このページでは向井長年参議院議員の9期(1971/06/27〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は9期国会活動統計で確認できます。
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、昨日の国連総会において逆重要事項指定決議案が否決されまして、アルバニア決議案が可決に伴い、政府の今後の進路とその責任について総理に質問をいたしたいと存ずる次第でございます。 本論に入る前に、私は総理にお願いをいたしたいと思います。それは、昨日衆議院の緊急質問の答弁を、私も傍聴席で拝聴をいたしたのであります。まことに失礼な表現で、表現は適切でないかもしれませんけれども、総理答弁は、全く興奮の中で論理が空転、支離滅裂、全く冷静さを欠いていたように私は感じたのであります。先ほどの阿具根君なりあるいは渋谷君の両議員の質問に対しましても、論理が合っておりま……
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、さきに行なわれました総理の施政方針はじめ外務、大蔵、経企、それぞれの大臣の報告に対しまして、まず、佐藤内閣の政治姿勢をはじめ外交、内政の基本について質問をいたしたいと存じます。 本論に入る前に、総理はじめ政府にお願いしておきたいことは、私の質問が政府与党対野党としての論議ではなく、現在国民が痛切に考え、感じている観点から率直に質問をいたしますので、これに対して政府も、今日まで誤りがあるとするならば、きょうから始まる国会で十分国民の意見を取り入れていくよう、まず冒頭に希望して本論に入りたいと思います。 第一に、自民党佐藤内閣の政治姿勢についてであ……
○向井長年君 私は、民社党を代表して、総理並びに関係大臣に質問をいたします。 まず、私は、田中総理の政治姿勢についてお伺いいたしたいと存じます。 田中総理が総理になられて、コンピューターつきブルドーザーと称せられ、日本列島改造論等をぶち上げて、長年の自由民主党の政権に対する国民の不信感が若干薄らぎ、ほのかな期待感が出て、一応田中ブームが出たかに見えましたが、総選挙を経て、再び田中内閣発足と、あなたの施政方針を聞いて、何ら新鮮味がなく、国民はがっかりいたしております。超インフレ予算、福祉は看板のみで全く不十分、土地対策も骨抜き、四次防、安保等、アジアの趨勢と国民世論に逆行する政策等、田中内閣……
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、総理の施政方針及び外交、財政の諸演説に関連し、政府の物価対策、インフレ経済政策、国民福祉政策、エネルギー政策、当面する外交政策について具体的にたださんとするものであります。 国民は、いまほど政府に対し不信、失望、怒り、不安、いら立ちを感じているときはないと思います。田中総理、わかりますか。その国民の怒りの声を率直に私は代弁して、政府の責任追及をしつつ、見解と対策を伺いたいと思います。 その第一は、昨年十月以来の狂乱的な物価のつり上げ状態に対し、政府は何ゆえ敏速かつ有効な対策を講じなかったのかということであります。物不足と宣伝された最大の理由は石……
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま議題となっております政府提出の三予算案に対し、以下申し述べる理由によりまして、反対の態度を明らかにいたしたいと存じます。 田中内閣は、組閣以来、日本列島改造構想を最大の柱として内政を推進してまいりましたが、その構想が大企業優先、生産第一主義の高度成長を目ざすものであるため、諸物価、地価の高騰はすでに慢性化するに至ったのであります。加えて、昨年末の石油危機を口実に一部の大企業は買い占め、売り惜しみに走り、価格のつり上げを思うがままに行なってまいったのであります。この結果、国民生活は、生活必需物資の不足と狂乱物価によって窮地に追い込まれてまい……
○向井長年君 関連して。 いま総理が簡単にお答えになりましたけれども、これについては国民は非常にただいま不安を持っている。したがって、関連でございますけれども、私は四点にわたって総理並びに厚生大臣にお聞きいたしたいと思っております。 まず、一つは、昭和三十六年に国民皆保険が達成された後、各方面から医療制度に対する矛盾や、あるいはまた諸種の提案がたびたびなされてきておると思います。にもかかわらず、この抜本改正の努力を怠って今日に至っておる。したがって、この累積というものがただいまの事態を招いておると、こう私は思うわけであります。そういう点から考えますならば、一にかかって政府は重大な責任を負わ……
○向井長年君 いまの山崎委員の質問に関連して質問いたしますが、先ほど大蔵大臣から言われましたように、実体はわかるんです、実体は。しかし、財政法第四条から見て、一兆六千億、こういう範囲内であるから赤字公債もいいのではないかという政策上の形でとったと思いますけれども、これは少なくとも、昭和四十年の問題に触れられましたけれども、やっぱり特例法を出すべきではないか、こういう感じがいたします。政府としては、今回特例法を出す意思はないのかどうか、この点を関連してお聞きしたいと思います。
○向井長年君 私は、日中問題、沖繩経済、そして減税、なお国鉄再建、こういう立場から質問をいたしたいと思います。 それに入ります前に、きょうの新聞にも出ておりますが、アメリカのアムチトカ核実験の問題について、さきに政府は抗議をしたということを聞いておりますけれども、きょうの報道では、これが延びたようであります。六日に延びたと、こう言っております。しかも、これはアラスカ、カナダあるいは日本に対して津波の来るおそれがあると、こういうように報道されておりますが、これに対して政府はどういう態度をもって臨もうとしているのか、お伺いいたしたいと思います。
○向井長年君 いま総理が、ニクソンのドル防衛から、こういうことでございますが、これはアメリカ独自の、私たちから言うならば、アメリカ独自の政策の誤り、たとえばベトナムに対するあの戦争、紛争、軍事費の増大、あるいは国内のインフレ、あるいは失業、あるいは産業不振というようなアメリカ自身の欠陥を、ガットの精神に反して、日本がなぜ犠牲をこうむらなければならぬのかということを私はまず質問したいと思います。なお同時に、これを素朴な国民の立場から言いますならば、アメリカは、ドル防衛という、言うならば、大きな病気になったということだ、したがって、重病になって入院をしなければならぬ、あらゆる治療をしなければならぬ……
○向井長年君 私は、先ほどから各委員が質問されましたので、重複する点が非常に多いかと思いますのでこれはもう省きたいと思います。 基本的な問題について特に消防庁長官あるいは建設省等に質問いたしますが、どうでしょうか、今回の惨事といいますか、この事故ですね、これは私の知る範囲においては、これは戦争は別ですよ、戦争で人の殺し合いをするのは別、あるいは私たちが子供のじぶんの関東大震災これも別です。その後、言うならば、船の事故あるいは飛行機の事故、こういう以外を除けば地上の火災事故でこれだけの災害を出した、あるいは人命を、いわゆる死傷者を出したということは私は初めてだと思うのですよ。おそらく皆さんもそ……
○向井長年君 非常に短時間でございますので、要点だけ申し上げて簡単な答弁をいただきたい。簡便にいただきたいと思います。
新聞の伝えるところによりますと、米国務省高官筋では、この記者会見で、沖繩は、返還されても、極東の安全保障に果たす軍事上の役割りで重要な要点である、したがって従来と変わりはないということを言っております。また、沖繩を去ったランパート前高等弁務官も、最後の記者会見で同じことを言っておるわけです。これに対して総理はどう考えられますか。
【次の発言】 従来と変わらないという形ですが、日本の基地、日本に帰った沖繩の基地がそういう重要な要点であるということで、こういう同じ考え方ですか。
○向井長年君 農林大臣、お疲れだと思いますので、答弁はひとつおすわりでやってください。私もそのかわりすわって質問させていただきます。 土地改良法の改正案につきましては、これは総合的に土地改良を行なうことであろうと思いますので、この点については、われわれも非常に了としておりますが、しかし、この法案を提出した政府の基本的態度について、私は質問したいと思います。 まず、これは昭和四十年度を初年度とする土地改良長期計画が、わが国の経済社会開発等の情勢の変化によって、合理的にこれを推進することができなくなった。したがって、土地改良法を全面的に改正をしなければならぬ、こういうように判断されて、提案され……
○向井長年君 実は私は、わが国の林政全般、民有林あるいは国有林について質問いたしたい、こう考えておりましたが、時間もございませんので、民有林関係等につきましては若干これは次の機会に回しまして、特に国有林関係の問題について三、四点質問をいたしたいと思います。したがって、端的に質問いたしますから、答弁もそういう意味で明快に端的に答えていただきたいと、こう冒頭に要望いたしておきます。 まず第一に、わが国の林業の中核をなしておるのがまず国有林であろうかと思います。この国有林の経営が特に昭和四十五年以来赤字の経営に入っておるのではないか、赤字財政ではないかと思いますが、このまま放置するならば恒久的な赤……
○向井長年君 大体きょうまで各議員がほとんど質問をされておりますので、私は二、三点だけお聞きして終わりたいと思いますが、特にこの中小漁業振興特別措置法の一部を改正する法律案の中で、いまごく零細な沿岸漁業に従事するこの漁業者は、全くいま老齢化しておるのじゃないか、そう思います。したがって、この実態を見たときに、やはり漁具の問題とか、あるいは漁網、あるいは漁業に対する技術指導、開発、こういう問題がいま急務ではないかと思います。これに対して基本的に水産庁のほうでは、どう対処する予定があるのか、この点まずお聞きしたいと思います。
【次の発言】 この技術指導の問題、普及員の問題ですね、これは実態は現在で……
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、ただいま提案の昭和四十七年度暫定予算に反対をいたします。 まず、一兆一千十七億円の暫定予算は、膨大な予算案であります。暫定としてはまことに膨大であります。この予算案をわずか一日で審議をしなければならないという羽目になったことは、これは一にかかって政府の責任と言わなければなりません。私は、その点に対してまことに不満であり、遺憾であります。私は、この予算案の内容には触れようといたしませんが、ただいま衆議院で審議中であるところのこの本予算に対して、わが党をはじめ野党とともに組みかえ動議を出しております。そういう観点から考えまして、この本暫定案に対しまし……
○向井長年君 議事進行。 ただいま委員長から提案されました質疑順序につきましては、本日の総括質疑の順序については理事会においてその決定を見ない案件であります。したがって、委員長の職権において提出されたものと私は解釈をいたします。私は、この委員長提案に対しまして賛成するわけにはまいりません。よって、民社党と公明、共産党と共同いたしまして、その順序についての提案をいたします。 本日二日目の質疑者は、まず公明代表の鈴木一弘君、民社代表の田渕哲也君、共産代表の岩間正男君、社会党代表の矢山有作君の順で行なわれるように提案をいたしたいと存じます。 その提案の理由を私は申し上げたいと思います。 わが……
○向井長年君 関連。 ただいま総理から、その問題につきまして政府のとっておる態度が正しいのだと言わんばかりの答弁がございましたが、私たちはこれは理解できません。なぜならば、佐藤内閣の、言うならば秘密外交という問題が、連日御承知のごとく新聞報道されております。しかしながら、これに対して国民は非常に疑惑を持っております。政府の言っておることが正しいのか、一般世論的に新聞が報道しておることが正しいのか、この点について非常に疑惑を持っておる。もとをただせば、これは何ですか、政府が今日までとってきた問題に対してかかる問題が惹起した。言うならば、外交には秘密があることもわかります、しかしながら国民の税金……
○向井長年君 関連。 いまの中沢委員の質問ですね。総理、これはわが党の田渕君が八日の日に質問をしたわけでありますが、これは、自民党の中の一部でそういうことを幾らか検討されておるということを耳にいたしまして、おそらく総理はそういうことを考えていないであろう、こういう立場から田渕君が質問をしたのであります。これに対して、総理から、かかるような答弁がありまして、非常に国民は不安を感じておる。しかも、総理はこれに対して、私の信念である、こういうことまで言われた。私は、信念は変えるわけにはいきませんから、これはやむを得ないと思います。しかし、一議員とか、あるいは総理が引退された後においてそういう問題を……
○向井長年君 関連。 総裁、先ほど中村委員の質問に対して、組合と暴力追放について話し合って、実施しようという形がとられたと、こう言っておりますが、そのとられた後、四月十七日、八日以降、しかも甲府あるいは八王子等において、再び暴力事件がいま発生しているじゃありませんか。話し合いしてそういうものを追放しようではないかと言いながらも、すぐこういう問題が職場で起きている。こういう点に対してあなたはどういう態度で話し合ったのか。また、話し合いがどういう形で進んだのか。それが組合内部に十分に徹底ができたものか、そういう問題に対して、ただ上のほうで話し合っただけで、下部においては直ちにそういう問題が起きて……
○向井長年君 現下の情勢が、一部ではあるけれども、今日まで過激派学生の行動、皆さん御承知のとおり。今度また、ごく一部であっても、しかも国民が最も信頼しておる自衛隊の中でこういうような要求書が生まれた。こういう現状を政府はどう見ているかと、こう私は聞きたい。 ということは、ただその内容の問題だけではなく、また五人の諸君の要求だけではなくて、いま黙々とこの国の安全のために自衛隊の諸君が任務を果たしておる、こういう中で、その他の諸君がどうこれを受けとめているかという問題だと思う。これは私からいうならば、少なくとも今日まで一部において、日本が軍国化しつつある、こういう意見があるのですね。また一部では……
○向井長年君 私は、まず総理に、総理の施政方針並びに政治の基本についてお伺いいたしたいと思います。 田中総理は、熾烈な総裁選挙を争われて当選せられ、総裁となり、総理になったわけでありますが、ただいまこの総理に対する国民の期待というものは、ほのかにあるのではなかろうか。これは、長年の官僚総理にかわりまして、庶民総裁として、しかも身近な総理であるという、そういう立場から、国民はほのかに期待を持っておると思います。しかしながら、いま総理が一番最初打ち出した問題は日本列島改造論なるものであり、これに対しまして、国民は何かやってくれるんだろうと、こういう期待があるわけでありますけれども、これを分析する……
○向井長年君 長官にお聞きしますが、金大中事件は、国民からして見るならば、これは全く非常に疑惑の多い問題であって、大多数の諸君は、わが国の主権の侵害である、こういう立場をとってこの問題をとらえておると思います。政府は侵害であるとはまだ言っておりませんけれども、そういうような情勢の中で、一昨日報道された中に、現職自衛隊員がこれに関連しておった、こういうことが報道された。これに対して、昨日の本会議で、田中総理なり、あるいは防衛庁長官、あるいは国家公安委員長、それぞれの立場から解明がなされまして、事実、その解明についてはわれわれもわからぬことはありません。しかしながら、国民はあの報道を見たときに非常……
○向井長年君 私はただいま議題になっておる四法案、これについて個々の質問はいたしません。それよりも農政全般にわたって総括的に政府にお聞きしたいと思います。 少なくとも大臣は、先般どっかで、国民のすべての食生活は農林省の所管である、こういうことを言われましたね。もっともそうだと私たちは思っておりますが、したがって、今国会の重要法案である国鉄運賃にいたしましても、食糧全般の輸送という問題がかかっておりましょうし、あるいは国民の不安の中にある食品公害、これもすべて農林省との関係が非常に深いわけなんです。あわせて土地問題から住宅、木材を合わせまして、あるいは環境全体、緑地、こういう形で大きな関連を持……
○向井長年君 関連。 総理、この永末質問の要点をどう解釈されておるか知りませんが、永末君は、核を持たない理由をまず明確にせよ、こういう質問をしておるんですよ。それに対して総理は、まあ速記録を読みますと、自由民主党からずっと出てきておりますが、三原則は確実に堅持いたします、非核三原則は堅持いたします、しかし、私の考え方は、核というものはこれは攻撃的な兵器でございますと、こう断言されておるんですよ。よろしいですか。こう断言されて、その上で、攻撃的兵器であるということは、これはこの兵器を持つことは憲法に背反するということを云々と言っておるんですよ。これは明確に言っておるじゃありませんか。したがって……
○向井長年君 関連。 厚生大臣あるいは総理、ちょっとお聞きしたいんですがね。四十八年度の一般会計予算が十四兆二千八百四十億円、前年から比較すると二四・六%増なんです。そこで社会保障費がこれが二兆一千百四十五億円、前年度から比較すると二八・八%の増。そうなりますと、自然増収から引きますと四・二%しか社会保障関係がふえていないんです。こういうことであって、それで、本年度は福祉予算だということが言えますか。公共事業におきましてもやっぱり四・何ぼふえている、こういう比率が前年から比較したら出ておるんですよ。したがって、それは、額としてはずっとふえておりますけれども、自然増収から見た場合は四・二しかな……
○向井長年君 関連。 関連でございますので簡単に申し上げますが、国鉄総裁、先ほどルールを守らない組合である、そういう組合があるのだと、これは動労をさしておるのでしょう、おそらくね。あそこにはたくさん組合があるようですが、動労をさしていると、私はそう理解するのですが、ルールを守らない組合ということは、これは健全な組合ではないということですね。健全な組合ではない。それは言うならば国鉄という企業の中で労使問題を解決するところの組合ではないと、こうあなたは考えられますか。したがって、もっとことばをかえて言うならば、何らか目的を別に持った組合のような感じがするわけです。たとえば革命という問題、そういう……
○向井長年君 ちょっとそれに関連して。 その答弁の前に、関連して申し上げますが、おそらく通産当局は電調審の決定を促進する意味で努力されておると思います。しかし、これは通産だけではできないんですよ。きょうは農林大臣が来ておりませんが、やはり農林省に関係あり、自治省に関係あり、あるいは各省にまたがるもろもろの地域の問題があるはずですよ。したがって、いま中村委員が言われたように、いま電力が不足した場合どうなるか。いま現に不足の状況が出てきておる。電調審の決定が進まない。先ほど言われた公害の問題から地域立地問題で進まない。こういう状況の中で、政府自体各省がその危機感を持ってそれに当たっておるのかどう……
○向井長年君 きょうから東京においてエカフェ総会が開かれますが、今回の総会は、中国が初めて参加しておるということ、それから、ベトナム、ラオスの停戦後の総会であります。私は、まず、こういう中で、この総会に臨む政府の態度を、外務大臣から聞きたいんです。
【次の発言】 まず、農業開発問題、それに重点を置いてやりたいということでございますが、資本及び技術の協力、このほかに、民間の資本導入、こういう問題について、政府はどういう展望を持っておられますか。
【次の発言】 民間はどうなんですか、民間の資本。
【次の発言】 そこで、中国代表が特に協調の実をあげたいと、こういうことを言っておられるようでございます……
○向井長年君 まず、私は総理に質問をいたします。それは総理の政治姿勢についてまずお伺いいたしたいと思います。
少なくとも、総理は庶民宰相として国民は淡い期待を持って迎えられたと思います。しかし、政権を担当してちょうど一年半になります。今日、国民は全く期待が裏切られたと、こういう感じが非常に強いかと思います。たとえば総理の一枚看板である日本列島改造論、これは今日、インフレと物価の高騰、物の不足、これを現在かもし出しておる。これに対して総理は責任を痛感されておりますか、あるいは反省をされておりますか。
【次の発言】 今後国民生活に生かすために努力されることはわかります。しかしながら、今日のこの状……
○向井長年君 関連。 いま総理は、国民は理解しておると、こう言われましたが、私はこれは非常に疑惑を持っておると思います。ということは、今回の春闘共闘のゼネストは、賃金だけではなく、スト権奪還、これを加えておりますね。したがって、民間を別といたしましても、公労協並びに公務員も含めてのストライキを敢行しようと、こういうことでしょう。これに対して、政府は、ただ自粛の要望を今日までしてきただけであって、どこまでの努力を今日までしたかと、これは国民は疑惑を持っておりますよ。したがって、この点は、いま言われたように、必ずしも国民は納得しておるという問題ではないと思う。 それから第二点は、特に国民の疑惑……
○向井長年君 山中総務長官、そして通産大臣並びに大蔵大臣――いま、おられないんですが、その関係もあると思うんですが、私は沖繩の電力の今後のあり方について質問をいたしたいと思います。 特に、この国会に出されました中で、いま沖繩の電力問題は御承知のごとく、アメリカが持っておる公社、これが発送電を担当して、配電は別の会社に、私企業になっておるわけでありますが、この点についていま、現状を今後どうするんだ、こういう問題について、ひとつまずお聞きいたしたいと思います。と申しますのは、公社の場合は特殊法人の沖繩電力をつくるということ、これはわかりました。ところが配電は、いまそれぞれ小っぽけな配電が五社ある……
○向井長年君 長官、大体、二階堂原子力長官から次々と大臣や長官がかわられております。あの当時に設立されました動燃事業団、これはもう大体五年近くなりますね。この間、この動燃事業団の高速増殖炉等の国産炉に対する取り組みの状態は現在どうなっているのか。それからなお、これは十年間で政府は二千億の金を出すと、こういう形をきめておりますね。これが現状どれくらい出されて、見通しはどうなっておるのか、まずこれをお聞きしたい。
【次の発言】 じゃ時間がないから簡単に答弁してください。
【次の発言】 大体動燃事業団の使命は、もちろん国産炉の開発という問題が中心であろうと思いますが、これに加えて濃縮技術、それから先……
○向井長年君 まず、農林省にお伺いいたしますが、きょうの新聞で拝見いたしましたが、丸紅が、米の買い占め数千トン、食管法違反の容疑、こういうことが出ております。この実態について調査されましたか、食糧庁。
【次の発言】 実はこの買いだめ、売り惜しみ、こういう問題が世間でやかましくいわれましたときに、大体二月の末だったと思いますが、わが党は調査団を派遣をいたしまして、大手商社、丸紅なり、日商岩井、あるいは三井物産、あるいは伊藤忠、こういうところを、実態を聴取しに参ったんですよ。もちろん丸紅にも参りました。私自身も参りました。そういう中で、もちろん穀物をはじめ、木材なり、あるいは糸、その他問題について……
※このページのデータは国会会議録検索システム、参議院ウェブサイトで公開されている情報を元に作成しています。