このページでは中尾辰義参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○中尾辰義君 私は、ただいま趣旨説明のありました公職選挙法等の一部を改正する法律案に関しまして、池田総理並びに安井自治大臣に対し、若干の質問をいたしたいと思うのであります。 政治の浄化をはかるには、まず民主政治の基盤である選挙を公明化し、真に国を憂え、国民の幸福を念願する、有能にして高潔なる人材を議会に送ることが、政策以前の最も肝要事であることは、論を待たないところであります。政府は、毎年数億の金を投じ、公明選挙運動を展開しているにかからず、選挙違反は回を重ねるごとに逆に増加の一途をたどる皮肉な現象を示しており、しかも、それは単に件数の増加にとどまることなく、その質においても、何千万円、何億……
○中尾辰義君 私は、ただいま議題となりました公職選挙法等の一部を改正する法律案外一件に対しまして、無所属クラブを代表いたしまして、反対の意思を表明せんとするものであります。 いかなる法律を改正するにも、その改正の目的がございます。今回の選挙法改正の主たる目的は一体いずこにあったのか。それは、言うまでもなく、過去何回となく繰り返してきた選挙の経験から、目にあまる買収供応等の悪質違反を追放して、明るくきれいな公明選挙の実をあげ、健全なる民主主義の基盤を建設せんとすることが全国民の切なる要望であったのであります。しかるに、昨年の十二月、選挙制度審議会の答申が提出されるや、この答申案の柱ともいわれる……
○中尾辰義君 大体米田委員の質問と重複いたしますので、私も、実は罰則の点について大臣にお伺いしたいと思いますが、本法の目的というものは、言うまでもなく人命の保護だと、それとまあ交通整理、交通秩序の確立だと、ですから、どこまでもこれは処罰が目的でないのであって、事故防止にある。そうすると、当然これはまあ事故防止対策とか、そういうものが浮き上がってくるわけですが、これもいろいろと、本法の対象の構成要素といいますか、そういったものは人と車と道路である。まあ総合的な対策も必要である。先ほど事故防止対策の概要を私も拝聴いたしましたが、ただ一点だけ、今の米田委員の質問に関連して、罰則の件でありますが……。……
○中尾辰義君 これはまあ要望という形でお伺いしますが、八十二条の、道路上に工作物があった場合に、警察官が占有者に対して指示をし、また措置をすることができる。こういうことに対して別に私は反対はないのですが、要は、現地の出先機関の警官のこれに対するところの態度というものが非常に大衆の不満を買っておるのでございます。たとえば、看板とか、そういったようなものが、占有者から見ればあまりじゃまでもないところにどんどん一どんどんというわけでもありませんが、占有者に対して何らの断わりもなくして片づける、こういったようなことがあるのですが、第一線の警官、これは第八十二条だけでなしに、やはり指導者としての長官の、……
○中尾辰義君 この公営企業債ですね。これが三十四年度まで発行総額二百五十億、三十五年度が百三十五億と、こうなっておりますが、この公募の相手方、この公募債の内容というものはどういうふうになっておるのですか。大体でいいのですが……。
【次の発言】 その公募の、何といいますか、たとえば市中銀行とか証券会社とか、いろいろあるでしょうが、そういった内訳ですね。それを一つ……。
【次の発言】 もう一点だけ。本年度は、産業投資会社が三億、公募債が百三十五億、自己資金五億、総計百四十三億になっておりますが、この公共団体の貸付の条件とか、分配の方法とか、そういったようなことは、何か基準があるわけですか。
○中尾辰義君 私は、別なことでちょっとお伺いしますけれども、先ほど来ずっと社会党の御意見及び大臣の御答弁も拝聴いたしておりまして、かたや、前からの約束もあるから当然これをやってもらいたいと、かたや、伊勢湾台風等で相当な被害をこうむったから今回見送ったと、まあ私も、両方の言い分はもっともだと、こういうふうに思うのでありますが、飲食税そのものが大衆税であって、しかも、一日の労働が終わって、ビール一ぱい飲んで、ちょっと何か食べると三百円以上こしちゃう、こういうようなものにはたして……数字的なものは別としまして、ただ単に収支の数字を合わせるだけでありますれば、これは事務官僚の仕事でありまして、一国の担……
○中尾辰義君 一点だけお伺いいたしますが、第十九条の非行政書士等の取り締まり、この資格を持つものには、大がいどこでももぐりというものがあるわけですがね。現在行政書士の数が一万幾らと、その中で非行政書士といわれるような者がどのくらいあるのですか。そしてまた、そういうような弊害なり、またそういった者に対する指導とか取り締まりとか、そういったようなものはどういうふうにしていらっしゃるのか。その一点だけお伺いしたいと思います。
○中尾辰義君 この地方公共団体のいわゆる義務的経費、この案文を見ますというと、政府の補助事業的な色彩が濃厚にうかがえるわけですが、これはどういうふうになりますか。府県の単独事業ですね。これもまた、やはり県民から税金を取ってるのでございますが、県民や市民に対するところの義務になるように私は思うわけですが、こういったような単独事業は義務的経費には入らない。こういうことになりますか。
【次の発言】 しかし、地方税という税金を取ってるわけですね。やはり市民に対するサービスということを、考えようによっては、これは当然義務の中に私は入ると思うのですが……。
○中尾辰義君 夏祭りの暴行事件について若干お伺いいたしますが、きょうは長官がお見えになっておりませんので、局長にお伺いいたします。前国会の予算委員会におきまして辻議員の質問の中に、神社仏閣等の祭りに際して寄付を強要され、経済的な貧困のため、あるいは宗教上の問題で寄付を断わる、そうするとその仕返しに村八分をしたりあるいは祭りのみこしをぶつけて暴力をふるう、このような事件に関して厳重な取り締まりをば要望されたわけです。これに対して安井国家公安委員長や保安局長は、今後厳重に取り締まると、このような答弁があったわけでございますが、その後警察当局といたしまして、どのような指導監督をなさったか、まずこれを……
○中尾辰義君 一点だけお伺いしますが、私も最近はこういったような犯罪も多いので、この程度のものは第一線の警官に職権として与えるのはいいじゃないか、こういったような見解を持っているのですが、やはり何と申しましても、第一線の警官の処置による、これは万人が認めるところなんです。いろいろと矢嶋さんの質問にもありまして、強制の場合もあれば、また、一面、怠慢な面も相当ある。長官の答弁は非常にいいわけでありましたが、そのとおりにいっておれば非常にいいわけですが、これはなかなかいっていない、現実においては。私も具体的な事例をたくさん知っておりますし、それはあげませんけれども、そこで、そういったような職権乱用を……
○中尾辰義君 今の矢嶋さんの議論もありましたけれども、私はもう少し強硬な意見を持っているのですが、等申案のほうには選挙に関してという言葉が入っていないわけですがね。ですから矢嶋さんのおっしゃったような中途半端みたいなことをせずに、あっさり選挙に関してという政府原案の文句は取っちゃったらどうか。公明選挙を推進する上においてはそのくらいのことをしてもいいのじゃないか。そうでなければ、じゃあ選挙に関してはしてはいけない、じゃあ政治に関してはやってもいいのか、これでは何ぼでも抜け穴があるわけですから、ほんとうに政府が公明選挙を徹底するという腹があったならば、私は答申案のとおりやったほうがむしろさっぱり……
○中尾辰義君 質問が重複いたしましてはなはだ恐縮でございますが、若干総理にお伺いいたしたいと思います。それで、先ほどから答申案の尊重論について、ずいぶん論議がございましたが、要するに、政府案が答申案よりか非常にりっぱにできておればこれほど問題にならなかったと思います。答申案よりか若干内容が落ちておる、改悪のほうに修正を加えられておるというわけで、まあ問題になっておるのじゃないかと、私はこう思うのですが、答申案の尊重論議は抜きにいたしましてお伺いしたいと思うのですが、やはり一つの法律というものを改正するには、何のために改正をするのか、改正をする目的というものがございますが、じゃ、公選法の改正の目……
○中尾辰義君 国権の最高機関である国会におきまして、昨年のああいったような不祥事件が起こりましたことは、私も非常に遺憾に思っておるのであります。しかしながら、それかといって直ちに立法措置を講ずるようなことはいささか穏当を欠くのじゃないか、不穏当ではないか、このような考えのもとに先般来の論議を伺っておるのでありますが、その中心点は、国会周辺の静穏を保つ上において現行法規がある、現行法規が道交法なり都の公安条例なりあるにもかかわらず、こういったような新しい法案を出した、そこに不満があるように思うのであります。そこで、この都の公安条例につきましても、田畑委員からずいぶん質問も出ておりますので、実は私……
○中尾辰義君 私は四点についてお伺いしたいと思います。一千億社会保障のスローガンも、結局は公共投資あるいは減税等に圧迫されまして、まあ第三位、オリンピックでいえば銅メダルをどうにか獲得した、こういったような工合になるわけでございますが、それでもどうにか六百二十九億九百万の増を厚生省予算として示しておりますし、この約六百億の予算が低所得者にどのようにプラスになったか、こういう観点から若干お伺いいたします。 まず、国民健康保険の問題でありますが、これは四月一日から全国皆保険制度になるわけでございまして、市町村団体も非常に関心を持っておりますし、それで最近における国保の普及状態それから国保の財政状……
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