このページでは向井長年参議院議員の10期(1974/07/07〜)における国会発言(質問、答弁等)をまとめています。国会活動の統計や役職、質問主意書の数や内容は10期国会活動統計で確認できます。
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、総理並びに三大臣の所信演説に対して、国民の生の声を取り上げ質問をいたします。 三木総理、国民は五十年のこの新年をすがすがしい気持ちで迎えられたと思いますか。何となくどんよりとした陰うつな重苦しい正月を迎えたのではなかったかと思います。新年おめでとうのあいさつは、例年になく明るさが見られませんでした。続いて出る言葉は、苦しい年末でした、ことしはどうなるのでしょう、という私たちに対する問いかけであります。家庭の主婦の皆さんは、物価は何とかなりませんか、毎日の生活が大変です、と言われます。中小企業、零細企業の皆さんは、もうどうにもなりません、全くお手上……
○向井長年君 ただいま議題となりました公明党の二宮文造君外四名発議の参議院議長河野謙三君の不信任案に対し、民社党を代表いたしまして反対の討論を行います。(拍手) 先ほどから提案の趣旨説明、あるいは公明党、共産党の賛成討論及び質問を伺っておりますと、公明党と共産党の理由説明の内容は若干な違いがあると私は判断いたします。たとえば公明党は、審議途中において議長が過剰介入をしたとの理由であると言われております。これは公明党の皆さんの大きな誤解ではありませんか。公選特別委員会の定数是正問題については、野党と与党の主張が相対立し、平行線で、これ以上続けても結論が出ないから各党間の折衝にゆだねるべきである……
○向井長年君 私は、民社党を代表いたしまして、総理の施政方針並びに外務、財政、経済、それぞれ大臣の所信に対する質問をいたします。 政府に質問に入ります前に、国民の前に明確にしなければならぬと思いますから、若干時間をいただいて、先ほど共産党の沓脱議員からの発言、昨日のわが党の春日委員長の政府に対する質問、これに対して明確にいたしたいと思います。 これは、共産党の諸君がなぜこれを取り上げて感情的に指摘されるか、私は不思議でならぬのであります。(拍手)少なくともかかる問題に対しましては、いま週刊雑誌なり、あるいは「文春」において世論の中に出され、それに対して共産党の皆さん方は「赤旗」を通じて反駁……
○向井長年君 本院議員大森久司君は、去る八月十三日、急性肺炎のため、東京慈恵医大附属病院において急逝されました。まことに痛惜の念にたえないところであります。ここに、私は、諸君の御同意を得て、議員一同を代表して、正四位勲二等故大森久司君の霊に謹んで追悼の言葉をささげたいと存じます。 大森久司君は、明治三十四年八月、奈良県桜井市初瀬町の旧家に生まれ、長じて県立畝傍中学校を卒業、関西学院に学ばれ、つとに志を立てて、昭和五年、弱冠二十八歳で奈良市に大徳電気商会を設立、近畿一円の電気工事会社統合に際し、君はその一翼を担って近畿電気工事株式会社の設立に努力され、取締役に就任されました。会社は創業早々にし……
○向井長年君 関連。 ただいまの木島質問の政治姿勢に対しまして、二、三点質問いたしたいと思います。 これは、言うまでもなく、今日の国民が大きく政治に対する不信感を持っている、これを回復しなければならぬということを三木総理は当初から言われております。当然のことだと思います。しかしながら、これはもちろん金脈問題もあり、あるいはまた国際的なインフレ問題もないとは言えぬと思います。しかし、過去の自民党内閣の政策の誤謬というものは見のがせない事実だと思います。これに対して、言うならば、三木総理自体も当時の閣僚の一人であり、あるいはまた自民党の大幹部であったと思います。そこにおられる各大臣は、永井文相……
○向井長年君 時間がだいぶ経過いたしておりますが、私は端的に質問いたしますから、端的に答えていただきたいと思います。 大臣初め皆さん方お疲れと思いますけれども、しばらくしんぼうしてください。 実は、この毎通常国会なり、あるいはまた大臣、新大臣就任、こういうときには、常にりっぱなこういう所信表明が出されております。非常に、一読いたしますならば、われわれはこれに対して難点があるというわけではありません。すべて賛同すべきことが書かれております。しかし、これは、一つの意欲を持ってやるという、意欲精神的なそれであって、事実上これがやれ得るかと言えば、先ほども質問がそちらでありましたように、やはり予算……
○向井長年君 農林大臣にまずお聞きいたしますが、大臣は守りの農政から攻める農政へと言っておられるのですが、その根本は、一億国民に安定した価格で食糧は国の責任において確保する、こういうことだと思います。これは、もちろん、生産者並びに消費者あわせての問題だと思うのですが、この点について、農業基本法の中にはこれは見当たらないですね、こういう精神が。これはどういうように考えておられるのか、ちょっとお聞きしたい。
【次の発言】 当然そういう答弁だと思いますが、そうなれば、まずやはり政府は一刻も早く食糧基本法なるものを制定して、そうして国民に明確にしなければならぬのではないか、こういう感しがいたしますが、……
○向井長年君 私は、討論の前に委員長に質問いたします。 きょう、初頭に発言順序を委員会で諮られたときには、大臣全員おられる中で諮られておりながら、いま大臣を全部休憩で出して、そしてこの討論をやるということはどういうことであるか、私は質問いたしたい、まず第一に。後で答弁いただきます。 そこで、私は民社党を代表いたしまして、ただいまの委員長の提案に反対をいたします。公明党の矢追委員の意見に賛成するものであります。その理由を簡単に申し上げます。 本院予算委員会においては、過去、昭和三十九年までは、総括第一陣は完全な一巡方式をとってまいりました。しかるに、昭和四十年に何を思ったか、社会党が突如と……
○向井長年君 関連。 いま総理から特に社会保障を重点として政府は力を入れた、こう言われております。いま和田委員が質問いたしておりますように、社会保障費、昭和四十九年度は三六・七%、五十年度は三五・八%、こういう形で率が伸びておると思います。ところが、政府の当初物価の見込みが、四十九年度には九・六%、それから五十年度には一一・八%、こういうことを見込んでおられたと思うのですよ。そうなってまいりますならば、四十九年度は二七・一%である。それから五十年度は二四・〇%である、こういう数字が出てくるのです、その率で言いますと。額ではふえておりますよ、物価は上がっておりますから。ところが、率から言うなら……
○向井長年君 関連。 先ほどから栗林君が質問いたしておりますように、この格差がこれだけ大きく生じたという原因は、副総理もお話しになりましたようにインフレの傾向であるということだと思います。しからばインフレはなぜ起きたかということで、やはり政府も大きな責任を痛感しなければならぬと思います。そうなってまいりまして、いま指摘されておりますように、低所得階層が一番その打撃が大きいということであります。その中でも、衣食住の中で住宅問題がいま取り上げられておりますけれども、これに対しましてもまだまだ不十分であり、今後その意欲を持っておるということでありますけれども、たとえば公営住宅あるいは公団住宅、こう……
○向井長年君 関連。 国家公安委員長にお尋ねしますが、最近、何と言いますか、一部の暴力団がわいせつなる図画を写真に撮って、そして適宜販売していることがあるわけです。その内容を見たときに、ここに出ておるようなこういう状態が写真に撮られて高く売っておるんですね。そういうものはやはりこの刑法に触れるのか触れないのか。それが触れるとするならば、当然こういう写真が配布されておるという問題については刑法に触れるという感じを私たちするんですよ、常識的に考えて。この点どうですか。そういう写真図画を販売しておる、それに対しては警察は、やはり違反であるということからこれに対する捜査をしておると思います。そうなれ……
○向井長年君 関連して。 国鉄総裁なり政府側に質問いたしますけれども、政府が、こういう違法ストをやって国民に迷惑かけることは何とか良識をもって行動を期待すると、この要望は私はわかります。しかしながら、ストの処分問題とはおのずから別だと思います。昨年度のいわゆる春闘に対する処分についてはこれは別に考えなけりゃならぬ問題でしょう。それを今回の二十七日のストに対してこの処分問題を取り上げて延期するとか留保するとかいうことは、少なくとも取引をしたというように考えられますが、そうではありませんか。私は、少なくとも今日までの違法をやったやつに対しては、これは厳然たる態度で臨むべきである。政府が、国民に迷……
○向井長年君 私は、三木総理の政治姿勢につきまして質問をいたしたいと思います。 その前提といたしまして、今回の公労協の春闘をめぐる問題につきまして、関係大臣並びに三公社の総裁にまず質問をいたします。そこで、誤解があってはいけませんので一言申し上げておきますが、私たちは違反者に対して処分を強要しておるのではありません。ただ、現在わが国に悪法もございますけれども、幾ら私たちから考えて悪法であっても現在守らなければならぬという前提に立ってこの質問をいたしたいと思います。 そこでまず第一に、三公社五現業の総裁にお聞きいたします。 こういう例年のごとく春闘がございますが、これに対して毎年の処分はい……
○向井長年君 きょうは十時からで、まだあとも質問者があるようですが、大臣大分疲れておるようですし、したがって、私はごく簡単に二、三の質問をいたしたいと思うんです。 最初、余剰米の問題、政府買い入れの問題について各党から質問が出ておりますし、それに対して明確な答弁がないということでございますから、この問題については今後の問題に譲りたいと思います。ただ、大臣が農民に迷惑をかけないように最終結論を出したいということでございますが、この問題はもう現に、これから農民が迷惑するような状態が生まれてくるのではないか、このままいけば。たとえばやみ米が正規ルートじゃなくて出てくるという状態、業者が買い付けると……
○向井長年君 短時間でございますので、文部大臣に端的に答弁を願いたいと思いますが、私は不勉強でよくわからない。いま、なぜこの主任制度の問題について、言うならば、一方ではその職に携わっている先生方、日教組の皆さんが違法ストまでかけて闘うんだという体制を持っておられる。非常に重大な決意のもとに反対されておると思うんですよね。また、文部当局は、どうやら何が何でもこれを制度化するんだという方向がとられておると思う。まことにこれは、私は解釈に苦しむわけです。なぜそういう状態であるのか。いいものであればつくっていいではないか、いけなければこれはやめるべきである、そういう立場に私は立っておるわけであります。……
○向井長年君 関連。 午前中に栗林議員から、財政問題、経済問題の中で雇用問題について取り上げて質問をいたしました。そういう中で、特に政府が狂乱物価を抑えるためになりふり構わずにあらゆる措置をとってきたと思うんです。これは総理、認めなけりゃならぬと思いますよ。幾らどう言おうと、こういう不況の状態があらわれるということもこれは予想したかもしらぬけれども、あるいはまた失業者の増大、倒産、破産、こういう問題が出てくることはこれはもう当然経済の仕組みになっておるのだから、これは認めなけりゃならぬと思います。そういう中で、特に雇用問題について午前中、栗林君からいろいろと政府に愚見をただしましたけれども、……
○向井長年君 私は、全く短時間しかございませんので、二、三点、特に条約の第五条、核爆発の平和利用について若干お聞きしたいと思います。 核防条約では、核爆発装置についてそれが平和利用のものであっても禁止し、そのかわりに、核保有国が核爆発の平和利用については非核国に利益を供与する、こういうことになっていますね。 そこで、一九六八年の国際会議で、わが国の鶴岡代表が、核爆発装置のうち、核エネルギーを制御されない形で放出するように設計されていない高速炉、あるいは臨界実験装置、原子炉暴走実験装置、核融合発電炉等はその条約の禁止の対象にはならないんだということを言われておりますが、これは政府の公式見解で……
○向井長年君 大臣に質問いたしますが、きのう、きょう二日間にわたって各党、各議員がそれぞれ農政問題について質問されました。私の質問もこれに重複する点もあるかと思います。そういう中で特に私は、いま大臣にまず聞きたいことは、わが国の一番重要な政治課題は何であるか、これまず聞きたいんです。
【次の発言】 大臣としては当然だと思うんですよ。しかし、政治家としては、いま最も大きな問題は食糧の確保、いま言われたとおり。あわせてエネルギー問題、そして私たち教育問題、こう三つが私は、これからの大きな政治課題だと、こう考えるわけです。そういう中でも、いま大臣が言われましたように、この食糧問題については、これはそ……
○向井長年君 関連。
【次の発言】 答弁の前に関連があるんです。
【次の発言】 ただいまわが党の藤井君が質問いたしましたが、先日、共産党の上田議員の質問の中での三木総理並びに法制局長官の答弁は国民に疑惑を招くおそれが私はあると思います。言うならば、この問題につきまして、特に上田議員が旧憲法並びに戦前の治安維持法、そして現憲法等を提起いたしまして政府の答弁を求めたと思います。こういう中で、特に共産党の上田君が、わが党の春日委員長なり塚本書記長の名を挙げての質問になっておりますが、あたかもわが民社党の委員長なり書記長が、法制局長官の答弁にあったように、裁判の内容、判決、これに対して何らか介入してい……
○向井長年君 関連。 三木さん、そんな無責任なおざなりの答弁、だめですよ。昨年の六月の公選法改正、政治資金改正、このときに参議院においてどういうことがあったか、あなた御存じですか。ことしのこの国会の冒頭に、しかも三木総理の所信表明に対して野党各党が、社会党、公明党、共産党、わが党、四党がそろって地方区定数是正問題を取り上げた。そのときの答弁といまの答弁、ほとんど変わらない。そのとき私は特に当時の問題を指摘いたしまして、総理の前にこの文書を渡したはずです。見られましたね。いま参議院において公選法特別委員会でこの問題を二、三日前から審議をしておるんです。その中であなたが率いる自民党がこれに対して……
○向井長年君 外務大臣、短時間でございますからもうしばらくごしんぼうお願いします。 言うまでもなく、政治の根幹というのは内政、外交、防衛と、まあこうなっておると思います。内政の場合においては経済、財政という問題が中心であろうと思いますが、そういうことで考えてみたときに、今回の第二次三木内閣改造、これに対しまして、御承知のごとく経済を担当しておるというか福田副総理、あるいは財政担当と申しますか大蔵大臣、それから防衛の坂田長官、これ三人皆留任しとるんです。ところが外務大臣だけがこういう非常に多端な折に更迭され、また小坂外務大臣が就任された。われわれは小坂外務大臣就任歓迎しておりますよ。先ほどもご……
○向井長年君 労働大臣就任早々質問いたします。時間が余りないようでございますから簡潔にひとつお答えいただきたいと思いますが、労働大臣、労働省の使命は簡単に言えばこれは何ですか。政策はいいですよ、簡単に労働省の使命というものはどういうものであるか。
【次の発言】 戦前は労働省というのはなかったんですよ。戦前は労働者というよりも経営陣の方に力があって、労働者は非常に低く見られておったわけですね。発言権もなかった。こういうことだったと思うんですよ。そこで、労働省の使命というものは私は労働者の社会的地位を高める、いまも婦人の問題ありましたけれども、そういう立場とやはり労働者の優遇の立場から行政が行われ……
○向井長年君 ぼくは委員長にまず苦言を呈しておきます。大体きょうは厚生であって、大臣初め各関係者に質問をしておりますが、各党の割り当てをやって時間いっぱい使われて、一番最後のところにしわ寄せをされると、何か決算委員会に大臣が行かなきゃならぬということのようですが、これはそういうことわかっているんだから、当初から割り当てなりいろんなことは考えていてもらいたいということを要望しておきます。 きょうはそういうことのようでございますから私は協力いたしまして、いろいろな質問もございますが省略いたしたいと思います。特に私は年金問題についていたす予定でおりましたけれども、そういうことでございますから、時間……
○向井長年君 関連。 私はただいまの質問の関連といたしまして、特に日ソ友好の立場から総理並びに防衛庁長官にお聞きいたしたいんですが、昨日もこの領空侵犯に対する問題が質疑されました。これに対しまして政府は、まあ言うならばこういう統一見解を出して明確に答弁されたのでございますが、私は法制局長官なり、あるいは防衛庁の答弁、全く言うならば国民に対して明確に答えてないと思う。ということは、これはもう国際法的に、いわゆる各国が認めている問題は、言うまでもなく、国家はその領土・領水上の区域に対し完全かつ排他的主権を持つ。この主権を制限する一般慣習法はまだ成立していないから、国家は外国航空機の自国領空への飛……
○向井長年君 私は、いま小巻さんの質問を聞いておりまして、若干長官にお尋ねしたいと思います。 いま学術会議の会員であり、しかも原子力研究所の所員であると、公務員ですね、一般公務員ですね。こういう人たちの今後の問題、それと同時に、委員長、私も約二十年ほど国会におりますが、一般公務員を参考人に呼ぶということはありません。少なくとも、政府委員はもちろんおりますけれども、それの所属責任者、管理者、これは呼んでおりますが、一般公務員からあらゆる参考人意見聴取ということはないんであります。先般の予算委員会でも共産党から、いま言った中島先生を参考人にということで要望がございました。いろいろ研究いたしました……
○向井長年君 私は、大臣が衆議院のようでございますから、政務次官並びに提案者に確認を含めた質問をいたしたいと思います。 いま中西議員の質問を聞いておりますと、委員会で質問は自由でございますから、これは結構でありましょう。しかし、いま提案をしておる定数是正の問題とあわせて、制度問題、参議院の制度問題、あるいはまた機能、参議院の機能、こういう問題を含めての質問であると思います。これは、質問は自由でございますから結構でございますけれども、履き違ったらいかぬのであります。制度というものは、これは言うまでもなく大きな問題でございますから、今後十分検討しなければならぬ問題であります。たとえば、自民党さん……
○向井長年君 まず通産大臣にお伺いしますが、今国会におきましても、もろもろの多くの法案が制定されておりますし、なおまた、今回この法案は各党一致の法案であり、幾らいい法案ができましてもあるいはまたそれが制定されましても、少なくともこの法の運用、解釈あるいは行政、こういうものが非常に重要になってくるわけなんです。そう考えますならばこの法律の制定された精神、言うならば立法趣旨と申しますか、これが那辺にあるかということを十分明確にしなきゃならぬと思う。こういう考え方から、私はこの分野法に対する基本的な問題として、まず二点ほど通産大臣にお伺いしたいと思います、いま私が申し上げたことはおそらく是認されるこ……
○向井長年君 質問時間一時間もらっておりますが、簡単に要点だけを質問いたしたいと思います。 この独禁法改正問題は、当時のインフレ、異常なインフレを背景にして昭和四十九年から論議され、昭和五十年に政府が提案されたものでございます。その後経済情勢は非常に変化をしております。いまでは景気回復が大きな課題になっておりますけれども、そこで総務長官に伺いたいことは、独禁法改正の必要性はこのような経済情勢の変化は関係なく、現在の独禁法行政の不備な点を改めるということが、これが普遍的なものであるかどうか、普遍的に解釈されておるのかどうか、こういう点について背景をまずお聞きしたいのです。
○向井長年君 酒井参考人に一点お聞きしますが、いまもお話ありましたが、先ほど労働者の意思を無視して本案を通されることは非常に不満であるという意見を述べられ、非常に生活上不安を感じる、こう言っておられます。なお、組合の立場あるいは心情を含めて先ほど意見陳述があったこと、これは私たちよくわかります組合的な立場から考えておられることは。 ところが、あなたたちは、陳述にありましたように、生産性にも取り組む、あるいはまた社会的責任も痛感し、そして労働者の言うならば労働条件の改善、維持、こういう形で今日まで進んでこられた。この点は私たちも同感でございますが、しからば、この本法に対して、最低限これだけはや……
○向井長年君 私に与えられた時間が非常に短時間でございますから、次官もあるいはまた長官も簡明に答弁を願いたいと思います。 そこで、私は松くい虫法案に対する質疑の前に林野行政についてお伺いしたいと思います。 まず第一に、林野行政はただ国有林だけではないと思います。民有林が少なくとも三分の二程度あるわけでありますから、この目的は水資源、あるいは緑化、あるいは治山治水、そして木材生産ということで、大きく国土保全も含めましての大きな使命を持っておる。そういうことであるにもかかわらず、今日までの林野行政はただ国有林に偏った形で全般的な総合林政というものに目を開いていないのではないか、こういう感じがい……
○向井長年君 文部省、来てますか。 主として文部省にお聞きいたしますが、わが国の食糧自給率を拡大しなきゃならぬ、これは農林省の一つの方向でもございますし、こういう中で農業後継者の育成確保というものが大変な問題だと思います。こういうことから新規学卒者の就農状況ですね、昭和三十五年には十二万人、そして四十年には六万人、四十五年は三万人、五十年は一万人、これはもう激減しておるんですね、現在。もちろん、これは特に高度成長の中から若年層が、労働力がどんどんと流出したという傾向もあると思いますけれども、私はこれはやっぱり一つには農業に対する魅力という問題、それとやはり農業情操教育というか、こういう問題の……
○向井長年君 私は、まず総理に、総理の施政方針についてお伺いいたします。 総理は、先般の施政方針演説の中で、変化の時代だ、あるいは資源有限時代だ、経済の年だ、まあ言うならば、ことさらのごとく強調されております。総理は、歴代自民党内閣の重要な地位におられた方であります。しかも、三木内閣の時代においては、副総理の立場で経済を主に担当されておった。こういうことであって、今日の不況、財源難、その他内政面、もちろんこれは国際的な要因のあることはわれわれ存じておりますが、こういう中で反省と責任をどう痛感されておるか、この点についてまずお伺いいたします。
○向井長年君 関連。
【次の発言】 いま総理から答弁がございましたが、私は、特に外交問題の基本について総理に意見をただしたいと思いますが、内政問題については、それぞれ各国民の考え方あるいはまた各政党の政策、主張というものがあると思います。しかしながら、事外交については少なくとも国益、いま総理が、言われた国益あるいはまた国民の利益と申しますか、こういう中から外交問題は対処しなきゃならぬ、これは私基本だと思うのです。これは家庭においても家庭の内部でいざこざがある。しかしそれは外へ出したくない。外に出すのは、やっぱり一個の一つの考え方としてすべておつき合いしておると思います。同じことだと思うのですよ……
○向井長年君 いま参加問題で質問がされておりますが、私は、産業政策という立場から一言だけ質問いたします。 通産大臣、電気事業法の八十七条、八十八条を御存じですか。――わからぬでしょう。わからぬでいいんですよ。これは恐らく突然のことだからわからぬのがあたりまえです。これは電気事業の施策を進めるために審議会を設けるということです。御承知でしょう。したがって、委員二十名より成る学識経験者等を含めた審議会、これは任期は二年です。ところが、これは私たちが七、八年前に改正してつくったんですが、これが発足して十分な機能を果たしていない、あるいはまた委員の補充もしていない、いまだにそのままになっていると思い……
○向井長年君 私は時間が短時間のようでございますから、要点を率直に質問いたしますのでお答えいただきたいと思います。
まず建設大臣にお伺いいたしますが、この法律案は特にかつての前総理の田中総理の列島改造論の一環としてこういう問題が法案として今日出てきておるのではないかと、その前に橋本氏の一つの構想があったと思いますが、必ずしも私は列島改造論すべてがいかぬとは言っておりませんが、その一環のこの宅開公団という形で今日提出されているのじゃないかと、こう思いますが、この点いかがです。
【次の発言】 この法律案の趣旨は、一つには投機と乱開発の排除、こういうことをうたわれておりますね。そして第二番目には、……
○向井長年君 矢島先生、御苦労さんでございます。 ただいま二点を中心にして概略をお聞きいたしました。なるほど短期、それから中期から長期にかけてエネルギー問題は取り組まなけりゃならぬということを私たちも痛感いたしております。しかしながら、今日までの現況を見ておりますと、言うならば国家的エネルギー対策というものが非常に欠乏しておるんではないか。言うならば資本主義社会において企業依存という問題が余りにも今日まで表に出過ぎたんではないか、こういう感じをいたしております。特にいまもお話がありましたように、エネルギーと言えば何であるか。まず第一に、基礎エネルギーというものは石油であり、あるいはまたただい……
○向井長年君 大臣にお聞きしますが、私は地方税の基本についてお伺いしたいんです。 この間の予算委員会で私が質問いたしましたときに、地方自治体から正規の手続が出ておるから、手続はそろっておるから認可したと、こういうことを言われた。税金で手続だけでいいのかね。もっと大きく、やはり地方財源をいかなる目的で取るか、あるいはこれがどう今後使われるか、それが他府県に対してもどう影響があるか。もろもろの問題を考えてその問題を自治省でそしゃくをしなければならぬと、こう思うんです。 たとえば、核燃料消費税の問題なんです。この問題について、突如として福井県が出してきた。これに対して、自治省はそのまま認可した。……
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