このページでは向井長年参議院議員の5期(1959/06/02〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は5期国会活動統計で確認できます。
○向井長年君 私はこの際、公務員並びに日雇い労務者の越年資金等生活安定に関する緊急質問の動議を提出いたします。
【次の発言】 私は社会クラブを代表いたしまして、公務員並びに日雇い労務者の越年資金等生活安定に関して、岸総理、大蔵大臣、労働大臣、人事院総裁等に所見をお伺いいたしたいと存ずる次第でございます。
国家公務員法第二十八条によれば、給与を決定する諸条件の変化により、俸給表に定める給与を百分の五以上増減する必要があるときは、国会及び政府に対して、適当な勧告をしなければならないことになっているのでございます。今回の人事院の報告によれば、公務員給与と民間給与との差は五・七%下回っていることを認……
○向井長年君 ただいま上程されました裁判官弾劾裁判所裁判員並びに裁判官訴追委員及び同予備員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
【次の発言】 検察官適格審査会委員予備委員その他の各種委員の選挙は、いずれもその手続を省略し、議長において指名することの動議を提出いたします。
○向井長年君 私は、民主社会党を代表いたしまして、ただいま上程されました国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案に、断固反対をいたします、 私が同法案に反対する第一の理由は、同法律案が提出され、衆議院を通過した経過についてであります。申すまでもなく、昨年十一月二十七日の国会デモ乱入に端を発し、これを契機とし、同法律案を衆議院議員佐々木盛雄君以下の議員立法として国会に提出し、しかも、わが党並びに社会党の反対をも顧みず、単独審議をもって通過させたのであります。衆議院においては、加藤議長がこの責任を負って辞任をいたしました。国会の正常化については、昭和三十三年十二月十日、警職法が突如として……
○向井長年君 ただいま議題となりました政府提出の昭和三十五年度予算三案に対して、私は、民主社会党を代表して、反対の意向を明らかにするものであります。 反対の理由の第一点は、政府案は、財政制度の乱用、悪用がその極に達したものであるからであります。防衛庁費に計上された一千億円近い国庫債務負担行為、治水事業費に新設された治水特別会計、自民党内の派閥対立が生み出した臨時地方特別交付金制度、この三つの事例は、いずれも岸内閣が、明年度予算編成にあたって、財政法の裏をくぐり、財政運用の本来の任務を放棄して、財政を権力保持の手段と化してしまった最も典型的な例と言わざるを得ないのであります。本院における赤城防……
○向井長年君 私は、民主社会党を代表いたしまして、一昨日起こった右翼少年による嶋中夫人並びに丸山さんの殺傷事件について緊急質問を行なわんとするものであります。 最近における暴力事件の発生は年ごとに増加の一途をたどり、昭和三十四年では昭和二十三年に比しその数は三倍に達し、さらに昭和三十五年では昭和辛十四年のそれをはるかに上回る数字を示しておるのであります。特に昨年は、安保審議を中心に、六月には社会党の河上丈太郎氏傷害事件、七月には岸当時の首相傷害事件、十月には浅沼氏が殺されるという大事件を次々と生み、しかもこれらの一連の事件は右翼によって引き起こされるという特異なケースを生み出しておるのであり……
○向井長年君 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提出の割賦販売法案について若干の質問を試みたいと思います。先ほど同僚議員からも質問がございましたので、池田総理初め、各大臣は重複することは省略していただいてけっこうかと思います。 本案は、昨年の第三十四回通常国会に提出され、衆議院商工委員会においては、数回にわたって審議が尽くされ、すでに採決寸前までに審議が進行したことのある法案であります。これが今回、第六条の契約の解除に伴う損害賠償等の額の制限の項に若干の変更が加えられただけで再提出されているわけであります。当時の本案提出の直接責任者であった池田通産大臣は、今日ここに総理大臣として出席さ……
○向井長年君 私は民主社会党を代表いたしまして、ただいま提案されました一般職の職員の給与に関する法律の一部を改正する法律案初め三案につきまして、一括して質問をいたしたいと思うのでございます。 言うまでもなく、この法案は、去る八月八日人事院によって行なわれた「公務員の給与に関する勧告」を基礎として立法化されたものであります。したがって、これら三案についての吟味は、同時に人事院勧告内容それ自体に対する検討を必要とすることは、ここに多言を要しないのであります。そこで私は、人事院勧告の完全実施問題に入ります前に、まず人事院勧告の内容の問題について政府の所見をただしたいと思います。 勧告の内容につき……
○向井長年君 私は、民主社会党を代表いたしまして、政府提出の昭和三十七年度一般会計予算案ほか二案に対しまして、反対の意思を表明いたしたいと存じます。 わが党は、一月二十三日の本院本会議において、わが党曽祢書記長が質問演説の中で明らかにしましたように、私たちが政府案について最も遺憾にたえない点は、池田総理は、二十八年、三十二年、三十六年と三回にわたって、全く同じような経済政策の大失敗を繰り返しておるのでありますが、これに対しまして何ら反省の意思がない点であります。また、現在国会審議の焦点となっておりますガリオア・エロア問題及び日タイ特別円問題についても、国民の抱く当然の疑問点を少しも解明するこ……
○向井長年君 私も実は災害地を若干回って参りまして痛感している問題を二、三具体的に質問いたしたいと思うんですが、先ほど須藤さんから質問されました点をもう一度一つはっきり確認したいと思うんです。大臣にお聞きしたい。と申しますのは、いわゆる災害復旧事業費の国庫負担率の引き上げ、いわゆる昭和二十八年の災害復旧の例に準じて、大幅な引き上げをする特別立法を考えておるかどうか、まずこの問題。
【次の発言】 もう一つは大体小災害の問題になるかと思いますが、特に災害査定基準の緩和の問題、いわゆる都道府県の十五万円、あるいは市町村の十万円、この問題についてこれを緩和するという建前で進んでおるのかどうか。
○向井長年君 私の方は、大体この法案が出された主因は、だれが何と言っても十一月二十七日のあの不祥事だと思います。こういう立場から考えまするならば、こういう法案は絶対賛成しない立場であります。しかしながら、一応昨日いろいろ質問がなされ、なおわが会派からもこれに対しての質問をいたしましたが、完全な答弁がございません。まあこういう中で、この内容を審議するという前に、私たちは少なくとも、こういう不祥事を起こした問題について、現在衆議院におきましては副議長は辞表を提出しておる。あるいはまた議長もこれに対する責任の追及がなされておる。こういう中で、参議院の議長は、これに対して非常に、何と申しますか、無関心……
○向井長年君 関連。今伊藤さんから言われましたその四月実施の問題ですが、特にあすの本会議で私人事院総裁にも質問する予定になっておりますが、先ほどから四月実施が望ましい、こううことを言われておりますが望ましいということは、四月に実施すべきであるという考え方を持っておられると思うのですよ。しかし政府はやらない、こういうことだと思いますが、政府がこれに対して勧告に応じて実施しないということについて、人事院総裁は非常に遺憾だという考え方を持っておるのか、やむを得ないと思っているのか、この点明確に一つ答弁して下さい。あした私重ねて質問いたしますから。
○向井長年君 ただいまの報告に若干関連を持ちますが、特に今の報告は、いわゆる被災事業に働く労働者の失業問題が中心だと思いますが、工場を持たないところのいわゆる山林労務者の関係、こういう人たちの現在の失業状態について、これにかわる何らかの措置を考えておられるかどうか、この点。
【次の発言】 農家とは違うと思うのですよ。いわゆる純然たる林産部面における労働者だと、従って県道、林道等が破壊されて、ほとんど林産部面の仕事ができ得ない。従って配給される米すらもらえない、こういう状況が特にこれは奈良県において多いと思います。吉野あるいは宇陀方面、こういう地域の山林労働者が、つまり千名程度そういう状態であろ……
○向井長年君 私はまず、岸総理に質問いたしたいと思いますが、昭和三十四年の七月以降、今次の伊勢湾台風による風水害の被害は、天災とはいえ国土保全及び国民生活安定よりいたしまして、当然海岸の保全あるいは堤防の完備並びに治山治水等に対する砂防補強を怠っておった結果、五千名の人命をより多くなくし、なお被害を拡大せしめたと言えると思うのでございます。この実例は各所に現われております。特に先般来のわれわれ災害対策の予備審査、あるいはまた建設委員会等でいろいろと各大臣に質問いたしました中で、あらゆる事業を完備いたしたいと考えておるけれども、やはり予算の点で十分ではなかったということを認められております。従っ……
○向井長年君 私は社会クラブを代表いたしまして、今次災害に対する二十七件の法案に対しまして、賛成するものであります。必ずしもこの二十七件の法案によって十分とは考えてはおりません。しかしながら、先般も岸総理初め各関係大臣が、今次の災害が非常に政府の災害対策に不備な点もあったということを率直に端的に認められ、反省をされておる、今後これが恒久的ないわゆる対処をしなければならぬということも言われております。従って、恒久的な対処が特に治山治水あるいは高潮対策、こういう問題に今後十分なる予算をとり、そうしてその中からこれに対する対策をとってゆく、こういう意味から賛成をするものであります。 なお、特に要望……
○向井長年君 私は、いよいよ本日から本法案を参議院で審査に当たるわけでございますが、特に提案者に冒頭にお尋ねしておきたいことは、衆議院におきましては、いわゆる自由民主党単独で審議せられてこちらに回されたのでございますが、参議院におきましては、少なくともわれわれがしばしば述べているように、議会制の民主主義を貫くことが良識の府として当然のわれわれの責務である、こういう立場から、議運の理事会におきましても、相当これは慎重に審議しようということを申し合わせております。こういう立場で、特に昨秋の十一月二十七日の国会デモ乱入事件につきまして、衆議院におきましては、議長あるいは副議長が責任をとって辞任いたし……
○向井長年君 まず委員長にちょっと苦言を呈したいのですが、先週の理事会において、本日のこの委員会に議長に出席していただきたい、こういう要請をしておきましたが、なかなか議長が出て参りません。ただいま出て来られましたが、こういう要請に対しては、少なくともやはり冒頭に出ていただくように、今後取りはからっていただきたい。 そこで、まず議長に質問をいたしたいのですが、先般の当委員会におきましても、こういう法案が出た契機は、あくまでも十一月二十七日のあの問題である。これはいなめない事実であると思います。そういうところから、二十七日のあのデモ乱入事件があった当時、議長は院内におられたのかどうか、まずお聞き……
○向井長年君 関連ですが、どうもわからないので一つ私はお聞きしたいのだけれども、「講ずるようにしなければならない。」こいうことについては、これは期待であって義務性じゃない、こうたびたび言われるのですよ。「しなければならない」というのは、これは義務じゃないですか、明確に言って。法律用語で「ように」ということを入れるか、あるいは「講じなければならない」と、これだけの違いと言っておりますが、「しなければならない」ということは義務づけておるのじゃないですか、これは。こういう点、どうもこの期待しておるだとか、あるいは無理にごたごたしないのだとか、こういう想定のもとに言うのじゃなくて、言葉そのものを明確に……
○向井長年君 ただいまの委員長のお話は賛成であります。ただいま阿部理事からも言われました、佐々木さんのこの間の御答弁で読まれましたもの、あれをもう一回部屋に帰って明確に提案者として考えていただきたい。そうしませんと、あいまいな形で委員会を開いても同じだと思いますから。
○向井長年君 私は二点質問をしたいと、こう考えておりましたが、重複いたしますので、一点にとどめます。 その一点は、本法が出されたゆえんのものは、何をおいても昨年の十一月二十七日のあの国会への乱入事件、これが基因になったと思うんです。まことにこれは、自民党の諸君だけじゃなくて、われわれも非常に遺憾とするところであります。そういう点につきましては同感でございますけれども、岸総理にお尋ねしたいことは、この法案を作って、そういうことが防止できるか、あるいはまた、それによってああいう問題はなくすることができるかという点をまずお聞きしたいと思います。ほかに方法があるかどうか。
○向井長年君 私は民主社会党を代表いたしまして、本日まで審議をいたして参りました国会の審議権の確保のための秩序保持に関する法律案は全く不必要と考えまして、反対をいたします。 私は、反対の理由を述べます前に、本法案の審議過程においての最終段階に現われた与党の態度について、まことに遺憾の意を表するものでございます。私たちは、去る第三十三国会の終末に、各党の申し合わせ通り、第三十四国会において慎重に審議を行なうことが申し合わされて、継続審議ということになったのでありますが、審議過程を顧みますと、実に四十時間有余の審議、なおまた、その間、合同審査三回あるいはまた公聴会等を行ないまして、長く審議したこ……
○向井長年君 官房長官、これは今、社会党の皆さんがいろいろ御意見を出しておられますが、先ほど委員長も言われましたように、社会党だけじゃない、きのうの理事会におきましても、各党、あるいは与党の理事も、当然である、こういう立場に立っていろいろ努力されたのです。従って、今の官房長官の答弁では理由がつまびらかでない、こういうことを言われておりますけれども、理由は明確ですよ、これは。われわれこの問題について、いろいろとどういうわけか調査いたしましたが、与党の理事が、いわゆる衆議院の安保特別委員会においてやはり審議を続けねばならぬ、こういう立場に立っておるのは与党の理事なんです。まことにけしからぬ話で、先……
○向井長年君 ただいま人事案件の提案がございましたが、この中で公共企業体等労働委員会公益委員の任命について伺いたい。これについて、公益委員の人事に対する手続上の問題をただしたいと思うのであります。この公益委員を選ぶためにはどういう手続をもってやられておるか、まず聞きたい。政務次官から答弁されるようにお願いいたしたい。
【次の発言】 大体そういう手続だと思うのですが、労働者側委員の任命についてでございますが、御承知のごとく、今公共企業体の中には二つの労働組合があると思います。数の大小は別といたしまして。従って、この点において一方の組合に対する意見を聞いておるかどうかという問題、この点をまずただし……
○向井長年君 質問は後日に譲るのですが、先ほど吉田委員から言われましたように、どうなんですか、公聴会を開くということを了解されたわけですか。
【次の発言】 ああ、そうですが。それは、大体決定ですか。
【次の発言】 九州ですか。九州の現地において。
【次の発言】 この場でやるというわけじゃないのですね。
○向井長年君 私はまず総理並びに通産大臣にお伺いをいたしたいのでございますが、特に池田内閣の経済成長と所得倍増、物価政策に最も関係の深い電気事業について質問いたしたいと思います。ちょうど昨日は、九州電力の電気料金値上げに伴いまして、福岡において聴聞会が開かれております。なお、近く東京電力におきましても、値上げに対する準備を行なっているようでございます。こういう中において、特に私まずただしたいことは、電気事業は公益事業に規定された私企業である、こういうことでございますが、これについて電気事業の公益事業としての概念をまず聞きたいと思います。なお、電気事業の供給責任をどう考えているか、こういう二つの……
○向井長年君 意見はありますよ。今質問でしょう。意見はやらないのですか。
【次の発言】 私は民社党を代表いたしまして、会期延長には反対をいたします。その反対の理由は、政府、自民党は、重要法案の会期内成立が困難なることを理由にして、会期延長を企図しておるのでございますが、法案の成立を困難ならしめた責任は、これは何といっても主政府、自民党の不手ぎわな国会運営にある。特に常任委員長をほとんど独占しておりながら、かかる事態を惹起したことは、その責任をよろしく痛感すべきだ、こういうふうに考えるわけでございます。国会の会期は、国会法で定められた国会運営上の重大な原則であって、みずからの不手ぎわのしりぬぐい……
○向井長年君 許可をいただきましたので意見を申し上げたいと思います。今、岡さんからいろいろ言われておりますが、先ほど議運の理事会で、ただいまのこの議運でかける案件を委員長から説明されて、その中に今申しました継続審査要求の件も全部言われたんだと思います。これを私たち確認をいたしておきます。従って、これを順次かけられておるわけなんです。そういう中で、政防法の問題も議運にかけるということを各党あるいは各会派の理事は了承しておりました。従って、今これがかかってきて実はいろいろ問題になっているわけなんです。しかしながら問題は、今、社会党の方からいろいろ言われている問題は、いわゆる継続審査要求について、所……
○向井長年君 きょうの通産大臣の産業政策の重点についての説明に直接関係あるわけじゃないのですが、ちょうど昨年の末の特別国会で、私が予算委員会で通産大臣に、あるいは総理大臣に質問をいたしました電気、ガス税の問題でございます。その後いろいろと聞いておりますけれども、非常に最近の情勢では、何と申しますか、通産省の意図が、地方自治の財源、こういう立場から、自治省とその見解が非常に違うように聞いております。従って、私はあの予算委員会で大臣なり、あるいはまた総理大臣に質問いたしましたときに、こういう悪税は一日も早く撤廃をすべきである――これはもう総理大臣も言っておりますし、通産大臣も言われました。で、そう……
○向井長年君 提案者を代表しまして、小規模事業者に対する金融特別措置法案の提案理由を説明いたします。 本案は、中小企業等協同組合法第二十三条の三の「政府は、事業協同小組合の組合員に対し、税制上、金融上特別の措置を講じなければならない」という規定のうち、金融上の特別措置について、具体的立法を提案するものでありまして、組合員以外であっても、常時使用する従業員の数が五人、商業またはサービス業を主たる事業とするものにあっては従業員数二人以下の小規模事業者に対して、この特別措置を適用するものであります。 特別措置の内容としては、第一に、商工組合中央金庫及び中小企業金融公庫の一事業年度間の貸付総額のう……
○向井長年君 若干重複する点もあるかと思いますが、この法案は、特に貿易自由化の推進に対処して品種の専門化あるいは大量生産、そうしてコスト・ダウンという形を目途として出されていることはわかるんですが、しからば、先ほど説明のあった品種、三十九品種ですか、これにしたいということですが、これの現在の大企業と中小企業と申しますか、これに対する分布状態はどうですか、現在わが国の……。
【次の発言】 ほとんどが中小企業である、こういうことでございますね。そこで、特に、そういうことになりますならばですね。中小企業を保護するという立場もあるわけなんですが、第二条二項の第三号で、先ほども椿君の質問でございましたが……
○向井長年君 ただいま議題となりました中小企業の産業分野の確保に関する法律案外三件につきまして、提案理由の説明をいたします。 まず、中小企業の産業分野の確保に関する法律案の提案理由を説明いたします。 昨今、大企業の中小企業産業分野への進出は著しいものがあります。現に、大紡績会社が縫裁部門に進出して、学生服、労働服、ワイシャツなど、二次加工、三次加工の生産部門にまで進出し、製紙工場がノートブックや便せんを製造する等、大企業は利潤を追求して、大資本の持つ高度の合理的生産並びに資本圧力をもって、中小企業を圧迫しているのであります。 もちろん、憲法は職業選択の自由を認めていますが、この自由は、公……
○向井長年君 私は、まず最初通産大臣に質問いたしたいと思うのでございますが、きょう突然各委員の机の上に電力白書が出ておるようでございますが、特にこの問題は、高度の経済成長の過程にありまして電力需給の危機がただいまきておる、こういう中からいろいろと発表されておると思いますが、具体的にかかる問題について通産大虎にお聞きいたしたいと思うわけでございます。 この問題につきましては、まず第一は、激増する電力需用、なおまた拡大する電源の開発、あるいはまた資金調達、あるいは供給の安定、こういう四つの問題から、今後電力というものはどういう形に、あるいはまたどういう運営をやっていかなければならぬかというところ……
○向井長年君 私はまず、通産大臣と自治大臣に、そして大蔵大臣に関連いたしまして質問いたしたいのですが、今回政府が出されました地方税法の一部を改正する法律案の中において、さきの国会でもいろいろと取り上げて質問いたして参りましたが、電気ガス税の問題でございます。これについて政府はさきの国会で池田総理を初めとする各関係大臣は、現在の実情の中においてはこういう税金は必要悪の税金である、あるいは非文明的税金である、したがって、一日も早くこれを撤廃する、こういうことを言われておるわけであります。それに対しまして、今回この内容を見ますならば、非常に不合理な形においての一部軽減を行なおうといたしております。そ……
○向井長年君 ただいまの保険の待期の問題ですが、一週間ですね、一応待期期間を設けてあるという、これは精神はどこにあるのですか。
【次の発言】 とにかく待期期間の七日というのは、一応失業してその間次の職業を探す、こういう一つの理由ということに考えられるか、あるいは失業して一週間程度は十分生活に余力がある、こういう考え方で見ていくのか、この点について明確じゃないと思いますが、どういう趣旨から一週間の待期期間を設けたのか、設けた趣旨ですね。
【次の発言】 今、大臣の言われた通りだと思うんです、普通の場合においては。しかし災害という特別なこういう事態の中においては、いわゆる工場があるいは会社が流失して……
○向井長年君 私は北岡先生にちょっと御質問したいと思うのですが、その前に、先ほどから諸先生の御意見を伺っておりますと、特に毛利先生は純法理論からいろいろ指摘されておると思いますし、なおまた、野田先生も、国民の立場に立ち、基本的人権というところから、法理論と現実面をあわせての御意見が述べられたと思います。北岡先生は、ただ先般十一月二十七日に行なわれたあのデモ乱入事件を中心にした常識論でいろいろとお話があったように伺うのです。そういう立場からちょっとお伺いいたしますが、特に今度出されましたこの法案は、いわゆる公安条例なり、あるいはまた現行法規、こういう形においていろいろな取り締まりの法があるわけで……
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