05/08、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この際開発銀行法を審議するときに必要な資料を要求しておきたいのです。又あとになつて遅れると困りますので、それは、復金の償却の問題、専門委員に要求してもらいたいのですが、第一次償却乏第二次償却、その内容ですね。それから回収の期限の延長です。それがどの程度あつたか。この三つを至急出すように要求しておいてくれませんか。

第13回国会 大蔵委員会 第50号(1952/05/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡単にちよつとお尋ねします。これと財政法との関係ですね、どういうことになりますか。第一は、財政法十四條の歳入歳出はすべて予算に計上しなければならん、その予算の問題ですね。それからもう一つは、これはまあさつきのお話の公債といいますかこれは今度剰余金の半分を償還することになるわけですけれども、そういう場合の公債の対象になるのか、公債償還ですか……。
【次の発言】 それはまあわかりましたが、違つた取扱をするということはわかつたのですが、この国債の資金の使い方が成るほど御説明の通り違います。併し債券の性格そのものはやはり国債でこれは日本銀行のやはり担保になるわけですね。そういう普通の国……

第13回国会 大蔵委員会 第51号(1952/05/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この公共福祉用財産というのは、一体どういうものなんですか。
【次の発言】 そうすると公共福祉用財産というのは、全体としてそういうことになつているのですね、皇居前広場は。
【次の発言】 いや今お話しているのは、皇居前広場というのは、あれはその公共福祉用財産になつているわけですね、全体として。
【次の発言】 あそこは予備隊とか警察官の訓練場ではないわけですね、それでああいうことは公共福祉に関連するのですか。
【次の発言】 それはそうですね。メーデーのとき、あの使用について厚生省は禁止したのですが、総評からこれを提訴して、東京地方裁判所でこの使用を禁止することは不当であるという判決が……

第13回国会 大蔵委員会 第55号(1952/05/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この貯蓄債券の発行の主体ですが、これは資金運用部特別会計で発行するのか、一般会計分として発行するのですか。
【次の発言】 そうしますと資金運用部特別会計としては、こういう債券は発行できないのですね。それで一応一般会計分として発行して、そうして資金運用部特別会計のほうへこれを廻す、こういうことですか。
【次の発言】 関係ないようにしたのであつて、それじやどういう根拠に基いて、財政法の何條に基いてこの債券を発行するのですか、こういうことは財政法によつてできるのですか。
【次の発言】 それはわかるのですが、併し普通の預金と違うのでしよう。一種の公債を発行するわけでしよう。それで歳入歳……

第13回国会 大蔵委員会 第56号(1952/05/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この為替損失補償について、貿易の相手方のほうの為替の変動ですね、向うの損失ばかりでなく、今度日本側の為替変更による損失も含まれているのですか。例えばね、こつちの三百六十円レートを変更するという場合、為替変動による損失額というものも含まれるわけですか。
【次の発言】 何か将来にそういうような為替の変更を一応予想しているのですか。そういうようなことがあり得ることを予想しているわけですか。
【次の発言】 それと、今このポンド地域に対する輸出、或いは輸入について為替レートが、特にポンドの闇相場ですか、そういうようなものが支障になつておるので、このまま調整する方法としていろいろ考えられて……

第13回国会 大蔵委員会 第58号(1952/05/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は、先に設備輸出の為替損失補償に関する法案に関連して、通産省その他の意見を聞くはずであつたのでありますが、時間の関係上それができなかつたので、この際質疑をいたしたいと思うのです。設備輸出の為替損失補償の法案は、あれは日本からの重要物資の輸入を確保するということが建前である。で、あれはやはり一つの重要な貿易政策の一つとして輸入重点、ここに問題があるのです。併しそれは又あとで何することとして、最近日本の貿易上に重大な変化が現われて来ているわけでありまして例えば対米貿易或いは対ポンド貿易、或いはオープン・アカウント地域に対する貿易、更に貿易ばかりでなく、国際收支の上から非常に重要な……

第13回国会 大蔵委員会 第59号(1952/05/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと質問したいのですが、開発銀行の業務ですね。開発銀行の業務は今どういうような業務が行われておりますか。
【次の発言】 開発銀行法を見ますと、そういう経済再建とか産業の開発に寄与する設備の取得、改良又は補修に必要な資金で、銀行その他の金融機関から供給を受けることが困難なものを貸付けるわけですね。それから今総裁が言われたような開発資金の調達のために発行される社債で、証券業者等が応募文は引受けることが困難なものに応募する。そうしますと開発銀行は一応それによつてまあそういう貸付又は応募の場合ですね。まあ多少の利益は見込んで、一応まあ独立採算の建前で運営されて行くことになつておる。……

第13回国会 大蔵委員会 第61号(1952/06/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今度この改正案によつてですね、政府からの何ですが、これが見返資金からの借入が規定してあるのですが、これはそのほかにはどういうところから……資金運用部なんか将来借入れ得る予定になつているんですか。この借入の問題について少し詳しく説明してもらいたいと思うのです。
【次の発言】 それから、この開発銀行の二十七年度の資金運用計画の中で肩替り分はどのくらいあるか、新規貸付分はどのくらいという資料はございませんか。
【次の発言】 そうすると二百五十億になるでしよう、二百億と言われましたが、百億を引きますと……。
【次の発言】 そこに私、その開発銀行の運営方針として新規貸付よりもむしろ肩替り……

第13回国会 大蔵委員会 第62号(1952/06/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私はこの際やはり長期金融について関連がありますので、長期信用銀行について昨日これが我々留守に通つてしまいましたので、これが関連して質しておきたいことがありますので、委員長に発言を許して頂きます。  長期信用銀行法の第六條ですね、六條の第二号について見解をはつきりさせておいて頂きたいのです。それは「国債、地方債、社債その他の債券、株式又は出資証券の応募その他の方法による取得。」この内容です。これは買入というものは入るのですか、或いは又引受というようなものが入るのか、この取得の意味です、これについて。
【次の発言】 証券取引法の第六十五條、これは今でも生きているわけですか。

第13回国会 大蔵委員会 第63号(1952/06/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今ながながと御説明されましたが、そういうことはわかつているんです。今更言わなくても当然のことであつて、今言われたことは当然過ぎるほど当然です。我々も知つているわけです。ですから我々としては、具体的に大蔵大臣が差支えないことについては相談して発表する。こういうお話です。それを発表して頂ければいいんです。いろんなイントロダクシヨンは我々よく知つているわけなんです。今は又そうしなければならないわけです。ですから差支えないものについてということになつているんであつて、而も今ちよつと伺いますが、七千何百万と言われましたが、この表では三千四百六十九万なんです、頂いた表では、二十二年のやつ……

第13回国会 大蔵委員会 第64号(1952/06/10、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとお聞きしますが、この通貨基金に加入に当つて一体大蔵省はどういう程度のことを考えておるのですか、加入するおつもりなんですか、どの程度のことが、具体的に例えばプラス面はどういう面がプラスになるか、それからマイナス面についてはどういう面がマイナスになるか、その点具体的に一般には何か通貨基金に入ることによつて、何らか一応国際的に日本の信用というものがそれで確保されるという点は認められると思うのですけれども、何らか非常に何かいいことがあるのか、漠然として考えられておるのですが、具体的に大蔵省としてはどういうことを考えておるか、こういうようなものに加入をして……。その点を先ず伺いた……

第13回国会 大蔵委員会 第65号(1952/06/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 そうしますと、復金及び日本開発銀行で只今消却をしているのでありますが、大体合計九億一千六百万円ですね。こういう消却を行なつたとき、これは一応損金として落すという建前であるわけですから、勿論これが全部損になるというわけではない。今後回収できる分は今後又回收して行くと思うのです。一応損金としてこういうふうに処理されている。消却になつた、これが果して適当であるかということをこれは検査する場合、これは例えば復金なり開発銀行に依頼したのではこれは適正であるかどうかわからないと思う。やはり会計検査院にそういう権限があるということが今判明したわけですから、こういうものについては適否を検査され……

第13回国会 大蔵委員会 第69号(1952/06/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法案はいつ予備審査になつたのですか。
【次の発言】 実はこの法案は只今配付されたのです。それで油井委員は、従来から懸案であつたのだからいいというお話ですが、併しそう簡単に扱うべきものじやないと思います。それは油井さんは御質問が終つたからいいと思いますが、私は伺いたい点がある。他の耕作物についてその品質を向上し、或いは量目を確保する、収穫量目を確保する、そういう場合にこういうこ上が行われるのか、特にたばこについてなぜそういうことが必要なのか、これは私は別に反対とか何とかいうよりも、特にたばこについて、なぜそういうことが必要なのか、他の米なり麦なりその他の作物についても、品質の……

第13回国会 大蔵委員会 第71号(1952/06/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡單にお伺いしたいのでありますが、今まで国家の補助になつておるのが、それが今度公社のほうですね。公社のほうの補助に変えるというと、それから補助の範囲が今までの国家補助の場合よりは少し広がるようなんですね。それで国家補助の場合を公社補助にした場合どういう利益があるのか、それから金額としては補助額というものはどのくらい多くなる予定なのか、その点ちよつと伺つておきたいのです。
【次の発言】 私質問いたしましたのは、公社に実際には出さして行くのですね。今度はこの法案によりますと、今まで国家予算に計上して補助を出すということになつているのが、今度は国家予算に計上しなくても、これによると、……

第13回国会 大蔵委員会 第74号(1952/07/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体その補償が予想される額ですね。どのくらい見込んでおるわけですか。
【次の発言】 それを賄なう予算ですね。予算措置はどういうふうになるんですか。
【次の発言】 そうしますと、まあ我々の立場として非常に問題が出て来るわけです。と言いますのは、今度の日本国とインドとの平和条約について衆議院では私のほうの黒田さんが岡崎さんに質問したのですが、これはサンフランシスコ条約と違う。あの一環ではない。それであの二十六条によつてよその国と条約を結ぶ場合、サンフランシスコ条約を締結した国よりは有利な条件で締結した場合にはサンフランシスコ条約加盟調印国に均霑させなければならないけれども、それより……

第13回国会 大蔵委員会 第77号(1952/07/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 第一に伺いたいのは、占領軍に接収されていたものを解除になつて返す。どういうわけで返すんですか。占領軍に接収されていたものであつたが故に返すのか、解除されたから返すというのはこの貴金属に限つてどういうわけで返すのか、その根拠を伺いたいと思います。
【次の発言】 それはそれでわかりましたが、政府、日本銀行、旧軍需会社等が保有していたもの、それから占領軍に属する権限ある軍人又は軍属が貴金属を占有しておる個人から接収したものもあるわけですね。それで国が持つていたものが接収されて国に返つて来るのは国に返つて来るわけですね。それから又個人から接収したものは個人に返す、こういう建前のようです……

第13回国会 大蔵委員会 第78号(1952/07/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今千九百八十一号の果汁に関する請願は、今小委員長の御報告では採択するように御報告があつたのですけれども、そうじやないのですか、果汁……果汁は保留になつておるのですがね。
【次の発言】 これは継続するかしないかの問題の前に、ちよつと経過を御説明申上げませんとわからないと思うのですが、実は昨日大体まあ済むつもりで最後に私質問いたしたわけですが、それについては結局厚生大臣との質疑応答の結果、一番重大なる点は、この国立病院地方移譲が、社会保障を逆転せしめるか或いは推進せしめるかの議論に分れておるのです。それで厚生省のほうは、むしろそれに役立つ、推進せしめる、私のほうはむしろ逆だ、逆転……

第13回国会 大蔵委員会 第79号(1952/07/30、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 厚生委員会と大蔵委員との連合委員会におきまして、国立病院の地方移譲に関する法律案について検討した結果、只今委員長のお話ございましたように、質疑をやつて行きましたが、政府の資料も不足でありますし、それから答弁もはつきりいたしません。そこでなかなか質疑が終らないわけでした。厚生委員会のほうとしても、この問題を今会期中に処理するために、この議事を円滑に進める上から、大蔵委員のほうで何かこういう点が修正して欲しいとか、こういう点を訂正すべきであるとか、そういう意味があつたら一応まとめて出してもらいたい、そういうことになれば質疑の焦点がはつきりして来るので運営上都合がよろしいので、社会党……

第13回国会 予算委員会 第1号(1952/02/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料ですが、今度の予算の説明書の中には、国庫対民間収支の見込の表がないのですね。この前のはありましたが……それはお出し願えますか。
【次の発言】 ええ、そうです。

第13回国会 予算委員会 第3号(1952/02/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この財政法及び会計法の法案は大蔵委員会にかかつているわけで、われわれは大蔵委員として一応その質疑はしているわけです。併し予算委員会としてはこの財政法及び会計法と、この予算との関係について政府がここで説明すべきだと思うのです。それはあの法案が通つていれば問題はないのでありますけれどもまだ審議中なのでありますから、通らない法案をもとにして政府がこの予算書を作つておるのですから、従つて政府はどうして、まだあの法案は通らないけれども通らない法案に基いてあれが通つたものだとしてこの予算書を組んだかということが一つと、それからその根本に亘つてそれが憲法違反でないのだ、それだからああいう法案……

第13回国会 予算委員会 第5号(1952/02/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと河野さんにお伺いいたします交付公債のことですが、そのことをちよつと説明して下さいませんか。それは全然触れられなかつたのですが、八百二十九億、例の旧軍人遺家族の交付公債ですね。まあその金額が伝えられるところでは八百二十九億ですか、あれがどういうものか、予算との関連についてちよつと説明して下さい。
【次の発言】 この処分関係はどうなんですか。これは処分がすぐできるかどうかということと、それからこれを担保にしてどこかで金を借りられるかどうか。
【次の発言】 それから平田さんにちよつとお聞きしたいのですが……。
【次の発言】 それでは石田局長にお伺いいたします。最近の外貨ポジシ……

第13回国会 予算委員会 第6号(1952/02/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体御説明は伺いましたが、前提條件として一つ伺いたいのがあるのですが、それは国際経済の影響をどういうふうに考えたかということが一つ。それからもう一つはこの二十七年度予算を実施した結果どういう影響が現れるか。特に物価なんかについてこの点第二。第三は先ほどお話がありましたが、いわゆる日米経済協力これはどういう形をとつて来るかわかりませんが、最近新聞を見ますと兵器増産が中心になつて来ますね。アメリカの国防生産の一環に日本が組み入れられてそういうものが中心になつて来る、この三つです。この三つをどういうふうにお考えになつてそうして今御説明になつたようなこういう見通しになつているか伺いたい……

第13回国会 予算委員会 第7号(1952/02/20、2期、労働者農民党)【議会役職】

○理事(木村禧八郎君) それではこれこれより会議を開きます。  本日は日程表に従いまして、貿易、外為特別会計、運輸につきまして、関係当局の説明を聞くことになつております。なおその前に片柳眞吉委員より、食糧管理特別会計の当面の運用状況につきまして質問せられる予定になつておりますので、その質疑から始めて頂くことにいたします。片柳眞吉委員。
【次の発言】 片柳君よろしうございますか。
【次の発言】 それに関連しまして、今大久保委員のお話ですと、外為に関係ないと言いますと、委員長の木内さんはそういうことを主張しておりますが、そういうことはいいのですか、関係なくて。

第13回国会 予算委員会 第11号(1952/02/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと伺いますが、品目別、仕向地別、輸出契約の御説明を承りましたが、沖縄に対する電気機械の輸出、それからその他というところに沖繩向が相当あるようですが、この沖繩向というのはどういうものですか。どういう性質のものか伺いたいのと、もう一つは東南アジアのほうですね、ゴア一件あるのですが、これはどういう種類のものですか、伺いたいのですが。
【次の発言】 東南アジアの開発についてはまあしばしば新聞などにも随分出ておりまして、又非常な今後の講和後の日本経済自立の重要なまあ一つの前提條件になつているように聞いておりますが、これは二月九日の毎日新聞なんですが、日米経済協力に関する最高会議とい……

第13回国会 予算委員会 第12号(1952/02/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の資料に関連してちよつと資料を要求したいのですが、それは、これは重複するかも知れませんが、検挙の件数を種類別に分類した表ですね、それから犯罪の種類別統計、それから自殺着の原因別、自殺した人の原因別調べ、何のために自殺したのか、その原因と件数、この三つを同時に資料として頂きたいのです。
【次の発言】 犯罪でもいいのですよ。犯罪件数です、犯罪の分類ですね。
【次の発言】 只今平林さんから内村君の発言は何か議員に対して今後予算委員会で非常に発言を拘束するような窮屈になるようなことを言われたんですが、併し内村君の言われたのは、やはり非常に重要な問題を持つておりまして、憲法第九十九條……

第13回国会 予算委員会 第13号(1952/03/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今のポンド過剩対策の一つとして、今の公定レートを実勢レートに切換えれば、それは一つの対策になるというお話ですが、その前に少し伺つて置きたいことは、このいわゆるポンド過剩対策を考える場合に、このポンド過剩がどういう原因で起つて来ておるのか、その根本の原因については、木内さんなり、或いは政府なりがとういうふうに考えておられるか、この根本の原因が正確につかめなければ、ポンド地域への輸出を制限しても、為替相場をいじくつて見ても問題は解決しないと思う。私はその由つて来たるところは相当深いと思うのですが、一体どういうところにこの根本の原因を考えておられるか、これは通産大臣なり、外為委員長……

第13回国会 予算委員会 第14号(1952/03/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私もそれに関連しまして質問というよりやはり御注意を申上げておきたいと思います。  愛知君は今各国の国民所得とそれからそういういわゆる防衛費と軍事費を比べる場合に、やはりこの国民所得というものをお調べになつて欲しいと思うのであります。アメリカと日本の国民所得がどれだけ違うか、それから又生活水準というものがありますから、生活水準がどれだけ違うかですね、殆んど貧乏線にある生活水準で、アメリカと同じ比率に、仮に同じ比率であつても、又アメリカより低くても如何にその負担が重いかという点もありますから、愛知さんの先ほどの御注意と併せて私もそれを考える場合に、この二つの点を参考にして頂きたいと……

第13回国会 予算委員会 第15号(1952/03/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 非常に御尤もな御意見ですが、特にまあ彈力性を欠いておるという点は我々としても今後もつと突込んで研究してみたいと思いますが、ただ一つ若しかお調べになつたことがあつたらばお伺いしたいのですが、防衛費千八百二十億といわれておりますが、それは直接一般会計予算のほうに出ておるのですけれども、このほかに例えばやはり一般会計の中で公共事業費の道路とか港湾、或いは特別会計でも国鉄とか、電通あたり間接的に進駐軍駐留に俘つて一般会計予算の防衛費として出ておる以外にやはり実質的に防衛費的なものが相当あると思うのですね。こういうものを何かお調べになつたことがありましようか。或いは今お手許に資料がなけれ……

第13回国会 予算委員会 第16号(1952/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 審議に入る前に議事進行について発言をしたいと思いますが、よろしうございますか。
【次の発言】 私は今日から予算本審査に入るのでありますが、こういう形ですぐに予算審議に入つてよろしいかどうかについて重大なる疑義を持つているのであります。参議院予算委員会としては、今日からいよいよ独立第一年目と言われる昭和二十七年度予算の本審査に入る段取りとなつておりますが、審議に先立つて参議院予算委員会としてこの予算をどう取扱う、如何に取扱つて審議するかということを明確にして置く必要があると思うのであります。即ち独立第一歩の二十七年度予算が憲法に違反しているのであります。行政協定を国会の審議を求め……

第13回国会 予算委員会 第17号(1952/03/10、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 六日の予算委員会における総理の失言に対して、総理は今日取消されたわけでありますが、私はこの予算審議に入る前に、この予算は憲法違反の予算である。憲法九條、七十三條に違反しておるからこの予算は審議すべきではない。少くともこの本審査に入る前にこの予算が憲法違反であるかどうかを明らかにしてから本審査に入るべきであるということを主張したのでありますが、先ず総理に対する質疑を行う過程において、それがおのずから明らかになつて来るであろうというので、私はその予算の運営の議事に従つて参つたのでありますが、果して総理は六日の予算委員会において憲法違反が明らかであるところの言明をなされ、そうして卒然……

第13回国会 予算委員会 第19号(1952/03/14、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は二十七年度予算案に関する若干の基本的な問題について総理大臣に質問いたしたいのであります。周知のごとく、二十七年度予算は我々日本国民の子々孫々に至るまで重大な影響をもたらす平和條約、安全保障條約、行政協定などの経済的裏付けをなすものでありますし、更にこれらの條約乃至協定の諸結果を数字を以て具体的に現わしたものであるという意味で重大な意義を持つておる予算であると思うのであります。それだけに我々はこの予算と真劍に取組んで、その意義、性格、内容、影響などについて国民の前に明らかにする義務があると思うのであります。従いまして、これから私が政府に対していたしまする質問に対しましては、政……

第13回国会 予算委員会 第20号(1952/03/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 いろいろ参考になる御意見を伺いまして甚だ有難うございました。ただ一つお伺いしたいと思うのですが、それは結論として神川先生は、近代国家として武力を持たない独立国家というものはない、軍備を持たない近代国家はない、こういう御意見であり、結局日本としても独立後においては軍備を持つことは当然であるというふうに言われたのでありますが、その先生の論旨はよくわかりました。併しながら実際問題として、今我が国で問題になつておる再軍備論には二つあると思う。その一つは神川先生の言われたような、独立国家として軍備を持たなければ独立国家としての体をなさないという意見と、もう一つは、これも神川先生がさつき言……

第13回国会 予算委員会 第22号(1952/03/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして簡單に一つ伺いたいのですが、国連との協定等の関係は発効の條件にはならないのですか。それは例えば国連軍が日本に駐留できないというような、協定がありませんと……、そういうような関係上、国連との協定ができませんと発効した場合にいろいろな支障が生ずるので、最近これはたしかかどうか知りませんが、その協定ができないと発効に支障が生ずるのではないかというような情報がアメリカ辺りから来ているということをまあ聞いたのですが、そういうことはあり得るのですかどうか。

第13回国会 予算委員会 第23号(1952/03/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は非常に多くの大臣を要求しておるのですが、今大臣の出席が非常に悪いので、止むを得ず安本長官がお見えになつておりますから、安本長官への質問から始めたいと思います。  それで、私が安本長官にお伺いいたしたいことは、今度の平和條約を結び、そうしてそれと関連して安保條約ができ、安保條約の具体化として行政協定ができ、行政協定の具体化として今予備作業班が作業をやつております。この結果として今度の平和條約とか、安保條約、行政協定、こういうものが日本の経済にどういう影響を及ぼすかということが、具体的に非常にはつきり出て来たのです。非常にはつきり出て来ております。そこでこの予算の編成とも重大な……

第13回国会 予算委員会 第24号(1952/03/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど岡田君の質問に対して大蔵大臣が答えられたことで一つお伺いしたいことがあるのです。それはポンドの見通しの問題ですがこれは非常に重大だと思うのです。今後の日本の貿易政策については今非常に悩みがある。この間木内外為委員長もポンドを切下げることはないであろう、こういうことを言つておりました。大蔵大臣も前途はそう下ることはないであろう、今度のイギリスの財政政策によつてポンド価が維持できるだろうという御説明でありましたが、実は昨年の九月二十七日のマンチェスター・ガーデアンに載つているコーリン・クラークの論文ですがこれを見ますと、来年あたりイギリスには非常なインフレが来るであろう、大イ……

第13回国会 予算委員会 第27号(1952/03/25、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私はこれまで長い時日を費してこの予算案をいろいろな角度から検討して参りましたが、その検討の結果、到達いたしました結論に基いて総括的な質問をいたしたいと思うのです。その質問の要点は三つなんであります。我々のこの予算審議を通じて到達した結論として結局この予算案は、又この予算案の担つている日本経済の再建計画、講和後の日本経済の自立計画というものを、或いは又講和条約に基く日本の安全保障、或いは独立、こういうものは私は三つの幻想の上に立つていると思うのです。或いは又希望的観測であると言つてもいいと思うのです。そこでその三つの幻想乃至は希望的観測について総理はどういうふうに考えられるか。そ……

第13回国会 予算委員会 第28号(1952/03/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして二十七年度予算案に反対いたすものであります。  反対理由の第一は、この予算案が憲法及び財政法の精神に違反しているということであります。即ち、憲法につきましては九條、七十三條三号、十四條、財政法につきましては、財政総則の九條、十三條の精神に違反していると思うのであります。違反の事実につきましては審議の過程においてすでに明らかになりましたし、各反対の委員のかたがたが詳細に述べましたから、私はここで省略いたします。ただ憲法に照らして事実を判断するのではなく、違反の事実を合理化するために、憲法を事実に合せて歪曲して解釈しようとする人のみが、この憲法違反……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 大蔵委員会 第3号(1952/12/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 簡單に河野さんに一つ、中小企業金融の問題ですが、商工中金に対して今度出すわけですが、何か商工中金のほうに機構のまあ整備とか何とかというようなことを考えておるようにお話がありましたが御説明のときに……。それでまあ中小企業金融に対しては、特別の金融機関を設けて、それでまあいわゆる国家資金を出してやらなければならない、これは我々も前から考えるのですが、今度の商工中金に対する出資ですが、関連して中小金融の金融機構の問題をどういうふうに考えられておるか。殊に商工中金に対して具体的な政府の考えができておるのなら一つお伺いしたい。
【次の発言】 私、まだもう少し質問したいのですが、ちよつと予……

第15回国会 大蔵委員会 第5号(1952/12/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この提出された資料を見ますと、非常に拿捕、抑留と言いますか、非常に多いのですが、これをもう少し詳しく御説明願いたいのです。その最近の状況、今後の見通しですね。こういうふうに非常に激増すれば、更に又繰入れの問題は今後も多くなつて来ると思われるので、その実情をもう少し詳しく、なぜ昨年十二月頃から非常に殖えておるか。こういうことになつておりますね、説明では……。一つ一つということは申しませんが、その実情を詳しく御説明願いたいのです。今後の見通しはどうでありますか。水産庁のほうの漁船保険課から出された資料……。
【次の発言】 八月以後韓国に拿捕された三隻の問題はどうなつているのですか。

第15回国会 大蔵委員会 第9号(1952/12/15、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 小林君の要求しました蓄積の資金ですね、これはインベントリー関係は一応予算委員会に出ておるのです。併しそれ以外に開発銀行関係、見返資金関係、ああいうものを引継いだでしよう。それから資金運用部関係、ありますね、そういうものを全部一応含めて、いわゆる蓄積政府資金ですね、一般会計だけでなく、全部を一つお願いいたします。

第15回国会 大蔵委員会 第10号(1952/12/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この間、韓国側の漁船拿捕の件について一応報告を伺つたのですが、その後の状況ですね、現在拿捕についてのこちら側との折衝はどういうふうになつておるのか実情をちよつとお伺いしたい。
【次の発言】 まあそういうふうに、今懸案になつているものもあり、又抗議をこれまでにしていると思うのですが、こういう状態ですと非常に不安じやないのですか。そういう裁判が行われて、まだきまらないうちに、又どんどん後からそういう事件が起つて来ると相当問題だと思うのですが、今後の見通しはどうなんですか。
【次の発言】 それに対するどういう対策を考えられておるのですか。

第15回国会 大蔵委員会 第14号(1952/12/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして、所得税の臨時特例に関する法律案に反対いたします。  反対理由は、この本年度の補正予算の裏付としての財源を見ますと、殆んど大部分が勤労大衆の税の自然増収によつていることは、この政府の提出いたしました資料によつても明らかであります。自然増収七百一億のうちいわゆる勤労所得税の増収六百六十億に達しているのでありまして、而もその他の増税としては酒税、砂糖消費税、揮発油税、物品税、関税、こういうふうないわゆる大衆税の増収によつたものである。これは一面一般国民所得がふえたことによる自然増収もあると思いますけれども、その大部分は価格騰貴による名目的な貸金その……

第15回国会 大蔵委員会 第15号(1952/12/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これと直接に関係していないのですが、東京湾その他の防潜網による中小漁業者の損害の補償の問題はどうでございますか。今度の国会に何か補償法を別に出さなきやならんということになつているのですが、何か農林省と大蔵省で意見が対立してまだきまらんというのですけれども、これはあなたに質問したらいいかどうか知りませんがおわかりになつたらその点伺いたいと思います。
【次の発言】 それじや後刻でいいのですが、どなたかおわかりになるかたがそのいきさつを御説明願いたい。あなたからでも御連絡願いたいと思います。後でいいのです。
【次の発言】 防潜網ですね、このための漁業者の損害補償の問題ですが、今どの程……

第15回国会 大蔵委員会 第31号(1953/03/09、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 直接この法律案自体の問題じやないのですが、二十八年度において益金の還元の問題ですが、一応納付金として納めるが、そのうち予定の額を超えたものについては、一部又特別会計へ報奨金のような形でこれをアルコール専売特別会計へ与えるという規定があるわけですね。二十八年度においては、それはどのくらいの金額になるのか、その点お伺いしたいのです。
【次の発言】 納付する場合ですね。益金は予定の額を超えた場合には、特別会計のほうへ一部報奨の形で、これを還元するという規定でもあるのじやないのですか。
【次の発言】 その条文は僕はわからんですけれども……。

第15回国会 大蔵委員会 第33号(1953/03/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 小額通貨の整理の法律案ですが、これはインフレーシヨンのあと始末の一つとして、こういう法案を出されたと思いますが、この法案自体は成るほど今の取引の実態から見て、こういうことをせられる必要もあると思うのですが、これ以外にインフレーシヨンのあと始末として通貨制度なり、或いは通貨制度なり、いろいろやらなければならないことがたくさんあると思うのですが、その一つとしてこれが出た。従いましてこれ以外にインフレーシヨンのあと始末として、先ほど石田さんの答弁では、経済が安定して来た、それに対応するいろいろな制度を、殊に通貨関係をやらなければならんことはありますが、これはその一部になると思うのです……

第15回国会 大蔵委員会 第34号(1953/03/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 君国税長官に伺いたいのですが、国税長官も御存じのようにこれまでいわゆる税法上の減税というものをいろいろやつて来たけれども、まだ国民負担からいつて税金の高いことはもう御承知の通りです。 今高い現状において、税制上国民に対して実際に高いながら、せめてこの政府として或いは税務行政の上で申訳の立つようなことを行う余地は、税を公平にとるとこういう点がまあ最後に残された一つの具体的な、目下の非常に高い税金の下において国民に対して徴税を納得し得る一つの条件だと思うのです。ところが昭和二十七年度の所得税、確定申告に当りまして、医師並びに歯科医師の社会保険収入の所得金額算定に特別の措置を講じて優……

第15回国会 大蔵委員会 第35号(1953/03/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは対日援助費の返済の目的と関連して来るのですが、計算の仕方、三千三百二十六億となつておりますのは、返済するときのドル計算はどうなるのか。それから頂いた資料、主として物資別のがあります。この中で綿花、主食、油脂、肥料、鉄鋼その他がありますが、こういう価格算定はどういうふうになつておるのですか。こういう物資別の価格の算定はどういうふうになつておりますか。
【次の発言】 三千六十五億円の今の算定の仕方、もう一回話して下さい。
【次の発言】 そうしますと、もらつたときの例えば綿花なんか幾らという計算で来るわけですね。単価幾ら、それから主食は幾ら、こういう案ですね、それでそのドル計算……

第15回国会 予算委員会 第閉会後1号(1953/03/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 関連してお伺いしたい。そうしますと、大蔵大臣のお話ですと、四、五を組んでおけば、次に暫定予算を仮に又、組んでも支障がないと、いろいろ経済界にもその他にも支障がないと、四、五を組んでおけば、丈六、七と組んでも支障がないと、こういう意味で言われておるのですか、適当であるということはですね。
【次の発言】 そういう意味ではないのです。四、五の予算を組むときに、その組み方の中に、もう一度暫定予算も組まなきやならなくなる場合も、今内村君の質問で予想されておるのですよ、大体ですね。その予想も入つておるかというのです、四、五を組む場合に……。

第15回国会 予算委員会 第2号(1952/11/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 佐多君の要求資料に関連しまして食管特別会計ですが、一等米七千五百円、二等米六千七百円三等米五千八百円というふうになつておるが、この価格別、等級別買上数量、それもわかつたらお知らせ願いたいと思います。  それから雑件ですが、さつき主計局長が御説明になつた程度でいいのですが、あの程度の何か資料にして頂きたいのです。あの程度でもいいのですから……。
【次の発言】 はあそうです。
【次の発言】 それは幾らぐらいになりますか。
【次の発言】 今度の消費者米価引上と、それから運賃引上、それと減税との比較ですね。これもラフでいいのですが、正確には出ないでしようが、いつも私お願いするのですが、……

第15回国会 予算委員会 第閉会後2号(1953/03/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 委員長、ちよつと関連して……。内村君の質問は予算に関係ないという話がありますが、私はそうじやないと思うのです。(「その通り」と呼ぶ者あり)この暫定予算を緊急集会に出すに至る手続において憲法違反の疑いがあるから聞いておるのだ。総理はこの解散のときに政府声明としてこういうものを出されております。「昨秋の総選挙を隔つること僅かに半歳、内外の情勢は政府と国会との全能力を傾けても及ばざるを憂うるのであるが、陰謀にこれ没頭する野党の現状を見ては、民主政治確立のため、この際むしろ一切を国民の審判に待つの公明直截にしかないのである。もとより解散の責任は挙げて野党にあるが、政府として、重荷の為に……

第15回国会 予算委員会 第4号(1952/12/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 消費者価格を引上げる根拠について、もう少し数字的に伺いたいのですが、それは一応予算の説明書には、米なら今度生産者価格を七千二百十四円を七千五百円に引上げる。それから大麦、その他については小麦、裸麦とありますが、これは買上数量、等級別に皆違うわけですね。七千五百円というのは三等米ですか。標準米というのですか。その計算の仕方がわかりませんが、等級別に、買上数量と価格ですね。そういうものを示して頂きたいと思うのです。それと消費者価格との差額ですね。それでその他の集荷手数料とか、或いは運賃などもかかるでしようが、そういうものを差引いて、そうして石当り或いは十キロ当り、どれだけ引上げるか……

第15回国会 予算委員会 第9号(1952/12/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それに関連しまして実はマイナス面のほうの効果についてやはり資料を頂きたいのですが、これは本会議で私農林大臣に質問したのですが、農林大臣は非常に抽象的な答弁で何ら答えになつておりませんでしたから、この行政協定によつてどのくらい農地、山林が接収されて、その結果食糧の減収がそのためにどのくらいに予想されるかということ、それから山林がどのくらい潰されたか、それをはつきり、わかつておるはずですから、はつきり数字によつて伺いたい。  それから漁業のほうが海域周辺の漁業を禁止されたためにどのくらい漁獲が減つたか、その増産とか何とかのほうには力を入れておりますけれども、マイナス面もあるのですか……

第15回国会 予算委員会 第12号(1952/12/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 最初ちよつと関連質問で……。千田君の只今の御質問で防潜網の補償のことについて質問をしたときに、岡崎外務大臣は調査して補償のことを考えてやるということでありましたが、この防潜網の補償は、御承知のように日本国とアメリカ合衆国との安全保障条約第三条に基く漁業の制限に関する法律ですね、あれについては補償できないことになつている。従つて損害を査定した場合、その補償問題が起きたときに、特別の何か立法措置が必要であると思うのですが、その点岡崎外務大臣は只今、損害があることは事実である、それの補償について調べておられると言いましたけれども、その補償額が仮にきまつても、それを補償する根拠がないわ……

第15回国会 予算委員会 第13号(1952/12/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ず私は政府に、特に吉田総理大臣にお伺いいたしたいのですが、今回政府は人事院の勧告とか、或いは国鉄の裁定、専売の裁定等、それを予算に認めないで、又いわゆる野党三派でこの修正案を出したようでありまするが、政府はこれに対して応じられない態度をとつております。なぜ人事院勧告を勧告案通り応じられないか、或いは又国鉄裁定、専売裁定等、裁定委員会の下した裁定に、なぜ政府は従うことができないのか。その理由、根拠ですね、財政上の理由か或いはその他の理由か、その理由をお伺いいたしたい。これは総理大臣にお伺いいたしたい。
【次の発言】 財政全般と申しますと、二十七年度の財政において措置できないとい……

第15回国会 予算委員会 第15号(1952/12/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 関連質問ですが…。  只今建設大臣は幅員二十二メートルと言われましたが、実際に今測量しておるのは百二十メートルしておるのです。それでもうその沿道にかかる村民は非常な不安を持つています。百二十メートル測量しておるのです。中心から六十メートルです。従つてこれを実際いつからやるのか伺いたい。それから資金計画としては千百四十億になつておりますが、千百四十億の半分を外資に依存することになつています。この外資関係はどうなるのであるか、外資は何を担保にするのか、この外資関係とそれからいつやるか、それから幅員が二十二メートルばかりではない。それから速度も七十キロ乃至百キロなんです。こんなスピー……

第15回国会 予算委員会 第16号(1952/12/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 一般公務員ですね。仮に〇・二五カ月の手当……手当と言わなくてもいいのです。金額を支給する場合にはどのくらいの予算が要りますか。
【次の発言】 そうしますと、超過勤務手当という形で出すという場合にその財源は三十五億なけりやならないということを伺いましたが、それだけの財源が仮に〇・二五カ月をどういう名目で出すか、それはわかりませんが、金額を出す場合には予算上困らない、そういうふうに解釈してよろしうございますか。
【次の発言】 そうしますと、これは非常な待遇の改善じやなく改悪になると思いませんか。これには改善と書いてありますが、非常な改悪になる。むしろこれは現状よりは悪くなつて、而も……

第15回国会 予算委員会 第17号(1952/12/22、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に最初に御質問いたします。大蔵大臣は、今度新らしく大蔵大臣に就任するに際しまして、新聞記者諸君に、国の苦しみを見るに堪えない、見ていられないから大蔵大臣に自分は就任……これを引受けたのであるということを言われた。で、私はそのときに、ほかのいろいろな大臣も就任の言葉を新聞記者諸君に述べておられましたが、何のために大臣になつたかと、こういう質問に対して、そう問われればどうもそれまでで、答弁のしようがないというようなことを言つていた大臣もありました。併し私は、向井大蔵大臣が、国の苦しみを見ているわけにいかないと、こういう心境で大蔵大臣を引受けられたことに対して、私は非常に敬意……

第15回国会 予算委員会 第18号(1952/12/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 木村長官お急ぎのようですから、実は昨日御質問申上げました保安隊の保有しておる兵器の種類及びその数量等について御質問申上げたのですが、御回答ございませんのでその御答弁を願いたいのです。今非常にお急ぎで時間がありませんければ後ほどでもいいのですが、その御答弁を煩わしたいと思います。
【次の発言】 アメリカ側から秘密懇談会においてこれを発表されたいと要請されたので、秘密懇談会でなければ御公表できない、こう言われるのでございますが、そんなにそういう自主性がないということでよろしいのか。そういうことを又御了承なすつたことも私はおかしいと思うのですが、これ母上追及しても、これは木村長官とア……

第15回国会 予算委員会 第19号(1952/12/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は労働者農民党を代表いたしまして昭和二十七年度予算補正三案に反対いたす者であります。  今度政府が国会に提出されました二十七年度予算補正この三案の特徴を見ますると、向井蔵相の財政演説に明らかに示されております通り二つの点にあると思います。その第一は、補正予算編成の前提条件でございますが、向井蔵相はこう述べております。我が国経済はすでに相当の回復と安定を見ているということのそういう前提に立つて補正予算を編成したことであります。その特徴の第二は、補正案の内容でございますが、我が国経済はすでに相当の回復と安定を見たということを前提といたしまして、今や世界経済に伍して、名実共によい独……

第15回国会 予算委員会 第20号(1953/02/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつと簡単に…、物価と賃金をどういう前提に置くか、これを一つ。それから先ほど防衛支出金において補償費関係の百四十何億というのは、最初我々六百五十億と、六十二億と聞いておつたのですが、それがどうして百四十何億になつたか、その関係、それから千何百億かの雑件については、非常にたくさんあるので一々説明されるのは大変だと思うのですが、いつも雑件の中にときどき重要なのがありますので、この予備審査の期間中に、雑件は何かまとめて表か何かにして出して頂きたい、どういうものがあるか。
【次の発言】 ちよと資料を要求したいのですが、先ほどの御説明の中で国民所得に対する租税負担率ですね、この昭和九―……

第15回国会 予算委員会 第22号(1953/02/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 前に資料を要求しておりましたのですが、大蔵省主計局のほうから資料を頂いたのですが、二十八年度の道路関係予算全額と、今問題になつている臨時措置法に基く道路整備計画に相当する金額、二つ出して頂きましたが、ここに相違が出ているのでありまして、二十八年度道路関係予算全額は百八十億五千五百万円、この道路整備計画によると百三十七億四千七百万円、この差額というものはどういうものか、御説明願いたいのです。  それからもう一つ、この法律を実施した場合、地方財政にはどの程度新らしい負担が出て来るのか、その点もわかりましたら説明して頂きたいのです。

第15回国会 予算委員会 第26号(1953/03/02、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料をちよつとお願いしたいのですが、それは警察力の比較の資料なんですが、戦前とそれから今度警察法を改正した後、二つの点について資料を頂きたい。一つは機構的にどういうふうに警察力が強化されて行くのか、機構的にですね。それは例えば今の国警長官というのは前はどういうものに相当しているとか、それから前の警保局長というものが今度どういうものになるかとか、機構的にどういうふうに戦前と比べて強化されるか、その点を一つ前と比較して頂きたいのです。いろいろな名前が違つておるのでわからない。この点おわかりになりますか。
【次の発言】 ええ。

第15回国会 予算委員会 第27号(1953/03/03、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 これは何か数字を、資料等出して頂けますか。
【次の発言】 資料をもうきまつておりましたら出して頂きたいのですが、資料関係の発注ですね。航空機の発注先、どういう会社に発注しているか。それからその発注条件、それには飛行機その他船舶について……。その単価等もわかりましたら、大体予想でもいいのですが出して頂きたい。資料としてお出し願えますか。
【次の発言】 ですから輸入――した場合には、国内で幾ら幾ら、そういう点はお見込はございますね。輸入した場合も、国内でした場合も同じということでは……。そうすると又金額も違つて来ると思いますが、それがどうなるかというのです。

第15回国会 予算委員会 第28号(1953/03/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど内村委員が、総理がなぜ出席されないか、その理由について質されておる。従いまして、早く議事を進行する上において、先ず緒方官房長官から、なぜ出席されないかということについて、御答弁願いたい。そうして次に、総理が出席されないでこの予算委員会を開かれたことは、開会されたことは、先ほどの理事会の決定の申合せと違うのでございます。従いまして、当然総理に対しての総括質問なんですから、総理が出席されないで議事を開会するということはあり得ない。従つて総理が出られなければ、又改めて議事の日程を再検討しなければなりません。従つて先ず最初に緒方官房長官に、総理がなぜ出席、されないかということを伺……

第15回国会 予算委員会 第29号(1953/03/05、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二十八年度予算を編成するに当りまして、この〇・二五の年末給与の措置に対しての考慮は払われていなかつたのでありますか。先ほど森委員も御指摘になり辞したように、一応金融的措置をするが、財政的措置ということもあの要望にあるのでありまして、それで当面の措置としては金融措置でないと困難であるが、二十八年度において財政措置としてこれを肩替りする、こういうふうに大体我々は了解しておつたと思うのです。それは各委員もみなそういう考えでおつたのでございます。今の答弁ですとちよつと食い違う。成るほど本多国務大臣の言われる通り地方財政に対する政府の補助というものはそのほかいろいろあるわけですけれども、……

第15回国会 予算委員会 第30号(1953/03/06、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 先ほど委員長から対日援助の弁済の問題については七日までに政府が統一した答弁をされたいということを要求されましたが、その七日までに答弁されるに当りまして、私は只今岩木委員が質問されたことに対する大蔵大臣の答弁において財政法上違反の点がございますので、その点を私ここで一応質問いたしまして、それを又考慮に入れて政府は答弁されたいと思うのです。それで僅かの時間ですからちよつとお許し願いたいと思います。  昨日内村委員のやはり対日援助費の質問に対して大蔵大臣は、「債務と心得たということはこちら側の考えでございまして、それを払うことになりますと、いよいよ払うときになりますと、これは国会に出……

第15回国会 予算委員会 第31号(1953/03/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私質問に入る前に委員長に一つ要望いたしたいと思います。それは先ほど田子農林大臣の答弁に対しまして、同僚永井、内村議員が、これは国会の審議に悪い影響を及ぼすものであるということについて総理大臣の所信を質しましたが、この問題はあいまいにできないと思います。相当重要な問題だと思う。(「そうです」と呼ぶ者あり)参議院の予算委員会といたしましても全体の問題でありますので、ただ審議の時間がございませんでしたので、委員長も恐らく遺憾ながら審議を尽さしたかつたけれども、時間がなくて心ならずも永井氏の再質問、内村氏の再質問を途中で遮られたと思います。この問題は又改めて理事会で問題を明らかにするよ……

第15回国会 予算委員会 第34号(1953/03/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 具体的な問題ですが、これまで中共との貿易について、いろいろ技術的な障害というものが指摘されておつたようでありますが、そのために技術的に困難であるということは随分言われたのですが、実際問題で、今中共との貿易がお話のように折角十社もいろいろ契約して、十社のうち二、三社くらいしか取引が実現していないというお話ですが、どこに具体的なネックがあるか、この点を極めて具体的にお伺いしたい。非常に具体的なお話で参考になりました。こういう点について、実際問題としてお話願いたい。
【次の発言】 時間もないようですから、簡単にあと二つばかり。今度の中共に対するイギリス及びアメリカの戦略物資の輸出禁止……

第15回国会 予算委員会 第35号(1953/03/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は只今総理が相馬君の質問に対してお答えになつた点に関連して質問いたしますが、これまでの総理の答弁を伺つておりますと、二十八年度は財政が非常に困難であるから、そこで定員定額でなければ止むを得なかつたのだ、二十九年度の予算においてこれを丸抱え、全員を認めて行くようにいたしたいと、こういうように言われましたが、相馬君からもうぎりぎりのところ首切りはないのか、或いは減給ということはないのかと突込まれますと、総理は財政上これははつきり確言できないと言われていますが、そこで二十九年度の予算が私は問題だと思うのです。二十九年度の予算は、二十八年度の予算よりは私はもつと窮屈になると思うのです……

第15回国会 予算委員会 第36号(1953/03/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 それは今の、昨日私はその点について二十九年度の予算と財政の見通しというものとの関連において、この二十八年度予算、特に教育予算について見当を付けなければ意味がないということを私昨日質問したのですが、大体今既得権を尊重するとしまして、二十九年度に義務教育国庫負担額はどのくらい計上が必要になるか、これは大よそわかるはずであります。只今自治庁の長官のほうから、地方財政を圧迫しないような形において国庫負担を殖してくれ、こう育つておられますが、そこで横辷りするとして、これはわかるはずです。二十八年度は経過措置だそうでありますが、二十九年度はこの国庫負担金はどのくらいな予想であるか、これは大……


木村禧八郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期-| 2期|- 3期- 5期- 6期- 7期- 8期

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各種会議発言一覧(参議院2期)

木村禧八郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期-| 2期|- 3期- 5期- 6期- 7期- 8期
第8回国会(1950/07/12〜1950/07/31)

第8回国会 大蔵委員会租税行政に関する小委員会 第閉会後2号(1950/10/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この補正の税制改正は二十六年度予算にそのまま適用するつもりでいらつしやるのですか。
【次の発言】 そうしますと、今交付金が殖えると減税の方の所得税或いはその他の税の方ですね、それを変えなければならん。ですからやはり二十六年度からそういう変えた形になつて行くのですか。
【次の発言】 今申しました補正の問題ですが、補正予算において今平衡交付金を殖やす場合に予定の税の体制が変る。その変つたのを又二十六年度にそのまま適用するのかどうか、お伺いします。
【次の発言】 それから酒税と税率について具体的に内容をお話願いませんか。
【次の発言】 シヤウプ勧告によりますと、金額の少いものを減税し……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・水産・通商産業・運輸・予算連合委員会 第1号(1950/07/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 総理大臣に若干御質問申上げたいのでありますが、この首相の施政演説におきまして、地方税法案は前国会で不成立となつた事情を十分考慮し、その後の事情の変化に即応し、且つ各方面の意見を尊重し、可能な範囲で必要な修正を加え再び本国会に提出する、こういうふうにお述べになつております。このうち、不成立となつた事情を十分考慮する、或いは可能な範囲で、各方面の意見を十分尊重したと、こういう点については岡田議員から只今質疑がございましたから、又重複いたしますのでくどく御質問申上げませんが、ただその点について一点、総理はこの前に不成立になつた事情について、只今御説明がありましたが、誤解されておるのじ……

第8回国会 地方行政・大蔵・農林・通商産業・予算連合委員会 第2号(1950/07/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 岡野国務大臣に若干御質問したいのでありますが、先ずお聽きしたいことは、地方財政或いは地方税制、この問題は、統合予算とか総合的な税制、そういう立場から国務大臣はお考えになつていると思うのですが、この点に関する先ず御所見を伺つて置きたいと思います。
【次の発言】 そういたしますと、今後若し一般会計予算或いはその特別会計予算、そういう地方財政以外の方面において、その変化が生じた場合、やはり地方財政或いは地方税制についても、それは考慮されろ必要があると思うのですが、その点ではどうですか。
【次の発言】 そういたしますと、これは前は本多国務大臣が担当されておりましたが、今度は岡野国務大臣……

第8回国会 地方行政・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 一点だけお伺いしておきたいのですが、今度附加価値税の代りに、事業税の改正という形で出されておる税につきまして、先程来の政府或いは又大臣の説明でも、附加価値税は流通税であつて、返還が困難だから事業税の改正という形で出した。これが大きな理由になつているようですか、この附加価値税の性格については、前の国会でも伺つたわけですが、大臣の答弁は、政府は流通税というふうに規定しているのですね、それでよろしいのですか、事務当局の考えを伺いたいのです。附加価値税は取引高税のように流通税なのかどうか、この点はつきり一つ伺つておきたいのです。

第8回国会 予算・大蔵連合委員会 第1号(1950/07/26、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二、三点御質問申上げたいのですが、先程のお話で、総裁は長期資金として見返資金、預金部資金を……、銀飯ですか、これを大いに使えということを強調されたのです。それは同感なんでありますが、これが又なかなか出ない。実際において出ないということにつきましては、私は総裁においても相当責任があるのではないかと思います。それは二十四年度におきまして、旧債務億還をするということが問題であつたと思うのでありますが、二十四年度において財政の皺を金融に寄せるに当りまして、余りに安易に日本銀行としては皺を寄せ過ぎたのではないか、その結果が金融機関がオーバー・ローンという形に今日なつて来て、銀の経営内容は……


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第10回国会(1950/12/10〜1951/06/05)

第10回国会 内閣・人事・地方行政・大蔵・農林・水産・運輸・建設・経済安定・予算連合委員会 第2号(1951/06/01、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今佐多君の質問に対しまして、北海道では開発事業規模その他が非常に大きいから、北海道ではできない、能力がない、そういう場合には、やはり国でやれ、この問題については私は二つ問題があると思うのです。増田長官の言われているのは、北海道の財政負担能力がない、それは財政力がないことは、負担能力のないことは明らかだと思うのです。ですからそういう場合には国の財政によつてやらなければならない。このことは明らかだと思う。それだから北海道に財政負担能力がないから国の費用を以て開発事業をやるということと、今度はその開発事業をやる制度、或いは行政、そういうものを国が直轄しなければならないということは又……


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第12回国会(1951/10/10〜1951/11/30)

第12回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1951/11/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 松永君の質問に補足して、関連して、先ほど海外の、又はいろいろな外国の事情なんかと関係なくこの定員の縮減をお考えになつているということでありますが、御承知のように海外ではマーシヤル計画による対外援助の代償として各国ともみんな行政整理及びインフレ防止というものをこれが條件として要求されたのです。これはもう明らかなんです。どの文献を見ても、或いは日本においても、ドツジさんは直接には言いませんが、日本に対するアメリカ援助の代償としてそういうことを要求されていることは明らかでございます。殊に今度は対日援助がなくなりますけれども、今度は援助がなくなつた上に日本では防衛分担金とか、今度は逆に……

第12回国会 予算委員会地方財政平衡交付金に関する小委員会 第1号(1951/11/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 岩木さんの質問に対して大蔵大臣は赤字補填としての繋ぎ融資というお話でしたが、これは繋ぎ融資と言えば短期の融資でありますから、例えば明年度予算において百億なら百億融資した場合にはそれに対して赤字補填としてという意味ならば、あとで財政的措置を講ずると、そういう意味に解してよろしいのですか。
【次の発言】 從來いわゆる赤字融資というものは復金あたりで赤字融資ということをよく言われたのです。それで復金あたりのいわゆる赤字というものは、例えば公定価格を引上げなければ引合わぬような場合に、政府が低物価政策をとつた場合に当然財政的に措置しなければならない補助金や補給金をやらなければならぬもの……


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第13回国会(1951/12/10〜1952/07/31)

第13回国会 外務・大蔵連合委員会 第2号(1952/06/04、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今小林君の質問に関連して簡単に質問いたしたいのですが、只今第三条に相当ウェイトをおいて考えられるというお話ですが、政府はまじめにこの協定を考えておられるのかどうか。これは本当は岡崎外務大臣に私は聞くべきですが、その機会がありませんから一応ここで答弁できる人に答弁してもらいたいのです。最近岡崎外務大臣が中国との貿易については、バトル法によつて今ヨーロツパで適用されているよりも、日本は輸出管理令によつて更にきつい制限をしているが、日本の制限をヨーロツパの制限にまで緩めるのじやなくて逆にヨーロツパの制限を日本の輸出管理令まで強めるべきである、こういう談話を発しております。そうしますと……

第13回国会 経済安定・大蔵・通商産業・建設連合委員会 第4号(1952/05/07、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私は先ず電源開発についての重要性については、それは大蔵大臣今言われましたが、勿論同感ですが、この電源開発を特殊会社において、特殊会社の形態においてこれを行う理由です。その理由を先ず私説明して頂きたいと思います。これは安本長官に……。
【次の発言】 理由はその二つでございますか。只今のお話を承わりますと、非常な大規模な国土の総合開発、そういう点、又その利用及び保全、こういう必要上からこの特殊会社の形態によるのがいい、これが第一点、第二の理由は、開発のコストが安くなる、こういうことが第二点、もう一つ重要な理由があるはずだと思うのですが、その二点だけでよろしうございますか。

第13回国会 経済安定・大蔵・通商産業・建設連合委員会 第6号(1952/05/12、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に実は伺いたいのですが、この電源開発株式会社に対して、政府は日本開発銀行から五十億出資することになつておりますが、これはどういうわけで日本開発銀行から五十億出資されるのか。その理由をお伺いいたします。
【次の発言】 この我々に配付された例の予算説明書では、開発銀行の出資計画の中にはそういうものはないのです。我々予算を審議したときにはそういうことにはなつておらない。それで五十億というのは、その他というところに五十億というのがあるのでありまして、その他以外の、もつと五十億より少いものについては、その政府の出資する先が明細に書いてある。それにもかかわらず、その他というのを開発……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第1号(1952/04/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 資料を出して頂くとき、技術導入に対する関係で、株式ですね、それからまあ債権ですね、その條件ですね、これがわかりましたら併せて知りたいのです。例えば石油のほうに入つて、向うの外資の入り方の條件で、どういう契約であるか、條件ですね。それから株の場合、その入つている株の配当とか、そういうものをなぜ知りたいかというと、一旦入つた外貨がそれによつてどのくらい今度はこつちに出て行くか、そつちのほうを知りたいのですよ。例えば非常な高率配当で、四カ年くらい二割五分の配当をすれば元がとれるわけですね。その入り方を知りたいので、そういう意味での資料を併せて出して頂きたいと思うのです。

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第2号(1952/04/21、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 三つばかりちよつと要求したいのですが、ただ技術援助契約についてその主な業種を示しております。この中に主としてロイヤルテイのことが出ておるのですが、我々聞くところによると、その契約に当つてその販売権ですね、エージエンシーを取つて極東における、例えば石油なら極東における販売権、そうしますと売上高、ロイヤルテイ自身はそう高くなくても、将来日本が海外に進出するような場合エージエンシーというものを取られるということになると、それは又将来大きな問題になると思うのですが、そういうようなことも実は知りたかつたのです。このロイヤルテイだけでなくて何かそういう資料もありましたならば、余り面倒ならば……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第4号(1952/05/27、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今の小林君の質問に関連しまして、事実上今新株の引受権の譲渡は行われているのですね。事実上……。大体商習慣として、今そういうことが行われているのではないですか。現にやつているのですから、事実やつているのですから、若し実害があるのなら、はつきりと取締るべきじやないですか。実害があるというのなら……。現に商習慣として行われているこの事実に対してどういうふうにお考えであろうか、その点一つ……。
【次の発言】 実害があるとなると問題になるので、さつき小林君も言われたように、これはすでに証券処理調整協議会ですか、こういうところでも大ぴらにやつたのです。そういう実例があるのです。大蔵省もすで……

第13回国会 経済安定・大蔵連合委員会 第5号(1952/05/31、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今の御答弁ですが、それは出資の場合、例えば技術援助というような場合は一応今御答弁のようで、まあ取締りとして市場を通ずる株式取得の場合、これは商法ではそういうことは禁じてないわけですね、これはどうなんですか。その株式を買う場合、これが何%になるからいいとか悪いとかいう形で取締れるものなんですか、どうなんですか。市場を通ずる株式取得の場合、それについて今みたいな形で制限できるのかどうか。
【次の発言】 そういう場合にどうするのですか。
【次の発言】 この第十一条の一項は何のためにあるのですか。そういう場合をやはり想定されてあるのでしよう。

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/11、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今野溝委員の質問に対しましての、国が医療費に対する補助二五%は二十七年度においてはそうではない、十何パーセント、十一%ですか、これは国立病院を移譲することを前提としての補償の割合ですか、移譲を前提としての……。予算としては、これは八カ月ですか、組んであるのは……。ですからこれは年に直すとどのくらいになるのか、その点正確に伺いたい。
【次の発言】 私が質問しているのは二十六年度と同じべースで考えて、同じ基礎の上に考えて、その政府の医療費補償の割合が非常に減つている、こういう御説明ですか。
【次の発言】 私はこの問題を二つの点から問題にする必要があると思います。一つは厚生という点……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第2号(1952/06/17、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今の委員長の御報告は一応了承いたしますが、併しいつ見えるということははつきりしておりませんので、又連絡の模様によつては来られないかも知れない、もう十一時二十分になりますから、仮にこれから大臣が見えましても、いつも遺憾ながら厚生委員会ばかりではないのです、大蔵委員会でもよくあるのですが、大臣が十一時半頃ちよつと見えましてあとすぐ十三時から用事があるというので、十分か二十分か質問を受けて帰つてしまう。そういうことでは実に不まじめだと思いますので、そこで恐縮ですが、委員長しつかり大臣のほうに交渉されまして、そうしてその見通しがなければ今日は散会して頂いて又次の機会にはつきり大臣の確……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第4号(1952/07/28、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私この前の連合委員会のときに質問いたしましたが、途中で質問が中断しまして、十分、非常に重大な問題があるから質疑できませんでしたが、この前の質問いたしました要旨は、要するにこの今問題になつているこの法律案は単なる国有財産の移譲というだけの問題ではなく、只今山下議員からも、或いは前に下條委員からも御質問あつたように、これは社会保障及び公的医療機関の整備拡充、こういう大きな点と、もう一つは財政面において一般会計、或いは特別会計等と社会保障費等の関係、或いは又いわゆる防衛費圏係との関係、そういうものとの均衡との関係、こういうものから、この二つの点からこの問題は検討しなければならない。こ……

第13回国会 厚生・大蔵連合委員会 第5号(1952/07/29、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 私要求しておりました資料全部が揃いませんでしたが、大体においてまあ質問する場合の参考になる程度の資料は頂いたと思います。まだこれは不満足ですけれども、これ以上要求してもすぐ間に合わないようでありますから、これ以上要求しても無理だと思いますので、この頂いた資料を基礎にして御質問申上げたいと思います。大体この資料を拝見しまして、前に厚生大臣が、この国立病院を地方に移譲することによつて社会保障体制を推進して行くことになるというお説でありましたが、全く私はそれと反対であるという意見を述べましたが、この資料をよく検討すればするほど……、尤もまだ先ほど頂いたばかりでよく検討できませんが、こ……

第13回国会 通商産業・大蔵・経済安定連合委員会 第2号(1951/12/13、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大所高所からの質問は野溝さんからされましたので、私は六條に集中して御質問申上げたいと思います。特に大蔵委員といたしまして六條に関係しておりますので、他の條項につきましては通産委員その他におかれまして十分論議されたようでありますから……。ただ私はこの六條を質問する場合に、先ほどいろいろ議論をされましたが、合理化法案というように、非常に大きく銘を打つておりますけれども、これは国全体の計画化、合理化というものの全体の政策の一環として出て来なければ意味がないと思うのであります。又、例えばアメリカからトン当り十ドルも高い鉄鉱石や石炭を輸入しておいて、それをもつと安い方面から輸入するという……

第13回国会 電気通信・大蔵会連合委員会 第1号(1952/06/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大体今一応という前提がございましたが、今日だけで連合委員会を打切るような御予定のようでありますけれども、それは質疑の状況によつてそうして頂きたいのであつて、先ず原則として大体今日打切るという予定の下に質疑をするのでなくして、質疑の盡されないのに途中で最初から今日で打切るということにとらわれてやりますと、どうも十分審議ができないような気がいたしますので、その点、これは大蔵委員長のほうとはどういうお打合せになつておりますか。一つ伺つておきたいのです。
【次の発言】 別にそれにとらわれるわけではないのですね。
【次の発言】 只今衆議院側から修正案についての御説明を伺つたのですが、これ……

第13回国会 電気通信・大蔵会連合委員会 第2号(1952/06/19、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今木内さんからいろいろ御質問がありましたが、それに関連して私はもう少し具体的に質問してみたいと思うのですが、今の四十一條の修正の点について、政府原案と修正点との違いの面について、私は昨日は主として財政法、それから予算、法律という面から質問したのですが、今日は主として企業経営の面、企業経営の能率化の面から伺つてみたいのです。  その相違点については先ほど木内氏といろいろ論議が交わされましたが、要するに具体的には、原案によれば大蔵大臣が予算を作成して閣議に提出する。大蔵大臣ということは結局大蔵省主計局が作ることです。具体的にはそうだと思うのです。今度は改正案によると郵政大臣、これ……

第13回国会 内閣・大蔵連合委員会 第1号(1952/06/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 大蔵省の今度の機構改革について伺う前に、この問題は単に大蔵省だけの問題じやないので、全体の大きな機構改革の一環として大蔵省の機構改革というものを考えなければならないのです。そこで大蔵省としては、今度の機構改革を考えるに当つて、全体としての機構改革の目的、或いは狙い、そういうものとの関連をどう考えておるか、先ず全体としての今度の機構改革というものを大蔵省としてはどう考えているか、一体何に重点を置いているのか、財政の節約という点に重点を置いているのか、或いは行政能率を非常に高めるという点に重点を置いているのか、その他一体何にこの目標を置いておるのか、それを明らかにした後、それとの関……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第1号(1952/03/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 今までの経過はわかりませんけれども、名称のこともそうですが、和田委員があの委員会に行われた報告では、憲法九條及び七十二條についての小委員会を設けることに御異議ありませんか、異議なしということになつたのでしよう。
【次の発言】 ああそうですか。(笑声)
【次の発言】 私、法務総裁にお伺いいたしたいのですが、御承知のように、この行政協定に基いて、今予備作業班が具体的に作業を始めているわけなのですが、これに基いて具体的な作業を始めるに至つて、問題が極めて具体的になつて来ましたので、その関係で、やはり憲法に抵触するんじやないかという問題が具体的に出て来ていますので、法務総裁に特にお伺い……

第13回国会 予算委員会昭和27年度予算と憲法に関する小委員会 第2号(1952/03/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 ちよつとそれに関連して。先ほど法制局長官から……
【次の発言】 ウオア・ポテンンヤル、即ち戰力を考える場合、余り広く考えると人的要素、人口の密度、そういうものも戰力になるので、そう広義に解釈するのもどうか、こういうお話でしたが、それは戰時における戰力であつて、平時における戰力は大体通念としてきまつておると思うのです。それは何回も我々引用したのですが、一九二五年十二月軍縮の問題が起つたとき、軍縮会議準備委員会で戰力の、いわゆる軍備、軍備としてありますけれども、まあ戰力と同じだと思います。その要素として、平時における軍備を構成すべき要素と、戰時における軍備を構成すべき要素と二つに分……

第13回国会 労働・大蔵連合委員会 第1号(1952/05/23、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 この法案は、労働大臣及びそれから大蔵大臣の共管になつて、その認可を必要とすることになつていますが、労働省及び大蔵省のほうの認可の基準ですか、そういうものについて伺いたいのです。何か認可する場合に、こういう條件に満たなければ認可しない、こういう條件を満たさなければいけないというような、そういうものを政府側において考えているか。
【次の発言】 ええ、政府のほうの見解です。
【次の発言】 それはもつと具体的にわかつたら大蔵省のほうとも相談してそれを知らして頂きたいのです。それが非常に重要だと思うのです。それからもう一つの監督ですね、監督の範囲、この資金の貸付その他は定款によつて恐らく……


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第15回国会(1952/10/24〜1953/03/14)

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第1号(1953/02/16、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 只今衆議院においては、各党一致と言いましたが、労農党は少数ですけれども、これに加わつておりません。労働者農民党は一致しておりません。従いまして各党一致ではございません。  先ほどこの提案理由について、小林君の質問によつて大体御趣意はよくわかりました。それで道路の整備費についての御意見は我々全く同じなんです、その緊急性については。問題はこの財源の問題です。財源の捻出の方法の問題なんです。で、只今の御説明によりますと、実は、これは目的税にしたがつたと、はつきりと。併しながら余りにそういう荒い法案を出さないで、実質は目的税であるけれども、法律の形式としては、まあ目的税みたいでないよう……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第2号(1953/02/18、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 伊能さんにお伺いいたしたいのですが、このガソリン税がまあ、消費者負担であるということはお話の通りであると思います。併し全部が消費者負担ではなく、やはり中間に、先ほど石油協会の方もお述べになりましたが、一部又その負担にもなることがあろうかと思うのでありますが。参考のためにお伺いしたいのですが、乗合自動車運賃の中でどのくらいの負担になるものでしようか、ガソリン税は……。大ざつぱでいいのですか……。
【次の発言】 非常に素人考えの質問なんですが、例えば十円の料金をとるところがございますね、そうしますと大体その料金に対して二割五分くらいガソリン税を負担する、そういうふうに考えてよろしい……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第3号(1953/02/20、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 まあ大体小林君が主要な点について御質問いたしまして、問題点は非常にまあ明らかになりましたので、私は重複しないように質問をいたしたいのですが、まあ結局問題になる点は衆議院でこの法律案が通つてしまつて、それから予算案も衆議院を通りこつちに廻つて来る場合ですね。まあ御承知の通り法律案は予算案に優先しますから、政府は当然この補正を組まなければならない義務ができるのですね。組まなかつたらこれは法律違反になるのです。その責任はどうなつておるかですね、この点私は大蔵大臣にお伺いしたいのです。若しこの法律案が通りますと、大蔵大臣は補正をお組みにならないと言つておりますけれども、お組みにならなけ……

第15回国会 建設・大蔵連合委員会 第4号(1953/02/24、2期、労働者農民党)

○木村禧八郎君 二点だけお伺いしたいのですが、その一つは、閣議においてガソリン税を目的税とするということに申合せができたのかどうか。目的税につきましては、それがこの予算編成上弾力性がない、なくなるということについては、今度の学校職員法ですか、あれについて、教育費を目的税的な財源で賄つてはどうかというこの質問  に対して、やはり目的税というのは弾力性がない、そういうことを大蔵大臣も言われた、文部大臣も言われております。官房長官もそういう御意見だと思います。これは教育費は道路費に劣らない重要なものです。そこで、これは目的税というものをここで一つ予算  の編成上認めるとなると、これは非常に大きな問題……



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データ更新日:2022/12/18

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