このページでは中尾辰義参議院議員の7期(1965/07/04〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は7期国会活動統計で確認できます。
○中尾辰義君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明がございました「昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案」に関し、総理並びに関係大臣に若干の質問をいたすものであります。質問が多少ダブる点もございますが、この法案が、わが国財政の一大方向転換を示す重要法案でもございますので、また、政府の答弁を再確認する意味も含んで質問をいたしますので、懇切丁寧なる御答弁を願いたいと思うのであります。 この法律案の趣旨は、深刻な経済危機と財源難に追い込まれた政府が、年度途中に、ついに税収不足を理由に、二千五百九十億円にのぼる赤字公債を発行しようとするものであります。これは、戦後一貫して続……
○中尾辰義君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました「昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案」に対しまして、反対の討論を行なうものであります。 まず、この法案の性格から考慮するならば、政府が今日までとってまいりました高度成長経済は、資本主義経済の欠陥を遺憾なく発揮し、景気の反動は設備過剰による長期の不況となってあらわれ、中小企業の連続倒産、投資意欲の減退、相次ぐ物価の上昇等、国民生活の多大の犠牲のもとに、ついに二千五百九十億円の多額にのぼる税収の不足を生じ、その穴埋めに、赤字公債の発行によって四十年度財政の収支を合わせようとするものであります。この失政は、全く……
○中尾辰義君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま趣旨説明のありました所得税、法人税、租税特別措置法案に関しまして、若干の質疑を行なうものであります。 新年度予算は、四兆三千百四十二億円になっておりまするが、そのうち、減税の規模は、国税で、平年度が三千六十九億円、初年度で二千五十八億円になっております。政府は、三千億円の減税を史上最大の大幅減税と宣伝をいたしておりますが、かつては、一兆円予算で一千億円減税と騒がれたこともある。今日四兆三千億円の財政規模で、国税三千億円の減税と言いましても、それは歳入予算のわずか七%にすぎないのでありまして、必ずしも大幅減税とは言えないのであります。しかも……
○中尾辰義君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題になりました所得税法の一部を改正する法律案外二法案に対し、反対の討論を行なわんとするものであります。 新年度の歳入予算は、七千三百億円の公債発行と、三千億円の減税がその特徴となっております。申し上げるまでもなく、その経済効果をねらって、政府がみずから招いた不況を克服し、景気の回復をはかろうとするものであります。もちろんインフレを招く公債政策は、究極におきましては、大衆の生活を犠牲にするものであり、わが党は断じて反対するものでありますが、現時点に立って減税政策を論ずるならば、減税もまた、需要喚起、景気回復にその焦点を合わせるのが当然であ……
○中尾辰義君 ただいま議題となりました所得税法の一部を改正する法律案外三法に関しまして、私は公明党を代表いたしまして、総理並びに関係大臣に若干の質疑をいたすものであります。 まず、税法の質疑に入る前に、課税負担全般の問題についてお尋ねをいたします。国民が税金に対しまして負担感を抱くのは、必ずしも個人の支払う納税額の多少によるばかりでなく、税金の取られ方、税金の行くえ、税金が公平であるかどうか、こういった点を国民が十分納得し得るかどうかに問題がかかってくるのであります。かような観点より、最近、相次いで発生している大口脱税事件を見てまいりますと、昨年来、騒がれました共和製糖事件にからむ巨額の脱税……
○中尾辰義君 私は、ただいま議題となりました製造たばこ定価法、酒税法、物品税法等の一部を改正する三法律案並びに租税特別措置法の一部を改正する法律案等に対して、公明党を代表して、総理並びに関係大臣に若干の質疑をいたすものであります。 四十三年度の税制改正におきまして、納税者として最も納得のいかない点は、何といっても国税の減税を実質ゼロにするということであり、しかも、所得税を納めない低所得層まで負担のかかる間接税を増徴することに大きな問題があるのであります。つまり、初年度で一千五十億円の所得税減税をするかわりに、一方では酒税で四百五十億円、たばこの定価改定で五百五十億円、物品税で五十億円の増税を……
○中尾辰義君 関連。いま副総裁は、専売公社の職員が選挙運動することは法律以前のことであると、こうおっしゃったのですが、専売公社の職員もやはり国家公務員に準ずるものであって、公職選挙法の百三十六条の二によりますと、やはり運動を禁止されておる、こういうふうに思うのですが、そうじゃないですか。
【次の発言】 私はこれを見たのですが、公職選挙法の百三十六条の二に「次の各号の一に該当する者は、その地位を利用して選挙運動をすることができない。
一 国又は地方公共団体の公務員
二 日本国有鉄道、日本専売公社、原子燃料公社、日本道路公団、」こういうふうに出ておりますが、これも該当しないですか。
○中尾辰義君 最後に一点だけ岩佐さんにお伺いしますが、いまの市中消化の問題につきまして、関連をいたしましてお伺いいたしますが、先ほどのお話によりますと、本年度の二千五百九十億円の公債発行は、政府が経済の見通しを間違って、その結果税収不足から来るところの赤字公債である。しかし、これはまあ諸経費等を節約をしてまかなうということもいいけれども、それでは景気がかえって萎縮するので、この際は公債を発行したほうがいいじゃないか。しかも、その原則はどこまでも市中消化である、こういうことにお伺いしたのでありますが、ただいまも市中消化の話がございましたけれども、ことしは二千五百九十億円でございまするが、来年度は……
○中尾辰義君 私は、公明党を代表いたしまして、ただいま議題となりました昭和四十年度における財政処理の特別措置に関する法律案に対しまして、反対の討論を行なうものであります。 まず、この法案の性格から考慮するならば、政府が今日までとってきました高度成長経済は、資本主義経済の欠陥を遺憾なく発揮し、景気の反動は設備過剰による長期の不況となってあらわれ、中小企業の連続倒産、あるいは投資意欲の減退、相次ぐ物価の上昇等、国民生活の多大の犠牲のもとに、ついに二千五百九十億円の多額にのぼる税収の不足を生じ、その穴埋めが赤字公債の発行によって四十年度財政の収支を合わせようとするものであります。この失政は全く政府……
○中尾辰義君 ちょっといまの質問に関連して。この前の本会議でも総理は、将来農家所得をふやしていく、こういったようなことを私聞いたように思うのだが、いわゆる農家所得と農業所得というのは大体全部平均してどのくらいになっておるのか、わかっておりますか。
【次の発言】 そういう答弁じゃわからぬよ。当分だという答弁ではわからない。所得額ですよ。
【次の発言】 農家所得は五十八万四千ですね。農業所得、いわゆる農業だけの所得が二十八万八千。それじゃ、もう一つお伺いしますがね、先ほど質問がありましたいまの米の輸入が九十万トンから百万トン、これは金額にしてどのくらいになりますか。
○中尾辰義君 先般、当委員会を通じまして、日本銀行の貴金属の状態を見に行ったのでありますが、とかくこの接収ダイヤの問題は世間で疑惑の目でもって見られておりますので、委員会を通じまして、今後の処理方針等につきましてお伺いしたいと思います。
それで、まず大蔵省の主計局の方がお忙しいようでありますが、最初にお伺いいたしますけれども、今度政府が接収ダイヤを売り払うという方針を決定したその理由はどこにあるのか、ただ財源難を打開するためにこのように処分をするようになったのか、その辺のところをまず最初にお伺いしたいと思います。
【次の発言】 主計局次長はどうですか、いまのお考えは。
○中尾辰義君 大臣にお伺いいたしますが、四十年度の税収の見込みは二千五百九十億円減、そういうことでそれに相応するだけの赤字公債を発行する段階になったわけでありますが、その後の情勢を考えてみますというと、企業倒産がまだ依然として続いておりますが、税収が増高してきて、それで二千五百九十億円よりか二百億円ばかり減るんじゃないか、こういうようなことを報じられておるわけですが、その間の事情をどういうふうにおつかみになっておられるか、大臣にお伺いしたい。
【次の発言】 結局、まあ企業が急によくなったというわけでもないし、高い利子税を払うよりか、金融が緩和になりましたので、銀行から金を借りてそれで即納したほ……
○中尾辰義君 大臣に一問だけお伺いしますが、これは近代化助成資金として農民に貸すことになっておりますが、先ほどから当委員会で問題になっておりますのは、その利子自体がもう少し安くならないのか、ここに焦点が置かれておるわけです。御承知のように、農協のほうは農民の金を集めて、約一兆円金が余っている。その金を、私らが耳にするのは、農民に貸したんじゃ、なかなか貸し倒れ等もあってもうからない。だから、中小企業やその他、あるいはコール資金に回して、肝心の農民のために集めた金をほかの方面に貸しているじゃないかという、そういう声も聞かれるわけです。ですから、地方と国が折半をして、実質的には六分五厘になっておりま……
○中尾辰義君 最初に、税法に入る前に、今年度の景気の見通しについて私はお伺いしたいのです。最近、新聞等の報道によりますと、昨年の年末ごろ底をついた生産部門は、景気が上向いて明るいきざしが見えたように書いてあるのもありますけれども、この際、大蔵大臣の見解をひとつお伺いしたいと思います。
【次の発言】 いま、財政支出を早めなきゃならない、こういうお話があったわけですが、具体的には、公共事業費等の支出につきましてはどういうふうに考えていらっしゃいますか。
【次の発言】 大体わかりましたんですが、今度は財政の面から、きのう大蔵大臣の答弁を聞いておりますと、財政の展望からいうと、四十二年あるいは三年あた……
○中尾辰義君 大体これは業界でいろいろと違うんじゃないかと思いますが、事情によって。自動車業界は大体通産省の言うとおり下げると、そういうことを言っているのでしょう。ところが、電機業界におきましては、いろいろな電気料とかその他の原料も上がっているし、人件費も上がるのだから、下げるどころか私のほうじゃ値上げをしたいのだと、こういうようなことも聞いているのだが、そうすると、大体減税額の半分ぐらい下がったらいいほうじゃないか、こういうふうにも考えるのですね。その点どうですか。
【次の発言】 それでは、減税額だけ下がらぬということになるのですね。あなたのほうは通産省の行政指導でやる、業界がそれに従わなか……
○中尾辰義君 いまの須藤さんの質問に関連して聞きますけれども、要するに今度の法案が、東京都の首都圏の場合と近畿圏の場合、それに都市計画に基づいて工場制限区域内あるいは都市計画に基づく工場あとの買い上げ、こうなるわけですね。その買い上げする場合にこの資金を利用する。ところが、いま須藤さんの質問は、この法案に当たらない工場制限区域外の工場あるいは会社、そういうものを地方公共団体が買い上げる場合に、それは東京都あるいは大阪市の地方団体の自由ですか、買い上げる場合は。何ら制限はないのか、それはどうなんですか。買い上げに対するところのいろいろな制限……。
○中尾辰義君 この環境衛生関係の十八業種の指定施設、指定事業というのがまだきまっていないというのは、どういうのですか。
【次の発言】 検討中ですか。
○中尾辰義君 地方財政計画で先ほど話がありましたが、財源不足二千五百億から三千億の内容は、中身はどういうふうになっておりますか、参考までにひとつ。
【次の発言】 財政計画の中で地方債が二千八百九十五億となっておりますね、四十一年度は。これはどういうふうに配分されますか、その内容ですね。それから一方、地方債の地方債計画を見ますと、一般会計債が千四百四十五億、それから特別地方債が六百二十六億となっておりますね。そのほかにいまの特別事業債が千二百億。ところが地方債計画の内容と、いまの財政計画の二千八百九十五億、この関係はどうういうふうになっておりますか、説明してください。
○中尾辰義君 関連。いまの家財道具でも、また家屋の問題にしても、いろいろ質問があったように、非常に全損ということが判定がむずかしい。また、保険料の値上げにつきましても、政令でもってきめる。こういう問題、法律と同時に、政令の内容というものは大体こういうふうになっているんだと、あなたのほうで大体はっきりして出さなければ審議ができないでしょう。で、答弁でいろいろ言っていらっしゃいますけれども、実際査定の場合に問題が多いんだ、こういうのは。現在火災保険でもそうでしょう。ですから、それを審議しても、結局これは水かけ論に終わっちゃう。だから、そういうものは、あなたのほうで政令の内容というものをほぼ明らかに……
○中尾辰義君 附帯決議との関係もありますので、二、三聞きますけれども、金融機関の監査体制はどういうふうに現行はなっておりますか。
【次の発言】 それで、新聞等にもちらほら見るわけですがね、この際に最近における金融機関の不正な事例、経理内容等の、あるいはあわせて脱税等の問題でもありますけれども、代表的な事例について、ひとつ若干内容について説明を願いたいのですが。
【次の発言】 それでは、大蔵大臣にひとつ、大まかでけっこうですから。
【次の発言】 そうしますと、会社の経理内容とはこれは関係ないわけですか、税金の面だけであって。
【次の発言】 そういったようなことについて、今後大蔵大臣はどういうふう……
○中尾辰義君 納税事務に関係しまして、私の耳にちょっと入りましたので、この際お伺いしておきますけれども、この問題は武蔵野税務署に関係したことでございますけれども、北多摩郡久留米町の松島某という方ですが、この方が昨年おとうさんがなくなったんで、それでその相続税問題に関係して武蔵野税務署に相談に行ったというのですが、その際に、本人が交通事故で少し頭が弱っているので、ある銀行員を同行いたしまして、この二人で行ったというのです。そしてその納税事務についていろいろ相談したんでしょうが、聞くところによりますと、大体譲渡所得税と相続税合わせて九百万円くらいである。ところが、本人はいま申し上げたように自分で少……
○中尾辰義君 両大臣に総括的にお伺いしますけれども、今度の法案は、アジア開発銀行を通じて低開発地区に経済的な協力をしようということでありますけれども、東南アジア諸国が食糧事情に非常に困っておる事情は、私どもも新聞、雑誌等によりまして大体承知をいたしております。また、アジアの先進国としてこのような低開発の地域に援助することは当然ではないか、こういうようなふうに考えておるのですけれども、わが公明党としては、大体賛成の立場をとっておりますが、いままでの議論になった点は、要するに、今度のアジア開銀による経済協力というものが、単なる純粋の経済的な援助であるか、多少なり政治的な軍事的な色合いを持つものであ……
○中尾辰義君 それじゃ、時間がありませんので、要点だけ総理にお伺いをいたします。 東南アジアの食糧事情が逼迫していも、そういうことに対しましてはわれわれもよく認識をいたしております。したがって、低開発国援助ということにつきましては、これは異論もありませんし、まあ当委員会におきましても、その点だけであれば大体了解もしているように思うわけでありす。ところが、問題は、先ほどからも委員会の論点になっておりますように、アジ銀に対して米国が二億ドルも出資をしている。しかも、その資本構成の面から、当然これは表決権、投票権等のことから、どうしてもアメリカに牛耳られるおそれがあるのじゃないか、あるいはまた賀し……
○中尾辰義君 私は、公明党を代表して、アジア開発銀行への加盟に伴う措置に関する法律案に賛成をし、外国為替資金特別会計法の一部を改正する法律案に反対をするものであります。 アジア、極東地域の経済開発がおくれ、なかんずく東南アジアにおいて食糧事情が困窮しておる今日、わが国がアジアの先進国として、アジア開銀を通じてこれらの地域の経済開発と民生安定に寄与することは、南北問題解決への一歩前進ともなり、道義的にも当然の行為であると考えられるのであります。 しかしながら、アジア開銀の業務運営にあたっては、ベトナム紛争のおりから、常に経済的平和的観点に立って参画し、いやしくも政治的、軍事的に左右されること……
○中尾辰義君 大蔵大臣に総括的に二、三お伺いをします。 まず、このたびの税制調査会の答申でありますが、あの答申によりますと、従来税負担のバランスをくずしている非常に資産所得の優遇措置であると言われております利子、配当の課税に対する特別措置、これに対する答申は、従来の分離課税をそれぞれ五%引き上げる、こういう案が出ておりますが、この答申は、従来、税調の答申といたしましては、ほとんどこれは税負担のバランスをくずすものだということで、これは廃止すべきじゃないか、こういう議論がずっとあったわけですね。ところが今回わずか五%程度の引き上げで答申が出た、このことについて大蔵省のほうからかなりの圧力といい……
○中尾辰義君 関連。いまの説明ですが、取り扱い人制度はちょっとまずかったので、通関士制度にすると聞いたんですけれどもね。ですから、もう少し具体的に、どういうところが問題になってどういうところがまずかったのか、そういう点を具体的にひとつ説明してください。
【次の発言】 それで、同じような答弁ですけれども、具体的にどういうような事件が発生しているのか、これ、改正しなければならない理由としてですね。それと、いま通関業務で問題になっているのはどういう点か、どういう事件が発生しているのか、ちょっと具体的に説明してくださいよ。そうすると、聞いている者、皆さんわかる。
○中尾辰義君 今度決定になりました経済社会発展計画、これに関連しまして若干お伺いしますが、この計画が今度昭和四十二年度を初年度として向こう五カ年間、物価の安定、経済の効率化、社会開発、こういうことが柱になって出ておりますが、個々の財政面につきまして計画も出ておりますので、お伺いしたいのですが、これによりますと、今後、将来五カ年を目標にして、公債の依存度、一般会計に対する公債発行額の割合をだんだん引き下げていく、これを目標とするということで出ておりますけれども、最終年度の四十六年度ぐらいには、どの程度まで公債依存度を下げることを目標にしていらっしゃるのか、その辺のところを若干聞きたいと思います。……
○中尾辰義君 所得税法に入る前に、最初にお伺いしたいんですが、今度の歳入予算を見ましてだれしもがふしぎに感ずるのは、四十二年度は非常に自然増収が前年度に比べまして多い、七千三百五十億も出ておる、そのわりあいに減税額が非常に少ないじゃないか、わずか八百億円しか減税をしていない、このことがだれしもがもう一番最初に感ずる点でありまして、従来もいろいろと答弁がありましたけれども、説明がきわめて不十分でありましたので、あらためて私はこの点につきまして大蔵大臣にお伺いしたいと思います。 その前に、自然増収というものはどういう性格のものであるのか、それから自然増収と減税との関係、また公債が発行されておる今……
○中尾辰義君 ただいま議題になりました所得税法の一部を改正する法律案外二法案に対して、私は公明党を代表して反対をいたします。 四十二年度の租税自然増収の見込み額は、八千億円の国債導入政策により、七千三百五十三億円という大幅な伸びを示しておりますが、減税の規模は初年度一千百三億円、租税特別措置の整理等を引くと、わずか八百三億円にすぎないのであります。 しかも、所得税の課税最低限に至っては、標準五人家族で六十三万一千円より七十一万一千円に引き上げてはありますが、本年度はまた消費者米価の値上げ、健康保険料その他食料費の値上がりは必至であり、この程度の減税では物価調整減税はおろか、物価の値上がりに……
○中尾辰義君 一点だけお伺いいたします。いま交付団体と不交付団体はどういうふうになっていますか。
【次の発言】 地方財政計画を見ますと、給与関係費、人件費がかなり出ています。大体どのぐらいになっていますか、何%ぐらい……。
【次の発言】 地方公務員で国家公務員の給与を上回っている県、地方団体はどこどこですか。
【次の発言】 ですから、その上回っているところはどういう団体があるのですか。
【次の発言】 ですから、それを聞いているのですよ。どこの県、どこの市が国家公務員の給与を上回っているか、それを聞いているのです。わかりませんか。
【次の発言】 ですからね、地方団体の給与というのは国家公務員の給……
○中尾辰義君 専売公社の事業はたばこと塩の事業になっておりますが、たばこのほうは財政専売で塩のほうは公益専売、こういうことになっておりますけれども、これは性格的に公益専売と財政専売の違いというのはどういうことになっておりますか。まず最初にそれからお伺いします。
【次の発言】 それでは、その財政専売というのは結局、いまのお話では財政需要を満たすためのものである。こういうことから考えると、やはり財源を確保するために利益をあげていかなければならない、こういうことになるわけですか。
【次の発言】 そうしますと、いまのたばこの、地方税、国庫納付金、手数料、いろいろありますが、そういう比率はいまどういうふ……
○中尾辰義君 先ほど、証券投資信託は、今日非常に不況を招いて、過去の反省録みたいなことをお伺いしたわけですが、その中でいろいろとおっしゃったんですがね。運用に慎重を欠いて調子に乗り過ぎたとか、あるいは証券会社との関係が断ち切れなかったとか、まあいろいろおっしゃったのですけれども、そういうことをひとつ具体的にどういう点がまずかったとか、証券界の裏話とかといった、それをひとつ具体的にちょっと参考に聞かせていただきたい。
【次の発言】 それで、今度の改正法律案にも出ておりますけれども、例のコロガシ行為の禁止ということでございますが、これも一つの原因をなしたと思いますが、それをひとつ具体的に、私は専門……
○中尾辰義君 先般、投資信託の協会長を呼んでいろいろと参考意見を聞いたわけでございますけれども、あらためてきょうは政府当局にお伺いをしたいと思います。 まず、この証券投資信託が二十六年ごろ発足当時非常に順調に伸びておりましたけれども、その後経済界の変動がありまして、多少上下はありましたけれども、最近は非常に基準価格が下がって元本割れもしておる、大衆投資家のこの投資信託に対する信用は非常に離反している、こういうような不況の状況におちいっておるわけでありますが、なぜこのようになったのか、その間の運用の面においてどういう点がまずかったか、またその間大蔵省はどのように監督官庁として指導監督してきたか……
○中尾辰義君 今度の引き揚げ者の在外資産の補償問題につきましては、非常に国民の関心も深いし、賛成の意見を持つ人もありますが、かなりまた反対の意見を持つ人もあるように思いますので、まあ若干質問がダブる点もございますけれども、要点だけでけっこうですから、答弁願いたいと思います。 まず最初にお伺いしたいのは、三十二年のこの引き揚げ者給付金の支給によりまして、今度の在外資産の問題は一応それで解決した、こういうふうになっておるわけですが、さらに今回二千億円近くの特別交付金を交付する。はたしてこれが国民の納得を得られるかどうか、この点が非常に私ども疑問に思っておるわけですが、この補償問題が今日再び浮かび……
○中尾辰義君 四十年度の海外旅行者六千六百十五人、この中でいま各省別に聞いたわけですが、それで松野前農林大臣のああいったような国民のひんしゅくを買うような事態も起こったわけですけれども、こういう法案を出して、先ほどから社会党の諸君も質問をされておるのです。値上げの問題はどこにあるのか、資料を出せとか、えてしてまた外国旅行をしていろいろな問題が起こったのもありますし、かつまた不正な事件も出ておりますもんで、われわれはこういうふうに聞くわけです。この法案それ自体は、そうそんなにむずかしい法案じゃないですからね。ですから、あなたのほうに聞くのはどうかと思う。これは会計検査院のほうに聞かなければわから……
○中尾辰義君 今度の開銀法の改正は、借り入れ金、債券発行限度を自己資本の五倍とする、貸し付けの限度を自己資本の六倍とする、こういう改正法律案でありますけれども、この開銀法で借り入れ、貸し付け等についての限度はいつどういう趣旨で設けられ、どういう経緯をたどって現在までに至ったのか、その点についてひとつ説明してほしいと思います。
【次の発言】 いまの説明をお伺いしますと、毎年毎年業務量の増大によって借り入れ金あるいは債券発行限度がだんだんふえていく、そして、また、貸し付けのほうもそれに見合って倍率がふえている、こういうことですが、業務量の増大に対処するには政府の出資を増加するというやり方が本筋じゃ……
○中尾辰義君 大臣にお伺いします。
特恵関税につきまして一、二お伺いしますが、ただいまニューデリーで国連貿易開発会議が開かれております。二十七日に全会一致で特恵に関する決議を採択しておる。それによりますというと、ことしの十一月には特別委員会の第一回会議を開いて、その特恵に関する今後の進展について検討する、こういうことになっているらしいのですが、この特恵問題は中小企業にとってきわめて影響も大きいし、今後大蔵省は特恵問題に対してどういうような基本的方向で検討をしていくのか、この点につきまして大臣の所見をお伺いしたい。
【次の発言】 こまかい項目につきましては今後の問題だろうと思いますけれども、い……
○中尾辰義君 ただいまこの物品税法等の一部を改正する法律案に対する衆議院側の修正意向につきましてお伺いをいたしましたが、この物品税法は非常に物価とも関係がありますし、重要なる法案であります。したがって、この修正に対しては、参議院の意向については何ら私どもは相談を受けてない。ただ、その点が非常にこれは参議院の審査を無視しているのじゃないか、こういうふうに、これはまあ私だけじゃございませんと考えておりますので、その点について、まず提案者側の意向を聞きたい、これが一つ。まずそれをお伺いします。
【次の発言】 まず、最初にお伺いしたいのは、四十一年度に物品税の改正がありまして、当時一〇%ないし一五%電……
○中尾辰義君 大臣お急ぎのようですから、最初に総括的に聞きますけれども、まず、最初に、減税と国債の減額の点につきまして、自然増収が九千五百億もあって、減税額はわずか千五十億である。けれども、酒、たばこ、物品税を差し引いた実質減税ゼロと、こういうことになったのですが、その理由は、午前中の委員会での大臣の説明を聞きますと、国債の減額のほうを優先した、こういうような説明を聞いておりますが、国債減額というのは、これは佐藤内閣の経済政策の失敗からきて赤字国債を発行し、それからその国債が累増して今日に至った、そのために既定経費も物価も上がって、既定経費がふえて財政硬直化になってきたのでこういったような措置……
○中尾辰義君 それでは、最初にお伺いしますが、今度のたばこの値上げによりまして政府は五百五十億円の増収を見込んでおりますけれども、やはりこの八十円ものが百円になり、四十円ものが五十円になる。そういうふうに値上げになっていきますと、やはりいままで吸っていた人が節約しよう、そういったことも出てくるのではないか。したがって、売り上げの減というようなことも考えられるわけですが、政府はこの五百五十億円の増収を見込んだ計算の根拠ですね、それを最初にお伺いします。
【次の発言】 どうぞ。
【次の発言】 今度の値上げの理由は、専売益金が、人件費、その他原料葉たばこの値上がりによって少なくなってきた、こういうこ……
○中尾辰義君 ただいま議題となりました酒税法の一部を改正する法律案、並びに製造たばこ定価法の一部を改正する法律案に対し、私は、公明党を代表して、反対をいたします。 反対の理由は、第一に、今回の酒、たばこ等の増税により、政府は千五十億円の増税を見込んでおりますが、これは所得税の減税分千五十億円を実質的にゼロにするものであり、納税者として最も納得のいかない点であります。政府は、最近における国際収支の赤字是正対策としてやむを得ない対策であると申しておりますが、それは政府の国債政策による放漫なインフレ財政のとがによるものであって、そのしわ寄せを国民生活に直結する酒、たばこ等の値上げに踏み切ったことは……
○中尾辰義君 今度の改正措置は、国立療養所を特別会計に移すことによってその経理を明確にして、借り入れ金等の導入等により予算の弾力的運用をはかり、経営の円滑化をはかろうとする、こういうような政府側の説明でありますが、しかし、これは単に一般会計から特別会計に移すという会計上の問題ではなく、国の結核対策に関する使命の内容を変革するものではないか、こういうような疑いもあるわけですね。そこで最初にお伺いしたいのは、国立病院が特会制になりましたのが昭和二十四年、それから国立療養所のほうは、ずっと今日まで何年になりますか、約二十年近く一般会計で運営をしてきたわけですが、それはどういう理由に基づくのか、まずそ……
○中尾辰義君 関連。私はおとといも大蔵大臣に質問をしたわけですが、去るおととい来の審議の内容を聞いておりましても、この問題は、やはり何といっても医療サービスが低下してくる、その問題は、やはり看護婦が足らない、医者が足らない、結論はもっとふやせということになる。医者がもう少し来てくれればいい、看護婦をもう少しふやしてくれれば患者に対するサービスももっとよくなるんじゃないか、これが療養所側、あるいは患者側の要求でありまして、きのう、おとといから厚生大臣はずいぶん攻められておったけれども、結局は特会制になっても大蔵大臣が一般会計から金は出しますと言明はいたしておりますけれども、国立病院等の例を見ても……
○中尾辰義君 それじゃ最初にお伺いしたいのは、最近非常に金融が引き締まっておりますので、企業間信用がたいへんふえております。三十兆円をこえたと、こういうような声も聞いておるわけですが、さらに手形のサイトが非常に長期化をしておるということです。また、海外の情勢も、新聞等では、米国の増税法案の成立、こういうことも報道されておりますし、わが国の経済の環境はますます急変しつつある。そこで、これに対して政府は金融の引き締め態勢を今後も維持していくでしょうが、今後の金融の見通し、さらに、この中小企業の倒産も相当出ておりますので、これの対策、こういう点をひとつ最初にお伺いをしておきます。
○中尾辰義君 関連。いまのをもう少しあなた詳しく説明してください。わからぬ、そのくらいの程度では。要するにオペレーションの流れですね、どういうふうな流れでどういうふうにやっていくのか、その辺の事情をちょっと聞きたいわけですよ。そんなつっけんどんな答弁はありませんよ。
【次の発言】 それでは何ですか、公社債市場は全然通らぬわけですね。そこは通らないで、日銀と金融機関の間において相場をきめるわけですね、売買の価格を。
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