木村禧八郎 参議院議員
3期国会発言一覧

木村禧八郎[参]在籍期 : 1期- 2期-| 3期|- 5期- 6期- 7期- 8期
木村禧八郎[参]活動記録 : トップ選挙結果本会議発言委員会統計発言一覧質問主意書

このページでは木村禧八郎参議院議員の3期(1953/04/24〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は3期国会活動統計で確認できます。

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本会議発言一覧(参議院3期)

木村禧八郎[参]本会議発言(全期間)
1期- 2期-| 3期|- 5期- 6期- 7期- 8期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 参議院本会議 第16号(1953/06/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はMSA援助が日本の運命に対して重大な影響を及ぼすものであるという観点に立つて質問をいたします。  この日本の運命にとつて重大なる影響をもたらすMSAの問題に対して、質疑をする時間が僅かに十分であり、而も総理が十一時までここにおられるという議院運営委員会の約束にもかかわらず退席しておられる。こういう状態の下において日本の運命を決するようなこの重大なMSA問題について我々は質疑することを、甚だ遺憾に感じます。又痛憤に堪えない、私は……。四点に亘つて私は要約して、時間がございませんから質問いたします。  第一は、日本はなぜこのMSAの援助を受けなければならないか、その必要性につい……

第16回国会 参議院本会議 第19号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、三月四日にこの問題について一度質問いたしました。そのときには、私は質問をしつ放し、総理初め各大臣は答弁のしつ放しで、要領を得ませんでしたから、重ねて質問いたしたいと思います。  私は、この前、私的独占禁止法は経済の民主化の基本法であつて、経済憲法とも言うべきものであるから、この改正については、いわゆる憲法改正と同じくらいの慎重さを以て行わなければならない。ところが今度の改正法案を見ると、総理の言われる占領行政の行き過ぎの是正を更に逸脱して、この法案の一番基本精神であるところの経済の民主化を逆行せしめ、そうして経済憲法に違反すると、こういうところまで来ておる。その観点から、……

第16回国会 参議院本会議 第21号(1953/07/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この法案は、只今委員長から報告がありましたように、道路五カ年計画の財源千七百億円を五ヵ年間に一千二百八十億、これだけをガソリン税によつて確保しようという目的税的な法案であります。で、私は道路計画を促進しなければならんということについては、決して反対ではございませんが、この財源措置については重大な疑義がございます。これは議員立法でございますが、私は議員立法であるだけに、もつと完全なものにしなければならない。そういう意味で私はあえて反対討論に立つたわけであります。  反対の理由は、只今委員長から報告が、ございましたから、私は簡単に申上げます。その第一は、やはりこの予算の編成を不当に……

第16回国会 参議院本会議 第30号(1953/07/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、只今亀田君が説明されました青木予算委員長解任の提案の理由に対して質疑をいたしたいと思います。  その第一は、青木委員長は、あとで恐らくこの予算案に対する報告をされると思うのであります。併しこの報告は、我々予算委員がいないところでこの報告に対する承認を求めたのでありまして我々は参加しておらない。(「棄権したか」と呼ぶ者あり)従つて、この予算委員長の報告なるものは、一体これが正しいものかどうか。又、予算委員長は、これは一体、報告する資格があるのかどうか。この点を第一にお伺いいたしたいのです。  それから第二には、青木委員長に、実はこの予算委員会におきまして不信任案が提出された……

第16回国会 参議院本会議 第32号(1953/08/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は只今上程されました外航船舶建造融資利子補給法の一部改正案に反対いたすものであります。  私は、先に二十八年度予算の討論のときも反対の意見を述べたのであります。再び私は、ここで、この反対の意見を強調せざるを得ないのを非常に遺憾に存ずる次第であります。只今、委員長から御説明もございましたが、この法律案は、二十八年度の予算総則十条にあります政府原案においては十三億であつた利子補給を、一挙に十二倍以上の百六十七億にこれを殖やそうという、そういう裏付けの法律案であります。更に又、造船振興の名の下に、海運振興の名の下に、製鉄会社が借りている利息をも、これをも大幅に引下げ、約十三億の利息……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 参議院本会議 第6号(1953/11/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はこのいわゆる災害予算に反対いたすものであります。  私は日中貿易促進議員連盟の派遣議員といたしまして、約一カ月新らしい中国の偉大なる建設の実情を視察いたしまして、去る三日帰つて参りました。そうしてこのいわゆる災害予算と取組んだのであります。私たち議員団一行は、中国の非常に大きな建設の一つである、永定河の官庁ダムを視察したのであります。この視察に当りましては、中国側はわざわざ北京から寝台付きの三両編成の特別列車を我々議員のために提供されまして、殆んど国賓待遇のような形で、我々は厚遇を受けたのであります。その官庁ダムの建設は、幅三百六十メートル、長さ二百九十メートル、そうしてそ……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 参議院本会議 第8号(1954/02/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、矢嶋君提案の綱紀粛正特別委員会設置に双手を挙げて賛成するものであります。(拍手)  政府は、いわゆる一兆円予算を組んで国民に耐乏生活を要求しています。必ずしも一兆円緊縮予算の下に限りませんが、予算執行の前提は、政治が清潔でなければならんということであります。(「その通り」と呼ぶ者あり)如何に予算が小さくても、又如何に予算が多くても、この予算の使い方が腐敗的に使われておつたならば、これで国民が納得できるでありましようか。このことがたまたま一兆円予算の耐乏生活を政府が要求するときに当つて、非常に大きな腐敗が明らかになつて来た。これは今明らかになつたのであつて、実は、これまでそ……

第19回国会 参議院本会議 第21号(1954/03/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、国民がMSA協定に関して一番関心を持ち、聞きたいと思つている点についてお伺いしたいと思いますが、その第一は、MSA協定の本当の目的は何であるか。真の目的が私は隠されているのではないかと思うのであります。そこで本当の目当はどこにあるかということを第一にお伺いしいた。  それから第二には、この際、現在特にMSA協定によつて防衛力を増強しなければならない理由。これはどういうところにあるか。  それから第三には、このMSA協定及び小麦協定の経済的効果如何。財政、金融、産業に対する影響如何。  第四は、MSA協定の国民生活への影響。  この四点について政府側の御答弁を聞きました上で……

第19回国会 参議院本会議 第28号(1954/04/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はこの際、昭和二十九年度暫定予算に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は政府に対しまして、この二日間の予算の空白期間を生ぜしめた責任について質問いたしたいのであります。  只今大蔵大臣は、二つの理由を挙げて、この空白期間を生ぜしめたことに対して責任ないこと及びそれに対して措置をしたから影響はないということを言われました。併しながら大蔵大臣も御承知のように、この歳出は歳入予算と違いまして、歳入予算は、予算自体によつて税金を取るわけでありませんで、歳入については税法によつて取るのでありますが、歳出予算は、歳出の予算がなければ、一銭一厘といえどもこれは支出するこ……

第19回国会 参議院本会議 第40号(1954/04/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして、只今上程されております昭和二十九年度特別会計予算補正(特第1号)に反対するものであります。この補正予算の金額は三十六億で少額でありますけれども、その内容を見ますると、日本の憲法上或いは又財政法上或いは又外交上、政治上或いは又国民生活の上にとつて、重大な意味を持つていると思うのであります。そういう観点に立ちまして、私は大体三点に亘つて反対理由を明らかにいたしたいと思うのであります。  その第一は、この予算案が憲法に達反しているという点であります。即ち先ほど問題になりましたMSA協定の一環としてこの予算案は出されておるのでありまして、MSA協定は……

第19回国会 参議院本会議 第57号(1954/06/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして只今上程の防衛関係二法案に反対するものであります。  只今賛成論者の御議論を聞いておりますと、御議論の筋よりも、吼えるがごとく大声疾呼して、そうして内容の空虚を補わんとしておる。曾つて私は、一度ここで述べたことがありますが、福沢諭吉先生も、「空樽の音は高し」と、空樽の音は高い、空虚なる器は叩けば叩くほど音が高いのである。空虚さを以て空虚なる言葉を補わんとしても、私は納得できません。これらの二法案は、日本の民族の運命にも関するような重大な法案であることは御承知の通りです。この重大なる法案に対する審議の状況はどうでありましようか。十分にこの法案が国……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 参議院本会議 第5号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、二つの点から本補正予算案に反対するものであります。  その第一は、この補正予算の背景をなしているところの政府の基本的な財政経済政策に対する反対であります。  二十九年度の予算の性格は、言うまでもなく、防衛費を増加させて、民生費を削減して、極めてはつきりとした軍事的性格を持つたところの財政であります。アメリカのMSAによりまして、現在はいわゆるMSAデフレの影響が広汎に現われて、失業は、政府の官庁統計だけでも、八月は七十一万に達し、ドツジ・デフレ政策のときよりも遥かに多くの失業者が巷に溢れています。中小企業に、炭鉱に、実際にこのデフレ政策の影響を末端で、この目で見、この耳で……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 参議院本会議 第7号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま上程されました三十年度暫定予算に対しまして、反対するものであります。反対の論拠は、一語に要約すれば、この予算が憲法に違反するMSA再軍備を行なってそのために民生を非常に犠牲にし、そうして日本経済の自立を妨げるという、この予算の根本的な性格にあるわけでございます。  要するに、これは二十九年度予算、自由党の編成し、われわれがまた反対いたしました二十九年度MSAデフレ予算の延長予算ですが、この千六百八億に上る四、五月の予算の内容を見ますと、単に二十九年度のMSAデフレ予算の延長であるばかりでなく、二十九年度予算よりもむしろ、この四、五の両カ月の予算の内容においては、防……

第22回国会 参議院本会議 第22号(1955/06/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は本協定をいい悪いという立場をきめる前に、まずこの協定がほんとうに日本の経済のためになるのか、ならないのかということをはっきりさせたい。そういう点から質問いたしたいのであります。その前提に立ってまず大蔵大臣に、今、日本の外貨の事情、外貨ポジション、日本はどのくらいの外貨を持っておるか、そうしてその外貨はどういうふうに運用しているか、いかなる外国の銀行に、あるいは定期預金あるいは当座預金等によって何分の利息で、どういうふうに運用しているか、その外貨ポジションと、その運用の状況についてまず詳細に御報告を承わってから質問に入りたいと思います。

第22回国会 参議院本会議 第29号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま上程の三税法改正法案に反対をいたすものであります。  今回の税制改正は、税負担の軽減と資本蓄積を促進するということが主眼になっておりますが、しかし、その内容はきわめて不完全であると思う。一番問題になる点は、この減税の財源をいわゆる自然増収、われわれはこれを自然増税と呼んでおるのでありますが、生計費が上るために賃金が上る、そのために累進課税がかかって、従来の税法では税収がふえる、そういうものを財源としておるわけであります。本来ならば、再軍備とかその他不生産的な支出、あるいはまた会計検査院で指摘しておるような不当支出、あるいはまた法人とか……

第22回国会 参議院本会議 第31号(1955/07/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま上程の三十年度予算三案に対しまして反対いたすものであります。  対外的にも対内的にも全く自主性を失ったこの三十年度の予算が、いかに不健全であるかということは、両派社会党の代表の方々、あるいはただいま立たれました緑風会の豊田雅孝氏によっても、詳細にこれは指摘されたところでありますので、私は重複を避けて、これは繰り返しません。時間もありませんので、簡単に、またきわめて常識的にこの予算案に対する私の見解を述べまして、反対討論といたしたいと思います。  終戦後十年を経ました現在の日本の経済の一番大きな矛盾は、防衛負担が日本経済の自立と、国民生活の安定を妨げておると、この点……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 参議院本会議 第8号(1955/12/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は四つの理由から、ただいま上程の昭和三十年度特別会計予算補正に反対いたすものであります。  第一の理由は、先ほど社会党の森崎君も指摘されましたが、鳩山内閣はこの予算補正を出す資格がないわけであります。六月の十日及び十一日のあの予算委員会におきまして、念を入れて、何回も、私はあの修正予算が出ましたときに、補正予算は組まないのか。こう質問いたしましたところが、絶対に組まない。実は今度の予算討論におきまして、緑風会の館さんも指摘されましたが、すでに地方財政において、あの財政計画の百四十億というものは、無理にあれは圧縮していたのでありまして、非常な無理がある。必ずこの補正も必要になっ……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 参議院本会議 第7号(1956/02/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、第一に憲法改正に関する鳩山首相の真意について、質問いたしたいのであります。  憲法改正の中心が、再軍備を可能ならしめようとすることにあることは言うまでもないのですが、この現憲法と再軍備との関係についての鳩山首相の解釈は支離滅裂であります。この間は、陸軍あるいは軍艦、飛行機を持つことを現憲法は禁じているように言うかと思うと、先ほどの釈明では、自衛のためならば軍備を持ってもいいのだ、こういうふうに言われておる。どちらの説を根拠にして質問したらいいか迷うのでありますが、先ほど、とにかく自衛のためならば軍隊を持ってもいいのだ、こういう釈明をされましたから、その解釈に基いて質問をい……

第24回国会 参議院本会議 第26号(1956/03/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま上程の昭和三十一年度関係予算三案に反対いたすものであります。  反対理由のおもなる点については、すでに予算委員会の討論において申しましたので、ここに繰り返すことを避けます。しかし、ただこの際反対理由の最大のものとして、どうしても強調しておかなければならない点は、防衛費の膨張のために、いかに国民生活が犠牲になっているかという一点であります。先ほど社会党の相馬議員が指摘されましたが、この予算はほんとうに弱い者、経済的な弱者に防衛費の犠牲をしいている予算と言わざるを得ません。この間九州の戸畑に参りました。七十才の老人が肺が悪くて、そうしてぜんそくであります。その老人がニ……

第24回国会 参議院本会議 第58号(1956/06/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 江田さんよろしゅうございますか、これから質問しますが。  事務総長の芥川治君が不信任をされた、不信任案を出されたことについて、これまで提案者の江田氏から、るる提案理由の御説明がございました。しかしその御説明が非常に不十分で、それは時間の関係上不十分でありました。つまり次に質問者に立ちました羽仁さんが指摘しましたように、あまり時間々々ということを、与党の諸君あまり言われたものですから、時間にばかりとらわれておりましたので、十分な御説明がなかった。提案者の江田さんの御指摘の通り、事務総長の芥川治君を不信任するということは、これは一身上の重大問題であります。従いまして、羽仁さんも十分……

第24回国会 参議院本会議 第60号(1956/06/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はいただいま上程になりました日比賠償協定に反対するものであります。  もとより、日本軍がかって侵略した国に対して、その復興に対し、誠心誠意賠償に努めることは、われわれの義務でもあり、責任であります。しかしながら、今度調印されました日比賠償を見ますと、その調印の経緯及びその結果から見まして、これは鳩山内閣の外交の一大失敗であると私は思うのであります。(拍手)なぜ世論が、もっとこれについて真剣に批判し、そうしてもっと十分な検討を加えないのか、私は不思議に思うのであります。なぜならば、この賠償は単にフィリピンだけの賠償ではないのでありまして、これが成立する結果は、今後われわれ、ある……

木村禧八郎[参]本会議発言(全期間)
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委員会発言一覧(参議院3期)

木村禧八郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
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第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 建設委員会 第5号(1953/06/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の田中さんの御質問に関連しまして、地方負担分は、この予算の結果、金額としてどのくらいになつておるのですか。
【次の発言】 二十七年度は幾らですか。
【次の発言】 先ほどの御説明のうち、特定道路については一般会計から二十五億特別会計のほうへ繰入れると言いましたが、これは特定道路の特別会計三十一億のうち二十五億を繰入れて、あとは資金運用部資金か何かで賄うのですか。
【次の発言】 わかりました。それからもう一つ、高速度道路の調査費がここにやはり出て来ております。千五百五十五万ですね。これは大体この前しも問題になりましたが、この高速度退路計画は外資の導入を前提としておるわけですね。……

第16回国会 建設委員会 第11号(1953/07/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつとそれに関連しまして……、只今そのほうの専門家の赤木さんからも御質問があつたわけですが、それに対する御答弁を聞いてみますと、これはもう天災的な突発事件のような考え方で御答弁しておるようですが、これまでの政府の政策に、施策にやはり責任があつたということは政府のほうでは考えておられませんか、災害の経過においてですよ。
【次の発言】 その建設省の次官として伺うのですが、具体的に政府のそういう治山、治水政策、或いは道路政策、そういうものを今度の災害との関係においてどういうところに欠陥があつたか、そういうことは御調査されておると思うのですが、それで成るほどこれは異例な降雨である、従……

第16回国会 建設委員会 第14号(1953/07/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の田中さんの御質問は非常に尤もと思いますので、具体的な例によつて一つ答えてもらいたい。今現実にどういうケースによつてこの改正の第二点を必要とするに至つているか、今差迫つてそういうことを必要とする例があるに違いない、あるからこういう法律を出して来られる。どこのどういう場所のどういうところでこういう法律を作らなければ支障があるのか、これを具体的な例を出して、若しこの法律を作らなければこういう障害があるのだ、何県のどういうところでどういう事業をやるためにこういう法律が必要であつたか、そういう具体例がなければこういう法律を出す必要がないのです。その裏付となつている事実を併せて、それ……

第16回国会 予算委員会 第2号(1953/05/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今後のことなんですが、MSA関係の法令なんかいろいろ探したがないのですが、これから予算審議に出て来ると思いますから、そういうことも特に委員長から資料を至急出してもらうように御要求願いたいと思います。
【次の発言】 それは本予算までで結構なんです。

第16回国会 予算委員会 第3号(1953/05/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の各同僚諸君からの質問によつても明らかなように二十八年度の、前に流産になつた予算、あの予算を編成した当時と現在とでは国際情勢においても国内の事情においても非常に変化を来た、しておることはもう総理も又御承知の通りだと思います。従いまして今度の二十八年度の、政府がこれからお出しになる予算を編成するに当つては当然この国際情勢の変化に伴う国内経済の非常な変化といろものを前提として組まなければならないと思うのですが、而も先ほど正宗次長から伺いますと、八月の暫定予算は一カ年間の年間予算の一部として組む、そうなるとすでにもうすぐ出て来るであろう八月の暫定予算は、二十八年度の編成方針という……

第16回国会 予算委員会 第4号(1953/05/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ず大蔵大臣に今度の暫定予算の性格についてお伺いしたいのです。この暫定予算はどういう方針でお作りになつたか。これは何回も御答弁になつているようですけれども、一応あとで御質問することに関連して先ず承わつておきたい。
【次の発言】 そういたしますと、いわゆる政策的なものとかそういうものは緊急やむを得ないもの以外は含んでいない。そういうお話ですが、七月分の暫定予算については、この間大蔵省の主計局次長正示さんの答弁では、これは二十八年度一カ年分の年間予算の一部として考慮される、こういうお話であつた。そういうこともあつて若し事務的な単なる骨格予算を出すならば六、七同時に出せるはずなのに、……

第16回国会 予算委員会 第5号(1953/06/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 指定預金幾らですか。
【次の発言】 消費水準を農村と都市とを分けると……
【次の発言】 二十七年度は都市は幾らですか。
【次の発言】 不成立予算のときとの比較を出してくれませんか、二十八年度の不成立予算との比較ですね。
【次の発言】 ちよつと法人の数ですね。法人数の数字、これを一つ出してもらいたいですね。それともう一つは二十六、七、八ぐらいの法人の場合の課税所得見込額と、それから法人の国民所得との比較率、この二つを一つお願いします。
【次の発言】 それは主税局としてどれだけ法人所得を抑えて、それに対して課税見込みをどれだけしているか。

第16回国会 予算委員会 第6号(1953/06/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 昨日はこういうことがあると思つて、念を押して委員長に皆さん御相談申上げたのです。こういうことが起ることは当然予想されたから、非常に念に念を入れて、委員長大丈夫ですかと、そうして、そうしなければ非常に狂つて来るのですよ、ずつと日程が……、委員長はそのことに努力すると言われた。自由党のかたは一体どうされたのですか。昨日はあれほどこういう事態が起ることを予想して、念に念を入れて……、非常に私は手ぬかりだと思うのです。
【次の発言】 それは、委員長の今のお話は私は一応了承いたします。併し、なぜそんならば早く小委員会を開いて、理事会を開いてそのことをみんなにお諮りしなかつたか、私はそれは……

第16回国会 予算委員会 第7号(1953/06/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は大蔵大臣にこの暫定予算の予算補正総則六条の問題について、もう少し具体的に質問いたしたい。  昨日、条件は金利などはいわゆる五分というようなお話であつたのですね。これは高過ぎるじやないですか。
【次の発言】 その条件をもう少し共体的に、例えば普通この期限二十年以上のものは年三分、或いはクオーター乃至三分半、二十年以下のものは二乃至三%というのが通常であると言われておる。従つて私は相当高いように思われるのですが、そういう金利の点、それからこれをどうして償還するか、更に又この援助を受けた金を、いわゆる外貨になるのですが、どういうふうにこれを使うのであるか、その使う場合にこれは火力……

第16回国会 予算委員会 第9号(1953/07/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 委員長、今佐多君の言われた発言に対して何とか答弁する必要があると思います。
【次の発言】 鋼材の輸出の見通しについてちよつと伺いたいのですが、経済審議庁で前にワールド・バンクに出した報告ですと、三十二年が七十万トンぐらい出る。更にその後又再改訂作業をやつたようですが。それによると更に減るような見通しのようですが、聞くところによると、四十万トンぐらいに三十二年にはなるのだ。それはまあ主としてシューマン・プランの関係、インド政府との関係のようですが、非常にその見通しが悲観的のように言われておりますが、その点について通産省のほうはどういうふうに考えておられますか、伺つておきたいのです……

第16回国会 予算委員会 第10号(1953/07/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 災害復旧関係でどの程度の歳出を見込まれる予定ですか。今度の災害ですね、九州その他ですが。
【次の発言】 結局それはまあ応急対策になるのですね。あとで又被害総額がわかるにつれて又その費用が出て来るわけですが、そういうのはどういう形で賄われるのですかね。地方債で賄うのですか、或いは平衡交付金で賄うのですか、その賄い方ですね。
【次の発言】 私今度初めて建設委員になつたのですが、それで道路計画費などを説明してもらつたが、これは道路関係ばかりではないのでございますが、中央においては今度御承知のように道路費が非常に著しく殖えた。そうする一地方財政の負担分が、それに連れて膨脹しておる。この……

第16回国会 予算委員会 第11号(1953/07/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して……。装備の点ですが、二十八年度の予算として要求しておるのは千二百二十五億ですね。これは装備からいつて、これまでのいわゆる兵器よりも更に進んだ兵器を要求するということが入つているのですか、千二百二十五億の要求の中には……。兵器関係から言つてどうですか。
【次の発言】 保安庁のほうに伺いたいのですが、この前いわゆる兵器の内容を示して頂きましたね。あれ以後新らしい兵器というものはお使いになつておりませんか。又アメリカのほうとの何か折衝で新らしい兵器が来ておりませんか。
【次の発言】 それはどういう機能をするのですか。

第16回国会 予算委員会 第13号(1953/07/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私遅れて参りまして、お話で触れられたかどうか知りませんが、政府が二十九年度の予算編成の場合に、地方税のことですね、これを二十九年度から実施する目標で地方制度調査会等に諮問しつつあるというのですが、二十九年度はもう実施する意志でやつているようであります。それでこの地方税制に関して一つ御意見おありでしたら、これを承わつておきたいのですが……。
【次の発言】 ちよつと三点について御質問いたします。只今改進党の修正案についてやや相当に評価されたお話がありまして、特に防衛費を削つてそれを民生安定費のほうに向けているという点では、政府案よりは朝鮮休戦後の経済変化の事態により多く適応しようと……

第16回国会 予算委員会 第15号(1953/07/14、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと議事進行で……。  この前の理事会で申合せがなされて、今日の予備審査という形で予算委員会を開いたわけですが、その後新聞を見ますと、あの理事会を開いた当時に予想されなかつたような、相当大きな予算の修正の折衝が自由党、改進党との間に行われているわけですね。そうしますと、これから副総理なり或いは大蔵大臣なりお見えになつて予備審査で質疑をするとしましても、これまで出された予算案に基いて質疑をすることは、非常に困難だと思うわけです。従つて、この審議の仕方については事情が非常に変つて参りましたから、これはもう一度理事会なり開かれて、この審議の仕方をどうするかということを御確認願わな……

第16回国会 予算委員会 第16号(1953/07/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと為替局長にお尋ねいたします。今の外貨の運用状況ですね、幾らくらいあつて、それをどういう形で保有しておるか、これを具体的にお話願いたいと思います。
【次の発言】 どこにですか。
【次の発言】 どういうところかということをお聞きしたいのです。
【次の発言】 そうしますと、外国系の銀行に相当多額に、どのくらいになりますかね。約九億近い、八億幾ら……。
【次の発言】 その七億くらいのうち、定期預金と当座預金、定期預金は利子が附くわけですね、どのくらいの利子か。それから当座預金は無利子だ、そうすると、無利子の分はどのくらいであるか、それとどの銀行に幾らということまでは、これは御無……

第16回国会 予算委員会 第17号(1953/07/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど、一番最初佐多君から説明を聞く前に、この修正案なるものの取扱い、それからその意味を明らかにするために、そういうところから始めるべきだというその提案が出ているわけですね。委員長はこれに対して、昨日の委員長、理事打合会において是非この意見を聞いて審議に入ることになつているからというので、今取上げられないようなお話ですが、併し永井さんからも今お話がありましたように、事情は昨日と非常に私は変つてると思うのです。なぜならば、今日議院運営委員会において、この問題の取扱いについていろいろ審議したところ、非常に重大なやはり疑義が出て来ているわけです。我々予算委員としてこの疑義をあいまいに……

第16回国会 予算委員会 第18号(1953/07/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど修正案に対して政府は責任を持つと言われましたがその責任の内容です。責任はこの修正案の編成提出に関する責任、こういうものを政府が持つというのか、或いは又緒方副総理が一昨日議運で言われたように、この予算案が成立した場合における執行の責任、こういうものの責任ということを意味しているのか。この責任ということは両方私は含めての責任と解釈するのですが、昨日の議運では緒方副総理はそういうふうに説明した。編成提出については責任を持たない、執行について責任を持つ、こういうあれでしたが、総理は先ほど責任を持つと言われましたが、その責任という内容はどういう内容であるか、これを明らかにして頂きた……

第16回国会 予算委員会 第19号(1953/07/21、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今の説明の意味はこういう意味ですかどうかをこの際簡単に質しておきたいと思います。  第一に、予算の提出権は内閣のみにあるが、同時に国会にも修正の予算の提出権があるという前提に立つての答弁であるかどうか。即ち国会は国会自身の予算以外に他の予算についても提出権があるとの解釈に立つての答弁であるかどうか、修正案の提出権です。  それから第二に、政府提出原案には財政法第二十八条により所定の参考資料を添付しなければならないが、それ以外即ち補正予算、修正予算にはそれを添付する法律上の義務はないとの解釈に立つての答弁であるかどうか、この二点を質しておきたいと思います。

第16回国会 予算委員会 第20号(1953/07/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して……。今、総理大臣は非常に重要なことを言われたと思うのです。これまで何回も池田大蔵大臣当時から政府はこれを債務と心得ると何回も言われておる、これは速記録を御覧になればわかります。ところが総理は債務とは心得ておらない、併し自発的にこれを返すつもりである。これはこれまでの御説明と非常に違つておるのです。債務と政府は心得ると言つておる。そこで今佐多氏がそれでは債務と心得るためには国会がこれを債務であるかないかを判定しなけりや債務と言えないのに、これまで債務であると心得ると言つておつたので、これはそういうことは言えないのではないかというので問題になつておつたのです。その食い違い……

第16回国会 予算委員会 第21号(1953/07/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、参議院に廻つて参りました、この衆議院で修正されました予算案は、三つの点において政府の政策の根幹に触れた重大な修正でありまして、従つて政府の予算提案権を侵害している、そういう観点から質問いたしたいと思います。この衆議院が修正して参議院に送つて参りました予算案がなぜ政府の予算提案権を侵害しているか、それは政府の政策の根幹について、三つの点について重大な修正を要求されているからであります。その第一は、政府の米価政策が根本において修正せられているということ、その第二は、政府の物価政策、特に補助金政策をとらないという、この物価政策の根幹が修正されているということ、第三は、政府が財政……

第16回国会 予算委員会 第22号(1953/07/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 昨日の委員長、理事打合会におきましては、一応二十八日までの日程は組んだわけです。併し新たなる事態については別途考慮する、こういうことになつておるわけであります。これは委員長もその通りと思われていると思う。ところで本日の新聞を見ますと、新たなる事態は私は生じておると思います。この二つの点でこれは重大なる私は問題であると思います。即ち改進党と自由党との問において八百円の供出奨励金の問題について申合せができた。昨日保利農林大臣はこの八百円の奨励金は供出完遂奨励金であつて、供出が完遂されなければこれは出さないのである、こういうことを、結果においてそうなんだということをはつきり言われたわ……

第16回国会 予算委員会 第23号(1953/07/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 これで恐らく今日は散会じやないかと思いますが、明日の審議を円滑にするために、実は私の質問に入るときに、かねがね資料を要求しておりました。外航船舶の融資に対する利子の補給についての必要な資料を二十一日に通産省のほうに要求してありました。今日の出たわけです。併しながらこれは要求した趣旨に副うておりません。まあ失礼ですが極めて杜撰でありまして、こういう資料を基にしては到底私の質問はできませんので、委員長におかれましては、要求書は私は箇条書にして二十一日に出してございます。従つて改めて明日の審議に差支えないように、その資料を出すよう委員長からもよく督促して頂きたいと思います。これで最後……

第16回国会 予算委員会 第24号(1953/07/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は質問に入る前に委員長に質しておかなければならないことが三つある。その一つは委員長は理事打合せ会におきまして、この三派の修正案について供出奨励金以外の修正の内容について三派において申合せみたいなようなものがあつたならば、これを出してもらいたいということを委員長を通じて通告してもらうということになつておりました。未だに委員長から私が質問する前にその御報告がざごいません。これはそういう折衝をされたかどうかということが一つ。もう一つは去る二十一日に私は資料を要求いたしたのでありますが、造船の建造融資利子補給につきまして、昨日も申上げましたが、我々が要求した資料と殆んど問題にならんよ……

第16回国会 予算委員会 第25号(1953/07/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 これまでいつもこの議論になつて割切れない点があるのですが、はつきりさせて頂きたいのですが、大蔵大臣は、海外競争力をつけるために物価を下げなければならんというのです。そのために、大蔵省としては、金融面、税制面、金利の面からコストを下げることに努力されると言われている。ところが実際はコストが下つても物価が下つていないのですよ、そこの問題をどうするかというと、独占価格が形成されているんですが、この矛盾をどう解決するか。海外競争力をつけるために物価を下げるためにコストを下げると言うが、コストが下つても物価が下らなければ、ただそこに企業利潤が殖えるだけ、これでは海外競争力は付かないと思う……

第16回国会 予算委員会 第27号(1953/07/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それは、只今の小林さんのお申出は、受持時間以外に質問されるということに対して、委員長はそれをお認めにならないというのですか。
【次の発言】 それは、この問題は小林さんが御質問なされば内容はわかると思うのです。これは非常に重大な問題です、予算委員として。これは新たなる突発事故であることは明らかです。従つて、これは私は改めて御相談して頂かなければならんと思う。これをお認めにならなければ。これは重大な問題です。軽卒に扱つてはならないと思います。そこで、これはいわゆる党派を超えて慎重にこういう問題は特に予算委員会は扱わなければならないので、特に今度のこの修正案については、幾多こういうで……

第16回国会 予算委員会 第28号(1953/07/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は社会党左右両派の意見と同様に、この委員会は予算案に対して討論採決するに値いしない、討論採決する資格がない。私はそういう立場に立ちましてその内容についての討論は保留いたします。  その理由は、この予算は審議が不十分である。先ほど高橋委員が、野党が無理に予算の審議権を放棄したと言いますが、まだ予算の審議の時日があるのに非常にファッシヨ的なやり方によつて無理に質疑を打切つてしまつて、従つて質疑ができなくなりてしまつた。而も先ほど両派社会党のかたが述べられましたように、例えば予算審議には三派修正が現われて来ておるので、異常なたくさんの疑義があるわけであります。而も利権にからむところ……


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第17回国会(1953/10/29〜1953/11/07)

第17回国会 予算委員会 第2号(1953/11/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はこの重要な予算に関する質問時間もございませんから、この災害補正予算案と日本の財政の基本問題との関連において、ただ一点基本的な問題につきまして総理に伺つておきたいと思います。  この我々に配付されました二十八年度予算補正の説明によりましても、日本の今の財政は重大な段階に立ち至つておるのでありますから、それははつきりとこの説明書にも書いてあります。最近の経済情勢を通観すると、朝鮮休戦成立後の世界の物価は、緩慢ながら下落の傾向にある、然るに我が国の物価は漸騰、遺憾ながら多少ともインフレ的な傾向を示しておると判断せられておる。従つてこのインフレの防止が重大な課題になつているというこ……

第17回国会 予算委員会 第4号(1953/11/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それに関連して。これは日本の保安隊としての経費であるかどうか、この部隊編成を伺いたい。と申しますのは、これまで経費を節減できるとかできないとか、或いは又今後保安隊を増強するとかしないとかといつておりますが、一体今の日本の保安隊の部隊編成は日本独自の編成になつているかどうか。従つてこの具体的な部隊編成を伺いたい。更に付け加えれば今の保安隊は大体一管区にしますと約三万人ぐらいになります。十一万ですから四管区としてそれで大体三万人ぐらいになる、それより少し少い。併しそれは戦時の部隊編成だと思う。平時の部隊編成というものはそんなに多いものではないと思う。これは辻代議士あたりの意見では大……

第17回国会 予算委員会 第5号(1953/11/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 これまでの質疑を通じまして、災害予算をめぐる問題の焦点は極めて明らかになつたと思うのです。即ち非常な未曽有な災害を受けて、そうしてこれに対する予算措置が不十分である、このことは質問する者の意見もそうですし、政府のほうの答弁も、やはり十分ではない、こういうことは認められておるわけです。この不十分な点がどこから来たかと言えば、結局これまでの論議を通じて防衛費と民生費との競合関係から来ていることは明らかになつたわけです。政府は災害や算をここで多く組むと、結局こホは又インフレになつて来る、そこで非常にこの不十分な災害予算を組むに当つて、インフレにならないような措置を講ずるために民生費を……


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第18回国会(1953/11/30〜1953/12/08)

第18回国会 建設委員会 第1号(1953/12/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今の合同庁舎の節約のお話を承わつたのですが、いろいろな火災の何ですか予防措置に関するような節約とか何とか言われたのですが、一体そういう節約をして差支えないのかどうか、何か今五%に達しなければならんというので、非常に機械的に何か節約しようとされているように思われるのですが、これは今の例だけじやないので、全体に通ずる問題で、まあ一つのケースとして伺いたいのですが、それで支障ないのですか。
【次の発言】 そうですか、そうすると節約してもそれは来年度に膨れて来るということがわかつたのですが、それからその前に伺つた節約分ですね、職業安定所とかその他の税関とか何とかですね、どうも今までそう……

第18回国会 建設委員会 第2号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 さつきの百二億の資金運用部の原資の繰越、あれは百八億の追加融資、それから特定道路、それから学校、国民金融公庫と、ああいうものを引いたあとの繰越の原資の額ですか。

第18回国会 予算委員会 第1号(1953/12/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 超過供出の数量のほうは当初と今度の差額、つまり金額のほうで行くとどうなんです、超過供出の金額ですね、当初幾らで……。
【次の発言】 これは超過供出のときには、超過供出量に対しては、完遂奨励金プラス超過供出奨励金、両方もらえるんですか。
【次の発言】 そうしますと、義務供出の場合は八百円ですね、そうしますと今度は超過供出の場合は石当り幾らですか。
【次の発言】 そうしますと、こういう場合が予想されませんか、成るべく義務供出を少くして、超過供出を多くしたほうが余計金がもらえる、これは非常に素人的な質問ですが、そういうことになるでしよう。

第18回国会 予算委員会 第2号(1953/12/05、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今の報告の点について。繰越益の三百四億の内容をちよつと説明して下さい。
【次の発言】 この益というのは前のインベントリーとの関係はどうなんですか。
【次の発言】 そうしますと四百四十七億の二十七年度の益の中で百七十億がインベントリー関係で、あとは評価益というのですか。
【次の発言】 今度三百四億の繰越益ですか、これを使つて結局十億しか残らんということになるのですが、そうするとインベントリーを食うわけですね。その食う形はどういうふうになるのですか。結局食糧証券の発行増ということになるのですか。
【次の発言】 そうするとこれは食糧証券の発行限度とは関係ないのですか。

第18回国会 予算委員会 第3号(1953/12/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど外務大臣は最初からこれを債務と心得ていたというお話ですが、これは私は正確を欠いていると思う。債務と心得ていると言い出したのは、池田大蔵大臣が前の国会で言い出したのが初めになつて来ておるので、その前の国会で出した予算説明書を御覧になればおわかりになります。最初から債務と心得ておるのではないのであります。或る段階から債務と心得るようになつたのです。そのいきさつは私は詮索いたしませんがアメリカと政府の折衝において債務と心得なくなつた事情があると思います。その間の事情の変化を本当は国民に明かにすべきです。予算説明書を見れば最初日本では終戦処理費を負担してその代りにアメリカの援助が……

第18回国会 予算委員会 第4号(1953/12/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 時間が極めて少いので簡潔に質問いたしますから、答弁は質問を何回も繰返さないで済むようにお願いいたしたいと思います。先ず大蔵大臣に二つのことをお尋ねしたいと思う。その第一は、第三次のり補正予算をお出しになるかならないか。これは義務教育費国庫負担の特例法と関連して、若しあの法律が通らないとこの補正の必要が出て来るのじやないかと思う。その点第一点。  第二点は財政投融資の関係です。これは二十九年度の重大な問題になつて来ると思う。大蔵大臣も非常に苦心されていると思うのですが、今度の補正では食管会計のいわゆるインベントリーを食つているわけです。ただ残るのは外為のインベントリー、外貨手持、……

第18回国会 予算委員会 第5号(1953/12/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について。これから恐らく質疑を打切つて討論に入ると思うのですが、この討論をするに際して、一つ明確にしておかなければ討論できない点がございますから、この点お諮り願いたいと思うのです。それは昨日大蔵大臣に対して義務教育国庫負担法の特別法が通らない、実は昨日殆んど通らないことは明らかであつたのですけれども、通らない場合には第三次補正を出すのか出さないのかということを聞いたんですが、大蔵大臣は自分はもう確信があると、通ることは確信があると言われた。そこで第三次補正が出るか出ないかが、この予算を審議する上において又討論をやる場合に非常に我々は関係があるのであります。従つて大蔵大臣……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 建設委員会 第7号(1954/02/11、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ガソリン税の三分の一が地方に行くわけですが、この道路計画との関連はどうなるのですか。前はガソリン税を道路に充てるというあの法律を通すときに計画があつたのですね、裏付として……。従つて今度のガソリン税が全部道路費に来ないで、三分の一は地方に行つて、地方の道路費になるような御説明ですが、前のガソリン税を道路費に充てる法律を通すときの裏付となつた道路計画との関係はどういうふうになるのですか。
【次の発言】 それは道路局長の御意見はよくわかるのですが、これは単に私は道路だけでなく、ほかの事業においても三十年度において取返す取返すということをよく言われておるのです。併し実際問題として三十……

第19回国会 建設委員会 第8号(1954/02/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 安全保障諸費ですな、安全保障諸費の使用状況は今一体どういうふうになつておりますか。
【次の発言】 その繰越できるというのは。
【次の発言】 百八十七億、結局ですね二十九年度に余るわけですね、大体二十八年度までにこれは使うということになつているわけですね。そうしますと百八十七億というこれはどういうことになるのですか。
【次の発言】 そうするとこれは一応予算総則に繰越明許を又やらなければならないのですか。
【次の発言】 それが非常に問題だと思うのです。それは一年度繰越すということについては、これは繰越明許その他で許されると思うのです。併し大体予算の原則からいうと、原則は一会計年度と……

第19回国会 建設委員会 第閉会後8号(1954/10/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと関連して。この岩内の今の二月五坪七万円という問題ですね、これは全国的に一律にこういう基準なんですか。
【次の発言】 そこで田中さんが今質問しているのですけれども、そういう地域により、又気候、風土の違う所でそういうことの考慮が全然されないのですか。
【次の発言】 それは今のお話は、恒久、緊急ということですね、或いは応急的ということですが、その応急的措置、恒久的措置を問わず、特殊事情ということを考えないで一律にやるということは、これこそ官僚的な机上プランですよ。あなたは失礼ですが、北海道においでになつて冬を越したことがあるのですか、殊に岩内方面ですね。救助なんですから、実際……

第19回国会 建設委員会 第閉会後9号(1954/11/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 資料をほしいのですがね。只今のお話で、結局補償の問題がうまく行かないで公益事業の遂行が困難を来たしていると、こういうことでまあこういう法律を出そうというわけでしようが、具体的に今どういう所でどういうことが問題になつているのか、具体的にですね。そういう事例を、こういう所でこういう補償の問題でこういうことがうまく行かないからと、そういう具体的事例を資料にして出してもらいたいのです。それからもう一つは、さつき農地なんかの替地を与えた所はうまく行つている。原則としては、金銭の補償よりも、例えば水没地なんかはそれに替地を与えると、農地なんかを与えると、そういう場合は非常にスムーズに行つて……

第19回国会 建設委員会 第閉会後10号(1954/11/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私資料を要求したときに、腐朽分を加えて、成るべく一つ腐朽分についての数字も入れてほしいという要求を出したのですが、これは住宅対策を立てるときに腐朽分を除外して考えておるのか、入れて考えておるのか、そういうことを見るために腐朽分もこれに入れてもらいたかつたわけです。それはすぐわかりますか。
【次の発言】 結局問題は、住宅困難を如何に緩和したらいいかということになるのですが、一応腐朽分というものを考慮に入れなければならないわけでしよう。そこでこれがまあ入つてないので、大体一カ年どのぐらいあるものかということをこれに入れてほしいわけなんです。推定でもいいです。どのぐらないに推定してお……

第19回国会 建設委員会 第24号(1954/04/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 副総理にちよつとお伺いいたします。  実は建設委員会については重要な法案がかかつておるのですが、聞くところによると、新聞の報道だけで或いは承知しておるんですけれども、建設大臣の御病気が相当長引くように新聞では報道されております。建設大臣は大体三月の十二日からお休みになつておられます。それで委員会といたしましては、まあ急ぐ法案もあるわけですけれども、建設大臣に質問しないで審議を進めるということは非常に困難だと思うんです。そこで今住宅法案がかかつているんですけれども、住宅金融公庫の問題は、今まで一応審議を続けて来たんですけれども、今後まだほかに法案もあるわけです。そういう場合に建設……

第19回国会 建設委員会 第25号(1954/04/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 御承知のように住宅金融公庫法の一部改正案を審議しておるのですが、この法案の内容に対する質疑は又はかの担当大臣に質問いたしますが、その前提となる基本的な住宅政策について、経済の総合的な企画とか運営、そういうものを担当しておられる愛知経済審議庁長官としての立場から御答弁を願いたいと思いますが、それで愛知大臣も御承知のように、住宅政策は自由党の非常に重要な政策になつておるわけです。それで前にですね、これは二十八年度の予算を審議するに際しても、向井大蔵大臣は二十八年度の予算の編成に関する基本方針並びに予算の大綱を説明するに当つて、国民生活の現状について見るに、衣食についてはおおむね充足……

第19回国会 建設委員会 第27号(1954/04/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この住宅金融公庫法の一部改正法律案に対する賛否の態度をきめるに当つてどうしても明らかにしておきたい点が二、三あるのです。  その第一は、この改正法律案の重点は、これまで住宅金融公庫が個人を対象にして融資をしていたのを、これを今度は拡充して、会社その他法人にも融資をするということになると思うのです。そこで伺いたいのは、住宅公庫の資金計画というものはどういうふうに変つて来るかですね。二十八年度予算では百三十八億政府の融資をしておりますが、今度は百十億に滅つているわけです。そこで個人に対してどのくらい貸し、会社法人その他にこの資金をどのくらい貸すのであるか。金繰りの点は、個人に対する……

第19回国会 建設委員会 第34号(1954/05/11、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ず資料を頂きたいのですが、それはこの協定実施の日現在において国際連合の軍隊が現に使用しているというそういう土地、それから不動産ですね。土地建物、不動産ですな。それから水面、そういうものを一つ詳細に資料として頂きたい。それについてはですね、ついでにこれと併せて駐留軍、今のアメリカの軍隊が現に使用している施設区域、やつぱり即ち土地建物、不動産、それから水面ですね。そういうものも併せて資料として頂きたいのです。特に国及び民間分、合せてですね、民公有分併せて資料として頂きたいのです。それでできましたら昭和二十七年度から三十年度に至る駐留軍使用施設区域増減の経過一覧表みたいなものを併せ……

第19回国会 建設委員会 第35号(1954/05/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は西日本の昨年六月のあの大水害に関する質問書を政府に出したわけです。ところがその回答が来たのです。殊に西日本の大水害のうち、特に遠賀川の水害についてのその原因について質問書を出したその回答、が来ましたが、その回答について特に技術的な面について十分納得の行かない点があるのと、それから最近遠賀川の破堤と鉱害についての請願書が参つております。これは地元から参つているのですが、これは通産委員会のほうに付託されましたが、これについてやはり建設委員会としても十分調査されたいという要望が通産委員会のほうからもございまして、なお本委員会にも遠賀川の改修についてという請願書が参つておるわけでご……

第19回国会 内閣委員会 第37号(1954/05/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 簡単に二点お伺いしたいのです。それはこの今度の法案による自衛隊の性格について伺いたいと思う。我々しろうとが見ても、先ほどの公述人のお話のようにこの法案の成立過程から見ましても、それはもう欠陥だらけであるわけなんです。いわゆる三派修正によつてでき上つたので、政党の間で話ができ上り、それからこれは保安庁あたりでも専門的意見が十分検討されなかつたと思うのです。従つて我々見ても非常に欠陥だらけと思うのですけれども、ただ今度の法案によつてでき上る自衛隊の性格について私二つの点を伺いたい。  その一つ言葉やなんかいろいろぼやけておる点はいろいろな事情からやはりアメリカ方式、アメリカの作戦、……

第19回国会 内閣委員会 第38号(1954/05/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと議事進行について。このMSA協定によつて軍事顧問団が日本の自衛隊と関係を持つて来ると、今のヒギンス少将の言葉は重大である。更にこの際、この審議を円滑にするために、日米安全保障条約というものは軍事同盟であるかないかということを、イエスかノーかでいいから、ほかのいろいろの説明は必要ございません。松本委員或いは山下委員の伺つておるのは、日米安全保障条約は軍事同盟であるかどうか、その点ここではつきりさせて頂きたい。そうすれば審議は非常に円滑に今後行くわけです。一番重要な点に触れておるのですから、はつきりさして頂きたい。

第19回国会 内閣委員会 第39号(1954/05/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 昨日山下委員は最後に資料として提出されたいということを要求をしたのであります。委員長もやはり資料として提出されることを要求されたのであります。従つて、今日ここで審議する場合にはその資料がここに出ていなければならないわけです。これははつきり食言で昨日の約束と違つておるのです。資料として提供するということがはつきり速記録にも載つておりますので、山下委員も最後に重ねて資料として要求したのですから、委員長からもこれは資料として出すように改めて要求して頂きたい。昨日のあれと前提が違いますから。
【次の発言】 議事進行。そうしますと、この審議はどうなるのですか。昨日そういう約束をされて、そ……

第19回国会 内閣委員会 第40号(1954/05/21、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。只今長官の御答弁を伺いますと、政府はこの法案を出す意思があつて、そうして極力今努力中だというお話なんですが、二十九年度の予算にこの国防会議設置の予算が計上されておるのですか。
【次の発言】 それは非常におかしいと思うのです。既定経費の中で賄えるという場合に、じや既定経費について我々は予算説明の中にそういう国防会議のほうに流用するということは何らの説明は聞いてなかつたわけです。今実は私はこの表面に現われていることよりも、この裏においてまだ解決しない問題があつて政府は実は出す意思がない、出す意思がないから予算を出してない、そういうように我々は考えざるを得ないのですよ。本当……

第19回国会 内閣委員会 第41号(1954/05/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行。今山下委員が言つた性格についてもつとはつきりして頂かなければならんのです、それが前提ですから。
【次の発言】 保安庁案というものの性質をちよつと伺いたいのです。それは保安庁としては自衛隊ができた場合にこういう国防会議を構成することが専門的に言つて一番防衛上よろしいのだと、そういう意味ですね。保安庁の最終案ということはこの三を作つた場合、保安庁としてはこういう構成で行くことが一番防衛上正しいのである、こういう構成以外では防衛はうまく行かないと、そういう意味での保安庁の専門的立場における最終案、こういう意味でございますね。

第19回国会 内閣委員会 第42号(1954/05/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私、あした質問することになつておりますが、要求した資料がまだ出ていないのです。十一の資料を要求したのでありますが、そのうち至極簡単な二つの資料しか出ておりません。質疑に非常に必要な九つの資料がまだ未提出です。これは明日すぐ間に合うように委員長のほうから是非督促して頂きたいと思います。
【次の発言】 この艦艇については前から問題があつたのです。特に大型警備船については、二十八年度の国庫債務負担行為で計上してあつたが発注されなかつたわけです。そうして二十九年度は、今度は国庫債務負担行為でなく、新らしく予算に組んで、そうして六月頃には発注するということを聞いておつたのですが、その後具……

第19回国会 内閣委員会 第44号(1954/05/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 木村長官に一つお伺いいたしますが、第一に防衛計画について質問したいのです。御承知のようにこの二法案の一番具体的な基礎になるものは私は防衛計画であると思うのです。今度の二法案の特徴は、保安隊というものは自衛隊になり、保安が自衛へ変つておる点、警備というものが国防に変つて、或いは警備計画が防衛計画に変つて来ておるのですね。これは即ち今までの保安隊が国内警備が主であつたけれども、今度は自衛隊になつていわゆる直接侵略に当る、そこで警備計画が防衛計画に変わるわけです。従つてこの法案の一番具体的な基礎になるものは防衛計画、それでその防衛計画を実現させるための措置としてこの二法案が出て来たと……

第19回国会 内閣委員会 第45号(1954/05/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 第三条の三項「前項の任命権の一部は、部内の上級の職員に委任する」……(「済んだ済んだ、今」と呼ぶ者あり)済んだ……、僕は今ちよつと生理的な要求でよそへ行つたのです。これは上級官吏というのはどういうようなものですか。(笑声)
【次の発言】 第四条ですね、防衛庁の任務ですが、この四条と、それから保安庁の任務の場合の四条を見ますと、保安庁の場合は、警備が主たる任務ですね。この任務に応じて警備計画というものができるわけです。今度はこれを防衛庁の任務を見ますと、警備の任務というのはここからは何か除かれているように感じるのですよ。この保安庁の場合には、警備の任務がこれが主たるものですね。と……

第19回国会 内閣委員会 第46号(1954/05/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今度防衛庁法案に教育という面が相当出て来ておる。そしてこの第十条で教育局を新たに設けておりますが、保安庁法の場合は四局で、教育局というのはなかつたわけですが、今度新たにここに加わつておるのですが、そこで特にこの教育局を設けた理由ですね、これは改進党等三派折衝の経過などもあると思うのですが、これは予算には予算措置がなされていないということは、前に伺つたわけですが、これは新しく又予算措置をやらなければならんと思いますけれども、その点一つ特にこれは新しく加わりましたので、お伺いしたいと思います。
【次の発言】 それからもう一つ、趣旨ですね、どういうわけですか、保安庁法のほうにはこの教……

第19回国会 内閣委員会 第48号(1954/05/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 国防会議について、これまで各委員から御質疑がありましたが、どうも非常に不明確なので、この際副総理のはつきりした御意見を伺いたいのですが、或る人はこの国防会議が軍事独裁を抑制するのが目的だ、そのために設置した。或る人の意見では、首相の権限が強過ぎるから、その専断を抑制するのが目的で設置した。そうして戦争挑発などを軽々に起さないようにする。それから只今又これは政府のほうでありましたが、増原次長などは、それは閣議のもう少し徹底したものであつて、丁寧にこの防衛のことを取扱うために国防会議というものを作つた、こういうふうに言われておる。どこが本当の真意であるか、よくわからない。国防会議ば……

第19回国会 内閣委員会 第49号(1954/06/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行。この会議を開くに当りまして、委員長は理事会の経過それから各派の時間の割当について御発表になりましたのですか。
【次の発言】 我々は昨日からこういう審議の仕方には賛成いたしておりません。態度を保留しておりますので、それで我々の会派の時間の割当がどういうふうになつたのか承知しておりませんので、改めてここでこの結果と、それから会派の割当の時間、それから順序とお伺いしたいのです。
【次の発言】 もう一つ伺いたいことは、昨日緒方副総理が、国防会議については、本日閣議の決定をしてその案を見せるということになつておりましたが、そういう手続がなされて、この総括質疑に入つたのでございま……

第19回国会 内閣委員会 第50号(1954/06/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 事務的なことなんですが、民間機関を活用するということになつていますね。これは具体的にはどういう形で活用するのですか。この活用の仕方ですね、何か委託調査みたいになるのかどうか。  それからもう一つは、国立世論調査所を廃止することによつて、どのくらいの人員が整理されるのか、それから予算の節約なんというものはどの程度のものか。
【次の発言】 先ほどの二十一の全国に世論調査機関ができたといいますけれども、この委託の場合、それぞれの世論調査機関の特色に応じて、一カ所にではなく、その世論調査対象によつて別々に委託しているのですか。それはなぜかというと今お話を聞きますと、予算の節約には殆んど……

第19回国会 予算委員会 第5号(1954/03/05、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、今日から参議院予算委員会がいよいよ審議に入るわけでありますが、今後の委員会の運営について先ず意見を述べまして、そうして御承知のように今の国会は、の問題が取上げられて、この問題について国民は憤激しております。おこつております。従つてこの予算委員会における運営というものは、非常に重大であると思うのです。特に私は各党の理事のお許しを得、委員長のお許しを得て今日発言しましたのは、第十六国会において造船利子の補給の問題について、委員会においては七月二十三日、七月二十九日の二回、この造船利子補給の問題についてはスキヤンダルがある。疑獄があるということを私は指摘し、更に八月三日の本会議……

第19回国会 予算委員会 第6号(1954/03/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について。
【次の発言】 こういう間にどんどん時間がたつので、議事を進行させるためにはやはり問題を早く処理する必要があると思うのです。今の中田君が言われたことは、修正予算の悪例なんです、今まで。この前だつてこの問題が起つたんです。政府が修正予算を作る過程については責任を持てないと言われますけれども、審議過程においてスキヤンダルの問題がはつきりして来たとき、政府はそれについてやはり責任を感ずるならこれを承認できないはずです。先日の船舶の利子の問題でも審議の過程においてはつきりしているのです。今度の蚕糸の問題でも、今、中田さんが……審議の過程においてスキヤンダルがあるやに問……

第19回国会 予算委員会 第7号(1954/03/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 御承知のように今日の午後MSA協定が調印せられるということであります。MSA再軍備の犠牲として、耐乏生活が国民に要請されているわけでありますが、而も又只今鶴見氏も指摘されましたように、日本の経済は重大な危機に直面している。インフレーシヨンが阻止できなければ、日本の経済は崩壊するかも知れない。こういう重大な局面に直面しているわけです。こういうときに汚職が起つている。疑獄が起つている。私は国民に総理が耐乏等活を要請されるだけに、汚職の問題は徹底的に究明されなければならないと思います。あいまいにすることはできない。特にその責任を明らかにし、汚職の起る根本の原因を究めて、これの対して徹……

第19回国会 予算委員会 第10号(1954/03/11、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今保安庁のお答えでは、アメリカからの船の援助を、七千トン級についてはアメリカ側は難色を示しているようなお話がありました。若しそれが貸与できないと防衛計画が狂つて来ると思うのです。今の防衛計画ではアメリカからの十六隻ですか、それからトン数、艦種というものが前提になつて防衛計画ができているはずです。従つてこちらで希望するそういうトン数或いは艦種についてアメリカ側のほうで貸与してくれなければ、防衛計画が狂つて来る。その点伺いたいことが一つと、それから二十九年度予算の保安庁の予算はアメリカ側から貸与される艦種或いはトン数、そういうものを前提として組まれておるのです。そうしますと予算は……

第19回国会 予算委員会 第11号(1954/03/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 その前に非常に数字に誤謬があるように思うのです。そこでこの際やはり政府が訂正されておいたほうがよいと思いますので、その点ちよつと指摘して、訂正されるように要求したいのです。それは配付された二十九年度予算の説明ですが、一般の人は予算説明書を多く読むわけでありまして、これを今度修正によつて計算された数字の間には非常な相違があるわけです。そこでその相違点について只今申上げますから、やはり訂正されたいことと、それから又数字の違いについてわからない点があるのです。この点を併せて一つ伺つておきたいのですが、先ず第一に開発銀行のこの頂いた修正案のほうの資料の第三表です。昭和二十九年度財政投融……

第19回国会 予算委員会 第13号(1954/03/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して……只今愛知大臣から無為替輸入の抑制についてアメリカ側の或いは外国人の協力を得て善所したいと言われておりますが、これはですね、行政協定が問題になつたとき、この点は大蔵委員会でも指摘されたわけでして、いわゆる関税に関するところの特例措置を行政協定でやつたわけです。その際イギリスが苦杯を嘗めた例があるのであつて、税関の認定の場合はアメリカ側がこれは個人の使用のためだつたらよろしいと認めたいときに許されることになつておるのです。イギリスでもこういう例があつたので、イギリスは協定を結び直した。そうしてイギリスの税務官吏がこれは不適当と認めたときにはこれは許可しない。こういうふう……

第19回国会 予算委員会 第14号(1954/03/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと関連して労働大臣に伺いたいのですが、しばしば労働大臣は、国民所得において労働賃金の占める額が半分ぐらいになつて来ている、そういう論拠を以てこれまでの分配闘争について余りに労働者の要求が過大になりつつあると、五〇%以上ということは大体多過ぎるんだと、従つて賃金ストップではないがベース・アツプを抑えるような措置の理論的根拠にされようとして作目もそういうところは説明され、今日も又説明されておる。併しただ私はそういう説明だけでは非常に誤解を受けると思うんです。で私はお伺いしたいのは二点です。一つは、過処分所得としてはどうなつておるか。いわゆる税金を引かれる点、単なる分配所得だけ……

第19回国会 予算委員会 第15号(1954/03/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は保留質問がございますので、先ほどの質問に関連しましてこの際保安庁長官にお伺いいたしたいと思います。  先ほど二十九年度の防衛費を平年度化したら幾らになるかについて御説明がありましたが、わかりやすく一つ伺いたいのです。二十九年度の保安庁費七百八十八億を平年度化したら幾らになるかということと、もう一つは先ほど三十年度の防衛規模について保安庁長官が御説明になりました陸軍更に二万、海軍八千、空軍六千、こういう規模にしたときに三十年度の防衛費は幾らになるか、その三十年度の防衛費を平年度化したら幾らになるか、この三つの点についてお伺いしたいと思うのであります。

第19回国会 予算委員会 第20号(1954/03/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この前の理事会で委員長がお話になつたような速記の件、それから公述人の件、それが諮られたのですが、そこで実はあいまいになつておつたわけです。そこで実は今日補正が済むと明日すぐ分科会に入るのですが、それをきちんとしておかないと、このままずるずる入ると、速記は極力交渉したところが、つかないことになつたから、つけないでやつてくれでは済まないと思う。そこで念のために前に委員長に申上げてあつたので、速記のほうの交渉はどうなつたか、大丈夫つくということになつたか。明日ですから、今からその手配をしておかなければならんわけです。それからこの第一分科会に御承知のように、大体不当不正支出、汚職、疑獄……

第19回国会 予算委員会 第21号(1954/03/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 もうこれから採決しなければならんので、その前に先ほど小林委員及び今湯山さんから質問されて、大臣が来られたので、わからない点がありますからこれを簡単でよろしうございますから明らかにしてもらいたい、それは小林委員が文部大臣に質問したときに、この問題は給与費国庫負担金に一本入れて、そうして不公平のないように配分する、こういう御答弁があつたのです。法案を補正を出された提案理由と違うのです。それで我々賛否の態度を違うかにするのに困りますから。この提案理由にははつきりと所要額二十七億八千万円、東京都十五億六千五百万円、大阪は十億、三千九百万円、神奈川県は一億七千六百万円の補正追加することに……

第19回国会 予算委員会 第23号(1954/03/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 簡単と言つたつてきまつているじやないですか。(「議事妨害だ」「参議院の審議を妨害されることはないよ」と呼ぶ者あり)副総理にお尋ねしますが、先ほど委員長から今回に限つて特に副総理が内閣法九条によつて代理されるということを質問されました。それに対して副総理は内閣法九条によつて代理すると言われましたが、今回に限つてこういう手続をとられたのですか、これまではどうしてそういう手続をとられなかつたのですか、その点をお伺いしたい。
【次の発言】 今回特にこういうことが問題になりましたのは、ことの性質が重大であるからと私は思うのです。それはもうすでに中田委員も指摘され、大きく言えば国の運命に関……

第19回国会 予算委員会 第25号(1954/04/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちよつと資料の要求ですが、第一は、この裏付けとなる資金計画があつたら出してもらいたい。それから第二には、MSA協定に基いて我が国が購入する余剰の産物の価格、品目別に国際市場価格及び国際小麦協定価格と対比して出して頂きたい。それから第三には、MSA協定に基く贈与資金の使途及び運用計画、これは見ましたが、これについて外国の例が若しかありましたら調べて出して頂ければ非常に幸いだと思うのです。それからこの審議の便宜に資するため、MSAの五百五十条の全文ですね、これがありましたら出して頂きたい。それだけです。

第19回国会 予算委員会 第26号(1954/04/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について……。この審議に入る前に、この予算案の前提として重要な資料を要求してありましたが、提出しておりません。特にこの審議の一番重点となる資金計画について要求してありますが、出ておりません。この資金計画、かわからなければこの予算案を審議する意味がないので、その点どうされるのですか。
【次の発言】 早くつて、今日これからやるのでしよう。私のほうで質疑する時間の前までに一つこれを出すようにお手願配います。
【次の発言】 先ず第一に吉田総理に伺いたいことは、本日の本会議において、検察庁法第十四条を発動するに至つた理由として、二つの点を総理は挙げておられました。その第一は、重要……

第19回国会 予算委員会 第27号(1954/04/23、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連で……。今大蔵大臣は大体アメリカ側との話合で枠をきめてれその枠内において開銀を通じて実施せしめるという話ですが、一説には、アメリカ側は個々の企業についてもこの枠個々についての指定があるやに聞いておるのです。併しこちら側で大体の枠をきめてアメリカ側と合意しようと思つても、アメリカ側において例えばジェット・エンジンの試作についてはこういう会社にやらせる、それから弾丸についてはこういう会社に、それから迫撃砲についてはこういうふうに、大体向うで企業を指定して来るやに聞いておるのです。それは私はそういう一説に聞いておるのですから、それは折衝して見なければわからんが、そうなつた場合にど……

第19回国会 予算委員会 第28号(1954/04/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 只今堀木さんが、この予算の使途がわからないで、こういう補正案を出すということについて御質問がありましたが、私も実は先日来の同僚議員の質問を聞いておりますと、それに対する政府側の答弁を断片的に聞いておりますと、若し政府が考えておるような方面に使うとなると、それもはつきりしておりませんが、いろいろな疑問が出て来ます。例えば一体日本の防衛産業を今後どういうふうにやつて行こうとしておるか、この資金を仮に兵器産業育成のほうに融資或いは投資して行く、兵器産業を育成して行つた場合、この岡吉田総理に質問したところが、日本は特需から脱却して行くのだ、自立経済をやる場合に、特需から脱却して行くのだ……

第19回国会 予算委員会 第29号(1954/04/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は昭和二十九年度特別会計予算補正(特第一号)に反対するものであります。  この補正予算は金額は小さいが、その性質は非常に正大な意味を含んでいると思うのであります。先ほど江田委員も御指摘になりましたが、憲法上、財政法上或いは又我が国の政治上、外交上、経済上、重大な関係を持つていると思うのであります。そういう意味で私は以下六点に亘つてその反対の論拠を明らかにいたしたいと思うのであります。  その第一は、憲法に違反し、且つ日本の外交、政治、或いは財政、経済の自主性を失わしめるものであるという点であります。MSA協定は米国の対ソ戦略のうち、極東戦略の一環を日本に担当せしめるために、実……


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第20回国会(1954/11/30〜1954/12/09)

第20回国会 予算委員会 第1号(1954/12/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 二十九年度の輸出入状況、前年度との比較。それから同じく二十九年の主要商品の輸出入状況、これの前年度との比較。それから主要商品の在庫状況。それから第四に、輸入と在庫と生産との関係を数字で資料として出して頂きたい。

第20回国会 予算委員会 第3号(1954/12/05、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連質問……。大蔵大臣に伺いたいのですが、今の質問に関連して、予算に対する国会の議決ですね、それは支出の限度を国会が承認するのであつて、そして金額を支出する義務を内閣に命じたものではない、そういうようにお考えになつているわけですが。只今のお話ですと、成立した予算から物価が下つた。そこで内閣が勝手にその予算を削減していいのかどうか。その点です。
【次の発言】 今大蔵大臣は変更しようとするときには国会の承認が必要であるということをはつきり言われたのですね。ところが変更しちやつているのじやないですか。変更されているじやありませんか。只今森崎さんの御質問は、国会の承認を経る前に、すでに……

第20回国会 予算委員会 第4号(1954/12/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 緒方副総理に御質問したいのですが、只今吉田首相は参議院を軽視するという考えは毛頭ないのであるという御答弁がございましたが、勿論総理はそういうお考えはないと我々も思いますし、ないことを我々は希望するわけであります。併しながら、副総理も御承知のように、今日まで参議院では何回となく総理の参議院軽視の問題が話題になつたわけであります。そこでこれは総理は主観的にはそういう軽視の考えはないかも知れませんが、客観的にはそういう事実としてそれが現われて来ているわけなんです。従つて、この点については十分何がそういうふうにさせるのかということを検討される必要があると思うのです。意識無意識のうちに、……


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第21回国会(1954/12/10〜1955/01/24)

第21回国会 大蔵委員会 第1号(1954/12/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。只今杉山さんの御質問に関連して質問したいのですが、今の杉山さんの御意見、年末賞与をもらえない人、それから中小企業で不渡りの出るような経営困難な人、そういう人の救済措置は僕はやはり根本的には景気対策にあると思うのです。景気をよくして中小企業が成り立つようにする、賃金の遅欠配をなくす、そういう対策を基本的に立てなけれぱこれは解決できないと思うのです。  そこで私は、これは金額は六十億、或いはも少しになるかもしれませんが、とにかくこれを景気対策の一つとして、一部として考えられたら、それは廻り廻つて行くのじゃないか、そういう面でやはり考える必要があるのではないか、そう私は思う……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 大蔵委員会 第閉会後1号(1955/10/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいまの開発銀行及び電源開発の場合ですね、一部において民間金融に切りかえ得るものを検討されておるというお話ですが、具体的にどういう方面ですか、開発銀行……、どういう資金について民間にまかせるか、これは電源開発の場合ですね。
【次の発言】 世界銀行から電源開発の方に融資をする計画があったのですが、最近新聞なんか見ると、世界銀行は融資を渋っているようなんですね、もしそれが困難な場合国内の資金でいく、こういうような関係にあるのですか、電源開発については。
【次の発言】 それに関連いたしまして、今後、最近まあいわゆる金融の正常化といわれておりますし、だいぶん民間資金も余ってきておる。……

第22回国会 大蔵委員会 第10号(1955/05/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 また公債の発行の問題が最近自由党から修正が起っておりますが、この国債整理基金に充てるべき資金の繰入の特例は、これは見方によっては、実際は蓄積資金として蓄積すべきものを少くする、こういうことなんだと思うのです。それで今後国債発行の問題も起っておるし、大蔵大臣は本会計年度は国債発行については反対である。しかし国債発行そのものについては必ずしも反対ではない。それで市場に消化能力があれば、これは発行してもいい、そういうふうな建前をとっているのですよ。そしてこれを今度の六月分の暫定措置として、これを一応認めさせようというのですが、原則からいえば、財政法で、国債発行については今度の財政法で……

第22回国会 大蔵委員会 第11号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいまの御説明を伺いますと、七月以降についてはまだ本予算を審議中であるから、とりあえず六月分について従来の措置通りでやってゆくという意味の修正ですが、今のわれわれ審議している暫定予算は、政府の提案理由によれば、まだ成立しない三十年度の本予算を基礎にして組んでいる。それでその三十年度の本予算は、この補助金の全額削減または低減、そういう措置がずっと来年の三月三十一日まで続くという建前で作られている。ところがその本予算がまだ成立していないんですね。それを基礎にして政府は六月の暫定予算を組んでいる。そうすると、今度それに合せて修正されたということですが、私は六月だけの措置では足りない……

第22回国会 大蔵委員会 第12号(1955/06/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっとその前に、これに関して資料を要求しておきたいのです。第一に、この間、日本と台湾との貿易協定ができたのですが、これについての詳細な内容ですね。これはバナナとか、砂糖、そういうものが相当多いのですから、これに関連しまして詳細な資料を一ついただきたい。  第二に、砂糖会社の会社別の生産設備と操業率、どのくらい動かしているか、稼動率です。それから生産高、精糖高ですか。それから収益状況、コスト、生産費ですね。その資料をなるべく詳細に出していただきたい。  第三に、従来からの外貨割当の方針と基準、それだけです。
【次の発言】 そのときでなく、それでは、こっちの委員会として、事務局か……

第22回国会 大蔵委員会 第13号(1955/06/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 さっきの未利用の機械十九万二千五百台ですか、あれの内訳があったら、どういう機械か、これの詳細を……。
【次の発言】 この証券金融会社に関するこういうふうな今度改正案を出してきたについては、何か相当実害でもあったのですか。それでこの際こういう改正をしなければならないことになってきたという具体的な事情がありましたら、伺いたいと思うのですがね。
【次の発言】 そういう事例はいろいろあったと思うのですがね、何か資料みたいにして出していただきたいと思います。今ここで一々名前を聞くのもどうかと思いますから、資料を一つ。
【次の発言】 それから看板貸しですね。看板貸しを今度禁ずるという、これ……

第22回国会 大蔵委員会 第18号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それで、すぐ終って、採決してしまって、それからまた大蔵大臣に質問することになるのですか。
【次の発言】 そうですか。先ほど、菊川君の質問に対して大蔵大臣は、投資信託制度についてこの際やはり根本的に考え直してみたいという御答弁があったのですが、菊川君の質問の趣旨は、この投資信託制度を設けた当時から相当情勢が変っている。また私の考えからいえば、あのときの投資信託制度を作った動機からも問題があると思うのですけれども、そこで、どういうふうな制度に、これを根本的に直すようにお考えになっているか。私も菊川君の御意見と同様に、この際、やはりこのままでは相当問題が起きてくると思いますので、やは……

第22回国会 大蔵委員会 第22号(1955/06/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず大蔵省の方にちょっと伺っておきたいのです。修正者に御質問する前に、最初のこの原案では大蔵省の方はこれは預金利子課税の方と配当所得課税の問題ですが、最初は配当所得については二割五分控除、それで預金の方は全免にする、こういうわけでありますね。大蔵当局としては最初なぜそういうふうに考えたか。そうして今度修正者がそれを二五%の配当控除を三〇%に上げたということについて、大蔵当局としてどういうお考えを持っておられるか。
【次の発言】 それは非常にどうも自信のない御答弁でして、最初政府が原案を作るときには、一応今お話のように新規増資についても法人税免除は非常なフェーバーだ。こういうよう……

第22回国会 大蔵委員会 第24号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今防火地帯の話がありましたが、質問に入るついでにちょっと伺っておきたいのです。項の復活なんでしょう。前は項に計上されておったと思うのです。そうすると項のあれがなくなった場合、これは今度新設と同じことになるのではないですか、復活ということは。部款項までは議決対象ですね、そういうものを修正をして、項を新しく設けたと同じことになるのではないですか、実質的に。
【次の発言】 項というもののきめる基準はどういうふうにする、これは大蔵大臣がきめるのですか、項の場合は。項の新設になると、予算の議決対象の、いわゆる行政科目ではないから、そこで問題になるので、いろいろ探して、結局そこに突っ込んだ……

第22回国会 大蔵委員会 第29号(1955/07/19、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 こういう資料を出してもらえませんかね、たとえば失業対策費補助とか、それからまあ児童保護とか、生活保護、いろいろありますね、その場合に地方負担分があって、地方で負担しきれないために国からもらった補助金だけで、あるいはまた当然きめてある補助率による補助を地方が出さないでやるという事例が相当にあるのではないかと思うのですね、そういうものを知る資料を出してもらいたい、作れませんか。
【次の発言】 そういう形でなしに、不正不当支出というのじゃなくて、これはこの中に入るのかどうか、たとえば国が補助を与えるでしょう、当然地方は負担しなければならんのを負担しないで、国のだけでやっちゃって、これ……

第22回国会 大蔵委員会 第33号(1955/07/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず今度の修正によって結局ガソリン税はどれだけの増税になるのですか。ややこしくてわからないのですが、一応ガソリン税は一万三千円を一万一千円に引き下げる。一方地方道路税は、ガソリン税については原案は四千円であったわけですが、今度修正で二千円になったわけですね。これを通計して見ますと、原案では一万一千円に対して地方道路税四千円で、一万五千円になるのですが、今度の修正案では、ガソリン税一万一千円に対して地方道路税分のガソリン税二千円、一万三千円になるわけでしょう。そうなるとトータルすると変らないというように見えるのですが、昨日連合委員会で聞いておりますと、いわゆる増税になる。その増税……

第22回国会 予算委員会 第3号(1955/03/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は時間があまりございませんので、焦点をしぼって二つの問題について、伺いたいのであります。その一つは、これまでいろいろ閣議でも論議がありました防衛に関係する問題、もう一つは地方財政に関連する問題、この二つであります。この二つが今後の日本の財政経済をきめていく上に一番重要な問題であり、特に鳩山内閣が公約されましたいろいろな減税なり住宅なり社会保障、失業対策、そういう政策をやる上にこの防衛の問題と地方財政の問題がはっきりいたしませんと、全部公約は私はくずれていくと思います。そこでこの二つの点にしぼって質問をいたすわけであります。  まず総理大臣にお伺いいたしたいのですが、この三十年……

第22回国会 予算委員会 第4号(1955/03/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 時間がありませんから、簡単に主として高碕長官に御質問したいのですが、これまで前に政府が発表しました総合経済六カ年計画というものを中心としていろいろな質疑が行われたわけですが、一体この総合経済六カ年計画というものはどの程度に信頼性があるのですか。どの程度にこれをこの政策の背景として根拠を持たしていいものか。失礼かもしれませんが、私はこれは単なる選挙宣伝の道具ではなかったかと、 こう思うのです。そうじゃないかと思うのです。長官からその点伺いたいのです。と申しますのは、われわれに配付された資料を見ますと、その一番最後にこういうことが書いてあるのです。「本構想は中間的に取りまとめた試案……

第22回国会 予算委員会 第5号(1955/03/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 最後の締めくくりの質問でございますので、二、三の点についてお伺いしたいのでありますが、その前に鳩山総理に対しまして、一昨日佐多委員の質問に関連しまして、今の日本国憲法は本質的に無効である、本質的に無効であるということを答弁されたわけであります。これはですね、私はしばしば問題になります鳩山総理の放言以上の問題である。むしろ暴言ではないかと思います。総理も御承知ではありましょうが、日本国憲法九十九条には、はっきりと規定がございまして、「天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し擁護する義務を負う。」と書いてあります。従ってこの間の鳩山総理の日本国現……

第22回国会 予算委員会 第7号(1955/05/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっと資料ですがね、前に暫定予算を審議するときに実は要求しておいたのですがね、それは「総合経済六カ年計画の構想というのが今配付になりましたが、この三十年度の予算を検討する場合に、この資料では当てにならない。これは高碕長官自身も言われたわけです。この備考に「本構想は中間的に取りまとめた試案であって、今後の検討により目標数字その他の点については変更があるものとする」、こうなっていますので、その中間的にとりまとめたものでないのを出してくれということになっていた。それがまだ出ていないのです。それとですね、一番重要な点は、防衛計画との関連が全然ないのですよ。これでは何ら役に立たないと思……

第22回国会 予算委員会 第9号(1955/05/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ジェット機の単価が出ていない。
【次の発言】 一億七千万の内訳は……。
【次の発言】 このF86の部品関係は、アメリカはこの生産をもうやめたと言っていましたがね。今後そうなると全部日本でそれを作るようになるのか、もしアメリカで生産をやめて、部品を必要になったときは、それは来なければ使えないわけですから、その内容はどうなるのですか。
【次の発言】 これから生産をやめるのか、F100をアメリカは新しく生産すると言われております。私が聞いたのは、今後アメリカがF86の生産をやめるのか。その点はこれは非常に重大な問題ですから、十分お調べになっていると思うのですが、部品関係でアメリカが今……

第22回国会 予算委員会 第10号(1955/05/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 食糧増産の計画と経済自立計画ですね、六カ年計画との関係、これを聞きたい。それと、どうせ自立計画は食糧輸入を減らして外貨を節約するということになっておるのですから、それと外貨の節約との関係、その点をまず聞きたい。
【次の発言】 それは三十年度ですね。
【次の発言】 そこで今の三十年度の御説明では、農林漁業資金土地改良ですか、この分を含めて約百二万石になっておりますね。そうすると総合六カ年計画のほうでは、百三十一万九千石というのは、これを入れないほうですね。そうすると七十七万石に見合う数字ですね。
【次の発言】 そこでもう非常に違いが出ているでしょう。それからもう一つ、この六カ年計……

第22回国会 予算委員会 第14号(1955/05/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 それに関連しまして、これまで三カ年計画をやってきたわけですね、二十七、八、九と、その三カ年計画のときの基準で計算すると、四十二万戸は何万戸くらいになりますか。たとえば、公営住宅なんか坪数は減るわけですね。ことに勤労者住宅については、前の十二坪が六坪くらいになる、そういう点があります。また、十二坪が八坪になるのもある。ですからそういう前の住宅計画のときの基準で計算すると、何万戸になるか。前のはそういう増築分というのは入っていないのですね、三カ年計画は……。ですから前の三カ年計画の基準に直すと、四十二万戸というのは、どういうふうになるか。

第22回国会 予算委員会 第16号(1955/05/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行について。この予算の審議に必要な、当然政府が出さなければならない資料が出ていないのですが、これではわれわれ十分予算審議をすることはできないです。特にその各日明細書が本予算の分もまだ全部出ておりません。それからもちろん今度の六月暫定予算の分も出ていないのです。これは一体どうしたことですか。委員長一つ、これでは予算の審議にならんと思うのです。各日明細書がなくて予算はわかりっこないのでありますから、各日明細書なしにわれわれに予算審議を要求するなんてことは、これはもう不見識きわまることです。これは財政法二十八条から言って当然出さなければならんもんです。一応二十八条では予定経費の……

第22回国会 予算委員会 第17号(1955/05/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。病変米の処置について、簡単に一つお伺いしておきたい。聞くところによりますと、厚生省の方の答申については、ただいま、一割つき直せば無害であるという答申だけが採用されて、その他にまだこれは疑問がある、はっきりと有害か無害か結論を出すのはまだ早計であるというような研究も相当あるのであります。従って、一部のそういうつき直せば配給してもいいという答申だけを取り上げて配給するとなると、さっき農林大臣の言われた、不安を抱かせるということになりますので、そういう点については、農林大臣、一つ十分考慮をいただきたいと思うのです。従って、この間予備審査のありましたときには、一部の病……

第22回国会 予算委員会 第18号(1955/05/31、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は、ただいま提案の六月分暫定予算案に反対するものであります。反対理由は三つであります。  その第一は、六月分暫定予算に政策的経費を織り込んだこと、すなわち、まだ参議院にも回ってこない三十年度予算を基礎にして、そうして編成しているということであります。この点は、先ほど自由党を代表して討論されました池田委員によってはっきりと指摘されまして、二十八年度予算においても六月暫定予算は編成されましたが、そのときには政策的経費は含まない。こういうことははっきり政府当局からも言われ、そうして暫定予算はいわゆる仮予算であって、財政法で定めている暫定予算の精神は、政策的経費を盛り込まないというこ……

第22回国会 予算委員会 第20号(1955/06/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいまの御発言には私は賛成なんですが、委員長に私は申し上げたい。議事の運営の仕方は、理事会の申し合せと違います。なぜこういうような……、すぐにも説明を聞くということになっておったのじゃないですか。それなのにこのために非常に時間を取っております。しかも説明も簡単なものであるはずがないんです。従って直ちに大蔵大臣及び事務当局から詳細にこの修正案の説明を聞いて、きょうは私は時間がそれでなくなると思う。従って質疑はまたあしたにして、とにかく説明を聞く、そういうふうに進めていただきたい。(「賛成」「議事進行」と呼ぶ者あり)
【次の発言】 議事進行について。ただいまこの歳出について一応御……

第22回国会 予算委員会 第21号(1955/06/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 その衆議院の修正者の方が御説明するといいますが、それはどういう資格で御説明するのですか。(「それはあとの問題だ」と呼ぶ者あり)政府はこれまで責任をもって説明に当ったというのですが、昨日主計局長からこの項目の説明を聞きましたが、理由については何ら説明がありません。具体的にもうわからない点がたくさんあるわけですよ。それでたとえばある項目によっては、前年度限りの経費が、原案ではなくなっているが、また復活している。なぜそういうものが復活するか。そういうようないわゆる経緯について、わからなければ審議はできるはずがない。責任は政府にあるはずですから、政府から答弁されるのがほんとうだと思う。……

第22回国会 予算委員会 第22号(1955/06/10、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私はまず総理大臣にお伺いいたしたいのですが、総理大臣はしばしば、今度の共同修正というものは、政府の予算原案の目的精神をくつがえすものではないと、従ってこれをのんだのである、こういう御説明であります。で、ここが一番私は重要な点であると思います。またこれが議論の焦点になると思うのです。果して政府原案の目的精神をこの共同修正案がくつがえしているか、くつがえしていないか、こういう点でありますが、そこでこまかいことは必要ございませんが、総理大臣は、この予算の原案の目的精神というものをどういうふうにお考えになっておりますか、その大筋、基本でよろしいのでありますが、この点まずお伺いいたしたい……

第22回国会 予算委員会 第24号(1955/06/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。今大蔵大臣が今度の防衛費の増強は全部アメリカが持ったというお話です。しかしこれは予備審査のときに防衛庁の人から私は説明を聞きました。聞きましたところが、最初は防衛庁は約九百五十二億の予算を組んだ。ところがMSA援助は、MSA協定によるMSAの兵器の援助が期待通り来なかったために、九百九十億の防衛支出の予算を要求した、こういうことをはっきり説明されておる。そうして結局いろいろ計算してみますと、今度の八百六十八億と国庫債務負担行為、これを全部加えると大体防衛庁が要求した費用に合致しております。ですから、これはアメリカのロス国防次官補代理が参りまして、四月八日外務省に対して……

第22回国会 予算委員会 第26号(1955/06/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいま小林君が氏名を明らかにせられたいという要求は、一部の議員の要求ではないのであります。先ほど委員長が報告されましたように、これは理事会において、そういう理事会として申し合せになっておる申し合せでございます。ですから一部の議員の要求ではございません。これは委員会としての申し合せということになっておりますので、それをお含みの上御答弁願いたいと思います。

第22回国会 予算委員会 第27号(1955/06/18、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して、ただいま小林君に対する総理の御答弁は、私が前に総理に対して、補正予算を組むか組まないか、こういう質問をした場合に、総理は、絶対に組まない、こういうことを言われた。そのあとにおいてその発言を修正されまして、天災が生じたような場合には別であるが、その他については組まない、こう言われました。ところがただいまの御答弁では、今回の自由党と民主党の修正のような形の補正は組まないが、その他の問題については補正を組むかもしれないということを言われました。これについては前に松澤氏が総理に、この補正の問題について確認されたときに、やはり総理は、自由党、民主党の修正のような形の補正は組まぬ……

第22回国会 予算委員会 第28号(1955/06/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。ただいま経審長官から非常に重要な御発言を承わったのですが、この失業対策については、完全失業者に対する対策も重要であるが、政府としては潜在失業者に対する対策が非常に重要である、しかしその実態の把握に非常に苦慮しているというお話がありました。それで失業対策としては潜在失業者に対する対策が非常に重要であると、改めてこの重大性を認識されておりながら、実は総合経済六ヵ年計画も、またわれわれに今度新しくここに出された三カ年計画も、建前は潜在失業者はこれは対象になっておらないのです。毎年増加する人口のうち労働力人口が大体八十万、それをどの程度に吸収するか、それで三十五年度にはまた人……

第22回国会 予算委員会 第33号(1955/06/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいま経審長官の御説明のこの六カ年計画はコルムの方式にならっておると今御説明になりましたが、どうしても納得できない点は、人口をまず出して、その中で労働力率を出して、それに働く時間をかけてそうして総生産を出して、それによって計画を作って行くというのですが、ところがこれを実現させるためには、どうしてもそこに有効需要がなければならぬわけです。有効需要が片方になければ、ただ入口を計算して、そこで労働力率を出して働く時間をかけて、それで生産計画は立っても、できたものを買うというマーケットですね、有効需要というものがなければそれはできない、成り立たぬわけですね。ですから……

第22回国会 予算委員会 第35号(1955/06/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。四国製糖ですか、富国製糖ですか、それをお調べになるついでにぜひお願いしたいのは、名古屋精糖の設備拡張についてもお調べを願いたいのです。それは今度の特需物資の売り払いによって政府は収入を得てこれを使うことになっております。この法案と関連してこれは大蔵委員会で資料をいただきましたが、もうこの名古屋精糖を作る前に非常に設備過剰になっており、投資過剰になっておって問題が起っていたわけですね、それを資料で見ますと、大体砂糖会社は設備過剰で、稼働は五割、六割ぐらいか稼働しておりません。名古屋精糖のできる前にすでにそうなんです。それだのに名古屋精糖、これは一番大きい会社になってしま……

第22回国会 予算委員会 第36号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 各委員が重要な点についての質問をされましたから、私は重複を避けまして、きわめて問題になる点だけについて伺いたいと思います。一応私はこのコルムの方式による例の「一九六〇年のアメリカの経済」、これをひな形にしてシンガーの方式によって検討、確認した、こういうやり方については私はある意味では意義を認め、そうして評価をしておるわけであります。もちろんこれには非常にいろいろ問題があると思います。吉田内閣のもとで計画は赤であるというので、ほとんど経済審議庁の作業をやめさしてしまった。その間に経済審議庁がこつこつといろいろ努力して、アメリカの一つの長期計画というものをモデルにして、とにかく日本……

第22回国会 予算委員会 第38号(1955/06/30、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 議事進行。ただいま委員長は、減収加算の問題について、これは前から懸案になっていたのですが、委員長の手元にあるにもかかわらず、われわれに何ら示されていない。外部に発表することについては、これは了承いたしますとして、総括質問に入るについて一応委員長からすでにわれわれにお示しにならなければならないはずである。ただいま突然言われまして、総括質問に入るについて、そういうことがわからなくて一体どうしてやりますか。それからもう一つ。ただいま河野農林大臣のお話がございましたが、政府は最終決定をやってから、われわれに示してから、この総括質問に入る。それは何回も約束されている。最終決定ということを……

第22回国会 予算委員会 第39号(1955/07/01、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は無所属クラブを代表いたしまして、ただいま上程の三予算案に反対するものであります。反対理由は三つであります。  第一の理由は、先ほど社会党の吉田委員が指摘されましたが、この予算はその予算編成方針においては自立経済と生活安定をうたっておるにかかわらず、その内容においては逆に、それとは全く逆に日本の経済自立と生活安定を妨げるものになっているという点であります。現在終戦後十年にして日本の経済の最大の矛盾は、軍事経済が経済自立と生活安定を妨げておる。軍事経済と経済自立と生活安定、この三つが競合し合って、そうして軍事経済、特に軍事財政が、防衛費がこれが経済自立と国民生活を圧迫し、妨げて……

第22回国会 予算委員会 第40号(1955/07/20、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 委員長、ちょっと関連して……、ただいまの自治庁長官の小林君の質問に対する御答弁は小林君と全く同意見のお説であったのです。これは私は小林君の御質問と別の立場で非常に重大な御発言だと思うのです。それは、要するに地方財政計画というものを一応無視したような御意見に私は受け取ったわけです。先ほど交付税法六条でありますかには、一応地方団体が赤字が出た場合には、それは過大なとの浪費して出た場合は、……地方財政計画を立てた場合、赤字が出たときにはこれは政府が交付税制度でもって見るのが当然ではないかと思うのです。今の御答弁では平衡交付金の場合と違って交付税制度になった場合は百分の二十二あてがい扶……

第22回国会 予算委員会 第41号(1955/07/21、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 簡単に……。ただいまの農林大臣の御答弁の中に、来年度余剰農産物を輸入する場合に大豆も入ると、大豆を予定にされるやに今言われました。これは非常に重大な問題になると思うのです。アメリカ大豆は非常な豊作で、過剰だそうであります。現在中国からの大豆輸入が難航しておるのですが、話に聞きますと、それはアメリカから大商社が大豆を輸入するために、中国からの大豆の輸入をチェックしよう、こういう動きがあるやに聞いておる。ただいまの河野農林大臣のお話で初めてその様子がわかってきたように思うのですが、来年度余剰農産物の輸入の際に大豆も入るという、そういう予定があるということですが、それは果してそういう……

第22回国会 予算委員会 第42号(1955/07/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連して。償還計画はどうなるか、心配ないと言われますが、それを伺いたい。  それからもう一つ計画内容を資料としていただきまして、内容を調べてみますと、海外に何班かに分れて広範に研究に行く費用、これは今高碕長官が言われたように、業界の費用でやるべきであって、結局もし返らないような場合、国民の税金で償還しなければならぬわけです。私はこの一億五千万円はこういう形で業界の補助みたいな形になってくる、私は補助の変形ではないかと思うのですが、もし取れなくなれば補助になってしまう。しかしそれを補助ということでは体裁が悪いから一応貸付という形をとる、これは何ら利益を得るというのじゃないから、償……


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第23回国会(1955/11/22〜1955/12/16)

第23回国会 大蔵委員会 第3号(1955/12/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 資料について伺いたいのですが、結局当初の予約米の買入れ数量は二千三百五十万石ですが、さっきお話しの中に、三千二百三十五万石ですか、それだけふえると、結局食管会計のバランスがどういうふうになるかということですね。まあ二千三百五十万石で赤字が出ないということであったわけですよ。それが今度ふえるでしょう。そうするとそれが結局どうなるのですかね。食管会計のバランスは……。
【次の発言】 これは新聞で伝えられるところですがね。河野農林大臣が来年度の消費者価格を今の希望配給の百二十円まで引き上げる意向があるやに伝えられているのです。結局今百九円のもの、内地米を希望配給まで配給価格を引き上げ……

第23回国会 大蔵委員会 第4号(1955/12/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 この改正案の十項について、いわゆる百六十億の借入金に相当する金額は「一般会計からの会計に繰り入れるものとする。」ということになっておるのですね。この点についてもう少し突っ込んで内容を承わっておきたいと思うのです。御承知のようにこの法律の一番の実体は、今地方行政委員会にかかっている地方財政特別措置法ですか、あれですけれども、一番問題になるのは、一応この法律をかりに認めるとしますと、一般会計からの繰り入れの問題が明らかになってないと責任は持てないわけですね。そこでどういう形で一般会計から繰り入れるか。これは事務当局だけでは御答弁しにくい点もあるかもしれませんが、事務当局のごく事務的……

第23回国会 予算委員会 第5号(1955/12/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず大蔵大臣に質問いたしたいと思います。大蔵大臣は前の国会で私に借金があるはずだったのです。私は債権を持っていると思うのです。まずその借金を、もう年末ですから返していただきたい。そのことをまず要望いたします。これは大蔵大臣だけではないのです。鳩山総理も大きな借金を私にしょっておるはずです。この点一つまず返していただいてから質問しなければならないと思います。
【次の発言】 今さら大蔵大臣がそういう御答弁をなさることは私はできないと思うのです。第一補正が行われたとき、当然あのときも地方財政の補正あるいは公務員の手当の補正等がもう予想されていたわけであって、従って補正を組まぬと言うか……

第23回国会 予算委員会 第7号(1955/12/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 委員長、これはどういう状態にあるのですか。
【次の発言】 まず第一に、三十一年度の予算の編成の見通しですね、予算大綱をいつごろ作り、いつごろ国会に提出されるか、この点一応見通しについて伺っておきたい。
【次の発言】 言うまでもなく、この予算編成については、毎年ですが、特にまた今年は防衛分担金の折衝、これが非常に重大な問題になっておりますが、伝えられるところによると、今この折衝は非常なデッド・ロックにぶつかっておると、それは最初政府が、この川前の国会でもこれは総理も答弁されましたが、三十一年度の防衛分担金の折衝に当っては、この四月の日米共同声明に必ずしもこだわらないで、すなわち日……

第23回国会 予算委員会 第8号(1955/12/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいま上程されました三十年度特別会計予算補正特第二号に対しまして反対するものであります。反対の理由は四つであります。  第一は、第三次鳩山内閣はこの補正予算を提出する資格がたいということであります。今回の補正予算は特別会計の借入金に関する補正にすぎませんが、この補正は百六十億円の三十年度一般会計予算補正が前提条件となっているのであります。かような予算補正は絶対行わないと、鳩山首相は六月の十日及び十一日の予算委員会で言明したのであります。すなわち六月十日にはこの委員会におきまして、私が「もし補正の問題が出てきたときには、約束に反するから、内閣をやめるなり、あるいは解散をするなり……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 大蔵委員会 第7号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 砂糖関税の引き上げについて伺いたいのですが、前に製糖会社の超過利潤を徴収する法律案は流れて、そうしてあれを納入させるような手続をとることになっていましたが、その問題はどうなったか。それと今度の砂糖関税の引き上げとの関係ですね、これはどういうふうになっておりますか。
【次の発言】 ただいまの御説明でわかりましたが、超過利潤徴収をやめて、それに振りかえたものですね。最初は超過利潤を徴収するときの額は六十億くらいであると思うのですが、結局今お伺いしますと三十億くらい、最近は徴収する額は上昇しておるわけです。今、主税局長いろいろ法律上やられましたが、しかし製糖業者の反対その他も相当あっ……

第24回国会 大蔵委員会 第9号(1956/03/13、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は所得税法の一部を改正する法律案に反対いたすものであります。  反対の理由の第二は、現在の税制は、いわゆる資本蓄積に重点を置き過ぎる、また資本蓄積に名をかりて租税負担の公平の原則が意識的に無視されておるという点でありますが、この点をまあ是正しようとして、その一環として動労控除一五%を二〇%に引き上げ、百五十一億減税しようとするのが本案のねらいでありますが、それはきわめて不十分であるという点であります。資本蓄積に名をかりて租税負担の公平の原則がじゅうりんされておる点は、第一に、申告納税と源泉徴収、給与所得税との不均衡、第二は勤労所得と不労所得との不均衡、それから法人特別措置と中……

第24回国会 大蔵委員会 第10号(1956/03/15、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 食管の関係でインベントリー・ファイナンスをやった百億の取りくずしの問題ですが、この際、伺っておきたいことは、これまではインベントリー・ファイナンスをドッジ・ラインのときやりましたが、あれがいわゆる過去の蓄積資金となっておりますね。外為、貴金属特別会計、前には産特の方にあった、今そういうインベントリー・ファイナンスによるいわゆる過去の蓄積資金はどのくらいになっていますか。どういう会計に幾らくらいあるか、この際、明らかにしておいていただきたい。
【次の発言】 私は、ずっといられないものですから、資料でいいですから、会計別に金額を明らかにして、いわゆる過去の蓄積資金とこれまで言われた……

第24回国会 大蔵委員会 第30号(1956/05/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今まで臨時金融制度懇談会というのがあるわけですね。それがあるのに、なぜまた新しくこういう大蔵省の付属機関としてこういうものを設置するか、その点大蔵大臣に伺いたい。
【次の発言】 そういうことをお伺いしているのじゃないのですよ。金融制度懇談会があるのですよ。臨時金融制度懇談会というものがあるのですよ、今……、それはなぜいけないのですか。大蔵省の付属機関として特にそれを設けるというのですから……。
【次の発言】 やはり特別に、さっきも大蔵大臣言われましたし、また法案の提案理由にもあると思うのですが、やはり金融情勢が最近変ってきておる。そうしてやはりここで、今直ちにではなくても、まあ……

第24回国会 予算委員会 第3号(1956/02/03、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 その間にちょっと資料の要求があるので、三十一年度の予算についての資料ですが、まず第一に、予算の純計でどの程度になって、それが前年度に比べてどのくらい増加をするかという資料を、純計費の方の資料を一つもらいたい。純計での比較ですね。  それから第二に、恩給関係費の方で、三十一年度に払う分を三十年に先払いするという話ですが、それはどのくらいの額であるか、恩給関係の方、それが第二です。  それから住宅対策の方ですが、三十年度の住宅計画の実績ですね。ごく最近までの実績――公営住宅、公団住宅あるいは民間建設等、その実績と計画との比較です。  それから食管会計の損失補てんは、今後一般会計の補……

第24回国会 予算委員会 第4号(1956/02/04、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず大蔵大臣にお伺いいたしたいんですが、前に三十年度の補正を組まないと言われまして、また補正を出して、さらに今後三十年度一般会計の補正も出されるようでありますが、先ほどの御答弁を聞いてみますと、食管の赤字補てん以外に、まだほかに補正も出されるようなお話でしたが、食管の赤字補てん以外に、どういうものの補正を出されようとされておりますか、その内容を承わりたい。
【次の発言】 きょうの新聞を見ますと、三十年度のアメリカの軍事顧問団に対する交付金の増額に対する覚書を交換する、こういうことが新聞に出ておりますが、それは三十年度のあの五億六千七百万円、あれを増額することになるんですか。

第24回国会 予算委員会 第10号(1956/03/08、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は一般質疑でございますので、三十一年度予算編成の前提条件について伺いたいのでありますが、しかしその前にぜひとも総理に伺っておかなければならない問題が二つあるわけです。その一つは、総理はみずからの御答弁に責任を持たれるかどうか、この点をまずお伺いしてから質問に入りたいと思います。
【次の発言】 それでは、この前鳩山総理は、三十年度においては補正予算を組まない。もし組んだような場合には責任をとる、責任とは何ぞやという質問をいたしましたところが、総辞職なりあるいは解散なりされるということを言われたのであります。速記録にはっきり残っております。ところで、三十年度は御承知のように三百四……

第24回国会 予算委員会 第11号(1956/03/09、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず、総理に伺いたいんですが、亀田君の質問に対しまして総理は、自衛隊は戦力である、そういうふうに考えられておるように答弁しておりますが、総理は、自衛隊は戦力であるとお考えかどうか。
【次の発言】 戦力については吉田内閣当時非常に問題があって、自衛のためでも戦力は持ってはならない、憲法違反である、こう論議があったことは御承知の通りだと思うんです。戦力とは近代戦を戦う能力、こういうふうにもう定説になっておるわけです。戦う力というのは、そういう意味で近代戦を戦う力、そういうふうに御解釈かどうか。
【次の発言】 戦う力というのは具体的にどういうことですか。

第24回国会 予算委員会 第13号(1956/03/12、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 まず最初に、三十一年度の予算の編成の特徴といたしまして、今度の予算の編成に当りましては、従来の予算編成と趣きが違いまして、いわゆる政府与党の発言権が非常に強くなったということが言われているわけです。それと関連して、その前に、大蔵省の予算編成権を内閣に移したらいいのじゃないか、河野行政管理庁長官はそういう発言もされ、そうして行政機構改革の一環として、予算編成権を内閣に移管するという問題が提起されたわけであります。従いまして河野行政管理庁長官は今お見えになりませんが、あとからお見えになるそうですから、河野長官にもお聞きしたいと思うのですが、その前に、大蔵大臣としてこの問題についてど……

第24回国会 予算委員会 第21号(1956/03/26、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 ただいま上程されました三十一年度予算三葉に対して反対いたすものであります。  反対理由の第一は、三十一年度予算編成の前提条件が間違っており、矛盾しているということであります。すなわち三十一年度予算は三つの前提条件に基いて編成されております。つまり昭和三十年度の好景気を契機としまして日本の経済は安定したと、正常化したという前提に基いて編成されております。第二は、政府の重点を生産基盤の強化、オートメーション、生産性の向上運動等を通ずる生産費の切り下げ、それによる輸出の増加、雇用の増大、こういう点に政策の重点を置いて編成されているといわれております。第三の前提条件は、経済五カ年計画の……


木村禧八郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期-| 3期|- 5期- 6期- 7期- 8期

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各種会議発言一覧(参議院3期)

木村禧八郎[参]委員会統計発言一覧(全期間)
1期- 2期-| 3期|- 5期- 6期- 7期- 8期
第16回国会(1953/05/18〜1953/08/10)

第16回国会 建設・大蔵連合委員会 第1号(1953/07/02、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 関連しまして。私は前に大蔵委員であつたのですが、大蔵関係で問題になる点は、この前向井大蔵大臣が、このガソリン税を道路費に充てるのは目的税になるという点が一番問題になつたのです。そのときに向井大蔵大臣の考え方が非常にあいまいで、自分はこういうものにはつきりと賛成したわけじやない。閣議の閣僚の意見が一致しておらなかつた点が非常に問題だつたのです。従つて今度小笠原大蔵大臣はどういう考えを持つているかということが非常に重要な点なんです。従つて大臣がお見えにならないと、主税局長だけでは、政治的な問題でございますので、十分質問する趣旨に対する答弁ができないと思うのです。ですからやはり私は大……


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第19回国会(1953/12/10〜1954/06/15)

第19回国会 地方行政・建設連合委員会 第1号(1954/05/06、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 最初一般的な問題について伺いたいんですが、それは私はこの前の道路整備費の財源等に関する臨時措置法には反対したわけです。それで私が、まあ私ばかりじやありませんが、反対したことがそのまま今度の措置となつて現われて来たわけです。大体今度のこれは地方財政計画についても、組付きの四十八億もらうことについて問題がやはりあるわけですが、こういう形で地方財源を調達するということも不合理ですけれども、更に遡つて道路費を揮発油税という一種の目的税的なものから調達するというところに不合理が出て来て、二十九年度のいわゆる一兆円予算を組むに当つてこういう矛盾がはつきりここへ出て来たわけです。根本問題とし……

第19回国会 地方行政・内閣・人事・法務連合委員会 第1号(1954/05/27、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私は警察法と財政法との関係についてもつぱら質問いたしたいと思います。この警察法の提案理由を見ますると、その第一は自治警察を、民主的な自治警察を作つたのは当然町村の間に作つたんで、その後事情が変つて来たということが第一に言われておる。我々は事情が変つて来たということについては、民主化を逆転させなければならん、民主主義を逆コースの方向へ持つて行かなければならんというふうに事情が変つて来て、そして国家警察というものを作らなければならんというふうに感ずるのでありますが、併し第二の理由としては、これまでの運用面から見て、これは非常に能率が悪かつた、又不経済であつた、従つて能率をよくし、そ……

第19回国会 予算委員会第一分科会 第1号(1954/03/24、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 私も資料ですが、只今御説明を伺つたのですが、これだけでやつてもよくわからんですから、この増勢分に対する資料は今日頂いたので、現在におけるものと増勢分と比較した、きちつとわかるようなものを頂きたい、今すぐでは無理でしようか。
【次の発言】 これは明日になると思いますが、そのときにやはり資料をお願いいたします。その第一は統計予算、一般会計、特別会計を統計したものを一つ出して頂きたい。それから日本銀行の予算があるわけですが、その日本銀行の納付金に関連した予算があるわけですね、それを一つと。それから国有財産の売払とそれから貸付、この内容ですね、売払がどういうふうになつておるか。

第19回国会 予算委員会第一分科会 第2号(1954/03/25、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ず運輸大臣に……。どうぞおかけになつて、私もかけて質問しますから、おかけになつて答弁なさつて結構です。  これまで運輸省関係で検察庁から取調を受け、今勾留されている者或いは又これらの取調を受けた者は何人くらいで、それの官名、官職ですね、どれくらいの数に上つておるか、これをお伺いしたい。
【次の発言】 非常に重要なポストにある官房長とか、調整部長、そういう人たちが検察庁に呼ばれ、又書類も相当たくさん押収されているようですが、それでこの海運行政に支障はないのでございますか。
【次の発言】 運輸大臣の部下、特に重要なポストにある人が引張られ、それから今の御答弁では海運行政に必ずしも……


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第22回国会(1955/03/18〜1955/07/30)

第22回国会 大蔵・決算委員会連合審査会 第1号(1955/07/22、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 大蔵大臣に二点伺いたいのですが、この目的は、さっき説明のように、パブリック・ファンドを公正に効率的に使うということが主であります。しかし、パブリック・ファンドは、何も補助金ばかりではないのです。大蔵省としては、補助金ばかりでなくて、全体の財政資金について公正、効率的に使わなきゃならんという一つの基本方針をお立てになって、その一環として補助金というものを提起しているのじゃないかと思うのです。そこで伺いたいのは、このほかにやはり不正不当支出として問題になりましたのは、財政投融資ですね、あるいは出資投資、前に造船疑獄なんかでずいぶん世間を騒がせましたが、この方面も、これはいわゆるパブ……

第22回国会 予算委員会公聴会 第1号(1955/06/16、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 健康保険の赤字の原因について、もう少し具体的に、何か詳細に伺いたいと思います。それから結核ですね、結核は非常に多くなって、結核の方に相当食われているようにわれわれ聞いているのですが。
【次の発言】 簡単に二つお尋ねしたいのですが、先ほど日本の農業政策が非常に動揺的になってきているという点について、どうもアメリカから余剰農産物ですね、ああいうものを買うようになってきてから、特にその前からだと思うのですが、動揺性を来たしているように思うのです。予算面にそれがもうすでに現われているようにも思うのです。いわゆる農業投資があまりふえていない。増産にあまり力を入れないというようなことが、ど……

第22回国会 予算委員会公聴会 第2号(1955/06/17、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 今の左藤さんの質問に関連しておるのですが、資本の蓄積ということは非常に強く言われておるのですが、特に私は今鉄鋼界が最も非合理的になっておると思うのです。そういう鉄鋼界の方から合理化を非常に強調されて意外の感じをいたしたのですが、具体的に伺いますが、たとえばストリップ・ミル、これも前に予算委員会で質問したのですが、実際今度また大同製鋼ですか、あすこでまた作るように聞いております。それで合理化の機械、これの過剰投資が起っておるけれども、これは実際問題として独禁法の改正ですぐ解決のつく問題でないと思う。それで大体こういう合理化設備をしておいて六〇%ぐらいしか稼動していない。これでは非……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第1号(1955/06/28、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 装備費ね。
【次の発言】 今度防衛計画がこれまでと質的に変わってきておるのじゃないのですかと私は思うのですね。というのは航空機が入ってきて、特にジェット機が入ってきたわけです。そうしますと、今後は防衛費の質が相当変ってくるのじゃないかと思うのです。特に航空機は消耗度が早いのですし、特にジェット機なんか非常に金がかかりますからね。そうしますと今後の器材費の割合というものは、全体に占める割合がだんだんふえてくるのじゃないか。そういう意味で防衛計画がだんだん高度化してくるという点ですね。  それでお伺いしたい点は、今どういうような兵器ですね、近代兵器といわれる中には誘導弾みたいなもの……

第22回国会 予算委員会第二分科会 第2号(1955/06/29、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 電源開発のことについて伺いますが、今の通産省の予算説明におきましても、電源開発会社は相当多額な資金を計上して、電源開発のウェートは非常に大きいわけですが、これに関連して、この問予算委員会で御母衣ダムの問題について高碕長官は、前に電源開発会社の総裁をやっておられましたので、あの御母衣ダムが高碕総裁がやっておられました当時、地質調査をやった結果、非常に断層が各所にあるということがわかって、そうしてこれでは危険なので、方々他の個所をいろいろやってみたけれども、いい個所がないので、結局またもと通りのところへ落ちついてやることになった。こういうお話しですが、そこで会計検査院の報告によりま……


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第24回国会(1955/12/20〜1956/06/03)

第24回国会 予算委員会公聴会 第2号(1956/03/07、3期、無所属クラブ)

○木村禧八郎君 先ほど地方財政の赤字の問題につきまして、後ほどその問題に触れたいというお言葉があったのですが、その点について御説明があるかと思って待っておったのですが……。
【次の発言】 ちょっと質問ではないのですが……。
【次の発言】 それでは、今の公述に対する質問ではないのですが、これまで予算公聴会を開きまして、各公述人から非常に参考になる御意見をお聞きしたのです。今度予算が非常に重要であるために、人によりますと、毎年公聴会のたびに、予算委員会で新聞、ラジオに公告いたしまして、一般から公述人を募るわけですね。今回予算の重要性にかんがみて非常に多くの希望者があったやに伺っております。二十人く……



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データ更新日:2022/12/18

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