このページでは木村禧八郎参議院議員の8期(1968/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は8期国会活動統計で確認できます。
○木村禧八郎君 私は、ただいま野党五派によって共同提案されました重宗議長不信任案に対しまして、日本社会党、公明党、民社党、日本共産党、第二院クラブを代表し、賛成の討論を行ないたいと思います。(拍手) 重宗参議院議長が、不信任に値すると私が考えます最大の理由は、第六十一国会におきまして、健保特例法及び大学法に関し、衆議院がおかしました行き過ぎの行為、すなわち、憲法を無視し、国会法に違反して法案を強行成立せしめ、そうして議会制民主主義を破壊するというこの衆議院の行為に対しまして、参議院議長として、これに抵抗し、その反省を求める努力をいたさなかったどころか、昨年八月二日の参議院文教委員会での、自民……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
この際、一言ごあいさつを申し上げます。
このたび、院議によりまして本委員会の委員長に選ばれました。はなはだ微力でございますが、委員の皆さま方の御協力と御鞭撻をいただきましてこの重責を果たしてまいりたいと考えておりますので、何とぞよろしくお願いをいたします。(拍手)
【次の発言】 ただいまから理事の互選を行ないます。
本委員会の理事の数は六名でございます。互選は、投票の方法によらないで、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に黒木利克君、……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。 この際、参考人の出席要求についておはかりいたします。 理事会の相談では、参考人については、決算委員会であまりひんぱんに、むやみに呼ぶことについてはいかがかと思う、慎重に取り扱うべきであるというお話がございまして、その趣旨を体しまして参考人の出席要求についておはかりすることになったわけでございます。 食糧管理特別会計に関する件につきまして、本日の委員会に輸入食糧協議会事務局長の桑原信雄君を参考人として出席を求め、意見を聴取することに御異議ございませんか。
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
八月七日、石原慎太郎君が委員を辞任され、その補欠として岡村文四郎君が選任されました。
【次の発言】 継続調査要求についておはかりいたします。
国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査につきましては、閉会中もなお調査を継続することとし、本院規則第五十三条により本件の継続調査要求書を議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成などにつきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませ……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。 御質疑のある方は、順次御発言願います。
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 私は、九月三十日の決算委員会で委員各位の御承認を得ました昭和四十二年度決算審議方針に基づきまして、決算の側面から政府の財政経済政策の検証をし、批判を行ないまして、決算の審議を現在進行中の政府の四十四年度予算編成に反映せしめたいと思うわけであります。
私は、決算審査のあり方といたしまして、決算委員会のこの審査を重からしめ、権威あらしめ、それを予算に反映せしめるには、決算そのものの批判、不正不当支出の批判と……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 もう一つ、時期の問題ですね。日本でどういう機械ができるかですね、その調査の時期です。
【次の発言】 有田外務参事官に申し上げますが、先ほど矢山委員が要求されました資料ですね、外務省のほうで用意してここへ提出されるかどうか、資料要求があったわけですが、それについてお答え願います。
【次の発言】 委員長から申し上げますが、先ほど賠償について矢山委員が具体的に指摘されて、外務省からそういう資料の提出方を要求した……
○委員長(木村禧八郎君) それでは、委員会を再開いたします。
午前に引き続き、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題とし、質疑を続行いたします。
御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 わかりませんか、時間がたちますから、わからないならわからないと答弁してください。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 委員長から、もう少し問題点をはっきりさせるために、この弾力条項についてひとつ明らかにしていただくように質問いたします。
それは、一つは、今度買い入れの数量をふやしますと、それが食糧証券の発行の限度内でまかなえる……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について報告いたします。
本日、峯山昭範君が辞任され、その補欠として二宮文造君が選任せられました。
【次の発言】 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は、順次御発言を願います。
【次の発言】 暫時休憩いたします。
午前十時五十三分休憩
【次の発言】 企画庁長官に経済社会発展計画に関連して質問いたしたいんです。
まず最初に、四十二年度の経済の見通しと実績、それから四十三年度並びに四十四年度の経済見通し、ことに経済成長率中心でけっこうですが、伺いたいんです。
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の移動について御報告いたします。
去る十一月十五日、二宮文造君が辞任され、その補欠として峯山昭範君が選任されました。また本日、峯山昭範君が辞任され、その補欠として二宮文造君が選任されました。
【次の発言】 国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題といたします。
御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 答弁要りませんか。
【次の発言】 午前はこの程度として、午後は一時に再開いたします。それでは暫時休憩いたします。
午前十一時五十二分休憩
○木村禧八郎君 大蔵大臣に財政、金融政策と物価との関連について質問したいのですが、特にいま編成過程ですが、四十四年度予算編成と、それから金融政策と物価との関係について質問したいのです。それに先立って、いま人事院総裁が見えましたから、いま当面四十四年度予算編成と重大な関係にある公務員給与に関する人事院勧告制度の改正の問題がいま煮詰まりつつあるといわれておる。そこで、きょうおそらくはもうこの煮詰めについて御相談があったと思うのです。そこで、最初にこの人事院勧告については予備勧告の制度というものが問題になっているようですが、まず人事院総裁、予備勧告というのはどういうことなのか。それと、新聞でこれは拝……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
去る四日、岡村文四郎君の補欠として熊谷太三郎君が選任されました。また五日、岩間正男君が辞任され、その補欠として渡辺武君が、九日、平泉渉君が辞任され、その補欠として矢野登君が、十日、二宮文造君が辞任され、その補欠として峯山昭範君がそれぞれ選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。
今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により議長に提出いたしたいと存じますが、御異……
○委員長(木村禧八郎君) 委員会を再開いたします。
午前に引き続き国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を議題とし、質疑を続行いたします。
この際、御出席をいただきました参考人の方にごあいさつ申し上げます。
本日は遠路、御多用中のところ、本委員会に御出席くださいましてありがとうございました。
それでは御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 別にないようですから、お続けください。
【次の発言】 参考人に申し上げますが、長時間にわたり、ありがとうございました。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけて。
○木村禧八郎君 一応所信表明ですね、このプリントがありますので、一応読んでみました。これに基づいて、若干時間が少ないですから、また本格的には通常国会で十分御質問したいと思うのですが、まず、二、三質問したいのです。
総合予算主義につきまして伺いたい。これを見ますと、四十四年度も総合予算主義を貫く、こういうお話です。大臣は、四十三年度の予算編成方針で総合予算主義というものをはっきり規定してありますが、それに基づいて四十四年度も総合予算主義を貫かれるおつもりか、これを伺いたい。総合予算主義とは一体どういうことか、内容を伺いたい。
【次の発言】 いい制度であるかどうかは、これがいわゆる財政硬直化打開……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨二十六日、二宮文造君が辞任され、その補欠として上林繁次郎君が選任されました。
【次の発言】 調査承認要求に関する件を議題といたします。
今期国会におきましても、国家財政の経理及び国有財産の管理に関する調査を行なうこととし、この旨の調査承認要求書を本院規則第七十四条の三により議長に提出いたしたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
なお、要求書の作成につきましては、委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
理事の辞任についておはかりいたします。
松井誠君から理事を辞任したい旨の申し出がございます。辞任を許可することに御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
ただいまの理事の辞任及び委員の異動に伴い、理事が四人欠員となっておりますので、この際、理事の補欠選任を行ないたいと存じます。
理事の選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと任じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に前田佳都男君、和田鶴一君、和田静夫君及び高……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
この際、理事の補欠選任につきましておはかりいたします。
委員の異動に伴い、理事が一人欠けておりますので、その補欠選任を行ないたいと存じます。
選任につきましては、先例により、委員長にその指名を御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
それでは、理事に松井誠君を指名いたします。
ちょっと速記をとめてください。
【次の発言】 速記を始めてください。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題といたします。
これより総括質疑を行ないます。佐藤総理大臣が出席されましたので、……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
この際、参考人の出席要求に関しおはかりいたします。
昭和四十二年度決算外二件の審査のため、労働問題について、参考人として川岸工業株式会社社長工藤栄君、元仙台工作株式会社労働組合委員長砂子俊雄君の出席を求めたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認めます。
なお、出席を求める日時等につきましては、これを委員長に御一任願いたいと存じますが、御異議ございませんか。
【次の発言】 御異議ないと認め、さよう決定いたします。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題とし、前回に引き続き総括質疑を行ない……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
昨十七日、藤原房雄君が辞任され、その補欠として上林繁次郎君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題とし、総括質疑を続行いたします。
本日は労働問題につきまして、川岸工業株式会社社長工藤栄君、元仙台工作株式会社労働組合執行委員長砂子俊雄君のお二人を、参考人として御出席を願っております。
この際、参考人の方に一言ごあいさつ申し上げます。本日は御多忙中のところ本委員会のため参考人として御出席をいただき、厚くお礼を申し上げます。委員会は委員の質疑に対して御意見を述べ……
○木村禧八郎君 文部大臣は御用があるそうですから最初に質問いたしますが、問題は非常にはっきりして簡単なんですが、これはまあ大蔵大臣が同席していませんと都合が悪いのですけれども――またこれは、あと大蔵大臣に質問いたしまして念を押してみますが、しかし文部大臣の所管ですから、一応文部大臣にこういう問題があるのだということを頭に入れておいていただいて、今後は一これは弾力条項の乱用の問題なんですから、そういうことをしないように文部大臣に要望しておきます。大蔵大臣にも要望いたしますが、そのことはひとつ頭に入れておいてください。こういうことなんですがね。いまこの決算委員会に一般会計、特別会計の予備費の使用総……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
昭和四十二年度決算外二件を議題とし、総括質疑を続行いたします。御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 出すかどうかわかりませんが、とにかく出すように手続をいたします。
【次の発言】 はい。
【次の発言】 委員長からちょっと。
先ほどの須藤君の資料について、いま資料を出されると言いましたが、そうしてまた外資についてはそう問題にすべきパーセントじゃないと思うと言われましたが、しかし石油なんかについては六〇%ぐらいあるんですよ。五〇%以上、……
○委員長(木村禧八郎君) ただいまから決算委員会を開会いたします。
委員の異動について御報告いたします。
本日、須藤五郎君が辞任され、その補欠として渡辺武君が選任されました。
【次の発言】 昭和四十二年度決算外二件を議題とし、総括質疑を続行いたします。
御質疑のある方は、順次御発言願います。
【次の発言】 速記をとめてください。
【次の発言】 速記をつけてください。
【次の発言】 本日はこの程度とし、散会いたします。
午後一時九分散会
○木村禧八郎君 まず、租税条約のほうについて質問いたしますけれども、提案理由によりますと、税制の簡素化に資するため、各条約ごとに制定されている特例法を統合するとともに、「今後締結する租税条約の実施に備えて、所得税法、法人税法及び地方税法の特例等に関する所要の事項を一般的に定めること」としてこの法律案を提案した、こう述べているわけですが、そこで、一見すると、これは法律の整理統合に見受けられるのでありますが、しかし、それにもいろいろ問題があろうと思うのですけれども、私は、この実体面について伺いたいのです。 実体面について質問する前に、提案理由の中でちょっとわからない点があるので、それを具体的に説……
○木村禧八郎君 あれは四十年ごろの統計ですが、もう少し最近のものがありましたら、最近の資料をお願いしたいと思います。
【次の発言】 大臣が来てから質問をしたいと思っていたんですが、それでは事務当局で答弁していただける点について事務当局から答弁していただくとして、質問いたします。
今度の関税定率法の改正案の中で、中国とのいわゆるケネディラウンドにつきまして輸入税率を引き上げるにあたって格差があったわけであります。これはいろいろいきさつがありまして、提案理由の補足説明にもございますが、大体今回の改正でおもなるものについては格差が解消されるのではないか。しかし、まだそれだけでは不十分で、ケネディラ……
○木村禧八郎君 私は、ただいま議題になっております所得税法それから租税特別措置法の改正案につきまして、その前提となる基本的な問題について一、二質問いたしたいと思います。 いま、現在の日本経済は、大蔵大臣もよく御存じのとおり、いわゆる大型景気、いざなぎ景気と呼ばれております。一体、これは健全なものかどうか。大蔵大臣は、私は新聞で拝見したのですが、今後、成長率については、実質二けた的な、つまり一〇%程度の成長率を実現していきたい、こういう話をされて、また、総理もそういうようなことを述べておると伝えられているのですけれども、そうした高成長率、これが特に昭和四十一年ごろからそうした実質において二けた……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ただいまの御答弁ですね、これは私きのう問題にしたんですが、それだからこそ、安定成長をしていくためには、国民総生産の構成比が問題になると思うんですよ。構成比を問題にしないで、ただ成長率だけを問題にしたのでは、私は行き過ぎが出てくるのじゃないかと思うんです、大臣の言われるような安定成長の中には。そこで、個人消費割合と民間設備投資と政府財貨サービス購入。さらに、それには、在庫投資、住宅投資。それから貿易の出超がありますね。国際収支のバランスをとることが安定成長の一つの前提になると思うんですよ。いままでは、実質一〇%成長、そのことばかり言っているんでしょう。それがまた……
○木村禧八郎君 関連して。さっき松井さんから南アの産金についてお話がありましたが、この際ついでに伺っておきたいのですが、昨年、南アフリカ共和国が、手持ち外貨が枯渇しまして、それを調達するためにIMFや各国の中央銀行に金購入の意思があるかどうかしきりに打診した。ところが、昨年三月ワシントン会議の際に、七カ国の中央銀行の間で、南アが貨幣用金の売却を申し出てきてもそれに応じないという申し合わせができた。それは事実かどうか。 それと、IMFの理事会でも、IMFが南アの金を購入する義務はないということをアメリカが非常に強硬に主張したといわれているわけです。そうして、アメリカは、南アがどうしても金を売却……
○木村禧八郎君 関連して。先ほど非常に重要な御答弁があったんですが、この際はっきり伺っておきたいんですが、共産圏は債権が相当あるわけですね。私、前に調べたことがあるんです、リファイナンスの問題に関連しましてね。そうしますと、これは共産圏を拘束することができないんですね、債権国会議は。そうしますと、これは去年ですか、対外債務総額二十三億六百万ドルのうち、共産圏は、十三億三千五百万ドル、総額の五七%を占めているわけですね。先ほどのお話では、共産圏は拘束できないんですが、リファイナンスの場合は、焦げつき債権を政府がこっちで日本政府が金を貸してやって肩がわりしてやるわけですよ、商社の焦げつき債権を。そ……
○木村禧八郎君 私、時間が二時間に限られておりますから、それで、こういう問題について御質問しますから、なるべく簡潔に御答弁をお願いしたいと思います。 まず最初に、ニクソンの国際収支特別声明とSDRとの関係、アメリカの国際収支とSDRとの関係、これは非常に密接な重大な関係があると思いますので、まずこの点について。 それからアメリカ国際収支の見通しについて。 第三は、アメリカ国際収支政策と日本のドル防衛協力。特に、この点につきましては、インドネシア援助、それからリファイナンスの問題、これを具体的に伺っておきます。 それから第四番目には、SDRの問題自体、流動性の過剰か不足かという問題がずい……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。ぼくは一番最後に質問することになっておりますので、ただこの際ちょっと資料的なものなんですけれども、こういう計算がすぐできたら出してもらいたいと思います。これは衆議院のほうでだいぶ質問したから、おそらくこの数字はすぐ出せるのじゃないかと思うのですが、これは東京―大阪に限って計算してもらいたいのですが、第一は、一等、二等を廃止しない場合、現状どおりで、今度の運賃値上げをやったときの運賃、それと特別急行券、それに通行税がかかりますね、その場合に幾らになるかということ、それが一つですね。 それと、それから今度の改正によって一等が廃止されますが、その場合、特別急行券は……
○木村禧八郎君 時間があまりないようですから、端的に伺いますが、この通行税法の改正案の一つは、一等と二等を廃止したことによりまして、それで通行税が二等にはかからないから、結局、特別車にかけるということが一つのねらいなんで、それから寝台の免税点を引き上げるということが二つのねらいなんですが、まず伺いたいのは、一等、二等の区分をなぜ廃止しなきゃならないか。運輸大臣に主として伺いますが、税法上ではこれからまだあとで大蔵省にお伺いしますが、なぜ一等、二等を廃止しなきゃならないのか、また廃止する必要があるのか、その理由を伺いたいと思います。
【次の発言】 いま伺いますと、実質的には同じなんですね。同じ車……
○木村禧八郎君 これまでの質疑、答弁を総括しまして、締めくくりの質問として三点にしぼってこれから質疑をしてまいりたいと思います。 その第一は、通行税改正と税制との関係、それから運賃との関係、第二は、国鉄の旅客運賃引き上げと物価、財政との関係、第三番目は、国鉄運賃引き上げと国鉄財政再建について、大体この三点にしぼりましてこれから締めくくり的な質問を行ないたいと思います。 まず、第一は、通行税改正と税制全般の問題との関連、それから運賃との関係なんですが、そこで、通行税につきまして、これまで各委員がいろいろ質疑いたしましたが、結論として、各委員から、この際、通行税は、戦時税であるから、その発生の……
○木村禧八郎君 ちょっと関連しますが、法律できめれば、なにも直接一般会計へ入れないで、交付税特別会計というものに入れるというのでしょう。基本的な交付税の考え方からいって、特別会計に繰り入れるようなことにならぬと考えておるのじゃないと、こういうふうに答えられましたが、私は非常に政治的な含みを持っておるのじゃないかと思う。直接特別会計へ入れたくない。それは、財政硬直化との関係で、財政硬直化論が出てきたときに、地方交付税が財政硬直化の最大の原因だということを強調しているでしょう、大蔵省は。たとえば当然増のうちで、三・二%が交付税、交付税の次は人件費、それから公債、社会保障とかで、四十三年度予算を編成……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。それはいまのお話はよくわかりますよ、先へ与えておいて、あとにまた引くというのは。しかし、それについては、延びたんですから、法的な手続をやっぱりすべきじゃないですか。だって、六百九十億を貸し上げるという法律ですね。ところが、これはおくれてしまっているから、おくれたことに対するまた手続が必要ですよ。いまお話ししたことを裏づける法律的手続が必要なんですよね。だから、国会にはからずに行政的なペースだけでやるのはおかしいんですよ。やろうと思えばできるんですから。いま国会が開かれているんですから、そういうおくれたらおくれた手続を国会になぜ出さないのか。そうして、いま言われ……
○木村禧八郎君 まず、地方財政にとって非常に重要な役割りをしている交付税につきまして六百九十億貸し上げ措置を講ずること、これは四十三年度は四百五十億貸し上げをやりましたが、これは地方財政法第二条の二項、それから地交法の六条の三の二項の違反ではないかと思います。まず最初に、地方財政法第二条二項にこういうやり方は違反するのじゃないか。どうも、自治省は、もう少し地方自治の憲法に基づく基本的な立場に立って――これは重大な問題なんです、交付税の貸し上げ問題はですよ。もっとしっかりした、一番基本法は憲法、それから自治法、地財法、交付税法、こういう基本的な立場に立って問題を考え、大蔵省と折衝しなければならぬ……
○木村禧八郎君 関連して。失効解約の保険料のほうをこの際やっぱりお聞きしておいたほうが順序がいいと思いますので、それを……。
【次の発言】 ちょっと関連して。いまの戸田さんの質問に関連しまして、継続率をよくするための努力目標は八〇%、これを目標にして努力している、そういう指導をしているというお話がありましたが、それと同時に、もう一つ募集制度の近代化のほうですね。つまり、外務員制度の改善に関してですけれども、四十年の保険審議会で募集制度の近代化を答申して、そうして、先ほど御答弁がありましたように、生命保険の外務員の現状は、八割くらいは家庭の主婦で、ほとんどパートタイムで、専業の外務員はあまりおら……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。いまのお話を伺いますと、財政収入をあげる立場というものとは全然違った次元だとおっしゃいますが、これは歴史的経過から見まして、占領中に駐留軍が徴税の督励をしたんですね、御承知のように。あのころから推計課税が問題になって、ずいぶん国会でも問題になりましたよ、あのころ。池田さんの大蔵大臣のころ、それは絶対にやらぬと、そういうことはよくないことだと、そういう経過もあるんですね。ですから、そういう歴史的経過から見まして、財政収入をあげるそういう次元と違うとおっしゃいますけれども、私は、はっきり違うということにはならぬで、実際にはこういうものがあって、ある程度の税収が落ち……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。不服申し立て事案の内容ですね、これは審査請求事案で見て、これまでわれわれの聞くところによると、法令の解釈に関するものはわりあいに少ないと。しかし、事案認定をめぐるものや推計課税に関するものは非常に多いといわれるわけですね。ですから、それを統計的にひとつ数字でこれまでの傾向を参考のためにお示し願いたいんです。そうすれば、いま松井さんが御質問のように、推計課税に関するものが非常に多いということになると、こういう事案が多くなるのは推計課税が多いというなら、そういう申し立てを少なくする上にも、これをかなりはっきりさしちゃったほうがいいのじゃないですか。
○木村禧八郎君 私は、四十六年度予算の概算要求締め切りがもう過ぎまして、四十六年度予算の編成の過程に入ったわけですけれども、それに関連しまして、予算編成の前提の経済情勢ですね、あるいは景気情勢、そういう点と、それから税制の問題等について、大蔵大臣に質問したかったのですけれども、大蔵大臣は病気のため出られないということですから、あらためてまた次の機会に大蔵大臣に質問したいと思いますが、その前提として事務当局に尋ねたいことがあるわけです。これはかなり具体的に計数的に聞きますから、具体的に答えてもらいたいと思います。 私はなぜこれからこういう質問をするかといいますと、ずっと前から問題なんですけれど……
○木村禧八郎君 私は、まず経済企画庁長官に質問いたしますが、大体質問の焦点は二つ、物価問題と経済成長のネックの問題と二つにしぼって質問いたしたいと思います。 その前に、企画庁長官に警告を発しなきゃならぬと思うのですがね。物価がこんなに予想外に上がっていまして、国民は物価高に非常に苦しんでいる。台所を苦しめている。したがって、国会では、前から、企画庁長官を呼んで、どうして物価がこんなに上がるのか、今後一体どういう物価対策を講ずるのか、これを非常に心配しているわけなんです。再三出席を要求しても出てこないというのは、どういうことなんですか。国会軽視もはなはだしいものだと思う。私は、委員長におかれま……
○木村禧八郎君 どなたからお答えいただいたらいいのかわかりませんが、四十五年度の補正予算ですね、これはいつお出しになりますか。
【次の発言】 この臨時国会にどうして出さないのですか。それじゃ公務員の給与の支払いはどうするのですか。二月ごろに出すなんというのはおかしいじゃないですか。
【次の発言】 それは技術的には支障がなくても、そんなことは私は財政法からいって許さるべきじゃないと思うんですよ。昨年の例もあると言うけれども、昨年は例になりませんよ。昨年は一応補正は組んだんでしょう。昨年はこの給与関係でどういう補正を組みましたか、それを述べてください。なぜことしは組まないのですか。
○木村禧八郎君 日本銀行総裁にお忙しいところを時間を都合していただきまして、あまり出席時間がないようですから、ひとつ端的に伺いたいと思います。 昨年九月一日からいわゆる日歩の公定歩合を年利に改めたわけですね、日銀も。いままで、日銀の金融政策は、大体国際収支の調整と景気調整等であったのですが、今度卸売り物価が急に上がって、物価安定のための公定歩合の引き上げだと、こら言われているわけです。その他、設備投資が相当行き過ぎて、設備投資をある程度その伸び率を抑制するとか、あるいは、鉱工業生産の伸び率、日銀券の伸び率等、かなり異常と見られるような伸び率を示しておったので、その抑制のために公定歩合を引き上……
○木村禧八郎君 いまのに関連しまして、審判官の資格は、七十九条で政令で定めるんですね。いまお話を聞きますと、審判官の地位それから保障についてかなり重要視していると思う。そうしたら、これを特別職にできないものか。そうして、その資格は、そういう身分保障に関するような事項は、政令じゃなくて、法律で定めるようにできないものかどうか。ただいまのようなお話を聞きますと、非常に重要な地位にあるわけです。そんなに重要視するなら、特別職にして、そして身分保障に関する事項は法律できめたらどうか、そう思うわけですよ。言われることとそれからいまの実態とがあまりそぐわないと思うんですがね。
○木村禧八郎君 私は、最近の金融政策とそれから円の切り上げ問題について質問したいと思います。この前日本銀行総裁に質問したのですけれども、通貨当局、金融当局としての答弁があったようですが、大蔵大臣としてはどういうふうに考えられているか、質問いたしたいのであります。 その前に、いま戸田君から預金金利の問題について質問があったのですが、前に大蔵大臣は、物価対策と関連して、物価の安定のめどは、貯蓄を害さない、貯蓄に悪い影響を及ぼさない範囲、こういうことを言われたことがありますね。そうすると、おのずからわかってくるのじゃないですか、限度が。どのくらいか、貯蓄に影響を及ぼさないのは。四十五年度の消費者物……
○木村禧八郎君 それでは、国税通則法のこの改正についての質問を中心に大臣にお尋ねしたいのですが、その前に、一つだけ、この前、戸田委員が大蔵大臣に入場税について質問しましたが、その際の大蔵大臣の答弁では、これはあまりに無責任だと思う。 この前は、大蔵大臣は、私に、はっきりと、四十五年度でこの問題については前向きに処理するということを言われた。約束されたんですよ。ですから、もし今度のこの国会でできないなら、次にはどうするぐらいのことを具体的にあなた言わないと、これは無責任だと思う。それで、最近、大蔵大臣は無責任が非常に多いんです。たとえば交付税の借り上げについても、それは四十四年度でああいうこと……
○木村禧八郎君 この国税通則法の一部を改正する法律案につきましては、特に国税不服審判所の設置をめぐって衆参両院でこれまで非常に多くの質疑がすでに行なわれてきたわけです。それで私もこの間一部質問したのですが、全体をいま検討してみまして、国税不服審判所を設けて、そうしてはたして納税者の権利がほんとうにいままでよりも救済されるのかどうかにつきまして、私は非常に疑問を持つに至ったわけです。一体どれだけのメリットがあるのか、そこを最後の詰めとして、私の質問として――まだほかに社会党としても質問は残っておりますが、私の一応の詰めとしまして、どれだけのメリットがあるのかをはっきりさせたいわけなんです。 そ……
○木村禧八郎君 ちょっとその問題に関連して。いまの焦げつきとか、あるいはまた繰り延べ、リファイナンスは、海外経済協力基金関係が主なるものですか。
【次の発言】 それで、いまのケースですね、それはどういうところからのあれですか。貸し付けなんですか、ブラジルとかインドとか、そういうものについて。
【次の発言】 それは、対民間との関係では、輸出保険の対象になるんですか、みんな。
【次の発言】 その場合に、前にインドネシアの例がありましたが、リファイナンスの協定がありまして、それで輸出保険特別会計ですかに対して一般会計から繰り入れたんですよ。相当に繰り入れまして、結局、回り回ってそれが焦げつき債権のし……
○木村禧八郎君 私は、日本開発銀行法の改正案について質問いたしたいと思うのですけれども、この改正案は、開発銀行の借り入れ及び債券発行の限度を自己資本の五倍から六倍に引き上げるという簡単な法律案です。しかし、私は、これを機会に、これまでなかなか質疑する機会がなかったのでありますが、いわゆる政策金融について開発銀行は非常に重要な役割りを演じているわけでありますから、この際、政策金融についてひとつ質問をしておきたいと思います。それで、大体三点ですがね、質問の要点は。一つは、金融再編成が進められてまいっておるのですが、金融再編成とこの政策金融との関係ですね。それから第二は、政策金融の実態が現在どういう……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。この重油脱硫減税制度の問題ですが、これはこういう制度を設けましても、硫黄分の多い重油を輸入したのでは意味ないので、これはどうなんでしょうか、硫黄分の少ない重油、たとえばソ連なんかのものは少ないのだそうですね。そっちのものを多く輸入すれば問題が解決するのじゃないのですか。どうもその点がよくわからないですね。アメリカのほうの、あるいはまた、硫黄分の多い重油を輸入するからこういう減免制度が必要になってくるのであって、もしもソ連のほうの硫黄分の少ない重油を輸入すればこういう制度を必要としないのではないかというふうに考えるのですが、どうなんですか。
○木村禧八郎君 私は、税金と物価との関係を中心に質問いたしたいと思います。 まず、二十二日の物価対策閣僚協議会で、大蔵大臣もこの協議会の一員ではないかと思うのですが、私は新聞で見たんですが、具体的な物価対策として、まず、ケネディ・ラウンドによる関税の引き下げの時期を九カ月ないし一年繰り上げる、それからもう一つは、自由化されていない物資については国内消費の二%程度の輸入を認める、こういう具体策を出されました。これはかなり思い切った措置だと思うのだけれども、しかし、この実効について非常に問題があると思うのです。 まず、関税を引き下げた場合に、新聞等でも批判されていますが、はたして小売り段階まで……
○木村禧八郎君 関連して。税金と物価との関係はいろいろ私も考えて、非常にむずかしい関係になっていると思うのです。一ころと非常に違ってきているんじゃないかと思うですね。たとえばたばこですね。昔は、たばこの値上げをすると、値上げ率がかなり大きい場合、売れ行きが減ったものですわね。そこで、大体どの程度値上げしたら売れ行きが減らないか、どの程度値上げしたらたばこの消費を節約ができるか、判定がついたと思うんですよ。最近では、実際問題として、値上げするでしょう。そうすると、新しいたばこのほうが売れ行きがいいというような状況ですね。ですから、その点は昔とかなり違ってきているんじゃないかと思うのですね。いわゆ……
○木村禧八郎君 ちょっと関連して……。
【次の発言】 関連です。
【次の発言】 いまの総理大臣の、予算修正権につきましては、ただ、国会に修正権があると思うというだけではなくて、これは過去にはっきりした記録があるわけです。昭和二十三年二月二十六日の両院法規委員会におきまして、「予算についての国会の増額修正権に関する憲法の解釈は、左のごとく決定するよう両議院に処置せられたい。」、そういう「要旨」がありまして、そして、「国会は予算の増減または予算費目の追加もしくは削除等すべて内閣の提出した予算に関して最終かつ完全な権限を有する。」、こういう決定があるわけです、国会に。ですから、この際、修正権が問題に……
○木村禧八郎君 私は、昭和四十五年度予算に関連する財政経済問題について質問をいたします。 焦点を、物価、税金、防衛費及び社会保障費の三点にしぼって、総理大臣及び関係大臣に質問いたしたいと思うのであります。 まず、物価問題から質問を始めますが、それに先だって、大蔵大臣に……。 昨年度、大蔵委員会で、大蔵大臣は、入場税の問題につきまして、四十五年度に前向きで――これはまあわれわれ、廃止の方向で処理してくれ、こういう要求だったんですよ。四十五年度に前向きに処理すると、こういう御答弁だったんですが、何ら処理がされておらない。これに対して、どういうお考えであるか、お伺いしておきたいと思うんです。
○木村禧八郎君 関連質問。関連ですから簡単に質問いたします。詳しくは一般質問あるいは分科会でいたしますが、この自主防衛の限界につきましては五原則を出されて、あとで訂正されましたね。国力国情に応じてということについては、GNPがどんどん大きくなればそれに応じていけば防衛費も膨大になる。だから必要に応じてというふうに訂正されましたね。しかし防衛庁長官もそれから総理大臣もそうですが、日本の自主防衛を考える場合、何か日本の政府の考えでほんとうに自主的に防衛ができる、また防衛力を組織できるように説明されております。しかし、それには限界があるのです。MSA協定との関係が全然触れていない。この間、私もちょっ……
○木村禧八郎君 私は、総括質問で物価問題を中心に質疑を行ないましたが、その後発表されました本年二月の全国消費物価指数及び本年三月の東京都区部消費物価指数を前年同月に比べまして、それぞれ八%ないし八・五%の大幅の上昇を示しまして、物価問題はいよいよ重大化するに至りましたので、さらに引き続いて物価問題について政府の所信をただしますとともに、一日も早く政府をして物価安定の具体策を実行せしめたいと思うわけであります。
まず、経済企画庁長官に伺います。四十四年度の消費物価指数の上昇率及び物価指数はどういうふうになりましたか。
【次の発言】 六・四ですと、物価指数としてはどのくらいになるのですか。
○木村禧八郎君 関連ですから簡単に一つ質問しますが、池田内閣のときに、ぼくはだいぶ論戦やったんですが、卸売り物価が本来なら下がるべきものが下がらない。そこが問題であるということが問題だった。というのは、非常に生産性が上がりますね、総理も言われておりますが、生産性が非常に上がって、コストが下がった企業においては、非常に利潤が多くなるんだから、物価値下がりのほうにこれを振り向けるべきであるということを財界に要請されておりますが、ですから当時、山際日銀総裁も卸売り物価が安定していることが問題なんだ、卸売り物価が下がらないことが問題だ。安定しているんじゃなくて、下がらなくちゃいけないというんです、生産……
○木村禧八郎君 日本と中国との国交回復が重要な課題となっているおりからでございますので、日中貿易につきまして現在緊急に解決を迫られている三つの問題につきまして大蔵大臣に質問いたしたいと思うのであります。
第一はケネディラウンドと中国に対する関税差別の問題、第二は特恵関税の問題と中国貿易との関係、第三はいわゆる覚え書き貿易につきまして、この三つについて質問いたしたいのであります。
個々の質問に入る前に、大蔵大臣は、日中国交回復及び日中貿易につきまして基本的にこういうお考えを持っているか、まずその点から伺いたいと思います。
【次の発言】 時間があまりありませんから、基本問題ばかりに時間を費やし……
○木村禧八郎君 今度の国会は、いわゆる公害国会と言われておりますが、いわゆる産業公害の問題が審議の中心でありまして、したがって、これから質問したいと思いますが、物価公害はこの陰に隠れているようでございます。したがって、私はこの物価公害に重点を置いてこれから質問いたしたいと思うのです。私は物価問題は、やはり公害と見なして差しつかえないと、こう思っておりますが、そういう観点から御質問してまいりたいと思います。 まず、総理大臣に質問いたしたいのですが、総理大臣は六年前にですね、池田内閣にかわって政局を担当するにあたりまして、池田内閣の所得倍増政策を批判しながらも二つのことを国民に約束されております……
○木村禧八郎君 二月四日の大蔵委員会での大蔵大臣の所信表明に関連しまして、若干質問をいたしたいと思います。 まず、第一に、最近の景気動向と景気対策について伺いたいのですが、大臣もちょっと所信表明で触れておりましたが、昨年の秋ごろから景気が落ち込んできていると。しかし、最近、財界なんかの発表を見ましても、落ち込みが予想よりはかなりきびしいような発表になっておりますけれども、この落ち込みについてどう考えられ、それからこれに対してどういう対策をあるいは金融面なり財政面なりで考えられておりますか。また、新聞等で、まだ四十六年度予算は成立しておりませんけれども、事前にかなり機動的な弾力的な対策もすでに……
○木村禧八郎君 関連してちょっと伺いたいんですが、やっぱりここで、いまなぜ課税するかということにつきまして、入場税を最初課税するようになった歴史的経過から見て、非常にいろいろな情勢が変わってきていると思うんですよ。諸外国の例の参考資料もありますけれども、たとえば諸外国で音楽に課税しているところはほとんどないですよ。音楽にしているところはありませんよ、この例では。ただ、イタリアが、「映画館その他の公衆娯楽場、競馬及びスポーツ関係からの総収入金額」となっていて、音楽が含まれるのかもしれない。一体、入場税の対象となるのが、ぜいたくであるというような考えから、奢侈的というように考えて課税するのか、そこ……
○木村禧八郎君 私は、関税定率法等の一部を改正する法律案のうち、特恵関税関係について質問いたしたいと思います。
まず、第一に、改正案の第八条の二の二項なんですが、その中で、いわゆる希望条項というのがあるんですが、この希望条項について、これはどういう意味であるかを説明していただきたい。
【次の発言】 UNCTADですね、ここでは、結局、開発途上国と、それから特恵関税を供与するOECD参加国ですか、先進国ですね、この間で意見はまとまらなかったんでしょう。
【次の発言】 結局、この法律によりますと、特恵を与えてもらいたい国が希望を申し出ると、それに対して特恵を与える国が選択できるわけですね。希望を……
○木村禧八郎君 まず、税制改正について質問いたします。 第一点は、入場税ですが、大蔵大臣、大蔵大臣は入場税について前に私に非常に前向きな答弁をしたのですが、今度は、三十円の免税点を百円に引き上げる程度にとどめておるのですけれども、これは前の大蔵大臣の発言からいって、失礼じゃないかと思うくらい、侮辱されているようですよ、これは。大蔵大臣、どうしてこんな程度の入場税の免税点の引き上げにとどめたんですか。非常に不満ですよ。衆議院では千円に引き上げろという修正案が出たようであります。少なくとも千円に引き上げられないかどうか。それからもし、これで間に合わなければ、今後もっと――前に大蔵大臣は約束してい……
○木村禧八郎君 四点伺いたいのですが、その第一点は、この過剰米処理につきましては、過剰米処理に関する検討会というんですか、民間の学識経験者の参集を求めた過剰米処理に関する検討会、そこの報告が出されて、それに基づいてこの処理を行なうということになっているようですね。そこで、この過剰米処理に関する検討会の報告書の一部を見たんですけれども、それによると、とにかく過剰米処理について巨額の損失が出ると。四十六年だけで千八百億ですか。それで、全体で六千億ぐらいの損失が見込まれるということになっている。その処理が問題なんですけれどもね。そこで、「巨額の財政負担を要するので、今後は新たな過剰を発生させないよう……
○木村禧八郎君 まず、大蔵当局に伺いたいのですが、いまの外貨準備ですね、いまどのくらいで、今後の見通しはどうか、こういう点をまず……。
【次の発言】 今後の見通しはどうですか。
【次の発言】 正確な見通しを聞くわけじゃないですけれども、それは、結局、円投機をどの程度防止できるかとか、そういう今後の円投機防止対策がどの程度効果があるかによりますけれども、しかし、六十五億ドルよりふえないという見通しはないでしょう。ですから、どの程度、七十億ドル台になるかですね。この調子でいけば、あとでこの円投機について伺いたいんですけれども、そう簡単にこのままの増加を阻止することは困難ではないかと、こう思うんです……
○木村禧八郎君 四十六年度予算の編成にあたりまして、この自動車重量税法案によりましていわゆる自動車新税が決定されたわけです。この決定に至る経過におきましても、また、その内容におきましても、きわめて多くの問題が伏在しているわけです。したがって、賛成反対にかかわらず、この法案につきましては慎重審議しなければならないはずだと思うんです。衆議院では三十四時間ぐらい審議しております。ところが、参議院に回ってきましてまだ二、三時間ぐらいしか――一日でしょう、審議したのは。それできょう上げろと、こんな不見識はないと思うんですよ。それで、私に割り当てられた時間は、社会党九十分で、私は六十分です。これ全体は、初……
○木村禧八郎君 昨日、日中覚え書き貿易のコミュニケと取りきめが行なわれました。この問題は、目下の非常に重要問題でございますが、これに対する質疑は、同僚議員に譲りまして、私は、財政経済問題に集中して質問をいたしたいと思うのであります。
まず総理大臣にお伺いいたしますが、佐藤内閣の財政経済政策の基本は何であるかということを、あらためてこの際、伺っておきたいと思うのであります。
【次の発言】 もう一つ、佐藤内閣の財政経済政策の基本がいわゆる人間尊重、つまり具体的には社会開発にあったと、こう思いますが、いかがですか。
【次の発言】 その社会開発のほうも安定成長と同じように、これは実現できなかったそう……
○木村禧八郎君 ちょっと、関連、簡単に。機密を、軍機を保護するための法律を制定するような意思はありませんか。
○木村禧八郎君 ちょっと関連して。 長官に伺いますが、今後のやはり課題としましても、PPBSですね、この作業は防衛庁ではおやりになっているかですね。いまの防衛費の支出による乗数効果、あるいは公共事業費による乗数効果ですね、そういうことはPPBSでやるべきであって、たとえば一千億の財政支出を公共事業費に使ったとき、あるいは防衛費に使ったとき、あるいは防衛費の中でも、いろんな兵器によっていろいろまた違いますね。そういうために、前にアメリカでマクナマラですか、氏が使用したPPBSの問題が起こってきたわけです。最近では、アメリカが、単に防衛費だけではなく、全体の政府支出におきましてPPBS作業をかな……
○木村禧八郎君 関連。第四次防の関係ですが、その内容についてはいま検討中と言われましたから、検討されて煮詰まったところでわれわれ拝見していくようにしたいと思うんです。しかし、いままで防衛庁長官は、大体予算としまして五カ年五兆八千億という構想を打ち出しているわけです。そうしますと、一カ年一兆一千六百億でしょう。いま審議しているこの防衛費は六千七百九億ですよね。大体倍ぐらいになる。もしこのまま平均的にいくならば、来年倍ぐらいになります。ですから、来年からは第四次防衛計画が発足するとすれば、ものすごく防衛費がふえるわけです。したがって、もうこの予算が組まれちゃってからわれわれ審議したのでは、いつでも……
○木村禧八郎君 私はまず、身体障害者の定期刊行物の郵便料金につきまして、去る三月二日の本委員会の総括質問で――今度の郵便法改正によりましてまた非常に郵便料金が上がるわけです。御承知のように、昭和四十一年までは身体障害者の定期刊行物に対する郵便料金は第五種がありまして、五十グラム十円、百グラム二十円になっておったのですね。それが四十一年の改正によりまして第五種がなくなり、第一種となって五十グラム十円が二十五円となり、それから百グラム二十円が三十五円になったというのですね。今度の改正で、今度は五十グラムが四十円となるわけです。百グラムが五十五円となるのですね。四十一年の五十グラムですと四倍になっち……
○木村禧八郎君 花原先生に一つ。 最近、卸売り物価が上がってきましたね。その原因について、いろいろ輸入インフレというふうなことを言われて、海外の原料の値上がりから、それがまた日本の物価にはね返る、特に卸売り物価にはね返って、だから金融なんか締めても、いわゆる総需要を押えないと、この物価高はとまらないというような説をなす人もいるようであります。そのいわゆるインポーテッド・インフレーションですか、そういう点が最近特に言われておりますが、その点ひとつお教え願いたいと思います。 それから、委員長、地主さんに対する御質問も一緒でよろしゅうございますか。
○木村禧八郎君 図書館関係について質問いたします。 最初に、ちょうど四年前ですか、昭和四十一年の予算分科会で、私は、滞貨図書の整理、それと、明治期の刊行図書目録というのですか、この作成について河野館長に質問したわけです。その際に、今後人手の不足あるいは大口寄贈等で滞貨が生まれるであろうから、非常勤職員ということではなくて、正職員を採用して、また、整理も簡略ではなく、五カ年計画ということにとらわれずに行なうようにされたい、また、明治期の刊行図書目録についても、きちんと予算を取って、よいものをつくるよう努力されたいと要請したわけですが、その後、今日まで四年間経過しておりますが、現状はどうなってお……
○木村禧八郎君 大蔵大臣にお伺いしますが、昨年九月、公定歩合を引き上げて金融引き締めを行なったわけですが、その目的は、卸売り物価が急に上がった、その卸売り物価の急上昇の大きな原因は、設備投資がかなり行き過ぎているのではないかということで、卸売り物価の値上がりを抑制するためにその大きな原因となっている設備投資を調整するという意味で公定歩合の引き上げあるいは金融引き締めを行なったと思うんですが、そういうふうに理解してよろしいかどうかですね、その点まずお伺いしたい。
【次の発言】 そこで、前に、税制の面から景気調整の措置が講ぜられているわけですね。租税特別措置法の第七節の二「景気調整のための課税の特……
○木村禧八郎君 私は、自主防衛というものの性格と、それから防衛費関係について伺いたい。
まず最初に、アメリカが一九七一年度の予算で防衛費を削減したのですね、それをどういうふうに評価するかですね、それが私は日本の防衛あるいは防衛費等に影響が出てくるのじゃないかということが考えられますので、この点御質問するわけなんです。
【次の発言】 この防衛に非常に打ち込んでおられる防衛庁長官としては、ちょっと私はその解釈については、何かあまり常識的な解釈じゃなく、一般に伝えられるところは、アメリカの戦略の変更にあるのだ、予算は削ったけれども、核兵器の拡充に重点を置いたから、通常兵器のほうを節約したのだ、こう……
○木村禧八郎君 物価問題でさらに詰めの質問をしたいと思うのですが、きょうまた卸売り物価が出ておりましたね。これは消費者物価と同じような問題が起こってくると思うのです。四十五年度経済見通しでは、卸売り物価は一・九%のアップになっていますね。それで指数は一一〇・七。ところが、三月の卸売り物価は御承知のように一一一・三でしょう、それを上回っちゃっているんですよ。だから、もし四月以後ずっと横ばいとしましても二・五%上がるということになりますね。そうすれば、政府の一・九%のアップよりも上がらざるを得ない、こういうことになるわけですね。そうすると、これもやはりもう改定をせざるを得ない。これなんか最もはっき……
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