このページでは市川房枝参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○市川房枝君 私は池田総理に対して幾つかの質問を申し上げたいと思います。 第一は、選挙中に池田総理が有権者に対してなさいました「私はうそを申しません」という公約について伺いたいと思います。池田総理は、選挙の終わりごろテレビのスポットで「私はうそは申しません」と言って頭をお下げになったですね。私はそれを見て非常にうれしく思いました。というわけは、二、三年前のことでありまするが、本院の同僚議員であります永野護氏が運輸大臣をしておられましたときに、「経済界と政治界とはどう違いますか」という私の質問に対して、「経済界は信用が大事なので、うそを言ってはいけないのです。しかし政界はうそを言わなくてはなら……
○市川房枝君 私は、ただいま議題となっておりまする選挙制度審議会設置法案並びに関連した問題について、池田総理及び安井自治大臣に二、三お尋ねを申し上げたいと思います。 私は、ただいま提案の理由でお述べになりましたように、現行選挙制度の全般にわたって再検討を加え、もって、党派を越え、国民全体の協力を得て、理想選挙の実現を期するために、これをお作りになるということについては、一応けっこうだと存じます。しかし、この諮問されようとしております項目が非常に広範で、しかも根本的な問題が多いのであります。それに委員の任期は一年となっております。一体どの事項をいつまでに答申を得て、国会にいつ提出されるのか、前……
○市川房枝君 補助金等の適正化に関する法律がございますが、これは私前に決算委員をいたしておりましたときに、大蔵省の非常な熱心な主張で提案され、参議院の決算委員会がそれを支持してできたものだと記憶をしております。実施されてから三、四年間になりますが、法務省からいただきました資料によりますと、件数が少ないことはけっこうなんですけれども、確定しました犯罪の量刑といいますか、ほとんど執行猶予であって、罰金も非常に少ないのでありますが、果してそれに相当するようなものであったかどうか、といいますか、どうも補助金の適正化に関する法律の施行に対しての熱意といいますか、それが少し足りないんじゃないか。果してこの……
○市川房枝君 今お話を伺いますと、登録税はすぐ納めなくてもいいわけですけれども、その台帳が固定資産税のやはり台帳になるのですね、今度のは。それは税金はやはりすぐ払わなければならないのですね。
【次の発言】 私は法律に全く無知でありますし、それから登記所にあまり関係がないので、なかなかこの法律はむずかしくて、せんだってから参考人並びに委員の皆様方のお話を伺って参ったのでございますが、一元化というのは国の立場あるいは、自治体から言えばよさそうなんですが、国民の側から申しますと、あるいは現在働いておる人たちの立場から言うと、どうも望ましくないという点があるような実は感じを受けておるのですが、そんな点……
○市川房枝君 今売春問題を担当しておられます方々からお話を伺いましたのですが、そのお話と関連して、少しお伺いしたいと思っております。 婦人補導院の問題につきまして、局長さんにお伺いしたいのですが、さっきの御報告ばかりでなく、前から私ども伺っておったのですが、補導院に収容しております婦人たちの半数が精薄なんです。非常に知能が低いのだという事実ですね。しかも、それ六カ月間だけで社会へまた出されておる。実際問題としてはもう少し短いでしょうね。はたしてこれで補導院の目的が果されるか。結果として五〇%くらいは普通の生活に復帰しておるように報告を伺ったのですが、補導院というところは何だか精薄を入れておく……
○市川房枝君 今度の時間延長は、家庭裁判所の調査官にも適用されると思うのでございますが、家庭裁判所の調査官は、仕事の性質上、婦人が多いのではないかと思いますけれども、男子と婦人との割合はどのくらいになっておりますか。それから婦人の中で既婚者と未婚者の割合がどんなふうになっておりますか、付いたいと思います。
【次の発言】 全国の数字はわかりませんが、私の手に入りました東京の家庭裁判所の調査官だけについて見ますと、調査官二十四名のうち既婚者が十九名、未婚者五名ということになっておりますが、既婚者が多いという現実、ほかの裁判所でもそうではないかと思いますが、時間延長ということが、婦人、ことに既婚者に……
○市川房枝君 まず、自治庁長官にお伺いしたいと思います。問題は、地方議会議員の報酬の値上げの問題でございます。この問題は小さいように見えますけれども、地方議会の議員及び地方自治に対する国民の信頼の問題に関係いたしますので、私は非常に重大な問題だと考えております。自治庁長官は、この問題について、去る二月二十四日に、全国知事会及び全国都道府県議会議長会の事務局長をお呼びになりまして、報酬値上げを自粛するようにと勧告をなすったことを承知いたしておりまするが、どういうお話し合いがそこでできましたか、またそれに対してどんな、まあ効果があったか、きき目があったか、それをまずお知らせを願いたいと思います。
○市川房枝君 売春対策について法務大臣並びに関係当局の方からお伺いしたいと思いますが、参考人として御出席下さいまして菅原先生がお急ぎのようでございますから、先に一つお伺いしたいと思います。 この売春関係で重要な役割を持っていると私ども考えております売春対策審議会の件でありますが、先生はその会長でおいでになりますが、その会長に御就任になったときには、たしか牧野法務大臣のときであったと思います。牧野法務大臣から特別に御依頼をお受けになって御就任になったと思いますが、そのときの一つ事情を伺いたい。 それからその次に、昨年でありましか、政府の方で審議会を整理をしようというので、行政管理庁の方の委員……
○市川房枝君 先ほど高田委員の御質問に関連しての竹内刑事局長の御答弁に関連して伺いたいと思いますが、法律の励行が必要だ、そのことの反省をしたいというお話で、私もそういうふうに考えておるのでありますが、この間十月一日に弁護士連合会あるいは法務省なんかで法の日ですか、何かの会合がおありになったように伺ったのですが、私はさしつかえがあって出席さしていただけませんので、ちょっと秘書をかわりにやったのです。そのときの報告をちょっと聞いたのですが、これは正しく合っているかどうか知りませんが、最高裁長官なりあるいは法務大臣ですか、何かのお話の場合に、つまり法が守られていない、その守られていない実例として集団……
○市川房枝君 十三日の本会議で伺い漏らした幾つかの点につきまして、池田総理並びに関係閣僚にお尋ねを申し上げたいと思います。 第一は、選挙法の改正の問題でございます。十三日の本会議での社会党の小酒井議員、同志会の杉山議員及び私の選挙法改正についての質問に対し、池田総理の御答弁は、あまりはっきりせず、何だか熱意がなさそうな印象を受けまして、はなはだ遺憾に存じました。総理は、あのとき、私の最後の質問に対して、私は、経済の発展、国民生活の向上もさることながら、この政治のあり方をよくし、日本の政治を信用してもろうようにすることが一番大きい問題だと考えておりますとお答え下すったのですが、ほんとうにそうお……
○委員外議員(市川房枝君) 提案者の一人として、先ほどからの小笠原委員の御質問に関連しまして一言ちょっと申し上げたいと思います。この酔いの程度、めいていというのはどの程度を言うかということが先ほどから問題になっておりましたが、これは私どもが立案する前に、専門家に来ていただきまして、さっき竹内刑事局長がちょっとおっしゃいましたが、いろいろなことを伺ったのです。それから初め、これは酔っぱらいと称しておりましたが、一体どの程度かという御質問をしばしば受けましたし、私どもずいぶん問題にしたのです。それでこの話し合いました結論は、酔うということは、その環境なり、その人の体質によっていろいろな個人差がある……
○市川房枝君 大臣に売春の関係の問題でお伺いしたいと思います。 昨年の十二月中ごろのことだったと思いますけれども、私のところへ二、三の人から電話がかかって参りまして、そうして売春防止法は廃止になるのですか、こういう質問がきたのです。それから私は、そんなことはないのだ、どうしてそんなふうに思うのかと言ったら、雑誌に出ています。それからその雑誌というのは、週刊公論の一月二日の新年号です。それと週刊文春の一月二日の新年号、その両方に出ているわけです。週刊公論の方はショッキング十大ニュースという、つまり三十六年におけるニュースの予想として十項目出ておるのですが、その第七番目に売春防止法廃案というのが……
○市川房枝君 文部省の社会教育局長は見えていますか。
【次の発言】 文部省の社会教育局長にお伺いしたいと思います。
売春防止法の実施が必ずしもよくできていないといいますか、あるいは現在の社会教育行政で売春関係が非常によくないということは、一方からいえば、性犯罪が非常に多いということもありますが、そういう関係で、やはり青年男女といいますか、あるいは国民一般に純潔に関する考え方が変わってきたといいますか、あるいは低下してきたと申しますか、そういうことも言われておりますが、純潔に関する教育は、学校教育でも行なっておりますが、まあきょうは学校教育のことは別にしますが、少なくとも青少年あるいは一般の成……
○市川房枝君 私は去る五月十二日の本会議で、選挙制度審議会設置法案に関連しまして、池田総理及び安井自治大臣に質問を申し上げましたが、お答えいただけなかった点がございますし、なお納得のできなかった点がございましたので、きょうは主としてそれらの問題について伺いたいと思っておりまするが、その前に簡単に婦人関係の問題二、三について総理及び関係閣僚の方にお伺いをしたいと存じます。 最初に外交の問題と婦人の役割について小坂外務大臣にお伺いしたいと存じます。 五月十三日の東京新聞に、外務大臣がわが国最初の婦人大使の任命を考慮しておいでになるという記事が出ておりました。そうして候補者の名前まで出ておりまし……
○市川房枝君 この間委員会に配付になりました、租税特別措置による事項別平年度減収額累年比較表という資料について、まずちょっと伺いたいのです。この表は、これは租税の特別措置に関するもの全部がこの表に載っているのでございますか。あるいはここに載っていないのもございますか。
【次の発言】 全部とおっしゃいましたね。措置法以外のものでも、措置をしているものを全部あげてありますか。
【次の発言】 この表で落ちていると思われるものもあると思うのですが、それはあとで伺うといたしまして、この表の中で三十三番の交際費課税の特例というのがございますね。これは三十六年度では六十億。これは三角じるしですから、国のほう……
○市川房枝君 お酒のほうの石川さんに伺いたいのですが、今度まあ酒税が幾分減税になりますけれども、私のところへは減税に反対してくれという陳情があるのです。それで、これはまあ禁酒団体といいますか、そういう団体なんでありますけれども、陳情まで来なくても、家庭の主婦の中では酒の税金が安くなって、幾らかでも酒が安くなれば、それだけ消費が上がるから、家庭としては困るというふうな声もあるのでございますけれども、安くなることによって消費量はもちろんふえるとお考えでしょうが、どのくらいふえるとお考えでしょうか。
【次の発言】 今度の減税の問題とは、これは直接関係はないのですが、今までも酒を飲み過ぎていわゆるアル……
○市川房枝君 法人税法に関連してちょっと伺いたいのですが、法人税法の第九条にあります寄付金の損金算入の問題ですね、あれはいつからそういう規定ができたのでございましょうか。
【次の発言】 終戦後に新しくそういう規定を設けられたのかどうかしら。その設けられた理由というものも伺いたいと思います。
【次の発言】 今の御説明の第二と第三については私納得がいきますが、第一のは、これはどういう理由で設けられているのですか。
【次の発言】 今御答弁の中に、社長の郷里に寄付をするといいますか、あるいは会社の私用のことに対する費用の出所がないというようなお話でしたが、それは交際費というのは別に租税特別措置であるの……
○市川房枝君 おそくなりまして、皆さんお疲れだろうと思いますが、しばらくごしんぼうをお願いします。 私は、公職選挙法の改正の問題を中心に、まず総理大臣及び自治大臣にお伺いしたいと思いますが、まず最初に、岩手二区の選出で前通産大臣をしておられました椎名悦三郎氏の奥様が、選挙違反で、つい四、五日前の三月八日に懲役八カ月の求刑がございました。それについて総理の御感想を伺いたいと思うのですが、椎名さんの奥さんが、新聞にございましたとおり、総括主宰者夫婦を三年五カ月生活費を出してかくまわれたことに対する違反でありますが、椎名さん御自身がこれを御存じなかったということは、私はあり得ないと思うのです。それ……
○市川房枝君 最初に委員長に資料の提出のことについてお願いをいたします。これはこの間もお願いしたのでございますが、三十六年度の国から補助金、負担金、交付金、補給金、委託費、資本金、基本金、国から利子補給を受けているものから融資を受けた会社その他の法人についての調査をできるだけ早く各省庁から提出させていただきたい。府県、市町村は必要がございません。
【次の発言】 まず、文部大臣にお伺いしたいと思います。この間の総括質問のときに伺いたいと思いましたが、時間がございませんでしたので、まあきょう譲ったわけでございます。
昨年の暮に、選挙制度審議会から池田総理に提出しました答申案の中に、文部大臣の所管……
○市川房枝君 自治大臣にこの間から伺い漏らしました点を幾つか伺いたいと思います。
選挙制度審議会の答申の中に、選挙運動費用及び政治資金の収支報告及び公表方法の合理化ということが出ておりまして、今度の改正案には領収書をつけて出すというように入っていると思うんですが、合理化というのはそれだけでしょうか。もっとも法によらない、規則による規定もあるわけですけれども、それをまず伺いたい。
【次の発言】 その方向は、具体的なことはまだはっきりしておりませんか。
【次の発言】 その規則によるものは法律によらなくていいですし、それから、今度の改正案がもし成立しないとしても、これは自治省のお考えでできますね。……
○市川房枝君 たいへん時間がおそくなりましたが、十分か二十分ぐらい、簡単にお伺いをいたしたいと思います。
この間、アメリカの国務省の広報担当の、国務副次官補という肩書きでありますが、ミセス・ロックハイムという方がおいでになりました。大臣はお合いになりましたか。
【次の発言】 閣僚の奥様方とお会いになったそうですが、私ども婦人議員、それから婦人のジャーナリストあるいは婦人団体の幹部とか、婦人の文化人もそれぞれお目にかかったのですが、広報担当というのですけれども、お目にかかっていろいろ伺ってみますと、ケネディ大統領が外交上においても婦人の御意見を非常にお伺いになっておる。今度初めてこういう役割を……
○市川房枝君 科学枝術についてはまことに弱いのでございまして、あるいは見当違いのことを伺うかもしれませんけれども、一般大衆ことに国民生活の根拠である家庭生活を担当しております婦人の立場から、長官にちょっと簡単に伺いたいと思います。 先ほど御説明いただきました科学技術庁の予算、あるいはその予算を使ってのお仕事なりはすべて国の発展、国民の福祉増進の基礎となるものだということはわかりますけれども、直接に日常の生活に科学技術庁はどういう関係のあることをやって下さるかどうか、そういうことは望むほうが無理でございますか、長官にちょっと伺いたいと思います。
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